JP2003032480A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JP2003032480A
JP2003032480A JP2001212625A JP2001212625A JP2003032480A JP 2003032480 A JP2003032480 A JP 2003032480A JP 2001212625 A JP2001212625 A JP 2001212625A JP 2001212625 A JP2001212625 A JP 2001212625A JP 2003032480 A JP2003032480 A JP 2003032480A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビット飛びの発生を抑制して、多値画像に対
してスムージング拡大処理を施す。 【解決手段】 Tag判別回路16でタグデータから文
字または線画を表す画素を検知し、2値化回路18で該
検知結果に基づいて入力画像(多値画像データ)を2値
化し、この2値画像データに対してスムージング拡大回
路20でスムージング拡大処理を施す。そして、データ
値選択回路30では、スムージング拡大2値画像の画素
(出力単位画素)うち、スムージング拡大処理前の元の
画素(注目画素)から値が0から1に反転した出力単位
画素(補間画素)については、入力画像から、注目画素
と隣接する隣接画素のうち該補間画素と相対的に近い隣
接画素を何れか1つを選択し、その他の出力単位画素に
ついては、入力画像から注目画素をそのまま選択し、2
値多値変換回路32では、スムージング拡大2値画像の
各出力単位画素値をそれぞれ選択した入力画像の画素値
に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラードキュメン
ト又はカラー伝送画像、特にそれらの文字・線画部に対
し、スムージングを含む高解像度化処理を施し、デジタ
ル複写機、レーザプリンタ等の高解像度出力装置へ出力
する画像処理装置及び画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、FAX等の低解像度白黒2値
画像を高解像度化することによって、画質を向上させ、
デジタル複写機、レーザプリンタ等の画像出力装置から
出力する技術の1つとして、スムージング拡大技術があ
る。スムージング拡大技術とは、文字・線画等の直線や
曲線で構成される画像をジャギー(ぎざぎざ)なく、滑
らかに解像度変換(拡大)する技術である。
【0003】スムージング拡大技術では、一般に、予め
ジャギーのパターン(ジャギー検出パターン)と、該ジ
ャギーを補正するためのジャギー補正出力画素パターン
とを用意しておく。そして対象画像をチェックし、画像
中からジャギー検出パターンに一致するジャギーを検出
した場合には、ジャギー補正出力画素パターンを出力
し、ジャギー検出パターンと一致しない場合には、単純
拡大した画素を出力する。
【0004】このようなジャギー検出パターンとジャギ
ー補正出力画素パターンとを予め用意しておき、スムー
ジング拡大する方法は、『”ファクシミリ受信画像の平
滑化処理による高画質化”、1991年画像電子学会年
次大会予稿18、pp.69―72』などに、多数報告
されている。また、上述したジャギー検出パターンを用
いる代わりに、処理画素に隣接した画素を用いて論理演
算を行うことにより、ジャギーを検出するといった手法
も特開平2―9268等で開示されている。
【0005】ところで、近年の画像出力装置のカラー
化、多階調化に伴って、スムージング拡大技術のカラー
画像への適用が検討されているが、従来のスムージング
拡大技術は白黒2値画像を対象としており、カラー画像
や多階調画像(以下、これらを総称して「多値画像デー
タ」という)にそのまま適用できない。これに対応する
ためには、多値画像データを一旦2値化してからスムー
ジングすることが考えられるが、本来の階調性が失われ
たり、写真画像中に文字や線画が存在すると白抜けが発
生する恐れがあり、多値データで構成されるジャギー検
出パターンを用いることも考えられるが、パターン数が
膨大となり現実的ではない。
【0006】このため、特開2000−125134号
公報、及び特開2000−341526号公報には、注
目画素やその周囲の隣接画素から下地値などを算出して
用いることで、ジャギー検出パターンを増やすことなく
白抜けの発生を防止して、多値画像データに対してスム
ージング拡大技術を施す技術が提案されている。
【0007】詳しくは、多値画像データの文字・線画部
を検出して、検出結果に基づいて多値画像データを文字
・線画部(非下地)とそれ以外(下地)とに2値化し、
得られた2値画像データをジャギー検出パターン及び拡
大出力パターン(ジャギー補正出力画素パターン)を用
いてスムージング拡大処理を施す。また、これと同時
に、スムージング拡大処理前の各画素について、文字・
線画を表す画素の画素値(非下地値)、それ以外の部分
の画素値(下地値)を算出しておく。そして、スムージ
ング拡大処理を施して得られたスムージング拡大2値画
像データを下地値及び非下地値に基づいて変換すること
で多値画像データに変換する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、下地値及び非下地値は3×3画素、すなわち注
目画素とその上下左右斜めにある該注目画素に隣接する
画素(隣接画素)との計9画素の画素値の平均値や最大
値とし、これをスムージング拡大処理によって補間され
た画素と一意に置き換えていたため、隣接画素の値に変
化がある場合には、置換え対象の出力単位画素から遠い
反対領域の隣接画素の値が反映されて、画像の連続性を
無視したビット飛びが生じ、画像上に思わぬ色飛びとな
って現れるという問題があった。また、カラープリンタ
では、YMCKなどの複数色の画像の重ね合わせによっ
て最終的な色を再現するので、YMCKの色毎に平均値
や最大値を選択すると、上記の色飛びによって4色合成
してカラー化した場合に意図しない色に再現されてしま
うという問題があった。
【0009】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、ビット飛びの発生を抑制して、多値画像デ
ータに対してスムージング拡大処理を施すことができる
画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、入力された多値画像デー
タを解像度変換する画像処理装置であって、前記多値画
像データを2値化して2値画像データを生成する2値化
手段と、前記2値画像データのエッジ部を平滑化すると
共に、全体を高解像度化して高解像度2値画像データを
生成する平滑高解像度化手段と、前記多値画像データを
高解像度化すると共に、前記高解像度2値画像データに
おいて前記2値画像データから画素値が変更された変更
画素については、前記多値画像データから該変更画素と
相対的に近い位置にある隣接画素を何れか1つ選択し、
該選択した隣接画素の値に変換する変換手段と、を有す
ることを特徴としている。
【0011】請求項1に記載の発明によれば、2値化手
段では多値画像データを2値化した2値画像データを生
成し、平滑高解像度化手段では、この生成された2値画
像データのエッジ部を平滑化すると共に全体を高解像度
化し、すなわち2値画像にスムージング拡大処理を施
し、高解像度2値画像データを生成する。変換手段で
は、多値画像データを高解像度化すると共に、高解像度
2値画像データにおいて元の2値画像データから画素値
が変更された変更画素については、多値画像データから
隣接画素を選択して、この隣接画素の値に変更画素値を
変換する。これにより、多値画像データを高解像度化且
つ平滑化した画像データ、すなわち多値画像データにス
ムージング拡大処理を施した画像データを得ることがで
きる。
【0012】このとき、多値画像データには、隣接画素
として、変更画素の位置に相当する位置の周囲に8つの
画素、すなわち元の画素(注目画素)と上下左右斜めに
接する計8つの画素があるが、変換手段では、このうち
変更画素と相対的に近い位置にある隣接画素を1つ選択
して画素値を変換する。これにより、変更画素は、遠い
方の隣接画素の影響を受けることがなく、所謂ビット飛
びの発生を防止することができ、カラー化した場合の色
飛びも防止することができる。
【0013】なお、請求項2に記載されているように、
前記変換手段は、前記2値画像データから画素値が変更
された画素については、前記高解像度2値画像データの
画素配列に基づいて、連続性を有するように前記隣接す
る画素から何れか1つを選択するとよい。
【0014】また、請求項3に記載されているように、
前記2値化手段は、絵柄部、文字部、及び線画部を少な
くとも含む複数の属性のうち、何れか1つまたは複数の
属性の部分を抽出した抽出属性部分と、その他の部分と
に前記多値画像データを2値化するとよい。例えば、請
求項4に記載されているように、前記2値化手段は、前
記多値画像データと共に入力され、該多値画像データ中
の少なくとも絵柄部、文字部、及び線画部を識別するた
めの画像属性情報に基づいて前記2値化を行うようにす
ればよい。
【0015】請求項5に記載されているように、抽出す
る属性を指定する属性指定手段を更に有し、前記2値化
手段は、前記属性指定手段の指定結果に基づいて、選択
的に抽出する属性を切替えるようにするとよい。
【0016】また、請求項6に記載されているように、
前記2値化手段は、前記属性を細分化するサブ属性毎に
異なる属性として抽出可能にするとよい。
【0017】請求項7に記載されているように、前記変
換手段は、前記2値化手段によって複数の属性が組合せ
て抽出された場合に、抽出された属性毎に平滑化を行う
とよい。
【0018】また、請求項8に記載の発明は、入力され
た多値画像データを解像度変換する画像処理方法であっ
て、前記多値画像データを2値化して2値画像データを
生成し、前記2値画像データのエッジ部を平滑化すると
共に、全体を高解像度化して高解像度2値画像データを
生成し、前記多値画像データを高解像度化すると共に、
前記高解像度2値画像データにおいて前記2値画像デー
タから画素値が変更された変更画素については、前記多
値画像データから該変更画素と相対的に近い位置にある
隣接画素を何れか1つ選択し、該選択した隣接画素の値
に変換する、ことを特徴としている。
【0019】請求項8に記載の発明によれば、多値画像
データを2値化した2値画像データを生成し、この生成
した2値画像データのエッジ部を平滑化すると共に全体
を高解像度化し、すなわち2値画像にスムージング拡大
処理を施して、高解像度2値画像データを生成する。ま
た、多値画像データを高解像度化すると共に、高解像度
2値画像データにおいて元の2値画像データから画素値
が変更された変更画素については、多値画像データから
隣接画素を選択して、この隣接画素の値に変更画素値を
変換する。これにより、多値画像データを高解像度化且
つ平滑化した画像データ、すなわち多値画像データにス
ムージング拡大処理を施した画像データを得ることがで
きる。
【0020】多値画像データには、隣接画素として、変
更画素の位置に相当する位置の周囲に8つの画素、すな
わち元の画素(注目画素)と上下左右斜めに接する計8
つの画素があるが、このうち変更画素と相対的に近い位
置にある隣接画素を1つ選択して画素値を変換する。こ
れにより、変更画素は、遠い方の隣接画素の影響を受け
ることがなく、所謂ビット飛びの発生を防止することが
でき、カラー化した場合の色飛びも防止することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明に係
る実施形態の1例を詳細に説明する。
【0022】図1には、本発明が適用された画像処理装
置の概略構成が示されている。なお、図1に示す画像処
理装置10は、図示しないパーソナルコンピュータ(以
下、PCという)等で作成された、文字等のテキストオ
ブジェクト、線画等のグラフィックオブジェクト、写真
や絵柄等のイメージオブジェクトを含むカラー画像デー
タが入力され、入力されたカラー画像データに対して上
述のスムージング拡大処理を施して、複数のプレーン画
像(例えば、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シ
アン)、K(ブラック)の4つの単色プレーン画像)を
重ね合わせて最終的な色を再現したカラー画像を出力す
るカラープリンタ(図示せず)へ出力するものである。
【0023】以下では、PCで作成された写真や色文
字、線画を含むカラー画像データ(色成分:Y、M、
C、K、解像度:200dpi、階調:8ビット/ピク
セル)を、解像度が400dpiのカラーレーザプリン
タから出力する場合、すなわち2倍の解像度に変換する
必要がある場合について説明する。
【0024】図1に示すように、この画像処理装置10
には、PC等で作成された文書画像を表すプリンタ記述
言語(PDL:Printer Description Language)を展開
することにより得られる多値カラーラスタ画像データ
(以下、多値画像データという)及び画像属性情報デー
タ(以下、タグ(Tag)データという)が入力され、
具体的には、Y、M、C、Kの各色毎に、多値画像デー
タ及びタグデータが順次供給される。
【0025】ここで、タグデータとは、元の文書画像の
各部分がどのような属性を持つかを表したデータであ
り、ここでは、文字、線画(CG等のグラフィック)、
写真の3つの属性に分類されるものとする。このタグデ
ータは、PDL中に記載されている情報に基づいて作成
される。これらのタグデータの各々を便宜上タグ(Ta
g)と呼ぶことにする。例えば、画像の文字部分を表す
部分は文字タグ、線画部は線画タグ、写真部は写真タグ
データとする。
【0026】画像処理装置10は、入力された多値画像
データ及びタグデータを記憶保持する画像メモリ12及
びTagメモリ14を備えている。画像メモリ12は、
主走査方向に13画素、副走査方向に7画素からなるメ
モリであり、Tagメモリ14は、画像メモリ12に記
憶される13×7画素の各画素に対応するタグデータを
記憶する。
【0027】Tagメモリ14は、Tag判別回路16
に接続され、このTag判別回路16は、後段の2値化
回路18に接続されている。Tag判別回路16には、
Tagメモリ14に記憶されたタグデータが入力され、
このタグデータから文字または線画を表す画素を検知
し、検知結果を2値化手段としての2値化回路18に出
力する。
【0028】2値化回路18は、画像メモリ12とも接
続されており、Tag判別回路16の検知結果に基づい
て、画像メモリ12に記憶された多値画像データの文字
・線画部に対して2値化処理を行い、文字・線画部の画
素値を「1」、その他の部分の画素値を「0」にするな
どして、文字・線画部の抽出結果を示す2値画像データ
を出力する。
【0029】この2値化回路18の出力は、平滑高解像
度化手段としてのスムージング拡大回路20と接続され
ており、スムージング拡大回路20は、予め複数のジャ
ギー検出パターンおよび拡大出力パターン(ジャギー補
正パターン)が記憶されているROM22と、変換手段
としての2値多値変換部24と接続されている。なお、
ジャギー検出パターンおよび拡大出力パターンを記憶す
るために、ROM以外の記憶手段を用いることもでき
る。
【0030】スムージング拡大回路20は、ROM22
に記憶されているジャギー検出パターンおよび拡大出力
パターンを用いて、2値化回路18によって2値化され
た、文字・線画部のデータに対してスムージング拡大処
理を施し、その結果の高解像度化(本実施の形態では2
倍の解像度)及び平滑化された2値画像(以下、「スム
ージング拡大2値画像」という)を2値多値変換部24
に出力する。
【0031】なお、以下では、スムージング拡大処理後
のスムージング拡大2値画像の画素のことを「出力単位
画素」と称す。またこのスムージング拡大処理後のスム
ージング拡大2値画像において、スムージング拡大処理
前の2値画像から、0から1へ値が変更(反転)された
出力単位画素、すなわちスムージング拡大処理によって
元の入力画像(多値画像データ)の画素から属性が変更
された出力単位画素のことを「補間画素」と称す。な
お、本実施の形態のスムージング拡大処理では、1から
0へは画素値は変更されないようになっているが、1か
ら0への変更を許容する場合については、1から0へ変
更された出力単位画素を補間画素として同様に扱えばよ
い。この0から1へ、或いは1から0へ画素値が変更さ
れた出力単位画素(補間画素)が本発明の変更画素に対
応する。
【0032】2値多値変換部24は、データ値選択回路
30と2値多値変換回路32とで構成されており、且つ
画像メモリ12及びTagメモリ14と接続されてい
る。データ値選択回路30は、スムージング拡大2値画
像中の補間画素に対して、元の入力画像(多値画像デー
タ)の画素と上下左右及び斜め方向に隣接する計8個の
隣接画素のうち、該補間画素に相対的に近い位置にある
3つの画素から何れか1つ選択する。スムージング拡大
2値画像中のその他の出力単位画素については、該出力
単位画素の元の入力画像(多値画像データ)の画素をそ
のまま選択する。2値多値変換回路32は、スムージン
グ拡大2値画像の各出力単位画素の値を、データ値選択
回路30で選択した多値画像データの画素の値に変換す
る。
【0033】なお、データ値選択回路30では、スムー
ジング拡大2値画像中の補間画素に対してのみ画素選択
を行い、2値多値変換回路32で、多値画像データの各
画素を2×2画素に単純拡大した後、補間画素の画素値
を選択した多値画像データの画素の値に変換してもよ
い。
【0034】画像処理装置10は、上記のような構成を
各色成分数分用意して、並列に処理してもよいし(本第
1実施形態の場合、YMCKの4つ分を用意する)、1
つの構成で色成分数だけ処理を繰り返してもよい。以下
の説明では、1つの構成で色成分数だけ繰り返し処理す
るものとする。
【0035】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。まず、PC等を通じて作成された文書画像は、プリ
ンタ記述言語で表された後、多値画像データおよびタグ
データに展開され、各々、画像メモリ12、Tagメモ
リ14に記憶される。
【0036】次に、Tag判別回路16でTagメモリ
14に記憶されたタグデータのうち、文字または線画を
表す画素を検知する。この検知結果に基づいて、2値化
回路18において、画像メモリ12に記憶された多値画
像データに対して、文字・線画部の2値化処理を行う。
得られた2値画像データは、スムージング拡大回路20
に供給され、記憶ROM22に記憶されているジャギー
検出パターンおよび拡大出力パターン(ジャギー補正パ
ターン)を用いて、スムージング拡大処理が行われる。
さらに、スムージング拡大処理された結果は、2値多値
変換部24に供給される。
【0037】2値多値変換部24では、まず、データ値
選択回路30によって、スムージング拡大回路20で得
られたスムージング拡大2値画像の出力単位画素うち、
スムージング拡大処理前の元の画素から値が0から1に
反転した出力単位画素、すなわち文字・線画部に属性が
変更された補間画素について、連続性を有するように、
元の入力画像(多値画像データ)の画素から該補間画素
に近い隣接画像から何れか1つを選択し、スムージング
拡大2値画像のその他の出力単位画素については、元の
入力画像(多値画像データ)の画素をそのまま選択す
る。
【0038】2値多値変換回路32では、スムージング
拡大2値画像の各出力単位画素をそれぞれデータ値選択
回路30で選択した元の入力画像(多値画像データ)の
画素の値に変換する。この結果、得られたデータが、多
値画像データを高解像度化且つ平滑化した画像、すなわ
ちスムージング拡大多値画像データとなる。
【0039】上述した処理は、まず、Y成分に対して行
われた後、次にM成分、次にC成分、最後にK成分とい
うように、各色成分毎に順次行われる。各色成分でのス
ムージング拡大処理が終了した後、各色成分毎に、図示
しない画像出力装置(解像度:400dpi、カラー多
値レーザプリンタ)へ出力され、印字処理が行われる。
【0040】次に、図2を参照して、上記の処理を詳細
に説明する。図2には、多値画像データの解像度を変換
するために画像処理装置10で実行される画像解像度変
換制御処理が示されている。
【0041】図2に示すように、画像処理装置10で
は、まず、ステップ100で、最初の色成分であるY成
分の多値画像データと、これに対応する属性情報データ
(タグデータ)とを読み込む。ここで、図3(A)は、
読み込まれた多値画像データの一例を示す概念図であ
る。多値画像データは、前述したように、主走査方向に
13画素、副走査方向に7画素分からなり、画像メモリ
12に読み込まれる。また、図3(B)は、読み込まれ
たタグデータの一例を示す概念図である。タグデータに
おいては、値「0」が写真部分を表す画素であり、値
「1」が文字部分を表す画素である。なお、図示してい
ないが、線画部分は、値「2」となる。なお、本実施形
態では、タグデータの値を便宜上このように設定してい
るが、その他の値でもよい。
【0042】なお、以降の処理は、入力画像データ(多
値画像データ)の画素単位、すなわちスムージング拡大
処理前の画素単位で行われ、処理対象の画素のことを注
目画素という。図3(A)(B)のいずれにおいても、
解像度変換処理の対象となる注目画素(中心画素)は太
枠で示している。
【0043】次に、ステップ102で、Tag判別回路
16により、タグデータを解析して、注目画素が文字タ
グか否かを判断する。文字タグ、すなわち文字部分を表
すタグデータ「1」が存在する場合には、ステップ10
4に進む。
【0044】ステップ104では、2値化回路18によ
り、画像メモリ12に読み込まれた、図3(A)に示し
た13×7画素の全てについて、文字タグに対応する画
素の値を例えば「1」とし、文字タグ以外に対応する画
素(写真タグに対応する画素)の値を例えば「0」とす
る。ここでは、図3(A)に示す多値画像データを2値
化したが、図3(B)に示すタグデータも2値化する。
この場合、文字タグデータが「1」となり、それ以外の
タグデータが「0」となる。なお、本例では、線画部分
がないので、得られる2値画像データは図3(B)と同
様になる。
【0045】次に、ステップ106で、スムージング拡
大回路20により、上記2値画像データに対してスムー
ジング拡大処理を施す。スムージング拡大処理の手法
は、従来技術で説明した2値画像入力用に行われている
技術など、従来公知の技術を用いることができるので、
詳細な説明は省略する。
【0046】スムージング拡大処理を施した後、ステッ
プ108に進み、2値多値変換回路24のデータ値選択
回路30により、スムージング拡大処理後の各出力単位
画素の画素値に用いる多値画像データの画素を選択す
る。このとき、スムージング拡大処理前の元の画素(2
値画像データにおける注目画素)と画素値が同じスムー
ジング拡大2値画像データの出力単位画素、すなわち属
性の変更がなかった出力単位画素については該注目画素
を選択する。
【0047】一方、元の画素(2値画像データにおける
注目画素)から画素値が変更されたスムージング拡大2
値画像データの出力単位画素(補間画素)、すなわち属
性が変更された出力単位画素(補間画素)については、
多値画像データにおける注目画素の隣接画素(注目画素
と上下左右斜めに接する8画素)のうち、該出力単位画
素(補間画素)から近い方の画素、より詳しくは本例で
は該出力単位画素(補間画素)と隣接する3つの画素の
何れか1つを選択する。
【0048】これは、スムージング拡大処理によって、
画素値が0から1に変更され、属性が文字以外から文字
に変更された出力単位画素(補間画素)は、元の注目画
素は線画や写真などの文字以外の属性のデータであり、
この注目画素の多値画像データにおける画素値を出力単
位画素(補間画素)に用いることは適さず、近隣の画素
を用いて文字属性に適した画素を選択する必要があるた
めである。
【0049】具体的に本実施の形態では、データ値選択
回路30は、図4に示すように、注目画素Jがスムージ
ング拡大処理によって2倍の解像度にされて、出力単位
画素J1〜J4に分割される場合、最近角からの連続デ
ータ長の長い方の隣接データ値を選択し、連続データ長
が同じ場合には、隣接角データを選択する、という選択
条件を用いて、補間画素についての画素選択を行ってい
る。
【0050】すなわち、例えば、図4(A)のように、
元の注目画素Jの画素値が0であり、スムージング拡大
処理後は、出力単位画素J1、J2、J4の各画素値が
0、出力単位画素J3の画素値が1となった場合、出力
単位画素J3が補間画素となり、出力単位画素J3の最
近角P3からの連続データ長は縦横の両方向とも1とな
り同じであるので、注目画素Jの隣接画素A、B、C、
D、E、F、G、Hの中から出力単位画素J3の隣接角
データである隣接画素Fが選択される。なお、出力単位
画素J1、J2、J4については、注目画素Jが選択さ
れる。
【0051】また、図4(B)のように、スムージング
処理後に、出力単位画素J1、J2の各画素値は0、出
力単位画素J3、J4の各画素値が1になった場合、出
力単位画素J3、J4が補間画素となる。この場合、ま
ず、出力単位画素J3についてみると、出力単位画素J
3の最近角P3からの連続データ長は横方向に2、縦方
向に1となるので、連続データ長の長い方の出力単位画
素J3の隣接データである隣接画素Gが選択される。次
に出力単位画素J4についてみると、出力単位画素J4
の最近角P4からの連続データ長も同様に、横方向に
2、縦方向に1となるので、連続データ長の長い方の出
力単位画素J4の隣接データである隣接画素Gが選択さ
れる。なお、出力単位画素J1、J2については、注目
画素Jが選択される。
【0052】また、図4(C)のように、スムージング
処理後に、出力単位画素J2、J4の各画素値は0、出
力単位画素J1、J3の各画素値が1になった場合、出
力単位画素J1、J3が補間画素となる。この場合、ま
ず出力単位画素J1についてみると、出力単位画素J1
の最近角P1からの連続データ長は横方向に1、縦方向
に2となるので、連続データ長の長い方の出力単位画素
J1の隣接データである隣接画素Dが選択される。次に
出力単位画素J3についてみると、出力単位画素J3の
最近角P3からの連続データ長も同様に、横方向に1、
縦方向に2となるので、連続データ長の長い方の出力単
位画素J3の隣接データである隣接画素Dが選択され
る。なお、出力単位画素J2、J4については、注目画
素Jが選択される。
【0053】図4の例からも分かるように、必ず注目画
素の隣接画素A、B、C、D、E、F、G、Hのうちか
ら、補間画素と相対的に近い位置にある3つの隣接画素
から何れか1つが選択されるので、例えば、出力単位画
素J3は、該出力単位画素J3と相対的に近い隣接画素
D,F,Gの何れか1つが選択され、出力単位画素J3
から相対的に遠い隣接画素A、B、C、E、Hが選択さ
れることがない。すなわち従来のように、遠い方の位置
する隣接画素の影響を受けることがない。なお、上記選
択条件は、スムージング拡大処理のアルゴリズムに基づ
いて、必ず対象画像と同一属性の隣接画像が選択される
ように設定されていることは言うまでもない。
【0054】このようにして、各出力単位画素について
多値画像データから画素を選択したら、次のステップ1
10では、各出力単位画素の画素値を選択した多値画像
データの画素値にそれぞれ置換えることで、2値から多
値に画素値を変換する2値多値変換を行い、ステップ1
12でその結果をプリンタなどの画像出力装置へ出力す
る。
【0055】これにより、注目画素が拡大されて高解像
度に変換されると共に、スムージング拡大処理によって
該注目画素と異なる属性の文字属性に変更された出力単
位画素(補間画素)がある場合には、該注目画素内の出
力単位画素のデータ配列に基づいて、多値画像データ
(入力画像)から該出力単位画素と相対的に近い位置に
ある隣接画素(且つ文字属性の多値画像データの画素)
が1つ選択され、該選択された多値画像データの画素の
値に変換されたデータが出力される。
【0056】一方、ステップ102で、処理画素中心の
3×3画素領域内に文字部分を表すタグデータ「1」が
存在しない場合には、ステップ120へ進み、該3×3
画素領域内に線画部を表すタグデータ「2」が存在する
か否かを判断する。そして、線画部を表すタグデータ
「2」が存在する場合には、ステップ122に進み、2
値化回路18により、画像メモリ12に読み込まれた、
13×7画素について、線画タグに対応する画素の値を
「1」とし、線画タグ以外に対応する画素の値を「0
(白)」とする。
【0057】そして、次のステップ124では、前述し
たステップ106と同様に、スムージング拡大処理を施
し、ステップ126で、前述したステップ108と同様
に、各出力単位画素の値に用いる多値画像データの画素
を選択する。次いでステップ128では、前述したステ
ップ110と同様に2値多値変換を行って、ステップ1
30でその結果をプリンタなどの画像出力装置へ出力す
る。
【0058】これにより、注目画素が拡大されて高解像
度に変換されると共に、スムージング拡大処理によって
該注目画素と異なる属性の線画属性に変更された出力単
位画素(補間画素)がある場合には、該注目画素内の出
力単位画素のデータ配列に基づいて、相対的に近い位置
にある隣接画素(且つ線画属性の多値画像データの画
素)が1つ選択され、該選択された多値画像データの画
素の値に変換されたデータが出力される。
【0059】一方、3×3画素領域内に文字タグ
「1」、線画タグ「2」のいずれも存在しない場合に
は、文字や線画がないので、ステップ102、120で
否定判定されて、ステップ140へ進み、注目画素を単
純に拡大する。例えば、写真タグ「0」を持つ画素は、
単純拡大される。なお、本実施の形態では、単純拡大す
るようにしたが、これに限らず、例えば、投影法、4点
補間、16点補間などの他の拡大方法を用いてもよい。
そして、次のステップ142で、単純拡大した結果をプ
リンタなどの画像出力装置へ出力する。
【0060】このような処理を、各画素に対して行うこ
とにより、例えば、図5(A)に示す多値画像データか
ら、図5(B)の如く補間され、高解像度化され且つエ
ッジ部が平滑化されたスムージング拡大2値画像を得る
ことができる。そして、Y成分の各画素に対して上記処
理を行った後、次にM成分の各画素、次にC成分の各画
素、最後にK成分の各画素というように、各色成分毎、
各画素毎に順次行なって、各色成分毎にスムージング拡
大多値画像データを出力し、プリンタなどでこれらのス
ムージング拡大多値画像データを重ね合わせて出力する
ことで、高解像度で平滑化されたカラー画像を得ること
ができる。なお、タグデータは各色成分で共通であり、
スムージング拡大2値画像、及び画素の選択結果が同一
となるので、2値多値変換を各色成分の分だけ繰返し行
うようにしてもよい。
【0061】このように、本実施の形態では、各色成分
毎に、多値画像データが単純に拡大されて高解像度(本
実施の形態では2倍の解像度)に変換されると共に、ス
ムージング拡大処理によって属性が変更された出力単位
画素(補間画素)については、出力単位画素のデータ配
列に応じて、該出力単位画素と相対的に近い位置にある
隣接画素(多値画像データの画素)の値に変換されるの
で、従来のようにビット飛び(色飛び)が生じることな
く画像の連続性を保持して平滑化されたスムージング拡
大多値画像データを得ることができる。
【0062】また、前述したように、タグデータは各色
成分で共通であり、スムージング拡大2値画像、及び画
素の選択結果が同一となるので、YMCKの各色成分の
スムージング拡大多値画像データにおける各画素値に
は、各色成分の多値画像データ(入力画像)においてそ
れぞれ同じ位置にある画素の値が用いられるので、各色
成分のスムージング拡大多値画像データを重ね合わせて
カラー化した際に、意図しない色に再現されることを防
止することができる。
【0063】なお、上記では、200dpiから400
dpiと、2倍(2×2倍)の解像度に高解像度化する
場合を例に説明したため、補間画素については、注目画
素と隣接する8つの隣接画素のうち、補間画素と接する
3つの隣接画素の何れか1つが選択するようにしたが、
本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、解
像度変換の倍率を限定するものではなく3倍以上でもよ
いし、縦方向と横方向とで倍率を変えてもよく、いずれ
の場合も、データ値選択回路30では、出力単位画素の
データ配列に基づいて、注目画素の隣接画素のうち、補
間画素に相対的に近い位置にある隣接画素を選択すれば
よい。
【0064】他の倍率の一例として、図6に、5倍(5
×5画素)に解像度変換する場合の選択条件の一例を示
す。図6(A)では、5倍に解像度変換された各出力単
位画素を示す格子内に、○□△▲×によって、該出力単
位画素の選択条件が示されており、具体的には以下のよ
うに定義されている。 ・中央の出力単位画素を除く、Xの中央ライン、Yの中
央ラインに並ぶ出力単位画素(○)は、隣接する上下左
右のBDEGの何れかのデータを選択する。 ・最外周の四隅の出力単位画素(△)は、最外周の最近
角からの連続データ長が長い方の隣接データを選択し、
連続データ長が同じ場合は隣接角データを選択する。 ・最外周の四隅の出力単位画素を挟む出力単位画素
(□)は、最近角からの連続データ長が長い方の隣接デ
ータを選択する。 ・内周(最外周の内側の周)の四隅の出力単位画素
(▲)は、内周の最近角からの連続データ長が長い方の
隣接データを選択し、連続データ長が同じ場合は隣接角
データを選択する。 ・中央の出力単位画素(×)は、無変換。
【0065】上記の選択条件に従って、各出力単位画素
について注目画素の周辺画素から画素を選択すると、例
えば図6(B)に示すような選択結果が得られる。な
お、図6(B)では、各出力単位画素を示す格子内に、
該出力単位画素に対して選択された画素のアルファベッ
トで示しており、空欄の出力単位画素は、注目画素が選
択されていることを示す。
【0066】図6からも分かるように、各出力単位画素
(補間画素)について、注目画素に隣接する8つの隣接
画素のうち、該補間画素と相対的に近い位置に隣接画素
が何れか1つ選択されるので、例えば、隣接画素Gから
近い位置にある補間画素に対して、隣接画素Gと反対側
にある隣接画素Bが選択されるなど、遠い方の隣接画素
の影響を受けることがなく、連続性を有するように多値
画像データ(入力画像)から画素を選択して2値多値変
換を行うことができる。
【0067】また、上記では、2値化によって抽出する
属性をジャギーが目立つ文字・線画部に予め設定してお
き、文字・線画部を抽出し、文字・線画部のジャギーが
低減されるようにスムージング拡大処理が適用される場
合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、抽出する属性は任意に切替可能としてもよい。
これは、例えば図7に示す如く、図1で示した画像処理
装置に対して、属性指定手段として、抽出する属性を指
定するためのタグデータ指定部40を設け、タグデータ
指定部40で指定された属性をTag判別回路16で検
出するようにすることで実現できる。
【0068】なお、タグデータ指定部40としては、キ
ーボード、タッチパネルディスプレイ等のユーザインタ
フェースを用いることができる。或いは、PC等で抽出
する属性を選択し、多値画像データおよびタグデータと
共に、PC等で選択された属性を示す情報が画像処理装
置に入力され、タグデータ指定部40でこの情報に基づ
いてTag判別回路16で抽出する属性を指定するよう
にしてもよい。
【0069】また、上記では、文字部、線画部、写真部
の3つをの属性について考慮したが、本発明はこれに限
定されるものではない。例えば、タグデータに上記属性
それぞれを更に細分化するサブ属性の情報も備えさせ、
文字部であっても、フォント、色、サイズなどによって
異なる属性とするなど、サブ属性が異なる場合は異なる
属性の画素として扱うようにしてもよい。また、図7で
示した画像処理装置のタグデータ指定部40でも、サブ
属性毎に異なる属性として扱って、抽出する属性をサブ
属性で指示するようにしてもよい。
【0070】また、複数の属性が抽出する属性に指定さ
れた場合は、それぞれの抽出属性毎にスムージング拡大
処理を施して、抽出する複数の属性が重なる部分につい
ても平滑化が行われるようにしてもよい。これは、例え
ば図8に示す如く、抽出する属性毎に2値化回路18
(図8では18A、18B、18Cの3つ)を設けて、
それぞれの属性毎に2値化処理を行い、スムージング拡
大回路20において、それぞれの2値化回路18から出
力される抽出される属性毎の2値画像データに対してそ
れぞれスムージング処理を施すことで実現できる。これ
により、図9に示すように、例えば、文字部のフォント
の違いによって異なる属性として扱って抽出し、フォン
ト1とフォント2の重なり部分60についても、平滑化
を行うことができる。
【0071】
【発明の効果】上記に示したように、本発明は、ビット
飛びの発生を抑制して、多値画像データに対してスムー
ジング拡大処理を施すことができるという優れた効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わる画像処理装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係わる画像処理装置で
実行される画像解像度変換制御処理のフローチャートで
ある。
【図3】 (A)は、入力される多値画像データの一例
を示す概念図であり、(B)は、(A)の多値画像デー
タと共に入力される属性情報(タグデータ)の概念図で
ある。
【図4】 (A)、(B)、(C)は、データ値選択回
路で行われる多値画像データからの画素選択の一例を説
明するための概念図である。
【図5】 (A)は解像度変換前、(B)は解像度変換
後の画像データの一例を示す概念図である。
【図6】 (A)は5倍に解像度変換する場合の選択条
件、(B)は(A)の選択条件に従って多値画像データ
からの画素選択結果の一例を示す概念図である。
【図7】 画像処理装置の別の形態を示すブロック図で
ある。
【図8】 画像処理装置の別の形態を示すブロック図で
ある。
【図9】 図8の画像処理装置で行われる異なるフォン
トの重なり部分の平滑化を説明するための概念図であ
る。
【符号の説明】
10 画像処理装置 12 画像メモリ 14 Tagメモリ 16 Tag判別回路 18 2値化回路 20 スムージング拡大回路 24 2値多値変換部 30 データ値選択回路 32 2値多値変換回路 40 タグデータ指定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 昇 埼玉県岩槻市本町3丁目1番1号WATS Uビル西館4F 富士ゼロックス株式会社 内 Fターム(参考) 2C062 AA24 2C262 AA24 AB09 AB13 BB01 BB15 DA03 DA09 DA11 DA16 EA04 EA07 5C076 AA21 BA06 BB04 5C077 MP08 PP02 PP20 PP27 PP28 PQ08 RR02 RR07 RR19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された多値画像データを解像度変換
    する画像処理装置であって、 前記多値画像データを2値化して2値画像データを生成
    する2値化手段と、 前記2値画像データのエッジ部を平滑化すると共に、全
    体を高解像度化して高解像度2値画像データを生成する
    平滑高解像度化手段と、 前記多値画像データを高解像度化すると共に、前記高解
    像度2値画像データにおいて前記2値画像データから画
    素値が変更された変更画素については、前記多値画像デ
    ータから該変更画素と相対的に近い位置にある隣接画素
    を何れか1つ選択し、該選択した隣接画素の値に変換す
    る変換手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記変換手段は、前記変更画素について
    は、前記高解像度2値画像データの画素配列に基づい
    て、該変更画素と相対的に近い位置にある前記隣接画素
    から何れか1つを選択する、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記2値化手段は、絵柄部、文字部、及
    び線画部を少なくとも含む複数の属性のうち、何れか1
    つまたは複数の属性の部分を抽出した抽出属性部分と、
    その他の部分とに前記多値画像データを2値化する、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記2値化手段は、前記多値画像データ
    と共に入力され、該多値画像データ中の少なくとも絵柄
    部、文字部、及び線画部を識別するための画像属性情報
    に基づいて前記2値化を行う、 ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 抽出する属性を指定する属性指定手段を
    更に有し、 前記2値化手段は、前記属性指定手段の指定結果に基づ
    いて、選択的に抽出する属性を切替える、 ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の画像処
    理装置。
  6. 【請求項6】 前記2値化手段は、前記属性を細分化す
    るサブ属性毎に異なる属性として抽出可能である、 ことを特徴とする請求項3乃至請求項5の何れか1項に
    記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記変換手段は、前記2値化手段によっ
    て複数の属性が組合せて抽出された場合に、抽出された
    属性毎に平滑化を行う、 ことを特徴とする請求項3乃至請求項6の何れか1項に
    記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 入力された多値画像データを解像度変換
    する画像処理方法であって、 前記多値画像データを2値化して2値画像データを生成
    し、 前記2値画像データのエッジ部を平滑化すると共に、全
    体を高解像度化して高解像度2値画像データを生成し、 前記多値画像データを高解像度化すると共に、前記高解
    像度2値画像データにおいて前記2値画像データから画
    素値が変更された変更画素については、前記多値画像デ
    ータから該変更画素と相対的に近い位置にある隣接画素
    を何れか1つ選択し、該選択した隣接画素の値に変換す
    る、 ことを特徴とする画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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