JP2001309183A - 画像処理装置および方法 - Google Patents

画像処理装置および方法

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JP2001309183A JP2000122981A JP2000122981A JP2001309183A JP 2001309183 A JP2001309183 A JP 2001309183A JP 2000122981 A JP2000122981 A JP 2000122981A JP 2000122981 A JP2000122981 A JP 2000122981A JP 2001309183 A JP2001309183 A JP 2001309183A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画質の低下を伴わずに短時間でカラー画像の
複写を可能とする画像処理装置を提供する。 【解決手段】 原稿画像をデジタルのカラー画像信号と
して読み取り、前記原稿画像の出力カラー画像を形成す
る画像処理装置において、カラー画像信号に対して、画
像圧縮後の画像劣化を低減する所定のデジタル・フィル
夕処理を行う第1のフィルタ手段と、このデジタル・フ
ィルタ処理後のカラー画像信号を画像圧縮し、記憶する
手段と、この記憶されたカラー画像信号を伸長する手段
と、この伸長後のカラー画像信号に対して、伸長後の画
像劣化を低減する所定のデジタル・フィルタ処理を行う
第2のフィルタ手段とを備え、前記第2のフィルタ手段
からのカラー画像信号に基づき前記出力カラー画像を形
成する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理システム
に関するものであり、詳細にはカラー画像データの入力
および出力を効率よく、かつ高画質で制御可能な画像処
理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー原稿画像をデジタル的に読
み取って複写画像を生成する装置としては、図10に示
すような、いわゆる、カラー原稿複写装置が知られてい
る。
【0003】図10において、1001はイメージスキ
ャナ部であり、原稿を読み取り、デジタル信号処理を行
う部分である。また、1002は、プリンタ部であり、
イメージスキャナ1001によって読み取られた原稿画
像に対応した画像を用紙にフルカラーでプリント出力す
る部分である。
【0004】イメージスキャナ1001において、10
00は鏡面圧板であり、原稿台ガラス1003上の原稿
1004は、ランプ1005で照射され、その反射光
は、ミラー1006、1007、1008に導かれ、レ
ンズ1009によって、3ラインの個体撮像素子センサ
(以下、CCDという)1010上に像を結び、フルカ
ラー情報としてのレッド(R)、グリーン(G)、ブル
ー(B)の3つの画像信号に変換され信号処理部101
1に送られる。なお、ランプ1005、ミラー1006
は速度vで、ミラー1007、ミラー1008は速度1
/2vでラインセンサ1010の電気的走査(主走査)
方向に対して垂直方向に機械的に動くことによって、原
稿全面を走査(副走査)する。ここで、原稿1004
は、主走査および副走査ともに400dpi(dots/inc
h)の解像度で読み取られる。
【0005】信号処理部1011においては、読み取ら
れた画像信号を電気的に処理し、マゼンタ(M)、シア
ン(C)、イエロ(Y)、ブラック(Bk)の各成分に
分解し、プリンタ部1002に送る。イメージスキャナ
1001では、1回の原稿走査につき、M、C、Y、B
kのうち1つずつ読み込まれ、プリンタ部1002に送
られる。したがって、合計4回の原稿走査によって、1
つの原稿のプリントアウトが完成する。
【0006】イメージスキャナ部1001より送られて
くるM、C、Y、Bkの各画像信号は、レーザドライバ
1012に送られてくる。レーザドライバ1012は、
送られてきた画像信号に応じ、半導体レーザ1013を
変調駆動する。レーザ光は、ポリゴンミラー1014、
f−θレンズ1015、ミラー1016を介し、感光ド
ラム1017上を走査する。ここで、読取と同様に主走
査および副走査ともに400dpi(dots/inch)の解
像度で書き込まれる。
【0007】1018は回転現像器であり、マゼンタ現
像部1019、シアン現像部1020、イエロ現像部1
021、ブラック現像部1022より構成され、4つの
現像部が交互に感光ドラム1017に接し、感光ドラム
上に形成された静電潜像をトナーで現像する。
【0008】1023は転写ドラムであり、用紙カセッ
ト1024または1025より供給される用紙をこの転
写ドラム1023に巻き付け、感光ドラム上に現像され
た像を用紙に転写する。
【0009】このようにして、M、C、Y、Bkの4色
が順次転写された後に、用紙は、定着ユニット1026
を通過し、トナーが用紙に定着され、排紙される。
【0010】従来のカラー原稿複写装置では、原稿を読
み取るイメージスキャナ部1001と複写画像を出力す
るプリンタ部1002は、連動して処理が行われてい
た。すなわち、CCDセンサ1010での読み取り処理
終了後、定着ユニット1026での定着までの処理を中
断することなく、実行していた。また、原稿の読取は、
M、C、Y、Bkの色毎に4回連続して行われ、同様
に、画像形成も色毎に行われていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カラー原稿複写装置では、スキャナ部とプリンタ部は連
動する必要があったことから、プリンタ部が待機状態の
場合は、複写動作および原稿読み取り動作を行うことが
できないという問題があった。また、複数原稿の各々を
複数部複写する場合、原稿毎に、出力する部数に応じ
て、複数回読み取っていたことから、使用者は読み取り
に長時間を要するという問題があった。
【0012】このような問題に対処するために、原稿の
読み取り処理を連続ではなく一回だけ行い、読み取った
画像データを、一時、記憶手段に記憶し、M、C、Y、
Bkそれぞれの画像形成に同期して、記憶された画像デ
ータを読み出し、出力する構成も考えられる。
【0013】しかしながら、一般に、各画像データの容
量は膨大であるため、複数の原稿画像を記憶手段に一括
して記憶するには膨大な記憶容量を必要にするという問
題があった。また、複数原稿画像のページの入れ替えや
合成出力を行うなどの、複数の原稿画像を一括して読み
込む必要がある場合に、膨大な記憶容量が必要となると
いう問題があり、記憶されている画像データの拡大、縮
小によるレイアウト合成などを行うことが容易ではない
という問題もあった。また、JPEG等の方式で画像圧
縮してハードディスクなどの大容量記憶手段に一括して
記憶するような構成も考えられるが、画像圧縮による画
質の劣化が問題となった。
【0014】本発明は上述した問題を解決するためにな
されたものであり、画質の低下を伴わずに短時間でカラ
ー画像の複写を可能とする画像処理装置および方法を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、原稿画像をデジタルのカラー画像信号
として読み取り、前記原稿画像の出力カラー画像を形成
する画像処理装置において、前記カラー画像信号に対し
て、所定のデジタル・フィル夕処理を行う第1のフィル
タ手段と、前記デジタル・フィルタ処理後のカラー画像
信号を画像圧縮する手段と、前記画像圧縮後のカラー画
像信号を記憶する手段と、前記記憶されたカラー画像信
号を伸長する手段と、前記伸長後のカラー画像信号に対
して、所定のデジタル・フィルタ処理を行う第2のフィ
ルタ手段とを備え、前記第1のフィル夕手段は、前記画
像圧縮後のカラー画像信号の劣化を低減するデジタル・
フィル夕処理を行い、前記第2のフィル夕手段は、前記
伸長後のカラー画像信号の劣化を低減するデジタル・フ
ィルタ処理を行い、前記第2のフィルタ手段からのカラ
ー画像信号に基づき前記出力カラー画像を形成する構成
とした。
【0016】また、他の発明は、原稿画像を画素単位で
サンプリングしてデジタルのカラー画像信号として読み
取り、前記原稿画像の出力カラー画像を形成する画像処
理装置において、前記読み取りの後に、前記カラー画像
信号のパターンに基づき、前記各画素位置での画像の特
徴を識別する識別手段と、前記各画素に前記識別の結果
に応じて所定のフラグデータを生成するフラグ生成手段
と、複数のデジタル・フィルタ特性を有し、個別にフィ
ル夕処理を行う第1のフィル夕手段と、前記第1のフィ
ル夕手段から出力されるフィル夕処理の異なるカラー画
像信号から、前記画素毎に、前記フラグデータに応じ
て、前記カラー画像信号を抽出し、カラー画像信号を形
成する第1の形成手段と、前記形成されたカラー画像信
号を画像圧縮すると共に、前記フラグデータもデータ圧
縮する圧縮手段と、前記画像圧縮後のカラー画像信号お
よび前記データ圧縮後のフラグデータを記憶する手段
と、前記記憶されたカラー画像信号および前記記憶され
たフラグデータを伸長する手段と、複数のデジタル・フ
ィルタ特性を有し、個別にフィル夕処理を行う第2のフ
ィル夕手段と、前記第2のフィル夕手段から出力される
フィル夕処理の異なるカラー画像信号から、前記画素毎
に、前記伸長後のフラグデータに応じて、前記カラー画
像信号を抽出し、カラー画像信号を形成する第2の形成
手段とを備え、前記第2の形成手段からのカラー画像信
号に基づき前記出力カラー画像を形成する構成とした。
【0017】また、他の発明は、前記第1のフィルタ手
段および前記第2のフィルタ手段は、変倍率に応じて前
記複数のデジタル・フィルタ特性を変える構成とした。
【0018】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、本発
明の第1の実施の形態に係る画像処理装置を説明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
画像処理装置の構成を表すブロック図である。
【0020】<読み取り部>複写すべき原稿は、スキャ
ナ部101の不図示の原稿載置台上に置かれ、読み取ら
れる。スキャナ部101は、図10の場合と同様、カラ
ーの3ラインCCDにより原稿画像を画素毎にデジタル
的に読み取り、入力画像処理部102にカラー画像信号
を転送する。入力画像処理部102では、スキャナ部1
01から送られてきたRGBのカラー画像信号に対し、
シェーディング補正、CCDライン間補正、色補正など
の公知の画像処理を行う。
【0021】103は、入力画像処理部102から出力
される入力画像処理済みのカラー画像信号に対し、フィ
ルタ処理を行う像域ブロックであり、本発明の特徴とな
る部分である。
【0022】このフィルタ部の詳細については後述す
る。
【0023】<画像データの蓄積>スキャナで読み取ら
れ、種々の入力画像処理が施された画像データは、10
4の画像メモリ1に一時的に記憶される。このとき、画
像データは、原稿1ページ分全体、もしくは1ページの
うちのあらかじめ決められた大きさの部分画像として記
憶される。一時記憶された画像データは、データ圧縮部
105で圧縮されて記憶装置106に記憶される。記憶
装置106は、半導体記憶装置のような高速の記憶手段
であることが望ましい。画像データの圧縮には、JPE
Gの非可逆方式による圧縮のような、非可逆であるが、
人間の視覚特性を考慮した画像の劣化が目立ちにくい高
能率の圧縮方式が望ましい。
【0024】しかし、JPEG圧縮でもエッジ部分のよ
うな箇所では画像劣化する場合がある。103のフィル
タ1は、この劣化を抑える役割を果たしている。
【0025】このようにして、記憶装置106には異な
る圧縮処理を施された画像データが原稿1ページ単位で
記憶される。記憶されたデータはまた107の補助記憶
装置に書き込む場合もある。補助記憶装置107には、
望ましくは、ハードディスクのような、記録スピードは
若干遅いが大容量のデータの記憶が可能な媒体を用いて
いる。これにより、多数ページの原稿画像を効率的に記
憶蓄積することができるようになる。
【0026】<画像データの読み出し>記憶装置106
または補助記憶装置107に記憶された画像データは、
プリンタ部に出力するために読み出され、108のデー
タ伸長部で圧縮データの解凍が行われ、109の画像メ
モリ2に書き込まれる。
【0027】<画像データの出力>。
【0028】109の画像メモリ2に一時的に記憶され
た画像データは、所定のサイズに達すると110のフィ
ルタ2に転送される。110のフィルタ2の処理につい
ても103のフィルタ1の処理、同様、後述する。
【0029】110のフィルタ2の出力を受け取り、出
力画像処理部111では、RGBの画像データをプリン
ト出力するために、輝度濃度変換、RGBからCMYK
への変換、ガンマ補正、2値化処理、など公知の画像処
理を行い、プリンタ部112に転送する。
【0030】プリンタ部112は、転送されたCMYK
の画像信号に基づいてレーザ駆動し、図10の場合と同
様の手順で転写紙上に可視画像を形成し、出力する。
【0031】<フィルタ>本発明の特徴であるフィルタ
部の詳細について説明する。
【0032】上述のように、JPEG等の圧縮方式でも
画像劣化する場合がある。そして、その劣化はエッジ部
分等の高周波成分の多いところで顕著に発生する。そし
て、この高周波成分の鮮明さが、出力された画像の品位
を左右する、非常に重要な要因となる。
【0033】そこで、103のフィルタ1では、JPE
G圧縮による画像劣化を防ぐように高周波成分を落とす
特性を持つ平滑化フィルタ係数を用いる。
【0034】また、110のフィルタ2は、本来、レン
ズやCCDによるMTFの劣化等を補正する特性を有す
るフィル夕係数から、この補正特性とフィルタ1で落と
きれた高周波成分を持ち上げる特性とを有するエッジ強
調フィルタ係数を用いる。
【0035】以上、本発明の実施の形態では、上述のよ
うな構成をとったことから、カラー画像処理システムに
おける画像の扱いを容易にし、ユーザに多大な負担を強
いることなく、かつ画像記憶手段の容量を削減するよう
な画像システムを実現し、かつ、データの圧縮および伸
長の前後にフィルタを設けることにより、圧縮による画
像劣化の少ない高品位な画像出力を得ることが可能にな
る。
【0036】[第2の実施の形態]以下、本発明の第2
の実施の形態に係る画像処理装置を説明する。本実施の
形態は、フィルタ1とフィルタ2に、像域に応じて異な
る特性を持たせるものである。
【0037】図2は、本実施の形態に係る画像処理装置
のブロック図である。
【0038】<読み取り部>複写すべき原稿は、スキャ
ナ部201の不図示の原稿載置台上に置かれ、読み取ら
れる。スキャナ部201は、図10の場合と同様、カラ
ーの3ラインCCDにより原稿画像を画素毎にデジタル
的に読み取り、入力画像処理部202にカラー画像信号
を転送する。入力画像処理部202では、スキャナ部2
01から送られてきたRGBのカラー画像信号に対しシ
ェーディング補正、CCDライン間補正、色補正など、
公知の画像処理を行う。
【0039】203は像域分離処理部であり、入力画像
処理部202から出力される入力画像処理済みのカラー
画像信号に対し、以下に示す像域分離処理を行い、入力
画像の画素毎に、その画素が写真領域、文字領域、網点
領域などの特性の内、いずれの領域の特性を持った画素
なのかを検出し、画素毎に像域別の属性を表すフラグデ
ータを付す。
【0040】<像域分離処理>ここでは、像域分離処理
部203について説明する。
【0041】像域分離処理とは、原稿画像に含まれる画
像の特徴に応じて最適な画像処理を施すために、原稿画
像の特徴を抽出し、像域属性を示す信号(以後フラグデ
ータという)を生成する処理をいう。一般に、原稿中に
は、連続階調のフルカラーの写真領域や、黒一色の文字
領域、あるいは新聞印刷のような網点印刷領域など、様
々な画像領域が混在している。これらの領域特性の画像
に対し、一律に同一の画像処理を施すのでは、好ましい
画質の出力画像が得られない場合がある。そこで、本実
施の形態に係る像域分離処理部203では、入力画像処
理部202から入力されるカラー画像信号を用いて原稿
画像中に含まれる画像データの属性を検出し、それを識
別するためのフラグデータを生成する。
【0042】図3は原稿画像の一例を示すものであり、
1のページ301内に銀塩写真領域302、黒文字領域
303、網点印刷領域304、カラーのグラフィック領
域305が混在している様子を示している。
【0043】ここで、スキャナ部201は、この原稿画
像をカラーのCCDセンサによって走査し、画素毎のカ
ラーデジタル信号(RGB信号)として読み取る。読み
取られたRGB信号は、画像の領域別の属性によって決
まる特徴を持っている。各領域においてCCDセンサが
読み取るRGB信号のうちのG信号をCCDの並び方向
にグラフにすると、例えば、図4に示す曲線のようにな
る。図4の横軸はCCD並び方向の画素位置を、縦軸は
読み取り信号値で上に行くほど白に近い(明るい)画素
であることを表している。
【0044】図4の402、403、404、405
は、それぞれ、図3の302から305までの領域を読
み取った場合に特徴的に現れる特性の一例である。以下
に、領域別の特徴を説明する。
【0045】302は写真領域であるので、読み取られ
た画像信号の位置による変化402は比較的緩やかであ
り、近距離の画素値との差分412は小さな値となる。
【0046】303は黒文字領域であり、白地に黒い文
字が書かれている。その特性曲線403は、白地部41
3から文字部423にかけて急激に読み取り信号値が変
化するような特性となる。
【0047】304は網点領域であり、網点領域では白
地と黒字の繰り返しとなる。その特性曲線404は、白
地414と網点424とが高い頻度で繰り返す特性とな
る。405はグラフィック領域305の特性を表す図で
ある。グラフィック領域のエッジ部415では信号値は
急激に小さくなり、内部の色塗り部分416では一定の
中間レベルが続くような特性となる。
【0048】これらの属性の判定は、読み取り信号値か
ら上述の領域毎の特徴を検出して行うことができる。そ
の判定には、注目画素近傍での画像データの変化量ある
いは変化量の一定区間内の積算値、周辺画素の輝度値
(白地か色のついた背景か)、一定区間内の画像データ
の白から黒への変化の回数、などの情報を用いる公知の
特徴抽出手法および抽出された特徴に基づいた公知の属
性判別手法を用いることができる。
【0049】図5に、図3の原稿画像に対して生成され
た属性フラグの一例を示す。ここでは、属性フラグ(フ
ラグデータ)として、文字フラグ、図形フラグ、網点フ
ラグの3種類のフラグを示しているが、もちろんそれに
限定されるわけではない。図5(a)は、文字領域の特
性を有する画素として認識された部分を表示したもので
ある。文字領域の特性を有する画素には、文字フラグに
1が設定され、それ以外のものには文字フラグに0(図
では白い部分)が設定される。同様に、図5(b)はグ
ラフィック領域の特性を有する画素として認識された部
分を表示したものである。グラフィック領域の特性を有
する画素には、図形フラグに1が設定され、それ以外の
ものには図形フラグに0(図では白い部分)が設定され
る。さらに、図5(c)は網点領域の特性を有する画素
として認識された部分を表示したものである。網点領域
の特性を有する画素には、網点フラグに1が設定され、
それ以外のものには網点フラグに0(図では白い部分)
が設定される。写真領域は、これらのいずれにもあては
まらないので、すべてのフラグに0が設定され、図5に
は表れてこないことになる。
【0050】以上の像域分離処理により画像の属性が画
素毎に検出されると、次に204のフィルタ1によって
画像属性に応じた画像処理が施される。この部分の詳細
は後述する。
【0051】<画像データの蓄積>スキャナ201で読
み取られ、種々の入力画像処理を施された画像データ、
および上記の手順で生成された属性フラグデータは、そ
れぞれ205の画像メモリ1および206のフラグメモ
リ1に一時的に格納される。このとき、画像データおよ
び属性フラグデータは、原稿1ページ分全体または1ペ
ージのうちのあらかじめ決められたサイズ分の部分画像
として記憶される。
【0052】一時記憶された画像データおよび属性フラ
グデータは、データ圧縮部207で圧縮されて記憶装置
208に記憶される。記憶装置208は、半導体記憶装
置のような高速の記憶手段であることが望ましい。ま
た、データ圧縮部では、画像データおよびフラグデータ
に対し、それぞれ異なるデータ圧縮処理を行う。すなわ
ち、画像データに対しては、JPEGの非可逆方式によ
る圧縮のような、非可逆であるが、人間の視覚特性を考
慮した画像の劣化が目立ちにくい高能率の圧縮処理を施
し、フラグデータに対しては、属性フラグ情報の欠落や
変化が発生しないためにJPEGの可逆方式による圧縮
のような可逆な圧縮方式を用いるのが望ましい。
【0053】このようにして、記憶装置208には異な
る圧縮処理が施された画像データおよびフラグデータが
原稿1ページ単位で記憶される。記憶されたデータは、
また、209の補助記憶装置に書き出す場合もある。望
ましくは、補助記憶装置209は、ハードディスクのよ
うな記録スピードは若干遅いが大容量のデータの記憶が
可能な媒体を用いる。このように構成することにより、
多数ページの原稿画像を効率的に記憶蓄積することが可
能となる。
【0054】<画像データの読み出し>記憶装置208
または補助記憶装置209に記憶された画像データおよ
び属性フラグデータは、プリント部に出力するために読
み出され、それぞれ210のデータ伸長部で圧縮データ
の解凍が行われ、それぞれ211の画像メモリ2および
212のフラグメモリ2に書き出される。
【0055】このとき、213の画素密度変換部では、
必要に応じて記憶された画像データの画素密度の変換を
行う。この処理は、例えば、蓄積された画像データを拡
大または縮小してプリント出力したい場合、または蓄積
された複数ページを1枚のプリント出力用紙上に合成し
て出力したい場合などに使用される。
【0056】複数ページの合成出力の例を図6に示す。
図の2つの原稿画像601と602があらかじめ記憶装
置に記憶されているものとする。図は、両者の画像を原
稿と同一サイズの出力用紙に1枚に合成してプリント出
力603を得る例を表している。
【0057】合成出力を得るために、まず記憶されてい
る画像データ601を記憶装置208から読み出し、デ
ータ伸長208で圧縮データの解凍を行う。213の画
素密度変換部では、解凍されたデータを所定の倍率で縮
小し、不図示の回転処理部で左90度回転し、211で
示される画像メモリ2の所定の領域に書き込む(図6の
604に相当する領域)。
【0058】次に画像データ602を読み出し、同様に
解凍、解像度変換、回転処理を行い、211で示される
画像メモリ2の605を書き込むべき領域に書き込む。
【0059】このとき、原稿A、Bに対応するフラグデ
ータも同様に解凍、解像度変換、回転処理され212で
示されるフラグメモリ2の対応する領域に書き込まれ
る。
【0060】ここで、画像データの解像度変換とフラグ
データの解像度変換は、それぞれ異なる手法を適用する
ことが望ましい。例えば、画像データに対しては線形補
間法や双3次スプライン補間法などの手法を適用し、フ
ラグデータの解像度変換には最近傍処理法などの2値デ
ータに適した解像度変換方法を用いるようにする。
【0061】<画像データの出力>211の画像メモリ
2および212のフラグメモリ2に一時的に記憶された
画像データおよびフラグデータは、所定のサイズに達す
ると214の補正手段2に転送される。
【0062】214のフィルタ2では、フラグデータの
内容に基づき、画像データにフィルタ処理を施す。この
詳細は後述する。
【0063】214のフィルタ2での処理の後、画像デ
ータは、出力画像処理部215に転送される。
【0064】出力画像処理部215では、RGBの画像
データをプリント出力するための公知の画像処理、すな
わち輝度濃度変換、RGB→CMYK変換、ガンマ補
正、2値化処理、などといった処理を行い、プリンタ部
216へ転送する。
【0065】プリンタ部216は転送されたCMYKの
画像信号によってレーザ駆動し図10と同様の手順で転
写紙上に可視画像を形成し出力する。
【0066】ここで、212のフラグメモリ2に記憶さ
れたフラグデータは、214のフィルタ2および出力画
像処理部215の処理の切り替えに用いられる。
【0067】画像処理部215での処理としては、以下
のようなものがある。
【0068】例えば、写真領域と文字領域では、RGB
→CMYK変換の係数を変える処理を行う。これにより
出力画像の画質を向上させることができる。例えば、文
字領域すなわち文字フラグが1である画素に対しては黒
文字が黒トナーのみで再現できるような変換係数(すな
わち画像データが無彩色の場合はC,M,Y=0となる
ような係数)を適用し、それ以外では無彩色であっても
C,M,Yが0とならず、深みのある黒を再現できるよ
うな係数を用いるように変更する。
【0069】また2値化処理では、公知の誤差拡散処理
やディザ処理を用いて、C、M、Y、K信号を0または
1の2値信号に変換するが、その際、文字領域やグラフ
領域では出力画像の鮮鋭度が優先されるので誤差拡散処
理を適用し、写真領域や網点領域では階調性が重視され
るのでディザ処理を適用する。このように2値化処理の
内容を属性フラグデータにより切り替えることで、出力
画像の画質向上を図ることができる。
【0070】この機能を実現する部分の構成のブロック
図の一例を図7に示す。214のフィルタ2、212の
フラグメモリ2、およびプリンタ部216は図2と同一
である。211の画像メモリ2から読み出されたRGB
のカラー画像データは並列に701と702の2つのR
GB→CMYK変換回路に入力され、それぞれ独立にC
MYK画像信号に変換される。RGB→CMYK変換回
路701と702の出力は、212のフラグメモリ2の
フラグ信号に従って703のセレクタ1でいずれか一方
が選択される。RGB→CMYK変換回路701に文字
領域用の変換係数が設定され、RGB→CMYK変換回
路702にそれ以外の係数が設定されている場合には、
212のフラグメモリ2内の文字フラグが1のときにR
GB→CMYK変換回路701の出力を選択し、文字フ
ラグが0のときはRGB→CMYK変換回路702の出
力を選択する。
【0071】703のセレクタ1の出力は、やはり並列
に2系統に分離され、一方は、704のガンマ補正回路
1と706の誤差拡散2値化処理部を通って2値のCM
YK信号として708のセレクタ2に入力される。
【0072】もう一方は、705のガンマ補正回路2と
707のディザ処理2値化回路を通って2値のCMYK
信号として708のセレクタ2に入力される。
【0073】セレクタ2では、誤差拡散2値化処理部7
06またはディザ処理2値化回路707のいずれかの出
力を選択してプリンタ部に転送する。誤差拡散2値化処
理部706またはディザ処理2値化回路では、文字領域
およびグラフ領域で誤差拡散処理を選択するので、文字
フラグが1または図形フラグが1の場合セレクタ2は誤
差拡散2値化処理部706の出力を選択し、そうでない
場合はディザ処理2値化回路707の出力を選択するよ
うにする。
【0074】<フィルタ>第1の実施の形態において述
べたように、フィルタ1とフィルタ2の両方で所望の周
波数特性を実現しようとするものであるが、一般に、画
像の属性によって望ましい周波数特性も異なる。
【0075】そのため、フィルタ1とフィルタ2の2つ
を掛け合わせた特性として、例えば、文字領域に対して
画像の高周波成分を強調して文字の鮮鋭度を強調し、ま
た、網点領域に対しては高周波成分を落とし、デジタル
画像に特有のモアレ成分を除去するような特性を設定す
る。そして、これらの処理の切り替えを、像域分離処理
部203で生成した属性フラグデータに応じて画素単位
で行うことが可能である。
【0076】上述のように、フィル夕がフィルタ1とフ
ィルタ2の2つに分かれていることから、各属性での望
ましい周波数特性を各フィル夕に振り分けることができ
る。これら2つのフィル夕において、像域毎の望ましい
周波数特性を実現するために、図8および図9で示すよ
うな3系統の処理を切り替えるようにする。
【0077】図8はフィル夕1に関する図であるが、図
8において、203の像域分離処理部、205の画像メ
モリ1は、図2で示したものと同一である。像域分離処
理後のRGBデータは、並列に3つの係数のフィルタ処
理が施される。
【0078】801は文字用フィル夕1であり、文字画
像の圧縮に適した係数を持つフィルタである。同様に、
802は網点用フィル夕1であり、網点画像の圧縮に適
した係数を持つフィルタであり、803は写真用フィル
夕1であり、写真画像の圧縮に適した係数を持つフィル
タである。画像データは、この3つのフィルタ処理が独
立に施され、セレクタ804に入力される。セレクタ8
04は、像域分離処理部203から読み出されるフラグ
データに基づき、画素単位で文字用フィル夕1(80
1)または写真用フィル夕1(803)の出力のいずれ
かを選択する。そして、セレクタ804の出力は205
の画像メモリ1に入力される。
【0079】図9はフィル夕2に関する図であるが、図
9においても同様に、211の画像メモリ2、212の
フラグメモリ2、出力画像処理部215は、図2で示し
たものと同一である。画像メモリ2から送られたRGB
データは、やはり、並列に3つの係数のフィルタ処理を
施される。
【0080】901は文字用フィル夕2であり、文字画
像のフィルタリングに最適な周波数特性から、フィルタ
1での特性分を除去したフィルタ係数を持つ。同様に、
902は網点用フィル夕2であり、網点画像のフィルタ
リングに最適な周波数特性から、フィルタ1での特性分
を除去したフィルタ係数を持ち、903は写真用フィル
夕2であり、写真画像のフィルタリングに最適な周波数
特性から、フィルタ1での特性分を除去したフィルタ係
数を持つ。
【0081】画像データは、この3つのフィルタ処理が
独立に施され、セレクタ904に入力される。セレクタ
904は、フラグメモリ2から読み出されるフラグデー
タに基づき、画素単位で文字用フィル夕2(901)ま
たは写真用フィル夕2(903)の出力のいずれかを選
択する。そして、セレクタ904の出力は出力画像処理
部215に入力される。
【0082】また、画素密度変換を行ったような場合に
は、変倍率に応じてフィルタ1およびフィルタ2の係数
を変えるようにすることも出来る。
【0083】なお、フィルタ2はRGB→CMYK変換
の後、CMYK色空間で行っても良い。
【0084】以上、本発明の実施の形態では、像域分離
処理と2つのフィルタの係数を切り替えることで、画像
の属性にあった周波数特性の配分を2つのフィルタに対
して行うことが可能となり、高品位な画像を得ることが
出来る。
【0085】また、変倍率により、2つのフィルタの係
数を切り替えることで、変倍率に応じた周波数特性の配
分が可能となり、変倍した画像に対しても高品位な画像
を得ることが出来る。
【0086】[他の実施形態]なお、本発明は、複数の
機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機
器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに
適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写
機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0087】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0088】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0089】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した処理に対応するプログラ
ムコードが格納されることになる。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
質の低下を伴わずに短時間でカラー画像の複写を行うこ
とが可能となる。
【0091】即ち、カラー画像処理システムにおける画
像の扱いを容易にし、ユーザに多大な負担を強いること
なく、かつ画像記憶手段の容量を削減するような画像シ
ステムを実現し、なおかつ、圧縮・伸長の前後にフィル
タを設けることにより、圧縮による画像劣化のない高品
位な画像出力を得ることが可能になる。
【0092】また、像域分離処理と2つのフィルタの係
数を切り替えることで、画像の属性にあった周波数特性
の配分を2つのフィルタに対して行うことが可能とな
り、高品位な画像を得ることが出来る。
【0093】さらに、変倍率により、2つのフィルタの
係数を切り替えることで、変倍率に応じた周波数特性の
配分が可能となり、変倍した画像に対しても高品位な画
像を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置
の構成を表すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装置
の構成を表すブロック図である。
【図3】読み取られる原稿画像を表す図である。
【図4】像域毎の画像信号の分布特性を表す図である。
【図5】像域毎の、フラグデータが1になる部分を表す
図である。
【図6】レイアウト合成出力についての図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る出力画像処理
部の構成を表すブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るフィルタ1の
構成を表すブロック図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るフィルタ2の
構成を表すブロック図である。
【図10】従来のカラー画像複写装置を模式的に表す図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/46 H04N 1/46 Z Fターム(参考) 5B057 AA11 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC03 CD05 CE01 CE06 CE17 CG01 CH18 DA17 DB02 DB06 DB09 DC22 DC25 5C077 LL19 MM03 MP01 MP02 MP05 MP06 MP07 MP08 NN08 NN11 PP02 PP03 PP20 PP27 PP28 PP32 PP33 PP37 PP47 PP48 PP49 PQ08 PQ20 PQ25 RR02 RR21 TT06 5C078 AA06 AA08 AA09 BA57 CA03 CA21 5C079 HB01 HB03 HB12 LA06 LA15 LA27 MA01 MA02 NA02 NA11 NA17 9A001 EE04 HH27 HH31 JJ35

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像をデジタルのカラー画像信号と
    して読み取り、前記原稿画像の出力カラー画像を形成す
    る画像処理装置において、 前記カラー画像信号に対して、所定のデジタル・フィル
    夕処理を行う第1のフィルタ手段と、 前記デジタル・フィルタ処理後のカラー画像信号を画像
    圧縮する手段と、 前記画像圧縮後のカラー画像信号を記憶する手段と、 前記記憶されたカラー画像信号を伸長する手段と、 前記伸長後のカラー画像信号に対して、所定のデジタル
    ・フィルタ処理を行う第2のフィルタ手段とを備え、 前記第1のフィル夕手段は、前記画像圧縮後のカラー画
    像信号の劣化を低減するデジタル・フィル夕処理を行
    い、 前記第2のフィル夕手段は、前記伸長後のカラー画像信
    号の劣化を低減するデジタル・フィルタ処理を行い、 前記第2のフィルタ手段からのカラー画像信号に基づき
    前記出力カラー画像を形成することを特徴とする画像処
    理装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像を画素単位でサンプリングして
    デジタルのカラー画像信号として読み取り、前記原稿画
    像の出力カラー画像を形成する画像処理装置において、 前記読み取りの後に、前記カラー画像信号のパターンに
    基づき、前記各画素位置での画像の特徴を識別する識別
    手段と、 前記各画素に前記識別の結果に応じて所定のフラグデー
    タを生成するフラグ生成手段と、 複数のデジタル・フィルタ特性を有し、個別にフィル夕
    処理を行う第1のフィル夕手段と、 前記第1のフィル夕手段から出力されるフィル夕処理の
    異なるカラー画像信号から、前記画素毎に、前記フラグ
    データに応じて、前記カラー画像信号を抽出し、カラー
    画像信号を形成する第1の形成手段と、 前記形成されたカラー画像信号を画像圧縮すると共に、
    前記フラグデータもデータ圧縮する圧縮手段と、 前記画像圧縮後のカラー画像信号および前記データ圧縮
    後のフラグデータを記憶する手段と、 前記記憶されたカラー画像信号および前記記憶されたフ
    ラグデータを伸長する手段と、 複数のデジタル・フィルタ特性を有し、個別にフィル夕
    処理を行う第2のフィル夕手段と、 前記第2のフィル夕手段から出力されるフィル夕処理の
    異なるカラー画像信号から、前記画素毎に、前記伸長後
    のフラグデータに応じて、前記カラー画像信号を抽出
    し、カラー画像信号を形成する第2の形成手段とを備
    え、 前記第2の形成手段からのカラー画像信号に基づき前記
    出力カラー画像を形成することを特徴とする画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1のフィルタ手段および前記第2
    のフィルタ手段は、変倍率に応じて前記複数のデジタル
    ・フィルタ特性を変えることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 原稿画像をデジタルのカラー画像信号と
    して読み取り、前記原稿画像の出力カラー画像を形成す
    る画像処理方法において、 前記カラー画像信号に対して、所定のデジタル・フィル
    夕処理を行う第1のフィルタステップと、 前記デジタル・フィルタ処理後のカラー画像信号を画像
    圧縮するステップと、 前記画像圧縮後のカラー画像信号を記憶するステップ
    と、 前記記憶されたカラー画像信号を伸長するステップと、 前記伸長後のカラー画像信号に対して、所定のデジタル
    ・フィルタ処理を行う第2のフィルタステップとを備
    え、 前記第1のフィル夕ステップは、前記画像圧縮後のカラ
    ー画像信号の劣化を低減するデジタル・フィル夕処理を
    行い、 前記第2のフィル夕ステップは、前記伸長後のカラー画
    像信号の劣化を低減するデジタル・フィルタ処理を行
    い、 前記第2のフィルタステップからのカラー画像信号に基
    づき前記出力カラー画像を形成することを特徴とする画
    像処理方法。
  5. 【請求項5】 原稿画像を画素単位でサンプリングして
    デジタルのカラー画像信号として読み取り、前記原稿画
    像の出力カラー画像を形成する画像処理方法において、 前記読み取りの後に、前記カラー画像信号のパターンに
    基づき、前記各画素位置での画像の特徴を識別する識別
    ステップと、 前記各画素に前記識別の結果に応じて所定のフラグデー
    タを生成するフラグ生成ステップと、 複数のデジタル・フィルタ特性を有し、個別にフィル夕
    処理を行う第1のフィル夕ステップと、 前記第1のフィル夕ステップから出力されるフィル夕処
    理の異なるカラー画像信号から、前記画素毎に、前記フ
    ラグデータに応じて、前記カラー画像信号を抽出し、カ
    ラー画像信号を形成する第1の形成ステップと、 前記形成されたカラー画像信号を画像圧縮すると共に、
    前記フラグデータもデータ圧縮する圧縮ステップと、 前記画像圧縮後のカラー画像信号および前記データ圧縮
    後のフラグデータを記憶するステップと、 前記記憶されたカラー画像信号および前記記憶されたフ
    ラグデータを伸長するステップと、 複数のデジタル・フィルタ特性を有し、個別にフィル夕
    処理を行う第2のフィル夕ステップと、 前記第2のフィル夕ステップから出力されるフィル夕処
    理の異なるカラー画像信号から、前記画素毎に、前記伸
    長後のフラグデータに応じて、前記カラー画像信号を抽
    出し、カラー画像信号を形成する第2の形成ステップと
    を備え、 前記第2の形成ステップからのカラー画像信号に基づき
    前記出力カラー画像を形成することを特徴とする画像処
    理方法。
  6. 【請求項6】 前記第1のフィルタステップおよび前記
    第2のフィルタステップは、変倍率に応じて前記複数の
    デジタル・フィルタ特性を変えることを特徴とする請求
    項4または請求項5記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 原稿画像をデジタルのカラー画像信号と
    して読み取り、前記原稿画像の出力カラー画像を形成す
    る画像処理を行うプログラムコードが格納されたコンピ
    ュータ可読メモリであって、 前記カラー画像信号に対して、所定のデジタル・フィル
    夕処理を行う第1のフィルタステップを実行するコード
    と、 前記デジタル・フィルタ処理後のカラー画像信号を画像
    圧縮するステップを実行するコードと、 前記画像圧縮後のカラー画像信号を記憶するステップを
    実行するコードと、 前記記憶されたカラー画像信号を伸長するステップを実
    行するコードと、 前記伸長後のカラー画像信号に対して、所定のデジタル
    ・フィルタ処理を行う第2のフィルタステップを実行す
    るコードとを備え、 前記第1のフィル夕ステップを実行するコードは、前記
    画像圧縮後のカラー画像信号の劣化を低減するデジタル
    ・フィル夕処理を行い、 前記第2のフィル夕ステップを実行するコードは、前記
    伸長後のカラー画像信号の劣化を低減するデジタル・フ
    ィルタ処理を行い、 前記第2のフィルタステップからのカラー画像信号に基
    づき前記出力カラー画像を形成するためのコードを備え
    たことを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
  8. 【請求項8】 原稿画像を画素単位でサンプリングして
    デジタルのカラー画像信号として読み取り、前記原稿画
    像の出力カラー画像を形成する画像処理を行うプログラ
    ムコードが格納されたコンピュータ可読メモリであっ
    て、 前記読み取りの後に、前記カラー画像信号のパターンに
    基づき、前記各画素位置での画像の特徴を識別する識別
    ステップを実行するコードと、 前記各画素に前記識別の結果に応じて所定のフラグデー
    タを生成するフラグ生成ステップを実行するコードと、 複数のデジタル・フィルタ特性を有し、個別にフィル夕
    処理を行う第1のフィル夕ステップを実行するコード
    と、 前記第1のフィル夕ステップから出力されるフィル夕処
    理の異なるカラー画像信号から、前記画素毎に、前記フ
    ラグデータに応じて、前記カラー画像信号を抽出し、カ
    ラー画像信号を形成する第1の形成ステップを実行する
    コードと、 前記形成されたカラー画像信号を画像圧縮すると共に、
    前記フラグデータもデータ圧縮する圧縮ステップを実行
    するコードと、 前記画像圧縮後のカラー画像信号および前記データ圧縮
    後のフラグデータを記憶するステップを実行するコード
    と、 前記記憶されたカラー画像信号および前記記憶されたフ
    ラグデータを伸長するステップを実行するコードと、 複数のデジタル・フィルタ特性を有し、個別にフィル夕
    処理を行う第2のフィル夕ステップを実行するコード
    と、 前記第2のフィル夕ステップから出力されるフィル夕処
    理の異なるカラー画像信号から、前記画素毎に、前記伸
    長後のフラグデータに応じて、前記カラー画像信号を抽
    出し、カラー画像信号を形成する第2の形成ステップを
    実行するコードとを備え、 前記第2の形成ステップからのカラー画像信号に基づき
    前記出力カラー画像を形成するためのコードを備えたこ
    とを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
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