JP3881178B2 - 記録システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の記録装置で適切な記録をする記録システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、記録装置として、特開平10−49314号公報、特開平10−11240号公報および特開平7−13717号公報に記載されたものが知られている。これらの記録装置は、ネットワーク上に接続された複数の記録装置を有し、1台の記録装置でプリントアウト中にプリント不能になった時に他の記録装置でプリントアウトするものである。
また、特開平11−110160号公報に記載された記録装置は、IEE1394インターフェースのアイソクロナス転送(同期転送)を用いることにより、複数ページの文章を多数部印刷する場合に複数の記録装置でを高速にプリントアウトするものである。
また、特開平6−67823号公報、特開平6−143755号公報、特開平11−110159号公報および特開平9−190314号公報に記載された記録装置は、ネットワーク上に接続された複数台の記録装置を有し、利用者の要求仕様に応じた最適な記録装置を選択しこの選択された記録装置で記録するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の記録装置においては、複数の記録装置のみを効率よく運用するものであって、画像読み取り装置と記録装置を効率よく運用するものではないという問題がある。
本発明の課題は、画像読み取り装置と記録装置を効率よく運用することができる記録システムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1に記載の記録システムの発明は、原稿からの画像光を読み取って電気信号である画像データを生成する画像読み取り手段と、この画像読み取り手段からの画像データを処理する画像処理手段と、この画像処理手段により処理された画像データを記憶する複数の記憶手段と、これらの記憶手段に記憶された画像データを読み出して記録紙に記録する複数の記録手段と、記憶手段と記録手段との間に接続され画像データにγ補正をする複数のγ補正手段とを有し、複数の記録手段の各々の状態に応じた特定のγ補正をγ補正手段のいずれかよって施すことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシステムにおいて、システムは、さらに、各記録手段の最大出力濃度を検出する手段とを有し、γ補正手段は、検出された各記録手段の最大出力濃度の内、最も低い最大出力濃度を最大濃度としてγ補正を行うことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載の記録システムにおいて、システムは、さらに、画像データを記録紙に記録中の記録手段の内、少なくとも1つを開放し、他の画像データの記録を行わせる制御手段を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の記録システムにおいて、システムは、さらに、記録手段の内の少なくとも一つが動作中であって、記録手段が記録している画像データが記憶手段に残っている場合に、画像データを記録手段と休止中の記録手段とに記録させる第2の制御手段を有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の記録システムにおいて、画像処理手段は、CYMBkフィルタ部を有することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の記録システムにおいて、記憶手段と記録手段との間に接続されている複数の階調補正手段を有することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の記録システムにおいて、記憶手段は記録手段の1出力分のデータを記憶することを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の1つの実施の形態としての記録システムを示すブロック図である。図1に示すように、本発明の1つの実施の形態としての記録システムは、画像読み取り装置(画像読み取り手段)1と、画像処理装置(画像処理手段)2と、複数の記憶装置(記憶手段)3と、複数のCMYBkγ補正装置(γ補正手段)4と、複数の階調補正装置(階調補正手段)5と、複数の記録装置(記録手段)6と、制御装置7とを有している。
画像処理装置2は、画像読み取り装置1に接続されている。複数の記憶装置3は、画像処理装置2に接続されている。複数のCMYBkγ補正装置4は、複数の記憶装置3に接続されている。複数の階調補正装置5は、複数のCMYBkγ補正装置4に接続されている。複数の記録装置5は、複数の階調補正装置5に接続されている。制御装置7は、画像読み取り装置1と、画像処理装置2と、複数の記憶装置3と、複数のCMYBkγ補正装置4と、複数の階調補正装置5と、複数の記録装置6とに接続され、これらの動作を制御する。
画像読み取り装置1は、原稿からの画像光を読み取って電気信号であるアナログの画像データを生成してデジタルの画像データに変換して出力する。画像処理装置2は、画像読み取り装置1からの画像データに各種補正処理等を施すと共に線画認識および色判定等の原稿認識を行う。複数の記憶装置3は、画像処理装置2の処理の動作に同期してこの画像処理装置2により処理された前記画像データを記憶する。
複数のCMYBkγ補正装置4は、画像データにγ補正をする。複数の階調補正装置5は、画像データの階調を補正する。複数の記録装置6は、複数の記憶装置3の記憶の動作に同期してこれらの記憶装置3に記憶された前記画像データをCMYBkγ補正装置4および階調補正装置5を介して受けて記録紙に記録する。
なお、ここでは、画像読み取り装置1はR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3色のカラー画像データ(以下、RGBデータと称する)を読み取り、画像処理装置2はRGBデータをC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、Bk(ブラック)の4色のカラー画像データ(以下、CMYBkデータと称する)に色変換し、記録装置6はCMYBkデータに基づいて記録紙にカラー画像を記録するものとして説明する。
【0006】
図2は、画像処理装置2を示すブロック図である。図2に示すように、画像処理装置2は、RGBγ補正部8と、原稿認識部9と、遅延部10と、RGBフィルタ部11と、色補正部12と、UCR部13と、変倍部14と、CMYBkフィルタ部15とを有している。
RGBγ補正部8および原稿認識部9は、画像読み取り装置1に接続されている。遅延部10は、RGBγ補正部8に接続されている。RGBフィルタ部11は、遅延部8および原稿認識部9に接続されている。色補正部12は、RGBフィルタ部11に接続されている。UCR部13は、色補正部12に接続されている。変倍部14は、UCR部13に接続されている。CMYBkフィルタ部15は、変倍部14と複数の記憶装置3との間に接続されている。
RGBγ補正部8は、画像読み取り装置1からRGBデータを受けて反射率データ(RGBデータ)を濃度データ(RGBデータ)に変換する。原稿認識部9は、画像読み取り装置1から受けたRGBデータに基づいて文字領域か絵柄領域か否かを判定して次段のRGBフィルタ部11にC/P信号を出力すると共に、原稿領域の有彩領域か無彩領域かを判定してRGBフィルタ部11にB/C信号を出力する。遅延部10は、RGBγ補正部8からRGBデータを受けて、原稿認識部9の出力結果と同期をとるためにRGBデータを遅延させる。RGBフィルタ部11は、RGBデータにMTF補正を行う。色補正部12は、RGBデータを一次のマスキング等でCMYデータに変換する。UCR部13は、CMYデータの共通部分をUCR(加色除去)処理してBkデータを生成する。変倍部14は、画像データに主走査方向の拡大、縮小または等倍処理を施す。CMYBkフィルタ部15は、画像データに平滑化処理や鮮鋭化処理を行ってこの画像データを複数の記憶装置3に与える。
複数の記憶装置3は、同一の構成であり、CMYBkフィルタ部15の出力のコピー1ページ分(記録装置6の1出力分のデータ)を蓄えることが可能なメモリ(記憶手段)である。これらの記憶装置3は、画像データとC/P信号を圧縮して蓄える。CMYBkγ補正部4は、記憶装置3の出力と記録装置6の記録特性に応じて画像データにγ補正を行う。階調処理部5は、画像データにディザ処理または誤差拡散処理等の量子化を行って信号, MGを出力する。
なお、原稿認識部9から出力されるC/P信号は2ビット信号である。C/P信号が『3』で文字エッヂ領域を示し、C/P信号が『1』で文字のなか領域を示し、C/P信号が『0』で絵柄領域を示す。このC/P信号は、RGBフィルタ部11と、色補正部12と、UCR部13と、変倍部14と、CMYBkフィルタ部15、CMYBkγ補正装置4および階調処理装置5にカスケード接続され、画像データに同期して信号IMGを出力する。また、信号IMGは、C、M、Y、Bkのうち一色を出力する面順次の一色のデータである。すなわち、4回の原稿読み取りを行うことにより、フルカラー(4色)のデータを生成する。
【0007】
原稿認識部9は、画像データの白黒画像データ以外(有彩画像データ)が一定数あるかどうかで、カラー原稿か白黒原稿かの判定を行う。また、白黒複写のときは、Bkの画像の1回の作像でよい。原稿認識部9により認識した原稿の画像に応じた作像回数ですむので、操作者が、原稿に応じてカラー原稿か白黒原稿かを判断して複写する必要がなくなる。
また、B/C信号(1ビット信号)のロジックは、Hで無彩領域を示し、Lで有彩領域を示す。このB/C信号は、RGBフィルタ部11と、色補正部12と、UCR部13にカスケード接続され、画像データに同期して出力される。RGBフィルタ部11は、RGBデータをMTF補正するフィルタであり、N×Nのマトリックスで構成されている。RGBフィルタ部11は、C/P信号が『3』の時には、鮮鋭化処理を行い、『0、1』の時には平滑化処理を行ってそのまま出力する。
UCR部13は、画像データの色再現を向上させるためのものであり、色補正部12から入力したCMYデータの共通部分をUCR(加色除去)処理してBkデータを生成し、CMYBkデータを出力する。ここで、C/P信号が『3』以外の時は、UCR部13は、スケルトンブラックのBk生成を行う。C/P信号が『3』の時は、UCR部13は、フルブラック処理を行う。さらにC/P信号が『3』であり、かつ、B/C信号がHである時は、UCR部13は、C、M、Yのデータをイレースする。これは、黒文字の時、黒成分のみで表現するためである。
CMYBkフィルタ部15は、記録装置6の階調特性やC/P信号に応じて、N×Nの空間フィルタを用い、平滑化や鮮鋭化処理を行う。CMYBkγ補正部4は、記録装置6の周波数特性やC/P信号に応じて、γカーブを変更し処理する。CMYBkγ補正部4は、C/P信号が『0、1』の時は画像を忠実に再現したγカーブを用い、C/P信号が『3』の時はγカーブを立たせてコントラストを強調する。
【0008】
階調補正装置5は、記録装置6の階調特性やC/P信号に応じて、ディザ処理等の量子化を行う。階調補正装置5は、Bk作像の時において、C/P信号が『0』の時には階調重視の処理を行い、C/P信号が『0』以外の時は解像力重視の処理を行う。階調補正装置5は、Bk以外の作像の時において、C/P信号が『0、1』の時には階調重視の処理を行い、C/P信号が『0、1』以外の時には解像力重視の処理を行う。
前記画像処理装置2の各部の構成より、明らかなように、画像処理装置2では、絵柄処理(C/P信号=0)の時は、RGBフィルタ部11で平滑化処理を行い、UCR部13でスケルトンブラックの処理を行い、CMYBkγ補正装置4ではリニア(階調性)を重視したカーブを選択し、CMYBkフィルタ部15および階調補正装置5では階調を重視した処理を行う。
一方、文字処理(C/P信号=3でB/C信号=L)の時は、RGBフィルタ部11で強調処理を行い、UCR部13でフルブラック処理を行い、CMYBkγ補正装置4ではコントラストを重視したカーブを選択し、CMYBkフィルタ部15および階調補正装置5では解像度を重視した処理を行う。
また、黒文字処理(C/P信号=3でB/C信号=H)として、Bkを除くCMY時には、CMYデータを印字しない。これは、黒文字の周りが位置ずれのために色付くのを防ぐためである。また、この時のBkデータのRGBフィルタ11は色文字のときより、強めにおこなってくっきりさせても良い。さらに、文字のなかの処理(C/P信号=1)の時は、RGBフィルタ部11で平滑化処理を行い、UCR部13でスケルトンブラックの処理を行い、CMYBkγ補正装置4ではリニア(階調性)を重視したカーブを選択し、CMYBkフィルタ部15では階調を重視した処理を行う。制御装置7は、全体の流れを管理していて特に記録装置6の異常などを検出する。記録装置6は、画像濃度を一定にする濃度調整機構を有しており、最大濃度を一定管理している。記録装置6の濃度調整機構は、目標濃度に対して出力濃度を合わせようとしている。
【0009】
次に、本発明の1つの実施の形態としての記録システムのより具体的な動作を説明する。
先ず、原稿が1枚で、複写枚数が30枚の場合について説明する。
操作者は、画像読み取り装置1に原稿をセットして、操作部(図示せず)により、使用する記録装置(ここでは3台の記録装置)6と複写枚数30枚の情報を入力する。制御装置7は、それぞれの3台の記録装置6による記録画像の最大濃度のうちもっとも濃度の低い記録装置6による記録画像の濃度を最大濃度として記録するようにCMYBN γ補正装置4のγを作成する。このことにより、どの記録装置6でも最大濃度のそろった複写物を出力することが可能となる。
次に、原稿読み取り装置3は、原稿を読み取り速度に同期して画像処理装置2に画像データを出力する。画像処理装置2は、原稿読み取り装置1の読み取り速度に同期して順次各ブロックの処理を行い、処理した結果を記憶装置3に格納する。画像処理装置2は、記憶装置3に画像データを出力し、記録装置6の記録速度に応じて順次に画像データの処理を行う。記録装置6は、白黒原稿の画像データを記録する時には、Bk作像のみで1枚の記録紙への記録を行って、これを10回繰り返す。また、記録装置6は、カラー原稿の画像データを記録する時には、C作像、M作像、Y作像およびBk作像の4回の作像を行って1枚の記録紙への記録を行い、これを10回繰り返す。各記録装置9は、記録が完了したら制御装置7に出力完了したことを知らせる。すべての記録装置6の記録が完了したら記録動作の終了となる。
画像の読み取り時に、画像読み取り装置1の読み取り速度で順次に処理をし、記録時に記録装置6ごとの記録速度に応じて処理をすることが可能であるので複写動作を効率よく行うことができる。また、記録装置6の記録速度が記録装置6ごとに異なっても、それぞれ対応した記憶装置3があるから、各記録装置6は各記録速度に応じて独立して動作することができるので、異なる速度の記録装置6でも同時に動作することが可能である。
【0010】
次に、記録装置6で何らかの異常(紙詰まり、用紙なしなど)が生じて記録動作が行えない状況が生じた場合を説明する。
1台の記録装置6は、記録中に異常が起きて記録できなくなった時に記録動作ができなくなったことを制御装置7に知らせる。制御装置7は、当該1台の記録装置6の記録動作ができなくなったことを表示装置(図示せず)に表示させる。他の2台の記録装置6は、そのまま記録動作を実行をする。他の2台の記録装置6が記録を完了しても、当該1台の記録装置6が記録不能であれば、この記録装置6の未記録枚数の記録紙を他の2台の記録装置6で記録する。例えば、1台の記録装置6の未記録枚数が6枚であれば、他の2台の記録装置6はそれぞれの3枚の記録紙に記録する。このように、記録装置6の異常事態に対応することにより、効率よく記録動作を行うことができる。
【0011】
次に、1つの原稿の画像を3台の記録装置6が記録している途中で1台の記録装置6で他の原稿の画像を記録する例を説明する。
操作者は、画像読み取り装置1に原稿をセットして、操作部(図示せず)により、使用する記録装置(ここでは3台の記録装置)6と複写枚数30枚の情報を入力する。制御装置7は、それぞれの3台の記録装置6による記録画像の最大濃度のうちもっとも濃度の低い記録装置6による記録画像の濃度を最大濃度として記録するようにCMYBN γ補正装置4のγを作成する。このことにより、どの記録装置6でも最大濃度のそろった複写物を出力することが可能となる。
次に、原稿読み取り装置1は、原稿を読み取り速度に同期して画像処理装置2に画像データを出力する。画像処理装置2は、原稿読み取り装置1の読み取り速度に同期して順次各ブロックの処理を行い、処理した結果を記憶装置3に格納する。画像処理装置2は、記憶装置3に画像データを出力し、記録装置6の記録速度に応じて順次に画像データの処理を行う。記録装置6は、白黒原稿の画像データを記録する時には、Bk作像のみで1枚の記録紙への記録を行って、これを10回繰り返す。
【0012】
ここで、3台の記録装置6が1つの原稿の画像の記録中に1台の記録装置6で他の原稿の画像を記録したい場合は以下のように行う。
操作者は、画像読み取り装置1に他の原稿をおいて、操作部(図示せず)により1台の記録装置6の動作を終了して使用する記録装置6と複写枚数の情報を入力する。制御装置7は、それぞれの記録装置6による記録画像の最大濃度を最大濃度として記録するようにCMYBN γ補正装置4のγを作成する。
次に、原稿読み取り装置1は、原稿を読み取り速度に同期して画像処理装置2に画像データを出力する。画像処理装置2は、原稿読み取り装置1の読み取り速度に同期して順次各ブロックの処理を行い、処理した結果を記憶装置3に格納する。画像処理装置2は、記憶装置3に画像データを出力し、記録装置6の記録速度に応じて順次に画像データの処理を行う。記録装置6は、白黒原稿の画像データを記録する時には、Bk作像のみで1枚の記録紙への記録を行って、これを複数回繰り返す。また、記録装置6は、カラー原稿の画像データを記録する時には、C作像、M作像、Y作像およびBk作像の4回の作像を行って1枚の記録紙への記録を行い、これを複数回繰り返す。各記録装置6は、記録が完了したら、制御装置7に出力完了したことを知らせる。すべての記録装置6の記録が完了したら記録動作の終了となる。
ここで、記憶装置3が2ページ以上の容量を有しているならば、1台の記録装置6の1つの原稿の記録終了後、他の2台の記録装置6が当該1つの原稿の前の原稿の記録動作をしているならば、当該1台の記録装置6も前記前の原稿の記録動作を行う。例えば、未記録枚数が20枚である場合、3台の記録装置6は、それぞれ、7枚、7枚、6枚の記録紙に記録するように設定を変更する。このことにより、効率よく複写することが可能となる。
記憶装置3が2ページ以上の容量を有しているならば、1つの記憶装置3のみに画像データを格納するのではなく、他の記憶装置3に同時に画像データを格納しても良い。このことにより、先に記録を開始した原稿の画像を1台の記録装置6が先に記録を終了しても、当該1台の記録装置が後の原稿の画像を記録することが可能となる。記録速度の違う複数の記録装置6を使用した場合、記録終了が同時になるように、各記録装置6に記録枚数を設定すればよい。なお、本発明の1つの実施の形態において、記憶装置3から画像データを直接に記録装置6に送るように構成してもよい。
【0013】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、請求項1に記載の発明によれば、原稿からの画像光を読み取って電気信号である画像データを生成する画像読み取り手段と、この画像読み取り手段からの画像データを処理する画像処理手段と、この画像処理手段の処理の動作に同期してこの画像処理手段により処理された前記画像データを記憶する複数の記憶手段と、これらの記憶手段の記憶の動作に同期してこれらの記憶手段に記憶された前記画像データを読み出して記録紙に記録する複数の記録手段とを有するから、画像読み取り装置と記録装置を効率よく運用することができる。
請求項2に記載の発明によれば、さらに、複数設けた記録手段の最大出力濃度を検出し、検出値の内の最も低い値を最大濃度としてγ補正データを作成するので、どの記録手段でも最大濃度の同じ出力を得ることが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、さらに、少なくとも1台の記録手段を開放し、他の画像データを優先して記録する、いわゆる割り込み機能を実現することができる。
請求項4に記載の発明によれば、さらに、少なくとも1台の記録手段が出力動作をしていて、少なくとも1台の記録手段が出力動作をしていない場合に、この動作していない記録手段にも動作中の記録手段が記録中の画像データの記録を行わせるため、システムの効率を高めることが可能となる。特に、少部数の記録が先に終了した場合、終了していない記録を再開すれば、処理効率は極めて高くなることが期待できる。
請求項5に記載の発明によれば、さらに、画像処理手段は、CYMBkフィルタ部を有するから、複数の記録装置による記録画像のボケの補正を個々に行うことが可能である。
請求項6に記載の発明によれば、さらに、記憶手段と記録手段との間に接続されている複数の階調補正手段を有するから、複数の記録装置による記録画像のボケの補正を個々に行うことが可能である。
請求項7に記載の発明によれば、さらに、記憶手段は記録手段の1出力分のデータを記憶するから、1回の画像の読み取り動作で複数回の記録が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態としての記録システムを示すブロック図である。
【図2】図1の記録システムの画像処理装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 画像読み取り装置(画像読み取り手段)
2 画像処理装置(画像処理手段)
3 記憶装置(記憶手段)
4 CMYBkγ補正装置(γ補正手段)
5 階調補正装置(階調補正手段)
6 記録装置(記録手段)
7 制御装置
8 RGBγ補正部
9 原稿認識部
10 遅延部
11 RGBフィルタ部
12 色補正部
13 UCR部
14 変倍部
15 CMYBkフィルタ部
Claims (7)
- 原稿からの画像光を読み取って電気信号である画像データを生成する画像読み取り手段と、
この画像読み取り手段からの前記画像データを処理する画像処理手段と、
この画像処理手段により処理された前記画像データを記憶する複数の記憶手段と、
これらの記憶手段に記憶された前記画像データを読み出して記録紙に記録する複数の記録手段と、
前記記憶手段と前記記録手段との間に接続され前記画像データにγ補正をする複数のγ補正手段とを有し、
前記複数の記録手段の各々の状態に応じた特定のγ補正を前記γ補正手段のいずれかよって施すことを特徴とする記録システム。 - 請求項1に記載のシステムにおいて、前記システムは、さらに、各記録手段の最大出力濃度を検出する手段とを有し、前記γ補正手段は、検出された各記録手段の最大出力濃度の内、最も低い最大出力濃度を最大濃度としてγ補正を行うことを特徴とする記録システム。
- 請求項1又は2記載の記録システムにおいて、前記システムは、さらに、画像データを記録紙に記録中の記録手段の内、少なくとも1つを開放し、他の画像データの記録を行わせる制御手段を有することを特徴とする記録システム。
- 請求項1から3のいずれか1項に記載の記録システムにおいて、前記システムは、さらに、前記記録手段の内の少なくとも一つが動作中であって、当該記録手段が記録している画像データが前記記憶手段に残っている場合に、当該画像データを当該記録手段と休止中の記録手段とに記録させる第2の制御手段を有することを特徴とする記録システム。
- 請求項1から4のいずれか1項に記載の記録システムにおいて、前記画像処理手段は、CYMBkフィルタ部を有することを特徴とする記録システム。
- 請求項1から5のいずれか1項に記載の記録システムにおいて、前記記憶手段と前記記録手段との間に接続されている複数の階調補正手段を有することを特徴とする記録システム。
- 請求項1から6のいずれか1項に記載の記録システムにおいて、前記記憶手段は前記記録手段の1出力分のデータを記憶することを特徴とする記録システム。
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