JP5360081B2 - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理技術、特にスクリーン処理を伴う画像処理技術に関する。
スクリーン処理(ディザ処理)を行って中間階調を表現する技術が存在する。
ところで、このような技術を用いて文字を表現する際において、文字の輪郭線の伸延方向とスクリーンの方向(所定のスクリーン角度に対応する方向)とが平行に近い場合には、文字の輪郭部において「がたつき」(ジャギー)が生じる。
このようながたつきを抑制する技術としては、例えば、特許文献1に記載の技術が存在する。
特許文献1では、文字のフォントを解析してフォントの線分角度とスクリーン角度との差が閾値以下になるとジャギーが発生すると判断して、各色のスクリーンをすべて90度回転させて出力画像を生成することが記載されている。
特開2008−294609号公報
上記の特許文献1に記載の技術においては、元のスクリーン角度に対して90度回転させた新たなスクリーン角度によるスクリーン処理が、ページごとに施される。より具体的には、各ページでの最高頻度の文字角度に対して90度回転された角度が、新たなスクリーン角度として決定され、各ページ内の全ての文字について、新たなスクリーン角度によるスクリーン処理が一律に施される。
そのため、確かに、ページ内において所定角度(具体的には、当該ページでの最高頻度の文字角度)を有する線分部分については上記の手法によりジャギー軽減効果を得ることができる。
しかしながら、ページ内においては様々な角度の線分部分が存在し、上記所定角度とは異なる角度を有する他の線分部分ではジャギーが軽減されないことがある。
そこで、本発明は、様々な角度の文字輪郭部に発生するジャギーを抑制することが可能な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、画像処理装置であって、文字の線領域に関して、第1のスクリーン角度による第1のスクリーン処理を実行する第1のスクリーン処理手段と、前記線領域のうち少なくとも輪郭領域に関して、前記第1のスクリーン角度とは異なる第2のスクリーン角度による第2のスクリーン処理を実行する第2のスクリーン処理手段と、前記線領域のうち少なくとも輪郭領域に関して、前記第1のスクリーン処理による処理結果と前記第2のスクリーン処理による処理結果とを合成する合成手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る画像処理装置において、前記合成手段は、前記輪郭領域に関して、前記第1のスクリーン処理による処理結果と前記第2のスクリーン処理による処理結果とを平均化して合成することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る画像処理装置において、前記第2のスクリーン角度は、前記第1のスクリーン角度と直交する角度であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明に係る画像処理装置において、前記合成手段は、前記線領域のうち前記輪郭領域のみに関して、前記第1のスクリーン処理による処理結果と前記第2のスクリーン処理による処理結果とを合成した値を出力階調値として合成し、前記第1のスクリーン処理手段は、前記線領域のうち前記内部領域に関して、前記第1のスクリーン処理による処理結果を出力階調値として出力することを特徴とする。
請求項5の発明は、画像処理方法であって、a)文字の線領域に関して、第1のスクリーン角度による第1のスクリーン処理を実行するステップと、b)前記線領域のうち少なくとも輪郭領域に関して、前記第1のスクリーン角度とは異なる第2のスクリーン角度による第2のスクリーン処理を実行するステップと、c)前記線領域のうち少なくとも輪郭領域に関して、前記第1のスクリーン処理による処理結果と前記第2のスクリーン処理による処理結果とを合成するステップと、を備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、コンピュータに、a)文字の線領域に関して、第1のスクリーン角度による第1のスクリーン処理を実行するステップと、b)前記線領域のうち少なくとも輪郭領域に関して、前記第1のスクリーン角度とは異なる第2のスクリーン角度による第2のスクリーン処理を実行するステップと、c)前記線領域のうち少なくとも輪郭領域に関して、前記第1のスクリーン処理による処理結果と前記第2のスクリーン処理による処理結果とを合成するステップと、を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項1ないし請求項6に記載の発明によれば、様々な角度の文字輪郭部に発生するジャギーを抑制することが可能である。
第1実施形態に係る画像処理装置の構成を示す概略図である。 入力画像内の文字を示す図である。 比較例に係るスクリーン処理結果を示す図である。 第1実施形態に係るスクリーン処理結果を示す図である。 比較例に係るスクリーン処理結果を示す図である。 第1実施形態に係るスクリーン処理結果を示す図である。 画像処理部の構成を示す概略図である。 第1のスクリーン角度に対応するスクリーンテーブルを示す図である。 階調値「0」に関するスクリーン処理結果を示す図である。 中間階調値「20」に関するスクリーン処理結果を示す図である。 均一な領域を構成する中間階調値「20」の入力画素群を示す図である。 中間階調値「20」に関するスクリーン処理結果を示す図である。 中間階調値「64」に関するスクリーン処理結果を示す図である。 中間階調値「64」に関するスクリーン処理結果を示す図である。 中間階調値「150」に関するスクリーン処理結果を示す図である。 中間階調値「150」に関するスクリーン処理結果を示す図である。 階調値「255」に関するスクリーン処理結果を示す図である。 階調値「255」に関するスクリーン処理結果を示す図である。 文字の線領域付近を拡大して示す図である。 第1のスクリーン角度によるスクリーン処理結果を示す図である。 第1のスクリーン角度によるスクリーン処理結果を示す図である。 第2のスクリーン角度に対応するスクリーンテーブルを示す図である。 中間階調値「64」に関するスクリーン処理結果を示す図である。 中間階調値「64」に関するスクリーン処理結果を示す図である。 輪郭領域を示す図である。 第2のスクリーン角度によるスクリーン処理結果を示す図である。 第2のスクリーン角度によるスクリーン処理結果を示す図である。 合成処理を説明する図である。 合成処理を説明する図である。 合成処理結果を示す図である。 第2実施形態に係るスクリーン処理において利用されるスクリーンテーブルを示す図である。 均一な領域を構成する中間階調値「4」の入力画素群を示す図である。 階調値「4」に関するスクリーン処理結果を示す図である。 文字の線領域付近を拡大して示す図である。 第1のスクリーン角度によるスクリーン処理結果を示す図である。 第2のスクリーン角度に対応するスクリーンテーブルを示す図である。 第2のスクリーン角度によるスクリーン処理結果を示す図である。 輪郭領域を示す図である。 第2のスクリーン角度によるスクリーン処理結果を示す図である。 合成処理結果を示す図である。 第3実施形態に係る画像処理装置の構成を示す概略図である。 第3実施形態に係る画像処理部の構成を示す概略図である。 角度検出フィルタを示す図である。 階調値「30」を有する縦長細線を示す図である。 細線が消失したスクリーン処理結果を示す図である。 細線が消失したスクリーン処理結果を示す図である。 階調値「30」を有する横長細線を示す図である。 45度のスクリーン角度を実現するスクリーンテーブルを示す図である。 中間階調値「30」を有する均一領域に対するスクリーン処理結果を示す図である。 第3実施形態に係るスクリーン処理結果を示す図である。 第3実施形態に係るスクリーン処理結果を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.構成>
図1は、第1実施形態に係る画像処理装置1(1A)の構成を示す概略図である。ここでは、画像処理装置1(1A)は、マルチ・ファンクション・ペリフェラル(MFPとも略称する)として構成されている。
MFP1は、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能およびファクシミリ機能などを備える装置(複合機とも称する)である。具体的には、MFP1は、画像読取部2と、画像処理部3と、印刷出力部4と、通信部5と、入出力部6と、格納部8と、コントローラ9とを備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、上記の各機能を実現する。なお、MFP1は、画像形成装置などとも称される。
画像読取部2は、MFP1の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って、当該原稿の画像(原稿画像とも称する)を生成する処理部である。画像読取部2は、スキャナ部とも称される。
画像処理部3は、画像読取部2によって生成されたスキャン画像に対して各種の画像処理を施す処理部である。画像処理部3は、文字輪郭抽出部32と第1スクリーン処理部33と第2スクリーン処理部34と合成部35とを有している。
文字輪郭抽出部32は、文字の線領域を検出するとともに文字の輪郭領域を抽出し、文字の線領域を輪郭領域と前記輪郭領域で囲まれる内部領域とに区分する。
第1スクリーン処理部33は、第1のスクリーン角度θaによるスクリーン処理(ディザ処理とも称される)を実行する処理部である。また、第2スクリーン処理部34は、第2のスクリーン角度θbによるスクリーン処理を実行する処理部である。第2のスクリーン角度θbは、第1のスクリーン角度θaとは異なる角度であり、たとえば、第2のスクリーン角度θbは、第1のスクリーン角度θaに対して直交する角度である。
合成部35は、第1のスクリーン角度θaによるスクリーン処理結果と第2のスクリーン角度θbによるスクリーン処理結果とを合成する処理部である。
後述するように、合成部35は、文字の輪郭領域に対しては、第1のスクリーン角度θaによるスクリーン処理結果と第2のスクリーン角度θbによるスクリーン処理結果とを平均化して合成し、出力用画像を生成する。一方、文字の内部領域に対しては、合成部35は、第1のスクリーン角度θaによるスクリーン処理結果のみを用いて出力用画像を生成する。
この実施形態においては、画像処理部3は、コントローラ9の制御下において、中間階調値を有する入力画像に対してAMスクリーン処理を施すことによって、出力用画像を生成する。
印刷出力部4は、対象画像に関する画像データ(出力用画像)に基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部5は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。また、通信部5は、通信ネットワークNWを介したネットワーク通信が可能である。このネットワーク通信を利用することによって、MFP1は、所望の相手先との間で各種のデータを授受することが可能である。また、MFP1は、このネットワーク通信を利用することによって、電子メールの送受信を行うことも可能である。
入出力部6は、MFP1に対する入力を受け付ける操作入力部61と、各種情報の表示出力を行う表示部62とを備えている。
格納部8は、ハードディスクドライブ(HDD)等の格納装置で構成される。この格納部8には、画像読取部2等で生成された原稿画像等が格納される。
コントローラ9は、MFP1を統括的に制御する制御装置であり、CPUと、各種の半導体メモリ(RAMおよびROM等)とを備えて構成される。コントローラ9の制御下において各種の処理部が動作することによって、MFP1の各種の機能が実現される。
<1−2.画像処理の概要>
つぎに、文字のスクリーン処理の概要について説明する。
図2は、入力画像内の文字(ここでは「N」)を示す図である。図2は、カラー画像におけるRGB値からYMCK変換により生成される4つのプレーン画像(Yプレーン画像、Mプレーン画像、Cプレーン画像、Kプレーン画像)のうちの一のプレーン画像(例えば、Kプレーン画像)を示す画像である。ここでは、プレーン画像が中間階調値(たとえば、「0」から「255」までの256段階の値で表現される階調値のうちの「64」)を有する画像であるものとする。
この画像形成装置においては、このような文字を含むページの各プレーン画像に関してスクリーン処理を施すことによって階調表現が実現される。なお、プレーン画像相互間の干渉を抑制するため、各プレーン画像相互間で互いに異なるスクリーン角度θaがそれぞれ採用される。
さて、上述のように、或るプレーン画像において、文字の輪郭角度とスクリーン角度θaとの差が比較的小さい場合には、ジャギーが目立つという問題が存在する。具体的には、図3に示すように、「N」の両側の縦線に挟まれた斜行部分(左上から右下へと向かう線状の領域)においては、その輪郭角度(−60度)とスクリーン角度θa(例えば−45度)との差は、約15度であり、比較的小さな値である(図5参照)。そのため、当該斜行部分のエッジ付近において「ジャギー」が生じている。
以下では、まず、このような問題について、より詳細に説明する。ただし、図3においては、スクリーン角度θa=−45度の場合が示されているが、以下では、簡単化のため、スクリーン角度θa=0度の場合について主に説明する。また、ここでは、スクリーン処理として、「二値スクリーン処理」ではなく「多値スクリーン処理」について説明する。
図8は、この多値スクリーン処理において利用されるスクリーンマトリックスリファレンステーブル(以下、単にスクリーンテーブルとも称する)TB1を示す図である。図8においては、4×4のマトリックスが示されている。マトリックスの各位置の要素値は、それぞれ、各位置での入力階調値に関する参照値(臨界値)である。入力階調値が参照値を越えた位置において画素(出力画素)が「オン」状態にされる。ただし、ここでは多値スクリーン処理を採用しており、画素の「オン」状態は、さらに多段階(ここでは16段階)の各値に対応する状態に区別される。多段階の各値は、互いに異なる大きさの画素が描画されることなどによって互いに区別して表現される。なお、後述するように、二値スクリーン処理においては、出力画素は、1段階の「オン」状態と1段階の「オフ」状態とのいずれかを有する。
たとえば、均一な領域を構成する中間階調値「20」の入力画素群(図11参照)の各画素の階調値Dinは、スクリーンテーブルTB1による変換処理によって、図12に示すような出力画素群の各画素の階調値Doutに変換される。なお、ここでは、出力画像におけるスクリーン線数が入力画像の1/4の解像度(空間解像度)に対応するものである場合を例示する。
具体的には、まず、入力画素群内の各位置の階調値Dinが、スクリーンテーブルTB1内の対応位置の参照値(臨界値)Drefと比較される。そして、或る位置の入力階調値Dinが参照値Dref以下である場合には、当該位置での出力階調値Doutは、「オフ」(ゼロ)に設定される。一方、或る位置の入力階調値Dinが参照値Drefよりも大きい場合には、当該位置での出力階調値Doutは、「オン」に設定される。ただし、ここでは多値スクリーンを採用しており、画素の「オン」状態は、さらに多段階(ここでは16段階)の各値に対応する状態に区別される。具体的には、詳細には、出力階調値Doutは、入力階調値Dinと参照値Drefとの差Ddifに設定される。なお、差Ddifが「16」よりも大きいときには、出力階調値Doutは、最大値「16」に設定される。
たとえば、位置(x1,y1)において、入力階調値Din「20」(図11参照)が、スクリーンテーブルTB1内の参照値Dref「191」(図8および図10参照)と比較される。そして、位置(x1,y1)において、入力階調値Dinが参照値Dref以下であると判定され、出力階調値Doutは、「オフ」(ゼロ)に設定される(図12参照)。同様に、位置(x2,y1)の入力階調値Din「20」がスクリーンテーブルTB1内の対応位置の参照値Dref「207」(図10参照)と比較され、位置(x2,y1)の出力階調値Doutは、「オフ」(ゼロ)に設定される。また、位置(x3,y1)の出力階調値Doutおよび位置(x3,y1)の出力階調値Doutも、「オフ」(ゼロ)に設定される。
また、位置(x1,y2)の入力階調値Din「20」(図11参照)は、スクリーンテーブルTB1内の対応位置(x1,y2)の参照値Dref「0」(図8および図10参照)と比較される。そして、位置(x1,y2)において、入力階調値Dinが参照値Drefより大きいと判定され、出力階調値Doutは、「オン」に設定される(図10および図12参照)。より詳細には、位置(x1,y2)の出力階調値Doutは、最大値「16」に設定される(図12参照)。
また、位置(x2,y2)の入力階調値Din「20」(図11参照)は、スクリーンテーブルTB1内の対応位置(x2,y2)の参照値Dref「16」(図8および図10参照)と比較される。そして、位置(x2,y2)において、入力階調値Dinが参照値Drefより大きいと判定され、出力階調値Doutは、「オン」に設定される(図10および図12参照)。より詳細には、位置(x2,y2)の出力階調値Doutは、入力階調値Dinと参照値Drefとの差Ddif「4」に設定される(図12参照)。
他の位置の出力階調値Doutも同様にして決定される。これにより、図12のような出力階調値Doutが得られる。図12においては、出力階調値Dout=「オフ」の位置は白色で示され、出力階調値Dout=最大値「16」の位置は濃色(黒)で示され、出力階調値Dout=「4」の位置は淡色(グレー)で示されている。図10においても同様である。ただし、図10における各位置の数値はスクリーンテーブルTB1の各参照値Drefを表しており、図12における各位置の数値は出力階調値Doutを表している。
同様に、均一な領域を構成する中間階調値「64」の入力画素群(不図示)の各画素の階調値Dinは、スクリーンテーブルTB1(図8参照)による変換処理によって、図14に示すような出力画素群の各画素の階調値Doutに変換される。詳細には、各位置(x1,y2),(x2,y2),(x3,y2),(x4,y2)の入力階調値Din「64」は、それぞれ、スクリーン処理によって出力階調値Dout「16」に変換される(図13および図14参照)。一方、その他の位置における出力階調値Doutは、「オフ」(ゼロ)である。なお、図14における各位置の数値は出力階調値Doutを表しており、図13における各位置の数値は、(出力階調値Doutではなく)スクリーンテーブルTB1の各参照値Drefを表している。また、図13および図14においては、図10および図12と同様に各位置の出力値が濃淡で示されている。
図14に示すように、スクリーン角度θa=0の場合には、当該スクリーン角度θaの方向(水平方向)に伸びる微小画素(ドット)の集合体によって、中間階調値「64」の均一領域が表現される。
なお、図15および図16は、均一な領域を構成する中間階調値「150」の入力画素群に対する変換処理結果を示す図である。同様に、図17および図18は、均一な領域を構成する最大階調値「255」の入力画素群に対する変換処理結果を示す図である。また、図9は、均一な領域を構成する階調値「0」の入力画素群に対する変換処理結果を示す図である。図15、図17および図9における各位置の数値は、スクリーンテーブルTB1の各参照値Drefを表しており、図15および図17における各位置の数値は出力階調値Doutを表している。また、図9および図15〜図18においては、各位置の出力値が濃淡で示されている。
図19は、文字の線領域LR(図2も参照)付近を拡大して示す図である。図19は、図2における「N」の斜行部分(より詳細にはその右上側の輪郭部付近)が45度回転されて拡大表示されている状態に相当する。図19においては、直線LCよりも下側に、文字の線領域LR(図中にて斜線を付した領域)が存在している。
図20および図21は、図19に示す均一領域(中間階調値「64」の線領域LR)に対してスクリーン処理を施した結果を示す図である。図20における各位置の数値は、スクリーンテーブルTB1の各参照値Drefを表しており、図21における各位置の数値は出力階調値Doutを表している。また、図20および図21においては、各位置の出力値が濃淡で示されている。
図20および図21に示すように、文字の輪郭領域の角度(輪郭角度とも称する)とスクリーン角度θaとが比較的近い場合には、文字の輪郭領域において上述のような「がたつき」(ジャギー)が生じる。図20および図21における極太線ELは、「がたつき」を模式的に示す線である。このように単一のスクリーンテーブルTB1によるスクリーン処理のみを施す技術(以下、比較例に係る技術とも称する)においては、「がたつき」が生じ得る。
そこで、この実施形態においては、次のような処理がさらに施される。これによれば、ジャギーを低減することが可能である。
具体的には、まず、入力画像の文字の「線領域」LR(図25参照)を、輪郭領域REと内部領域RNとに区分する処理が実行される。具体的には、文字の線領域LR内の最も外側の1画素ないし数画素程度の幅を有するエッジ領域が輪郭領域RE(図25参照)として特定される。一方、当該輪郭領域REで囲まれる内部の領域が内部領域RN(図2も参照)として特定される。
また、上記のスクリーン角度θaに基づくスクリーン処理SR1に加えて、別のスクリーン角度θbを用いた別のスクリーン処理SR2も実行される。このスクリーン処理SR2は、輪郭領域REに対してのみ実行される。輪郭領域RE内の画素に関しては、スクリーン角度θaに基づくスクリーン処理SR1による処理結果とスクリーン角度θbに基づくスクリーン処理SR2による処理結果との双方が利用される。
図22は、スクリーン角度θbによるスクリーン処理に用いられるスクリーンテーブルTB2を示す図である。スクリーンテーブルTB2は、スクリーンテーブルTB1を90度回転させたものに相当する。このスクリーンテーブルTB2を用いることにより、スクリーン角度θb(スクリーン角度θaに直交する角度)によるスクリーン処理が実現される。
図23および図24は、図13および図14にそれぞれ対応する図である。図23および図24に示すように、スクリーン処理SR2によれば「オン」の出力画素が垂直方向に連続して配置される。上述したように、この実施形態においては、スクリーン角度θbを用いたスクリーン処理SR2が輪郭領域RE(図25参照)に対して実行される。
図26および図27は、図25の輪郭領域REに対してスクリーン処理SR2を施した結果を示す図であり、それぞれ、図23および図24にそれぞれ対応する図である。図26および図27に示すように、「オン」の出力画素が垂直方向に連続して配置される。
さらに、輪郭領域REにおいては、スクリーン処理SR2の処理結果と上記のスクリーン処理SR1の処理結果とが合成される。両処理結果は平均化されて合成される。図28〜図30は、合成処理を説明する図である。図28は、スクリーン処理SR2の処理結果が半値化された状態を示す図であり、図29は、スクリーン処理SR2の処理結果が輪郭領域REにおいて半値化された状態を示す図である。また、図30は、合成結果を示す図である。
具体的には、スクリーン処理SR2によって算出された各出力階調値Doutは、図28に示すように、半分の値に変更される。たとえば、最大値「16」を有していた変更前の出力階調値Dout(図27参照)は、値「8」に変更される。
また、輪郭領域REに関しては、スクリーン処理SR1によって算出された各出力階調値Dout(図21参照)も半分の値に変更される(図29参照)。詳細には、図21と図29とを比較すると判るように、上から2段目の左端側の8画素の出力階調値Doutは、それぞれ「8」に変更される。また、上から6段目において、左から9列目〜26列目までの18画素の出力階調値Doutは、それぞれ「8」に変更される。なお、輪郭領域RE以外の領域(内部領域)に関しては、上記のスクリーン処理SR1によって算出された各出力階調値Doutがそのまま維持される。図29においては、上から6段目の左端側の8画素の出力階調値Doutは、それぞれ「16」に維持される。
そして、輪郭領域REに関しては、スクリーン処理SR1によって算出された各出力階調値Doutとスクリーン処理SR2によって算出された各出力階調値Doutとが加算(平均加算)されて合成される。図30は、加算処理(合成処理)後の各出力階調値Doutを示す図である。
図30に示すように、たとえば、最も左上の4×4のマトリックスにおいては、スクリーン処理SR1の処理結果が反映され、階調値「8」を有する4つの「オン」画素が上から2段目において水平方向に連続的に配置される。また、スクリーン処理SR2の処理結果が反映され、階調値「8」を有する4つの「オン」画素が左から2列目において垂直方向に連続的に配置される。ただし、左から2列目且つ上から2段目の「オン」画素の階調値としては、スクリーン処理SR1による処理結果「8」とスクリーン処理SR2による処理結果「8」との加算値「16」が生成される。
このように、輪郭領域REにおいては、スクリーン処理SR1による処理結果とスクリーン処理SR2による処理結果とが平均化されて合成される。この結果、双方のスクリーン処理SR1,SR2が施された4×4のマトリックスにおいては、見かけ上、スクリーン処理SR1のみによる処理結果と同様の階調値が実現される。これにより、階調値が実質的に大きくなり過ぎることが回避されている。
さらに、輪郭領域RE内の各位置において同様の動作が行われる。この結果、図30の極太線ELに示すような「見かけの輪郭線」が現れる。図21と比較すると、「がたつき」(ジャギー)が抑制されていることが判る。
一方、内部領域RN内の画素に関しては、2つのスクリーン処理SR1,SR2の処理結果のうち、スクリーン処理SR1の処理結果のみが利用される。これにより、内部領域RN内の画素に関しては、図20および図21と同様のスクリーン処理が施される。
再び図3の例を参照する。スクリーン角度θa=45度の場合においても、同様の動作が行われる。ただし、この場合には、スクリーン角度θa=45度向けのスクリーンテーブルTBが用いられる。
これにより、図4のような処理結果が得られる。
図5は、比較例に係るスクリーン処理結果を模式的に示す図であり、図6は、上記実施形態に係るスクリーン処理を模式的に示す図である。図5は図21に対応し、図6は図30に対応する。
図5と図6とを比較すると判るように、輪郭領域REにおいて2種類のスクリーン角度によるスクリーン処理を合成することによって、文字の輪郭領域REにおけるジャギーが抑制される。より詳細には、所定のスクリーン角度θa(たとえば−45度)とは別の第2のスクリーン角度θb(たとえば+45度)によるスクリーン処理結果も反映され、スクリーン角度方向(スクリーン角度θaに平行な方向)に近い輪郭方向における「オン」画素の描画間隔が狭くなる。これにより、輪郭領域REにおけるジャギーが低減される。
なお、この実施形態においては、図4にも示すように、文字の内部領域RNにおいては、スクリーン角度θaによるスクリーン処理SR1の処理結果のみが反映されている。しかしながら、これに限定されず、文字の内部領域RNについても上記の2つのスクリーン角度θa,θbによるスクリーン処理SR1,SR2の合成処理を行うようにしてもよい。ただし、上記の処理が各プレーン画像について行われる場合において、文字の内部領域RNについても上記の2つのスクリーン角度θa,θbによるスクリーン処理SR1,SR2の合成処理を行うときには、各プレーン画像の相互間の干渉が生じることがある。そのため、上記のように、文字の内部領域RNにおいては、スクリーン角度θaによるスクリーン処理SR1の処理結果のみを反映させるようにすることが好ましい。換言すれば、文字の線領域LRのうち、輪郭領域REに対してのみ、上記の2つのスクリーン角度θa,θbによるスクリーン処理SR1,SR2の合成処理を行うことが好ましい。
<1−3.処理例>
つぎに、図7を参照しながら、画像処理部3内のハードウエアによるスクリーン処理について、詳細に説明する。
まず、入力画像(ここでは文字画像)の文字の「線領域」LRを輪郭領域REと内部領域RNとに区分する処理が文字輪郭抽出部32によって実行される。具体的には、文字の線領域LR内の最も外側の1画素ないし数画素程度の幅を有するエッジ領域が輪郭領域REとして特定される(図25参照)。一方、当該輪郭領域REで囲まれる内部の領域が内部領域RNとして特定される。これにより、入力画像の各位置における画素の属性情報(詳細には、「輪郭領域」あるいは「内部領域」)が決定される。
つぎに、2つのスクリーン角度θa,θbを用いた2つのスクリーン処理SR1,SR2が並列的に実行される。具体的には、スクリーン角度θaに基づくスクリーン処理SR1とスクリーン角度θbに基づくスクリーン処理SR2とが並列的に実行される。
詳細には、スクリーン角度θaに基づくスクリーン処理SR1は、入力画像における各位置の入力階調値DinとスクリーンテーブルTB1の対応位置における参照値Drefとの比較処理結果に基づいて、第1スクリーン処理部33により実行される。なお、各対応位置における参照値Drefは、各位置のアドレス情報に基づきスクリーンテーブルTB1から呼び出されることによって取得される。たとえば、入力画像における各位置(x1,y1),(x2,y1),(x3,y1),(x4,y1),(x2,y1),...の入力階調値Dinと、スクリーンテーブルTB1における対応位置(x1,y1),(x2,y1),(x3,y1),(x4,y1),(x2,y1),...の参照値Drefとが順次にそれぞれ比較される。そして、その比較結果に基づいて、出力階調値がそれぞれ決定される。
同様に、スクリーン角度θbに基づくスクリーン処理SR2は、入力画像における各位置の入力階調値DinとスクリーンテーブルTB2の対応位置における参照値Drefとの比較処理結果に基づいて、第2スクリーン処理部34により実行される。なお、ここでは、スクリーン処理SR2においては、各対応位置における参照値Drefは、元のスクリーンテーブルTB1を90度回転させた後の位置に対応するアドレス情報に基づき、スクリーンテーブルTB1から呼び出されることによって取得される。たとえば、入力画像における各位置(x1,y1),(x2,y1),(x3,y1),(x4,y1),(x2,y1),...の入力階調値Dinと、スクリーンテーブルTB1における位置(x4,y1),(x4,y2),(x4,y3),(x4,y4),(x3,y1),...の参照値Drefとが順次にそれぞれ比較される。そして、その比較結果に基づいて、出力階調値がそれぞれ決定される。このような動作は、スクリーンテーブルTB2における対応位置の参照値Drefを利用する動作と等価である。
そして、各位置が内部領域RNの位置であるのか輪郭領域REの位置であるのかに応じて、両スクリーン処理SR1,SR2の処理結果のうちの一方、あるいは、双方が利用される。換言すれば、入力画像の各位置における画素の属性情報に応じて、2種類の動作のうちのいずれかが実行される。
内部領域RN内の位置に関しては、2つのスクリーン処理SR1,SR2の処理結果のうち、スクリーン処理SR1の処理結果のみが利用される。詳細には、セレクタ39によって、第1スクリーン処理部33による処理結果が、出力画像の画素値としてそのまま出力される。これにより、内部領域RN内の画素に関しては、図3と同様のスクリーン処理が施される。
一方、輪郭領域RE内の位置に関しては、スクリーン角度θaに基づくスクリーン処理SR1による処理結果とスクリーン角度θbに基づくスクリーン処理SR2による処理結果との双方が利用される。
より詳細には、合成部35は、スクリーン処理SR1による処理結果とスクリーン処理SR2による処理結果とを平均化して合成する(図30参照)。そして、輪郭領域RE内の位置に関しては、セレクタ39によって、この合成処理結果が出力画像の画素値として出力される。
このような動作が、入力画像の全ての画素について行われ、出力画像が生成される。
以上のように、この実施形態においては、輪郭領域REに対して、第1のスクリーン角度θaによる第1のスクリーン処理SR1が実行されるとともに、第2のスクリーン角度θbによる第2のスクリーン処理SR2もが実行される。このように、2つのスクリーン角度θa,θbによる2つのスクリーン処理SR1,SR2が実行されるので、1つのスクリーン角度による1つのスクリーン処理が実行される場合に比べて、ジャギーを抑制することが可能である。特に、様々な角度を有する輪郭領域REの各部分において、2つのスクリーン角度θa,θbによる2つのスクリーン処理SR1,SR2の合成処理が実行されるので、様々な角度の文字輪郭部に発生するジャギーを抑制することが可能である。
また、特に、輪郭領域に対しては、2つのスクリーン角度θa,θbによる2つのスクリーン処理SR1,SR2の結果が平均化されるので、2つのスクリーン角度θa,θbによる2つのスクリーン処理SR1,SR2を行う際に、実質的な階調値が大きくなり過ぎることを回避できる。
さらに、第2のスクリーン角度θbは、第1のスクリーン角度θaと直交する角度であるので、スクリーン処理(ディザ処理)における異方性を総合的に良好に緩和することが可能である。
また、内部領域RN内の画素に関しては、第1のスクリーン角度θaを用いたスクリーン処理SR1の処理結果がそのまま利用されて出力画像が生成される。当該スクリーン角度θaは、各プレーン画像ごとに適宜に決定される。そのため、内部領域RNに関しては、複数のプレーン画像の相互間での干渉(モアレの発生等)を良好に回避することが可能である。
<2.第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。上記第1実施形態においては、多値スクリーン処理において本発明を適用する場合を例示したが、この第2実施形態においては、二値スクリーン処理において本発明を適用する場合を例示する。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図31は、この二値スクリーン処理において利用されるスクリーンマトリックスリファレンステーブル(スクリーンテーブル)TB11を示す図である。ここでは、入力データが4ビット(16階調)の画素値であり、出力階調値も16段階の階調値を有する場合を想定する。図31においては、4×4のマトリックスが示されている。マトリックスの各位置の要素値は、それぞれ、各位置での入力階調値に関する参照値(臨界値)である。入力階調値が対応参照値を越えた位置において出力画素が「オン」状態にされ、入力階調値が対応参照値以下である位置において出力画素が「オフ」状態にされる。この二値スクリーン処理においては、出力画素は、1段階の「オン」状態と1段階の「オフ」状態とのいずれかを有する。
たとえば、均一な領域を構成する中間階調値「4」の入力画素群(図32参照)の各画素の階調値Dinは、スクリーンテーブルTB11による変換処理によって、図33に示すような出力画素群の各画素の階調値Doutに変換される。ただし、図33の各位置の数値は、スクリーンテーブルTB11の各参照値Drefを表している。また、図33においては、出力階調値Dout=「オフ」の位置は白色で示され、出力階調値Dout=「オン」の位置は濃色(黒)で示されている。なお、ここでは、出力画像におけるスクリーン線数が入力画像の1/4の解像度(空間解像度)に対応するものである場合を例示する。
また、図34は、文字の線領域LR付近を拡大して示す図である。図34は、図19と同様の図であり、図2における「N」の斜行部分(より詳細にはその右上側の輪郭部付近)が45度回転されて拡大表示されている状態に相当する。
図35は、図34に示す均一領域(中間階調値「4」の線領域LR)に対してスクリーン処理を施した結果を示す図である。図35においては、「オン」の出力画素が水平方向に連続して配置される。具体的には、スクリーンテーブルTB1における4つの参照値(「0」、「1」、「2」、「3」)に対応する位置の4つの画素が「オン」状態にされる。
図35に示すように、文字の輪郭領域の角度(輪郭角度とも称する)とスクリーン角度θaとが比較的近い場合には、文字の輪郭領域において上述のような「がたつき」(ジャギー)が生じる。
そこで、この第2実施形態においては、次のような処理がさらに施される。
具体的には、まず、入力画像の文字の「線領域」LRを、輪郭領域REと内部領域RNとに区分する処理が実行される。
また、上記のスクリーン角度θaに基づくスクリーン処理SR1に加えて、別のスクリーン角度θbを用いた別のスクリーン処理SR2も実行される。このスクリーン処理SR2は、輪郭領域REに対してのみ実行される。輪郭領域RE内の画素に関しては、スクリーン角度θaに基づくスクリーン処理SR1による処理結果とスクリーン角度θbに基づくスクリーン処理SR2による処理結果との双方が利用される。
図36は、スクリーン角度θbによるスクリーン処理に用いられるスクリーンテーブルTB12を示す図である。スクリーンテーブルTB12は、スクリーンテーブルTB11を90度回転させたものに相当する。このスクリーンテーブルTB12を用いることにより、スクリーン角度θb(スクリーン角度θaに直交する角度)によるスクリーン処理が実現される。
この実施形態においては、スクリーン角度θbを用いたスクリーン処理SR2を輪郭領域RE(図38参照)に対して実行する。図38においては、輪郭領域REが示されている。
図39は、図38の輪郭領域REに対してスクリーン処理SR2を施した結果を示す図である。図39に示すように、輪郭領域REにおいて、「オン」の出力画素が垂直方向に連続して配置される。具体的には、スクリーンテーブルTB2における4つの参照値(「0」、「1」、「2」、「3」)に対応する位置の4つの画素が「オン」状態にされる。
さらに、輪郭領域REにおいては、スクリーン処理SR2の処理結果と上記のスクリーン処理SR1の処理結果とが合成される。両処理結果は平均化されて合成される。
仮に双方の処理結果に係る全ての「オン」画素をそのままオン状態で決定すると、たとえば左上の4×4のマトリックスセルにおいては、「4」よりも大きな数の画素が「オン」状態にされ、本来よりも比較的大きな階調値が表現される。
そこで、この実施形態では、図40に示すように、平均化処理によって、合成後の左上の4×4のマトリックスセルにおいては、合計で4個の画素のみが「オン」状態になるように、調整される。具体的には、各スクリーンテーブルTB11(図31),TB12(図36)における4つの参照値(「0」、「1」、「2」、「3」)に対応する4つの画素のうち、それぞれ比較的小さな参照値(「0」および「1」)に対応する2つの画素のみが、「オン」状態にされる。より詳細には、スクリーン処理SR1における2つの画素(x1,y2),(x2,y2)と、スクリーン処理SR2における2つの画素(x2,y4),(x2,y3)とが「オン」状態にされる。一方、スクリーン処理SR1における2つの画素(x3,y2),(x4,y2)と、スクリーン処理SR2における2つの画素(x2,y1),(x2,y2)とは「オフ」状態にされる。
このように、輪郭領域REにおいては、スクリーン処理SR1による処理結果とスクリーン処理SR2による処理結果とが平均化されて合成される。これにより、双方のスクリーン処理SR1,SR2が施された4×4のマトリックスにおいては、見かけ上、スクリーン処理SR1のみによる処理結果と同様の階調値を有する。
さらに、輪郭領域RE内の各位置において同様の動作が行われる。この結果、図40の極太線ELに示すような「見かけの輪郭線」が現れる。図35と比較すると、「がたつき」(ジャギー)が抑制されていることが判る。
一方、内部領域RN内の画素に関しては、2つのスクリーン処理SR1,SR2の処理結果のうち、スクリーン処理SR1の処理結果のみが利用される。これにより、内部領域RN内の画素に関しては、図35と同様のスクリーン処理が施される。
以上のような動作によれば、二値スクリーン処理においても、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
<3.第3実施形態>
<3−1.概要>
第3実施形態においては、文字の線領域LRの線分領域の傾斜角度θcを検出し、当該傾斜角度θcとの差が所定角度(ここでは45度)に最も近いスクリーン角度θdによって、当該線分領域に対してスクリーン処理を施す技術について説明する。
図41は、第3実施形態に係る画像処理装置1(1C)の機能ブロックを示す図である。
図41に示すように、画像処理部3は、文字輪郭抽出部32と文字角度検出部36とスクリーン角度決定部37とスクリーン処理実行部38とを備える。
文字輪郭抽出部32は、文字の線領域を検出するとともに文字の輪郭領域を抽出し、文字の線領域を輪郭領域と前記輪郭領域で囲まれる内部領域とに区分する。なお、文字における細い部分(細線部分)では、内部領域が存在せず、輪郭領域のみで当該部分が構成されるため、文字輪郭抽出部32は、文字の細線部分を輪郭領域として抽出する。
文字角度検出部36は、文字の線領域LRの傾斜角度θc(詳細には、線領域LRの輪郭領域の傾斜角度)を検出する処理部である。
スクリーン角度決定部37は、予め準備された複数のスクリーン角度θi(たとえば、θ1〜θ5)の中から、文字の線領域LRの傾斜角度θcとの差が所定角度(ここでは45度)に最も近いスクリーン角度θdを選択する処理部である。
スクリーン処理実行部38は、複数のスクリーン角度θiの中から選択されたスクリーン角度θdによって、文字の線領域LRの線分領域に対してスクリーン処理を施す処理部である。
<3−2.画像処理>
この画像形成装置においては、第1および第2実施形態と同様に、文字を含むページの各プレーン画像に関してスクリーン処理を施すことによって階調表現が実現される。なお、プレーン画像相互間の干渉を抑制するため、基本的には、各プレーン画像相互間で互いに異なるスクリーン角度θaが採用される。
上述のように、文字の輪郭角度とスクリーン角度θaとの差が比較的小さい場合には、ジャギーが目立つという問題が存在する。この第3実施形態によっても、この問題を解決することが可能である。
また特に、中間階調値を有する文字の輪郭線が細い場合において、スクリーンマトリックスリファレンステーブル(スクリーンテーブル)と細線との位置関係によっては、当該細線が消失してしまうこともある。
たとえば、図44に示すように、入力階調値「30」の縦長の細線が左から3列目の位置にのみ存在する場合を想定する。この場合において、図8と同様のスクリーンテーブルTB1を採用すると、左から3列目の各参照値Dref「223」、「32」、「96」、「159」との比較が行われる。入力階調値「30」は、当該3列目の各参照値のいずれよりも小さいため、図45に示すように、マトリックスセル内のいずれの位置においても出力階調値は「0」になる。すなわち、細線が消失してしまう。
なお、仮に、入力階調値「30」の縦長の細線が左から「1」列目の位置に存在する場合には、左から1列目且つ上から2段目の位置PG1において、入力階調値「30」が参照値Dref「0」を超える。そのため位置PG1において、「オン」状態の画素が描画される。この場合には、細線の実質的な階調値が低減されるが、細線の消失という事態は回避される。
しかしながら、上述のように、入力階調値「30」の縦長の細線が左から3列目の位置に存在する場合には、細線が消失してしまう。
また、たとえば、図47に示すように、入力階調値「30」の縦長の細線が上から1段目の位置にのみ存在する場合を想定する。この場合において、図8と同様のスクリーンテーブルTB1を採用すると、上から1段目の各参照値Dref「191」、「207」、「223」、「239」との比較が行われる。入力階調値「30」は、1段目の各参照値のいずれよりも小さいため、図45に示すように、マトリックスセル内のいずれの位置においても出力階調値は「0」になる。すなわち、細線が消失してしまう。
また、このような状況は、図22と同様のスクリーンテーブルTB2を採用する場合であっても生じ得る。
たとえば、図22と同様のスクリーンテーブルTB2を採用し、且つ、入力階調値「30」の縦長の細線が上から1段目の位置にのみ存在する場合(図47参照)を想定する。この場合には、上から1段目の各参照値Dref「239」、「48」、「112」、「175」との比較が行われる。入力階調値「30」は、1段目の各参照値Drefのいずれよりも小さいため、図46に示すように、マトリックスセル内のいずれの位置においても出力階調値は「0」になる。すなわち、細線が消失してしまう。
同様に、スクリーンテーブルTB2(図22参照)を採用し、且つ、入力階調値「30」の縦長の細線が左から3列目の位置にのみ存在する場合(図44参照)を想定する。この場合には、上から左から3列目の各参照値Dref「112」、「96」、「80」、「64」との比較が行われる。入力階調値「30」は、左から3列目の各参照値Drefのいずれよりも小さいため、図46に示すように、マトリックスセル内のいずれの位置においても出力階調値は「0」になる。すなわち、細線が消失してしまう。
このように、細線の角度(換言すれば、文字の輪郭線の線分領域の角度)とスクリーン角度との差が0度あるいは90度である場合には、細線消失の可能性が比較的高い。
そこで、この第3実施形態においては、細線の角度(換言すれば、文字の輪郭線の線分領域の角度)θcに対して所定角度θe(ここでは45度)に近い角度をスクリーン角度θdとして採用する。そして、文字の輪郭線部分(輪郭領域RE)に対して、スクリーン角度θdを用いてスクリーン処理を施す。
図48は、−45度(以下では、「負号」を省略して単に「45度」とも表現する)のスクリーン角度を実現するスクリーンテーブルTB3である。たとえば、このようなスクリーンテーブルTB3を用いて、階調値「30」を有する均一領域をスクリーン処理すると、図49に示すような処理結果が得られる。図49においては、45度方向に配列される「0」、「8」、「16」、「24」に対応する位置の出力画素が「オン」状態を有している。
そして、このようなスクリーンテーブルTB3を用いて、階調値「30」を有する縦長細線(図44参照)をスクリーン処理すると、図50のような処理結果が得られる。図50においては、左から3列目且つ上から3段目の位置において、階調値「30」が参照値Dref「16」を超えており、当該位置において出力画素が「オン」状態を有していることが示されている。したがって、図45(あるいは図46)と比較すると判るように、細線の消失が回避されている。
同様に、このようなスクリーンテーブルTB3を用いて、階調値「30」を有する横長細線(図47参照)をスクリーン処理すると、図51のような処理結果が得られる。図51においては、左から1列目且つ上から1段目の位置において、階調値「30」が参照値Dref「0」を超えており、当該位置において出力画素が「オン」状態を有していることが示されている。したがって、図45(あるいは図46)と比較すると判るように、細線の消失が回避されている。
このように、入力画像における細線の伸延方向に対して45度の傾斜角度に対応するスクリーン処理を施すことによれば、細線消失の可能性を最小限にとどめることが可能である。
以下では、このような処理についてさらに詳細に説明する。
この第3実施形態においても、第1実施形態等と同様に、入力画像の文字の「線領域」LR(図25参照)を、輪郭領域REと内部領域RNとに区分する処理が実行される。そして、内部領域RNに対しては、第1実施形態等と同様に、通常のスクリーン角度θaによるスクリーン処理が実行される。
一方、輪郭領域REに対しては、次述するような各処理が実行される。
まず、文字輪郭抽出部32は、文字の線領域LR内の輪郭領域REを複数の部分領域(セグメントとも称される)に区分する。そして、文字角度検出部36によって、文字の線領域LR内の輪郭領域REの傾斜角度θc(線領域LRのエッジ部分の傾斜角度θc)が検出される。ここにおいて、輪郭領域REの傾斜角度θcは、輪郭領域REの部分領域ごとに検出される。
具体的には、傾斜角度θcの検出には、たとえば、図43に示すような方向検出フィルタFT1が用いられる。図43においては、45度方向の輪郭線を検出する画像処理フィルタFT1が示されている。
フィルタFT1は、M画素×M画素のサイズのフィルタであり、その中央画素と当該中央画素から右上方向および左下方向に存在する画素とが画素値「1」を有しており、その他の画素は画素値「0」を有している。当該フィルタFT1は、45度の傾斜方向に伸びる線に対して大きな値を算出する性質を有している。
このような画像フィルタを入力画像の輪郭領域REに作用させ、その演算結果が所定値以上であるか否かを判定することなどによって、輪郭領域の角度(文字輪郭の角度)が45度であるか否かを判定すること(換言すれば、45度の輪郭線を検出すること)が可能である。
なお、その他の角度に関しても、各角度検出用の画像処理フィルタをそれぞれ用いることによって検出されればよい。
つぎに、スクリーン角度決定部37は、予め準備された複数のスクリーン角度θiの中から、文字の線領域LRの傾斜角度θcとの差が所定角度(45度)に最も近いスクリーン角度θdを選択する。このスクリーン角度θdの選択処理は、輪郭領域REの部分領域ごとに行われる。なお、ここでは、複数(5つ)のスクリーンテーブルSCR1〜SCR5(図42参照)が予め設けられているものとする。各スクリーンテーブルSCR1〜SCR5は、それぞれ、スクリーン角度θi(たとえば、θ1:90度、θ2:75度、θ3:45度、θ4:30度、θ5:0度)のスクリーン処理を実現するものである。たとえば、上述のスクリーンテーブルTB1(図8)がスクリーンテーブルSCR5として利用され、上述のスクリーンテーブルTB2(図22)がスクリーンテーブルSCR1として利用される。また、スクリーンテーブルTB3(図48)がスクリーンテーブルSCR3として利用される。
具体的には、複数のスクリーンテーブルSCRiに対応するスクリーン角度θiと文字の傾斜角度θcとの差分値Δθiがそれぞれ算出される。各差分値Δθiは、0度以上90度以下の範囲内の値となるように算出される。これらの差分値Δθiのうち、所定値θe(ここでは45度)に最も近いものに対応するスクリーンテーブルSCRjのスクリーン角度θjが、それぞれ、利用すべきスクリーン角度θdとして決定される。たとえば、複数の差分値Δθiのうち差分値Δθ3が最も45度に近いときには、スクリーンテーブルSCR3に対応する角度θ3がスクリーン角度θdとして決定される。より詳細には、縦長細線および横長細線に対しては、スクリーンテーブルSCR3に対応する角度θ3がスクリーン角度θdとして決定される。また、45度の細線に対しては、スクリーンテーブルSCR1に対応する角度θ1(あるいはスクリーンテーブルSCR5に対応する角度θ5)がスクリーン角度θdとして決定される。
そして、このスクリーン角度θdに対応するスクリーンテーブルSCRを用いたスクリーン処理が行われ、出力画像が生成される。詳細には、複数の部分領域ごとに決定されたスクリーン角度θdによるスクリーン処理が複数の部分領域のそれぞれに対して施されることによって、出力画像が生成される。
以上のような動作によれば、輪郭領域REにおいては、文字の傾斜角度θcとの角度が45度に近い角度を有するスクリーン角度θdを用いて、当該スクリーン処理が実行される。そのため、文字の輪郭角度とスクリーン角度θaとの差が比較的小さい場合(たとえば、両角度の差が20度程度以下である場合)にジャギーが目立つ、という問題を解決することが可能である。特に、文字の輪郭の各部分領域において当該各部分領域の傾斜角度に対して45度に近い角度のスクリーン角度θdによるスクリーン処理が施されるので、様々な角度の文字輪郭部に発生するジャギーをそれぞれ抑制することが可能である。
また、文字の傾斜角度θcとの角度が45度に近い角度を有するスクリーン角度θdを用いて、スクリーン処理が実行される。そのため、細線消失の可能性を最小限にとどめることが可能である。
一方、内部領域RN内の画素に関しては、所定のスクリーン角度θaを用いたスクリーン処理SR1の処理結果がそのまま利用されて出力画像が生成される。スクリーン角度θaは、各プレーン画像ごとに適宜に決定される。そのため、内部領域RNに関しては、複数のプレーン画像の相互間での干渉(モアレの発生等)を良好に回避することが可能である。
なお、第3実施形態では、角度θeとして45度を採用しているが、これに限定されず、40度以上50度以下の範囲内の所定値、あるいは、30度以上60度以下の範囲内の所定値などを角度θeとして採用するようにしてもよい。
<3.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記各実施形態においては、一部の処理を画像処理部3のハードウエアで実現する場合を例示したが、これに限定されず、コントローラ9にて実行されるプログラム(ソフトウエア)のみによって上記と同様の処理を実現するようにしてもよい。
1 画像処理装置(MFP)
LR 線領域
RE 輪郭領域
RN 内部領域
TB1,TB2,TB11,TB12,SCR1〜SCR5 スクリーンテーブル
θa,θb,θd スクリーン角度
θc 傾斜角度

Claims (6)

  1. 画像処理装置であって、
    文字の線領域に関して、第1のスクリーン角度による第1のスクリーン処理を実行する第1のスクリーン処理手段と、
    前記線領域のうち少なくとも輪郭領域に関して、前記第1のスクリーン角度とは異なる第2のスクリーン角度による第2のスクリーン処理を実行する第2のスクリーン処理手段と、
    前記線領域のうち少なくとも輪郭領域に関して、前記第1のスクリーン処理による処理結果と前記第2のスクリーン処理による処理結果とを合成する合成手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記合成手段は、前記輪郭領域に関して、前記第1のスクリーン処理による処理結果と前記第2のスクリーン処理による処理結果とを平均化して合成することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記第2のスクリーン角度は、前記第1のスクリーン角度と直交する角度であることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記合成手段は、前記線領域のうち前記輪郭領域のみに関して、前記第1のスクリーン処理による処理結果と前記第2のスクリーン処理による処理結果とを合成した値を出力階調値として合成し、
    前記第1のスクリーン処理手段は、前記線領域のうち前記内部領域に関して、前記第1のスクリーン処理による処理結果を出力階調値として出力することを特徴とする画像処理装置。
  5. 画像処理方法であって、
    a)文字の線領域に関して、第1のスクリーン角度による第1のスクリーン処理を実行するステップと、
    b)前記線領域のうち少なくとも輪郭領域に関して、前記第1のスクリーン角度とは異なる第2のスクリーン角度による第2のスクリーン処理を実行するステップと、
    c)前記線領域のうち少なくとも輪郭領域に関して、前記第1のスクリーン処理による処理結果と前記第2のスクリーン処理による処理結果とを合成するステップと、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  6. コンピュータに、
    a)文字の線領域に関して、第1のスクリーン角度による第1のスクリーン処理を実行するステップと、
    b)前記線領域のうち少なくとも輪郭領域に関して、前記第1のスクリーン角度とは異なる第2のスクリーン角度による第2のスクリーン処理を実行するステップと、
    c)前記線領域のうち少なくとも輪郭領域に関して、前記第1のスクリーン処理による処理結果と前記第2のスクリーン処理による処理結果とを合成するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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