JP2721173B2 - 色情報の墨分抽出方法 - Google Patents

色情報の墨分抽出方法

Info

Publication number
JP2721173B2
JP2721173B2 JP63083733A JP8373388A JP2721173B2 JP 2721173 B2 JP2721173 B2 JP 2721173B2 JP 63083733 A JP63083733 A JP 63083733A JP 8373388 A JP8373388 A JP 8373388A JP 2721173 B2 JP2721173 B2 JP 2721173B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
hue
black
recording
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63083733A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01255380A (ja
Inventor
敬徳 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP63083733A priority Critical patent/JP2721173B2/ja
Priority to US07/333,026 priority patent/US4985759A/en
Publication of JPH01255380A publication Critical patent/JPH01255380A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2721173B2 publication Critical patent/JP2721173B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color, Gradation (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明はカラー画像読取による複数色のそれぞれの色
成分を示す複数の画像データより、墨分記録データを得
る墨分抽出処理に関する。
【従来の技術】
例えばカラー複写においては、カラー画像を光電変換
素子で、R(レッド)成分濃度信号,G(グリーン)成分
濃度信号及びB(ブルー)成分濃度信号に変換し、これ
らの信号をデジタル変換してカラー成分階調データDr,D
g,Dbを得て、これらの階調データDr,Dg,Dbを記録色(Y:
イエロー,M:マゼンダ及びC:シアン)それぞれの記録デ
ータDy,Dm,Dcに変換し、各色記録データDy,Dm,Dcのそれ
ぞれに基づいて記録顕色剤(トナー)それぞれの記録濃
度を定める。 この種のカラー複写では、画像読取装置における色分
解フィルタの分光特性が理想的でないこと,記録に使用
する各色トナーの色が理想的でないこと,複数の記録色
を厚み方向に順番に重ね合わせることにより加法混色の
原理と実際の記録色とにずれがあること、等々により、
カラーコピーの色再現性が低い。 そこで従来においては、マスキング処理で読取カラー
成分濃度データDr,Dg,Dbを記録データDy,Dm,Dcに補正変
換し、かつ、デジタル複写機のコンソールには、色調整
入力手段を備えて、ユーザが該補正変換特性を調整し得
るようにしている。 例えば、特開昭59−161981号公報に提示されたカラー
複写機では、マスキング処理に用いる9個の色補正パラ
メータを各々独立に複数段階に調整可能としている。ま
た、特開昭62−47273号公報に提示されたカラー複写機
では、メモリテーブルに各種セットの色補正パラメータ
を格納しており、これらのパラメータセットを選択する
ことにより、補正変換特性を調整する。 一方、黒記録はY,MおよびCの記録で得られるが、文
章画像など、本来黒単色記録を行なうべき画像の記録は
黒単色で行なうように、また、Y,MおよびCの有彩色記
録でも、黒成分を抽出して黒成分を黒トナーで記録(こ
の場合4色記録)するように、ブラックBK顕色剤記録を
併用するのが一般である。この態様では、画像データD
r,Dg,Dbより墨分記録データDbkを抽出する必要がある。
本発明者は、特願昭62−276516号で、画像データDr,Dg,
Dbが予め設定した3以上の色相領域のいずれに属するか
を判定し、判定した色相領域に応じて無彩色(墨分)抽
出パラメータを設定し、設定した無彩色抽出パラメータ
に応じて画像データDr,Dg,DbよりBKトナー記録濃度を示
す記録データDbkを得る墨分抽出処理方法および装置を
提示した。
【発明が解決しようとする課題】
前記特願昭59−161981号公報に提示されたカラー複写
機では、補正パラメータ(9種)と記録色Y,M,Cとの対
応が1対1ではないので、どのパラメータをどのように
調整すれば記録色がどのようになるかが分かりにくく、
何回も試行錯誤を繰り返さざるを得ない。色相を優先的
に変更すると、記録カラーバランスがくずれて黒色や灰
色などの無彩色の画像部分が着色記録となり易いという
不都合がある。 前記特開昭62−47273号公報に提示されたカラー複写
機でも、ユーザは効率良く最適なカラー再現像を得るこ
とがむつかしい。 ユーザの調整を容易にするために、特願昭62−267941
号において、ユーザは変更すべき色と変更後の色の情報
を入力し、色調整装置はこれらの入力に基づいて色補正
パラメータを設定するようにしたカラー複写機を提示し
た。これにおいては、色相が複数の領域に区分され、各
領域毎に色補正パラメータが宛てられており、各領域毎
に色補正パラメータが調整され、調整対象となる色相領
域のみ色調整が行なわれ、該色相領域から大きく離れて
いる色相領域に対しては記録色調整が作用せず、したが
って記録色調整が容易で確実性が高い。 しかし、特願昭62−267941号に提示した色相領域検出
は複雑で、装置を安価にするためのハードウエアおよび
処理ロジックの簡単化が困難であり、この改善が望まし
い。 特願昭62−276516号の墨分抽出では、フルブラック用
BKトナー記録データを得ているために、少くとも以下の
3つの色相境界を設ける必要があった。 CおよびBKの2種類のトナーで記録する色相, MおよびBKの2種類のトナーで記録する色相、およ
び、 YおよびBKの2種類のトナーで記録する色相。 即ち、色相領域の境界の一部は任意に選べないという
問題がある。このため、色相領域の判定に際しては、画
像データDr,Dg,Dbから色相信号を生成し、色相領域の境
界を表わす信号と比較することにより色相領域の判定を
行なう必要があったので、色相領域の判定に複雑な処理
回路を要し、装置を安価に実現する事が困難であった。 本発明は、全ての色相領域の境界を任意に選ぶことが
できる墨分抽出処理方法を提供することを第1の目的と
し、該色相領域の判定が容易でしかも誤りが無い色相領
域判定方法を提供することを第2の目的とする。
【課題を解決するための手段】
まず本発明では、ある色相領域のブラックトナーの記
録データDbkを、該色相領域の両境界上に位置しC,Mおよ
びYトナーを特定の量組合せた2つの有彩色P,Q(Dr≠D
g又はDg≠Db又はDb≠Dr)およびBKトナーのみで記録さ
れた無彩色N(Dr=Dg=Db)の分光濃度から求める。そ
の結果、有彩色P,Qの色相を望みの色相にすることによ
り色相領域の境界を任意に選定することが可能となる。 これをここで詳細に説明する。第2a図は色空間(Dr,D
g,Db)を色相で領域分割した際の色相領域例を示したグ
ラフである。第2a図を参照すると、色空間(Dr,Dg,Db)
は、無彩色軸N(Dr=Dg=Db)と有彩色Pを通る平面Sp
と、無彩色軸Nと有彩色Qを通る平面Sqで区切られてい
る。ここで、平面SpおよびSqで囲まれた色空間を1つの
色相領域と考える。この色相領域において、本発明で
は、濃度の相加則および比例則が成立するものとみな
す。即ち、任意の色Xは、無彩色Nと有彩色P,Qの合成
ベクトルとして表わされるものとする。従って、任意色
Xは、次の(1)式のように表わすことができる。 ここで、(DXr,DXg,DXb)は転置行列を表わ
す)は、任意色Xの分光濃度。(DNr,DNg,DNb)T,
(DPr,DPg,DPb)T,(DQr,DQg,DQb)は、それぞれ
無彩色Nおよび有彩色P,Qの分光濃度。n,p,qは係数。 (1)式は、n,p,qに関する3元1次の連立方程式と
考えることができるので、任意色X,無彩色Nおよび有彩
色P,Qの分光濃度が分かれば、n,p,qについて解くことが
できる。 ここで、KNr,KNg,KNb,KPr,KPg,KPb,KQr,KQg,KQbは
定数。 ところで、(1)式においてn・(DNr,DNg,DNb)
は、任意色Xを記録する時にブラックBKトナーで分担
する分光濃度分を意味しているので、ブラックBKトナー
の記録濃度Dbkは、次の(3)式で表わすことができ
る。 Dbk=(KNr・DXr+KNg・DXg+KNb・DX
b)・DN =KNr′・DXr+KNg′・DXg+KNb′・
DXb ……(3) ここで、DN=DNr=DNg=DNb,KNr′=KNr・
DN, KNg′=KNg・DN,KNb′=KNb・DN である。 従って、無彩色軸Nと有彩色Pを通る平面Spと、無彩
色軸Nと有彩色Qを通る平面Sqとで囲まれた色相領域で
は、(3)式によってブラックトナーの記録濃度Dbkを
求めることができる。ここで、定数KNr′,KNg′,KN
b′は、無彩色Nおよび有彩色P,Qの分光濃度から求め
ることができるので、有彩色P,Qの色相は制限されるこ
とはない。従って、本発明によれば、有彩色PおよびQ
の色相を望みの色相にすることにより、色相領域の境界
を任意に選ぶことができる。 また、本発明では、隣接する色相領域においても前記
境界面上の有彩色(P又はQ)と無彩色(N)を使用す
ることにより、求められるブラックトナーの記録濃度Db
kを、画像データDr,Dg,Dbに対して連続にすることがで
きる。 次に、第2b図および第2c図を参照して、本発明のもう
1つの特徴を説明する。 第2b図および第2c図は、第2a図に示す色相領域の境界
面Spを示す。この境界面Spにおいて、境界面Sp上の任意
の色X′は、無彩色Nと有彩色Pの合成ベクトルとして
表わすことができる。 ここで、(DXr′,DXg′,DXb′)は、境界面Sp上
の任意色Xの分光濃度。(DNr,DNg,DNb)T,(DPr,
DPg,DPb)は、それぞれ無彩色Nおよび有彩色Pの分
光濃度。n′,p′は係数。 ここで、無彩色Nとなす角度がそれぞれθ1であ
る有彩色P1,P2を考えるものとする。この場合、第2b図
に示すように、無彩色Nに近い色XA′(無彩色軸Nに近
い色)に対しては、ブラックBKトナーの記録濃度Db
k1A′,Dbk2A′はどちらの場合もフルブラックの時に近
い値を得ることができる。これに対して、第2c図に示す
ように、彩度の高い色XC′(無彩色軸Nから遠い色)の
場合は、無彩色Nとなす角度θ1に応じてブラック
BKトナーの記録濃度Dbk1C′,Dbk2C′は大きく変化す
る。即ち、本発明によれば、有彩色Pの分光濃度(無彩
色軸Nとなす角度θ)を変えることにより、彩度の高い
色を記録する際のブラックトナーの記録濃度Dbk′を変
えることが可能である。 同様にして有彩色Qの分光濃度も変えることできるの
で、該色相領域においても、有彩色P,Qの分光濃度を変
えることにより、彩度の高い色を記録する際のブラック
BKトナーの記録濃度を変えることが可能である。しか
も、本発明は、無彩色に近い色に対してはフルブラック
に近い記録が行なえるので、無彩色の再現性を高レベル
に保つことができるという利点も持っている。 また、本発明では、色空間を複数の色相領域に分けて
処理を行なっているので、色相に応じて、彩度の高い色
を記録する際のブラックBKトナーの記録濃度を変えるこ
とも可能である。 次に、本発明の色相領域の判定方法を説明する。上述
したように本発明によれば色相領域の境界を任意の色相
に定めることができるので、色相領域の境界を判定の容
易な色相に選ぶことが可能である。即ち、本発明の上述
の墨分抽出処理方法は、「記録・再現すべき色の分光濃
度Dr,Dg,Dbを相互比較することで色相領域の判定が可能
な色相」も選べることを1つの特徴としている。この場
合の領域の境界となる色相の候補は、次の(5)式に示
す6つであり、これらの中から3つ以上を選び色相領域
の境界とすると効率がよい。 以下では、領域の境界として(5)式に示した6つの
色相を全て用いるものとして本発明の説明を行う。 第2d図は、色空間(Dr,Dg,Db)に、Dr=Dg,Dg=Db,Db
=Drを描いた場合を示している。第2d図において、Dr=
Dg,Dg=Db,Db=Drは無彩色軸Nを通る平面となってい
る。また、無彩色軸Nを境に、Dr=Dgは色相Hyと色相Hb
の境界面と等しく、Dg=Dbは色相Hcと色相Hrの境界面と
等しく、Db=Drは色相Hmと色相Hgの境界面と等しくなっ
ている。 従って、色相Hrと色相Hyの境界面で挟まれた色相領域
に、記録すべき色がある(すなわち画像データDr,Dg,
Dbが色相領域にある)ならば、(6)式に示す条件が
成り立つ。 (1)色相領域(色相Hr−色相Hy間)ならば、 Dr≦Dg≦Db ……(6) 同様にして、他の色相領域にあるかどうかの条件は以
下のようになる。 (2)色相領域(色相Hy−色相Hg間)ならば、 Dg≦Dr≦Db ……(7) (3)色相領域(色相Hg−色相Hc間)ならば、 Dg≦Db≦Dr ……(8) (4)色相領域(色相Hc−色相Hb間)ならば、 Db≦Dg≦Dr ……(9) (5)色相領域(色相Hb−色相Hm間)ならば、 Db≦Dr≦Dg ……(10) (6)色相領域(色相Hm−色相Hr間)ならば、 Dr≦Db≦Dg ……(11) したがって、次の通りに領域を判定し得る。 (1)Dr≦Dg≦Dbであれば領域であり、 (2)Dg≦Dr≦Dbであれば領域であり、 (3)Dg≦Db≦Drであれば領域であり、 (4)Db≦Dg≦Drであれば領域であり、 (5)Db≦Dr≦Dgであれば領域であり、 (6)Dr≦Db≦Dgであれば領域である。 これら、読取色データDr,Dg,Dbの相互比較は、3個の
比較器で可能であるので、領域検出のためのハードウエ
アおよび処理ロジック共に簡単となり、したがって色情
報補正装置を安価に提供し得る。 本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下
の実施例の説明より明らかになろう。
【実施例】
第1図に本発明を一態様で実施する回路構成を示す。
この回路構成は、第3図に示すデジタル複写機のマスキ
ング処理回路105として用いられるものである。 まず第3図を参照して画像情報処理の概要を説明する
と、図示しない原稿の反射光がR,G,Bに分光され、固体
撮像素子(CCD)7r,7g,7bに入射する。これらの出力
は、A/D変換器102r,102g,102bでアナログ/デジタル変
換されシューデイング補正回路101に入力する。シェー
デイング補正回路101は、CCD7r,7g,7bの出力信号をデジ
タル変換した色階調データに、光学的な照度むら,CCD7
r,7g,7bの内部単位素子の感度のばらつき等に対する補
正を施して読み取り色階調データを作成する。 γ補正回路104は、シェーデイング補正した色階調デ
ータを濃度変換する他に、コンソール300の操作ボタン
(図示せず)による調整指示入力に対応して階調性を変
更する。 マスキング補正回路105は、画像データDr,Dg,Dbから
墨分記録濃度Dbkを抽出すると共に、記録像形成用トナ
ーの分光反射波長の特性に合せて、読取色情報を記録色
C,M,Yの濃度情報に変換および補正する。ここで、コン
ソール300の色相調整指示入力に応じて、領域〜の
墨抽出パラメータ(定数KNr′,KNg′,KNb′)およ
びマスキング係数(色補正パラメータ)を変更し、読取
色情報が領域〜のいずれにあるかを判定し、判定し
た領域に宛てられている、墨抽出パラメータに基づいて
墨分抽出(Dbkの算出)を行ない、かつマスキング係数
に基づいて上記変換と補正の演算を行う。 ディザ処理回路108は、各記録色濃度データを、所定
小領域単位の記録/非記録分布を示す階調記録データ
(1ビット/1画素)に変換する。 感光体現像系PCMは、感光体ドラムの表面を一様に荷
電し、荷電面をレーザ光で露光して潜像を形成し、潜像
をトナーで現像して記録紙に転写するものであり、記録
紙の移動方向に沿って、これらの記録ユニットが配列さ
れている。すなわち、記録紙の上流側からブラック(b
k:黒)記録ユニット,イエロー(Y)記録ユニット,マ
ゼンタ(M)記録ユニットおよびシアン(C)記録ユニ
ットが配置されており、記録走査系109のレーザ43bk,43
y,43mおよび43cがそれぞれの記録ユニットの感光体ドラ
ムの表面を露光走査する。 記録ユニットの上記配列により、最初に露光開始とな
るのはレーザ43bkであり、レーザ43cが最後に露光開始
する。ユニット間で露光開始順に時間差があるので、こ
れらの時間差の間記録データ(ディサ処理回路108の出
力)を保持するために、記録走査系109には3組のバッ
ファメモリ109y,109m,109cが備わっている。 コンソール300には、複写機の入/出力要素に加え
て、階調調整用の入力手段および色相調整用の入力手段
が備わっている。コンソール300の入力は、制御システ
ム112のマイクロプロセッサ113が読み取る。マイクロプ
ロセッサ113は、同期制御回路111にタイミングデータを
与え、同期制御回路111が上述の画像処理系101,100,10
8,RCMにタイミング信号を与える。マイクロプロセッサ1
13は、調整データや制御信号を画像処理系101,100,108,
RCMに与える。 次に本発明を一態様で実施するマスキング処理回路10
5の構成と動作を、第1図を参照して説明する。 この例では、マスキング処理回路105は、色相領域判
定回路123,墨抽出回路129,墨補正回路136,マスキング係
数メモリ127およびマスキング演算器122で構成されてい
る。色相領域判定回路123は3個の比較器124〜126で構
成されている。これらの比較器124〜126は、第1表に示
す領域判定出力を生じる。この領域判定出力は、墨抽出
回路129にデータ(墨抽出パラメータ)グループアドレ
スデータとして与えられると共に、データセレクタ128
を介して、マスキングメモリ127に、データ(色補正パ
ラメータ)グループアドレスデータとして与えられる。 以上で述べたように、この例では、色相領域判定回路
123を簡単な構成で実現している。また、色相領域の判
定に際して、画像データDr,Dg,Dbの全ビットを使用して
いるので、判定誤差も生じないという利点がある。 墨抽出回路129は、色相領域判定回路123の出力する色
相識別信号に応じて、画像データDr,Dg,Dbを処理し、BK
(記録データ)Dbkを出力する回路であり、データセレ
クタ130,係数メモリ131,乗算器132r,132g,132b,加算器1
33,134および墨調整回路135で構成されている。 係数メモリ131には、コピースタート入力がコンソー
ル(300)にあったときに、制御システム(112)のマイ
クロプロセッサ(113)が、領域〜のそれぞれに割
り当てる墨抽出パラメータ(各領域宛てのKNr′,KN
g′,KNb′)を演算して書込む。係数メモリ131は、色
相領域判定回路123の出力が領域を指定するものであ
るときには、領域に割り当ての墨抽出パラメータ(K
Nr′,KNg′,KNb′)を読出して、乗算器132r,132gお
よび132bに与える。これらのパラメータ(前述の(3)
式の係数)は、それぞれ10ビットである。 乗算器132rは画像データDrと係数DNr′とを乗算
し、乗算器132gは画像データDgと係数DNg′とを乗算
し、乗算器132bは画像データDbと係数DNb′とを乗算
して、それぞれ積Dr・DNr′,Dg・DNg′,Db・DN
b′の上位12ビットを加算器134および133に出力する。
加算器133は、Dg・DNg′+Db・DNb′を示すデータ
を出力し、加算器134が、前述の(3)式の右辺Dr・DN
r′+Dg・DNg′+Db・DNb′の値を示すデータ(Db
k)を墨調整回路135に出力する。 墨調整回路135は、加算器134が出力する値のオーバー
フローおよびアンダーフローの補正を行うと共に、制御
システム(112)のマイクロプロセッサ(113)からのブ
ラックBK記録モード信号に応じたDbk出力処理を行な
う。ブラックBK記録モードには、Y,M,CおよびBKの4色
記録,Y,MおよびCのみの3色記録,BKのみの単色記録が
ある。該4色記録が指定されているときには、墨調整回
路135は、Dbkを出力し、墨補正回路136は、画像データD
r,Dg,Dbより、Dbk分を減殺した画像データDr′,Dg′,D
b′をマスキング演算器122に出力する。3色記録が指定
されているときには、墨調整回路135はDbkを遮断し、墨
補正回路136は画像データDr,Dg,Dbをそのままマスキン
グ演算器122に出力する。BK単色記録が指定されている
ときには、墨調整回路135はDbkを出力し、墨補正回路13
6は、マスキング演算器122には画像データを与えない。 墨補正回路136は、4色記録が指定されているとき、
墨抽出回路129が出力するDbkに応じて、画像データDr,D
g,Dbを処理し、Dbk分のBK記録の濃度分を画像データDr,
Dg,Dbから補正する処理を行なう。補正の内容は、基本
的には次の(12)式で表わされる。補正された画像デー
タDr′,Dg′,Db′はマスキング演算器122に与えられ
る。 Dr′=Dr−Dbk Dg′=Dg−Dbk ……(12) Db′=Db−Dbk マスキング演算器122は、画像データDr′,Dg′,Db′
に基づいて、記録用のシアントナー,マゼンダトナーお
よびイエロートナーの各記録濃度を示す記録データDc,D
m,Dyを下記(13)式で算出する。 Dc=KCr・Dr+KCg・Dg+KCb・Db Dm=KMr・Dr+KMg・Dg+KMb・Db ……(13) Dy=KYr・Dr+KYg・Dg+KYb・Db ただし、KCr,KCg,KCb,KMr,KMg,KMb,KYr,KYg,KYbは
マスキング係数(領域〜のそれぞれにつき1グルー
プ、全6グループ)であり、比較器124〜126の領域判定
出力(第1表)でグループが指定されてマスキング係数
メモリ127より読み出されて演算器122に与えられるもの
である。 制御システム112のマイクロプロセッサ113は、コンソ
ール300からコピースタート指示信号が到来したとき
に、コンソール300の色相調整手段の入力に対応して、
領域〜それぞれのマスキング係数を演算しマスキン
グ係数127に書込む。この演算の内容は前記特願昭62−2
67941号に開示されたものと同様である。 したがって、画像読取回路101から読み取り色情報が
到来(原稿画像読取開始)すると、マスキング処理回路
105において、到来する読取り色濃度データDr,Dg,Dbが
どの領域に属するかを色相領域判定回路123が検出し
て、検出領域を示すデータ(第1表)を、墨抽出パラメ
ータメモリ131およびマスキング係数メモリ127に与え
る。検出領域を示すデータ(第1表)は、墨抽出パラメ
ータグループ(〜:各グループは3個の係数でな
る)および色補正データグループ(〜:各グループ
は9個のマスキング係数でなる)の各1つを指定するも
のである。色補正データグループの中の、各データは、
マスキング演算器122が指定する。マスキング演算器122
は、このようにしてメモリ127から読み出されるマスキ
ング係数データと、入力である画像データDr′,Dg′,D
b′より、上記(13)式で、記録データDc,Dm,およびDy
を演算し、変倍処理回路107に与える。 なお、データセレクタ130および128は、入力アドレス
データラインを選択するものである。マイクロプロセッ
サ113は、コピー開始に先立って(コピースタート入力
に応答して)、マイクロプロセッサ113が算出した墨抽
出パラメータおよびマスキング係数をそれぞれメモリ13
1および127に書込むときに、データセレクタ130,128
に、制御システム112のアドレスラインをメモリ130,127
のアドレス入力端に接続するように選択指示信号を与
え、その後の画像データ処理のときには、色相領域判定
回路123の出力をグループアドレスデータとしてメモリ1
30のアドレス入力端に接続するように、また、回路123
の出力と、マスキング演算器122のアドレスデータをグ
ループ内係数指定データとしてメモリ127のアドレス入
力端に接続するように、データセレクタ130,128に選択
指示信号を与える。
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、墨分抽出のための
色相領域を任意に選択できるので、色相領域判定回路
(123)を、入力画像信号Dr,Dg,Db相互を比較する比較
器(124〜126)だけで実現できるので、色相領域の判定
処理装置(123)が簡単に実現できる。また、判定処理
に伴う誤差を生じないので、精度の高い処理が容易に実
現できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を一態様で実施する色補正回路の構成を
示すブロック図である。 第2a図,第2b図,第2cおよび第2d図は、本発明の一態様
の色相領域区分を説明するためのグラフであり、色相空
間を示す。 第3図は、第1図に示す色補正回路を組込んだデジタル
カラー複写機の構成概要を示すブロック図である。 112:制御システム、113:マイクロプロセッサ 116〜121:入出力インターフェイス 123:色相領域判別回路、124〜126:比較器 127:マスキング係数メモリ、128:データセレクタ 129:墨抽出回路、130:データセレクタ 131:墨抽出パラメータメモリ、132r,g,b:乗算器 133,134:加算器、135:墨調整回路 136:墨補正回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー画像読取による複数色のそれぞれの
    色成分を示す複数の画像データが示す色相を、予め設定
    した3以上の色相領域の何れかに識別し、識別した色相
    領域に対応して墨抽出パラメータを設定し、設定した墨
    抽出パラメータと前記複数の画像データとを積和演算処
    理し墨分記録データを生成する墨分抽出方法において: 前記墨抽出パラメータを、前記設定した色相領域の両境
    界面上の2つの有彩色(P,Q)の色成分濃度と無彩色
    (N)の色成分濃度とから求めることを特徴とする、色
    情報の墨分抽出方法。
  2. 【請求項2】カラー画像読取による複数色のそれぞれの
    色成分を示す複数の画像データを相互に比較して画像デ
    ータの色相領域を3以上の色相領域の1つに識別する、
    前記特許請求の範囲(1)項記載の色情報の墨分抽出方
    法。
JP63083733A 1988-04-05 1988-04-05 色情報の墨分抽出方法 Expired - Lifetime JP2721173B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63083733A JP2721173B2 (ja) 1988-04-05 1988-04-05 色情報の墨分抽出方法
US07/333,026 US4985759A (en) 1988-04-05 1989-04-04 Method and apparatus for extracting black color component

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63083733A JP2721173B2 (ja) 1988-04-05 1988-04-05 色情報の墨分抽出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01255380A JPH01255380A (ja) 1989-10-12
JP2721173B2 true JP2721173B2 (ja) 1998-03-04

Family

ID=13810724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63083733A Expired - Lifetime JP2721173B2 (ja) 1988-04-05 1988-04-05 色情報の墨分抽出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2721173B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4989079A (en) * 1987-10-23 1991-01-29 Ricoh Company, Ltd. Color correction device and method having a hue area judgement unit
JP2678007B2 (ja) * 1988-03-08 1997-11-17 株式会社リコー 色情報補正装置
US4985759A (en) * 1988-04-05 1991-01-15 Ricoh Company, Ltd. Method and apparatus for extracting black color component

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01255380A (ja) 1989-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4989080A (en) Color correction device with a hue area judgment unit to determine correction parameters
US5539523A (en) Image forming device making color corrections on stored image data
US5581377A (en) Image processing method and apparatus for synthesizing a plurality of images based on density values
JP3256982B2 (ja) 画像処理装置
US5245417A (en) Ground fog and ground removing system for image forming apparatus
US5719689A (en) Image processing apparatus
JP2998278B2 (ja) カラー画像記録装置におけるモノカラー編集方法及び装置
JPH04336870A (ja) カラー画像記録装置
US7268914B2 (en) Image processing apparatus, image forming apparatus, image processing method, and program product thereof
JPH0884268A (ja) 画像処理方法及び装置
JP2721173B2 (ja) 色情報の墨分抽出方法
JP2006238024A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
JP3618776B2 (ja) 画像処理装置及び方法
US5805313A (en) Color correcting method and color correcting device involving masking equation variation based upon gray levels for a selected color
JP2002044464A (ja) 画像処理方法および装置
JP3921937B2 (ja) 画像処理方法および装置
JPH0537776A (ja) 画像処理装置
JP2686258B2 (ja) 画像データ処理装置
JP2000172850A (ja) 画像処理装置およびその方法
JP2001119591A (ja) カラー画像処理装置
JPH10210314A (ja) ディジタル画像処理装置
JP4261720B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および記録媒体
JP3206031B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2678007C (ja)
JPH04342370A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071121

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121

Year of fee payment: 11