JP3036400B2 - 画像形成装置及びその画像色ずれ調整方法 - Google Patents

画像形成装置及びその画像色ずれ調整方法

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JP3036400B2
JP3036400B2 JP7114021A JP11402195A JP3036400B2 JP 3036400 B2 JP3036400 B2 JP 3036400B2 JP 7114021 A JP7114021 A JP 7114021A JP 11402195 A JP11402195 A JP 11402195A JP 3036400 B2 JP3036400 B2 JP 3036400B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の画像形成手段を
転写ベルトに沿って配設し、各々で形成された単色画像
を重ね合わせて1枚のカラー画像とする画像形成装置に
係り、特に重ね合わせる各単色画像のずれを補正するこ
とができる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、商用文書等のカラー化が進み、複
写機・プリンター・ファクシミリ等の画像形成装置もカ
ラー化されつつある。カラー画像形成装置は、一般に、
三原色の像および黒色像を重ね合わせることによって形
成されるものであり、電子写真式のカラー画像形成装置
では、イエロートナーの像、マゼンタトナーの像、シア
ントナーの像、ブラックトナーの像をそれぞれ形成し、
これらを重ね合わせてフルカラー像とする。このような
カラー画像形成装置として、転写ベルトに沿って4つの
感光体を配列し、それぞれの感光体上に形成した各色の
トナー像を、転写ベルト上の用紙に順次重ねて転写する
もの(いわゆるタンデム型カラー画像形成装置)があ
る。
【0003】このような画像形成装置では、各色のトナ
ー像が形成される感光体が各々別個に設けられ、像の書
き込み、現像、転写も別個に行われるため、各色像が用
紙上でぴったりと重なるように像書き込みのタイミング
を転写位置の間隔に応じて極めて正確に設定しなければ
ならない。また、メインテナンスや部品の交換等のため
に各装置の固定手段を緩めることがあると各色画像形成
手段間の位置関係が微妙に変化し、色ずれが生じること
になる。さらに、外気温の変化や、連続して使用したと
きに、定着装置の熱で装置内の温度が変動し、部材の伸
縮で色ずれが生じる。像の書き込みをレーザービームの
走査によって行う画像形成装置では、このような色ずれ
として、主走査方向のずれ、転写ベルトの移動方向のず
れすなわち副走査方向のずれ、主走査方向の伸び縮みす
なわち倍率のずれ、主走査方向の角度のずれがあり、こ
のうち、温度の変化によっては副走査方向のずれが最も
生じやすく、補正が必要となる。
【0004】色ずれの補正は、例えば特開平6−253
151号公報に開示されるように、各色の画像形成手段
から転写ベルト上に色ずれ測定用のサンプル画像を転写
し、これをCCDセンサ等で検出して補正を行うものが
ある。これは、サンプル画像として各色の画像形成手段
で主走査方向および副走査方向の細線の像を形成し、こ
れらを所定の間隔で転写する。これらの間隔をCCDセ
ンサ等で正確に測定し、所定の値と比較することによ
り、色ずれ量を検出する。これらの色ずれは、主走査お
よび副走査の像書き込みタイミングの制御、ポリゴンモ
ーターの位相補正、走査のクロック周波数の制御等によ
って補正される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、色ずれ補正を
精密に行うためには、例えば転写ベルトの一周分にサン
プル画像を形成する等、相当の時間を要する。また、上
記のような色ずれの補正は装置の電源をON状態として
画像形成を行う前に実行しなければならず、さらに常に
色ずれがない状態で画像を形成するためには、継続して
画像を形成する途中においても、一時中断して色ずれ補
正を行う必要がある。このような色ずれ補正を頻繁に行
うと、その度に画像形成動作を休止することになり、著
しく効率が悪化することになる。したがって色ずれの補
正は、色ずれの程度が大きくなって補正が必要となった
時のみに実行するように制御されなければならない。
【0006】このような課題について、特開平1−14
2676号公報に記載の画像形成装置では、状態変化検
知手段を備え、例えば装置内の温度を測定して、色ずれ
補正が必要となると思われる程度に温度が変化したとき
毎に色ずれ補正を行うこととしている。しかしながら、
この画像形成装置においては、温度は定着装置の近傍で
測定しており、その測定結果に基づいて色ずれ補正が必
要な時期を判断すると、色ずれが小さく補正がまだ必要
でないときに実行したり、補正が必要な程色ずれが生じ
ても補正が実行されなかったりすることがある。これ
は、装置内の温度は位置によって著しく異なっており、
これが時間とともに変化するが、その時の温度変化の勾
配および温度と時間との関数がそれぞれ位置によって異
なっていることに起因している。
【0007】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、必要なときのみに色ずれ
補正を行って、画像形成の効率の低下を抑止しつつ、色
ずれのない良好なカラー画像を得ることができる画像形
成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、 所定間隔をもって配置される複数個の画像形成手
段から、移動する転写体上に順次画像を転写して合成画
像を形成する画像形成装置において、 画像形成装置
内の温度を検知する温度検知手段と、 該温度検知手段
の検知結果に基づく温度情報に応じて、各画像間の色ず
れ調整を行う時期を検出する調整時期検出手段と、 該
検出の結果に基づいて、色ずれを補正し又は色ずれ補正
の要否を判断して色ずれ補正が必要な場合は補正動作を
実行し、不要な場合は補正を行わず通常サイクルに復帰
する色ずれ調整手段とを有し、 前記温度検知手段が、
前記複数の画像形成手段の支持に寄与する支持フレーム
の近傍に位置しているものとする。
【0009】請求項2に記載の発明は、 所定間隔をも
って配置される複数個の画像形成手段から、移動する転
写体上に順次画像を転写して合成画像を形成し、該合成
画像の定着対象への定着を加熱定着手段によって行う画
像形成装置において、 画像形成装置内の温度を検知
する温度検知手段と、 該温度検知手段の検知結果に基
づく温度情報に応じて、各画像間の色ずれ調整を行う時
期を検出する調整時期検出手段と、 該検出の結果に基
づいて、色ずれを補正し又は色ずれ補正の要否を判断し
て色ずれ補正が必要な場合は補正動作を実行し、不要な
場合は補正を行わず通常サイクルに復帰する色ずれ調整
手段とを有し、 前記温度検知手段が、前記加熱定着手
段の位置に対して前記転写体移動方向の最上流に位置す
る画像形成手段と最下流に位置する画像形成手段との中
間点よりも前記加熱定着手段寄りであって、最下流に位
置する画像形成手段の下流側端部よりも前記中間点寄り
に位置しているものとする。
【0010】請求項3に記載の発明は、 請求項2に記
載の画像形成装置において、 前記複数個の画像形成手
段が転写体移動方向に4個が配列されたものであり、前
記温度検知手段が転写体移動方向の上流側から第三番目
の画像形成手段近傍に位置しているものとする。
【0011】請求項4に記載の発明は、 所定間隔をも
って配置される複数個の画像形成手段から、移動する転
写体上に順次画像を転写して合成画像を形成する画像形
成装置において、 画像形成装置内の温度を検知する
温度検知手段と、 該温度検知手段の検知結果に基づく
温度情報に応じて、各画像間の色ずれ調整を行う時期を
検出する調整時期検出手段と、 該検出の結果に基づい
て、色ずれを補正し又は色ずれ補正の要否を判断して色
ずれ補正が必要な場合は補正動作を実行する色ずれ調整
手段を有すると共に、 外気を画像形成装置内に取り入
れ、画像形成装置内の空気を装置外に排出する空調手段
を有し、 前記温度検知手段が、空調手段の外気取り入
れ部よりも装置内空気排出部寄りに位置しているものと
する。
【0012】請求項5に記載の発明は、 所定間隔をも
って配置される複数個の画像形成手段にそれぞれ備えら
れた感光体ドラムから、移動する転写体上に順次画像を
転写して合成画像を形成する画像形成装置において、
画像形成装置内の温度を検知する温度検知手段と、
該温度検知手段の検知結果に基づく温度情報に応じて、
各画像間の色ずれ調整を行う時期を検出する調整時期検
出手段と、 該検出の結果に基づいて、色ずれを補正し
又は色ずれ補正の要否を判断して色ずれ補正が必要な場
合は補正動作を実行する色ずれ調整手段とを有し、 前
記温度検知手段が、前記各感光体ドラムの回転軸位置を
結んだ線上又はその延長線上の近傍に位置しているもの
とする。
【0013】請求項6に記載の発明は、 所定間隔をも
って配置される複数個の画像形成手段から、移動する転
写体上に順次画像を転写して合成画像を形成する画像形
成装置において、 画像形成装置内の温度を検知する温
度検知手段と、 入力された温度情報に応じて、各画像
間の色ずれ調整を行う時期を検出する調整時期検出手段
と、 前記温度検知手段で検知された温度を、複数に分
割された温度帯に応じて前記調整時期検出手段に入力す
る温度情報に換算する換算手段と、 前記調整時期検出
手段の検出結果に基づいて、色ずれを補正し又は色ずれ
補正の要否を判断して色ずれ補正が必要な場合は補正動
作を実行する色ずれ調整手段と、を有するものとする。
【0014】請求項7に記載の発明は、 請求項6に記
載の画像形成装置において、 画像形成装置外の気温
検知する外気温検知手段を有し、 前記換算手段は
気温検知手段の検知温度に応じて異なる換算表を選択使
用して、前記温度検知手段で検知された温度を前記調整
時期検出手段に入力する温度情報に換算するものとす
る。
【0015】請求項8に記載の発明は、 請求項1から
請求項7までのいずれかに記載の画像形成装置におい
て、 前記温度検知手段の検知結果に基づく温度情報
は、画像形成装置内の温度が所定の温度に達したことで
あるものとする。
【0016】請求項9に記載の発明は、 請求項1から
請求項7までのいずれかに記載の画像形成装置におい
て、 前記温度検知手段の検知結果に基づく温度情報
は、画像形成装置内の温度に所定の温度変化が生じたこ
とであるものとする。
【0017】請求項10に記載の発明は、 請求項9に
記載の画像形成装置において、 前記調整時期検出手段
が画像形成装置内の基準温度から所定の温度変化が生じ
た場合に作動し、更に新たな基準温度を設定し、新たな
基準温度に基づいて同様動作を繰り返すものとする。
【0018】請求項11に記載の発明は、 請求項10
に記載の画像形成装置において、前記新たな基準温度
は、前記色ずれ調整手段作動時の検知温度に設定するも
のとする。
【0019】請求項12に記載の発明は、 請求項9、
請求項10又は請求項11に記載の画像形成装置におい
て、 前記調整時期検出手段で色ずれ調整を行なう時期
が検出された後の前記色ずれ調整手段の調整内容に応じ
て、次に調整時期を検出するまでの温度変化の値を決定
するものとする。
【0020】請求項13に記載の発明は、 請求項1
0、請求項11又は請求項12に記載の画像形成装置に
おいて、 前記調整時期検出手段で色ずれ調整を行なう
時期が検出された後に新たに設定した基準温度に応じ
て、次に調整時期を検出するまでの温度変化の値を決定
するものとする。
【0021】請求項14に記載の発明は、 請求項1
0、請求項11、請求項12又は請求項13に記載の画
像形成装置において、 画像形成装置の電源投入時から
最初の画像形成開始までの間に色ずれ調整手段を作動
し、その直後の検知温度を最初の基準温度とするものと
する。
【0022】請求項15に記載の発明は、 所定間隔を
もって配置される複数個の画像形成手段から、移動する
転写体上に順次画像を転写して合成画像を形成する画像
形成装置の画像色ずれ調整方法において、 前記画像
形成装置内の温度を検知し、該検知温度に基準温度から
の所定の温度変化が生じた場合に各画像間の色ずれを検
出し、該検出の結果に基づいて色ずれ調整を行った後
に、更に新たな基準温度を設定するとともに、次に色ず
れの検出を行なうまでの温度変化量を新たに設定し、新
たな基準温度に基づいて同様動作を繰り返すものとす
る。
【0023】請求項1に記載の画像形成装置において、
調整時期検出手段は、温度情報に応じて色ずれ調整を行
う時期を検出するものであり、色ずれ調整が必要と判断
される情報を検知したときに色ずれ調整を実行するため
の信号を出力するものである。
【0024】また、色ずれ調整手段は、下記に示す3つ
の例のいずれをも含むものである。例1は色ずれ調整を
実行する際に、毎回色ずれ測定用のサンプルパターンを
形成し、色ずれ量を測定して色ずれ補正を実行するもの
である。例2は色ずれ補正の要否判別用のチェックパタ
ーンを作成し、このチェックパターンを読み取った結果
から色ずれ量の概略値を演算し、この概略値から色ずれ
補正の要否を判別して必要と判断されたときのみ色ずれ
補正を行うものである。例3はチェックパターンとサン
プルパターンとの双方を作成・検出し、チェックパター
ンの検出結果から色ずれ補正が必要と判断されたときの
みに、サンプルパターンの検出結果から色ずれ量の正確
な値を演算し、色ずれ補正を行うものである。なお、こ
の色ずれ調整手段は上記3つの例に限定されるものでは
ない。 例1 サンプルパターン作成・検出 → 補正実行 例2 チェックパターン作成・検出 →→ 補正不要 → 補
正なし→ 補正必要 → サンプルパターン作成・検知
→ 補正実行 例3 チェックパターン・サンプルパターン作成・検出 →
色ずれ量概略値を演算→ 補正不要 → 補正なし→
補正必要 → 正確な値を演算・補正実行
【0025】請求項5の記載において、「各感光体ドラ
ムの回転軸位置を結んだ線上又はその延長線上の近傍」
とは、転写体に沿って配置された感光体ドラムの回転軸
の立面上での位置を結びこれを延長した線を考えたもの
で、この線上又は延長線上の近傍をいうものである。
【0026】請求項11の記載において、「色ずれ調整
手段作動時」とは、色ずれ調整手段が動作している時間
およびその前後の時間を含むものである。
【0027】請求項12の記載において、「色ずれ調整
手段の調整内容に応じて、次に調整時期を検出するまで
の温度変化の値を決定する」とは、先の色ずれ調整時に
検出された色ずれ量や色ずれ補正を行ったか否か等の条
件によって次に色ずれ調整を行うまでの温度変化量を大
きくしたり、小さくするように所定値を決定するもの
で、次のような動作を含むものである。例えば、先の色
ずれ調整時に検出した色ずれ量が極小さく、色ずれ補正
を実行しなかったときに次の色ずれ調整を行うまでの温
度変化量である所定値を大きくすること、先の色ずれ調
整時にやや色ずれが認められるが補正を実行する程でも
なく、色ずれ補正を実行しなかったときに、所定値を小
さくすること、先の色ずれ調整で色ずれ補正を実行した
ときに、所定値を大きくすること等である。
【0028】請求項14に記載の画像形成装置におい
て、色ずれ調整手段の作動は、画像形成装置の電源投入
時から最初の画像形成開始までの間であれば任意の時で
よいが、最初の画像形成開始の直前に行うのが望まし
い。
【0029】
【作用】請求項1に記載の画像形成装置では、画像形成
装置内の温度を検知する温度検知手段を有し、この温度
検知手段で得られた温度情報に基づき、色ずれ調整を行
う時期が設定されるので、温度の影響による色ずれが発
生したときに適切に補正が行われる。また、温度変化
等、温度による影響が少ないときには色ずれの発生が少
なく、このときには色ずれ調整を頻繁には行わず、画像
形成の効率が悪くなるのが防止される。さらに、上記の
ような温度の影響による色ずれは、複数の画像形成手段
を支持しているフレームが温度によって伸縮することに
よるものがほとんどであり、本請求項の画像形成装置は
上記温度検知手段が支持フレームの近傍に設置されてい
るので、色ずれ量と正確に対応する温度情報を得ること
ができ、適切に色ずれ調整を行う時期が設定される。
【0030】請求項2に記載の画像形成装置では、画像
形成手段が転写体に沿って順次配列され、さらにその下
流側に加熱定着手段が設けられており、温度検知手段は
転写体移動方向の最上流に位置する画像形成手段と最下
流に位置する画像形成手段との中間点よりも加熱定着手
段寄りであって、最下流に位置する画像形成手段の下流
側端部よりも中間点寄りに位置しているので、色ずれの
発生と正確に対応する温度情報が検知される。
【0031】これは次のような理由によるものである。
画像形成装置内の温度は定着手段からの熱によって徐々
に上昇するが、定着手段に近い位置程急速に温度が上昇
し、高温となる。このような温度変化と時間との関係
は、例えば図8(a)に示すような分布となるが、温度
上昇曲線の形状および上昇する温度の値は各位置で異な
ったものとなる。これを単位時間当りの温度の変化量で
据えると、図9に示すように、熱源である定着手段に近
い位置程温度の変化量は大きく、いずれの位置でも時間
の経過とともに変化量が減少してゆく。そして定着手段
に遠い位置程温度の飽和時間が短くなっている。一方、
各画像形成手段間の色ずれ量はこれらの画像形成手段間
の平均温度の変化量とほぼ比例しており、画像形成手段
が転写体移動方向の上流側からブラック用(K)、イエ
ロー用(Y)、マゼンタ用(M)、シアン用(C)と配
列され、最下流位置に定着手段があると、各画像形成手
段間の色ずれ量は時間とともに図8(b)に示すように
変化する。これらの色ずれは最も遠い位置にある2つす
なわちブラック用とシアン用との画像形成手段間(K−
C間)で最大となり、これらはM−C間、Y−M間、K
−Y間の色ずれ量の総和で示される。このとき、M−C
間、Y−M間、K−Y間の色ずれ量と時間との関係はこ
れらの位置の温度変化と時間との関係にほぼ対応する。
これらの温度変化と時間との関係はそれぞれの位置によ
って異なるものであるが、ある適切な位置を選択する
と、K−C間の色ずれ量と時間との関係に対応すること
になる。つまり、ある適切な位置の温度変化にある定数
を掛けるとほぼK−C間の色ずれ量となる。
【0032】上記「ある適切な位置」は次のように考え
ることができる。温度変化による単位時間当りの色ずれ
量は熱源に近い位置で大きく、遠い位置では小さくなっ
ており、これら時間とともに減少してゆく。このような
単位時間当りの色ずれ量の分布は図10に示すように時
間の経過とともに変化するが、色ずれ量分布の重心位置
はわずかしか変化せず、各画像形成手段間の色ずれ量の
増加を重心位置で代表させることができる。したがっ
て、この位置で検出される温度情報が最も顕著に現れる
K−C間の色ずれ量とほぼ対応する。このような位置
は、下流側に熱源となる定着手段があって、各画像形成
手段がこの上流側に一列に配置されていると、転写体移
動方向の最上流に位置する画像形成手段と最下流に位置
する画像形成手段との中間点よりも加熱定着手段寄りで
あって、最下流に位置する画像形成手段の下流側端部よ
りも中間点寄りの位置となる。したがって、上記構成に
より、適切に温度情報が検知され、色ずれ調整を行う時
期が適切に検出される。
【0033】請求項3に記載の画像形成装置では、4個
の画像形成手段が配置されており、3番目の画像形成手
段近傍が請求項2に記載の「温度検知手段の設置位置」
に相当することになる。したがって、適切な温度情報の
検知および適切な色ずれ調整時期の設定が行われる。
【0034】請求項4に記載の画像形成装置では、装置
内に外気を取り入れ、装置内の空気を排出する空調手段
を有しているが、温度検知手段は外気の取り入れ部より
も装置内空気排出部寄りに設けられているので、装置内
の温度が的確に検出される。つまり、温度検知手段が外
気の取り入れ部付近に設けられていると外気温の影響を
受けて、装置内の温度を正確に検出することが難しくな
るが、上記構成により、このような問題点が解消される
ものである。
【0035】請求項5に記載の画像形成装置では、温度
検知手段が感光体ドラムの回転軸位置を結んだ線上又は
その延長線上の近傍に設置されている。一般に温度変化
による色ずれは感光体から転写材への転写位置の間隔が
伸縮によって生じるものであり、転写位置の間隔はすな
わち感光体の回転軸(支持軸)の間隔である。したがっ
て、感光体ドラムの回転軸を結んだ線上付近で温度情報
を検出することにより、色ずれ量と正確に対応すること
になり、色ずれ調整を実行する時期が適切に設定され
る。
【0036】請求項6に記載の画像形成装置では、温度
検知手段を最も適切と思われる位置に設置できない場合
であっても、実際に温度検知手段を設けた位置と最適と
思われる位置との温度上昇量との関係等、温度情報の相
関を実験等によって測定しておき、実際の検出値から最
適位置の温度情報に、換算手段によって換算される。し
たがって、温度検知手段の設置位置が最適でなくても適
切に色ずれ調整を実行する時期が設定される。
【0037】請求項7に記載の画像形成装置では、温度
検知手段の設定された位置が最適位置でないときに、検
知された温度情報を最適位置で検知される温度情報に換
算するテーブルを複数有している。このため、検知され
た外気温によって換算値が異なるような場合であって
も、換算用のテーブルを検知温度に応じて選択すること
により、最適位置で得られる温度情報に正確に換算がで
きる。したがって適切な色ずれ調整時期の設定がなされ
る。
【0038】請求項8に記載の画像形成装置では、画像
形成装置内の温度が所定の温度に達したことを検知し
て、これに基づき色ずれ調整の時期を設定するので、温
度検知手段は温度センサを用いることができ、簡易な装
置で正確な温度情報を得ることができる。
【0039】請求項9に記載の画像形成装置では、装置
内で所定の温度変化が生じたことを検知して、これに基
づいて色ずれ調整の時期を設定するので、色ずれ調整が
必要となる時期を的確に検知し、常に色ずれ量が過大と
ならないように色ずれ調整を実行することができる。
【0040】請求項10に記載の画像形成装置では、装
置内で基準温度から所定の温度変化が生じた場合に色ず
れ調整を行い、さらに、この時に新たな基準温度を設定
して、これに基づいて次の色ずれ補正を行うようになっ
ているので、色ずれ調整を行ったときの環境状態等に基
づいて次の色ずれ補正を行う時期を早くしたり遅くした
りすることが可能となる。
【0041】請求項11に記載の画像形成装置では、色
ずれ調整を行った時に温度を検知し、これを基準温度と
して次の色ずれ調整を行う時期の設定を行うようになっ
ているので、その時の温度に対応して次の色ずれ調整を
行う時期を適切に設定することができる。
【0042】請求項12に記載の画像形成装置では、色
ずれ調整手段の調整結果に応じて、温度変化の所定値が
決定されるので、例えば色ずれ量の検知は行ったが色ず
れ補正を行わなかった場合や色ずれ補正を行った場合等
を判別して、次の色ずれ調整を行う時期を設定すること
ができ、適切な時期設定が可能となる。
【0043】請求項13に記載の画像形成装置では、設
定した基準温度つまり温度検知手段で得られる温度情報
等に基づいて適切に設定された基準温度に応じて温度変
化の所定値が決定されるので、温度の違いによって色ず
れ発生の度合いが異なるような場合にも適切に所定値を
設定することができる。したがって、次の色ずれ調整を
行う時期が適切に設定される。
【0044】請求項14に記載の画像形成装置では、電
源投入時から最初の画像形成開始までの間に色ずれ調整
を行うので、最初に形成する画像についても適切に色ず
れ調整が行われたものとなる。また、この時の検知温度
を基準温度として次の色ずれ調整の時期が設定されるの
で、これ以後についても適切な時期に色ずれ調整が行わ
れることになる。
【0045】請求項15に記載の画像色ずれ調整方法で
は、装置内で基準温度から所定の温度変化があったとき
に色ずれ調整を行うものとし、色ずれ調整後に新たな基
準温度を設定して次に色ずれ調整を行う時期を決めるよ
うになっているので、その時の温度と対応して適切な時
期に色ずれ調整を行うことができる。
【0046】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は、本発明の一実施例である画像形成装置を示
す概略構成図である。また図2は、この画像形成装置に
おける色ずれを調整するための構成を示すブロック図で
ある。この画像形成装置は、記録用紙を静電的に付着し
ながら搬送する転写ベルト11と、この転写ベルトと対
向する位置に4つの画像形成ユニット12(画像形成手
段)とを備えている。これらの画像形成ユニット12は
それぞれがドラム状の感光体19を有し、各々の感光体
19の周囲には、該感光体19の表面を一様に帯電する
帯電装置13と、感光体の各々にレーザー光を照射して
潜像を形成する像書き込み装置14と、感光体上に形成
された潜像にトナーを付着させて可視化する現像装置1
5と、感光体上で形成されたトナー像を記録用紙に転写
する転写装置16と、トナー像を転写した後の感光体に
残るトナーを清掃するクリーニング装置17とが備えら
れている。また、転写ベルト11の周回方向における画
像形成ユニット12の下流側には、トナー像が転写され
た記録材を加熱および加圧してトナー像を溶着する定着
装置18が設けられている。これらの転写ベルト11、
画像形成ユニット12、定着装置18で画像形成部の主
要な部分が構成されている。
【0047】上記画像形成ユニット12はそれぞれ異な
る色のトナー像を形成するものであり、転写ベルト11
の移動方向の上流側から、ブラック、イエロー、マゼン
タ、シアンの像を形成するものが配列されている。上記
像書き込み装置14は、画像信号に基づいてレーザー光
を発生させるレーザー光発生器と、このレーザー光を反
射させて感光体の周面を軸線方向に走査するポリゴンミ
ラーとを備えている。このようなレーザー光の走査が繰
り返されるとともに感光体が回転して、副走査方向へ順
次露光走査が行われ、感光体上に画像情報に対応した潜
像が形成されるようになっている。
【0048】上記転写ベルト11は、シート状部材が支
持ローラにより無端移動可能に支持されたものである。
この転写ベルトは透明なシートからなるものであり、各
感光体上に形成された画像位置検出用の特定パターン像
が該転写ベルトに直接転写されるようになっている。
【0049】上記画像形成部10の下方には、さらに、
記録用紙を収容する用紙トレイ21と、この用紙トレイ
21から転写ベルト11への給紙位置へ記録用紙を搬送
する用紙搬送路22と、記録材を所定のタイミングで転
写ベルト上に供給する給紙ローラ23と、一面に画像が
形成された記録材を反転し、他面にも画像が転写される
ように再び転写ベルト11上へ搬送する用紙返送路24
とを有している。上記記録材は、給紙ローラ23によっ
て所定のタイミングで転写ベルト11上に送り出され、
転写ベルトの周面の決まった位置に担持されるようにな
っている。
【0050】また、装置内には、画像読み取り装置32
または外部装置33から入力された画像信号のデジタル
化や階調分析等の処理を行う画像処理部31と、処理さ
れた画像信号に基づく各色の像の書き込みを制御する像
書き込み制御部34と、各画像形成ユニット12で形成
される像のずれを調整するために像書き込み装置14お
よびその他の装置へ色ずれ補正信号を出力する色ずれ調
整制御部35と、画像形成を行う各装置の動作を制御す
るシステム制御部36とを有しており、さらに、装置内
の温度を検知する温度センサ41と転写ベルト11上の
像の位置を正確に検知するCCDセンサ42とが設けら
れている。なお、画像信号を出力する外部装置33と
は、例えばパーソナルコンピューター、ワークステーシ
ョン又は送られてきた画像情報を変換する装置である。
【0051】上記画像処理部31は画像信号のデジタル
処理、シェーディング補正、階調補正、色度調整等を行
う。また、メモリーを含んでおり、画像位置検出用の特
定パターン像を形成する画像信号が記憶されている。こ
の特定パターン像の信号に基づき、像書き込み装置14
から感光体19に特定パターン像を形成するレーザー光
が出力されるようになっている。上記画像位置検出用の
特定パターン像は、図3に示すように、副走査方向のず
れを検出するパターン像51と主走査方向のずれや主走
査方向の範囲の拡大または縮小を検出するパターン像5
2とからなるものである。この特定パターン像は、主走
査方向における転写ベルト11の両側に形成され、ブラ
ック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色について形成
されるものである。
【0052】上記色ずれ調整制御部35は、温度センサ
41からの出力により色ずれ調整が必要か否かを判断
し、色ずれ調整が必要と判断された時に、これを実行す
るように制御する。色ずれ調整は、直ちに色ずれ補正を
行なうものであってもよいし、パターン像の検出・演算
により色ずれ量の概略値を求め、さらに色ずれ補正が必
要か否かを判断するものであってもよい。そして、色ず
れ補正を行なう場合には、ブラックの特定パターン像を
基準として他の色の特定パターン像の位置から、他の3
色の像のずれ量を精密に演算し、この演算結果に基づき
像書き込み制御部34、像書き込み装置14等に色ずれ
を補正するための信号を出力するものである。従って、
この色ずれ調整制御部35は、請求項1に記載の調整時
期検出手段と色ずれ調整手段との機能を有する。
【0053】上記色ずれの補正は、次のようにして行わ
れる。主走査方向の角度が異なることによるずれは、R
OS光学系のミラーの角度を調整することによって補正
される。主走査方向の走査長、すなわち倍率のずれは書
き込みクロックの周波数を制御することによって補正さ
れる。主走査方向のずれはビデオクロックの書き出しタ
イミングおよび位相を制御することで補正される。ま
た、副走査方向のずれはラインシンク(Line Sy
nc)の書き出しタイミングの調整およびポリゴンモー
ターの位相を制御することによって補正される。
【0054】また、色ずれ調整制御部35はメモリーを
含んでおり、特定パターン像の像位置から演算されたず
れ量に対して上記色ずれ補正をするためのパラメーター
が記憶されている。そして、画像形成工程においては記
憶値に基づき、補正された状態でレーザー光の走査が行
われるように制御する。
【0055】上記像書き込み制御部34は、画像処理部
31から入力される画像信号に基づいて像を書き込む際
に、用紙サイズ、画像データ量、書き込み開始時期等、
画像の書き込み動作を制御する信号を出力するものであ
る。また、色ずれ補正を行なうための信号の一部もこの
像書き込み制御部34から出力されるようになってい
る。これらの信号は、色ずれ調整制御部35からの信号
および画像信号とともに、インターフェイス基板(RO
S−I/F)を介して像書き込み装置14に入力され
る。そして、各色のインターフェイス基板(ROS−I
/F)および像書き込み装置14によって走査タイミン
グの調整、クロック周波数の調整、スキュ−(Ske
w)補正等が行なわれ、トナー像が記録材上に転写され
る位置を補正するようになっている。つまり、図2中の
矢印Aの方向に搬送される記録材に第1の感光体19K
からのブラックのトナー像が転写され、さらに搬送され
て第2の感光体19Yからイエローのトナー像、第3の
感光体19Mからマゼンタのトナー像、第4の感光体1
9Cからシアンのトナー像がぴったりと重ねて転写され
るように、像書き込み装置14K、14Y、14M、1
4Cの動作が制御される。
【0056】上記CCDセンサ42は、転写ベルト11
との対向する位置に設けられ、透明な転写ベルト11の
反対側に支持されたLEDから射出される光を検知す
る。このCCDセンサ42からの信号は色ずれ調整制御
部35へ入力され、特定パターン像の位置から色ずれ量
を検出するようになっている。
【0057】上記温度センサ41は、転写ベルト11の
移動方向の最上流に位置する画像形成ユニット12K
と、最下流に位置する画像形成ユニット12Cとの中間
点よりも定着装置18寄りであって最下流に位置する画
像形成ユニット12Cよりも中間点寄りに設けられ、画
像形成ユニットの支持フレーム近傍に取り付けられてい
る。この位置は転写ベルト11に沿って上流側からブラ
ック、イエロー、マゼンタ、シアンと並べられた4台の
画像形成ユニット12の3番目、すなわちマゼンタ像を
形成する画像形成ユニット12Mの近傍となる。また、
上下方向の位置は、画像形成ユニット12に備えられた
感光体19の支持軸とほぼ同じ高さとなっている。さら
に、この温度センサ41が取り付けられる支持フレーム
は図4に示すように画像形成ユニット12の後方にある
支持フレーム61であり、装置のハウジングの前方側に
ある外気取り入れ口62から後方にある排気装置63へ
の気流の下流側に位置するものである。
【0058】上記に説明した構成の画像形成装置では、
次のような工程でカラー画像が形成される。装置が起動
されると、画像読み取り装置32または外部装置33か
ら画像処理部31に画像信号が入力されるとともに、転
写ベルト11および感光体19が駆動され、帯電装置1
3によって感光体19の表面が一様に帯電される。そし
て、処理後の画像信号に基づいて像書き込み装置14か
ら像光が照射され、静電電位の差による潜像が形成され
る。この潜像に現像装置15からトナーが選択的に転移
され、トナー像として可視化される。このトナー像は、
用紙トレイ21から転写ベルト11上に供給された記録
用紙上に転写される。このようなトナー像の形成・転写
がブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの画像形成ユ
ニット12でそれぞれ行われ、記録用紙上でぴったりと
重なるように転写される。トナー像が転写された記録用
紙は定着装置18に送られ、加熱および加圧してトナー
像が記録用紙に溶着される。像の定着が終了した記録用
紙は排紙トレイ(図示せず)へ排出されるか、または両
面に画像を形成する場合には用紙返走路24へ送り込ま
れ、再び転写ベルト11上へ搬送される。
【0059】次に上記画像形成装置における各色画像の
ずれを調整する動作であって請求項15に記載の画像色
ずれ調整方法について説明する。画像形成装置の電源が
ON状態にされたときは、最初の画像の形成までに必ず
色ずれ調整が行われる。このときに温度センサ41で検
出された温度がメモリーに記憶され、最初の基準温度と
なる。その後、画像形成動作が開始され、継続的に行わ
れると、色ずれ調整制御部35の動作により図5に示す
ようなフローで色ずれ調整が必要か否かの判断がなさ
れ、色ずれ調整が必要と判断されたときに実行される。
【0060】まず、前回の色ずれ調整時の温度すなわち
基準温度がメモリーから読み込まれる(S1)。また、
温度センサ41から現時点の温度が検知される(S
2)。この現時点の温度は、複数回測定を行うことによ
って誤差の低減を図っている(S3)。これら複数回の
測定値を平均し、現時点の温度が算出される(S4)。
さらに、この現時点の温度と前回の色ずれ調整時の温度
との差が演算される(S5)。この温度差があらかじめ
定められている所定値と比較され(S6)、所定値より
小さいときはそのまま一連の工程を終了する。一方、温
度差が所定値より大きいときは、転写ベルト11上に特
定パターン像を形成して色ずれ調整が実行される(S
7)。
【0061】この色ずれ調整の内容は次のようなもので
ある。まず、画像処理部31から特定パターン像の画像
信号を出力し、通常の画像と同様に感光体19上で潜像
の形成、現像を行う。形成されたトナー像は転写ベルト
一周分の長さにわたって形成され、転写ベルト11上に
直接転写される。この特定パターン像(サンプルパター
ン)はCCDセンサ42で検出され、各色の像の位置か
ら色ずれ量が演算される。そしてこの色ずれ量を補正す
るように補正信号が出力され、色ずれ補正が実行され
る。
【0062】また、色ずれ調整は上記のように、温度変
化の量から色ずれ調整が必要と判断されたときには、常
に色ずれの補正まで実行するという方法の他に、図7の
フローに示すように、色ずれ調整が必要と判断されたと
きに簡易な特定パターン像(チェックパターン)、例え
ば感光体ドラム一周分程度のパターン像を形成し、色ず
れ量の概略値を演算して実際に色ずれ補正を行うか否か
をもう一度判断するものであってもよい。
【0063】図7(a)に示すフローは、色ずれ調整が
必要と判断されたときに、簡易なチェックパターン像を
形成し(S21)、色ずれ量の概略値を演算する(S2
2)。この概略値から実際に色ずれの補正が必要か否か
を判断し(S23)、必要な場合に、サンプルパターン
像を形成する(S24)。このサンプルパターン像は、
例えば転写ベルト11の速度むら等の影響を排除するた
めに転写ベルト一周分に形成する等、正確な色ずれ量を
検出することができるものとされる。このサンプルパタ
ーンをCCDセンサ42で検出することにより色ずれ量
を演算し(S25)、実際の色ずれ補正が実行される
(S26)。
【0064】また、図7(b)に示すフローは、色ずれ
調整が必要と判断されたときに、簡易なチェックパター
ン像と精密な色ずれ検出用のサンプルパターン像との双
方を形成し(S31)、チェックパターン像の検出結果
(S32)から色ずれ補正が必要か否かが判断される
(S33)。そして、色ずれ補正が必要と判断されたと
きに、直ちにサンプルパターンの検出結果から精密な色
ずれ量が演算され(S34)、色ずれ補正が実行される
(S35)。
【0065】その後、現時点の温度を新たな基準温度と
してメモリーに記憶し(S8)、一連の工程を終了す
る。上記図5に示すような、温度を検知して色ずれ調整
が必要か否かを判断する工程は、画像形成装置の電源が
ON状態となっている間、継続的に行われるもので、一
定の時間の経過毎に、又は一定枚数の画像を形成する毎
に行われる。
【0066】なお、上記の工程では色ずれ調整を実行す
る時期は、あらかじめ設定された所定値以上に温度差が
生じたときとなっているが、図6に示すように色ずれ調
整が実行される毎に(図7に示す例では色ずれ調整の実
行後)、次の色ずれ調整を行うまでの温度変化量を設定
し直すようにすることもできる(S11)。この色ずれ
調整の実行される毎に設定する温度変化量は、色ずれ調
整を実行したときの温度に対応して定められるものであ
ってもよいし、色ずれ調整の内容に応じて定められるも
のでもよい。
【0067】上記色ずれ調整の内容に応じて、次の色ず
れ調整を行うまでの温度変化量が定められる場合には、
例えば次のようにことを考慮する。 ・色ずれ調整を行ったときに、色ずれ量が大きかったと
きは、次の色ずれ調整を行うまでの温度変化量を小さく
設定する。また、色ずれ量が小さかったときは次の色ず
れ調整を行うまでの温度変化量を大きく設定する。 ・図7に示す工程のようにチェックパターンから色ずれ
量の概略値を検出し、実際に色ずれ補正を行うか否かを
判断する場合には、概略値で色ずれ量が極めて小さく、
補正を行わないときに、次の色ずれ調整を行うまでの温
度変化量を大きく設定する。 また、色ずれ量がやや大きいが、色ずれ補正を行うほど
でもないときに、次の色ずれ調整を行うまでの温度変化
量を小さく設定する。さらに、色ずれ量が色ずれ補正を
行うべき量に達し、色ずれ補正を実行したときは次の色
ずれ調整を行うまでの温度変化量を大きく設定する。
【0068】以上に説明した実施例は、温度センサ41
が最適と考えられる位置に設置されたものであるが、装
置内のレイアウト等の要請から、温度センサを最適な位
置に設置できない場合がある。このような温度センサが
最適位置に設置できない画像形成装置であって、請求項
6または請求項7に記載の発明の一実施例である画像形
成装置について次に説明する。この画像形成装置は、温
度センサが最適な位置からやや離れた位置に設置されて
いるが、その他の画像形成部、画像処理部、像書き込み
制御部は上記実施例と同じ構成となっている。また、こ
の画像形成装置の色ずれ調整制御部には、上記温度セン
サで検知された温度変化の量を最適と考えられる位置で
検知される温度変化量に換算する表、例えば表1に示す
ような換算表が記憶されており、この表を用いて温度変
化量の換算を行うようになっている。この表はあらかじ
め実験等により作成されるものである。
【0069】
【表1】
【0070】表1では、それぞれの温度帯域によって換
算値が異なるものとなっており、検知された温度からい
ずれの換算値を用いるか選択される。この表において温
度変化量を換算する場合には、温度が18℃で、温度変
化量が温度センサによりA℃と検出されると、次式によ
って最適と考えられる位置の温度変化量X℃が演算され
る。 X(℃)=A(℃)×2.8 このようにして得られた換算温度変化量によって上記実
施例と同様に色ずれ調整を行う時期が設定され、適切な
時期に色ずれ調整が行われる。また、これらのテーブル
を、機外温度別に設定しておき、機外温度をモニターし
ながらテーブルを選択して、より高精度に色ずれ調整時
期を判断してもよい。
【0071】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の画像形
成装置又は画像色ずれ調整方法では、温度検知手段が適
切な位置に設置され、この温度検知手段で得られる温度
情報に基づいて色ずれ調整を行う時期が判断されるの
で、色ずれ調整が適切な時期に行われる。したがって、
必要以上に色ずれ調整を行って、その間画像形成動作を
休止することによる効率の悪化や、色ずれが生じたまま
画像形成動作を継続してしまうような事態が回避され、
常に効率よく良好な画像が得られる。また、温度センサ
が最適と考えられる位置に設置できない場合には、温度
センサの検出値が最適と考えられる位置で検出される値
に換算されるので、上記と同様に、効率よく良好な画像
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である画像形成装置を示す概
略構成図である。
【図2】図1の画像形成装置における色ずれを調整する
ための構成を示すブロック図である。
【図3】図1の画像形成装置において用いられる色ずれ
量検出用の特定パターン像を示す図である。
【図4】図1に示す画像形成装置の温度センサが設けら
れる位置を示す平面図である。
【図5】図1に示す画像形成装置において、色ずれ調整
を行う時期を判断する工程を示すフロー図である。
【図6】図1に示す画像形成装置において、色ずれ調整
を行う時期を判断する工程の他の例を示すフロー図であ
る。
【図7】図1に示す画像形成装置における色ずれ調整の
工程を示すフロー図である。
【図8】4台の画像形成手段(ブラック用K、イエロー
用Y、マゼンタ用M、シアン用C)を有する画像形成装
置の装置内温度と時間との関係および色ずれ量と時間と
の関係を示す図である。
【図9】4台の画像形成手段を有する画像形成装置の装
置内各部における単位時間当りの温度変化量と時間との
関係を示す図である。
【図10】4台の画像形成手段を有する画像形成装置に
おける各色像間の単位時間当り色ずれ発生量を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 画像形成部 11 転写ベルト 12 画像形成ユニット 13 帯電装置 14 像書き込み装置 15 現像装置 16 転写装置 17 クリーニング装置 18 定着装置 19 感光体 21 用紙トレイ 22 用紙搬送路 23 給紙ローラ 24 用紙返送路 31 画像処理部 32 画像読み取り装置 33 外部装置 34 像書き込み制御部 35 色ずれ調整制御部(調整時期検出手段) 36 システム制御部 41 温度センサ 42 CCDセンサ 61 支持フレーム 62 外気取り入れ口 63 排気装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−304465(JP,A) 特開 平3−293679(JP,A) 特開 平7−140738(JP,A) 特開 平7−333938(JP,A) 特開 平8−62920(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 B41J 2/525 G03G 15/01 H04N 1/48

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔をもって配置される複数個の
    画像形成手段から、移動する転写体上に順次画像を転写
    して合成画像を形成する画像形成装置において、 画像形成装置内の温度を検知する温度検知手段と、 該温度検知手段の検知結果に基づく温度情報に応じて、
    各画像間の色ずれ調整を行う時期を検出する調整時期検
    出手段と、 該検出の結果に基づいて、色ずれを補正し又は色ずれ補
    正の要否を判断して色ずれ補正が必要な場合は補正動作
    を実行し、不要な場合は補正を行わず通常サイクルに復
    帰する色ずれ調整手段とを有し、 前記温度検知手段が、前記複数の画像形成手段の支持に
    寄与する支持フレームの近傍に位置していることを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 所定間隔をもって配置される複数個の
    画像形成手段から、移動する転写体上に順次画像を転写
    して合成画像を形成し、該合成画像の定着対象への定着
    を加熱定着手段によって行う画像形成装置において、 画像形成装置内の温度を検知する温度検知手段と、 該温度検知手段の検知結果に基づく温度情報に応じて、
    各画像間の色ずれ調整を行う時期を検出する調整時期検
    出手段と、 該検出の結果に基づいて、色ずれを補正し又は色ずれ補
    正の要否を判断して色ずれ補正が必要な場合は補正動作
    を実行し、不要な場合は補正を行わず通常サイクルに復
    帰する色ずれ調整手段とを有し、 前記温度検知手段が、前記加熱定着手段の位置に対して
    前記転写体移動方向の最上流に位置する画像形成手段と
    最下流に位置する画像形成手段との中間点よりも前記加
    熱定着手段寄りであって、最下流に位置する画像形成手
    段の下流側端部よりも前記中間点寄りに位置しているこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記複数個の画像形成手段が転写体移
    動方向に4個が配列されたものであり、前記温度検知手
    段が転写体移動方向の上流側から第三番目の画像形成手
    段近傍に位置していることを特徴とする請求項2記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 所定間隔をもって配置される複数個の
    画像形成手段から、移動する転写体上に順次画像を転写
    して合成画像を形成する画像形成装置において、 画像形成装置内の温度を検知する温度検知手段と、 該温度検知手段の検知結果に基づく温度情報に応じて、
    各画像間の色ずれ調整を行う時期を検出する調整時期検
    出手段と、 該検出の結果に基づいて、色ずれを補正し又は色ずれ補
    正の要否を判断して色ずれ補正が必要な場合は補正動作
    を実行する色ずれ調整手段を有すると共に、 外気を画像形成装置内に取り入れ、画像形成装置内の空
    気を装置外に排出する空調手段を有し、 前記温度検知手段が、空調手段の外気取り入れ部よりも
    装置内空気排出部寄りに位置していることを特徴とする
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 所定間隔をもって配置される複数個の
    画像形成手段にそれぞれ備えられた感光体ドラムから、
    移動する転写体上に順次画像を転写して合成画像を形成
    する画像形成装置において、 画像形成装置内の温度を検知する温度検知手段と、 該温度検知手段の検知結果に基づく温度情報に応じて、
    各画像間の色ずれ調整を行う時期を検出する調整時期検
    出手段と、 該検出の結果に基づいて、色ずれを補正し又は色ずれ補
    正の要否を判断して色ずれ補正が必要な場合は補正動作
    を実行する色ずれ調整手段とを有し、 前記温度検知手段が、前記各感光体ドラムの回転軸位置
    を結んだ線上又はその延長線上の近傍に位置しているこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 所定間隔をもって配置される複数個の
    画像形成手段から、移動する転写体上に順次画像を転写
    して合成画像を形成する画像形成装置において、 画像形成装置内の温度を検知する温度検知手段と、入力された 温度情報に応じて、各画像間の色ずれ調整を
    行う時期を検出する調整時期検出手段と、前記温度検知手段で検知された温度を、複数に分割され
    た温度帯に応じて前記 調整時期検出手段に入力する温度
    情報に換算する換算手段と、 前記調整時期検出手段の検出結果 に基づいて、色ずれを
    補正し又は色ずれ補正の要否を判断して色ずれ補正が必
    要な場合は補正動作を実行する色ずれ調整手段と、を有
    することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 画像形成装置外の気温を検知する外気
    温検知手段を有し、 前記換算手段は外気温検知手段の検知温度に応じて異
    なる換算表を選択使用して、前記温度検知手段で検知さ
    れた温度を前記調整時期検出手段に入力する温度情報に
    換算するものであることを特徴とする請求項6記載の画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記温度検知手段の検知結果に基づく
    温度情報は、画像形成装置内の温度が所定の温度に達し
    たことであることを特徴とする請求項1から請求項7ま
    でのいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記温度検知手段の検知結果に基づく
    温度情報は、画像形成装置内の温度に所定の温度変化が
    生じたことであることを特徴とする請求項1から請求項
    7までのいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記調整時期検出手段が画像形成装置
    内の基準温度から所定の温度変化が生じた場合に作動
    し、更に新たな基準温度を設定し、新たな基準温度に基
    づいて同様動作を繰り返すことを特徴とする請求項9記
    載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記新たな基準温度は、前記色ずれ調
    整手段作動時の検知温度に設定することを特徴とする請
    求項10記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記調整時期検出手段で色ずれ調整を
    行なう時期が検出された後の前記色ずれ調整手段の調整
    内容に応じて、次に調整時期を検出するまでの温度変化
    の値を決定することを特徴とする請求項9、請求項10
    又は請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記調整時期検出手段で色ずれ調整を
    行なう時期が検出された後に新たに設定した基準温度に
    応じて、次に調整時期を検出するまでの温度変化の値を
    決定することを特徴とする請求項10、請求項11又は
    請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 画像形成装置の電源投入時から最初の
    画像形成開始までの間に色ずれ調整手段を作動し、その
    直後の検知温度を最初の基準温度とすることを特徴とす
    請求項10、請求項11、請求項12又は請求項13
    記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 所定間隔をもって配置される複数個の
    画像形成手段から、移動する転写体上に順次画像を転写
    して合成画像を形成する画像形成装置において、 前記画像形成装置内の温度を検知し、該検知温度に基準
    温度からの所定の温度変化が生じた場合に各画像間の色
    ずれを検出し、該検出の結果に基づいて色ずれ調整を行
    った後に、更に新たな基準温度を設定するとともに、次
    に色ずれの検出を行なうまでの温度変化量を新たに設定
    、新たな基準温度に基づいて同様動作を繰り返すこと
    を特徴とする画像形成装置の画像色ずれ調整方法。
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