JP2004282245A - スクリーン処理部を有するタンデム方式の印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画質の低下を抑え、スクリーン処理ユニットの回路規模を小さくする。
【解決手段】第1の色に対応する前記スクリーン処理ユニットは、第1の網点サイズとそれより大きい第2の網点サイズのスクリーンガンマーテーブルを有し、第2の色に対応する前記スクリーン処理ユニットは、前記第1の網点サイズのスクリーンガンマテーブルを有する。従って、第1の色のスクリーン処理ユニットは、サイズが大きい第2の網点サイズのスクリーンガンマテーブルを有し、階調優先モードでのスクリーン処理が可能であるが、画像再生された時の光学濃度が低く視覚的に目立ちにくい第2の色のスクリーン処理ユニットは、サイズが小さい第1の網点サイズのスクリーンガンマテーブルを有するだけであり、階調優先モードでのスクリーン処理は行わない。
【選択図】図2
【解決手段】第1の色に対応する前記スクリーン処理ユニットは、第1の網点サイズとそれより大きい第2の網点サイズのスクリーンガンマーテーブルを有し、第2の色に対応する前記スクリーン処理ユニットは、前記第1の網点サイズのスクリーンガンマテーブルを有する。従って、第1の色のスクリーン処理ユニットは、サイズが大きい第2の網点サイズのスクリーンガンマテーブルを有し、階調優先モードでのスクリーン処理が可能であるが、画像再生された時の光学濃度が低く視覚的に目立ちにくい第2の色のスクリーン処理ユニットは、サイズが小さい第1の網点サイズのスクリーンガンマテーブルを有するだけであり、階調優先モードでのスクリーン処理は行わない。
【選択図】図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タンデム方式の印刷装置に関し、画質の低下を抑えながらスクリーン処理ユニットの回路規模を小さくすることができる印刷装置(またはプリンタ)に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザ光などを利用したページプリンタにおいて、カラー画像の印刷を可能にしたカラーページプリンタが普及してきている。ページプリンタは、感光体ドラム上にレーザビームで画像を描画することで潜像を形成し、潜像にトナーを付着して現像し、その後用紙やOHPシートなどの印刷媒体に転写する。従って、カラー画像を印刷するためには、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の各色毎に少なくとも潜像形成、トナー現像を行う必要がある。
【0003】
上記のように4色の画像形成をシリアルに実行する4サイクルの印刷エンジンでは、モノクロ印刷に比較して印刷時間が長くなり、印刷のスループットが低下する。そのため、印刷エンジンに4色分の感光体ドラムを設けて1サイクルでカラー画像を印刷することができるタンデム方式のプリンタが提案されている。タンデム方式のプリンタでは、印刷エンジンで4色分の画像を並列に再生するために、画像処理を行うコントローラにおいて、4色分の印刷データを並列に生成して印刷エンジンに出力する必要がある。
【0004】
一方で、ページプリンタの二値化処理には、多値ディザ方式によるスクリーン処理が広く採用されている。スクリーン処理ユニットでは、画素の階調データをスクリーンガンマテーブルによって印刷エンジンに供給する画像再生データに変換する。画像再生データは、例えば、印刷エンジンのレーザビームの描画位置に対応する駆動パルス幅データである。
【0005】
スクリーン処理は、画像の階調を網点の大きさによって表現するものであり、ホストコンピュータやデジタルカメラなどの電子画像生成装置により生成された画素の階調データを網点データに変換するものであり、その網点データによる網点で画像が再生される。その場合、画像が文字やグラフィックスなど解像度優先で印刷することが望まれる場合は、網点サイズを小さくしてスクリーン線数を大きくしたスクリーンが好ましく、一方で、画像がイメージなど階調優先で印刷することが望まれる場合は、網点サイズを大きくしてスクリーン線数を小さくしたスクリーンが好ましい。従って、画像の属性によってスクリーンガンマテーブルを切り換えることが提案されている(例えば特許文献1)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−165690号公報
【0007】
【特許文献2】
特開2000−22953号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
スクリーンの網点サイズを大きくすると、画素の階調データを画像再生データに変換するためのスクリーンガンマテーブルのサイズも大きくなる。それに伴って、スクリーンガンマテーブルが、スクリーン処理ユニット内の高速メモリ内に格納される場合、高速メモリの容量を大きくする必要がある。従って、画像の属性に応じて網点サイズを大きくしたスクリーンと網点サイズを小さくしたスクリーンとを切り換えてスクリーン処理を行うためには、参照すべきスクリーンガンマテーブルを大きくする必要がある。特に、タンデム方式の画像形成装置の場合は、4色全ての画素データを画像再生データ(印刷データ)に平行して変換する必要があるので、それに伴ってスクリーン処理ユニットも4色分設ける必要がある。また、スクリーン処理では、モアレ模様の発生を抑えるなどの理由から、各色のスクリーン角を異ならせているので、各色で異なるスクリーンガンマテーブルを使用することが要求される。その結果、4つのスクリーン処理ユニットそれぞれにスクリーンガンマテーブルが必要になり、内蔵する高速メモリの容量が膨大になり、コストアップを招くことになる。
【0009】
スクリーンガンマテーブルのサイズを小さくするために、網点を構成する複数の画素の集合である網点セル内の複数の画素でスクリーンガンマテーブルを共通化し、画素の位置情報をスクリーンガンマテーブルのIDデータに変換するインデックスマトリクスを利用することが提案されている(特許文献2)。この方法を利用することによって、ある程度スクリーンガンマテーブルのサイズを小さくすることができるものの、網点サイズが大きいスクリーンでは依然としてテーブルサイズが大きくなる。しかも、タンデム方式のプリンタでは、複数の色に対応したスクリーンガンマテーブルを同時に設ける必要があり、コストアップを抑えることはできない。
【0010】
そこで、本発明の目的は、画質の低下を抑えつつスクリーン処理部の変換テーブルの規模を抑えたタンデム方式の印刷装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、カラー印刷装置において、複数の色に対応して設けられ、スクリーンガンマテーブルに従って画素の階調データを画像再生データに変換する複数のスクリーン処理ユニットと、前記画像再生データに基づき、当該複数の色に対応する画像を並列に再生する印刷エンジンとを有し、第1の色に対応する前記スクリーン処理ユニットは、第1の網点サイズとそれより大きい第2の網点サイズのスクリーンガンマーテーブルを有し、前記第1の色と異なる第2の色に対応する前記スクリーン処理ユニットは、前記第1の網点サイズのスクリーンガンマテーブルを有することを特徴とする。
【0012】
上記の発明の側面において、好ましい実施例では、第1の色は少なくとも第2の色よりも同じ階調で比較すると印刷媒体上での光学濃度が高いものが選択される。色材(トナー)がCMYKで構成される場合であれば、第1の色は少なくともブラック(K)を含み、第2の色は少なくともイエロー(Y)を含む。従って、第1の色のスクリーン処理ユニットは、サイズが大きい第2の網点サイズのスクリーンガンマテーブルを有し、階調優先モードでのスクリーン処理が可能であるが、印刷媒体上に画像再生された時の光学濃度が低く視覚的に目立ちにくい第2の色のスクリーン処理ユニットは、サイズが小さい第1の網点サイズのスクリーンガンマテーブルを有するだけであり、階調優先モードでのスクリーン処理は行わない。但し、第2の色は視覚的に目立ちにくいので、画質低下を最小限に抑えることができる。つまり、視覚的に目立つ色についてのみ、階調優先モードと解像度優先モードの両方に対応できる高画質なスクリーンガンマテーブルを使用することで、画質劣化を抑えてスクリーン処理ユニットの構成規模を抑えて低コスト化することができる。
【0013】
上記の目的を達成するために本発明の第2の側面は、カラー印刷装置において、複数の色に対応して設けられ、スクリーンガンマテーブルに従って画素の階調データを画像再生データに変換する複数のスクリーン処理ユニットと、前記複数の色の画像再生データに基づき、当該複数の色に対応する画像を並列に再生する印刷エンジンとを有し、第1の色に対応する前記スクリーン処理ユニットは、第1の網点サイズに対応し画素位置と参照テーブルIDとの対応関係を示す第1のインデックスマトリクスと、前記第1の網点サイズより大きい第2の網点サイズに対応し画素位置と参照テーブルIDとの対応関係を示す第2のインデックスマトリクスと、前記第1及び第2のインデックスマトリクスの参照テーブルIDに対応した、前記第1の網点サイズと前記第2の網点サイズのスクリーンガンマーテーブルとを有し、前記第1の色と異なる第2の色に対応する前記スクリーン処理ユニットは、前記第1の網点サイズのスクリーンガンマテーブルを有することを特徴とする。
【0014】
上記の側面では、第1の色に対応するスクリーン処理ユニットは、第1及び第2のインデックスマトリクスを第1の網点と第2の網点に対応して設けて、第1及び第2の網点のスクリーンガンマテーブルを一部共有可能にする。それにより、スクリーンガンマテーブルのデータ量を更に抑制することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、本発明の保護範囲は、以下の実施の形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
【0016】
図1は、本実施の形態におけるプリンタの全体構成図である。画像データ形成装置であるホストコンピュータ10にインストールされているプリンタドライバ12により、画像データS12がプリンタ20に供給され、その画像データS12に対応してプリンタ20が画像を印刷する。印刷装置であるプリンタ20は、供給される画像データS12から印刷用の画像再生データを生成する画像処理装置またはコントローラ30と、画像再生データに対応する信号を供給されて画像を印刷媒体に印刷する印刷エンジン40とで構成される。画像処理装置30は、画像データS12を入力し画素に展開して画素データS31を生成する入力ユニットと、バンド単位で画素データS31を一時的に記憶するバンドメモリ32と、バンドメモリ32に記憶されている画素データに含まれる画素の階調データを画像再生データに変換するスクリーン処理ユニット33と、画像再生データを印刷エンジンのレーザダイオードの駆動パルスデータに変換するパルス幅変調回路PWMとを有する。そして、印刷エンジン40は、駆動パルスデータに従って生成される駆動パルスにより図示しないレーザダイオードを駆動し、レーザビームにより描画されて潜像が形成され、トナーで現像される感光体ドラム41〜44を有する。
【0017】
印刷エンジン40は、複数の色(CMYKの4色)の画像を平行して形成するために4つの感光体ドラムを有する。それに伴って、画像処理装置30内のスクリーン処理ユニット33は、4色に対応して4組設けられ、それらのスクリーン処理ユニット33K、33C、33M、33Yが、各色の階調データを画像再生データ(レーザ駆動パルスデータ)に平行して変換する。
【0018】
入力ユニット31は、プリンタドライバ12からページ記述言語(PDL)で記述された印刷データを受信すると、それを解釈して画素毎の画像データに展開する。画像データS31は、例えば、各画素のCMYKの4色の階調データと、その画素の属性データXとを有する。画素の属性データとは、例えば、大きな網点による階調優先のスクリーン処理を行うか、小さな網点による解像度優先のスクリーン処理を行うかを指示するデータであり、例えば、画像が文字やグラフィックスの場合は解像度優先の属性、画像が写真や絵などのイメージの場合は階調優先の属性が与えられる。そして、一部の処理ユニットを除いて、スクリーン処理ユニット33には、対応する色の階調データと共に属性データも供給され、属性データに応じたスクリーン処理が行われる。
【0019】
入力ユニット31は、プリンタドライバ12から印刷データS12として画素に展開済みのRGBの3色の画像データを受信した場合は、それらをCMYKに色変換して、画素の属性データXと共に画像データS31としてバンドメモリ32に格納する。更に、入力ユニット31が印刷データとして画素に展開済みのYMCKの階調データと属性データを受信した場合は、そのままバンドメモリ32に格納する。つまり、入力ユニット31は、いずれの形態の印刷データS12であっても、画素に展開した画素のCMYKの階調データと属性データを生成して、バンドメモリ32に格納する。
【0020】
スクリーン処理ユニット33内または画像処理装置30内には高速メモリ、例えば半導体スタティックメモリ、が内蔵され、スクリーン処理が行われる段階で、その高速メモリに後述するスクリーンガンマテーブルがダウンロードされる。スクリーンガンマテーブルは、4色に対応し且つ階調優先または解像度優先のスクリーン処理に対応した複数種類のテーブルが予め作成され、ガンマROM35内に格納されている。そして、このガンマROM35内に格納されているテーブルのうち必要なテーブルが、上記高速メモリにダウンロードされる。
【0021】
図2は、第1の実施の形態におけるスクリーン処理部の構成図である。この例では、4つのスクリーン処理ユニットのうち、イエローなど光学濃度が低くて視覚的に目立たない色に対応する処理ユニット33Yには、小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Bだけを有し、大きな網点サイズのスクリーンガンマテーブルを設けないスクリーン処理ユニットBが採用される。したがって、処理ユニットBでは、スクリーン処理は画素の属性にかかわらず、解像度優先の処理しか行われない。一方、ブラックなど光学濃度が高くて視覚的に目立つ色に対応する処理ユニット33Kには、小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Bに加えて、大きな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Aが設けられたスクリーン処理ユニットAが採用される。したがって、処理ユニットAでは、スクリーン処理は、画素の属性に応じて階調優先か解像度優先のいずれかが選択される。
【0022】
また、シアンやマゼンタに対応するスクリーン処理ユニット33C、33Mは、上記のいずれのユニットA,Bでも採用可能であるが、図2の例では、いずれもユニットAが採用されている。従って、図2の例では、視覚的に最も目立たないイエローに対応するスクリーン処理ユニット33Yのみが、大容量のスクリーンガンマテーブル52Aを有してない。
【0023】
大容量のテーブルを有するスクリーン処理ユニットAでは、スクリーン処理回路50が、画素データとして階調データ60と属性データ61を、更に、画素位置データ62を供給される。そして、スクリーン処理回路50は、属性データ61に対応するスクリーンガンマテーブル52Aまたは52Bを選択し、選択したテーブル52Aまたは52B内の画素位置データに対応するテーブルを参照して、階調データ60を画像再生データ63に変換する。
【0024】
図3は、大きな網点サイズのスクリーンガンマテーブルの一例を示す図である。この例では、網点セルが12個の画素で構成されている。そして、スクリーンガンマテーブル52Aは、入力階調60を出力階調63に変換する12種類のテーブルからなる。この例では、テーブル番号が小さいものは、画素の階調データの入力階調60が低い領域で急速に成長し、テーブル番号が大きいものは、入力階調60が高い領域で遅れて成長する。バンドメモリ32からラスタースキャン方向に順番に読み出された画素の階調データ60が、その画素位置データ62に対応して、画素が網点セル内のどの画素に対応するがスクリーン処理回路50にて演算され、網点セルとテーブルの対応表65に基づいて、12種類のテーブルから1つのスクリーン処理対象のスクリーンガンマテーブルが選択される。図3の例では、画素P0〜P3に対しては、テーブル番号11,0,2,5が選択され、選択されたテーブルに基づいて、階調データ60が画像再生データである出力階調データ63に変換される。
【0025】
図4は、小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブルの一例を示す図である。この例では、網点セルが5個の画素で構成されている。それに対応して、スクリーンガンマテーブル52Bは、5種類のテーブルしかなく、そのデータ容量は図3の例よりも小さい。図4の例でも、バンドメモリ32からラスタースキャン方向に順番に読み出された画素の階調データ60が、その画素位置データ62に対応して、画素が網点セル内のどの画素に対応するがスクリーン処理回路50にて演算され、網点セルとテーブルの対応表65に基づいて、5種類のテーブルから1つのスクリーン処理対象のスクリーンガンマテーブルが選択される。この例では、画素P0〜P2に対して、テーブル4,0,2が選択される。
【0026】
図5は、第2の実施の形態におけるスクリーン処理ユニットの構成図である。このスクリーン処理ユニットは、スクリーンガンマテーブル52A,52Bに加えて、画素位置に対応するスクリーンガンマテーブル内のテーブル番号(参照テーブルID)を示すインデックスマトリクス53A,53Bを有する。図5の例においても、ブラックに対応するスクリーン処理ユニット33Kには、大きな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Aと小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Bとが設けられ、イエローに対応するスクリーン処理ユニット33Yには、小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Bのみが設けられている。但し、第1の実施の形態と異なり、シアンとマゼンタに対応するスクリーン処理ユニット33C、33Mには、小さい網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Bのみを有するユニットBが採用されている。
【0027】
図6は、大きな網点サイズに対応するインデックスマトリクスとスクリーンガンマテーブルの一例を示す図である。この例も、網点セルが12個の画素で構成されているが、スクリーンガンマテーブル52Aには、7個のテーブルのみしか含まれていない。つまり、インデックスマトリクス53Aに示されるとおり、12個の画素のうち、いくつかの画素が共通のテーブルによってスクリーン変換される。図6の例では、3個の画素がテーブル番号2によって変換され、2個の画素がテーブル番号3によって変換され、3個の画素がテーブル4によって変換される。このようにスクリーンガンマテーブル52A内の複数のテーブルの一部を複数の画素で共有することで、スクリーンガンマテーブル52Aのデータ量を減らすことができる。
【0028】
図7は、小さな網点サイズに対応するインデックマトリクスとスクリーンガンマテーブルの一例を示す図である。この例では、網点セルが5個の画素で構成されるが、スクリーンガンマテーブル52Bには、3個のテーブルのみしか含まれていない。そして、テーブル番号1については、3個の画素によって共有される。
【0029】
図5に戻って、ブラックに対応するスクリーン処理ユニット33Kでは、画素位置データ62は、インデックスマトリクス53A,53Bに入力され、その画素位置データ62に対応するテーブル番号データ64が、インデックスマトリクスからそれぞれのスクリーンガンマテーブル52A,52Bにメモリアドレスとして供給される。同時に、階調データ60は、共に両スクリーンガンマテーブル52A,52Bに別のメモリアドレスとして供給される。そして、両スクリーンガンマテーブル52A,52Bから読み出された変換後の画像再生データ63が、セレクタ54で属性データ61に従って選択され出力される。一方、イエローに対応するスクリーン処理ユニット33Yでは、属性データによるスクリーンの選択は行われず、画素位置データ62に対応してテーブル番号データ64がインデックスマトリクス53Bから出力され、階調データ60と共にアドレスとしてスクリーンガンマテーブル52Bに供給される。その結果、スクリーンガンマテーブル52Bから、画像再生データ63が出力される。
【0030】
図6,7では、一例としてテーブル数7個と3個のスクリーンガンマテーブル52A,52Bを示したが、実際にはそれより遙かに多くのテーブルを含む。例えば、図5に記述されるように、大きな網点サイズに対応したスクリーンガンマテーブル52Aは、128のテーブルを有し、各テーブルが256階調の階調データ60に対して256階調の画像再生データを有する。同様に、小さな網点サイズに対応したスクリーンガンマテーブル52Bは、64個のテーブルを有し、各テーブルが256階調の階調データ60に対して256階調の画像再生データを有する。
【0031】
図8は、第3の実施の形態におけるスクリーン処理ユニットの構成図である。この例も第2の実施の形態と同様に、ブラックに対応するスクリーン処理ユニット33Kが、大きな網点サイズと小さな網点サイズに対応したスクリーンガンマテーブルを有し、イエローを含むそれ以外の色に対応するスクリーン処理ユニット33C、33M、33Yは、小さな網点サイズに対応したスクリーンガンマテーブル52Bのみしか設けられていない。そして、ブラックに対応するスクリーン処理ユニット33K内のスクリーンガンマテーブル52A/Bは、大きな網点サイズに対応したテーブルと小さな網点サイズに対応したテーブルとを共通化している。
【0032】
図9は、図8のスクリーンガンマテーブル52A/Bを示す図である。このテーブル52A/Bは、図6に示した大きな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Aと同じであり、7個のテーブルを有する。そして、7個のテーブルのうち、テーブル番号0,3,6が、小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Bとして併用される。従って、大きな網点サイズに対応するインデックスマトリクス53Aは、7種類のテーブルを全て含むが、小さな網点サイズに対応するインデックスマトリクス53Bは、3種類のテーブルのみしか含まれない。そして、そのインデックスマトリクス53Bとスクリーンガンマテーブル52A/Bとの対応関係は、図7に示した小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Bと同じである。
【0033】
図9のように、大きな網点サイズのスクリーンガンマテーブルの一部のテーブルを小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブルに共用することで、スクリーン処理ユニット33K内のスクリーンガンマテーブルのデータ容量を更に小さくすることができる。
【0034】
図8に戻って、ブラックに対応するスクリーン処理ユニット33Kでは、2つのインデックスマトリクス53A,53Bに画素位置データ62が供給され、画素位置に対応したテーブル番号データ64がそれぞれ出力される。そして、セレクタ55が、階調優先か解像度優先かのいずれか示す属性データ61に基づいて、それぞれ出力されたテーブル番号データ64を選択し、アドレスとしてスクリーンガンマテーブル52A/Bに供給する。同時に、階調データ60もアドレスとしてスクリーンガンマテーブル52A/Bに供給され、対応するテーブルにより変換された画像再生データ63が出力される。
【0035】
図10は、第4の実施の形態におけるスクリーン処理ユニットの構成図である。この実施の形態では、ブラックに対応するスクリーン処理ユニット33Kには、階調優先の大きな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Aのみが設けられ、イエローに対応するスクリーン処理ユニット33Yには、解像度優先の小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Bのみが設けられる。また、残りの色のシアンとマゼンタに対応する処理ユニット33C、33Bは、ブラックに対応する処理ユニット33Kと同じ構成である。但し、シアンとマゼンタに対応する処理ユニット33C、33Mは、イエローに対応する処理ユニット33Yと同じ構成でもよい。
【0036】
第4の実施の形態では、スクリーンガンマテーブルのデータ容量を抑えるために、前述したインデックスマトリクス53A,53Bを利用している。そして、視覚的に目立つブラックについては、階調劣化を抑えるために大きな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Aを利用してスクリーン処理が行われ、視覚的に目立たないイエローについては、階調劣化が生じても画質低下にはそれほど影響がないので、小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Bを利用してスクリーン処理が行われる。このように構成しても、画質の低下を抑えつつ、4つのスクリーン処理ユニット全体のスクリーンガンマテーブルのデータ容量を抑えることができる。
【0037】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、タンデム型の印刷装置において、画質の低下を抑えつつ、スクリーン処理ユニットの回路規模を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるプリンタの全体構成図である。
【図2】第1の実施の形態におけるスクリーン処理部の構成図である。
【図3】大きな網点サイズのスクリーンガンマテーブルの一例を示す図である。
【図4】小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブルの一例を示す図である。
【図5】第2の実施の形態におけるスクリーン処理ユニットの構成図である。
【図6】大きな網点サイズに対応するインデックマトリクスとスクリーンガンマテーブルの一例を示す図である。
【図7】小さな網点サイズに対応するインデックマトリクスとスクリーンガンマテーブルの一例を示す図である。
【図8】第3の実施の形態におけるスクリーン処理ユニットの構成図である。
【図9】図8のスクリーンガンマテーブル52A/Bを示す図である。
【図10】第4の実施の形態におけるスクリーン処理ユニットの構成図である。
【符号の説明】
10:ホストコンピュータ、20:印刷装置(プリンタ)
30:画像処理装置(コントローラ)、40:印刷エンジン
33:スクリーン処理ユニット、52:スクリーンガンマテーブル
52A:大きな網点サイズのスクリーンガンマテーブル
52B:小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブル
【発明の属する技術分野】
本発明は、タンデム方式の印刷装置に関し、画質の低下を抑えながらスクリーン処理ユニットの回路規模を小さくすることができる印刷装置(またはプリンタ)に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザ光などを利用したページプリンタにおいて、カラー画像の印刷を可能にしたカラーページプリンタが普及してきている。ページプリンタは、感光体ドラム上にレーザビームで画像を描画することで潜像を形成し、潜像にトナーを付着して現像し、その後用紙やOHPシートなどの印刷媒体に転写する。従って、カラー画像を印刷するためには、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の各色毎に少なくとも潜像形成、トナー現像を行う必要がある。
【0003】
上記のように4色の画像形成をシリアルに実行する4サイクルの印刷エンジンでは、モノクロ印刷に比較して印刷時間が長くなり、印刷のスループットが低下する。そのため、印刷エンジンに4色分の感光体ドラムを設けて1サイクルでカラー画像を印刷することができるタンデム方式のプリンタが提案されている。タンデム方式のプリンタでは、印刷エンジンで4色分の画像を並列に再生するために、画像処理を行うコントローラにおいて、4色分の印刷データを並列に生成して印刷エンジンに出力する必要がある。
【0004】
一方で、ページプリンタの二値化処理には、多値ディザ方式によるスクリーン処理が広く採用されている。スクリーン処理ユニットでは、画素の階調データをスクリーンガンマテーブルによって印刷エンジンに供給する画像再生データに変換する。画像再生データは、例えば、印刷エンジンのレーザビームの描画位置に対応する駆動パルス幅データである。
【0005】
スクリーン処理は、画像の階調を網点の大きさによって表現するものであり、ホストコンピュータやデジタルカメラなどの電子画像生成装置により生成された画素の階調データを網点データに変換するものであり、その網点データによる網点で画像が再生される。その場合、画像が文字やグラフィックスなど解像度優先で印刷することが望まれる場合は、網点サイズを小さくしてスクリーン線数を大きくしたスクリーンが好ましく、一方で、画像がイメージなど階調優先で印刷することが望まれる場合は、網点サイズを大きくしてスクリーン線数を小さくしたスクリーンが好ましい。従って、画像の属性によってスクリーンガンマテーブルを切り換えることが提案されている(例えば特許文献1)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−165690号公報
【0007】
【特許文献2】
特開2000−22953号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
スクリーンの網点サイズを大きくすると、画素の階調データを画像再生データに変換するためのスクリーンガンマテーブルのサイズも大きくなる。それに伴って、スクリーンガンマテーブルが、スクリーン処理ユニット内の高速メモリ内に格納される場合、高速メモリの容量を大きくする必要がある。従って、画像の属性に応じて網点サイズを大きくしたスクリーンと網点サイズを小さくしたスクリーンとを切り換えてスクリーン処理を行うためには、参照すべきスクリーンガンマテーブルを大きくする必要がある。特に、タンデム方式の画像形成装置の場合は、4色全ての画素データを画像再生データ(印刷データ)に平行して変換する必要があるので、それに伴ってスクリーン処理ユニットも4色分設ける必要がある。また、スクリーン処理では、モアレ模様の発生を抑えるなどの理由から、各色のスクリーン角を異ならせているので、各色で異なるスクリーンガンマテーブルを使用することが要求される。その結果、4つのスクリーン処理ユニットそれぞれにスクリーンガンマテーブルが必要になり、内蔵する高速メモリの容量が膨大になり、コストアップを招くことになる。
【0009】
スクリーンガンマテーブルのサイズを小さくするために、網点を構成する複数の画素の集合である網点セル内の複数の画素でスクリーンガンマテーブルを共通化し、画素の位置情報をスクリーンガンマテーブルのIDデータに変換するインデックスマトリクスを利用することが提案されている(特許文献2)。この方法を利用することによって、ある程度スクリーンガンマテーブルのサイズを小さくすることができるものの、網点サイズが大きいスクリーンでは依然としてテーブルサイズが大きくなる。しかも、タンデム方式のプリンタでは、複数の色に対応したスクリーンガンマテーブルを同時に設ける必要があり、コストアップを抑えることはできない。
【0010】
そこで、本発明の目的は、画質の低下を抑えつつスクリーン処理部の変換テーブルの規模を抑えたタンデム方式の印刷装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、カラー印刷装置において、複数の色に対応して設けられ、スクリーンガンマテーブルに従って画素の階調データを画像再生データに変換する複数のスクリーン処理ユニットと、前記画像再生データに基づき、当該複数の色に対応する画像を並列に再生する印刷エンジンとを有し、第1の色に対応する前記スクリーン処理ユニットは、第1の網点サイズとそれより大きい第2の網点サイズのスクリーンガンマーテーブルを有し、前記第1の色と異なる第2の色に対応する前記スクリーン処理ユニットは、前記第1の網点サイズのスクリーンガンマテーブルを有することを特徴とする。
【0012】
上記の発明の側面において、好ましい実施例では、第1の色は少なくとも第2の色よりも同じ階調で比較すると印刷媒体上での光学濃度が高いものが選択される。色材(トナー)がCMYKで構成される場合であれば、第1の色は少なくともブラック(K)を含み、第2の色は少なくともイエロー(Y)を含む。従って、第1の色のスクリーン処理ユニットは、サイズが大きい第2の網点サイズのスクリーンガンマテーブルを有し、階調優先モードでのスクリーン処理が可能であるが、印刷媒体上に画像再生された時の光学濃度が低く視覚的に目立ちにくい第2の色のスクリーン処理ユニットは、サイズが小さい第1の網点サイズのスクリーンガンマテーブルを有するだけであり、階調優先モードでのスクリーン処理は行わない。但し、第2の色は視覚的に目立ちにくいので、画質低下を最小限に抑えることができる。つまり、視覚的に目立つ色についてのみ、階調優先モードと解像度優先モードの両方に対応できる高画質なスクリーンガンマテーブルを使用することで、画質劣化を抑えてスクリーン処理ユニットの構成規模を抑えて低コスト化することができる。
【0013】
上記の目的を達成するために本発明の第2の側面は、カラー印刷装置において、複数の色に対応して設けられ、スクリーンガンマテーブルに従って画素の階調データを画像再生データに変換する複数のスクリーン処理ユニットと、前記複数の色の画像再生データに基づき、当該複数の色に対応する画像を並列に再生する印刷エンジンとを有し、第1の色に対応する前記スクリーン処理ユニットは、第1の網点サイズに対応し画素位置と参照テーブルIDとの対応関係を示す第1のインデックスマトリクスと、前記第1の網点サイズより大きい第2の網点サイズに対応し画素位置と参照テーブルIDとの対応関係を示す第2のインデックスマトリクスと、前記第1及び第2のインデックスマトリクスの参照テーブルIDに対応した、前記第1の網点サイズと前記第2の網点サイズのスクリーンガンマーテーブルとを有し、前記第1の色と異なる第2の色に対応する前記スクリーン処理ユニットは、前記第1の網点サイズのスクリーンガンマテーブルを有することを特徴とする。
【0014】
上記の側面では、第1の色に対応するスクリーン処理ユニットは、第1及び第2のインデックスマトリクスを第1の網点と第2の網点に対応して設けて、第1及び第2の網点のスクリーンガンマテーブルを一部共有可能にする。それにより、スクリーンガンマテーブルのデータ量を更に抑制することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、本発明の保護範囲は、以下の実施の形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
【0016】
図1は、本実施の形態におけるプリンタの全体構成図である。画像データ形成装置であるホストコンピュータ10にインストールされているプリンタドライバ12により、画像データS12がプリンタ20に供給され、その画像データS12に対応してプリンタ20が画像を印刷する。印刷装置であるプリンタ20は、供給される画像データS12から印刷用の画像再生データを生成する画像処理装置またはコントローラ30と、画像再生データに対応する信号を供給されて画像を印刷媒体に印刷する印刷エンジン40とで構成される。画像処理装置30は、画像データS12を入力し画素に展開して画素データS31を生成する入力ユニットと、バンド単位で画素データS31を一時的に記憶するバンドメモリ32と、バンドメモリ32に記憶されている画素データに含まれる画素の階調データを画像再生データに変換するスクリーン処理ユニット33と、画像再生データを印刷エンジンのレーザダイオードの駆動パルスデータに変換するパルス幅変調回路PWMとを有する。そして、印刷エンジン40は、駆動パルスデータに従って生成される駆動パルスにより図示しないレーザダイオードを駆動し、レーザビームにより描画されて潜像が形成され、トナーで現像される感光体ドラム41〜44を有する。
【0017】
印刷エンジン40は、複数の色(CMYKの4色)の画像を平行して形成するために4つの感光体ドラムを有する。それに伴って、画像処理装置30内のスクリーン処理ユニット33は、4色に対応して4組設けられ、それらのスクリーン処理ユニット33K、33C、33M、33Yが、各色の階調データを画像再生データ(レーザ駆動パルスデータ)に平行して変換する。
【0018】
入力ユニット31は、プリンタドライバ12からページ記述言語(PDL)で記述された印刷データを受信すると、それを解釈して画素毎の画像データに展開する。画像データS31は、例えば、各画素のCMYKの4色の階調データと、その画素の属性データXとを有する。画素の属性データとは、例えば、大きな網点による階調優先のスクリーン処理を行うか、小さな網点による解像度優先のスクリーン処理を行うかを指示するデータであり、例えば、画像が文字やグラフィックスの場合は解像度優先の属性、画像が写真や絵などのイメージの場合は階調優先の属性が与えられる。そして、一部の処理ユニットを除いて、スクリーン処理ユニット33には、対応する色の階調データと共に属性データも供給され、属性データに応じたスクリーン処理が行われる。
【0019】
入力ユニット31は、プリンタドライバ12から印刷データS12として画素に展開済みのRGBの3色の画像データを受信した場合は、それらをCMYKに色変換して、画素の属性データXと共に画像データS31としてバンドメモリ32に格納する。更に、入力ユニット31が印刷データとして画素に展開済みのYMCKの階調データと属性データを受信した場合は、そのままバンドメモリ32に格納する。つまり、入力ユニット31は、いずれの形態の印刷データS12であっても、画素に展開した画素のCMYKの階調データと属性データを生成して、バンドメモリ32に格納する。
【0020】
スクリーン処理ユニット33内または画像処理装置30内には高速メモリ、例えば半導体スタティックメモリ、が内蔵され、スクリーン処理が行われる段階で、その高速メモリに後述するスクリーンガンマテーブルがダウンロードされる。スクリーンガンマテーブルは、4色に対応し且つ階調優先または解像度優先のスクリーン処理に対応した複数種類のテーブルが予め作成され、ガンマROM35内に格納されている。そして、このガンマROM35内に格納されているテーブルのうち必要なテーブルが、上記高速メモリにダウンロードされる。
【0021】
図2は、第1の実施の形態におけるスクリーン処理部の構成図である。この例では、4つのスクリーン処理ユニットのうち、イエローなど光学濃度が低くて視覚的に目立たない色に対応する処理ユニット33Yには、小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Bだけを有し、大きな網点サイズのスクリーンガンマテーブルを設けないスクリーン処理ユニットBが採用される。したがって、処理ユニットBでは、スクリーン処理は画素の属性にかかわらず、解像度優先の処理しか行われない。一方、ブラックなど光学濃度が高くて視覚的に目立つ色に対応する処理ユニット33Kには、小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Bに加えて、大きな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Aが設けられたスクリーン処理ユニットAが採用される。したがって、処理ユニットAでは、スクリーン処理は、画素の属性に応じて階調優先か解像度優先のいずれかが選択される。
【0022】
また、シアンやマゼンタに対応するスクリーン処理ユニット33C、33Mは、上記のいずれのユニットA,Bでも採用可能であるが、図2の例では、いずれもユニットAが採用されている。従って、図2の例では、視覚的に最も目立たないイエローに対応するスクリーン処理ユニット33Yのみが、大容量のスクリーンガンマテーブル52Aを有してない。
【0023】
大容量のテーブルを有するスクリーン処理ユニットAでは、スクリーン処理回路50が、画素データとして階調データ60と属性データ61を、更に、画素位置データ62を供給される。そして、スクリーン処理回路50は、属性データ61に対応するスクリーンガンマテーブル52Aまたは52Bを選択し、選択したテーブル52Aまたは52B内の画素位置データに対応するテーブルを参照して、階調データ60を画像再生データ63に変換する。
【0024】
図3は、大きな網点サイズのスクリーンガンマテーブルの一例を示す図である。この例では、網点セルが12個の画素で構成されている。そして、スクリーンガンマテーブル52Aは、入力階調60を出力階調63に変換する12種類のテーブルからなる。この例では、テーブル番号が小さいものは、画素の階調データの入力階調60が低い領域で急速に成長し、テーブル番号が大きいものは、入力階調60が高い領域で遅れて成長する。バンドメモリ32からラスタースキャン方向に順番に読み出された画素の階調データ60が、その画素位置データ62に対応して、画素が網点セル内のどの画素に対応するがスクリーン処理回路50にて演算され、網点セルとテーブルの対応表65に基づいて、12種類のテーブルから1つのスクリーン処理対象のスクリーンガンマテーブルが選択される。図3の例では、画素P0〜P3に対しては、テーブル番号11,0,2,5が選択され、選択されたテーブルに基づいて、階調データ60が画像再生データである出力階調データ63に変換される。
【0025】
図4は、小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブルの一例を示す図である。この例では、網点セルが5個の画素で構成されている。それに対応して、スクリーンガンマテーブル52Bは、5種類のテーブルしかなく、そのデータ容量は図3の例よりも小さい。図4の例でも、バンドメモリ32からラスタースキャン方向に順番に読み出された画素の階調データ60が、その画素位置データ62に対応して、画素が網点セル内のどの画素に対応するがスクリーン処理回路50にて演算され、網点セルとテーブルの対応表65に基づいて、5種類のテーブルから1つのスクリーン処理対象のスクリーンガンマテーブルが選択される。この例では、画素P0〜P2に対して、テーブル4,0,2が選択される。
【0026】
図5は、第2の実施の形態におけるスクリーン処理ユニットの構成図である。このスクリーン処理ユニットは、スクリーンガンマテーブル52A,52Bに加えて、画素位置に対応するスクリーンガンマテーブル内のテーブル番号(参照テーブルID)を示すインデックスマトリクス53A,53Bを有する。図5の例においても、ブラックに対応するスクリーン処理ユニット33Kには、大きな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Aと小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Bとが設けられ、イエローに対応するスクリーン処理ユニット33Yには、小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Bのみが設けられている。但し、第1の実施の形態と異なり、シアンとマゼンタに対応するスクリーン処理ユニット33C、33Mには、小さい網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Bのみを有するユニットBが採用されている。
【0027】
図6は、大きな網点サイズに対応するインデックスマトリクスとスクリーンガンマテーブルの一例を示す図である。この例も、網点セルが12個の画素で構成されているが、スクリーンガンマテーブル52Aには、7個のテーブルのみしか含まれていない。つまり、インデックスマトリクス53Aに示されるとおり、12個の画素のうち、いくつかの画素が共通のテーブルによってスクリーン変換される。図6の例では、3個の画素がテーブル番号2によって変換され、2個の画素がテーブル番号3によって変換され、3個の画素がテーブル4によって変換される。このようにスクリーンガンマテーブル52A内の複数のテーブルの一部を複数の画素で共有することで、スクリーンガンマテーブル52Aのデータ量を減らすことができる。
【0028】
図7は、小さな網点サイズに対応するインデックマトリクスとスクリーンガンマテーブルの一例を示す図である。この例では、網点セルが5個の画素で構成されるが、スクリーンガンマテーブル52Bには、3個のテーブルのみしか含まれていない。そして、テーブル番号1については、3個の画素によって共有される。
【0029】
図5に戻って、ブラックに対応するスクリーン処理ユニット33Kでは、画素位置データ62は、インデックスマトリクス53A,53Bに入力され、その画素位置データ62に対応するテーブル番号データ64が、インデックスマトリクスからそれぞれのスクリーンガンマテーブル52A,52Bにメモリアドレスとして供給される。同時に、階調データ60は、共に両スクリーンガンマテーブル52A,52Bに別のメモリアドレスとして供給される。そして、両スクリーンガンマテーブル52A,52Bから読み出された変換後の画像再生データ63が、セレクタ54で属性データ61に従って選択され出力される。一方、イエローに対応するスクリーン処理ユニット33Yでは、属性データによるスクリーンの選択は行われず、画素位置データ62に対応してテーブル番号データ64がインデックスマトリクス53Bから出力され、階調データ60と共にアドレスとしてスクリーンガンマテーブル52Bに供給される。その結果、スクリーンガンマテーブル52Bから、画像再生データ63が出力される。
【0030】
図6,7では、一例としてテーブル数7個と3個のスクリーンガンマテーブル52A,52Bを示したが、実際にはそれより遙かに多くのテーブルを含む。例えば、図5に記述されるように、大きな網点サイズに対応したスクリーンガンマテーブル52Aは、128のテーブルを有し、各テーブルが256階調の階調データ60に対して256階調の画像再生データを有する。同様に、小さな網点サイズに対応したスクリーンガンマテーブル52Bは、64個のテーブルを有し、各テーブルが256階調の階調データ60に対して256階調の画像再生データを有する。
【0031】
図8は、第3の実施の形態におけるスクリーン処理ユニットの構成図である。この例も第2の実施の形態と同様に、ブラックに対応するスクリーン処理ユニット33Kが、大きな網点サイズと小さな網点サイズに対応したスクリーンガンマテーブルを有し、イエローを含むそれ以外の色に対応するスクリーン処理ユニット33C、33M、33Yは、小さな網点サイズに対応したスクリーンガンマテーブル52Bのみしか設けられていない。そして、ブラックに対応するスクリーン処理ユニット33K内のスクリーンガンマテーブル52A/Bは、大きな網点サイズに対応したテーブルと小さな網点サイズに対応したテーブルとを共通化している。
【0032】
図9は、図8のスクリーンガンマテーブル52A/Bを示す図である。このテーブル52A/Bは、図6に示した大きな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Aと同じであり、7個のテーブルを有する。そして、7個のテーブルのうち、テーブル番号0,3,6が、小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Bとして併用される。従って、大きな網点サイズに対応するインデックスマトリクス53Aは、7種類のテーブルを全て含むが、小さな網点サイズに対応するインデックスマトリクス53Bは、3種類のテーブルのみしか含まれない。そして、そのインデックスマトリクス53Bとスクリーンガンマテーブル52A/Bとの対応関係は、図7に示した小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Bと同じである。
【0033】
図9のように、大きな網点サイズのスクリーンガンマテーブルの一部のテーブルを小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブルに共用することで、スクリーン処理ユニット33K内のスクリーンガンマテーブルのデータ容量を更に小さくすることができる。
【0034】
図8に戻って、ブラックに対応するスクリーン処理ユニット33Kでは、2つのインデックスマトリクス53A,53Bに画素位置データ62が供給され、画素位置に対応したテーブル番号データ64がそれぞれ出力される。そして、セレクタ55が、階調優先か解像度優先かのいずれか示す属性データ61に基づいて、それぞれ出力されたテーブル番号データ64を選択し、アドレスとしてスクリーンガンマテーブル52A/Bに供給する。同時に、階調データ60もアドレスとしてスクリーンガンマテーブル52A/Bに供給され、対応するテーブルにより変換された画像再生データ63が出力される。
【0035】
図10は、第4の実施の形態におけるスクリーン処理ユニットの構成図である。この実施の形態では、ブラックに対応するスクリーン処理ユニット33Kには、階調優先の大きな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Aのみが設けられ、イエローに対応するスクリーン処理ユニット33Yには、解像度優先の小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Bのみが設けられる。また、残りの色のシアンとマゼンタに対応する処理ユニット33C、33Bは、ブラックに対応する処理ユニット33Kと同じ構成である。但し、シアンとマゼンタに対応する処理ユニット33C、33Mは、イエローに対応する処理ユニット33Yと同じ構成でもよい。
【0036】
第4の実施の形態では、スクリーンガンマテーブルのデータ容量を抑えるために、前述したインデックスマトリクス53A,53Bを利用している。そして、視覚的に目立つブラックについては、階調劣化を抑えるために大きな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Aを利用してスクリーン処理が行われ、視覚的に目立たないイエローについては、階調劣化が生じても画質低下にはそれほど影響がないので、小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブル52Bを利用してスクリーン処理が行われる。このように構成しても、画質の低下を抑えつつ、4つのスクリーン処理ユニット全体のスクリーンガンマテーブルのデータ容量を抑えることができる。
【0037】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、タンデム型の印刷装置において、画質の低下を抑えつつ、スクリーン処理ユニットの回路規模を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるプリンタの全体構成図である。
【図2】第1の実施の形態におけるスクリーン処理部の構成図である。
【図3】大きな網点サイズのスクリーンガンマテーブルの一例を示す図である。
【図4】小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブルの一例を示す図である。
【図5】第2の実施の形態におけるスクリーン処理ユニットの構成図である。
【図6】大きな網点サイズに対応するインデックマトリクスとスクリーンガンマテーブルの一例を示す図である。
【図7】小さな網点サイズに対応するインデックマトリクスとスクリーンガンマテーブルの一例を示す図である。
【図8】第3の実施の形態におけるスクリーン処理ユニットの構成図である。
【図9】図8のスクリーンガンマテーブル52A/Bを示す図である。
【図10】第4の実施の形態におけるスクリーン処理ユニットの構成図である。
【符号の説明】
10:ホストコンピュータ、20:印刷装置(プリンタ)
30:画像処理装置(コントローラ)、40:印刷エンジン
33:スクリーン処理ユニット、52:スクリーンガンマテーブル
52A:大きな網点サイズのスクリーンガンマテーブル
52B:小さな網点サイズのスクリーンガンマテーブル
Claims (8)
- カラー印刷装置において、
複数の色に対応して設けられ、スクリーンガンマテーブルに従って画素の階調データを画像再生データに変換する複数のスクリーン処理ユニットと、
前記複数の色の画像再生データに基づき、当該複数の色に対応する画像を並列に再生する印刷エンジンとを有し、
第1の色に対応する前記スクリーン処理ユニットは、第1の網点サイズとそれより大きい第2の網点サイズのスクリーンガンマーテーブルを有し、
前記第1の色と異なる第2の色に対応する前記スクリーン処理ユニットは、前記第1の網点サイズのスクリーンガンマテーブルを有することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1において、
前記第1の色は少なくとも前記第2の色よりも同じ階調で比較すると印刷媒体上での光学濃度が高いことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1において、
前記複数の色は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックを有し、前記第1の色は少なくともブラックを有し、前記第2の色は少なくともイエローを有することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1において、
前記第1の色に対応するスクリーン処理ユニットは、画素の属性データに応じて、前記第1の網点サイズに対応するスクリーンガンマテーブルと、前記第2の網点サイズに対応するスクリーンガンマテーブルのいずれかを選択することを特徴とする印刷装置。 - カラー印刷装置において、
複数の色に対応して設けられ、スクリーンガンマテーブルに従って画素の階調データを画像再生データに変換する複数のスクリーン処理ユニットと、
前記複数の色の画像再生データに基づき、当該複数の色に対応する画像を並列に再生する印刷エンジンとを有し、
第1の色に対応する前記スクリーン処理ユニットは、第1の網点サイズに対応し画素位置と参照テーブルIDとの対応関係を示す第1のインデックスマトリクスと、前記第1の網点サイズより大きい第2の網点サイズに対応し画素位置と参照テーブルIDとの対応関係を示す第2のインデックスマトリクスと、前記第1及び第2のインデックスマトリクスの参照テーブルIDに対応した、前記第1の網点サイズと前記第2の網点サイズのスクリーンガンマーテーブルとを有し、
前記第1の色と異なる第2の色に対応する前記スクリーン処理ユニットは、前記第1の網点サイズのスクリーンガンマテーブルを有することを特徴とする印刷装置。 - 請求項5において、
前記第2の色に対応する前記スクリーン処理ユニットは、更に、第1の網点サイズに対応し画素位置と参照テーブルIDとの対応関係を示す第2の色のインデックスマトリクスを有し、前記第1の網点サイズのスクリーンガンマテーブルが、前記第2の色のインデックスマトリクスの参照IDに対応したテーブルを有することを特徴とする印刷装置。 - 請求項5において、
前記第1の色に対応するスクリーン処理ユニットは、画素の属性データに応じて、前記第1のインデックスマトリクスの参照テーブルIDか、前記第2のインデックスマトリクスの参照テーブルIDかのいずれかを選択して、当該選択された参照テーブルIDに対応する前記スクリーンガンマテーブル内のテーブルに従って、画素の階調データを画像再生データに変換することを特徴とする印刷装置。 - カラー印刷装置において、
複数の色に対応して設けられ、スクリーンガンマテーブルに従って画素の階調データを画像再生データに変換する複数のスクリーン処理ユニットと、
前記複数の色の画像再生データに基づき、当該複数の色に対応する画像を並列に再生する印刷エンジンとを有し、
第1の色に対応する前記スクリーン処理ユニットは、第2の網点サイズのスクリーンガンマーテーブルを有し、
前記第1の色と異なる第2の色に対応する前記スクリーン処理ユニットは、前記第2の網点サイズより小さい第1の網点サイズのスクリーンガンマテーブルを有することを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (1)
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JP2003068564A JP2004282245A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | スクリーン処理部を有するタンデム方式の印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003068564A JP2004282245A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | スクリーン処理部を有するタンデム方式の印刷装置 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2003068564A Withdrawn JP2004282245A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | スクリーン処理部を有するタンデム方式の印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004282245A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012063441A (ja) * | 2010-09-14 | 2012-03-29 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法および画像形成装置の制御プログラム |
-
2003
- 2003-03-13 JP JP2003068564A patent/JP2004282245A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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