JP4608344B2 - 印刷装置,印刷システム及び印刷制御方法 - Google Patents
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Description
露光装置201〜204には、一般的にLEDヘッドや、レーザービームとポリゴンミラーを用いた走査光学系が用いられるが、各露光装置の取り付け位置誤差により、中間転写体214上で色ずれが生じる。この色ずれ量は、検出手段213によって検出し、その情報を露光装置201〜204にフィードバックして補正を行うのが一般的である。この際、露光装置201〜204を物理的に移動させて補正を行う技術があるが、移動手段などを備えて装置が複雑になる上、高い精度が要求されコストアップを招く。さらに、露光装置201〜204にLEDヘッドを用いた場合、取り付け位置の誤差以外にも、LEDヘッド内に一列に並べられたLEDチップの配列位置誤差によっても色ずれが生じる。
ディザ処理部110〜113は比較器等で構成され、画像データの階調値とディザテーブルの値を比較してビット削減し面積階調を実現しビデオデータとなる。この際402に示すように4×4のディザテーブルを順番に周期的に適用していく。
ディザリング処理が施されビット削減されたビデオデータは、画像シフト部122〜125に送られて、プリンタエンジン102のレジずれ量検出手段139から受け取ったレジずれ情報を元に画像データをずらす処理を行う。1ドットずらした場合のレジずれ補正結果を図5に示す。具体的には、ある縦ラインで画像データを1ドットずつシフトさせる。500の一つの四角は画像1ドットを表し、理解を容易にするため、参照した4×4のディザテーブルごとに色分けしてある。シフトした結果が501である。この際シフト動作の影響で参照したディザテーブルが歪み、この歪みが図3の301で示したような画像歪みを生じさせる。
上記課題を解消するために本実施例では、ディザテーブルシフト手段118〜121を用いる。ディザテーブルシフト手段118〜121は、LUT114〜117にあらかじめ用意されたディザテーブルをシフトする手段で、一般的にセレクタ等で構成される。ディザテーブルシフト手段118〜121は、プリンタエンジン102のレジずれ量検出手段139から受け取ったレジずれ情報を元に画像データとは逆方向に補正量と同じドット数だけディザテーブルをずらし、ディザ処理部110〜113は、画像データと逆方向にずらされたディザテーブルを参照してディザリング処理を行っていく。具体的には図6の600のようにディザテーブルを参照する。
上記手順にてディザリング処理が施された画像データは画像シフト部122〜125でずらされる。シフトした結果の601より、画像データはシフトされたが、その部分で参照されたディザテーブルに歪みがなく、相殺されることによって、図3で示したような301の画像歪みが生じないことがわかる。
本実施例では、露光装置の印刷装置に取り付けた場合の取り付け位置誤差等による色ずれをレジずれ量検出手段139にて検出できる。
また、露光装置135〜138にLEDヘッドを用いた場合、LEDヘッド内のLEDチップの配列誤差による色ずれをレジずれ量検出手段139にて検出しても良い。LEDチップの配列誤差はレジずれ量検出手段139で検出する方法と、LEDヘッド内のEPROM等に格納されている情報に基づく方法がある。また同様にして、露光装置のボー補正等にも応用できる。
LEDヘッドの印刷装置への取り付け誤差をレジずれ量検出手段で検出し、LEDチップの配列誤差をEPROM等に格納されている情報を用いると補正精度が向上する。
また、レジずれ量検出手段139からの情報をPC100などの上位ホストで受け取り、上位装置のソフトウェアでディザテーブルシフト及びディザ処理を行い、画像データのシフトを印刷装置側で行っても良い。
なお本実施例では、中間転写体上のレジずれ量を検出しているが、本発明はこれに限定されるものではない。用紙などの記録媒体上のレジずれ量検出手段であっても良い。また、露光装置としてLEDヘッドを用いた場合について説明したが、レーザービームとポリゴンミラーを用いた走査光学系であっても良い。
Claims (5)
- 画像データに応じて露光を行う複数の露光手段と、複数の色の像を形成する像形成手段を備えてカラー印刷を行う印刷装置において、
前記複数の像形成手段によって形成された媒体上の前記複数の色毎の色ずれ量を検出する色ずれ量検出手段と、
ディザリング処理する際に参照される予め準備されたディザテーブルが記録されるLUTと、
前記ディザテーブルをドット単位でシフトする複数のディザテーブルシフト手段と、
前記ディザテーブルを参照して前記画像データに対し周期的にディザテーブルを適用してディザリング処理を行うディザ処理部と、
前記色ずれ量検出手段からの色ずれ情報に基づき画像データの補正対象ドットをシフトする複数の画像データシフト手段とを有し、
前記ディザテーブルシフト手段は、前記色ずれ量検出手段からの色ずれ情報に基づき、画像データの補正対象領域、ドット補正方向及び補正量をそれぞれ特定し、前記ディザテーブルを、画像データの前記補正対象領域に対応し、且つ、前記ドット補正方向とは逆方向に前記補正量と同じドット数でシフトさせ、
前記ディザ処理部は、前記ディザテーブルシフト処理手段でシフトされたディザテーブルを参照してディザリング処理し、
前記画像データシフト手段は、前記ディザリング処理後の画像データを、前記レジずれ量検出手段で検出したレジずれ情報に基づき、補正対象領域のドットを前記ドット補正方向に前記補正量でシフトさせ、
前記像形成手段は、前記画像データシフト手段によって補正された画像データに基づき印刷することを特徴とする印刷装置。 - 前記露光手段にLEDヘッドを用いた場合、
前記ディザテーブルシフト手段は、前記色ずれ情報と、前記LEDヘッド内に並べられているLEDチップについての配列誤差情報とを用いて、前記ディザテーブルをシフトさせることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。 - 前記媒体は、中間転写体または記録媒体であることを特徴とする請求項1又は2記載の印刷装置。
- 画像データに応じて露光を行う複数の露光手段と、複数の色の像を形成する像形成手段を備えてカラー印刷を行う印刷装置の印刷制御方法において、
前記複数の像形成手段によって形成された中間転写上の前記複数の色毎の色ずれ量を検出する色ずれ量検出手段と、
ディザリング処理する際に参照される予め準備されたディザテーブルが記録されるLUTと、
前記ディザテーブルをドット単位でシフトする複数のディザテーブルシフト手段と、
前記ディザテーブルを参照して前記画像データに対し周期的にディザテーブルを適用してディザリング処理を行うディザ処理部と、
前記色ずれ量検出手段からの色ずれ情報に基づき画像データの補正対象ドットをシフトする複数の画像データシフト手段とを有し、
前記ディザテーブルシフト手段は、前記色ずれ量検出手段からの色ずれ情報に基づき、画像データの補正対象領域、ドット補正方向及び補正量をそれぞれ特定し、前記ディザテーブルを、画像データの前記補正対象領域に対応し、且つ、前記ドット補正方向とは逆方向に前記補正量と同じドット数でシフトさせ、
前記ディザ処理部は、前記ディザテーブルシフト処理手段でシフトされたディザテーブルを参照してディザリング処理し、
前記画像データシフト手段は、前記ディザリング処理後の画像データを、前記レジずれ量検出手段で検出したレジずれ情報に基づき、補正対象領域のドットを前記ドット補正方向に前記補正量でシフトさせ、
前記像形成手段は、前記画像データシフト手段によって補正された画像データに基づき印刷することを特徴とする印刷装置の印刷制御方法。 - 上位装置と、前記上位装置から送信される画像データに応じて露光を行う複数の露光手段と複数の色の像を形成する像形成手段を備えてカラー印刷を行う印刷装置を有する印刷システムにおいて、
前記印刷装置は、前記複数の像形成手段によって形成された媒体上の前記複数の色毎の色ずれ量を検出する色ずれ量検出手段と、
前記色ずれ量検出手段からの色ずれ情報に基づき画像データの補正対象ドットをシフトする複数の画像データシフト手段とを有し、
前記上位装置は、ディザリング処理する際に参照される予め準備されたディザテーブルを有し、前記印刷装置から前記色ずれ量検出手段により検出された色ずれ情報を受信し、該色ずれ情報に基づき、画像データの補正対象領域、ドット補正方向及び補正量をそれぞれ特定し、前記ディザテーブルを、画像データの前記補正対象領域に対応し、且つ、前記ドット補正方向とは逆方向に前記補正量と同じドット数でシフトさせ、該シフトされたディザテーブルを参照して前記画像データに対し周期的にディザテーブルを適用してディザリング処理を行い、
前記印刷装置の前記画像データシフト手段は、前記上位装置から前記ディザリング処理後の画像データを受信し、該画像データに対し、前記レジずれ量検出手段で検出したレジずれ情報に基づき、補正対象領域のドットを前記ドット補正方向に前記補正量でシフトさせ、前記像形成手段は、前記画像データシフト手段によって補正された画像データに基づき印刷することを特徴とする印刷システム。
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