JPH05252385A - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
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- JPH05252385A JPH05252385A JP4046717A JP4671792A JPH05252385A JP H05252385 A JPH05252385 A JP H05252385A JP 4046717 A JP4046717 A JP 4046717A JP 4671792 A JP4671792 A JP 4671792A JP H05252385 A JPH05252385 A JP H05252385A
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- JP
- Japan
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- image
- data
- memory
- signal
- binary
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- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Record Information Processing For Printing (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像の種類に応じて画像濃度調整が可能な高
画質の画像処理装置を提供する。 【構成】 画像展開部12でプリンタコード5を解釈
し、2値データか中間調データかを判別し、それぞれを
2値データメモリ13,中間調データメモリ14に画像
展開し、画像判別情報を画像判別メモリ15に書き込
み、画像伸長部16で各メモリ13,14,15の情報
をプリンタエンジンの解像度と階調数に変換し、階調処
理部17で画像濃度調整,ガンマ補正,スクリーン角な
どを処理する構成を有する。
画質の画像処理装置を提供する。 【構成】 画像展開部12でプリンタコード5を解釈
し、2値データか中間調データかを判別し、それぞれを
2値データメモリ13,中間調データメモリ14に画像
展開し、画像判別情報を画像判別メモリ15に書き込
み、画像伸長部16で各メモリ13,14,15の情報
をプリンタエンジンの解像度と階調数に変換し、階調処
理部17で画像濃度調整,ガンマ補正,スクリーン角な
どを処理する構成を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置の出力端
末としての画像形成装置に関し、特に、異なる種類の画
像データを記憶し、画像合成が可能な画像処理装置に関
する。
末としての画像形成装置に関し、特に、異なる種類の画
像データを記憶し、画像合成が可能な画像処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来からパーソナルコンピュータ,ワー
クステーション等の出力端末として、様々な原理のプリ
ンタが提案されているが、近年特に電子写真をプロセス
とレーザ露光技術を用いた白黒レーザビームプリンタ
(以降、LBPという)は記録速度と印字品質の点で優
れ、急速に普及しつつある。一方市場ではLBPのフル
カラー化に対する要求が高まってきているが、フルカラ
ーLBPの場合、白黒LBPで取り扱われている2値デ
ータだけでなく、カラーの中間調の画像データが出力対
象となるため、2値の画像データと中間調の画像データ
の両方の画像処理を行なう必要がある。
クステーション等の出力端末として、様々な原理のプリ
ンタが提案されているが、近年特に電子写真をプロセス
とレーザ露光技術を用いた白黒レーザビームプリンタ
(以降、LBPという)は記録速度と印字品質の点で優
れ、急速に普及しつつある。一方市場ではLBPのフル
カラー化に対する要求が高まってきているが、フルカラ
ーLBPの場合、白黒LBPで取り扱われている2値デ
ータだけでなく、カラーの中間調の画像データが出力対
象となるため、2値の画像データと中間調の画像データ
の両方の画像処理を行なう必要がある。
【0003】一般にLBP等の電子写真プロセスを応用
した画像出力機器の場合、電子写真プロセス自体の安定
性に問題があるため、黒か白の2階調出力がよく用いら
れる。従来2階調のプリンタで2値の文字部は2値とし
てそのまま画像メモリに展開するが、中間調画像部はデ
ィザがよく用いられている。ディザ法の原理について図
12を用いて説明する。入力画像をN×Mのブロックに
分割し、ブロック内の画素レベルをN×Nのしきい値マ
トリックスと画素ごとに比較して大小関係によって2値
化する。これを各々マトリックスの大きさごとに繰り返
して行なうと、ディザ画像が得られる。しきい値マトリ
ックスとして、ドットを集中させて階調を滑らかにした
ドット集中型と、ドットを分散させて解像力を優先させ
たドット分散型がある。図13に2値ディザ法の回路構
成を示す。入力画像信号の画素を順次移動していき、こ
れに対応させてしきい値マトリックスの行と列をアドレ
ッシングし、順次それぞれのしきい値を読み出して入力
画像信号との大小を比較して2値化する。この2値化さ
れた記録画像がプリンタ・エンジンに送られ印字され
る。
した画像出力機器の場合、電子写真プロセス自体の安定
性に問題があるため、黒か白の2階調出力がよく用いら
れる。従来2階調のプリンタで2値の文字部は2値とし
てそのまま画像メモリに展開するが、中間調画像部はデ
ィザがよく用いられている。ディザ法の原理について図
12を用いて説明する。入力画像をN×Mのブロックに
分割し、ブロック内の画素レベルをN×Nのしきい値マ
トリックスと画素ごとに比較して大小関係によって2値
化する。これを各々マトリックスの大きさごとに繰り返
して行なうと、ディザ画像が得られる。しきい値マトリ
ックスとして、ドットを集中させて階調を滑らかにした
ドット集中型と、ドットを分散させて解像力を優先させ
たドット分散型がある。図13に2値ディザ法の回路構
成を示す。入力画像信号の画素を順次移動していき、こ
れに対応させてしきい値マトリックスの行と列をアドレ
ッシングし、順次それぞれのしきい値を読み出して入力
画像信号との大小を比較して2値化する。この2値化さ
れた記録画像がプリンタ・エンジンに送られ印字され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
画像の種類に応じた画像濃度調整ができないという問題
点があった。
画像の種類に応じた画像濃度調整ができないという問題
点があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、画像
の種類にあった画像濃度調整が可能な高画質で低価格の
画像形成装置を提供することを目的としている。
の種類にあった画像濃度調整が可能な高画質で低価格の
画像形成装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、第1の種類の画像データを記憶する第1画
像情報蓄積手段と、第1の種類の画像データとは少なく
とも解像度,階調数,色数のいずれかが異なる第2の種
類の画像データを記憶する第2画像情報蓄積手段と、画
像データの種類を画素単位で記憶する画像判別情報蓄積
手段と、画像判別情報蓄積手段からの情報に従って第1
の種類の画像データおよび第2の種類の画像データを所
定の形式に変換して合成する画像変換手段を備えた構成
を有する。
するために、第1の種類の画像データを記憶する第1画
像情報蓄積手段と、第1の種類の画像データとは少なく
とも解像度,階調数,色数のいずれかが異なる第2の種
類の画像データを記憶する第2画像情報蓄積手段と、画
像データの種類を画素単位で記憶する画像判別情報蓄積
手段と、画像判別情報蓄積手段からの情報に従って第1
の種類の画像データおよび第2の種類の画像データを所
定の形式に変換して合成する画像変換手段を備えた構成
を有する。
【0007】
【作用】本発明は上記した構成によって、画像の種類に
応じて効率よく画像メモリを用いるために、画像メモリ
が少容量となるとともに、高品位の記録画像が得られ、
特に異なる画像の種類が混在する境界領域の画質を大幅
に改善するように作用する。
応じて効率よく画像メモリを用いるために、画像メモリ
が少容量となるとともに、高品位の記録画像が得られ、
特に異なる画像の種類が混在する境界領域の画質を大幅
に改善するように作用する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1から図
11を参照しながら説明する。
11を参照しながら説明する。
【0009】図1は本実施例における画像形成装置の概
略構成図を示す。画像形成装置1は、ホストコンピュー
タ4から送られてくるプリンタコード5を画像データと
して展開して画像記録信号6にする画像処理ユニット
2,画像記録信号6から記録画像7を形成するプリンタ
エンジン3から構成され、操作部8から画像処理ユニッ
ト2へ画像濃度調整信号9を、プリンタエンジン3へ最
大濃度信号10を送る。
略構成図を示す。画像形成装置1は、ホストコンピュー
タ4から送られてくるプリンタコード5を画像データと
して展開して画像記録信号6にする画像処理ユニット
2,画像記録信号6から記録画像7を形成するプリンタ
エンジン3から構成され、操作部8から画像処理ユニッ
ト2へ画像濃度調整信号9を、プリンタエンジン3へ最
大濃度信号10を送る。
【0010】本実施例では画像情報源としてホストコン
ピュータ4からのプリンタコード5を例に取ったが、画
像情報源は画像ファイルであってもよく、ビデオ画像信
号であってもよい。
ピュータ4からのプリンタコード5を例に取ったが、画
像情報源は画像ファイルであってもよく、ビデオ画像信
号であってもよい。
【0011】プリンタコード5にはプリンタ制御言語や
ページ記述言語などプリンタによって幾つもの種類があ
る。
ページ記述言語などプリンタによって幾つもの種類があ
る。
【0012】プリンタエンジン3はレーザ露光のカラー
電子写真方式で、300DPIの記録密度で各色とも1
画素当り256の階調数を持っている。
電子写真方式で、300DPIの記録密度で各色とも1
画素当り256の階調数を持っている。
【0013】操作部8は中間調画像部の濃度を調整する
ために画像濃度調整信号9を画像処理ユニット2に送
り、画像処理ユニット2で電気的な方法で画像濃度を調
整する。また、操作部8は2値の文字,線画の濃度を調
整するために最大濃度信号10をプリンタエンジン3に
送り、プリンタエンジン3でプロセス条件を変えて最大
濃度を調整する。
ために画像濃度調整信号9を画像処理ユニット2に送
り、画像処理ユニット2で電気的な方法で画像濃度を調
整する。また、操作部8は2値の文字,線画の濃度を調
整するために最大濃度信号10をプリンタエンジン3に
送り、プリンタエンジン3でプロセス条件を変えて最大
濃度を調整する。
【0014】図2は画像処理ユニット2の内部の構成を
示すブロック図である。通信インタフェース11はホス
トコンピュータ4との通信を行ないプリンタコード5を
受け取る。画像展開部12はプリンタコード5を解釈
し、2値データメモリ13,中間調データメモリ14お
よび画像判別メモリ15に展開した画像情報を書き込
む。画像伸長部16では2値データメモリ13,中間調
データメモリ14と画像判別メモリ15の情報をプリン
タエンジン3の解像度と階調数に変換する。階調処理部
17では画像濃度調整、およびガンマ補正,スクリーン
角などの処理のほかプリンタエンジン3の階調の安定化
を図る処理を行なう。エンジンインタフェース18は階
調処理部17からの出力信号をプリンタエンジン3に送
る役割を果たす。
示すブロック図である。通信インタフェース11はホス
トコンピュータ4との通信を行ないプリンタコード5を
受け取る。画像展開部12はプリンタコード5を解釈
し、2値データメモリ13,中間調データメモリ14お
よび画像判別メモリ15に展開した画像情報を書き込
む。画像伸長部16では2値データメモリ13,中間調
データメモリ14と画像判別メモリ15の情報をプリン
タエンジン3の解像度と階調数に変換する。階調処理部
17では画像濃度調整、およびガンマ補正,スクリーン
角などの処理のほかプリンタエンジン3の階調の安定化
を図る処理を行なう。エンジンインタフェース18は階
調処理部17からの出力信号をプリンタエンジン3に送
る役割を果たす。
【0015】次に画像展開部12について説明する。図
3は画像展開部12の処理のフローチャートである。図
4は画像展開部12が2値データメモリ13,中間調デ
ータメモリ14と画像判別メモリ15に書き込むときの
様子を示したものである。2値データメモリ13,中間
調データメモリ14と画像判別メモリ15はページの画
像展開をする前はすべてのビットが0にセットされてい
る。画像展開部12の処理はソフトウエアで実行され、
プリンタコードを解釈して画像メモリに展開する場合に
は図3に示した以下の手順で行なう。
3は画像展開部12の処理のフローチャートである。図
4は画像展開部12が2値データメモリ13,中間調デ
ータメモリ14と画像判別メモリ15に書き込むときの
様子を示したものである。2値データメモリ13,中間
調データメモリ14と画像判別メモリ15はページの画
像展開をする前はすべてのビットが0にセットされてい
る。画像展開部12の処理はソフトウエアで実行され、
プリンタコードを解釈して画像メモリに展開する場合に
は図3に示した以下の手順で行なう。
【0016】(1)プリンタコードが画像展開に関する
ものかどうかを判別する。画像展開に関係のないコード
ならば従来のプリンタと同様に所定の操作を行なう。
ものかどうかを判別する。画像展開に関係のないコード
ならば従来のプリンタと同様に所定の操作を行なう。
【0017】(2)コードが画像展開に関係あれば2値
の8色データ(W(白),BK(黒),R(赤),G
(緑),B(青),Y(イエロー),M(マゼンタ),
C(シアン))かどうかを判別する。
の8色データ(W(白),BK(黒),R(赤),G
(緑),B(青),Y(イエロー),M(マゼンタ),
C(シアン))かどうかを判別する。
【0018】(3)コードが2値の8色データならば、
図4aのように、プリンタエンジンの解像度である30
0DPI・2値で画像データを展開し、2値データメモ
リ13の4色の各メモリアドレスに書き込む。書き込ん
だ画素の座標に相当する画素の画像判別メモリ15のビ
ットに0を書き込む。
図4aのように、プリンタエンジンの解像度である30
0DPI・2値で画像データを展開し、2値データメモ
リ13の4色の各メモリアドレスに書き込む。書き込ん
だ画素の座標に相当する画素の画像判別メモリ15のビ
ットに0を書き込む。
【0019】(4)コードが2値の8色データでなく中
間色のデータならば、コードデータから各色256階調
の8ビットデータに変換し、さらに16値ディザ法によ
って16レベルの4ビットデータに圧縮し、150DP
I・16値で画像データ展開し、中間調データメモリ1
4の4色の各メモリアドレスに書き込む。書き込んだ画
素の座標に相当する画素の画像判別メモリ15のビット
に1を書き込む。例えば、レベルが5でブロック単位の
場合、図4bのように2進法にして中間調メモリ14に
0101を書き込む。また、ブロック内の左側の2画素
のみに中間調レベルを書き込む場合、図4cのように画
素判別メモリは左側2画素を1にセットし、中間調デー
タメモリはブロック単位で4ビットを書き込む。
間色のデータならば、コードデータから各色256階調
の8ビットデータに変換し、さらに16値ディザ法によ
って16レベルの4ビットデータに圧縮し、150DP
I・16値で画像データ展開し、中間調データメモリ1
4の4色の各メモリアドレスに書き込む。書き込んだ画
素の座標に相当する画素の画像判別メモリ15のビット
に1を書き込む。例えば、レベルが5でブロック単位の
場合、図4bのように2進法にして中間調メモリ14に
0101を書き込む。また、ブロック内の左側の2画素
のみに中間調レベルを書き込む場合、図4cのように画
素判別メモリは左側2画素を1にセットし、中間調デー
タメモリはブロック単位で4ビットを書き込む。
【0020】以上の手順を繰り返すことにより、画像展
開が行なわれる。次に中間調データ上に2値データを重
ね書きした例を図5を参照しながら説明する。図5aは
ページの画像展開前の2値データメモリ13,中間調デ
ータメモリ14と画像判別メモリ15の状態を示したも
のである。最初に中間色データ12,10,9,11を
ブロック単位でそれぞれのメモリに書き込んだ様子を図
5bに示す。2値データメモリ13は0のままで、中間
調データメモリ14にブロック単位でそれぞれのレベル
が書き込まれる。画像判別メモリ15にはすべて1が書
き込まれる。画像の第3列に4画素に2値データを書き
込んだ例を示す。2値データメモリ13の第3列の4画
素に1が書き込まれ、中間調メモリ14はそのままにな
る。画像判別メモリ15の第3列の4画素に2値データ
であることを意味する0が書き込まれる。
開が行なわれる。次に中間調データ上に2値データを重
ね書きした例を図5を参照しながら説明する。図5aは
ページの画像展開前の2値データメモリ13,中間調デ
ータメモリ14と画像判別メモリ15の状態を示したも
のである。最初に中間色データ12,10,9,11を
ブロック単位でそれぞれのメモリに書き込んだ様子を図
5bに示す。2値データメモリ13は0のままで、中間
調データメモリ14にブロック単位でそれぞれのレベル
が書き込まれる。画像判別メモリ15にはすべて1が書
き込まれる。画像の第3列に4画素に2値データを書き
込んだ例を示す。2値データメモリ13の第3列の4画
素に1が書き込まれ、中間調メモリ14はそのままにな
る。画像判別メモリ15の第3列の4画素に2値データ
であることを意味する0が書き込まれる。
【0021】ページの終了のプリンタコードが来ると画
像メモリに書き込みが完了する。プリンタエンジンの準
備ができていると、印字を開始する。このとき、各色の
画像データメモリの内容をそのまま送るのではなく、本
発明にかかわる画像伸長部16および階調処理部17で
処理をしてから、エンジンインタフェース18を通して
プリンタエンジン3に記録画像信号6として送られる。
像メモリに書き込みが完了する。プリンタエンジンの準
備ができていると、印字を開始する。このとき、各色の
画像データメモリの内容をそのまま送るのではなく、本
発明にかかわる画像伸長部16および階調処理部17で
処理をしてから、エンジンインタフェース18を通して
プリンタエンジン3に記録画像信号6として送られる。
【0022】画像伸長部16ではプリンタエンジン3の
動作に合わせて1色ずつ画像データを伸長させる。BK
・C・M・Yの順で印字を行なうが、BKの印字に必要
な画像記録信号は2値データメモリ13内のBKの画像
データ,中間調データメモリ14のBKの画像データと
画像判別メモリ15の情報から合成され、他のC・M・
Yの画像データは必要としない。他の色についてもそれ
自身の画像データと画像判別メモリ14の情報だけで画
像伸長部16の処理が行なわれる。
動作に合わせて1色ずつ画像データを伸長させる。BK
・C・M・Yの順で印字を行なうが、BKの印字に必要
な画像記録信号は2値データメモリ13内のBKの画像
データ,中間調データメモリ14のBKの画像データと
画像判別メモリ15の情報から合成され、他のC・M・
Yの画像データは必要としない。他の色についてもそれ
自身の画像データと画像判別メモリ14の情報だけで画
像伸長部16の処理が行なわれる。
【0023】図6は画像伸長部16の処理ブロックを示
す。2値メモリ13からの2値データ信号20は2値デ
ータ伸長部22で処理され、中間調メモリ14から読み
出された中間調データ信号21は中間調データ伸長部2
3で処理され、2つの伸長信号は画像判別メモリ15か
ら読み出された画像判別信号19によってマルチプレク
サ24で一方が選択されて画像伸長信号25となる。画
像伸長信号25は300DPI256階調の画像データ
として階調処理部17に送られる。
す。2値メモリ13からの2値データ信号20は2値デ
ータ伸長部22で処理され、中間調メモリ14から読み
出された中間調データ信号21は中間調データ伸長部2
3で処理され、2つの伸長信号は画像判別メモリ15か
ら読み出された画像判別信号19によってマルチプレク
サ24で一方が選択されて画像伸長信号25となる。画
像伸長信号25は300DPI256階調の画像データ
として階調処理部17に送られる。
【0024】図7は図5において展開した画像データの
伸長処理の内容を示したものである。図7aは図5cと
同じく中間色に2値を重ね書きのメモリ上の展開データ
である。この2値データ,中間調データをそれぞれ2値
データ伸長部22と中間調データ伸長部23で伸長した
ものが図7bである。2値データ伸長部22で2値デー
タが0の場合は0、1の場合は255になり、中間調デ
ータ伸長部23で左上のブロックの1,1,0,0は1
0進数にして12になり8ビットデータにするために1
7倍して204となる。他のブロックも同様にして8ビ
ットデータに変換される。このようにして伸長された2
つの伸長信号は画像判別信号によってマルチプレクサ2
4で選択され、図7cに示す合成画像信号が作成され
る。
伸長処理の内容を示したものである。図7aは図5cと
同じく中間色に2値を重ね書きのメモリ上の展開データ
である。この2値データ,中間調データをそれぞれ2値
データ伸長部22と中間調データ伸長部23で伸長した
ものが図7bである。2値データ伸長部22で2値デー
タが0の場合は0、1の場合は255になり、中間調デ
ータ伸長部23で左上のブロックの1,1,0,0は1
0進数にして12になり8ビットデータにするために1
7倍して204となる。他のブロックも同様にして8ビ
ットデータに変換される。このようにして伸長された2
つの伸長信号は画像判別信号によってマルチプレクサ2
4で選択され、図7cに示す合成画像信号が作成され
る。
【0025】上述した画像伸長処理によって、1色の画
像伸長信号が得られる。画像伸長信号16から8ビット
の画像伸長信号と1ビットの画像判別信号が階調処理部
17に送られる。
像伸長信号が得られる。画像伸長信号16から8ビット
の画像伸長信号と1ビットの画像判別信号が階調処理部
17に送られる。
【0026】階調処理部17においては画像濃度調整,
ガンマ補正,スクリーン角などの処理を行なうが、画素
の位置に応じてドット成長に偏りを生じさせてプリンタ
エンジン3の階調の安定化を図る階調変調処理である。
この階調変調処理の原理を図8に示す。図8のaは従来
の1画素の階調変調を示したもので各画素のドットを一
様に成長させる。これに対し本実施例で用いたのは図8
bのように2画素内で先にドット成長させる画素と後で
成長させる画素の2つの成長パターンを取り、階調の安
定化を図る。
ガンマ補正,スクリーン角などの処理を行なうが、画素
の位置に応じてドット成長に偏りを生じさせてプリンタ
エンジン3の階調の安定化を図る階調変調処理である。
この階調変調処理の原理を図8に示す。図8のaは従来
の1画素の階調変調を示したもので各画素のドットを一
様に成長させる。これに対し本実施例で用いたのは図8
bのように2画素内で先にドット成長させる画素と後で
成長させる画素の2つの成長パターンを取り、階調の安
定化を図る。
【0027】また、濃度調整は中間調画像部については
プリンタの操作部からの画像濃度調整信号に基づいて行
ない、画像濃度調整の特性を表す特性曲線は図9のよう
に設定した。2値文字部の画像濃度調整は最大濃度のみ
で制御される。
プリンタの操作部からの画像濃度調整信号に基づいて行
ない、画像濃度調整の特性を表す特性曲線は図9のよう
に設定した。2値文字部の画像濃度調整は最大濃度のみ
で制御される。
【0028】ガンマ補正を自動化するためにプリンタ印
字前にプリンタエンジン3で所定の画像濃度パターンを
形成し、画像濃度測定を行ない、測定濃度データからガ
ンマ補正特性情報を得る。
字前にプリンタエンジン3で所定の画像濃度パターンを
形成し、画像濃度測定を行ない、測定濃度データからガ
ンマ補正特性情報を得る。
【0029】階調変調処理がドット成長に偏りを生じさ
せる方式であるために、各色同じ階調変調パターンで印
字した場合、少しでも色ごとのレジストレーションが一
致しなければ、記録色間にモアレと呼ばれる干渉縞が生
じて、画質を大きく低下させる。カラー記録画像におい
てはこの記録色間のモアレを回避するためにスクリーン
角の手法を用いる。画像を4×4のブロックに分割し、
1つ1つのブロック内で先に成長させる画素と後で成長
させる画素の2つの画素にわける。両者のわけかたは図
10に示したように記録色BK・C・M・Yごとに異な
らせ、BK45°,C63.4°,M26.4°,Y0
°のスクリーン角を形成し、記録色間の干渉によるモア
レを回避する。
せる方式であるために、各色同じ階調変調パターンで印
字した場合、少しでも色ごとのレジストレーションが一
致しなければ、記録色間にモアレと呼ばれる干渉縞が生
じて、画質を大きく低下させる。カラー記録画像におい
てはこの記録色間のモアレを回避するためにスクリーン
角の手法を用いる。画像を4×4のブロックに分割し、
1つ1つのブロック内で先に成長させる画素と後で成長
させる画素の2つの画素にわける。両者のわけかたは図
10に示したように記録色BK・C・M・Yごとに異な
らせ、BK45°,C63.4°,M26.4°,Y0
°のスクリーン角を形成し、記録色間の干渉によるモア
レを回避する。
【0030】階調処理部17は階調変調,濃度調整,プ
リンタのガンマ補正,スクリーン角の処理を1つのテー
ブルで実現する。図11は階調処理部17の回路ブロッ
クを示す。画像伸長部16からの画像伸長信号25は階
調処理テーブル30に入力し、画像記録信号6となる。
なお、記録色によって階調特性を変える必要があること
からCPU32からの記録色信号26を階調処理テーブ
ル30に入力することによって各色に応じた階調変換が
行なえるようになっている。画素アドレス信号発生装置
27からの優先画素4ビットの画素アドレス信号28に
よって処理中の画像データが4×4のブロック内のどの
位置であるかの情報を得、記録色信号26でどの記録色
であるかを決め、優先画素判定回路29で優先画素かど
うかを判定し、優先画素判定信号31を出す。階調処理
テーブル30では画像判別信号19,記録色信号26お
よび優先画素判定信号31でテーブルを選択し、画素伸
長信号25をテーブル参照して画像記録信号6に変換す
る。画像記録信号6は実際にレーザを駆動するレベル信
号、例えばパルス幅データに変換される。テーブルは各
色につき次の3つが用意される。1つは2値データ用の
テーブル(画像判別信号が0)で2値の文字,栓画のエ
ッジの平滑化で生じる中間レベルも処理され、2値デー
タ用テーブルは濃度調整信号9によって変化しない。あ
との2つは中間調データ用のテーブル(画像判別信号が
1)で先に優先させる画素用のテーブルと後で成長させ
る画素用のテーブルであり、濃度調整信号9によってC
PU32がテーブルを作り直して新たなテーブルをロー
ドする。
リンタのガンマ補正,スクリーン角の処理を1つのテー
ブルで実現する。図11は階調処理部17の回路ブロッ
クを示す。画像伸長部16からの画像伸長信号25は階
調処理テーブル30に入力し、画像記録信号6となる。
なお、記録色によって階調特性を変える必要があること
からCPU32からの記録色信号26を階調処理テーブ
ル30に入力することによって各色に応じた階調変換が
行なえるようになっている。画素アドレス信号発生装置
27からの優先画素4ビットの画素アドレス信号28に
よって処理中の画像データが4×4のブロック内のどの
位置であるかの情報を得、記録色信号26でどの記録色
であるかを決め、優先画素判定回路29で優先画素かど
うかを判定し、優先画素判定信号31を出す。階調処理
テーブル30では画像判別信号19,記録色信号26お
よび優先画素判定信号31でテーブルを選択し、画素伸
長信号25をテーブル参照して画像記録信号6に変換す
る。画像記録信号6は実際にレーザを駆動するレベル信
号、例えばパルス幅データに変換される。テーブルは各
色につき次の3つが用意される。1つは2値データ用の
テーブル(画像判別信号が0)で2値の文字,栓画のエ
ッジの平滑化で生じる中間レベルも処理され、2値デー
タ用テーブルは濃度調整信号9によって変化しない。あ
との2つは中間調データ用のテーブル(画像判別信号が
1)で先に優先させる画素用のテーブルと後で成長させ
る画素用のテーブルであり、濃度調整信号9によってC
PU32がテーブルを作り直して新たなテーブルをロー
ドする。
【0031】このように本実施例によると、階調処理部
17の中間調データ処理において、画像データの空間的
な位置を先に成長させる画素と後で成長させる画素に分
離し、先に成長させる画素にデータの集中を強制的に行
なわせるため、感光体上の静電潜像のミクロな領域に強
い電界を生じさせる効果が非常に大きく、階調性の向上
に寄与する。
17の中間調データ処理において、画像データの空間的
な位置を先に成長させる画素と後で成長させる画素に分
離し、先に成長させる画素にデータの集中を強制的に行
なわせるため、感光体上の静電潜像のミクロな領域に強
い電界を生じさせる効果が非常に大きく、階調性の向上
に寄与する。
【0032】なお、プリンタは本実施例のレーザビーム
を用いた電子写真方式に限定されることなく熱転写方式
やインクジェット方式などが使用でき、同じ電子写真方
式であるLED方式や液晶シャッタ方式等であってもよ
い。さらに、本実施例ではカラー画像を中間転写体上に
重ね合わせる方式を取ったが、感光体上に重ね合わせる
方式や転写紙上に重ね合わせる方式なども使用できる。
を用いた電子写真方式に限定されることなく熱転写方式
やインクジェット方式などが使用でき、同じ電子写真方
式であるLED方式や液晶シャッタ方式等であってもよ
い。さらに、本実施例ではカラー画像を中間転写体上に
重ね合わせる方式を取ったが、感光体上に重ね合わせる
方式や転写紙上に重ね合わせる方式なども使用できる。
【0033】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、画像の種類に応じて画像濃度調整が可能な
高画質であって、低価格の画像形成装置を提供できる。
明によれば、画像の種類に応じて画像濃度調整が可能な
高画質であって、低価格の画像形成装置を提供できる。
【図1】本発明の一実施例の画像形成装置の概略図
【図2】同画像処理ユニットのブロック図
【図3】同画像展開部の処理を示すフローチャート
【図4】同画像処理展開部におけるデータ書き込みの説
明図
明図
【図5】同画像展開部における重ね書きデータの説明図
【図6】同画像伸長部のブロック図
【図7】同画像伸長部のデータ伸長処理の説明図
【図8】同階調変調の説明図
【図9】同濃度調整の特性曲線図
【図10】同スクリーン角の説明図
【図11】同階調処理部のブロック図
【図12】従来の2値ディザ法の原理図
【図13】同2値ディザ法の回路構成図
12 画像展開部 13 2値データメモリ 14 中間調データメモリ 15 画像判別メモリ 16 画像伸長部 17 階調処理部
Claims (1)
- 【請求項1】 第1の種類の画像データを記憶する第1
画像情報蓄積手段と、前記第1の種類の画像データとは
少なくとも解像度,階調数,色数のいずれかが異なる第
2の種類の画像データを記憶する第2画像情報蓄積手段
と、前記画像データの種類を画素単位で記憶する画像判
別情報蓄積手段と、前記画像判別情報蓄積手段からの情
報に従って前記第1の種類の画像データおよび第2の種
類の画像データを所定の形式に変換して合成する画像交
換手段を備えた画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4046717A JPH05252385A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4046717A JPH05252385A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05252385A true JPH05252385A (ja) | 1993-09-28 |
Family
ID=12755100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4046717A Pending JPH05252385A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05252385A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999053441A1 (fr) * | 1998-04-10 | 1999-10-21 | Seiko Epson Corporation | Dispositif et procede d'interpolation de donnees d'images, et support sur lequel le programme d'interpolation de donnees d'images est enregistre |
JP2010042682A (ja) * | 1999-04-23 | 2010-02-25 | Silverbrook Research Pty Ltd | プリンタコントローラ及び印刷方法 |
-
1992
- 1992-03-04 JP JP4046717A patent/JPH05252385A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999053441A1 (fr) * | 1998-04-10 | 1999-10-21 | Seiko Epson Corporation | Dispositif et procede d'interpolation de donnees d'images, et support sur lequel le programme d'interpolation de donnees d'images est enregistre |
US6611632B1 (en) | 1998-04-10 | 2003-08-26 | Seiko Epson Corporation | Device and method for interpolating image data and medium on which image data interpolating program is recorded |
JP2010042682A (ja) * | 1999-04-23 | 2010-02-25 | Silverbrook Research Pty Ltd | プリンタコントローラ及び印刷方法 |
US7924455B2 (en) | 1999-04-23 | 2011-04-12 | Silverbrook Research Pty Ltd | Simultaneous duplex digital printer |
US7929178B2 (en) | 1999-04-23 | 2011-04-19 | Silverbrook Research Pty Ltd | Duplex printer with internal hard drive |
US7978375B2 (en) | 1999-04-23 | 2011-07-12 | Silverbrook Research Pty Ltd | Printer for duplex printing with transfer rollers |
US8059309B2 (en) | 1999-04-23 | 2011-11-15 | Silverbrook Research Pty Ltd | Duplex printer with internal hard drive |
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