JPH05221031A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05221031A
JPH05221031A JP4024888A JP2488892A JPH05221031A JP H05221031 A JPH05221031 A JP H05221031A JP 4024888 A JP4024888 A JP 4024888A JP 2488892 A JP2488892 A JP 2488892A JP H05221031 A JPH05221031 A JP H05221031A
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JP
Japan
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image data
color
data
printer
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JP4024888A
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English (en)
Inventor
Zenshi Hayashi
善嗣 林
Seiichiro Hiratsuka
誠一郎 平塚
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像データ記憶手段に複数ページ分のモノク
ロ画像を記憶することで高速印字を可能とする。 【構成】 ホストコンピュータからのプリンタコードを
通信インターフェース8を介して画像展開部9に入力
し、モノクロモードか否かをモノクロ/カラー判別手段
9aにて判別し、判別結果にしたがい、モノクロ展開手
段9bとフルカラー展開手段9cとを切り換えることが
可能で、モノクロモードにおいては1ページ目の印字動
作中に2ページ目以降のページを展開し高速で記録画像
を形成するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速モノクロ印字モード
を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ,ワーク
ステーションなどの出力端末装置として、さまざまな原
理のプリンタが提案されているが、特に電子写真プロセ
スとレーザ露光技術を用いた白黒レーザビームプリンタ
(以下LBPと略す)は記録速度と印字品質の点で優位
性が高く、急速に普及しつつある。一方市場ではLBP
のフルカラー化に対する要求が高まってきているが、フ
ルカラーLBPの場合、白黒LBPで取り扱われている
2値データだけでなく、カラー中間調の画像データが出
力対象となる。
【0003】以下に従来の画像形成装置について図面を
参照しながら説明する。図1および図13に示すように
画像形成装置1は、画像処理ユニット5として通信イン
ターフェース8を介してホストコンピュータ2との通信
を行いプリンタコード信号3を受けとる。画像展開部9
はプリンタコード信号3を解釈し、画像データメモリ1
0および画像判別メモリ11に展開した画像情報を書き
込む。画像伸張部12では画像データメモリ10と画像
判別メモリ11の画像情報を画像記録手段(プリンタエ
ンジン)7の解像度と階調数に変換するとともに2値の
文字や線画の画質を向上させる画像処理を行う。階調処
理部13では画像濃度調整,ガンマ補正,スクリーン角
などの処理のほかプリンタエンジン7の階調の安定化を
図る処理を行う。エンジンインターフェース14は階調
処理部13から出力する画像記録信号4をプリンタエン
ジン7に送る役割を果たす。画像データメモリ10は図
13には示してないが、BK(黒),Y(イエロー),
M(マゼンタ),C(シアン)の各画像データを記録す
る4つのブロックで構成されており、プリンタコード信
号3が2値の8色データの場合には各ブロック1MB
(メガバイト)の容量を要する。
【0004】以上のように構成された従来の画像形成装
置について、以下その動作を説明する。まず、ホストコ
ンピュータ2から画像処理ユニット5内にモノクロのみ
のデータが送られてきてもBK(黒)のブロックのみに
データが記録され、残りのY,M,Cには何等記録され
ずカラー印字時と同様に、1頁分の印字が終了してから
つぎの頁の展開(画像データメモリ10への書き込み)
が開始される。
【0005】モノクロLBPにおいては、印字終了前に
次頁の展開を開始できるように複数ページ分のメモリを
もつものが多く、一般に印字速度が向上する。
【0006】したがって、カラーLBPの場合モノクロ
のみの印字時にカラー印字のための構成によってモノク
ロLPBに比べ印字速度が遅いという欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、モノクロ印字とフルカラー印字のシーケン
スが何等変わりがなく、モノクロの高速印字ができない
という問題点を有していた。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、フルカラーLBPにおいてもモノクロの高速印字が
できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は、ホストコンピュータからプ
リンタコード信号を入力し、画像処理をして画像記録信
号を出力する画像処理ユニットを備えた画像形成装置に
おいて、画像処理ユニットにはホストコンピュータから
の命令コードを解釈して展開する画像展開手段と、画像
データを記憶する画像データメモリと、画像データを用
いて記録画像を形成する画像記録手段(プリンタエンジ
ン)を備え、画像展開手段はモノクロモードか否かを判
別するモノクロ/カラー判別手段と、モノクロ/カラー
判別手段の判別結果にしたがい、モノクロ展開手段とフ
ルカラー展開手段とを切り換えるようにした構成を有し
ている。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成において、モノクロモー
ドが指定されていたならば、画像データ記憶手段に複数
ページ分のモノクロ画像を記憶することで高速印字がで
きることとなる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0012】図1に示すように本実施例の画像形成装置
1は、ホストコンピュータ2から送られてくるプリンタ
コード信号3を画像データとして展開して画像記録信号
4にする画像処理ユニット5,画像記録信号4から印字
画像6を形成するプリンタエンジン(画像記録手段)7
から構成される。
【0013】以上のように構成された画像形成装置につ
いて、図1を用いてその動作を説明する。
【0014】本実施例では画像情報源としてホストコン
ピュータ2からのプリンタコード信号3を例にとった
が、画像情報源としては画像ファイルであっても構わな
いし、ビデオ画像信号であっても構わない。
【0015】また、プリンタコード信号3にはプリンタ
制御言語やページ記述言語などプリンタによって幾つも
の種類がある。
【0016】プリンタエンジン7はレーザ露光のカラー
電子写真方式で、300DPIの記録密度で各色とも1
画素当り256の解調数をもっている。
【0017】つぎに、図2に示すように画像処理ユニッ
ト5では、通信インターフェース8はホストコンピュー
タ2との通信を行いプリンタコード信号3を受けとる。
画像展開部9はプリンタコード信号3を解釈し、画像デ
ータメモリ10および画像判別メモリ11に展開した画
像情報を書き込む。画像伸張部12では画像データメモ
リ10と画像判別メモリ11の画像情報をプリンタエン
ジン7の解像度と階調数に変換するとともに2値の文字
や線画の画質を向上させる画像処理を行う。すなわち、
階調処理部13では画像濃度調整,ガンマ補正,スクリ
ーン角などの処理のほかプリンタエンジンの階調の安定
化を図る処理を行う。エンジンインターフェース14は
階調処理部13から出力する画像記録信号4をプリンタ
エンジン7に送る役割を果たす。
【0018】つぎに、本実施例の画像展開部9について
詳細に説明する。まず、画像展開部9で展開した2値8
色の画像情報は図4(a)に示すように画像データメモ
リ10と画像判別メモリ11に書き込まれる。さらに、
画像展開部9で展開した中間色の画像情報は図4(b)
に示すように画像データメモリ10と画像判別メモリ1
1に書き込まれる。ここで画像展開部9は入力したプリ
ンタコード信号3を解釈,展開し、画像データメモリ1
0と画像判別メモリ11に書き込む処理はソフトウエア
で実行される。
【0019】以下、画像展開部9の処理手順を図3のフ
ローチャートおよび図4を参照しながら説明する。
【0020】まずステップ1でホストコンピュータ2か
らのプリンタコード信号3を受けとり、ステップ2でこ
のプリンタコード信号3がページ終了コードであるかど
うかを判別する。プリンタコード信号3がページ終了コ
ードでなければステップ3に進みプリンタコード信号3
が画像展開に関するコードであるかどうかを判別する。
プリンタコード信号3が画像展開に関係のないコードな
らばステップ9へ進み従来のプリンタと同様の所定の処
理を行う。
【0021】プリンタコード信号3が画像展開に関係の
あるコードであればステップ4に進み、モノクロモード
が選択されているか判定し、モノクロモードが選択され
ていなければステップ5に進み、プリンタコード信号3
として送られてくる画像データを2画素×2画素の正方
形のブロックに分割し、このブロックごとにデータが2
値の8色(W(白),BK(黒),R(赤),G
(緑),B(青),Y(イエロー),M(マゼンタ),
C(シアン))かどうかを判別する。プリンタコード信
号3が2値の8色データならば、ステップ7へ進み図4
(a)に示すように、プリンタエンジンの解像度である
300DPI・2値の4色(BK(黒),Y(イエロ
ー),M(マゼンタ),C(シアン))として画像デー
タを展開する。この展開された画像データは、4色の各
画像データメモリ10に書き込まれると同時に、この展
開した画像データが書き込まれた画像データメモリ10
のアドレスに対応する画像判別メモリ11のアドレス
へ、プリンタコード信号3が2値の8色データであるこ
とを示す0が書き込まれる。
【0022】つぎに、モノクロモードが選択されずかつ
プリンタコード信号3が2値の8色データでなく2画素
×2画素の正方形のブロックに分割された画像データの
うち、1画素でも中間色のデータがあればステップ8に
進みプリンタコード信号3をまずY(イエロー),M
(マゼンタ),C(シアン),BK(黒)各色256階
調8ビットの計24ビットデータに変換し、さらに、Y
(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),BK
(黒)各色256階調8ビットデータを16値ディザ法
により16レベル4ビットの計16ビットデータに変換
することにより、プリンタエンジンの解像度の半分であ
る150DPI・16値ディザ法の4色として画像デー
タを展開する。この展開された画像データは、4色の各
画像データメモリ10に書き込まれると同時に、この展
開した画像データが書き込まれた画像データメモリ10
のアドレスに対応する画像判別メモリ11のアドレス
へ、プリンタコード信号3が中間色のデータであること
を示す1が書き込まれる。たとえば、16値ディザ法と
して展開された画像データの画素レベル5の場合は、図
4(b)に示すように5を2進法にして画像データメモ
リ10へ0101が書き込まれる。
【0023】ここで、多値ディザ法について図5を用い
て説明する。多値ディザ法は2値ディザ法を多値(3値
以上)に拡張したもので、多値数より1だけ少ない数の
閾値マトリックスとの大小関係で多値化する。本実施例
では16値ディザ法なので15層の閾値マトリックスで
16値化を行う。図5(a)に第1層目の閾値マトリッ
クスおよび最上層である第15層目の閾値マトリックス
を示す。この15層の閾値マトリックスにより、図5
(b)の0−255レベルの連続階調の画像は0−15
レベルの16値ディザ画像になる。
【0024】以上の処理を繰り返すことにより画像情報
が画像データメモリ10および画像判別メモリ11に書
き込まれる。このとき、画像データメモリ10へは2画
素×2画素に分割したブロックごとに、プリンタコード
信号3が2値の8色データであれば300DPIの2値
により、中間色のデータであれば、150DPIの16
値ディザで画像データを展開し格納するのですべてのデ
ータを300DPIの256階調で格納する場合に比べ
てメモリ容量を少なくすることができる。
【0025】モノクロモードが選択されていればステッ
プ6へ進み、300DPI・2値の4色(Y(イエロ
ー),M(マゼンタ),C(シアン),BK(黒))の
画像データ展開領域を、モノクロ4ページの画像展開領
域として、該当するページ2画像データを展開する。こ
の画像データは画像データメモリ10に書き込まれると
同時に、対応する画像判別メモリ11のアドレスへ2値
データであることを示す0が書き込まれる。
【0026】画像データメモリ10、および画像判別メ
モリ11への書き込みが行われるとステップ1に戻る
が、ここでページ終了のプリンタコード信号3を受けと
るとステップ2でこのプリンタコード信号3がページ終
了コードであると判断し画像データの展開が終了する。
展開処理終了後、プリンタエンジン7の準備ができてい
れば印字を開始するが、このとき、本実施例においては
各色の画像データメモリ10の画像データをそのままエ
ンジンインターフェース14を介してプリンタエンジン
7へ送るのではなく、画像伸張部12や階調処理部13
で処理をしてから、エンジンインターフェース14を介
してプリンタエンジン7に画像記録信号4として送る。
【0027】以下、画像伸張部12,階調処理部13に
ついて、図6および図7を参照しながら説明する。
【0028】モノクロモードが選択されていなければ、
画像伸張部12ではプリンタエンジン7の印字を行う色
の順序に合わせて1色ずつ画像データメモリ10および
画像判別メモリ11に格納された画像データを伸張させ
る。このプリンタエンジン7はBK(黒),C(シア
ン),M(マゼンタ),Y(イエロー)の順で印字を行
う。BK(黒)の印字に必要な画像記録信号4は画像デ
ータメモリ10内のBK(黒)の画像データと画像判別
メモリ11の情報のみから合成され、他のC(シア
ン),M(マゼンタ),Y(イエロー)の画像データは
必要としない。また、他の色についても画像データメモ
リ10の各々の色に対応した画像データと画像判別メモ
リ11の情報で画像記録信号4の合成が画像伸張部12
により行われる。
【0029】モノクロモードが指定されていれば、画像
データメモリ10の該当ページのみを伸張しエンジンイ
ンターフェース14を介して、プリンタエンジン7に画
像記録信号4として送る。
【0030】図6に示すように画像伸張部12では、画
像データメモリ10からの画像データ信号16が画像判
別メモリ11からの画像判別信号15によりデマルチプ
レクサ17で300DPI・2値による画像データと1
50DPI・16値ディザ画像データに分離して300
DPI・2値による画像データは2値データ画像伸張部
18で処理され、300DPI・256階調の連続階調
の画像データとなり、150DPI・16値ディザ画像
データは多値ディザデータ画像伸張部19で処理され、
300DPI・256階調の連続階調の画像データとな
りマルチプレクサ20で合成されて画像伸張信号21と
なり階調処理部13に送られる。ここで、2値データ画
像伸張部18では300DPI・2値による画像データ
を300DPI・256階調のデータに変換するだけで
なく、文字,線画のエッジ部の平滑化も行われる。
【0031】図7(a),図7(b)に示すように、多
値ディザデータ画像伸張部19では、150DPI・1
6値ディザ画像データが300DPI・256階調の連
続階調の画像データへ変換される。図7(a)の第1の
例において、いま変換しよとする画像ブロックの周辺を
含めた4ブロック×4ブロックのウィンドウのビットマ
ップデータを16値にしてみると5と6のレベルしかな
い。この場合はウィンドウ内での各画素ブロックのレベ
ル差が小さいので、ウィンドウ内の各画素ブロックのレ
ベル平均値を求めて、変換しようとする画素ブロックの
256階調の連続階調におけるレベルの平均値を17倍
して87とする。これに対して、図7(b)の第2の例
においては、変換しようとする画像ブロックの周辺を含
めた4ブロック×4ブロックのウィンドウのビットマッ
プデータを16値にしてみると3から6までのレベルが
あり、ウィインドウ内での各画素ブロックのレベル差が
大きいので、変換しようとする画素ブロックのレベルを
17倍して256階調の連続階調におけるレベルを10
2とする。ここで、ウィンドウ内での各画素ブロックの
レベルの差の大小の判断はウィンドウ内での16値レベ
ルの最大値と最少値の差が1以下のときは小、2以上の
ときは大として行うとよい。また、処理を行うウィンド
ウの大きさはディザマトリックスの大きさと同一の方が
好ましい。
【0032】つぎに、図8に示すように2値データ画像
伸張部18で300DPI・2値による画像データは3
00DPI・256階調の画像データへ変換される。
【0033】2値画像データを8ビット256階調の画
像データに変換するときは、0を0レベルとし、1を2
56レベルとしている。しかし、2値画像データがたと
えば斜線を表すデータで図8(b)の画像データメモリ
10の2値画像データのビットマップに示すように、斜
線に段差が生じる場合などは図8(c)の256階調画
像データのビットマップに示すように、0を0レベルが
または85レベルにし、1は255レベルまたは170
レベルとして、中間レベルを生じさせて、2値データ数
階調に変換し見かけ状の解像度を上げて画質の向上を図
っている。
【0034】上記したように画像伸張処理を繰り返し
て、1色分の画像伸張信号21が得られ、他の3色につ
いても同様にして画像伸張信号21が得られる。画像伸
張部12からは、この8ビットの画像伸張信号21と1
ビットの画像判別信号15が階調処理部13に送られ
る。
【0035】階調処理部13においては画像濃度調整,
ガンマ補正,スクリーン角などの処理を行うが、中心と
なるのは画素の位置に応じてドット成長に偏りを生じさ
せてプリンタエンジン7の階調の安定化を図る階調変調
処理である。この階調変調処理は、従来は、図9(a)
に示すように階調変調を1画素ごとに行い各画素のドッ
トを一様に成長させていたものを、本実施例では図9
(b)に示すように2画素ごとにブロック化し、この2
画素内でさきにドット成長させる画素とあとで成長させ
る画素の2つの成長パターンを用い、階調の安定化を図
っている。
【0036】しかしながら、この階調変調処理はドット
成長に遍りを生じさせる方式のために、各色同じ階調変
調パターンで印字した場合、少しでも色ごとのレジスト
レーションが一致しなければ、記録色間にモアレと呼ば
れる干渉縞が生じて、画質を大きく低下させる。カラー
記録画像においてはこの記録色間のモアレを回避するた
めにスクリーン角の手法を用いる。画像を4×4のブロ
ックに分割し、1つ1つのブロック内でさきに成長させ
る画素とあとで成長させる画素との2つの画素にわける
が、このさきに成長させる画素とあとで成長させる画素
との分けかたは図10に示すように記録色ごとに、BK
(黒)が45°、C(シアン)が63.4°、M(マゼ
ンダ)が26.4°、Y(イエロー)が0°のスクリー
ン角をなすようにし、記録色間の干渉によるモアレを回
避する。
【0037】さらに、濃度調整はプリンタの操作部から
の画像濃度調整信号にもとづいて行い、この濃度調整の
特性は図11の入力画像濃度に対する出力画像濃度の特
性図に示すようにする。
【0038】また、本実施例ではガンマ補正を自動化す
るため、印字前にプリンタエンジン7で所定の画像濃度
パターンを形成し、画像濃度測定を行い、測定濃度デー
タからガンマ補正特性情報を得ている。
【0039】ここで、階調処理部13は図12に示すよ
うに、上記した階調変調,スクリーン角,濃度調整,プ
リンタのガンマ補正の処理を1つのテーブルで実現する
もので、画像伸張部12からの画像伸張信号21は階調
処理テーブル22に入力され、画像記録信号4となる
が、この階調変調は記録色によって階調特性を変える必
要があることから記録色信号23を階調処理テーブル2
2に入力し、各色に応じた階調変換がおこなえるようC
PU(中央処理演算装置)24で制御している。優先画
素判定回路25は、プリンタエンジン7よりエンジンイ
ンターフェース14を介して送られてくるクロックをカ
ウントすることにより得られる4ビットの画像アドレス
信号26が入力され、処理中の画素がスクリーン角の処
理において分割される4×4のブロック内のどの位置で
あるかを判断するとともに、記録色信号23によりどの
記録色であるかを判断して、この位置情報と色情報とに
より処理中の画素が優先画素かどうか判定し、優先画素
判定信号27を階調処理テーブル22へ出力する。階調
処理テーブル22ではこれらの画像判別信号15、記録
色信号23および優先画素判定信号27でテーブルを選
択し、画像伸張信号21をテーブル参照して画像記録信
号4に変換する。画像記録信号4は実際にレーザを駆動
するレベル信号、たとえばパルス幅データに変換された
信号である。階調処理テーブル22は各色ごとにつぎの
3つが用意されている。1つは2値データ画像伸張部1
8で処理されたデータを変換するテーブル(画像判別信
号15が0)で2値の文字,線画のエッジの平滑化で生
じる中間レベルの処理も行う。残りの2つは多値ディザ
データ画像伸張部19で処理されたデータを変換するテ
ーブル(画像判別信号15が1)で階調変調においてさ
きに成長させる画素用のテーブルとあとで成長させる画
素用のテーブルがある。
【0040】本実施例では、階調処理部13の多値ディ
ザデータ画像伸張部19で処理されたデータの変換にお
いて、画像データの空間的な位置をさきに成長させる画
素とあとで成長させる画素に分離し、さきに成長させる
画素にデータの集中を強制的に行わせるため、感光体上
の静電潜像のミクロな領域に強い電界を生じさせる効果
が非常に大きく、階調性の向上に寄与することができ
る。
【0041】なお、プリンタは本実施例のレーザビーム
を用いた電子写真方式に限定されることなく熱転写方式
やインクジェット方式などであってもかまわないし、同
じ電子写真方式であるLED方式や液晶シャッター方式
などであってもかまわない。さらに、本実施例ではホス
トコンピュータからのモノクロモード,フルカラーモー
ドの切り換え命令コードに対応して、モノクロ展開手段
とフルカラー展開手段を切り換える構成としたが、キー
パネルなどの操作部からの切り換え信号による方式など
であってもかまわない。
【0042】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、フルカラーLBPにおいても、モノクロのみ
の印字を行う場合には高速で高品位な優れた画像形成装
置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の画像形成装置の概略ブロッ
ク図
【図2】同実施例の画像処理ユニットのブロック図
【図3】同実施例の画像展開部での処理フローチャート
【図4】(a)同実施例における2値8色データのメモ
リへの書き込み図 (b)同実施例における中間色データのメモリへの書き
込み図
【図5】(a)同実施例における第1層目および第15
層目の閾値マトリックス図 (b)同実施例における多値ディザ法のマトリックス図
【図6】同実施例の画像伸張部のブロック図
【図7】(a)同実施例における16値ディザ画像デー
タの第1の例の変換図 (b)同実施例における16値ディザ画像データの第2
の例の変換図
【図8】同実施例における2値画像データの256階調
画像データへの変換図
【図9】(a)従来の階調変調処理の説明図 (b)本実施例における階調変調処理の説明図
【図10】同実施例におけるスクリーン角の説明図
【図11】同実施例における入力画像濃度に対する出力
画像濃度の特性図
【図12】同実施例における階調処理部のブロック図
【図13】従来の画像形成装置のブロック図
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 ホストコンピュータ 3 プリンタコード 4 画像記録信号 5 画像処理ユニット 7 プリンタエンジン(画像記録手段) 9 画像展開部 9a モノクロ/カラー判別部 9b モノクロ展開部 9c カラー展開部 10 画像データメモリ 11 画像判別メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/22 103 B 6830−2H H04N 1/46 9068−5C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータからプリンタコード
    信号を入力し、画像処理を行って画像記録信号を出力す
    る画像処理ユニットと前記画像記録信号を用いて、記録
    画像を形成する画像記録手段(プリンタエンジン)とを
    具備し、前記画像処理ユニットにはホストコンピュータ
    からの命令コードを解釈して展開する画像展開手段と、
    画像データを記憶する画像データメモリと、前記画像展
    開手段はモノクロモードか否かを判別するモノクロ/カ
    ラー判別手段と、前記モノクロ/カラー判別手段の判別
    結果にしたがい、モノクロ展開手段とフルカラー展開手
    段とを切り換えるように配された画像形成装置。
JP4024888A 1992-02-12 1992-02-12 画像形成装置 Pending JPH05221031A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4024888A JPH05221031A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4024888A JPH05221031A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05221031A true JPH05221031A (ja) 1993-08-31

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ID=12150729

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015131405A (ja) * 2014-01-10 2015-07-23 セイコーエプソン株式会社 印刷制御装置、プログラム、及び、画像処理方法

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