JP2004350240A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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努 坂上
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Abstract

【課題】画像の特徴を示す属性データの量を減らして必要なメモリ量を節約する。
【解決手段】スキャナ101でカラー画像データが読み込まれると、像域分離処理部103において文字や網点などの領域を示すフラグと、無彩色であることを示す色フラグとを含む属性データが、画素に対応付けて生成される。その属性データはフラグメモリ106にいったん格納されてから可逆データ圧縮されて記憶装置110に保存される。その際、色フラグと文字フラグとの論理積が計算されて、無彩色文字フラグが新たに生成される。この無彩色文字フラグは、文字フラグおよび色フラグに代えてフラグメモリ106を介してデータ圧縮され、記憶装置110に保存される。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば画像処理システム等に関するものであり、詳細には、カラー画像データの入力および出力を効率よく、かつ高画質で制御可能な画像処理装置及び画像処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、カラー原稿画像をデジタル的に読み取って複写画像を生成するシステムとして図10に示すようないわゆるカラー原稿複写装置が知られている。
【0003】
図10において、イメージスキャナ部1001は、原稿を読み取り、デジタル信号処理を行う部分である。また、プリンタ部1002は、イメージスキャナ1001によって読み取られた原稿画像に対応した画像を用紙にフルカラーでプリント出力する部分である。
【0004】
イメージスキャナ1001において、鏡面圧板1000によりおさえられた原稿台ガラス(以下プラテン)1003上の原稿1004は、ランプ1005で照射され、その反射光はミラー1006、1007、1008に導かれ、レンズ1009によって3ラインの個体撮像素子センサ(以下CCD)1010上に像を結び、フルカラー情報としてのレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の3つの画像信号が信号処理部1011に送られる。なお、ミラー1005、1006は速度vで、ミラー1007、1008は速度1/2vでラインセンサの電気的走査(主走査)方向に対して垂直方向に機械的に動くことによって、原稿全面を走査(副走査)する。ここで、原稿1004は、主走査および副走査ともに400dpi(dots/inch)の解像度で読み取られる。
【0005】
信号処理部1011においては、読み取られた画像信号を電気的に処理し、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の各成分に分解し、プリンタ部1002に送る。また、イメージスキャナ1001における一回の原稿走査につき、M、C、Y、Bkのうちひとつの成分がプリンタ部1002に送られ、計4回の原稿走査によって、一回のプリントアウトが完成する。
【0006】
イメージスキャナ部1001より送られてくるM、C、Y、Bkの各画像信号は、レーザードライバー1012に送られる。レーザードライバー1012は、送られてきた画像信号に応じ、半導体レーザー1013を変調駆動する。レーザー光は、ポリゴンミラー1014、f−θレンズ1015、ミラー1016を介し、感光ドラム1017上を走査する。ここで、読取と同様に主走査および副走査ともに400dpi(dots/inch)の解像度で書き込まれる。
【0007】
回転現像器1018は、マゼンタ現像部1019、シアン現像部1020、イエロー現像部1021、ブラック現像部1022より構成され、4つの現像部が交互に感光ドラム1017に接し、感光ドラム上に形成された静電現像をトナーで現像する。
【0008】
1023は転写ドラムであり、用紙カセット1024または1025より供給される用紙をこの転写ドラム1023に巻き付け、感光ドラム上に現像された像を用紙に転写する。
【0009】
この様にして、M、C、Y、Bkの4色が順次転写された後に、用紙は、定着ユニット1026を通過して、トナーが用紙に定着された後に排紙される。
【0010】
また、イメージスキャナ部1001とプリンタ部1002とが独立で動作する構成のものもあり、その場合には、図11に示すように、画像データを一時的に保持する記憶部1101を有する構成が一般的である。イメージスキャナ部1001から入力された画像データは、画像処理部1011にてスキャナ用画像処理を施した後、記憶部1101に一時的に保持される。プリントする際は、記憶部1101に保持された画像データを画像処理部1011に送り、プリント用画像処理を施した後、プリンタ部1002に送りプリントする。
【0011】
具体的には、イメージスキャナ部1001から取り込まれた画像データは入力画像処理された後、像域分離処理されて画像の属性データが生成される。生成された属性データは、文字フラグや色フラグとしてフラグメモリに保持される。また、画像データは属性データに応じて適応的な処理が施され、画像メモリ保持される。一旦保持された画像データは、属性データをもとに適応処理を施され、プリンタ部1002から出力される(例えば特許文献1の段落0052、特許文献2等参照)。
【0012】
【特許文献1】
特開2000−148973号公報
【特許文献2】
特開平09−322007号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したような従来のカラー複写機では、画像や属性データを記憶部に保持するため相当量のメモリを要する。そのため、画像や属性データを圧縮処理し、メモリの有効活用を行っている。このとき、画像の圧縮には非可逆圧縮を用いることで高い圧縮率を達成している。しかし、属性データについては、その特性上非可逆圧縮を用いることが出来ず、可逆圧縮を用いることが一般的である。そのため、圧縮率は画像データほど高くすることが出来ない。
【0014】
1画像(1ページの画像)に割り当てられるメモリ量は有限であり、また、画像データ用へのメモリの割り当てが優先されるため、属性データが利用できるメモリは制限されていた。そのため、画像データに基づいて生成した全ての属性データを保持することが出来ず、一部の属性データを破棄することで使用メモリ量を少なくしていた。その結果、画像データの出力画像処理においては生成された属性データをすべて利用した十分な適応処理が出来ず、画像品位の低下を招いていた。
【0015】
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、従来においては生成されても保存されず、画像の再生においては利用されていなかった属性データを、属性データの量の増加を伴わないように、かつその意義を失わせないように加工することで、必要とするメモリ容量を増加させることなく再生される画像の品質を向上させる画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
【0016】
具体的には、属性データに含まれる色属性により無彩色であることが示され、文字属性により文字であることが示されている領域についてあらためて文字属性を設定することで、色属性を保存しなくとも、高品質の画像を再生することができる。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を備える。
【0018】
原稿画像を色分解して画素ごとのカラーデジタル信号として読み取る読み取り手段と、
前記読み取り手段により読み取った前記デジタル信号の画素ごとの特徴を検出して当該画素の特徴を識別するための特徴データを生成する第1の生成手段と、
複数の種類の前記特徴データから、当該複数の種類の特徴データを代替する新たな特徴データを生成する第2の生成手段と、
前記読み取り手段により読み取った前記画像信号と、前記第2の生成手段により生成した特徴データとを記憶する記憶手段とを備える。
【0019】
更に好ましくは、前記第2の生成手段は、前記複数の種類の特徴データの論理積により新たな特徴データを生成する。
更に好ましくは、前記第1の生成手段は、文字領域を検出して当該画素が文字を構成する画素であることを示す文字フラグデータと、色成分を検出して当該画素が無彩色であることを示す無彩色フラグデータとを生成し、前記第2の生成手段により前記文字フラグデータと無彩色フラグデータとから、それらフラグデータを代替する前記新たな特徴データとして無彩色文字フラグデータを生成する。
【0020】
更に好ましくは、前記第1の生成手段は、網点領域を検出して当該画素が網点を構成する画素であることを示す網点フラグデータと、色成分を検出して当該画素が無彩色であることを示す無彩色フラグデータとを生成し、前記第2の生成手段により前記網点フラグデータと無彩色フラグデータとから、それらフラグデータを代替する前記新たな特徴データとして無彩色網点フラグデータを生成する。
【0021】
更に好ましくは、前記第2の生成手段は、当該画素の明度を一定値と比較し、前記一定値を超える明度の画素について、前記新たな特徴データを生成する。
【0022】
更に好ましくは、前記第2の生成手段は、当該画素の彩度を一定値と比較し、前記一定値を超える彩度の画素について、前記新たな特徴データを生成する。
【0023】
更に好ましくは、前記記憶手段により記憶された前記画像信号と前記特徴データとを読み出し、前記画像信号を、対応する特徴データに基づいて画像処理し、画像を形成する出力手段をさらに備える。
【0024】
【発明の実施の形態】
【第1の実施形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を用いて説明する。図1は、本発明を実施したカラー複写機等の画像処理装置の一例を示すブロック図である。図に従ってその構成を説明する。
【0025】
[読みとり部]
複写すべき原稿は、スキャナ部101の図示しない原稿載置台ガラス上に置かれ、読み取られる。スキャナ部101は図10と同様、カラーの3ラインCCDにより原稿画像を画素ごとにデジタル的に読み取って、第一の入力画像処理部102にカラー画像信号を転送する。入力画像処理部102では、スキャナ部から送られてきたRGBのカラー画像信号に対しシェーディング補正、CCDライン間補正、色補正など、周知の画像処理を行う。
【0026】
像域分離処理部103は、入力画像処理部102から出力される入力画像処理済みのカラー画像信号に対し像域分離処理を行うブロックであり、入力画像の画素ごとに写真領域、文字領域、網点領域、といった画像の特徴を検出して、像域ごとの属性を表すフラグデータを生成する。
【0027】
[像域分離処理]
ここで像域分離処理部130により行われる像域分離処理について説明する。像域分離処理とは、原稿画像に含まれる画像の特徴に応じて最適な画像処理を施すために原稿画像の特徴を抽出して像域属性を示す信号(以後フラグデータという)を生成するために行われる。例えば原稿中には連続階調のフルカラーの写真領域や、黒一色の文字領域、あるいは新聞印刷のような網点印刷領域など、様々な画像領域が混在しているのが普通である。これらを一律に同一の画像処理手順で処理して出力すると、その出力画像は一般に好ましい画質が得られない場合が多い。そこで本発明では入力画像処理部102から入力されるカラー画像信号を用いて原稿画像中に含まれる画像データの属性を検出し、それを識別するためのフラグデータを生成する。具体的な手順を図2に示す。
【0028】
図2は原稿画像の一例を示すものであり、ひとつのページ201内に写真領域202、黒文字領域203、網点領域204、カラーのグラフィック領域205が混在している様子を示している。写真領域202には、緩やかな階調の変化を伴う写真的な画像が含まれる。黒文字領域203には、文字や線画など、階調の変化率の大きなエッジにより構成される画像が含まれる。網点領204には、階調の変化率の大きなエッジにより構成される画像が含まれる点は黒文字領域と同様ながら、多くの孤立点を含まれている。グラフィック領域205には、一定の濃度がある程度の面積にわたって広がる画像が含まれている。
【0029】
ここでスキャナ部はこの原稿画像201をカラーのCCDセンサによって走査し画素ごとのカラーデジタル信号(R、G、B)として読み取る。読み取られたRGB信号は画像の領域ごとの属性によって決まる特徴を持っている。各領域においてCCDセンサが読み取る信号値(R、G、B)のうちのG信号をCCDの並び方向にプロットしてみると例えば図3のようになる。
【0030】
図3で、特性図302、303、304、305は、それぞれ図2の202から205までの領域を読み取った場合に特徴的に現れる特性(画素値の空間的な分布)の一例であり、横軸はCCDならび方向の画素位置、縦軸は読み取り信号値で上に行くほど白に近い(明るい)画素であることを表している。
【0031】
領域ごとの特徴を説明すると、写真領域202に対応する特性図302では、読み取られる画像信号の位置による変化は比較的ゆるやかであり、近距離の画素値の差分312は小さな値となる。
【0032】
黒文字領域203に対応する特性図303では、白地に黒い文字が書かれているので、その信号値は白地部313から文字部323にかけて急激に読み取り信号値が変化するような特性の分布となる。
【0033】
網点領域204に対応する特性図304では、網点領域は白地314とその上に印刷された網点324との繰り返しとなるので、その信号値は図示のように白と黒が高い頻度で繰り返す特性の分布となる。
【0034】
グラフ領域205に対応する特性図305では、グラフィックのエッジ部315では信号値は急激に小さくなり、内部の色塗り部分325は一定の中間レベルがつづくような特性となる。
【0035】
<文字、図形、網点フラグの生成>
これらの属性を判定するためには、上で説明したような領域ごとの特徴を読み取り信号値から検出して判定するようにする。そのためには注目画素近傍での画像データの変化量、あるいは変化量の一定区間内の積算値、周辺画素の輝度値(白地か色のついた背景か)、一定区間内の画像データの白から黒への変化の回数などの手法を用いて特徴抽出し、それに基づいて属性判別できる。
【0036】
たとえば、文字属性については以下のようにする。すなわち、画像を構成する画素にたとえばラスタ順に順次着目し、着目画素近傍の一定範囲の画素、たとえば7×7画素領域についてラプラシアンフィルタを用いたフィルタ処理を行い、着目画素値が一定値を越えていれば、その画素はエッジを構成するものと判定される。文字検出用であれば、文字は主として線から構成されているので、一定方向について比較的低周波に対応したフィルタを用い、網点検出用であれば、網点は表現濃度により異なるものの孤立点の集合により構成されるので、複数の方向について比較的高周波に対応するフィルタを用いることで、文字あるいは網点の領域を効率的に検出することができる。そして、着目画素近傍の一定領域内に、文字のエッジであると判定された画素が一定数以上含まれていれば、着目画素は文字領域として、対応する文字フラグがセットされる。また、着目画素近傍の一定領域内に、網点のエッジであると判定された画素が一定数以上含まれていれば、着目画素は網点領域として、対応する網点フラグがセットされる。グラフィックフラグについては、エッジに加えてその内側の空間周波数がこれもたとえばフィルタを用いて判定できる。中間階調かつ濃度変化のない領域が含まれていればグラフィック領域と判定し、図形フラグがセットされる。色フラグは後述の手順で生成される。色フラグは、本実施形態では有彩色フラグもしくは無彩色フラグとも呼んでいるが、対応する画素が有彩色かあるいは無彩色かいずれかを表すものなので、どのように呼ぼうとその意味が変わるわけではない。
【0037】
なお上記文字フラグ、グラフィックフラグあるいは網点フラグ等の属性フラグの生成手順は一例に過ぎない。文字領域、グラフ領域及び網点領域の検出の方法としては例えば従来周知の方法を採用できる。
【0038】
このようにして、図2の原稿画像に対して生成された属性フラグの一例を図4に示す。ここでは属性フラグ(フラグデータ)として文字フラグ、図形フラグ、網点フラグの3種類のフラグを生成しているが、もちろんそれに限定されるわけではない。図4(a)は文字フラグであり、図中の黒で表す画素が文字属性を持つ画素であり文字フラグ=1が生成され、それ以外は文字フラグ=0(図では白い部分)となっている。図4(b)は図形フラグであり、グラフィック領域で1となりそれ以外で0となる領域である。図では濃淡が表されているが、グラフィックオブジェクトの内側の領域が図形領域と判定されて、図形フラグがセットされる。図4(c)は網点フラグであり、網点領域で1となりそれ以外で0となるような領域を表している。図においては網点画像がそのまま表されているが、この網点画像の領域全体にわたって網点フラグはセットされる。写真領域はこれらのいずれにもあてはまらないので、すべての属性フラグが0となった領域が写真領域ということになる。したがって写真フラグというフラグは不要であり、図4には表れてこない。なお、写真領域は何れのフラグもセットされていない領域として識別されるが、写真フラグを別途設け、この写真フラグにより写真領域を示すこともできる。
【0039】
<色フラグの生成>
次に、色フラグの生成方法の一例を説明する。画像データのある画素が色(有彩色)か否かを判別するには、画素の色度を色空間上にマッピングすることで容易に判別される。一例として、Lab色空間を例に説明する。Lab色空間とは、均等知覚色空間として1976年にCIE(Commission Internationale de l‘Eclairage:国際照明委員会)より提案された色空間である。Lは明度(明るさ)、aは赤から緑への色度、bは青から黄色への色度を表わしている。 Lab色空間ではこの3次元色空間における変化量とその変化によって受ける視覚の色変化の印象とが比例するよう補正されているため、精度の高い色判別が可能になる。
【0040】
RGB信号からLab信号に変換する例を示す。通常は、RGB信号からいったんXYZ三刺激値を算出し、その後、XZY三刺激値からLab信号値を導出する。一例を示す。なお下記例における変換式の係数はデバイスに依存するため、この限りではない。
X=0.412391×R+0.357584×G+0.180481×B
Y=0.212639×R+0.715169×G+0.072192×B
Z=0.019331×R+0.119195×G+0.950532×B
L=116(Y/Y0)exp(1/3)−16
a=500((X/X0)exp(1/3)−(Y/Y0)exp(1/3))
b=200((Y/Y0)exp(1/3)−(Z/Z0)exp(1/3))
ただし、X0、Y0、Z0は、標準光における三刺激値である。また、(X)exp(Y)は、XのY乗を意味する。
【0041】
上式から算出した各画素のa、b値を直交座標系にマッピングし、その画素が有彩色か無彩色かを判定する。図9に例を示す。a軸901、b軸902は、直交座標系のそれぞれの軸を表す。この座標系では、a軸901とb軸902との交点、つまり原点が色成分ゼロの点になる。原点から離れる、つまり、aとbの値が大きくなるに連れ、彩度は大きくなる。そこで、有彩色か無彩色かを判定するために彩度を基準とし、有彩色か無彩色かを判定する。たとえば、閾値906内側の斜線部903を無彩色の領域とすると、ある画素のab値が斜線部903の内側の位置904にある場合、この画素は無彩色と判定される。また、ある画素のab値が斜線部903の外側の位置905にある場合、この画素は有彩色と判定される。すなわち、(a)exp(2)+(b)exp(2)<C(Cは所定の閾値)であれば無彩色であり、(a)exp(2)+(b)exp(2)≧Cであれば有彩色と判定される。したがって、色フラグとしては、たとえば有彩色であれば0、無彩色であれば1がセットされる。もちろん逆であっても良いがその場合には後述の文字フラグとの論理積の計算において、いったん反転する必要がある。
【0042】
以上のような手法をとることで、画素が有彩色か無彩色かを判定することが出来る。なお、色度への変換は、Labを用いて説明したがこれに限るものではない。また、計算量を減らすため、簡易的な変換式に置き換えることもできる。
【0043】
以上の像域分離処理により画像の属性が画素ごとに検出され、属性データが生成される。本実施形態では、上記方法で生成された色フラグは、以下に説明する入力画像処理部104においては使用されるものの、そのまま保存されることはない。保存に際しては、色フラグと文字フラグとの論理積が求められて新たな文字フラグとされ、それが保存される。なお、属性データ保存のための色フラグの加工については後述する。ただし論理積を求める際の色フラグは、無彩色を1とする無彩色フラグである必要がある。
【0044】
図16に像域分離処理部103のブロック図の一例を示す。図16において、入力されたRGB信号は、合成器1701により、予め定められた比率でR信号とG信号とB信号とがブレンドされた信号として出力される。その後、ブレンドされた信号はルックアップテーブル1702で1次元のテーブル変換を施される。テーブル変換後の信号は、文字判定部1703と網点判定部1704、図形判定部1705にそれぞれ入力され、図形フラグ、網点フラグ、文字フラグが生成されて出力される。各判定部においては、上述したような手順で属性フラグが生成される。
【0045】
一方、LUT1706はRGBデータをXYZデータに変換し、Lab変換部1707によりLabデータにさらに変換される。変換されたLabデータのうち、ab成分は比較器1708に入力されて上記判定式にしたがって無彩色であるか判定される。無彩色であれば、着目画素に対応する色フラグとして1が出力される。
【0046】
そして出力された各属性フラグは、着目画素についてのフラグとして入力画像処理部104に入力される。一方、色フラグと文字フラグとはAND演算部1710により論理積が求められて無彩色文字フラグとして出力される。これら網点フラグ、図形フラグ、無彩色文字フラグがフラグメモリ106により保存される。
【0047】
[入力画像処理]
以上のようにして属性データが生成されると、次に、第二の入力画像処理部104で、画像データに対して画像属性に応じた画像処理が施される。ここでは、例えば文字領域に対して画像の高周波成分を強調して文字の鮮鋭度を強調し、また、網点領域に対してはいわゆるローパスフィルター処理を行い、デジタル画像に特有のモアレ成分を除去する、といった処理を行うことができる。これらの処理の切り替えを像域分離処理部103で生成した属性フラグデータに応じて画素単位で行うことが可能である。
【0048】
[画像データの蓄積]
スキャナで読み取られ、種々の入力画像処理を施された画像データ、および上記の手順で生成された属性フラグデータはそれぞれ画像メモリ105およびフラグメモリ106に一時的に記憶される。このとき画像データは原稿1ページ分全体もしくは1ページのうちのあらかじめ決められたサイズ分の部分画像として記憶される。また属性フラグデータは、画像データに対応付けて記憶される。
【0049】
一時記憶された画像データおよび属性フラグデータは、データ圧縮部109で圧縮されて記憶装置110に記憶される。記憶装置110は半導体記憶装置のような高速の記憶手段であることが望ましい。またデータ圧縮部では画像データ、および属性フラグデータに対し、それぞれ異なるデータ圧縮処理を行う。すなわち、画像データに対してはJPEG圧縮のような非可逆であるが、人間の視覚特性を考慮して画像の劣化が目立たなくするような高能率の圧縮処理をほどこし、またフラグデータに対しては属性フラグ情報の欠落や変化が発生しないためにJBIG圧縮のような可逆圧縮方式を用いるのが望ましい。
【0050】
このようにして記録装置110には、相異なる圧縮処理を施された画像データおよびフラグデータが原稿1ページ単位で記憶される。記憶されたデータはまた補助記憶装置111に書き出される場合もある。補助記憶装置111は、望ましくはハードディスクのような、記録スピードは若干遅いが大容量のデータの記憶が可能な媒体を用いる。こうすることにより、多数ページの原稿画像を効率的に記憶蓄積することができるようになる。
【0051】
[画像データの読み出し]
記憶装置110または補助記憶装置111に記憶された画像データおよび属性フラグデータは、プリント部1002から画像を出力するために読み出され、それぞれデータ伸長部112で圧縮データの解凍が行われ、それぞれ画像メモリ114およびフラグメモリ115に書き出される。
【0052】
このとき画素密度変換部113では、記憶された画像データの画素密度の変換を行う場合がある。これは、例えば蓄積された画像データを拡大、または縮小してプリント出力したい場合、あるいは蓄積された複数ページを1枚のプリント出力用紙上に合成して出力したい、といった場合に使用される。
【0053】
複数ページの合成出力は例えば図5に示すような場合である。すなわち2つの原稿画像501と502があらかじめ記憶装置に記憶されているものとする。これを原稿と同一サイズの出力用紙に2枚を合成して503のようなプリント出力を得ようとする場合である。
【0054】
そのために、まず記憶されている画像データ501を記憶手段から読み出し圧縮データの解凍を行い、画素密度変換部113で所定の倍率で縮小し、かつ図示しない回転処理部で左90度回転して画像メモリ114の所定の領域に書き込まれる(図5の領域504に相当する領域)。
【0055】
次に画像データ502を読み出し、同様に解凍、解像度変換、回転処理を行い画像メモリ114の領域505に相当する領域に書き込む。
【0056】
このとき、原稿A、Bに対応するフラグデータも同様に解凍、解像度変換、回転処理されフラグメモリ115の対応する領域に書き込まれる。すなわち、フラグデータについても画像データとの対応付けを維持するように変倍・回転といった加工が施される。
【0057】
ここで画像データの解像度変換とフラグデータの解像度変換はそれぞれ異なる手法を適用することが望ましい。例えば画像データに対しては線形補間法や双3次スプライン補間法などの周知の手法を適用することができる。またフラグデータの解像度変換には最近傍処理法などの2値データに適した解像度変換方法を用いることが望ましい。
【0058】
[出力画像処理]
画像メモリ2およびフラグメモリ2に一時的に記憶された画像データおよびフラグデータは所定のサイズに達すると出力画像処理部116に転送される。
【0059】
出力画像処理部116ではRGBの画像データをプリント出力するための周知の画像処理、すなわち輝度濃度変換、RGB→CMYK変換、ガンマ補正、2値化処理、などといった処理を行い、プリンタ部117へ転送する。
【0060】
プリンタ部117は転送されたCMYKの画像信号によってレーザー駆動して図10と同様の手順で転写紙上に可視画像を形成し出力する。
【0061】
ここでフラグメモリ2に記憶されたフラグデータは出力画像処理部116における画像処理の切り替えに用いられる。すなわち写真領域と文字領域ではRGB→CMYK変換の係数(変換のための係数行列)を異ならせることにより出力画像の画質を向上させることができる。例えば文字領域すなわち文字フラグ=1である画素に対しては黒文字が黒トナーのみで再現できるような変換係数(すなわち画像データが無彩色の場合はC、M、Y=0となるような係数)を適用し、それ以外では無彩色であってもC、M、Yが0とならず、深みのある黒を再現できるような係数を用いることができる。
【0062】
また、2値化処理においては、C、M、Y、K信号を周知の誤差拡散処理やディザ処理を用いて0または1の2値信号に変換するが、このとき文字領域やグラフ領域では出力画像の鮮鋭度が優先されるので誤差拡散処理を適用し、写真や網点領域では階調性が重視されるのでディザ処理を適用する、というように2値化処理の内容を、やはり属性フラグデータにより切り替えることで出力画像の画質向上を図ることができる。
【0063】
出力画像処理部116のブロック図の一例を図6に示す。画像メモリ114、フラグメモリ115、およびプリンタ部117は図1と同一である。画像メモリ114から読み出されたRGBのカラー画像データは並列に2つのRGB→CMYK変換回路601、602に入力され、それぞれ独立にCMYK画像信号に変換される。変換回路601,602それぞれで使用されるマトリクスは、
上述したように一方は文字領域に適したものであり、他方は文字以外の領域に適したものである。
【0064】
変換回路601、602の出力は、フラグメモリのフラグ信号に従ってセレクタ603でいずれか一方が選択される。変換回路601に文字領域用の変換係数が設定されており変換回路602にそれ以外の場合の係数が設定されている場合には、フラグメモリ内の文字フラグ=1のときに変換回路601の出力を選択し、文字フラグ=0のときは変換回路602の出力を選択する。
【0065】
すなわち、変換回路601および602はともに着目画素について1画素ずつ出力する。セレクタ603に入力される選択信号である文字フラグは、出力される画素に対応するフラグであり、この同期が維持されたまま1画素ずつ変換処理は進行する。
【0066】
セレクタ603の出力は、やはり並列に2系統に分離され、一方はガンマ補正回路604と誤差拡散2値化処理部606を通って2値のCMYK信号としてセレクタ608に入力される。
【0067】
もう一方はガンマ補正回路605、ディザ処理2値化回路607を通ってやはり2値のCMYK信号としてセレクタ608に入力される。
【0068】
セレクタ608では誤差拡散処理部606またはディザ処理部607のいずれかの出力を選択してプリンタ部117へ転送する。ここでは文字領域とグラフ領域とについて誤差拡散処理を選択するので、セレクタ608の選択信号は、文字フラグと図形フラグの論理和で与えられる。すなわちセレクタ608は、文字フラグ=1または図形フラグ=1の場合に誤差拡散処理部606の出力を選択し、そうでない場合はディザ処理部607の出力を選択する。
【0069】
なお、図6においてはセレクタ603とセレクタ608とへ入力されるフラグデータは同一のように示されているが、もちろんセレクタに入力されている画素に対応するフラグが選択信号として入力されている。すなわち、セレクタ604とセレクタ608との間には、一定数の画素に相当する遅延が存在するが、セレクタに選択信号として入力されるフラグデータについてもその一定数の画素の分だけ遅延したフラグデータとなる。
【0070】
以上のようにして出力画像処理部116で処理された画像データがプリンタ部117により記録媒体上に画像として形成され出力される。
【0071】
[プリント画像]
さて、本実施形態の複写機で扱えるデータはリーダ部で読み取った画像データには限られず、外部通信路119から通信インターフェース118を介しても入力可能である。
【0072】
外部通信路119から通信インターフェース118を介して入力される画像データとして代表的なものは、いわゆるPDL(Page Discription Language:ページ記述言語)で記述された画像データである。
【0073】
通信インターフェース118から入力されたPDLデータはインタープリタ108でディスプレーリストと呼ばれる中間言語形式に変換される。このディスプレーリストをRIP(Raster Image Processor)107に送り、ビットマップデータに展開する。展開された画像データは画像メモリ105に記憶されるが、このときRIP107は同時に展開した画像データの属性情報をフラグデータとして生成してフラグメモリ106に記憶させる。フラグデータは、RIP107に入力されるPDLデータがその部品ごとに保持している属性情報(写真であるとか文字やグラフィックである、など)を参照して、展開画像の対応する画素のフラグデータを生成するようにすればよい。つまり文字部品を生成するPDLコマンドがRIP107に入力されたら、RIP107はこの文字データのビットマップ画像を生成すると同時に、文字が生成された領域に対応するフラグデータとして文字フラグ=1を生成すればよい。
【0074】
[偽造判定処理]
本実施形態の複写機は紙幣など複製を防止するために偽造判定処理120を備えている。偽造判定処理120で行われる紙幣などの偽造判定処理には幾つか方法があるが、代表的な方法はパターンマッチングである。紙幣の形状、色などの特徴、あるいは、意図的に埋め込まれた特徴を抽出し、予め記憶されたものとの一致度を見て、判定するものである。一例を図7に示す。偽造判定回路120に、判定用の画像信号RGBが入力される。RGB信号は、二値化部701にて二値化される。二値化の閾値は可変であり、メモリに702に記憶されている。二値化された信号は、特徴点抽出部703に入力され、メモリ704に記憶されている特徴に該当する場合は、その部位を切り出す。メモリ704に記憶される特徴は、紙幣の特徴を表す形状、色、特定マークなどである。また、意図的に埋め込まれた特徴も含まれる。切り出された信号は、パターンマッチング部705に入力され、メモリ706に該当するパターンに合致した場合、制御CPU707に判定結果を送信する。偽造との結果を受けた制御CPU707は、プリンタ部で出力されるべき画像を塗りつぶしたりして、偽造を阻止する。
【0075】
以上が複写機で行われる偽造判定処理の一例であるが、これに限るものではない。
【0076】
<属性フラグの合成>
次に、像域分離処理部103における属性フラグの合成手順について説明する。上述したように、生成された色フラグは入力画像処理104において使用されると共に、文字フラグとの論理積が求められ、新たな文字フラグが合成されてそれがそのほかの図形フラグや網点フラグと共に保存される。本実施形態においてそのような構成としているのは以下の理由による。
【0077】
すなわち従来の画像処理システムでは、像域分離処理を用いて原稿画像の特徴を抽出することで、原稿画像に含まれる画像の特徴に応じて最適な画像処理を施している。たとえば、原稿画像中の写真部と文字部を切り分け、写真部には色調や階調性を重視した写真用処理を、文字部には鮮鋭度を重視した文字用処理を施すことで複写画像の画像品位を向上させている。また、画像の色成分を検出し、無彩色の文字などは黒単色で印字したりすることで画像品位の向上を図ってきた。
【0078】
しかし、画像データおよび属性データをいったん記憶部(メモリ)に記憶してから出力するような画像処理システムにおいては、そのメモリは有限であるため像域分離処理で生成した属性フラグを全て保持しておくことは出来ない。画像データはJPEGのような非可逆圧縮で圧縮するため高い圧縮率で圧縮可能であるが、属性データのようなフラグデータは、その特性上、可逆圧縮するのが一般的であるため、圧縮率は画像データほど高くすることが出来ない。そのため、全ての属性データを保持することが出来ず、一部の属性データを破棄することで使用メモリ量を少なくしている。
【0079】
たとえば属性データが文字フラグと色フラグの場合、文字フラグの方が出力処理に際してより必要度が高いため、色フラグを破棄することで属性フラグの圧縮容量を削減している。その結果、出力画像処理にて十分な適応処理が行えず、画像品位の低下を招いていた。黒文字(「土」の字)と色文字(「日」の字)を例に、図12と図13にて説明する。
【0080】
原稿画像を読み取った画像がRGB入力画像1201である。この画像を像域分離処理したときに生成される属性データの一例が、文字フラグ1202である。文字フラグ1202は、RGB入力画像1201の輪郭線(エッジ部)を、文字の色に関わりなく表している。また色フラグ1203は、色文字「日」に対応してセットされている。
【0081】
この属性データをもとに、出力画像処理として、文字に適した文字処理と写真に適した写真処理が行われる領域を図13に示した。色フラグ1203は保存されていないために出力画像処理においては使用されない。すなわち、保存されるのは文字フラグのみである(図12の例では図形フラグや網点フラグは無関係なので省略した)。図13において、文字処理領域1301は、RGB入力画像1201において文字処理をすべき領域を示している。文字フラグ1202に対応しているため、文字エッジ部が文字処理領域とされる。一方、写真処理領域1302は、RGB入力画像1201において写真処理をすべき領域であり、この例では文字フラグのみ考慮していることから、文字フラグがセットされていない領域が写真処理小域となる。文字の内部が写真処理される領域であることがわかる。文字領域以外を写真処理する場合、原稿の下地部分(文字以外の領域)も写真処理すべきであるが、説明を平易にする都合、その領域の表記はしていない。属性情報において下地部分を抽出する際は、下地用の処理を行うので、写真用処理をする必要はないのでこの限りではない。
【0082】
文字フラグを基にして判別される文字処理領域1301と写真処理領域1302それぞれについて出力画像処理を行った結果がCMYK出力画像1303である。通常、文字部は鮮鋭度を高めるため、黒単色で印字するのが一般的である。CMYK出力画像1303の黒文字(「土」の字)では、エッジ部1304は黒単色で印字されている。一方、文字内部1305は黒単色で印字されるとは限らない。写真用処理の場合、C、M、Yを混合して黒を生成することが一般的である。そのため、黒文字のエッジ部と内部で見えが多少変わることもあるが、明度が低いため、その違いは比較的知覚されにくい。
【0083】
CMYK出力画像1303の色文字(「日」の字)では、エッジ部1306は文字用の出力色処理が施されている。一方、文字内部1307は写真用の出力色処理が施されている。一般的に、文字用と写真用との出力色処理における差異で特徴的なのは、UCR(Under Color Removal:下色除去)処理である。文字部においては、文字処理時に黒単色で印字するよう、UCR量を100%にしたりするなど、黒に置き換える量が多い。そのため、色文字の場合にも黒画素が印字されることがあり、文字処理される文字エッジと写真処理される文字内部での差異が現れやすい。特に、明るい色文字などでは顕著である。このように色フラグが失われることで、出力画像処理後の画像データの画像品位が、入力画像データに比して低下してしまう。
【0084】
そこで本発明の実施形態では、文字フラグと無彩色フラグの論理積を求めてそれを文字フラグとして保存することで、属性フラグの圧縮率を悪化させることなく、色文字の再現性の向上を図っている。
【0085】
<文字フラグの再生成>
具体的には、像域分離処理部103で生成された属性データをフラグメモリ106に保持する前に、図8に示すように、文字フラグ1601と無彩色フラグ(色フラグの反転で良い)1602の論理積ANDをとり、その出力を文字処理領域とし、文字フラグを置き換える。つまり、無彩色、かつ、文字部は文字。有彩色、かつ、文字部は写真のフラグを与える。図14と図15を例に説明する。図8の構成は、例えば像域分離処理部103により有される。
【0086】
原稿画像を読み取ったRGB入力画像1201を像域分離処理すると、属性データとして文字フラグ1401と無彩色フラグ1402が出力される。文字フラグ1401は、RGB入力画像1201の輪郭線(エッジ部)を抽出している。無彩色フラグ1402は無彩色と判定された部分を黒で示している。色文字の「日」以外の部分は無彩色と判定される。文字フラグ1401と無彩色フラグ1402のフラグの論理積をとると、ともにフラグが立っている部分が出力され、文字処理領域/文字フラグ(無彩色文字フラグとも呼ぶ)1403を得る。これが上述した新たな文字フラグに相当する。
【0087】
文字処理領域1501(文字処理領域/文字フラグ1403に相当する画像データの領域)は、RGB入力画像1201において、文字処理をすべき領域を示している。一方、写真処理領域1502は、文字処理領域/文字フラグが文字であることを示していない領域、すなわちRGB入力画像1201において、写真処理をすべき領域を示している。色文字(「日」の字)全体が写真処理される領域であることがわかる。文字領域以外を写真処理する場合、原稿の下地部分(文字以外の領域)も写真処理すべきであるが、説明を平易にする都合、その領域の表記はしていない。属性情報において下地部分を抽出する際は、下地用の処理を行うので、写真用処理をする必要はないのでこの限りではない。
【0088】
文字処理領域/文字フラグ1403に基づいて判別される文字処理領域1501と写真処理領域1502それぞれについて出力画像処理を行った結果がCMYK出力画像1503である。注目すべきは色文字(「日」の字)で、エッジ部1506も文字内部1307ともに写真用の出力色処理が施されている。その結果、色文字部で見られた出力色処理の違いによる文字品位の低下は抑制される。
【0089】
なお、入力画像処理1(102)や入力画像処理2(104)において、文字フラグを参照してエッジ強調しておけば、色文字を写真処理しても鮮鋭度の低下はない。
【0090】
以上のように、文字フラグと無彩色フラグの論理積をとり、それを新たな文字フラグとすることで、色文字内の文字フラグと写真フラグの混在を排除でき、その結果、色文字の再現性を向上させることが出来る。
【0091】
また、文字フラグと無彩色フラグの論理積をとることで、可逆圧縮すべき属性データのデータ量をほとんど変化させずに色文字の再現性を向上させることが出来る。なお、本実施形態ではRGB画像をCMYK画像にて出力する過程で説明したが、これに限るものではない。
【0092】
<処理手順>
次に、上記装置における処理手順の一例をフローチャートを参照してあらためて説明する。この手順は、たとえばコンピュータによりソフトウエアで上記処理を行う際にコンピュータにより実行されるプログラムの手順に相当する。全体の手順は、図1の各ブロックそのものである。ただし、スキャナや記憶装置、プリンタ等はハードウエアにより実現され、ソフトウエアにより利用されるものである。そこで、像域分離処理部103における処理について、図17〜図20を参照して説明する。
【0093】
図17は像域分離処理全体を示す。網点フラグ、色フラグ、文字フラグを生成し(ステップS1801〜S1803、順不同も可)、全画素について着目して処理をし終えたか判定し(ステップS1804)、終えていなければ着目画素を次に移してステップS1801から繰り返す。なお図形フラグについては示していないが、これも生成される。
【0094】
図18は網点フラグの生成手順である。まず注目画素近傍のM×M領域についてエッジフィルタ処理し(S1901)、所定の閾値とフィルタ処理後の注目画素値とを比較する(S1902)。そして比較結果に基づいて網点のエッジ判定し(S1903)、網点エッジであれば注目画素に対応するエッジフラグをセットする(S1904)。そして注目画素を含む一定領域についてエッジフラグの分布パターンを判定する(S1905)。分布パターンが網点に相当するものであれば(たとえば孤立点が相当数あれば)、網点フラグをセットする(S1906)。ここで、分布パターンは、たとえば複数の画素に対応する正方領域について判定されるが、着目画素は最も処理が進んだ位置に相当し、正方領域の角点に相当するため、生成される網点フラグは着目画素の一定ライン前かつ一定画素分前の画素(注目画素−X)に相当する。
【0095】
図19は色フラグの生成手順である。まずLab変換を行い(S2001)、a成分とb成分の二乗和を所定値と比較して(S2002)、一定値以下であれば無彩色と判定されて(S2003)無彩色フラグがセットされる(S2004)。
【0096】
図20は文字フラグ生成の手順を示す。まず、注目画素近傍のN×N画素領域について一定方向のエッジを検出するためのエッジフィルタ処理し(S2101)、所定の閾値とフィルタ処理後の注目画素値とを比較する(S2102)。そして比較結果に基づいて文字のエッジ判定し(S2103)、文字エッジであれば注目画素に対応するエッジフラグをセットする(S2104)。そして注目画素を含む一定領域についてエッジフラグの数を判定する(S2105)。分布パターンが一定数以上あれば、文字フラグをセットする(S2106)。ここで、分布パターンは、たとえば複数の画素に対応する正方領域について判定されるが、着目画素は最も処理が進んだ位置に相当し、正方領域の角点に相当するため、生成される文字フラグは着目画素の一定ライン前かつ一定画素分前の画素(注目画素−X)に相当する。最後に、生成した文字フラグと、同じ画素に対応する無彩色フラグとの論理積を計算し、保存用に出力する(ステップS2107)。
【0097】
[変形例1]
なお、本実施形態では必ず文字フラグと色フラグとを合成して無彩色文字フラグとして保存しているが、すべての属性フラグ(文字、網点、図形、色)についてそのまま圧縮を試み、一定サイズを超えていたなら色フラグと文字フラグとを合成して無彩色フラグとして保存するようにしてもよい。
【0098】
[変形例2]
また、本実施形態では文字フラグと色フラグとの論理積を取るが、網点フラグと色フラグとの論理積を求めて、無彩色網点フラグを新たに生成して色フラグを廃棄してもよい。
【0099】
[変形例3]
さらに、本実施形態では文字フラグと色フラグとの論理積を取るが、網点フラグと色フラグとの論理積を求めて、無彩色網点フラグを新たに生成して色フラグを廃棄してもよい。
【0100】
[第2の実施形態]
第1の実施形態では文字フラグと無彩色フラグの論理積を新たな文字フラグとしたが、第2の実施形態では画素の明度に応じて論理積を実施する/しないを切り替えられる構成にする。この構成にすることで、文字フラグの書き換えを明度によって制御できる。すなわち、明度が一定値より低く文字のエッジと内部での差が見えにくい文字に関しては文字フラグの書き換えを行わず、明度が一定値より高い文字について、文字フラグと色フラグとの論理積を求める。いずれにしても色フラグは保存されない。このようにすることで、文字フラグの変更を最小限にすることが出来る。
【0101】
以上のように、明度に応じて文字フラグと無彩色フラグの論理積をとり、それを新たな文字フラグとすることで、色文字内の文字フラグと写真フラグの混在を排除でき、その結果、色文字の再現性を向上させることが出来る。
【0102】
また、文字フラグと無彩色フラグの論理積をとることで、可逆圧縮すべき属性データのデータ量をほとんど変化させずに色文字の再現性を向上させることが出来る。
【0103】
さらに、明度に応じて論理積を実施する/しないを切り替えることで、文字フラグの書き換えを最小限にすることが出来る。
【0104】
[第3の実施形態]
第1の実施形態では文字フラグと無彩色フラグの論理積を新たな文字フラグとしたが、第3の実施形態では画素の彩度に応じて論理積を実施する/しないを切り替えられる構成にする。この構成にすることで、文字フラグの書き換えを彩度によって制御できる。その結果、彩度が低く文字のエッジと内部での差が見えにくい文字に関しては、文字フラグの書き換えを行わず、彩度が一定値より高い文字について、文字フラグと色フラグとの論理積を求める。いずれにしても色フラグは保存されない。このようにすることで、文字フラグの変更を最小限にすることが出来る。
【0105】
以上のように、彩度に応じて文字フラグと無彩色フラグの論理積をとり、それを新たな文字フラグとすることで、色文字内の文字フラグと写真フラグの混在を排除でき、その結果、色文字の再現性を向上させることが出来る。
【0106】
また、文字フラグと無彩色フラグの論理積をとることで、可逆圧縮すべき属性データのデータ量をほとんど変化させずに色文字の再現性を向上させることが出来る。
【0107】
さらに、彩度に応じて論理積を実施する/しないを切り替えることで、文字フラグの書き換えを最小限にすることが出来る。
【0108】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0109】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
【0110】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体およびプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0111】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0112】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0113】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、従来においては生成されても保存されず、画像の再生においては利用されていなかった属性データを、属性データの量の増加を伴わないように、かつその意義を失わせないように保存することで、必要とするメモリ容量を増加させることなく再生される画像の品質を向上させることができる。
【0114】
すなわち、文字フラグと無彩色フラグの論理積をとり、それを新たな文字フラグとすることで、色文字内の文字フラグと写真フラグの混在を排除でき、その結果、色文字の再現性を向上させることが出来る。
【0115】
また、文字フラグと無彩色フラグの論理積をとることで、可逆圧縮すべき属性データのデータ量をほとんど変化させずに色文字の再現性を向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する構成の一例を示すブロック図
【図2】本発明に適用される原稿画像の一例
【図3】本発明の像域分離処理を説明する図
【図4】本発明によるフラグデータを説明する図
【図5】本発明によるレイアウト合成出力を説明する図
【図6】本発明の出力画像処理構成の一例を示すブロック図
【図7】本発明に適用される偽造判定処理の一例
【図8】本発明を実施する構成の一例を示すブロック図
【図9】本発明の像域分離処理を説明する図
【図10】従来のカラー画像複写装置を説明する図
【図11】本発明を実施する構成の一例を示すブロック図
【図12】従来の属性データを説明する図
【図13】従来の属性データに基づく出力画像を説明する図
【図14】本発明に適用される属性データを説明する図
【図15】本発明に適用される属性データに基づく出力画像を説明する図
【図16】像域分離処理部のブロック図
【図17】属性データ生成手順のフローチャート
【図18】網点フラグ生成手順のフローチャート
【図19】色フラグ生成手順のフローチャート
【図20】文字フラグ生成手順のフローチャート

Claims (10)

  1. 原稿画像を色分解して画素ごとのカラーデジタル信号として読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段により読み取った前記デジタル信号の画素ごとの特徴を検出して当該画素の特徴を識別するための特徴データを生成する第1の生成手段と、
    複数の種類の前記特徴データから、当該複数の種類の特徴データを代替する新たな特徴データを生成する第2の生成手段と、
    前記読み取り手段により読み取った前記画像信号と、前記第2の生成手段により生成した特徴データとを記憶する記憶手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第2の生成手段は、前記複数の種類の特徴データの論理積により新たな特徴データを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の生成手段は、文字領域を検出して当該画素が文字を構成する画素であることを示す文字フラグデータと、色成分を検出して当該画素が無彩色であることを示す無彩色フラグデータとを生成し、前記第2の生成手段により前記文字フラグデータと無彩色フラグデータとから、それらフラグデータを代替する前記新たな特徴データとして無彩色文字フラグデータを生成することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の生成手段は、網点領域を検出して当該画素が網点を構成する画素であることを示す網点フラグデータと、色成分を検出して当該画素が無彩色であることを示す無彩色フラグデータとを生成し、前記第2の生成手段により前記網点フラグデータと無彩色フラグデータとから、それらフラグデータを代替する前記新たな特徴データとして無彩色網点フラグデータを生成することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  5. 前記第2の生成手段は、当該画素の明度を一定値と比較し、前記一定値を超える明度の画素について、前記新たな特徴データを生成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2の生成手段は、当該画素の彩度を一定値と比較し、前記一定値を超える彩度の画素について、前記新たな特徴データを生成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記記憶手段により記憶された前記画像信号と前記特徴データとを読み出し、前記画像信号を、対応する特徴データに基づいて画像処理し、画像を形成する出力手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 原稿画像を色分解して画素ごとのカラーデジタル信号として読み取る読み取り手段により読み取った前記デジタル信号の画素ごとの特徴を検出して当該画素の特徴を識別するための特徴データを生成する第1の生成工程と、
    複数の種類の前記特徴データから、当該複数の種類の特徴データを代替する新たな特徴データを生成する第2の生成工程と、
    前記読み取り手段により読み取った前記画像信号と、前記第2の生成工程により生成した特徴データとを記憶手段により記憶する記憶工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  9. 前記記憶手段により記憶された前記画像信号と前記特徴データとを読み出し、前記画像信号を、対応する特徴データに基づいて画像処理し、画像を形成する出力工程をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 請求項8または9に記載の画像処理方法をコンピュータにより実行させるためのコンピュータプログラム。
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