JP2001309180A - 画像処理装置および方法 - Google Patents

画像処理装置および方法

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JP2001309180A
JP2001309180A JP2000126479A JP2000126479A JP2001309180A JP 2001309180 A JP2001309180 A JP 2001309180A JP 2000126479 A JP2000126479 A JP 2000126479A JP 2000126479 A JP2000126479 A JP 2000126479A JP 2001309180 A JP2001309180 A JP 2001309180A
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Seita Masano
清太 正能
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画質の低下を伴わずに短時間でカラー画像の
複写を可能とする画像処理装置を提供する。 【解決手段】原稿画像をデジタルのカラー画像信号とし
て読み取り、前記原稿画像の出力カラー画像を形成する
画像処理装置において、前記画像処理装置は、前記カラ
ー画像信号が示す画像のエッジ部を検出する第1のエッ
ジ検出手段と、前記エッジ部に所定の平滑化処理を行う
第1の補正手段と、前記平滑化後のカラー画像信号を画
像圧縮する圧縮手段と、前記画像圧縮後のカラー画像信
号を記憶する手段と、前記記憶された画像圧縮後のカラ
ー画像信号を伸長する手段と、前記伸長後のカラー画像
信号により前記平滑化処理が施されたエッジ部を検出す
る第2のエッジ検出手段と、前記第2のエッジ検出手段
で検出されたエッジ部に対して所定のカラー画像信号の
値に置換する処理を行う第2の補正手段とを備え、前記
第2の補正手段からのカラー画像信号に基づき前記出力
カラー画像を形成する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置に関
するものである。詳細には、カラー画像データの入力お
よび出力を効率よく、かつ、高画質で出力する画像処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー原稿画像をデジタル的に読
み取って複写画像を生成する装置としては、図10に示
すような、いわゆる、カラー原稿複写装置が知られてい
る。
【0003】図10において、1001はイメージスキ
ャナ部であり、原稿を読み取り、デジタル信号処理を行
う部分である。また、1002はプリンタ部であり、イ
メージスキャナ1001によって読み取られた原稿画像
に対応した画像を用紙にフルカラーでプリント出力する
部分である。
【0004】イメージスキャナ1001において、10
00は鏡面圧板であり、原稿台ガラス1003上の原稿
1004は、ランプ1005で照射され、その反射光
は、ミラー1006、1007、1008に導かれ、レ
ンズ1009によって、3ラインの個体撮像素子センサ
(以下、CCDという)1010上に像を結び、フルカ
ラー情報としてのレッド(R),グリーン(G),ブル
ー(B)の3つの画像信号に変換され信号処理部101
1に送られる。なお、ランプ1005、ミラー1006
は速度vで、ミラー1007、ミラー1008は速度1
/2vでラインセンサ1010の電気的走査(主走査)
方向に対して垂直方向に機械的に動くことによって、原
稿全面を走査(副走査)する。ここで、原稿1004
は、主走査および副走査ともに400dpi(dots/inc
h)の解像度で読み取られる。
【0005】信号処理部1011においては、読み取ら
れた画像信号を電気的に処理し、マゼンタ(M)、シア
ン(C)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の各成分
に分解し、プリンタ部1002に送る。イメージスキャ
ナ1001では、1回の原稿走査につき、M、C、Y、
Bkのうち1つずつ読み込まれ、プリンタ部1002に
送られる。したがって、合計4回の原稿走査によって、
1つの原稿のプリントアウトが完成する。
【0006】イメージスキャナ部1001より送られて
くるM、C、Y、Bkの各画像信号は、レーザドライバ
1012に送られてくる。レーザドライバ1012は、
送られてきた画像信号に応じ、半導体レーザ1013を
変調駆動する。レーザ光は、ポリゴンミラー1014、
f−θレンズ1015、ミラー1016を介し、感光ド
ラム1017上を走査する。ここで、読取と同様に主走
査および副走査ともに400dpi(dots/inch)の解像
度で書き込まれる。
【0007】1018は回転現像器であり、マゼンタ現
像部1019、シアン現像部1020、イエロー現像部
1021、ブラック現像部1022より構成され、4つ
の現像部が交互に感光ドラム1017に接し、感光ドラ
ム上に形成された静電潜像をトナーで現像する。
【0008】1023は転写ドラムであり、用紙カセッ
ト1024または1025より供給される用紙をこの転
写ドラム1023に巻き付け、感光ドラム上に現像され
た像を用紙に転写する。
【0009】このようにして、M、C、Y、Bkの4色
が順次転写された後に、用紙は、定着ユニット1026
を通過し、トナーが用紙に定着され、排紙される。
【0010】従来のカラー原稿複写装置では、原稿を読
み取るイメージスキャナ部1001と複写画像を出力す
るプリンタ部1002は、連動して処理が行われてい
た。すなわち、CCDセンサ1010での読み取り処理
終了後、定着ユニット1026での定着までの処理を中
断することなく、実行していた。また、原稿の読取は、
M、C、Y、Bkの色毎に4回連続して行われ、同様
に、画像形成も色毎に行われていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カラー原稿複写装置では、スキャナ部とプリンタ部は連
動する必要があったことから、プリンタ部が待機状態の
場合は、複写動作および原稿読み取り動作を行うことが
できないという問題があった。また、複数原稿の各々を
複数部複写する場合、原稿毎に、出力する部数に応じ
て、複数回読み取っていたことから、使用者は読み取り
に長時間を要するという問題があった。
【0012】このような問題に対処するために、原稿の
読み取り処理を連続ではなく一回だけ行い、読み取った
画像データを、一時、記憶手段に記憶し、M、C、Y、
Bkそれぞれの画像形成に同期して、記憶された画像デ
ータを読み出し、出力する構成も考えられる。
【0013】しかしながら、一般に、各画像データの容
量は膨大であるため、複数の原稿画像を記憶手段に一括
して記憶するには膨大な記憶容量を必要にするという問
題があった。また、複数原稿画像のページの入れ替えや
合成出力を行うなどの、複数の原稿画像を一括して読み
込む必要がある場合に、膨大な記憶容量が必要となると
いう問題があり、記憶されている画像データの拡大、縮
小によるレイアウト合成などを行うことが容易ではない
という問題もあった。また、JPEG等の方式で画像圧
縮してハードディスクなどの大容量記憶手段に一括して
記憶するような構成も考えられるが、画像圧縮による画
質の劣化が問題となった。
【0014】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、画質の低下を伴わ
ずに短時間でカラー画像の複写を可能とする画像処理装
置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は、原稿画像をデジタルのカラー画像信号と
して読み取り、前記原稿画像の出力カラー画像を形成す
る画像処理装置において、前記画像処理装置は、前記カ
ラー画像信号が示す画像のエッジ部を検出する第1のエ
ッジ検出手段と、前記エッジ部に所定の平滑化処理を行
う第1の補正手段と、前記平滑化後のカラー画像信号を
画像圧縮する圧縮手段と、前記画像圧縮後のカラー画像
信号を記憶する手段と、前記記憶された画像圧縮後のカ
ラー画像信号を伸長する手段と、前記伸長後のカラー画
像信号により前記平滑化処理が施されたエッジ部を検出
する第2のエッジ検出手段と、前記第2のエッジ検出手
段で検出されたエッジ部に対して所定のカラー画像信号
の値に置換する処理を行う第2の補正手段とを備え、前
記第2の補正手段からのカラー画像信号に基づき前記出
力カラー画像を形成する構成とした。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る実施形態を詳細に説明する。
【0017】[第1の実施形態]図1は、本発明の第1
の実施形態にかかる画像処理装置のブロック図である。
【0018】(読み取り部)複写すべき原稿は、スキャ
ナ部101の不図示の原稿載置台上に置かれ、読み取ら
れる。スキャナ部101は、図10の場合と同様、カラ
ーの3ラインCCDにより原稿画像を画素毎にデジタル
的に読み取り、入力画像処理部102にカラー画像信号
を転送する。入力画像処理部102では、スキャナ部1
01から送られてきたRGBのカラー画像信号に対しシ
ェーディング補正、CCDライン間補正、色補正などの
公知の画像処理を行う。
【0019】103の補正手段1は、入力画像処理部1
02から出力される入力画像処理済みのカラー画像信号
に対し、圧縮伸長による劣化を防止するために、あらか
じめ画像信号に対して補正を行う補正手段であり、本発
明の特徴となる部分である。
【0020】この補正手段1の詳細については後述す
る。
【0021】(画像データの蓄積)スキャナで読み取ら
れ、種々の入力画像処理が施された画像データは、10
4の画像メモリ1に一時的に記憶される。このとき、画
像データは、原稿1ページ分全体、もしくは1ページの
うちのあらかじめ決められた大きさの部分画像として記
憶される。一時記憶された画像データは、データ圧縮部
105で圧縮されて記憶装置106に記憶される。記憶
装置106は、半導体記憶装置のような高速の記憶手段
であることが望ましい。画像データの圧縮には、JPE
Gの非可逆方式による圧縮のような、非可逆であるが、
人間の視覚特性を考慮した画像の劣化が目立ちにくい高
能率の圧縮方式が望ましい。
【0022】しかし、JPEG圧縮でもエッジ部分のよ
うな箇所では画像劣化する場合がある。103の補正手
段1は、この劣化を抑える役割を果たしている。
【0023】このようにして、補助記憶装置107に
は、異なる圧縮処理の施された画像データが原稿1ペー
ジ単位で記憶される。
【0024】記憶装置106に記憶されたデータは、ま
た、補助記憶装置107に書き出される場合もある。補
助記憶装置107には、望ましくは、ハードディスクの
ような、記録スピードは若干遅いが大容量のデータの記
憶が可能な媒体を用いている。これにより、多数ページ
の原稿画像を効率的に記憶蓄積することができるように
なる。
【0025】(画像データの読み出し)記憶装置106
または補助記憶装置107に記憶された画像データは、
プリンタ部に出力するために読み出され、108のデー
タ伸長部で圧縮データの解凍が行われ、109の画像メ
モリ2に書き出される。
【0026】(画像データの出力)109の画像メモリ
2に一時的に記憶された画像データは、所定のサイズに
達すると110の補正手段2に転送される。110の補
正手段2の処理についても103の補正手段1の処理、
同様、後述する。
【0027】110の補正手段2の出力を受け取り、出
力画像処理部111では、RGBの画像データをプリン
ト出力するために、輝度濃度変換、RGBからCMYK
への変換、ガンマ補正、2値化処理、など公知の画像処
理を行い、プリンタ部112に転送する。
【0028】プリンタ部112は、転送されたCMYK
の画像信号に基づいてレーザ駆動し、図10の場合と同
様の手順で転写紙上に可視画像を形成し、出力する。
【0029】(補正手段)本発明の特徴である、補正手
段の詳細について説明する。
【0030】上述したように、JPEG等の圧縮方式で
も画像劣化が生ずる場合がある。その劣化は、エッジ部
分等の高周波成分の多いところで顕著に発生する。この
高周波成分の鮮明さが、品位の高い画像を得るために非
常に重要である。
【0031】そこで、103の補正手段1では、エッジ
等で発生する画像劣化の防止のために、エッジ部分の信
号を、あらかじめ、以下に記述するように置換してお
く。
【0032】以下に、103の補正手段1の処理内容を
詳細に示す。
【0033】図8において、801はRGB→Lab変
換手段、802は色度差比較手段、803は劣化部予測
手段、804は画素値置換手段である。
【0034】RGB→Lab変換手段801では、各画
素の色度であるLabの値を計算する。
【0035】色度差比較手段802では、注目画素とそ
の1つ手前の画素の色度差(色空間上の距離)を計算
し、その値をあらかじめ定められたいくつかの係数と比
較し、その結果を出力する。
【0036】劣化部予測手段803では、同じ色相の画
素の中に変化した色相の画素があると判断された場合
に、その画素の位置を劣化が予想されるエッジ部と判断
する。図11は、Lab空間での画像信号のL軸成分の
変化を表す図である。図11のA点で、それまでの画素
レベルL2が画素レベルL1に変化している。劣化部予
測手段803では、このA点を劣化が予想されるエッジ
部と判断する。
【0037】エッジ部と判断された画素は、画素値置換
手段804により変化前後の値の中間値、すなわち、図
12に示すように(L1+L2)/2の値に置換され
る。
【0038】このように劣化しにくい画像に加工してお
いた後に、圧縮または伸長処理を施し、通常の大きさの
画像に戻す処置を施す方法を採ることにより、JPEG
等の圧縮による劣化を防止することが出来る。
【0039】以下に、110の補正手段2の処理内容を
詳細に示す。
【0040】110の補正手段2では、色エッジ部等で
劣化が予想される画像の修復を行う。
【0041】図9において、901はRGB→Lab変
換手段、902は色度差比較手段、903は劣化部検知
手段、904は画素値置換手段である。
【0042】RGB→Lab変換手段901では、各画
素の色度であるLabの値を計算する。
【0043】色度差比較手段902では、注目画素とそ
の1つ手前の画素の色度差(色空間上の距離)を計算
し、その値をあらかじめ定められたいくつかの係数と比
較を行い、その結果を出力する。
【0044】劣化部検知手段903では、図13に示す
ように、画素レベルL2の画素が続いた後にL2とL1
の中間の値が1画素あり、その後L1の画素が続くよう
な場合、この中間の値の画素をエッジ部の平滑化処理を
受けた画素と判断する。
【0045】エッジ部の平滑化処理を受けた画素と判断
された画素は、画素値置換手段904により変化以前の
画素値に置換される。その結果、図14に示すように、
L1の値が復元される。
【0046】以上、本発明の実施形態では、上述のよう
な構成をとったことから、エッジ部での劣化が補正され
た高品位な画像出力を得ることが出来ると共に、画像圧
縮により読み込んだ画像データを一時保存でき、連動し
て画像の読み取りからプリンタ出力までの処理を行うこ
とを要しない装置が提供できる。
【0047】[第2の実施形態]以下、本発明の第2の
実施形態にかかる画像処理装置を説明する。本実施形態
は、補正手段1と補正手段2に、像域に応じて異なる処
理を行わせるものである。
【0048】図2は、本実施形態にかかる画像処理装置
のブロック図である。
【0049】(読み取り部)複写すべき原稿は、スキャ
ナ部201の不図示の原稿載置台上に置かれ、読み取ら
れる。スキャナ部201は、図10の場合と同様、カラ
ーの3ラインCCDにより原稿画像を画素毎にデジタル
的に読み取り、入力画像処理部202にカラー画像信号
を転送する。入力画像処理部202では、スキャナ部2
01から送られてきたRGBのカラー画像信号に対しシ
ェーディング補正、CCDライン間補正、色補正など、
公知の画像処理を行う。
【0050】203は像域分離処理部であり、入力画像
処理部202から出力される入力画像処理済みのカラー
画像信号に対し、以下に示す像域分離処理を行い、入力
画像の画素毎に、その画素が写真領域、文字領域、網点
領域などの特性の内、いずれの領域の特性を持った画素
なのかを検出し、画素毎に像域別の属性を表すフラグデ
ータを付す。
【0051】(像域分離処理)ここでは、像域分離処理
部203について説明する。
【0052】像域分離処理とは、原稿画像に含まれる画
像の特徴に応じて最適な画像処理を施すために、原稿画
像の特徴を抽出し、像域属性を示す信号(以後フラグデ
ータという)を生成する処理をいう。一般に、原稿中に
は、連続階調のフルカラーの写真領域や、黒一色の文字
領域、あるいは新聞印刷のような網点印刷領域など、様
々な画像領域が混在している。これらの領域特性の画像
に対し、一律に同一の画像処理を施すのでは、好ましい
画質の出力画像が得られない場合がある。そこで、本実
施形態にかかる像域分離処理部203では、入力画像処
理部202から入力されるカラー画像信号を用いて原稿
画像中に含まれる画像データの属性を検出し、それを識
別するためのフラグデータを生成する。
【0053】図3は原稿画像の一例を示すものであり、
1のページ301内に銀塩写真領域302、黒文字領域
303、網点印刷領域304、カラーのグラフィック領
域305が混在している様子を示している。
【0054】ここで、スキャナ部201は、この原稿画
像をカラーのCCDセンサによって走査し、画素毎のカ
ラーデジタル信号(RGB信号)として読み取る。読み
取られたRGB信号は、画像の領域別の属性によって決
まる特徴を持っている。各領域においてCCDセンサが
読み取るRGB信号のうちのG信号をCCDの並び方向
にグラフにすると、例えば、図4に示す曲線のようにな
る。図4の横軸はCCD並び方向の画素位置を、縦軸は
読み取り信号値で上に行くほど白に近い(明るい)画素
であることを表している。
【0055】図4の402、403、404、405
は、それぞれ、図3の302から305までの領域を読
み取った場合に特徴的に現れる特性の一例である。以下
に、領域別の特徴を説明する。
【0056】302は写真領域であるので、読み取られ
た画像信号の位置による変化402は比較的緩やかであ
り、近距離の画素値との差分412は小さな値となる。
【0057】303は黒文字領域であり、白地に黒い文
字が書かれている。その特性曲線403は、白地部41
3から文字部423にかけて急激に読み取り信号値が変
化するような特性となる。
【0058】304は網点領域であり、網点領域では白
地と黒字の繰り返しとなる。その特性曲線404は、白
地414と網点424とが高い頻度で繰り返す特性とな
る。
【0059】405はグラフィック領域305の特性を
表す図である。グラフィック領域のエッジ部415では
信号値は急激に小さくなり、内部の色塗り部分416で
は一定の中間レベルが続くような特性となる。
【0060】これらの属性の判定は、読み取り信号値か
ら上述の領域毎の特徴を検出して行うことができる。そ
の判定には、注目画素近傍での画像データの変化量ある
いは変化量の一定区間内の積算値、周辺画素の輝度値
(白地か色のついた背景か)、一定区間内の画像データ
の白から黒への変化の回数、などの情報を用いる公知の
特徴抽出手法および抽出された特徴に基づいた公知の属
性判別手法を用いることができる。
【0061】図5に、図3の原稿画像に対して生成され
た属性フラグの一例を示す。ここでは、属性フラグ(フ
ラグデータ)として、文字フラグ、図形フラグ、網点フ
ラグの3種類のフラグを示しているが、もちろんそれに
限定されるわけではない。図5(a)は、文字領域の特
性を有する画素として認識された部分を表示したもので
ある。文字領域の特性を有する画素には、文字フラグに
1が設定され、それ以外のものには文字フラグに0(図
では白い部分)が設定される。同様に、図5(b)はグ
ラフィック領域の特性を有する画素として認識された部
分を表示したものである。グラフィック領域の特性を有
する画素には、図形フラグに1が設定され、それ以外の
ものには図形フラグに0(図では白い部分)が設定され
る。さらに、図5(c)は網点領域の特性を有する画素
として認識された部分を表示したものである。網点領域
の特性を有する画素には、網点フラグに1が設定され、
それ以外のものには網点フラグに0(図では白い部分)
が設定される。写真領域は、これらのいずれにもあては
まらないので、すべてのフラグに0が設定され、図5に
は表れてこないことになる。
【0062】以上の像域分離処理により画像の属性が画
素毎に検出されると、次に204の補正手段1によって
画像属性に応じた画像処理が施される。すなわち、文字
領域と認識された部分については、エッジ部の劣化等圧
縮による影響が強いと考えられ、劣化等を防ぐために置
換を行う。それ以外の部分は、誤判定を防ぐために上記
置換処理を行わない。
【0063】このように、各像域で補正処理を切り換え
ることにより、各像域に適した処理を行うことが出来る
ようになる。
【0064】(画像データの蓄積)スキャナ201で読
み取られ、種々の入力画像処理を施された画像データ、
および上記の手順で生成された属性フラグデータは、そ
れぞれ205の画像メモリ1および206のフラグメモ
リ1に一時的に格納される。このとき、画像データおよ
び属性フラグデータは、原稿1ページ分全体または1ペ
ージのうちのあらかじめ決められたサイズ分の部分画像
として記憶される。
【0065】一時記憶された画像データおよび属性フラ
グデータは、データ圧縮部207で圧縮されて記憶装置
208に記憶される。記憶装置208は、半導体記憶装
置のような高速の記憶手段であることが望ましい。ま
た、データ圧縮部では、画像データおよびフラグデータ
に対し、それぞれ異なるデータ圧縮処理を行う。すなわ
ち、画像データに対しては、JPEGの非可逆方式によ
る圧縮のような、非可逆であるが、人間の視覚特性を考
慮した画像の劣化が目立ちにくい高能率の圧縮処理を施
し、フラグデータに対しては、属性フラグ情報の欠落や
変化が発生しないためにJPEGの可逆方式による圧縮
のような可逆な圧縮方式を用いるのが望ましい。
【0066】このようにして、記憶装置208には異な
る圧縮処理が施された画像データおよびフラグデータが
原稿1ページ単位で記憶される。記憶されたデータは、
また、209の補助記憶装置に書き出す場合もある。望
ましくは、補助記憶装置209は、ハードディスクのよ
うな記録スピードは若干遅いが大容量のデータの記憶が
可能な媒体を用いる。このように構成することにより、
多数ページの原稿画像を効率的に記憶蓄積することが可
能となる。
【0067】(画像データの読み出し)記憶装置208
または補助記憶装置209に記憶された画像データおよ
び属性フラグデータは、プリント部に出力するために読
み出され、それぞれ210のデータ伸長部で圧縮データ
の解凍が行われ、それぞれ211の画像メモリ2および
212のフラグメモリ2に書き出される。
【0068】このとき、213の画素密度変換部では、
必要に応じて記憶された画像データの画素密度の変換を
行う。この処理は、例えば、蓄積された画像データを拡
大または縮小してプリント出力したい場合、または蓄積
された複数ページを1枚のプリント出力用紙上に合成し
て出力したい場合などに使用される。
【0069】複数ページの合成出力の例を図6に示す。
図の2つの原稿画像601と602があらかじめ記憶装
置に記憶されているものとする。図は、両者の画像を原
稿と同一サイズの出力用紙に1枚に合成してプリント出
力603を得る例を表している。
【0070】合成出力を得るために、まず記憶されてい
る画像データ601を記憶装置208から読み出し、デ
ータ伸長208で圧縮データの解凍を行う。213の画
素密度変換部では、解凍されたデータを所定の倍率で縮
小し、不図示の回転処理部で左90度回転し、211で
示される画像メモリ2の所定の領域に書き込む(図6の
604に相当する領域)。
【0071】次に画像データ602を読み出し、同様に
解凍、解像度変換、回転処理を行い、211で示される
画像メモリ2の605を書き込むべき領域に書き込む。
【0072】このとき、原稿A、Bに対応するフラグデ
ータも同様に解凍、解像度変換、回転処理され212で
示されるフラグメモリ2の対応する領域に書き込まれ
る。
【0073】ここで、画像データの解像度変換とフラグ
データの解像度変換は、それぞれ異なる手法を適用する
ことが望ましい。例えば、画像データに対しては線形補
間法や双3次スプライン補間法などの手法を適用し、フ
ラグデータの解像度変換には最近傍処理法などの2値デ
ータに適した解像度変換方法を用いるようにする。(画
像データの出力)211の画像メモリ2および212の
フラグメモリ2に一時的に記憶された画像データおよび
フラグデータは、所定のサイズに達すると214の補正
手段2に転送される。
【0074】214の補正手段2では、フラグデータの
内容に基づき、画像データの置換処理を施す。すなわ
ち、図1に示す103で表される補正手段1と同様に、
文字部と認識された部分のみ圧縮伸長の劣化の修正を行
う。
【0075】また、画素密度変換213の有無に応じて
補正手段1および2における置換処理の切り換えを行う
ことによって、データ圧縮による劣化が画像を縮小する
ことにより見えにくくなるような場合に誤判定を低減で
きる。
【0076】214の補正手段2での処理の後、画像デ
ータは、出力画像処理部215に転送される。
【0077】出力画像処理部215では、RGBの画像
データをプリント出力するための公知の画像処理、すな
わち輝度濃度変換、RGB→CMYK変換、ガンマ補
正、2値化処理、などといった処理を行い、プリンタ部
216へ転送する。
【0078】ここで、212のフラグメモリ2に記憶さ
れたフラグデータは、214の補正手段2および出力画
像処理部215の処理の切り替えに用いられる。
【0079】プリンタ部216は、転送されたCMYK
の画像信号に応じてレーザ駆動し、図10の場合と同様
の手順で転写紙上に可視画像を形成し、出力する。
【0080】画像処理部215での処理としては、以下
のようなものがある。
【0081】例えば、写真領域と文字領域では、RGB
→CMYK変換の係数を変える処理を行う。これにより
出力画像の画質を向上させることができる。例えば、文
字領域すなわち文字フラグが1である画素に対しては黒
文字が黒トナーのみで再現できるような変換係数(すな
わち画像データが無彩色の場合はC,M,Y=0となる
ような係数)を適用し、それ以外では無彩色であっても
C,M,Yが0とならず、深みのある黒を再現できるよ
うな係数を用いるように変更する。
【0082】また2値化処理では、公知の誤差拡散処理
やディザ処理を用いて、C、M、Y、K信号を0または
1の2値信号に変換するが、その際、文字領域やグラフ
領域では出力画像の鮮鋭度が優先されるので誤差拡散処
理を適用し、写真領域や網点領域では階調性が重視され
るのでディザ処理を適用する。このように2値化処理の
内容を属性フラグデータにより切り替えることで、出力
画像の画質向上を図ることができる。
【0083】上述の構成を、図7にブロック図として示
す。211の画像メモリ2、212のフラグメモリ2、
およびプリンタ部216は図1と同一である。211の
画像メモリ2から読み出されたRGBのカラー画像デー
タは並列に701と702の2つのRGB→CMYK変
換回路に入力され、それぞれ独立にCMYK画像信号に
変換される。RGB→CMYK変換回路701と702
の出力は、212のフラグメモリ2のフラグ信号に従っ
て703のセレクタ1でいずれか一方が選択される。R
GB→CMYK変換回路701に文字領域用の変換係数
が設定され、RGB→CMYK変換回路702にそれ以
外の係数が設定されている場合には、212のフラグメ
モリ2内の文字フラグが1のときにRGB→CMYK変
換回路701の出力を選択し、文字フラグが0のときは
RGB→CMYK変換回路702の出力を選択する。
【0084】703のセレクタ1の出力は、やはり並列
に2系統に分離され、一方は、704のガンマ補正回路
1と706の誤差拡散2値化処理部を通って2値のCM
YK信号として708のセレクタ2に入力される。
【0085】もう一方は、705のガンマ補正回路2と
707のディザ処理2値化回路を通って2値のCMYK
信号として708のセレクタ2に入力される。
【0086】セレクタ2では、誤差拡散2値化処理部7
06またはディザ処理2値化回路707のいずれかの出
力を選択してプリンタ部に転送する。誤差拡散2値化処
理部706またはディザ処理2値化回路では、文字領域
およびグラフ領域で誤差拡散処理を選択するので、文字
フラグが1または図形フラグが1の場合セレクタ2は誤
差拡散2値化処理部706の出力を選択し、そうでない
場合はディザ処理2値化回路707の出力を選択するよ
うにする。
【0087】以上、本発明の実施形態では、上述のよう
な構成をとったことから、エッジ部での劣化の少ない高
品位な画像出力を得ることが出来ると共に、画像の読み
取りからプリンタ出力までの処理を連動して行うことを
要しない装置が提供できる。また、像域分離処理の結果
に基づき、補正処理(置換処理)の有無等を切り替える
ことができ、誤判定などが減少し、さらに高品位な画像
を得ることが出来る。
【0088】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0089】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0090】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0091】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した処理に対応するプログラ
ムコードが格納されることになる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像処理装置における画像の扱いを容易にし、ユーザに多
大な負担を強いることなく、かつ画像記憶手段の容量を
削減するような画像システムを実現し、なおかつ、圧縮
・伸長の前後に画像劣化の補正手段を設けることによ
り、圧縮による画像劣化の少ない高品位な画像出力を得
ることが可能になる。
【0093】また、像域分離を用いることにより、補正
処理(置換処理)の有無を切り替えることで、誤判定な
どが軽減し、さらに高品位な画像を得ることが出来る。
【0094】さらに、変倍率により、補正処理(置換処
理)の有無を切り替えることで、変倍した画像に対して
も高品位な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る装置のブロック
図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る装置のブロック
図である。
【図3】読み取られる原稿画像を表す図である。
【図4】像域毎の画像信号の分布特性を表す図である。
【図5】像域毎の、フラグデータが1になる部分を表す
図である。
【図6】レイアウト合成出力についての図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る出力画像処理部
の構成を表すブロック図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係る補正手段1の構
成を表すブロック図である。
【図9】本発明の第1の実施形態に係る補正手段2の構
成を表すブロック図である。
【図10】従来のカラー画像複写装置を表す図である。
【図11】補正手段1で検出されるエッジ部を表す図で
ある。
【図12】補正手段1で置換される画像信号を表す図で
ある。
【図13】補正手段2で検出されるエッジ部の劣化を表
す図である。
【図14】補正手段2で置換される画像信号を表す図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/46 H04N 1/46 Z Fターム(参考) 5B057 AA11 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE03 CE05 CG05 CH11 DA08 DB02 DB06 DB09 DC16 DC22 5C077 MP06 MP07 MP08 NN08 NN11 NN19 PP02 PP03 PP15 PP20 PP23 PP27 PP28 PP32 PP33 PP36 PP38 PP47 PP55 PQ08 PQ18 PQ20 PQ25 RR21 5C078 BA57 DB00 5C079 HB01 LA14 LA26 LA31 MA02 NA10 PA02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像をデジタルのカラー画像信号と
    して読み取り、前記原稿画像の出力カラー画像を形成す
    る画像処理装置において、 前記カラー画像信号が示す画像のエッジ部を検出する第
    1のエッジ検出手段と、 前記エッジ部に所定の平滑化処理を行う第1の補正手段
    と、 前記平滑化後のカラー画像信号を画像圧縮する圧縮手段
    と、 前記画像圧縮後のカラー画像信号を記憶する手段と、 前記記憶された画像圧縮後のカラー画像信号を伸長する
    手段と、 前記伸長後のカラー画像信号により前記平滑化処理が施
    されたエッジ部を検出する第2のエッジ検出手段と、 前記第2のエッジ検出手段で検出されたエッジ部に対し
    て所定のカラー画像信号の値に置換する処理を行う第2
    の補正手段とを備え、前記第2の補正手段からのカラー
    画像信号に基づき前記出力カラー画像を形成することを
    特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像をR、G、B毎に画素単位でサ
    ンプリングしてデジタルのカラー画像信号として読み取
    り、前記原稿画像の出力カラー画像を形成する画像処理
    装置において、 前記読み取りの後に、前記カラー画像信号のパターンに
    基づき、前記各画素位置での画像の特徴を識別する識別
    手段と、 前記各画素に前記識別の結果に応じて所定のフラグデー
    タを生成するフラグ生成手段と、 前記フラグデータに基づき、前記カラー画像信号に対し
    て所定の平滑化処理を行うか否かを判断する第1の判断
    手段と、 前記平滑化処理を行うと判断された場合に前記平滑化処
    理を行う第1の補正手段と、 前記第1の補正手段からのカラー画像信号を画像圧縮す
    ると共に、前記フラグデータもデータ圧縮する圧縮手段
    と、 前記画像圧縮後のカラー画像信号および前記データ圧縮
    後のフラグデータを記憶する手段と、 前記記憶された前記カラー画像信号および前記記憶され
    た前記フラグデータを伸長する手段と、 前記伸長後のフラグデータに基づき、前記伸長後のカラ
    ー画像信号に対して所定の値に置換する処理が必要か否
    かを判断する第2の判断手段と、 前記置換が必要と判断された場合に前記置換を行う第2
    の補正手段とを備え、前記第2の補正手段からのカラー
    画像信号に基づき前記カラー画像出力を形成することを
    特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 原稿画像をデジタルのカラー画像信号と
    して読み取り、前記原稿画像の出力カラー画像を形成す
    る画像処理装置において、 前記原稿画像と前記出力カラー画像との変倍率が所定の
    値か否かを判断する手段と、 前記変倍率が所定の値の場合は、 前記平滑化後のカラー画像信号を画像圧縮する圧縮手段
    と、 前記画像圧縮後のカラー画像信号を記憶する手段と、 前記記憶された画像圧縮後のカラー画像信号を伸長する
    伸長手段と備え、前記伸長手段からのカラー画像信号に
    基づき前記出力カラー画像を形成し、 前記変倍率が所定の値以外の場合は、 前記読み取られたカラー画像信号が示す画像のエッジ部
    を検出する第1のエッジ検出手段と、 前記エッジ部に所定の平滑化処理を行う第1の補正手段
    と、 前記平滑化後のカラー画像信号を画像圧縮する圧縮手段
    と、 前記画像圧縮後のカラー画像信号を記憶する手段と、 前記記憶された画像圧縮後のカラー画像信号を伸長する
    手段と、 前記伸長後のカラー画像信号により前記平滑化処理が施
    されたエッジ部を検出する第2のエッジ検出手段と、 前記第2のエッジ検出手段で検出されたエッジ部に対し
    て所定のカラー画像信号の値に置換する処理を行う第2
    の補正手段とを備え、前記第2の補正手段からのカラー
    画像信号に基づき前記出力カラー画像を形成することを
    特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 原稿画像をR、G、B毎に画素単位でサ
    ンプリングしてデジタルのカラー画像信号として読み取
    り、前記原稿画像の出力カラー画像を形成する画像処理
    装置において、 前記原稿画像と前記出力カラー画像との変倍率が所定の
    値か否かを判断する手段と、 前記変倍率が所定の値の場合は前記平滑化後のカラー画
    像信号を画像圧縮する圧縮手段と、 前記画像圧縮後のカラー画像信号を記憶する手段と、 前記記憶された画像圧縮後のカラー画像信号を伸長する
    伸長手段と備え、前記伸長手段からのカラー画像信号に
    基づき前記出力カラー画像を形成し、 前記変倍率が所定の値以外の場合は、 前記読み取りの後に、前記カラー画像信号のパターンに
    基づき、前記各画素位置での画像の特徴を識別する識別
    手段と、 前記各画素に前記識別の結果に応じて所定のフラグデー
    タを生成するフラグ生成手段と、 前記フラグデータに基づき、前記カラー画像信号に対し
    て所定の平滑化処理を行うか否かを判断する第1の判断
    手段と、 前記平滑化処理を行うと判断された場合に前記平滑化処
    理を行う第1の補正手段と、 前記第1の補正手段からのカラー画像信号を画像圧縮す
    ると共に、前記フラグデータもデータ圧縮する圧縮手段
    と、 前記画像圧縮後のカラー画像信号および前記データ圧縮
    後のフラグデータを記憶する手段と、 前記記憶された前記カラー画像信号および前記記憶され
    た前記フラグデータを伸長する手段と、 前記伸長後のフラグデータに基づき、前記伸長後のカラ
    ー画像信号に対して所定の値に置換する処理が必要か否
    かを判断する第2の判断手段と、 前記置換が必要と判断された場合に前記置換を行う第2
    の補正手段とを備え、前記第2の補正手段からのカラー
    画像信号に基づき前記カラー画像出力を形成することを
    特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 原稿画像をデジタルのカラー画像信号と
    して読み取り、前記原稿画像の出力カラー画像を形成す
    る画像処理方法において、 前記カラー画像信号が示す画像のエッジ部を検出する第
    1のエッジ検出ステップと、 前記エッジ部に所定の平滑化処理を行う第1の補正ステ
    ップと、 前記平滑化後のカラー画像信号を画像圧縮する圧縮ステ
    ップと、 前記画像圧縮後のカラー画像信号を記憶するステップ
    と、 前記記憶された画像圧縮後のカラー画像信号を伸長する
    ステップと、 前記伸長後のカラー画像信号により前記平滑化処理が施
    されたエッジ部を検出する第2のエッジ検出ステップ
    と、 前記第2のエッジ検出ステップで検出されたエッジ部に
    対して所定のカラー画像信号の値に置換する処理を行う
    第2の補正ステップとを備え、前記第2の補正ステップ
    からのカラー画像信号に基づき前記出力カラー画像を形
    成することを特徴とする画像処理方法。
  6. 【請求項6】 原稿画像をR、G、B毎に画素単位でサ
    ンプリングしてデジタルのカラー画像信号として読み取
    り、前記原稿画像の出力カラー画像を形成する画像処理
    方法において、 前記読み取りの後に、前記カラー画像信号のパターンに
    基づき、前記各画素位置での画像の特徴を識別する識別
    ステップと、 前記各画素に前記識別の結果に応じて所定のフラグデー
    タを生成するフラグ生成ステップと、 前記フラグデータに基づき、前記カラー画像信号に対し
    て所定の平滑化処理を行うか否かを判断する第1の判断
    ステップと、 前記平滑化処理を行うと判断された場合に前記平滑化処
    理を行う第1の補正ステップと、 前記第1の補正ステップからのカラー画像信号を画像圧
    縮すると共に、前記フラグデータもデータ圧縮する圧縮
    ステップと、 前記画像圧縮後のカラー画像信号および前記データ圧縮
    後のフラグデータを記憶するステップと、 前記記憶された前記カラー画像信号および前記記憶され
    た前記フラグデータを伸長するステップと、 前記伸長後のフラグデータに基づき、前記伸長後のカラ
    ー画像信号に対して所定の値に置換する処理が必要か否
    かを判断する第2の判断ステップと、 前記置換が必要と判断された場合に前記置換を行う第2
    の補正ステップとを備え、前記第2の補正ステップから
    のカラー画像信号に基づき前記カラー画像出力を形成す
    ることを特徴とする画像処理方法。
  7. 【請求項7】 原稿画像をデジタルのカラー画像信号と
    して読み取り、前記原稿画像の出力カラー画像を形成す
    る画像処理方法において、 前記原稿画像と前記出力カラー画像との変倍率が所定の
    値か否かを判断するステップと、 前記変倍率が所定の値の場合は、 前記平滑化後のカラー画像信号を画像圧縮する圧縮ステ
    ップと、 前記画像圧縮後のカラー画像信号を記憶するステップ
    と、 前記記憶された画像圧縮後のカラー画像信号を伸長する
    伸長ステップと備え、前記伸長ステップからのカラー画
    像信号に基づき前記出力カラー画像を形成し、 前記変倍率が所定の値以外の場合は、 前記読み取られたカラー画像信号が示す画像のエッジ部
    を検出する第1のエッジ検出ステップと、 前記エッジ部に所定の平滑化処理を行う第1の補正ステ
    ップと、 前記平滑化後のカラー画像信号を画像圧縮する圧縮ステ
    ップと、 前記画像圧縮後のカラー画像信号を記憶するステップ
    と、 前記記憶された画像圧縮後のカラー画像信号を伸長する
    ステップと、 前記伸長後のカラー画像信号により前記平滑化処理が施
    されたエッジ部を検出する第2のエッジ検出ステップ
    と、 前記第2のエッジ検出ステップで検出されたエッジ部に
    対して所定のカラー画像信号の値に置換する処理を行う
    第2の補正ステップとを備え、前記第2の補正ステップ
    からのカラー画像信号に基づき前記出力カラー画像を形
    成することを特徴とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 原稿画像をR、G、B毎に画素単位でサ
    ンプリングしてデジタルのカラー画像信号として読み取
    り、前記原稿画像の出力カラー画像を形成する画像処理
    方法において、 前記原稿画像と前記出力カラー画像との変倍率が所定の
    値か否かを判断するステップと、 前記変倍率が所定の値の場合は前記平滑化後のカラー画
    像信号を画像圧縮する圧縮ステップと、 前記画像圧縮後のカラー画像信号を記憶するステップ
    と、 前記記憶された画像圧縮後のカラー画像信号を伸長する
    伸長ステップと備え、前記伸長ステップからのカラー画
    像信号に基づき前記出力カラー画像を形成し、 前記変倍率が所定の値以外の場合は、 前記読み取りの後に、前記カラー画像信号のパターンに
    基づき、前記各画素位置での画像の特徴を識別する識別
    ステップと、 前記各画素に前記識別の結果に応じて所定のフラグデー
    タを生成するフラグ生成ステップと、 前記フラグデータに基づき、前記カラー画像信号に対し
    て所定の平滑化処理を行うか否かを判断する第1の判断
    ステップと、 前記平滑化処理を行うと判断された場合に前記平滑化処
    理を行う第1の補正ステップと、 前記第1の補正ステップからのカラー画像信号を画像圧
    縮すると共に、前記フラグデータもデータ圧縮する圧縮
    ステップと、 前記画像圧縮後のカラー画像信号および前記データ圧縮
    後のフラグデータを記憶するステップと、 前記記憶された前記カラー画像信号および前記記憶され
    た前記フラグデータを伸長するステップと、 前記伸長後のフラグデータに基づき、前記伸長後のカラ
    ー画像信号に対して所定の値に置換する処理が必要か否
    かを判断する第2の判断ステップと、 前記置換が必要と判断された場合に前記置換を行う第2
    の補正ステップとを備え、前記第2の補正ステップから
    のカラー画像信号に基づき前記カラー画像出力を形成す
    ることを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 原稿画像をデジタルのカラー画像信号と
    して読み取り、前記原稿画像の出力カラー画像を形成す
    る画像処理を行うプログラムコードが格納されたコンピ
    ュータ可読メモリであって、 前記カラー画像信号が示す画像のエッジ部を検出する第
    1のエッジ検出ステップと、 前記エッジ部に所定の平滑化処理を行う第1の補正ステ
    ップと、 前記平滑化後のカラー画像信号を画像圧縮する圧縮ステ
    ップと、 前記画像圧縮後のカラー画像信号を記憶するステップ
    と、 前記記憶された画像圧縮後のカラー画像信号を伸長する
    ステップと、 前記伸長後のカラー画像信号により前記平滑化処理が施
    されたエッジ部を検出する第2のエッジ検出ステップ
    と、 前記第2のエッジ検出ステップで検出されたエッジ部に
    対して所定のカラー画像信号の値に置換する処理を行う
    第2の補正ステップとを備え、前記第2の補正ステップ
    からのカラー画像信号に基づき前記出力カラー画像を形
    成するためのコードを備えたことを特徴とするコンピュ
    ータ可読メモリ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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