JP2010181572A - 画像形成装置、色ずれ補正方法及び色ずれ補正制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、色ずれ補正方法及び色ずれ補正制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】短時間で高精度な色ずれ補正を行うことができる色ずれ補正方法、補正制御プログラムを提供する。
【解決手段】補正パターンを形成後(S101)、その位置を検出する(S102)。検出値に基づいてスキューずれ量D1、主レジストずれ量D2、副レジストずれ量D3、主走査倍率ずれ量D4を算出する(ステップS103)。予め光学系の構成によりスキュー1ステップあたりの主走査レジストずれ量に対する補正量Am、スキュー1ステップあたりの副走査レジストずれ量に対する補正量Asを求めておき、色ずれ補正実行時に、スキュー補正量C1、主副レジスト補正量C2,C3を算出する。このレジスト補正量C2,C3に主走査方向のレジスト補正調整量Am*C1、副走査方向のレジスト補正調整量As*C1を加算する。同時に主操作倍率補正量C4を算出し(S201)、主副レジスト補正と主走査倍率補正を実行する(S105)。
【選択図】図8

Description

本発明は、複数色の色の画像をそれぞれ独立して形成し、各色を重畳してカラー画像を得る複写機、プリンタ、ファクシミリ、デジタル複合機などの画像形成装置、前記色ずれを補正する色ずれ補正方法、及びこの色ずれ補正方法をコンピュータで実行するための色ずれ補正制御プログラムに関する。
電子写真方式でカラー画像を形成する画像形成装置として従来からタンデム型のカラー画像形成装置が知られている。タンデム型のカラー画像形成装置としては間接転写方式あるいは直接転写方式のものがある。例えば間接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置では、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色毎に電子写真方式の画像形成要素を備えた作像ステーションを備え、各色の作像ステーションの感光体ドラムにレーザダイオードから出射された光ビームによって色毎に潜像を形成し、その潜像を各ステーションで色毎に現像する。その後、中間転写ベルトに色毎に順次転写して、4色のトナーが重畳されたフルカラーの画像を形成し、その画像を一括して転写媒体としての転写紙に転写し、定着することにより画像が形成される。
このタンデム型のカラー画像形成装置では、色毎に異なる書き込みユニットで生成された画像を中間転写ベルトに転写する際に、例えば用紙搬送方向である副走査方向に微妙に色がずれて、すなわち各色感の画素位置がずれて形成されてしまうという、いわゆる色ずれが発生してしまう。このため、画像形成前に特定の補正パターン像を中間転写ベルト上に形成し、この補正パターン像を用いて各色の色ずれの発生を抑制するような補正処理を行う技術が知られている。
一方、この色ずれ要素のひとつとして、スキューずれ(走査線傾きずれ)がある。これは、書き込みユニットの機械的な取り付け誤差などにより、各色の走査線の傾きがずれることによって生じる色ずれである。このスキューずれの補正は中間転写ベルト上の補正パターンからスキューずれ量を計測し、そのずれ量に応じてステッピングモータなどで光学ミラー等を回転させることによって補正するのが一般的である。
しかし、このスキューずれを補正すると、今度は、主走査及び副走査方向の画素位置のシフトずれ(レジストレーションずれ)が発生してしまうという問題がある。これは、スキューずれを補正する際の走査線の回転中心が画像中心と一致せずに、スキューを動かすと同時に主副のレジストがずれてしまうためである。そのため、スキュー補正とレジストレーション補正を1回の色合わせ補正で行ってしまうと、スキュー補正したことによるレジストレーションずれが残ってしまう。
このレジストレーションずれの状態について、以下、タンデム型のカラー画像形成装置の構成とともに説明する。
図1は、従来から実施されている間接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置(以下、単に画像形成装置と称する)100の作像部の概略構成を示す図である。同図において、画像形成装置100は、半導体レーザ、ポリゴンミラーなどの光学要素を含む光学装置102と、感光体ドラム、帯電装置、現像装置、クリーニング装置などの作像要素を含む画像形成部112と、1次転写部、中間転写ベルト、2次転写部などを含む転写部122を含んで構成されている。
光学装置102は、半導体レーザ(図示せず)などの光源から出射された光ビームを、ポリゴンミラー102cにより偏向させ、fθレンズ102bに入射させている。光ビームは、図示した実施形態ではシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色に対応した数、光源から出射され、fθレンズ102bを通過した後、反射ミラー102aで反射される。
反射ミラー102aの後段に配置されたWTLレンズ102dは、光ビームを整形した後、反射ミラー102eへと光ビームを導き、反射ミラー102eで偏向させて露光のために使用される光ビームLとしてM,C,Y,K各色の感光体ドラム104a、106a、108a、110aの表面に照射する。M,C,Y,Kの各感光体ドラム104a,106a,108a,110aへの光ビームLの照射は、上述したように複数の光学要素を使用して行われるため、主走査方向及び副走査方向に関して、タイミング同期が行われている。なお、以下、主走査方向を、光ビームの走査方向として定義し、副走査方向を、主走査方向に対して直交する方向、本実施形態における画像形成装置100では、感光体ドラム104a,106a,108a,110aの回転する方向として定義する。
M色感光体ドラム104aは、アルミニウムなどの導電性ドラム上に、少なくとも電荷発生層と、電荷輸送層とを含む光導電層を備えている。光導電層は、それぞれ感光体ドラム104a,106a,108a,110aに対応して配設され、コロトロン、スコロトロン、または帯電ローラなどを含んで構成されるM,C,Y,K各色の帯電器104b,106b,108b,110bにより表面電荷が付与される。
各色の帯電器104b,106b,108b,110bにより各色の感光体ドラム104a,106a,108a,110a表面にそれぞれ付与された静電荷は、光ビームLにより露光され、変調された画像信号に基づいた静電潜像が形成される。各色感光体ドラム104a,106a,108a,110a上に形成された静電潜像は、各色感光体ドラム104a,106a,108a,110aの外周に沿ってそれぞれ設けられた現像スリーブ、現像剤供給ローラ、規制ブレードなどを含む現像器104c,106c,108c,110cにより現像され、M,C,Y,K各色のトナー像が形成される。
各色感光体ドラム104a,106a,108a,110a上に担持されたトナーは、搬送ローラ114a,114b,114c間に張架され、駆動力を得て矢印T2の方向に移動する中間転写ベルト114上に1次転写ローラ104d,106d,108d,110dによって色毎に順次転写され、最終的に4色重畳されたフルカラー画像が中間転写ベルト114上に形成される。4色重畳されたフルカラーのトナー像は中間転写ベルト114上に担持された状態で2次転写部へと搬送される。2次転写部は、2次転写ベルト118と、搬送ローラ118a,118bとを備え、搬送ローラ118a,118bにより矢印T3方向に搬送される。2次転写部には、給紙カセットなどの記録媒体収容部128から転写紙(上質紙、厚紙)、プラスチックシートなどの記録媒体124が搬送ローラ126により供給される。
2次転写部は、2次転写バイアスを印加して、中間転写ベルト114上に担持された多色のトナー像を、2次転写ベルト118上に吸着保持された記録媒体124に転写する。記録媒体124は、2次転写ベルト118の搬送と共に定着装置120へと供給される。定着装置120は、シリコーンゴム、フッソゴムなどを含む定着ローラなどの定着部材130を備え、記録媒体124とトナー像とを加圧加熱し、記録媒体124上にトナー像が定着された印刷物132として画像形成装置100の外部へと出力する。トナー像が転写され後の中間転写ベルト114は、クリーニングブレードを含むクリーニング部116により転写残現像剤が除去された後、次の像形成プロセスへと供給されている。
なお、各感光体ドラム104a,106a,108a,110aの中間転写ベルト114の回転方向下流側、図1では搬送ローラ114aの中間転写ベルト114巻回部に対向する位置には、中間転写ベルト114に形成された位置合わせ用のマークを検知するため、検知センサ115a,115b,115cが配設されている。そして、検知センサ115a,115b,115cのマーク検知結果から、基準色に対する各色の各種ずれ量、すなわち、スキューずれ量、主副レジストずれ量、倍率ずれ量を算出し、補正する。
図2は前記中間転写ベルト114上に形成された位置合わせ用トナーマーク列(以下、補正パターンとも称す)117の一部を示す図である。同図から分かるようにK,C,M,Y各色の横線4本、斜め線4本からなるマークを1組とし、本実施形態では、この組を8組形成する。そして、これらの検出結果の平均を算出し、その平均値から補正量を決定する。これにより、各色の位置ずれが少ない高画質の画像を形成することが可能となる。
位置合わせ用トナーマーク列117は、中間転写ベルト114の主走査方向の奥側、中央部、及び手前側に形成され、それぞれ奥側検知センサ115a、中央検知センサ115b、及び手前側検知センサ115cによって検出する。この検出は各センサを光反射型センサによって構成し、中間転写ベルト114の表面、及び各色のマークからの反射光の強度を検出し、その検出結果に基づいて基準色(この場合、ブラックK)に対するスキュー、副走査レジストずれ、主走査レジストずれ、主走査倍率誤差を算出する。各種のずれ量、補正量の算出及び補正の実行命令は、後述の補正量算出部により行われる。検出の終わったパターンは、クリーニング部116でクリーニングされる。
図3は図1において矢印T1方向から光学装置を見た図である。光学装置102は、図1に示した反射ミラー102a、fθレンズ102bYH、ポリゴンミラー102c、WTLレンズ102dの他に、LD(レーザダイオード)ユニット102f、シリンダレンズ102g、反射ミラー102h,シリンダミラー102i,102j、センサ102k,102lをさらに備えている。図3から分かるように、LDユニット102fを含むレーザ出射系は出射されたレーザビームの光路がfθレンズ102bと干渉しない位置に設けられ、シリンダミラー102i,102jは、LDユニット102fから出射されたレーザビームが、fθレンズ102bの端部は通るが、反射ミラー102aとは干渉しない位置に設けられている。
このように構成された光学装置120では、LDユニット102fK、102fYから出射された光ビームは、それぞれシリンダレンズ102gK,102gYを通り、反射ミラー102hK、102hYによってポリゴンミラー102cの下側の面に入射し、ポリゴンミラー102cが回転することにより偏向され、fθレンズ102bKC、102bYMを通り、第1ミラー102aK、102aYによって折り返される。
一方、LDユニット102fC、102fMからの光ビームは、シリンダレンズ102gC,102gMを通り、ポリゴンミラー102cの上側の面に入射し、ポリゴンミラー102cが回転することにより偏向され、fθレンズ102bKC, 102bYMを通り、第1ミラー102aC、102aMによって折り返される。
主走査方向の書き出し位置より上流側にシリンダミラー102iKC、102iYMと、センサ102kKC、102kYMとが配置され、fθレンズ102bKC、102bYMを通った光ビームがシリンダミラー102iKC、102iYMによって反射集光されて、センサ102kKC、102kYMに入射する。これらのセンサ102kKC、102kYMは、主走査方向の同期を取るための同期検知センサである。また、主走査方向の画像領域より下流側に、上述した上流側と同様に、シリンダミラー102jKC、102jYMと、センサ102lKC、102lYMとが配置され、fθレンズ102bKC,102bYMを通った光ビームがシリンダミラー102jKC,102jYMによって反射集光されて、センサ102lKC及びセンサ102lYMに入射するような構成となっている。
また、LDユニット102fK,102fCからの光ビームでは、書き出し側ではシリンダミラー102iKCとセンサ102kKCを共通に、終了側ではシリンダミラー102jKCとセンサ102lKCを共通に使用し、同期検出が行われる。LDユニット102fY及びLDユニット102fMからの光ビームでは、書き出し側ではシリンダミラー102jYMとセンサ102lYMを共通に、終了側ではシリンダミラー102iYMとセンサ102kYMを共通に使用し、同期検出が行われる。この方式では、同じセンサに2色の光ビームが入射することとなるので、各色の光ビームのポリゴンミラー102cの入射角を異なるようにすることによって、それぞれの光ビームが各センサに入射するタイミングを変え、時系列的にパルス列として出力されるようになっている。
図3からも分かるように、ブラック(K)とシアン(C)、及びイエロー(Y)とマゼンタ(M)の光ビームは逆方向に走査される。 各々の色のビームは、2つのビーム検出センサ102kKC,102lKC、及び102lYM,102kYMをそれぞれ通過する。そこで、各々の2つのセンサの通過時間間隔を画素クロック等によりカウントすることによって計測し、それらのカウント値と予め設定された基準カウント値とが一致するように書き込み画周波数を変更し、倍率を補正する(2点同期方式の倍率補正)。
しかし、中間転写ベルト114に前記図2に示した位置合わせ用のマークを形成し、当該マークの検知、及び位置ずれ補正を行うと時間がかかるため、頻繁には行えない。連続プリント時などには、特に光学装置120内の温度が上昇し、これがfθレンズ102bの温度上昇を引き起こす。fθレンズ102bは温度上昇により倍率が急激に変化するので、短時間で実行できる2点同期方式の倍率補正技術は必須である。特にfθレンズの材質がプラスチック等の合成樹脂製のものであると、熱容量が小さいことからfθレンズの温度上昇が急激であり、温度上昇の影響が非常に大きい。そこで、短時間で実施できる2点同期方式の倍率補正がこの種の装置では実施されている。
本実施形態に係るタンデム型カラー画像形成装置では、各色別々に画像を形成し、その後各色を重畳することから、各色間の位置合わせ技術が重要な課題となる。各色の色ずれの成分としては、主として
(1)ビーム走査方向(主走査方向)の角度ずれ(走査線傾き)によって生じた色ずれであるスキューずれ、
(2)転写ベルト114の移動方向(副走査方向)の感光体への書き込みタイミングのずれによって生じた色ずれである副走査方向のレジストレーションずれ、
(3)主走査方向の感光体への書き込みタイミングのずれによって生じた色ずれである主走査方向のレジストレーションずれ、
(4)主走査方向の像の伸縮による主走査方向倍率誤差、
の4つの成分がある。
図4はスキューずれの概念を示す図、図5はずれを補正したときの状態を示す図である。図4は転写紙P上でのK色に対するM色のスキューずれを示しており、主走査方向に線を引いた場合、K色に対しM色は走査線が傾いている。このようなスキューずれを補正すると、図5に示すようにM色の走査線はM’のように補正されることになり、同図に示すように主走査及び副走査にそれぞれレジストずれHm,Hsが発生してしまう。これは画像上におけるスキューの回転中心Oが画像中心と一致しておらず、スキューを動かすと同時にレジストも動いてしまうためである。
図6は色ずれ補正を行う色ずれ補正回路の構成を示すブロック図である。色ずれ補正回路200は、パターン検出部201、補正量算出部202、メモリ203、及び色毎の書き込み制御部204M,204C,204Y,204Kを備え、図示しないCPUによって制御される。CPUは図示しなしROMに格納されたプログラムを読み出し、図示しないRAMをワークエリア及びデータバッファとして使用しながら前記プログラムで定義された制御を実行する。
パターン検出部201には、中間転写ベルト114上に形成された位置合わせ用マーク117を検出するための検知センサ115a,115b,115cからの信号(反射強度検出信号)が入力され、このパターン検出部201でパターンの位置を検出する。パターン検出部201で検出されたパターンの位置情報は補正量算出部202に送られ、補正量算出部202で色ずれ量の算出及び色合わせ補正量が算出される。算出された色ずれ量及び色合わせ補正量はメモリ203に格納され、その後、各色の書き込み制御部204M,204C,204Y,204Kに色毎にそれぞれ送られる。なお、パターン検出部201及び補正量算出部202で実行される位置検出、及び色ずれ量と色合わせ補正量の算出処理は公知の技術であり、ここでは、これらの詳細についての説明は省略する。
図7はこの色ずれ補正制御の制御手順を示すフローチャートであり、前記CPUによって実行される。この制御手順では、まず、中間転写ベルト114上へ位置合わせ用マーク(補正パターン)117を形成し(ステップS101)、パターン検出部201において検知センサ115a,115b,115cの出力から前記補正パターン117の位置を検出する(ステップS102)。次いで、補正量算出部202において、パターン検出部201から入力されたパターン検出値(位置情報)に基づいてスキューずれ量D1、主レジストずれ量D2、副レジストずれ量D3、及び主走査倍率ずれ量D4をそれぞれ算出し(ステップS103)、算出したずれ量に基づいてスキュー補正量C1、主レジスト補正量C2、副レジスト補正量C3、及び副走査倍率補正量C4をそれぞれ算出する(ステップS104)。その後、算出された各種補正量に応じてスキュー補正、主副レジスト補正、及び主走査倍率補正を実行する(ステップS105)。
一方、例えば特許文献1(特許第3351435号公報)に記載の発明では、スキューレジストレーションのずれに対する補正と他のレジストレーションのずれに対する補正とは、互いに別のサンプリングサイクルで行うようにして、カラーレジストレーションずれを補正するようにしている。
また、特許文献2(特開2007−155764号公報)に記載の発明では、複数色の画像を転写ベルト上に重ね合わせて形成するとともに、転写ベルト上に各色の位置ずれ補正用の補正パターンを形成する書き込みユニットと、補正パターンを検知する検知センサ及びパターン検知部と、検知された補正パターンに基づいて書き込みユニットのスキューずれ量と他の色ずれ量を求め、求めた各色ずれ量を補正するための補正量を算出する補正量算出部と、この補正量に基づいて書き込みユニットの制御を行う書き込み制御部及びスキュー補正モータ制御部と、所定の条件に基づいて色ずれ補正処理の回数を決定し、決定された回数だけ色ずれ補正処理を実行するように制御する判断処理部を備え、短時間で高精度な色ずれ補正を行うようにしている。
前述のように特許文献1記載の発明では、スキューレジストレーションのずれに対する補正と他のレジストレーションのずれに対する補正とは、互いに別のサンプリングサイクルで行うようにしているが、具体的には2回連続で色ずれ補正を行っている。すなわち、特許文献1記載の発明では、1回目の補正パターン形成による補正制御ではスキューずれのみを補正する制御を行い、引き続き2回目の補正パターン形成による補正制御を行い、2回目の補正制御ではレジストレーションずれのみを補正する制御を行っている。これによりスキューずれを解消してからレジストレーションずれを補正するので、スキューずれに起因するレジストレーションずれを高精度に補正することができるとしている。
しかしながら、この特許文献1記載の発明では、転写ベルトに補正パターンを2回形成して補正量を算出し補正制御を行うことになるので、補正処理に要する時間が増加せざるを得ない。一方、特許文献2記載の発明では、処理時間低減のため所定の条件に基づいて色ずれ実施回数、すなわち、1回色ずれ補正を実行するか2回実行するかを決定する制御手段を有しているが、補正パターンを1回形成するだけでスキューずれもレジストレーションずれも同時に補正するという処理が実現できたわけではなく、色ずれ補正時間の増加は否めない。
そこで本発明が解決しようとする課題は、短時間で高精度な色ずれ補正を行うことができるようにすることにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、複数色の画像を像担持体上に重ね合わせて形成する画像形成部と、前記像担持体上に各色の位置ずれ補正用の補正パターンを形成するパターン形成手段と、前記像担持体上に形成された前記補正パターンを検知する検知手段と、前記検知手段によって検知された前記補正パターンに基づいて、前記画像形成部の色ずれ量を求め、さらに当該求めた色ずれ量を補正するための補正量を算出する補正量算出手段と、前記補正量算出手段によって算出された前記補正量に基づいて前記画像形成部における書き込み位置を制御する書き込み制御手段と、を備え、前記像担持体に形成された画像を記録媒体に転写して画像形成を行う画像形成装置であって、前記補正量算出手段は、検知した補正パターンに基づいて算出したスキュー補正量と、該スキュー補正量とスキュー補正に関与する光学要素の構成とに基づいて、検知した補正パターンに基づいて算出したレジスト補正量を修正するための係数を算出することを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記補正量算出手段は、前記補正量を算出する際、主走査レジスト補正量及び副走査レジスト補正量のそれぞれに対して、スキュー補正量に応じた補正量を加算または減算することを特徴とする。
第3の手段は、第1の手段において、前記補正量算出手段は、前記補正量を算出する際、主走査レジストずれ量及び副走査レジストずれ量のそれぞれに対してスキュー補正量に応じたずれ量を加算または減算し、加減算後のずれ量から主走査及び副走査のレジスト補正量を算出することを特徴とする。
第4の手段は、第1ないし第3のいずれかの手段において、前記スキュー補正の単位移動量あたりの主走査レジスト及び副走査レジストそれぞれのずれ量または補正量を記憶する記憶手段を備えていることを特徴とする。
第5の手段は、複数色の画像を像担持体上に重ね合わせて形成する画像形成部と、前記像担持体上に各色の位置ずれ補正用の補正パターンを形成するパターン形成手段と、前記像担持体上に形成された前記補正パターンを検知する検知手段と、前記検知手段によって検知された前記補正パターンに基づいて、前記画像形成部の色ずれ量を求め、さらに当該求めた各色ずれ量を補正するための補正量を算出する補正量算出手段と、前記補正量算出手段によって算出された前記補正量に基づいて前記画像形成部における画像形成位置を制御する制御手段と、を備え、前記像担持体に形成された画像を記録媒体に転写して画像形成を行う画像形成装置における位置ずれ補正方法であって、検知した補正パターンに基づいて算出したスキュー補正量と、該スキュー補正量とスキュー補正に関与する光学要素の構成とに基づいて、検知した補正パターンに基づいて算出したレジスト補正量を修正するための係数を算出することを特徴とする。
第6の手段は、複数色の画像を像担持体上に重ね合わせて形成する画像形成部と、前記像担持体上に各色の位置ずれ補正用の補正パターンを形成するパターン形成手段と、前記像担持体上に形成された前記補正パターンを検知する検知手段と、前記検知手段によって検知された前記補正パターンに基づいて、前記画像形成部の色ずれ量を求め、当該求めた各色ずれ量を補正するための補正量を算出する補正量算出手段と、前記補正量算出手段によって算出された前記補正量に基づいて前記画像形成部における画像形成位置を制御する制御手段と、を備え、前記像担持体に形成された画像を記録媒体に転写して画像形成を行う画像形成装置における位置ずれ補正制御をコンピュータによって実行する位置ずれ補正制御プログラムであって、検知した補正パターンに基づいて算出したスキュー補正量と、該スキュー補正量とスキュー補正に関与する光学要素の構成とに基づいて、検知した補正パターンに基づいて算出したレジスト補正量を修正するための係数を算出する手順を備えていることを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、像担持体は中間転写ベルト114に、画像形成部及びパターン形成手段は符号112に、検知手段は検知センサ115a,115b,115cを含むパターン検出部201に、補正量算出手段は補正量算出部202に、書き込み制御手段は書き込み制御部204M,204C,204Y,204Kに、補正パターンは符号117に、画像形成装置は符号100に、記憶手段はメモリ208にそれぞれ対応する。
本発明によれば、検知した補正パターンに基づいて算出したレジスト補正量を修正するための係数を用いて補正量を修正するので、1回の色ずれ補正でスキュー補正による主走査及び副走査のレジストレーションずれを補正することが可能であり、短時間で高精度な色ずれ補正を実現することができる。
従来から実施されている本実施形態におけるカラー画像形成装置の概略構成を示す図である。 中間転写ベルトに形成された位置合わせ用トナーマーク列の一部を示す図である。 図1において矢印T1方向から光学装置を見た図である。 スキューずれの概念を示す図である。 ずれを補正したときの状態を示す図である。 色ずれ補正を行う色ずれ補正回路の構成を示すブロック図である。 色ずれ補正制御の制御手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る補正処理の制御手順を示すフローチャートである。 他の実施形態に係る補正処理の処理手順を示すフローチャートである。 図8及び図9の処理を行う場合に好適な色ずれ補正回路の例を示すブロック図である。 スキュー補正時における光学要素の構成を示す平面図である。 ミラーの移動量と感光体ドラムとの関係を示すミラーの短手方向からみた側面図である。 実画像上でのスキュー補正量Bの算出方法を示す図である。 実画像上でのスキュー補正による副走査方向のずれBsの算出方法を示す図である。 実画像上でのスキュー補正による主走査方向のずれBmの算出方法を示す図である。
本発明は、スキューレジストレーションのずれに対する補正と他のレジストレーションのずれに対する補正を効率的に行い、短時間で高精度な色ずれ補正を行うことができるようにしたものである。以下、図面を参照し、本は発明の実施形態について説明する。なお、図1ないし図7に示した従来技術のうち、図1のカラー画像形成装置100、図2の位置決め補正用マーク(補正パターン)117、図3の光学装置102、図6の色ずれ補正回路200については、本実施形態についても同様であるので、以下の説明において同等の各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。また、図1の例では、間接転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置を例に取っているが、直接転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置でも同様である。ただし、補正パターン117は、中間転写ベルトではなく記録媒体である転写紙を吸着して搬送する搬送ベルトに形成される。
前述のように図4に示したスキューずれを補正すると、図5に示すようにM色の走査線はM’のように補正されることになり、同図に示すように主走査及び副走査にそれぞれレジストずれHm,Hsが発生してしまう。これは画像上におけるスキューの回転中心Oが画像中心と一致しておらず、スキューを動かすと同時にレジストも動いてしまうためである。このスキューの回転中心Oは光学系の構成によって決定されるため、スキュー補正によるレジストへの影響は光学装置120の光学要素の構成により異なってくる。そこで、本実施形態では、下記のようにしてスキュー補正による主副のレジストレーションずれを補正するようにした。
すなわち、本実施形態では各補正値算出時に、スキュー補正による主副のレジストずれを考慮し、レジスト補正量を算出することによって色合わせ精度を向上させるようにしている。図8は本実施形態に係る補正処理の制御手順を示すフローチャートである。
図8に示したフローチャートは、図7のフローチャートのステップS104をステップS201に置き換えたもので、その他のステップは図7と同一である。このステップS201では、予め光学系の構成によりスキュー1ステップあたりの主走査レジストずれ量に対応する補正量Am及びスキュー1ステップあたりの副走査レジストずれ量に対応する補正量Asを画像形成装置100の光学装置102の光学要素の構成から理論値の見積もりにより求めておく。その際、理論値を見積もることに代えて、実際にスキューを特定ステップ数動かし、移動の前後で、中間転写ベルト114上にパターン117を形成し、主副レジストの移動量を計測することで見積もっても良い。なお、光学構成から理論値を見積もる見積もり方法については、図11以降の図を参照して後述する。
そして、色ずれ補正実行時に、まずスキュー補正量C1を算出する。次に、主副のレジスト補正量C2,C3を算出するが、このときこのレジスト補正量C2,C3にそれぞれ主走査方向のレジスト補正調整量Am*C1、副走査方向のレジスト補正調整量As*C1をさらに加算する。同時に主操作倍率補正量C4を算出する。このようにすることにより、スキュー補正による主副のレジストずれを補正することができる。
図9は他の実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。この図9に示したフローチャートは、図7のフローチャートのステップS103をステップS301に、ステップS104をステップS302に置き換えたもので、その他のステップは図7と同一である。そこで、ステップS301では、予め光学系の構成によりスキュー1ステップあたりの主走査レジストずれ量Bm及びスキュー1ステップあたりの副走査レジストずれ量Bsを画像形成装置100の光学装置120の光学系の構成から見積もっておく。見積もりについては図11以降の図を参照して後述する。
ステップS301では、スキューずれ量D1とスキュー補正量C1を算出する。次に、ステップS302で主副のレジスト補正量C2,C3を算出するが、その際、主副のレジストずれ量D2,D3に予めスキュー1ステップあたりの主レジストずれ量Bm*C1と副レジストずれ量Bm*C2を加算する。この加算されたずれ量から主副のレジスト補正量補正量C2,C3を算出する。また、このステップS302で、主走査倍率ずれ量D4と主走査倍率補正量C4を算出する。このようにすることにより、スキュー補正による主副のレジストずれを補正することができる。
図10は、図8及び図9の処理を行う場合に好適な色ずれ補正回路210の例を示すブロック図である。この色ずれ補正回路210は図6に示した色ずれ補正回路200に対してスキュー補正時の主副レジストの各補正量及びずれ量を記憶しておくメモリ208を搭載したものである。このように、色ずれ補正回路210にスキュー補正時の主副レジストの各補正量及びずれ量を記憶しておくメモリ208を搭載しておくと、そのメモリ208を参照すれば予め補正量及びずれ量を制御に組み込む必要がなくなり、画像形成装置100の組み立て後にそれぞれの値を計測し、メモリ208に記憶させておくことにより精度の高い補正を行うことが可能となる。
図8のステップS201、図9のステップS301では、レジスト補正量Am,As,Bm,Bsを光学系の構成から見積もるようになっている。この見積もる方法を図11ないし図15を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、総括的に構成要素を説明する場合には色を示すM,C,Y,Kの添字は省略する。
図11はスキュー補正時における光学要素の構成を示す平面図、図12はミラーの移動量と感光体ドラムとの関係を示すミラーの短手方向からみた側面図である。図11においてスキューの補正は、ステッピングモータ102mにより光学系の第1段目のミラー102aの角度を微調することで行う。ステッピングモータはパルス状の電気信号を与えることにより、入力パルス数分だけ動くので、ステップ数と移動範囲が1対1に対応する。そこで、ミラー102aの回転中心(支点)O1に関して1パルスあたりのステッピングモータ120mによるミラー102aの動作範囲をAとすると、図12に示すように、1ステップあたりのステッピングモータ102mによるミラーの移動量Aと感光体ドラム104a上でのビームの副走査方向の潜像位置の移動量B’は、ミラー102aへの入射角をθとすると、
B’=A/cosθ
となる。
このようにして、ステッピングモータ1ステップあたり像面上でのスキュー補正量B’を算出することができる。
このスキュー補正量B’を画像領域に置き換えると、スキュー回転中心Oを頂点とする三角形の相似則により、実画像上でのスキュー補正量Bは図13に示すようにして算出される。つまり、
B=B’×a1/a2
となる。ここで、a1は画像上におけるスキュー回転中心Oから画像端までの距離であり、a2はスキュー回転中心Oからミラー端部でのビーム照射位置までの距離である。
スキュー補正による副走査方向のずれBsは、図14に示すように、m1をスキューの回転中心Oから画像端までの距離、m2をスキューの回転中心Oから画像中心までの距離とすると、ステッピングモータ102mの1ステップあたりの実画像上でのスキュー補正量Bから、
Bs=(m2/m1)*B
として算出される。
スキュー補正による主走査方向のずれBmは、図15に示すように、スキューの回転中心Oに対するずれ量をθ2とし、スキューしている画像Mの端部から前記スキュー回転中心Oを通り、主走査方向に延びる線としてスキューのみを補正した画像M’に下ろした垂線の端部とスキュー回転中心Oとの距離をs1とすると、ステッピングモータ102mの1ステップあたりの実画像上でのスキュー補正量Bから、
Bm=m1−s1
であり、
s1=m1*cosθ2
であるため、
Bm= m1(1−cosθ2)
と算出される。ここで、θ2は
θ2=sin−1(B/m1)
となるため、
Bm=m1(1−sin−1(B/m1))
となる。
また、Am及びAsはそれぞれ、BmとBsを主走査方向及び副走査方向のレジスト補正分解能で割ることによって求めた値である。つまり
Am=Bm/(主走査補正最小単位)
As=Bs/(副走査補正最小単位)
として求めることができる。これらレジスト補正量Am,As,Bm,Bsがレジスト補正量を修正するための係数に対応する。
なお、このようにして求めたレジスト補正量Am,As,Bm,Bsは光学要素(光学系)の構成によりある固定値に決まるので、1回見積もれば(1回見積もりの計算を行えば)、スキュー補正のたびに見積もる必要はない。
このようにしてレジスト補正量Am,As,Bm,Bsを見積もることにより、ステップS201、ステップS302の補正量を算出することができる。
その他、特に説明しない各部は、前述の従来例と同等に構成され、同等に機能する。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが対象となる。
本発明は、複数色の色の画像をそれぞれ独立して形成し、各色を重畳してカラー画像を得る際の色ずれ補正機能を有するカラー画像形成装置、例えば、カラー複写機、プリンタ、ファクシミリ、デジタル複合機などのデジタル画像形成装置、特に電子写真方式で画像を形成する画像形成装置全般に適用することができる。
100 画像形成装置
112 画像形成部
114 中間転写ベルト
115a,115b,115c 検知センサ
117 補正パターン(位置合わせ用のトナーマーク)
201 パターン検出部
202 補正量算出部
204M,204C,204Y,204K 書き込み制御部
208 メモリ
特許第3351435号公報 特開2007−155764号公報

Claims (6)

  1. 複数色の画像を像担持体上に重ね合わせて形成する画像形成部と、
    前記像担持体上に各色の位置ずれ補正用の補正パターンを形成するパターン形成手段と、
    前記像担持体上に形成された前記補正パターンを検知する検知手段と、
    前記検知手段によって検知された前記補正パターンに基づいて、前記画像形成部の色ずれ量を求め、さらに当該求めた色ずれ量を補正するための補正量を算出する補正量算出手段と、
    前記補正量算出手段によって算出された前記補正量に基づいて前記画像形成部における書き込み位置を制御する書き込み制御手段と、
    を備え、前記像担持体に形成された画像を記録媒体に転写して画像形成を行う画像形成装置であって、
    前記補正量算出手段は、検知した補正パターンに基づいて算出したスキュー補正量と、該スキュー補正量とスキュー補正に関与する光学要素の構成とに基づいて、検知した補正パターンに基づいて算出したレジスト補正量を修正するための係数を算出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記補正量算出手段は、前記補正量を算出する際、主走査レジスト補正量及び副走査レジスト補正量のそれぞれに対して、スキュー補正量に応じた補正量を加算または減算することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記補正量算出手段は、前記補正量を算出する際、主走査レジストずれ量及び副走査レジストずれ量のそれぞれに対してスキュー補正量に応じたずれ量を加算または減算し、加減算後のずれ量から主走査及び副走査のレジスト補正量を算出することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記スキュー補正の単位移動量あたりの主走査レジスト及び副走査レジストそれぞれのずれ量または補正量を記憶する記憶手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 複数色の画像を像担持体上に重ね合わせて形成する画像形成部と、
    前記像担持体上に各色の位置ずれ補正用の補正パターンを形成するパターン形成手段と、
    前記像担持体上に形成された前記補正パターンを検知する検知手段と、
    前記検知手段によって検知された前記補正パターンに基づいて、前記画像形成部の色ずれ量を求め、求めた各色ずれ量を補正するための補正量を算出する補正量算出手段と、
    前記補正量算出手段によって算出された前記補正量に基づいて前記画像形成部における画像形成位置を制御する制御手段と、
    を備え、前記像担持体に形成された画像を記録媒体に転写して画像形成を行う画像形成装置における位置ずれ補正方法であって、
    検知した補正パターンに基づいて算出したスキュー補正量と、該スキュー補正量とスキュー補正に関与する光学要素の構成とに基づいて、検知した補正パターンに基づいて算出したレジスト補正量を修正するための係数を算出することを特徴とする位置ずれ補正方法。
  6. 複数色の画像を像担持体上に重ね合わせて形成する画像形成部と、
    前記像担持体上に各色の位置ずれ補正用の補正パターンを形成するパターン形成手段と、
    前記像担持体上に形成された前記補正パターンを検知する検知手段と、
    前記検知手段によって検知された前記補正パターンに基づいて、前記画像形成部の色ずれ量を求め、求めた各色ずれ量を補正するための補正量を算出する補正量算出手段と、
    前記補正量算出手段によって算出された前記補正量に基づいて前記画像形成部における画像形成位置を制御する制御手段と、
    を備え、前記像担持体に形成された画像を記録媒体に転写して画像形成を行う画像形成装置における位置ずれ補正制御をコンピュータによって実行する位置ずれ補正制御プログラムであって、
    検知した補正パターンに基づいて算出したスキュー補正量と、該スキュー補正量とスキュー補正に関与する光学要素の構成とに基づいて、検知した補正パターンに基づいて算出したレジスト補正量を修正するための係数を算出する手順を備えていることを特徴とする位置ずれ補正制御プログラム。
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