JP5275325B2 - 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、カラー画像の画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体に関する。
従来から、R,G,Bなどの3ラインを有する3ラインセンサを用いて被写体を読み取る画像入力装置の色ずれを検出して補正する方法が多数提案されている。その中で、機械の振動などに起因する光学系の光軸のずれに基づく色ずれまで補正するものとして、特許文献1が挙げられる。
特許文献1では、被写体の読み取り領域に基準パターンを設け、基準パターンに含まれる複数の直線のエッジ部を3ラインセンサのうち所定のセンサで読み取る。そして、各読み取り値の平均値aを機械振動が無い場合の読み取り値と見做し、平均値aと各直線のエッジの読み取り値との差から、各直線のエッジの読み取り位置のずれ量を算出する。これらのずれ量に基づいて各エッジ間の各読み取りラインにおける読み取り位置のずれ量を確定し、これらのずれ量に応じて各センサの読み取り出力値を補正する。
特開2001−16401号公報(2001年1月19日公開)
RGB成分にズレが生じると、色補正後のCMYの重複領域が少なくなり、ズレが生じていない場合と比較して黒生成量が少なくなり、濃度ムラ(スジ)が生じる。このスジは、カラー領域では目立たず黒やグレーの領域(網点領域、万線(ラインスクリーン)領域)で目立ちやすくなる。これを具体的に説明すると以下の通りである。
画像入力装置に機械振動等があると、副走査方向にRGB成分間で色ずれが部分的に生じることがある。黒網点や黒万線の領域においては、振動がほとんど無い状態では、網点や万線を構成するRGBの信号は重なっているが、振動が生じると、RGB成分間で副走査方向にずれが生じる。RGB信号が重なっている部分では、黒生成量、下色除去量が多くなり(黒は、色補正処理後のC・M・Yの重なり部分に基づいて生成される)、階調再現処理後に黒が多く出力されることにより無彩色を表現することができる。しかしながら、ずれが生じると重なりが少なくなり、黒生成量、下色除去量が少なくなり、階調再現処理後に黒の出力が少ないことによりCMYの大小による色味が知覚されてしまう。
図13〜図15に一例を示す。図13〜図15において、1つの四角が1画素に相当し、斜線を引かれている部分が網点の印字部分を読み取った画素とし、スキャナは副走査方向に読み取りを行う。ここではわかりやすい例を示すため、G成分とB成分は色ずれが生じないものとする。全くずれることがなければ、黒網点部分は、図13のように、RGB成分が重なって読みとられる。一方、ずれが生じると、黒網点部分は、図14のように、RGB成分は重なりが少なくなり、図13のような部分に比べて黒生成量、下色除去量が少なってしまう。読み取りを行っている際、機械振動によりRGB成分間で色ずれが生じてしまうと、図14のような部分が、主走査方向に伸びた帯状のスジになって目立つようになる。
これに対して、カラーの領域(図15)では、R・G・B成分の重なりが少ないため、機械振動が生じたとしてもその影響は小さくスジはあまり目立たない。
上記領域に生じるスジは、周期的なもの、非周期的なものが存在し、網点や万線の周期よりも大きく、観測されるスジの幅は均一ではない。このようなスジに対して、特許文献1に記載の方法を適用することを考えると、観測されるスジの幅が均一ではないので、1つの原稿に対してズレ量を推定するのが難しい。
仮に、ズレ量が一定であるとした場合、特許文献1のように、原稿を非接触で読み込む場合は、原稿と基準パターンを同時に読み込むことは可能である。しかし、上記方法をフラットベッド方式のスキャナに適用すると、原稿の読み取り領域以外に基準パターンを読み取る領域を設ける必要がある。基準パターンの読み取りは常時行う必要はなく、基準パターンの読み取りが必要な際、読み取り領域を変更する設定を行う必要があり手間である。あるいは、原稿とは別に、基準パターンの読み取りを行うことも考えられるが2度読み取りを行う必要があり、また、原稿を読み取った際と基準パターンを読み取った際のずれ量が一致しているとは限らず、ずれ量を推定する上で精度に問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、網点領域、万線(ラインスクリーン)領域でのRGB成分にズレに起因する濃度ムラ(スジ)を抑制できる画像処理装置の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、複数の色成分よりなる画像データに対して画像処理を行う画像処理装置において、読み込まれた原稿の種別の判別を行う原稿種別判別手段と、前記画像データに対して強調処理および誤差拡散処理を行うことが可能な画像処理手段と、各画素毎に前記画像データに基づいて黒生成量を算出する黒生成量算出手段と、各画素毎に前記画像データに基づいて下色除去量を算出し、下色除去後の複数の色成分の画像データを算出する下色除去処理手段とが備えられており、前記原稿種別判別手段により、黒網点を含む印刷写真原稿、あるいは、文字印刷写真原稿と判別された時、前記画像処理手段が画像データに対して強調処理および誤差拡散処理を行い、前記黒生成量算出手段および前記下色除去処理手段は、前記複数の色成分の画像データの最小値が少なくとも所定の閾値以下の画素に対しては黒生成および下色除去処理を行わない画像ムラ抑制動作モードを実施することを特徴としている。
上記の構成によれば、黒網点を含む印刷写真原稿、あるいは、文字印刷写真原稿に対して、強調処理および誤差拡散処理を行うことで、出力画像のぼやけを抑え、例えば、地図上の小さい文字等もくっきりと表示させることができる。このような強調処理および誤差拡散処理を行う場合に、読み取り画像のRGB成分にズレによる濃度ムラ(スジ)が生じると、この濃度ムラまでも強調される虞があるが、このような濃度ムラについては黒生成下色除去処理を行わない画像ムラ抑制動作モードを実施することで抑制される。
また、本発明の他の画像処理装置は、複数の色成分よりなる画像データに対して画像処理を行う画像処理装置において、前記画像データを少なくとも黒網点領域を含む複数の領域に分離する領域分離処理手段と、前記画像データに対して強調処理および誤差拡散処理を行うことが可能な画像処理手段と、各画素毎に前記画像データに基づいて黒生成量を算出する黒生成量算出手段と、各画素毎に前記画像データに基づいて下色除去量を算出し、下色除去後の複数の色成分の画像データを算出する下色除去処理手段とが備えられており、前記領域分離処理手段により黒網点領域に属すると判別された領域に対しては、前記画像処理手段が画像データに対して強調処理および誤差拡散処理を行い、前記黒生成量算出手段および前記下色除去処理手段は少なくとも所定の濃度以下の画素に対しては黒生成および下色除去処理を行わない画像ムラ抑制動作モードを実施することを特徴としている。
上記の構成によれば、黒網点領域に属すると判別された領域に対して、強調処理および誤差拡散処理を行うことで、出力画像のぼやけを抑え、例えば、地図上の小さい文字等もくっきりと表示させることができる。このような強調処理および誤差拡散処理を行う場合に、読み取り画像のRGB成分にズレによる濃度ムラ(スジ)が生じると、この濃度ムラまでも強調される虞があるが、このような濃度ムラについては黒生成下色除去処理を行わない画像ムラ抑制動作モードを実施することで抑制される。
また、上記画像処理装置では、前記所定の閾値は、前記画像ムラ抑制動作モードが実施されない場合の閾値よりも高い値に設定される構成とすることができる。
また、上記画像処理装置は、前記画像ムラ抑制動作モードでは、前記黒生成量算出手段は黒生成量をすべて0となるように設定され、前記下色除去処理手段は下色除去量をすべて0となるように設定される構成とすることができる。
上記の構成によれば、黒成分の出力が無くなることで、画像入力装置のRGB間で生じる色ずれが原因で現れやすい、元原稿が黒での網点や万線のスクリーンの部分でも、効果的に筋ムラを抑えることができる。
また、上記画像処理装置は、前記画像ムラ抑制動作モードでは、前記黒生成量算出手段および前記下色除去処理手段は、前記複数の色成分の画像データの最小値が第1の閾値以下の場合は黒生成下色除去を行わず、前記最小値が前記第1の閾値を超えた場合は閾値を超えた部分でのみ黒生成下色除去を行う構成とすることができる。
上記の構成によれば、黒成分の出力がわずかに残るが、画像入力装置のRGB間で生じる色ずれが原因で現れやすい、元原稿が黒での網点や万線のスクリーンの部分でも、筋むらを抑えることができる。また、印字量が多過ぎないことにより、画像出力装置の故障の頻度を高めたり紙などの出力媒体による出力物が不良となってしまうことを抑えることができる。
また、上記画像処理装置は、前記画像ムラ抑制動作モードでは、前記黒生成量算出手段は、黒生成量をすべて0となるように設定され、前記下色除去処理手段は、前記複数の色成分の画像データの最小値が第2の閾値以下の場合は下色除去を行わず、前記最小値が前記第2の閾値を超えた場合は閾値を超えた部分でのみ下色除去を行う構成とすることができる。
上記の構成によれば、無彩色あるいはそれに近い高濃度部でわずかに再現濃度が下がる場合があるが、画像入力装置のRGB間で生じる色ずれが原因で現れやすい、元原稿が黒での網点や万線のスクリーンの部分でも、筋むらを抑えることができる。また、印字量が多過ぎないことにより、画像出力装置の故障の頻度を高めたり紙などの出力媒体による出力物が不良となってしまうことを抑えることができる。
また、本発明の他の画像処理装置は、複数の色成分よりなる画像データに対して画像処理を行う画像処理装置において、各画素毎に前記画像データに基づいて黒生成量を算出する黒生成量算出手段と、各画素毎に前記画像データに基づいて下色除去量を算出し、下色除去後の複数の色成分の画像データを算出する下色除去量算出手段とが備えられており、前記黒生成量算出手段および前記下色除去処理手段は、前記複数の色成分の画像データの最小値が少なくとも所定の閾値以下の画素に対しては黒生成下色除去処理を行わない画像ムラ抑制動作モードを有し、前記画像ムラ抑制動作モードのオン/オフを手動で切替可能であることを特徴としている。
上記の構成によれば、読み取り画像のRGB成分にズレによる濃度ムラ(スジ)が生じる場合、下色除去処理を行わない画像ムラ抑制動作モードを選択することで、上記濃度ムラ(スジ)を抑制できる。
本発明は、強調処理および誤差拡散処理を行う場合に、画像ムラ抑制動作モードを実施することで読み取り画像のRGB成分にズレによる濃度ムラ(スジ)を抑制できるといった効果を奏する。
本実施の形態に係る画像形成装置の構成を説明するブロック図である。 高周波成分再現に最適な誤差拡散処理の拡散係数の例を示す図である。 印画紙写真の階調再現に最適な誤差拡散処理の拡散係数の例を示す図である。 黒生成下色除去部の構成を示すブロック図である。 黒生成量算出部の構成を示すブロック図である。 黒生成量算出部の構成を示すブロック図である。 本発明の画像ムラ抑制動作モードを実行した場合の、黒生成量、UCR量、およびCMY出力値を示すグラフであり、少量の黒生成量およびUCR量の生成を行う場合のグラフである。 本発明の画像ムラ抑制動作モードを実行した場合の、黒生成量、UCR量、およびCMY出力値を示すグラフであり、黒生成は行わずに少量のUCR量の生成を行う場合のグラフである。 本発明の画像ムラ抑制動作モードが実行されない場合の、黒生成量、UCR量、およびCMY出力値を示すグラフである。 黒生成下色除去の処理手順を示すフローチャートである。 黒生成量算出の処理手順を示すフローチャートである。 下色除去量算出の処理手順を示すフローチャートである。 C・M・Yの重なりにズレが無い場合の黒網点を示す図である。 C・M・Yの重なりにズレが有る場合の黒網点を示す図である。 カラー網点領域を示す図である。
〔画像形成装置の構成〕
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の構成を説明するブロック図であり、本画像形成装置は、カラー画像入力装置10と、カラー画像処理装置(画像処理装置)30と、カラー画像出力装置50とから構成されている。
カラー画像入力装置10は、例えば、CCD(Charged Coupled Device)を備えたフラッドベッドスキャナ、フィルムスキャナ、デジタルカメラ又は携帯電話機等が該当する。カラー画像入力装置10は、原稿のカラー画像からの反射光像をアナログのRGB信号として読み取り、読み取ったRGB信号をカラー画像処理装置30へ出力する。
また、カラー画像出力装置50は、例えば、インクジェット方式又は電子写真方法のプリンタ装置が該当し、カラー画像処理装置30から受け付けたCMYK信号からなるカラー画像を記録紙へ出力する。また、カラー画像出力装置50は、プリンタ装置に限らず、CRTモニタ装置又は液晶モニタ装置であっても良い。この場合、モニタ装置にて処理出来るように、受け付けたCMYK信号はRGB信号に変換して処理を行う。
カラー画像処理装置30は、カラー画像入力装置10から取得したカラー画像の色情報であるRGB信号に処理を行い、CMYK信号からなるカラー画像をカラー画像出力装置50へ出力する。カラー画像処理装置30は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)からなり、A/D変換部31と、シェーディング補正部32と、入力階調補正部33と、原稿種別自動判別部(原稿種別判別手段)34と、領域分離処理部(領域分離処理手段)35と、色補正部36と、黒生成下色除去部(黒生成量算出手段・下色除去処理手段)37と、空間フィルタ処理部(画像処理手段)38と、出力階調補正部39と、階調再現処理部(画像処理手段)40と、これらを制御する制御部(図示せず)とから構成されている。
A/D変換部31は、カラー画像入力装置10から取得したカラー画像のアナログのRGB信号を、例えば10ビットのデジタル信号に変換し、変換したRGB信号をシェーディング補正部32へ出力する。
シェーディング補正部32は、A/D変換部31から受け付けたRGB信号に対して、画像入力装置の照明系、結像系又は撮像系などで発生した歪みを除去する補正処理を行い、処理したRGB信号を入力階調補正部33へ出力する。
入力階調補正部33は、シェーディング補正部32から受け付けたRGB信号に対して、カラーバランスを整える処理を行うと共に、RGB信号を10ビットから8ビットへ変換し、変換した8ビットのRGB信号を原稿種別自動判別部34へ出力する。
原稿種別自動判別部34は、入力階調補正部33にてγ補正等の処理がなされたRGBの画像データ(RGBの濃度信号)に基づき、画像入力装置10にて読み取られた原稿の種別の判定を行う。ここで、判定される原稿の種別としては、文字原稿、印刷写真原稿、文字と印刷写真とが混在した文字印刷写真原稿等がある。また、原稿種別自動判別部34は、上記画像データに基づき、読み取られた原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるのかの判別を行う処理である自動カラー判別処理(ACS:Auto Color Selection)を行う。さらに、ブランク原稿であるか否か(無地の原稿であるか否か)の判定処理も行うことができる。なお、原稿種別自動判別部34から出力されるRGBの画像データは、領域分離処理部35に入力するようになっている。また、原稿種別自動判別部34での原稿種別の判定結果は原稿種別判定信号として出力され、この原稿種別判定信号は色補正部36、黒生成下色除去部37、空間フィルタ処理部38、および階調再現処理部40に入力される。
領域分離処理部35は、原稿種別自動判別部34から送られてくるRGBの画像データに基づき、入力画像の画素毎に、有彩無彩の判定および当該画素がどのような画像領域に分類されるのかを判別し、この判別結果を示す領域識別信号を生成する処理を行う。ここで、領域分離処理部35において判別される画像領域には、黒文字領域,色文字領域,網点領域、印画紙写真領域(連続階調領域)等がある。なお、領域分離処理は、画素毎に画像領域の判定を行う形態ではなく、複数の画素よりなるブロック毎に画像領域の判定が行われる形態であってもよい。領域分離処理部35から出力される領域識別信号は、色補正部36、黒生成下色除去部37、空間フィルタ処理部38、および階調再現処理部40に入力される。
色補正部36は、領域分離処理部35から受け付けたRGB信号をCMYの色空間に変換し、更にカラー画像出力装置50の特性に応じた色補正を行い、補正したCMY信号を黒生成下色除去部37へ出力する。
黒生成下色除去部37は、色補正部36から受け付けたCMY信号に基づき、K(黒色)信号を生成し、生成したK信号を含むCMYK信号を生成し、生成したCMYK信号を空間フィルタ処理部38へ出力する。例えば、黒生成下色除去部37は、スケルトンブラックによる黒生成を行う場合、スケルトンブラックの入出力特性をy=f(x)とし、入力されるデータをC,M,Y,出力されるデータをC',M',Y',K'、UCR(Under Color Removal)率をα(0<α<1)とすると、黒生成下色除去処理は以下の(1)式で表わされる。本発明における黒生成下色除去部37における詳細は後述する。
Figure 0005275325
空間フィルタ処理部38は、黒生成下色除去部37から受け付けたCMYK信号に対して、同じく領域分離処理部35から受け付けた、CMYK信号に同期する領域識別信号に応じて、デジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、画像の空間周波数特定を補正し、補正したCMYK信号を出力階調補正部39へ出力する。例えば、空間フィルタ処理部38は、CMYK信号に対して、鮮鋭化強調処理や平滑化処理を行うことができる。
尚、原稿種別自動判別部34で特定の原稿種別に判別された場合(例えば、黒い網点を含む印刷写真原稿、文字印刷写真原稿)や、操作パネルから、原稿種別を手動で所定の原稿種別モード(例えば、地図原稿モード)が選択された場合、あるいは、領域分離結果より、網点領域に属し無彩と判定された画素に対しては、次のように処理を行う。
鮮鋭化強調を弱め平滑化を強めるほど、画像入力装置のRGB間の色ずれによる筋むらを抑えることができるが、出力画像はぼやけてしまう。また、後述する階調再現処理を、誤差拡散処理にすれば、原稿の網点や万線のスクリーンとディザ処理によるモアレも現れない。そこで、例えば、地図上の小さい文字(色文字:色文字は網点より構成されている)をくっきりと表示させるためには、鮮鋭化強調をより強めた処理を行うことが好ましい。この場合、画像入力装置のRGB間の色ずれによる筋むらに対しては、後で詳述する黒生成下色除去により抑えることができる。すなわち、本実施の形態に係る黒生成下色除去処理は、空間フィルタ処理部38での強調処理、階調再現処理部での誤差拡散処理が行われることが前提となる。
以上では、原稿種別の判定結果や領域識別信号により空間フィルタ処理を切り換える(選択する)例を示しているが、処理を変更することなく強調処理を行うようにしても良い。
出力階調補正部39は、黒生成下色除去部37から受け付けたCMYK信号に対して、カラー画像出力装置50の特性に応じて出力階調補正処理を行い、処理したCMYK信号を階調再現処理部40へ出力する。
階調再現処理部40は、画素毎に出力階調補正部39からCMYK信号を受け付け、順次誤差拡散処理を行う。誤差拡散処理は、全画素一定の処理を行っても良いが、領域分離処理部35から同期する領域識別信号を受け付け、受け付けた領域識別信号に応じてCMYK信号に順次誤差拡散処理を行っても良い。
例えば、階調再現処理部40は、領域識別信号が有彩色又は無彩色の文字領域や網点領域を示す場合、同期するCMYK信号に対して、高周波成分再現に最適な誤差拡散処理を行う。その誤差拡散処理の拡散係数の例を図2に示す。これにより、文字領域は、文字の再現性が向上し、網点領域は、網点の様態をあまり崩さず、文字領域に分離できなかった小さな文字や画数の多い文字などもくっきり再現する。また、階調再現処理部40は、領域識別信号が印画紙写真領域を示す場合、同期するCMYK信号に対して、カラー画像出力装置による印画紙写真の階調再現に最適な誤差拡散処理を行う。その誤差拡散処理の拡散係数の例を図3に示す。図3には(a)〜(d)の4組の拡散係数が示されているが、各画素毎に乱数により用いる組を切り替える。
以上では、階調再現処理で誤差拡散を用いて中間調処理を行う例を示しているが、例えば、原稿種別が印画紙写真原稿と判別されたとき、ディザ処理を用いるようにしても良い。
また、階調再現処理部40は、処理したCMYK信号を外部記憶装置又はRAM(図示せず、以下同じ)へ出力する。外部記憶装置等は、受け付けたCMYK信号を記憶しておき、制御部による画像形成指示に応じて画像出力装置へ出力する。画像出力装置は、当該画像データの画像を記録媒体(例えば紙等)上に印刷する。
〔黒生成下色除去部の詳細〕
ここでは、黒生成下色除去部37の詳細な説明を行う。尚、以下に説明する黒生成下色除去処理は、例えば、特開2006−115220に開示された周知の方法である。但し、本発明において、黒生成下色除去における黒生成量および下色除去量の算出方法はこれに限定されるものではなく、他の周知の方法も適用可能である。
図4は、黒生成下色除去部37の構成を示すブロック図である。また、図10〜12は、黒生成下色除去処理を示すフローチャートである。黒生成下色除去部37は、図4に示すように、最大最小算出部371、UCR量算出部(下色除去処理手段)372、黒生成量算出部(黒生成量算出手段)373、UCR処理部(下色除去処理手段)374を備えている。また、ここでは、色補正部36から入力されるCMY信号を(C,M,Y)とし、黒生成下色除去部37から出力されるCMYK信号を(C,M,Y,K)とする。
最大最小算出部371は、CMY信号(C,M,Y)における色成分の中から最大値と最小値とを算出(S1)し、それぞれをMAX,MINとし、UCR量算出部372および黒生成量算出部373へ出力する。
次に、UCR量算出部372および黒生成量算出部373のそれぞれで、下色除去量UCRおよび黒生成量Kを計算する(S2・S3)。これらの計算方法については後述する。
UCR処理部374では、UCR量算出部372で計算されたUCR量を下記式のようにC信号から減算する下色除去処理を行う(S4)。そして、その計算によって得られたC信号を後段の処理へ出力する。また、K信号は、黒生成量算出部373で計算された黒生成量Kがそのまま用いられる。
=C−UCR
=M−UCR
=Y−UCR
=K
〔黒生成量算出部の説明〕
UCR量算出部372および黒生成量算出部373では、一般にルックアップテーブル(以下、LUT)を用いて、それぞれ黒生成量Kと下色除去量UCRを計算する。黒生成量Kおよび下色除去量UCRの算出は、使用するLUTがKテーブルなのか、あるいはUCRテーブルなのかの違いだけで、計算処理は同じ方法で行う。従って、以下では、黒生成量算出部373についてのみ説明する(フローチャートのステップ番号は、UCR量算出部372の処理も示す)。
黒生成量算出部373のブロック図を図5に示す。黒生成量算出部373は黒生成テーブルを格納したKテーブルメモリ373Aと、領域識別信号SEGとMIN信号に基づいてKテーブルメモリ373Aから値を2つ読み出すKメモリアクセス部373Bと、読み出された値K、KとMIN信号とMAX信号から黒生成量Kを計算する黒生成量計算部373Cとから構成される。
Kテーブルメモリ373Aは同図に示すように、1次元テーブル1(LUT1)から1次元テーブルn(LUTn)まで用意されており、領域識別信号SEGに応じていずれかが選択される。
Kメモリアクセス部373Bでは、Kテーブルメモリから領域識別信号SEGに応じて2つの1次元テーブルLUT1,LUT2を選択し、選択した2つのKテーブルからMIN信号に基づいて夫々値を読み出す(S11・S21)。LUT1から読み出した値をK1、LUT2から読み出した値をK2とし、黒生成量計算部373Cへ出力する。
黒生成量計算部373Cでは、K1信号、K2信号、MIN信号、MAX信号を用いて、下記(2)式により補間計算を行い(S12・S22)、黒生成量K(第2黒生成量)を計算し、後段の処理へ出力する。
Figure 0005275325
尚、黒生成量Kは線形補間を行うのではなく、予め変化の様子を式に設定しておき、K1,K2を通る曲線上で補間演算を行っても良い。
〔テーブルの選択〕
Kテーブルメモリ373Aから選択される2つの1次元テーブルは、図5に示すように、領域分離結果によって切り換えることができる。
例えば、領域識別信号SEGが文字領域か文字領域以外かどうかで、2つのKメモリアクセス部において、Kテーブルメモリから参照するテーブル番号がそれぞれ決まる。それぞれのテーブル番号のMIN信号に対応するそれぞれのテーブル値を上記した第1黒生成量K1・K2(あるいは下色除去量)として抽出する。
ただし、領域識別信号が文字領域を示す信号の場合は、MAX信号の値に関係しない第1黒生成量を抽出するために、2つのKメモリアクセス部において、同じテーブル番号の第1黒生成量を出力する。これにより、2つのKメモリアクセス部は同じテーブル値を抽出し、補間した結果もテーブル値と同じ値になる。この時の第1黒生成量をK3とすると、上記式は、下記(3)式となり、第1黒生成量の値が出力される。
Figure 0005275325
このように、領域識別信号によって、参照する1次元テーブルを切り換えることで、同じ回路および計算方法を用いて、各領域に応じた黒生成量を求めることができる。言い換えれば、同じ回路および計算方法により、網点領域や印画紙写真領域に関しては2次元情報を用いて、文字領域に関しては1次元情報を用いて黒生成量を求めることができる。
尚、図5に示す黒生成量算出部373は、2つの1次元テーブルから黒生成量を算出するものであって、2次元的に黒生成量を算出することができる(原稿が有彩色が無彩色であるかに応じて黒生成量を異ならせることができる)。
これに対して、変形例である図6に示す黒生成量算出部373は、2次元黒生成量算出部373’と1次元黒生成量算出部373”と出力選択部373Dとを備えた構成である。2次元黒生成量算出部373’は図5に示す黒生成量算出部373と同一の構成であり、ここでは、2次元黒生成量算出部373’で算出される黒生成量を第1黒生成量K’とする。
一方、1次元黒生成量算出部373”は、MIN信号によって1つの1次元テーブルをKテーブルメモリから読み出し、読み出したテーブルのMIN信号に対応するテーブル値を抽出する。1次元黒生成量算出部373”では、抽出されたテーブル値がそのまま第2黒生成量K”として出力される。1次元黒生成量算出部373”では、1つの1次元テーブルを用いるため原稿が有彩色が無彩色であるかに応じて黒生成量を異ならせることができず、1次元的に黒生成量を算出するものとなる。
第1黒生成量K’および第2黒生成量K”は出力選択部373Dに入力され、出力選択部373Dは、領域識別信号SEGによりその何れかを選択して黒生成量Kとして出力する。
尚、本発明における黒生成量算出部373は、1次元黒生成量算出部373”のみで構成されるものであっても良い。
図5または図6の2次元黒生成量算出部では、2つの1次元テーブルは、原稿種別や操作パネルから入力される画像モード(文字原稿モード・文字/印刷写真原稿モード等)によって切り換えることもできる。この場合、領域識別信号SEGの代わりに、原稿種別あるいは画像モードを表す信号を入力すれば良い。このように、原稿種別や画像モードによって、参照する1次元テーブルを切り換えることができる。尚、黒生成量算出部に対する上記説明は、UCR量算出部に対しても同様のことが言える。
〔特定の原稿種別におけるKテーブル、UCRテーブル〕
本発明は、RGB成分にズレが生じる場合の濃度ムラ(スジ)を抑制しようとするものであるが、上述したように、このような濃度ムラは特定の原稿種別において顕著に発生する。このため、本実施の形態に係る画像処理装置では、このような濃度ムラが発生しやすい原稿種別において、黒生成下色除去を行わない、もしくは黒生成下色除去を抑えることによって濃度ムラを抑制する点に特徴を有する。
このため、本発明におけるKテーブル、UCRテーブルは、原稿種別自動判別部34で特定の原稿種別に判別された場合(例えば、黒網点を含む印刷写真原稿)や、操作パネルから、原稿種別を手動で所定の原稿種別モード(例えば、地図原稿モード)を選択した時に、以下の(A)〜(C)に示す何れかのKテーブル、UCRテーブルを選択して、画像ムラ抑制動作モードを実行する。
(A) 常に、K=0、UCR=0
このようなKテーブル、UCRテーブルが選択された場合、実質、黒生成下色除去は行われない。
(B) K,UCRを最小限(図7(a),(b)参照)
このようなKテーブル、UCRテーブルが選択された場合、MIN値が所定の閾値以下の場合は黒生成下色除去を行わずにCMYのみの出力とするが、MIN値が上記閾値を超えた場合は、閾値を超えた部分でのみ黒生成下色除去を行う。すなわち、最小限度の黒生成下色除去を行う。
ここで、黒生成量算出部が2次元黒生成量算出部である場合には、入出力特性が図7(a)、(b)となるテーブルが選択される。図7(a)は、CMY信号の無彩色成分(MIN値)に基づく(CMY値の有彩色成分を考慮しないときの)黒生成量、UCR量、およびCMY出力値を示すグラフであって、図7(a)のグラフに沿った出力となるようにKテーブル、UCRテーブルが選択される。一方、図7(b)は、CMY信号の有彩色成分を考慮した(CMY3色のうち2色「255」をとし、残りの1色の濃度値を可変した)黒生成量、UCR量、およびCMY出力値を示すグラフであって、図7(b)のグラフに沿った出力となるようにKテーブル、UCRテーブルが選択される。
黒生成量算出部が1次元黒生成量算出部である場合には、原稿が無彩色か有彩色かの判断はされず、常に図7(b)のグラフに沿った出力となるようにKテーブル、UCRテーブルが選択される。
尚、図7(a)の例では、黒生成下色除去を行うかどうかの分岐となる閾値はMIN値=222である。すなわち、MIN値が222以下の場合は黒生成を行わずにCMYのみの出力とし、MIN値が223以上の場合は、閾値を超えた部分でのみ黒生成下色除去を行う。また、図7(b)の例では、黒生成下色除去を行うかどうかの分岐となる閾値はMIN値=190である。すなわち、MIN値が190以下の場合は黒生成を行わずにCMYのみの出力とし、MIN値が191以上の場合は、閾値を超えた部分でのみ黒生成下色除去を行う。
(C) K=0、UCRを最小限(図8(a),(b)参照)
このようなKテーブル、UCRテーブルが選択された場合、黒生成は常に行われないが、MIN値が所定の閾値超えた場合は、閾値を超えた部分でのみ下色除去を行う。
ここで、黒生成量算出部が2次元黒生成量算出部である場合には、入出力特性が図8(a)、(b)となるテーブルが選択される。図8(a)は、CMY信号の無彩色成分(MIN値)に基づく(CMY値の有彩色成分を考慮しないときの)黒生成量、UCR量、およびCMY出力値を示すグラフであって、図8(a)のグラフに沿った出力となるようにKテーブル、UCRテーブルが選択される。一方、図8(b)は、CMY信号の有彩色成分を考慮した(CMY3色のうち2色「255」をとし、残りの1色の濃度値を可変した)黒生成量、UCR量、およびCMY出力値を示すグラフであって、図8(b)のグラフに沿った出力となるようにKテーブル、UCRテーブルが選択される。
黒生成量算出部が1次元黒生成量算出部である場合には、原稿が無彩色か有彩色かの判断はされず、常に図8(a)のグラフに沿った出力となるようにKテーブル、UCRテーブルが選択される。
尚、図8(a)の例では、下色除去を行うかどうかの分岐となる閾値はMIN値=233である。すなわち、MIN値が233以下の場合は下色除去を行わずにCMYのみの出力とし、MIN値が233以上の場合は、閾値を超えた部分でのみ下色除去を行う。また、図8(b)の例では、下色除去を行うかどうかの分岐となる閾値はMIN値=190である。すなわち、MIN値が190以下の場合は下色除去を行わずにCMYのみの出力とし、MIN値が191以上の場合は、閾値を超えた部分でのみ下色除去を行う。
上記(A)の動作モードでは、RGB成分にズレが生じる場合の濃度ムラ抑制効果は最も高い。しかしながら、黒生成下色除去が一切行われないことで、画像出力装置でのトナーもしくはインクの使用量が多くなり、画像出力装置や出力物に不具合が生じる可能性がある。
例えば、黒ベタ画像を出力する場合、(A)の動作モードでは、黒トナーもしくは黒インクのみで出力を行う場合に比べ、ほぼ3倍のトナーもしくはインクを使用する。トナーによる印刷を行う場合に使用トナー量が多くなりすぎると、トナーが定着ローラにこびりつくトナーオフセットが生じたり、定着後の記録紙がカールするなどの不具合が生じる可能性がある。また、インクによる印刷を行う場合に使用インク量が多くなりすぎると、記録紙に対して多くの水分が与えられることになり、インクの乾燥後に記録紙にしわが発生するなどの不具合が生じる可能性がある。
このため、画像出力装置の性能が高く、上記不具合が生じない場合には、(A)の動作モードを用いても良いが、そうでない場合には、(B),(C)の動作モードを用いてトナーもしくはインクの最大使用量を抑制し、どのような画像を出力しても上記不具合が生じないようにすることが好ましい。
図9に、上記動作モードが実行されない場合の、黒生成量、UCR量、出力値の例を示す。図9(a)は、CMY信号の無彩色成分(MIN値)に基づく黒生成量、UCR量、およびCMY出力値を示すグラフ、図9(b)は、CMY信号の有彩色成分を考慮したグラフである。図9(a)の例では、黒生成、下色除去を行うかどうかの分岐となる閾値は、それぞれ、101、115である。すなわち、閾値が101以下の場合は黒生成を行わずにCMYのみの出力とし、閾値が102以上の場合は、閾値を超えた部分でのみ黒生成を行う。また、閾値が115以下の場合は下色除去を行わずにCMYのみの出力とし、閾値が116以上の場合は、閾値を超えた部分でのみ下色除去を行う。
図9(b)の例では、黒生成、下色除去を行うかどうかの分岐となる閾値は、それぞれ、41、31である。すなわち、閾値が41以下の場合は黒生成を行わずにCMYのみの出力とし、閾値が42以上の場合は、閾値を超えた部分でのみ黒生成を行う。また、閾値が31以下の場合は下色除去を行わずにCMYのみの出力とし、閾値が32以上の場合は、閾値を超えた部分でのみ下色除去を行う。
このように、上記動作モードが実行される場合、黒生成、下色除去を行うか否かの分岐となる閾値は、上記動作モードが実行されないときよりも、大きい値に設定される。
尚、図7〜9の(a)のグラフにおける出力C,M,Yは、下色除去を行った後の、C,M,Yそれぞれの値を示しており、図7〜9の(b)のグラフにおける出力C,M,Y(min)は、下色除去を行った後のmin(CMY)(CMY3色のうち2色「255」をとした残りの1色)の出力値を示している。
〔原稿種別判別方法の例〕
ここでは、原稿種別判別方法の説明を行う。尚、以下に説明する原稿種別判別方法は、例えば、特開2002−232708に開示された周知の方法であり、(1)〜(7)の手順にて下地領域、印画紙写真領域、文字領域および網点領域を判別でき、(8)〜(9)の手順にて有彩/無彩を判別できる。但し、本発明において、原稿種別判別方法はこれに限定されるものではなく、他の周知の方法も適用可能である。
(1) 注目画素を含むn×m(例えば、7×15)のブロックにおける最小濃度値および、最大濃度値を算出する。
(2) 算出された最小濃度値及び最大濃度値を用いて最大濃度差を算出する。
(3) 隣接する画素の濃度差の絶対値の総和である総和濃度繁雑度(例えば、主走査方向と副走査方向について算出した値の和)を算出する。
(4) 算出された最大濃度差と最大濃度差閾値との比較及び算出された総和濃度繁雑度と総和濃度繁雑度閾値との比較を行う。最大濃度差<最大濃度差閾値および総和濃度繁雑度<総和濃度繁雑度閾値のとき、注目画素は下地・印画紙写真領域に属すると判定する。上記条件を満たさないとき、注目画素は文字・網点領域に属すると判定する。
(5) 下地・印画紙写真領域に属すると判定された画素については、注目画素が、最大濃度差<下地・印画紙写真判定閾値を満たすとき、下地画素であると判定し、上記条件を充たさないとき、印画紙写真(写真領域、連続階調領域)画素であると判定する。
(6) 文字・網点領域に属すると判定された画素については、注目画素が、総和濃度繁雑度<最大濃度差に文字・網点判定閾値を掛けた値の条件を満たすとき、文字画素であると判定し、上記条件を満たさないとき、網点画素であると判定する。
(7) 下地領域、印画紙写真領域、文字領域および網点領域に分類された画素数をカウントし、それぞれのカウント値と予め定められている下地領域、印画紙写真領域、網点領域及び文字領域に対する閾値と比較して原稿全体の種別を判定する。例えば、文字、網点、印画紙写真の順に検出精度が高いとすると、文字領域の比率が全画素数の30%以上の場合には文字原稿、網点領域の比率が全画素数の20%以上の場合には網点原稿(印刷写真原稿)、印画紙写真領域の比率が全画素数の10%以上の場合には印画紙写真原稿であると判定する。また、文字領域の比率と網点領域の比率とが、それぞれ閾値以上であるとき、文字/網点原稿(文字印刷写真原稿)であると判定する。
(8) 上記処理と並行して、有彩/無彩の判定を行う。有彩/無彩の判定は、例えば、
・RGB信号の最大値と最小値との差分を閾値THaと比較する方法
max(R,G,B)−min(R,G,B)≧THa(例えば、20)
・RGB信号の各色成分の差分の絶対値を求めて閾値とを比較する方法
を用いて行う。
(9) 上記(7)において、印刷写真原稿、あるいは、文字印刷写真原稿と判定され、かつ、無彩色の網点であると判定された画素数を計数し、閾値THb以上のとき、上記印刷写真原稿、あるいは、文字印刷写真原稿は、無彩色の網点を含む原稿であると判定する(例えば、主走査方向、副走査方向の解像度が600dpiのとき、THb=50000:上記解像度の場合、1cm角の画素数は、55800となり1cm角の黒網点が存在する場合、黒網点を含む印刷写真原稿、文字印刷写真原稿と判定する)。
原稿種別の判別は、原稿種別が判別できれば良いので、例えば、画素の判別を行う際、閾値付近の特徴量を有する画素を除外して確実に領域分離を行うことができる画素を選択して原稿種別の判別を行うようにしても良い。
〔領域分離方法の例〕
例えば、上記原稿種別判別方法の(1)〜(6)の方法を用いて行う。また、(8)の有彩無彩の判定を行い、網点が無彩色であるか否かに判定を行う。有彩/無彩の判定を用いて、黒文字であるか色文字であるかの判定を行うようにしても良い。例えば、領域分離を行う際は、原稿種別の判定結果に基づいて、画素を判別する際の閾値を変更し、判別制度を向上させて行う。
尚、上記説明の画像処理装置では、原稿種別判別を行い、濃度ムラが発生しやすい原稿種別においては、黒生成下色除去を行わない、もしくは黒生成下色除去を抑えることによって濃度ムラを抑制する動作モード(〔特定の原稿種別におけるKテーブル、UCRテーブル〕で説明した(A)〜(C)の動作モードの何れか)を実施するものとなっている。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものでは、原稿種別判別結果によって濃度ムラを抑制する動作モードを選択するのではなく、ユーザが手動でそのような動作モードを設定するものであっても良い。本発明において抑制しようとする濃度ムラは、上述したように装置の機械振動によって生じるものであるため、例えば、装置の設置環境が理想的で振動が殆ど生じない場合には、ユーザが手動にて濃度ムラを抑制する動作モードを使用しない設定を選ぶことができる。
また、ユーザが手動にて濃度ムラを抑制する動作モードの使用を設定した場合には、原稿種別判別を行い、濃度ムラが発生しやすい原稿種別において濃度ムラを抑制する動作モードを実施するようにしても良い。
本発明は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、画像処理装置は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラム及び各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるフィルタ係数の合成処理を行うプログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記温度制御装置80に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、画像処理装置を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、カラートナーまたはカラーインクを用いる画像形成装置に利用することができる。
10 カラー画像入力装置
30 カラー画像処理装置(画像処理装置)
31 A/D変換部
32 シェーディング補正部
33 入力階調補正部
34 原稿種別自動判別部(原稿種別判別手段)
35 領域分離処理部(領域分離処理手段)
36 色補正部
37 黒生成下色除去部(黒生成量算出手段・下色除去処理手段)
371 最大最小算出部
372 UCR量算出部(下色除去処理手段)
373 黒生成量算出部(黒生成量算出手段)
374 UCR処理部(下色除去処理手段)
38 空間フィルタ処理部(画像処理手段)
39 出力階調補正部
40 階調再現処理部(画像処理手段)

Claims (9)

  1. 複数の色成分よりなる画像データに対して画像処理を行う画像処理装置において、
    読み込まれた原稿の種別の判別を行う原稿種別判別手段と、
    前記画像データに対して強調処理および誤差拡散処理を行うことが可能な画像処理手段と、
    各画素毎に前記画像データに基づいて黒生成量を算出する黒生成量算出手段と、
    各画素毎に前記画像データに基づいて下色除去量を算出し、下色除去後の複数の色成分の画像データを算出する下色除去処理手段とが備えられており、
    前記原稿種別判別手段により、黒網点を含む印刷写真原稿、あるいは、文字印刷写真原稿と判別された時、
    前記画像処理手段が画像データに対して強調処理および誤差拡散処理を行い、
    前記黒生成量算出手段および前記下色除去処理手段は、実施する動作モードとして第1動作モードと第2動作モードと第3動作モードとを含み、選択された1つの動作モードを実施し、
    前記第1動作モードにおいて、前記黒生成量算出手段は、黒生成量をすべて0に設定し、前記下色除去処理手段は、下色除去量をすべて0に設定し、
    前記第2動作モードにおいて、前記黒生成量算出手段は、前記複数の色成分の画像データの最小値が第1の閾値を超えると黒生成量を生成し、前記下色除去処理手段は、前記複数の色成分の画像データの最小値が前記第1の閾値を超えると下色除去量を生成し、
    前記第3動作モードにおいて、前記黒生成量算出手段は、黒生成量をすべて0に設定し、前記下色除去処理手段は、前記複数の色成分の画像データの最小値が第2の閾値を超えると下色除去量を生成することを特徴とする画像処理装置。
  2. 複数の色成分よりなる画像データに対して画像処理を行う画像処理装置において、
    前記画像データを少なくとも黒網点領域を含む複数の領域に分離する領域分離処理手段と、
    前記画像データに対して強調処理および誤差拡散処理を行うことが可能な画像処理手段と、
    各画素毎に前記画像データに基づいて黒生成量を算出する黒生成量算出手段と、
    各画素毎に前記画像データに基づいて下色除去量を算出し、下色除去後の複数の色成分の画像データを算出する下色除去処理手段とが備えられており、
    前記領域分離処理手段により黒網点領域に属すると判別された領域に対しては、
    前記画像処理手段が画像データに対して強調処理および誤差拡散処理を行い、
    前記黒生成量算出手段および前記下色除去処理手段は、実施する動作モードとして第1動作モードと第2動作モードと第3動作モードとを含み、選択された1つの動作モードを実施し、
    前記第1動作モードにおいて、前記黒生成量算出手段は、黒生成量をすべて0に設定し、前記下色除去処理手段は、下色除去量をすべて0に設定し、
    前記第2動作モードにおいて、前記黒生成量算出手段は、前記複数の色成分の画像データの最小値が第1の閾値を超えると黒生成量を生成し、前記下色除去処理手段は、前記複数の色成分の画像データの最小値が前記第1の閾値を超えると下色除去量を生成し、
    前記第3動作モードにおいて、前記黒生成量算出手段は、黒生成量をすべて0に設定し、前記下色除去処理手段は、前記複数の色成分の画像データの最小値が第2の閾値を超えると下色除去量を生成することを特徴とする画像処理装置。
  3. 複数の色成分よりなる画像データに対して画像処理を行う画像処理装置において、
    各画素毎に前記画像データに基づいて黒生成量を算出する黒生成量算出手段と、
    各画素毎に前記画像データに基づいて下色除去量を算出し、下色除去後の複数の色成分の画像データを算出する下色除去処理手段とが備えられており、
    前記黒生成量算出手段および前記下色除去処理手段は、実施する動作モードとして第1動作モードと第2動作モードと第3動作モードとを含み、選択された1つの動作モードを実施し、
    前記第1動作モードにおいて、前記黒生成量算出手段は、黒生成量をすべて0に設定し、前記下色除去処理手段は、下色除去量をすべて0に設定し、
    前記第2動作モードにおいて、前記黒生成量算出手段は、前記複数の色成分の画像データの最小値が第1の閾値を超えると黒生成量を生成し、前記下色除去処理手段は、前記複数の色成分の画像データの最小値が前記第1の閾値を超えると下色除去量を生成し、
    前記第3動作モードにおいて、前記黒生成量算出手段は、黒生成量をすべて0に設定し、前記下色除去処理手段は、前記複数の色成分の画像データの最小値が第2の閾値を超えると下色除去量を生成し
    前記動作モードのオン/オフを手動で切替可能であることを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記第1の閾値および前記第2の閾値は、前記動作モードが実施されない場合の閾値よりも高い値に設定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 複数の色成分よりなる画像データに対して画像処理を行う画像処理方法において、
    読み込まれた原稿の種別の判別を行う原稿種別判別ステップと、
    前記画像データに対して強調処理および誤差拡散処理を行うことが可能な画像処理ステップと、
    各画素毎に前記画像データに基づいて黒生成量を算出する黒生成量算出ステップと、
    各画素毎に前記画像データに基づいて下色除去量を算出し、下色除去後の複数の色成分の画像データを算出する下色除去処理ステップとが備えられており、
    前記原稿種別判別ステップにより、黒網点を含む印刷写真原稿、あるいは、文字印刷写真原稿と判別されたとき、
    前記画像処理ステップが画像データに対して強調処理および誤差拡散処理を行い、
    前記黒生成量算出ステップおよび前記下色除去処理ステップは、実施する動作モードとして第1動作モードと第2動作モードと第3動作モードとを含み、選択された1つの動作モードを実施し、
    前記第1動作モードにおいて、前記黒生成量算出ステップは、黒生成量をすべて0に設定し、前記下色除去処理ステップは、下色除去量をすべて0に設定し、
    前記第2動作モードにおいて、前記黒生成量算出ステップは、前記複数の色成分の画像データの最小値が第1の閾値を超えると黒生成量を生成し、前記下色除去処理ステップは、前記複数の色成分の画像データの最小値が前記第1の閾値を超えると下色除去量を生成し、
    前記第3動作モードにおいて、前記黒生成量算出ステップは、黒生成量をすべて0に設定し、前記下色除去処理ステップは、前記複数の色成分の画像データの最小値が第2の閾値を超えると下色除去量を生成することを特徴とする画像処理方法。
  6. 複数の色成分よりなる画像データに対して画像処理を行う画像処理方法において、
    前記画像データを少なくとも黒網点領域を含む複数の領域に分離する領域分離処理ステップと、
    前記画像データに対して強調処理および誤差拡散処理を行うことが可能な画像処理ステップと、
    各画素毎に前記画像データに基づいて黒生成量を算出する黒生成量算出ステップと、
    各画素毎に前記画像データに基づいて下色除去量を算出し、下色除去後の複数の色成分の画像データを算出する下色除去処理ステップとが備えられており、
    前記領域分離処理ステップにより黒網点領域に属すると判別された領域に対しては、
    前記画像処理ステップが画像データに対して強調処理および誤差拡散処理を行い、
    前記黒生成量算出ステップおよび前記下色除去処理ステップは、実施する動作モードとして第1動作モードと第2動作モードと第3動作モードとを含み、選択された1つの動作モードを実施し、
    前記第1動作モードにおいて、前記黒生成量算出ステップは、黒生成量をすべて0に設定し、前記下色除去処理ステップは、下色除去量をすべて0に設定し、
    前記第2動作モードにおいて、前記黒生成量算出ステップは、前記複数の色成分の画像データの最小値が第1の閾値を超えると黒生成量を生成し、前記下色除去処理ステップは、前記複数の色成分の画像データの最小値が前記第1の閾値を超えると下色除去量を生成し、
    前記第3動作モードにおいて、前記黒生成量算出ステップは、黒生成量をすべて0に設定し、前記下色除去処理ステップは、前記複数の色成分の画像データの最小値が第2の閾値を超えると下色除去量を生成することを特徴とする画像処理方法。
  7. 前記請求項1から項の何れかに記載の画像処理装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記請求項1から項の何れかに記載の画像処理装置を動作させるための画像処理プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための画像処理プログラム。
  9. 前記請求項に記載の画像処理プログラムを、コンピュータ読み取り可能に格納したことを特徴とする記録媒体。
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