JP2000013600A - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及びその方法

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JP2000013600A
JP2000013600A JP10171834A JP17183498A JP2000013600A JP 2000013600 A JP2000013600 A JP 2000013600A JP 10171834 A JP10171834 A JP 10171834A JP 17183498 A JP17183498 A JP 17183498A JP 2000013600 A JP2000013600 A JP 2000013600A
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Japan
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image
dither matrix
quantizing
processing apparatus
image processing
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JP10171834A
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Sachiko Iida
祥子 飯田
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】量子化の対象の画像の天地方向に応じてディザ
マトリクスを回転させる。 【解決手段】入力画像501をページバッファ115に
展開してRGBの画像502を生成し、これを色変換部
113によりYMCKの画像に変換する。量子化部12
1では、YMCKの画像の天地方向と所定の方向関係に
なるように、オリジナルのディザマトリクス400を回
転させ、回転後のディザマトリクス401に従ってYM
CKの画像を量子化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】多値画像を量子化して擬似中
間調表現の画像を出力する画像処理装置及び画像処理方
法、該画像処理装置を含む画像形成装置及び情報処理装
置、並びにメモリ媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置において、画像を出力する
記録媒体(例えば、紙)の向きを指定し、その向きに対
する出力画像の向きに応じて画像情報(例えば、ページ
記述言語による画像情報)を生成し、その画像情報を画
像形成装置に送信し、画像形成装置において、その画像
情報に基づいて指定された向きの記録媒体に画像を形成
するシステムがある。
【0003】このシステムにおいて、出力媒体のサイズ
が大きいと、記録媒体の給送方向は1方向(例えば、長
手方向)に制限される。この場合、記録媒体の給送方向
を任意に設定するのではなく、記録媒体に記録する画像
の方向を情報処理装置又は画像形成装置において変更す
ることになる。
【0004】通常、画像記録部(プリンタエンジン)の
主走査方向に対して垂直な方向を画像の天地方向(画像
を正常に見た場合に該画像の上部から下部に向かう方
向)として、擬似中間調処理のためのディザマトリック
スが固定的に設定されている。したがって、記録媒体の
給送方向に対するディザマトリックスのスクリーン角度
が常に同一である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のシステムにおい
て、記録媒体の給送方向が1方向に制限される条件の下
で、画像の天地方向が主走査方向と一致する場合と、画
像の天地方向が副走査方向に一致する場合とでは、画像
に対するディザマトリックスのスクリーン角度が90度
異なる。例えば、出力画像の縦方向又は横方向に特有の
パターンが現れるディザマトリクスを使用した場合、天
地方向が主走査方向と一致する出力画像と、天地方向が
副走査方向に一致する出力画像とでは、異なる印象を与
えることになる。
【0006】一方、45度のスクリーン角度を持つファ
ッタニング・ディザマトリックスを使用する場合は、上
記のような問題は起こりにくいが、他の問題がある。カ
ラー画像を出力する場合、良好な色再現性を得るべく各
色のドット集中点をずらすために、各色のディザマトリ
ックスのドット周中点をずらすことがある。これは、各
色の色材を減法混色するのではなく、視覚上で加法混色
させることにより、良好な色再現性を得ようとするもの
である。この方法を採用すると、色が徐々に変化するグ
ラデーション部分において、各色のディザマトリクスの
ドット集中点をずらすことによる影響が現れる場合があ
る。
【0007】本発明は、上記の背景に鑑みてなされたも
のであり、例えば、量子化の対象の画像の方向(例え
ば、画像の天地方向)に拘らず、良好な出力画像を得る
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの側面に係
る画像処理装置は、多値画像を量子化して擬似中間調表
現の画像を出力する画像処理装置であって、多値画像の
特徴を示す特徴方向を確認する確認手段と、前記特徴方
向に基づいてディザマトリクスを決定する決定手段と、
決定したディザマトリクスに従って多値画像を量子化す
る量子化手段とを備えることを特徴とする。
【0009】上記の画像処理装置において、前記決定手
段は、例えば、1種類のディザマトリクス及び該ディザ
マトリクスを回転させて得られるような複数のディザマ
トリクスのうち、前記特徴方向に適合したディザマトリ
クスを選択することが好ましい。
【0010】上記の画像処理装置において、前記決定手
段は、例えば、1種類のディザマトリクス及び該ディザ
マトリクスを回転させて得られるような複数のディザマ
トリクスのうち、前記特徴方向と所定の方向関係を有す
るディザマトリクスを選択することが好ましい。
【0011】上記の画像処理装置において、前記確認手
段は、例えば、前記特徴方向の他、多値画像を量子化し
た画像を記録するための記録媒体の方向及び該記録媒体
の給送方向を確認し、前記決定手段は、前記特徴方向、
前記記録媒体の方向及び前記給送方向に基づいてディザ
マトリクスを決定することが好ましい。
【0012】上記の画像処理装置において、前記特徴方
向は、例えば、多値画像の天地方向を特定する方向であ
ることが好ましい。
【0013】上記の画像処理装置において、前記特徴方
向は、例えば、多値画像の天地方向を特定する方向であ
り、前記記録媒体の方向は、記録媒体の長手方向を特定
する方向であり、前記給送方向は、記録媒体の長手方向
又は該長手方向に直交する方向であることが好ましい。
【0014】上記の画像処理装置において、前記特徴方
向は、例えば、多値画像中のグラデーション部における
階調の変化方向であることが好ましい。
【0015】上記の画像処理装置において、前記量子化
手段は、例えば、基準ディザマトリクスを保持する保持
手段と、前記基準ディザマトリクスを回転させて前記決
定手段により決定されたディザマトリクスを生成する回
転手段とを有することが好ましい。
【0016】上記の画像処理装置において、前記量子化
手段は、例えば、基準ディザマトリクスに従って多値画
像を量子化するためのルックアップテーブルを保持する
保持手段と、前記ルックアップテーブルを参照するため
のアドレスを変換する変換手段とを有し、前記変換手段
により変換されたアドレスに従って前記ルックアップテ
ーブルを参照して多値画像を量子化することにより、前
記決定手段により決定されたディザマトリクスに従って
多値画像を量子化した場合と同一の結果を得ることが好
ましい。
【0017】上記の画像処理装置において、前記量子化
手段は、例えば、基準ディザマトリクスに従って多値画
像を量子化するためのルックアップテーブルを保持する
第1の保持手段と、前記基準ディザマトリクスを回転さ
せて得られる1又は複数のディザマトリクスの夫々に従
って多値画像を量子化するための1又は複数のルックア
ップテーブルを保持する第2の保持手段とを有すること
が好ましい。
【0018】上記の画像処理装置において、前記多値画
像は、例えば、カラーの多値画像である。
【0019】本発明の他の側面に係る画像処理装置は、
カラーの多値画像を量子化して擬似中間調表現の画像を
出力する画像処理装置であって、カラー多値画像中のグ
ラデーション画像における階調の変化方向を確認する確
認手段と、前記階調の変化方向に基づいてディザマトリ
クスを決定する決定手段と、決定したディザマトリクス
に従って多値画像を量子化する量子化手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0020】上記の画像処理装置において、前記決定手
段は、例えば、カラー画像を構成する1色の多値画像を
量子化するためのディザマトリクスを基準とし、前記階
調の変化方向に基づいて、前記基準となるディザマトリ
クスの各要素と他の色の多値画像を量子化するためのデ
ィザマトリクスの各要素との関係を示すパラメータを決
定することが好ましい。
【0021】上記の画像処理装置におうて、前記パラメ
ータは、例えば、前記基準となるディザマトリクスの各
要素と前記他の色の多値画像を量子化するためのディザ
マトリクスの各要素とのずれの方向及びずれの量である
ことが好ましい。
【0022】本発明に係る画像形成装置は、上記の画像
処理装置と、前記画像処理装置の量子化手段によって量
子化された画像を記録媒体に出力する出力手段とを備え
ることを特徴とする。
【0023】本発明に係る情報処理装置は、上記の画像
処理装置と、前記画像処理装置の量子化手段によって量
子化された画像を画像形成装置に送信する送信手段とを
備えることを特徴とする。
【0024】本発明の1つの側面に係る画像処理方法
は、多値画像を量子化して擬似中間調表現の画像を出力
する画像処理方法であって、多値画像の特徴を示す特徴
方向を確認する確認工程と、前記特徴方向に基づいてデ
ィザマトリクスを決定する決定工程と、決定したディザ
マトリクスに従って多値画像を量子化する量子化工程と
を含むことを特徴とする。
【0025】本発明の他の側面に係る画像処理方法は、
カラーの多値画像を量子化して擬似中間調表現の画像を
出力する画像処理方法であって、カラー多値画像中のグ
ラデーション画像における階調の変化方向を確認する確
認工程と、前記階調の変化方向に基づいてディザマトリ
クスを決定する決定工程と、決定したディザマトリクス
に従って多値画像を量子化する量子化工程とを含むこと
を特徴とする。
【0026】本発明の1つの側面に係るメモリ媒体は、
多値画像を量子化して擬似中間調表現の画像を出力する
処理を制御するためのプログラムを格納したメモリ媒体
であって、該プログラムが、多値画像の特徴を示す特徴
方向を確認する確認工程と、前記特徴方向に基づいてデ
ィザマトリクスを決定する決定工程と、決定したディザ
マトリクスに従って多値画像を量子化する量子化工程と
を含むことを特徴とする。
【0027】本発明の他の側面に係るメモリ媒体は、カ
ラーの多値画像を量子化して擬似中間調表現の画像を出
力する処理を制御するためのプログラムを格納したメモ
リ媒体であって、該プログラムが、カラー多値画像中の
グラデーション画像における階調の変化方向を確認する
確認工程と、前記階調の変化方向に基づいてディザマト
リクスを決定する決定工程と、決定したディザマトリク
スに従って多値画像を量子化する量子化工程とを含むこ
とを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を説明する。
【0029】[第1の実施の形態]図1は、本発明の好
適な実施の形態に係るシステムの構成を示す図である。
情報処理装置200は、例えばパーソナルコンピュータ
やワークステーションであり、アプリケーションプログ
ラムに基づいて動作してカラーの画像情報(例えば、ペ
ージ記述言語による画像情報)を生成し、その画像情報
を画像形成装置100に送信する。この画像情報には、
画像の特徴を示す方向に関する情報、例えば、画像の天
地方向を示す情報等が含まれる。
【0030】画像形成装置100は、画像処理部110
において、画像情報を受信し、その画像情報に基づいて
擬似中間調表現の画像データを生成し、画像記録部15
0において、その画像データに基づいて記録媒体に画像
を形成する。画像記録部150は、例えば、電子写真方
式やインク吐出方式により記録媒体に画像を形成する。
【0031】以下、画像処理部110の動作を具体的に
説明する。情報処理装置200で生成された画像情報
は、セントロニクスケーブル等の通信ケーブルを介して
インターフェース111により受信されて受信バッファ
118に格納される。CPU117は、受信した画像情
報を解析して、描画部114が解釈可能な中間データに
変換してRAM116に格納する。
【0032】描画部114は、その中間データに基づい
てRGBの各色についてページバッファ115に画像を
展開(描画)する。なお、この展開の際に、必要に応じ
て拡大・縮小・回転等の処理も行われる。描画部114
は、例えばASICで構成され、インターフェース12
2が画像記録部150に画像データを転送する処理と並
行して画像を描画することができる(所謂バンド処
理)。フォントROM112には、文字パターン又はア
ウトライン情報の他、文字ベースライン情報や文字メト
リック情報が格納されており、画像の展開のために利用
される。
【0033】色変換部113は、ページバッファ115
に展開されたRGBの画像データをYMCKの画像デー
タに変換する。なお、この実施の形態では、YMCKの
画像データは、8ビット(256値)の画像データであ
るものとする。
【0034】量子化部121は、ディザ法により、YM
CKの各色について、8ビットの画像データを2ビット
(4値)の画像データに変換する。これにより、擬似中
間調表現の4値の画像データが生成される。インターフ
ェース122は、量子化部121で生成されたYMCK
の各色の画像データを画像記録部150に転送する。
【0035】画像記録部150は、指定されたサイズ
(例えば、A3、A4等)の記録媒体に画像を記録する
ことができる。画像記録部150における記録媒体の給
送方向(副走査方向)は、例えば、大サイズの記録媒体
(例えば、A3)の場合には、1方向(例えば、記録媒
体の長手方向)に制限され、小サイズの記録媒体(例え
ば、A4)の場合には、任意に選択可能である。記録媒
体のサイズ及び給送方向(指定可能な場合のみ)の指定
は、例えば、情報処理装置200又は画像形成装置10
0において行うことができる。
【0036】画像形成装置100の制御は、プログラム
ROM119に格納されたプログラムに基づいてCPU
117により制御される。
【0037】次に、量子化部121による量子化処理に
ついて説明する。図4は、量子化部による量子化処理の
一例を説明する図である。図4(a)は、入力画像デー
タ(8ビット)の画素値と出力画像データ(2ビット)
の画素値との関係を示す図である。入力画像データは、
ページバッファ115に展開されたRGBの画像データ
を色変換部113において変換することにより得られる
YMCKの画像データであり、出力画像データは、この
入力画像データを量子化部121により量子化した結果
である。なお、図中の( )内の数字は、出力画像デー
タの値を2進数で標記したものである。図4(b)は、
入力画像データの一例を示す図である。図4(c)は、
量子化の際に参照する4×4のディザマトリクス400
の一例である。
【0038】量子化処理は、入力画像データの4×4の
画素を単位として、各単位にディザマトリクス400を
対応させて実行される。ディザマトリクス400の各要
素の最大値は、(入力画像データの階調数−1)/(出
力画像データの階調数ー1)=255/3を越えないよ
うに設定されている。
【0039】量子化処理は、入力画像データの各画素に
ついて、例えば、以下の手順で実行される。
【0040】まず、入力画像データにおける注目画素の
画素値が、256階調を3分割した各AREA0〜3の
いずれのAREAに属するかを判断する。図4(b)に
示す例では、注目画素の画素値が”180”であるの
で、AREA2に属する。
【0041】次いで、注目画素に対応するディザマトリ
クスの要素(ここでは、”74”)を参照して、ARE
A2に属する画素を量子化するための閾値を決定する。
具体的には、閾値は、次式に従って決定される。
【0042】 (閾値)=(ディザマトリクスの要素の値)+85×(AREAの番号) =74+85×2 =244 次いで、注目画素の画素値(180)と閾値(244)
との大小関係から出力画像データの値を決定する。具体
的には、注目画素の画素値が閾値以上であれば、出力画
像データの値を当該AREAの最大値とし、注目画素の
画素値が閾値未満であれば、出力画像データの値を当該
AREAの最小値とする。上記の例では、注目画素(1
80)は閾値(244)より小さいため、注目画素の画
素値はAREA2の最小値(10:2進数)に変換され
る。
【0043】量子化部121は、上記の量子化処理をル
ックアップテーブルを参照することにより高速に実行す
る。図6(a)は、ルックアップテーブルを参照するた
めのアドレスの構造を示す図である。このアドレスは、
8ビットの入力画像データ601と、2ビットの行アド
レス602と、2ビットの列アドレス603とで構成さ
れる。
【0044】入力画像データ601は、量子化部121
に入力される画像データにおける注目画素の画素値、行
アドレス602は、注目画素に対応するディザマトリク
スの要素を特定するための行アドレス、列アドレス60
3は、注目画素に対応するディザマトリクスの要素を特
定するための列アドレスである。図4(b)及び図4
(c)に示す例では、入力画像データ601は”18
0”、行アドレス602は”0”、列アドレス603
は”0”となる。
【0045】図6(b)は、ルックアップテーブルを模
式的に示す図である。図6(b)において、0、・・・、
180、・・・、255は、入力画像データ(画素値)6
01により特定されるアドレス、(i,j)のiは行ア
ドレス602により特定されるアドレス、(i,j)の
jは列アドレス603により特定されるアドレスであ
る。
【0046】例えば、図4(b)及び図4(c)に示す
例では、注目画素の画素値が”180”であって、この
注目画素に対応するディザマトリクスの座標が(0,
0)、すなわち、行アドレスが”0”で列アドレスが”
0”であるから、アドレス611に格納されたデータが
量子化結果として読み出される。
【0047】ルックアップテーブル610は、YMCK
の各色毎に設けられており、4色分のルックアップテー
ブルの規模は、256階調×4行×4列×2ビット=1
024バイトである。
【0048】画像形成装置100では、入力画像データ
に係る画像(これを回転させる場合には回転後の画像)
の天地方向と該画像を処理するためのディザマトリクス
の方向との関係が一定になるようにディザマトリクスを
必要に応じて回転させ、回転後のディザマトリクスを参
照して量子化処理を実行する。
【0049】具体的には、入力画像データに係る画像の
天地方向と、該画像を記録する記録媒体の天地方向と、
該記録媒体の給送方向とに基づいて、ディザマトリクス
を回転させる際の回転角度(0度を含む)を決定する。
そして、オリジナルのディザマトリクスをその回転角度
だけ回転させて、その回転させたディザマトリクスを参
照して入力画像データを量子化する。
【0050】図2は、画像形成装置100における処理
の流れを示すフローチャートである。このフローチャー
トに示す処理は、プログラムROM119に格納された
プログラムに基づいてCPU117により制御される。
【0051】ステップS201では、情報処理装置20
0より画像情報を受信する。この画像情報には、画像の
方向を特定する情報としての画像の天地方向を示す情報
(以下、画像天地情報)と、画像を記録する記録媒体の
方向を特定する情報としての該記録媒体の天地方向を示
す情報(以下、媒体天地情報)と、記録媒体のサイズと
が含まれる。この画像天地情報及び媒体天地情報は、例
えば、情報処理装置200を操作するユーザにより指定
された設定に基づいて生成される。
【0052】ステップS202では、受信した画像情報
に含まれる画像天地情報を参照して、画像の天地方向を
確認し、ステップS203では、受信した画像情報に含
まれる媒体天地情報を参照して、画像を記録する記録媒
体の天地方向を確認する。ここで、画像天地情報及び媒
体天地情報によって出力の形態を特定する代わりに、画
像情報に係る画像の出力の形態がランドスケープである
か、ポートレイトであるかを示す情報を用いてもよい。
ランドスケープとは、長辺を天地とする記録媒体(横長
の記録媒体)に天地が正常な画像を記録する形態をい
い、ポートレイトとは、短辺を天地とする記録媒体(縦
長の記録媒体)に天地が正常な画像を記録する形態をい
う。
【0053】ステップS204では、画像を記録する記
録媒体の給送方向を確認する。この給送方向は、例え
ば、画像記録部150の仕様及び記録媒体のサイズに従
って決定される。例えば、記録媒体のサイズがA4であ
れば、その長手方向に直交する方向を給送方向とし、記
録媒体のサイズがA3であれば、その長手方向を給送方
向とする如きである。なお、この給送方向を情報処理装
置200側から指定することができる構成を採用するこ
ともできるし、画像形成装置100側で任意に決定する
ことができる構成を採用することもできる。
【0054】ステップS205では、受信に係る画像情
報に基づいて、ページバッファ115に画像を展開す
る。なお、この展開に際して、必要に応じて画像を回転
させる。ステップS206では、色変換部113によ
り、ページバッファ115に展開された画像の色空間を
RGBからYMCKに変換する。
【0055】ステップS207では、画像天地情報、媒
体天地情報及び記録媒体の給送方向に基づいて、図4
(c)に示すディザマトリクス400を適宜回転させ
て、画像の天地方向(回転させる場合には回転後の天地
方向)と回転後のディザマトリクスの方向とが予め定め
られた関係になるようにする。ここで、ディザマトリク
スの方向は、例えば、図4(c)に示すディザマトリク
ス400を基準として、その方向を下方向と定義し、デ
ィザマトリクス400を時計方向に90度回転させたデ
ィザマトリクスの方向を左方向、ディザマトリクス40
0を反時計方向に90度回転させたディザマトリクスの
方向を右方向、ディザマトリクス400を180度回転
させたディザマトリクスの方向を上方向というように定
義することができる。
【0056】ステップS208では、量子化部121に
おいて、ステップS207で生成されたディザマトリク
スを参照しながら、色変換部113から供給されるYM
CKの画像データを量子化して、YMCKの各色につい
て、4値の画像データを生成する。
【0057】ステップS209では、生成した4値の画
像データをインターフェース122を介して画像記録部
150に供給し、記録媒体に画像を記録する。
【0058】図5は、画像形成装置100における処理
を概略的に示す図である。501は、受信した画像情報
に係る入力画像である。この入力画像501は、画像の
天地方向が右方向であり、記録媒体の天地方向が右方向
である。ここでは、記録媒体の給送方向として、その長
手方向に直交する方向503と、長手方向504を選択
可能であって、長手方向に直交する方向503が選択さ
れたものとして説明する。
【0059】描画部114は、記録媒体の方向及び給送
方向に基づいて、入力画像501を時計方向に90度回
転させてページバッファ115に画像502を展開す
る。
【0060】この画像形成装置100では、量子化の対
象となる画像の天地方向(画像の上側から下側に向かう
方向)を下方向とした場合に、処理に供するディザマト
リクスの方向が右方向を向くように、オリジナルのディ
ザマトリクス400を回転させる。401は、ディザマ
トリクス400を回転させて生成したディザマトリクス
である。
【0061】量子化部121は、画像502を色変換部
113でYMCKの色空間に変換した画像をディザマト
リクス401を参照しながら量子化し、量子化結果(4
値の画像データ)を画像記録部150に供給する。
【0062】画像記録部150は、量子化結果に基づい
て、選択された方向503に記録媒体を給送しながら画
像を記録する。505は、以上のようにして形成された
出力画像である。
【0063】次に、ディザマトリクスを回転させる処理
について説明する。図7(a)は、図4(c)に示すデ
ィザマトリクス400の各要素の座標(i,j)を示す
図である。座標iは、図6(a)に示す行アドレス60
2に対応し、座標jは、図6(a)に示す列アドレス6
03に対応する。
【0064】量子化部121では、図6(a)に示す参
照アドレス600の行アドレス602及び列アドレス6
03を変換することにより、結果として、ディザマトリ
クス400を回転させる。
【0065】図7(b)は、参照アドレス600の行ア
ドレス602及び列アドレス603を変換するための変
換テーブル702の一例を示す図である。図7(b)に
示す変換テーブルは、ディザマトリクスの方向が右方向
になるように、ディザマトリクス400を回転させるた
めの変換テーブルである。
【0066】この変換テーブル702により、例えば
(行アドレス,列アドレス)=(0,0)が(行アドレ
ス,列アドレス)=(0,3)に変換され、(行アドレ
ス,列アドレス)=(3,0)が(行アドレス,列アド
レス)=(0,0)に変換され、(行アドレス,列アド
レス)=(3,3)が(行アドレス,列アドレス)=
(3,0)に変換され、(行アドレス,列アドレス)=
(0,3)が(行アドレス,列アドレス)=(3,3)
に変換される。
【0067】この変換テーブル702に従って行アドレ
ス602及び列アドレス603を変換することにより、
結果として、ディザマトリクス400を反時計周りに9
0度回転させたディザマトリクスを参照して量子化を行
った場合と同様の結果を得ることができる。すなわち、
変換テーブル702により、行アドレス602及び列ア
ドレス603を変換することにより、ディザマトリクス
400を回転させることができる。
【0068】量子化部121には、変換テーブル702
の他に、ディザマトリクス400を時計周りに90度回
転させるための変換テーブル及びディザマトリクス40
0を180度回転させるための変換テーブルも設けられ
ている。
【0069】この実施の形態によれば、量子化の対象の
画像の天地方向と該画像を量子化するためのディザマト
リクスの方向との関係が一定になるように、オリジナル
のディザマトリクスを必要に応じて回転させる。したが
って、量子化の対象の画像(又は出力画像の天地方向)
の天地方向に適した量子化処理が実行されるため、画像
の出力の形態に拘らず、常に高品位の出力画像を得るこ
とができる。
【0070】[第2の実施の形態]第1の実施の形態に
係るシステムは、情報処理装置200と画像形成装置1
00とを1対1に接続して構成されるシステムに関する
が、本発明は、例えば、ネットワークを介して少なくと
も1つの情報処理装置200と少なくとも1つの画像形
成装置100とを接続してなるシステムにも適用するこ
とができる。
【0071】[第3の実施の形態]第1の実施の形態に
係るシステムは、8ビットの画像データを擬似中間調表
現の2ビットの画像データに変換するシステムに関する
が、本発明は、多値の画像データを擬似中間調表現の複
数ビットの画像データに変換するシステムにも適用する
ことができる。
【0072】[第4の実施の形態]第1の実施の形態に
係るシステムは、1つのディザマトリクス400に対応
するルックアップテーブル610と、3つの変換テーブ
ルとを備えたシステムに関するが、本発明は、互いに方
向が90度ずつ異なる4つのディザマトリクスに対応す
る4つのルックアップテーブルを備えるシステムにも適
用することができる。
【0073】図8は、この実施の形態に係る画像形成装
置における処理を概略的に示す図である。この実施の形
態に係る画像形成装置は、ディザマトリクス400に対
応するルックアップテーブル610の他に、ディザマト
リクス400と方向が異なる3つのディザマトリクスに
対応するルックアップテーブル620〜640を備え
る。
【0074】図3は、この実施の形態に係る画像形成装
置における処理の流れを示すフローチャートである。図
2に示すフローチャートとの相違点は、ステップS20
7’である。ステップS207’では、画像天地情報、
媒体天地情報及び記録媒体の給送方向に基づいて、量子
化の対象の画像の天地方向と回転後のディザマトリクス
の方向とが予め定められた関係になるディザマトリクス
に対応するルックアップテーブルをルックアップテーブ
ル610〜640の中から選択する。
【0075】[第5の実施の形態]第1乃至第4の実施
の形態に係るシステムは、画像形成装置100側におい
て量子化処理を実行するシステムに関するが、本発明
は、量子化処理を情報処理装置200側で実行するシス
テムにも適用可能である。
【0076】この場合、図2又は図3のフローチャート
に示す処理は、例えば、情報処理装置200のプリンタ
ドライバで実行される。この場合において、ステップS
201では、画像形成装置100が通信ケーブルを介し
て情報処理装置200から画像情報を受信するのではな
く、プリンタドライバがアプリケーションプログラム等
から画像情報を取得する。また、ステップS209で
は、プリンタドライバが生成した画像データを情報処理
装置200の通信装置から画像形成装置100に転送す
る。
【0077】[第6の実施の形態]第1乃至第6の実施
の形態は、画像の天地方向と所定の方向関係を有するデ
ィザマトリクスを選択して量子化を行うシステムに関す
るが、本発明は、多値画像の特徴を示す方向(例えば、
グラデーション画像における階調の変化方向)と所定の
方向関係を有するディザマトリクスを選択して量子化す
るシステムにも適用することができる。
【0078】[第7の実施の形態]第1乃至第6の実施
の形態は、例えば、ライン状にドットを集中させるディ
ザマトリクスを採用する場合に好適である他、45度の
スクリーン角を持つファッタニング・ディザマトリクス
のように、90度回転させてもドットの集中点が変更さ
れないディザパターンを持つディザマトリクス(以下、
無方向性ディザマトリクスという)を採用する場合にも
好適である。
【0079】無方向性ディザマトリクスを採用する場合
において、色再現性を向上するために、ドット集中点を
色毎にずらす手法がある。以下、この手法に関して説明
する。
【0080】図9(a)は、イエローの画像を処理する
ための無方向性ディザマトリクスの一例である。図9
(b)は、処理対象の画像のグラデーション部の階調が
変化する方向が主走査方向に平行な場合におけるマゼン
タの画像を処理するための無方向性ディザマトリクスの
一例である。図9(b)に示すマゼンタ用の無方向性デ
ィザマトリクスは、図9(a)に示すイエロー用の無方
向性ディザマトリクスの各要素を1画素分ずつ右(又は
左)にずらしたものである。ここで、グラデーション部
の階調が変化する方向が副走査方向に平行な場合は、例
えば、図9(c)に示すように、図9(a)に示すディ
ザマトリクスの各要素を2画素分ずつ下方向にずらした
ディザマトリクスが使用され得る。
【0081】上記のように、最適な色再現性を得るため
には、ディザマトリクスの各要素をずらす際の最適なず
らし量及びずらし方向が存在する。
【0082】この実施の形態では、画像情報等に基づい
て、画像のグラーデーション部の階調変化方向(例え
ば、画像の天地方向に対する角度で特定される)を認識
し、図9(a)に示すイエロー用のディザマトリクスを
用いて他の色(マゼンタ、シアン、ブラック)用のディ
ザマトリクスを生成するためのずらし量及びずらし方向
を決定する。
【0083】この決定は、例えば、グラデーション部の
階調変化方向と、各色についてのずらし量及びずらし方
向との関係を記述したテーブルを参照することによりな
される。また、この決定は、例えば、情報処理装置20
0において上記テーブルを参照することにより自動で行
ってもよいし、上記テーブルをディスプレイに表示して
ユーザにこの決定を委ねてもよいし、画像形成装置10
0において上記テーブルを参照することにより自動で行
ってもよい。
【0084】なお、ずらし量及びずらし方向の決定を行
うか否かを設定する機能を情報処理装置200等に設け
ることも有効である。
【0085】[その他]なお、本発明は、複数の機器か
ら構成されるシステムに適用しても、一つの機器からな
る装置に適用してもよい。
【0086】また、上記の実施の形態に係る装置又は方
法を構成する構成要素の全体のうち一部の構成要素で構
成される装置又は方法も、本件出願に係る発明者が意図
した発明である。
【0087】また、上記の実施の形態に係る装置の機能
は、プログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或
いは装置に固定的又は一時的に組み込み、そのシステム
或いは装置のコンピュータ(又はCPU若しくはMP
U)が該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み
出して実行することによっても達成される。ここで、該
記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体或いは
該記憶媒体自体が法上の発明を構成する。
【0088】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等
が好適であるが、他のデバイスを採用することもでき
る。
【0089】また、コンピュータが記憶媒体から読み出
したプログラムコードを実行することにより本発明の特
有の機能が実現される場合のみならず、そのプログラム
コードによる指示に基づいて、コンピュータ上で稼働し
ているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処
理の一部又は全部を負担する実施の態様も本発明の技術
的範囲に属する。
【0090】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備え
られたメモリに書込まれた後に、そのプログラムコード
の指示に基づいて、その機能拡張ボードや機能拡張ユニ
ットに備えられたCPU等が実際の処理の一部又は全部
を負担する実施の態様も本発明の技術的範囲に属する。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、量子化の対象の画像の
方向に拘らず、良好な出力画像を得ることができる。
【0092】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施の形態に係るシステムの構
成を示す図である。
【図2】第1の実施の形態に係る画像形成装置における
処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】他の実施の形態に係る画像形成装置における処
理の流れを示すフローチャートである。
【図4】量子化部による量子化処理の一例を説明する図
である。
【図5】画像形成装置における処理を概略的に示す図で
ある。
【図6】ルックアップテーブル及びその参照アドレスを
模式的に示す図である。
【図7】ディザマトリクスを回転させる処理を示す図で
ある。
【図8】他の実施の形態に係る画像形成装置における処
理を概略的に示す図である。
【図9】無方向性ディザマトリクスの一例を示す図であ
る。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値画像を量子化して擬似中間調表現の
    画像を出力する画像処理装置であって、 多値画像の特徴を示す特徴方向を確認する確認手段と、 前記特徴方向に基づいてディザマトリクスを決定する決
    定手段と、 決定したディザマトリクスに従って多値画像を量子化す
    る量子化手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記決定手段は、1種類のディザマトリ
    クス及び該ディザマトリクスを回転させて得られるよう
    な複数のディザマトリクスのうち、前記特徴方向に適合
    したディザマトリクスを選択することを特徴とする請求
    項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記決定手段は、1種類のディザマトリ
    クス及び該ディザマトリクスを回転させて得られるよう
    な複数のディザマトリクスのうち、前記特徴方向と所定
    の方向関係を有するディザマトリクスを選択することを
    特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記確認手段は、前記特徴方向の他、多
    値画像を量子化した画像を記録するための記録媒体の方
    向及び該記録媒体の給送方向を確認し、前記決定手段
    は、前記特徴方向、前記記録媒体の方向及び前記給送方
    向に基づいてディザマトリクスを決定することを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記特徴方向は、多値画像の天地方向を
    特定する方向であることを特徴とする請求項1乃至請求
    項4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記特徴方向は、多値画像の天地方向を
    特定する方向であり、前記記録媒体の方向は、記録媒体
    の長手方向を特定する方向であり、前記給送方向は、記
    録媒体の長手方向又は該長手方向に直交する方向である
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記特徴方向は、多値画像中のグラデー
    ション部における階調の変化方向であることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像処
    理装置。
  8. 【請求項8】 前記量子化手段は、 基準ディザマトリクスを保持する保持手段と、 前記基準ディザマトリクスを回転させて前記決定手段に
    より決定されたディザマトリクスを生成する回転手段
    と、 を有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいず
    れか1項に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記量子化手段は、 基準ディザマトリクスに従って多値画像を量子化するた
    めのルックアップテーブルを保持する保持手段と、 前記ルックアップテーブルを参照するためのアドレスを
    変換する変換手段と、 を有し、前記変換手段により変換されたアドレスに従っ
    て前記ルックアップテーブルを参照して多値画像を量子
    化することにより、前記決定手段により決定されたディ
    ザマトリクスに従って多値画像を量子化した場合と同一
    の結果を得ることを特徴とする請求項1乃至請求項7の
    いずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記量子化手段は、 基準ディザマトリクスに従って多値画像を量子化するた
    めのルックアップテーブルを保持する第1の保持手段
    と、 前記基準ディザマトリクスを回転させて得られる1又は
    複数のディザマトリクスの夫々に従って多値画像を量子
    化するための1又は複数のルックアップテーブルを保持
    する第2の保持手段と、 を有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいず
    れか1項に記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記多値画像は、カラーの多値画像で
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれ
    か1項に記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 カラーの多値画像を量子化して擬似中
    間調表現の画像を出力する画像処理装置であって、 カラー多値画像中のグラデーション画像における階調の
    変化方向を確認する確認手段と、 前記階調の変化方向に基づいてディザマトリクスを決定
    する決定手段と、 決定したディザマトリクスに従って多値画像を量子化す
    る量子化手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記決定手段は、カラー画像を構成す
    る1色の多値画像を量子化するためのディザマトリクス
    を基準とし、前記階調の変化方向に基づいて、前記基準
    となるディザマトリクスの各要素と他の色の多値画像を
    量子化するためのディザマトリクスの各要素との関係を
    示すパラメータを決定することを特徴とする請求項12
    に記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記パラメータは、前記基準となるデ
    ィザマトリクスの各要素と前記他の色の多値画像を量子
    化するためのディザマトリクスの各要素とのずれの方向
    及びずれの量であることを特徴とする請求項13に記載
    の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至請求項14のいずれか1
    項に記載の画像処理装置と、 前記画像処理装置の量子化手段によって量子化された画
    像を記録媒体に出力する出力手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至請求項14のいずれか1
    項に記載の画像処理装置と、 前記画像処理装置の量子化手段によって量子化された画
    像を画像形成装置に送信する送信手段と、 を備えることを特徴とする情報処理装置。
  17. 【請求項17】 多値画像を量子化して擬似中間調表現
    の画像を出力する画像処理方法であって、 多値画像の特徴を示す特徴方向を確認する確認工程と、 前記特徴方向に基づいてディザマトリクスを決定する決
    定工程と、 決定したディザマトリクスに従って多値画像を量子化す
    る量子化工程と、 を含むことを特徴とする画像処理方法。
  18. 【請求項18】 カラーの多値画像を量子化して擬似中
    間調表現の画像を出力する画像処理方法であって、 カラー多値画像中のグラデーション画像における階調の
    変化方向を確認する確認工程と、 前記階調の変化方向に基づいてディザマトリクスを決定
    する決定工程と、 決定したディザマトリクスに従って多値画像を量子化す
    る量子化工程と、 を含むことを特徴とする画像処理方法。
  19. 【請求項19】 多値画像を量子化して擬似中間調表現
    の画像を出力する処理を制御するためのプログラムを格
    納したメモリ媒体であって、該プログラムは、 多値画像の特徴を示す特徴方向を確認する確認工程と、 前記特徴方向に基づいてディザマトリクスを決定する決
    定工程と、 決定したディザマトリクスに従って多値画像を量子化す
    る量子化工程と、 を含むことを特徴とするメモリ媒体。
  20. 【請求項20】 カラーの多値画像を量子化して擬似中
    間調表現の画像を出力する処理を制御するためのプログ
    ラムを格納したメモリ媒体であって、該プログラムは、 カラー多値画像中のグラデーション画像における階調の
    変化方向を確認する確認工程と、 前記階調の変化方向に基づいてディザマトリクスを決定
    する決定工程と、 決定したディザマトリクスに従って多値画像を量子化す
    る量子化工程と、 を含むことを特徴とするメモリ媒体。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2012204940A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Seiko Epson Corp 印刷装置、印刷方法、印刷データ生成プログラム、ディザマスクの生成方法

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