JP2010191383A - トナー位置検出手段及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも小さなトナーパターンによりトナー位置検出を可能で画像形成装置の小型化、トナー消費の低減に寄与できるトナー位置検出手段を提供する。
【解決手段】トナー位置検出手段の対応する発光部と受光部において、発光部が像担持部材上に検出光を投影する領域と、像担持部材上で受光部が像担持部材上からの光を検出できる領域の重なる領域の副方向に直交する方向の幅Aが、前記重なる領域間の副方向に直交する方向の幅B以上で、M(≧3)個の発光部を発光させ、N(≧3)個の受光部の出力に基づきトナーパターンの像担持部材上における位置を演算的に検出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、像担持体上の画像情報を取得するためのトナー位置検出手段、該トナー位置検出手段を備えたプリンタ、ファクシミリ、プロッタ、これらのうち少なくとも1つを含む複合機等の画像形成装置に関する。
トナーによる画像を形成する画像形成装置は、アナログ方式やデジタル方式の「モノクロあるいはカラー複写機」やプリンタ、プロッタ、ファクシミリ装置、近来はマルチファンクションプリンタ(MFP)等として広く実施されている。
このような画像形成装置により形成される画像は「トナー画像」であるが、よく知られたように、記録紙等の画像担持媒体上に適正なトナー画像を得るには、トナー画像の位置を正確に把握する必要がある。
例えば、光導電性の感光体上に形成されたトナー画像を、記録紙上に転写・定着して画像形成する場合、感光体上のトナー画像は「記録紙上の所望の位置」に正しく転写される必要がある。
このような適正位置への転写は、感光体上におけるトナー画像の「転写されるべき記録紙に対する位置」が適正に把握されていなければ実現できない。
また、互いに色の異なる複数のトナー画像を重ね合わせて、多色画像やカラー画像を形成する場合においては、色の異なるトナー画像ごとに位置を把握して、適正な重ね合わせを行わねばならない。
重ね合わせられるトナー画像相互の位置関係を適切に調整できないと、「画像の書き出し側が相互にずれてしまうレジストずれ」、「画像の長さの誤差となる倍率ずれ」、さらにこれらが各色トナー画像間で相対的にずれることによる「色ずれ」など、様々な異常画像を生じる原因となる。
トナー画像の位置を適正に制御するため、従来から、トナー位置検出用のトナーパターンを形成し、これに検出光を照射し、反射光の変化によりトナーパターンの位置を検出する方法が広く行われている(特許文献1等)。
トナー位置検出用のトナーパターンは、形成すべきトナー画像と同一の画像形成条件で形成されるので、トナーパターンの位置を検出することにより、形成されるトナー画像の位置を知ることができ、検出されたトナーパターンの位置に応じて、画像形成条件を調整し、適正な位置に「画像形成用のトナー画像」を形成できる。
トナーパターンに検出光を照射し、反射光を受光する光学装置は「反射型光学センサ」と呼ばれる(特許文献1等)。
これら従来から知られた反射型光学センサは、1個または2個の発光部と、反射光を受光するための1個または2個の受光部(フォトダイオードもしくはフォトトランジスタ)から構成されている。
発光部としてはLEDが用いられるのが一般的であるが、LEDから放射される検出光は、トナー位置検出用のトナーパターンに「トナーパターンよりもサイズが小さいスポット」として照射される。
トナーパターンは、感光体ドラム、転写ベルト等の像担持体上に形成または転写され、像担持体の回転に伴い移動する。このときトナーパターンの移動する方向を「副方向」と呼ぶ。
転写ベルト上で、副方向に直交する方向を「主方向」と呼ぶ。
トナー画像として可視化される静電潜像を「光走査」により形成する場合であれば、主方向は光走査における「主走査方向」に対応し、副方向は「副走査方向」に対応する。
トナーパターンは光走査等による静電潜像形成部において書き込まれ、現像により可視化されてトナーパターンとなり、上記の場合であれば転写ベルト上に転写され、副方向に移動して反射型光学センサによる検出部に移動して検出光のスポットにより照射される。
トナーパターンに照射される「検出光のスポット」の大きさは、通常、直径:2〜3mm程度である。
トナーパターンの大きさも理想的には「検出光のスポット」の大きさ以上あれば問題ないはずである。
しかしながら、静電潜像形成部における光走査領域の機械的変動や、転写ベルトの蛇行、さらには、反射型光学センサの取り付け位置の「主方向の位置ずれ」や、主方向における取り付け位置の経時的変化等が原因し、トナーパターンと反射型光学センサの「主方向における位置関係」は必ずしも理想状態とはならない。
トナーパターンと反射型光学センサの「主方向における位置関係のずれ」により、検出光のスポットがトナーパターンから「はみ出して照射」されれば、受光手段により受光される反射光は適正なものではなく、トナー位置の適正な検出はできない。
検出光のスポットを1個照射し、反射光を1個の受光部で受光し、正反射光と拡散反射光の差によりトナーパターンの位置を検出する場合を例に説明する。
検出光のスポットが「トナーパターンの外側にはみ出して照射」されると、スポットの一部は「トナーパターンの無い部分」で正反射され、トナーパターンの部分では拡散反射される。
このとき、受光部が正反射光を受光するように配置されているとすれば、受光部の受光する正反射光の強度は拡散反射により低減する。
このような「正反射光強度の低下」は検出信号の変動(誤差要因)となり、トナーパターン位置の正しい検出に悪影響を及ぼす。
このような問題を避けるため、従来は、トナーパターンと反射型光学センサの「主方向における位置関係」のずれの存在に拘わらず、検出光のスポットが「主方向に於いてトナーパターン内に位置する」ように、トナーパターンの主方向幅を15mm〜25mm程度の大きさに設定し、上記位置関係のずれが生じても、検出光のスポットがトナーパターンの外側にはみ出さないようにしていた。
すなわち、トナーパターンと反射型光学センサの主方向における位置ずれを予め想定してトナーパターンの主方向幅を大きくしていた。
上記トナー位置検出は、画像形成装置、特にカラー画像形成装置においては「高画質の確保・維持のため、画像形成装置を画像形成プロセスが適正に行われるように調整する」ために行なわれる。
従って、トナー位置検出は「形成すべき画像の出力とは別個に行われる」ため、トナー位置検出が行われている間は「本来の画像形成」を行うことができない。
トナーパターンとなるべき静電潜像を光走査で書き込む場合であると、トナーパターンの大きさに比例して書き込みのための光走査の時間が長くなり、本来の画像形成に対する作業効率を低下させる原因となる。
また、特許文献1の様に、形成すべき画像の主走査方向外側にトナーパターンを置けば、トナー位置検出と「本来の画像形成」を同時に行うことができるが、形成すべき画像の主走査方向幅両側にトナーパターン用に15mm〜25mm程度の領域を更に確保し、画像形成を行わなくてはならず、装置の大型化、および、書込光学系、現像系、クリーニング系のスペックアップが必要になり、コストアップとなる。
更に、トナーパターンを形成するトナーは、本来の画像形成に寄与しない「不寄与トナー」として消費され、トナーパターンの大きさ(面積)に比例して不寄与トナーの消費量も大きくなる。
次に、「主方向におけるトナー位置検知」について述べる。
「主方向におけるトナー位置検知」には、図8に示すような、2本以上の横線と斜線の組み合わせが一般に用いられている。まず、横線cと横線dの検知時間差に対する、次に横線dと斜線eの検知時間差により「主方向におけるトナー位置検知」を行う。
しかしながら、この方法で「主方向におけるトナー位置検知」が正確に行えるのは、横線cと横線dの検知時間差測定時と、横線dと斜線eの検知時間差測定時の像担持体スピードに変化がない場合のみである。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、従来よりも小さなトナーパターンによりトナー位置検出を可能で画像形成装置の小型化、トナー消費の低減に寄与できるトナー位置検出手段、かかるトナー位置検出手段を用いてトナー位置検出を行う画像形成装置の実現を第一の課題とする。
更に、主方向におけるトナー位置検知を高精度に行うことを第二の課題とする。
この発明のトナー位置検出手段は「トナーによる画像を形成する画像形成方法において、所定の副方向へ移動する像担持体の表面に所定のトナーパターンを形成し、支持部材に照射手段により検出光を照射し、支持部材および/またはトナーパターンによる反射光を受光手段により受光し、検出光に対する支持部材の反射特性とトナーパターンの反射特性の差に基づき、トナーパターンの支持部材上における位置を検出する方法」に用いられるものである。
「トナーによる画像を形成する画像形成方法」は、前述の複写機やプリンタ、プロッタ、ファクシミリ装置、MFP等において実行される画像形成方法であり、「静電潜像を形成するプロセス」と「形成された静電潜像をトナーにより可視化するプロセス」とを有する。
静電潜像の形成は、均一帯電した光導電性の感光体に対して「光走査等の露光プロセス」を実行することにより行われる。
「トナーパターン」は、トナー位置検出に用いられる「トナー画像」で、「トナーパターン用に形成された静電潜像がトナー画像として可視化されたもの」であり、検出されるときには像担持体上に形成されている。
即ち、トナーパターンは像担持体上に形成また転写はされ、像担持体の「副方向への移動」により検出部へ持ち来たされる。
「像担持体」は、上記の如く、トナー位置検出時にトナーパターンを保持して副方向に移動する部材であり、具体的には、例えば、静電潜像が形成される感光体自体や、トナー画像の転写に用いる転写ベルトや中間転写ベルト、さらにはトナー画像を転写される記録紙である。
「所定のトナーパターン」は、トナーパターンが定形であること、即ち「一定の形状」であることを意味する。
請求項1記載のトナー位置検出手段は、以下の如き特徴を有する。
即ち、検出光を放射する「検出光用の発光部」をM(≧3)個、支持部材に「検出光のスポットをM箇所で照射できる」ように、且つ、副方向に直交する方向において隣接するスポットの間が「上記直交する方向におけるトナーパターンの大きさ以下」となるように、副方向に交わる1方向に配置して「照射手段」とする。
また、N(≧3)個の受光部を「支持部材および/またはトナーパターンによる、検出光の反射光」を受光できるように、照射手段に対応させ、且つ、支持部材に対向させて1方向に配列して「受光手段」とする。
そして、受光手段のM個の発光部を発光させ、受光手段のN個の受光部の出力に基づきトナー位置を演算的に検出する。
上において「副方向に交わる1方向」は、副方向に直交する方向、即ち「主方向」も含む。
「スポットの間」は、スポットの中心間の距離(上記主方向への射影された状態での距離)ではなく、射影状態において隣接するスポットが互いに重なり合わない場合には、隣接スポットの「縁から縁までの、主方向における距離」を言う。
トナーパターンの主方向の大きさが「隣接するスポットの間」よりも大きければ、トナーパターンが「検出光のスポットが配列する領域」を副方向に通過する際に、トナーパターンの少なくとも一部は、必ず検出光のスポットに照射される。
ここで、任意の隣接する2つの発光部とその発光部の光を最終的に受光する2つの受光部を代表させて、図3を用いて説明する。
2つの発光部からの照射光は像担持体の一定の領域a、aをそれぞれ照らし、その領域の像担持体および/またはトナーパターンにより反射される。また、2つの受光部はそれぞれ像担持体の別の一定の領域a’、a’から反射光を受光する。
とa’、aとa’が同一であることが光利用効率面から最も望ましいが、差があっても構わない。
とa’、aとa’の重なる領域をそれぞれA、Aとする。これらの領域の副方向に直交する方向の幅Aと、AとAの間の副方向に直交する方向の幅をBとすると、AがB以上である。
受光手段は「3個以上の受光部」を有し、検出光のスポットとトナーパターンとの位置関係に応じて、各受光部の受光する光量が変化する。従ってこれら3個以上の受光部の出力に基づき、トナーパターンの位置が精緻に検出される。
この差が「3個以上の受光部の検出する光に変化をもたらす」ので、3個以上の受光部の出力によりトナーパターンの位置を検出できる。
上記の如く、照射手段を構成する発光部の個数:Mは3以上であり、受光手段を構成する受光部の数:Nも3以上である。
MとNとは互いに等しくても(M=N)よいし、異なっても(M≠N)よい。
照射手段は、発光部としてLEDを用い、3個以上のLEDを1方向に配列して構成することができる。
この場合、LEDが「放射光を集光させるレンズ機能を持つ」ものであるなら、各LEDから放射される光が「検出光として支持部材上に所望の大きさのスポット」を形成するように、「配列されたLED」の支持部材に対する位置関係を定めれば良い。
発光部としてはまた3以上の発光部を持つ「LEDアレイ」を用いることができる。
この場合には、LED発光部から照射される光を支持部材上に集光させるような適当な集光光学系を組合せて照射手段とすることができる。
受光手段の受光部としてはPD(フォトダイオード)を用いることができる。
3以上のPD素子をアレイ配列したPDアレイ(例えば、CCDラインセンサ)を受光手段として用いることもできる。
MおよびNの下限は上記の如く3であるが、上限は、トナー位置検出用の反射型光学センサの「実用的な大きさ」により適宜に定めることができる。
好適な値としてはMの最大値は500程度である。Nについては、前述のPDアレイのように「数1000」であってもよい。
照射手段を構成する「M個の発光部」の発光は、M個の発光部を「同時に点滅させる」ようにしても良いし、M個の発光部を「幾つかのグループ」に分け、発光部の配列における一端側からグループ順次に点滅させてもよく、さらには「M個の発光部を1個ずつ順次に点滅させる」ようにしてもよい。
トナーによる画像を形成する画像形成装置において、トナー位置検出に用いるトナー位置検出手段として、請求項1記載のトナー位置検出手段を用いても良い(請求項2)。
請求項1記載のトナー位置検出手段を有する画像形成装置において、前記トナーパターンの少なくとも1つは副方向に直交する方向の幅が、前記幅A×L+前記幅B×(L+1)以上、且つ、前記幅A×(L+1)+前記幅B×L以下(L≧1)としても良い。Lは正の整数(自然数)である。
また、従来のトナーパターンの主方向幅が15mm〜25mmであると前述したが、具体的に、発光部を主方向に3mmピッチで配列し、発光部が上記像担持部材上に検出光を投影する領域と、上記像担持部材上で受光部が上記像担持部材上からの光を検出できる領域の重なる領域の副方向に直交する方向の幅を2mmとすると、A=2mm、B=1mmとなり、L=1とすると、トナーパターンの主方向幅は4〜5mmとなり、大幅にトナーを節約できる(請求項3)。
請求項2又は3記載の画像形成装置において、形成される画像が、色の異なる複数種のトナーによる多色画像もしくはカラー画像であり、
トナーの色毎にトナー位置検出が行われても良い(請求項4)。
本発明によれば、従来よりも小さなトナーパターンによりトナー位置を正確に検出できるので、画像形成装置の小型化に寄与できるとともに、不寄与トナーの使用量低減によりトナー消費に係る不経済性を改善できる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概要構成図である。 トナー位置検出手段と像担持部材上のトナーパターンとの位置関係を示す平面図である。 受光部が像担持部材上からの光を検出できる領域の重なる領域の副方向に直交する方向の幅Aと、該重なる領域間の副方向に直交する方向の幅Bとを説明するための図である。 トナー位置検出手段を示す図で、(a)は照射手段と受光手段の配置構成を示す図、(b)はその検出状態を示す図である。 トナー位置検出手段の他例を示す図である。 幅A、幅Bとトナーパターンとの長さの関係を示す図で、(a)は本発明の条件を満足する例、(b)、(c)は満足しない例を示す図である。 幅A、幅Bとトナーパターンとの長さの関係において、本発明の条件を満足しない他の例を示す図である。 従来の検知用トナーパターンを示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図を参照して説明する。
まず、図1を参照して、画像形成装置の実施の形態を説明する。図1に示す画像形成装置は「カラー画像」を形成するもので、4連タンデム型直接転写方式のフルカラー機である。カラー画像はイエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:C、黒:Kの4色のトナーにより形成される。
図1において、符号20で示す部分は「光走査装置」である。光走査装置20は、従来から知られた公知の種々のものを用いることができる。 符号11Y〜11Kは「光導電性の潜像担持体」であるドラム状の感光体を示す。
感光体11Yはイエロートナーによるトナー画像の形成に用いられ、感光体11M、11C、11Kはそれぞれ、マゼンタトナー、シアントナー、黒トナーによるトナー画像の形成に用いられる。
即ち、光走査装置20は、4個の感光体11Y、11M、11C、11Kに対して「光走査による画像書き込み」を行う。
感光体11Y〜11Kは何れも時計回りに等速回転され、帯電手段をなす帯電ローラTY、TM、TC、TKにより均一帯電され、光走査装置20により「それぞれ対応する光走査」を受けてイエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:C、黒:Kの各色画像を書き込まれ対応する静電潜像(ネガ潜像)を形成される。
これら静電潜像はそれぞれ現像装置GY、GM、GC、GKにより反転現像され、感光体11Y、11M、11C、11K上にそれぞれイエロートナー画像、マゼンタトナー画像、シアントナー画像、黒トナー画像が形成される。
これら各色トナー画像は、図示されない記録シート(転写紙やオーバヘッドプロジェクタ用のプラスチックシート)に転写される。転写には転写ベルト17が用いられる。
記録シートは図示されないシート載置部(転写ベルト17の下部に設けられている。)から給送され、図1において転写ベルト17の右側の上周面に供給され、転写ベルト17に静電吸着され、転写ベルト17が反時計回りに回転することにより図の左方へ搬送される。
記録シートは、このように搬送されつつ、転写器15Yにより、感光体11Y上からイエロートナー画像を転写され、転写器15M、15C、15Kによりそれぞれ、感光体11M、11C、11Kから、マゼンタトナー画像、シアントナー画像、黒トナー画像を順次に転写される。
このようにして、記録シート上においてイエロートナー画像〜黒トナー画像が重ね合わせられてカラー画像を合成的に構成する。
記録シートは、担持したカラー画像を定着装置19により定着されて装置外へ排出される。
なお、上記のようにすることに代えて、中間転写ベルトを用い、上記4色のトナー画像を「中間転写ベルト上に重ね合わせて転写」してカラー画像を得、このカラー画像を記録シートに転写し、定着しても良い。
図1において、符号OS1〜OS4は、この発明のトナー位置検出手段としての「反射型光学センサ」を示す。
図1に示す画像形成装置では、上記の如く「画像の書き込み」は光走査により行われ、光走査における主走査方向は、図1の図面に直交する方向であり、この方向が「主方向」である。
「トナー位置検出」は、反射型光学センサOS1〜OS4を用いて以下の如くに行われる。
トナー位置検出用のトナーパターンは、光走査装置20により感光体11Y〜11Kに個別に書き込まれて形成された「トナーパターンとなるべき静電潜像」が、各現像装置GY、GM、GC、GKにより反転現像されて各々色の異なるトナー画像となり、さらに転写ベルト17の表面に直接的に転写されて「色の異なる4種のトナーパターン」となる。
この説明から明らかなように、説明中の実施の形態においては転写ベルト17が「像担持体」であり、したがって、以下、転写ベルト17を「像担持体17」とも言う。
トナーパターンは支持部材たる転写ベルト17に形成され、転写ベルト17の回転により移動し、反射型光学センサOS1〜OS4によるトナー位置検出、即ち、各トナーパターンの転写ベルト上における位置の検出が行われる。
なお、転写ベルト17上に形成されたトナーパターンは、図1において反射型光学センサOS1〜OS4よりも右側、即ち、これらのセンサの下流側で、図示されないクリーニング装置により転写ベルト17の表面から除去される。
図2は、支持部材である転写ベルト17上に形成されたトナーパターンと、反射型光学センサOS1〜OS4との関係を説明図的に示している。
図の如く、図の上下方向が「主方向」であって、図1における「図面に直交する方向」に対応する。また、図の左右方向の左向きが「副方向」であり、転写ベルト17の表面の移動方向(図中に矢印Fで示す。)である。
図2において、符号PP1〜PP4は、転写ベルト17上に「転写により形成されるイエロートナー画像〜黒トナー画像」の転写ベルト17上における位置関係を調整するために用いられる「トナーパターン」であり、トナー位置検出における検出対象である。
上には、記録シートを搬送して転写するための転写ベルト17上に形成されるトナーパターンを検出する例を説明したが、画像形成装置の形態によっては潜像担持体として感光体や中間転写ベルト(または中間転写体)上に形成されるトナーパターンを反射型光学センサによって検出することもできる。
以下、反射型光学センサと「トナーパターンの検出」を実施の形態を通じて説明する。
図4(a)において、符号OS1は上に説明した反射型光学センサを示している。
先に説明した4個の反射型光学センサOS1〜OS4は「構造的には同一のもの」であるので、反射型光学センサOS1を例にとって説明する。
図4(a)において上下方向が「主方向」、左右方向の左向きが「副方向」である。
反射型光学センサOS1は、検出光を放射する検出光用の発光部E1〜E5(M=5)を、主方向に平行に所定ピッチで等間隔に配置して「照射手段」とする。
また、反射光を受光する受光部D1〜D5(N=5)を、主方向に平行に所定ピッチで等間隔に配置して「受光手段」とする。
そして、照射手段と受光手段とを対応させて、適宜のハウジングに一体的に組み付けた構成である。「ハウジング」は、図1に示した「転写ベルト17の下方の位置」に所定の位置関係で配置される。
「照射手段」をなす発光部E1〜E5と、「受光手段」をなす受光部D1〜D5とは、主方向において同じ位置に配置され、図4(b)に示すように、発光部E1〜E5を支持部材である転写ベルト17の表面に照射したとき、転写ベルト17による反射光が「発光部の各々に対応する受光部D1〜D5に入射する」ように位置関係を定められている。
即ち、受光部D1〜D5の配列ピッチは、発光部E1〜E5の配列ピッチと等しい。
説明の具体性のため、転写ベルト17の表面が滑らかで、個々の発光部Ei(i=1〜5)から放射された検出光の「転写ベルト表面での正反射光」が、対応する受光部Diに入射するようになっているものとする。
従って、図4(b)において、受光部D1〜D5に入射している反射光は「転写ベルト17の表面による正反射光」である。
発光部E1〜E5は具体的にはLEDであり、受光部D1〜D5は具体的にはPD(フォトダイオード)である。
また、図5に示すように発光部E1〜E5および受光部D1〜D5を斜めに配置しても良い。
このような配置形態とすれば、図4の構成では受光部D1〜D5の信号を同時処理しなければならないが、受光部D1〜D5を順次切り替えて信号を処理することが可能になり、処理負荷が軽減される。
次に、トナーパターンについて図6を用いて説明する。
ここでは、発光部を主方向に3mmピッチで配列し、発光部が上記像担持部材上に検出光を投影する領域と、上記像担持部材上で受光部が上記像担持部材上からの光を検出できる領域の重なる領域Aの副方向に直交する方向の幅Aを2mm、領域A間の該領域の副方向に直交する方向の幅Bを1mmとしており、A≧Bである(請求項1)。
図6(a)はトナーパターンTの副方向に直交する方向の幅Taを4.5mmとした時で、
L=1(L≧1)のとき、
A×L+B×(L+1)≧Ta≧A×(L+1)+B×L
となり、請求項3の範囲(条件)を満たす。
この場合、トナーパターンTの主方向位置は領域A〜Aから得られる検知光量比から位置が特定される。
図6(b)はトナーパターンTの副方向に直交する方向の幅を3mmとした時で、
L=1(L≧1)のとき、
Ta≧A×L+B×(L+1)
となり、請求項3の範囲を逸脱する。
この場合、トナーパターンTとTの副方向位置を区別できない。
図6(c)はトナーパターンTの副方向に直交する方向の幅Taを6mmとした時で、
L=1(L≧1)のとき、
A×(L+1)+B×L≧Ta
となり、請求項3の範囲を逸脱する。
この場合、トナーパターンTとTの副方向位置を区別できない。
また、図7のように発光部を主方向に3mmピッチで配列し、発光部が上記像担持部材上に検出光を投影する領域と、上記像担持部材上で受光部が上記像担持部材上からの光を検出できる領域の重なる領域Aの副方向に直交する方向の幅Aを1mm、領域A間の副方向に直交する方向の幅Bを2mmとして請求項3の条件を逸脱させると、トナーパターンT、Tの副方向に直交する方向の幅を4.5mmとしても、トナーパターンTとTの副方向位置を区別できない。
ここではL=1の場合について説明したが、L=2,3,…のようにLが自然数であれば、同様に成り立つ。
17 像担持部材としての転写ベルト
E1〜E5 発光部
D1〜D5 受光部
A 重なる領域
B 重なる領域間の副方向に直交する方向の幅
特開2008−40441号公報 特開2008−276142号公報

Claims (4)

  1. 所定の副方向へ移動する像担持部材の表面に所定のトナーパターンを形成し、
    上記像担持部材に照射手段により検出光を照射し、
    上記像担持部材および/またはトナーパターンによる反射光を受光手段により受光し、
    上記検出光に対する上記像担持部材の反射特性と上記トナーパターンの反射特性の差に基づき上記トナーパターンの上記像担持部材上における位置を検出するトナー位置検出手段であって、
    上記検出光を放射する検出光用の発光部をM(≧3)個、上記像担持部材に検出光のスポットをM箇所で照射できるように、且つ、副方向に直交する方向において隣接するスポットの間が、上記直交する方向における上記トナーパターンの大きさ以下となるように、副方向に交わる1方向に配置して照射手段とするとともに、
    N(≧3)個の受光部を上記像担持部材および/またはトナーパターンによる検出光の反射光を受光できるように、上記照射手段に対応させ、且つ、上記像担持部材に対向させて1方向に配列して受光手段とし、
    対応する発光部と受光部において、発光部が上記像担持部材上に検出光を投影する領域と、上記像担持部材上で受光部が上記像担持部材上からの光を検出できる領域の重なる領域の副方向に直交する方向の幅Aが、前記重なる領域間の該領域の副方向に直交する方向の幅B以上で、上記照射手段のM個の発光部を発光させ、上記受光手段のN個の受光部の出力に基づきトナーパターンの上記像担持部材上における位置を演算的に検出することを特徴とするトナー位置検出手段。
  2. トナーによる画像を形成する画像形成装置において、
    トナー位置検出に用いるトナー位置検出手段として、請求項1記載のトナー位置検出手段を用いることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置において、
    L(正の整数)≧1とするとき、上記トナーパターンの少なくとも1つは副方向に直交する方向の幅が、前記幅A×L+前記幅B×(L+1)以上、且つ、前記幅A×(L+1)+前記幅B×L以下であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2又は3記載の画像形成装置において、
    形成される画像が、色の異なる複数種のトナーによる多色画像もしくはカラー画像であり、トナーの色毎にトナー位置検出が行われることを特徴とする画像形成装置。
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