JP2006174276A - 画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 比較的軽い処理負荷で、高画質な拡大画像を得ることができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】 画像処理装置2は、注目領域の特徴を抽出し、抽出された特徴に基づいて、注目領域内及びその近傍領域内の画素値を変換し、変換された画素値と、抽出された特徴とに応じて、注目画素を含む所定の大きさの画像領域を拡大する複数の拡大手法を切り替えて拡大画像領域を生成し、得られた拡大画像領域を配置して、拡大された出力画像を生成する。このように、画像処理装置2は、入力画像中のエッジ部分に関しては、エッジを滑らかにする拡大手法を適用し、入力画像中の平坦な部分(真白や真黒の画像部分)に関しては処理負荷の小さい拡大手法を適用することによって、エッジ部分のジャギーを抑制した高画質な拡大処理を行うとともに、処理負荷を抑えて高速に拡大処理を行う。
【選択図】図23

Description

本発明は、画像を拡大する画像処理装置に関する。
二値画像の拡大処理は、ディジタル複写機や複合機、プリンタ、FAX、スキャナなどの編集やファイリング、表示、印刷などを行うシステムにとって基本的な処理の一つである。また近年、高解像度のディジタル複写機や複合機、プリンタの普及に伴い、印刷出力の際に高画質の出力結果を得ることが望まれており、高画質拡大処理に対する重要度が高まっている。
二値画像を拡大処理する既存の代表的な手法としては、最近傍法や線形補間法がある。最近傍法は、拡大後の画素値として、その画素を原画像上に逆写像した際に最も距離が近い画素の画素値を使うという方法である。この方法は、演算量が少ないため高速に処理することができる。しかし、原画像の1画素がそのまま矩形形状に拡大されるため、二値画像においては斜線部やエッジ部のジャギーが目立ち、倍率が大きい場合には画質劣化の程度は非常に大きい。
これらの問題を解決する試みとして、例えば特許文献1、特許文献2などの新規方式が提案されている。
特許文献1に記載されている技術では、着目画素を中心とする所定領域毎に予め用意されたテンプレートとマッチングをとり、マッチングパターンに対応するスムージング拡大パターンにより拡大し、前記拡大パターンを拡大率に応じて1つ以上の画素に分割し、その各画素毎に平滑化処理を施して着目画素を拡大および多値化する。またパターンは予め複数のパターン群に分け、マッチングをとる優先順位を予め決めることによりパターンの誤検出を防止している。しかし、本技術は、基本的に、テンプレートマッチングと平滑化処理のみによる2値画像の拡大であり、非常に多くのテンプレートを必要とし、用意されないパターンのエッジに関してはスムージング拡大処理を行うことができない。
特許文献2に記載されている技術では、まず原画像を2値化し、その2値画像から原画像に含まれる斜め成分の方向を、方向毎に予め用意した2次元パターン(行列データ)と一致判定することにより求め、求められた方向の斜線と画素位置を格子点と見なした場合の交点とその交点における画素値を求める事により補間処理を行う。しかし、本技術は、求められた方向により補正がされてはいるが基本的には線形補間(内挿)法による補間処理であり、十分なジャギーの低減は行えない。
特開平7−221976号公報 特開2000−228723号公報
本発明は、上述した背景からなされたものであり、画像を高画質に拡大する画像処理装置を提供することを目的とする。
[画像処理装置]
上記目的を達成するために、本発明にかかる画像処理装置は、入力画像の拡大処理を行う画像処理装置であって、入力画像に含まれる注目画素について、この注目画素を含む既定の大きさの画像領域の特徴を抽出する領域特徴抽出手段と、前記領域特徴抽出手段により抽出された特徴に基づいて、少なくともこの画像領域内の画素値を変換する画素値変換手段と、前記画素値変換手段により変換された画像領域の画素値に基づいて拡大画像領域を生成する1つの生成手段、及び、前記1つの生成手段とは異なる処理により拡大画像領域を生成する他の生成手段を含む拡大画像領域生成手段と、前記拡大画像領域生成手段により生成された拡大画像領域を配置する画像配置手段とを有し、前記拡大画像領域生成手段は、前記領域特徴抽出手段により抽出された特徴に応じた前記生成手段を適用する。
好適には、前記画素値変換手段は、前記画像領域の画素値が既定の条件を満たしている場合にのみ、前記画像領域内の画素値と、この画像領域の近傍領域内の画素値とを変換する。
好適には、前記領域特徴抽出手段は、前記画像領域の画素値が既定の条件を満たしている場合に、この画像領域の画素値パターンをこの画像領域の特徴として抽出する。
好適には、前記領域特徴抽出手段は、抽出された画素値パターンが既定のパターンである場合に、この画素値パターンを補正する。
好適には、前記領域特徴抽出手段は、前記画像領域における画素値パターンに基づいて、階調変化に関する複数の角度を算出し、算出された複数の角度に基づいて、この画像領域における階調変化の変化方向を、前記特徴として抽出し、前記画素値変換手段は、前記領域特徴抽出手段により抽出された変化方向に応じて、前記画像領域内の画素値を変換する。
好適には、前記画素値変換手段は、前記領域特徴抽出手段により抽出された変化方向に応じた位置の画素群を参照して、平滑化処理を行う。
好適には、前記画素値変換手段は、前記平滑化処理がなされた複数の画素値を用いて、階調変化を強調するエッジ強調処理を行う。
好適には、前記画素値変換手段は、前記領域特徴抽出手段により抽出された特徴に基づいて、前記画像領域内の画素値と、この画像領域の近傍領域内の画素値とを変換し、前記1つの生成手段は、前記領域特徴抽出手段により抽出された特徴が既定の条件を満たす画像領域の注目画素に対して、この画像領域の特徴、前記画素値変換手段により変換された画像領域の画素値、及び、前記画素値変換手段により変換された近傍領域の画素値に基づいて、注目画素に対応する拡大画像領域を生成する。
好適には、前記領域特徴抽出手段は、前記画像領域における階調変化の度合いを示す階調変化度を前記特徴として抽出し、前記1つの生成手段は、前記他の生成手段よりも処理負荷の大きな拡大処理を行い、前記拡大画像領域生成手段は、画像領域の階調変化度が既定の基準以上である場合に、前記1つの生成手段を適用し、画像領域の階調変化度が前記基準に満たない場合に、前記他の生成手段を適用する。
好適には、前記画像配置手段は、前記拡大画像領域生成手段により生成される複数の拡大画像領域が拡大後の画像において互いに重なり合う場合に、これらの拡大画像領域に基づいて、この重複部分の画素値を決定する。
好適には、前記画像配置手段は、前記拡大画像領域生成手段により生成される複数の拡大画像領域が拡大後の画像において互いに重なり合う場合に、これら拡大画像領域の重複部分について、同一画素に対応する複数の画素値の平均値を算出する。
[画像処理方法]
また、本発明にかかる画像処理方法は、入力画像の拡大処理を行う画像処理方法であって、入力画像に含まれる注目画素について、この注目画素を含む既定の大きさの画像領域の特徴を抽出し、抽出された特徴に応じて、少なくともこの画像領域内の画素値を変換し、抽出された特徴に基づいて、変換された画像領域の画素値に基づいて拡大画像領域を生成する1つの生成手法、又は、前記1つの生成手法とは異なる処理により拡大画像領域を生成する他の生成手法を選択し、選択された生成手法を適用して、拡大画像領域を生成し、生成された拡大画像領域を配置する。
[プログラム]
また、本発明にかかるプログラムは、入力画像の拡大処理を行う画像処理装置において、入力画像に含まれる注目画素について、この注目画素を含む既定の大きさの画像領域の特徴を抽出するステップと、抽出された特徴に応じて、少なくともこの画像領域内の画素値を変換するステップと、抽出された特徴に基づいて、変換された画像領域の画素値に基づいて拡大画像領域を生成する1つの生成手法、又は、前記1つの生成手法とは異なる処理により拡大画像領域を生成する他の生成手法を選択するステップと、選択された生成手法を適用して、拡大画像領域を生成するステップと、生成された拡大画像領域を配置するステップとを前記画像処理装置に実行させる。
本発明の画像処理装置によれば、比較的軽い処理負荷で、高画質な拡大画像を得ることができる。
[ハードウェア構成]
まず、本実施形態における画像処理装置2のハードウェア構成を説明する。
図1は、本発明にかかる画像処理方法が適応される画像処理装置2のハードウェア構成を、制御装置20を中心に例示する図である。
図1に例示するように、画像処理装置2は、CPU202及びメモリ204などを含む制御装置20、通信装置22、HDD・CD装置などの記録装置24、並びに、LCD表示装置あるいはCRT表示装置及びキーボード・タッチパネルなどを含むユーザインターフェース装置(UI装置)26から構成される。
画像処理装置2は、例えば、画像拡大プログラム5(後述)がインストールされた汎用コンピュータであり、通信装置22又は記録装置24などを介して画像データを取得し、取得された画像データを出力解像度に応じて拡大する。例えば、画像処理装置2は、プリンタ装置10に対して画像データを出力する場合には、600dpi又は2400dpiなどの解像度に変換し、UI装置26に対して画像データを出力する場合には、75dpiなどの解像度に変換する。
[画像拡大プログラム]
図2は、制御装置20(図1)により実行され、本発明にかかる画像処理方法を実現する画像拡大プログラム5の機能構成を例示する図である。
図2に例示するように、画像拡大プログラム5は、拡大処理部500、画像データ格納部570、多値変換部580、及び二値変換部590を有する。また、拡大処理部500は、画像ブロック設定部510、画像ブロック特徴抽出部520、画素値変換部530、拡大画像ブロック生成部540、及び画像ブロック配置部560を有する。
なお、画像拡大プログラム5の全部又は一部をASICなどのハードウェアで実現してもよい。
画像データ格納部570は、メモリ204(図1)又は記録装置24(図1)を制御して、画像データが拡大処理部500で拡大処理されるまで一時的に記憶する機能、及び、解像度変換または拡大処理された拡大画像データが出力装置(不図示)に出力されるまで一時的に記憶する機能などを実現する。なお、画像データは、画像処理装置2で処理可能な画像フォーマット(例えば、BMP、TIFF、PNGなど)で記述されたデータであり、FAX(不図示)又はスキャナ(不図示)などによって取り込まれた画像データ、又は、パーソナルコンピュータ(画像処理装置2など)において作成又は編集等を処理するアプリケーションプログラムで作成された画像データ等である。拡大画像データ(拡大された後の画像データ)も、同様の画像フォーマットのデータである。
多値変換部580は、二値で表現された画像データを、多値で表現された画像データに変換し、拡大処理部500に出力する。例えば、多値変換部580は、入力された二値画像データが0又は1の1ビットで表現されている場合に、0又は255の8ビット表現に変換する。
なお、入力された2値画像データが予め8ビット表現の状態で画像データ格納部570に格納されている場合には、他と変換部580は、この画像データ(8ビット表現)をそのまま拡大処理部500に出力する。
二値変換部590は、拡大処理部500から出力された多値の拡大画像データを二値化処理して画像データ格納部570に出力する。二値変換部590は、例えば、閾値処理によって二値化処理を行う。本例の二値変換部590は、閾値tを予めt=128とし、拡大画像データの画素値がt未満である場合に、0を出力し、画素値がt以上である場合に、1を出力する。なお、閾値tは、前述のように予め設定してもよいし、例えば入力画像データの濃度分布などから動的に設定してもよい。
拡大処理部500は、画像ブロック設定部510、画像ブロック特徴抽出部520、画素値変換部530、拡大画像ブロック生成部540、及び画像ブロック配置部560を含んで構成されており、多値変換部580から、拡大処理の対象となる画像データを取得し、拡大処理によって生成された拡大画像データを二値変換部590に出力する。
画像ブロック設定部510は、画像ブロック特徴抽出部520及び拡大画像ブロック生成部540における処理で必要とされる所定のブロックサイズをそれぞれ設定し、多値変換部580から入力された入力画像データ(多値表現)から注目画素を含むそれぞれのブロックサイズの画像ブロックを順次切り出し、画像ブロック特徴抽出部520に出力する。
画像ブロック特徴抽出部520は、画像ブロック設定部510から順次入力される画像ブロックの少なくとも一部(例えば中心部近傍の矩形部分)を注目領域とし、注目領域における画像特徴量を、注目領域あるいは注目領域の周辺部を含む画像ブロックを参照して抽出あるいは算出する。抽出あるいは算出される画像特徴量は、例えば、エッジパターン、エッジ方向、画像ブロック内の白(又は黒)画素の画素数、あるいは、画像ブロック内の白(又は黒)画素の比率などである。
また、画像ブロック特徴抽出部520は、さらに、抽出あるいは算出した画像特徴量に基づいて、注目領域の切り分けを行う。ここで、注目領域の切り分けとは、注目領域の属性に応じて注目領域を分類することであり、例えば、注目領域がエッジを含む領域(以下、エッジ領域)と、白(又は黒)のみの領域(以下、平坦領域)とを切り分けることである。
画素値変換部530は、画像ブロック特徴抽出部520による注目領域の切り分けの結果に基づいてエッジ領域であると判断された注目領域と、その周辺部を含む画像ブロック内の画素値を変換する。画素値変換部530により変換された画像ブロック内の画素値は、後述する拡大画像ブロック生成部540の第1生成部542における拡大画像ブロック生成に用いられる。
より具体的には、画素値変換部530は、平滑化部532及び強調部534を含み、この平滑化部532は、画像ブロック特徴抽出部520により算出された注目領域におけるエッジ方向に基づいて、画像ブロック内の画素値を平滑化する。また、強調部534は、平滑化部532によりエッジ方向に基づいて平滑化された画像ブロック内の画素値のコントラストを強調する。
拡大画像ブロック生成部540は、拡大画像ブロックを互いに異なる拡大処理により生成する複数の拡大手段を有する。本例の拡大画像ブロック生成部540は、第1生成部542及び第2生成部544を有する。
拡大画像ブロック生成部540は、画像ブロック特徴抽出部520により抽出あるいは算出された画像特徴量に基づいて、複数の拡大手段(本例では、第1生成部542及び第2生成部544)を切り替えて注目領域に対応する拡大画像ブロックを生成する。
例えば、拡大画像ブロック生成部540は、注目領域に対して、画像ブロック特徴抽出部520により切り分けられたエッジ領域と平坦領域に応じて、第1生成部542あるいは第2生成部544のいずれかに切り替えて拡大画像ブロックを生成する。なお、本例では、エッジ領域であると判断された注目領域の場合には第1生成部543により拡大画像ブロックが生成され、平坦領域であると判断された注目領域の場合には第2生成部544により拡大画像ブロックが生成される場合を具体例とする。
第1生成部542及び第2生成部544における拡大手法は任意であるが、上述の例のようにエッジ領域であると判断された注目領域の場合に動作する第1生成部542は、第2生成部544と比較して、ジャギーの発生を抑えた、より画質を優先した拡大手法を適用することが望ましい。この場合に、第2生成部544は、第1生成部542よりも高速処理が可能な拡大手法を適用することが望ましく、これによって全体の処理時間を短縮することができる。
画像ブロック配置部560は、拡大画像ブロック生成部540により生成された拡大画像ブロックを順次配置し、解像度変換あるいは拡大された拡大画像データを二値変換部590に出力する。なお、拡大画像ブロックの配置方法については後述するが、例えば順次並べてゆく方法の他、拡大画像ブロックが重なり合うように順次配置して重畳させ、重なる画素値の総和を重なった数で割ることにより画素値を算出するように構成することもできる。
次に、画像ブロック特徴抽出部520、画素値変換部530、及び拡大画像ブロック生成部540について、より詳しく説明する。
まず、画像ブロック特徴抽出部520の詳細について説明する。なお、注目領域が2×2画素サイズブロック(互いに直交する方向が2画素である正方領域)であり、注目領域を含む周辺領域が4×4画素サイズブロック(互いに直交する方向が4画素である正方領域)である場合を具体例として説明する。
図3は、本実施例における画像ブロック特徴抽出部520の機能構成を示すブロック図である。
図3に示すように、画像ブロック特徴抽出部520は、エッジパターン選択部522と、エッジ方向推定部524とを含む。
エッジパターン選択部522は、注目領域である2×2画像ブロックのエッジパターンを選択し、選択されたエッジパターンに基づき、注目領域がエッジ領域であるか、白(または黒)のみの平坦領域であるかを判断する。
また、エッジパターン選択部522は、注目領域がエッジ領域である場合に、そのエッジパターンに相当するエッジ角度を注目領域の初期エッジ角度として決定する。
図4は、2×2画像ブロックにおけるパターンとそのエッジ角度を例示する図である。
図4に例示するように、各エッジパターンには、それぞれ相当するエッジ角度が設定されており、エッジパターン選択部522は、注目領域がどのエッジパターンであるかによって初期エッジ角度を決定する。
また、注目領域が平坦パターンである場合には、この注目領域は平坦領域として切り分けられる。
ただし、注目領域が図4の太枠で示されたエッジパターン(市松エッジパターン)である場合、注目領域のエッジパターンのみでは一意にその初期角度を決定できない。つまり初期エッジ角度を45°とするのか135°とするのかを決定できない。その理由は、図4に例示した太枠内の上方の市松エッジパターンaを例にとると、二値画像では、注目領域がこの市松エッジパターンaであったときには、45°方向に黒画素が続いている領域の一部分である場合と、135°方向に白画素が続いている領域の一部分である場合とのどちらの場合も考えられ、2×2画像ブロックの注目領域単体のみでは判断できないからである。
そこで、本実施例におけるエッジパターン選択部522は、図5に示すように、注目領域(図5中の市松エッジパターン領域)を一部に含む、ラスタスキャン順における一つ手前の2×2画像ブロック領域(図5において太枠で囲まれた領域)のエッジパターンに基づいて、市松エッジパターンである注目領域の初期エッジ角度を決定する。
図6は、市松エッジパターンと一つ手前(スキャン方向の上流側)の2×2画像ブロック領域のエッジパターンとの考えられる全ての組み合わせと、その組み合わせによって決定される初期エッジ角度の1例を示した図である。
図6に示したように、注目領域が市松エッジパターンである場合に、エッジパターン選択部522は、一つ手前の画像ブロックのエッジパターンを参照して、45°又は135°のどちらの角度を初期エッジ角度とするのかを決定する。
なお、本例では、市松エッジパターンと一つ手前の画像ブロックのエッジパターンとの2つのブロックの組み合わせにより初期エッジ角度を決定したが、これに限定されるわけではない。例えば、エッジパターン選択部522は、注目領域のエッジパターンと、一つ先の画像ブロックのエッジパターンとの組み合わせで初期エッジ角度を決定してもよいし、また1つ手前と一つ先との3ブロックのエッジパターンの組み合わせなどで、市松エッジパターンにおける初期エッジ角度を決定してもよく、市松エッジパターンの初期エッジ角度決定のために組み合わせる画像ブロックの数や位置は要求される処理速度や画質に応じて可変である。
また、エッジパターン選択部522は、ある特定パターンを抽出し、抽出された特定パターンを既定のパターンに強制的に補正するため、関連する画像ブロックの初期エッジ角度およびエッジパターンを補正する。
図7は、特定パターンの抽出の一例として、補正される特定パターンを含む画像の一部分を例示する。
図7に例示するように、図中の点線で囲まれた画像の凹凸パターンは、1画素だけ飛び出した(あるいは凹んだ)パターンで、例えば原稿をFAXやスキャナなどで電子文書として取り込む場合に解像度などに起因して生じるパターンであり、本来の画像を構成する意味のある特徴パターンではない。このような凹凸パターンは、拡大処理後のジャギーの原因となり画質に大きく影響する。
図8は、凹凸パターン(1画素だけ飛び出した、あるいは凹んだもの)の抽出および補正を具体的に例示する図である。なお、本図において、太枠で囲まれた領域が注目領域である。
図8(A)に示すように、太枠の注目領域(図8(A)に示された第4の領域)とその一部分を含む複数の周辺領域(図8(A)に示された第1〜3の領域)のエッジパターンは、黒画素を1、白画素を0としてビットパターン化されると、第1の領域は「1110」、第2の領域は「1000」、第3の領域は「1011」、第4の領域(すなわち注目領域)は「0010」となる。したがって、エッジパターン選択部522は、図8(A)で示すように、第1〜4の各領域のエッジパターン列が「1110」、「1000」、「1011」、「0010」であると判断した場合に、凹凸パターン(本例では、右に凸のパターン)が存在すると判断し、この凹凸パターンを抽出する。
エッジパターン選択部522は、前述のように抽出された凹凸パターン(本例では、右に凸のパターン)を補正するため、第1〜4の各領域のエッジパターンおよび初期エッジ角度を図8(B)で示すように変更する。つまり、エッジパターン選択部522は、第1の領域を、エッジパターン「1010」かつ初期エッジ角度0°に変更し、第2の領域を、平坦パターン(ビットパターン「0000」)に変更し、第3の領域を、エッジパターン「1010」かつ初期エッジ角度0°に変更し、第4の領域(注目領域)を平坦パターン「0000」に変更する。
このように、エッジパターン選択部522は、注目領域および周辺領域のエッジパターンおよび初期エッジ角度を変更することにより、凹凸パターン(本例では、右に突出した凸パターン)を補正することが可能となる。
図9は、図8に示した例とは異なる場合の凹凸パターン補正の具体例を示した図である。このように1画素だけ突出した、あるいは凹んだ凹凸パターンを補正することにより、図7に例示した画像は、図10で示すように凹凸パターンが補正される。なお、本実施例では上述のように凹凸パターンの抽出および補正に限定して説明を行ったが、これに限ったものではなく、入力画像データの種類、要求される画質、又は処理速度に応じて、凹凸パターンとは異なる特定パターン(例えば、1画素だけ孤立した孤立点パターンなど)の抽出および補正を行ってもよい。
次に、エッジ方向推定部524の処理の詳細を説明する。
図11は、注目領域および周辺領域の具体例と注目領域のエッジ方向の一例の説明図である。図11(A)は、注目領域(図11中の太枠内領域)および周辺領域の一例を示している。図11に示す例を用いて、エッジ方向推定部524によるエッジ方向推定処理の流れについて説明する。
図12は、エッジ方向推定部22によるエッジ方向推定処理(S10)の一例を示すフローチャート図である。
ステップ110(S110)において、エッジ方向推定部524は、注目領域および参照領域のエッジ角度の総和を表す変数(エッジ角度総和)に、すでにエッジパターン選択部522により設定されている注目領域の初期エッジ角度を代入する。
また、エッジ方向推定部524は、エッジ角度の参照数をカウントするための変数としての角度参照数を「1」に初期化しておく。
ステップ120(S120)において、エッジ方向推定部524は、エッジパターン選択部522により設定された注目領域の初期エッジ角度に応じて、図11(A)に示した周辺領域(太線枠外の領域)中からエッジ方向の推定に用いる参照領域を選択する。
図13は、エッジ方向の推定に用いる参照領域を例示する図である。図中の太線枠で示した2×2画素が参照領域である。図13(A)は、エッジパターン選択部522により設定された初期エッジ角度が「角度0°」である場合の参照領域を例示し、図13(B)は、初期エッジ角度が「角度90°」である場合の参照領域を例示し、図13(C)は、初期エッジ角度が「角度0°又は90°」以外の角度である場合の参照領域を例示している。なお、図13(A)及び(B)に示す角度0°及び角度90°の場合の参照領域の数は2であり、図13(C)に示す角度0°、90°以外の角度の場合の参照領域の数は4である。
図11に示した具体例では、注目領域の初期エッジ角度は「角度45°」であるため、図14(C)に例示した4つの参照領域が選択の候補となる。なお、参照領域の選択は、図13に示したものに限定されるわけではなく、例えば図13(C)の場合などは、参照領域数を8としたり、それぞれの角度に応じた参照領域を設定してもよい。
ステップ130(S130)において、エッジ方向推定部524は、S120において選択された参照領域の1つに対して、エッジ方向推定に適したエッジパターンであるか否かを判断する。例えば、エッジ方向推定部524は、図11(A)に例示した注目領域に対して、参照領域として右隣の参照領域を例にとると、図14(B)に示すように3種類のエッジパターンを候補とする。そして、エッジ方向推定部524は、S130において、図14(C)に示すように注目領域における初期エッジ角度(この例においては45°)と大きく異なる第3のエッジパターン(初期エッジ角度135°)を、図14(A)に示す注目領域のエッジ方向推定に適さないエッジパターンであると判断する。
図11に示した具体例の場合では、注目領域に対する右隣の参照領域のエッジパターンは、図14(B)で示した第1のエッジパターンであるので、エッジ方向推定部524は、エッジ方向推定に適するエッジパターンであると判断する。
エッジ方向推定部524は、この判断の結果、本注目領域におけるエッジ方向推定に適した参照領域である場合には、S140の処理に移行し、これ以外である場合には、S150の処理に移行する。
ステップ140(S140)において、エッジ方向推定部524は、エッジ角度総和に参照領域の初期エッジ角度を加え、角度参照数をインクリメントする。
ステップ150(S150)において、エッジ方向推定部524は、全ての選択可能な参照領域の処理が終了したか否かを判断し、終了したと判断した場合に、S160の処理に移行し、終了していないと判断した場合に、S130の処理に戻って、次の参照領域について処理を行う。
ステップ160(S160)において、エッジ方向推定部524は、注目領域の初期エッジ角度と、S130においてエッジ方向推定に適したと判断された参照領域の初期エッジ角度との総和(エッジ角度総和)を角度参照数で割った平均エッジ角度を注目領域の推定エッジ角度として、処理を終了する。
図11に示した具体例では、図11(B)に示すように、上部の参照領域の初期エッジ角度0°、左部の参照領域の初期エッジ角度0°、下部の参照領域の初期エッジ角度45°、右部の参照領域の初期エッジ角度45°となり、注目領域の初期エッジ角度45°との総和は135°になる。エッジ方向推定部524は、この総和135°を角度参照数5で割ることによって平均エッジ角度27°を求める。この平均エッジ角度が、図11に示した注目領域に対する推定エッジ角度となる。
さらに、エッジ方向推定部524は、求められた注目領域に対する推定エッジ角度Θを、22.5°ごとに区分された方向(8方向)の角度範囲(方向0〜7)に分類する。本例の場合、0°あるいは±180°を中心とした角度範囲を「方向0」、22.5°あるいは−157.5°を中心とした角度範囲を「方向1」、45°あるいは−135°を中心とした角度範囲を「方向2」、67.5°あるいは−112.5°を中心とした角度範囲を「方向3」、90°あるいは−90°を中心とした角度範囲を「方向4」、112.5°あるいは−67.5°を中心とした角度範囲を「方向5」、135°あるいは−45°を中心とした角度範囲を「方向6」、157.5°あるいは−22.5°を中心とした角度範囲を「方向7」とし、エッジ方向推定部524は、推定エッジ角度Θをいずれかの角度範囲(上記各中心角度から±11.25°の範囲)に分類する。上述の図11の具体例における推定エッジ角度Θ(=27°)は22.5°±11.25°の範囲内に含まれるので、エッジ方向推定部524は、図11に示した注目領域に対する最終的な推定エッジ方向を「方向1」であると判定する(図11(B)の矢印線分方向)。
なお、本例では推定エッジ角度Θを計算した後に8方向のいずれかに正規化(分類)したが、これに限定されるわけではなく、さらに精度の高いエッジ方向が必要であれば12方向(15.0°ごと)、16方向(12.25°ごと)など、さらに多数の方向に正規化してもよい。
次に、画素値変換部530について説明する。
画素値変換部530は、図2に例示するように、平滑化部532と強調部534とで構成される。
平滑化部532は、画像ブロック特徴抽出部520によって推定された注目領域の推定エッジ方向に応じた画素値平滑化処理を、注目領域と注目領域を含む周辺領域内の画素に対して施す。
図15は、推定エッジ方向に対応する平滑化カーネルを例示する図である。なお、図中に示された平滑化カーネル内の数字は、画素値に乗ずる重み付けの係数である。
例えば注目領域の推定エッジ方向が「方向3」である場合に、平滑化部532は、この「方向3」に応じて、図15中の第3の平滑化カーネルを用いて平滑化処理を行う。この場合、平滑化部532は、図16に示すように、例えば中心の画素Pの平滑化処理を行う場合には、画素a及び画素bを用いて、平滑化画素値P'を次の式(1)に従って計算する。
注目画素値P'=(2.0×P+1.0×(a+b))/4.0・・・(1)
なお、平滑化部532により用いられる平滑化カーネルは、図15に示したものに限定されるわけではなく、入力画像データの種類、又は、要求される平滑化の程度などにより異なるものであってもよい。
強調部534は、平滑化部532によって平滑化処理(注目領域の推定エッジ方向に対応する平滑化カーネルを用いた平滑化処理)がなされた注目領域とこれを含む周辺領域内の画素に対して、コントラスト強調処理を施す。
図17は、強調部534により適用される強調カーネルの具体例を表す図である。
図17に示す「1.60」の値は、図17(A)に示す強調カーネルの中心の画素値に対応する重み係数を表し、「0.15」の値は、中心画素の上下左右に配置された画素値に対応する重み係数を表している。
また、図17(B)は、図17(A)に示す強調カーネルで画素Pを強調する場合の説明図である。図17(B)に示すように、強調部534は、例えば、中心の参照画素Pの強調処理を行う場合に、その上下左右に存在する画素a、b、c、dを参照し、また重みとして中心の注目画素については「1.60」を、周辺の参照画素に対しては「0.15」をそれぞれ用いる。このように、強調部534は、画素Pの画素値P'を次の式(2)に従って計算する。
注目画素値P'=1.60×P‐0.15×(a+b+c+d)・・・(2)
上記のように、平滑化部532および強調部534の処理を経て、画素値変換部530は、後述する拡大画像ブロック生成部540で用いるため、注目領域とその周辺領域の画素値を変換する。
次に、拡大画像ブロック生成部540について詳細に説明する。
まず、拡大画像ブロック生成部540に含まれる第1生成部542について説明する。第1生成部542は、画像ブロック特徴抽出部520によってエッジ領域であると判断された注目領域に対して拡大画像ブロック生成処理を行う。より具体的には、第1生成部542は、画像ブロック特徴抽出部520により得られた注目領域のエッジパターン及び推定エッジ方向と、画素値変換部530により変換された注目領域及びその周辺領域の画素値とを用いて、注目領域に対する拡大画像ブロックを生成する。
図18は、第1生成部542による拡大画像ブロックの生成処理を説明する図である。
まず、第1生成部542は、注目領域のエッジパターン及び推定エッジ方向に基づき、画素値変換部530により変換された画素値を用いて3×3画像ブロックに相当する画素値を算出する。
図18(A)には、図11(A)に例示した注目領域及び周辺領域が示されている。この注目領域に関しては、上記のように画像ブロック特徴抽出部520によって、エッジパターン「1110」、及び、推定エッジ方向「方向1」が求められている。
第1生成部542は、特徴量の組合せが(エッジパターン1110)及び(推定エッジ方向「方向1」)である場合、図18(B)に示すように、3×3画像ブロックに相当するそれぞれの画素をp0〜p8とすると、図18(A)に示した注目領域の画素値{a,b,c,d}をもとに、p0〜p8の画素値を次の式によって計算する。
p0=a
p1=(a+b)/2
p2=b
p3=(a+c)/2
p4=(b+c)/2
p5=d
p6=c
p7=(p4+b)/2
p8=d
第1生成部542は、これらの計算式を、(エッジパターン)と(推定エッジ方向)との組合せ(特徴量の組合せ)に基づいて一意に決定し、決定した計算式を用いて3×3画像ブロック相当の画素値を計算する。
図19は、特徴量の他の組合せ(エッジパターンと推定エッジ方向との組合せ)に対応する計算式を例示する図である。
図19(A)は、エッジパターン「1000」と推定エッジ方向「方向1」との組合せに対応する計算式を例示する。
p0=a
p2=b
p3=a
p4=(b+c)/2
p5=(b+d)/2
p6=c
p7=(c+d)/2
p8=d
p1=(p4+c)/2
第1生成部542は、特徴量の組合せがエッジパターン「1000」及び推定エッジ方向「方向1」である場合に、上記の計算式を用いて3×3画像ブロック相当の画素値を計算する。
図19(B)は、エッジパターン「1100」と推定エッジ方向「方向5」との組合せに対応する計算式を例示する。
p0=a
p1=(a+b)/2
p2=b
p4=(a+d)/2
p6=c
p7=(c+d)/2
p8=d
p3=(p4+c)/2
p5=(p4+b)/2
第1生成部542は、特徴量の組合せがエッジパターン「1100」及び推定エッジ方向「方向5」である場合に、上記の計算式を用いて3×3画像ブロック相当の画素値を計算する。
図19(C)は、エッジパターン「1100」と推定エッジ方向「方向2」との組合せに対応する計算式を例示する。
p0=a
p1=a
p2=b
p3=a
p4=(b+c)/2
p5=(b+d)/2
p6=c
p7=(c+d)/2
p8=d
第1生成部542は、特徴量の組合せがエッジパターン「1100」及び推定エッジ方向「方向2」である場合に、上記の計算式を用いて3×3画像ブロック相当の画素値を計算する。
図19(D)は、エッジパターン「0101」と推定エッジ方向「方向7」との組合せに対応する計算式を例示する。
p0=a
p2=b
p3=(a+c)/2
p4=(a+d)/2
p5=(b+d)/2
p6=c
p8=d
p1=(p4+b)/2
p7=(p4+c)/2
第1生成部542は、特徴量の組合せがエッジパターン「0101」及び推定エッジ方向「方向7」である場合に、上記の計算式を用いて3×3画像ブロック相当の画素値を計算する。
なお、他の組合せ(エッジパターン及び推定エッジ方向)の場合にも、第1生成部542は、同様にそれぞれのエッジパターン及び推定エッジ方向に対応した計算式に従って計算を行うことにより、3×3画像ブロック相当の画素値を計算する。
次に、第1生成部542は、上記のように計算された3×3画像ブロック相当の画素値と、注目領域の推定エッジ方向に基づいて選択された周辺領域内の複数の参照画素とを用いて、4×4画像ブロックを生成する。
図20は、推定エッジ方向に基づく参照画素r0〜r13の選択方法を説明する図である。
第1生成部542は、注目領域の推定エッジ方向が方向1(22.5°)から方向3(67.5°)である場合に、図20(A)に太線枠で囲んだように、参照画素r0〜r5を左上から下へ3画素と右下から上へ3画素となるように選択する。
また、第1生成部542は、注目領域の推定エッジ方向が方向5(112.5°)から方向7(157.5°)である場合に、図20(B)に太線枠で示したように、参照画素r0〜r5を左下から上へ3画素と右上から下へ3画素となるように選択する。
また、第1生成部542は、参照画素r6〜r13として、推定エッジ方向に拠らず、図20(A)(B)に示すように、上下それぞれ4画素を選択する。
このように、第1生成部542は、注目領域における推定エッジ方向に基づいて、参照画素を選択する。なお、参照画素の選択は、図20に例示する2パターンからの選択に限定されるわけではなく、推定エッジ方向に従い、より多くの参照画素選択パターンを用意してもよい。また、選択する参照画素についても、推定エッジ方向によって変更してもよい。
図21は、4×4画素の拡大画像ブロックの生成処理を説明する図である。
図21に示すように、第1生成部542は、計算された3×3画像ブロック相当の画素値p0〜p8と、注目領域における推定エッジ方向に基づいて選択された参照画素r0〜r13とを用いて、以下のような計算式に従って4×4画素の拡大画像ブロックに相当する画素値(s0〜s15)を計算し、4x4拡大画像ブロックを生成する。
s0=0.2×r6+0.16×r0+0.64×p0
s1=0.2×r7+0.32×p0+0.48×p1
s2=0.2×r8+0.48×p1+0.32×p2
s3=0.2×r9+0.64×p2+0.16×r1
s4=0.08×r0+0.32×p0+0.12×r2+0.48×p3
s5=0.16×p0+0.24×p1+0.24×p3+0.36×p4
s6=0.24×p1+0.16×p2+0.36×p4+0.24×p5
s7=0.32×p2+0.08×r1+0.48×p5+0.12×r3
s8=0.12×r2+0.48×p3+0.08×r4+0.32×p6
s9=0.24×p3+0.36×p4+0.16×p6+0.24×p7
s10=0.36×p4+0.24×p5+0.24×p7+0.16×p8
s11=0.48×p5+0.12×r3+0.32×p8+0.08×r5
s12=0.16×r4+0.64×p6+0.2×r10
s13=0.32×p6+0.48×p7+0.2×r11
s14=0.48×p7+0.32×p8+0.2×r12
s15=0.64×p8+0.16×r5+0.2×r13
以上のように処理を行うことにより、画像ブロック特徴抽出部520によってエッジ領域であると判断された注目領域に対応する4×4画素の拡大画像ブロック(s0〜s15)が生成される。
次に、拡大画像ブロック生成部540に含まれる第2生成部544について説明する。第2生成部544は、画像ブロック特徴抽出部520によって平坦領域であると判断された注目領域に対して、上述したような注目領域のエッジを滑らかにするような第1生成部542による拡大処理とは異なる処理を適用する。例えば、第2生成部544は、第1生成部542と比較して、処理負荷を軽減した、より簡便な拡大画像ブロックの生成処理を行う。本例の第2生成部544は、2×2画素の注目領域から最近傍補間により4×4画素の拡大画像ブロックを生成する。もちろん、この第2生成部544に適用される拡大手法は、任意であり、第1生成部542よりも処理負荷の軽い手法であればどのような手法を用いてもよい。
以上説明したように、拡大画像ブロック生成部540は、画像ブロック特徴抽出部520により抽出または算出された画像特徴量に応じて、拡大手段(第1生成部542及び第2生成部544)を選択することにより、ジャギーを抑えて高画質に拡大でき、さらには処理負荷も削減することが可能となる。具体的には、第2生成部544は、第1生成部542よりも処理負荷の軽い拡大手法を用いることによって、拡大処理全体の処理負荷を軽減し、処理時間を短縮して高速な拡大処理を実現し、第1生成部542は、第2生成部544よりもエッジ領域を高画質に拡大する拡大手法を用いることによって、拡大画像の高画質化を実現する。なお、本例では、の拡大画像ブロック生成部540が2つの拡大手法を有し、これらのいずれかを選択的に用いる形態を具体例として説明したが、さらに複数の拡大手法を設けておき、画像ブロック特徴抽出部520により抽出された種々の画像特徴量に応じて複数の拡大手法の中からいずれかを選択して拡大処理を行うように構成してもよい。
次に、画像ブロック配置部560について説明する。
画像ブロック配置部560は、拡大画像ブロック生成部540により生成された拡大画像ブロック(注目領域に対応する拡大画像ブロック)を既定の方法により順次配置する。
図22は、拡大画像ブロック生成部540により生成された4×4画素の拡大画像ブロックを配置する具体例を説明する図である。
図22に示すように、拡大画像ブロック生成部540(第1生成部542又は第2生成部544)により順次生成された拡大画像ブロックbk0及び拡大画像ブロックbk1は、互いに重なり合うように配置される。画像ブロック配置部560は、オーバーラップする画素(重なり合う画素)について、各々前画素値との平均をとるようにして配置する。また、画像ブロック配置部560は、オーバーラップする画素の総和を計算し、画素値の総和をオーバーラップした数で割ることにより各画素値を算出するようにしてもよい。
この場合、画像ブロック配置部560は、注目画素を1画素ずつずらしながら選択し、拡大処理を行ってゆくことになる。
また、画像ブロック配置部560は、順次生成される拡大画像ブロックをオーバーラップさせずに並べてゆくこともできる。この場合、画像ブロック配置部560は、注目領域を重ならないように選択してゆけばよい。
なお、4×4画素の拡大画像ブロックは、拡大画像ブロック生成部540中の第1生成部542又は第2生成部544のいずれかで生成されるため、拡大方式の違いによる画質劣化が懸念されるが、上述のように、画像ブロック配置部560が複数の拡大画像ブロックをオーバーラップさせて平均化することによって、そのような画質劣化の発生を抑えることができる。
次に、拡大処理部500の全体動作を説明する。
図23は、拡大処理部500による画像拡大処理(S20)を説明するフローチャートである。
ステップ210(S210)において、画像ブロック設定部510は、画像ブロック特徴抽出部520及び拡大画像ブロック生成部540による処理で必要とされる所定の画像ブロックのサイズをそれぞれ設定し、設定されたブロックサイズの画像ブロックを順次(例えばラスタスキャン順に)切り出し、各ブロックサイズの画像ブロックを画像ブロック特徴抽出部520に出力する。
ステップ220(S220)において、画像ブロック特徴抽出部520は、入力された画像ブロック中の注目領域がエッジ領域であるのか平坦領域であるのかを判断する。
拡大処理部500は、注目領域がエッジ領域である場合に、画像ブロック特徴抽出部520に、注目領域のエッジパターンの設定、エッジパターンに相当するエッジ角度の初期エッジ角度としての設定、並びに、ある特定エッジパターンの抽出及び補正を行わせ、ジャギーを低減するような拡大画像ブロック生成処理を行うべく、S230の処理に移行する。
また、拡大処理部500は、注目領域が平坦領域である場合に、S260の処理に移行する。
ステップ230(S230)において、画像ブロック特徴抽出部520は、エッジ領域と判断された注目領域及びその注目領域を含む1ないし複数の周辺領域中の参照領域の初期エッジ角度Θから注目領域のエッジ方向θを推定する。例えば、画像ブロック特徴抽出部520は、得られた複数のエッジ角度Θの平均値を算出し、この平均値をエッジ方向θとする。なお、エッジ方向は、エッジ角度の平均値に限られるものではない。
ステップ240(S240)において、画素値変換部530(平滑化部532)は、画像ブロック特徴抽出部520により得られた推定エッジ方向θに応じた平滑化カーネルを用いて、注目領域及びその周辺領域内画素の平滑化処理を行う。
さらに、画素値変換部530(強調部534)は、平滑化処理が施された注目領域及びその周辺領域内の画素に対して、コントラスト強調処理を施す。
ステップ250(S250)において、拡大画像ブロック生成部540の第1生成部542は、画像ブロック特徴抽出部520により得られた注目領域のエッジパターン及びこの注目領域の推定エッジ方向θと、S240において画素値変換部530により画素値変換処理が施された注目領域及び周辺領域内の画素値とを用いて、注目領域に対する拡大画像ブロックを生成する。
このように、拡大画像ブロック生成部540は、S220においてエッジ領域であると判断された場合に、そのようなエッジ部分のジャギーを抑えるような拡大画像ブロックを第1生成部542に生成させる。これによって、エッジ部分などについてジャギーの少ない高画質の拡大画像ブロックの生成を行うことができる。
ステップ260(S260)において、拡大画像ブロック生成部540の第2生成部544は、画像ブロック特徴抽出部530によって平坦領域であると判断された注目領域に対する拡大画像ブロックを生成する。
第2生成部544によりなされる拡大画像ブロック生成処理は、S230〜S250における拡大画像ブロックの生成処理(第1生成部542による処理)とは異なり、例えば最近傍補間などの処理負荷の小さい拡大処理でよい。すなわち、注目領域が平坦領域である場合には、上述のような複雑で処理時間を要する処理をする必要がなく、より処理負荷の小さい拡大画像ブロックの生成処理で十分である。
したがって、拡大画像ブロック生成部540は、注目領域が平坦領域である場合に、第2生成部544を選択して処理負荷の小さい拡大画像ブロックの生成処理を行い、全体としての処理時間の短縮を図っている。
ステップ270(S270)において、画像ブロック配置部560は、拡大画像ブロック生成部540(第1生成部542又は第2生成部544)により生成された拡大画像ブロックを順次配置する。なお、拡大画像ブロック配置する方法として、拡大画像ブロック生成部540により生成された拡大画像ブロックをオーバーラップするように順次配置する方法などが考えられる。複数の拡大画像ブロックをオーバーラップさせる場合には、画像ブロック配置部560は、順次前画素値との平均を取るようにする方法や、オーバーラップする全画素値の総和をオーバーラップ数で割るという方法を適用する。ただ、画像ブロック配置部560は、処理速度や画質を勘案し、拡大画像ブロック生成部540によって生成される拡大画像ブロックを用いる方法であればどのような手法を適用してもよい。
ステップ280(S280)において、拡大処理部500は、すべての入力画像データについて処理が完了したか否かを調べ、完了していない場合に、S210の処理に戻って処理を続け、完了している場合に、拡大画像データを所定の出力先に出力して拡大処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態における画像処理装置2は、注目画素を含む所定の大きさの画像領域の特徴を抽出し、抽出された特徴に基づいて、画像領域内及びその近傍領域内の画素値を変換し、変換された画素値と、抽出された特徴とに応じて、注目画素を含む所定の大きさの画像領域を拡大する複数の拡大手法を切り替えて拡大画像領域を生成し、得られた拡大画像領域を所定の方法で配置して、拡大された出力画像を生成する。
このように、本画像処理装置2は、例えば、入力画像中のエッジ部分に関しては、エッジを滑らかにする拡大手法を適用し、入力画像中の平坦な部分(真白や真黒の画像部分)に関しては処理負荷の小さい拡大手法を適用することによって、エッジ部分のジャギーを抑制した高画質な拡大処理を行うとともに、処理負荷を抑えて高速に拡大処理を行うことができる。
本発明にかかる画像処理方法が適応される画像処理装置2のハードウェア構成を、制御装置20を中心に例示する図である。 制御装置20(図1)により実行され、本発明にかかる画像処理方法を実現する画像拡大プログラム5の機能構成を例示する図である。 画像ブロック特徴抽出部520の機能構成を示すブロック図である。 2×2画像ブロックにおけるパターンとそのエッジ角度を例示する図である。 注目領域が市松エッジパターンである場合に、注目領域の初期エッジ角度を決定するために参照される領域を例示する図である。 市松エッジパターンとの組み合わせによって決定される初期エッジ角度を例示する図である。 補正される特定パターンを含む画像の一部分を表す図である。 凹凸パターンの抽出および補正を説明する図である。 図8とは異なる凹凸パターンの補正を説明する図である。 図7に示した画像(特定パターンを含む)の補正後を例示する図である。 注目領域及び周辺領域の具体例と注目領域のエッジ方向とを例示する図である。 エッジ方向推定部534によるエッジ方向推定処理(S10)のフローチャートである。 エッジ方向の推定に用いる参照領域を例示する図である。 適正なエッジパターン判断を説明する図である。 推定エッジ方向に対応する平滑化カーネルを例示する図である。 平滑化カーネルによる平滑化処理を説明する図である。 強調カーネルを例示し、この強調カーネルによる強調処理を説明する図である。 第1生成部542による拡大画像ブロックの生成処理を説明する図である。 エッジパターンと推定エッジ方向との組み合わせに対応する計算式の他の例を示す図である。 注目領域の推定エッジ方向に基づく参照画素r0〜r13の選択方法を説明する図である。 4×4画素の拡大画像ブロックの生成処理を説明する図である。 拡大画像ブロック生成部540により生成された拡大画像ブロックの配置方法を例示する図である。 拡大処理部500による画像拡大処理(S20)を説明するフローチャートである。
符号の説明
2・・・画像処理装置
5・・・画像拡大プログラム
500・・・拡大処理部
510・・・画像ブロック設定部
520・・・画像ブロック特徴抽出部
530・・・画素値変換部
532・・・平滑化部
534・・・強調部
540・・・拡大画像ブロック生成部
542・・・第1生成部
544・・・第2生成部
560・・・画像ブロック配置部

Claims (13)

  1. 入力画像の拡大処理を行う画像処理装置であって、
    入力画像に含まれる注目画素について、この注目画素を含む既定の大きさの画像領域の特徴を抽出する領域特徴抽出手段と、
    前記領域特徴抽出手段により抽出された特徴に基づいて、少なくともこの画像領域内の画素値を変換する画素値変換手段と、
    前記画素値変換手段により変換された画像領域の画素値に基づいて拡大画像領域を生成する1つの生成手段、及び、前記1つの生成手段とは異なる処理により拡大画像領域を生成する他の生成手段を含む拡大画像領域生成手段と、
    前記拡大画像領域生成手段により生成された拡大画像領域を配置する画像配置手段と
    を有し、
    前記拡大画像領域生成手段は、前記領域特徴抽出手段により抽出された特徴に応じた前記生成手段を適用する
    画像処理装置。
  2. 前記画素値変換手段は、前記画像領域の画素値が既定の条件を満たしている場合にのみ、前記画像領域内の画素値と、この画像領域の近傍領域内の画素値とを変換する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記領域特徴抽出手段は、前記画像領域の画素値が既定の条件を満たしている場合に、この画像領域の画素値パターンをこの画像領域の特徴として抽出する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記領域特徴抽出手段は、抽出された画素値パターンが既定のパターンである場合に、この画素値パターンを補正する
    請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記領域特徴抽出手段は、前記画像領域における画素値パターンに基づいて、階調変化に関する複数の角度を算出し、算出された複数の角度に基づいて、この画像領域における階調変化の変化方向を、前記特徴として抽出し、
    前記画素値変換手段は、前記領域特徴抽出手段により抽出された変化方向に応じて、前記画像領域内の画素値を変換する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記画素値変換手段は、前記領域特徴抽出手段により抽出された変化方向に応じた位置の画素群を参照して、平滑化処理を行う
    請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記画素値変換手段は、前記平滑化処理がなされた複数の画素値を用いて、階調変化を強調するエッジ強調処理を行う
    請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記画素値変換手段は、前記領域特徴抽出手段により抽出された特徴に基づいて、前記画像領域内の画素値と、この画像領域の近傍領域内の画素値とを変換し、
    前記1つの生成手段は、前記領域特徴抽出手段により抽出された特徴が既定の条件を満たす画像領域の注目画素に対して、この画像領域の特徴、前記画素値変換手段により変換された画像領域の画素値、及び、前記画素値変換手段により変換された近傍領域の画素値に基づいて、注目画素に対応する拡大画像領域を生成する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 前記領域特徴抽出手段は、前記画像領域における階調変化の度合いを示す階調変化度を前記特徴として抽出し、
    前記1つの生成手段は、前記他の生成手段よりも処理負荷の大きな拡大処理を行い、
    前記拡大画像領域生成手段は、画像領域の階調変化度が既定の基準以上である場合に、前記1つの生成手段を適用し、画像領域の階調変化度が前記基準に満たない場合に、前記他の生成手段を適用する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 前記画像配置手段は、前記拡大画像領域生成手段により生成される複数の拡大画像領域が拡大後の画像において互いに重なり合う場合に、これらの拡大画像領域に基づいて、この重複部分の画素値を決定する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  11. 前記画像配置手段は、前記拡大画像領域生成手段により生成される複数の拡大画像領域が拡大後の画像において互いに重なり合う場合に、これら拡大画像領域の重複部分について、同一画素に対応する複数の画素値の平均値を算出する
    請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 入力画像の拡大処理を行う画像処理方法であって、
    入力画像に含まれる注目画素について、この注目画素を含む既定の大きさの画像領域の特徴を抽出し、
    抽出された特徴に応じて、少なくともこの画像領域内の画素値を変換し、
    抽出された特徴に基づいて、変換された画像領域の画素値に基づいて拡大画像領域を生成する1つの生成手法、又は、前記1つの生成手法とは異なる処理により拡大画像領域を生成する他の生成手法を選択し、
    選択された生成手法を適用して、拡大画像領域を生成し、
    生成された拡大画像領域を配置する
    画像処理方法。
  13. 入力画像の拡大処理を行う画像処理装置において、
    入力画像に含まれる注目画素について、この注目画素を含む既定の大きさの画像領域の特徴を抽出するステップと、
    抽出された特徴に応じて、少なくともこの画像領域内の画素値を変換するステップと、
    抽出された特徴に基づいて、変換された画像領域の画素値に基づいて拡大画像領域を生成する1つの生成手法、又は、前記1つの生成手法とは異なる処理により拡大画像領域を生成する他の生成手法を選択するステップと、
    選択された生成手法を適用して、拡大画像領域を生成するステップと、
    生成された拡大画像領域を配置するステップと
    を前記画像処理装置に実行させるプログラム。
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