JP2000270224A - 画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体Info
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- JP2000270224A JP2000270224A JP11072413A JP7241399A JP2000270224A JP 2000270224 A JP2000270224 A JP 2000270224A JP 11072413 A JP11072413 A JP 11072413A JP 7241399 A JP7241399 A JP 7241399A JP 2000270224 A JP2000270224 A JP 2000270224A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多値画像データのエッジ部分をスムージング
補正する画像処理装置において、スムージング処理デー
タを生成する際に、原画像の画素濃度データも参照する
ことにより、画像エッジが異常に強調される不具合を低
減し、最適なスムージング補正を実現すること。 【解決手段】 多値画像データを二値化する二値化処理
部102と、二値化された画像データのうちのエッジ部
分に該当する画素を抽出する画素抽出部103と、多値
画像データの画素濃度に基づいてスムージング補正デー
タ値を決定するデータ値決定部104と、決定されたス
ムージング補正データ値に基づいて、抽出された画素お
よび/または前記画素の周辺画素をスムージング補正す
るスムージング補正部105とを備える。
補正する画像処理装置において、スムージング処理デー
タを生成する際に、原画像の画素濃度データも参照する
ことにより、画像エッジが異常に強調される不具合を低
減し、最適なスムージング補正を実現すること。 【解決手段】 多値画像データを二値化する二値化処理
部102と、二値化された画像データのうちのエッジ部
分に該当する画素を抽出する画素抽出部103と、多値
画像データの画素濃度に基づいてスムージング補正デー
タ値を決定するデータ値決定部104と、決定されたス
ムージング補正データ値に基づいて、抽出された画素お
よび/または前記画素の周辺画素をスムージング補正す
るスムージング補正部105とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多値画像データの
エッジ部分をスムージング補正する画像処理装置画像処
理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に関する。
エッジ部分をスムージング補正する画像処理装置画像処
理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザプリンタやデジタル複写機
などの画像形成装置においてスキャナあるいはコンピュ
ータなどの情報処理装置から送られてくる画像データを
記録紙に印字・出力する場合またはディスプレイ等の表
示装置に表示する場合、画像書き込みの前処理として画
質向上を図るために各種の画像処理がおこなわれてい
る。
などの画像形成装置においてスキャナあるいはコンピュ
ータなどの情報処理装置から送られてくる画像データを
記録紙に印字・出力する場合またはディスプレイ等の表
示装置に表示する場合、画像書き込みの前処理として画
質向上を図るために各種の画像処理がおこなわれてい
る。
【0003】図17は、従来技術に係る画像処理装置の
構成を機能的に示すブロック図である。図17のブロッ
ク図において、入力部1701が画像データを入力す
る。図18は、入力部1701により入力された画像デ
ータの一例を示す。入力された画像データ1800は、
3種類の濃度の画素1801(濃度高)、1802、1
803、1804(濃度低)から構成される。
構成を機能的に示すブロック図である。図17のブロッ
ク図において、入力部1701が画像データを入力す
る。図18は、入力部1701により入力された画像デ
ータの一例を示す。入力された画像データ1800は、
3種類の濃度の画素1801(濃度高)、1802、1
803、1804(濃度低)から構成される。
【0004】つぎに、二値化処理部1702が入力され
た多値の画像データ1800を二値化処理する。図19
は、二値化処理部1702により多値の画像データ18
00が二値化された画像データの一例を示す。二値化さ
れた画像データ1900において、つぎに、画素抽出部
1703が、エッジ部分の画素として補正の対象となる
補正対象画素1901を抽出する。
た多値の画像データ1800を二値化処理する。図19
は、二値化処理部1702により多値の画像データ18
00が二値化された画像データの一例を示す。二値化さ
れた画像データ1900において、つぎに、画素抽出部
1703が、エッジ部分の画素として補正の対象となる
補正対象画素1901を抽出する。
【0005】その後、スムージング補正部1704が、
補正対象画素1901に基づいて、その周辺画素を含
め、スムージング補正をおこなう。図20は、画像デー
タ1900に対してスムージング補正をおこなった状態
を示す。スムージング補正は、補正対象画素1901お
よび周辺画素2001〜2006に対しておこなってい
る。
補正対象画素1901に基づいて、その周辺画素を含
め、スムージング補正をおこなう。図20は、画像デー
タ1900に対してスムージング補正をおこなった状態
を示す。スムージング補正は、補正対象画素1901お
よび周辺画素2001〜2006に対しておこなってい
る。
【0006】また、スムージング補正部1704は、周
辺画素2001が最低濃度となり、周辺画素2001か
ら周辺画素2006へ濃度を増加させ、周辺画素200
6が最高濃度となるように、その間の周辺画素2002
〜2005および補正対象画素1901の濃度を決定す
る。
辺画素2001が最低濃度となり、周辺画素2001か
ら周辺画素2006へ濃度を増加させ、周辺画素200
6が最高濃度となるように、その間の周辺画素2002
〜2005および補正対象画素1901の濃度を決定す
る。
【0007】その後、入力された多値の画像データ18
00の対応画素との置き換えをおこなうことにより、ス
ムージング補正の処理を完了する。さらに、出力部17
05がスムージング補正がなされた多値の画像データを
出力するものである。
00の対応画素との置き換えをおこなうことにより、ス
ムージング補正の処理を完了する。さらに、出力部17
05がスムージング補正がなされた多値の画像データを
出力するものである。
【0008】なお、上記に関連する参考技術文献とし
て、たとえば特開平6−40085号公報の「情報記録
装置」が開示されており、ここでは多値あるいは二値で
入力された画像データから二値画像データを抜き出し、
二値画像部分に対してスムージング処理をおこなってい
る。
て、たとえば特開平6−40085号公報の「情報記録
装置」が開示されており、ここでは多値あるいは二値で
入力された画像データから二値画像データを抜き出し、
二値画像部分に対してスムージング処理をおこなってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
示されるような従来の技術にあっては、二値画像を抽出
して補正処理をおこなった場合、元の画像データと画素
濃度が異なるため、画像のエッジ部分の濃度が高くなり
縁取りされたような画像が出現したり、あるいはエッジ
部分の濃度が低くなり白抜きされたような画像が出現し
たりして、結果的に画像品質を低下させてしまうという
問題点があった。
示されるような従来の技術にあっては、二値画像を抽出
して補正処理をおこなった場合、元の画像データと画素
濃度が異なるため、画像のエッジ部分の濃度が高くなり
縁取りされたような画像が出現したり、あるいはエッジ
部分の濃度が低くなり白抜きされたような画像が出現し
たりして、結果的に画像品質を低下させてしまうという
問題点があった。
【0010】図21は、スムージング補正がなされた部
分の画素を、入力された多値の画像データ1800の対
応画素と置き換えた状態を示すものである。この図21
の画像データを、図18の画像データ1800と比較す
ると、周囲の画素に比べて突出して濃度の高い画素(た
とえば、画素2101、2102)あるいは低い画素
(たとえば、画素2105、2106)を発生させるこ
とになり、最適なスムージングをおこなうことができな
いという問題点があった。
分の画素を、入力された多値の画像データ1800の対
応画素と置き換えた状態を示すものである。この図21
の画像データを、図18の画像データ1800と比較す
ると、周囲の画素に比べて突出して濃度の高い画素(た
とえば、画素2101、2102)あるいは低い画素
(たとえば、画素2105、2106)を発生させるこ
とになり、最適なスムージングをおこなうことができな
いという問題点があった。
【0011】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、多値画像データのエッジ部分の最適なスムージ
ング補正をおこなうことが可能な画像処理装置、画像処
理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
を提供することを目的とする。
あって、多値画像データのエッジ部分の最適なスムージ
ング補正をおこなうことが可能な画像処理装置、画像処
理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1に係る画像処理装置は、
多値画像データのエッジ部分をスムージング補正する画
像処理装置において、前記多値画像データを二値化する
二値化処理手段と、前記二値化処理手段により二値化さ
れた画像データのうちのエッジ部分に該当する画素を抽
出する画素抽出手段と、前記多値画像データの画素濃度
に基づいてスムージング補正データ値を決定するデータ
値決定手段と、前記データ値決定手段により決定された
スムージング補正データ値に基づいて、前記画素抽出手
段により抽出された画素および/または前記画素の周辺
画素をスムージング補正するスムージング補正手段と、
を備えたことを特徴とする。
目的を達成するため、請求項1に係る画像処理装置は、
多値画像データのエッジ部分をスムージング補正する画
像処理装置において、前記多値画像データを二値化する
二値化処理手段と、前記二値化処理手段により二値化さ
れた画像データのうちのエッジ部分に該当する画素を抽
出する画素抽出手段と、前記多値画像データの画素濃度
に基づいてスムージング補正データ値を決定するデータ
値決定手段と、前記データ値決定手段により決定された
スムージング補正データ値に基づいて、前記画素抽出手
段により抽出された画素および/または前記画素の周辺
画素をスムージング補正するスムージング補正手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0013】この請求項1に記載の発明によれば、スム
ージング補正の対象となる画素の濃度を調整することが
できる。
ージング補正の対象となる画素の濃度を調整することが
できる。
【0014】また、請求項2に係る画像処理装置は、請
求項1に記載の発明において、前記データ値決定手段
が、前記画像多値データの画素濃度に基づいて、スムー
ジング補正データ値の上限値を決定することを特徴とす
る。
求項1に記載の発明において、前記データ値決定手段
が、前記画像多値データの画素濃度に基づいて、スムー
ジング補正データ値の上限値を決定することを特徴とす
る。
【0015】この請求項2に記載の発明によれば、スム
ージング補正される画素の最高濃度を抑えることによ
り、エッジ部分が縁取りしたような状態になることを防
止することができる。
ージング補正される画素の最高濃度を抑えることによ
り、エッジ部分が縁取りしたような状態になることを防
止することができる。
【0016】また、請求項3に係る画像処理装置は、請
求項1または2に記載の発明において、前記データ値決
定手段が、前記画像多値データの画素濃度に基づいて、
スムージング補正データ値の下限値を決定することを特
徴とする。
求項1または2に記載の発明において、前記データ値決
定手段が、前記画像多値データの画素濃度に基づいて、
スムージング補正データ値の下限値を決定することを特
徴とする。
【0017】この請求項3に記載の発明によれば、スム
ージング補正される画素の最低濃度を抑えることによ
り、エッジ部分の白抜けの発生を防止することができ
る。
ージング補正される画素の最低濃度を抑えることによ
り、エッジ部分の白抜けの発生を防止することができ
る。
【0018】また、請求項4に係る画像処理装置は、請
求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、さら
に、スムージング補正データ値を決定する際に参照する
多値画像データの1または複数の画素を決定する参照画
素決定手段を備え、前記データ値決定手段が、前記参照
画素決定手段により決定された1または複数の画素の画
素濃度に基づいて、スムージング補正データ値を決定す
ることを特徴とする。
求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、さら
に、スムージング補正データ値を決定する際に参照する
多値画像データの1または複数の画素を決定する参照画
素決定手段を備え、前記データ値決定手段が、前記参照
画素決定手段により決定された1または複数の画素の画
素濃度に基づいて、スムージング補正データ値を決定す
ることを特徴とする。
【0019】この請求項4に記載の発明によれば、スム
ージング補正をするための適切なデータ値を得ることが
できる。
ージング補正をするための適切なデータ値を得ることが
できる。
【0020】また、請求項5に係る画像処理装置は、請
求項4に記載の発明において、前記参照画素決定手段
が、前記参照する多値画像データの1または複数の画素
を、スムージング補正をする前記多値画像データのエッ
ジ部分の形状に基づいて決定することを特徴とする。
求項4に記載の発明において、前記参照画素決定手段
が、前記参照する多値画像データの1または複数の画素
を、スムージング補正をする前記多値画像データのエッ
ジ部分の形状に基づいて決定することを特徴とする。
【0021】この請求項5に記載の発明によれば、スム
ージング補正をするためデータ値としてエッジ部分の形
状にあわせた適切なデータ値を得ることができる。
ージング補正をするためデータ値としてエッジ部分の形
状にあわせた適切なデータ値を得ることができる。
【0022】また、請求項6に係る画像処理方法は、多
値画像データのエッジ部分をスムージング補正する画像
処理方法において、前記多値画像データを二値化する二
値化処理工程と、前記二値化処理工程により二値化され
た画像データのうちのエッジ部分に該当する画素を抽出
する画素抽出工程と、前記多値画像データの画素濃度に
基づいてスムージング補正データ値を決定するデータ値
決定工程と、前記データ値決定工程により決定されたス
ムージング補正データ値に基づいて、前記画素抽出工程
により抽出された画素および/または前記画素の周辺画
素をスムージング補正するスムージング補正工程と、を
含んだことを特徴とする。
値画像データのエッジ部分をスムージング補正する画像
処理方法において、前記多値画像データを二値化する二
値化処理工程と、前記二値化処理工程により二値化され
た画像データのうちのエッジ部分に該当する画素を抽出
する画素抽出工程と、前記多値画像データの画素濃度に
基づいてスムージング補正データ値を決定するデータ値
決定工程と、前記データ値決定工程により決定されたス
ムージング補正データ値に基づいて、前記画素抽出工程
により抽出された画素および/または前記画素の周辺画
素をスムージング補正するスムージング補正工程と、を
含んだことを特徴とする。
【0023】この請求項6に記載の発明によれば、スム
ージング補正の対象となる画素の濃度を調整することが
できる。
ージング補正の対象となる画素の濃度を調整することが
できる。
【0024】また、請求項7に係る画像処理方法は、請
求項5に記載の発明において、前記データ値決定工程
が、前記画像多値データの画素濃度に基づいて、スムー
ジング補正データ値の上限値を決定することを特徴とす
る。
求項5に記載の発明において、前記データ値決定工程
が、前記画像多値データの画素濃度に基づいて、スムー
ジング補正データ値の上限値を決定することを特徴とす
る。
【0025】この請求項7に記載の発明によれば、スム
ージング補正される画素の最高濃度を抑えることによ
り、エッジ部分が縁取りしたような状態になることを防
止することができる。
ージング補正される画素の最高濃度を抑えることによ
り、エッジ部分が縁取りしたような状態になることを防
止することができる。
【0026】また、請求項8に係る画像処理方法は、請
求項6または7に記載の発明において、前記データ値決
定工程が、前記画像多値データの画素濃度に基づいて、
スムージング補正データ値の下限値を決定することを特
徴とする。
求項6または7に記載の発明において、前記データ値決
定工程が、前記画像多値データの画素濃度に基づいて、
スムージング補正データ値の下限値を決定することを特
徴とする。
【0027】この請求項8に記載の発明によれば、スム
ージング補正される画素の最低濃度を抑えることによ
り、エッジ部分の白抜けの発生を防止することができ
る。
ージング補正される画素の最低濃度を抑えることによ
り、エッジ部分の白抜けの発生を防止することができ
る。
【0028】また、請求項9に係る画像処理方法は、請
求項6〜8のいずれか一つに記載の発明において、さら
に、スムージング補正データ値を決定する際に参照する
多値画像データの1または複数の画素を決定する参照画
素決定工程を含み、前記データ値決定工程は、前記参照
画素決定工程により決定された1または複数の画素の画
素濃度に基づいて、スムージング補正データ値を決定す
ることを特徴とする。
求項6〜8のいずれか一つに記載の発明において、さら
に、スムージング補正データ値を決定する際に参照する
多値画像データの1または複数の画素を決定する参照画
素決定工程を含み、前記データ値決定工程は、前記参照
画素決定工程により決定された1または複数の画素の画
素濃度に基づいて、スムージング補正データ値を決定す
ることを特徴とする。
【0029】この請求項9に記載の発明によれば、スム
ージング補正をするための適切なデータ値を得ることが
できる。
ージング補正をするための適切なデータ値を得ることが
できる。
【0030】また、請求項10に係る画像処理方法は、
請求項9の発明において、前記参照画素決定工程が、前
記参照する多値画像データの1または複数の画素を、ス
ムージング補正をする前記多値画像データのエッジ部分
の形状に基づいて決定することを特徴とする。
請求項9の発明において、前記参照画素決定工程が、前
記参照する多値画像データの1または複数の画素を、ス
ムージング補正をする前記多値画像データのエッジ部分
の形状に基づいて決定することを特徴とする。
【0031】この請求項10に記載の発明によれば、ス
ムージング補正をするためデータ値としてエッジ部分の
形状にあわせた適切なデータ値を得ることができる。
ムージング補正をするためデータ値としてエッジ部分の
形状にあわせた適切なデータ値を得ることができる。
【0032】また、請求項11に係るコンピュータ読み
取り可能な記録媒体は、前記請求項6〜10のいずれか
一つに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させる
プログラムを記録したものである。
取り可能な記録媒体は、前記請求項6〜10のいずれか
一つに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させる
プログラムを記録したものである。
【0033】この請求項11に記載の発明によれば、請
求項6〜10いずれか一つに記載された画像処理方法を
コンピュータに実行させるプログラムを記録したことに
より、請求項6〜10いずれか一つの動作をコンピュー
タによって実現することが可能となる。
求項6〜10いずれか一つに記載された画像処理方法を
コンピュータに実行させるプログラムを記録したことに
より、請求項6〜10いずれか一つの動作をコンピュー
タによって実現することが可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る画像処理装置、画像処理方法およびおよびそ
の方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の
形態を詳細に説明する。
発明に係る画像処理装置、画像処理方法およびおよびそ
の方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の
形態を詳細に説明する。
【0035】(実施の形態1)この実施の形態の画像処
理装置は、たとえば、ビットマップ状に展開された多値
階調の画素を含むイメージデータを入力し、入力された
所定のマトリクスの画素単位のイメージデータに対し、
入力画像の検出領域(マトリクス状のサンプル窓)で二
値化処理をおこない、補正対象画素(注目画素)となる
画素のエッジ部分を検出し、スムージング処理・濃度調
整処理をおこなう際に二値化前に検出した画素濃度と補
正後の画素濃度とを比較し、その比較結果に基づいてエ
ッジ強調処理時の補正データを決定する。
理装置は、たとえば、ビットマップ状に展開された多値
階調の画素を含むイメージデータを入力し、入力された
所定のマトリクスの画素単位のイメージデータに対し、
入力画像の検出領域(マトリクス状のサンプル窓)で二
値化処理をおこない、補正対象画素(注目画素)となる
画素のエッジ部分を検出し、スムージング処理・濃度調
整処理をおこなう際に二値化前に検出した画素濃度と補
正後の画素濃度とを比較し、その比較結果に基づいてエ
ッジ強調処理時の補正データを決定する。
【0036】この処理をおこなうことにより、周囲の画
素に対して突出した濃度の高い画素の発生あるいは白抜
けの発生の回避を実現している。以下、詳細に説明す
る。
素に対して突出した濃度の高い画素の発生あるいは白抜
けの発生の回避を実現している。以下、詳細に説明す
る。
【0037】図1は、この発明の実施の形態1に係る画
像処理装置の構成を機能的に示すブロック図である。図
1のブロック図において、実施の形態1に係る画像処理
装置は、入力部101と、二値化処理部102と、画素
抽出部103と、データ値決定部104と、スムージン
グ補正部105と、出力部106と、を含む構成であ
る。
像処理装置の構成を機能的に示すブロック図である。図
1のブロック図において、実施の形態1に係る画像処理
装置は、入力部101と、二値化処理部102と、画素
抽出部103と、データ値決定部104と、スムージン
グ補正部105と、出力部106と、を含む構成であ
る。
【0038】入力部101は、多値の階調をもつ画素を
含むビットマップの画像データを入力する。この画像デ
ータは後述する(イメージ)スキャナ913で読み取っ
た原稿画像データをA/D変換し、シェーディング補正
された画像データ、あるいはコンピュータなどから供給
される画像データのいずれであっても、ビットマップ状
に展開された多値の階調をもつ画素を含むものであれば
いずれでもよい。
含むビットマップの画像データを入力する。この画像デ
ータは後述する(イメージ)スキャナ913で読み取っ
た原稿画像データをA/D変換し、シェーディング補正
された画像データ、あるいはコンピュータなどから供給
される画像データのいずれであっても、ビットマップ状
に展開された多値の階調をもつ画素を含むものであれば
いずれでもよい。
【0039】二値化処理部102は、多値画像データを
二値化する。二値化(binarization)は、
濃淡画像を二値画像に変換する処理であり、たとえば、
ある閾値(threshold)を用い、その閾値以上
の濃度値をもつ画素を値1(階調値1の画素で図形画素
となる)として黒画素とし、その値以外を値0(階調値
0の画素で背景画素となる)として白画素と変換する。
なお、上記閾値の選択はあらかじめ最適値として外部か
ら与えるか、後述するCPU901が自動的に選択する
かはいずれの方法であってもよい。
二値化する。二値化(binarization)は、
濃淡画像を二値画像に変換する処理であり、たとえば、
ある閾値(threshold)を用い、その閾値以上
の濃度値をもつ画素を値1(階調値1の画素で図形画素
となる)として黒画素とし、その値以外を値0(階調値
0の画素で背景画素となる)として白画素と変換する。
なお、上記閾値の選択はあらかじめ最適値として外部か
ら与えるか、後述するCPU901が自動的に選択する
かはいずれの方法であってもよい。
【0040】画素抽出部103は、二値化された画像デ
ータのうちのエッジ部分に該当する画素を抽出する。エ
ッジ部分に該当する画素の抽出については、公知の技術
を用いるため、その詳細な説明は省略する。
ータのうちのエッジ部分に該当する画素を抽出する。エ
ッジ部分に該当する画素の抽出については、公知の技術
を用いるため、その詳細な説明は省略する。
【0041】データ値決定部104は、多値画像データ
の画素濃度に基づいてスムージング補正データ値を決定
する。たとえば、データ値決定部104は、画像多値デ
ータの画素濃度に基づいて、スムージング補正データ値
の上限値を決定する。また、データ値決定部104は、
画像多値データの画素濃度に基づいて、スムージング補
正データ値の下限値を決定する。
の画素濃度に基づいてスムージング補正データ値を決定
する。たとえば、データ値決定部104は、画像多値デ
ータの画素濃度に基づいて、スムージング補正データ値
の上限値を決定する。また、データ値決定部104は、
画像多値データの画素濃度に基づいて、スムージング補
正データ値の下限値を決定する。
【0042】具体的には、入力された画像データに対
し、この補正対象画素および補正対象画素周辺の画素中
で二値化前最も高いまたは最も低い濃度をもつ画素濃度
を検出することにより、スムージング補正データ値の上
限値または下限値を決定する。
し、この補正対象画素および補正対象画素周辺の画素中
で二値化前最も高いまたは最も低い濃度をもつ画素濃度
を検出することにより、スムージング補正データ値の上
限値または下限値を決定する。
【0043】スムージング補正部105は、決定された
スムージング補正データ値に基づいて、前記画素抽出手
段により抽出された画素および/または前記画素の周辺
画素をスムージング補正する。また、出力部106は、
スムージング補正された多値画像データを表示装置ある
いはプリンタ装置等へ出力する。
スムージング補正データ値に基づいて、前記画素抽出手
段により抽出された画素および/または前記画素の周辺
画素をスムージング補正する。また、出力部106は、
スムージング補正された多値画像データを表示装置ある
いはプリンタ装置等へ出力する。
【0044】つぎに、実施の形態1に係る画像処理装置
の画像処理の原理について画像データのモデルを用いて
説明する。図2は、この発明の実施の形態1に係る画像
処理装置の原理の概要を説明する説明図である。図2
は、入力部101により入力された多値の画像データを
モデル化して表示したものである。
の画像処理の原理について画像データのモデルを用いて
説明する。図2は、この発明の実施の形態1に係る画像
処理装置の原理の概要を説明する説明図である。図2
は、入力部101により入力された多値の画像データを
モデル化して表示したものである。
【0045】説明を簡略化するために、図2における多
値画像データ200は、4種類の濃度からなる多値画像
データとする。すなわち、濃度が濃い順に、第1画素群
201、第2画素群202、第3画素群203、第4画
素群204の4種類の濃度からなる多値画像データであ
る。
値画像データ200は、4種類の濃度からなる多値画像
データとする。すなわち、濃度が濃い順に、第1画素群
201、第2画素群202、第3画素群203、第4画
素群204の4種類の濃度からなる多値画像データであ
る。
【0046】つぎに、二値化処理部102は、多値画像
データ200を二値化処理する。図3は、この発明の実
施の形態1に係る画像処理装置の原理の概要を説明する
別の説明図である。図3における300は、二値化処理
部102が、多値画像データ200を、二値化処理する
ことにより得られた二値化画像データである。
データ200を二値化処理する。図3は、この発明の実
施の形態1に係る画像処理装置の原理の概要を説明する
別の説明図である。図3における300は、二値化処理
部102が、多値画像データ200を、二値化処理する
ことにより得られた二値化画像データである。
【0047】つぎに、画素抽出部103が、エッジ部分
の補正対象画素を抽出する。図3における301が、画
素抽出部103により抽出された補正対象画素である。
の補正対象画素を抽出する。図3における301が、画
素抽出部103により抽出された補正対象画素である。
【0048】また、データ値決定部104は、図2に示
した入力された多値画像データ200から、画素濃度に
関するデータを収集する。具体的には、画素抽出部10
3により抽出された補正対象画素301に対応する位置
の画素の周辺の画素のうち、最高濃度の画素の濃度値お
よび最低濃度の画素の濃度値を抽出し記憶する。
した入力された多値画像データ200から、画素濃度に
関するデータを収集する。具体的には、画素抽出部10
3により抽出された補正対象画素301に対応する位置
の画素の周辺の画素のうち、最高濃度の画素の濃度値お
よび最低濃度の画素の濃度値を抽出し記憶する。
【0049】つぎに、スムージング補正部105は、二
値化画像データ300に対してスムージング補正を施
す。図4は、この発明の実施の形態1に係る画像処理装
置の原理の概要を説明する別の説明図であり、スムージ
ング補正を施した状態を示している。
値化画像データ300に対してスムージング補正を施
す。図4は、この発明の実施の形態1に係る画像処理装
置の原理の概要を説明する別の説明図であり、スムージ
ング補正を施した状態を示している。
【0050】図4に示す二値化画像データ300におい
て、画素401〜406は、補正対象画素301に基づ
いて、スムージング補正の対象となる補正対象画素30
1の周辺画素である。ここで、周辺画素401が最も濃
度が低く、周辺画素406が最も濃度が高くなる。そし
て、その間の周辺画素402〜405および補正対象画
素301は、周辺画素401と周辺画素406の中間濃
度となる。
て、画素401〜406は、補正対象画素301に基づ
いて、スムージング補正の対象となる補正対象画素30
1の周辺画素である。ここで、周辺画素401が最も濃
度が低く、周辺画素406が最も濃度が高くなる。そし
て、その間の周辺画素402〜405および補正対象画
素301は、周辺画素401と周辺画素406の中間濃
度となる。
【0051】さらに、図2に示した多値画像データ20
0において、スムージング補正が施された補正対象画素
301および周辺画素401から406を置き換える。
この際、多値画像データ200の補正対象画素301お
よび周辺画素401〜406と同一のラインにおける最
も濃度が高い第1画素群201の濃度と比較し、置き換
える画素が第1画素群201の濃度よりも高い濃度の画
素がある場合は、その画素を第1画素群201の濃度と
同じ濃度の画素に変換したのち、置き換えをおこなう。
0において、スムージング補正が施された補正対象画素
301および周辺画素401から406を置き換える。
この際、多値画像データ200の補正対象画素301お
よび周辺画素401〜406と同一のラインにおける最
も濃度が高い第1画素群201の濃度と比較し、置き換
える画素が第1画素群201の濃度よりも高い濃度の画
素がある場合は、その画素を第1画素群201の濃度と
同じ濃度の画素に変換したのち、置き換えをおこなう。
【0052】すなわち、置き換えがおこなわれる画素が
多値画像データ200のうちの最高濃度を超えないよう
に濃度調整をおこなうものである。図5は、この発明の
実施の形態1に係る画像処理装置の原理の概要を説明す
る別の説明図であり、上記濃度調整がおこなわれた状態
を示している。
多値画像データ200のうちの最高濃度を超えないよう
に濃度調整をおこなうものである。図5は、この発明の
実施の形態1に係る画像処理装置の原理の概要を説明す
る別の説明図であり、上記濃度調整がおこなわれた状態
を示している。
【0053】図5に示すように、周辺画素のうち、多値
画像データ200の最高濃度である第1画素群201の
濃度を超える周辺画素405および406の濃度が第1
画素群201の濃度と同一の濃度に変換されているのが
わかる。このようにして、多値画像データのエッジ部分
をスムージング補正した場合でも、濃度の高い画素が突
出することにより縁取りをしたような状態となることを
防止することができる。
画像データ200の最高濃度である第1画素群201の
濃度を超える周辺画素405および406の濃度が第1
画素群201の濃度と同一の濃度に変換されているのが
わかる。このようにして、多値画像データのエッジ部分
をスムージング補正した場合でも、濃度の高い画素が突
出することにより縁取りをしたような状態となることを
防止することができる。
【0054】図6は、この発明の実施の形態1に係る画
像処理装置の原理の概要を説明する別の説明図である。
図6においては、図5と反対に、補正対象画素301お
よび周辺画素401〜406と同一のラインにおける最
低濃度である第2画素群202の濃度よりも低い濃度の
画素がある場合は、その画素を第2画素群202の濃度
よりも低くならないようにする。
像処理装置の原理の概要を説明する別の説明図である。
図6においては、図5と反対に、補正対象画素301お
よび周辺画素401〜406と同一のラインにおける最
低濃度である第2画素群202の濃度よりも低い濃度の
画素がある場合は、その画素を第2画素群202の濃度
よりも低くならないようにする。
【0055】すなわち、第2画素群202の濃度よりも
低い画素がある場合は、その画素を第2画素群202の
濃度と同一の濃度に変換する。図6にも示されているよ
うに、周辺画素401および402が第2画素群202
の濃度と同一の濃度に変換されているのがわかる。
低い画素がある場合は、その画素を第2画素群202の
濃度と同一の濃度に変換する。図6にも示されているよ
うに、周辺画素401および402が第2画素群202
の濃度と同一の濃度に変換されているのがわかる。
【0056】このようにして、多値画像データのエッジ
部分をスムージング補正した場合でも、濃度の低い画素
が突出することにより白抜けしたような状態となること
を防止することができる。
部分をスムージング補正した場合でも、濃度の低い画素
が突出することにより白抜けしたような状態となること
を防止することができる。
【0057】つぎに、実施の形態1による画像処理装置
のハードウエア構成について説明する。図7は、この発
明の実施の形態1に係る画像処理装置のハードウエア構
成を示すブロック図である。より具体的には、本発明を
適用した画像形成装置であるレーザプリンタの構成を示
すブロック図である。
のハードウエア構成について説明する。図7は、この発
明の実施の形態1に係る画像処理装置のハードウエア構
成を示すブロック図である。より具体的には、本発明を
適用した画像形成装置であるレーザプリンタの構成を示
すブロック図である。
【0058】レーザプリンタ700は、パーソナルコン
ピュータやワークステーションなどのホストコンピュー
タ710あるいはイメージスキャナから送られてくる画
像データに対し、多値階調画像を出力する機能を実現す
るために、ホストコンピュータ710などの外部装置か
らのプリントデータを受信し、画像書き込みに応じたド
ットパターンに変換し、ビットマップデータをページ単
位で展開するするコントローラ701と、前述したスム
ージング処理をおこなうドット補正部702と、光書き
込み駆動などのシーケンス制御をおこなうエンジンドラ
イバ703と、記録紙に作像をおこなうための機能が搭
載されているプリンタエンジン704と、から構成され
ている。
ピュータやワークステーションなどのホストコンピュー
タ710あるいはイメージスキャナから送られてくる画
像データに対し、多値階調画像を出力する機能を実現す
るために、ホストコンピュータ710などの外部装置か
らのプリントデータを受信し、画像書き込みに応じたド
ットパターンに変換し、ビットマップデータをページ単
位で展開するするコントローラ701と、前述したスム
ージング処理をおこなうドット補正部702と、光書き
込み駆動などのシーケンス制御をおこなうエンジンドラ
イバ703と、記録紙に作像をおこなうための機能が搭
載されているプリンタエンジン704と、から構成され
ている。
【0059】そして、このレーザプリンタ700は、ホ
ストコンピュータ710から転送されるプリントデータ
を受信してコントローラ701よりページ単位のビット
マップデータに展開し、レーザを駆動するためのドット
情報であるビデオデータに変換してドット補正部702
に送り、プリンタエンジン703をシーケンス制御して
記録紙に可視像を形成する。このときドット補正部70
2は、入力された画像データに対して前述した画像処理
の手順に基づいてスムージング補正等の処理をおこな
う。
ストコンピュータ710から転送されるプリントデータ
を受信してコントローラ701よりページ単位のビット
マップデータに展開し、レーザを駆動するためのドット
情報であるビデオデータに変換してドット補正部702
に送り、プリンタエンジン703をシーケンス制御して
記録紙に可視像を形成する。このときドット補正部70
2は、入力された画像データに対して前述した画像処理
の手順に基づいてスムージング補正等の処理をおこな
う。
【0060】図8は、この発明の実施の形態1に係る画
像処理装置の図7に示したハードウエア構成の一部を示
すブロック図である。すなわち、図8は、図7における
ドット補正部702の内部構成を示すブロック図であ
る。
像処理装置の図7に示したハードウエア構成の一部を示
すブロック図である。すなわち、図8は、図7における
ドット補正部702の内部構成を示すブロック図であ
る。
【0061】図8において、801はコントローラ70
1からの画像信号をライン単位で一次記憶するラインメ
モリ、802はラインメモリ801からの多値画像信号
を二値化処理する二値化回路である。
1からの画像信号をライン単位で一次記憶するラインメ
モリ、802はラインメモリ801からの多値画像信号
を二値化処理する二値化回路である。
【0062】また、803は二値画像を処理対象の画素
およびその周辺画素を記憶するための複数のシフトレジ
スタで構成し、マトリクス状に画像を取り込むための参
照用メモリ、804は二値画像をスムージング処理する
ためのスムージング処理回路である。なお、スムージン
グ処理回路804はエッジ検出機能および濃度検出機能
を有しているが、このエッジ検出と濃度検出をそれぞれ
分離して設けてもよい。
およびその周辺画素を記憶するための複数のシフトレジ
スタで構成し、マトリクス状に画像を取り込むための参
照用メモリ、804は二値画像をスムージング処理する
ためのスムージング処理回路である。なお、スムージン
グ処理回路804はエッジ検出機能および濃度検出機能
を有しているが、このエッジ検出と濃度検出をそれぞれ
分離して設けてもよい。
【0063】また、805は多値画像信号を階調信号に
細分化し、多値画像を出力する多値階調出力回路、80
6はスムージング処理回路804から出力された二値画
像と多値階調出力回路805とから出力された多値画像
とを合成し、エンジンドライバ703に出力する合成回
路である。
細分化し、多値画像を出力する多値階調出力回路、80
6はスムージング処理回路804から出力された二値画
像と多値階調出力回路805とから出力された多値画像
とを合成し、エンジンドライバ703に出力する合成回
路である。
【0064】つぎに、図8の構成における画像信号の処
理動作について説明する。ラインメモリ801に記憶さ
れた多値および二値の画像信号は、スムージングのため
に参照される参照用メモリ803に入力される。このと
き、ラインメモリ801に記憶されている多値画像信号
は、二値化回路802によって二値化され、参照用メモ
リ803に読み込まれる。
理動作について説明する。ラインメモリ801に記憶さ
れた多値および二値の画像信号は、スムージングのため
に参照される参照用メモリ803に入力される。このと
き、ラインメモリ801に記憶されている多値画像信号
は、二値化回路802によって二値化され、参照用メモ
リ803に読み込まれる。
【0065】スムージング処理回路804は、二値化回
路802によって二値化されたデータに対してスムージ
ング処理をおこなう。そして、このスムージング処理さ
れたデータと多値階調出力回路805とから出力された
多値画像と合成回路806によって合成し、エンジンド
ライバ703に供給する。エンジンドライバ703は、
合成回路806から出力された画像データにしたがって
レーザ駆動信号をプリンタエンジン704の図示を省略
する光書き込み部に供給する。
路802によって二値化されたデータに対してスムージ
ング処理をおこなう。そして、このスムージング処理さ
れたデータと多値階調出力回路805とから出力された
多値画像と合成回路806によって合成し、エンジンド
ライバ703に供給する。エンジンドライバ703は、
合成回路806から出力された画像データにしたがって
レーザ駆動信号をプリンタエンジン704の図示を省略
する光書き込み部に供給する。
【0066】さらに上述のスムージング処理について付
言すれば、スムージング処理回路804は、補正対象画
素および補正対象画素周辺の画素中で二値化前最も高い
濃度をもつ画素濃度を検出し、補正対象画素となるエッ
ジ部分の画像を参照用メモリ803に取り込み、補正対
象画素が二値化処理後に存在する(白データではない)
と判断した場合、二値化処理前に検出した画素濃度上限
値と補正後の画素濃度データを比較し、補正後の画素濃
度データを上限とし、補正後の画素濃度を置き換える補
正をおこなう。
言すれば、スムージング処理回路804は、補正対象画
素および補正対象画素周辺の画素中で二値化前最も高い
濃度をもつ画素濃度を検出し、補正対象画素となるエッ
ジ部分の画像を参照用メモリ803に取り込み、補正対
象画素が二値化処理後に存在する(白データではない)
と判断した場合、二値化処理前に検出した画素濃度上限
値と補正後の画素濃度データを比較し、補正後の画素濃
度データを上限とし、補正後の画素濃度を置き換える補
正をおこなう。
【0067】また、補正対象画素が二値化処理後にデー
タがない(白データである)と判断した場合、補正対象
画素および補正対象画素周囲の画素中で、二値化前に補
正対象画素およびその周囲の最も低い濃度を検出し、補
正処理後の画素濃度と比較し、補正前の画素濃度データ
を下限として補正後の画素濃度に置き換える。
タがない(白データである)と判断した場合、補正対象
画素および補正対象画素周囲の画素中で、二値化前に補
正対象画素およびその周囲の最も低い濃度を検出し、補
正処理後の画素濃度と比較し、補正前の画素濃度データ
を下限として補正後の画素濃度に置き換える。
【0068】換言すると、スムージング処理回路804
は、補正後の画素濃度を変換し、上述の処理をその対応
する部分に施すことにより周囲の画素に対し、突出した
濃度の高い画素の発生を抑制することが可能となる。
は、補正後の画素濃度を変換し、上述の処理をその対応
する部分に施すことにより周囲の画素に対し、突出した
濃度の高い画素の発生を抑制することが可能となる。
【0069】また、補正前の画素濃度データを下限とし
て補正後の画素濃度に置換し、補正対象画素の周囲画素
に対し、突出して濃度の低い、白抜けのような画素の発
生を回避する処理がおこなわれる。さらに、入力画像デ
ータに対し、黒画素の突出出現の回避および白抜けの出
現回避の2つ補正処理を組み合わせておこなうことで周
辺に突出した黒画素および白抜けのない最適なスムージ
ングの補正画像を得ることができる。
て補正後の画素濃度に置換し、補正対象画素の周囲画素
に対し、突出して濃度の低い、白抜けのような画素の発
生を回避する処理がおこなわれる。さらに、入力画像デ
ータに対し、黒画素の突出出現の回避および白抜けの出
現回避の2つ補正処理を組み合わせておこなうことで周
辺に突出した黒画素および白抜けのない最適なスムージ
ングの補正画像を得ることができる。
【0070】このように、二値化処理前に検出した画素
濃度上限値と補正後の画素濃度データを比較して入力画
像における補正対象画素部分に対応する画素濃度を上限
あるいは下限として補正対象画素の濃度を決定する。こ
れによって、先に述べたように周囲の画素に対して突出
した濃度の高い画素の発生、あるいは白抜けドットの発
生を抑制することができる。
濃度上限値と補正後の画素濃度データを比較して入力画
像における補正対象画素部分に対応する画素濃度を上限
あるいは下限として補正対象画素の濃度を決定する。こ
れによって、先に述べたように周囲の画素に対して突出
した濃度の高い画素の発生、あるいは白抜けドットの発
生を抑制することができる。
【0071】また、本実施の形態による画像処理装置
は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置を用い
て、その機能を実現することもできる。図9この発明の
実施の形態1に係る画像処理装置の別のハードウエア構
成を示すブロック図である。
は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置を用い
て、その機能を実現することもできる。図9この発明の
実施の形態1に係る画像処理装置の別のハードウエア構
成を示すブロック図である。
【0072】図9において、901は部品情報検索装置
全体を制御するCPUを、902はブートプログラム等
を記憶したROMを、903はCPU101のワークエ
リアとして使用されるRAMを、904はCPU901
の制御にしたがってHD(ハードディスク)905に対
するデータのリード/ライトを制御するHDD(ハード
ディスクドライブ)を、905はHDD904の制御で
書き込まれたデータを記憶するHDをそれぞれ示してい
る。
全体を制御するCPUを、902はブートプログラム等
を記憶したROMを、903はCPU101のワークエ
リアとして使用されるRAMを、904はCPU901
の制御にしたがってHD(ハードディスク)905に対
するデータのリード/ライトを制御するHDD(ハード
ディスクドライブ)を、905はHDD904の制御で
書き込まれたデータを記憶するHDをそれぞれ示してい
る。
【0073】また、906はCPU901の制御にした
がってFD(フロッピーディスク)907に対するデー
タのリード/ライトを制御するFDD(フロッピーディ
スクドライブ)を、907はFDD906の制御で書き
込まれたデータを記憶する着脱自在な記憶媒体の一例と
してのFDを、908はドキュメント、画像、機能情報
等を表示するディスプレイをそれぞれ示している。
がってFD(フロッピーディスク)907に対するデー
タのリード/ライトを制御するFDD(フロッピーディ
スクドライブ)を、907はFDD906の制御で書き
込まれたデータを記憶する着脱自在な記憶媒体の一例と
してのFDを、908はドキュメント、画像、機能情報
等を表示するディスプレイをそれぞれ示している。
【0074】また、909は通信回線910を介してネ
ットワークに接続され、そのネットワークと内部のイン
ターフェイスを司るインターフェイス(I/F)を、9
11は文字、数値、各種指示等の入力のためのキーを備
えたキーボードを、912はカーソルの移動や範囲選
択、あるいは表示画面に表示されたアイコンやボタンの
押下やウインドウの移動やサイズの変更等をおこなうマ
ウスをそれぞれ示している。
ットワークに接続され、そのネットワークと内部のイン
ターフェイスを司るインターフェイス(I/F)を、9
11は文字、数値、各種指示等の入力のためのキーを備
えたキーボードを、912はカーソルの移動や範囲選
択、あるいは表示画面に表示されたアイコンやボタンの
押下やウインドウの移動やサイズの変更等をおこなうマ
ウスをそれぞれ示している。
【0075】また、913はOCR(Optical
Character Reader)機能等も備えた画
像を光学的に読み取るスキャナを、914は上記各部を
結合するためのバスをそれぞれ示している。
Character Reader)機能等も備えた画
像を光学的に読み取るスキャナを、914は上記各部を
結合するためのバスをそれぞれ示している。
【0076】これらのハードウエア構成により、入力部
101、二値化処理部102、画素抽出部103、デー
タ値決定部104、スムージング補正部105、出力部
106は、ROM902、RAM903、あるいはハー
ドディスク905等の記録媒体に記録されたプログラム
に記載された命令にしたがってCPU901等が命令処
理を実行することにより、各部の機能を実現するもので
ある。
101、二値化処理部102、画素抽出部103、デー
タ値決定部104、スムージング補正部105、出力部
106は、ROM902、RAM903、あるいはハー
ドディスク905等の記録媒体に記録されたプログラム
に記載された命令にしたがってCPU901等が命令処
理を実行することにより、各部の機能を実現するもので
ある。
【0077】つぎに、実施の形態1に係る画像処理装置
の動作の内容について説明する。図10は、この発明の
実施の形態1に係る画像処理装置の動作の手順を示すフ
ローチャートである。
の動作の内容について説明する。図10は、この発明の
実施の形態1に係る画像処理装置の動作の手順を示すフ
ローチャートである。
【0078】図10のフローチャートにおいて、まず、
多値の画像データが入力されたか否かを判断する(ステ
ップS1001)。ここで、多値の画像データが入力さ
れるのを待って、多値の画像データが入力された場合
(ステップS1001肯定)は、つぎに、入力された多
値の画像データを二値化処理し、二値化画像に変更する
(ステップS1002)。
多値の画像データが入力されたか否かを判断する(ステ
ップS1001)。ここで、多値の画像データが入力さ
れるのを待って、多値の画像データが入力された場合
(ステップS1001肯定)は、つぎに、入力された多
値の画像データを二値化処理し、二値化画像に変更する
(ステップS1002)。
【0079】その後、ステップS1002において変更
された二値化画像の中から、補正対象となる補正対象画
素を抽出する(ステップS1003)。さらに、抽出さ
れた補正対象画素の周辺画素も抽出する(ステップS1
004)。
された二値化画像の中から、補正対象となる補正対象画
素を抽出する(ステップS1003)。さらに、抽出さ
れた補正対象画素の周辺画素も抽出する(ステップS1
004)。
【0080】つぎに、ステップS1003において抽出
された補正対象画素およびステップS1004において
抽出された周辺画素と同一ラインにおける最高濃度を検
出する(ステップS1005)。
された補正対象画素およびステップS1004において
抽出された周辺画素と同一ラインにおける最高濃度を検
出する(ステップS1005)。
【0081】また、ステップS1003において抽出さ
れた補正対象画素およびステップS1004において抽
出された周辺画素についてスムージング補正をおこなう
(ステップS1006)。なお、ステップS1005と
ステップS1006についてはその処理の順序は問わな
い。したがって、どちらを先におこなってもよい。
れた補正対象画素およびステップS1004において抽
出された周辺画素についてスムージング補正をおこなう
(ステップS1006)。なお、ステップS1005と
ステップS1006についてはその処理の順序は問わな
い。したがって、どちらを先におこなってもよい。
【0082】つぎに、ステップS1006においておこ
なわれたスムージング補正の結果、補正された画素のう
ちその濃度が、ステップS1005において検出された
最高濃度よりも高くなるが画素が存在するか否か、すな
わち、「(補正後の画素の濃度)>(最高濃度)」とな
る画素が存在するか否かを判断する(ステップS100
7)。
なわれたスムージング補正の結果、補正された画素のう
ちその濃度が、ステップS1005において検出された
最高濃度よりも高くなるが画素が存在するか否か、すな
わち、「(補正後の画素の濃度)>(最高濃度)」とな
る画素が存在するか否かを判断する(ステップS100
7)。
【0083】ステップS1007において、「(補正後
の画素の濃度)>(最高濃度)」となる画素が存在する
場合(ステップS1007肯定)は、上記補正後の画素
の濃度を上記最高濃度に変換する(ステップS100
8)。その後、ステップS1009へ移行する。一方、
ステップS1007において、「(補正後の画素の濃
度)>(最高濃度)」となる画素が存在しない場合(ス
テップS1007否定)は、なにもせずに、ステップS
1009へ移行する。
の画素の濃度)>(最高濃度)」となる画素が存在する
場合(ステップS1007肯定)は、上記補正後の画素
の濃度を上記最高濃度に変換する(ステップS100
8)。その後、ステップS1009へ移行する。一方、
ステップS1007において、「(補正後の画素の濃
度)>(最高濃度)」となる画素が存在しない場合(ス
テップS1007否定)は、なにもせずに、ステップS
1009へ移行する。
【0084】ステップS1009において、スムージン
グ補正がおこなわれた補正対象画素および周辺画素を多
値画像データの該当画素部分に置き換える。これによ
り、多値画像のスムージング処理の動作を終了する。
グ補正がおこなわれた補正対象画素および周辺画素を多
値画像データの該当画素部分に置き換える。これによ
り、多値画像のスムージング処理の動作を終了する。
【0085】また、図11は、この発明の実施の形態1
に係る画像処理装置の別の動作の手順を示すフローチャ
ートである。図11のフローチャートにおいて、ステッ
プS1101〜ステップS1104までは、図10に示
したステップS1001〜ステップS1104と同様の
内容であるので、その説明は省略する。
に係る画像処理装置の別の動作の手順を示すフローチャ
ートである。図11のフローチャートにおいて、ステッ
プS1101〜ステップS1104までは、図10に示
したステップS1001〜ステップS1104と同様の
内容であるので、その説明は省略する。
【0086】つぎに、ステップS1103において抽出
された補正対象画素およびステップS1104において
抽出された周辺画素と同一ラインにおける最低濃度を検
出する(ステップS1105)。
された補正対象画素およびステップS1104において
抽出された周辺画素と同一ラインにおける最低濃度を検
出する(ステップS1105)。
【0087】また、ステップS1103において抽出さ
れた補正対象画素およびステップS1104において抽
出された周辺画素についてスムージング補正をおこなう
(ステップS1106)。なお、ステップS1105と
ステップS1106についてはその処理の順序は問わな
い。したがって、どちらを先におこなってもよい。
れた補正対象画素およびステップS1104において抽
出された周辺画素についてスムージング補正をおこなう
(ステップS1106)。なお、ステップS1105と
ステップS1106についてはその処理の順序は問わな
い。したがって、どちらを先におこなってもよい。
【0088】つぎに、ステップS1106においておこ
なわれたスムージング補正の結果、補正された画素のう
ちその濃度が、ステップS1105において検出された
最低濃度よりも低くなるが画素が存在するか否か、すな
わち、「(補正後の画素の濃度)<(最低濃度)」とな
る画素が存在するか否かを判断する(ステップS110
7)。
なわれたスムージング補正の結果、補正された画素のう
ちその濃度が、ステップS1105において検出された
最低濃度よりも低くなるが画素が存在するか否か、すな
わち、「(補正後の画素の濃度)<(最低濃度)」とな
る画素が存在するか否かを判断する(ステップS110
7)。
【0089】ステップS1107において、「(補正後
の画素の濃度)<(最低濃度)」となる画素が存在する
場合(ステップS1107肯定)は、上記補正後の画素
の濃度を上記最低濃度に変換する(ステップS110
8)。その後、ステップS1109へ移行する。一方、
ステップS1107において、(補正後の画素の濃度)
<(最低濃度)となる画素が存在しない場合(ステップ
S1107否定)は、なにもせずに、ステップS110
9へ移行する。
の画素の濃度)<(最低濃度)」となる画素が存在する
場合(ステップS1107肯定)は、上記補正後の画素
の濃度を上記最低濃度に変換する(ステップS110
8)。その後、ステップS1109へ移行する。一方、
ステップS1107において、(補正後の画素の濃度)
<(最低濃度)となる画素が存在しない場合(ステップ
S1107否定)は、なにもせずに、ステップS110
9へ移行する。
【0090】ステップS1109において、スムージン
グ補正がおこなわれた補正対象画素および周辺画素を多
値画像データの該当画素部分に置き換える。これによ
り、多値画像のスムージング処理の動作を終了する。
グ補正がおこなわれた補正対象画素および周辺画素を多
値画像データの該当画素部分に置き換える。これによ
り、多値画像のスムージング処理の動作を終了する。
【0091】なお、図10に示した処理と図11に示し
た処理を組み合わせて同時におこなうようにしてもよ
い。すなわち、図10のステップS1005の処理を実
行する際、図11のステップS1105の各処理を実行
し、図10のステップS1007およびステップS10
08の処理を実行する際、図11のステップS1107
およびステップS1108の各処理を実行するようにし
てもよい。それにより、縁取り状態と白抜け状態を一度
に防止することができる。
た処理を組み合わせて同時におこなうようにしてもよ
い。すなわち、図10のステップS1005の処理を実
行する際、図11のステップS1105の各処理を実行
し、図10のステップS1007およびステップS10
08の処理を実行する際、図11のステップS1107
およびステップS1108の各処理を実行するようにし
てもよい。それにより、縁取り状態と白抜け状態を一度
に防止することができる。
【0092】以上説明したように、実施の形態1によれ
ば、多値画像データを二値化し、二値化された画像デー
タのうちのエッジ部分に該当する画素を抽出し、前記多
値画像データの画素濃度に基づいてスムージング補正デ
ータ値を決定し、決定されたスムージング補正データ値
に基づいて、抽出された画素および/または前記画素の
周辺画素をスムージング補正するので、スムージング補
正の対象となる画素の濃度を調整することができ、これ
により、多値画像データのエッジ部分の最適なスムージ
ング補正をおこなうことが可能とある。
ば、多値画像データを二値化し、二値化された画像デー
タのうちのエッジ部分に該当する画素を抽出し、前記多
値画像データの画素濃度に基づいてスムージング補正デ
ータ値を決定し、決定されたスムージング補正データ値
に基づいて、抽出された画素および/または前記画素の
周辺画素をスムージング補正するので、スムージング補
正の対象となる画素の濃度を調整することができ、これ
により、多値画像データのエッジ部分の最適なスムージ
ング補正をおこなうことが可能とある。
【0093】特に、画像多値データの画素濃度に基づい
てスムージング補正データ値の上限値を決定するので、
スムージング補正される画素の最高濃度を抑えることに
より、エッジ部分が縁取りしたような状態になることを
防止することができる。
てスムージング補正データ値の上限値を決定するので、
スムージング補正される画素の最高濃度を抑えることに
より、エッジ部分が縁取りしたような状態になることを
防止することができる。
【0094】また、画像多値データの画素濃度に基づい
てスムージング補正データ値の下限値を決定するので、
スムージング補正される画素の最低濃度を抑えることに
より、エッジ部分の白抜けの発生を防止することもでき
る。
てスムージング補正データ値の下限値を決定するので、
スムージング補正される画素の最低濃度を抑えることに
より、エッジ部分の白抜けの発生を防止することもでき
る。
【0095】(実施の形態2)さて、上述した実施の形
態1においては、スムージング補正をおこなう際のデー
タは、所定の周辺画素に基づいて決定したが、以下に説
明する実施の形態2のように参照する画素をエッジ部分
の形状等から決定し、決定された参照画素に基づいてス
ムージング補正データ値を決定するようにしてもよい。
態1においては、スムージング補正をおこなう際のデー
タは、所定の周辺画素に基づいて決定したが、以下に説
明する実施の形態2のように参照する画素をエッジ部分
の形状等から決定し、決定された参照画素に基づいてス
ムージング補正データ値を決定するようにしてもよい。
【0096】なお、実施の形態2に係る画像処理装置の
ハードウエア構成については、図7〜9に示した実施の
形態1に係る画像処理装置のハードウエア構成を示すブ
ロック図の内容と同様であるので、その説明は省略す
る。
ハードウエア構成については、図7〜9に示した実施の
形態1に係る画像処理装置のハードウエア構成を示すブ
ロック図の内容と同様であるので、その説明は省略す
る。
【0097】図12は、この発明の実施の形態2に係る
画像処理装置の構成を機能的に示すブロック図である。
図12のブロック図において、実施の形態2に係る加増
処理装置は、入力部101と、二値化処理部102と、
画素抽出部103と、データ値決定部104と、スムー
ジング補正部105と、出力部106のほか、さらに、
参照が素決定部1201と、を含む構成である。なお、
図1に示した実施の形態1に係る画像処理装置の構成部
と同一の構成部については同一の符号を付してその説明
を省略する。
画像処理装置の構成を機能的に示すブロック図である。
図12のブロック図において、実施の形態2に係る加増
処理装置は、入力部101と、二値化処理部102と、
画素抽出部103と、データ値決定部104と、スムー
ジング補正部105と、出力部106のほか、さらに、
参照が素決定部1201と、を含む構成である。なお、
図1に示した実施の形態1に係る画像処理装置の構成部
と同一の構成部については同一の符号を付してその説明
を省略する。
【0098】参照画素決定部1201は、スムージング
補正データ値を決定する際に参照する多値画像データの
1または複数の画素を決定する。具体的には、参照画素
決定部1201は、参照する多値画像データの1または
複数の画素を、スムージング補正をする前記多値画像デ
ータのエッジ部分の形状、特に、エッジ部分の傾き(角
度)に基づいて決定する。
補正データ値を決定する際に参照する多値画像データの
1または複数の画素を決定する。具体的には、参照画素
決定部1201は、参照する多値画像データの1または
複数の画素を、スムージング補正をする前記多値画像デ
ータのエッジ部分の形状、特に、エッジ部分の傾き(角
度)に基づいて決定する。
【0099】なお、参照画素決定部1201は、ROM
902、RAM903、あるいはハードディスク905
等の記録媒体に記録されたプログラムに記載された命令
にしたがってCPU901等が命令処理を実行すること
により、各部の機能を実現するものである。
902、RAM903、あるいはハードディスク905
等の記録媒体に記録されたプログラムに記載された命令
にしたがってCPU901等が命令処理を実行すること
により、各部の機能を実現するものである。
【0100】図13は、この発明の実施の形態2に係る
画像処理装置の原理の概要を説明する説明図である。図
13においては、補正対象画素1305を中心として、
補正対象画素1305ととなりあう画素1301〜13
04および1306〜1609を参照画素群1300と
してそれぞれの画素の中から最高濃度の画素およぶ最低
濃度の画素をスムージング補正データ値として決定す
る。
画像処理装置の原理の概要を説明する説明図である。図
13においては、補正対象画素1305を中心として、
補正対象画素1305ととなりあう画素1301〜13
04および1306〜1609を参照画素群1300と
してそれぞれの画素の中から最高濃度の画素およぶ最低
濃度の画素をスムージング補正データ値として決定す
る。
【0101】図14は、この発明の実施の形態2に係る
画像処理装置の原理の概要を説明する別の説明図であ
る。図14において、スムージング補正をおこなうエッ
ジ部分が略垂直方向、すなわち、エッジ部分の傾きが4
5度よりも大きい角度になっている場合、補正対象画素
1402を中心として、補正対象画素1402と垂直方
向にとなりあう画素1401および1403を参照画素
群1400としてそれぞれの画素の中から最高濃度の画
素および最低濃度の画素をスムージング補正データ値と
して決定する。
画像処理装置の原理の概要を説明する別の説明図であ
る。図14において、スムージング補正をおこなうエッ
ジ部分が略垂直方向、すなわち、エッジ部分の傾きが4
5度よりも大きい角度になっている場合、補正対象画素
1402を中心として、補正対象画素1402と垂直方
向にとなりあう画素1401および1403を参照画素
群1400としてそれぞれの画素の中から最高濃度の画
素および最低濃度の画素をスムージング補正データ値と
して決定する。
【0102】これにより、水平方向に存在する濃度が急
激に高くなっている画素および濃度が急激に低くなって
いる画素を参照することがないので、より最適なスムー
ジング補正データ値を求めることができる。
激に高くなっている画素および濃度が急激に低くなって
いる画素を参照することがないので、より最適なスムー
ジング補正データ値を求めることができる。
【0103】図15は、この発明の実施の形態2に係る
画像処理装置の原理の概要を説明する別の説明図であ
り、図14とは反対に、スムージング補正をおこなうエ
ッジ部分が略水平方向、すなわち、エッジ部分の傾きが
45度よりも小さい角度になっている。
画像処理装置の原理の概要を説明する別の説明図であ
り、図14とは反対に、スムージング補正をおこなうエ
ッジ部分が略水平方向、すなわち、エッジ部分の傾きが
45度よりも小さい角度になっている。
【0104】この場合、補正対象画素1502を中心と
して、補正対象画素1502と水平方向にとなりあう画
素1501および1502を参照画素群1500として
それぞれの画素の中から最高濃度の画素およぶ最低濃度
の画素をスムージング補正データ値として決定する。こ
れにより、垂直方向に存在する濃度が急激に高くなって
いる画素および濃度が急激に低くなっている画素を参照
することがないので、より最適なスムージング補正デー
タ値を求めることができる。
して、補正対象画素1502と水平方向にとなりあう画
素1501および1502を参照画素群1500として
それぞれの画素の中から最高濃度の画素およぶ最低濃度
の画素をスムージング補正データ値として決定する。こ
れにより、垂直方向に存在する濃度が急激に高くなって
いる画素および濃度が急激に低くなっている画素を参照
することがないので、より最適なスムージング補正デー
タ値を求めることができる。
【0105】なお、エッジ部分の形状、特に、方向の検
出は、画像を形成する画素を計数することでその方向を
検出するなどの統計的手段による濃度分布による方法
や、あるいは補正対象となる特定の領域の画素配列の連
続性の方向をパターンマッチングにより判断する方法な
ど、その他通常用いられている認識手段を用いることで
実現することができる。
出は、画像を形成する画素を計数することでその方向を
検出するなどの統計的手段による濃度分布による方法
や、あるいは補正対象となる特定の領域の画素配列の連
続性の方向をパターンマッチングにより判断する方法な
ど、その他通常用いられている認識手段を用いることで
実現することができる。
【0106】このように、画像エッジの傾き方向にあわ
せ、補正対象画素を中心に画像のエッジ方向に濃度デー
タの検出をおこなうことにより、不要な画素濃度の参照
を回避する。換言すれば、補正処理をおこなおうとする
画像の形状に合わせ、参照する周辺画素濃度の検出範囲
を可変にし、その変更後の検出濃度値を用いて補正デー
タの画素濃度値を決定する。
せ、補正対象画素を中心に画像のエッジ方向に濃度デー
タの検出をおこなうことにより、不要な画素濃度の参照
を回避する。換言すれば、補正処理をおこなおうとする
画像の形状に合わせ、参照する周辺画素濃度の検出範囲
を可変にし、その変更後の検出濃度値を用いて補正デー
タの画素濃度値を決定する。
【0107】すなわち、低い濃度の画像の上に重なる別
な画像に対してスムージング処理をおこなう際、ベース
となる濃度より低い白抜けドットを、補正処理をおこな
った画像の周囲に発生するのを抑制することができる。
な画像に対してスムージング処理をおこなう際、ベース
となる濃度より低い白抜けドットを、補正処理をおこな
った画像の周囲に発生するのを抑制することができる。
【0108】つぎに、実施の形態2に係る画像処理装置
の動作の内容について説明する。図16は、この発明の
実施の形態2に係る画像処理装置の動作の手順を示すフ
ローチャートである。図16のフローチャートにおい
て、まず、エッジ部分の状態を検出する(ステップS1
601)。
の動作の内容について説明する。図16は、この発明の
実施の形態2に係る画像処理装置の動作の手順を示すフ
ローチャートである。図16のフローチャートにおい
て、まず、エッジ部分の状態を検出する(ステップS1
601)。
【0109】つぎに、スムージング補正の対象となる補
正対象画素を抽出する(ステップS1602)。その
後、ステップS1601において検出されたエッジ部分
の状態に基づいて、スムージング補正の際、参照する画
素を決定する(ステップS1603)。
正対象画素を抽出する(ステップS1602)。その
後、ステップS1601において検出されたエッジ部分
の状態に基づいて、スムージング補正の際、参照する画
素を決定する(ステップS1603)。
【0110】さらに、ステップS1603において決定
された参照画素に基づいて、最高濃度あるいは最低濃度
を検出する(ステップS1604)。その後、図10に
示したフローチャートのステップS1006、または、
図11に示したフローチャートのステップS1106へ
移行し、以後各フローチャートの各処理をおこなう。
された参照画素に基づいて、最高濃度あるいは最低濃度
を検出する(ステップS1604)。その後、図10に
示したフローチャートのステップS1006、または、
図11に示したフローチャートのステップS1106へ
移行し、以後各フローチャートの各処理をおこなう。
【0111】以上説明したように、実施の形態2によれ
ば、スムージング補正データ値を決定する際に参照する
多値画像データの1または複数の画素を決定し、決定さ
れた1または複数の画素の画素濃度に基づいてスムージ
ング補正データ値を決定するので、スムージング補正を
するための適切なスムージング補正データ値を得ること
ができる。
ば、スムージング補正データ値を決定する際に参照する
多値画像データの1または複数の画素を決定し、決定さ
れた1または複数の画素の画素濃度に基づいてスムージ
ング補正データ値を決定するので、スムージング補正を
するための適切なスムージング補正データ値を得ること
ができる。
【0112】また、参照する多値画像データの1または
複数の画素を、スムージング補正をする前記多値画像デ
ータのエッジ部分の形状に基づいて決定するので、スム
ージング補正をするためスムージング補正データ値とし
てエッジ部分の形状にあわせた適切なスムージング補正
データ値を得ることができる。
複数の画素を、スムージング補正をする前記多値画像デ
ータのエッジ部分の形状に基づいて決定するので、スム
ージング補正をするためスムージング補正データ値とし
てエッジ部分の形状にあわせた適切なスムージング補正
データ値を得ることができる。
【0113】さて、本発明は上述した実施の形態のほか
に、ソフトウェアを機械読み取り可能な記録媒体に記録
し、これを読み取ってコンピュータ上でも実現すること
ができる。
に、ソフトウェアを機械読み取り可能な記録媒体に記録
し、これを読み取ってコンピュータ上でも実現すること
ができる。
【0114】たとえば、上述した実施の形態1または2
の画像処理方法は、あらかじめ用意されたプログラムを
パーソナルコンピュータやワークステーション等のコン
ピュータで実行することにより実現される。このプログ
ラムは、ハードディスク、フロッピーディスク、CD−
ROM、MOなどのコンピュータで読み取り可能な記録
媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読
み出されることによって実行される。またこのプログラ
ムは、上記記録媒体を介し、インターネットなどのネッ
トワークを通して配布することができる。
の画像処理方法は、あらかじめ用意されたプログラムを
パーソナルコンピュータやワークステーション等のコン
ピュータで実行することにより実現される。このプログ
ラムは、ハードディスク、フロッピーディスク、CD−
ROM、MOなどのコンピュータで読み取り可能な記録
媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読
み出されることによって実行される。またこのプログラ
ムは、上記記録媒体を介し、インターネットなどのネッ
トワークを通して配布することができる。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、二値化処理手段が、前記多値画像データ
を二値化し、画素抽出手段が、前記二値化処理手段によ
り二値化された画像データのうちのエッジ部分に該当す
る画素を抽出し、データ値決定手段が、前記多値画像デ
ータの画素濃度に基づいてスムージング補正データ値を
決定し、スムージング補正手段が、前記データ値決定手
段により決定されたスムージング補正データ値に基づい
て、前記画素抽出手段により抽出された画素および/ま
たは前記画素の周辺画素をスムージング補正するので、
スムージング補正の対象となる画素の濃度を調整するこ
とができ、これにより、多値画像データのエッジ部分の
最適なスムージング補正をおこなうことが可能な画像処
理装置が得られるという効果を奏する。
発明によれば、二値化処理手段が、前記多値画像データ
を二値化し、画素抽出手段が、前記二値化処理手段によ
り二値化された画像データのうちのエッジ部分に該当す
る画素を抽出し、データ値決定手段が、前記多値画像デ
ータの画素濃度に基づいてスムージング補正データ値を
決定し、スムージング補正手段が、前記データ値決定手
段により決定されたスムージング補正データ値に基づい
て、前記画素抽出手段により抽出された画素および/ま
たは前記画素の周辺画素をスムージング補正するので、
スムージング補正の対象となる画素の濃度を調整するこ
とができ、これにより、多値画像データのエッジ部分の
最適なスムージング補正をおこなうことが可能な画像処
理装置が得られるという効果を奏する。
【0116】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明において、前記データ値決定手段
が、前記画像多値データの画素濃度に基づいて、スムー
ジング補正データ値の上限値を決定するので、スムージ
ング補正される画素の最高濃度を抑えることにより、エ
ッジ部分が縁取りしたような状態になることを防止する
ことができ、これにより、多値画像データのエッジ部分
の最適なスムージング補正をおこなうことが可能な画像
処理装置が得られるという効果を奏する。
求項1に記載の発明において、前記データ値決定手段
が、前記画像多値データの画素濃度に基づいて、スムー
ジング補正データ値の上限値を決定するので、スムージ
ング補正される画素の最高濃度を抑えることにより、エ
ッジ部分が縁取りしたような状態になることを防止する
ことができ、これにより、多値画像データのエッジ部分
の最適なスムージング補正をおこなうことが可能な画像
処理装置が得られるという効果を奏する。
【0117】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1または2に記載の発明において、前記データ値決
定手段が、前記画像多値データの画素濃度に基づいて、
スムージング補正データ値の下限値を決定するので、ス
ムージング補正される画素の最低濃度を抑えることによ
り、エッジ部分の白抜けの発生を防止することができ、
これにより、多値画像データのエッジ部分の最適なスム
ージング補正をおこなうことが可能な画像処理装置が得
られるという効果を奏する。
求項1または2に記載の発明において、前記データ値決
定手段が、前記画像多値データの画素濃度に基づいて、
スムージング補正データ値の下限値を決定するので、ス
ムージング補正される画素の最低濃度を抑えることによ
り、エッジ部分の白抜けの発生を防止することができ、
これにより、多値画像データのエッジ部分の最適なスム
ージング補正をおこなうことが可能な画像処理装置が得
られるという効果を奏する。
【0118】また、請求項4に記載の発明によれば、請
求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、参照
画素決定手段が、スムージング補正データ値を決定する
際に参照する多値画像データの1または複数の画素を決
定し、前記データ値決定手段が、前記参照画素決定手段
により決定された1または複数の画素の画素濃度に基づ
いてスムージング補正データ値を決定するので、スムー
ジング補正をするための適切なデータ値を得ることがで
き、これにより、多値画像データのエッジ部分の最適な
スムージング補正をおこなうことが可能な画像処理装置
が得られるという効果を奏する。
求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、参照
画素決定手段が、スムージング補正データ値を決定する
際に参照する多値画像データの1または複数の画素を決
定し、前記データ値決定手段が、前記参照画素決定手段
により決定された1または複数の画素の画素濃度に基づ
いてスムージング補正データ値を決定するので、スムー
ジング補正をするための適切なデータ値を得ることがで
き、これにより、多値画像データのエッジ部分の最適な
スムージング補正をおこなうことが可能な画像処理装置
が得られるという効果を奏する。
【0119】また、請求項5に記載の発明によれば、請
求項4に記載の発明において、前記参照画素決定手段
が、前記参照する多値画像データの1または複数の画素
を、スムージング補正をする前記多値画像データのエッ
ジ部分の形状に基づいて決定するので、スムージング補
正をするためデータ値としてエッジ部分の形状にあわせ
た適切なデータ値を得ることができ、これにより、多値
画像データのエッジ部分の最適なスムージング補正をお
こなうことが可能な画像処理装置が得られるという効果
を奏する。
求項4に記載の発明において、前記参照画素決定手段
が、前記参照する多値画像データの1または複数の画素
を、スムージング補正をする前記多値画像データのエッ
ジ部分の形状に基づいて決定するので、スムージング補
正をするためデータ値としてエッジ部分の形状にあわせ
た適切なデータ値を得ることができ、これにより、多値
画像データのエッジ部分の最適なスムージング補正をお
こなうことが可能な画像処理装置が得られるという効果
を奏する。
【0120】また、請求項6に記載の発明によれば、二
値化処理工程が、前記多値画像データを二値化し、画素
抽出工程が、前記二値化処理工程により二値化された画
像データのうちのエッジ部分に該当する画素を抽出し、
データ値決定工程が、前記多値画像データの画素濃度に
基づいてスムージング補正データ値を決定し、スムージ
ング補正工程が、前記データ値決定工程により決定され
たスムージング補正データ値に基づいて、前記画素抽出
工程により抽出された画素および/または前記画素の周
辺画素をスムージング補正するので、スムージング補正
の対象となる画素の濃度を調整することができ、これに
より、多値画像データのエッジ部分の最適なスムージン
グ補正をおこなうことが可能な画像処理方法が得られる
という効果を奏する。
値化処理工程が、前記多値画像データを二値化し、画素
抽出工程が、前記二値化処理工程により二値化された画
像データのうちのエッジ部分に該当する画素を抽出し、
データ値決定工程が、前記多値画像データの画素濃度に
基づいてスムージング補正データ値を決定し、スムージ
ング補正工程が、前記データ値決定工程により決定され
たスムージング補正データ値に基づいて、前記画素抽出
工程により抽出された画素および/または前記画素の周
辺画素をスムージング補正するので、スムージング補正
の対象となる画素の濃度を調整することができ、これに
より、多値画像データのエッジ部分の最適なスムージン
グ補正をおこなうことが可能な画像処理方法が得られる
という効果を奏する。
【0121】また、請求項7に記載の発明によれば、請
求項6に記載の発明において、前記データ値決定工程
が、前記画像多値データの画素濃度に基づいて、スムー
ジング補正データ値の上限値を決定するので、スムージ
ング補正される画素の最高濃度を抑えることにより、エ
ッジ部分が縁取りしたような状態になることを防止する
ことができ、これにより、多値画像データのエッジ部分
の最適なスムージング補正をおこなうことが可能な画像
処理方法が得られるという効果を奏する。
求項6に記載の発明において、前記データ値決定工程
が、前記画像多値データの画素濃度に基づいて、スムー
ジング補正データ値の上限値を決定するので、スムージ
ング補正される画素の最高濃度を抑えることにより、エ
ッジ部分が縁取りしたような状態になることを防止する
ことができ、これにより、多値画像データのエッジ部分
の最適なスムージング補正をおこなうことが可能な画像
処理方法が得られるという効果を奏する。
【0122】また、請求項8に記載の発明によれば、請
求項6または7に記載の発明において、前記データ値決
定工程が、前記画像多値データの画素濃度に基づいて、
スムージング補正データ値の下限値を決定するので、ス
ムージング補正される画素の最低濃度を抑えることによ
り、エッジ部分の白抜けの発生を防止することができ、
これにより、多値画像データのエッジ部分の最適なスム
ージング補正をおこなうことが可能な画像処理方法が得
られるという効果を奏する。
求項6または7に記載の発明において、前記データ値決
定工程が、前記画像多値データの画素濃度に基づいて、
スムージング補正データ値の下限値を決定するので、ス
ムージング補正される画素の最低濃度を抑えることによ
り、エッジ部分の白抜けの発生を防止することができ、
これにより、多値画像データのエッジ部分の最適なスム
ージング補正をおこなうことが可能な画像処理方法が得
られるという効果を奏する。
【0123】また、請求項9に記載の発明によれば、請
求項6〜8のいずれか一つに記載の発明において、参照
画素決定工程が、スムージング補正データ値を決定する
際に参照する多値画像データの1または複数の画素を決
定し、前記データ値決定工程が、前記参照画素決定工程
により決定された1または複数の画素の画素濃度に基づ
いて、スムージング補正データ値を決定するので、スム
ージング補正をするための適切なデータ値を得ることが
でき、これにより、多値画像データのエッジ部分の最適
なスムージング補正をおこなうことが可能な画像処理方
法が得られるという効果を奏する。
求項6〜8のいずれか一つに記載の発明において、参照
画素決定工程が、スムージング補正データ値を決定する
際に参照する多値画像データの1または複数の画素を決
定し、前記データ値決定工程が、前記参照画素決定工程
により決定された1または複数の画素の画素濃度に基づ
いて、スムージング補正データ値を決定するので、スム
ージング補正をするための適切なデータ値を得ることが
でき、これにより、多値画像データのエッジ部分の最適
なスムージング補正をおこなうことが可能な画像処理方
法が得られるという効果を奏する。
【0124】また、請求項10に記載の発明によれば、
請求項9に記載の発明において、前記参照画素決定工程
が、前記参照する多値画像データの1または複数の画素
を、スムージング補正をする前記多値画像データのエッ
ジ部分の形状に基づいて決定するので、スムージング補
正をするためデータ値としてエッジ部分の形状にあわせ
た適切なデータ値を得ることができ、これにより、多値
画像データのエッジ部分の最適なスムージング補正をお
こなうことが可能な画像処理方法が得られるという効果
を奏する。
請求項9に記載の発明において、前記参照画素決定工程
が、前記参照する多値画像データの1または複数の画素
を、スムージング補正をする前記多値画像データのエッ
ジ部分の形状に基づいて決定するので、スムージング補
正をするためデータ値としてエッジ部分の形状にあわせ
た適切なデータ値を得ることができ、これにより、多値
画像データのエッジ部分の最適なスムージング補正をお
こなうことが可能な画像処理方法が得られるという効果
を奏する。
【0125】また、請求項11に記載の発明によれば、
請求項6〜10いずれか一つに記載の画像補正処理方法
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したこと
により、請求項6〜10いずれか一つの動作をコンピュ
ータによって実現することが可能となるコンピュータ読
み取り可能な記録媒体が得られるという効果を奏する。
請求項6〜10いずれか一つに記載の画像補正処理方法
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したこと
により、請求項6〜10いずれか一つの動作をコンピュ
ータによって実現することが可能となるコンピュータ読
み取り可能な記録媒体が得られるという効果を奏する。
【図1】この発明の実施の形態1に係る画像処理装置の
構成を機能的に示すブロック図である。
構成を機能的に示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係る画像処理装置の
原理の概要を説明する説明図である。
原理の概要を説明する説明図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係る画像処理装置の
原理の概要を説明する別の説明図である。
原理の概要を説明する別の説明図である。
【図4】この発明の実施の形態1に係る画像処理装置の
原理の概要を説明する別の説明図である。
原理の概要を説明する別の説明図である。
【図5】この発明の実施の形態1に係る画像処理装置の
原理の概要を説明する別の説明図である。
原理の概要を説明する別の説明図である。
【図6】この発明の実施の形態1に係る画像処理装置の
原理の概要を説明する別の説明図である。
原理の概要を説明する別の説明図である。
【図7】この発明の実施の形態1に係る画像処理装置の
ハードウエア構成を示すブロック図である。
ハードウエア構成を示すブロック図である。
【図8】この発明の実施の形態1に係る画像処理装置の
図7に示したハードウエア構成の一部を示すブロック図
である。
図7に示したハードウエア構成の一部を示すブロック図
である。
【図9】この発明の実施の形態1に係る画像処理装置の
別のハードウエア構成を示すブロック図である。
別のハードウエア構成を示すブロック図である。
【図10】この発明の実施の形態1に係る画像処理装置
の動作の手順を示すフローチャートである。
の動作の手順を示すフローチャートである。
【図11】この発明の実施の形態1に係る画像処理装置
の別の動作の手順を示すフローチャートである。
の別の動作の手順を示すフローチャートである。
【図12】この発明の実施の形態2に係る画像処理装置
の構成を機能的に示すブロック図である。
の構成を機能的に示すブロック図である。
【図13】この発明の実施の形態2に係る画像処理装置
の原理の概要を説明する説明図である。
の原理の概要を説明する説明図である。
【図14】この発明の実施の形態2に係る画像処理装置
の原理の概要を説明する別の説明図である。
の原理の概要を説明する別の説明図である。
【図15】この発明の実施の形態2に係る画像処理装置
の原理の概要を説明する別の説明図である。
の原理の概要を説明する別の説明図である。
【図16】この発明の実施の形態2に係る画像処理装置
の動作の手順を示すフローチャートである。
の動作の手順を示すフローチャートである。
【図17】従来技術に係る画像処理装置の構成を機能的
に示すブロック図である。
に示すブロック図である。
【図18】従来技術に係る画像処理装置の原理の概要を
説明する説明図である。
説明する説明図である。
【図19】従来技術に係る画像処理装置の原理の概要を
説明する別の説明図である。
説明する別の説明図である。
【図20】従来技術に係る画像処理装置の原理の概要を
説明する別の説明図である。
説明する別の説明図である。
【図21】従来技術に係る画像処理装置の原理の概要を
説明する別の説明図である。
説明する別の説明図である。
101 入力部 102 二値化処理部 103 画素抽出部 104 データ値決定部 105 スムージング補正部 106 出力部 200 多値画像データ 300 二値画像データ 301 補正対象画素 401〜406 周辺画素 700 レーザプリンタ 701 コントローラ 702 ドット補正部 703 エンジンドライバ 704 プリンタエンジン 801 ラインメモリ 802 二値化回路 803 参照用メモリ 804 スムージング処理回路 805 多値階調出力回路 806 合成回路 900 バス 901 CPU 902 ROM 903 RAM 905 HD 907 FD 908 ディスプレイ 909 I/F 910 通信回線 911 キーボード 912 マウス 913 スキャナ 1201 参照画素決定部
Claims (11)
- 【請求項1】 多値画像データのエッジ部分をスムージ
ング補正する画像処理装置において、 前記多値画像データを二値化する二値化処理手段と、 前記二値化処理手段により二値化された画像データのう
ちのエッジ部分に該当する画素を抽出する画素抽出手段
と、 前記多値画像データの画素濃度に基づいてスムージング
補正データ値を決定するデータ値決定手段と、 前記データ値決定手段により決定されたスムージング補
正データ値に基づいて、前記画素抽出手段により抽出さ
れた画素および/または前記画素の周辺画素をスムージ
ング補正するスムージング補正手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記データ値決定手段は、前記画像多値
データの画素濃度に基づいて、スムージング補正データ
値の上限値を決定することを特徴とする請求項1に記載
の画像処理装置。 - 【請求項3】 前記データ値決定手段は、前記画像多値
データの画素濃度に基づいて、スムージング補正データ
値の下限値を決定することを特徴とする請求項1または
2に記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 さらに、スムージング補正データ値を決
定する際に参照する多値画像データの1または複数の画
素を決定する参照画素決定手段を備え、 前記データ値決定手段は、前記参照画素決定手段により
決定された1または複数の画素の画素濃度に基づいて、
スムージング補正データ値を決定することを特徴とする
請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像処理装置。 - 【請求項5】 前記参照画素決定手段は、前記参照する
多値画像データの1または複数の画素を、スムージング
補正をする前記多値画像データのエッジ部分の形状に基
づいて決定することを特徴とする請求項4に記載の画像
処理装置。 - 【請求項6】 多値画像データのエッジ部分をスムージ
ング補正する画像処理方法において、 前記多値画像データを二値化する二値化処理工程と、 前記二値化処理工程により二値化された画像データのう
ちのエッジ部分に該当する画素を抽出する画素抽出工程
と、 前記多値画像データの画素濃度に基づいてスムージング
補正データ値を決定するデータ値決定工程と、 前記データ値決定工程により決定されたスムージング補
正データ値に基づいて、前記画素抽出工程により抽出さ
れた画素および/または前記画素の周辺画素をスムージ
ング補正するスムージング補正工程と、 を含んだことを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項7】 前記データ値決定工程は、前記画像多値
データの画素濃度に基づいて、スムージング補正データ
値の上限値を決定することを特徴とする請求項5に記載
の画像処理方法。 - 【請求項8】 前記データ値決定工程は、前記画像多値
データの画素濃度に基づいて、スムージング補正データ
値の下限値を決定することを特徴とする請求項6または
7に記載の画像処理方法。 - 【請求項9】 さらに、スムージング補正データ値を決
定する際に参照する多値画像データの1または複数の画
素を決定する参照画素決定工程を含み、 前記データ値決定工程は、前記参照画素決定工程により
決定された1または複数の画素の画素濃度に基づいて、
スムージング補正データ値を決定することを特徴とする
請求項6〜8のいずれか一つに記載の画像処理方法。 - 【請求項10】 前記参照画素決定工程は、前記参照す
る多値画像データの1または複数の画素を、スムージン
グ補正をする前記多値画像データのエッジ部分の形状に
基づいて決定することを特徴とする請求項9に記載の画
像処理方法。 - 【請求項11】 前記請求項6〜10のいずれか一つに
記載された方法をコンピュータに実行させるプログラム
を記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能
な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11072413A JP2000270224A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | 画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11072413A JP2000270224A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | 画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000270224A true JP2000270224A (ja) | 2000-09-29 |
Family
ID=13488583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11072413A Pending JP2000270224A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | 画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000270224A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003051949A (ja) * | 2001-08-08 | 2003-02-21 | Fujitsu Ltd | 画像処理方法及び画像出力装置 |
-
1999
- 1999-03-17 JP JP11072413A patent/JP2000270224A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003051949A (ja) * | 2001-08-08 | 2003-02-21 | Fujitsu Ltd | 画像処理方法及び画像出力装置 |
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