JP2001016401A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JP2001016401A
JP2001016401A JP11183925A JP18392599A JP2001016401A JP 2001016401 A JP2001016401 A JP 2001016401A JP 11183925 A JP11183925 A JP 11183925A JP 18392599 A JP18392599 A JP 18392599A JP 2001016401 A JP2001016401 A JP 2001016401A
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Hideaki Kusano
秀昭 草野
Junichi Yamamoto
順一 山本
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読み取り装置において、3ラインセンサ
を用いて画像をスキャンしている最中に、機械振動に起
因して光学系の光軸がずれた場合でも、各ラインセンサ
の読み取り画像のずれ、例えば色ずれを簡単に補正す
る。 【解決手段】 基準パターンに含まれる複数の直線11
のエッジ部を所定のセンサで読み取った時の各読み取り
出力値の平均値aを求めることで、これを機械振動がな
い場合の読み取り出力値とみなし、この平均値aと各直
線11のエッジ部の読み取り出力値との差から、各直線
11のエッジの読み取り位置のずれ量を算出する。これ
らのずれ量に基づいて各エッジ間の各読み取りラインに
おける読み取り位置のずれ量を確定し、これらのずれ量
に応じて各センサの読み取り出力値を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読み取り装置
に関し、特に、3ラインCCDセンサを用いて被写体を
読み取る画像読み取り装置における読み取り画像のずれ
を補正する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、R,G,B等の3ラインを有
するCCDセンサ(以下、3ラインセンサという)を用
いて被写体を読み取る画像読み取り装置の分野におい
て、各ラインセンサの読み取り画像のずれ(カラーセン
サの場合、色ずれ)を補正するために、例えば、特開平
6−334814号公報に示されるように、各ラインセ
ンサの主走査方向の画素データを基に、主走査方向の画
素データを1画素未満でずらせて再サンプリングするこ
とにより、CCDの取り付け時の捻じれや傾きによる主
走査方向の色ずれを補正するようにしたものや、特開平
8−139949号公報に示されるように、入力された
R,G,Bの各ラインの画像データを補間して、補間さ
れた画像データと各色間の画像データの相関関数を求め
ることで、反射ミラーや結像レンズの振動に起因する各
ラインセンサの読み取り画像のずれ量を検出して色ずれ
を補正するものがある。また、特開平9−98256号
公報、特開平10−20631号公報又は特開平10−
51649号公報に示されるように、原稿外の部分に配
した基準パターンを読み取って、機械の振動などに起因
する各ラインセンサの色ずれを検出して補正するものが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の色ずれ補正技術において、例えば、特開平6−
334814号公報のものでは、機械の振動等に起因す
る光学系の光軸のずれに基づく色ずれを補正することは
できない。また、特開平8−139949号公報のもの
では、原稿の画素の1つ1つについて補間データや相関
関数を求めるので、処理が繁雑になり、回路も複雑にな
る上に、元々色がずれているような画像に対しても補正
処理をかけてしまう。また、特開平9−98256号公
報のものでは、副走査方向の全読み取りラインにおける
読み取り画素の原点位置からのずれを検出して補正して
いるので、処理が繁雑になる。また、特開平10−20
631号公報のものでは、原稿外の基準パターンの読み
取りデータに基づいてスキャナモータの回転を制御する
ことにより色ずれを補正しているため、これも処理が繁
雑になる。また、特開平10−51649号公報のもの
では、原稿外の基準パターンと副走査方向のラインクロ
ックから副走査方向の位置誤差を検出して色ずれを補正
しているが、これも処理が繁雑になる。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、3ラインセンサを用いて画像を
スキャンしている最中に、機械振動に起因して光学系の
光軸がずれた場合でも、各ラインセンサの読み取り画像
のずれ(カラーの場合は色ずれ)を簡単に補正すること
が可能な画像読み取り装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、3ラインCCDセンサと、被写体像をCC
Dセンサに結像するための光学系とを用いて被写体を撮
像する画像読み取り装置において、被写体の読み取り領
域に設けられた基準パターンの複数の基準位置を3ライ
ンCCDセンサのうちの所定のセンサで読み取り、各読
み取り出力値の平均値を求める平均値検出手段と、平均
値検出手段により求めた平均値と、所定のセンサによる
第1の基準位置での読み取り出力値との差から、第1の
基準位置での読み取り位置のずれ量を算出する第1のず
れ量算出手段と、平均値検出手段により求めた平均値
と、所定のセンサによる第2の基準位置での読み取り出
力値との差から、第2の基準位置での読み取り位置のず
れ量を算出する第2のずれ量算出手段と、第1及び第2
のずれ量算出手段により算出された各ずれ量に基づい
て、所定のセンサによる読み取り位置のずれ量を確定す
るずれ量確定手段と、ずれ量確定手段により確定された
ずれ量に応じて、所定のセンサの読み取り出力値の補正
量を求める補正量検出手段とを備えたものである。
【0006】上記構成においては、平均値検出手段によ
り基準パターンに含まれる複数の基準位置を所定のセン
サで読み取った時の各読み取り出力値の平均値を求め、
この平均値と第1及び第2の基準位置での読み取り出力
値との差から、第1及び第2のずれ量算出手段により第
1及び第2の基準位置での読み取り位置のずれ量をそれ
ぞれ算出する。上記平均値は、機械振動に起因した読み
取り画像のずれがない場合の各基準位置の読み取り出力
値とみなせるので、上記により算出されるずれ量は各基
準位置における機械振動に起因したものとみなすことが
できる。これらのずれ量に基づいてずれ量確定手段によ
り所定のセンサの各読み取りラインにおける読み取り位
置のずれ量を確定し、これらの各読み取りラインにおけ
る読み取り位置のずれ量に応じて、所定のセンサの読み
取り出力値の補正量を求め、もって読み取り出力値を補
正する。これにより、基準パターンの基準位置を読み取
った基準画像データのみを用いて、簡単な処理でもっ
て、機械振動に起因する各ラインセンサの読み取り画像
のずれ(カラーの場合は色ずれ)を補正することができ
る。
【0007】また、基準パターンは、被写体読み取り領
域の主走査方向端部に副走査方向全域に渡って配置さ
れ、等ピッチ間隔で副走査方向に並んで設けられた主走
査方向の複数の直線からなるものとすることができる。
これにより、副走査方向全域に渡って等ピッチ間隔で読
み取り位置のずれ量を求めることができる。
【0008】また、ずれ量確定手段は、所定のセンサで
基準パターン上の等ピッチ間隔の複数の直線を読み取っ
た時のずれ量の離散データから、読み取り位置のずれ量
を補間して求めるものとすることができる。
【0009】また、ずれ量確定手段により確定される読
み取り位置のずれ量は、直線近似で求められるものとす
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
画像読み取り装置について図面を参照して説明する。図
1に本発明の一実施形態に係るカラー画像読み取り装置
の外観構成を示す。このカラー画像読み取り装置は、書
籍やファイルなどの原稿が上向きに置かれる原稿台1を
有し、この原稿台1の上方には、3ラインカラーセンサ
を有し、その走査により原稿を読み取る撮像カメラ部2
が設けられている。原稿台1の上方奥側には、原稿を照
明する照明部3が配置され、原稿台1の奥側には、図3
に示されるように、等ピッチ間隔で副走査方向に並んで
設けられた主走査方向の複数の直線11の集合からなる
基準パターン4が設けられている。また、原稿台1上に
は画像の読み取りを開始させるためのスタートキー5が
左右ページ用に2個配されている。原稿読み取り時に
は、原稿台1上に読み取る書籍やファイルなどの原稿を
置き、原稿台1上に設けられたスタートキー5を押下す
ることで、原稿の読み取りが開始される。さらにまた、
照明部3の手前側の側面部には操作部6が設けられてお
り、この操作部6上の設定スイッチを用いて原稿読み取
り時の種々の設定を行うことができる。
【0011】次に、画像読み取り装置内部の回路につい
て図2のブロック図を参照して説明する。この回路は、
装置の制御を行う各種回路やメモリ等を含む制御部30
と、画像の読み取りを行う撮像部40と、読み取った画
像データの処理を行う画像処理部50とから構成され
る。制御部30は、装置全体の制御と各種演算を行うC
PU31、各種のデータを格納するメモリ32、各種の
制御用プログラムを格納するプログラムメモリ33、3
ラインカラーセンサである撮像センサ23の移動制御を
行うセンサ移動制御部34、撮像レンズのピントを合わ
せるレンズ移動制御部35、及び照明部3の点灯制御を
行う照明制御部37を備えている。CPU31は、請求
項における平均値検出手段、第1のずれ量算出手段、第
2のずれ量算出手段、ずれ量確定手段及び補正量検出手
段として機能する。また、撮像部40は、撮像センサ2
3、撮像センサ23で読み取った画像データをデジタル
データに変換するA/D変換器41、及びA/D変換器
41でデジタル変換された画像データを格納する画像メ
モリ42を備えている。画像処理部50は、各種の画像
補正処理を制御する画像処理制御部36、及び読み取り
画像のうちの不要部分を消去するマスク処理部43を備
えている。
【0012】予備スキャン時には、CPU31は、撮像
センサ23で読み取った画像データをA/D変換器41
でデジタルデータに変換し、画像メモリ42にプレスキ
ャン画像データとして格納する。次に、CPU31は、
このプレスキャン画像データを読み取って、原稿サイ
ズ、原稿高さ及び指領域の検出を行う。CPU31は、
これらの原稿サイズ、原稿高さ及び指領域の検出データ
をメモリ32に格納する。本スキャン時には、CPU3
1は、メモリ32に格納された原稿高さの検出データに
基づいてレンズ移動制御部35に指示を与え、撮像レン
ズのピント合わせを行った後に、撮像センサ23で出力
用の画像データを読み取る。そして、この出力用画像デ
ータをA/D変換器41でデジタル変換し、画像メモリ
42に格納する。CPU31は、この画像データを画像
処理部50のマスク処理部43へ転送すると共に、メモ
リ32に格納された原稿サイズや指領域の検出データに
基づいて、画像処理制御部36に指や外枠などの不要な
画像の位置を指示する。マスク処理部43は、画像処理
制御部36から指や外枠などの不要な画像の位置に関す
る情報を受け取って、その位置の画像データを白に相当
する値に変換することにより、指や外枠などの不要な画
像を消去する。そして、マスク処理部43による処理を
終えた画像データは、プリンタやコンピュータへ出力さ
れる。
【0013】上記の画像読み取り処理において、センサ
移動制御部34からの指示を受けた撮像センサ23の移
動用のモータやレンズ移動制御部35からの指示を受け
た撮像レンズの移動用のモータが駆動する際に、機械振
動が発生する。この機械振動に起因して、撮像センサ2
3を構成するR,G,Bの各センサの読み取り画像にず
れ(色ずれ)が発生する。
【0014】3ラインカラーセンサである撮像センサ2
3を構成するR,G,Bの各センサの読み取り画像につ
いての機械の振動による色ずれ量は、原稿台1上の奥側
の基準パターン4を原稿読み込み時に同時に読み込み、
R,G,Bのうちの1つのセンサによる各直線11の読
み取り位置の基準位置との副走査方向のずれ量を算出
し、これらのずれ量に基づいてR,G,Bの各センサの
読み取り画像の基準位置からのずれ量を算出することに
より、求めることができる。
【0015】図4に、基準パターン4に含まれる直線1
1を基準となるセンサ(例えば、Gのセンサ)で読み取
った場合の出力値を示す。図中の11aは、直線11の
エッジ(請求項における基準位置)である。直線11の
ピッチpがセンサの画素の大きさのn倍とすると、振動
などによるスキャンむらがなければ、各直線11のエッ
ジ部においては、各直線11はセンサに対して常にある
一定量(図中のt2)かかることになるので、その出力
値aは常に一定となる。しかしながら、図5に示される
ように、実際には機械の振動に起因するスキャンむら等
により各直線11のエッジ部における各直線11がセン
サにかかる量t2,t2’,t2”は変化するので、そ
れに伴って出力値も変化する。このエッジ部を読み取っ
た場合のセンサの出力値と直線11のエッジ11aの関
係を図6に示している。センサが黒を読み取った時の出
力値をamin 、下地の白を読み取った時の出力値をa
max、基準パターン4中のi番目の直線11のエッジ部
を読み取った時の出力値をa i とすると、エッジ部にお
ける直線11がセンサにかかる量t2とかかっていない
量t1の関係は、以下の式で表すことができる。
【数1】 t1:t2=(ai −amin ):(amax −ai ) ・・・(1)
【0016】ところで、このエッジ部を読み取った場合
におけるCCD出力の平均値を下記の式で求めることに
より、スキャンむらがない場合にエッジ部を読み取った
時のセンサ出力を得ることができる。
【数2】 a=(a1 +a2 +・・・+ai +・・・+am )/m ・・・(2) (ただし、mは基準パターン4に含まれる直線11の
数)
【0017】上記の(1)式と(2)式より、i番目の
エッジの読み取り位置についてのスキャンむらがない時
の読み取り位置からのずれ量si は、次式で表される。
【数3】 si =(ai −a)/(amax −amin ) ・・・(3) (si はセンサの画素サイズを1とした時のずれの割
合:−1≦si ≦1)
【0018】次に、i番目のエッジについての読み取り
位置のずれ量(請求項1における第1の基準位置での読
み取り位置のずれ量)とi+1番目のエッジについての
読み取り位置のずれ量(請求項1における第2の基準位
置での読み取り位置のずれ量)から、これらのエッジ間
の各読み取りラインのずれ量を求める方法について述べ
る。基準パターン4の各直線11の間隔を振動の周波数
に比べて十分に細かくできる場合、各直線11のエッジ
間の各ラインにおけるずれ量は、図7に示されるよう
に、直線近似で十分精度良く求めることができる。i番
目のエッジとi+1番目のエッジの間にあり、i番目の
エッジからj本目の主走査方向ラインに注目して、直線
近似でこのj番目のラインのずれ量sijを近似すると、
ずれ量sijは次式で表される。
【数4】 sij=j×(si −si+1 )/n+si ・・・(4) (1≦j≦n)
【0019】上記(4)式で各主走査ラインのずれ量s
ijを、1≦i≦m−1,1≦j≦nの全範囲で求めるこ
とにより、基準となるセンサの全読み取り領域におい
て、各主走査ラインのスキャンむらのない場合の読み取
り位置からのずれ量を算出することができる。上記の場
合は、各主走査ラインのずれ量sijを1次の直線近似で
求めたが、si ,si+1 ,si+2 の3つのデータより2
次式で近似する等の方法を用いてもよい。
【0020】上記(4)式で求めたずれ量を基に、隣接
する画素の出力データからずれ量が0の時のセンサの出
力値を補間により求めることで、基準となるセンサ(例
えば、Gのセンサ)のスキャンむらがない時の画像デー
タを算出することができる。次に、それ以外のセンサの
画像データの補正について説明する。3ラインタイプの
カラーセンサの場合、R,G,Bの各センサの間隔は、
通常、これらのセンサの画素サイズの整数倍に設計され
ている。このセンサ間隔をm画素とすると、基準となる
センサより先行するセンサの主走査ラインのずれ量は、
基準となるセンサのmライン前のずれ量と等しくなる。
同様に、基準となるセンサより遅れて読み取るセンサの
場合は、基準となるセンサのmライン後のずれ量と等し
くなる。これらの関係を利用して、各センサの主走査ラ
インのずれ量を全て求め、各センサの読み取り画像デー
タを補正することで、色ずれが無い上に、振動等に起因
するスキャンむらの影響を取り除いた画像を得ることが
できる。
【0021】このように、本実施形態のカラー画像読み
取り装置によれば、基準パターン4に含まれる複数の直
線11のエッジ部を所定のセンサ(例えば、Gのセン
サ)で読み取った時の各読み取り出力値の平均値を求め
ることで、機械振動に起因した読み取り画像のずれがな
い場合の直線11のエッジ部の読み取り出力値を求め
て、この基準となる出力値と各直線11のエッジ部の読
み取り出力値との差から、各直線11のエッジの読み取
り位置のずれ量を算出する。これらのずれ量に基づいて
各エッジ間の読み取りラインの読み取り位置のずれ量を
補間して求めて、これらのライン毎のずれ量に応じて所
定のセンサの読み取り出力値を補正することにより、機
械振動に起因して光学系の光軸がずれた場合でも、各ラ
インセンサの読み取り画像の色ずれを簡単に補正して、
正確な画像データを得ることができる。
【0022】なお、本発明は上記実施形態に限られるも
のではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実
施形態では、R,G,Bの3ラインを有するカラーセン
サを用いたカラー画像読み取り装置に本発明を適用した
ものを示したが、本発明の適用対象となる画像読み取り
装置は、カラー画像読み取り装置に限られず、複数のラ
インを有するセンサを用いた画像読み取り装置であれば
よい。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、基準パタ
ーンに含まれる複数の基準位置を所定のセンサで読み取
った時の各読み取り出力値の平均値を求めることで、こ
れを機械振動に起因した読み取り画像のずれがない場合
の基準位置の読み取り出力値とみなし、この平均値と各
基準位置での読み取り出力値との差から、各基準位置に
おける読み取り位置のずれ量を算出し、これらの各ずれ
量に基づいて各読み取りラインにおける読み取り位置の
ずれ量を確定するようにしたので、機械振動に起因して
光学系の光軸がずれた場合でも、読み取り画像データに
含まれる基準画像データのみを用いて、簡単な計算方法
で各読み取りラインで読み取り位置のずれ量を求めるこ
とができる。また、これらのずれ量に応じて各サンサの
読み取り出力値を補正するだけの簡単な処理で、スキャ
ナの走査速度を変更する等の繁雑な処理を行うことな
く、各センサの読み取り画像のずれ(カラーの場合は色
ずれ)を補正することができる。
【0024】また、基準パターンを、被写体読み取り領
域の主走査方向端部に副走査方向全域に渡って配置し、
等ピッチ間隔で副走査方向に並んで設けられた主走査方
向の複数の直線からなるものとすることにより、副走査
方向全域に渡って等ピッチ間隔で読み取り位置のずれ量
を求めることができる。
【0025】また、所定のセンサで基準パターン上の等
ピッチ間隔の複数の直線を読み取った時のずれ量の離散
データから、読み取り位置のずれ量を補間して求めるこ
とにより、所定のセンサの全読み取りラインにおける読
み取り位置のずれ量を求めることができる。
【0026】また、所定のセンサによる読み取り位置の
ずれ量を直線近似で求めることにより、所定のセンサの
各読み取りラインにおける読み取り位置のずれ量を簡単
に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による画像読み取り装置の
外観図である。
【図2】上記画像読み取り装置の回路ブロック図であ
る。
【図3】上記画像読み取り装置の基準パターンを示す図
である。
【図4】スキャンむらがない場合における上記基準パタ
ーンの直線を読み取った時の出力値を示す図である。
【図5】スキャンむらが発生した場合における上記基準
パターンの直線を読み取った時の出力値を示す図であ
る。
【図6】上記直線のエッジ部を読み取った場合における
センサの出力値と直線のエッジの関係を示す図である。
【図7】上記直線のエッジ間の各ラインにおけるずれ量
の求め方を示す図である。
【符号の説明】
4 基準パターン 11a エッジ(基準位置) 23 撮像センサ(3ラインCCDセンサ) 31 CPU(平均値検出手段、第1のずれ量算出手
段、第2のずれ量算出手段、ずれ量確定手段及び補正量
検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA01 AB04 BA02 BB03 BC16 CA12 CA14 CA17 CA23 CB09 DC07 5C072 AA01 BA19 EA05 FA07 LA12 RA18 5C077 MM03 MP07 MP08 PP05 PP37 PP58 PP59 PQ03 PQ18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3ラインCCDセンサと、被写体像を前
    記CCDセンサに結像するための光学系とを用いて被写
    体を撮像する画像読み取り装置において、 被写体の読み取り領域に設けられた基準パターンの複数
    の基準位置を前記3ラインCCDセンサのうちの所定の
    センサで読み取り、各読み取り出力値の平均値を求める
    平均値検出手段と、 前記平均値検出手段により求めた平均値と、所定のセン
    サによる第1の基準位置での読み取り出力値との差か
    ら、前記第1の基準位置での読み取り位置のずれ量を算
    出する第1のずれ量算出手段と、 前記平均値検出手段により求めた平均値と、所定のセン
    サによる第2の基準位置での読み取り出力値との差か
    ら、前記第2の基準位置での読み取り位置のずれ量を算
    出する第2のずれ量算出手段と、 前記第1及び第2のずれ量算出手段により算出された各
    ずれ量に基づいて、所定のセンサによる読み取り位置の
    ずれ量を確定するずれ量確定手段と、 前記ずれ量確定手段により確定されたずれ量に応じて、
    所定のセンサの読み取り出力値の補正量を求める補正量
    検出手段とを備えたことを特徴とする画像読み取り装
    置。
  2. 【請求項2】 前記基準パターンは、被写体読み取り領
    域の主走査方向端部に副走査方向全域に渡って配置さ
    れ、等ピッチ間隔で副走査方向に並んで設けられた主走
    査方向の複数の直線からなることを特徴とする請求項1
    に記載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記ずれ量確定手段は、所定のセンサで
    前記基準パターン上の等ピッチ間隔の複数の直線を読み
    取った時のずれ量の離散データから、読み取り位置のず
    れ量を補間して求めることを特徴とする請求項2に記載
    の画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記ずれ量確定手段により確定される読
    み取り位置のずれ量は、直線近似で求められることを特
    徴とする請求項3に記載の画像読み取り装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006345435A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、及び記憶媒体
US8447101B2 (en) 2010-11-29 2013-05-21 Sharp Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image forming apparatus, image processing method, and storage medium

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