JPH05191643A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH05191643A
JPH05191643A JP4004513A JP451392A JPH05191643A JP H05191643 A JPH05191643 A JP H05191643A JP 4004513 A JP4004513 A JP 4004513A JP 451392 A JP451392 A JP 451392A JP H05191643 A JPH05191643 A JP H05191643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
data
picture
halftone
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4004513A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kitada
貴司 北田
Seiichiro Hiratsuka
誠一郎 平塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4004513A priority Critical patent/JPH05191643A/ja
Publication of JPH05191643A publication Critical patent/JPH05191643A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 少容量の画像メモリで高速高画質な画像形成
を行う。 【構成】 画像データは画像展開部9により、画素のデ
ータの種類を判別し、ブロックごとに画像判別メモリ1
1に画素毎の2値データか中間調データかを区別するた
めの情報を、画像データメモリ10には2値データと中
間調データが格納されている。2値データの示す領域を
中間調データで塗りつぶす際、2値データを少なくとも
1つは含むブロック単位で境界検索を行い画像データメ
モリ10に中間調データを格納する。画像データメモリ
10からの画像データ信号は画像判別メモリ11からの
画像判別信号により2値データと中間調画像データに分
離して画像伸長部12で処理され、その後合成され階調
処理部13へ送られる。画像伸長部12において、中間
調レベルを再現することが出来ない画素がある時、隣接
した画素データの情報を使って中間調レベルを再現す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像メモリを有した中
間調画像記録が可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からパーソナルコンピュータ、ワー
クステーション等の出力端末として、様々な原理のプリ
ンタが提案されているが、近年特に電子写真プロセスと
レーザ露光技術を用いた白黒レーザビームプリンタ(以
降LBPと略す)は記録速度と印字品質の点で優位性が
高く、急速に普及しつつある。一方市場ではLBPのフ
ルカラー化に対する要求が高まってきているが、フルカ
ラーLBPの場合、白黒LBPで取り扱われている2値
データだけでなく、カラーの中間調の画像データが出力
対象となるため、二値の画像データと中間調の画像デー
タの両方を取り扱える画像処理を行う必要がある。
【0003】以下に従来の中間調の画像データを取り扱
う画像形成装置について説明する。一般にLBP等の電
子写真プロセスを応用した画像形成装置の場合、電子写
真プロセス自体の安定性に問題があるため、黒か白の2
階調出力が用いられる。そのため中間調画像部はディザ
法による2値化で中間調を表現している。図13を用い
て中間調画像取扱方法の1つであるディザ法の原理につ
いて説明する。入力画像をN×Mの閾値マトリックスに
より画素ごとにその閾値と比較してその大小関係により
2値化する。これを各マトリックスの大きさごとにくり
かえして行うと、ディザ法による全体画像が得られる。
閾値マトリックスにはドットを集中させて階調を滑らか
にしたドット集中型と、ドットを分散させて解像力を優
先させたドット分散型がある。
【0004】また、中間調画像部を多値化対応する画像
形成装置も開発されているが、300ドット/インチ
(以下DPIと略す)の解像力で256階調の4色フル
カラーをA4の紙サイズで印字するために、30メガバ
イト以上の階調データ記憶用の画像メモリを有してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、2値ディザ法を用いた中間調の印字画像
はディザパターンが目立ち、中間調部が低解像度となる
ため画質が悪いという欠点があった。また、フルカラー
が記録できる多階調画像形成装置では、階調データ記憶
用の大容量の画像メモリが必要なため高価格及び大型化
という問題点を有していた。
【0006】本発明は上記課題に留意し、少容量の画像
メモリで高画質、かつ高速処理の低価格画像形成装置を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像形成装置は画像データを記憶する画像
情報蓄積手段と、画像データの画素のデータの種類を記
憶する画像判別情報蓄積手段と、この画像判別情報蓄積
手段からの情報に従って画像データをブロックごとに所
定の形式に変換する画像変換手段と、この画像変換手段
の出力を用いて記録画像を形成する画像記録手段とを備
え、画像変換手段は、異種類の画素のデータが同一ブロ
ックに混在した場合、その混在するブロックを境界とし
て画像変換処理を行い、またこの異種類の画素のデータ
が混在するブロック内は、画素のレベルを隣接するブロ
ックと同一種類の画像データに変換するものである。
【0008】
【作用】上記構成の本発明の画像形成装置は、画像判別
情報蓄積手段により画像データの画素のデータの種類
(2値または中間調など)を判別記憶し、画像変換手段
によりその画像データをブロックごとに所定の形式に変
換するもので、このブロック内に異種類の画素のデータ
が混在するときは、そのブロックを異種類の処理画像デ
ータの境界として処理し、その境界ブロックの両側ブロ
ックはそれぞれの異種類に応じた処理を行うものであ
る。この画像変換手段の出力に基づき画像記録手段によ
り記録画像を形成するので、その境界の両側は確実に所
定の異なる画像処理が行われた記録(印字)が行われ、
境界はそれらと異なる境界処理が行われることにより境
界線が不自然にならない記録画像が形成される。
【0009】さらに、境界のブロック内の画素の処理を
隣接するブロックの処理と同様にすることにより、より
境界線が自然なものとなる。このように、画像の種類に
応じて処理を行うので、効率よく画像メモリを用いるた
めに、画像メモリが少容量となるとともに、高品位の記
録画像が高速に得られ、特に異種類の画素データが混在
する境界ブロックの処理が簡略化され、さらに画質も大
幅に改善される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1から図
12を参照しながら説明する。図1は本発明の実施例に
おける画像形成装置の構成図を示すものであり、その構
成要素として画像形成装置1は、ホストコンピュータ4
から送られてくるプリンタコード5を画像データとして
展開して画像記録信号6にする画像処理ユニット2であ
り画像情報蓄積手段と画像判別情報蓄積手段と、画像変
換手段の機能を有している。また画像記録手段として画
像記録信号6から記録画像7を形成するプリンタエンジ
ン3から構成される。
【0011】本実施例では画像情報源としてホストコン
ピュータ4からのプリンタコード5を例に取ったが、画
像情報源は画像ファイルであっても構わないし、ビデオ
画像信号であっても構わない。プリンタコード5にはプ
リンタ制御言語やページ記述言語などプリンタによって
幾つもの種類のものを含む場合が多い。プリンタエンジ
ン3はレーザ露光のカラー電子写真方式で、300DP
Iの記録密度で各色とも1画素当り256の階調数を持
っている。
【0012】図2は画像処理ユニット2の内部を説明し
たもので、通信インターフェース8はホストコンピュー
タとの通信を行いプリンタコード5を受け取る。画像展
開部9はプリンタコード5を解釈し、画像データメモリ
10および画像判別メモリ11に展開した画像情報を書
き込む。このようにして、画像データ内の画素のデータ
の種類が判別され、ブロックごとに画像判別用のデータ
と、それに対応した画像データに分けてメモリに記憶さ
れる。画像伸長部12では画像データメモリ10と画像
判別メモリ11の情報からプリンタエンジン3の解像度
と階調数に変換するとともに2値の文字や線画の画質を
向上させる処理を行う。階調処理部13では画像濃度調
整・ガンマ補正・スクリーン角などの処理のほかプリン
タエンジン3の階調の安定化を図る処理を行う。エンジ
ンインターフェース14は階調処理部13からの出力信
号をプリンタエンジン3に送る役割を果たす。
【0013】画像展開部9について詳細に説明する。図
3は本発明に関わる画像展開部9の処理のフローチャー
トを示した図である。図4は画像展開部9が画像変換手
段の機能により画像情報蓄積手段としての画像データメ
モリ10と画像判別メモリ11に書き込むときの様子を
示したものである。画像展開部9の処理はソフトウエア
で実行され、プリンタコード5を解釈して画像データメ
モリ10に展開する場合にはメモリ容量を少なくするた
めに以下に示す手順の処理を行う。 (1)プリンタコードを受取り(ステップ1)、ページ
終了コードであれば処理を終了するが、そうでなけれ
ば、つぎのステップに移行する(ステップ2)。つぎに
画像データを2画素×2画素の正方形のブロックに分割
する。1つのブロックごとに処理を行っていく。 (2)プリンタコード5が画像展開に関するものかどう
かを判別する(ステップ3)。画像展開に関係のないコ
ードならば従来のプリンタと同様に所定の操作を行う
(ステップ4)。 (3)プリンタコード5が画像展開に関係あるコードで
あれば2値の8色データ(W(白)、BK(黒)、R
(赤)、G(緑)、B(青)、Y(イエロー)、M(マ
ゼンタ)、C(シアン)かどうかを判別する(ステップ
5)。 (4)プリンタコード5が2値の8色データならば、図
4(a)のように、プリンタエンジンの解像度である3
00DPI・2値で画像データを展開し、4色たとえ
ば、Y,M,C,BKのデータをブロックの画素ごとに
各画像データメモリに書き込む。書き込んだ画素のアド
レスに相当する画素の画像判別メモリ11のビットに0
を書き込む(ステップ6)。 (5)プリンタコード5が2値の8色データでなく中間
色のデータである場合は2値領域の塗りつぶしかどうか
が判断される(ステップ7)。2値の8色データ領域の
塗りつぶしでないなら、コードデータからY,M,C,
BK各色256階調の8ビットデータに変換し、さらに
16値ディザ法により16レベルの4ビットデータに圧
縮し、プリンタエンジンの解像度の半分である150D
PI・16値で画像データ展開し、4色の各画像データ
メモリ10に書き込む。図4(b)のように書き込んだ
画素のアドレスに相当する画素の画像判別メモリ11の
ビットに1を書き込む。また画像データメモリ10には
例えば、レベルが5の場合、図4(b)のように2進法
にして0101を書き込む(ステップ8)。 (6)中間調のデータで2値の8色データ領域の一部を
塗りつぶす場合は、2値の8色データを少なくとも1ビ
ット以上含むブロック単位で境界検索を行い、その境界
としてのブロック部分を除いて、図5の場合は、その下
側の領域を150DPI・16値の中間調で上述(5)
のように画像展開し塗りつぶしていく。この時、2値の
8色データと中間調のデータが混在する境界としてのブ
ロックの中間調の画素の画像判別メモリ11には対応す
るビットに図5(a)のように1を書き込むが、各画像
データメモリには図5(b)のように何も書き込まない
(ステップ9)。
【0014】図5に示すような2値の8色データ領域を
中間調で一部を塗りつぶす場合、画像判別信号の2値の
8色データ(0の書かれているところ)で囲まれる領域
(斜線部)を図4で説明した0101の150DPIの
中間調データで塗りつぶす時、上記のフローチャートに
従えば画像記憶データは図5(b)のようになる。2値
の8色データに囲まれていて何も書かれていない本来塗
りつぶされるべき中間調の処理については後述する。以
上のように、300DPI・2値の8色データで囲まれ
た領域を150DPIの中間調のデータを塗りつぶす
際、必ず境界としてのブロックを設定するので2値の8
色データを失うことがなくなる。また、その塗りつぶし
のアルゴリズムも150DPIのパターンを使用するな
ど従来通りのアルゴリズムを適用できるので高速に処理
することができる。
【0015】一方、上記フローチャートに従わなければ
境界としてのブロックを設定しないので、例えば境界ブ
ロックの部分を中間調で塗りつぶしてしまい、図5
(c)に示す画像記憶データ(2)の斜線部のように2
値の8色データを消してしまったり、これにより300
DPIの境界を150DPIのパターンで塗りつぶすこ
とになるのでそのアルゴリズムも複雑になるなどして処
理時間を多く費やすことになるなどの問題点が残る。
【0016】ページの終了のプリンタコードが来るとス
テップ2により画像データメモリ10に書き込みが完了
する。プリンタエンジン3の準備ができていれば、印字
を開始する。この時、各色の画像データメモリ10の内
容をそのまま送るのではなく、画像伸長部12や階調処
理部13で処理をしてから、エンジンインターフェース
14を通してプリンタエンジン3に画像記録信号6とし
て送られる。
【0017】画像伸長部12ではプリンタエンジン3の
動作に合わせて1色ずつ画像データを伸長させる。BK
・C・M・Yの順で印字を行うが、BKの印字に必要な
画像記録信号は画像データメモリ10内のBKの画像デ
ータと画像判別メモリ11の情報のみから合成され、他
のC・M・Yの画像データは必要としない。他の色につ
いてもそれ自身の画像データと画像判別メモリ11の情
報だけで画像伸長部12の処理が行える。
【0018】図6は画像伸長部12の処理ブロックを示
したもので、画像データメモリ10からの画像データ信
号16は画像判別メモリ11からの画像判別信号15に
よりデマルチプレクサ17で2値データと中間調画像デ
ータに分離して2値画像データは2値データ画像伸長部
18が処理され、中間調データは中間調データ画像伸長
部19で処理され、マルチプレクサ20で合成されて画
像伸長信号21となる。画像伸長信号21は300DP
I256階調の画像データとして階調処理部13に送ら
れる。2画像データでは2値データ画像伸長部18で3
00DPIの2値データを300DPI256階調のデ
ータに変換するだけでなく、2値の文字・線画のエッジ
部の平滑化も行う。中間調画像データでは中間調データ
画像伸長部で150DPI16値データを300DPI
256階調に変換するだけでなく、中間調レベルを再現
することが出来ない画素がある時、隣接した画素データ
の情報を使って中間調レベルを再現する処理も行われ
る。
【0019】図7は画像伸長部12における画像データ
の伸長処理の内容を示したものであり、画像データとし
ては図5の状態のものを示している。図7(a)の画像
判別信号から解るように第n+2行第m+2列(以降は
n+2、m+2と記述する)のブロックでは画像判別ビ
ットがすべて1でブロック内のすべての画素が中間調デ
ータなので、図7(b)に示すようにブロックのデータ
は0101なので4ビット16値では5レベルとなり、
さらにプリンタエンジン3の機能に合わせて8ビット2
56値データにするために17倍して85レベルとな
る。図7(c)に示すようにブロック内のすべての画素
のレベルを85とする。n+2、mのブロックでは画像
判別ビットがすべて0でブロック内のすべての画素が2
値画像データなので、300DPIの各画素は0を0レ
ベル、1を255レベルとして8ビットデータになお
す。
【0020】次に前述した2値データと中間調データが
混在したブロックの処理例を説明する。n、m+4のブ
ロックは画像判別メモリの上側2画素が0で2値画像デ
ータであるのに対し、下側2画素が中間調データで、画
像の種類が混在したブロックである。上側の2画素は第
1のブロックと同様に画像データメモリ情報が0のとき
は0のまま、1のときは255の8ビット256階調と
して画像伸長処理を行う。これに対し、下側2画素は中
間調データであるが16階調を再現するためには4ビッ
トの情報が必要であるが2ビットの情報しかなく、また
この2ビットには何も書き込まれていないので中間調デ
ータの再現はできない。しかし、中間調データは画像や
同一レベルで書き込まれたグラフィックが多く、隣接す
るブロックの中間調データとほとんど変わらない画像レ
ベルをもつ場合が多い。このことを用いて例えば下2画
素の中間調画像データはn+1、m+4のブロックの中
間調データを用いてレベルを85とする。以上の画像伸
長処理がなされた画像伸長データを図7(c)に示して
いる。本実施例では下側のブロックが中間調データのみ
であったので、下側のブロックデータを用いたが、下側
のブロックが2値画像データを含む場合には隣接する他
のブロックから優先順位を決めて捜すことになる。も
し、隣接するどのブロックも中間調データのみのブロッ
クでない場合には、中間調レベルが得られないため白地
の0レベルにする。また、2値データと中間調データが
混在するブロックにはいくつかのパターンが混在するた
め、パターンに応じて選択する中間調画像ブロックの優
先順位を変えてやる方が好ましい。
【0021】画像伸長処理において2値データのエッジ
部の平滑化も行う。図8は2値データの境界部のBKの
画像データと画像判別メモリの内容を示したものであ
る。2値画像データでは8ビット256階調の情報に直
すとき、0を0レベルとし、1を255レベルとしてい
る。しかし、2値データどうしの境界では0を0レベル
または85レベルにし、1は255レベルまたは170
レベルとして、中間レベルを生じさせて、2値データを
見かけ状の解像度を上げて画質の向上を図る。2値画像
の平滑化方法については幾つかの方式が提案されてお
り、例えば公開特許昭57−121370号公報に開示
された方法がある。図8の2値伸長データはこの平滑化
によって8ビット256階調の情報に変換したものであ
る。
【0022】上述した画像伸長処理を繰り返して、BK
1色分の画像伸長信号が得られる。他の記録色について
も同様にして画像伸長信号が得られる。画像伸長部12
から8ビットの画像伸長信号と1ビットの画像判別信号
が階調処理部13に送られる。
【0023】階調処理部13においては画像濃度調整・
ガンマ補正・スクリーン角などの処理を行うが、中心と
なるのは画素の位置に応じてドット成長に偏りを生じさ
せてプリンタエンジン3の階調の安定化を図る階調変調
処理である。この階調変調処理の原理を図9に示す。図
9(a)は従来の1画素の階調変調を示したもので各画
素のドットを一様に成長させる。これに対し本実施例で
用いたのは図9(b)のように2画素内で先にドット成
長させる画素と後で成長させる画素の2つの成長パター
ンで行い、階調の安定化を図る。
【0024】また、濃度調整はプリンタの操作部からの
画像濃度調整信号に基づいて行い、濃度調整の特性を表
す特性曲線は図10のようにした。ガンマ補正を自動化
するためにプリンタ印字前にプリンタエンジン3で所定
の画像濃度パターンを形成し、画像濃度測定を行い、測
定濃度データからガンマ補正特性情報を得ている。
【0025】階調変調処理がドット成長に偏りを生じさ
せる方式のために、各色同じ階調変調パターンで印字し
た場合、少しでも色ごとのレジストレーションが一致し
なければ、記録色間にモアレと呼ばれる干渉縞が生じ
て、画質を大きく低下させる。カラー記録画像において
はこの記録色間のモアレを回避するためにスクリーン角
の手法を用いる。画像を4×4のブロックに分割し、1
つ1つのブロック内で先に成長させる画素と後で成長さ
せる画素の2つの画素に分ける。両者の分けかたは図1
1(a)〜(d)に示したように記録色BK・C・M・
Yごとに異ならせ、BKは45°・Cは63.6°・M
は26.4°・Yは0°のスクリーン角を形成し、記録
色間の干渉によるモアレを回避する。
【0026】階調処理部13は階調変調・濃度調整・プ
リンタのガンマ補正・スクリーン角の処理を1つのテー
ブルで実現する。図12は階調処理部13の回路ブロッ
クを示したもので、画像伸長部12からの画像伸長信号
21は階調処理テーブル25に入力し、画像記録信号6
となる。なお、記録色によって階調特性を変える必要が
あることから記録色信号22を階調処理テーブル25そ
れぞれに入力することにより各色に応じた階調変換が行
えるようになっている。優先画素4ビットの画像アドレ
ス信号23により処理中の画像データが4×4のブロッ
ク内のどの位置であるかの情報を得、記録色信号22で
どの記録色であるかを決め、優先画素判定回路24で優
先画素かどうかを判定し、優先画素判定信号26を出
す。階調処理テーブル25では画像判別信号15、記録
色信号22及び優先画素判定信号26でテーブルを選択
し、画像伸長信号21をテーブル参照して画像記録信号
6に変換する。画像記録信号6は実際にレーザを駆動す
るレベル信号、例えばパルス幅データに変換される。テ
ーブルは各色ごとにつぎの3つが用意される。1つは2
値データ用のテーブル(画像判別信号が0)で2値の文
字・線画のエッジの平滑化で生じる中間レベルも処理す
る。あとの2つは中間調データ用のテーブル(画像判別
信号が1)で先に成長させる画素用のテーブルと後で成
長させる画素用のテーブルである。
【0027】本実施例は、階調処理部13の中間調デー
タ処理において、画像データの空間的な位置を先に成長
させる画素と後で成長させる画素に分離し、先に成長さ
せる画素にデータの集中を強制的に行わせるため、感光
体上の静電潜像のミクロな領域に強い電界を生じさせる
効果が非常に大きく、階調性の向上に寄与する。
【0028】次に、レーザビームプリンタについて説明
する。電子写真プロセス技術を応用したカラー画像を形
成するレーザビームプリンタは、感光層を有する感光体
上へ各色に対応した光線を選択的に照射して結像し、複
数の所定のカラー成分の中の特定の成分にそれぞれ対応
する複数の静電潜像をそれぞれの所定のトナーで現像
し、それらの単色のトナー像を重ね合わせることにより
1枚の転写材にカラー画像を形成する。
【0029】なお、プリンタは本実施例のレーザビーム
を用いた電子写真方式に限定されることなく熱転写方式
やインクジェット方式などであってもかまわないし、同
じ電子写真方式であるLED方式や液晶シャター方式等
であってもかまわない。さらに、本実施例ではカラー画
像を中間転写体上に重ね合わせる方式をとったが、感光
体上に重ね合わせる方式や転写紙上に重ね合わせる方式
などであってもかまわない。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像形成装置は、画像判別情報蓄積手段により判別さ
れた情報にしたがい、画像変換手段が異種類のデータが
混在するブロック単位での境界検索をする画像展開処理
を行うので、閉領域を塗りつぶす際その境界線データを
失うことなくでき、またその塗りつぶしのアルゴリズム
も容易になる。さらに画像メモリを少容量にできるの
で、高画質の記録画像が正確かつ高速に得られる画像形
成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置と信号源のホストコンピ
ュータとの接続状態を示すブロック図
【図2】本発明の一実施例の画像形成装置における画像
処理ユニットの構成を示すブロック図
【図3】同実施例の画像形成装置の動作を示すフローチ
ャート
【図4】(a)〜(b)は同実施例の画像形成装置の画
像データ展開説明図
【図5】(a)〜(c)は同実施例の画像形成装置の画
像記憶データの書き込みの説明図
【図6】同実施例の画像形成装置の画像伸長部のブロッ
ク図
【図7】(a)〜(c)は同画像伸長部のデータ伸長処
理の説明図
【図8】(a)〜(c)は同画像伸長部の2値データス
ムージングの説明図
【図9】同実施例の画像形成装置の階調変調の説明図
【図10】同実施例の画像形成装置に用いる濃度調整の
グラフ
【図11】同実施例の画像形成装置に用いるスクリーン
角の説明図
【図12】同実施例の画像形成装置の階調処理部のブロ
ック図
【図13】従来の中間調画像取扱方法の1つである2値
ディザ法の原理を示した説明図
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 画像処理ユニット 3 プリントエンジン 4 ホストコンピュータ 8 通信インターフェース 9 画像展開部 10 画像データメモリ 11 画像判別メモリ 12 画像伸長部 13 階調処理部 14 エンジンインターフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 5/30 Z 8907−2C G06F 15/68 320 A 8420−5L

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データを記憶する画像情報蓄積手段
    と、前記画像データの画素のデータの種類を記憶する画
    像判別情報蓄積手段と、前記画像判別情報蓄積手段から
    の情報に従って前記画像データをブロックごとに所定の
    形式に変換する画像変換手段と、前記画像変換手段の出
    力を用いて記録画像を形成する画像記録手段とを備え、
    前記画像変換手段は、異種類の画素のデータが同一ブロ
    ックに混在した場合、その混在するブロックを境界とし
    て画像変換処理を行うようにした画像形成装置。
  2. 【請求項2】画像変換手段が異種類の画素のデータが混
    在するブロック内は、画素のレベルを近傍の同一種類の
    画像データから変換するようにした請求項1記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】画像変換手段が異種類の画素データが混在
    するブロック内は、画素のレベルを隣接するブロックと
    同一種類の画像データに変換するようにした請求項1記
    載の画像形成装置。
JP4004513A 1992-01-14 1992-01-14 画像形成装置 Pending JPH05191643A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4004513A JPH05191643A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4004513A JPH05191643A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05191643A true JPH05191643A (ja) 1993-07-30

Family

ID=11586139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4004513A Pending JPH05191643A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05191643A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005342967A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Sony Corp 印刷受付装置、印刷装置、写真自動販売装置、撮像装置、画像処理装置、印刷受付方法、プログラム及び記録媒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005342967A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Sony Corp 印刷受付装置、印刷装置、写真自動販売装置、撮像装置、画像処理装置、印刷受付方法、プログラム及び記録媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3194352B2 (ja) 合成画像を再現する方法
JP4045015B2 (ja) ラスタ画像の解像度向上方法
US5103303A (en) Multicolor imaging forming apparatus
JP3985437B2 (ja) 電子写真の画像形成装置及びその画像形成プログラム製品
JPH10114111A (ja) 文書複製システム及び方法
US5301271A (en) Image processing separately processing two-density-level image data and multi-level image data
US7295348B2 (en) Processor for image processing, method of processing image using the same, and printer incorporating the same
EP0723362B1 (en) Colour image forming apparatus
JP2001245167A (ja) 電子写真の画像処理装置及びそれを利用した電子写真装置
JP4250432B2 (ja) カラー印刷装置およびその制御方法
JP4356953B2 (ja) 画像処理システム及び画像処理装置及びその制御方法及び記憶媒体
JPH05191643A (ja) 画像形成装置
JP3757678B2 (ja) 電子写真装置および電子写真の画像処理方法、並びに記録媒体
JP4306841B2 (ja) 画像処理装置及びその方法、コンピュータ可読メモリ
JP3093290B2 (ja) 画像処理装置
JPH05252385A (ja) 画像処理装置
JPH0691944A (ja) 画像形成装置
JP3185435B2 (ja) 画像形成装置
JP2007118199A (ja) スクリーニング方法及び画像形成装置
JPH068533A (ja) 画像形成装置
JP3873590B2 (ja) カラー電子写真装置
JPH05221031A (ja) 画像形成装置
JPH02295766A (ja) 画像形成装置
JP3778265B2 (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JP2001341352A (ja) 画像処理装置および画像形成装置