JP5825306B2 - 画像変倍装置および画像変倍方法 - Google Patents

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Description

本発明は、スクリーン処理された画像を、画素の挿入・削除によって変倍する画像変倍装置および画像変倍方法に関する。
電子写真プロセスを用いた画像出力装置などでは、定着や紙搬送ムラに起因して、記録紙の表裏において、画像位置や倍率の微妙なズレ、色間での画像位置ずれ(レジストずれ)などの位置ズレが発生する。この位置ズレを補正するために、画像のシフトや回転、拡大縮小など二次元的に画像を変形する変形処理が行われる。
変形処理方式としての画像の拡大・縮小処理は、画素の挿入、削除によって実現することが望ましい。たとえば、直交する2方向(一方を主走査方向(水平方向、ライン方向)、他方を副走査方向(垂直方向)とする)に画素を格子状に配列したドットマトリクス方式の画像を副走査方向に拡大する場合、通常の最近傍法では補間周期毎に画素の挿入が行われる。図18(a)の元画像を、同図(b)は上記の最近傍法で副走査方向に拡大処理した後の画像を示している。
一方、上記のような変倍処理は、できるだけ高解像度で行うことが、画質劣化の低減に繋がる。一般に、電子写真による画像処理ではラスタライズされた画像に対してスクリーン処理を行い、同時に解像度変換を行って高解像度化した画像を出力する。そのため、図19に示すように、スクリーン処理部の後段に画像変倍処理部を配置し、スクリーン処理後の画像に変倍処理を施している。
しかし、スクリーン処理後の画像に変倍処理を施すと、変倍後の画像においてスクリーンの形状が崩れてしまう。たとえば、全画素が同じ濃度のグレー色の元画像にスクリーン処理を施した画像(図20(a))を、入力画像として変倍処理するものとする。図20(a)に示す入力画像は、スクリーンの形状に対応した画像になっている。この入力画像に対して変倍処理を施すと、補間周期毎に画素が挿入されるため、同図(b)に示すように、スクリーンの形状が崩れてしまう。
これに対応する技術として、下記特許文献1には、画像変形によるシフトと逆方向で同じ量のシフトをスクリーン処理部のディザ閾値に施してスクリーンパターンを変形させることで、画像変形後にスクリーンパターンが正しい形に戻るようにした画像形成装置が開示されている。
特開2007−193143号公報
画像を拡大処理する場合には、補間周期毎に画素の挿入が必要になる。図21(a)に示すように、画素の挿入によるシフトが相殺されるように予め変形させたスクリーンパターンでスクリーン処理を施した画像を作成し、これを入力画像として拡大処理を施すと、同図(b)に示すように、拡大のためのシフト処理によって画素の欠落が生じる部分(この欠落した画素を欠落画素とする)以外ではスクリーンパターンが正しい形状に戻る。しかし、欠落画素の位置に挿入する画素の階調値を適切に決定しなければ、その部分でスクリーンパターンが崩れてしまう。
特許文献1では、拡大処理時の欠落画素に対応する位置のスクリーンパターンを抜き出してメモリに保存しておき、拡大のためのシフト処理によって生じた欠落画素の位置に挿入する画素に対して、メモリに保存してあるスクリーンパターンを適用する。この方法では、メモリへの保存と読み出しを伴うため、処理が複雑になる。特に、画像処理をハードウェアのパイプライン処理で行う場合には適さない。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、スクリーン処理後に画像の変倍処理を行ってもスクリーン形状の劣化を抑制することのできる画像変倍装置および画像変倍方法を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]画素の挿入もしくは削除によって元画像を第1方向へ変倍する場合の各画素のシフト量を決定するシフト量決定部と、
前記元画像の各画素に、画素の位置に前記シフト量決定部によって決定された該画素のシフト量を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施す第1スクリーン処理部と、
前記元画像の各画素に、画素の位置に前記シフト量決定部によって決定された該画素のシフト量に1を加算もしくは減算した値を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施す第2スクリーン処理部と、
前記第1スクリーン処理部でスクリーン処理を施して得た画像の各画素を、前記シフト量決定部によって決定されたシフト量に従ってシフトさせると共に、該シフトによって画素の挿入が必要となった位置に挿入する画素の階調値を、前記第2スクリーン処理部の処理結果を採用して決定する変倍処理部と、
を有する
ことを特徴とする画像変倍装置。
上記発明および下記[5]に記載の発明では、第1スクリーン処理部は、画像の変倍に伴うシフト処理を施した場合の各画素の位置に対応するディザ閾値を適用して変倍前の画像にスクリーン処理を施す。第2スクリーン処理部は、第1スクリーン処理部に比べてシフト量を+1、あるいは−1した位置に対応するディザ閾値を適用して変倍前の画像にスクリーン処理を施す。変倍処理部が第1スクリーン処理部の生成した画像に対して、シフト処理を施すと、シフト量が変化する場所で画素の欠落部分が発生するため、ここに画素を挿入する必要が生じる。第2スクリーン処理部の生成したスクリーン画像には、上記の欠落部分の画素位置に対応するディザ閾値でスクリーン処理された画素が存在するので、第2スクリーン処理部の生成したスクリーン画像の該当する画素を挿入画素として採用する。これにより、挿入画素を含めて変倍処理後の画像全体においてスクリーン形状を維持することができる。
[2]前記シフト量決定部は、各画素のシフト量を、挿入もしくは削除する画素の位置が前記第1方向に直交する第2方向に連続しないように分散させて決定する
ことを特徴とする[1]に記載の画像変倍装置。
上記発明および下記[6]に記載の発明では、画素の挿入位置が第2方向に連続せずに分散するので、文字など画像においても、画質の劣化が抑制される。
[3]前記シフト量決定部は前記第1スクリーン処理部に与えるシフト量と、該シフト量に1を加算もしくは減算した第2のシフト量を決定し、
前記第2スクリーン処理部は、前記元画像の各画素に、画素の位置に前記シフト量決定部によって決定された該画素のシフト量に1を加算もしくは減算した値を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施すことに代えて、前記元画像の各画素に、画素の位置に前記シフト量決定部によって決定された該画素に係る前記第2のシフト量を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施す
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像変倍装置。
上記発明および下記[7]に記載の発明では、シフト量決定部(またシフト量決定ステップ)にて、変倍に対応するシフト量に1を加算または減算した第2のシフト量を生成し、第2のスクリーン処理部(または第2のスクリーン処理ステップ)では、各画素の位置にその画素に係る第2のシフト量を加算して得た位置のディザ閾値を用いてスクリーン処理を行う。
[4]画素の挿入もしくは削除によって元画像を第1方向へ変倍する場合の各画素のシフト量を、挿入もしくは削除する画素の位置が前記第1方向に直交する第2方向に連続しないように分散させて決定するシフト量決定部と、
前記元画像の各画素に、画素の位置に前記シフト量決定部によって決定された該画素のシフト量を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施すスクリーン処理部と、
前記スクリーン処理部でスクリーン処理を施して得た画像の各画素を、前記シフト量決定部によって決定されたシフト量に従ってシフトさせると共に、該シフトによって画素の挿入が必要となった位置に挿入する画素の階調値を、その位置の周辺画素の階調値から決定する変倍処理部と、
を有する
ことを特徴とする画像変倍装置。
上記発明および下記[8]に記載の発明では、変倍のためのシフト量を決定する際に、変倍処理後の画像において画素の挿入位置が変倍方向と直交する方向に連続せずに分散するように決定する。スクリーン処理部は、上記の決定されたシフト量でシフト処理を施した場合の各画素の位置に対応するディザ閾値を適用して変倍前の画像にスクリーン処理を施す。このスクリーン処理された画像に変倍処理部がシフト処理を施すと、シフト量が変化する場所で画素の欠落部分が発生する。この欠落部分に挿入する画素の階調値を周囲の画素から補間して決定する。上記の変倍処理では、挿入した画素以外の部分でスクリーンの形状が維持される。また、挿入する画素の位置が分散するので、画素の挿入位置でのスクリーンの形状の乱れが目立ち難い。さらに、画素の挿入位置が連続しないので、挿入する画素の階調値を決めるための周囲の画素を多くとることができ、挿入する画素の階調値を適切な値にすることができる。
[5]画素の挿入もしくは削除によって元画像を第1方向へ変倍する場合の各画素のシフト量を決定するシフト量決定ステップと、
前記元画像の各画素に、画素の位置に前記シフト量決定ステップで決定された該画素のシフト量を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施す第1スクリーン処理ステップと、
前記元画像の各画素に、画素の位置に前記シフト量決定ステップで決定された該画素のシフト量に1を加算もしくは減算した値を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施す第2スクリーン処理ステップと、
前記第1スクリーン処理ステップでスクリーン処理を施して得た画像の各画素を、前記シフト量決定ステップで決定されたシフト量に従ってシフトさせると共に、該シフトによって画素の挿入が必要となった位置に挿入する画素の階調値を、その位置に対応する前記第2スクリーン処理ステップの処理結果を採用して決定する変倍ステップと、
を有する
ことを特徴とする画像変倍方法。
[6]前記シフト量決定ステップにおいて、各画素のシフト量を、挿入もしくは削除する画素の位置が前記第1方向に直交する第2方向に連続しないように分散させて決定する
ことを特徴とする[5]に記載の画像変倍方法。
[7]前記シフト量決定ステップにおいて、前記第1スクリーン処理ステップで使用されるシフト量と、該シフト量に1を加算もしくは減算した第2のシフト量を決定し、
前記第2スクリーン処理ステップでは、前記元画像の各画素に、画素の位置に前記シフト量決定ステップで決定された該画素のシフト量に1を加算もしくは減算した値を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施すことに代えて、前記元画像の各画素に、画素の位置に前記シフト量決定ステップによって決定された該画素に係る前記第2のシフト量を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施す
ことを特徴とする[5]または[6]に記載の画像変倍方法。
[8]画素の挿入もしくは削除によって元画像を第1方向へ変倍する場合の各画素のシフト量を、挿入もしくは削除する画素の位置が前記第1方向に直交する第2方向に連続しないように分散させて決定するシフト量決定ステップと、
前記元画像の各画素に、画素の位置に前記シフト量決定ステップで決定された該画素のシフト量を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施すスクリーン処理ステップと、
前記スクリーン処理ステップでスクリーン処理を施して得た画像の各画素を、前記シフト量決定ステップで決定されたシフト量に従ってシフトさせると共に、該シフトによって画素の挿入が必要となった位置に挿入する画素の階調値を、その位置の周辺画素の階調値から決定する変倍ステップと、
を有する
ことを特徴とする画像変倍方法。
本発明に係る画像変倍装置および画像変倍方法によれば、スクリーン処理後に画像の変倍処理を行ってもスクリーン形状の劣化を抑制することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像変倍装置の概略構成を示すブロック図である。 スクリーン処理で使用するディザ閾値マトリクスと、該ディザ閾値マトリクスと同じサイズの元画像と、スクリーン処理結果の一例を示す図である。 一単位のディザ閾値マトリクスが縦横に複数配列された状態および対応するスクリーン処理結果を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシフト量決定部が決定したシフト量の一例を示す図である。 画素の座標にシフト量決定部の指定するシフト量を加算して得た座標をディザ閾値座標としてディザ閾値マトリクスを参照して得たディザ閾値を適用してスクリーン処理を行った場合の処理結果等の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る変倍処理部が生成するシフト画像および欠落画素を補間した出力画像の一例を示す図である。 本発明の第2、第3の実施の形態に係る画像変倍装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像変倍装置のシフト量決定部が決定したシフト量の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る第1スクリーン処理部が、元画像の各画素に、該画素の座標にシフト量決定部の指定するシフト量を加算して得た座標をディザ閾値座標としてディザ閾値マトリクスを参照して得たディザ閾値を適用してスクリーン処理を行った場合の処理結果等の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る第2スクリーン処理部が、元画像の各画素に、該画素の座標にシフト量決定部の指定するシフト量にさらに1を加えた値を加算して得た座標をディザ閾値座標としてディザ閾値マトリクスを参照して得たディザ閾値を適用してスクリーン処理を行った場合の処理結果等の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る変倍処理部が第1スクリーン画像と第2スクリーン画像を用いて行う変倍処理の内容を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る第2スクリーン処理部が元画像の各画素に、該画素の座標にシフト量決定部の指定するシフト量から1を減算した値を加算して得た座標をディザ閾値座標としてディザ閾値マトリクスを参照して得たディザ閾値を適用してスクリーン処理を行った場合の処理結果等の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る変倍処理部が第1スクリーン画像と第2スクリーン画像を用いて行う変倍処理を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る第2スクリーン処理部が、元画像の各画素に、該画素の座標にシフト量決定部の指定するシフト量にさらに1を加えた値を加算して得た座標をディザ閾値座標としてディザ閾値マトリクスを参照して得たディザ閾値を適用してスクリーン処理を行った場合の処理結果等の一例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る変倍処理部が第1スクリーン画像と第2スクリーン画像を用いて行う変倍処理を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る第2スクリーン処理部が、元画像の各画素に、該画素の座標にシフト量決定部の指定するシフト量から1を減算した値を加算して得た座標をディザ閾値座標としてディザ閾値マトリクスを参照して得たディザ閾値を適用してスクリーン処理を行った場合の処理結果等の一例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る変倍処理部が第1スクリーン画像と第2スクリーン画像を用いて行う変倍処理を示す図である。 最近傍法で副走査方向に拡大処理した画像とその元画像を示す図である。 従来の画像変倍装置の構成を示すブロック図である。 スクリーン処理した画像とこれを最近傍法で拡大処理した画像を示す図である。 画素の挿入によるシフトが相殺されるように予め変形させたスクリーンパターンでスクリーン処理を施した画像とこれを拡大処理した画像を示す図である。
以下、図面に基づき本発明の各種の実施の形態を説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像変倍装置10の概略構成を示すブロック図である。画像変倍装置10は、シフト量決定部11と、スクリーン処理部12と、変倍処理部13を備えて構成される。
シフト量決定部11は、画素の挿入もしくは削除によって元画像を所定方向へ変倍する場合の各画素のシフト量を変倍率に応じて決定する。シフト量決定部11が出力する各画素のシフト量を示す情報は、スクリーン処理部12と変倍処理部13にそれぞれ入力される。
スクリーン処理部12は入力される元画像の各画素に、その画素の位置にシフト量決定部11によって決定されたシフト量を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施す。
変倍処理部13は、スクリーン処理部12によってスクリーン処理の施された画像(スクリーン画像とする)に対して変倍処理を施す。詳細には、スクリーン画像の各画素を、シフト量決定部11によって決定されたシフト量に従ってシフトさせると共に、該シフトによって画素の挿入が必要となった位置に挿入する画素の階調値を、その位置の周辺画素の階調値から補間によって決定した画像を変倍処理後の画像(出力画像)として出力する。
なお、拡大のためのシフト処理によって画素の欠落が生じた空白の部分(シフトによって画素の挿入が必要となった部分)を欠落画素と呼ぶものとし、欠落画素の位置に挿入される画素を挿入画素と呼ぶものとする。
元画像は、直交する2方向(主走査方向(図中の水平方向)と副走査方向(図中の垂直方向))に画素を格子状に配列したドットマトリクス形式の画像である。以後は、元画像を副走査方向に微小拡大する場合を例に説明する。
まず、スクリーン処理部12でのスクリーン処理について説明する。
図2は、スクリーン処理で使用するディザ閾値マトリクスと、該ディザ閾値マトリクスと同じサイズの元画像と、スクリーン処理結果(スクリーン画像)の一例を示している。この例は、シフト量が0の場合である。
元画像の各画素は0〜255の中のいずれかの階調値を取り得るが、この例では、元画像は、すべての画素の階調値が100のベタのグレー画像とする。
ディザ閾値が画素の位置により異なり、画素の位置に応じたディザ閾値の分布をディザ閾値マトリクスという。ディザ閾値マトリクスはある一定の画素範囲を持ち、画素の位置に対して繰り返し適用する。
図2の例のディザ閾値マトリクスは、6×6の行列状にディザ閾値を配列して構成される。各ディザ閾値は元画像の画素が取り得る階調範囲の中のいずれかの値にされる。
シフト量が0の通常のスクリーン処理では、元画像の各画素に、ディザ閾値マトリクス上でその画素の位置に対応する位置のディザ閾値を適用する。すなわち、画素の座標を(X,Y)とすると、その画素に対して、ディザ閾値マトリクス上で(X,Y)の座標の位置にあるディザ閾値を適用する。
この例では、画素の階調値>ディザ閾値ならば255、画素の階調値≦ディザ閾値ならば0、とする2値化処理をスクリーン処理として行っている。
通常、元画像は一単位のディザ閾値マトリクス(図2の例では6×6のディザ閾値マトリクス)より大きいので、図3(a)に示すように、一単位のディザ閾値マトリクスが縦横に複数配列されたように繰り返し使用される。なお、本実施の形態では、副走査方向をX方向、主走査方向をY方向としている。以後、一単位、もしくは、図3のように複数配列したディザ閾値マトリクス上の座標をディザ閾値座標と呼ぶものとする。図3(b)は、同図(a)のディザ閾値マトリクスに相当するサイズのグレーのベタ画像に対して同図(a)のディザ閾値マトリクスをシフト量0でスクリーン処理した結果のスクリーン画像を示している。
実際のハードウェアにおいては、一単位のディザ閾値マトリクスのみが記憶されており、X方向、Y方向のそれぞれについて、画素の座標(シフト量が0でない場合はシフト量を加算した座標)を、一単位のディザ閾値マトリクスの該当方向のサイズで除して得た余りの値を求め、この値をディザ閾値座標として一単位のディザ閾値マトリクスを参照することで、その画素に対応するディザ閾値を取得する。
スクリーン処理部12は、元画像の各画素に対して、その画素の座標にシフト量決定部11から指示されたシフト量を加算して得た座標(ディザ閾値座標)でディザ閾値マトリクスを参照して得たディザ閾値を適応してスクリーン処理を行う。
たとえば、画像を副走査方向に微小拡大する場合において、座標が(0,0)の画素に対して副走査方向(X方向)のシフト量として1が指定されていれば、ディザ閾値座標が(1,0)のディザ閾値を適用してその画素に対するスクリーン処理を実行する。
図4は、シフト量決定部11が決定したシフト量の一例を示している。前述したように、画像を副走査方向に微小拡大するものとする。図4では、元画像上の各画素の位置に、その画素のシフト量を表した数値を記してある。シフト量を示す数値が増加する部分の境界(図中太線で示す)は、拡大のためのシフト処理によって欠落画素が生じる位置である。
第1の実施の形態では、挿入もしくは削除する画素の位置が拡大縮小方向と直交する方向に連続せずに分散するように各画素のシフト量を決定する。ここでは副走査方向に拡大するので、欠落画素の位置が主走査方向に連続しないように、すなわち、欠落画素の位置が副走査方向に分散するように、シフト量を決定してある。
仮に、欠落画素の位置が主走査方向の同一ライン上に並ぶようにシフト量を決定すると、図21に示すように、主走査方向の同一ライン上に欠落画素が生じる。この場合、欠落画素が主走査方向の同一ライン上に連続しているので、スクリーン形状の劣化が視認し易くなってしまう。また、欠落画素の位置に挿入する挿入画素の階調値を、欠落画素の周辺画素を参照画素とした補間処理によって決定すると、主走査方向(水平方向)に欠落画素が連続するので、補間のための参照画素は、欠落画素の上下に隣接する画素のみとなり、挿入画素の画素値を参照画素から推定する際の精度が低下し、画質が低下してしまう。
第1の実施の形態のシフト量決定部11は、上記の問題が生じないようにシフト量を決定してある。
図5は、元画像の各画素に、その画素の座標にシフト量決定部11の指定するシフト量を加算して得た座標をディザ閾値座標としてディザ閾値マトリクスを参照して得たディザ閾値を適用してスクリーン処理を行った場合の処理結果等の一例を示している。
同図(a)は、6×6の元画像の各画素について、シフト量が0の場合のディザ閾値座標を示している。シフト量が0の場合、元画像上の各画素の座標がそのままそれぞれの画素に対するディザ閾値座標になる。同図(b)は、全画素がグレー(階調値が100)の6×6の元画像に、同図(a)のディザ閾値座標で図3(a)のディザ閾値マトリクスを参照して得たディザ閾値を適用してスクリーン処理を行った結果のスクリーン画像を示している。また、各画素には、その画素に適用したディザ閾値のディザ閾値座標を記してある。
図5(c)は、上記の元画像に対してシフト量決定部11が決定したシフト量を示している。図5(d)は、同図(a)のディザ閾値座標に同図(c)のシフト量を加算して得たディザ閾値座標を示している。同図(d)のディザ閾値座標は、元画像上の各画素の座標に、同図(c)のシフト量を加算(副走査方向の座標に加算)して得られる。
同図(e)は、全画素がグレー(階調値が100)の6×6の元画像に、同図(d)のディザ閾値座標で図3(a)のディザ閾値マトリクスを参照して得たディザ閾値を適用してスクリーン処理を行った結果のスクリーン画像を示している。同図(b)と同様、各画素には、その画素に適用したディザ閾値のディザ閾値座標を記してある。
図6(a)は、変倍処理部13が図5(e)に示すスクリーン画像の各画素を、図5(c)のシフト量で副走査方向にシフトさせて得たシフト画像を示している。シフト画像には欠落画素が生じている。
図6(b)は、同図(a)に示すシフト画像の中の各欠落画素の位置に挿入画素を挿入して得た変倍処理後の画像(出力画像)を示している。変倍処理部13は、各挿入画素の階調値を、欠落画素の周辺の画素の階調値から補間処理によって決定する。図6においても、各画素には、その画素に適用したディザ閾値のディザ閾値座標を記してある。
図6(b)の出力画像のうち、挿入画素以外の部分では、スクリーンの形状が維持されている。また、挿入画素の位置が分散しているので、挿入画素の位置でのスクリーンの形状の乱れは目立ち難い。さらに、スクリーンの形状が維持された挿入画素以外の画素(挿入画素の周囲の画素)の階調値に基づく補間処理によって挿入画素の階調値を決定するので、挿入画素の階調値にも、スクリーンの形状が反映され、挿入画素を含めた全体としても、スクリーンの形状の崩れを少なく押さえることができる。
また、挿入画素の位置が拡大縮小方向と直交する方向に連続せずに分散するようにシフト量を決定してあるので、スクリーンの劣化が視認し難くなると共に、挿入画素の階調値をより多くの周辺画素から精度よく決定できるので、補間処理による画質の劣化は少なく抑えられる。
<第2の実施の形態>
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る画像変倍装置20の概略構成を示すブロック図である。画像変倍装置20は、シフト量決定部21と、第1スクリーン処理部22と、第2スクリーン処理部23と、変倍処理部24を備えて構成される。
シフト量決定部21は、画素の挿入もしくは削除によって元画像を所定方向へ変倍する場合の各画素のシフト量を変倍率に応じて決定する。シフト量決定部21が出力する各画素のシフト量を示す情報は、第1スクリーン処理部22と第2スクリーン処理部23と変倍処理部24にそれぞれ入力される。
第1スクリーン処理部22は、第1の実施の形態に係るスクリーン処理部12と同じ動作を行う、すなわち、入力される元画像の各画素に、その画素の位置にシフト量決定部21によって決定されたシフト量を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施す。
第2スクリーン処理部23は、元画像の各画素に、その画素の位置にシフト量決定部21によって決定されたその画素のシフト量に1を加算もしくは減算した値を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施す。
変倍処理部24は、第1スクリーン処理部22でスクリーン処理を施して得た第1スクリーン画像の各画素を、シフト量決定部21によって決定されたシフト量に従ってシフトさせると共に、該シフトによって画素の挿入が必要となった位置に挿入する画素の階調値を、第2スクリーン処理部23の処理結果(第2スクリーン画像)を採用して決定した画像を変倍処理後の画像(出力画像)として出力する。
第2の実施の形態の画像変倍装置20では、シフト量決定部21が決定するシフト量は、挿入もしくは削除する画素の位置が拡大縮小方向と直交する方向に連続しないように分散させる必要はなく、連続していてもかまわない。
図8は、シフト量決定部21が決定したシフト量の一例を示している。図8は、元画像上の各画素の位置に、その画素のシフト量を示す数値を表したものである。シフト量を示す数値が増加する部分の境界(図中太線で示す)は、拡大のためのシフト処理によって欠落画素が生じる位置である。
図8の例では、各画素のシフト量を、挿入もしくは削除する画素の位置が拡大縮小方向と直交する方向に連続するように決定してある。すなわち、拡大のためのシフト処理によって生じる欠落画素が同じ主走査方向のライン上に並ぶようにシフト量が決定されている。
まず、第2スクリーン処理部23において、シフト量決定部21から指示されたシフト量に1を加算したシフト量を用いる場合について説明する。
図9は、第1スクリーン処理部22が、元画像の各画素に、該画素の座標にシフト量決定部21の指定するシフト量を加算して得た座標をディザ閾値座標としてディザ閾値マトリクスを参照して得たディザ閾値を適用してスクリーン処理を行った場合の処理結果等の一例を示している。
同図(a)は、6×6の元画像の各画素について、シフト量が0の場合のディザ閾値座標を示している。シフト量が0の場合、元画像上での各画素の座標がそのままそれぞれの画素に対応するディザ閾値座標になる。同図(b)は、全画素がグレー(階調値が100)の6×6の元画像に、同図(a)のディザ閾値座標で図3(a)のディザ閾値マトリクスを参照して得たディザ閾値を適用してスクリーン処理を行った結果のスクリーン画像を示している。各画素には、その画素に適用したディザ閾値のディザ閾値座標を記してある。
図9(c)は、上記の元画像に対してシフト量決定部21が決定したシフト量を示している。図9(d)は、同図(a)のディザ閾値座標に同図(c)のシフト量を加算して得たディザ閾値座標を示している。同図(d)のディザ閾値座標は、元画像上の各画素の座標に、同図(c)のシフト量を加算(副走査方向の座標に加算)して得られる。
同図(e)は、全画素がグレー(階調値が100)の6×6の元画像に、同図(d)のディザ閾値座標で図3(a)のディザ閾値マトリクスを参照して得たディザ閾値を適用してスクリーン処理を行った結果の第1スクリーン画像を示している。各画素には、その画素に適用したディザ閾値のディザ閾値座標を記してある。
図10は、第2スクリーン処理部23が、元画像の各画素に、該画素の座標にシフト量決定部21の指定するシフト量にさらに1を加えた値を加算して得た座標をディザ閾値座標としてディザ閾値マトリクスを参照して得たディザ閾値を適用してスクリーン処理を行った場合の処理結果等の一例を示している。
同図(a)、(b)は図9(a)、(b)と同一である。図10(c)は、シフト量決定部21が決定したシフト量(図9(c)のシフト量)に1を加算して得たシフト量を示している。図10(d)は、同図(a)のディザ閾値座標に同図(c)のシフト量を加算して得たディザ閾値座標を示している。同図(d)のディザ閾値座標は、元画像上の各画素の座標に、同図(c)のシフト量を加算(副走査方向の座標に加算)して得られる。
同図(e)は、全画素がグレー(階調値が100)の6×6の元画像に、同図(d)のディザ閾値座標で図3(a)のディザ閾値マトリクスを参照して得たディザ閾値を適用してスクリーン処理を行った結果の第2スクリーン画像を示している。各画素には、その画素に適用したディザ閾値のディザ閾値座標を記してある。
図11は、変倍処理部24が図9(e)の第1スクリーン画像と、図10(e)の第2スクリーン画像を用いて行う変倍処理を示している。図11では、各画素に、その画素に適用したディザ閾値のディザ閾値座標を記してある。
図11(a)は図9(e)に示す第1スクリーン画像を示し、図11(b)は、該第1スクリーン画像を、変倍処理部24が図9(c)のシフト量で副走査方向にシフトさせて得たシフト画像を示している。シフト画像には欠落画素が生じている。
図11(c)は図10(e)に示す第2スクリーン画像を示し、図11(d)は、該第2スクリーン画像を、変倍処理部24が図9(c)のシフト量で副走査方向にシフトさせて得たシフト画像を示している。
図11(e)は、同図(b)の欠落画素の位置に、同図(c)の第2スクリーン画像の該当画素を挿入画素として挿入して得た変倍処理後の出力画像を示している。
挿入画素として採用する画素(採用画素とする)は、第2スクリーン画像のうち、図11(b)のシフト画像において欠落画素に対してシフト方向で−1の位置にある画素に対応する第2スクリーン画像上の画素(図中、破線の矩形で囲んだ画素)である。
採用画素のディザ閾値座標は、丁度、欠落画素に対する正しいディザ閾値座標になっている。したがって、採用画素の階調値は、元画像上で、欠落画素よりシフト方向で−1の位置にある画素に対して、欠落画素の位置での正しいディザ閾値を適用してスクリーン処理を施して得た階調値となっている。このような採用画素を欠落画素の位置に挿入することで、図11(e)に示す出力画像では、欠落画素を含めて画像全体でスクリーンの形状が維持される。
なお、変倍処理部24は、第2スクリーン画像に対してシフト処理を施さずに、第2スクリーン画像から採用画素を抽出する、あるいは、第2スクリーン画像に対して第1スクリーン画像と同じシフト量でシフト処理を施して図11(d)に示すシフト画像を生成し、該シフト画像から採用画素を抽出してもよい。後者の場合、欠落画素に対してシフト量が−1の位置にある採用画素を容易に認識して抽出することができる。
次に、第2スクリーン処理部23において、シフト量決定部21によって指示されたシフト量から1を減算したシフト量を用いる場合について説明する。
第1スクリーン処理部22の処理は図9と同一である。
図12は、第2スクリーン処理部23が元画像の各画素に、該画素の座標にシフト量決定部21の指定するシフト量から1を減算した値を加算して得た座標をディザ閾値座標としてディザ閾値マトリクスを参照して得たディザ閾値を適用してスクリーン処理を行った場合の処理結果等の一例を示している。
同図(a)、(b)は図9(a)、(b)と同一である。図12(c)は、シフト量決定部21が決定したシフト量(図9(c)のシフト量)から1を減算して得たシフト量を示している。図12(d)は、同図(a)のディザ閾値座標に同図(c)のシフト量を加算して得たディザ閾値座標を示している。同図(d)のディザ閾値座標は、元画像上の各画素の座標に、同図(c)のシフト量を加算(副走査方向の座標に加算)して得られる。
同図(e)は、全画素がグレー(階調値が100)の6×6の元画像に、同図(d)のディザ閾値座標で図3(a)のディザ閾値マトリクスを参照して得たディザ閾値を適用してスクリーン処理を行った結果の第2スクリーン画像を示している。各画素には、その画素に適用したディザ閾値のディザ閾値座標を記してある。
図13は、変倍処理部24が図9(e)の第1スクリーン画像と、図12(e)の第2スクリーン画像を用いて行う変倍処理を示している。図13では、各画素に、その画素に適用したディザ閾値のディザ閾値座標を記してある。
図13(a)は図9(e)に示す第1スクリーン画像を示している。図13(b)は、該第1スクリーン画像を、変倍処理部24が図9(c)のシフト量で副走査方向にシフトさせて得たシフト画像を示している。シフト画像には欠落画素が生じている。図13(a)、(b)は、図11(a)、(b)と同一である。
図13(c)は図12(e)と同じ第2スクリーン画像を示している。図13(d)は、該第2スクリーン画像を、変倍処理部24が図9(c)のシフト量で副走査方向にシフトさせて得たシフト画像を示している。
図13(e)は、同図(b)の欠落画素の位置に、同図(c)の第2スクリーン画像の該当画素を挿入画素として挿入して得た変倍処理後の出力画像を示している。
採用画素は、第2スクリーン画像のうち、図13(b)のシフト画像において欠落画素に対してシフト方向で+1の位置にある画素に対応する第2スクリーン画像上の画素(図中、破線の矩形で囲んだ画素)である。
採用画素に対するディザ閾値座標は、丁度、欠落画素に対する正しいディザ閾値座標になっている。したがって、採用画素の階調値は、元画像上で、欠落画素よりシフト方向で−1の位置にある画素に対して、欠落画素の位置に対応する正しいディザ閾値を適用してスクリーン処理を施して得た階調値となっている。このような採用画素を欠落画素の位置に挿入することで、図13(e)に示す出力画像では、欠落画素を含めて画像全体でスクリーンの形状が維持される。
なお、変倍処理部24は、第2スクリーン画像に対してシフト処理を施さずに、第2スクリーン画像から採用画素を抽出する、あるいは、第2スクリーン画像に対して第1スクリーン画像と同じシフト量でシフト処理を施して図13(d)に示すシフト画像を生成し、該シフト画像から採用画素を抽出してもよい。後者の場合、欠落画素に対してシフト量が+1の位置にある採用画素を容易に認識して抽出することができる。
第2スクリーン処理部23でシフト量決定部21から指示されたシフト量に1を加算した場合、図中で欠落画素の上側に隣接する画素に対して、欠落画素の位置における正しいディザ閾値を適用したことになる。一方、シフト量から1を減算した場合、図中で欠落画素の下側に隣接する画素に対して、欠落画素の位置における正しいディザ閾値を適用したことになる。いずれにしても、欠落画素の位置における正しいディザ閾値を適用するので、スクリーン形状は維持される。また、1を加算する方式と1を減算する方式との相違は、欠落画素に対して上側の画素を採用するか、下側の画素を採用するかの相違に過ぎないので、いずれの方式を採用してもかまわない。
<第3の実施の形態>
第2の実施の形態では、変倍処理後の出力画像においてスクリーン形状は維持される。しかし、たとえば、文字など白と黒で構成される線画を拡大した場合には、挿入画素が主走査方向の同一ライン上に並ぶため画質の劣化が目立ち易くなる。そこで、第3の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、画素の挿入位置を分散させる。なお、第3の実施の形態に係る画像変倍装置の概略構成は図7と同一であり、その説明を省略する。
シフト量決定部21は、図4に示すように、挿入もしくは削除する画素の位置が拡大縮小方向と直交する方向に連続せずに分散するようなシフト量を決定する。
まず、第2スクリーン処理部23が、シフト量決定部21から指示されたシフト量に1を加算したシフト量を用いる場合について説明する。
第1スクリーン処理部22での処理結果等は図5と同一である。
図14は、第2スクリーン処理部23が、元画像の各画素に、該画素の座標にシフト量決定部21の指定するシフト量にさらに1を加えた値を加算して得た座標をディザ閾値座標としてディザ閾値マトリクスを参照して得たディザ閾値を適用してスクリーン処理を行った場合の処理結果等の一例を示している。
同図(a)、(b)は図5(a)、(b)と同一である。図14(c)は、全画素がグレー(階調値が100)の6×6の元画像に対してシフト量決定部21が決定したシフト量(図5(c)のシフト量)に1を加算して得たシフト量を示している。図14(d)は、同図(a)のディザ閾値座標に同図(c)のシフト量を加算して得たディザ閾値座標を示している。同図(d)のディザ閾値座標は、元画像上の各画素の座標に、同図(c)のシフト量を加算(副走査方向の座標に加算)して得られる。
同図(e)は、全画素がグレー(階調値が100)の6×6の元画像に、同図(d)のディザ閾値座標で図3(a)のディザ閾値マトリクスを参照して得たディザ閾値を適用してスクリーン処理を行った結果の第2スクリーン画像を示している。各画素には、その画素に適用したディザ閾値のディザ閾値座標を記してある。
図15は、変倍処理部24が図5(e)の第1スクリーン画像と、図14(e)の第2スクリーン画像を用いて行う変倍処理を示している。図15では、各画素に、その画素に適用したディザ閾値のディザ閾値座標を記してある。
図15(a)は図5(e)に示す第1スクリーン画像である。図15(b)は、該第1スクリーン画像を、変倍処理部24が図5(c)のシフト量で副走査方向にシフトさせて得たシフト画像を示している。シフト画像には欠落画素が生じている。
図15(c)は、図14(e)に示す第2スクリーン画像である。図15(d)は、該第2スクリーン画像を、変倍処理部24が図5(c)のシフト量で副走査方向にシフトさせて得たシフト画像を示している。
図15(e)は、同図(b)の欠落画素の位置に、同図(c)の第2スクリーン画像の該当画素を挿入画素として挿入して得た変倍処理後の出力画像を示している。
挿入画素として採用する採用画素は、第2スクリーン画像のうち、図15(b)のシフト画像において欠落画素に対してシフト方向で−1の位置にある画素に対応する第2スクリーン画像上の画素(図中、破線の矩形で囲んだ画素)である。
採用画素に対するディザ閾値座標は、丁度、欠落画素に対する正しいディザ閾値座標になっている。したがって、採用画素の階調値は、元画像上で、欠落画素よりシフト方向で−1の位置にある画素に対して、欠落画素の位置に対応する正しいディザ閾値を適用してスクリーン処理を施して得た階調値となっている。このような採用画素を欠落画素の位置に挿入することで、図15(e)に示す出力画像では、欠落画素を含めて画像全体でスクリーンの形状が維持される。
なお、変倍処理部24は、第2スクリーン画像に対してシフト処理を施さずに、第2スクリーン画像から採用画素を抽出する、あるいは、第2スクリーン画像に対して第1スクリーン画像と同じシフト量でシフト処理を施して図15(d)に示すシフト画像を生成し、該シフト画像から採用画素を抽出してもよい。後者の場合、欠落画素に対してシフト量が−1の位置にある採用画素を容易に認識して抽出することができる。
次に、第2スクリーン処理部23にて、シフト量決定部21から指示されたシフト量から1を減算したシフト量を用いる場合について説明する。
第1スクリーン処理部22の処理は図5と同一である。
図16は、第2スクリーン処理部23が元画像の各画素に、該画素の座標にシフト量決定部21の指定するシフト量から1を減算した値を加算して得た座標をディザ閾値座標としてディザ閾値マトリクスを参照して得たディザ閾値を適用してスクリーン処理を行った場合の処理結果等の一例を示している。
同図(a)、(b)は、図5(a)、(b)と同一である。図16(c)は、シフト量決定部21が決定したシフト量(図5(c)のシフト量)から1を減算して得たシフト量を示している。図16(d)は、同図(a)のディザ閾値座標に同図(c)のシフト量を加算して得たディザ閾値座標を示している。同図(d)のディザ閾値座標は、元画像上の各画素の座標に、同図(c)のシフト量を加算(副走査方向の座標に加算)して得られる。
同図(e)は、全画素がグレー(階調値が100)の6×6の元画像に、同図(d)のディザ閾値座標で図3(a)のディザ閾値マトリクスを参照して得たディザ閾値を適用してスクリーン処理を行った結果の第2スクリーン画像を示している。各画素には、その画素に適用したディザ閾値のディザ閾値座標を記してある。
図17は、変倍処理部24が図5(e)の第1スクリーン画像と、図16(e)の第2スクリーン画像を用いて行う変倍処理を示している。図17では、各画素に、その画素に適用したディザ閾値のディザ閾値座標を記してある。
図17(a)は、図5(e)に示す第1スクリーン画像である。図17(b)は、該第1スクリーン画像を、変倍処理部24が図5(c)のシフト量で副走査方向にシフトさせて得たシフト画像を示している。シフト画像には欠落画素が生じている。図17(a)、(b)は、図15(a)、(b)と同一である。
図17(c)は、図16(e)と同じ第2スクリーン画像である。図17(d)は、該第2スクリーン画像を、変倍処理部24が図5(c)のシフト量で副走査方向にシフトさせて得たシフト画像を示している。
図17(e)は、同図(b)の欠落画素の位置に、同図(c)の第2スクリーン画像の該当画素を挿入画素として挿入して得た変倍処理後の出力画像を示している。
採用画素は、第2スクリーン画像のうち、図17(b)のシフト画像において欠落画素に対してシフト方向で+1の位置にある画素に対応する第2スクリーン画像上の画素(図中、破線の矩形で囲んだ画素)である。
採用画素に対するディザ閾値座標は、丁度、欠落画素に対する正しいディザ閾値座標になっている。したがって、採用画素の階調値は、元画像上で、欠落画素よりシフト方向で−1の位置にある画素に対して、欠落画素の位置に対応する正しいディザ閾値を適用してスクリーン処理を施して得た階調値となっている。このような採用画素を欠落画素の位置に挿入することで、図17(e)に示す出力画像では、欠落画素を含めて画像全体でスクリーンの形状が維持される。
なお、変倍処理部24は、第2スクリーン画像に対してシフト処理を施さずに、第2スクリーン画像から採用画素を抽出する、あるいは、第2スクリーン画像に対して第1スクリーン画像と同じシフト量でシフト処理を施して図17(d)に示すシフト画像を生成し、該シフト画像から採用画素を抽出してもよい。後者の場合、欠落画素に対してシフト量が+1の位置にある採用画素を容易に認識して抽出することができる。
第3の実施の形態では、スクリーン形状を維持すると共に、画素の挿入位置を分散させたので、文字など白と黒で構成される線画を拡大した場合でも画質の劣化を少なく抑えることができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、副走査方向への画像の拡大縮小やシフト処理について説明したが、主走査方向への変形処理の場合も基本的には同様の処理を行えばよい。
第1、第3の実施の形態で示したシフト量の分散の仕方は一例であり、これに限定されるものではない。たとえば、画素の挿入周期内であれば、実施の形態で例示したものより広範囲に分散させてもよい。
また、実施の形態では、ハードウェアのパイプライン処理によってスクリーン処理および変倍処理が実行されるようにしたが、パイプライン処理に限定されるものではなく、本発明の方法は、たとえば、ソフトウェアによる変倍に適用されてもよい。
第2、第3の実施の形態では、シフト量決定部21から指示されたシフト量に第2スクリーン処理部23で1を加算もしくは減算するようにしたが、第1スクリーン処理部22および変倍処理部24に対して出力するシフト量に対して1を加算もしくは減算したシフト量のデータをシフト量決定部21が作成して第2スクリーン処理部23へ出力するように構成されてもよい。
すなわち、シフト量決定部21は、変倍率に対応した第1のシフト量と、該第1のシフト量に対して1を加算もしくは減算した第2のシフト量とを決定し、第1のシフト量は第1スクリーン処理部22と変倍処理部24に与え、第2のシフト量は第2スクリーン処理部23に与える。第2スクリーン処理部23では、元画像の各画素に、その画素の位置にその画素に対する第2のシフト量を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施す。第1スクリーン処理部22および変倍処理部24は実施の形態で示した動作を行う。このような構成でも第2、第3の実施の形態と同一の効果を得ることができる。
なお、実施の形態で示したディザ閾値マトリクスは一例であり、これに限定されず、ディザ閾値マトリクスのサイズや各ディザ閾値は任意に定めればよい。
実施の形態では、ディザ閾値と元画像の画素値(濃度、階調値)を比較し、元画像の画素値が閾値を超えると255(黒)を出力し、それ以外は0(白)を出力するという2値化処理をスクリーン処理として示したが、スクリーン処理はこれに限定されない。たとえば、ディザ閾値と元画像の画素値との差分値に応じて、0から255の間の値をとるような多値のスクリーン処理であってもよい。
画像変倍装置10、20は、独立の装置として構成されるほか、たとえば、印刷機能やコピー機能を備えたが画像形成装置に組み込まれる。
10…画像変倍装置
11…シフト量決定部
12…スクリーン処理部
13…変倍処理部
20…画像変倍装置
21…シフト量決定部
22…第1スクリーン処理部
23…第2スクリーン処理部
24…変倍処理部

Claims (8)

  1. 画素の挿入もしくは削除によって元画像を第1方向へ変倍する場合の各画素のシフト量を決定するシフト量決定部と、
    前記元画像の各画素に、画素の位置に前記シフト量決定部によって決定された該画素のシフト量を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施す第1スクリーン処理部と、
    前記元画像の各画素に、画素の位置に前記シフト量決定部によって決定された該画素のシフト量に1を加算もしくは減算した値を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施す第2スクリーン処理部と、
    前記第1スクリーン処理部でスクリーン処理を施して得た画像の各画素を、前記シフト量決定部によって決定されたシフト量に従ってシフトさせると共に、該シフトによって画素の挿入が必要となった位置に挿入する画素の階調値を、前記第2スクリーン処理部の処理結果を採用して決定する変倍処理部と、
    を有する
    ことを特徴とする画像変倍装置。
  2. 前記シフト量決定部は、各画素のシフト量を、挿入もしくは削除する画素の位置が前記第1方向に直交する第2方向に連続しないように分散させて決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像変倍装置。
  3. 前記シフト量決定部は前記第1スクリーン処理部に与えるシフト量と、該シフト量に1を加算もしくは減算した第2のシフト量を決定し、
    前記第2スクリーン処理部は、前記元画像の各画素に、画素の位置に前記シフト量決定部によって決定された該画素のシフト量に1を加算もしくは減算した値を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施すことに代えて、前記元画像の各画素に、画素の位置に前記シフト量決定部によって決定された該画素に係る前記第2のシフト量を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施す
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像変倍装置。
  4. 画素の挿入もしくは削除によって元画像を第1方向へ変倍する場合の各画素のシフト量を、挿入もしくは削除する画素の位置が前記第1方向に直交する第2方向に連続しないように分散させて決定するシフト量決定部と、
    前記元画像の各画素に、画素の位置に前記シフト量決定部によって決定された該画素のシフト量を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施すスクリーン処理部と、
    前記スクリーン処理部でスクリーン処理を施して得た画像の各画素を、前記シフト量決定部によって決定されたシフト量に従ってシフトさせると共に、該シフトによって画素の挿入が必要となった位置に挿入する画素の階調値を、その位置の周辺画素の階調値から決定する変倍処理部と、
    を有する
    ことを特徴とする画像変倍装置。
  5. 画素の挿入もしくは削除によって元画像を第1方向へ変倍する場合の各画素のシフト量を決定するシフト量決定ステップと、
    前記元画像の各画素に、画素の位置に前記シフト量決定ステップで決定された該画素のシフト量を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施す第1スクリーン処理ステップと、
    前記元画像の各画素に、画素の位置に前記シフト量決定ステップで決定された該画素のシフト量に1を加算もしくは減算した値を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施す第2スクリーン処理ステップと、
    前記第1スクリーン処理ステップでスクリーン処理を施して得た画像の各画素を、前記シフト量決定ステップで決定されたシフト量に従ってシフトさせると共に、該シフトによって画素の挿入が必要となった位置に挿入する画素の階調値を、その位置に対応する前記第2スクリーン処理ステップの処理結果を採用して決定する変倍ステップと、
    を有する
    ことを特徴とする画像変倍方法。
  6. 前記シフト量決定ステップにおいて、各画素のシフト量を、挿入もしくは削除する画素の位置が前記第1方向に直交する第2方向に連続しないように分散させて決定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像変倍方法。
  7. 前記シフト量決定ステップにおいて、前記第1スクリーン処理ステップで使用されるシフト量と、該シフト量に1を加算もしくは減算した第2のシフト量を決定し、
    前記第2スクリーン処理ステップでは、前記元画像の各画素に、画素の位置に前記シフト量決定ステップで決定された該画素のシフト量に1を加算もしくは減算した値を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施すことに代えて、前記元画像の各画素に、画素の位置に前記シフト量決定ステップによって決定された該画素に係る前記第2のシフト量を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施す
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の画像変倍方法。
  8. 画素の挿入もしくは削除によって元画像を第1方向へ変倍する場合の各画素のシフト量を、挿入もしくは削除する画素の位置が前記第1方向に直交する第2方向に連続しないように分散させて決定するシフト量決定ステップと、
    前記元画像の各画素に、画素の位置に前記シフト量決定ステップで決定された該画素のシフト量を加算して得た位置に対応するディザ閾値マトリクス上の位置のディザ閾値を適用してスクリーン処理を施すスクリーン処理ステップと、
    前記スクリーン処理ステップでスクリーン処理を施して得た画像の各画素を、前記シフト量決定ステップで決定されたシフト量に従ってシフトさせると共に、該シフトによって画素の挿入が必要となった位置に挿入する画素の階調値を、その位置の周辺画素の階調値から決定する変倍ステップと、
    を有する
    ことを特徴とする画像変倍方法。
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