JP3658895B2 - 画像処理装置、画像処理方法及び記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置、画像処理方法及び画像処理用の制御プログラムを記憶した記憶媒体に係り、特に原稿上の文字やイメージ部(絵柄)を拡大/縮小することが可能な複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等の画像処理装置、これらの画像処理装置の画像処理方法及び画像処理用の制御プログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より原稿上の文字やイメージ部を拡大/縮小することができる画像処理装置として、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等が知られている。
例えば、従来のディジタル複写機においては、原稿を読み取る読取部と、読取部により読み取った画像に種々の画像処理を行う画像処理部と、画像処理部における画像処理後の画像データに基づいて画像を用紙上に形成する画像形成部と、を備えて構成されている。
【0003】
画像処理部における画像処理として、変倍処理があり、変倍処理には原画像を縮小する縮小処理及び原画像を拡大する拡大処理が含まれる。
縮小処理は、具体的には、画素の濃淡や色調を示す画素情報を間引くことにより行われる。
また、拡大処理は、画素の濃淡や色調を示す画素情報を複数回繰り返し用いることにより行われる。
原画像の読取処理、画像処理及び画像形成処理という一連の複写工程では、処理に伴ってある程度の画質劣化が避けられない。例えば、読取時の光学レンズの収差により画像がぼやけたり、ディザパターンとの干渉が発生することによるモアレが発生したりする。
【0004】
より具体的には、上記従来の複写機においては、文字モード(印字対象が文字のみであるとして印刷を行う印刷モード)の対象となる画像のように、High−γ、かつ、エッジ強調された画像をそのまま形成すると、所定変倍率でモアレが目立つことが知られている。例えば、変倍率=99[%]とか変倍率=101[%]などのような微小倍率調整を行う場合には、形成画像でモアレが目立つようになっていた。
【0005】
そこで、特開平5−73675号公報に記載された画像処理装置においては、モアレ等による画像劣化を低減すべく、変倍前の画像データを補正するための第1荷重係数データ及び変倍後の画像データを補正するための第2荷重係数データを予めROMに記憶し、CPUにより第1荷重係数データ、第2荷重係数データ及び指定された変倍率データから第3荷重係数データを算出し、ディジタルフィルタにより注目画素の画像データ及び当該注目画素の周辺画素の画像データをそれぞれ第3荷重係数データから構成されるマトリクスで決定される比で参照して補正するフィルタリング処理を行うことにより画質劣化を抑制していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のフィルタリング処理を等倍率時(変倍率=100[%]時)にも行うと、文字部で黒文字が太ってしまい、得られた複写原稿の文字が読み取れなくなってしまうという問題点が生じていた。
より具体的には、ユーザが複写機の動作モードとして文字原稿を複写するための文字モード、文字及び写真が混在する文字/写真原稿を複写するための文字/写真モードあるいは写真原稿を複写するための写真モードを設定したとしても、縮小/拡大処理後に補正フィルタ(LPF)によりフィルタリング処理を行うように構成されていたため、等倍率時に図11に示すように、文字の太りや潰れが生じてしまっていた。
【0007】
そこで仮に等倍率時にはフィルタリング処理を行わず、スルー(Through)処理とすると、文字部では問題は解決するが、イメージ部(絵柄部)では、粒状性の画質劣化が目立ってしまうという新たな問題点が生じることとなっていた。
より具体的には、上記補正フィルタ(LPF)によるフィルタリング処理は、粒状性悪化防止の目的で設けられているため、このフィルタリング処理を行わないと粒状性の悪い、すなわち、画質の低下した複写画像になってしまうという問題点が生じていた。
【0008】
そこで、本発明の目的は、変倍率時及び等倍率時の双方において、画質劣化を抑制し、良好な画像を得ることが可能な画像処理装置、画像処理方法及び記憶媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明は、画像データに変倍処理を施し、前記画像データの表す画像を変倍した変倍画像を出力する画像処理装置において、前記画像がテキストであるのかイメージであるのかを判定する判定手段と、前記変倍処理後の画像データに対し、ローパスフィルタを用いて画質補正のためのフィルタリング処理を施すフィルタリング処理手段とを備え、前記フィルタリング処理手段は、前記変倍処理として等倍処理が設定されると、前記判定手段による判定結果がテキストであった場合は前記フィルタリング処理を禁止する一方、前記判定手段による判定結果がイメージであった場合は前記フィルタリング処理を行うことを特徴とする。
また、この発明は、画像データに変倍処理を施し、前記画像データの表す画像を変倍した変倍画像を出力する画像処理装置において、前記画像中のテキスト領域とイメージ領域を判別する判別手段と、前記変倍処理後の画像データに対し、ローパスフィルタを用いて画質補正のためのフィルタリング処理を施すフィルタリング処理手段とを備え、前記フィルタリング処理手段は、前記変倍処理として等倍処理が設定されると、前記判別手段による判別結果に基づいて、前記画像データのうち、前記テキスト領域内の各画素のデータに対する前記フィルタリング処理を禁止する一方、前記イメージ領域内の各画素のデータに対する前記フィルタリング処理を行なうことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1に本実施形態に係る複写機の主要部の概要構成ブロック図を示す。
複写機は、大別すると、画像処理を行い複写画像データを出力する画像処理部21と、画像処理部21から出力される後述のL*a*b*画像データについてテキスト(文字)/イメージ(絵柄)分離(T/I分離という。)を行いテキスト領域及びイメージ領域を判定し、その判定結果を2ビットのT/I判定データTagとして出力するとともに、L*a*b*画像データをそのまま出力するT/I分離判定部22と、複写機全体を制御するシステムCPU部16と、画像処理部21から出力された複写画像データを図示しないプリンタエンジンにラスタスキャン(Raster scan)用のラスタスキャン複写画像データに変換して出力するROS(Raster Output Scanner)インターフェース(I/F)部16と、図示しないIOT(Image Output Terminal;プリンタエンジン)を制御し複写画像を形成させるIOTコントロール部17と、ユーザによる各種データ入力あるいはユーザに対する各種データの表示を行う図示しないコンソールパネルの制御を行うU/I(User Interface)コンソールパネルコントロール部18と、原稿走査(原稿スキャン)時のスキャンモータの制御を行うスキャンモータコントロール部20と、システムCPU部16及び画像処理部21の動作に同期してスキャンモータコントロール部20を制御するIIT(Image Input Terminal)−CPU部19と、を備えて構成されている。
【0011】
画像処理部21は、図示しない原稿から反射された読取光を受光して光電変換するCCD1と、CCD1の撮像信号(アナログ信号)をアナログ/ディジタル変換して撮像データ(BGRデータ;Blue,Green,Redデータ)として出力するA/Dコンバータ2と、撮像データのシェーディング補正を施し第1補正撮像データとして出力するシェーディング補正部3と、第1補正撮像データに対しCCDギャップ間補正を施し第2補正撮像データとして出力するCCDギャップ間補正部4と、第2補正撮像データに対しグレーバランス補正を施し、第3補正撮像データとして出力するグレーバランス補正部5と、BGRデータである第3補正撮像データの色空間変換を行い、L*a*b*色空間で表現されるL*a*b*画像データとして出力する第1色空間変換部6と、後述のIPS−CPU部の制御下で外部インターフェース機器、T/I分離判定部22等とのインターフェース動作を行う外部インターフェース(I/F)部7と、外部インターフェース部7を介して入力されるL*a*b*画像データについてカラー/白黒判定を自動的に行うとともに、テキスト/イメージ分離判定を行うACS判定−T/I分離判定部8と、画像処理部21全体の制御を行うIPS(Image Processing System)−CPU部9と、T/I分離判定部22を介して入力されたL*a*b*画像データの色空間変換を行い、YMCK(Yellow,Magenta,Cyan,Kuro)色空間として表現されるYMCK画像データとして出力する第2色空間変換部10と、YMCK画像データに対応する画像の縮小/拡大を行うための縮/拡YMCK画像データ(等倍率も含む)を出力するとともに、T/I分離判定部22からのT/I判定データTagに基づいて画素単位でフィルタリング処理(ディジタルフィルタ補正)を行う縮小/拡大・ディジタルフィルタ補正部11と、画像単位で縮/拡YMCK画像データのフィルタリング処理を行い、補正YMCK画像データを出力するディジタルフィルタ部12と、補正YMCK画像データのうち、文字部に相当するデータにはHigh−γ処理を施し、イメージ部に相当するデータにはLinear処理を施すHigh−γ/Linear変換部13と、図示しないIOTの階調特性に応じたトーン調整を行うトーン(Tone)コントロール部14と、を備えて構成されている。
【0012】
図2に縮小/拡大・ディジタルフィルタ補正部11の概要構成ブロック図を示す。
縮小/拡大・ディジタルフィルタ補正部11は、YMCK画像データ及びT/I判定データTagが入力され、画素単位でフィルタリング処理を行うフィルタ部30と、外部のタイミング発生回路からのタイミング信号に基づいて副走査方向トリミング信号を生成し出力する副走査方向トリミング信号発生回路31と、フィルタ部30の出力データを選択的に後述のラッチ回路33あるいは後述のマルチプレクサ45に出力する第1セレクタ32と、第1セレクタ32の出力データを副走査方向トリミング信号に対応するタイミングで取込むラッチ回路33と、ラッチ回路33の出力データあるいは後述のマルチプレクサ45の出力データのいずれかを選択的に出力する第2セレクタ34と、外部からの変倍率制御データMAG0〜MAG15に基づいて拡大縮小パターンを発生する拡大縮小パターン発生回路35と、拡大縮小パターン発生回路35の制御下で補正係数データを生成し出力する補正係数データ発生回路36と、補正係数データ及び第2セレクタ34の出力データを乗算して出力する第1、第2乗算回路37、38と、第1、第2乗算回路37、38の出力データを加算して出力する加算回路39と、拡大縮小パターン発生回路35の制御下で外部のタイミング発生回路からのタイミング信号に基づいてカウンタコントロール信号を生成し出力するカウンタコントロール信号発生回路40と、外部のタイミング発生回路からのタイミング信号及びカウンタコントロール信号に基づいて第1カウントデータを出力する第1カウンタ41と、外部のタイミング発生回路からのタイミング信号に基づいて第2カウントデータを出力する第2カウンタ42と、第1カウントデータに対応するアドレスに対し後述のマルチプレクサ45を介してデータの書き込み、読み出しを行う第1SRAM43と、第2カウントデータに対応するアドレスに対し、後述のマルチプレクサ45を介してデータの書き込み、読み出しを行う第2SRAM44と、入力された各種データを選択的に切り換えて出力するマルチプレクサ45と、を備えて構成されている。
【0013】
図3に縮小/拡大・ディジタルフィルタ補正部11のフィルタ部の回路ブロック図を示す。
縮小/拡大・ディジタルフィルタ補正部11のフィルタ部30は、外部からのクロック信号に基づいてデータ端子Dに入力されたT/I判定データTag(2ビット)をラッチし、出力端子Qから出力するデータラッチ部50と、データラッチ部50の出力端子Qから出力されたT/I判定データTagがセレクト端子SELに入力され、T/I判定データTagの値に応じて黒文字に対応するフィルタ係数A1,B1,C1、イメージ(絵柄)に対応するフィルタ係数A2,B2,C2、中間彩度文字に対応するフィルタ係数A3,B3,C3あるいは色文字に対応するフィルタ係数A4,B4,C4のうちからいずれかのフィルタ係数Ax、Bx、Cx(X:1〜4)を選択的に出力するセレクタ51と、外部からのクロック信号に基づいてデータ端子に入力された縮/拡YMCK画像データ(8ビット)をラッチし、出力端子Qから第1ラッチ縮/拡YMCK画像データとして出力する第1データラッチ部52と、外部からのクロック信号に基づいて第1データラッチ部の出力端子Qから出力された第1ラッチ縮/拡YMCK画像データをラッチし、その出力端子Qから第2ラッチ縮/拡YMCK画像データとして出力する第2データラッチ部53と、外部からのクロック信号に基づいて第2データラッチ部53の出力端子Qから出力された第2縮/拡YMCK画像データをラッチし、その出力端子Qから第3ラッチ縮/拡YMCK画像データとして出力する第3データラッチ部54と、外部からのクロック信号に基づいて第3データラッチ部の出力端子Qから出力された第3縮/拡YMCK画像データをラッチし、その出力端子Qから第4ラッチ縮/拡YMCK画像データとして出力する第4データラッチ部55と、第1ラッチ縮/拡YMCK画像データと第3ラッチ縮/拡YMCK画像データとを加算し第1加算縮/拡YMCK画像データとして出力する第1加算部56と、第4ラッチ縮/拡YMCK画像データにセレクタ51により出力されたフィルタ係数群を乗じて第1乗算画像データを出力する第1乗算部57と、第1加算縮/拡YMCK画像データにセレクタ51により出力されたフィルタ係数Ax、Bx、Cx(X:1〜4)を乗じて第2乗算画像データを出力する第2乗算部58と、第2ラッチ縮/拡YMCK画像データにセレクタ51により出力されたフィルタ係数Ax、Bx、Cx(X:1〜4)を乗じて第3乗算画像データを出力する第3乗算部59と、第1乗算画像データ、第2乗算画像データ及び第3乗算画像データを加算することにより丸め処理を行い補正YMCK画像データとして出力する第2加算部60と、を備えて構成されている。
【0014】
次に複写機の動作を説明する。
ユーザにより、図示しないコンソールパネルを介して変倍率及び複写命令が入力されると、U/I(User Interface)コンソールパネルコントロール部18は、その旨をシステムCPU部16に通知する。
通知を受けたシステムCPU部16は、スキャンモータコントロール部20をIITCPU部19を介して制御し、スキャンモータコントロール部20にスキャンモータの制御を行わせる。
画像処理部21のCCD1は、図示しない原稿から反射された読取光を受光して光電変換し、撮像信号をA/Dコンバータ2に出力する。
【0015】
A/Dコンバータ2は、撮像信号(アナログ信号)をアナログ/ディジタル変換して撮像データ(BGRデータ;Blue,Green,Redデータ)として出力し、シェーディング補正部3は、撮像データのシェーディング補正を施し第1補正撮像データとしてCCDギャップ間補正部4に出力する。
CCDギャップ間補正部4は、入力された第1補正撮像データに対しCCDギャップ間補正を施し第2補正撮像データとして出力し、グレーバランス補正部5は、第2補正撮像データに対しグレーバランス補正を施し、第3補正撮像データとして第1色空間変換部6に出力する。
第1色空間変換部6は、BGRデータである第3補正撮像データの色空間変換を行い、L*a*b*色空間で表現されるL*a*b*画像データとして外部インターフェース部7を介してACS判定−T/I分離判定部8及びT/I分離判定部22に出力する。
【0016】
これにより、ACS判定−T/I分離判定部8は、入力されるL*a*b*画像データについてカラー/白黒判定を自動的に行うとともに、テキスト/イメージ分離判定を行い、T/I分離判定部22は、入力されたL*a*b*画像データについてテキスト/イメージ分離を行いテキスト領域及びイメージ領域を判定し、その判定結果を2ビットのT/I判定データTagとして縮小/拡大・ディジタルフィルタ補正部11に出力するとともに、L*a*b*画像データをそのまま第2色空間変換部10に出力する。
【0017】
第2色空間変換部10は、入力されたL*a*b*画像データの色空間変換を行い、YMCK(Yellow,Magenta,Cyan,Kuro)色空間として表現されるYMCK画像データとして縮小/拡大・ディジタルフィルタ補正部11に出力する。
縮小/拡大・ディジタルフィルタ補正部11は、YMCK画像データに対応する画像の縮小/拡大を行うための縮/拡YMCK画像データ(等倍率も含む)を出力するとともに、T/I分離判定部22からのT/I判定データTagに基づいて画素単位でフィルタリング処理(ディジタルフィルタ補正)を行う。
ここで、縮小/拡大・ディジタルフィルタ補正部11のフィルタ部30の動作について図3及び図4の複写機の制御系概要構成図を参照して説明する。
【0018】
図4においては、図1と同一の部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
フィルタ部30のデータラッチ部50は、外部からのクロック信号に基づいてデータ端子Dに入力されたT/I判定データTag(2ビット)をラッチし、出力端子Qから出力する。
セレクタ51は、データラッチ部50の出力端子Qから出力されたT/I判定データTagがセレクト端子SELに入力され、T/I判定データTagの値に応じて黒文字に対応するフィルタ係数A1,B1,C1、イメージ(絵柄)に対応するフィルタ係数A2,B2,C2、中間彩度文字に対応するフィルタ係数A3,B3,C3あるいは色文字に対応するフィルタ係数A4,B4,C4のうちからいずれかのフィルタ係数Ax、Bx、Cx(X:1〜4)を選択的に出力する。
【0019】
これらのデータラッチ部50及びセレクタ51の動作と並行して、第1データラッチ部52は、外部からのクロック信号に基づいてデータ端子に入力された縮/拡YMCK画像データ(8ビット)をラッチし、出力端子Qから第1ラッチ縮/拡YMCK画像データとして第2データラッチ部53及び第1加算部56に出力し、第2データラッチ部53は、外部からのクロック信号に基づいて第1データラッチ部の出力端子Qから出力された第1ラッチ縮/拡YMCK画像データをラッチし、その出力端子Qから第2ラッチ縮/拡YMCK画像データとして第3データラッチ部54及び第3乗算部59に出力する。
【0020】
第3データラッチ部54は、外部からのクロック信号に基づいて第2データラッチ部53の出力端子Qから出力された第2縮/拡YMCK画像データをラッチし、その出力端子Qから第3ラッチ縮/拡YMCK画像データとして第4データラッチ部55及び第1加算部56に出力し、第4データラッチ部55は、外部からのクロック信号に基づいて第3データラッチ部の出力端子Qから出力された第3縮/拡YMCK画像データをラッチし、その出力端子Qから第4ラッチ縮/拡YMCK画像データとして第1乗算部57に出力する。
これにより第1乗算部57は、第4ラッチ縮/拡YMCK画像データにセレクタ51により出力されたフィルタ係数群を乗じて第1乗算画像データを第2加算部60に出力する。
【0021】
第1加算部は、第1ラッチ縮/拡YMCK画像データと第3ラッチ縮/拡YMCK画像データとを加算し第1加算縮/拡YMCK画像データとして第2乗算部58に出力する。
これにより第2乗算部58は、第1加算縮/拡YMCK画像データにセレクタ51により出力されたフィルタ係数Ax、Bx、Cx(X:1〜4)を乗じて第2乗算画像データを第2加算部60に出力する。
第3乗算部59は、第2ラッチ縮/拡YMCK画像データにセレクタ51により出力されたフィルタ係数Ax、Bx、Cx(X:1〜4)を乗じて第3乗算画像データを第2加算部60に出力する。
【0022】
そして、第2加算部60は、第1乗算画像データ、第2乗算画像データ及び第3乗算画像データを加算することにより丸め処理を行い補正YMCK画像データとしてディジタルフィルタ部12に出力することとなる。
この場合において、IPS−CPU部9は、図示しないコンソールパネルによりユーザが設定した変倍率の情報をシステムCPU部16を介して得ており、縮小/拡大・ディジタルフィルタ補正部11のフィルタ設定レジスタ(図5参照)に対応するパラメータを設定する。
【0023】
より詳細には、例えば、ユーザの設定に伴う実際の変倍率(ユーザ設定の変倍率に対し、機差等を考慮した実際の変倍率)が100[%](=等倍率)であり、T/I分離判定部22によるT/I判定データTagが文字に相当するものである場合には、図5に示すフィルタ設定レジスタの第3ビットB2及び第4ビットB3を文字に相当するデータ(例えば、B2=“0”、B3=“0”)とし、変倍率が100[%]であるので、第5ビットB4=“1”とする。
そして、フィルタ部30は、フィルタ設定レジスタの値、すなわち、T/I判定データTagが文字に相当するものであり、変倍率=100[%]である場合には、フィルタリング処理を行わないことにより(フィルタリング処理の禁止)、図6に示すように文字の潰れがなく、文字領域においては、鮮鋭度の高い画質を得ることが可能となる。
【0024】
また、フィルタ部30は、フィルタ設定レジスタの値、T/I判定データTagが文字以外のイメージである場合には、通常のフィルタリング処理を行う。
この結果、イメージ部分においては、粒状性の悪化が見られない滑らかな画像を得ることが可能となる。
そして、ディジタルフィルタ部12は、画像単位で縮/拡YMCK画像データのフィルタリング処理を行い、補正YMCK画像データをHigh−γ/Linear変換部13に出力する。
【0025】
High−γ/Linear変換部13は、補正YMCK画像データのうち、文字部に相当するデータにはHigh−γ処理を施し、イメージ部に相当するデータにはLinear処理を施し、トーンコントロール部1は、図示しないIOTの階調特性に応じたトーン調整を行うこととなる。
そして、ROSインターフェース部16は、トーン調整後の複写画像データを図示しないプリンタエンジンにラスタスキャン複写画像データに変換して出力し、IOTコントロール部17は、図示しないIOT(Image Output Terminal;プリンタエンジン)を制御し複写画像を形成させることとなる。
この結果、得られる複写画像は、文字部分は鮮鋭度の高い画質を得ることが可能となり、イメージ部分においては、粒状性の悪化が見られない滑らかな画像を得ることが可能となる。
【0026】
第2実施形態
上記第1実施形態は、変倍率=100[%]、すなわち、等倍率の場合の画質の向上を図るものであったが、本第2実施形態は、変倍率がおよそ90[%]〜110[%]の場合に、図10に示すように、複写画像に発生するモアレを軽減するための実施形態である。
本第2実施形態において、複写機の装置構成は第1実施形態と同様であるので、装置構成については、図1を参照して説明する。
【0027】
まず、T/I分離判定部22の判定結果に基づき、図5に示すフィルタ設定レジスタの第3ビットB2及び第4ビットB3を文字、イメージ、中間彩度文字、色文字のいずれかに設定する。
例えば、T/I分離判定部22の判定結果が、文字部分の場合には、第3ビットB2=“0”、第4ビットB3=“0”とし、イメージ部分の場合には第3ビットB2=“1”、第4ビットB3=“0”とし、中間彩度文字部分の場合には、第3ビットB2=“0”、第4ビットB3=“1”とし、色文字部分の場合には、第3ビットB2=“1”、第4ビットB3=“1”とする。
【0028】
そして、図7に示すように、縮小/拡大・ディジタルフィルタ補正部11のフィルタ部30の第3データラッチ部54(図3参照)に格納されている注目画素A、第2データラッチ部53及び第4データラッチ部55に格納されている注目画素Aに隣接する注目画素B及び第1データラッチ部52に格納されている注目画素Cに対し、ユーザの設定に伴う実際の変倍率(ユーザ設定の変倍率に対し、機差等を考慮した実際の変倍率)に応じてフィルタ係数A、B、Cを実験により求めた以下に示す値とする。
【0029】
この場合において、スルー設定とは、フィルタ部30は、フィルタリング処理を行わない場合と実効的に等価である設定をいう。
【0030】
次に図8の処理フローチャートを参照して第2実施形態の複写機のフィルタ係数設定動作を説明する。
ユーザにより、図示しないコンソールパネルを介して変倍率及び複写命令が入力されると、U/I(User Interface)コンソールパネルコントロール部18は、その旨をシステムCPU部16に通知する(ステップS1)。
これによりシステムCPU部16は、入力された複写命令の動作モードが文字及びイメージを分離して処理するT/I分離モードであるか否かを判別する(ステップS2)。
【0031】
ステップS2の判別において、T/I分離モードである場合(ステップS2;Yes)には、黒文字に対応するフィルタ係数A1,B1,C1、イメージ(絵柄)に対応するフィルタ係数A2,B2,C2、中間彩度文字に対応するフィルタ係数A3,B3,C3あるいは色文字に対応するフィルタ係数A4,B4,C4のうちからいずれかのフィルタ係数Ax、Bx、Cx(X:1〜4)を用いて処理を行うこととなる(ステップS10)。
【0032】
ステップS2の判別において、T/I分離モードではない場合(ステップS2;No)には、入力された複写命令の動作モードが文字モード(原稿内は全て文字であるとして処理するモード)であるか否かを判別する(ステップS3)。
ステップS3の判別において、文字モードである場合(ステップS3;Yes)には、フィルタ係数をスルー設定(A:0.25、B:0.25、C:0.25)処理を終了する(ステップS4)。
【0033】
ステップS3の判別において、文字モードではない場合(ステップS3;No)には、IIT(Image Input Terminal)等倍調整(機差調整)の値及びユーザ倍率調整(定着時の加熱に伴う複写用紙の収縮等を考慮した調整)の値を取得し(ステップS5,6)、それらの値とステップS1により設定された変倍率とに基づいて実効的な変倍率を算出し、IPS−CPU部9に通知する(ステップS7)。
【0034】
そして、実効的な変倍率が100[%]、すなわち、等倍率であるか否かを判別する(ステップS8)。
ステップS8の判別において、実効的な変倍率が100[%]である場合には、フィルタ係数をスルー設定(A:0.25、B:0.25、C:0.25)処理を終了する(ステップS9)。
ステップS8の判別において、実効的な変倍率が100[%]以外である場合には、上述した変倍率とフィルタ係数の関係に基づいてフィルタ係数を設定し処理を終了する(ステップS11)。
【0035】
以上のように構成することにより、T/I分離判定において、文字部分と判定された場合には、縮小/拡大・ディジタルフィルタ補正部11におけるフィルタリング処理を行わない(スルー設定とする)ことにより、鮮鋭度の高い画質を得ることができるとともに、イメージ部分、中間彩度文字部分、色文字部分と判定された場合には、その実効的な変倍率に応じて最適なフィルタ係数が設定されてフィルタリング処理がなされるため、図9に示すように、モアレのない画質を同一原稿においても、得ることができる。
【0036】
【発明の効果】
この発明によれば、等倍処理時に不必要なフィルタリング処理がなされることがなくなり、等倍画像の画質を向上することができる。
【0037】
また、文字の鮮鋭度の低下を抑制でき、高画質の画像を容易に得ることができる。
【0040】
また、テキストやイメージが混在する画像であってもモアレのない高画質な等倍画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 複写機の概要構成ブロック図である。
【図2】 縮小/拡大・ディジタルフィルタ補正部の概要構成ブロック図である。
【図3】 フィルタ部の回路構成ブロック図である。
【図4】 複写機の制御系の概要構成図である。
【図5】 フィルタ設定レジスタの説明図である。
【図6】 実施形態の効果の説明図(その1)である。
【図7】 フィルタ係数の割当ての説明図である。
【図8】 第2実施形態の動作処理フローチャートである。
【図9】 実施形態の効果の説明図(その2)である。
【図10】 モアレ発生状態の説明図である。
【図11】 従来の問題点の説明図である。
【符号の説明】
1 CCD
2 A/Dコンバータ
3 シェーディング補正部
4 CCDギャップ間補正部
5 グレーバランス補正部
6 第1色空間変換部
7 外部インターフェース部
8 ACS判定−T/I分離判定部
9 IPS−CPU部
10 第2色空間変換部
11 縮小/拡大・ディジタルフィルタ補正部
12 ディジタルフィルタ部
13 High−γ/Linear変換部
14 トーンコントロール部
15 ROSインターフェース部
16 システムCPU部
17 IOTコントロール部
18 U/Iコンソールパネルコントロール部
19 IIT−CPU部
20 スキャンモータコントロール部
21 画像処理部
22 T/I分離判定部
Tag T/I判定データ
Claims (6)
- 画像データに変倍処理を施し、前記画像データの表す画像を変倍した変倍画像を出力する画像処理装置において、
前記画像がテキストであるのかイメージであるのかを判定する判定手段と、
前記変倍処理後の画像データに対し、ローパスフィルタを用いて画質補正のためのフィルタリング処理を施すフィルタリング処理手段とを備え、
前記フィルタリング処理手段は、前記変倍処理として等倍処理が設定されると、
前記判定手段による判定結果がテキストであった場合は前記フィルタリング処理を禁止する一方、前記判定手段による判定結果がイメージであった場合は前記フィルタリング処理を行う
ことを特徴とする画像処理装置。 - 画像データに変倍処理を施し、前記画像データの表す画像を変倍した変倍画像を出力する画像処理装置において、
前記画像中のテキスト領域とイメージ領域を判別する判別手段と、
前記変倍処理後の画像データに対し、ローパスフィルタを用いて画質補正のためのフィルタリング処理を施すフィルタリング処理手段とを備え、
前記フィルタリング処理手段は、前記変倍処理として等倍処理が設定されると、
前記判別手段による判別結果に基づいて、前記画像データのうち、前記テキスト領域内の各画素のデータに対する前記フィルタリング処理を禁止する一方、前記イメージ領域内の各画素のデータに対する前記フィルタリング処理を行なう
ことを特徴とする画像処理装置。 - 画像データに変倍処理を施し、前記画像データの表す画像を変倍した変倍画像を出力するための画像処理方法において、
前記画像がテキストであるのかイメージであるのかを判定する判定工程と、
前記変倍処理後の画像データに対し、ローパスフィルタを用いて画質補正のためのフィルタリング処理を施すフィルタリング処理工程とを備え、
前記フィルタリング処理工程では、前記変倍処理として等倍処理が設定されると、
前記判定工程における判定結果がテキストであった場合は前記フィルタリング処理を禁止する一方、前記判定工程における判定結果がイメージであった場合は前記フィルタリング処理を行う
ことを特徴とする画像処理方法。 - 画像データに変倍処理を施し、前記画像データの表す画像を変倍した変倍画像を出力するための画像処理方法において、
前記画像中のテキスト領域とイメージ領域を判別する判別工程と、
前記変倍処理後の画像データに対し、ローパスフィルタを用いて画質補正のためのフィルタリング処理を施すフィルタリング処理工程とを備え、
前記フィルタリング処理工程では、前記変倍処理として等倍処理が設定されると、
前記判別工程における判別結果に基づいて、前記画像データのうち、前記テキスト領域内の各画素のデータに対する前記フィルタリング処理を禁止する一方、前記イメージ領域内の各画素のデータに対する前記フィルタリング処理を行なう
ことを特徴とする画像処理方法。 - 画像データに変倍処理を施し、前記画像データの表す画像を変倍した変倍画像を出力する画像処理装置を制御するための画像処理制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、
前記画像処理制御プログラムは、
前記画像がテキストであるのかイメージであるのかを判定する判定工程と、
前記変倍処理後の画像データに対し、ローパスフィルタを用いて画質補正のためのフィルタリング処理を施すフィルタリング処理工程とを備え、
前記フィルタリング処理工程では、前記変倍処理として等倍処理が設定されると、
前記判定工程における判定結果がテキストであった場合は前記フィルタリング処理を禁 止する一方、前記判定工程における判定結果がイメージであった場合は前記フィルタリング処理を行う
ことを特徴とする記憶媒体。 - 画像データに変倍処理を施し、前記画像データの表す画像を変倍した変倍画像を出力する画像処理装置を制御するための画像処理制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、
前記画像処理制御プログラムは、
前記画像中のテキスト領域とイメージ領域を判別する判別工程と、
前記変倍処理後の画像データに対し、ローパスフィルタを用いて画質補正のためのフィルタリング処理を施すフィルタリング処理手段とを備え、
前記フィルタリング処理工程では、前記変倍処理として等倍処理が設定されると、
前記判別工程における判別結果に基づいて、前記画像データのうち、前記テキスト領域内の各画素のデータに対する前記フィルタリング処理を禁止する一方、前記イメージ領域内の各画素のデータに対する前記フィルタリング処理を行なう
ことを特徴とする記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32996396A JP3658895B2 (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | 画像処理装置、画像処理方法及び記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32996396A JP3658895B2 (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | 画像処理装置、画像処理方法及び記憶媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10173912A JPH10173912A (ja) | 1998-06-26 |
JP3658895B2 true JP3658895B2 (ja) | 2005-06-08 |
Family
ID=18227232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP32996396A Expired - Lifetime JP3658895B2 (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | 画像処理装置、画像処理方法及び記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3658895B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002259960A (ja) * | 2001-02-27 | 2002-09-13 | Seiko Epson Corp | 画像処理装置及び画像処理方法 |
-
1996
- 1996-12-10 JP JP32996396A patent/JP3658895B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10173912A (ja) | 1998-06-26 |
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