JP4872715B2 - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ビットマップ画像を線画情報に変換する画像処理装置及びそのプログラムに関する。
一般に、ラスタ画像を入力し、この画像の文字部分などをアウトライン化し、画像の再利用(例えば、編集等)を容易にする技術はよく知られている。このような技術では、例えば、文字画像をアウトライン化することにより、画像を拡大した場合においても、画質劣化のない画像を得ることができる。
アウトライン化は、例えば文字等、二値情報で表すことのできる物体の輪郭形状をベジエのような曲線で近似して表す方法である。このような手法では、入力されたラスタ画像を二値化する場合、二値化の解像度が大きいほど、アウトライン化後の画質は良い。しかしながら、解像度が大きいほど、演算負荷が増加することが問題である。
特許文献1では、文字が大きな場合には、低解像度で二値化し、文字が小さい場合には、高解像度で二値化することにより、画質を保ちながら、アウトライン化負荷を軽減する手法が開示されている。
特開2006−253892号公報
ところで、解像度変換処理は、二値化処理の前に行うと、入力画像のフォーマットが二値画像である場合、入力画像の解像度を用いてアウトライン化した場合の画質以上の画質を得ることは困難であった。
本発明は、上述した背景からなされたものであり、入力画像が二値画像である場合においても、アウトライン化後の画質を向上することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像処理装置は、二値の画像を拡大する画像拡大手段と、前記画像拡大手段により拡大された画像をアウトライン化するアウトライン化手段とを有する。本発明によれば、入力画像が二値画像である場合においても、アウトライン化後の画質を向上することができる。
好適には、前記画像拡大手段は、二値の画像から類似する部分画像を第1の解像度で抽出する部分画像抽出手段と、前記部分画像抽出手段により抽出された部分画像と、第1の解像度における1画素より高い精度で算出された該部分画像画像の位相とに基づいて、第1の解像度より高い第2の解像度の部分画像を生成する部分画像生成手段と、前記部分画像抽出手段により抽出された部分画像の位置に基づいて算出された第2の解像度の画像における位置に、前記部分画像生成手段により生成された部分画像を配置する配置手段とを有する。本発明によれば、1つの低解像度部分画像を拡大する場合より、品質の高い拡大画像を生成することができる。
好適には、前記画像拡大手段は、二値の画像を多値化する多値化手段と、前記多値化手段により多値化された画像の解像度を変換する解像度変換手段と、前記解像度変換手段により解像度を変換された画像を二値化する二値化手段とを有する。
好適には、読取画像の解像度に基づいて拡大率を算出する拡大率算出手段をさらに有し、前記画像拡大手段は、前記拡大率算出手段により算出された拡大率に基づいて画像を拡大する。本発明によれば、印刷時の解像度が不明である場合においても、品質の高い拡大画像を生成することができる。
好適には、前記拡大率算出手段は、読取画像の解像度と印刷画像の解像度との比に基づいて拡大率を算出する。本発明によれば、画像の読取時と印刷時の解像度の差により欠落した情報を補償することができる。
好適には、前記拡大率算出手段は、拡大率を1以上とする。本発明によれば、拡大画像の品質が拡大前の画像より劣化することを防ぐことができる。
好適には、前記拡大率算出手段は、拡大率を16以下とする。本発明によれば、拡大画像の品質を維持しつつ、拡大処理の負荷が増大することを防ぐことができる。
好適には、前記拡大率算出手段は、画像の画素数が所定値以下になるように拡大率を算出する。本発明によれば、拡大画像のデータ量が増大することを防ぐことができる。
好適には、前記アウトライン化手段によりアウトライン化された画像のデータ量を判定するデータ量判定手段をさらに有する。本発明によれば、拡大画像のデータ量が増大することを防ぐことができる。
好適には、前記データ量判定手段により画像のデータ量が所定値を超えると判定された場合、前記アウトライン化手段によりアウトライン化された画像のデータ量と所定のデータ量とに基づいて拡大率を補正する拡大率補正手段をさらに有し、前記画像拡大手段は、前記拡大率補正手段により補正された拡大率に基づいて画像を拡大する。本発明によれば、アウトライン化後の画像データ量を制御することができる。
好適には、前記データ量判定手段により画像のデータ量が所定値を超えると判定された場合、前記アウトライン化手段によりアウトライン化された画像のデータ量と所定のデータ量とに基づいてアウトライン化処理におけるパラメータを補正するアウトライン化パラメータ補正手段をさらに有し、前記アウトライン化手段は、前記アウトライン化パラメータ補正手段により補正されたアトライン化パラメータに基づいて画像を拡大する。本発明によれば、アウトライン化後の画像データ量を制御することができる。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを含む画像処理装置に置いて、二値の画像を拡大する画像拡大ステップと、前記拡大された画像をアウトライン化するアウトライン化ステップとを前記画像処理装置のコンピュータに実行させる。本発明によれば、入力画像が二値画像である場合においても、アウトライン化後の画質を向上することができる。
本発明の画像処理装置によれば、入力画像が二値画像である場合においても、アウトライン化後の画質を向上することができる。
まず、本発明の概略を説明する。
図1は、解像度変換処理とアウトライン化後の画像品質との関係を示す図である。
図1(A)は、理想的なアウトラインを例示する図であり、図1(B)は、低解像度の画像をアウトライン化して得られた結果を例示する図である。ここで、図1(B)に示される破線は、得られた結果であり、矩形は、1つの画素を表す。図1(A)及び図1(B)に例示するように、角が低解像度の画像からアウトライン化される場合、この角は局所的に丸められるので、得られた結果は、丸まったアウトラインとなってしまう。
図1(C)は、図1(B)に示される解像度より高解像度の画像から得られた結果を例示する図である。図1(C)に例示するように、解像度が高い場合、結果として得られるアウトラインを、理想的なアウトラインに近い形状にすることが可能となる。
高解像度化の手法として、例えば次の2つが挙げられる。
第1の高解像度化方法は、入力された二値画像を多値に変換するものである。この手法では、例えば、画素値0は0に、画素値1は255に変換される。変換後の多値画像は、例えば線形補間やキュービックコンボリューションなどの手法を用いて拡大され、拡大後の画像は、閾値処理により二値化される。
第2の高解像度化手法は、超解像方式を適用するものである。この手法では、例えば、複数の低解像度画像の位置ずれを直して拡大し、さらに平均化することにより、拡大画像が生成される。このため、一枚の画像から生成した拡大画像より品質の高い拡大画像を生成することが可能となる。
図2は、超解像方式による高解像度化処理を説明する図である。
図2(A)に示すように、超解像方式による高解像度化処理では、1ページの原稿又は複数ページからなる文書に複数回現れる文字が抽出される。このような複数の同一文字は、スキャナ等の読取装置により読み取られた際に、例えば文字の重心に対して互いに異なる位相で読み取られることが多い。このため、抽出された複数の文字の位相は、互いにずれている。
図2(B)に示すように、各文字の位相は、例えば、文字の重心を算出し、算出された重心と標本化格子点との相対位置から算出される。さらに、超解像方式では、図2(C)に示すように、算出された位相と、抽出された各文字画像とに基づいて、高解像度の文字画像が生成される。
なお、高解像度処理の対象は、文字に限らず、図形など、同じ形状の部分画像であればよい。この場合、入力された画像に複数回現れる部分画像が抽出され、各部分画像の位相が算出され、算出された位相と、抽出された各部分画像とに基づいて、高解像度の部分画像が生成される。
拡大率を上げていくと、生成される画像の品質は、ある拡大率で飽和することが多い。このような拡大率を、飽和拡大率ともいう。
図3は、拡大率と、生成される画像のデータ量との関係を例示する図である。
図3において、縦軸は、同じ紙画像を200dpi及び600dpiでスキャンし、各スキャン画像に対して多値変換処理(0〜255)を施した後、キュービックコンボリューションを用いて拡大し、128を閾値として二値化した画像をアウトライン化し、SVG(Scalable Vector Graphics)フォーマットとしたときのファイルサイズである。横軸は、拡大率である。
図3に示すように、データ量は、ある拡大率で飽和している。即ち、画像の品質もまた、飽和する。本例では、飽和拡大率Pはスキャン解像度に関係なく、例えば、12〜16である。
したがって、高解像度化処理においては、適切な拡大率又は解像度を選択する必要がある。ここで、画像読取時の解像度S0と、印刷時の解像度S1とのギャップを埋めるために必要な拡大率を、必要拡大率Qとする。印刷時の解像度S1が、画像読取時の解像度S0より大きい場合、画像読取時に情報は欠落していると考えられる。そこで、必要拡大率は、Q=S1/S0より求められる。
印刷時の解像度S1は、固定値に予め設定されていてもよい。例えば、600dpiのプリンタで印刷された用紙がスキャンされたと考えられる場合、解像度S1は600に設定される。また例えば、CTP(Computer To Plate)やイメージセッタにおけるRIP(Raster Image Processer)の解像度は高くても2400dpi程度であると想定されるので、印刷データが生成される場合、解像度S1は2400に設定される。
よって、実際に用いる拡大率をUとすると、拡大率Uは、次式より求められる。
拡大率U=min(P,Q)
また、適切な演算負荷となるような拡大率Rが、予め設定されていてもよい。この場合、拡大率Uは、次式より求められる。
拡大率U=min(P,Q,R)
図4は、二値画像をアウトライン化して得られた画像を例示する図であり、図4(A)は、スキャンされた画像をそのままアウトライン化して得られた画像を例示し、図4(B)は、スキャンされた画像に対して高解像度化処理を施した後にアウトライン化して得られた画像を例示する図である。
本例では、スキャン解像度は、200dpiであり、高解像度化処理は、200dpiのスキャン画像を、600dpiに3倍拡大するものである。図4に例示するように、図4(B)に示される画像は、図4(A)に示される画像より自然であり、図4(B)に示される画像の品質は、図4(A)に示される画像の品質より高い。
次に、本発明の実施形態に係る画像処理装置10を具体的に説明する。
図5は、本発明の実施形態に係る画像処理装置10のハードウェア構成を、制御装置12を中心に示す図である。
図5に示すように、画像処理装置10は、CPU14及びメモリ16などを含む制御装置12と、ネットワークを介して外部のコンピュータなどとデータの通信を行う通信装置18と、ハードディスクドライブなどの記憶装置20と、液晶ディスプレイなどの表示装置並びにキーボード及びポインティングデバイスを含むユーザインタフェース(UI)装置22とを有する。
画像処理装置10は、例えば、後述する画像処理プログラム4などがインストールされた汎用コンピュータであり、通信装置18、記憶装置20又は記憶媒体24などを介して二値の画像のデータを取得し、取得された画像に対して画像処理を行う。画像処理装置10は、図示しないプリンタ装置のスキャナ機能又はスキャナ装置により光学的に読み取られた、又は読み取られて送信された例えばビットマップ形式の画像データを取得する。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置10の制御装置12により実行される画像処理プログラム4の機能構成を示す図である。
図6に示すように、画像処理プログラム4は、拡大部40及びアウトライン化部42を有する。画像処理プログラム4は、このような構成により、二値の画像を拡大し、前記拡大された画像をアウトライン化する。
画像処理プログラム4は、例えば、通信装置18を介して制御装置12に供給され、メモリ16にロードされて、制御装置12上で動作する図示しないOS上で、ハードウェアを具体的に利用して実行される。画像処理プログラム4は、FD、CD又はDVDなどの記憶媒体24に格納されて、画像処理装置10に供給されてもよい。なお、以下の各プログラムも、同様に供給されて実行される。また、画像処理プログラム4の全部又は一部の機能は、画像処理装置10に設けられた例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェアにより実現されてもよい。
画像処理プログラム4において、拡大部40は、二値の画像を受け付け、この二値画像に対して所定の拡大率で拡大処理を施して拡大二値画像を生成する。拡大率は、メモリ16及び記憶装置20の少なくともいずれかに予め記憶されていてもよいし、UI装置22を介して入力されてもよいし、通信装置18を介して送信されてもよい。拡大部40は、生成した拡大二値画像をアウトライン化部42に対して出力する。なお、拡大部40については、後で詳述する。
アウトライン化部42は、拡大二値画像をアウトライン化して、出力画像を生成する。出力画像は、ベクトル情報又はアウトライン情報により表される。なお、アウトライン化のアルゴリズムは、特に限定されず、例えば特許文献1に開示されたものであってもよい。この場合、当該アルゴリズムのパラメータa,α,θ,θ,θ,θ,θ等は、予め設定されていてもよい。
図7は、画像処理プログラム4の拡大部40の詳細な機能構成を示す図である。
図7に示すように、拡大部40は、部分画像切出し部400、類似部分画像抽出部402、重心算出部404、高解像度部分画像生成部406、位置算出部408及び高解像度部分画像配置部410を有する。
拡大部40において、部分画像切出し部400は、通信装置18、記憶装置20又は記憶媒体24を介して、スキャナ装置などにより読み取られた所定の解像度(第1の解像度)の二値の入力画像(二値画像)を受け付け、この二値画像に含まれる例えば文字や図形などの部分画像を切り出して、類似部分画像抽出部402に対して出力する。第1の解像度は、例えば200dpiである。なお、二値画像は、1ページの原稿であってもよいし、複数ページからなる原稿であってもよい。
例えば、部分画像切出し部400は、連続する黒画素の塊(例えば、8近傍で連結された黒画素)を1つの部分画像として二値画像から切り出してもよいし、文字列及び文字間隔を推定し、1つの部分画像領域を推定して部分画像を切り出してもよい。また例えば、部分画像切出し部400は、外部のOCR(Optical Character Reader)などにより特定された部分画像を切り出してもよい。なお、部分画像切出し手法は、特に限定されない。
類似部分画像抽出部402は、部分画像切出し部400により切り出された部分画像を受け付け、互いに類似する部分画像を抽出して、重心算出部404及び高解像度部分画像生成部406に対して出力する。より具体的には、類似部分画像抽出部402は、切り出された複数の部分画像から第1の部分画像を特定し、第1の部分画像と、該第1の部分画像と類似する1以上の第2の部分画像とを抽出する。このようにして、類似部分画像抽出部402は、二値の画像から類似する部分画像を第1の解像度で抽出する。
例えば、類似部分画像抽出部402は、第1の部分画像と第2の部分画像とのパターンマッチングを行うことにより、これらの部分画像が類似するか否かを判定する。この場合、類似部分画像抽出部402は、各々の部分画像同士のパターンマッチングを行う。
また例えば、類似部分画像抽出部402は、1つの部分画像データを1つのベクトルデータとして扱い、クラスタリングを行うことにより、当該部分画像と類似する部分画像を抽出してもよい。この場合、類似部分画像抽出部402は、当該部分画像を表すベクトルデータと判定対象の部分画像を表すベクトルデータとの距離(例えば、ユークリッド距離)が所定値未満であるとき(即ち、2つのベクトルデータの距離が近いとき)、当該部分画像と判定対象の部分画像とが類似すると判定する。なお、類似の判定手法は、特に限定されない。
重心算出部404は、類似部分画像抽出部402から受け付けた部分画像それぞれの重心を算出し、算出した重心値を高解像度部分画像生成部406に対して出力する。重心算出部404は、第1の解像度における1画素より高い精度で重心を算出する。
なお、重心算出部404は、算出した重心と標本化格子点との相対位置に基づいて部分画像それぞれの位相を算出し、算出した位相を高解像度部分画像生成部406に対して出力してもよい。また、重心算出部404は、例えば、部分画像の幅及び高さにより部分画像の中央を算出してもよいし、中心を算出してもよい。この場合、重心算出部404は、算出した部分画像の中央などを出力する。
高解像度部分画像生成部406は、類似部分画像抽出部402により抽出された各部分画像と、第1の解像度における1画素より高い精度で算出された該各部分画像の位相とに基づいて、第1の解像度より高い第2の解像度の部分画像を生成する。ここで、第2の解像度は、拡大率に基づいて算出される。例えば、第1の解像度が200dpiであり、拡大率が3である場合、第2の解像度は、600dpiである。
具体的には、高解像度部分画像生成部406は、重心算出部404により算出された各部分画像の重心と標本化格子点との相対位置に基づいて部分画像の位相を算出し、類似部分画像抽出部402から受け付けた類似する部分画像と該各部分画像の位相とに基づいて部分画像を生成する。部分画像の位相が、重心算出部404により算出されて高解像度部分画像生成部406に入力された場合、高解像度部分画像生成部406は、この位相を用いてもよい。
なお、高解像度部分画像生成部406は、生成した部分画像に対して、さらに解像度変換処理を施して、第2の解像度の部分画像を生成してもよい。この解像度変換処理は、拡大処理であってもよいし、縮小処理であってもよい。
高解像度部分画像生成部406による部分画像生成処理については、後で詳述する。
位置算出部408は、部分画像切出し部400により第1の解像度の二値画像から切り出された部分画像の部分画像位置データを受け付け、当該部分画像の位置に基づいて、当該部分画像位置に対応する位置であって第2の解像度の拡大二値画像における部分画像の位置を算出する。位置算出部408は、算出した位置を高解像度部分画像配置部410に対して出力する。
高解像度部分画像配置部410は、第1の解像度で抽出された部分画像の位置に基づいて位置算出部408により算出された第2の解像度の拡大二値画像における位置と、高解像度部分画像生成部406により生成された第2の解像度の部分画像であって当該位置に対応する部分画像とを受け付け、拡大二値画像の当該位置に第2の解像度の当該部分画像を配置する。高解像度部分画像配置部410は、第1の解像度の二値画像に含まれる部分画像のそれぞれに対応する第2の解像度の部分画像を拡大二値画像に配置して、拡大二値画像を生成する。高解像度部分画像配置部410は、拡大二値画像データをアウトライン化部42に対して出力する。
図8は、高解像度部分画像生成部406による高解像度部分画像の生成処理を説明する図である。
図8(A)は、第1の解像度における入力画像の標本化格子及び部分画像の重心位置を示す。図8(A)において、矢印aで示される矩形は、入力画像の標本化格子を表し、矢印bで示される破線の交差点は、部分画像の重心位置を表す。本例では、入力画像の4つの標本化格子を用いて説明する。図8(B)に示すように、高解像度部分画像生成部406は、部分画像の重心に基づいて、4つの標本化格子の位相を移動させる。
図8(C)及び図8(D)は、第1の解像度より高い第2の解像度の標本化格子を設定する手法を説明する図である。図8(C)において、矢印cで示される丸数字は、第1の解像度における部分画像データの値を例示する。ここで、部分画像データは、丸数字が、第1の解像度における標本化格子の格子点上に表されるように示されている。図8(D)において、矢印dで示される太線は、第2の解像度のおける高解像度部分画像の標本化格子を表す。
高解像度部分画像生成部406は、第1の解像度における4つの標本化格子の位相を移動すると、図8(C)に示すように、第2の解像度における標本化格子を設定し、図8(D)に示すように、部分画像の重心に基づいて、第2の解像度における標本化格子の位相を移動させる。
図8(E)は、第2の解像度における部分画像データの値を算出する手法を説明する図である。図8(E)において、矢印eで示される太丸数字は、第2の解像度における部分画像データの値を例示する。ここで、第2の解像度における部分画像データは、太丸数字が、第2の解像度における標本化格子の格子点上に表されるように示されている。
高解像度部分画像生成部406は、第1の解像度における各部分画像の位相に基づいて、該各部分画像の画素値から、第2の解像度における部分画像の画素値を補間する。本例では、高解像度部分画像生成部406は、最近傍補間法を適用して、第2の解像度における部分画像の画素値を補間する。即ち、高解像度部分画像生成部406は、第1の解像度における部分画像データの4つの値(本例では、丸数字「1」〜「4」)のうち、第2の解像度における標本化格子点に最も近い値を選択して、第2の解像度における部分画像データの値とする。なお、補間方法は特に限定されず、その他の手法(例えば、線形補間法など)が適用されてもよい。
図9は、拡大部40による画像拡大処理(S10)のフローチャートを示す図である。
図9に示すように、ステップ100(S100)において、拡大部40の部分画像切出し部400は、二値の入力画像から部分画像を切り出して、類似部分画像抽出部402に対して出力する。
ステップ102(S102)において、類似部分画像抽出部402は、部分画像切出し部400により切り出された部分画像から、類似する部分画像を第1の解像度で抽出する。
ステップ104(S104)において、重心算出部404は、類似部分画像抽出部402により抽出された各部分画像の重心を、第1の解像度における1画素より高い精度で算出する。
ステップ106(S106)において、高解像度部分画像生成部406は、重心算出部404により算出された各部分画像の重心に基づいて、各部分画像の位相を算出し、類似部分画像抽出部402により抽出された類似する各部分画像と、類似する部分画像の位相とに基づいて、第2の解像度の部分画像を生成する。
ステップ108(S108)において、位置算出部408は、第1の解像度の二値の入力画像に含まれる各部分画像の位置に基づいて、拡大二値画像における各部分画像の位置を算出する。
ステップ110(S110)において、高解像度部分画像配置部410は、第1の解像度で抽出された部分画像の位置に基づいて算出された拡大二値画像における位置に、それぞれ対応する第2の解像度の部分画像を配置する。
ステップ112(S112)において、高解像度部分画像配置部410は、生成した拡大二値画像データを、アウトライン化部42に対して出力する。
図10は、画像処理プログラム4による画像処理の全体動作(S20)のフローチャートを示す図である。
図10に示すように、ステップ200(S200)において、画像処理プログラム4の拡大部40は、二値の入力画像を受け付ける。拡大部40は、この二値画像に対して画像拡大処理(S10;図9)を施して、拡大二値画像を生成する。
ステップ202(S202)において、アウトライン化部42は、拡大二値画像をアウトライン化して、ベクトル情報等により表される出力画像を生成する。アウトライン化部42は、生成した出力画像データを出力する。アウトライン化部42は、出力画像データを通信装置18を介して図示しない外部のコンピュータに対して送信してもよいし、記憶装置20又は記憶媒体24に格納してもよい。
次に、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置10を説明する。
本実施形態に係る画像処理装置10は、入力されるパラメータに基づいて拡大率を算出する点で、第1の実施形態に係る画像処理装置10とは異なる。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置10の制御装置12により実行される画像処理プログラム5の機能構成を示す図である。
図11に示すように、画像処理プログラム5は、画像処理プログラム4(図6)に、拡大率算出部50が付加された構成を有する。なお、図11に示された各構成のうち、図6に示された構成と実質的に同一のものには同一の符号が付されている。
画像処理プログラム5において、拡大率算出部50は、入力された読取画像の解像度(読取解像度)S0を受け付け、当該読取解像度S0に基づいて拡大率を算出し、算出した拡大率を拡大部40に対して出力する。より具体的には、拡大率算出部50は、読取解像度S0と印刷画像の解像度(印刷解像度)S1との比に基づいて拡大率を算出する。例えば、拡大率算出部50は、次式により、拡大率を算出する。
拡大率Q=max(S1/S0,1) …(1)
このように、S1/S0が1より小さい場合、拡大率算出部50は、拡大率を1とする。即ち、拡大率算出部50は、拡大率を1以上とする。なお、拡大率算出部50は、印刷解像度S1として、入力された値を用いてもよいし、予め設定されている固定値(例えば、600dpi、2400dpi等)を用いてもよい。
また、拡大率算出部50は、飽和拡大率Pを用いて、以下の式のいずれかにより、拡大率を算出してもよい。
拡大率P=固定値(例えば、12) …(2)
拡大率U=min(P,Q) …(3)
なお、上述したように、飽和拡大率Pは16以下であると考えられるので、拡大率算出部50は、拡大率を16以下としてもよい。
図12は、画像処理プログラム5による画像処理の全体動作(S30)のフローチャートを示す図である。なお、図12に示された各処理のうち、図10に示された処理と実質的に同一のものには同一の符号が付されている。
図12に示すように、S200の処理で、二値画像が受け付けられると、ステップ300(S300)において、画像処理プログラム5の拡大率算出部50は、拡大率を算出して拡大部40に対して出力する。
拡大部40は、算出された拡大率を用いて、入力された二値画像に対して画像拡大処理(S10;図9)を施して、拡大二値画像を生成する。さらに、S202の処理で、拡大二値画像がアウトライン化される。
次に、本発明の第3の実施形態に係る画像処理装置10を説明する。
本実施形態に係る画像処理装置10は、拡大後の二値画像の最大画像サイズ(例えば、データ量、画素数など)にさらに基づいて拡大率を算出する点で、第2の実施形態に係る画像処理装置10とは異なる。
図13は、本発明の第3の実施形態に係る画像処理装置10の制御装置12により実行される画像処理プログラム6の機能構成を示す図である。なお、図13に示された各構成のうち、図11に示された構成と実質的に同一のものには同一の符号が付されている。
図13に示すように、画像処理プログラム6において、拡大率算出部60が最大画像サイズKに関する入力をさらに受け付け、当該最大画像サイズKにさらに基づいて拡大率を算出する。
本実施形態では、拡大率算出部60は、拡大後の画像のデータ量(又は画素数)がK以下となるように拡大率を算出する。具体的には、拡大後の画像がK以下となるような拡大率をRとし、入力画像のサイズをTとすると、R=K/Tとなる。よって、拡大率算出部60は、次式により、拡大率を算出する。
拡大率U=min(P,Q,R) …(4)
次に、本発明の第4の実施形態に係る画像処理装置10を説明する。
本実施形態に係る画像処理装置10は、出力画像のデータ量に基づいて拡大率を算出する点で、第1の実施形態〜第3の実施形態に係る画像処理装置10とは異なる。
図14は、本発明の第4の実施形態に係る画像処理装置10の制御装置12により実行される画像処理プログラム7の機能構成を示す図である。
図14に示すように、画像処理プログラム7は、画像処理プログラム4(図6)に、拡大率補正部70及びデータ量判定部72が付加された構成を有する。なお、図14に示された各構成のうち、図6に示された構成と実質的に同一のものには同一の符号が付されている。
画像処理プログラム7において、データ量判定部72は、出力画像のデータ量を判定する。より具体的には、データ量判定部72は、アウトライン化部42により生成された出力画像のデータ量が所望のデータ量以下であるか否かを判定する。出力画像のデータ量が所望のデータ量を超える場合、データ量判定部72は、拡大率を補正する旨の信号を拡大率補正部70に対して出力する。なお、所望のデータ量は、メモリ16及び記憶装置20の少なくともいずれかに予め記憶されていてもよいし、UI装置22を介して入力されてもよいし、通信装置18を介して送信されてもよい。
拡大率補正部70は、データ量判定部72から出力画像のデータ量が所望のデータ量を超える旨の信号を受け付けた場合、出力画像のデータ量と所望のデータ量とに基づいて拡大率を補正し、補正された拡大率を拡大部40に対して出力する。より具体的には、拡大率補正部70は、出力画像のデータ量と所望のデータ量との差分に基づいて、ニュートン法などの非線形最適化法を適用して拡大率を補正する。なお、補正に適用される手法は特に限定されず、最急降下法、勾配法などが用いられてもよい。
拡大率補正部70により拡大率が補正された場合、拡大部40は、補正された拡大率に基づいて二値画像を拡大し、拡大二値画像をアウトライン化部42に対して出力する。
図15は、画像処理プログラム7による画像処理の全体動作(S40)のフローチャートを示す図である。なお、図15に示された各処理のうち、図10に示された処理と実質的に同一のものには同一の符号が付されている。
図15に示すように、S200の処理で、二値画像が受け付けられると、画像拡大処理(S10;図9)が拡大部40により実行され、S202の処理で、拡大二値画像がアウトライン化部42によりアウトライン化され、出力画像が生成される。
ステップ400(S400)において、データ量判定部72は、アウトライン化部42により生成された出力画像のデータ量が所望のデータ量以下であるか否かを判定する。出力画像のデータ量が所望のデータ量以下である場合、画像処理プログラム7は処理を終了し、そうでない場合、S402の処理に進む。
ステップ402(S402)において、拡大率補正部70は、出力画像のデータ量と所望のデータ量とに基づいて拡大率を補正する。拡大率が補正されると、画像処理プログラム7は、画像拡大処理(S10)に戻る。
次に、本発明の第5の実施形態に係る画像処理装置10を説明する。
本実施形態に係る画像処理装置10は、出力画像のデータ量に基づいてアウトライン化において用いられるパラメータを補正する点で、第4の実施形態に係る画像処理装置10とは異なる。
図16は、本発明の第5の実施形態に係る画像処理装置10の制御装置12により実行される画像処理プログラム8の機能構成を示す図である。
図16に示すように、画像処理プログラム8は、画像処理プログラム7(図14)の拡大率補正部70がアウトライン化係数補正部80に置き換えられた構成を有する。なお、図16に示された各構成のうち、図14に示された構成と実質的に同一のものには同一の符号が付されている。
画像処理プログラム8において、アウトライン化係数補正部80は、データ量判定部72から出力画像のデータ量が所望のデータ量を超える旨の信号を受け付けた場合、出力画像のデータ量と所望のデータ量とに基づいてアウトライン化パラメータを補正し、補正されたアウトライン化パラメータをアウトライン化部42に対して出力する。より具体的には、アウトライン化係数補正部80は、出力画像のデータ量と所望のデータ量との差分に基づいて、ニュートン法などの非線形最適化法を適用して拡大率を補正する。ここで、補正されるアウトライン化パラメータは、例えば、上述のθ等である。
アウトライン化係数補正部80によりアウトライン化パラメータが補正された場合、アウトライン化部42は、補正されたアウトライン化パラメータに基づいて拡大二値画像をアウトライン化し、出力画像を生成する。
図17は、画像処理プログラム8による画像処理の全体動作(S50)のフローチャートを示す図である。なお、図17に示された各処理のうち、図15に示された処理と実質的に同一のものには同一の符号が付されている。
図17に示すように、S400の処理で、出力画像のデータ量が所望のデータ量を超えると判定された場合、ステップ500(S500)において、アウトライン化係数補正部80は、出力画像のデータ量と所望のデータ量とに基づいてアウトライン化パラメータを補正する。アウトライン化パラメータ補正されると、画像処理プログラム8は、S202の処理に戻る。
次に、本発明の第6の実施形態に係る画像処理装置10を説明する。
本実施形態に係る画像処理装置10は、二値画像を多値化してから多値画像に対して解像度変換処理を施す点で、第1の実施形態〜第5の実施形態に係る画像処理装置10とは異なる。
図18は、本発明の第6の実施形態における画像処理プログラムの拡大部40の詳細な機能構成を示す図である。
図18に示すように、拡大部40は、多値化部420、解像度変換部422及び二値化部424を有する。
拡大部40において、多値化部420は、二値の入力画像を受け付け、この入力画像に多値化処理(階調数増加処理)を施して多値画像に変換し、この多値画像を解像度変換部422に対して出力する。多値化部420は、入力画像の各画素につき、例えば、画素値0を0に、画素値1を255に変換する。
解像度変換部422は、多値化部420により多値化された多値画像の解像度を、所定の拡大率に基づいて変換する。解像度変換部422は、例えば、線形補間やキュービックコンボリューションなどの手法を用いて多値画像を拡大する。
二値化部424は、解像度変換部422により解像度を変換された多値画像を二値化して拡大二値画像を生成する。二値化部424は、例えば、画素値128を閾値として多値画像を二値化する。
解像度変換処理とアウトライン化後の画像品質との関係を示す図である。 超解像方式による高解像度化処理を説明する図である。 拡大率と、生成される画像のデータ量との関係を例示する図である。 二値画像をアウトライン化して得られた画像を例示する図であり、図4(A)は、スキャンされた画像をそのままアウトライン化して得られた画像を例示し、図4(B)は、スキャンされた画像に対して高解像度化処理を施した後にアウトライン化して得られた画像を例示する図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置10のハードウェア構成を、制御装置12を中心に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置10の制御装置12により実行される画像処理プログラム4の機能構成を示す図である。 画像処理プログラム4の拡大部40の詳細な機能構成を示す図である。 高解像度部分画像生成部406による高解像度部分画像の生成処理を説明する図である。 拡大部40による画像拡大処理(S10)のフローチャートを示す図である。 画像処理プログラム4による画像処理の全体動作(S20)のフローチャートを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置10の制御装置12により実行される画像処理プログラム5の機能構成を示す図である。 画像処理プログラム5による画像処理の全体動作(S30)のフローチャートを示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像処理装置10の制御装置12により実行される画像処理プログラム6の機能構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る画像処理装置10の制御装置12により実行される画像処理プログラム7の機能構成を示す図である。 画像処理プログラム7による画像処理の全体動作(S40)のフローチャートを示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る画像処理装置10の制御装置12により実行される画像処理プログラム8の機能構成を示す図である。 画像処理プログラム8による画像処理の全体動作(S50)のフローチャートを示す図である。 本発明の第6の実施形態における画像処理プログラムの拡大部40の詳細な機能構成を示す図である。
符号の説明
4 画像処理プログラム
5 画像処理プログラム
6 画像処理プログラム
7 画像処理プログラム
8 画像処理プログラム
10 画像処理装置
12 制御装置
14 CPU
16 メモリ
18 通信装置
20 記憶装置
22 UI装置
40 拡大部
42 アウトライン化部
50 拡大率算出部
60 拡大率算出部
70 拡大率補正部
72 データ量判定部
80 アウトライン化係数補正部
400 部分画像切出し部
402 類似部分画像抽出部
404 重心算出部
406 高解像度部分画像生成部
408 位置算出部
410 高解像度部分画像配置部
420 多値化部
422 解像度変換部
424 二値化部

Claims (8)

  1. 二値の画像を拡大する画像拡大手段と、
    前記画像拡大手段により拡大された画像をアウトライン化するアウトライン化手段と
    を有し、
    前記画像拡大手段は、
    二値の画像から複数の部分画像を切り出す部分画像切出し手段と、
    前記部分画像切出し手段により切り出された複数の部分画像から、類似する部分画像を第1の解像度で抽出する部分画像抽出手段と、
    前記部分画像抽出手段により抽出された部分画像と、第1の解像度における1画素より高い精度で算出された該部分画像の位相とに基づいて、第1の解像度より高い第2の解像度の部分画像を生成する部分画像生成手段と、
    前記部分画像抽出手段により抽出された部分画像の位置に基づいて算出された第2の解像度の画像における位置に、前記部分画像生成手段により生成された部分画像を配置する配置手段と
    を有する
    画像処理装置。
  2. 読取画像の解像度に基づいて拡大率を算出する拡大率算出手段をさらに有し、
    前記画像拡大手段は、前記拡大率算出手段により算出された拡大率に基づいて画像を拡大する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記拡大率算出手段は、読取画像の解像度と印刷画像の解像度との比に基づいて拡大率を算出する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記拡大率算出手段は、画像の画素数が所定値以下になるように拡大率を算出する
    請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 前記アウトライン化手段によりアウトライン化された画像のデータ量を判定するデータ量判定手段をさらに有する
    請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記データ量判定手段により画像のデータ量が所定値を超えると判定された場合、前記アウトライン化手段によりアウトライン化された画像のデータ量と所定のデータ量とに基づいて拡大率を補正する拡大率補正手段をさらに有し、
    前記画像拡大手段は、前記拡大率補正手段により補正された拡大率に基づいて画像を拡大する
    請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記データ量判定手段により画像のデータ量が所定値を超えると判定された場合、前記アウトライン化手段によりアウトライン化された画像のデータ量と所定のデータ量とに基づいてアウトライン化処理におけるパラメータを補正するアウトライン化パラメータ補正手段をさらに有し、
    前記アウトライン化手段は、前記アウトライン化パラメータ補正手段により補正されたアウトライン化パラメータに基づいて画像をアウトライン化する
    請求項5または6に記載の画像処理装置。
  8. コンピュータを含む画像処理装置にいて、
    二値の画像を拡大する画像拡大ステップと、
    前記拡大された画像をアウトライン化するアウトライン化ステップと
    を前記画像処理装置のコンピュータに実行させ、
    前記画像拡大ステップは、
    二値の画像から複数の部分画像を切り出す部分画像切出しステップと、
    前記部分画像切出しステップで切り出された複数の部分画像から、類似する部分画像を第1の解像度で抽出する部分画像抽出ステップと、
    前記部分画像抽出ステップで抽出された部分画像と、第1の解像度における1画素より高い精度で算出された該部分画像の位相とに基づいて、第1の解像度より高い第2の解像度の部分画像を生成する部分画像生成ステップと、
    前記部分画像抽出ステップで抽出された部分画像の位置に基づいて算出された第2の解像度の画像における位置に、前記部分画像生成ステップで生成された部分画像を配置する配置ステップと
    を有する
    プログラム。
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