JP2010192952A - 画像形成装置、画像形成方法、コンピュータプログラム、及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラインスクリーン方式により階調変換処理を行なう画像形成装置において、装置負荷を少なくし、ジャギー発生を抑制できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、ラインスクリーン方式を用いて画像データの階調調整処理を行なう画像形成装置であり、画像データに一定の長さ以上の直線境界部が含まれているかを判定する直線境界判定機能(S706)と、直線境界判定機能により、一定の長さ以上の直線境界部が含まれていると判定されたことに応答して、直線境界部と予め定める方向とがなす角度を算出する角度算出機能(S708)と、直線境界部におけるジャギー発生を低減するように、角度算出機能により算出された直線境界部の角度に応じて、予め設定されたラインスクリーンの角度を変更するスクリーン角度変更機能(S712、S716)とを持つ。
【選択図】 図7

Description

本発明は、入力画像データに対して階調変換処理を行なう画像形成装置に関し、特に、ラインスクリーン方式により階調変換処理を行なう画像形成装置に関する。
画像形成装置では、入力された高階調の画像データに対して、疑似多階調変換処理を行ない画像形成装置に合うように階調数を変換し印刷を行なっている。階調は、記録紙に乗る色材の面積を変えることで疑似的に再現しており、その変換方式としてはドットスクリーン方式及びラインスクリーン(万線型)方式などがある。このうち、ラインスクリーン方式は、階調安定性、モアレ発生の低減、及び設計自由度の高さの点で良いとされている。しかし、ラインスクリーン方式では、スクリーン方向と近い角度のエッジ(境界)部において、がさつき、ぎざつき(以下これを「ジャギー」と呼ぶ。)が発生し、出力品質が低下するという問題が有る。
図4は、ジャギーの発生について表す図である。図4では、単一色で構成され水平方向に下辺を持つ長方形を、ラインスクリーン方式で疑似多階調変換処理を行なった時の下辺エッジ部の状態を表している。図4を参照して、水平方向に対してなすスクリーン方向の角度をスクリーン角θ(度)とし、図4の1A、2A、3Aはそれぞれ、θ=90度のときの高濃度、中濃度、低濃度の四角形の下辺のエッジ部の状態を表す。以下同様に、図4の1B、2B、3Bはそれぞれ、θ=10度のときの高濃度、中濃度、低濃度の四角形の下辺のエッジ部を、図4の1C、2C、3Cはそれぞれ、θ=0度のときの高濃度、中濃度、低濃度の四角形の下辺のエッジ部の状態を表す。
図4を参照して、1C、2C、及び3Cでは、エッジ部分は滑らかでありジャギーは気にならない。1A、2A、及び3Aもやや滑らかであるためジャギーは気にならない。しかし、スクリーン方向と近いエッジを持つ1B、2B、及び3Bでは、ジャギーが長周期で発生するため、出力画質が大幅に低下している。
特許文献1では、グラフィックデータの輪郭領域を抽出し、グラフィックデータの輪郭領域以外の部分には所定のスクリーン角を用いたラインスクリーン方式で、輪郭領域部分には所定のスクリーン角を用いたラインスクリーン方式とは異なる方式で疑似多階調変換処理を行ない、輪郭領域部分のジャギーの発生を防ぐ技術が開示されている。
特開2004−40499号
水平方向又は垂直方向のエッジの出現度が高い文字及び図形においては、図4のようなジャギーが発生やすく、ラインスクリーン方式における疑似多階調変換処理は不向きとされている。このことは、文字及び図形が混在した画像データの高品質な印刷出力が求められる現状においては、課題の一つになっている。また、画像形成装置においては装置自体の簡略化、及び処理時間の短縮化も期待されており、大きな課題の一つとなっている。
特許文献1の技術では、グラフィックデータを対象としており、文字データについては考慮していないため課題を解決できない。また、1つのグラフィックデータに対して複数の方式による多階調変換処理がされるため、変換処理のためのメモリ量の増大、及び処理に対する時間がかかるという点で課題を解決することができない。
また、画像形成装置はネットワークに接続され、同一ネットワークに接続される情報処理端末装置のプリンタとして使われる機会も増えている。画像形成装置に備わる演算処理装置は一般的に、情報処理装置に備わる演算処理装置と比べ性能が劣るものが多い。画像形成装置をプリンタとして用いる場合に、画像形成装置側で印刷データを受信し、受信データの階調変換処理を行なう事は、装置負荷が高く効率的でないという問題がある。
そのため、本発明の目的は、ラインスクリーン方式により階調変換処理を行なう画像形成装置において、装置負荷をできるだけ少なくして、ジャギー発生を抑制することができる画像形成装置を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、画像形成装置の装置負荷を少なくするために、情報処理端末において実行され、ラインスクリーン方式により階調変換処理を行ない、ジャギー発生を抑制した印刷データを作成することができるコンピュータプログラムを提供することである。
本発明の第1の局面にかかる画像形成装置は、ラインスクリーン方式を用いて画像データの階調調整処理を行なう画像形成装置であり、画像データに一定の長さ以上の直線境界部が含まれているかを判定するための直線境界判定手段と、直線境界判定手段により、一定の長さ以上の直線境界部が含まれていると判定されたことに応答して、直線境界部と予め定める方向とがなす角度を算出するための角度算出手段と、直線境界部におけるジャギー発生を低減するように、角度算出手段により算出された直線境界部の角度に応じて、ラインスクリーン方式で予め設定されたラインスクリーンの角度を変更するためのスクリーン角度変更手段とを含む。
直線境界判定手段は、画像データに一定の長さ以上の直線境界部が含まれているかを判定する。角度算出手段は、直線境界判定手段により一定の長さ以上の直線境界部が含まれていると判定されたことに応答して、直線境界部と予め定める方向とがなす角度を算出する。スクリーン角度変更手段は、直線境界部におけるジャギー発生を低減するように、角度算出手段により算出された直線境界部の角度に応じて、ラインスクリーン方式で予め設定されたラインスクリーンの角度を変更する。
この画像形成装置は、画像データ中に、ジャギーの発生が目立ちやすい一定の長さを持つ直線境界部を含んでいるかを判定する。含んでいる場合は直線境界部と予め定める方向との角度を算出し、ジャギーの発生を低減するようにスクリーン角度を変更する。このように、ジャギー発生が目立ちやすい直線境界部に対してスクリーン角度を変更することにより、より簡単にジャギーの発生を低減することができる。その結果、ラインスクリーン方式により階調変換処理を行なう画像形成装置において、装置負荷をできるだけ少なくして、ジャギー発生を抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
好ましくは、画像形成装置は、画像データの色構成を調べるための色構成判定手段と、色構成判定手段により画像データの色が複数の色の混合色であると判定されたことに応答して、画像データの混合色の中で構成比率が最も少なく、かつゼロではないものを選択するための低濃度色選択手段とをさらに含む。スクリーン角度変更手段は、ラインスクリーン方式で複数の色毎に予め設定されたラインスクリーンの角度において、低濃度色選択手段により選択された色に該当するラインスクリーンの角度を直線境界部におけるジャギー発生を低減するように変更するためのカラースクリーン角度変更手段を含む。
色構成判定手段は、画像データの色構成を調べる。低濃度色選択手段は、色構成判定手段により画像データの色が複数の色の混合色であると判定されたことに応答して、画像データの混合色の中で構成比率が最も少なく、かつゼロではないものを選択する。カラースクリーン角度変更手段は、ラインスクリーン方式で複数の色毎に予め設定されたラインスクリーンの角度において、低濃度色選択手段により選択された色に該当するラインスクリーンの角度を直線境界部におけるジャギー発生を低減するように変更する。
画像データの色を複数の色の組合せで表現する場合、ラインスクリーン方式による階調調整処理では、複数の色の中で一番構成比率の低い色のジャギーが視覚的に一番目立つ。そのため、低濃度色選択手段により構成比率が最も少なく、かつゼロではない色を選択し、その色に該当するラインスクリーンの角度を変更する。複数の色の組合せで構成される色においても、一色のラインスクリーンの角度変更でジャギー発生の影響を低減することができるので、カラーの図形データにおける階調処理においても、装置負荷を上げることなく階調変換処理を行なうことができる。
好ましくは、画像形成装置は、色構成判定手段により、画像データの色が複数の色のいずれかの単一色であると判定されたことに応答して、角度算出手段により算出された直線境界部の角度に応じて、該当する色のラインスクリーン角度を設定するためのスクリーン角度設定手段をさらに含む。
画像データが複数の色のいずれかの単一色で構成される場合は、直線境界部の角度に応じて該当する色のラインスクリーンの角度を設定する。直線境界部の角度に応じてスクリーン角度を設定するだけなので、大きな装置負荷になることなく、色境界部のジャギーを低減することができる。
好ましくは、予め定める方向は、画像データにより表される画像の図形外周の一辺の方向である。
予め定める方向を画像データにより表される画像の図形外周の一辺の方向とすることで、画像データにより表される画像の一定以上の長さの直線境界部とその他の一辺とがなす角度を算出することができる。画像データにより表される画像が持つ2辺がなす角度を算出しラインスクリーンの角度を変更することで、その画像に対して、より適した階調変換処理を行なうことができる。
好ましくは、直線境界判定手段は、画像データを複数個のオブジェクトに分離するための分離手段と、分離手段により分離されたオブジェクト毎に、当該オブジェクトに一定の長さ以上の直線境界部が含まれているか否かを判定するためのオブジェクト直線境界判定手段とを含む。角度算出手段は、分離手段により分離されたオブジェクト毎に、オブジェクト直線境界判定手段により当該オブジェクトに一定の長さ以上の直線境界部が含まれていると判定されたことに応答して、オブジェクトの直線境界部と予め定める方向とがなす角度を算出するためのオブジェクト角度算出手段を含む。スクリーン角度変更手段は、分離手段により分離されたオブジェクト毎に、当該オブジェクトの直線境界部におけるジャギー発生を低減するように、オブジェクト角度算出手段により算出された角度に応じて、ラインスクリーンの角度を変更するための手段を含む。
分離手段は画像データを複数個のオブジェクトに分離する。オブジェクト直線境界判定手段は、分離手段により分離されたオブジェクト毎に、当該オブジェクトに一定の長さ以上の直線境界部が含まれているか否かを判定する。オブジェクト角度算出手段は、分離手段により分離されたオブジェクト毎に、オブジェクト直線境界判定手段により当該オブジェクトに一定の長さ以上の直線境界部が含まれていると判定されたことに応答して、オブジェクトの直線境界部と予め定める方向とがなす角度を算出する。角度を変更するための手段は、分離手段により分離されたオブジェクト毎に、当該オブジェクトの直線境界部におけるジャギー発生を低減するように、オブジェクト角度算出手段により算出された角度に応じて、ラインスクリーンの角度を変更する。
1つの画像データを複数個のオブジェクトに分離し、オブジェクト毎に適した処理を行なうことで、画像データに対してより精度の高い階調調整処理を行なうことができる。
好ましくは、スクリーン角度変更手段は、ラインスクリーンと直線境界部とがなす角度が0度又は90度のいずれかになるように、ラインスクリーンの角度を変更するためのスクリーン最適化手段を含む。
直線境界部において、ラインスクリーン方向と直線境界部とがなす角の値が異なり、かつその大きさが小さいほど、ジャギー発生における視覚的影響が大きい。そのため、最適なスクリーン角度として、なす角度が0度(すなわち直線境界部と一致する方向)、又は一番なす角度が大きい90度のいずれかになるようラインスクリーンの角度を変更することで、ジャギーの発生による影響をより少なくすることができる。
さらに好ましくは、スクリーン最適化手段は、直線境界判定手段により、一定の長さ以上の直線境界部が画像データに含まれていると判定されたことに応答して、予め設定されたラインスクリーンの角度と直線境界部とがなす角度と、0度及び90度との差を算出するための角度差算出手段と、0度及び90度のうち、角度差算出手段により算出された差が小さいほうの角度となるように、ラインスクリーンの角度を変更するための手段とを含む。
角度差算出手段は、直線境界判定手段により、一定の長さ以上の直線境界部が画像データに含まれていると判定されたことに応答して、予め設定されたラインスクリーンの角度と直線境界部とがなす角度と、0度及び90度との差を算出する。角度を変更するための手段は、0度及び90度のうち、角度差算出手段により算出された差が小さいほうの角度となるように、ラインスクリーンの角度を変更する。
ラインスクリーンの角度と直線境界部とがなす角度と、0度及び90度との差が小さい方の角度を選択することで、画像形成装置における、ラインスクリーン角度の変更処理にかかる演算及び装置負荷を軽減することができる。
本発明の第2の局面にかかる画像形成方法は、ラインスクリーン方式を用いて画像データの階調調整処理を行なう画像形成装置において、画像データに一定の長さ以上の直線境界部が含まれているかを判定するための直線境界判定手段と、直線境界判定手段により、一定の長さ以上の直線境界部が含まれていると判定されたことに応答して、直線境界部と予め定める方向とがなす角度を算出するための角度算出手段と、直線境界部におけるジャギー発生を低減するように、角度算出手段により算出された直線境界部の角度に応じて、ラインスクリーン方式で予め設定されたラインスクリーンの角度を変更するためのスクリーン角度変更手段とを含む、画像形成装置における画像形成方法であって、直線境界判定手段が、画像データに一定の長さ以上の直線境界部が含まれているかを判定するステップと、判定するステップにより、一定の長さ以上の直線境界部が含まれていると判定されたことに応答して、角度算出手段が直線境界部と予め定める方向とがなす角度を算出するステップと、直線境界部におけるジャギー発生を低減するように、スクリーン角度変更手段が角度を算出するステップにより算出された直線境界部の角度に応じて、ラインスクリーン方式で予め設定されたラインスクリーンの角度を変更するためのステップとを含む。
本発明の第3の局面にかかるコンピュータプログラムは、ラインスクリーン方式を用いて画像データの階調調整処理を行なうコンピュータにおいて、当該コンピュータを、画像データに一定の長さ以上の直線境界部が含まれているかを判定するための直線境界判定手段と、直線境界判定手段により、一定の長さ以上の直線境界部が含まれていると判定されたことに応答して、直線境界部と予め定める方向とがなす角度を算出するための角度算出手段と、直線境界部におけるジャギー発生を低減するように、角度算出手段により算出された直線境界部の角度に応じて、ラインスクリーン方式で予め設定されたラインスクリーンの角度を変更するためのスクリーン角度変更手段として機能させる。
本発明の第4の局面にかかる記録媒体は、上に述べたコンピュータプログラムを記録した、コンピュータ読取可能な記録媒体である。
この画像形成装置は、画像データ中にジャギーの発生が目立ちやすい一定以上の長さを持つ直線境界部を含んでいるかを判定し、含んでいる場合には直線境界部と予め定める方向とがなす角度を算出して、ジャギーの発生を低減するようにラインスクリーンの角度を変更する。このように、ジャギー発生が目立ちやすい直線境界部に対してスクリーン角度を変更することにより、図形全体のジャギーの発生を低減することができる。また、スクリーン角度を変更するという処理のみを行なうため、画像形成装置自体への装置負荷を少なくすることができる。その結果、ラインスクリーン方式により階調変換処理を行なう画像形成装置において、装置負荷をできるだけ少なくして、ジャギー発生を抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像処理システム20の構成を示す図である。 本実施の形態に係るデジタル複合機30の構成を示すブロック図である。 デジタル複合機30における画像階調調整部58の概略構成を示すブロック図である。 ジャギーの発生について表す図である。 本実施の形態における、C、M、Y、Kの具体的なスクリーン角度を表す図である。 デジタル複合機30で用いられる文字データに関して階調調整処理を行なう前の文字の状態を表す図である。 第1の実施の形態において制御部50で実行され、ジャギー発生を防ぐために実行されるプログラムの制御構造をフローチャート形式で表す図である。 単色構成の標準体文字及びイタリック体文字におけるスクリーン角度とジャギーの発生について表す図である。 単色構成の標準体文字及びイタリック体文字におけるスクリーン角度とジャギーの発生について表す図である。 複数の色によって構成される、標準体文字及びイタリック体文字におけるスクリーン角度とジャギーの発生について表す図である。 第2の実施の形態に係る情報処理端末32の構成を示すブロック図である。 プリンタドライバ140の概略構成を示すブロック図である。 情報処理端末32の制御部120で実行され、画像データを生成しデジタル複合機210に送信するまでのプログラムの制御構造をフローチャート形式で表す図である。 デジタル複合機210の制御部50で実行され、情報処理端末32からの印刷データを受信し、印刷実行するまでのプログラムの制御構造をフローチャート形式で表す図である。
ラインスクリーン方式による階調変換処理において、カラーオブジェクトの色の階調は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色にそれぞれ異なるスクリーン角を設定し、それぞれの色に対応するラインスクリーンを用いて表す。この時、お互いのスクリーン角度によって生じる「色モアレ」と呼ばれる干渉縞の発生を抑えるために、予めお互いのスクリーン角度の角度差を大きく設定する。
本発明では図5を参照して、C、M、Y、Kの具体的なスクリーン角度として次のように設定する。水平方向のX軸に対して生じる角度をスクリーン角とし、色モアレが見えにくいY色を0度、視覚的効果を必要とするK色を45度、MとCはそのK色からそれぞれ両側に30度振ることにして、Y=0度、C=15度、K=45度、M=75度として設定する。
また、図4を参照し、1B、2B、3Bを比較し、同一スクリーン角におけるジャギーの視覚的影響は高濃度よりも低濃度の方が大きいといえる。これは高濃度である場合、ライン自体が太く、ライン間の空白が視覚的にあまり影響を与えないという点からである。
以下、本発明の具体的な実施の形態について説明する。以下の説明及び図面においては、同一部品には同じ参照符号および名称を付してある。それらの機能も同様である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[第1の実施の形態]
―構造―
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像処理システム20の構成を示す図である。図1を参照して、画像処理システム20は、デジタル複合機30を含む。デジタル複合機30は、コピーモード、プリンタモード、及びファクシミリ送信等のイメージ送信モードで動作可能なデジタル複合機である。デジタル複合機30はローカルネットワーク40、及び電話回線網44に接続されている。ローカルネットワーク40には情報処理端末32が接続される。電話回線網44には外部のファクシミリ装置38が接続されている。ローカルネットワーク40にはさらに、ゲートウェイ(図示せず)及びインターネット42を介して外部コンピュータ34、及びインターネットファクシミリ装置36(以下ファクシミリ装置36という)等が接続されている。
デジタル複合機30は、コピーモード、プリンタモード及び、電話回線網44を用いたファクシミリ送信と、インターネットを介して画像データを送信するインターネットファクシミリ送信との双方を実行可能なイメージ送信モードのいずれでも動作可能である。以下、デジタル複合機30におけるコピーモードについて説明する。
図2は、本実施の形態に係るデジタル複合機30の構成を示すブロック図である。図2を参照して、デジタル複合機30は、CPU(Central Processing Unit)で構成され、所定のプログラムを実行することによりデジタル複合機30の全体の制御を行なう制御部50と、制御部50に接続されたバス74と、いずれもバス74に接続された、原稿画像を読取るための画像読取部52と、画像読取部52で読取った原稿を画像データとして記憶するための画像蓄積部64と、画像読取部52で読取った原稿画像に対して階調変換処理を行なうための画像階調調整部58と、画像階調調整部58で階調変換処理がされた画像データを記憶するための調整画像記憶部76と、プリントアウト用のデータとして受信した印刷データを記憶するための印刷データ記憶部78と、画像蓄積部64に記憶された画像データ、調整画像記憶部76に記憶された画像データ、印刷データ記憶部78に記憶された印刷データ、及び各種データを記録紙に出力するための画像形成部54と、画像読取部52で読取った画像データから送信ファクシミリ用画像データを作成するための画像処理部62と、読取った画像データを符号化し、受信した符号化データを元の画像データに復号化するための符号化復号化部66と、操作者からの入力操作を受付けるための操作部60と、操作部60から入力を受けた各種設定情報を記憶するための設定情報記憶部56とを含む。
デジタル複合機30はさらに、LAN(Local Area Network)への接続を提供するためのLANインターフェイス72と、電話回線網と接続され回線の制御を行なうための網制御部68と、電話回線網と接続しファクシミリ通信を行なうためのファクシミリモデム70とを含む。
画像読取部52は、例えば、電荷結合素子(Charge−Coupled Device、以下「CCD」と呼ぶ。)を備えたスキャナ部より構成され、原稿画像が記録された紙からの反射光像を、CCDにてR(Red)、G(Green)、B(Blue)の3色で構成されるRGBのアナログ信号として読取る。画像読取部52はいわゆる高階調のスキャナであり、高階調のRGBのアナログ画像データが取込まれる。
調整画像記憶部76には、RGBアナログの入力信号が画像階調調整部58で階調調整処理がされ、CMYKのデジタル信号に変換された画像データが記憶される。
図3は、デジタル複合機30における画像階調調整部58の概略構成を示すブロック図である。また図3は、画像階調調整部58の各部における処理によって画像データの変換についても表している。
図3を参照して、画像階調調整部58は、画像読取部52により取込まれた画像データのRGBアナログ信号を、RGBデジタル信号に変換するためのA/D(アナログ/デジタル)変換部82と、A/D変換部82より送られてきたRGBのデジタル信号に対して、画像読取部52の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除くためのシェーディング補正部84と、シェーディング補正部84で各種の歪みが取り除かれたRGB信号(RGBの反射率信号)を、カラーバランスを整えると同時に、濃度信号などデジタル複合機30で扱い易い信号に変換するための入力階調補正部86と、RGB信号より、入力画像中の各画素を例えば、文字エッジ領域、網点領域、写真領域(連続階調領域)などの複数の領域に分離するための領域分離処理部88とを含む。
領域分離処理部88は、上記に示す分離結果に基づき、画素がどの領域に属しているかを示す領域識別信号を、後述する色補正部90、黒生成下色除去部92、空間フィルタ処理部94、及び階調再現処理部98へと出力する。そして、入力階調補正部86より出力された入力信号をそのまま後段の色補正部90に出力する。
画像階調調整部58はさらに、色を忠実に再現するために、不要吸収成分を含むCMY色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理を行うための色補正部90を含む。色補正部90による処理が行なわれると、画像データはRGBデータから、CMYデータに変換される。
色補正部90での処理方法としては、入力RGB信号と出力CMY信号の対応関係をLUT(Look Up Table)としてもつ方法、及び後掲の式1のような変換行列を用いるカラーマスキング法などがある。例えばカラーマスキング法を用いる場合には、あるCMYを画像出力装置に与えた場合に出力される色のL値(CIE1976L信号(CIE:Commission International de l’Eclairage:国際照明委員会。L:明度、a、b:色度))と同じLをもつカラーパッチを画像読取部52が読み込んだときのRGBデータと、画像出力装置に与えたCMYデータの組を多数用意し、それらの組み合わせから式1のa11からa33までの変換行列の係数を算出する。そしてこれらの係数を用いて色補正処理を行なう。より精度を高めたい場合は、二次以上の高次の項を加える。
Figure 2010192952
画像階調調整部58はさらに、色補正後のCMYの3色信号から黒(K)信号を生成し、元のCMY信号が重なる部分を差し引いて新たなCMY信号を生成する処理を行い、CMYの3色信号をCMYKの4色信号に変換するための黒生成下色除去部92と、黒生成下色除去部92により入力されるCMYK信号の画像データに対して、領域識別信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正することによって出力画像のぼやけ及び粒状性劣化を防ぐように処理するための空間フィルタ処理部94と、濃度信号などの信号を画像形成部54の特性値である網点面積率に変換する出力階調補正処理を行うための出力階調補正部96と、空間フィルタ処理部94と同様に、CMYK信号の画像データに対して、領域識別信号を基に所定の処理を施し、最終的に画像に擬似的階調再現処理を施すための階調再現処理部98とを含む。
領域分離処理部88にて「文字エッジ領域」として分離された領域は、特に黒文字または色文字の再現性を高めるために、空間フィルタ処理部94による空間フィルタ処理における鮮鋭強調処理で高周波成分を強調する。同時に、階調再現処理部98においては、高周波成分の再現に適した高解像度のスクリーンでの二値化または多値化処理が選択される。
領域分離処理部88にて網点領域として分離された領域に関しては、空間フィルタ処理部94において、入力網点成分を除去するためのローパス・フィルタ処理が施され、階調再現処理部98で階調性を重視したスクリーンで二値化または多値化処理される。領域分離処理部88にて写真領域として分離された領域に関しては、階調再現処理部98で階調再現性を重視したスクリーンでの二値化または多値化処理が行われる。
画像階調調整部58で処理された画像データは、調整画像記憶部76にCMYKの画像データとして記憶される。また、画像読取部52、画像階調調整部58、及び調整画像記憶部76の動作に関しては、制御部50によって制御される。
本発明においては、階調再現処理部98における多値ディザ処理に用いるディザスクリーンに特徴がある。本発明の多値ディザ処理についての詳細は後述する。なお、画像データは、CMYKの各色の濃度値から構成されるが、多値ディザ処理は、色成分の画像データにかかわらず同様の処理を行うので、以下の説明では、1つの色成分の濃度値(画像データ)に対する処理だけを説明し、他の色に対する処理については説明を繰返さない。
図6は、デジタル複合機30で用いられる文字データに関して階調調整処理を行なう前の文字の状態を表す図である。図6(a)はM色における標準体の文字を表す図であり、図6(b)は、M色におけるイタリック体の文字を表す図である。図6を参照して、本実施の形態における、文字データの一番長いエッジ部(以下「主要エッジ部」と呼ぶ。)は、標準体文字の場合水平方向に対して90度をなしており、イタリック体文字の場合、垂直方向から10度右に傾いているものとする。
図6に示す文字はM色で表されるため、図5を参照して、ラインスクリーンにおけるスクリーン角θは予め75度に設定されている。そのため、標準体文字及びイタリック体文字の主要エッジ部(図6の楕円で囲んだ部分)にはジャギーが発生し、エッジ部が曲がって見えたり、文字の太さが不均一に見えたりするなど、視覚的品質が低下している。
図7は、第1の実施の形態においてデジタル複合機30の制御部50で実行され、ジャギー発生を防ぐために実行されるプログラムの制御構造をフローチャート形式で表す図である。このプログラムは、利用者により画像取込指示を受けた時に実行される。
図7を参照して、このプログラムは、利用者から画像データ取込指示を受信するステップS702と、ステップS702に続いて実行され、画像データを取込み、取込んだ画像データを複数のオブジェクトに分離させるステップS704と、ステップS704に続いて実行され、ステップS704で分離させたオブジェクトの一つを選択し、そのオブジェクトが一定長以上の直線境界部を持つか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS706と、ステップS706で一定長以上の直線境界部を持つ(YES)と判定された場合に実行され、主要エッジの角度を算出するステップS708と、ステップS708に続いて実行され、選択されたオブジェクトはC、M、Y、Kいずれかの単色で構成されているか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS710と、ステップS710で、選択されたオブジェクトはC、M、Y、Kいずれかの単色で構成されている(YES)と判定された場合に実行され、選択されたオブジェクトに対してスクリーン角度の最適化を行ない、階調変換処理を行なうステップS712と、ステップS710で、C、M、Y、Kいずれかの単色で構成されていない(NO)と判定された場合に実行され、オブジェクトの色を構成するC、M、Y、Kの中で、一番濃度の低い色を選択するステップS714と、ステップS714に続いて実行され、ステップS714で選択された色に対してスクリーン角度の最適化を行ない、階調変換処理を行なうステップS716と、ステップS706でオブジェクトに一定長の直線境界部がない(NO)と判定された場合に実行され、オブジェクトに対して既定のスクリーン角度で階調変換処理を行なうステップS718と、ステップS712、ステップS716、及びステップS718のいずれかが実行された時に続いて実行され、画像データ内のすべてのオブジェクトについて処理したか否かを判定し、制御の流れを分岐させるステップS720と、ステップS720ですべてのオブジェクトについて処理した(YES)と判定された場合に実行され、階調変換処理がなされた画像データを用いて印刷処理を実行するステップS722とを含む。ステップS720ですべてのオブジェクトについて処理していない(NO)と判定された場合、制御はステップS706に戻り次のオブジェクトを選択し、判定を行なう。ステップS722実行後、このプログラムは終了する。
ステップS718では、オブジェクトは図5に示すC、M、Y、Kのスクリーン角度にしたがって生成されるラインスクリーンを用いて階調変換処理を行なう。
ステップS712におけるスクリーン角度の最適化については、図8、図9を用いて、ステップS716におけるスクリーン角度の最適化については図10を用いて説明する。
図8は、単色構成の標準体文字及びイタリック体文字におけるスクリーン角度とジャギーの発生について表す図である。図8(a)は、標準体文字における、スクリーン角度=90度のときの文字を表す図である。図8(b1)は、イタリック体文字におけるスクリーン角度=90度の時の文字を表す図である。図8(b2)は、イタリック体文字におけるスクリーン角度=80度の時の文字を表す図である。
図8(a)を参照して、オブジェクトの主要エッジの角度とスクリーン角度とが一致しているため、主要エッジ部にジャギーが発生していない。図8(b1)を参照して、前述したとおりイタリック体文字は主要エッジ部が垂直より10度右回転方向に傾いているため、スクリーン角度と角度差が生じ、楕円部で囲まれている主要エッジ部にジャギーが発生している。図8(b1)の状態におけるジャギー低減のための最適化処理として、スクリーン角度を主要エッジの角度と一致するように変更する。(図8(b1)の例の場合はスクリーン角度を80度に変更する。)そうすると、図8(b2)のように主要エッジ部分のジャギーを完全になくすことができる。ただし、ラインスクリーンの角度と、その他の直線部との傾きが微妙に異なる場合には、かえってジャギーが増えるようになる部分もある。しかし、一番長いエッジ部である主要エッジ部のジャギーが低減できることで、視覚的にはジャギーが低減したと見ることができる。
図9は、単色構成の標準体文字及びイタリック体文字におけるスクリーン角度とジャギーの発生について表す図である。図9(a)は、標準体文字における、スクリーン角度=0度のときの文字を表す図である。図9(b1)は、イタリック体文字におけるスクリーン角度=0度の時の文字を表す図である。図9(b2)は、イタリック体文字におけるスクリーン角度=−10度の時の文字を表す図である。
図9(a)を参照して、オブジェクトの主要エッジの角度(90度)とスクリーン角度(0度)とが直交の関係であるため、主要エッジ部におけるジャギーの発生は目立たない。図9(b1)を参照して、前述したとおりイタリック体文字は主要エッジ部が垂直より10度右回転方向に傾いている(すなわち80度の角度を成している)ため、スクリーン角度と角度差が80度と大きいが、主要エッジ部にジャギーが少し目立ち、視覚品質を損なっている。ジャギー低減のための最適化処理として、スクリーン角度を主要エッジの角度と直交するように変更する。(図9(b1)の例の場合は、スクリーン角度を−10度に変更する。)そうすると、図9(b2)のように主要エッジ部のジャギーを軽減することができる。ただし、ジャギーが増える部分もある。しかし、一番長いエッジ部である主要エッジ部のジャギーが低減できることで、視覚的にはジャギーが低減したと見ることができる。
図8、図9で示した通り、主要エッジの角度とスクリーン角度とが一致、又は直交することで、ジャギーの発生を低減することができる。図8、図9の例ではそれぞれスクリーン角度を90度、及び0度として説明したが、実際のスクリーン角度は図5に示すように、C、M、Y、K、各色によってそれぞれ異なっている。また、標準体文字かイタリック体文字かによってスクリーン角度変更に関係する主要エッジの角度が異なる。
図7のステップS712における、単一色のオブジェクトに対するスクリーン角度の最適化は、画像形成装置の装置負荷軽減の点から、主要エッジの角度とスクリーン角度との関係を考慮し、スクリーン角度が主要エッジの角度に対して、一致又は直交状態になるまでのスクリーン角度の変更量が少ない方を選択し、その角度になるようスクリーン角度を変更することである。
図10は、複数の色によって構成される、標準体文字及びイタリック体文字におけるスクリーン角度とジャギーの発生について表す図である。図10で表されるオブジェクト例では、C=80%、M=20%で構成された色文字を示している。
図4を参照し、先述したとおりラインスクリーン方式においては、低濃度になるとエッジに沿って塗りつぶされる面積が少なくなるためジャギーが目立ちやすくなる。そこで本発明では、複数色で構成されるカラーのオブジェクトに対しては存在している色成分のうち、低濃度成分を優先してスクリーン角度の最適化を行なう。
図10を参照して、図10(a1)は、標準体文字の色文字で、低濃度成分であるM色のスクリーン角度が75度で、C色のスクリーン角度が0度である状態を表す図、図10(a2)は、イタリック体文字の色文字で、低濃度成分であるM色のスクリーン角度が75度で、C色のスクリーン角度が0度である状態を表す図、図10(b1)は、標準体文字の色文字で、低濃度成分であるM色のスクリーン角度が0度でC色のスクリーン角度を75度に変更した状態の図、図10(b2)は、イタリック体文字の色文字で、低濃度成分であるM色のスクリーン角度が0度で、C色のスクリーン角度を75度に変更した状態を表す図である。
図10(a1)では、M色のスクリーン角度が75度に設定されているため、標準体文字の垂直方向のエッジ部にてジャギーが見られる。これに対し、C色は濃度が高いためジャギーが比較的目立ちにくい。図10(a2)に示すイタリック体文字でも同様である。
そこで、低濃度であるM色のスクリーン角度を既定の75度から、主要エッジ部と比較的大きな角度を形成する0度(水平方向)にスクリーン角度を変更する。また、文字データが複数の色によって構成されることから色モアレの発生を防ぐために、高濃度であるC色のスクリーン角度を0度からスクリーン角度を変更したM色の最初の角度75度に入替える。そのように2色のスクリーン角度を変更したものを図10(b1)に示す。図10(b1)を参照して、C色成分は濃度が高いため、スクリーン角度を最適化しなくてもジャギーが目立ちにくい。M色成分はスクリーン角度の変更によりジャギーが目立ちにくくなった。図10(b2)に示す、イタリック体文字においても同様である。このように、複数の色成分で構成されるカラーオブジェクトの場合は一番濃度の低い色成分のスクリーン角度を水平方向にすることで、ジャギーの低減化を図ることができる。
図7のステップS716における、混成色のオブジェクトに対するスクリーン角度の最適化は、ステップS714で選択されたオブジェクトの構成色の中で最も低濃度の色のスクリーン角度を0度にする。また、オブジェクトの構成色の中でスクリーン角度が0度の色が既にあった場合は、その色のスクリーン角度を最も低濃度の色の変更前のスクリーン角度に変更する。
―動作―
第1の実施の形態にかかるデジタル複合機30は、以下のように動作をする。
デジタル複合機30は、コピーモードにおいて利用者からの画像データ取込指示を受けると(ステップS702)、画像読取部52において高階調で画像データを取込み、取込んだ画像データを複数のオブジェクトに分離させる(ステップS704)。その後、各オブジェクトに対して一定の長さ以上の直線境界部(エッジ部)があるか否かを判定し(ステップS706)、直線境界部がないと判定された場合は既定のスクリーン角度を用いてラインスクリーン方式による階調変換処理を行なう(ステップS718)。
一定の長さ以上の直線境界部があると判定された場合は、主要エッジの角度を算出し(ステップS708)、そのオブジェクトがC、M、Y、Kのいずれかの単色で構成されているかを判定する(ステップS710)。オブジェクトが単色で構成されていると判定された場合(ステップS710でYES)は、該当する色のスクリーン角度と主要エッジとの角度を考慮して、ジャギーが発生しにくい角度にスクリーン角度を変更して、階調変換処理を行なう。具体的には、スクリーン角度が主要エッジの角度に対し、一致又は直交状態になるまでのスクリーン角度の変更量が少ない方を選択し、その角度になるようスクリーン角度を変更して、階調変換処理を行なう(ステップS712)。
オブジェクトが複数の色の組合せで構成されていると判定された場合(ステップS710でNO)、オブジェクトの色を構成する複数の色の中で濃度が一番低い色を選択し(ステップS714)、選択された濃度の一番低い色に対して、スクリーン角度の最適化を行なって階調変換処理を行なう。具体的には、ステップS714で選択されたオブジェクトの構成色の中で最も低濃度の色のスクリーン角度を0度に変更する。オブジェクトの構成色の中でスクリーン角度が0度の色が既にあった場合は、その色のスクリーン角度を最も低濃度の色の変更前のスクリーン角度の値に変更して階調変換処理を行なう(ステップS716)。
ひとつのオブジェクトに対して何らかの階調変換処理を行なった後、すべてのオブジェクトの階調変換処理をしたか否かを判定し(ステップS720)、すべてのオブジェクトに対して階調変換処理がされたと判定された(ステップS720でYES)時は、変換処理が行なわれたデータを用いて印刷処理を実行し(ステップS722)、印刷終了後このプログラムを終了する。
以上のように、第1の実施の形態にかかるデジタル複合機30は、コピーモードで動作している時に、利用者の指示により原稿画像を取込み、取込んだ画像データを複数のオブジェクトに分離し、そのオブジェクトに一定の長さを持つ直線境界部があるかを調べる。一定の長さを持つ直線境界部が存在しない時には、C、M、Y、K、各色にあらかじめ定められたスクリーン角度を用いてラインスクリーン方式の階調変換処理を行なう。オブジェクトに一定の長さを持つ直線境界部が存在する時は、そのオブジェクトが単色で構成されているか、複数の色の掛け合わせで構成されているかを調べる。単色の場合は、直線エッジの角度に対してスクリーン角度をジャギーが発生しにくい角度に調整して階調変換処理を行なう。複数の色の掛け合わせの場合は、構成する色の中でジャギーの視覚的影響が大きい一番低濃度の色を選択し、その色及びその色に関連する色に関してスクリーン角度を調整して階調変換処理を行なう。
このように、本実施の形態にかかるデジタル複合機30では、スクリーン角度を変更させることでジャギー発生を抑制している。スクリーン角度の変更に関しても、ジャギーが目立ちやすい一定の長さ以上の直線境界部を持つものを対象とし、直線境界部が小さいものは既定のスクリーン角度を用いて階調変換処理を行なう。また、スクリーン角度の変更を行なう時もオブジェクトが単色か、複数の色で構成されるものかを判断し、ジャギーによる視覚的影響が少なく、かつスクリーン角度の変更に伴う処理ができるだけ簡単に行なえるよう制御している。スクリーン角度変更によりジャギー発生を防ぐことで他の変換処理方法を備えておく必要がなくなる。また、一定の条件を満たすオブジェクトに対してのみ角度変更処理を行なうことで装置にかかる負荷を軽減することができる。その結果、ラインスクリーン方式により階調変換処理を行なう画像形成装置において、装置負荷をできるだけ少なくして、ジャギー発生を抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、図1に示す画像処理システム20と類似の構成の画像処理システム200を構成する。画像処理システム200はデジタル複合機210を含む。デジタル複合機210に関して、ハードウェア構成は第1の実施の形態に係るデジタル複合機30と同一であるが、制御部50で実行されるプログラムが異なっている。デジタル複合機210はローカルネットワーク40に接続される。ローカルネットワーク40に接続された情報処理端末32は、プリンタドライバ部にて階調変換処理を行なって印刷データを作成し、デジタル複合機210に送信する。デジタル複合機210は、受信した印刷データを印刷可能なデータ形式に展開し、印刷処理を行なう。
―構成―
図11は、第2の実施の形態に係る情報処理端末32の構成を示すブロック図である。図11を参照して、情報処理端末32は、CPUで構成され、所定のプログラムを実行することにより情報処理端末32の全体の制御を行なう制御部120と、制御部120に接続されたバス138と、いずれもバス138に接続された、制御部120による情報処理端末32の処理結果を表示するための表示部122と、操作者からの入力操作を受付けるための操作部130と、制御部120で実行するプログラム及び実行されたプログラムの処理結果など各種情報を記憶するための記憶部132と、制御部120の一時メモリとして動作するRAM(Random Access Memory)124と、ローカルネットワーク40への接続を提供するためのLANインターフェイス134と、外部記憶媒体に記憶された情報を読取るための外部媒体読取装置126と、外部機器に接続するための通信ポート136と、通信ポート136の通信制御を行なうための通信ポートドライバ128とを含む。
記憶部132は、操作者から印刷指示を受けると、階調変換処理を行なった印刷データを作成し、デジタル複合機210に向けデータを送信するプリンタドライバ140を含む。
通信ポート136は、例えば、RS−232Cなどの通信規格を用いて、外部装置と情報をやり取りするためのポートである。
外部媒体読取装置126は、FD(Flexible Disk)、及びハードディスクなどの磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disc Read−Only Memory)、及びDVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクなどの記録媒体が読取可能である。外部媒体読取装置126で読取った情報は記憶部132に記憶される。
図12は、プリンタドライバ140の概略構成を示すブロック図である。図12を参照して、プリンタドライバ140は、RGBデータで入力される画像データをCMY色材の分光特性に基づいた色濁りを取除く処理を行なうための色補正部150と、CMYの3色の信号から黒(K)信号を生成し、元のCMY信号が重なる部分を差し引いた新たなCMY信号を生成し、CMYKの4色信号に変換するための黒生成下色除去部152と、CMYK信号に対してラインスクリーン方式による疑似的階調処理をするための階調再現処理部154と、疑似的階調処理が行なわれたCMYKの4色の信号を印刷データとしてプリンタ言語で記述するためのプリンタ言語翻訳部156とを含む。
情報処理端末32では、印刷する画像データを生成する時に、画像を文字エッジ領域、網点領域、写真領域(連続階調領域)などの複数の領域に分割し、その領域がいずれに属するかを示す領域識別信号を生成する。領域識別信号はプリンタドライバ140の黒生成下色除去部152及び階調再現処理部154に与えられ、階調再現性がより高まるようエッジ部の強調などに利用される。
図13は、情報処理端末32の制御部120で実行され、画像データを生成しデジタル複合機210に送信するまでのプログラムの制御構造をフローチャート形式で表す図である。このプログラムは、情報処理端末32において各種アプリケーションプログラムを実行中に、利用者から印刷指示を受信した時に起動する。
図13を参照して、このプログラムは、印刷する画像データを生成し、その画像データに関する領域識別信号を生成するステップS1302と、ステップS1302に続いて実行され、プリンタドライバ140に入力された画像データに対して、色補正部150、黒生成下色除去部152及び階調再現処理部154でラインスクリーン方式による階調変換処理を実行するステップS1304と、ステップS1304に続き実行され、階調変換処理されRAM124に一時保存された画像データを、プリンタドライバ140のプリンタ言語翻訳部156にて印刷データに変換するステップS1306と、ステップS1306に続いて実行され、LANインターフェイス134を経由してデジタル複合機210に印刷データを送信するステップS1308とを含む。ステップS1308実行後このプログラムは終了する。
ステップS1304での階調変換処理では、図7に示すプログラムと類似のプログラムが実行される。ただし、第2の実施の形態では、図7のプログラムにおいて、ステップS702は省略される。さらに、ステップS704で扱われる画像データはステップS1302で生成された画像データになる。また、ステップS722では処理された画像データをRAM124に一時保存する処理が実行される。ステップS718で参照される既定のスクリーン角度としては図5に示すCMYK各色のスクリーン角度がそれぞれ適用される。
図14は、デジタル複合機210の制御部50で実行され、情報処理端末32からの印刷データを受信し、印刷実行するまでのプログラムの制御構造をフローチャート形式で表す図である。このプログラムは、情報処理端末32から印刷データを受信した時に起動される。
図14を参照して、このプログラムは、情報処理端末32からローカルネットワーク40を介して送信される印刷データを受信するステップS1402と、ステップS1402に続いて実行され、受信した印刷データをデジタル複合機210で印刷可能な情報に展開処理を行なうステップS1404と、ステップS1404に続いて実行され、画像形成部54を用いて受信した印刷データを印刷するステップS1406を含む。ステップS1406実行後、このプログラムは終了する。
―動作―
第2の実施の形態に係る情報処理端末32及びデジタル複合機210は以下のように動作する。
第2の実施の形態においては、情報処理端末32とデジタル複合機210とは同一のネットワークに接続される。
情報処理端末32は、実行するアプリケーション上で利用者から印刷指示を受けると画像データを生成する(ステップS1302)。この時、画像データの生成とともに領域識別信号を生成し、画像データと領域識別信号とを用いてプリンタドライバ140でラインスクリーン方式による階調変換処理を行ない(ステップS1304)、階調変換処理を行なったデータをプリンタ言語に翻訳して印刷データを生成する(ステップS1306)。その後、印刷データをデジタル複合機210に送信し(ステップS1308)、このプログラムを終了する。
デジタル複合機210では、情報処理端末32から送信された印刷データを受信すると(ステップS1402)、プリンタ言語を印刷可能なデータ形式に展開処理を行ない(ステップS1404)、展開されたデータを用いて印刷を実行する(ステップS1406)。印刷終了後、このプログラムを終了する。
以上のように、第2の実施の形態では、情報処理端末32のプリンタドライバで第1の実施の形態と同様のラインスクリーン方式による階調変換処理が成された印刷データを作成し、デジタル複合機210に送信する。デジタル複合機210はプリンタモードで動作し、情報処理端末32から送信された印刷データの展開処理のみを行なって印刷を実行する。
情報処理端末側にプリンタドライバプログラムを設け、ジャギー発生を抑制する階調変換処理を行なった印刷データを生成、及び送信することで、画像形成装置側では通常の印刷データ処理と同じ処理でジャギー発生を抑制した印刷物を形成することができる。それにより、画像形成装置では装置負荷を上げることなく効率的に高品質な印刷物を形成することができる。このように、情報処理端末において実行され、ラインスクリーン方式により階調変換処理を行ない、ジャギー発生を抑制した印刷データを作成することができるコンピュータプログラムを提供することで、画像形成装置の装置負荷を少なくするという目的を達成することができる。
第2の実施の形態では、ジャギー発生を抑制する階調変換処理を行なうためのプリンタドライバプログラムを情報処理端末の記憶部に保存したが、この階調変換処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録させても良い。ここでいう記録媒体とは、コンピュータ本体と分離可能に構成される記録媒体であり、記録媒体としては、磁気テープなどのテープ系メディア、FD及びハードディスクなどの磁気ディスク、CD−ROM及びDVDなどの光ディスク、IC(Integrated Circuit)カードなどが挙げられる。そのほか、EPROM(Erasable Programmable Read−Only Memory)及びEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)などの半導体メモリを含めたプログラムを記憶する媒体であってもよい。
また、第2の実施の形態におけるシステム構成では、情報処理端末はインターネットを含む通信ネットワークに接続可能であることから、通信ネットワークを介してプログラムコードをダウンロードし、コンピュータに記憶する方式でもよい。なお、通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予めコンピュータ本体装置に格納しておくか、別の記憶媒体からインストールされるものとする。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含む。
30、210 デジタル複合機
32 情報処理端末
50、120 制御部
52 画像読取部
54 画像形成部
58 画像階調調整部
60 操作部
72、134 LANインターフェイス
140 プリンタドライバ

Claims (10)

  1. ラインスクリーン方式を用いて画像データの階調調整処理を行なう画像形成装置において、
    前記画像データに一定の長さ以上の直線境界部が含まれているかを判定するための直線境界判定手段と、
    前記直線境界判定手段により、前記一定の長さ以上の直線境界部が含まれていると判定されたことに応答して、前記直線境界部と予め定める方向とがなす角度を算出するための角度算出手段と、
    前記直線境界部におけるジャギー発生を低減するように、前記角度算出手段により算出された前記直線境界部の角度に応じて、前記ラインスクリーン方式で予め設定されたラインスクリーンの角度を変更するためのスクリーン角度変更手段とを含む、画像形成装置。
  2. 前記画像データの色構成を調べるための色構成判定手段と、
    前記色構成判定手段により、前記画像データの色が複数の色の混合色であると判定されたことに応答して、前記画像データの混合色の中で構成比率が最も少なく、かつゼロではないものを選択するための低濃度色選択手段とをさらに含み、
    前記スクリーン角度変更手段は、
    前記ラインスクリーン方式で前記複数の色毎に予め設定されたラインスクリーンの角度において、前記低濃度色選択手段により選択された色に該当するラインスクリーンの角度を前記直線境界部におけるジャギー発生を低減するように変更するためのカラースクリーン角度変更手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記色構成判定手段により、前記画像データの色が複数の色のいずれかの単一色であると判定されたことに応答して、前記角度算出手段により算出された前記直線境界部の角度に応じて、該当する色のラインスクリーン角度を設定するためのスクリーン角度設定手段をさらに含む、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記予め定める方向は、前記画像データにより表される画像の図形外周の一辺の方向である、請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記直線境界判定手段は、
    前記画像データを複数個のオブジェクトに分離するための分離手段と、
    前記分離手段により分離されたオブジェクト毎に、当該オブジェクトに前記一定の長さ以上の直線境界部が含まれているか否かを判定するためのオブジェクト直線境界判定手段とを含み、
    前記角度算出手段は、前記分離手段により分離されたオブジェクト毎に、前記オブジェクト直線境界判定手段により当該オブジェクトに前記一定の長さ以上の直線境界部が含まれていると判定されたことに応答して、前記オブジェクトの前記直線境界部と前記予め定める方向とがなす角度を算出するためのオブジェクト角度算出手段を含み、
    前記スクリーン角度変更手段は、前記分離手段により分離されたオブジェクト毎に、当該オブジェクトの前記直線境界部におけるジャギー発生を低減するように、前記オブジェクト角度算出手段により算出された前記角度に応じて、前記ラインスクリーンの角度を変更するための手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記スクリーン角度変更手段は、前記ラインスクリーンと前記直線境界部とがなす角度が0度又は90度になるように、前記ラインスクリーンの角度を変更するためのスクリーン最適化手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記スクリーン最適化手段は、
    前記直線境界判定手段により、一定の長さ以上の直線境界部が前記画像データに含まれていると判定されたことに応答して、前記予め設定されたラインスクリーンの角度と前記直線境界部とがなす角度と、0度及び90度との差を算出するための角度差算出手段と、
    0度及び90度のうち、前記角度差算出手段により算出された前記差が小さいほうの角度となるように、前記ラインスクリーンの角度を変更するための手段とを含む、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. ラインスクリーン方式を用いて画像データの階調調整処理を行なう画像形成装置において、
    前記画像データに一定の長さ以上の直線境界部が含まれているかを判定するための直線境界判定手段と、
    前記直線境界判定手段により、前記一定の長さ以上の直線境界部が含まれていると判定されたことに応答して、前記直線境界部と予め定める方向とがなす角度を算出するための角度算出手段と、
    前記直線境界部におけるジャギー発生を低減するように、前記角度算出手段により算出された前記直線境界部の角度に応じて、前記ラインスクリーン方式で予め設定されたラインスクリーンの角度を変更するためのスクリーン角度変更手段とを含む、画像形成装置における画像形成方法であって、
    前記直線境界判定手段が、前記画像データに一定の長さ以上の直線境界部が含まれているかを判定するステップと、
    前記判定するステップにより、前記一定の長さ以上の直線境界部が含まれていると判定されたことに応答して、前記角度算出手段が前記直線境界部と前記予め定める方向とがなす角度を算出するステップと、
    前記直線境界部におけるジャギー発生を低減するように、前記スクリーン角度変更手段が前記角度を算出するステップにより算出された前記直線境界部の角度に応じて、前記ラインスクリーン方式で予め設定されたラインスクリーンの角度を変更するステップとを含む、画像形成方法。
  9. ラインスクリーン方式を用いて画像データの階調調整処理を行なうコンピュータにおいて、当該コンピュータを、
    前記画像データに一定の長さ以上の直線境界部が含まれているかを判定するための直線境界判定手段と、
    前記直線境界判定手段により、前記一定の長さ以上の直線境界部が含まれていると判定されたことに応答して、前記直線境界部と予め定める方向とがなす角度を算出するための角度算出手段と、
    前記直線境界部におけるジャギー発生を低減するように、前記角度算出手段により算出された前記直線境界部の角度に応じて、前記ラインスクリーン方式で予め設定されたラインスクリーンの角度を変更するためのスクリーン角度変更手段として機能させる、コンピュータプログラム。
  10. 請求項9に記載のコンピュータプログラムを記録した、コンピュータ読取可能な記録媒体。

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