JPH0537776A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0537776A
JPH0537776A JP3322319A JP32231991A JPH0537776A JP H0537776 A JPH0537776 A JP H0537776A JP 3322319 A JP3322319 A JP 3322319A JP 32231991 A JP32231991 A JP 32231991A JP H0537776 A JPH0537776 A JP H0537776A
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JP
Japan
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image processing
image
signal
area
circuit
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JP3322319A
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English (en)
Inventor
Katsuhisa Tsuji
勝久 辻
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像処理回路の規模を小さく抑え、コストの
低減を図りつつ、高品位の画像再生を行うことができる
画像処理装置を提供する。 【構成】 フイルタ処理手段より前段に色成分信号をマ
スクすると共に、各画像処理間の処理条件指定タイミン
グの差に相当する期間、領域信号を遅延させ、それぞれ
の画像処理手段に同期した領域信号に従つて画像処理条
件を変える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル複写機、フア
クシミリ等における像域分離回路を備えた画像処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機で原稿を高品位に複写す
るときは、原稿が文字・線画のように解像力が求められ
るのか、写真のように階調性が重視されるのか、その種
類に応じて画像処理の条件を変える必要がある。ところ
が、原稿によつては文字と写真が混在するものも少なく
ないため、原稿の種類を自動的に判別する像域分離の技
術を用いて階調処理等の像再生のための画像処理の条件
を適応的に切り換える方法が考えられている。
【0003】特開昭59−218076号公報では図2
5に示すように、文字部用と写真部用の2系統の2値化
処理回路(スライス2値化処理部1、デイザ処理部2)
と像域分離回路3を有し、像域に応じてどちらか一方の
2値化処理結果をセレクタ6で選択する。このとき2値
化処理に要する時間に対して、像域分離処理に要する時
間の方が長く掛かるため、2系統の2値化処理結果をそ
の差分だけメモリ4,5を用いて遅延させ同期をとるよ
うにしている。
【0004】この方法は、原稿読取装置から入力される
1画素当たりのビツト数に比べ階調処理後のビツト数の
2倍(2系統分)の方が小さいときは有用である。しか
し近年、出力装置の技術レベルが向上し、1画素当たり
数値から数十値の出力が可能なプリンタも実用化されて
きた。このとき、例えば入力データが6ビツト/画素
で、階調処理後のデータが3ビツト/画素であれば、2
系統の階調処理後のデータは6ビツト/画素となり入力
データ量と等しくなり、階調処理後のデータの方を遅延
する利点がなくなつてしまう。さらに出力データが1画
素当たり3ビツトより多くなれば、むしろ欠点となる。
【0005】また階調を有する原稿として、銀塩写真の
ような連続階調の原稿の他に、印刷原稿がある。印刷原
稿においては、階調性を規則的に並んだ微小ドツトの大
小で表現する網点原稿のものが一般的に多く用いられ
る。この網点原稿を、代表的な階調処理法である組織的
デイザ法を用いて階調処理を行うと、網点の周期性とデ
イザパターンの周期性の間で干渉がおき、いわゆるモア
レが発生し画質を著しく劣化させる。
【0006】そこで図26に示すように、網点原稿に対
しては、デイザ処理する前に空間フイルタを用いて画像
データの平滑処理を平滑化処理部8で行い網点の周期成
分を除去する方法がとられる。一方、文字原稿に対して
も、より高品位な画像を得るため、入力系のMTF(M
odulation Transfer Functi
on)の劣化を補正するために、空間フイルタを用いて
エツジ強調処理をエツジ強調処理部7で行つた後に2値
化処理を行う方法が考えられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、前述の特
開昭59−218076号公報の方法を適用すれば、2
系統の処理を並列に行うため図26に示すように、これ
らの空間フイルタも2個必要になる。さらにカラーデジ
タル複写機においては、γ補正、色補正、UCR(Un
der Color Removal)等の画像処理も
必要なため、例え2値化処理の場合でも、これらの回路
を2系統持つことは回路の大型化、コスト高になる不具
合がある。
【0008】本発明の目的は、画像処理回路の規模を小
さく抑え、コストの低減を図りつつ、高品位の画像再生
を行うことができる画像処理装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像域信号を
発生する像域分離手段と、画素クロツクに同期して画像
処理条件の変えられる複数の画像処理手段を直列に接続
したパイプライン処理手段と、各画像処理手段間の処理
条件設定タイミングの差に相当する期間、像域信号を遅
延させる信号遅延手段と、それぞれの画像処理手段に同
期した像域信号に従つて画像処理条件を変える制御手段
とを備えた第1の手段により達成される。
【0010】また上記目的は、少なくとも黒文字領域か
どうかを示す信号を含む領域信号を発生する領域信号発
生手段と、画素クロツクに同期して画像処理条件の変え
られる複数の画像処理手段と、この画像処理手段を直列
に接続したパイプライン処理手段であつて、少なくとも
副走査方向に広がりを持つフイルタ処理手段と、該フイ
ルタ処理手段より前段に色成分信号をマスクすると共
に、各画像処理手段間の処理条件指定タイミングの差に
相当する期間、領域信号を遅延させる信号遅延手段と、
それぞれの画像処理手段に同期した領域信号に従つて画
像処理条件を変える制御手段とを有する第2の手段によ
り達成される。
【0011】また上記目的は、少なくとも黒文字領域か
どうかを示す信号を含む領域信号を発生する領域信号発
生手段と、画素クロツクに同期して画像処理条件の変え
られる複数の画像処理手段と、この画像処理手段を直列
に接続したパイプライン処理手段であつて、画像信号を
黒単色の画像信号に変換すると共に、各画像処理手段間
の処理条件指定タイミングの差に相当する期間、領域信
号を遅延させる信号遅延手段と、それぞれの画像処理手
段に同期した領域信号に従つて画像処理条件を変える制
御手段とを有する第3の手段により達成される。
【0012】また上記目的は、指示された領域を示す領
域指定信号を発生する領域制御手段と、画素クロツクに
同期して画像処理条件の変えられる複数の画像処理手段
と、この画像処理手段を直列に接続したパイプライン処
理手段と、各画像処理手段間の処理条件設定タイミング
の差に相当する期間、領域指定信号を遅延させる信号遅
延手段と、それぞれの画像処理手段に同期した領域指定
信号に従つて画像処理条件を変える制御手段とを有する
第4の手段により達成される。
【0013】また上記目的は、指示された領域を示す領
域指定信号を発生する領域制御手段と、像域信号を発生
する像域分離手段と、前記領域指定信号および/または
像域信号から領域信号を発生する領域信号制御手段と、
画素クロツクに同期して画像処理条件の変えられる複数
の画像処理手段と、この画像処理手段を直列に接続した
パイプライン処理手段と、各画像処理手段間の処理条件
設定タイミングの差に相当する期間、領域信号を遅延さ
せる信号遅延手段と、それぞれの画像処理手段に同期し
た領域信号に従つて画像処理条件を変える制御手段とを
有する第5の手段により達成される。
【0014】また上記目的は、1画素当たりNビツトの
画像データを入力する入力手段と、この画像データを1
画素当たりM(<N)ビツトの画像データに変換する変
換手段と、1画素当たりNビツトの状態の画像データを
遅延する画像データ遅延手段と、Nビツト画像データお
よびMビツト画像データの像域信号を発生する像域分離
手段と、画素クロツクに同期して画像処理条件の変えら
れる複数の画像処理手段と、この画像処理手段を直列に
接続したパイプライン処理手段と、各画像処理手段間の
処理条件設定タイミングの差に相当する期間、像域信号
を遅延させる信号遅延手段と、それぞれの画像処理手段
に同期した像域信号に従つて画像処理条件を変える制御
手段とを有する第6の手段により達成される。
【0015】
【作用】第1の手段においては、像域信号を発生する像
域分離手段を備え、各画像処理手段間の処理条件設定タ
イミングの差に相当する期間、像域信号を遅延させ、そ
れぞれの画像処理手段に同期した像域信号に従つて画像
処理条件を変える。
【0016】第2の手段においては、フイルタ処理手段
より前段に色成分信号をマスクすると共に、各画像処理
手段間の処理条件指定タイミングの差に相当する期間、
領域信号を遅延させ、それぞれの画像処理手段に同期し
た領域信号に従つて画像処理条件を変える。
【0017】第3の手段においては、画像信号を黒単色
の画像信号に変換すると共に、各画像処理手段間の処理
条件指定タイミングの差に相当する期間、領域信号を遅
延させ、それぞれの画像処理手段に同期した領域信号に
従つて画像処理条件を変える。
【0018】第4の手段においては、各画像処理手段間
の処理条件設定タイミングの差に相当する期間、領域指
定信号を遅延させ、それぞれの画像処理手段に同期した
領域指定信号に従つて画像処理条件を変える。
【0019】第5の手段においては、領域指定信号およ
び/または像域信号から領域信号を発生する領域信号制
御手段を備え、各画像処理手段間の処理条件指定タイミ
ングの差に相当する期間、領域信号を遅延させ、それぞ
れの画像処理手段に同期した領域信号に従つて画像処理
条件を変える。
【0020】第6の手段においては、Nビツト画像デー
タおよびMビツト画像データの像域信号を発生する像域
分離手段を備え、各画像処理手段間の処理条件指定タイ
ミングの差に相当する期間、像域信号を遅延させ、それ
ぞれの画像処理手段に同期した像域信号に従つて画像処
理条件を変える。
【0021】
【実施例】図1に像域分離処理回路を設けたデジタルカ
ラー複写機の画像処理部の構成例を示す。入力系1から
入力されるレツド(R)、グリーン(G)、ブルー
(B)に色分解された画像データは、画像処理部中の後
に説明する符号12ないし22のブロツクで示される回
路で、順次所定の画像の加工、補正、階調処理などの画
像処理がなされ、出力系23に転送されて画像のハード
コピーが出力される。これらの回路は、図示しない基準
クロツク発生回路から供給される図22に示すようなタ
イミングの画素同期信号、ライン同期信号、フレーム同
期信号に同期して動作する。入出力系およびこれらの画
像処理回路を有するカラー画像形成装置の構成・動作
は、本件出願人が先に出願した特願平2−228174
号に詳しいので、ここでは画像処理部について説明す
る。
【0022】変倍回路12は画像データの拡大・縮小を
行う。ここでは副走査方向の変倍は入力系11の画像読
取装置(スキヤナ)で行うようにしているため、変倍回
路12では、主走査方向の変倍処理を行う。
【0023】加工処理回路13はラインメモリを有し、
書き込みまたは読み出しアドレスの制御によつて画像の
シフト、鏡像処理、斜体化処理等を実現する。
【0024】メモリ27は後述する像域分離信号との画
素位置のずれを補正し同期をとるための遅延用メモリで
ある。
【0025】第1フイルタ回路14は入力系のMTF特
性の劣化を補正するための2次元の空間フイルタであ
り、構成例を図2に示す。フイルタ回路は図6に示すご
とく、注目画素およびその周辺画素のデータを同時に参
照できるようにするために、ラインメモリ群30および
レジスタ群31を設け、これらの画素データを用いて演
算部32でエツジ強調された画像データを計算する。図
4はフイルタの演算回路であるが、この回路では図5に
示すアルゴリズムに従つてエツジ強調処理がなされる。
まず図9に示すフイルタ係数と対応する参照画素データ
の積和演算をすることでラプラシアン(2次微分)を算
出し、Nで除算する。Nの大きさによつてエツジ強調の
強さを変えることができる。ここでフイルタ係数、フイ
ルタ係数の和および除数Nを2のべき乗とすることで乗
算器や除算器を用いずともビツトシフトすることで乗算
や除算を行えるので回路が簡単になる。加算器ADD7
およびADD8は端子Bに入力されるデータを1ビツト
シフトした後、端子Aに入力されるデータと加算するた
め、出力として
【0026】
【数1】S=A+B・2 が得られる。加算器ADD9は端子Bに入力されるデー
タを2ビツトシフトした後、端子Aに入力されるデータ
と加算するため、出力として
【0027】
【数2】S=A+B・4 が得られる。演算器CALC1では端子Bに入力される
データを5ビツトシフトした後、補数変換され、端子A
の入力データと加算されラプラシアンが得られる。CA
LC2は除算回路であり、SEL端子に入力される選択
信号に対応してビツトシフトすることにより、4,8,
16,32などで除算した結果を得る。演算器CALC
3では端子Bに入力される注目画素のデータから端子A
に入力されるラプラシアンを減ずることにより、図5に
示すエツジ強調データを出力する。この例では基本的な
フイルタのサイズは5(画素)×3(ライン)であり、
図3のレジスタ群回路においてD−フリツプ・フロツプ
D00ないしD24の出力値が図7に示す画素位置のデ
ータとして参照される。この回路では、画像拡大時に対
処するため、参照ラインおよび参照画素位置とフイルタ
係数の対応が可変になるよう構成されている。拡大時は
注目画素に対して、より離れた画素を参照する必要があ
るが、副走査方向が例えば150%以上の拡大時には選
択信号MAG−Sをハイにすれば、セレクタS1,S2
は注目画素を含むラインL2の外側のラインとしてライ
ンL0およびL4を選択し、図8に示す画素を参照する
ことができるようになる。このときは、図11に示すフ
イルタ係数による演算と等価になる。また主走査方向に
関しては、図9に示す係数を見ればわかるように、注目
画素から離れるほど係数値が小さくなつている。そこで
中心画素に近いデータと遠い方のデータを入れ替えるこ
とにより、遠くの画素に対する係数が大きくなり、拡大
時に適したフイルタ係数にすることができる。E1,E
2はデータ交換器であるが、交換器の選択信号EXがロ
ーのとき入力AI,BIはデータ交換されないでそれぞ
れAO,BOから出力される。EXがハイのときはA
I,BIはデータ交換され、それぞれBO,AOから出
力される。主走査方向が拡大時には選択信号MAG−M
をハイにすれば、交換器E1,E2とセレクタS3,S
4,S5,S6で参照画素データの入れ替えが行われ、
図10に示すフイルタ係数による演算と等価になる。ま
た主副両方の走査方向が拡大の場合は、選択信号MAG
−M,MAG−Sをともにハイにすれば図12に示すフ
イルタ係数による演算ができる。実用上は、参照画素の
入れ替え機能およびエツジ強調の強さを制御するNの値
を倍率に応じて、システムコントローラ29から設定す
るようにすればよい。
【0028】以上はエツジ強調処理について述べたが、
演算回路を工夫することで平滑化処理を行うように切り
換えられるようにすることができる。図4において、演
算器CALC1で端子Bの入力を5ビツトシフトした
後、補数変換しないで端子Aの入力と加算すると、図1
3の除算前のデータが得られる。演算器CALC2では
6ビツトシフトすることにより64での除算結果を得る
ことができる。演算器CALC3では、端子Aの入力が
最終結果であるから、端子Bの入力によらず、端子Aの
入力をそのまま出力する。この平滑化処理をするか前述
のエツジ強調処理をするかは、演算器CALC1,CA
LC3の選択信号SELの状態に従つて動作の切り換え
を行う。
【0029】図2において、入力SELはレジスタ群3
1に対しては参照画素の入れ替えを指示し、演算部32
に対してはエツジ強調の強度およびエツジ強調処理か平
滑化処理かのモードの指示を行う。またこの回路はパイ
プライン動作するように構成されており、これらの処理
条件はリアルタイムで切り換えることができる。
【0030】第1γ変換回路15は、入力系のγ特性に
応じて、R,G,B系の画像信号にLUT(Look
Up Table)変換を施す。図14に回路例を示
す。LUTにRAMを用いることにより、任意の変換テ
ーブルをシステムコントローラ29から設定することが
できる。RAMには予め複数の変換テーブルを書き込ん
でおくことができ、テーブルのアドレス信号線にテーブ
ル選択信号SELを入力することにより、リアルタイム
に変換テーブルの切り換えができるように構成されてい
る。
【0031】色補正回路16は、入力されるR,G,B
系の画像信号を、出力系で用いられるイエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラツク(Bk)の各
色材の不要吸収成分を考慮したY,M,C,Bkの画像
信号に変換する。その処理内容は図16に示すようなマ
トリクス演算である。各色成分の算出式は、図17に示
す形の式になる。図15に色補正回路の例を示す。各色
を算出する回路は同様の形をしており、入力されるR,
G,B信号とマトリクス要素である色補正係数との積和
演算を行う。REGは色補正係数を記憶するためのレジ
スタであるが、複数組の係数を予め設定しておき、係数
選択信号SELに応じてリアルタイムに係数を入れ換え
て演算を行うように構成されている。
【0032】ここで係数選択信号SELは、外部から供
給されるSELexと内部回路CMPで発生するSEL
inの2種類がある。図15の色補正回路は、入力され
るR,G,Bの大小関係から6つの色相に分割して、そ
れぞれの色相に最適化された色補正係数を用いて高精度
に色補正できるように構成している。CMPは比較器、
セレクタ等から構成され、R,G,Bの大小関係を判別
し、3ビツトの判別信号を出力する。
【0033】UCR回路17は、前段の色補正回路16
で算出されたBk量に応じてY,M,Cの画像信号から
Bk成分の量を減算する。UCR率はBk量を算出する
ときの色補正係数で決まるため、この回路では減算を行
うだけであるが、選択信号SELの指示にしたがつてU
CA(Under Color Addition)処
理することもできる。この処理モードもリアルタイムの
切り換えが可能である。図18にその回路例を示す。F
F1ないしFF9はD−フリツプ・フロツプ、LUT1
ないしLUT3はUCR処理テーブルである。
【0034】第2γ変換回路18は、出力系の状態や、
後段の階調処理のγ特性に応じてY,M,C,Bk系の
信号にLUT変換を施す。図19に回路例を示すが、基
本的には第1γ変換回路15と同様の構成であり、選択
信号SELに従つてリアルタイムに変換テーブルの切り
換えを行うことができる。
【0035】原稿サイズ検知回路19は、プレスキヤン
時に読み取るべき原稿紙のサイズや複写すべき原稿領域
の検知を行う。コピー動作時は、入力されるY,M,
C,Bkデータはそのまま出力される。
【0036】第2フイルタ回路20は、第1フイルタ回
路14と同様の空間フイルタ回路である。このフイルタ
もエツジ強調処理や平滑化処理などを切り換えることが
できるが、第1フイルタ回路14と組み合わせて処理条
件を設定することにより、さらに多彩なフイルタ処理を
行うことができる。例えば第1フイルタ回路14を平滑
化処理に、第2フイルタ回路20をエツジ強調処理に設
定することでバンドパス特性のフイルタ特性を実現する
ことが可能で、高周波のノイズ成分を強調することな
く、文字や絵柄の輪郭を選択的に強調することができ
る。
【0037】階調処理回路21は、組織的デイザ法や誤
差拡散法に代表される疑似中間処理法を用いて2値化ま
たは多値化を行う。図20に階調処理回路の例を示す。
この回路は、ROMテーブルを用いてLUT方式で組織
的デイザ法により多値化処理を行う。即ち、ROMテー
ブルLUT1,LUT2にはそれぞれ画像信号の値とカ
ウンタの出力値によつて定まる多値デイザ処理後の結果
が記憶されており、その結果がLUT1,LUT2から
出力される。LUT1,LUT2に記憶されているデイ
ザデータのマトリクスサイズをそれぞれN1×M1,N
2×M2とすると、カウンタCNT1X,CNT2Xは
それぞれN1進、N2進カウンタとして画素同期信号に
同期して動作する。またカウンタCNT1Y,CNT2
YはそれぞれM1進、M2進カウンタとしてライン同期
信号に同期して動作する。LUT1,LUT2はそれぞ
れ絵柄用に適した網点型のデイザパターンおよび文字再
現性に優れたベイヤー型のデイザパターンが格納されて
おり、選択信号SEL(Y,M,C,Bk)に従つてリ
アルタイムに選択出力される。
【0038】マスク回路22は、画像編集機能として、
画像のトリミングやマスク処理に使う他、像域分離処理
時に、(白地上の)黒文字と判定された領域において、
Y,M,C成分の出力を禁止してBk単色で再生するた
めに使用される。図21にマスク回路の例を示す。いま
述べた黒文字領域の処理に効率的に対処するため、Y,
M,Cに対するマスク信号とBkに対するマスク信号
を、独立にかつリアルタイムに制御できるように構成し
ている。Y,M,C成分はMASK(Y,M,C)信号
に応じて出力の制御がなされ、Bk成分はMASK(B
k)信号によつて出力の制御がなされる。この場合、M
ASK(Bk)信号は常にインアクテイブとなるが、画
像編集機能と組み合わせる場合は、トリミングなどの出
力制御信号を用いる。一方、MASK(Y,M,C)信
号としては、画像編集のための出力制御信号と像域分離
回路24による黒文字領域信号の論理和を用いればよ
い。
【0039】像域分離回路24では、変倍、加工処理後
の画像データを参照して像域の識別を行う。像域分離モ
ードでは上述した符号14ないし22の回路は、この像
域の識別信号に従つてそれぞれの像域に最適な処理条件
を選択して画像処理を行う。図23に像域分離回路の構
成例を示す。ここでは3種類のアルゴリズムに従つて像
域分離を行い、それらの判定結果を総合して判定するこ
とにより、(白地上の)黒文字領域か、色文字領域か、
その他の領域(絵柄領域)かに分離する。それぞれのア
ルゴリズムについて簡単に説明すると、黒分離部40
は、R,G,Bデータのバランスから黒画素(無彩色画
素)か色画素かを識別し、その画素密度から黒画素のみ
で構成される領域か、色(有彩色)画素を含む領域かを
判別し、黒画素のみの領域を黒領域として分離する。文
字分離部41は、文字領域では黒画素および白画素が混
在し、かつ黒画素および白画素がそれぞれ連続すること
を利用して文字領域を分離する。網点分離部42は、網
点画像が多数のドツトの集まりで構成されるという特徴
に着目し、2次元的にピークとなる画素を検出し、ピー
ク検出される画素の多い領域を網点領域として分離す
る。像域総合判定回路43では、文字領域かつ非網点領
域を色文字領域と判定し、さらに色文字領域かつ黒領域
を黒文字領域と判定する。これらのアルゴリズムのこれ
以上詳しい説明は省略する。
【0040】図23では、網点分離処理に要する時間
が、黒分離および文字分離処理に要する時間より長いた
め、遅延用のメモリM1,M2を用いて像域総合判定回
路43に入力する際に各分離処理の同期がとれるように
構成している。
【0041】領域制御回路25は、画像の編集や加工の
ために、図示しないデジタイザや操作パネルから入力さ
れる領域指定信号の制御を行う。領域信号制御回路26
は、像域分離機能と領域指定機能を選択的に使用した
り、組み合わせて使用する場合に、双方で指定される上
記した符号12ないし22の各画像処理回路の処理条件
の選択信号を調整するための回路である。
【0042】次にメモリ28−1ないし28−7につい
て説明する。前述したように像域分離処理を行うに際し
て、像域分離回路24によつて出力される像域信号の出
力タイミングと処理条件をリアルタイムに変えるべき、
符号14ないし22で示される画像処理回路に処理条件
の選択信号を入力すべきタイミングの間にはずれがある
ため、遅延用のメモリ27を設けて同期合わせをする。
このメモリ27により領域信号制御回路26を通つてく
る像域信号は所定のタイミングで第1フイルタ回路14
に入力され、処理の切り換えがリアルタイムに行われ
る。次段の第1γ変換回路15に入力される画像データ
は、第1フイルタ回路14での処理に要する時間だけ遅
延する。図13の回路では、副走査方向に2ラインクロ
ツクと主走査方向に5画素クロツク遅延する。従つて第
1γ変換回路15において、像域信号と画像データの同
期を合わせるためには、像域信号を前段の画像処理回路
による画像データの遅延量と同じだけ、像域信号を遅延
させる必要がある。メモリ28−1はこのための像域信
号遅延用のメモリであり、この場合は、2ビツトの像域
信号を2ラインと5画素クロツクだけ遅延させる容量を
有する。さらに次の色補正回路16においては、前段の
第1γ変換回路15で、図14の回路の場合で画像デー
タが2画素クロツク遅延するため、像域信号も、第1γ
変換回路15への入力信号に対して2画素クロツク遅延
させる必要がある。このための像域信号遅延用のメモリ
がメモリ28−2である。以下同様に、メモリ28−3
ないし28−7は、それぞれ色補正回路16、UCR回
路17、第2γ変換回路18および原稿サイズ検知回路
19、第2フイルタ回路20、階調処理回路21による
画像データの遅延量と同じだけ像域信号を遅延させ、両
者の同期合わせをする。ただし、ここでは各画像処理回
路においては、画像データと処理条件選択信号は同じタ
イミングで入力するように構成されている。タイミング
をずらす必要がある場合は、メモリ28−1ないし28
−7の容量を調整すればよい。
【0043】ここで各画像処理回路の処理条件について
説明する。図24に像域に応じて処理条件を変える画像
処理回路の、像域と処理条件の対応例を示す。第1フイ
ルタ回路14では、文字領域(黒文字領域および色文字
領域)に対しては、エツジ強調モードとし、文字の判読
性の向上を図る。絵柄領域(非文字領域)に対しては、
網点画像を考慮して、平滑化モードを選択する。第1γ
変換回路15では、文字領域に対しては文字の判読性を
重視するため、ハイコントラストにするγ変換を施す。
絵柄領域に対しては、通常の入力系のγ補正を行う。色
補正回路16では、Y,M,C成分に関しては全像域に
共通の出力系の色材の特性に応じた色補正を行う。Bk
に関しては、この色補正回路16でUCR率を考慮した
Bk成分の算出を行う必要があるため、黒文字領域に対
しては、UCR100%に対応するBk量を算出し、色
文字および絵柄領域に対しては、UCR50%に対応す
るBk量を算出する。UCR回路17では、文字領域に
対しては、前段の色補正回路16で算出されたBk量に
応じたUCR処理を行い、絵柄領域に対しては、UCA
処理を施す。第2γ変換回路18では、階調処理回路2
1で用いるデイザパターンに対応したγ補正を行う。文
字領域用と絵柄領域用でデイザパターンが異なるため、
それぞれに対応したγ補正テーブルを選択する。第2フ
イルタ回路20では、文字領域の場合、第1フイルタ回
路14でエツジ強調処理が施されるので、ここではオフ
(入力データをそのまま出力する)にする。絵柄領域に
対しては、例えば150%以上の画像拡大時には、モア
レ抑制のため平滑化処理を選択し、それ以下の場合はオ
フにする。階調処理回路21では、文字領域の場合、解
像性の良いベイヤー型に代表されるドツト分散型のデイ
ザパターンを選択する。絵柄領域に対しては、階調性を
重視した、網点型に代表されるドツト集中型のデイザパ
ターンを選択する。最後のマスク回路22では、黒文字
領域に対しては、Y,M,C成分の出力を禁止し、他の
領域に対しては、Y,M,C,Bk全色の出力を許す。
ここで述べたのは処理条件設定の一例であり、入出力系
の特性や、ユーザーの好み等に応じた設定をしてもよ
い。
【0044】図27は本発明の第2の実施例に係る画像
処理装置の全体制御ブロツク図である。より詳しくは、
マスク回路を色補正回路の次段になるように構成した装
置の例である。図28は本発明の第3の実施例に係る画
像処理装置の全体制御ブロツク図である。より詳しく
は、色補正回路を用いてY,M,Cデータのマスク機能
を実現するよう構成した装置の例である。図29は各画
像処理回路における画像データの遅延量を示す図表であ
る。図30は各回路例におけるデイレイメモリの容量を
示す図表である。なお、この図表30の実施例1は図2
7に示す回路のメモリ容量であり、実施例2は図28に
示す回路のメモリ容量である。図31、図32は絵柄領
域・色文字領域用の色補正係数データを示す図表であ
る。図33、図34は黒文字領域用の色補正係数データ
を示す図表である。
【0045】各画像処理回路において、画像データと処
理条件の選択信号の入力タイミングを同時に行えるよう
に構成すると、メモリ28−1ないし28−7の容量
は、対応する画像処理回路における画像データ遅延量に
等しくなる。但し像域信号は、黒文字領域かどうかを示
す黒文字領域信号と色文字領域かどうかを示す色文字領
域信号の2ビツトである。
【0046】図1の例では、黒文字領域信号によつて処
理条件を切り換える最後段の画像処理回路は、マスク処
理回路22であり、色文字領域信号によつて処理条件を
切り換える最後段の画像処理回路は、階調処理回路21
である。従つて、図30の従来例の欄に示すように、像
域信号の遅延用メモリの容量は、延べで主走査方向39
画素、副走査方向8ラインである。
【0047】ここでメモリ容量の低減について考える。
主・副走査方向の遅延素子としては、それぞれ、シフト
レジスタおよびラインメモリを用いるのが一般的である
が、シフトレジスタに比べラインメモリの方が回路規模
が大きくコスト高となる。従つてラインメモリの低減、
即ち副走査方向の遅延を少なくすることがメモリ容量低
減に効果的である。画像処理回路の構成を考えると副走
査方向に遅延する回路は、第1フイルタ14および第2
フイルタ20である。階調処理回路は第1フイルタおよ
び第2フイルタ回路の後段に来るべき回路であるから、
色文字領域信号の遅延用メモリは低減できない。
【0048】一方、マスク処理回路は、Y,M,C、お
よびBkの画像データを白レベルに変換するのがその機
能であるから、R,G,B系からY,M,C,Bk系に
変換される色補正回路16より後段であれば、その機能
を実現できる。
【0049】従つて図27に示すように、マスク回路2
2を第2フイルタ20より前段になるように構成するこ
とにより、黒文字領域信号遅延用のラインメモリが2ラ
イン低減できる。
【0050】また、Y,M,Cの画像データを白レベル
に変換する機能は、マスク処理回路を用いずとも、色補
正回路16を用いて実現することができる。図17に示
す色補正のための演算式において、A1=A2=A3=
A4=0とすれば、R,G,Bの値によらず常に0(白
レべル)に変換できる。
【0051】前述したように図33、図34に、Y,
M,Cの画像データを0に変換する色補正係数のセツト
を示す。ここで、この係数は、黒文字領域において選択
されることを考慮し、黒文字がかすれ等なく鮮明に再現
できるように、Bkデータとして、R,G,Bに対する
濃度の最高値を用いるように設定している。また、図3
1、図32に示した色補正係数は、黒文字領域以外、即
ち色文字領域および絵柄領域用に設定した係数で、UC
R率が100%より小さくなるように設定している。
【0052】また他の構成例として、第2γ変換回路を
用いて、Y,M,Cデータのマスク機能を実現すること
もできる。即ち、Y,M,Cのγ変換テーブルデータと
して、入力に関わらず0に変換するテーブルをセツトし
ておき、黒文字領域信号をテーブル選択信号として用い
るように構成すればよい。
【0053】またここでは像域を3つに分離して、各画
像処理の条件を2種類あるいは3種類の中から選択する
ようにしたが、像域を、例えば文字領域か絵柄領域かの
2つに明確に判定せずに、文字領域らしさを示す連続量
(または多値量)で評価し、その評価値に応じて処理条
件を連続的に変えるように構成すれば、さらに高品位な
再生画像を得ることも可能である。例えば、エツジ抽出
される画素の密度、微分フイルタの出力値で文字領域ら
しさを評価することができる。前述のピーク検出画素の
密度で網点領域らしさを評価できるし、黒画素および/
または色画素の密度で黒領域らしさを評価することがで
きる。また画像処理回路の処理条件についても、フイル
タ回路であれば、エツジ強調の強度を多段に変更する技
術は、前述の通りであるし、γ変換や色補正についても
より多数のテーブルや係数を同時に設定できるようにす
ることで、多値制御が可能である。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、パイプライン
動作させるべく直列に接続した複数の画像処理回路の画
像処理条件を画素クロツクに同期して変えられるように
し、像域分離手段から発生する像域信号に従つて画像処
理条件を変えられるようにしたので、画像処理回路の規
模が大きくなることなく、また低コストで高品位な画像
再生が可能な画像処理装置を提供することができる。
【0055】請求項2記載の発明では、パイプライン動
作させるべく直列に接続した複数の画像処理回路の画像
処理条件を画素クロツクに同期して変えられるように
し、領域信号発生手段から発生する黒文字領域信号を含
む領域信号を各画像処理回路間の処理条件を指示するタ
イミングの差に相当する期間遅延し、各画像処理回路の
処理条件指示タイミングに同期した領域信号に応じて処
理条件を変えるようにし、複数の画像処理手段のうち副
走査方向に広がりを持つフイルタ処理回路より前段で、
黒文字領域信号に応じて色成分信号をマスクするように
構成したので、画像処理回路の規模が大きくなることな
く、また低コストで高品位な画像再生が可能な画像処理
装置を提供することができる。
【0056】請求項3記載の発明では、パイプライン動
作させるべく直列に接続した複数の画像処理回路の画像
処理条件を画素クロツクに同期して変えられるように
し、領域信号発生手段から発生する黒文字領域信号を含
む領域信号を各画像処理回路間の処理条件を指示するタ
イミングの差に相当する期間遅延し、各画像処理回路の
処理条件指示タイミングに同期した領域信号に応じて処
理条件を変えるようにし、前記画像処理回路の1つで黒
文字領域信号に応じて画像信号を黒単色の信号に変換す
るように構成したので、画像処理回路の規模が大きくな
ることなく、また低コストで高品位な画像再生が可能な
画像処理装置を提供することができる。
【0057】請求項4記載の発明では、パイプライン動
作させるべく直列に接続した複数の画像処理回路の画像
処理条件を画素クロツクに同期して変えられるように
し、領域制御手段から発生する領域指定信号を各画像処
理回路間の処理条件設定タイミングの差に相当する期間
遅延し、各画像処理回路の処理条件設定のタイミングに
同期した領域指定信号に応じて処理条件を変えるように
したので、画像処理回路の規模が大きくなることなく、
また低コストで高品位な画像再生が可能な画像処理装置
を提供することができる。
【0058】請求項5記載の発明では、パイプライン動
作させるべく直列に接続した複数の画像処理回路の画像
処理条件を画素クロツクに同期して変えられるように
し、領域制御手段から発生する領域指定信号および/ま
たは像域分離手段から発生する像域信号をもとに領域信
号制御手段から発生する領域信号を各画像処理回路間の
処理条件設定タイミングの差に相当する期間遅延し、各
画像処理回路の処理条件設定のタイミングに同期した領
域信号に応じて処理条件を変えるようにしたので、画像
処理回路の規模が大きくなることなく、また低コストで
高品位な画像再生が可能な画像処理装置を提供すること
ができる。
【0059】請求項6記載の発明では、パイプライン動
作させるべく直列に接続した複数の画像処理回路の画像
処理条件を画素クロツクに同期して変えられるように
し、像域分離手段から発生する像域信号を各画像処理回
路間の処理条件設定タイミングの差に相当する期間遅延
し、各画像処理回路の処理条件設定のタイミングに同期
した像域信号に応じて処理条件を変えるようにし、画像
データ入力手段から入力される1画素当たりNビツトと
同じビツト数の状態の画像データを前記像域信号とタイ
ミングを合わせるべく遅延した後、前記パイプライン処
理回路に入力するようにしたので、画像処理回路の規模
が大きくなることなく、また低コストで高品位な画像再
生が可能な画像処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る画像処理装置の全
体制御ブロツク図である。
【図2】第1フイルタ回路の構成例を示すブロツク図で
ある。
【図3】フイルタレジスタ群の構成例を示すブロツク図
である。
【図4】フイルタ演算部の構成例を示すブロツク図であ
る。
【図5】フイルタ演算のアルゴリズムを示す説明図であ
る。
【図6】注目画素データを示す説明図である。
【図7】参照画素1のデータを示す説明図である。
【図8】参照画素2のデータを示す説明図である。
【図9】エツジ強調のフイルタ係数1を示す説明図であ
る。
【図10】同、フイルタ係数2を示す説明図である。
【図11】同、フイルタ係数3を示す説明図である。
【図12】同、フイルタ係数4を示す説明図である。
【図13】平滑化のフイルタ係数を示す説明図である。
【図14】第1γ変換回路の構成例を示すブロツク図で
ある。
【図15】色補正回路の構成例を示すブロツク図であ
る。
【図16】色補正処理のマトリクス演算式の内容を示す
説明図である。
【図17】色成分の算出式を示す説明図である。
【図18】UCR回路の構成例を示すブロツク図であ
る。
【図19】第2γ変換回路の構成例を示すブロツク図で
ある。
【図20】階調処理回路の構成例を示すブロツク図であ
る。
【図21】マスク回路の構成例を示すブロツク図であ
る。
【図22】基準クロツクのタイミングチヤートである。
【図23】像域分離回路の構成例を示すブロツク図であ
る。
【図24】像域と画像処理条件との対応を示す説明図で
ある。
【図25】従来の画像処理装置の一例を示すブロツク図
である。
【図26】従来の画像処理装置の他の例を示すブロツク
図である。
【図27】本発明の第2の実施例に係る画像処理装置の
全体制御ブロツク図である。
【図28】本発明の第3の実施例に係る画像処理装置の
全体制御ブロツク図である。
【図29】各画像処理回路における画像データの遅延量
データを示す図表である。
【図30】各回路例におけるデイレイメモリの容量デー
タを示す図表である。
【図31】絵柄領域・色文字領域用の色補正係数データ
を示す図表である。
【図32】絵柄領域・色文字領域用の色補正係数データ
を示す図表である。
【図33】黒文字領域用の色補正係数データを示す図表
である。
【図34】黒文字領域用の色補正係数データを示す図表
である。
【符号の説明】
12 変倍回路 13 加工回路 14 第1フイルタ回路 15 第1γ変換回路 16 色補正回路 17 UCR回路 18 第2γ変換回路 19 原稿サイズ検知回路 20 第2フイルタ回路 21 階調処理回路 22 マスク回路 24 像域分離回路 25 領域制御回路 26 領域信号制御回路 27,28 メモリ 29 システムコントローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像域信号を発生する像域分離手段と、画
    素クロツクに同期して画像処理条件の変えられる複数の
    画像処理手段を直列に接続したパイプライン処理手段
    と、各画像処理手段間の処理条件設定タイミングの差に
    相当する期間、像域信号を遅延させる信号遅延手段と、
    それぞれの画像処理手段に同期した像域信号に従つて画
    像処理条件を変える制御手段とを備えたことを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも黒文字領域かどうかを示す信
    号を含む領域信号を発生する領域信号発生手段と、画素
    クロツクに同期して画像処理条件の変えられる複数の画
    像処理手段と、この画像処理手段を直列に接続したパイ
    プライン処理手段であつて、少なくとも副走査方向に広
    がりを持つフイルタ処理手段と、該フイルタ処理手段よ
    り前段に色成分信号をマスクすると共に、各画像処理手
    段間の処理条件指定タイミングの差に相当する期間、領
    域信号を遅延させる信号遅延手段と、それぞれの画像処
    理手段に同期した領域信号に従つて画像処理条件を変え
    る制御手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも黒文字領域かどうかを示す信
    号を含む領域信号を発生する領域信号発生手段と、画素
    クロツクに同期して画像処理条件の変えられる複数の画
    像処理手段と、この画像処理手段を直列に接続したパイ
    プライン処理手段であつて、画像信号を黒単色の画像信
    号に変換すると共に、各画像処理手段間の処理条件指定
    タイミングの差に相当する期間、領域信号を遅延させる
    信号遅延手段と、それぞれの画像処理手段に同期した領
    域信号に従つて画像処理条件を変える制御手段とを有す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 指示された領域を示す領域指定信号を発
    生する領域制御手段と、画素クロツクに同期して画像処
    理条件の変えられる複数の画像処理手段と、この画像処
    理手段を直列に接続したパイプライン処理手段と、各画
    像処理手段間の処理条件設定タイミングの差に相当する
    期間、領域指定信号を遅延させる信号遅延手段と、それ
    ぞれの画像処理手段に同期した領域指定信号に従つて画
    像処理条件を変える制御手段とを有することを特徴とす
    る画像処理装置。
  5. 【請求項5】 指示された領域を示す領域指定信号を発
    生する領域制御手段と、像域信号を発生する像域分離手
    段と、前記領域指定信号および/または像域信号から領
    域信号を発生する領域信号制御手段と、画素クロツクに
    同期して画像処理条件の変えられる複数の画像処理手段
    と、この画像処理手段を直列に接続したパイプライン処
    理手段と、各画像処理手段間の処理条件設定タイミング
    の差に相当する期間、領域信号を遅延させる信号遅延手
    段と、それぞれの画像処理手段に同期した領域信号に従
    つて画像処理条件を変える制御手段とを有することを特
    徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 1画素当たりNビツトの画像データを入
    力する入力手段と、この画像データを1画素当たりM
    (<N)ビツトの画像データに変換する変換手段と、1
    画素当たりNビツトの状態の画像データを遅延する画像
    データ遅延手段と、Nビツト画像データおよびMビツト
    画像データの像域信号を発生する像域分離手段と、画素
    クロツクに同期して画像処理条件の変えられる複数の画
    像処理手段と、この画像処理手段を直列に接続したパイ
    プライン処理手段と、各画像処理手段間の処理条件設定
    タイミングの差に相当する期間、像域信号を遅延させる
    信号遅延手段と、それぞれの画像処理手段に同期した像
    域信号に従つて画像処理条件を変える制御手段とを有す
    ることを特徴とする画像処理装置。
JP3322319A 1990-12-13 1991-11-12 画像処理装置 Pending JPH0537776A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7418132B2 (en) 2003-07-01 2008-08-26 Nikon Corporation Signal processing apparatus, signal processing program and electronic camera
US7982782B2 (en) 2003-07-01 2011-07-19 Nikon Corporation Signal processing device, signal processing program and electronic camera
JP2012120179A (ja) * 2011-12-15 2012-06-21 Canon Inc 画像処理装置及び方法
JP2019097141A (ja) * 2017-11-22 2019-06-20 ブラザー工業株式会社 印刷制御装置、および、コンピュータプログラム

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