JP6639191B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリあるいは複合機など、電子写真技術を用いた画像形成装置に関する。特に、各色のトナー像を重ねあわせて形成した複数色のトナー像を一括転写可能な画像形成装置に関する。
近年では、無端状のベルト部材を用いて画像形成を行う種々の画像形成装置が実用化されている。その一例として、中間転写ベルトを用いて画像形成を行う中間転写方式の画像形成装置や、記録材搬送ベルトを用いて画像形成を行う記録材搬送方式の画像形成装置などがある。中間転写方式の画像形成装置の場合、各色のトナー像を中間転写ベルトの表面に重ねあわせて転写することで複数色(フルカラー)のトナー像を形成し、該形成した複数色のトナー像を中間転写ベルトから記録材に一括転写する。中間転写ベルトと感光ドラムは、互いの表面速度が等しくなるように又はわずかな周速差を生じさせて互いに回転できるように、それぞれ制御可能である。
中間転写ベルトは複数のローラに張架され、その中の駆動ローラによって回転駆動される。駆動ローラの外周には滑り止めのゴムが設けられ、そのゴムは温度が高くなると膨張する。その場合、駆動ローラの外径が大きくなる。そうすると、中間転写ベルトの回転が速くなって、中間転写ベルトと感光ドラムの表面速度は上述した関係が維持されなくなるので、感光ドラムから中間転写ベルトに各色のトナー像を転写する際に色ずれが発生し得る。そこで、画像形成時以外に、装置本体内の温度に基づいて感光ドラム又は中間ベルトの回転速度を変え、中間転写ベルトと感光ドラムとの周速差を補正し色ずれの発生を抑制する制御を実行する画像形成装置が提案されている(特許文献1)。
また、画像形成装置には、各色の分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザー光を回転ミラーで走査し、帯電済みの感光ドラム表面を露光して画像の静電潜像を書き込む走査式光学部が設けられている。走査式光学部では、装置本体内の温度が上昇するとレンズや回転ミラー等に微小な歪みが生じて、感光ドラム表面上の正しい位置を露光することが難しくなる。そこで、画像形成時に、予め記憶しておいた各色の位置ずれ量に基づいて露光開始タイミングを補正し、走査式光学部に感光ドラム表面上の正しい位置を照射させる露光制御が行われている(レジ補正などと呼ぶ)。なお、本明細書において、画像形成時とは、画像形成装置に備えられたスキャナやパーソナルコンピュータなどの外部端末から入力された画像情報に基づいて、感光ドラムにトナー像を形成しているときである。一方、画像形成時以外とは、これ以外のときであり、例えば、画像形成ジョブ中の紙間や、画像形成ジョブが実行されていないときである。
特開2006−53448号公報
しかし、従来はレジ補正と色ずれの発生を抑制する制御(以下、色ずれ抑制制御と記す)をそれぞれ独立した条件で実行を開始し、さらに色ずれ抑制制御の後は必ずレジ補正を行っていたことから、装置のダウンタイムが増えていた。上述した色ずれ抑制制御により感光ドラム又は中間転写ベルトの回転速度が変えられると、各色の中間転写ベルト上の画像位置が副走査方向つまり中間転写ベルトの回転方向に変化するため、色ずれが発生してしまう。レジ補正には予め記憶された各色の位置ずれ量が用いられるため、色ずれ抑制制御が行われた場合には、記憶された各色の位置ずれ量を変更する必要がある。そこで、レジ補正用パターン画像を中間転写ベルトに形成し、このレジ補正用パターン画像に基づき各色の位置ずれ量を検出し記憶する制御(所謂オートレジ)が、色ずれ抑制制御の実行に伴って必ず行われていた。
一方、最近ではコスト減や小型化の要望が強く、その実現のために駆動ローラや中間転写ベルトなども例外なく小型化されている。駆動ローラを小径化した場合には温度の影響をより正しく反映させる必要があり、それ故に従来では色ずれ抑制制御の頻度が増えている。上述したように、色ずれ抑制制御が実行されると、その場合には必ずオートレジが引き続き行われていたことから、色ずれ抑制制御の頻度が増えると画像形成装置のダウンタイムが増え、その結果、装置の効率的な運用が難しくなる。しかし、だからといって、単に色ずれ抑制制御を間引いてしまっては、画像形成時に色ずれが生じ易くなり得る。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、装置のダウンタイムを増やすことなしに各色のトナー像の色ずれの発生を抑制でき、もって装置の効率的な運用が可能な画像形成装置の提供を目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体に形成された静電潜像をトナーで現像する現像手段と、複数の支持回転体に張架されて前記像担持体に当接し、前記像担持体からトナー像を転写可能なベルト部材と、前記像担持体を回転駆動する第一駆動手段と、前記ベルト部材を回転駆動する第二駆動手段と、度を検知する温度検知手段と、前記ベルト部材に転写されたトナー像を検知するトナー検知手段と、レジ補正用のパターン画像を形成し、前記トナー検知手段による前記パターン画像の検知結果に基づいて前記露光手段による前記像担持体に対する露光開始タイミングを変更する第1モードと、前記温度検知手段により検知された温度に基づき、前記第一駆動手段と前記第二駆動手段の少なくとも一方の回転速度を変更する第2モードと、を実行可能な実行手段と、を備え、前記実行手段は、前記第1モードを実行する場合に、前記第1モードの実行に先立って前記第2モードを実行する第1の補正モードと、前記第1モードの実行に先立って前記第2モードを実行しない第2の補正モードと、を選択的に実行可能であり、前記実行手段は、前記温度検知手段の検知結果に基づいて、前記第1の補正モードを実行するか前記第2の補正モードを実行するかを決定する、ことを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、装置本体と、前記装置本体内に設けられた像担持体と、前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体に形成された静電潜像をトナーで現像する現像手段と、複数の支持回転体に張架されて前記像担持体に当接し、前記像担持体からトナー像を転写可能なベルト部材と、前記像担持体を回転駆動する第一駆動手段と、前記ベルト部材を回転駆動する第二駆動手段と、前記装置本体外の温度を検知する第一温度検知手段と、前記装置本体内の温度を検知する第二温度検知手段と、前記ベルト部材に転写されたトナー像を検知するトナー検知手段と、レジ補正用のパターン画像を形成し、前記トナー検知手段による前記パターン画像の検知結果に基づいて、前記露光手段による前記像担持体に対する露光開始タイミングを変更する第1モードと、前記第一温度検知手段及び前記第二温度検知手段により検知された温度に基づき、前記第一駆動手段と前記第二駆動手段の少なくとも一方の回転速度を変更する第2モードと、を実行可能な実行手段と、を備え、前記実行手段は、前記第一温度検知手段により検知された温度と、前回の第1モード時に前記第一温度検知手段により検知された温度との差分である第1差分が第1閾値を超えた場合、若しくは、前記第二温度検知手段により検知された温度と、前回の第1モード時に前記第二温度検知手段により検知された温度との差分である第2差分が第2閾値を超えた場合に前記第1モードを実行し、前記実行手段は、前記第1モードを実行する場合に、前記第1モードの実行に先立ち、前記第二温度検知手段により検知された温度と、前回の第1モード時に前記第二温度検知手段により検知された温度とに基づいて、前記第2モードを実行する、ことを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、装置本体と、前記装置本体内に設けられた像担持体と、前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体に形成された静電潜像をトナーで現像する現像手段と、複数の支持回転体に張架されて前記像担持体に当接し、前記像担持体からトナー像を転写可能なベルト部材と、前記像担持体を回転駆動する第一駆動手段と、前記ベルト部材を回転駆動する第二駆動手段と、前記装置本体外の温度を検知する第一温度検知手段と、前記装置本体内の温度を検知する第二温度検知手段と、前記ベルト部材に転写されたトナー像を検知するトナー検知手段と、レジ補正用のパターン画像を形成し、前記トナー検知手段による前記パターン画像の検知結果に基づいて前記露光手段による前記像担持体に対する露光開始タイミングを変更する第1モードと、前記第一温度検知手段及び前記第二温度検知手段により検知された温度に基づき、前記第一駆動手段と前記第二駆動手段の少なくとも一方の回転速度を変更する第2モードと、を実行可能な実行手段と、を備え、前記実行手段は、前記第一温度検知手段により検知された温度と、前回の第1モード時に前記第一温度検知手段により検知された温度との差分である第1差分第1閾値を超えた場合、若しくは、前記第二温度検知手段により検知された温度と、前回の第1モード時に前記第二温度検知手段により検知された温度との差分である第2差分が第2閾値を超えた場合に前記第1モードを実行し、前記実行手段は、前記第1モードを実行する場合に、前記第1モードの実行に先立ち、前記第一温度検知手段により検知された温度と前記第二温度検知手段により検知された温平均値に基づいて、前記第2モードを実行する、ことを特徴とする。
本発明によれば、装置のダウンタイムを増やすことなく、各色のトナー像の色ずれの発生を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図。 画像形成部の構成を示す概略図。 オートレジの制御系を示す制御ブロック図。 レジ補正用パターン画像を示す図。 第1実施形態のオートレジを説明するための画像形成処理を示すフローチャート。 第2実施形態のオートレジを説明するための画像形成処理を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。まず、画像形成装置について図1及び図2を用いて説明する。図1は、画像形成装置の構成を示す概略図である。図2は、画像形成部の構成を示す概略図である。図1に示す画像形成装置100は、装置本体内に4色の画像形成部81a、81b、81c、81dを中間転写ベルト87に対向させて配置した、中間転写タンデム方式のカラー画像形成装置である。
<画像形成装置>
まず、画像形成装置100の記録材の搬送プロセスについて概要を説明する。図1に示すように、記録材P(用紙、OHPシートなどのシート材など)は、装置本体に挿抜可能な用紙カセット92内に積載される形で収納され、給紙ローラ93により画像形成タイミングに合わせて給紙される。用紙カセット92からの給紙は、例えば摩擦分離方式などが用いられる。給紙ローラ93により送り出された記録材Pは、搬送パスをレジストローラ対94へと搬送される。そして、レジストローラ対94において記録材Pの斜行補正やタイミング補正が行われた後、記録材Pは二次転写部T2へと送られる。二次転写部T2は、対向する駆動ローラ88及び二次転写外ローラ90により形成される転写ニップ部であり、所定の加圧力と静電的負荷バイアスを与えることで記録材P上にトナー像を吸着させる。
次に、上述した二次転写部T2までの記録材Pの搬送プロセスに対して、同様のタイミングで二次転写部T2まで送られて来る画像の形成プロセスについて説明する。まず、画像形成部81a〜81dについて説明する。画像形成部81a〜81dは、現像部84a〜84d(図2参照)で用いるトナーの色がブラック、シアン、マゼンタ、イエローと異なる以外は、ほぼ同一に構成される。以下では、画像形成部81aについて説明し、他の画像形成部81b、81c、81dについては、説明中の符号末尾のaを、b、c、dに読み替えて説明されるものとする。
図2に示すように、画像形成部81aは、像担持体としての感光ドラム82aを中心にして、一次帯電器83a、露光手段としての走査式光学部50a、現像部84a、およびドラムクリーニング部86aが配置されている。感光ドラム82aは外周面に感光層が形成され、所定のプロセススピードで矢印R1方向に回転する。回転駆動される感光ドラム82aの表面は、一次帯電器83aにより予め表面を一様に帯電され、その後、画像情報の信号に基づいて駆動される走査式光学部50aによって静電潜像が形成される。走査式光学部50aは、各色の分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザー光を回転ミラーで走査して、帯電した感光ドラム82aの表面に画像の静電潜像を書き込む。
感光ドラム82aの表面に形成された静電潜像は、現像手段としての現像部84aによるトナー現像を経て可視像化される。即ち、現像部84aはトナーを感光ドラム82aに供給して、静電像をトナー像に現像する。現像部84aでは、例えば負帯電特性のトナー(非磁性)と正帯電特性のキャリアを含む二成分現像剤などが用いられる。その後、感光ドラム82aと中間転写ベルト87を挟んで対向配置される一次転写ローラ85a(図1参照)により所定の加圧力および静電的負荷バイアスが与えられ、感光ドラム82a上に形成されたトナー像は中間転写ベルト87上に一次転写される。ドラムクリーニング部86aは、一次転写後に感光ドラム82a上に残った一次転写残トナーを除去する。
図1に戻って、ベルト部材としての中間転写ベルト87は感光ドラム82aに当接して回転する無端ベルトであり、図中矢印R2方向に回転して感光ドラム82aのトナー像を転写可能である。中間転写ベルト87は樹脂材料を用いて無端状に形成されて、その内周側に支持回転体としての駆動ローラ88及びテンションローラ89が当接するようにして設けられている。中間転写ベルト87は、これら駆動ローラ88、テンションローラ89に張力一定に張架される。例えば、バネのような弾性部材(不図示)によって中間転写ベルト87を裏面から表面へと押す力がテンションローラ89に加えられ、中間転写ベルト87は所定の張力で張架される。中間転写ベルト87は、駆動ローラ88がベルト駆動部112(後述の図3参照)により回転駆動されることに応じて回転する。
画像形成部81d〜81aの順に並列処理される各色の作像プロセスは、中間転写ベルト87上に一次転写された上流の色(ここではイエロー)のトナー像上に順次重ね合わせるタイミングで行われる。その結果、最終的には複数色(フルカラー)のトナー像が中間転写ベルト87上に形成され、二次転写部T2へと搬送される。以上、それぞれ説明した搬送プロセスおよび作像プロセスを以って、二次転写部T2において記録材Pとフルカラートナー像のタイミングが一致し、二次転写が行われる。二次転写された記録材Pは定着器95へと搬送され、所定の圧力と熱量によって記録材P上にトナー像が溶融固着される。画像定着された記録材Pは搬送ローラ対96により排紙トレイ98に向けて搬送パスを搬送され、排紙ローラ97の回転に従い排紙トレイ98上に排出される。なお、二次転写部T2を通過した後つまりは二次転写後に中間転写ベルト87上に残った二次転写残トナーは、ベルトクリーニング部91によって除去される。
図1に示すように、画像形成装置100は、温度センサ61、機内LS外温度センサ62、機内LS内温度センサ63を備える。色ずれが発生する要因として、画像形成装置100の置かれている場所の機外温度の変化が挙げられ、これに対応するために温度センサ61が設けられている。また、走査式光学部50a〜50d内の温度変化による走査式光学部50a〜50d内に収容されているレンズや回転ミラー等の光学部品の微小な位置変動に伴う光路の変化が挙げられ、これに対応するために機内LS内温度センサ63が設けられている。さらに、中間転写ベルト87、感光ドラム82a〜82d、走査式光学部50a〜50d内の温度に影響を及ぼし得る画像形成装置100の装置本体内の温度変化が挙げられ、これに対応するために機内LS外温度センサ62が設けられている。
第一温度検知手段としての温度センサ61は、画像形成装置100の装置本体外の温度を検知可能な箇所に配置されて、装置本体外の温度(以下、機外温度と記す)を検知する。第二温度検知手段としての機内LS外温度センサ62は、画像形成装置100の装置本体内に走査式光学部50a〜50d、感光ドラム82a〜82d、中間転写ベルト87に近接する位置に配置され、装置本体内の温度(以下、機内温度と記す)を検知する。露光温度検知手段としての機内LS内温度センサ63は、走査式光学部50dの容器内に配置されて、走査式光学部50d内の温度(以下、LS内温度と記す)を検知する。機内LS内温度センサ63は、走査式光学部50a〜50dのいずれか1台のみに設けられればよい。例えば、色ずれ量を検知するために用いる基準色をイエローとした本画像形成装置100の場合、機内LS内温度センサ63は、イエローを露光する走査式光学部50dの容器内に配置されればよい。
また、画像形成装置100は、トナー検知手段としてのレジセンサ71を備える。レジセンサ71は、中間転写ベルト87上で回転方向に直交する向きに関し図1の手前側と奥側との2か所に配置されて、中間転写ベルト87に転写されたトナー像を検知し、この検知結果に基づき基準色からの位置ずれを各色毎に検出する。後述するように、レジセンサ71は、中間転写ベルト87上に形成される各色のレジ補正用パターン(後述の図4参照)を用いて、例えば基準色のイエローに対する各色の位置ずれ量を検出する。本画像形成装置100において、各色の位置ずれ量を検出するために用いる基準色をイエローとしたのは、イエローの画像形成部81dが熱膨張による部品寸法の変化などの熱の影響を受け難い、定着器95から最も離れた位置に配置されているからである。
<制御部>
さらに、画像形成装置100は制御部101を備える。この制御部101について図3を用いて説明する。図3は、オートレジの制御系を示す制御ブロック図である。図3に示すように、制御部101には、不図示のインタフェースを介して温度センサ61、機内LS外温度センサ62、機内LS内温度センサ63、レジセンサ71、ドラム駆動部111、ベルト駆動部112、電気回路基板14が接続されている。
実行手段としての制御部101は、画像形成装置100を制御する例えばCPU等である。制御部101は、記憶手段としてのメモリ102を有する。制御部101は、メモリ102に格納されている画像形成プログラムなどの各種ソフトウェアプログラムを実行し、プログラムの実行に伴い画像形成装置100を制御する。メモリ102は各種ソフトウェアプログラムを記憶したり、制御データ等を一時的に保持したり、あるいはプログラムの実行に伴う演算処理の作業領域などとして用いられる。例えば、制御部101は、画像形成部81a〜81dによる画像形成、記録材Pの搬送などの各種制御を行う。また、制御部101は、画像形成時にカウントした総プリント回数や、温度センサ61、機内LS外温度センサ62、機内LS内温度センサ63の各検知結果や、レジセンサ71の検知結果などを適宜に取得し、これらをメモリ102に記憶し得る。
第一駆動手段としてのドラム駆動部111は感光ドラム82a〜82dを回転駆動し、第二駆動手段としてのベルト駆動部112は中間転写ベルト87を回転駆動する。制御部101は、モータ等のドラム駆動部111とベルト駆動部112とを制御することにより、感光ドラム82a〜82dと中間転写ベルト87の周速差が所定範囲内となるように、それぞれの回転速度を変えることができる。電気回路基板14は、走査式光学部50から照射するレーザー光を発生させるためのレーザー駆動回路や、回転ミラーを走査するためのミラー駆動回路などを含む。制御部101は電気回路基板14を制御することにより、回転ミラーで走査したレーザー光で感光ドラム82a〜82dの表面に画像の静電潜像を書き込むことができる。
ところで、制御部101は、レジ補正に用いる各色の位置ずれ量をメモリ102に記憶するオートレジを実行可能である。本実施形態では、実行タイミングを適正化してオートレジを実行できるようにしている。オートレジを実行する場合、中間転写ベルト87上にレジ補正用パターン画像を形成する。レジ補正用パターン画像を形成するために、まず走査式光学部50によるレーザー照射が行われて、感光ドラム82a〜82dにレジ補正用パターンの静電潜像が書き込まれる。次に、現像部84a〜84dによって各色のトナーが静電潜像に付着されることで、感光ドラム82a〜82d上に各色のレジ補正用パターンのトナー像が形成される。そして、感光ドラム82a〜82d上に形成されたトナー像は、一次転写部T1(図1参照)にて中間転写ベルト87に転写される。
図4に、中間転写ベルト87上に形成されるレジ補正用パターン画像の一例を示す。図4に示すように、レジ補正用パターン画像は中間転写ベルト87上に回転方向に沿って複数個が連続して形成される。中間転写ベルト87の回転方向下流側から順にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各レジ補正用パターン画像が、図4上側(712Y〜712K)と図4下側(711Y〜711K)との二列に分かれてそれぞれ形成される。
<第1実施形態>
次に、第1実施形態に係るオートレジについて図5を用いて説明する。図5は、第1実施形態のオートレジを説明するための画像形成処理を示すフローチャートである。図5に示す画像形成処理は、画像形成ジョブの入力にあわせて開始され、画像形成ジョブの終了にあわせて終了される。ここで、画像形成ジョブとは、プリント命令信号に基づいて、画像形成を行うにあたり必要となる予備動作(前回転)を開始してから、画像形成工程を経て、画像形成を終了するにあたり必要となる予備動作(後回転)が完了するまでの一連の動作のことである。具体的には、プリント命令信号を受けた(画像形成ジョブの入力)後の前回転(画像形成前の準備動作)から、後回転(画像形成後の動作)までのことを指し、画像形成期間、紙間を含む。
図5に示すように、制御部101は、温度センサ61の検知結果に基づき機外温度の温度変化(ΔT61)が4degより大きいか否かを判定する(S1)。機外温度の温度変化(ΔT61)が4deg以下であると判定した場合(S1のNO)、制御部101は、機内LS外温度センサ62の検知結果に基づき機内温度の温度変化(ΔT62)が3degより大きいか否かを判定する(S2)。機内温度の温度変化(ΔT62)が3deg以下であると判定した場合(S2のNO)、制御部101は、機内LS内温度センサ63の検知結果に基づきLS内温度の温度変化(ΔT63)が3degより大きいか否かを判定する(S3)。LS内温度の温度変化(ΔT63)が3deg以下であると判定した場合(S3のNO)、制御部101はS4〜S6の処理を行わずにS7の処理へジャンプする。これら各温度の温度変化は、前回のオートレジの実行時(補正モード時)に温度センサ61、機内LS外温度センサ62、機内LS内温度センサ63により検知された各温度との比較によって求められる。前回のオートレジの実行時に検知された機外温度、機内温度、LS内温度は、メモリ102に記憶されている。
制御部101は、上記S1〜S3のいずれかの処理がYESである場合、色ずれ抑制制御とオートレジをそれぞれ実行する。即ち、色ずれ抑制制御及びオートレジは、機外温度の温度変化(ΔT61)が4degより大きい場合、機内温度の温度変化(ΔT62)が3degより大きい場合、LS内温度の温度変化(ΔT63)が3degより大きい場合のいずれかの場合に実行される。なお、ここに示す温度変化の閾値は一例であり、これに限られない。また、機外温度の温度変化(ΔT61)と比較する閾値(4deg)は、機内温度の温度変化(ΔT62)と比較する閾値(3deg)よりも大きいが、これは、機外温度の温度変化よりも機内温度の温度変化の方が、色ずれに大きく影響し得るからである。
制御部101は上記S1〜S3のいずれかの処理がYESである場合に、回転制御モードとしての色ずれ抑制制御を実行する(S4)。即ち、ドラム駆動部111の制御を行い、感光ドラム82a〜82dの回転速度を変える。この際に、制御部101は、機内温度(T62)と予め定められた基準温度(T62ref)との差分を求め、その差分値に基づいてドラム駆動部111の回転速度を制御する。例えば式1に従って求めた相対速度変化分に基づき、ドラム駆動部111の回転速度を決める。
(T62−T62ref)×0.004% ・・・ 式1
具体例を挙げる。仮に、基準温度であるときのドラム駆動部111の回転速度が2056.98(rpm)であるとする。その場合に、機内温度(T62)が基準温度に対して4degほど高ければ、ドラム駆動部111の回転速度は0.016%増速されて2057.31(rpm)に変更される。このように、ドラム駆動部111を制御することによって、感光ドラム82a〜82dと中間転写ベルト87との周速差が補正され、色ずれの発生が抑制される。その後、制御部101はS5の処理に進む。
制御部101は、補正モードとしてのオートレジを以下に説明するS5及びS6の処理にて実行する。まず、制御部101はオートレジ動作を実行する(S5)。オートレジ動作では、上述の図4に示した各色のレジ補正用パターン画像を中間転写ベルト87上に形成する。次に、制御部101は形成したレジ補正用パターンをレジセンサ71にて検出することで、基準色であるイエローに対する各色の位置ずれ量を検出して、メモリ102に記憶する(S6)。この際には、機外温度、機内温度、LS内温度もメモリ102に記憶される。制御部101は、上述したS1〜S6までの処理を画像形成時以外の前回転時に実行する。
前回転が終了すると、制御部101はS7〜S11に示す画像形成工程にかかる各種処理を実行する。制御部101は画像形成工程において、まず用紙カセット92から給紙ローラ93により記録材Pを1枚ずつ給紙するプリンタ給紙を実行する(S7)。そして、制御部101は画像形成動作を実行する(S8)。ここでは感光ドラム82a〜82dの表面に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像部84a〜84dによるトナー現像を経て可視像化する。そして、感光ドラム82a〜82d上に形成されたトナー像を中間転写ベルト87上に一次転写し、また中間転写ベルト87上に一次転写されたトナー像を記録材Pに二次転写する。
制御部101は、感光ドラム82a〜82dの表面に静電潜像を形成する際に、上述したオートレジ(S5及びS6)の実行によりメモリ102に記憶された各色の位置ずれ量に基づいてレジ補正を行う。ここで、オートレジについて図4に示したレジ補正用パターン画像(以下、レジパッチ画像と記す)を参照して説明する。
中間転写ベルト87上の画像位置検知は、図4上側(図1奥側)と図4下側(図1手前側)に配置された2個のレジセンサ(71R、71F)が各色のレジパッチ画像(711Y〜711K、712Y〜712K)を順に読み取ることで行われる。即ち、各レジパッチ画像(711Y〜711K、712Y〜712K)がレジセンサ(71R、71F)を通過する各時間を計時しておき、これに基づき各レジパッチ画像の相対的な位置関係が求められる。例えば、図4下側のレジパッチ画像711Y〜711Kが図4下側のレジセンサ(71F)を図中Nで示した2点鎖線の所で通過すると、レジパッチ画像711Y〜711KのY1F間、M1F間、C1F間、K1F間を通過するのにかかる通過時間が求まる。この通過時間の長短で、主走査書き出し位置のずれ量が検出される。例えば、通過時間が所定時間より長い場合は図4下側に主走査書き出し位置がずれていることになり、通過時間が所定時間より短い場合は図4上側に主走査書き出し位置がずれていることになる。
また、図4上側のレジパッチ画像712Y〜712Kが図4上側のレジセンサ(71R)を図中Mで示した2点鎖線の所で通過すると、レジパッチ画像712Y〜712KのY1R間、M1R間、C1R間、K1R間を通過するのにかかる通過時間が求まる。この通過時間の長短をレジセンサ(71F)側のY1F間、M1F間、C1F間、K1F間の通過時間と比較することで、主走査全体倍率のずれ量を検出することができる。例えば、Y1F間よりY1R間の通過時間が長い場合は、レジパッチ画像711Yとレジパッチ画像712Yの間隔が短いことになり、イエローの主走査全体倍率としては小さいことになる。一方、Y1F間よりY1R間の通過時間が短い場合は、レジパッチ画像711Yと712Yの間隔が長いことになり、イエローの主走査全体倍率としては大きいことになる。イエロー以外のマゼンタ、シアン、ブラックに関しても同様に検出される。
他方、副走査方向に関し、図4下側のレジパッチ画像711Y〜711Kが図4下側のレジセンサ(71F)を図中Nで示した2点鎖線の所で通過すると、レジパッチ画像711Y〜712KのY1F間、M1F間、C1F間、K1F間の各間隔が検出される。そして、各間隔の中央を求め、レジパッチ画像711Yを基準にレジパッチ画像711M、711C、711K間の距離(図中、YM、YC、YK)を算出して、中間転写ベルト87のベルト1周分のデータがメモリ102に記憶される。
そして、副走査方向つまり中間転写ベルト87の回転方向のレジ補正の際には、メモリ102に記憶された距離YMの全データの平均値からレジパッチ画像711Yとレジパッチ画像711M間(図中YM)のレジ補正が行われる。また、メモリ102に記憶された距離YCの全データの平均値からレジパッチ画像711Yとレジパッチ画像711C間(図中YC)のレジ補正が行われる。さらに、メモリ102に記憶された距離YKの全データの平均値からレジパッチ画像711Yとレジパッチ画像711K間(図中YK)のレジ補正が行われる。即ち、レジ補正では、メモリ102に記憶された各色の位置ずれ量に基づいて走査式光学部50a〜50dによる感光ドラム82a〜82dに対する露光開始タイミングの補正が行われ、感光ドラム82a〜82dの表面上の正しい位置にレーザー光が照射される。
図5の説明に戻り、制御部101は定着器95により記録材Pにトナー像を定着し(S9)、その記録材Pを排紙トレイ98まで搬送して排紙する(S10)。そして、制御部101は、最終ページをプリントしたか否かを判断する(S11)。最終ページまでプリントしていないと判定した場合(S11のNO)、制御部101はS7の処理に戻りS7〜S11の処理を繰り返して複数枚の記録材Pに連続して画像形成する。最終ページまでプリントしたと判定した場合(S11のYES)、制御部101は後回転を行って画像形成処理を終了する。
以上のように、本画像形成装置100では、機外温度、機内温度、LS内温度のいずれかの温度変化が閾値よりも大きい場合にオートレジを行う。そして、このオートレジの実行タイミングでのみ色ずれ抑制制御の実行を開始する。ただし、機内温度に基づき決められる回転速度によってドラム駆動部111を制御するようにしたので(上述の式1参照)、実質的に色ずれ抑制制御は機内温度が変化した場合に行われる。つまりは、従来のように色ずれ抑制制御が実行されることに伴いオートレジが引き続き実行されるのではなく、オートレジを実行する場合に限りオートレジの実行前に色ずれ抑制制御の実質的な実行可否を行い、色ずれ抑制制御が行われ得る。これは、オートレジを実行する際に色ずれ抑制制御の実行は必須でないが、場合によってはオートレジの実行前に色ずれ抑制制御を実行すれば実行しないよりも、各色の位置ずれ量をより正しく検出できるからである。また、オートレジの実行前に色ずれ抑制制御を実行したとしても、オートレジだけを実行するのに比べて画像形成装置100のダウンタイムはほとんど悪化しない。
こうして、色ずれ抑制制御とオートレジとが頻繁に実行されることがないので、その結果、画像形成装置100のダウンタイムは増えず、その結果として画像形成装置100の効率的な運用が可能になる。また、オートレジの実行タイミングを決める際に用いる温度センサと、色ずれ抑制制御の実質的な実行可否を決める際に用いる温度センサに、同一の機内LS外温度センサ62を用いた。同一の機内LS外温度センサ62を用いることにより、温度センサの数を増やさずともオートレジと色ずれ抑制制御を実行できるので、コスト減、小型化、さらには省エネルギーの観点から好ましい。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係るオートレジについて図6を用いて説明する。図6は、第2実施形態のオートレジを説明するための画像形成処理を示すフローチャートである。図6に示す画像形成処理は、図5に示した処理のS3とS4の処理の間に、S21の処理が追加されている点が異なり、他の処理は同様である。そこで、以下では主にS21の処理について説明する。
制御部101は、上述したS1〜S3のいずれかの処理がYESである場合に、色ずれ抑制制御(ここではドラム駆動部111の制御)を行うかどうかを判断する(S21)。色ずれ抑制制御を行わないと判定した場合(S21のNO)、制御部101はドラム駆動部111の制御(S4)を行わずにオートレジ動作(S5)を実行する。他方、色ずれ抑制制御を行うと判定した場合(S21のYES)、制御部101はドラム駆動部111の制御(S4)を行ってからオートレジ動作(S5)を実行する。
色ずれ抑制制御を行う場合、制御部101は、温度センサ61により検知された機外温度(T61)と機内LS外温度センサ62により検知された機内温度(T62)の平均値を求め、その平均値に基づいてドラム駆動部111の回転速度を制御する。例えば式2及び式3に従って求められる相対速度変化分に基づき、ドラム駆動部111の回転速度が決まる。
(T61+T62)/2>30の場合、+0.05% ・・・式2
(T61+T62)/2<7.5の場合、−0.05% ・・・式3
具体例を挙げる。仮に基準温度であるときのドラム駆動部111の回転速度が2056.98(rpm)であるとする。その場合、機外温度と機内温度の平均値が30degよりも高ければ、ドラム駆動部111の回転速度は0.05%増速されて2058.01(rpm)に変更される。他方、機外温度と機内温度の平均値が7.5degより低ければ、ドラム駆動部111の回転速度は0.05%減速されて2055.95(rpm)に変更される。このように、ドラム駆動部111を制御することによって、感光ドラム82a〜82dと中間転写ベルト87との周速差が補正され、色ずれの発生が抑制される。その後、制御部101はS5の処理に進む。なお、機外温度と機内温度の平均値が7.5〜30degである場合には、ドラム駆動部111の制御が行われない。
以上のことから、第2実施形態でも上述した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。即ち、オートレジの実行タイミングでのみ色ずれ抑制制御を実行するので、色ずれ抑制制御とオートレジとが頻繁に行われない。その結果、画像形成装置100のダウンタイムが増加しないので、画像形成装置100の効率的な運用が可能になる。
第2実施形態は上述した第1実施形態と異なり、オートレジの実行タイミングを決める際に用いる温度センサと、色ずれ抑制制御の実質的な実行可否を決める際に用いる温度センサに、温度センサ61及び機内LS外温度センサ62を用いた。画像形成装置100を低温環境で放置された後でプリントを行うと、機内の温度が急激に変化することが有る。このような場合に温度センサ61を用いることで、機内の急激な温度変化の影響を軽減できる。その一方、第1実施形態と同様に、機内LS外温度センサ62を用いることで、エアコン等による画像形成装置100の設置場所の急激な温度変化の影響が少なくなる。また、温度センサ61と機内LS外温度センサ62の2つのセンサを用いてドラム駆動部111の制御を行うことから、機内LS外温度センサ62のみでドラム駆動部111の制御を行う第1実施形態に比べてセンサ誤差の影響を低減できる。以上のことから、第1実施形態に比べると、より安定したドラム駆動部111の制御が可能となる。さらに、温度センサの数を増やさずともよいため、コスト減、小型化、さらには省エネルギーの観点から好適である。
<他の実施形態>
なお、上述した色ずれ抑制制御及びオートレジは、連続した複数枚の画像形成中に該画像形成を一時中断して実行可能としてもよい。また、感光ドラム82a〜82dと中間転写ベルト87の周速差の補正をドラム駆動部111の制御で補正したが、ベルト駆動部112の制御で行ってもよい。つまり、感光ドラム82a〜82dの回転速度でなく、中間転写ベルト87の回転速度を変更することで上記周速差を補正するようにしてもよい。ただし、中間転写ベルト87の回転速度を変更した場合には、搬送パスを搬送する際に搬送される記録材Pとの間に速度差が発生し得る。そのため、ドラム駆動部111を制御して感光ドラム82a〜82dの回転速度を変更する方が好ましい。
なお、第2実施形態では機外温度と機内温度の平均値に従ってドラム駆動部111の制御の実行可否を判断するようにしているが、いずれか一方に重みづけをしてもよい。特に機内温度に重みづけすると、感光ドラム82a〜82dと中間転写ベルト87との周速差をより高精度に制御でき好ましい。
なお、本発明は、各色のトナー像が重ねあわされて転写される画像形成装置であれば、タンデム型/1ドラム型、中間転写型/記録材搬送型の区別無く実施できる。また、本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明したが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
50a〜50d…露光手段(走査式光学部)、61…第一温度検知手段(温度センサ)、62…第二温度検知手段(機内LS外温度センサ)、63…露光温度検知手段(機内LS内温度センサ)、71…トナー検知手段(レジセンサ)、81a〜81d…画像形成部、82a〜82d…像担持体(感光ドラム)、84a〜84d…現像手段(現像部)、87…ベルト部材(中間転写ベルト)、88…支持回転体(駆動ローラ)、89…支持回転体(テンションローラ)、100…画像形成装置、101…実行手段(制御部)、111…第一駆動手段(ドラム駆動部)、112…第二駆動手段(ベルト駆動部)

Claims (5)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
    前記像担持体に形成された静電潜像をトナーで現像する現像手段と、
    複数の支持回転体に張架されて前記像担持体に当接し、前記像担持体からトナー像を転写可能なベルト部材と、
    前記像担持体を回転駆動する第一駆動手段と、
    前記ベルト部材を回転駆動する第二駆動手段と、
    度を検知する温度検知手段と、
    前記ベルト部材に転写されたトナー像を検知するトナー検知手段と、
    レジ補正用のパターン画像を形成し、前記トナー検知手段による前記パターン画像の検知結果に基づいて前記露光手段による前記像担持体に対する露光開始タイミングを変更する第1モードと、前記温度検知手段により検知された温度に基づき、前記第一駆動手段と前記第二駆動手段の少なくとも一方の回転速度を変更する第2モードと、を実行可能な実行手段と、を備え、
    前記実行手段は、前記第1モードを実行する場合に、前記第1モードの実行に先立って前記第2モードを実行する第1の補正モードと、前記第1モードの実行に先立って前記第2モードを実行しない第2の補正モードと、を選択的に実行可能であり、
    前記実行手段は、前記温度検知手段の検知結果に基づいて、前記第1の補正モードを実行するか前記第2の補正モードを実行するかを決定する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 装置本体内に設けられた像担持体と、
    前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
    前記像担持体に形成された静電潜像をトナーで現像する現像手段と、
    複数の支持回転体に張架されて前記像担持体に当接し、前記像担持体からトナー像を転写可能なベルト部材と、
    前記像担持体を回転駆動する第一駆動手段と、
    前記ベルト部材を回転駆動する第二駆動手段と、
    前記装置本体外の温度を検知する第一温度検知手段と
    前記装置本体内の温度を検知する第二温度検知手段と
    前記ベルト部材に転写されたトナー像を検知するトナー検知手段と、
    レジ補正用のパターン画像を形成し、前記トナー検知手段による前記パターン画像の検知結果に基づいて、前記露光手段による前記像担持体に対する露光開始タイミングを変更する第1モードと、前記第一温度検知手段及び前記第二温度検知手段により検知された温度に基づき、前記第一駆動手段と前記第二駆動手段の少なくとも一方の回転速度を変更する第2モードと、を実行可能な実行手段と、を備え、
    前記実行手段は、前記第一温度検知手段により検知された温度と、前回の第1モード時に前記第一温度検知手段により検知された温度との差分である第1差分第1閾値を超えた場合、若しくは、前記第二温度検知手段により検知された温度と、前回の第1モード時に前記第二温度検知手段により検知された温度との差分である第2差分が第2閾値を超えた場合に前記第1モードを実行し、
    前記実行手段は、前記第1モードを実行する場合に、前記第1モードの実行に先立ち、前記第二温度検知手段により検知された温度と、前回の第1モード時に前記第二温度検知手段により検知された温度とに基づいて、前記第2モードを実行する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 装置本体内に設けられた像担持体と、
    前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
    前記像担持体に形成された静電潜像をトナーで現像する現像手段と、
    複数の支持回転体に張架されて前記像担持体に当接し、前記像担持体からトナー像を転写可能なベルト部材と、
    前記像担持体を回転駆動する第一駆動手段と、
    前記ベルト部材を回転駆動する第二駆動手段と、
    前記装置本体外の温度を検知する第一温度検知手段と、
    前記装置本体内の温度を検知する第二温度検知手段と、
    前記ベルト部材に転写されたトナー像を検知するトナー検知手段と、
    レジ補正用のパターン画像を形成し、前記トナー検知手段による前記パターン画像の検知結果に基づいて前記露光手段による前記像担持体に対する露光開始タイミングを変更する第1モードと、前記第一温度検知手段及び前記第二温度検知手段により検知された温度に基づき、前記第一駆動手段と前記第二駆動手段の少なくとも一方の回転速度を変更する第2モードと、を実行可能な実行手段と、を備え、
    前記実行手段は、前記第一温度検知手段により検知された温度と、前回の第1モード時に前記第一温度検知手段により検知された温度との差分である第1差分第1閾値を超えた場合、若しくは、前記第二温度検知手段により検知された温度と、前回の第1モード時に前記第二温度検知手段により検知された温度との差分である第2差分が第2閾値を超えた場合に前記第1モードを実行し、
    前記実行手段は、前記第1モードを実行する場合に、前記第1モードの実行に先立ち、前記第一温度検知手段により検知された温度と前記第二温度検知手段により検知された温平均値に基づいて、前記第2モードを実行する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記第1閾値は、前記第2閾値よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記露光手段を収容する容器内に設けられ、前記露光手段の温度を検知する露光温度検知手段を備え、
    前記実行手段は、前記露光温度検知手段により検知された温度との差分が第3閾値を超えた場合に前記第1モードを実行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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