JP5006731B2 - 画像形成装置及び画像補正方法 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置及び画像補正方法に関し、詳しくは、例えば電子写真プロセスを有するレーザビームプリンタ(LBP)やデジタル複写機、マルチファンクションプリンタ(MFP)等において、入力画像を、安定した品質の濃度によって再現する画像形成装置及び画像補正方法に関する。
プリンタあるいは複写機等のカラー画像形成装置として、色成分の数と同数の電子写真式の画像形成ユニットを備え、各画像形成ユニットにより印刷媒体上に順次各色成分のトナー像を転写するタンデム方式のカラー画像形成装置がある。色毎の画像形成ユニットには現像機および感光ドラムが含まれる。タンデム方式のカラー画像形成装置においては、各色成分画像の位置ずれ(レジストレーションずれと呼ぶ。)を生じさせる複数の要因が存在することが知られている。
その要因には、ポリゴンミラーやfθレンズ等の光学系を含む偏向走査ユニットのレンズの不均一性や取り付け位置ずれ、および偏光走査ユニットの画像形成装置本体への組み付け位置ずれがある。これらの位置ずれにより、走査線が感光ドラムの回転軸と平行な直線にならず、その形状に傾きや曲がりが生じる。このような走査線の傾きや曲がりの度合い(以下、プロファイルあるいは走査線の形状と称する。)が色毎に異なるとレジストレーションずれが生じる。
プロファイルは各画像形成装置すなわち記録エンジンの個体毎、更には各色の変更走査ユニット毎に異なる特性を持つ。プロファイルの一例を図24(a)〜図24(d)に示す。図24において、横軸は画像形成装置における主走査方向位置を示す。主走査方向に直線的に表現している線2411は、曲がりのない理想的な走査線の特性(プロファイル)を示す。また、曲線2401、曲線2402、曲線2403、曲線2404は、色毎のプロファイルを示しており、それぞれシアン(以下、C)、マゼンタ(以下、M)、イエロー(以下、Y)、ブラック(以下、K)の走査線のプロファイルの一例を示す。縦軸は、理想的な特性に対して、副走査方向へのずれ量を示す。同図からもわかるように、プロファイルの曲線は色毎に異なっており、各色に対応する画像形成ユニットの感光ドラム上に静電潜像を形成する場合には、このプロらイルの相違が、各色の画像データのレジストレーションずれとなって現れる。
レジストレーションずれへの対処方法として、特許文献1には、偏光走査装置の組立工程にて、光学センサを用いて走査線の曲がりの大きさを測定し、レンズを機械的に回転させて走査線の曲がりを調整した後、接着剤で固定する方法が記載されている。
特許文献2には、偏光走査装置をカラー画像形成装置本体へ組み付ける工程において、光学センサを用いて走査線の傾きを測定し、偏光走査装置を機械的に傾かせて走査線の傾きを調整した上で、カラー画像形成装置本体に組み付ける方法が記載されている。
特許文献3には、光学センサを用いて走査線の傾きと曲がりの大きさを測定し、それらを相殺するようにビットマップ画像データを補正し、その補正した画像を形成する方法が記載されている。すなわち、感光ドラムの回転軸に平行な感光ドラム表面上の直線すなわち理想的な走査線に対する実際の走査線のずれを、画像データを同じ量だけ反対方向にずらすことで相殺する。この方法は、画像データを補正するため、機械的な調整部材や組立時の調整工程が不要になる。したがって、カラー画像形成装置の大きさを小型化することが可能となり、かつ、特許文献1、2に記載されている方法よりも安価にレジストレーションずれに対処することが出来る。この電気的なレジストレーションずれ補正は、1画素単位の補正と1画素未満の補正に分かれる。1画素単位の補正は、図25に示すように傾きと曲がりの補正量に応じて画素を1画素単位で副走査方向へずらす(オフセットさせる)。なお、以後の記載においては、オフセットさせる位置を乗り換えポイント、オフセットさせる処理をライン乗り換え処理と称する。つまり、図25(a) においては、P1〜P5が乗り換えポイントに該当する。
図25では、補正対象となるのが走査線のプロファイル2501である。プロファイル2501は、たとえば走査線上の画素の座標値の列で示してもよいが、図25では領域ごとに分割された近似直線で示されている。乗り換え点は、プロファイルを主走査方向に走査し、副走査方向に対して1画素分のずれを生じた主走査方向の位置である。図25では、それがP1〜P5に相当する。この乗り換え点を境界として、プロファイルにおける副走査方向へのずれと反対方向に、乗り換え点以降のドットを1ラインずらす。これを各ラインに着目して行う。図25(b)に、そのようにして乗り換え点毎に副走査方向にずらされた画像データの例を示す。図中、斜線で示した部分2511は、ライン乗り換え処理前の1ライン、すなわち本来の画像データ中における1ラインである。ライン乗り換え処理の結果、副走査方向に対するプロファイルのずれを打ち消す方向に、各ラインはずらされている。図25(c)は、そのようにして得られた画像データの一例である。斜線部が補正前の1ラインである。画像形成時には、補正された画像データを1ラインずつ形成する。たとえば、ライン2521、ライン2522…といった順序で、通常の画像形成が行われる。この結果、補正前の画像データにおいて1ラインを構成していた斜線部は、画像形成後に、本来形成されるべき理想的な走査線上に形成されることになる。ただし、ライン乗り換え処理は1画素単位で行っているために、副走査方向について1画素以内のずれは残る。
そこで、ライン乗り換え処理で補正しきれない1画素未満のずれを、図26に例示するように、ビットマップ画像データの階調値を副走査方向の前後の画素で調整することで補正する。つまり、プロファイル2601のように特性が上向きの傾きを示す場合は、階調補正前のビットマップ画像データを、プロファイルの示す傾きと逆方向に傾いた(この例では下向き)画素列2603(図26(c)に示す。)となるように補正する。図26(b)は補正前のビットマップ画像データであり、この画像データ2602は、図25(f)のように、乗り換え点P1,P2において画素単位で副走査方向にずらされる。これを、補正後の理想的な画像データ2603に近付けるために、図25(d)に示すように階調補正を施して、乗り換え点P1,P2における段差を平滑化する。図25(d)は、各画素の濃度を、それらを形成するためのレーザパルスの幅や強度により模式的に示した図である。露光後には図25(e)のような潜像が形成され、ライン乗り換え処理により生じた段差が平滑化される。このような手法によって、画像処理によりレジストレーションずれ補正を行うことができる。なお、このライン乗り換え処理後に行われる平滑化のための階調補正を、以下では補間処理と呼ぶ。
特開2002−116394号公報 特開2003−241131号公報 特開2004−170755号公報
ところがビットマップ画像が階調画像のままであれば、上述の手順で画像形成ユニットのプロファイルに応じたレジストレーションずれ補正を行えるが、スクリーン処理により画質が劣化する場合がある。
図10は、スクリーン処理によって再現された階調画像に、ライン乗り換え処理と補間処理をした様子を模式的に表した図である。スクリーン処理が施された2値画像データは、極めて狭い領域内の画素は近似した階調を有するという局所性により、その階調に応じたドットパターン(ディザパターンと呼ぶ。)を持つ。ドットパターンは、ディザマトリクスの閾値行列の配置に応じて決まる。ドットパターンは、例えば色成分毎に相異なるスクリーン角を持つように設計されている場合がある。なお、スクリーン処理後の2値画像データは画素当たりこの例では4ビットで表現されている。すなわち、スクリーン処理後の画素値は0または15のいずれかである。
このようなスクリーン処理が施された画像データに対してライン乗り換え処理を行うと、出力画像のディザパターンが乗り換えポイントにおいてずれる。たとえば図10(a)に示す画像1001が入力されると、図10(b)にあるように、乗り換えポイントの前後でドットがずれる。これにより、乗り換えポイントを境界としてディザパターンがずれる。そのずれが画像を副走査方向に走る筋むらの発生として観察される。この筋むらによって画質が低下するという問題があった。
また、ライン乗り換え処理に加えて、上述の補間処理をスクリーン処理後の画像データに適用すると、図10(c)にあるように、乗り換えポイントの前後の領域が周辺の同濃度の領域と異なる濃度で再現され、濃度むらが発生するという問題があった。
一方、乗り換え処理後の画像データにディザマトリクスを用いたスクリーン処理を実施すると、ディザパターンにずれが生じず、画質は低下しないが、乗り換え処理のために大きなメモリが必要になる。すなわち、スクリーン処理をほどこさず、量子化されていない画像データにライン乗り換え処理を施すために、乗り換えられる数のラインバッファが必要となり、しかも各画素サイズは量子化前のサイズである。このため大きなメモリが必要であるという問題点があった。
本発明は上記従来例に鑑みて成されたもので、上記問題点を解決することを目的とする。具体的には、各色成分の画像形成部のプロファイルの相違に起因するレジストレーションずれを、ライン乗り換え処理によって補正するとともに、ディザパターンのずれによる画像劣化を防止して高品位な画像を小規模な回路構成によって得ることができる画像形成装置及び画像補正方法を提供することを目的とする。
さらに、レジストレーションずれ補正処理及びスクリーン処理後の回転処理が行われても画像劣化を防止できる画像形成装置及び画像補正方法を提供することを目的とする。
さらに、画像の回転によるスクリーン角の変化に伴う画像劣化を防止することができる画像形成装置及び画像補正方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を備える。すなわち、画像を形成する画像形成部を色成分毎に備え、各色成分の画像を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置であって、
前記画像形成部における像担持体上の走査線の副走査方向についてのずれ量に応じてディザマトリクス要素の位置をずらし、処理対象のドット画像データに対してスクリーン処理を施すスクリーン処理手段と、
前記画像形成部における像担持体上の走査線の副走査方向についての前記ずれ量を相殺するように、前記スクリーン処理手段により処理されたドット画像データの各画素の位置を副走査方向にずらし、該ずらしにより生じる画像の段差を平滑化するレジストレーションずれ補正手段と
前記スクリーン処理されたドット画像データを回転する回転処理手段とを備え
前記レジストレーションずれ補正手段は、前記回転処理手段による回転後の走査線の副走査方向についてのずれ量を相殺するように、処理対象のドット画像データの各画素の位置を副走査方向にずらす
あるいは、画像を形成する画像形成部を色成分毎に備え、各色成分の画像を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置であって、
前記画像形成部における像担持体上の走査線の副走査方向についてのずれ量に応じてディザマトリクス要素の位置をずらし、処理対象のドット画像データに対してスクリーン処理を施すスクリーン処理手段と
前記画像形成部における像担持体上の走査線の副走査方向についての前記ずれ量を相殺するように、前記スクリーン処理手段により処理されたドット画像データの各画素の位置を副走査方向にずらし、該ずらしにより生じる画像の段差を平滑化するレジストレーションずれ補正手段と、
前記スクリーン処理されたドット画像データを回転する回転処理手段とを備え
前記スクリーン処理手段は、前記回転処理手段による回転量に対応して前記ディザマトリクスを回転させ、回転させたディザマトリクスを用いてスクリーン処理を行い、
前記レジストレーションずれ補正手段は、前記回転処理手段による回転後の走査線の副走査方向についてのずれ量を相殺するように、処理対象のドット画像データの各画素の位置を副走査方向にずらす。
本発明により、各色成分の画像形成部のプロファイルの相違に起因するレジストレーションずれを補正するとともに、補正に伴う画像の劣化を防止して高品位な画像を小規模な回路構成によって得ることができる。
[第1実施形態]
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。本実施形態では、本来レーザビームが感光ドラム表面を走査して形成されるはずの理想的な走査線、すなわち感光ドラムの回転軸に平行な走査線に対する実際の走査線のずれを、ドット画像データを同じ量だけ反対方向にずらすことで相殺する。そしてこのレジストレーションずれ補正に伴って生じるむらなどの画像劣化を防止すると共に、レジストレーションずれ補正後のドット画像データにディザ処理を施すことで生じる画質劣化を防止する。
本発明の実施の形態として適用可能な画像形成装置の一例として、レーザビームプリンタの構成例及びそのレーザプリンタで実行される画像補正方法について説明する。なお、本実施形態は、レーザビームプリンタのみならず、インクジェットプリンタやMFP(Multi Function Printer / Multi Function Peripheral)等の他の方式の出力装置でも適用可能である。ただし、本発明を適用する意味のあるプリンタは、色成分毎に画像形成部を備え、そのために各色成分の画像間にレジストレーションずれを生じるおそれのあるプリンタである。インクジェットプリンタであれば、各色成分の記録ヘッドをそれぞれ独立したキャリッジに搭載したシリアルプリンタや、各色成分の記録ヘッドを独立して取り付け可能なラインヘッドのプリンタであれば、レジストレーションずれを生じるおそれがある。そこでこれらのプリンタに本実施形態に係る発明を適用すれば、画質向上に効果がある。しかしながら走査線のプロファイルが色成分毎に相違する可能性が高いと考えられるのはタンデム式のカラーレーザプリンタであるから、本実施形態ではそれを例にして説明する。
<タンデムカラーLBPの画像形成部>
図4は、第1実施形態の電子写真方式のカラー画像形成装置において、静電潜像作成に関係する各ブロックの構成を説明する図である。カラー画像形成装置はカラー画像形成部401と画像処理部402により構成し、画像処理部402でビットマップ画像情報を生成し、それに基づきカラー画像形成部401が記録媒体上への画像形成を行う。また画像処理部402は、予め測定されプロファイル記憶部403に保存された色成分の画像形成部ごとのプロファイル情報416C,416M,416Y,416Kを参照してレジストレーションずれ補正などの補正処理も行う。なお、以下では、色成分毎に色のシンボルC,M,Y,Kを付した符号は、その色のシンボルをとり、総称とする場合がある。ここで画像形成部とは、スキャナ部414と印字部415とを含む、色成分毎の単色画像を形成する名称とする。印字部415は、感光ドラムや転写ドラム等を含むトナー像を形成するためのユニットであり、もちろん文字以外の画像も形成する。
図2は、電子写真方式のカラー画像形成装置の一例である中間転写体28を採用したタンデム方式のカラー画像形成部401の断面図である。図2を用いて、電子写真方式のカラー画像形成装置におけるカラー画像形成部401の動作を説明する。カラー画像形成部401は、画像処理部402が処理した露光時間に応じて露光光を駆動し、感光ドラムすなわち像担持体上に静電潜像を形成して、この静電潜像を現像して各色成分の単色トナー像を形成する。この単色トナー像を中間転写体28上で重ね合わせて多色トナー像を形成し、この多色トナー像を印刷媒体11へ転写してその多色トナー像を熱定着させる。中間転写体も像担持体である。帯電手段は、Y,M,C,Kの色毎に感光体22Y,22M,22C,22Kを帯電させるための4個の注入帯電器23Y,23M,23C,23Kを備え、各注入帯電器にはスリーブ23YS,23MS,23CS,23KSを備えている。
像担持体すなわち感光体(感光ドラム)22Y,22M,22C,22Kは、駆動モータにより画像形成動作に応じて反時計周り方向に回転される。露光手段であるスキャナ部414Y,414M,414C,414Kは感光体22Y,22M,22C,22Kを露光光で照射し、感光体22Y,22M,22C,22Kの表面を選択的に露光する。この結果、静電潜像が感光体表面に形成される。現像手段である現像器26Y,26M,26C,26Kは、静電潜像を可視化するために、Y,M,C,Kの色毎のトナー現像を行う。各現像器には、スリーブ26YS,26MS,26CS,26KSが設けられている。なお、各々の現像器26は脱着が可能である。スキャナ部は、レーザビームの幅や強度によって各画素の階調表現が可能である。たとえば16階調が表現できる。
転写手段である一次転写ローラ27Y,27M,27C,27Kは、時計回りに回転する中間転写体28を感光体22Y,22M,22C,22Kに押圧して、感光体上のトナー像を中間転写体28へと転写する。一次転写ローラ27に適当なバイアス電圧を印加すると共に感光体22の回転速度と中間転写体28の回転速度に差をつけることにより、効率良く単色トナー像を中間転写体28上に転写する。これを一次転写という。
ステーション(各色成分の画像形成部を行呼ぶこともある。)毎の単色トナー像が合成された多色トナー像は、中間転写体28の回転に伴い二次転写ローラ29まで搬送される。その中間転写体28上の多色トナー像が、給紙トレイ21から二次転写ローラ29へ狭持搬送された印刷媒体11上に転写される。この二次転写ローラ29には、適当なバイアス電圧が印加され、静電的にトナー像が転写される。これを二次転写という。二次転写ローラ29は、記録媒体11上に多色トナー像を転写している間、29aの位置で印刷媒体11に当接し、印字処理後は29bの位置に離間する。
定着部31は、印刷媒体11に転写された多色トナー像を印刷媒体11に溶融定着させるために、印刷媒体11を加熱する定着ローラ32と記録媒体11を定着ローラ32に圧接させるための加圧ローラ33を備えている。定着ローラ32と加圧ローラ33は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ34、35が内蔵されている。定着部31は、多色トナー像を保持した印刷媒体11を定着ローラ32と加圧ローラ33により搬送するとともに、熱および圧力を加え、トナーを印刷媒体11に定着させる。
トナー定着後の印刷媒体11は、その後図示しない排出ローラによって図示しない排紙トレイに排出して画像形成動作を終了する。クリーニング部30は、中間転写体28上に残ったトナーをクリーニングする。中間転写体28上に形成された4色の多色トナー像を記録媒体11に転写した後に残った廃トナーは、クリーナ容器に蓄えられる。このようにタンデムカラーLBPでは、色成分毎に印字部415及びスキャナ部414を含む画像形成部を有している。
<走査線のプロファイル特性>
次に図3を用いて、画像形成装置の色毎の実際の走査線302のプロファイル特性に関して説明する。図3において走査線302は感光体22の位置精度や径のずれ、および図2に示す各色のスキャナ部24(24C,24M,24Y,24K)における光学系の位置精度に起因した、傾きおよび曲がりの発生した実際の走査線を示す。画像形成装置は、その記録デバイス(記録エンジン)毎にこのプロファイル特性が異なり、更に、カラー画像形成装置の場合は、色毎にその特性が異なる。
図3(a)は、画像形成装置のプロファイル特性の一部を示す図であり、副走査方向について上側にずれている領域を示す。また、図3(b)は副走査方向について下側にずれている領域を示す。横軸301は理想的な走査線であり感光体22の回転方向に対して垂直に走査が行われる場合、すなわち回転軸に平行に操作が行われている場合の特性を示す。図3ではプロファイルをグラフで示すが、プロファイル情報416に保存されるプロファイルは、離散的なデータである。たとえば、走査線の開始位置P0から、実際の走査線が理想的な走査線から1画素分離れるか又は接近する都度、位置と、その位置に関連づけて、実際の走査線が理想的な走査線に離れるかまたは接近するかを示す移動方向とが保存される。位置は、走査線方向について何番目の画素であるか特定できればよい。したがって、プロファイル302は、プロファイル情報においては、線分311,312,313,314により近似的に示される。レジストレーションずれ補正のためには、これで十分である。
なお、以下、説明におけるプロファイル特性は、画像処理部402で補正がなされるべき方向を前提とし説明する。しかし、表現方法は取り決めに過ぎないことから、ずれ量及び方向が一意に特定できるのであれば、どのような表現方法を採用しても良い。たとえば、カラー画像形成部401のずれ方向として定義しておき、画像処理部402では、その逆特性の補正を行うように構成しても良い。
図7に、プロファイル定義による、画像処理部402で補正がなされるべき方向と、カラー画像形成部401における走査線のずれ方向との相関を示す。図7(a)のようにカラー画像形成部401のプロファイル特性が示されている場合は、画像処理部402では、その逆方向である図(b)のように画像データを副走査方向にずらす。逆に、図7(c)のようにカラー画像形成部401のプロファイル特性が示されている場合、画像処理部402では図7(d)のように画像データを副走査方向にずらす。ただしずれ量は、理想的な走査線301を基準とする。
プロファイル特性のデータ(プロファイル情報)は、例えば図9に示すように、乗り換えポイントの主走査方向の画素位置と、次の乗り換えポイントまでの走査線の変化の方向を含む。具体的には、図9(a)のプロファイル特性に対し、乗り換えポイントがP1,P2,P3,・・・Pmが定義される。各乗り換えポイントの定義は、走査線に、副走査方向について1画素分のずれが発生するポイントであり、方向としては、次の乗り換えポイントまで上向きに変化する場合と下向きに変化する場合がある。例えば、乗り換えポイントP2では、走査線が図の上向きに1ライン分ずれる。すなわち、現在のラインから1ライン下のラインに乗り換える乗り換えポイントである。位置P2におけるずれ方向は、図9(b)に示すように上向き(↑)となる。ただし、画像処理においては、下のラインに乗り換えが行われる。同様に、位置P3においても、ずれ方向は上向き(↑)となる。乗り換えポイントP4における副走査方向についてのずれ方向は、これまでの方向とは異なり下向き(↓)となる。この方向のデータの保持の仕方としては、例えば、上向きを示すデータとして"1"、下向きを示すデータとして"0"とすれば、図9(c)のようになる。この場合、保持するデータ数は乗り換えポイント数と同じだけとなり、乗り換えポイント数がm個であるならば、保持するビット数もmビットとなる。さらに、図9(d)のように、乗り換えポイントの位置を持たず、ずれたラインを示すビット列を保持しても良い。図9(d)は後述する位相ずらしテーブルに相当し、ライン乗り換えポイント毎に、ずれる方向についてずれるライン数(本例では1ライン)が積算されて示されている。図9(a)のプロファイルにおいて上方向への変移を正、下方向を負の値で示し、それを積算している。すなわち図9(d)は、入力ラインの番号を0とした場合の、ライン乗り換え処理により乗り換えられるラインの相対的なライン番号を示す。ただし、図9(d)は、ライン乗り換え処理とは符号が逆であり、プロファイルの特性と同じ符号で示す。
<乗り換えポイント>
次に図3(a)を用いて、レーザースキャン方向に上方にずれている領域の乗り換えポイントに関して説明する。本実施形態における乗り換えポイントとは、副走査方向に1画素ずれているポイントのことを示す。つまり、図3(a)においては、上方への曲がり特性302上で副走査方向に1画素ずれているポイントであるP1、P2、P3が乗り換えポイントに相当する。なお、図3(a)においてはP0を基準としたものとして記載している。同図からもわかるように、乗り換えポイント間の距離(L1、L2)は、曲がり特性302が急激に変化している領域においては短くなり、緩やかに変化している領域においては長くなる。 次に図3(b)を用いて、レーザースキャン方向に下方にずれている領域の乗り換えポイントに関して説明する。下方にずれている特性を示す領域においても、乗り換えポイントの定義は、副走査方向に1画素ずれているポイントのことを示す。つまり、図3(b)においては、下方への曲がり特性302上で副走査方向に1画素ずれているポイントであるPn、Pn+1が乗り換えポイントに相当する。図3(b)においても、図3(a)同様、乗り換えポイント間の距離(Ln、Ln+1)は、曲がり特性302が急激に変化している領域においては短くなり、緩やかに変化している領域においては長くなる。
このように、乗り換えポイントは、画像形成装置がもつ曲がり特性302の変化度合い密接に関係する。よって、急激な曲がり特性をもつ画像形成装置においては、乗り換えポイント数は多くなり、逆に緩やかな曲がり特性をもつ画像形成装置においては、乗り換えポイント数が少なくなる。
画像形成部がもつ曲がり特性が色毎に異なれば、乗り換えポイントの数および位置もそれぞれ異なる。この色間の走査線のプロファイルの相違が、中間転写体28上に全色のトナー像を転写した画像においてレジストレーションずれとなって現れることとなる。本発明は、この乗り換えポイントでの処理に関するものである。
<タンデムカラーLBPの画像処理部>
次に図1及び図4を用いてカラー画像形成装置における画像処理部402について説明する。先ず図1で処理の概略を示す。まずプロファイル特性情報を検出し(あるいは保存されているプロファイル特性情報を読み)(S101)、それに応じた位相ずらしテーブルを用いてディザ処理(スクリーン処理)を行う(S102)。そしてライン乗り換え処理(S103)、補間処理(S104)を行う。処理後のドット画像データがカラー画像形成部に送信されて印刷される。以下、その詳細を説明する。
画像生成部404は、不図示のコンピュータ装置等から受信する印刷データより、印刷処理が可能なラスタイメージデータを生成し、RGBデータおよび各画素のデータ属性を示す属性データとして画素毎に出力する。なお、画像生成部404は、コンピュータ装置等から受信した画像データではなく、カラー画像形成装置内部に読取手段を構成し、読取手段からの画像データを扱う構成としても良い。色変換部405は、RGBデータをカラー画像形成部401のトナー色にあわせてCMYKデータに変換し、CMKYデータと属性データを記憶部406へ格納する。記憶部406は、画像処理部402に構成した第1の記憶部であり、印刷処理の対象となるドットイメージデータを一旦格納する。なお、記憶部406は、1ページ分のドットイメージデータを格納するページメモリで構成しても良いし、複数ライン分のデータを記憶するバンドメモリとして構成しても良い。ドットイメージデータをラスタイメージデータとも呼ぶ。
ハーフトーン処理部407C,407M,407Y,407Kは、記憶部406から出力される属性データおよび各色のデータにハーフトーン処理を行う。ハーフトーン処理部の具体的な構成としては、スクリーン処理によるもの、あるいは誤差拡散処理によるものがある。スクリーン処理は、所定の複数のディザマトリクスおよび入力される画像データ用いて、N値化する処理である。また、誤差拡散処理は、入力画像データを所定の閾値と比較することにより、N値化を行い、その際の入力画像データと閾値との差分を以降にN値化処理する周囲画素に対して拡散させる処理である。本実施形態ではスクリーン処理が行われる。また本実施形態ではNは2とするが、1画素当たりのビット数は4ビットとする。すなわち、量子化処理により、画素値は0または15に変換される。
第2の記憶部408は、画像形成装置内部に構成され、ハーフトーン処理部407(407C,407M,407Y,407K)により処理されたN値化データを記憶する。なお、第2の記憶部408の下流の処理ブロックで画像処理される画素位置が乗り換えポイントである場合、第2の記憶部408から読み出される時点で、1ライン分の乗り換えが行われる。具体的には、読み出すドットのアドレスを次のドットに進めるのではなく、次のドットからさらに1ライン分進めるか、あるいは1ライン分戻す。1ライン分進めるか戻すかは、ずれ方向に応じて決定する。
図8(a)は、図4の記憶部408が保持しているデータの状態を模式的に示す図である。図8(a)に示す通り、記憶部408が記憶している状態においては、画像処理部402としての補正方向、あるいは画像形成部401の走査線の曲がり特性によらず、ハーフトーン処理部407による処理後のデータが保持されている。図8のライン701が読み出される時点で、画像処理部402で補正されるべき方向としてのプロファイル特性が下向きの場合、図8(b)のように、乗り換えポイントを境界として、上向きに1画素分ずらされた状態となる。また、画像処理部402で補正されるべき方向としてのプロファイル特性が上向きの場合、ライン701の画像データが、記憶部408から読み出された時点で、図8(c)のように、乗り換えポイントを境界として、下向きに1画素分ずらされた状態となる。
各色の補間判定部409C,409M,409Y,409Kは、入力されるN値化データの乗り換えポイント前後の画素の処理として、後段処理で補間を必要とする画素であるか、補間を行わなくても良い画素であるかを判定する。タイミング調整部410C,410M,410Y,410Kは、記憶部408から読み出したN値化データと補間判定部409の判定結果との同期をとる。転送バッファ411C,411M,411Y,411Kは、補間判定部409とタイミング調整部410の出力データを一時的に保持する。なお、本説明においては、第1記憶部406、第2記憶部408、転送用バッファ411を別構成として説明したが、画像形成装置内部に共通の記憶部を構成するようにしても良い。
補間処理部412C,412M,412Y,412Kは、転送用バッファ411からの受信データに対して、同じく転送用バッファから転送されてくる補間判定部409による判定結果に基づき補間処理を行う。補間判定部409からの判定結果は画素毎の判定となるが、補間処理部412での補間処理は、画像形成装置がもつプロファイル(曲がり特性)に対応した乗り換えポイントの前後画素を使用する。図5A、図5Bに乗り換えポイントにおける補間の方法を示す(図5A、5Bをまとめて図5と呼ぶ)。
<補間処理>
図5(a)は、レーザースキャン方向に対する、画像形成装置の走査線の曲がり特性を示す図である。領域1は画像処理部402が下向きに補正を行わなければならない領域であり、反対に、領域2は画像処理部402として上向きに補正を行わなければならない領域である。なお、以降の補間処理の説明においては、説明の便宜上、乗り換えポイント間の最小間隔を16画素とするが、本発明はこれに限られるものではない。つまり、任意の画素数間隔にしても良いし、回路構成縮小のために2のべき乗の画素間隔にしても良い。つまり、後述する補間すなわち平滑化は主走査方向について乗り換えポイント直前の16画素に対して行われる。乗り換えポイントの間隔が16画素より長ければ、平滑化された領域よりも前(図では左側)の部分は平滑化されないまま残される。16画素としたのは、本例では2値化されている1画素は4ビットであり、画像形成部の階調表現能力によって16階調で表すことも可能だからである。1画素値1階調ずつ濃度を変化させることで、ライン間の段差が平滑化できる。
図5の例における、乗り換えポイントPc前後の乗り換え前画像、すなわち、ハーフトーン処理部407の出力画像データ502を図5(b)に示す。注目ラインは、図示する3ライン分の画像データの中央ラインである。注目ラインに着目した場合の1画素単位の乗り換え処理後のデータ503、すなわち、記憶部408の出力時の画像データ構成を図5(c)に示す。ライン乗り換え処理は、記憶部408から読み出す時点で行うため、補間処理部412に入力される時点での、乗り換えポイントPc前後の画素構成は、乗り換えポイントPcを境界にして、1ライン分の段差となって現れる。
補間処理部412は、注目ライン上に、段差となって現れる画像データに対して補間処理を行う。領域1における、補正の方向は上向きであるため、注目ラインの補間処理には、後ラインの画像データとの重み付け演算により行う。本説明における重み付けは、図5(d)に示す通り、対象となる副走査方向2画素の総和が、乗り換えポイントの最小値に合わせ16となるようなものである。もちろんこれは一例であって、画像値の総和は16に限定されるものではない。演算に用いる回路の縮小化のために、2のべき乗となるようにしても良いし、より精度を上げるため、任意の係数で演算できるようにしても良い。また、以降の説明のように、重み付けの構成として、1画素単位に重み付け係数を変えるようにしても良いし、図6に示すように、複数画素単位で共通の重み付け係数を用いるようにしても良い。更には、重み付け係数の値に応じて、対応させる画素数を可変にするようにしても良い。なお、乗り換えポイントの定義は、副走査方向に1画素ずれる主走査線上の位置が該当するため、補間の際の基準位置は主走査の開始点すなわち左側端として説明する。補間に用いる演算式を(式1)に記す。xは着目画素の主走査方向の位置、yは着目画素の副走査方向の位置を示す。画素値をp、補正後の画素値をp'とすると式1は以下の通りである。
p'(x,y)=w1×p(x,y−1)+w2×p(x,y)+w3×p(x,y+1)…(式1)
ここでW1、W2、W3はx座標が共通な重み付け係数であり、図5(d)に示すように本例では3×16画素分の係数行列で定義されている。図5(d)の係数行列は、乗り換えポイントで1ライン上のずらす場合のものである。着目ラインの直上のラインについては係数はすべて0である。着目ライン(図の中央のライン)については15/16から0/16まで、1画素右に移動する毎に1/16ずつ係数値が減少する(図5(d)では分母は省略している)。着目ラインの直下のラインについては1/16から16/16まで、1画素右に移動する毎に1/16ずつ係数値が増加する。この係数行列が、乗り換えポイント直前(右側)の着目ラインを中心とする3×16画素に対応づけられて、式1にしたがって補正後の画素値が得られる。得られた補正後の画素値で、補正前の画素値は置換される。これを処理対象の画像データの全ラインに着目して行う。式1は、着目画素の値を、その画素値と、その上下のラインの対応画素値との加重平均を求めるものである。
本例において、式1を図5(b)の画像データに適用して得られる補間画素値の概念図を図5(e)に示す。式1の補間により、乗り換えポイントPcの前では、乗り換えポイントPcに近い画素ほど、後ラインの画素値の影響を受け、乗り換えポイントPcから遠くなる画素(左側の画素)ほど、注目ライン、すなわち、黒データラインの影響を強く受ける。
また、乗り換えポイントPcの後ろの画素では、乗り換えポイントPcに近い画素ほど、注目ラインの前ラインの画像データの影響を受け、乗り換えポイントPaから遠い画素ほど、注目ラインの後ラインの影響を受ける結果となる。ここで、注目ラインの前ラインは、1画素を超える乗り換え処理段差によって前ラインのデータとなった、元々の注目ラインである。なお本例では、乗り換えポイントから16画素手前の画素以外の画素は補間処理の対象とはならないために、それらの画像データは平滑化されることはないものとしている。
次に、下向きに補正を行わなければならない、領域b部分に関して説明する。下向きに補正する場合においては、補正画素値の演算に用いる重み付け係数が、注目ラインと注目ラインの前ラインに設定されることとなる。
図5(f)には、ハーフトーン処理部407が出力した時点の画像データを示し、図5(g)に、記憶部408により読み取られた時点の画像データの例を示す。乗り換えポイントPaにおいては、下向きの補正が行われるため、図5(g)に示す通り、乗り換えポイントPaを境界として、1画素を超える乗り換え処理段差が現れる。下向きの補正を行う場合のW1、W2、W3の値は図5(h)に示す通りであり、説明の便宜上、上向き補正処理時と同様、重み付け係数の総和が16となるようにしている。下向き補正時に対しても、式1を適用すると、乗り換えポイントPaを境界として、補正画素値が求まる。つまり、乗り換えポイントPaの前では、乗り換えポイントに近い画素ほど、前ラインの画素値の影響を受け、乗り換えポイントPcから遠くなる画素ほど、注目ラインの影響を強く受ける。また、乗り換えポイントPaの後ろの画素では、乗り換えポイントPcに近い画素ほど、注目ラインの影響を受け、乗り換えポイントPcから遠い画素ほど、注目ラインの前ラインの影響を受ける結果となる(図5(i))。ただし、本例では補間処理は乗り換えポイントの手前側の16画素を対象とする。図5(i)では乗り換えポイントPaとPcとの間隔が16画素であるから乗り換えポイントPaの前後で平滑化されているように見えるが、それ以上離れている場合には乗り換えポイントPaの直後から平滑化されることはない。
このように、補間処理部412の補間処理により、補間の方向が上向きであっても、下向きであっても、主走査方向に連続する画素データが、1画素を超える乗り換え処理段差によって、大きな段差として現れることが防止される。
パルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)413は、補間処理部412が出力する色毎の画像データに対して、スキャナ部414C,414M,414Y,414K の露光時間へ変換される。そして、変換後の画像データは、画像形成部401の印字部415により出力される。なお、プロファイル特性データは、画像形成部401内部に、画像形成装置がもつ特性として保持されている(プロファイル416C,416M,416Y,416K)。画像処理部402は、画像形成部401が保持しているプロファイル特性に応じてライン乗り換え処理や補間処理を行う。
<スクリーン処理>
次に、別図を用いて、本発明の最も特徴的な部分に関して、更に説明する。既に述べたとおり、電子写真方式の画像形成装置では、一般的にスクリーン処理などのハーフトーン処理によって画像が再現されている。しかしスクリーン処理が行われた階調画像に対してそのままレジストレーションずれ補正処理、特にライン乗り換え処理を行うと、乗り換えポイント前後でディザパターンの位相の不整合が生じる。このため、ハーフトーン処理部407において、プロファイル特性401によって設定されたライン乗り換えポイントを参照して、予めライン乗り換えと反対の方向にディザパターンの位相をずらす処理(以下、位相ずらし処理と称する)を行う。
以下、特にハーフトーン処理部407における位相ずらし処理を含んだスクリーン処理について説明する。図11は、記憶部406から入力された画像に対してハーフトーン処理部407においてスクリーン処理及び位相ずらし処理を行う様子を模式的に表したものである。位相ずらしとは、本実施形態に特有の処理である。ライン乗り換え処理に先行してスクリーン処理を施す際に、ライン乗り換え処理によってスクリーンが本来のパターンに戻るように、予めディザマトリクスをずらす処理を位相ずらし処理と呼ぶ。
まずスクリーン処理について説明する。図11(a)は記憶部406からハーフトーン処理部407に入力された画像1101である。電子写真方式の画像形成装置は一般的に2値プリンタであるので、中間濃度は、画像を小面積のエリアに分割し、エリア内のトナーと出力される紙の面積比によって表現する。これはいわゆる面積階調と呼ばれるものである。エリア毎の色の面積を定めるため、図11(b)に示すような、ディザマトリクスと呼ばれる、階調表現の単位となるエリアと同じ形状及び面積で、各画素に相当する部分に閾値を持つサブマトリクスを用意する。なおここでは便宜上、1種類のディザマトリクスを用いているが、ハーフトーン処理部407C, 407M, 407Y, 407Kによって色毎に互いに異なるディザマトリクスを保持していてもよい。このディザマトリクスを図11(c)のように格子状に並べ、入力画像に重ね合わせ、画素毎に入力画像の画素値とディザマトリクスの閾値とを比較する。そしてその大小関係によって対象の画素に色づけするかどうかを決定すると、図11(d)のようなスクリーン処理された画像が得られる。なお実際の処理においては、ラスタ走査順で入力される画素と、その入力画素と対応する位置のディザマトリクス中の閾値とを比較して2値化を行う。ただし、直感的には図11(c)のように処理していると考えてもよいから、以後の説明では、このようにドット画像データを展開し、ディザマトリクスを並べて対応する画素と閾値とを比較して2値化するものとして説明する。なお、ディザマトリクスの配列パターンは正方格子状に限定されず、図12に示すように、何列かおきに副走査方向にずれた配列である場合も含む。
図13に示すのは、ハーフトーン処理部407における、位相ずらし処理を含んだスクリーン処理のフローチャートである。図14に示すのは入力画像とディザマトリクスとの関係を示す模式図である。(X,Y)は入力画像のある画素の座標、(X1,Y1)は当該画素のディザテーブル内での座標とし、IN[X][Y]は入力画素値、OUT[X][Y]は出力画素値とする。座標(X1,Y1)は、座標(X,Y)の画素に対応するディザマトリクスの閾値要素の座標と換言できる。また、入力画像の主走査方向の幅をX_MAX、副走査方向の幅をY_MAX、ディザテーブルの主走査方向の幅をX_DMAX、副走査方向の幅をY_DMAXとする。また、T[X1][Y1]はディザテーブルの要素、OFFSET[X]は位相ずらしテーブルを表す。なお、一般的に画素の座標は一番左上が原点であり、座標(0,0)となるが、本実施形態の図13等のフローチャートでは原点を(1,1)とし、その対角点を(X_MAX,Y_MAX)としている。むろんこれは本質的な問題ではなく、表記上の取り決めに過ぎない。
まず図13のS2においてプロファイル特性を参照して位相ずらしテーブルOFFSET[X]を作成する。これはプロファイル特性から得られた、画素の主操作方向の座標Xに依存するテーブルであり、乗り換え処理と逆方向にディザパターンの位相をずらす変位量を表すものである。位相ずらしテーブルの一例を図9(d)に示した。位相ずらしテーブルは、そのライン乗り換え処理によってディザマトリクスが本来の形状となるように、値が設定されている。例えば前述の乗り換えポイントPaにおいて、着目ラインよりも副走査方向に1ライン下ラインに乗り換え処理が行われる場合を考える。この場合、その乗り換え処理によりディザマトリクスが本来の形状となるよう、予めライン乗り換えと反対の方向にマトリクスをずらしておく。本例ではライン乗り換えが下向きでそれを−1と表しているから、OFFSET[Pa] =1すなわち符号を逆にした値である。この後、S3で変数Yを初期化し、S4でYを次のラインに進め、S5で、着目画素の位置が副走査の幅を超えたか判定する。越えていれば1ページ分の処理を終了する。越えていなければ、S6でXを初期化し、S7でXを次の桁に進める。S8で着目画素の位置が主走査の幅を超えたか判定する。越えていなければ、座標(X,Y)で示される画素を着目画素としてS9以降を行う。
S9においては、位相ずらしテーブルから得られた位置Xに対応する変位量OFFSET[X]が、カウンタYに足される。そして、その値にディザマトリクスのサイズを法として剰余演算される。ディザテーブル副走査カウンタは、ディザマトリクス要素の副走査方向の座標を示す。またS10においても同様に、剰余演算が行われる。ただし、主走査方向については位相ずらしは不要である。こうして、図15に示すとおり、ディザテーブルが周期的に並んでいるため、X_DMAX、Y_DMAXを法とする剰余によって該当するX1、Y1を得られる。すなわち、座標(X,Y)の画素に対応するディザマトリクスの閾値要素の座標(X1,Y1)は、(式2)、(式3)で得られる。
Y1=(Y+OFFSET[X]) MOD Y_DMAX…(式2)
X1=X MOD X_DMAX …(式3)
これらによって位相がずらされたディザテーブル内の座標が得られる。
そしてS11において、位相ずらし量が考慮されたディザテーブルの参照が行われ、出力画素値OUTが(式4)によって決定する。
OUT[Y][X] = T[Y1][X1][IN[Y][X]]・・・・・(式4)
式4は量子化処理を示し、たとえば、閾値T[Y1][X1]と入力画素IN[X][Y]とを比較し、比較の結果入力画素値が大きければ1を、小さければ0をOUT[Y][X]に与える処理を示す。上述のS9〜S11の処理によって、位相ずらし量が考慮されたスクリーン処理の出力値が得られる。S4〜S8において入力画像内の全ての画素に対して繰り返される。
図16は入力画像に対して本実施例を適用した画像処理を行う場合と、行わない場合との中間画像及び出力結果を模式的に表したものである。図16(a)は、位相ずらしテーブル1601と、ハーフトーン処理部407に入力された一様な階調画像1602を示す。図16(b)、図16(c)、図16(d)は本実施形態の位相ずらしを適用しない場合を示す。図16(e)、図16(f)、図16(g)は本実施例を適用した場合のものである。図16(b)は画像1602をスクリーン処理した画像1611、図16(c)は画像1611についてライン乗り換え処理した画像1612を示す。図16(d)は画像1612のの出力結果1613である。このように、ライン乗り換え処理によってスクリーンパターンに乱れが生じている。
一方図16(e)は図16(a)の画像1602に対して位相ずらし処理を含むスクリーン処理をした画像1621である。画像1621では、乗り換えポイントにおいて、ライン乗り換えと逆方向のスクリーンパターンのずれが表れている。図16(f)は図16(e)の画像1621にライン乗り換え処理した画像1622である。ライン乗り換え処理により、スクリーンパターンのずれが解消され、本来あるべきパターンに戻っている。図16(g)は図16(f)の画像1622の出力結果1623である。
上記のように位相ずらし処理を追加することによって上述の図16(d)に示されるような不整合がなくなり、図16(g)のような出力画像が記憶部408に出力される。第2の記憶部408から読み出されたドット画像データにより、たとえばレーザビームのパルス幅が変調されて、感光体上の潜像として表され、トナーで現像される。ライン乗り換え処理を含むレジストレーションずれ補正処理を各色成分の画像形成部で実行することで、各色成分の画像形成部で形成される画像のレジストレーションずれが解消される。
加えて、本実施形態では、階調画像をスクリーン処理によって再現する際に、ハーフトーン処理部407において予めディザマトリクスの位相を逆にずらしておく位相ずらし処理を追加している。これによって、記憶部408におけるライン乗り換えにより、ディザパターンに副走査方向の位相のずれが生じてしまう現象を防ぐことが可能となる。なお、本実施例では、正方形のディザマトリクスを持つスクリーン処理について説明したが、長方形のディザマトリクスである場合でも適用可能である。
[第2実施形態]
第1実施形態においては図11(d)や図12に示すようなディザマトリクスの形状と配列を持つ場合には有効であった。しかし、図17(a)に示すような、主走査方向にずれたディザマトリクスの配列である場合や、図18(a)に示すような正方形または長方形以外の形状のディザマトリクスを持つ場合には適用できない。以下では斯様な形状と配列のディザマトリクスを用いたスクリーン処理である場合にも適用可能な実施例について説明する。
本実施形態では、第1実施形態と異なり、ハーフトーン処理部407において、ディザマトリクスに格納された閾値からなるディザテーブルを参照するのではない。代わりにディザマトリクスの形状と配列から定まる第2のディザマトリクスを新たなディザマトリクスとして生成し、そのテーブル(第2のディザテーブル)を参照する。なお本実施例では以下、元のディザマトリクスを便宜上第1のディザマトリクス、第1のディザマトリクスのディザテーブルを第1のディザテーブルと称する。第2のディザマトリクスは単純な矩形をしており、単にディザマトリクスそのものが繰り返し適用できるだけではなく、縦横いずれの方向についてもマトリクスサイズ分だけずらすことで、画像データ全体をカバー可能な形状をしている。
図19は、本実施例におけるハーフトーン処理部407における、位相ずらし処理を含んだスクリーン処理のフローである。X,Yは画像の主・副走査方向のカウンタ、X2,Y2は第2のディザテーブルの主・副走査方向のカウンタを表す。IN[X][Y]は入力画素値、OUT[X][Y]は出力画素値、T'[X2][Y2]は第2のディザテーブルを表し、OFFSET[X]は位相ずらしテーブルを表す。また、入力画像の主走査方向の幅をX_MAX、副走査方向の幅をY_MAXとする。第1のディザテーブルの主走査方向の幅をX_DMAX、副走査方向の幅をY_DMAX、第2のディザテーブルの主走査方向の幅をX_D2MAX、副走査方向の幅をY_D2MAXとする。図19の手順は、図13と、ステップS'0で第2のディザマトリクス(ディザテーブル)を生成すること、およびステップ'S9〜S'11において、第2のディザマトリクスを用いる点で相違する。
まずS'2においてプロファイル特性を参照して位相ずらしテーブルOFFSETを作成する。その後、S'0において第2のディザテーブルT'を作成する。第2のディザテーブルT'は、第1のディザマトリクスを包含し、テーブル内で1つの周期性を持つような長方形マトリクス(第2のディザマトリクス)内の各項からなるテーブルである。例えば図17(a)のようなディザマトリクスの形状と配列である場合には図17(b)のマトリクス1701が生成される。図18(a)のようなディザマトリクスの形状と配列である場合には図18(b)のマトリクス1801が、第2のディザマトリクスとして得られる。第2のディザマトリクスは一意に決まるものではないが上述を満たしていれば良い。一般に使用するディザマトリクスは予め決められているため、第2のマトリクスも予め決めておくことができる。その場合には、ステップS'0では、第2のディザマトリクスを作成する処理は不要であり、単に第2のディザマトリクスを参照するだけでよい。第2のディザマトリクスを生成するためには、主走査方向および副走査方向それぞれについて第1のディザマトリクスの周期を決定する。そして、その周期を縦横それぞれのサイズとするマトリクスを、第1のディザマトリクスを隙間無く配置した閾値テーブルから切り出せば、それが第2のディザマトリクスとなる。
第2のディザマトリクス内に格納された閾値テーブルが第2のディザテーブルT'として得られる。S'9において、第2のディザテーブル副走査カウンタに足され剰余演算される。その上で、S'11において、得られた位相ずらしテーブルOFFSETから得られる位相ずらし分が考慮された第2のディザテーブルT'の参照が行われ、出力画素値OUTが決定する。上述のS'9〜S'11の試行がS'4〜S'8において入力画像内の全ての画素に対して繰り返される。
このように本実施例では、第2のディザマトリクスを生成し、そこから得られる第2のディザテーブルを参照する。こうすることによって、ディザマトリクスが主走査方向にずれた配列や、長方形以外の形状のディザマトリクスによるスクリーン処理の場合でも、位相ずらし処理を行うことが可能となる。
[第3実施形態]
本実施形態では、スクリーン処理及びライン乗り換え処理後に画像を回転して印刷する場合における処理の例を示す。図20は、画像形成装置において、回転を行わない場合の出力画像と回転を行う場合の出力画像を模式的に表したものである。スクリーン処理の後に入力画像の回転処理を行うような電子写真方式の画像形成装置において、位相ずらし処理を含むスクリーン処理とライン乗り換え処理を行う場合を考える。この場合、第1実施形態及び第2実施形態をそのまま適用すると、乗り換えポイントや乗り換えの向きが、回転後の画像データに適さず、好ましい効果が得られない。すなわち、乗り換えポイント2001でライン乗り換え処理や位相ずらし処理を行っても、90度の回転処理のために、図20(b)のように乗り換えポイント2004は主走査方向に沿うこととなる。このため、レジストレーションずれ補正という本来の目的を達することができない。
そこで本実施形態では、回転処理を前提として、回転処理後の画像の印刷時にレジストレーションずれ補正がされるように、図20(a)の回転後に乗り換えポイント2002でライン乗り換え処理および位相ずらし処理を含むスクリーン処理を行う。以下では入力画像に対して時計回りに90度,180度,270度の回転処理を行う場合であっても適用可能な、回転後の乗り換えポイントと乗り換えの向きを考慮した実施形態を、数式を用いて説明する。ここで入力画像の主走査および副走査方向の幅がそれぞれX_MAX,Y_MAX、ディザテーブルの主走査および副走査方向の幅がそれぞれX_DMAX,Y_DMAXとする。このような位相ずらしの処理系において、ある画素の座標を(X,Y)、その画素値をIN[X][Y]、画像を回転させない場合の主走査方向の位相ずらしテーブルをXo_OFFSET[Y]、副走査方向の位相ずらしテーブルをYo_OFFSET[X]とする。また、n度時計周りに入力画像を回転させる場合の、回転後の画像の座標系における前述の画素の座標を(Xn,Yn)とする。主走査方向の位相ずらしテーブルをXr_OFFSET[Xn][Yn][n]、副走査方向の位相ずらしテーブルをYr_OFFSET[Xn][Yn][n]とする。ただし添え字nは回転角度を示す。
画像を回転させない場合の主走査方向の位相ずらしテーブルXo_OFFSETはYによらず常に0で一定であり、また、図21に示すとおり、回転後の座標系における座標(Xn,Yn)と(X,Y)との間には(式5)〜(式8)の関係が成立する。
X=Y90=X_MAX−X180=X_MAX−Y270…(式5)
Y_MAX−Y=X90=Y180=Y_MAX−X270…(式6)
X_MAX−X=X_MAX−Y90=X180=Y270…(式7)
Y=Y_MAX−X90=Y_MAX−Y180=X270…(式8)
これらの式より、各回転角度における、主走査及び副走査の位相ずれ量が、(式9)〜(式14)のように得られる。
Xr_OFFSET[X90][Y90][90]=−Yo_OFFSET[Y_MAX−Y][X]
=−OFFSET[Y_MAX−Y]・・・(式9)
Yr_OFFSET[X90][Y90][90]=Xo_OFFSET[Y_MAX−Y][X]
=0…(式10)
Xr_OFFSET[X180][Y180][180]=−Xo_OFFSET[X_MAX−X][Y_MAX−Y]
=0…(式11)
Yr_OFFSET[X180][Y180][180]=−Yo_OFFSET[Y_MAX−Y][X]
=−OFFSET[Y_MAX−Y]…(式12)
Xr_OFFSET[X270][Y270][270]=Yo_OFFSET[Y][X_MAX−X]
=OFFSET[Y]…(式13)
Yr_OFFSET[X270][Y270][270]=−Xo_OFFSET[Y][X_MAX−X]
=0…(式14)
となる。
また、第2のディザテーブルが周期的に並んでいるため、X_D2MAX、Y_D2MAXによる剰余によって該当するX1、Y1を得られることから(式15)、(式16)が得られる。X1、Y1は、第1のディザテーブルの要素の座標である。
Y2=(Y+Xr_OFFSET[X][Y][n]) MOD Y_D2MAX…(式15)
X2=(X+Yr_OFFSET[X][Y][n]) MOD X_D2MAX…(式16)
出力画像の画素値は(式17)で決まる。
OUT[Y][X]=T'[Y2][X2][IN[Y][X]]…(式17)
ここでT'[X2][Y2]は第2のディザテーブルである。
(式9)〜(式17)によって回転後の位相ずれ量を考慮したスクリーン処理の出力値を得ることができる。これにより、ハーフトーン処理後に回転処理を行うような画像形成装置においても、位相ずらし処理を行うことが可能となる。
[第4実施形態]
図22は本実施例における、回転を行わない場合の出力画像と回転を行う場合の出力画像及びその際の中間画像を模式的に表したものである。第3実施形態では、ハーフトーン処理後に回転処理を行う画像形成装置における、位相ずらし処理の例について説明した。この場合、スクリーン処理後に回転しない出力画像と回転する出力画像とでは、図20(a)と図20(b)のようにディザパターンの配列の角度(以下、スクリーン角度と称する)が異なる。このため、画像形成装置のエンジン特性により、回転する場合としない場合とでハーフトーニングのガンマ値が変わり、出力画像の等方性が保たれないという問題があった。この問題を解決するために、スクリーン処理を行う際に、図22(b)に示すように、ディザマトリクスを反時計回りに同じ角度(回転量)だけ回転させる(以下、第1の回転処理と称する)。すると、回転後に(以下、第2の回転処理と称する)元のスクリーン角度になり、図22(c)のような好ましい出力画像が得られる。
以下では、斯様な機能を持つ電子写真方式の画像形成装置において、入力画像に対して時計回りに90度,180度,270度の回転処理を行う場合であっても適用可能な実施例について説明する。
本実施形態が第3実施形態と異なる点は、ディザマトリクスをn度反時計回り(すなわち画像データの回転方向と逆方向)に第1の回転処理をしている点である。ここでn度時計周りに入力画像に第1の回転処理をさせる場合の、ディザテーブル内における画素の座標を(X1n,Y1n)とする。また、n度反時計回りにディザテーブルを逆回転させた座標系における、ディザテーブルをTr[Y1n] [X1n] [n]、主走査方向の幅をX_DMAXn副走査方向の幅をY_DMAXnとする。
図23に示すとおり、に示すとおり、座標(X,Y)と逆回転後の座標系における座標(Xn,Yn)との間には(式17)〜(式20)の関係が成立する。
X1=X_DMAX−Y190=X_DMAX−X1180=Y1270…(式17)
Y_DMAX−Y1=Y_DMAX−X190=Y1180=X1270…(式18)
X_DMAX−X=Y190=X1180=X1_DMAX−Y1270…(式19)
Y1=X190=Y_DMAX−Y1180=Y_DMAX−X1270…(式20)
また、図23に示すとおり、ディザマトリクスの各辺の長さは等しいので(式21)(式22)が成り立つ。
X_DMAX=Y_DMAX90=X_DMAX180=Y_DMAX270…(式21)
Y_DMAX=X_DMAX90=Y_DMAX180=X_DMAX270…(式22)
(式17)〜(式22)によりディザテーブルTr及び、X1n、Y1n、及び、X_DMAXn、Y_DMAXnを得られる。これにより第3実施形態と与えられる条件が同様となるので、以降の出力画像の画素値の演算は第3実施形態に準ずる。
このようにして、予めスクリーン角を画像の回転と逆方向に同じ量だけ回転させておくことで、画像データの回転によってスクリーン角は本来のスクリーン角に戻る。このため、ハーフトーン処理のガンマ値は変わることなく、好ましい画像が形成される。
[他の実施形態]
なお上記実施形態では、画像データやディザマトリクスを回転させてスクリーン処理やレジストレーションずれ補正処理を行うよう説明している。しかし、画像データの画素やマトリクスの要素を読み出す際のアドレスについて、縦横変換を施してあたかも回転後のデータを参照しているかのように処理することができる。もちろんこの場合でも画像データやディザマトリクスを回転させたことと実質的な意味は変わることはないので、「回転処理」という用語は妥当する。
なお本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。また本発明の目的は、前述の実施形態の機能を実現するプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体およびプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、本発明には、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた場合についても、本発明は適用される。その場合、書き込まれたプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の画像処理装置の構成を示す図である。 中間転写体を採用したタンデム方式のカラー画像形成装置の断面図である。 走査線のプロファイル特性を示す図である。 カラー画像形成装置の構成図である。 乗り換えポイントの補間方法を示す図である。 乗り換えポイントの補間方法を示す図である。 重み付け構成の一例を示す図である。 補正がなされるべき方向とずれ方向を示す図である。 レジストレーションずれと乗り換え処理の様子を示す図である。 プロファイル特性のデータ保持方法を示す図である。 ライン乗り換えされたスクリーンによる階調画像に乗り換え処理と補間処理をした様子を示す図である。 入力画像に対してスクリーン処理及び位相ずらし処理を行う様子を示す図である。 何列かおきに副走査方向にディザマトリクスがずれた配列の一例 第1実施形態における位相ずらし処理を含んだスクリーン処理のフローを示す図である。 入力画像とディザマトリクスとの関係を示す図である。 ディザテーブルが周期的に並ぶ様子を示す図である。 入力画像に対して本実施例を適用した画像処理を行う場合と、行わない場合との中間画像及び出力結果を示す図である。 主走査方向にずれたディザマトリクスの配列を示す図である。 正方形・長方形以外の形状のディザマトリクスによる配列を示す図である。 第2実施形態における位相ずらし処理を含んだスクリーン処理のフローを示す図である。 画像形成装置において、回転を行わない場合の出力画像と回転を行う場合の出力画像を示す図である。 X,Y,X_MAX,Y_MAX,Xn,Ynの関係を示す図である。 第3実施形態における回転を行わない場合の出力画像と回転を行う場合の出力画像及びその際の中間画像を示す図である。 X1,Y1,X_DMAX,Y_DMAX,X1n,Y1nの関係を示す図である。 プロファイル特性の一例を示す図である。 ライン乗り換え処理の様子を示す図である。 補間処理の様子を示す図である。
符号の説明
401 画像形成部
402 カラー画像処理部
403 プロファイル記憶部

Claims (6)

  1. 画像を形成する画像形成部を色成分毎に備え、各色成分の画像を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置であって、
    前記画像形成部における像担持体上の走査線の副走査方向についてのずれ量に応じてディザマトリクス要素の位置をずらし、処理対象のドット画像データに対してスクリーン処理を施すスクリーン処理手段と
    前記画像形成部における像担持体上の走査線の副走査方向についての前記ずれ量を相殺するように、前記スクリーン処理手段により処理されたドット画像データの各画素の位置を副走査方向にずらし、該ずらしにより生じる画像の段差を平滑化するレジストレーションずれ補正手段と
    前記スクリーン処理されたドット画像データを回転する回転処理手段とを備え
    前記レジストレーションずれ補正手段は、前記回転処理手段による回転後の走査線の副走査方向についてのずれ量を相殺するように、処理対象のドット画像データの各画素の位置を副走査方向にずらすことを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像を形成する画像形成部を色成分毎に備え、各色成分の画像を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置であって、
    前記画像形成部における像担持体上の走査線の副走査方向についてのずれ量に応じてディザマトリクス要素の位置をずらし、処理対象のドット画像データに対してスクリーン処理を施すスクリーン処理手段と
    前記画像形成部における像担持体上の走査線の副走査方向についての前記ずれ量を相殺するように、前記スクリーン処理手段により処理されたドット画像データの各画素の位置を副走査方向にずらし、該ずらしにより生じる画像の段差を平滑化するレジストレーションずれ補正手段と、
    前記スクリーン処理されたドット画像データを回転する回転処理手段とを備え
    前記スクリーン処理手段は、前記回転処理手段による回転量に対応して前記ディザマトリクスを回転させ、回転させたディザマトリクスを用いてスクリーン処理を行い、
    前記レジストレーションずれ補正手段は、前記回転処理手段による回転後の走査線の副走査方向についてのずれ量を相殺するように、処理対象のドット画像データの各画素の位置を副走査方向にずらすことを特徴とする画像形成装置。
  3. 画像を形成する画像形成部を色成分毎に備え、各色成分の画像を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置における画像補正方法であって、
    前記画像形成装置のスクリーン処理手段が、前記画像形成部における像担持体上の走査線の副走査方向についてのずれ量に応じてディザマトリクス要素の位置をずらし、処理対象のドット画像データに対してスクリーン処理を施すスクリーン処理工程と
    前記画像形成装置のレジストレーションずれ補正手段が、前記画像形成部における像担持体上の走査線の副走査方向についての前記ずれ量を相殺するように、前記スクリーン処理工程により処理されたドット画像データの各画素の位置を副走査方向にずらし、該ずらしにより生じる画像の段差を平滑化するレジストレーションずれ補正工程と
    前記画像形成装置の回転処理手段が、前記スクリーン処理されたドット画像データを回転する回転処理工程とを有し、
    前記レジストレーションずれ補正工程では、前記回転処理工程による回転後の走査線の副走査方向についてのずれ量を相殺するように、処理対象のドット画像データの各画素の位置を副走査方向にずらすことを特徴とする画像補正方法。
  4. 画像を形成する画像形成部を色成分毎に備え、各色成分の画像を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置における画像補正方法であって、
    前記画像形成装置のスクリーン処理手段が、前記画像形成部における像担持体上の走査線の副走査方向についてのずれ量に応じてディザマトリクス要素の位置をずらし、処理対象のドット画像データに対してスクリーン処理を施すスクリーン処理工程と
    前記画像形成装置のレジストレーションずれ補正手段が、前記画像形成部における像担持体上の走査線の副走査方向についての前記ずれ量を相殺するように、前記スクリーン処理工程により処理されたドット画像データの各画素の位置を副走査方向にずらし、該ずらしにより生じる画像の段差を平滑化するレジストレーションずれ補正工程と、
    前記画像形成装置の回転処理手段が、前記スクリーン処理されたドット画像データを回転する回転処理工程とを有し、
    前記スクリーン処理工程では、前記回転処理工程による回転量に対応して前記ディザマトリクスを回転させ、回転させたディザマトリクスを用いてスクリーン処理を行い、
    前記レジストレーションずれ補正工程では、前記回転処理工程による回転後の走査線の副走査方向についてのずれ量を相殺するように、処理対象のドット画像データの各画素の位置を副走査方向にずらすことを特徴とする画像補正方法。
  5. 画像を形成する画像形成部を色成分毎に備え、各色成分の画像を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置を、
    前記画像形成部における像担持体上の走査線の副走査方向についてのずれ量に応じてディザマトリクス要素の位置をずらし、処理対象のドット画像データに対してスクリーン処理を施すスクリーン処理手段と
    前記画像形成部における像担持体上の走査線の副走査方向についての前記ずれ量を相殺するように、前記スクリーン処理手段により処理されたドット画像データの各画素の位置を副走査方向にずらし、該ずらしにより生じる画像の段差を平滑化するレジストレーションずれ補正手段と
    前記スクリーン処理されたドット画像データを回転する回転処理手段として機能させるためのプログラムであって、
    前記レジストレーションずれ補正手段は、前記回転処理手段による回転後の走査線の副走査方向についてのずれ量を相殺するように、処理対象のドット画像データの各画素の位置を副走査方向にずらすことを特徴とするプログラム
  6. 画像を形成する画像形成部を色成分毎に備え、各色成分の画像を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置を、
    前記画像形成部における像担持体上の走査線の副走査方向についてのずれ量に応じてディザマトリクス要素の位置をずらし、処理対象のドット画像データに対してスクリーン処理を施すスクリーン処理手段と
    前記画像形成部における像担持体上の走査線の副走査方向についての前記ずれ量を相殺するように、前記スクリーン処理手段により処理されたドット画像データの各画素の位置を副走査方向にずらし、該ずらしにより生じる画像の段差を平滑化するレジストレーションずれ補正手段と、
    前記スクリーン処理されたドット画像データを回転する回転処理手段として機能させるためのプログラムであって、
    前記スクリーン処理手段は、前記回転処理手段による回転量に対応して前記ディザマトリクスを回転させ、回転させたディザマトリクスを用いてスクリーン処理を行い、
    前記レジストレーションずれ補正手段は、前記回転処理手段による回転後の走査線の副走査方向についてのずれ量を相殺するように、処理対象のドット画像データの各画素の位置を副走査方向にずらすことを特徴とするプログラム
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