JP2010217325A - 画像形成装置及び位置ずれ補正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】位置ずれ量の検出誤差を排除し、低コストの光検出手段でもカラーパターンを安定して検出し、正確な位置ずれ補正を行う。
【解決手段】基準色(ブラック)の位置ずれ補正用パターン29BK_Yと第1色(シアン)の位置ずれ補正用パターン29C_Yを形成し、第1色(シアン)のパターンに対して分光感度特性のピークを有する波長を有する赤色光を照射光としてパターンに照射して、そのパターンからの反射光強度35を検出し、その反射光強度に対してスレッシュレベルを設定してパターンの中心値を求め、この中心値から位置ずれ量を演算し、位置ずれを補正する。
【選択図】図10

Description

本発明は、複数色を重ねあわせて可視画像を得る際に行われる複数色の画像位置の位置ずれ補正機能を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、デジタル複合機などの画像形成装置、及び、この画像形成装置で実施される位置ずれ補正方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、色毎に画像を形成し、最後に4色の画像を重畳してフルカラーの可視画像を形成することが一般に行われている。このようにして画像を形成する画像形成装置としては、例えばタンデム型カラー画像形成装置が知られている。タンデム型画像形成装置には、間接転写方式のものと直接転写方式のものがあり、前者では像担持体に担持された画像を1次転写する中間転写ベルト上、後者では像担持体に担持された画像を直接転写する転写紙を搬送する搬送ベルト上に色毎に位置ずれ補正用のパターンを形成し、この補正用パターンを光学的センサ、いわゆるTM(Toner Marking)センサで読み取って画像の書込みタイミングを補正し、4色重畳する位置が一致するようにしている。このようなタンデム式の画像形成装置としては、例えば特許文献1(特許第2858735号公報)及び2(特許第2642351号公報)に記載された発明が公知である。
一方、光センサを使用する場合、光センサの分光感度特性が問題となる。そこで、例えば特許文献3(特開2007−240591号公報)には、LDの製造ロットあるいは光走査装置の使用環境が変化しても、安定な出力信号を得るため、光源と、該光源から出射する光ビームを偏向して像担持体上を偏向走査するための光学系と、光ビームを所定の位置で検知する少なくとも1つの検知手段とを備えた光走査装置において、前記光源として450nmよりも短波長に発振波長を有するレーザダイオードを光源として用い、前記光学系を構成する光学部材として前記検知手段に用いられるフォトダイオードの分光特性と逆特性を有する光学部材を設けた構成とした発明が開示されている。
また、特許文献4(特開2004−21164号公報)には、可視光の光源と対象物の反射光を検出する受光センサから構成される画像濃度センサを用いて濃度検出するカラー画像形成装置においては、検出すべき色毎に最適な光源を用いて検出していたため、色数と同じだけの画像濃度センサが必要となりコスト高の要因となっていたことから、可視光の光源を用いてその反射光を検出することで画像濃度を検出する濃度検出センサを備えたカラー画像形成装置において、その光源の個数を検出すべき色数よりも少なくし、受光センサを共用することで精度を保った上で低コストな濃度検出センサを提供するようにした発明が開示されている。
一方、前記位置ずれ補正パターンの検出に使用されるTMセンサは、LED(Light Emitting Device)を用いて搬送ベルト又は中間転写ベルト上に光ビームを照射し、ベルトからの反射光をPD(Photo Diode)で受光する。反射光には正反射光成分と拡散反射光成分が存在している。TMセンサは正反射光成分の信号を検出することによって位置ずれ補正用パターンを検出している。正反射光はベルト表面から強く反射し、トナー画像からは反射されない光である。拡散反射光はカラーパターンのトナー画像から弱く反射し、搬送ベルト上やブラックのトナー画像からは反射されない光である。
位置ずれ補正には拡散反射光成分の信号は必要ないため、TMセンサには正反射光受光部(PD)に反射光が入射する前にスリットや集光レンズを設けて、拡散反射光成分を除去する機構を備えるものがある。しかし、この機構を備えることでTMセンサのコストが増大する。低コストのTMセンサではこの機構がないため、位置ずれ補正用のカラーパターンを検出するときは正反射光受光部(PD)に正反射光と拡散反射光が混在した反射光が入射する。
このときLEDとPDのアライメントがメカ公差や組み付け誤差といった原因によってずれていると、カラーパターン検出信号の正反射光成分のピーク位置と拡散反射光成分のピーク位置が一致しない。これは位置ずれ量の検出誤差となる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、位置ずれ量の検出誤差を排除し、低コストの光検出手段でもカラーパターンを安定して検出することを可能とし、もって正確な位置ずれ補正を行うことができるようにすることにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、複数の像担持体が無端状搬送体の移動方向に沿って並設され、各々の像担持体に対して電子写真工程により異なる色の画像を形成し、前記無端状搬送体側に転写する複数の作像手段と、前記無端状搬送体に前記作像手段によって色毎に形成された複数のパターンからなる位置ずれ補正パターンを形成するパターン形成手段と、前記無端状搬送体上に形成された前記位置ずれ補正用パターンに光ビームを照射し、当該パターンからの正反射光と拡散反射光を検出するパターン検出手段と、前記パターン検出手段による前記位置ずれ補正用パターンの検出結果に基づいて前記無端状搬送体上の画像の位置ずれ量を検出する位置ずれ量検出手段と、を備えた画像形成装置であって、前記パターン形成手段は、基準色のパターンと第1色のパターンを少なくとも形成し、前記パターン検出手段は、前記第1色のパターンの現像剤像に対して分光感度特性のピークを有する第1の波長の照射光によって照射されたパターンの反射光の強度を検出し、前記位置ずれ量検出手段は、検出された前記基準色と前記第1色の反射光の強度に基づいて2色間位置ずれ量を演算することを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記パターン形成手段は、前記基準色と前記第1色の2色間の位置ずれ量を演算するための位置ずれ補正用パターンを作像する場合、全ての色間の位置ずれ量を演算するための位置ずれ補正用パターンの作像時の前記無端状搬送体の搬送速度、及び前記像担持体への光書込み速度とは異なる速度でパターンを形成することを特徴とする。
第3の手段は、第1又は第2の手段は、前記位置ずれ補正用パターンは、副走査方向に傾斜角θ1をもつ方向に延びる第1のパターンと副走査方向に傾斜角θ2をもつ方向に延びる第2のパターンが副走査方向に繰り返し複数セット形成されたパターン群からなることを特徴とする。
第4の手段は、第1ないし第3のいずれかの手段において、前記像担持体を光走査する回転多面鏡を備え、前記回転多面鏡の前記基準色を露光する反射面と対向する反射面の露光により作像される複数の現像剤像の色がシアンを含むとき、前記第1の波長は赤色光に対応した波長であり、前記第1色はシアンであることを特徴とする。
第5の手段は、第1ないし第3のいずれかの手段において、前記像担持体を光走査する回転多面体を備え、前記回転多面鏡の前記基準色を露光する反射面と対向する反射面の露光により作像される複数の現像剤像の色がマゼンタとイエローの2色であるときに、前記第1の波長は緑色光に対応した波長であり、前記第1色はマゼンタであることを特徴とする。
第6の手段は、第1ないし第3のいずれかの手段において、前記像担持体を光走査する回転多面体を備え、前記回転多面鏡の前記基準色を露光する反射面と対向する反射面の露光により作像される現像剤像の色がイエローのみであるときに、前記第1の波長は青色光に対応した波長であり、前記第1色はイエローであることを特徴とする。
第7の手段は、複数の像担持体が無端状搬送体の移動方向に沿って並設され、各々の像担持体に対して電子写真工程により異なる色の画像を形成し、前記無端状搬送体側に転写する複数の作像手段と、前記無端状搬送体に前記作像手段によって色毎に形成された複数のパターンからなる位置ずれ補正パターンを形成するパターン形成手段と、前記無端状搬送体上に形成された前記位置ずれ補正用パターンに光ビームを照射し、当該パターンからの正反射光と拡散反射光を検出するパターン検出手段と、前記パターン検出手段による前記位置ずれ補正用パターンの検出結果に基づいて前記無端状搬送体上の画像の位置ずれ量を検出する位置ずれ量検出手段と、を備えた画像形成装置の位置ずれ補正方法であって、前記パターン形成手段により基準色のパターンと第1色のパターンを少なくとも形成する第1の工程と、形成された位置ずれ補正用パターンに対して前記パターン検出手段により前記第1色のパターンの現像剤像に対して分光感度特性のピークを有する第1の波長の照射光によって照射されたパターンの反射光の強度を検出する第2の工程と、検出された前記基準色と前記第1色の反射光の強度に基づいて前記位置ずれ量検出手段によって2色間位置ずれ量を演算する第3の工程と、を備えていることを特徴とする。
第8の手段は、第7の手段において、前記第1の工程で前記基準色と前記第1色の2色間の位置ずれ量を演算するための位置ずれ補正用パターンを作像する場合、全ての色間の位置ずれ量を演算するための位置ずれ補正用パターンの作像時の前記無端状搬送体の搬送速度、及び前記像担持体への光書込み速度とは異なる速度でパターンを形成することを特徴とする。
第9の手段は、第7又は第8の手段において、前記位置ずれ補正用パターンは、副走査方向に傾斜角θ1をもつ方向に延びる第1のパターンと副走査方向に傾斜角θ2をもつ方向に延びる第2のパターンが副走査方向に繰り返し複数セット形成されたパターン群からなることを特徴とする。
第10の手段は、第7ないし第9のいずれかの手段において、前記作像手段は前記像担持体を光走査する回転多面鏡を備え、前記回転多面鏡の前記基準色を露光する反射面と対向する反射面の露光により作像される複数の現像剤像の色がシアンを含むとき、前記第1の波長は赤色光に対応した波長であり、前記第1色はシアンであることを特徴とする。
第11の手段は、第7ないし第9のいずれかの手段において、前記作像手段が前記像担持体を光走査する回転多面体を備え、前記回転多面鏡の前記基準色を露光する反射面と対向する反射面の露光により作像される複数の現像剤像の色がマゼンタとイエローの2色であるときに、前記第1の波長は緑色光に対応した波長であり、前記第1色はマゼンタであることを特徴とする。
第12の手段は、第7ないし第9のいずれかの手段において、前記作像手段は前記像担持体を光走査する回転多面体を備え、前記回転多面鏡の前記基準色を露光する反射面と対向する反射面の露光により作像される現像剤像の色がイエローのみであるときに、前記第1の波長は青色光に対応した波長であり、前記第1色はイエローであることを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、像担持体は感光体ドラム9に、無端状搬送体は搬送ベルト5又は中間転写ベルト5aに、作像手段は帯電器10、現像器12、転写器15、感光体クリーナ13、及び作像部6に、位置ずれ補正用パターンは符号29に、パターン形成手段は作像部6及びCPU49に、光ビームは符号26aに、パターン検出手段はTMセンサ17,18,19、正反射受光部27に、位置ずれ量検出手段はCPU49に、回転多面鏡は符号22に、それぞれ対応する。
本発明によれば、基準色以外の色のパターンの現像剤像に対して分光感度特性のピークを有する波長の照射光によって照射されたパターンの反射光強度を検出し、検出された前記基準色と前記基準色以外の色のパターンからの反射光の強度に基づいて2色間位置ずれ量を演算するので、拡散反射光による検出誤差を排除することが可能となり、これにより低コストの光検出手段であってもカラーパターンを安定して検出し、正確な位置ずれ補正を行うことができる。
本発明の実施例1に係る画像形成装置の作像部の構成を示す概略構成図である。 露光器の内部構造の概略を示す図である。 搬送ベルト上に形成されたパターンをTMセンサによって検出する検出構成を示す図である。 TMセンサ、位置ずれ補正用パターン、及び感光体ドラムの各々関係を示す作像部の概略斜視図である。 実施例1における位置ずれ補正用パターンの一例を示す図である。 図5の位置ずれ補正用パターンの検出原理を説明するための図である。 位置ずれ補正に必要な補正量を算出するための、検出されたデータの処理を行う位置ずれ補正回路の回路構成を示すブロック図である。 LED照射光のカラーパターンに対する分光感度特性を示す特性図である。 実施例1におけるブラックとシアンの位置ずれ補正用パターンを示す図である。 図9の位置ずれ補正用パターンの検出原理を説明するための説明図である。 図9に示した位置ずれ補正パターンを形成して位置ずれ補正制御を行う制御手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係る画像形成装置の作像部の構成を示す概略構成図である。 実施例2における位置ずれ補正用パターンの一例を示す図である。 実施例3に係る画像形成装置の作像部の概略構成を示す図である。 実施例4に係る画像形成装置の作像部の概略構成を示す図である。 実施例4における位置ずれ補正用パターンを示す図である。 実施例5に係る画像形成装置の作像部の概略構成を示す図である。
低コストのTMセンサを使いこなし、コスト増大を防ぎつつカラーパターンを安定して検出するためには、拡散光の影響を受けにくいカラーパターンとその検出手段が必要になる。このためにはTMセンサのLEDからカラーパターンと補色関係にある光ビームを照射すれば良い。すなわち、補色関係にある光ビームをカラーパターンに照射すると、光ビームはカラーパターンに吸収され、ブラックパターンと同様に拡散反射光が反射されない。それゆえ、ブラックとカラーパターンの検出結果には検出誤差が含まれず、正確な位置ずれ補正を行うことが可能になる。
このとき光ビームと補色関係にないカラーパターンからの反射光には拡散反射光成分が含まれるため、検出結果には検出誤差が含まれる。例えば、照射光に青色LEDを用いたときにはイエロー、マゼンタ、シアンの内イエローのみが正確に位置を検出することができる。このような4色の内ブラックとイエローの2色のみについて正確に位置ずれ補正を行うことができると、低速印刷時にポリゴンモータの対向反射面による露光で発生する色ずれを正確に補正することが可能となる。
ポリゴンモータによって駆動される回転多面鏡(ポリゴンミラー)を用いた露光には各反射面の先端で同期検知PDを用いて書込みタイミングを調整するが、低速印刷を行うとポリゴンモータの回転数が低下し、同期検知PDに露光ビームが入射するスピードも低下する。通常、同期検知PDには一定時間の検出遅延量が存在する。この検出遅延量はポリゴンモータの低速回転時にも値は変化しない、そのため通常回転時に同期PDの検出遅延量も含めて位置ずれ補正を行い、そこから低速回転に変化すると、速度は変化したにも拘わらず検出遅延量(時間)が変わらないため、書込み位置(距離)が変化してしまい、位置ずれとなる。この位置ずれはポリゴンモータの同じ面を用いて露光する色同士は同じ位置ずれ量であるため、相対的な位置ずれ量は0である。しかし、対向面を用いる色同士であると位置ずれの方向が逆になるため、相対的な位置ずれ量は検出遅延量の2倍に相当する量となる。
このような低速印刷時にポリゴンモータの対向反射面による露光で発生する色ずれは、対向関係にある2色のみを用いて位置ずれ量を算出し、それを4色全てに反映すれば良い。このときブラックとイエローが対向関係にあるならば、照射光に青色LEDを用いることによって正確に対向反射面による露光で発生する色ずれを補正することができる。
そこで、本実施形態では、ブラックと対向する反射面で露光されるカラー作像色を、補色関係にある照射光で検出することによってカラーパターンの検出誤差を低減し、ブラックとその対向面のカラー作像色の2色間において正確な位置ずれ補正を行うことができるようにした。
以下、本実施形態における各実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1は実施例1に係る画像形成装置の作像部の構成を示す概略構成図である。図1において、本実施例1における画像形成装置は、無端状移動手段である搬送ベルトに沿って各色の画像形成部が並べられた直接転写方式のタンデム型画像形成装置である。この画像形成装置は、給紙トレイ1と、露光器11と、作像部6と、搬送ベルト5と、転写器15と、定着器16とを備えている。
搬送ベルト5は、給紙トレイ1から給紙ローラ2と分離ローラ3とにより分離給紙される用紙(記録紙)4を静電吸着して搬送し、作像部6はブラック(BK)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びイエロー(Y)の4色の画像形成部(電子写真プロセス部)6BK、6M、6C、6Yを備え、搬送ベルト5の回転方向に沿って上流側から前記順序で配置されている。これら複数の画像形成部6BK、6M、6C、6Yは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。画像形成部6BKはブラックの画像を、画像形成部6Mはマゼンタの画像を、画像形成部6Cはシアンの画像を、画像形成部6Yはイエローの画像をそれぞれ形成する。
以下の説明では、各色共通の構成について色を示す添え字BK,M,C,Yを省略し、色毎の説明に代えて総括的に説明する。
搬送ベルト5は無端状のベルトからなり、駆動ローラ7と従動ローラ8との間に張設される。駆動ローラ7は、不図示の駆動モータにより回転駆動され、図示矢印方向に(図示反時計方向)に移動する。画像形成に際して、給紙トレイ1に収納された用紙4は最上位のものから順に送り出され、静電吸着作用により搬送ベルト5に吸着され、回転している搬送ベルト5により最初の画像形成部6BKに搬送され、ここで、ブラックのトナー画像が転写される。
画像形成部6は、感光体としての感光体ドラム9、この感光体ドラム9の外周に沿って配置された帯電器10、現像器12、転写器15、感光体クリーナ13、除電器(図示せず)等を備え、帯電器10と現像器12の間に露光器11から出射されたレーザ光14が照射される露光部14wが設けられている。露光器11は、各画像形成部6の感光体ドラム9の露光部14wに当該画像形成部6で形成される画像色に対応する露光ビームであるレーザ光14をそれぞれ照射する。また、転写器15は搬送ベルト5を介して感光体ドラム9に対向するように設けられている。
図2は露光器11の内部構造の概略を示す図である。各画像色の露光ビームであるレーザ光14BK、14M、14C、14Yはそれぞれ光源であるレーザダイオード(LD)23BK、23M、23C、23Yから照射される。照射されたレーザ光は回転多面鏡22によって光学系24BK、24M、24C、24Yを経て、光路を調整された後、感光体ドラム9BK、9M、9C、9Yの表面へと走査される。回転多面鏡22は6面体のポリゴンミラーであり、回転をすることによってポリゴンミラー1面につき主走査方向1ライン分の露光ビームを走査する。光源の4個のレーザダイオード24に対して、ポリゴンミラー1つで走査を行う。レーザ光14は、レーザ光BK,14Mと、レーザ光14C,14Yの2色ずつの露光ビームに分けて回転多面鏡22の対向反射面を用いて走査を行うことによって、異なる4つの感光体ドラム9へと同時に露光することを可能としている。光学系24は反射光を等間隔に揃えるf-θレンズと、レーザ光を偏向する偏向ミラーで構成されている。
同期検知センサ25は主走査方向の画像領域外に配置され、1ラインの走査毎にレーザ光14BK,14Yを検出し、画像形成時の露光開始タイミングを調節する。同期検知センサ25は光学系24BK側に配置されているため、レーザ光14Yは同期検知用折り返しミラー24Y_D1、24Y_D2、24Y_D3を経由して同期検知センサ25に入射する。レーザ光14M,14Cは同期検知センサによる書出しタイミングの調節ができないため、マゼンタの露光開始タイミングはブラックの露光開始タイミングに、シアンの露光開始タイミングはイエローの露光開始タイミングに一致させて各色の画像位置を揃えている。
画像形成に際し、感光体ドラム9BKの外周面は、暗中にて帯電器10BKにより一様に帯電された後、露光器11からのブラック画像に対応したレーザ光14BKにより露光され、感光体ドラム9BK表面に静電潜像が形成される。現像器12BKは、この静電潜像にブラックトナーを付着させて顕像化する。これにより、感光体ドラム9BK上にブラックのトナー画像が形成される。
このトナー画像は、感光体ドラム9BKと搬送ベルト5上の用紙4とが接する位置(転写位置)で、転写器15BKの働きにより用紙4上に転写される。この転写により、用紙4上にブラックのトナーによる画像が形成される。トナー画像の転写が終了した感光体ドラム9BKは、外周面に残留した不要なトナーが感光体クリーナ13BKにより払拭された後、除電器(図示せず)により除電され、次の画像形成のために待機する。
以上のようにして、画像形成部6BKでブラックのトナー画像を転写された用紙4は、搬送ベルト5によって次の画像形成部6Mに搬送される。その間、画像形成部6M,6C,6Yにおいても、画像形成部6BKでの画像形成プロセスと同様のプロセスにより感光体ドラム9M,9C,9Y上にマゼンタ、シアン、イエローのトナー画像が転写器15における転写タイミングだけずれて形成され、そのトナー画像が用紙4上に形成されたブラックの画像に順次重畳されて転写される。こうして、用紙4上にフルカラーの画像が形成される。このフルカラーの重ね画像が形成された用紙4は、搬送ベルト5から剥離されて定着器16で画像が定着された後、画像形成装置の外部に排紙される。
以上のような構成のカラー画像形成装置では、感光体ドラム9BK、9M、9C、9Yの軸間距離の誤差、感光体ドラム9BK、9M、9C、9Yの平行度誤差、露光器11内で偏向ミラーの設置誤差、感光体ドラム9BK,9M,9C,9Yへの静電潜像の書込みタイミング誤差等により、本来重ならなければならない位置に各色のトナー画像が重ならず、各色間で位置ずれが生ずることがある。こうした各色の位置ずれの成分としては、主にスキュー、副走査方向のレジストずれ、主走査方向の倍率誤差、主走査方向のレジストずれなどが知られている。
このようなずれを解消するため、各色のトナー画像の位置ずれを補正する必要がある。位置ずれ補正はBKの画像位置に対して、マゼンタM、シアンC、イエローYの3色の画像位置を合わせる形で行う。図1に示すように、画像形成部6Yの下流側に、搬送ベルト5に対向させてトナーパターンを検出する第1ないし第3のトナーマークセンサ(以下、TMセンサと称する)17,18,19が設けられている。TMセンサ17,18,19は反射型の光学センサであり、用紙4の搬送方向と直交する主走査方向に沿うように同一の基板上に支持されている。位置ずれ補正に必要な位置ずれ量の情報を算出するために、搬送ベルト5上に後述の図5に示すような位置ずれ補正用パターン29を作像し、TMセンサ17,18,19で各色の補正用パターン29を読み取り、各色間の位置ずれ量を検出する。位置ずれ補正用パターン29はTMセンサ17,18,19で検出された後、クリーニング部20で搬送ベルト5上から除去される。
図3はTMセンサ17,18,19を含む画像検出手段の拡大図、図4はTMセンサ17,18,19によってパターン検出を行うときの検出構成を示す図で、感光体9、搬送ベルト5、補正用パターン29、及びTMセンサ17,18,19の位置関係を示す。図3において、TMセンサ17,18,19はそれぞれ発光部26と、正反射受光部27と、拡散反射受光部28とを備える。発光部26からは搬送ベルト5上に形成された位置ずれ補正用パターン29に光ビーム26aが照射され、その正反射光成分と拡散反射光成分を含んだ反射光を正反射受光部27が受光し、TMセンサ17,18,19によって位置ずれ補正用パターン29が検出される。なお、本実施例では特に説明しないが、搬送ベルト5上に付着量補正用パターン30が作像され、TMセンサ17,18,19によって前記付着量補正用パターン30を検出することができる。付着量補正用パターンの検出時には正反射受光部27で正反射光成分と拡散反射光成分を含んだ反射光を受光し、拡散反射受光部28で拡散反射光を受光する。第1及び第3のTMセンサ17,19は、図4に示すように主走査方向の両端部に、第2のTMセンサ18は中央部に配置され、各々に対して位置ずれ補正用パターン列29a,29b,29cが形成される。また、中央の第2のTMセンサ18に対してのみ付着量補正用パターン30が形成される。そのため、両端の第1及び第3のTMセンサ17,19は拡散反射受光部28を備えなくても良い。なお、図4では、各色の各種色ずれ量を求めるために必要な最低限の1組のパターン列を示している。
図5は位置ずれ補正用パターン29の例を示す図である。位置ずれ補正用パターン29は、BK、M、C、Yの4色からなる直線パターン29BK_Y,29M_Y,29C_Y,29Y_Yと斜線パターン29BK_S,29M_S,29C_S,29Y_Sの計8本のパターン列をもって1組のパターン列としている。斜線パターン29BK_S,29M_S,29C_S,29Y_Sは全て右上り斜線(図において副走査方向に対して平面視右端が上位置に左端が下位置)である。このパターン列を第1ないし第3のTMセンサ17,18,19に対してそれぞれ作成し、更に副走査方向に複数セット作成している。
加えて、位置ずれ補正用パターン29は、パターンの先頭に検出タイミング補正用パターン29BK_Dを備えている。TMセンサ17,18,19は、直線パターン29BK_Y,29M_Y,29C_Y,29Y_Yと斜線パターン29BK_S,29M_S,29C_S,29Y_Sを検出する直前に検出タイミング補正用パターン29BK_Dを検出することによって、パターンの作像(露光)開始から画像検出手段の位置に到達するまでの時間を検出し、理論値との誤差を算出し、補正することによって適切なタイミングで直線パターン29BK_Y,29M_Y,29C_Y,29Y_Yと斜線パターン29BK_S,29M_S,29C_S,29Y_Sを検出することができる。なお、以後の説明において直線パターンは添字として_Yを付し、斜線パターンは_Sを付し、直線あるいは斜線の表記は適宜省略する。
図6は図5の位置ずれ補正用パターンの検出原理を説明するための図である。図6(a)は補正用パターン、照射光のスポット径、及び正反射受光部のスポット径との関係を示し、図6(b)は補正用パターンの受光信号の拡散光成分と正反射成分との関係の一例を示し、図6(c)は正反射受光部の出力信号と補正用パターンの中点を求める求め方を示している。
搬送ベルト5上には図5に示すようにBK,M,C,Y各色の補正用パターン29が形成されている。図6(a)では、本実施例1では、直線パターン29BK_Y,29M_Y,29C_Y,29Y_Yの副走査方向のパターン幅を符号33で、隣接する直線パターン29BK_Y,29M_Y間の間隔を符号34で、パターンを照射する発光部26のパターン位置におけるスポット径を符号32で、正反射部で検知されるスポット径を符号31で示している。なお、図6では原理を説明しているので、図6(a)においてパターンの順番及び組み合わせは任意である。
発光部26からは光ビーム26aが搬送ベルト5のパターンに照射される。正反射受光部27の出力信号は搬送ベルト5上からの反射光であり、正反射光成分と拡散反射光成分を含んでいる。そこで、このような関係の元で搬送ベルト5が移動すると、TMセンサ17,18,19の受光信号の拡散反射成分は図6(b)において符号36で示すように、また、正反射成分は符号37で示すような特性を示す。また、図6(c)において、符号35は正反射受光部27の出力信号を示す。図6(c)においては、グラフの縦軸は正反射受光部27の出力信号強度、横軸は時間を示している。後述するCPU49は、TMセンサ17,18,19の正反射受光部27の出力信号35の検出波形がスレッシュライン40と交差した位置をもって、パターンのエッジ41BK_1、41BK_2、41M,C,Y_1、41M,C,Y_2を検出したと判断する。更に、これら2点のエッジの平均値を取って画像位置と判定する。正反射受光部27の出力信号強度、すなわち、反射光強度は、本実施例では、搬送ベルト5の表面からの反射光強度と最も濃度が高いパターンの反射光強度の中央値、すなわち、1/2の強度に設定し、当該反射光強度をスレッシュライン40として設定している。
図6(b)において、符号36は受光信号の拡散反射光成分である。拡散反射光成分は、搬送ベルト5の表面とBKの位置ずれ補正用パターン29BK_Yパターン上からは反射しないが、M,C,Yの位置ずれ補正用パターン29M,C,Y_Yパターン上から反射している。符号37は受光信号の正反射光成分である。正反射光成分は、搬送ベルト5の表面で強く反射し、位置ずれ補正用パターン29のパターン上からは色に拘わらず反射していない。
図6(c)の正反射受光部27の出力信号35から分かるようにカラーパターン検出時には正反射光成分に拡散反射光成分が重畳された反射光を検出することによってBKパターン検出時と比較してS/N比が低下している。このとき安定してパターンのエッジを検出するために、
・発光部26は光ビーム26aの強度を1回の位置ずれ補正や付着量補正の実行中は一定の値に保つ。
・更に、照射光の強度は位置ずれ補正や付着量補正実行のたびに最適な値に調節する。
・パターンが存在しないときに搬送ベルト5上に光ビーム26aを様々な強度で照射し、そのときの正反射受光部27の検出結果を用いて搬送ベルト5上からの正反射光レベルが狙いの値になるように光ビーム26aの照射強度を決定する。
・また、調整時間の短縮が必要になるときは、光ビーム26aの照射強度は固定値を使い続ける。
というように処理する。
図3に示すTMセンサ17,18,19は、発光部26と正反射受光部27のアライメントを調整することによって正確に位置ずれ補正用パターン29を検出することができる。このアライメントが機械的公差や取り付け誤差等によってずれたときに、図6(b)から分かるように各色の直線パターン29BK_Y,29M_Y,29C_Y,29Y_Yからの正反射光成分36波形と拡散反射光成分37波形のピーク位置がずれる。すなわち、正反射受光部27からの出力信号(正反射成分37波形)では、29BKパターンは実際のパターンの中点と出力信号のピーク位置が一致しているが、29M,C,Yパターンは実際のパターンの中点と出力信号(正反射成分37波形)のピーク位置が異なる。その結果、カラーパターンの検出位置に誤差が生じ、正確な位置を検出することができない。このカラーパターン検出時のS/N比低下及び検出誤差は直線パターン29BK_Y,29M_Y,29C_Y,29Y_Yよりも斜線パターン29BK_S,29M_S,29C_S,29Y_Sを検出したときに大きくなる。
また、図6(a)に示すように搬送ベルト5上にベルト傷や付着物といった外乱38が存在すると、この傷や付着物を位置ずれ補正用パターン29と誤検出してしまう場合がある。外乱38に光ビーム26aを照射すると、平滑な搬送ベルト5上と比較して正反射光の反射レベルが下がる(図6(b)参照)。この外乱38の反射レベルがスレッシュライン40より下がったとき、画像検出手段は外乱38を位置ずれ補正用パターン29を検出したと誤認識する。これを防ぐためには、位置ずれ補正用パターン29の検出時のS/N比を向上させ、スレッシュライン40を下げることが必要であり、有効である。
よって安定して位置ずれ補正用パターンを検出するためには、カラーパターンの検出誤差の低減とS/N比向上が求められる。カラーパターンからの正反射光成分は、カラーパターンの副走査方向のパターン幅が正反射受光部27の受光スポット径31以上のときに搬送ベルト5上の反射レベルとの差が最大となる。また、拡散反射光成分は副走査方向のパターン幅が小さいほど、反射レベルが小さくなる。よって、カラーパターンの副走査方向のパターン幅が正反射受光部27の受光スポット径31と等しいときに、反射光の検出時のS/N比が最大となる。
そのため、位置ずれ補正用パターン(カラーパターン)29BK,M,C,Y_Yの副走査方向の線幅33は、正反射受光部27の受光スポット径31とほぼ同じ0.6mmとなっている。斜線の位置ずれ補正用パターン29BK,M,C,Y_Sの線幅の最短部分も0.6mmとなっている。更に、照射光のスポット径32は約2mmである。照射光が2本のパターンに同時に照射され、2本のパターンから同時に拡散光が反射されると正常にパターンを検出することができない。これを防ぐために、位置ずれ補正用パターンの直線パターン29BK,M,C,Y_Yは、各パターン同士の間隔34が2mm以上となっている。斜線パターン29BK,M,C,Y_Sも、各パターン同士の間隔の最短部分が2mm以上となっている。
位置ずれ補正は、図5に示した位置ずれ補正用パターンを用い、TMセンサ17,18,19からの出力に基づいてCPU49が所定の演算処理を実行することにより行われる。すなわち、図5の位置ずれ補正用パターン29の検出結果から直線パターン29BK_Y,29M_Y,29C_Y,29Y_Yの画像位置を求め、CPU49が所定の演算処理を行うことによって副走査レジストのずれ量、スキューを求めることができる。更に、直線パターン29BK_Y,29M_Y,29C_Y,29Y_Yの画像位置に加えて、斜線パターン29BK_S,29M_S,29C_S,29Y_Sの画像位置を求めてCPU49が所定の演算処理を行うと、主走査方向の倍率誤差、主走査方向のレジストずれ量が各々求められる。この結果をもとに位置ずれ補正が行われる。
スキューに関しては、例えば露光器11内の偏向ミラーあるいは露光器11自体をアクチュエータによって傾きを加えることによって補正することができる。副走査方向のレジストずれに対しては、例えばラインの書出しタイミング及びポリゴンミラーの面位相制御によって補正することができる。主走査方向の倍率誤差に関しては、例えば書込み画周波数を変更することによって補正を行う。主走査方向のレジストずれに関しては、主走査ラインの書出しタイミングを変更することによって補正することができる。
図7は、位置ずれ補正に必要な補正量を算出するための、検出されたデータの処理を行う位置ずれ補正回路の回路構成を示すブロック図である。同図において、位置ずれ補正回路は、制御回路CONTと検出回路SCTとからなり、検出回路SCTは制御回路CONTのI/Oポート47を介して制御回路CONTに接続されている。
検出回路SCTはTMセンサ17,18,19、増幅器42、フィルタ43、A/D変換部44、サンプリング制御45、FIFOメモリ46、及び発光量制御部52を備えている。制御回路CONTはCPU49にパス48を介してRAM50とROM51が接続され、また、I/Oポート47がバス48に接続されている。
このような制御構成では、TMセンサ17,18,19の正反射受光部27で得られた出力信号は、AMP42によって増幅され、フィルタ43によってライン検出の信号成分のみを通過させ、A/D変換器44によってアナログデータからデジタルデータに変換される。データのサンプリングは、サンプリング制御部45によって制御され、サンプリングされたデータはFIFOメモリ46に格納される。1組の位置ずれ補正用パターン29の検出が終了した後、格納されていたデータはI/Oポート47を介して、データバス48によりCPU49及びRAM50にロードされ、CPU49は所定の演算処理を行い、上述した各種ずれ量を求める。
ROM51には、上述した各種ずれ量を演算するためのプログラムをはじめ、本実施例における位置ずれ補正装置及び画像形成装置を制御するための各種プログラムが格納されている。また、CPU49は正反射受光部27からの検出信号を適当なタイミングでモニタしており、搬送ベルト5及び発光部26の劣化等が起こっても確実に検出ができるように発光量制御部52によって発光量を制御しており、正反射受光部27からの受光信号のレベルが常に一定になるようにしている。RAM51はCPU49がプログラムを実行する際のワークエリア及びデータバッファとして機能する。このように、CPU49とROM51とが、画像形成装置全体の動作を制御する制御手段として機能する。
このようにして位置ずれ補正用パターン29を作像し、TMセンサ17,18,19によって前記パターン29を検出することによって各色間の位置ずれ補正を行い、高品質な画像を出力することができる。色ずれをより低減し、高品質な画像を得るためにはカラーパターンの検出誤差の低減が不可欠である。このために、本実施例の位置ずれ補正装置はLED光源の単色性に注目し、複数のカラーパターン29のうち、ある1色と補色関係にある光を発光部26から照射することにより、該当カラーパターンを高精度に補正する。
図8はLED照射光のカラーパターンに対する分光感度特性を示す特性図である。この特性図を参照し、検出誤差低減の原理について説明する。
同図において、特性図の縦軸はLED照射光の分光感度、横軸はLED照射光の波長である。この特性図は可視光領域(波長400nm〜800nm)の分光感度特性を示している。55_Yellowはイエローのトナーパターンに光を照射したときの分光感度特性である。55_Yellowは56_Blue(波長435nm〜480nm)でピークが存在する、これは青色光がイエローパターンに吸収されることを示している(青色光とイエローは補色関係)。同様に、55_Magentaは56_Green(波長500nm〜560nm)でピークが存在する。55_Cyanは56_Red(波長610nm〜750nm)でピークが存在する。
このようにLED照射光とカラーパターンに補色関係があるとき、照射光はパターン上で吸収されるため、反射されない。すなわち、正反射光に含まれる拡散反射光成分が非常に少なくなる。ブラックパターンは照射光の波長によらず拡散反射光成分は存在しないため、LED照射光を可視光領域の波長にしたときは、照射光と補色関係にある色とブラックの2色の位置ずれ補正用パターンの検出誤差が低減し、2色間の位置ずれを高精度に補正することが可能になる。
しかし可視光領域のLED光源を使用しても、補色関係にないカラーとブラック間の位置ずれ補正精度は向上しない。そのため可視光領域のLED光源は通常の4色間の位置ずれ補正よりも、2色間の位置ずれ情報のみが必要とされる補正で有効に活用される。
この2色間の位置ずれ情報のみが必要とされる補正として、同期検知センサ遅延量による低速印刷時の主走査色ずれ補正がある。通常、同期検知センサ25(図2参照)はレーザ光14を受光して、それに対応する検出信号を発生するまでに一定時間の遅延量が存在する。この検出遅延量は回転多面鏡22の同じ面を用いて露光する色同士(ブラックBKとマゼンタM、シアンCとイエローY)では同じ値であるため、相対的な位置ずれ量は0である。回転多面鏡22の対向面を用いて露光する色間(ブラックBK・マゼンタMとシアンC・イエローY)では位置ずれの方向が逆になるため、相対的な位置ずれ量は検出遅延量(時間)に回転多面鏡22を駆動するポリゴンモータの回転速度(回転多面鏡22の回転速度に同じ)を掛けた距離の2倍になる。この位置ずれ量は位置ずれ補正実行時に補正されるため、通常の画像印刷時には問題にならない。以下、回転速度もしくは回転数について説明する場合には、ポリゴンモータと回転多面鏡は同軸で一体に回転することから同一の参照符号22を付して説明する。
本実施例に係る画像形成装置では複数の印刷モードを有し、モードに合わせて印刷速度を変化させる。例えば、高画質モードや厚紙印刷モードにおいて印刷速度を1/2にして画像出力する。このとき、回転多面鏡(ポリゴンモータ)22、駆動ローラ7、感光体ドラム9の回転数(速度)が1/2になる。ポリゴンモータ22の回転速度数が低下するときも検出遅延量は通常時と同じ値である。これは検出遅延量が半導体の回路構成に依存する電気的な遅延であるためである。このとき、ポリゴンモータ22の回転数(速度)が変化しているのに検出遅延量(時間)が一定であるため、結果として検出遅延量に起因する位置ずれ量(距離)が変化する。このように変化すると、各色の位置ずれ補正量は通常時のポリゴンモータ22の回転数に基づいて算出されているため、補正量と実際の位置ずれ量とでギャップが生じ、出力画像に位置ずれが発生する。この位置ずれはポリゴンモータ22の回転方向に限定される、すなわち主走査方向の位置ずれのみである。また、対向面を用いて露光する色間(ブラックBK・マゼンタMとシアンC・イエローY)で発生する。
この主走査位置ずれを補正するためには、あらかじめポリゴンモータ22の回転数を変化させた状態で位置ずれ補正を実行し、通常印刷時との位置ずれ補正量の差を保存すれば良い。この回転数を変化させた位置ずれ補正はブラックBKとマゼンタM、シアンCとイエローYの色間では必要ないので、ブラックBKとマゼンタMのどちらかと、シアンCとイエローYのどちらか1色ずつのみで補正すれば良い。この回転数を変化させた位置ずれ補正時に、可視光領域のLED光源を用いた補正精度向上を活用することができる。
図9は本実施例におけるブラックとシアンの位置ずれ補正用パターン29_KCを示す図である。位置ずれ補正用パターン29_KCを作像・検出するときはポリゴンモータ22、駆動ローラ7、感光体ドラム9の回転数を1/2にする。位置ずれ補正用パターン29_KCは、ブラックBK及びシアンCの2色からなる直線パターン29BK_Y,29C_Yと斜線パターン29BK_Y,29C_Sの計4本のパターン列をもって1組のパターン列としている。斜線パターンは全て右上り斜線であり、副走査方向にθ=45°の傾斜角を有している。このパターン列をTMセンサ17,18,19に対して作成し、更に副走査方向に複数セット作成している。更に、この位置ずれ補正用パターン29_KCはパターンの先頭に検出タイミング補正用パターン29BK_Dを配置している。なお、本実施例では、前述の副走査方向に傾斜角θ1をもつ方向に延びる第1のパターンが直線パターンに、副走査方向に傾斜角θ2をもつ方向に延びる第2のパターンが斜線パターンに対応する。したがって、ここでは、θ1=0°(主走査方向)、θ2=45°となる。
図10は図9の位置ずれ補正用パターンの検出原理を説明するための説明図である。図10(a)は補正用パターン、照射光のスポット径、及び正反射受光部のスポット径との関係を示し、図10(b)は補正用パターンの受光信号の拡散光成分と正反射成分との関係の一例を示し、図10(c)は正反射受光部の出力信号と補正用パターンの中点を求める求め方を示している。その他、図10において付した符号は、図6に示したものと同一であり、重複する説明は省略する。
TMセンサ17,18,19の発光部26の照射光は赤色波長(660nm)のLEDから照射される光ビームである。拡散反射光成分36は、図10(b)から分かるようにブラックの位置ずれ補正用パターン29BK_Yとシアンの位置ずれ補正用パターン29C_Y上からは反射しない。正反射光成分37は、位置ずれ補正用パターン29のパターン上からは反射しない。位置ずれ補正用パターン29BK_Yと29C_Yの検出信号35(前記信号36と信号37を重畳した信号に相当)には共に拡散反射光成分が存在しないため正反射成分のみが検出され、検出誤差がなくなる。これにより、図10(c)に示すようにスレッシュライン40を搬送ベルト5の表面からの反射光強度と最も濃度が高いパターンの反射光強度の中央値、すなわち、1/2の強度に設定すると、補色の波長の照射光を使用しない場合に比べて、より高精度に位置ずれ補正用パターン29BK_Yと29C_Yのそれぞれの幅の中央を検出することができる。すなわち、図6に示した例に対してより高S/N比で検出することが可能になる。
更に、位置ずれ補正用パターン29BK_Y,C_Yの副走査方向の線幅33は正反射受光部27の受光スポット径31とほぼ同じ0.6mmとなっている。位置ずれ補正用パターン29BK_S,C_Sの線幅の最短部分も0.6mmとなっている。また、照射光が隣接する2本のパターンに同時に照射され、当該2本のパターンから同時に拡散光が反射されることを考慮する必要がない。そのため、直線の位置ずれ補正用パターン29BK_Y,C_Yは、両パターン間の間隔34が受光スポット径30以上であれば、同時に2本のパターンを検出することがなく、安定して検出できる。よって、図9の位置ずれ補正用パターン29の前記間隔34は0.6mm以上となっている。斜めの位置ずれ補正用パターン29BK_S,C_Sも、両パターン間の間隔の最短部分が0.6mm以上となっている。これにより、斜めの位置ずれ補正用パターン29BK_S,C_Sについても2本のパターンから同時に拡散光が反射されることを考慮する必要がなくなる
直線の位置ずれ補正用パターン29BK_Y,C_Yと斜めの位置ずれ補正用パターン29BK_S,C_Sの画像位置を求めてCPU49が所定の演算処理を行うと、主走査方向のレジストずれ量が求められる。ブラック及びシアンの位置ずれ補正用パターン29_KCを用いた位置ずれ補正時には主走査レジストずれ量以外のずれ量算出は行わない。更に、算出した補正量は高画質モードや厚紙印刷モードにおいて印刷速度を1/2にするときに反映し、それ以外の印刷モード時には反映しない。
図1の画像形成装置の構成では、図2に示したように基準色となるブラックBKに対してポリゴンモータ22の対向面を使用して作像している色はシアンCとイエローYの2色である。シアンCの場合は赤色LED、イエローYの場合は青色LEDを用いることによって共に高精度にブラックBKとの位置ずれ補正を行うことができる。図9のパターン検出では正反射受光部27のPDの出力特性に合わせてシアンの位置ずれ補正用パターン29C_Y、29C_Sを形成し、赤色LEDによって読み取るようにしている。なお、図2に示したように基準色となるブラックBKに対してポリゴンモータ22の対向面を使用して作像している色がイエローYのみである場合には、青色LEDを使用する。
また、正反射受光部27のPDは赤色波長領域で最も入力光に対する出力信号のS/N比が高い特性を示し、青色波長領域に近づくほどS/N比が低下する。そのため赤色LEDと青色LEDのどちらかが選択肢となっている場合は、赤色LEDを選択する。これにより通常の4色を用いる位置ずれ補正用パターン29の検出を安定して行うことができる。
図11は図9に示した位置ずれ補正パターンを形成して位置ずれ補正制御を行う制御手順を示すフローチャートである。同図において、位置ずれ補正制御は、画像形成装置の電源ONによって開始され、まず、制御回路CONTのRAM50が1/2印刷時の主走査レジスト補正量を保持しているか否かを判定する(ステップS101)。これは、前述のように主走査位置ずれを補正するためには、あらかじめポリゴンモータ22の回転数を変化させた状態で位置ずれ補正を実行し、通常印刷時との位置ずれ補正量の差を保存すれば良いからである。そこで、主走査レジスト補正量を保持していれば、更に、位置ずれ補正の実行条件に達したかどうかをチェックし(ステップS102)、実行条件に達していれば、あるいは実行条件に達した時点で、図5に示した4色の位置ずれ補正用パターン29を用いた位置ずれ補正を実行し(ステップS103)、ステップS105のチェックで、位置ずれ補正制御を終了する場合には、そのまま処理を終了し、終了しない場合には、ステップS101に戻って以降の処理を実行する。
一方、ステップS101でRAM50が1/2速印刷時の補正量を保持していなければ、ステップS104で図9に示した位置ずれ補正用パターン(ブラック、シアン)29_KCを用いた位置ずれ補正を実行し、更に、ステップS105のチェックで位置ずれ補正制御を終了する場合には、そのまま処理を終了し、終了しない場合には、ステップS101に戻って、以降の処理を実行する。
図12は実施例2に係る画像形成装置の作像部の構成を示す概略構成図である。本実施例2は、実施例1に対して作像部6の4色の画像形成部(電子写真プロセス部)の配列を変更した例である。すなわち、実施例1では、搬送ベルト5の回転方向に沿って上流側から4色の画像形成部(電子写真プロセス部)6BK、6M、6C、6Yがこの順で配列されているが、実施例2では、6BK、6C、6M、6Yの順で4色の画像形成部(電子写真プロセス部)が配列されている。言い換えれば実施例1のマゼンタMとシアンCの順序を入れ換えたものである。これら複数の画像形成部6BK、6C、6M、6Yは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。実施例1と同様に、画像形成部6BKはブラックの画像を、画像形成部6Cはシアンの画像を、画像形成部6Mはマゼンタの画像を、画像形成部6Yはイエローの画像をそれぞれ形成する。その他の各部は実施例1と同一に構成されている。従って、同一の構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図13は実施例2における位置ずれ補正用パターン(ブラック、マゼンタ)29_KMを示す図である。同図から分かるように実施例1の図9におけるシアンCのパターンがマゼンタMのパターンに代わっただけである。従って、この場合も、位置ずれ補正用パターン29_KMは、ブラックBK及びマゼンタMの2色からなる直線パターン29BK_Y,29M_Yと斜線パターン29BK_S,29M_Sの計4本のパターン列をもって1組のパターン列としている。斜線パターン(_S)は全て右上り斜線であり、副走査方向にθ=45°の傾斜角を有している。このパターン列を各TMセンサ17,18,19に対して作成し、更に副走査方向に複数セット作成している。更に、位置ずれ補正用パターン29_KMはパターンの先頭に検出タイミング補正用パターン29BK_Dを配置している。
このブラックBK及びマゼンタMの位置ずれ補正用パターン29_KMを作像し、当該パターンを検出するときは、実施例1と同様にポリゴンモータ22、駆動ローラ7、感光体ドラム9の回転数を1/2にする。
実施例2の画像形成装置の構成では、基準色となるブラックBKに対して回転多面鏡(ポリゴンモータ)22の対向面を使用して作像している色はマゼンタMとイエローYの2色である。マゼンタMの場合は緑色LED、イエローYの場合は青色LEDを用いることによって実施例1で説明したように共に高精度にブラックとの位置ずれ補正を行うことができる。PDは可視光領域内の長波長側でS/N比が高い特性を示すため、緑色LEDを選択すると、青色LEDを採用したときよりも通常の4色を用いる位置ずれ補正用パターン29の検出を安定して行うことができる。
実施例2における位置ずれ補正用パターンの検出原理は実施例1の図10を参照して説明したものと同等である。ただし、図10においてシアンCの位置ずれ補正用パターン29C_Yに代えてマゼンタMの位置ずれ補正用パターン29M_Yが形成され、TMセンサ17,18,19の発光部26の照射光は緑色波長(520nm)のLEDから照射される光ビームとしている。拡散反射光成分36は、ブラックBKの位置ずれ補正用パターン29BK_YとマゼンタMの位置ずれ補正用パターン29M_Yパターン上からは反射しない。正反射光成分37は、位置ずれ補正パターン29のパターン上からは反射しない。位置ずれ補正用パターン29BK_Yと29M_Yの検出信号には共に拡散反射光成分が存在しないため、実施例1と同様に検出誤差がなく、高S/N比で検出することが可能になる。
実施例2における位置ずれ補正制御の制御手順は、実施例1において図1に示したフローチャートと同様である。ただし、ステップS104では、図13に示した位置ずれ補正用パターン29_KMを用いた位置ずれ補正を実行し、ステップS105に移行する。
この実施例2の場合も実施例1と同様に基準色となるブラックBKに対して回転多面鏡(ポリゴンモータ)22の対向面を使用して作像している色であるマゼンタMでパターンを形成し、更に、そのパターンの補色関係にある緑色波長の光ビームを照射するLEDを使用する。これにより、実施例1の場合と同様の効果を奏することができる。
図14は実施例3に係る画像形成装置の作像部の概略構成を示す図である。本実施例3に係る画像形成装置は、間接転写方式のタンデム型画像形成装置であり、実施例1における直接転写方式の搬送ベルトに代えて中間転写ベルトとし、中間転写ベルトに1次転写され、4色重畳された画像を用紙に一括して2次転写することにより用紙上にフルカラーの画像を形成する。
すなわち、図1に図示した画像形成装置に対して、転写ベルト5を中間転写ベルト5aとし、無端状の中間転写ベルト5aが前記従動ローラ8に巻回されている位置に、図示しない2次転写ローラなどを配置して2次転写位置21とし、この位置に用紙4を送り込むようにした点、クリーニング部20が2次転写位置21より中間転写ベルト5aの搬送方向の下流側に位置している点が実施例1の画像形成装置と異なるだけで、他の各部は同一である。
このように構成された間接転写方式のタンデム型画像形成装置では、画像形成に際し、作像部6で各色のトナー画像が感光体ドラム9BK、9M、9C、9Yと中間転写ベルト5aとが接する位置(1次転写位置)で、転写器15BK、15M、15C、15Yの作用により中間転写ベルト5a上に転写され、中間転写ベルト5a上に各色のトナー画像が重畳されたフルカラー画像が形成される。
一方、給紙トレイ1に収納された用紙4は最も上のものから順に送り出され、中間転写ベルト5aと用紙4とが接する前記2次転写位置21で、転写バイアスが印加され、中間転写ベルト5aのフルカラーのトナー画像が用紙4上に転写される。
その他の各部は実施例1に示した直接転写方式のタンデム型画像形成装置と同等に構成され同等に機能する。また、本実施例3においても、図9ないし図11を参照して説明した位置ずれ補正用パターン29を使用した位置ずれ補正制御が実行される。これにより、実施例1の場合と同様の効果を奏することができる。
また、本実施例でも前記実施例2と同様に図14のマゼンタMとシアンCの画像形成部6Mと6Cを入れ換えて構成することもできる。この場合も、位置ずれ補正用パターン(ブラック、マゼンタ)29_KM及び位置ずれ補正制御は実施例2と同一であり、単にタンデム型の画像形成装置の画像形成方式が間接転写方式に変わったに過ぎず、実施例2で説明したようにして位置ずれ補正用パターン29_KMが形成され、緑色波長(520nm)のLEDから出射される光ビームがパターン検出に使用される。
その他の各部は実施例1に示した直接転写方式のタンデム型画像形成装置と同等に構成され同等に機能し、図9ないし図11を参照して説明した位置ずれ補正用パターン29を使用した位置ずれ補正制御が実行される。これにより、実施例1の場合と同様の効果を奏することができる。
図15は実施例4に係る画像形成装置の作像部の概略構成を示す図である。本実施例4に係る画像形成装置は、実施例1に対して画像形成部6と露光部11を変更した例である。以下、実施例1に対して異なる点について説明する。
図15において、実施例4に係る画像形成装置の画像形成部6は、搬送ベルト5に沿って、この搬送ベルト5の搬送方向の上流側から順に、複数の画像形成部(電子写真プロセス部)6BK,6Y,6M,6Cが配列されている。これら複数の画像形成部6BK,6Y,6M,6Cは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。画像形成部6BKはブラックBKの画像を、画像形成部6YはイエローYの画像を、画像形成部6MはマゼンタMの画像を、画像形成部6CはシアンCの画像をそれぞれ形成する。
一方、露光器11は、本実施例では、第1の露光器11_KYと第2の露光器11_MCの2つを用いる。第1の露光器11_KYは画像形成部6BK,6Yが形成する画像に対応する露光ビームであるレーザ光14BK,14Yを照射する。第2の露光器11_MCは画像形成部6M、6Cが形成する画像に対応する露光ビームであるレーザ光14M、14Cを照射する。第1の露光器11_KYと第2の露光器11_MCは照射するレーザ光がそれぞれ2つになっていること以外は、露光器11と同じ構成である。レーザ光14BK,14Y,14M,14Cは全て同期検知センサ25に入射し、書出しタイミングの調節を行う。
図16は実施例4における位置ずれ補正用パターン29_KYMCを示す図である。位置ずれ補正用パターン29_KYMCを作像し、検出するときはポリゴンモータ22、駆動ローラ7、感光体ドラム9の回転数を1/2にする。位置ずれ補正用パターン29_KYMCは、BK、Y、M、Cの4色からなる直線パターン29BK,Y,M,C_Yと斜線パターン29BK,Y,M,C_Sの計8本のパターン列をもって1組のパターン列としている。斜線パターン(_S)は全て右上り斜線であり、副走査方向に45°の傾斜角を有している。このパターン列を各TMセンサ17,18,19に対して作成し、更に副走査方向に複数セット作成している。更に、位置ずれ補正用パターン29_KYMCはパターンの先頭に検出タイミング補正用パターン29BK_Dを配置している。
実施例4の画像形成装置の構成では、露光器11_KYにおいて基準色となるブラックBKに対して回転多面鏡(ポリゴンモータ)22の対向面を使用して作像している色はイエローYである。また、マゼンタMとシアンCの2色間も露光器11_MCにおいて、それぞれ回転多面鏡(ポリゴンモータ)22の対向面を使用して作像している。そのため横線パターン29BK_Y,29Y_Yと斜線パターン29BK_S,29Y_Sの画像位置、横線パターン29M_Y,29C_Yと斜線パターン29M_S,29C_Sの画像位置を実施例1で既述したようにしてそれぞれ求め、CPU49が所定の演算処理を行うと、ブラックBKとイエローYのパターン間の主走査レジストずれ量、マゼンタMとシアンCのパターン間の主走査レジストずれ量が求められる。位置ずれ補正用パターン29_KYMCを用いた位置ずれ補正時には主走査レジストずれ量以外のずれ量の算出は行わない。
実施例4における位置ずれ補正用パターンの検出原理も実施例1において図10を参照して説明したものと同等である。ただし、発光部26の照射光は青色波長(450nm)のLEDから照射される光ビームである。拡散反射光成分36は、ブラックBKの位置ずれ補正パターン29BK_YとイエローYの位置ずれ補正パターン29Y_Y上からは反射しない。正反射光成分37は、位置ずれ補正パターン29のパターン上からは反射しない。ブラックBKの位置ずれ補正パターン29BK_YとイエローYの位置ずれ補正パターン29Y_Yの検出信号35には共に拡散反射光成分が存在しないため、検出誤差を生じることがなく、実施例1で説明したように、図6のパターンによって検出した場合に比べて、より高S/N比で検出することが可能になる。マゼンタの位置ずれ補正パターン29M_Yとイエローの位置ずれ補正パターン29C_Y上からは共に拡散反射光成分36が反射し、検出誤差となる。しかし2色間で検出誤差が同様に発生するため、マゼンタMとシアンCの両パターン間の主走査レジストずれ量の差を算出すると、検出誤差の影響はない。よってTMセンサ17,18,19の発光部26に青色LEDを用いることによって、ブラックBKとイエローYの画像形成部6BK,6Y間と、マゼンタMとシアンCの画像形成部6M,6C間の位置ずれ補正を高精度に行うことができる。
実施例4における位置ずれ補正制御手順も実施例1で説明した図11のフローチャートと同等に処理される。ただし、ステップS104の処理が図9の位置ずれ補正パターンに代えて図16に示した位置ずれ補正用パターン29_KYMCを用いた位置ずれ補正となる。
その他、特に説明しない各部は実施例1と同等に構成され、同等に機能する。
図17は実施例5に係る画像形成装置の作像部の概略構成を示す図である。本実施例5に係る画像形成装置は、間接転写方式のタンデム型画像形成装置であり、実施例4における直接転写方式の搬送ベルトに代えて中間転写ベルトとし、中間転写ベルトに1次転写され、4色重畳された画像を用紙に一括して2次転写することにより用紙上にフルカラーの画像を形成する。
この実施例5は、画像形成部6は中間転写ベルト5aに沿って、搬送方向の上流側から順に、複数の画像形成部(電子写真プロセス部)6BK、6Y、6M、6Cを配列し、間接転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置としたものである。すなわち、実施例1に対して画像形成部(電子写真プロセス部)6BK、6Y、6M、6Cの配列を実施例4の構成に、露光器11を第1の露光器11_KY及び第2の露光器11_MCの2つ露光器とした実施例4の構成に、中間転写ベルト5aから用紙4への転写を間接転写方式である実施例3の構成としたものである。
このように構成することにより、位置ずれ補正パターンの形成及び検出、並びに位置ずれ補正処理は実施例4と同様にして実行され、画像の転写は実施例3と同様にして実行される。従って、本実施例5においても、TMセンサ17,18,19の発光部26に青色LEDを用いることによって、ブラックBKとイエローYの画像形成部6BK,6Y間と、マゼンタMとシアンCの画像形成部6M,6C間の位置ずれ補正を高精度に行うことができる。
その他、特に説明しない各部は実施例1、3、4と同等に構成され、同等に機能する。
なお、前記CPU49で実行するプログラムは、記録媒体を利用することに流通過程で取引することも可能である。記録媒体としては、例えば、FD、CD−ROM(R、RW)、DVD−ROM(R、RW)、MO、MD、磁気テープ、サーバのハードディスク等が該当する。
また、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが対象となる。
本発明は、複数色を重ねあわせて可視画像を得る装置、及び複数色を重ねあわせて可視画像を得る際に行われる画像位置の位置ずれ補正機能を有する装置全般に適用可能である。
4 用紙
5 搬送ベルト
5a 中間転写ベルト
6 作像部
9 感光体ドラム
10 帯電器
12 現像器
13 感光体クリーナ
15 転写器
17,18,19 TMセンサ
22 回転多面鏡
26 発光部
26a 光ビーム
27 正反射受光部
29 位置ずれ補正用パターン
35 正反射受光部の出力信号
36 受光信号の拡散反射成分
37 受光信号の正反射成分
49 CPU
特許第2858735号公報 特許第2642351号公報 特開2007−240591号公報 特開2004−21164号公報

Claims (12)

  1. 複数の像担持体が無端状搬送体の移動方向に沿って並設され、各々の像担持体に対して電子写真工程により異なる色の画像を形成し、前記無端状搬送体側に転写する複数の作像手段と、
    前記無端状搬送体に前記作像手段によって色毎に形成された複数のパターンからなる位置ずれ補正パターンを形成するパターン形成手段と、
    前記無端状搬送体上に形成された前記位置ずれ補正用パターンに光ビームを照射し、当該パターンからの正反射光と拡散反射光を検出するパターン検出手段と、
    前記パターン検出手段による前記位置ずれ補正用パターンの検出結果に基づいて前記無端状搬送体上の画像の位置ずれ量を検出する位置ずれ量検出手段と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記パターン形成手段は、基準色のパターンと第1色のパターンを少なくとも形成し、
    前記パターン検出手段は、前記第1色のパターンの現像剤像に対して分光感度特性のピークを有する第1の波長の照射光によって照射されたパターンの反射光の強度を検出し、
    前記位置ずれ量検出手段は、検出された前記基準色と前記第1色の反射光の強度に基づいて2色間位置ずれ量を演算すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記パターン形成手段は、前記基準色と前記第1色の2色間の位置ずれ量を演算するための位置ずれ補正用パターンを作像する場合、全ての色間の位置ずれ量を演算するための位置ずれ補正用パターンの作像時の前記無端状搬送体の搬送速度、及び前記像担持体への光書込み速度とは異なる速度でパターンを形成すること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置であって、
    前記位置ずれ補正用パターンは、副走査方向に傾斜角θ1をもつ方向に延びる第1のパターンと副走査方向に傾斜角θ2をもつ方向に延びる第2のパターンが副走査方向に繰り返し複数セット形成されたパターン群からなること
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記像担持体を光走査する回転多面鏡を備え、
    前記回転多面鏡の前記基準色を露光する反射面と対向する反射面の露光により作像される複数の現像剤像の色がシアンを含むとき、前記第1の波長は赤色光に対応した波長であり、前記第1色はシアンであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記像担持体を光走査する回転多面体を備え、
    前記回転多面鏡の前記基準色を露光する反射面と対向する反射面の露光により作像される複数の現像剤像の色がマゼンタとイエローの2色であるときに、前記第1の波長は緑色光に対応した波長であり、前記第1色はマゼンタであること
    を特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記像担持体を光走査する回転多面体を備え、
    前記回転多面鏡の前記基準色を露光する反射面と対向する反射面の露光により作像される現像剤像の色がイエローのみであるときに、前記第1の波長は青色光に対応した波長であり、前記第1色はイエローであることを特徴とする画像形成装置。
  7. 複数の像担持体が無端状搬送体の移動方向に沿って並設され、各々の像担持体に対して電子写真工程により異なる色の画像を形成し、前記無端状搬送体側に転写する複数の作像手段と、
    前記無端状搬送体に前記作像手段によって色毎に形成された複数のパターンからなる位置ずれ補正パターンを形成するパターン形成手段と、
    前記無端状搬送体上に形成された前記位置ずれ補正用パターンに光ビームを照射し、当該パターンからの正反射光と拡散反射光を検出するパターン検出手段と、
    前記パターン検出手段による前記位置ずれ補正用パターンの検出結果に基づいて前記無端状搬送体上の画像の位置ずれ量を検出する位置ずれ量検出手段と、
    を備えた画像形成装置の位置ずれ補正方法であって、
    前記パターン形成手段により基準色のパターンと第1色のパターンを少なくとも形成する第1の工程と、
    形成された位置ずれ補正用パターンに対して前記パターン検出手段により前記第1色のパターンの現像剤像に対して分光感度特性のピークを有する第1の波長の照射光によって照射されたパターンの反射光の強度を検出する第2の工程と、
    検出された前記基準色と前記第1色の反射光の強度に基づいて前記位置ずれ量検出手段によって2色間位置ずれ量を演算する第3の工程と、
    を備えていることを特徴とする位置ずれ補正方法。
  8. 請求項7記載の位置ずれ補正方法であって、
    前記第1の工程で前記基準色と前記第1色の2色間の位置ずれ量を演算するための位置ずれ補正用パターンを作像する場合、全ての色間の位置ずれ量を演算するための位置ずれ補正用パターンの作像時の前記無端状搬送体の搬送速度、及び前記像担持体への光書込み速度とは異なる速度でパターンを形成すること
    を特徴とする位置ずれ補正方法。
  9. 請求項7又は8記載の位置ずれ補正方法であって、
    前記位置ずれ補正用パターンは、副走査方向に傾斜角θ1をもつ方向に延びる第1のパターンと副走査方向に傾斜角θ2をもつ方向に延びる第2のパターンが副走査方向に繰り返し複数セット形成されたパターン群からなること
    を特徴とする位置ずれ補正方法。
  10. 請求項7ないし9のいずれか1項に記載の位置ずれ補正方法であって、
    前記作像手段は前記像担持体を光走査する回転多面鏡を備え、
    前記回転多面鏡の前記基準色を露光する反射面と対向する反射面の露光により作像される複数の現像剤像の色がシアンを含むとき、前記第1の波長は赤色光に対応した波長であり、前記第1色はシアンであることを特徴とする位置ずれ補正方法。
  11. 請求項7ないし9のいずれか1項に記載の位置ずれ補正方法であって、
    前記作像手段は前記像担持体を光走査する回転多面体を備え、
    前記回転多面鏡の前記基準色を露光する反射面と対向する反射面の露光により作像される複数の現像剤像の色がマゼンタとイエローの2色であるときに、前記第1の波長は緑色光に対応した波長であり、前記第1色はマゼンタであること
    を特徴とする位置ずれ補正方法。
  12. 請求項7ないし9のいずれか1項に記載の位置ずれ補正方法であって、
    前記作像手段は前記像担持体を光走査する回転多面体を備え、
    前記回転多面鏡の前記基準色を露光する反射面と対向する反射面の露光により作像される現像剤像の色がイエローのみであるときに、前記第1の波長は青色光に対応した波長であり、前記第1色はイエローであることを特徴とする位置ずれ補正方法。
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