JP2000092320A - 画像読み取り装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びデータを記憶した記憶媒体 - Google Patents

画像読み取り装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びデータを記憶した記憶媒体

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JP2000092320A
JP2000092320A JP10255659A JP25565998A JP2000092320A JP 2000092320 A JP2000092320 A JP 2000092320A JP 10255659 A JP10255659 A JP 10255659A JP 25565998 A JP25565998 A JP 25565998A JP 2000092320 A JP2000092320 A JP 2000092320A
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Akihiro Matsutani
章弘 松谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読み取り装置において、シェーディング
補正用基準白色板に取り付けられたガラスと原稿台ガラ
スとの厚さの違いによる輝度変化を補正する。 【解決手段】 原稿台ガラス上に載置された原稿を押さ
える圧板に補正用白色板を設け、これを原稿読み取り前
に読み取り、読み取ったデータR1(G1、B1)と、
上記補正用白色板を理想的に読み取った場合のR基準デ
ータ303とを補正係数算出手段302で比較して補正
係数を算出し、補正係数記憶手段304に記憶する。通
常の原稿読み取り時には、読み取ったデータを輝度値補
正手段305において、上記記憶した補正係数を用いて
補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機、
カラースキャナ、ファクシミリ等で用いられる画像読み
取り装置、この装置で用いられるコンピュータ読み取り
可能な記憶媒体及びデータを記憶した記憶媒体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読み取り装置においては、原
稿を原稿台ガラス上に読み取り面をガラス面に向けて載
置し、その下からガラスを通して原稿を照明し、ガラス
を通して得られる反射光をレンズを介してCCD等の光
電変換素子からなるラインセンサで読み取るようにして
いる。また、ラインセンサに配列されている各画素のば
らつきや、光源の光量の不均一性、光がレンズを通過す
る際に発生する端部の光量落ち等により発生する読み取
りむらを補正するために、シェーディング補正が行われ
ている。
【0003】このシェーディング補正のために原稿台ガ
ラスの端部付近には基準白色板が設けられており、原稿
読み取りの前にこの基準白色板をラインセンサで読み取
ってシェーディング補正のための補正データを得るよう
にしている。このシェーディング補正を行うことによ
り、主走査方向に均一な反射光がラインセンサに入射す
れば、読み取りむらの補正された画像信号を得ることが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の画像読
み取り装置では、ラインセンサが受光する光は原稿台ガ
ラスを通過した光であり、そのガラスの影響を受けるこ
とになる。特にガラスの場所による光の吸収率の違いや
原稿台ガラスの傾き等により、例え均一な色度を持つ原
稿であっても、読み取る場所により異なる反射光がライ
ンセンサに入射することになる。
【0005】また複写機等では、シェーディング補正用
の基準白色板は、その色度を管理するためにユニット化
されている。このユニットにおいては、基準白色板にも
ガラスが取り付けられていて、ラインセンサはこのガラ
スを通して基準白色板を読み取るようになされている。
しかしながら、このガラスと原稿台ガラスとは厳密には
同一ではない。このガラスの種類や厚さ等の規格を厳密
に管理すれば、両ガラスの光学的な差異は少なくなる
が、その管理費はコストを増大させることになる。
【0006】また、複写機に自動原稿送り装置(AD
F、RDF)等を用いた場合は、基準白色板の取り付け
位置が制限される場合があり、このため基準白色板と原
稿台ガラスとの光学的距離(光路長)を合わせるため
に、基準白色板に取り付けられたガラスの厚さと原稿台
ガラスの厚さとを異なるものにする場合がある。する
と、元々同じ厚さのガラスを用いたときでさえ場所によ
り読み取られる信号値にばらつきが生じるのに、さらに
厚さの違いによりその差は一層増大する。
【0007】さらに、自動原稿送り装置を用いる場合に
は、原稿台ガラス上の原稿の滑りをよくする目的で、原
稿台ガラスをコーティング処理しているため、そのコー
ティング材料が光を吸収してしまい、その結果、原稿台
ガラス上と基準白色板上とで読み取りレベルが異なって
しまうことになる。
【0008】本発明は、上記の問題を解決するために成
されたもので、シェーディング補正では補正できない原
稿台ガラス上の読み取り場所の違いにより発生する読み
取り信号値のばらつきを補正できるようにすることを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による画像読み取り装置においては、画像
を読み取り画像データを出力する読み取り手段と、上記
読み取り手段が基準画像を読み取って得られる画像デー
タと基準画像データとを比較して補正係数を算出する補
正係数算出手段と、上記算出した補正係数を記憶する記
憶手段と、上記読み取り手段が原稿画像を読み取って得
られる画像データを上記記憶した補正係数で補正する補
正手段とを設けている。
【0010】また、本発明による記憶媒体においては、
読み取り手段が基準画像を読み取って得られる画像デー
タと基準画像データとを比較して補正係数を算出する算
出処理と、上記算出した補正係数を記憶する記憶処理
と、上記読み取り手段が原稿画像を読み取って得られる
画像データを上記記憶した補正係数で補正する補正処理
とを実行するためのプログラムを記憶している。
【0011】また、本発明によるデータを記憶した記憶
媒体においては、読み取り手段が基準画像を読み取って
得られる画像データと基準画像データとを比較して算出
された補正係数データを記憶している。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図3は本発明の第1の実施の形態によ
る画像読み取り装置のイメージスキャナ部201の構成
を示す。図3において、原稿台ガラス203上に載置さ
れた原稿204は圧板200により押さえられる。この
圧板200には、図4に示すように、後述する本発明に
よる輝度データの補正を行うのに用いられる基準画像と
しての補正用白色板901が設けられている。
【0013】また、原稿台ガラス203の読み取り開始
側の端部には、シェーディング補正用の基準白色板22
1が設けられると共に、この基準白色板221用のガラ
ス220が設けられている。
【0014】原稿204及び基準白色板221はランプ
205で原稿台ガラス203及びガラス220を通して
照射され、その反射光が原稿台ガラス203及びガラス
220を通してミラー206、207、208に導か
れ、レンズ209を介してラインセンサ210で受光さ
れ、RGBの画像信号に変換されてデジタル信号処理部
211に送られる。尚、ランプ205、ミラー206は
速度Vで、ミラー207、208は1/2Vの速度でモ
ータ250により矢印の副走査方向に移動されることに
より、原稿204の全面及び基準白色板221が読み取
られる。
【0015】図5にラインセンサ210の外観を示す。
図5において、101はR(赤)のラインセンサで、R
成分の光のみを透過するフィルタで受光面が覆われてい
る。102はG(緑)のラインセンサで、G成分の光の
みを透過するフィルタで受光面が覆われており、103
はB(青)のラインセンサで、B成分の光のみを透過す
るフィルタで受光面が覆われている。各ラインセンサ1
01、102、103は8×8μmの光電変換素子アレ
イで構成され、それぞれ64μmのピッチで互いに平行
に主走査方向に配置されている。
【0016】図6は画像読み取り装置全体の構成を示す
ブロック図、図7は主走査読み取りの同期信号SYNC
と画像データの転送クロックCLKを示すタイミングチ
ャートである。図6において、アドレスカウンタ100
はラインセンサ101〜103に対して読み取りアドレ
スを与える。ラインセンサ101〜103で読み取られ
たRGBの画像信号は、それぞれアンプ123〜12
5、サンプルホールド回路105〜107、A/D変換
器108〜110を経てデジタル信号として取り出され
る。
【0017】このうちRG信号は、FIFOメモリから
なる遅延素子111、112で各読み取り倍率や読み取
り位置に応じてライン間の送れを調整された後、補間回
路114、115で補間処理され、R1、G1信号とし
て輝度データ補正回路116に送られる。またB信号は
そのままB1信号として輝度データ補正回路116に送
られる。
【0018】ROM150には、倍率に応じて各ユニッ
トに設定するデータや光学系のMTF特性やCPU11
3が実行するプログラム等が記憶されている。またCP
U113は、装置全体を制御するものであり、操作部1
22からI/Oポート119を介して入力された倍率等
の情報により、モータドライバ120にデータをセット
する。モータドライバ120はセットされた所望の倍率
に応じてモータ250に駆動信号を送り、モータ250
は倍率に応じた速度で回転して読み取りが行われる。以
上の動作は、原稿の読み取り時とシェーディング補正時
とで同様に行われる。
【0019】まず、シェーディング補正について図8〜
図10を用いて説明する。画像読み取り装置では、原稿
読み取りの前にシェーディング補正(黒白補正)を行
う。図8はシェーディング補正回路を示し、図9はシェ
ーディング補正動作のフローチャートをを示す。図8、
図9において、まずStep6001で黒補正回路80
4と白補正回路805をスルーにする。次に基準ゲイン
をアナグプロセッサのゲイン調整部としてのアンプ12
3〜125に設定する(Step6002)。設定後、
ランプ205を消灯した状態で、A/D変換後の出力が
RGBとも8レベル程度になるようにアナログクランプ
(不図示)を調整する(Step6003)。
【0020】上記調整後、1HのSYNC区間のA/D
変換出力Siを複数回読み取り、その平均値をDi_
R、Di_G、Di_Bとして黒レベルを決め、黒補正
データを求める(Step6004)。ここでiは各画
素を示す。上記求めたDi_R、Di_G、Di_Bを
RAM801内の黒補正データ用RAM802に格納し
た後、黒補正回路804をオンにする(Step600
5)。以上が黒補正データを求めるシーケンスである。
【0021】続いてランプ205を図10の基準白色板
221の中心領域部分に移動させた後(Step600
6)、基準光量で点灯する(Step6007)。黒補
正回路804による黒補正後の出力Si’を図10のよ
うに、基準白色板221の中心領域のNライン(N=1
6〜32程度)で読み取り、それを平均化してW’_
R、W’_G、W’_Bとする(Step6008)。
具体的には、 W’=Σwik/N ───(1) として求める。(kは読み取りライン位置1≦k≦N)
【0022】上記(1)式で求めたW’を白補正データ
としてRAM801内の白補正データ用RAM803に
格納した後、白補正回路805をオンする。以上が白補
正データを求めるシーケンスであり、この後は通常の原
稿読み取りシーケンスが行われて、補正された出力S
i”が得られる。
【0023】原稿読み取りシーケンスでは、原稿台ガラ
ス203上の原稿204にランプ205が移動して、読
み取りが開始される。読み取られた画像信号は、図6に
ついて説明したように処理されて、デジタル信号R1、
G1、B1が輝度データ補正回路116に入力され、本
発明による輝度補正処理が行われる。
【0024】図1は輝度データ補正回路116の構成を
示すもので、この図ではセレクタ301で選択されたR
信号を補正する場合についての構成が図示されている
が、他のG、B信号についてもR信号と同様に処理され
るものとする。
【0025】本実施の形態では、図3におけるシェーデ
ィング補正用の基準白色板221で用いられるガラス2
20の厚さと原稿台ガラス203の厚さとが異なってい
る系を前提として説明する。このような系では、例えば
原稿台ガラス203上で同じ基準白色板221を読み取
って得た信号をシェーディング補正しても、両ガラスの
厚さの違いにより、元の基準白色板221とは異なる輝
度レベルとなる。本実施の形態は、この輝度レベルを補
正するものである。
【0026】本実施の形態においては、上記輝度レベル
補正を行うために、図4に示すように圧板200の原稿
面側に補正用白色板901が用意されている。この補正
用白色板901としては、シェーディング補正用の基準
白色板221のように予めその色度が判っているもので
もよいし、あるいは別途、色度が管理されているものを
用いてもよい。
【0027】次に輝度レベル補正処理について図2のフ
ローチャートを用いて説明する。まず輝度補正係数を算
出するモードを設定する(Step1000)。これに
よりセレクタ301は補正係数算出手段302に読み取
り信号を送る。次に圧板200を閉じて補正用白色板9
01をスキャンして読み取りを行う(Step100
1)。読み取られた各画素信号R1(i,j)、G1
(i,j)、B1(i,j)(但し、i,jは画素位
置)は、補正用白色板901の予め知られている色度R
ref303(Gref、Bref)との割合を補正係
数算出手段302で算出する(Step1002)。
【0028】具体的には、 Kr(i,j)=Rref(i,j)/R1(i,j) Kg(i,j)=Gref(i,j)/G1(i,j) Kr(i,j)=Bref(i,j)/B1(i,j) ───(2) を演算することにより、補正係数Kr(i,j)、Kg
(i,j)、Kr(i,j)を求める。
【0029】上記求められた各補正係数は、補正係数記
憶手段304に2次元の位置情報と対応して記憶される
(Step1003)。原稿台ガラス203全面につい
ての上記処理が終了すると、輝度補正係数算出モードか
ら通常の読み取りモードに戻す(Step1004)。
【0030】以上のシーケンスにより、2次元的に各信
号の各画素に対する補正係数が決まるので、通常の読み
取りシーケンスにおいては、セレクタ301からのR1
信号の読み取り値は輝度補正手段305において、上記
補正係数記憶手段304から読み出した補正係数を用い
て、 Rout(i,j)= R1(i,j)xKr(i,j) ───(3) により、補正された値Routを得、後段の画像処理部
へ送る。
【0031】次に第2の実施の形態を説明する。上記第
1の実施の形態では、原稿台ガラス203全面について
の補正係数を持つ必要があるので、記憶手段のコストが
大きくなる。本実施の形態は、補正係数を原稿台ガラス
203全面に対して持つのではなく、所定領域について
のみ代表値(代表補正係数)を求め、これを全面の補正
に用いるようにしたものである。
【0032】本実施の形態では、図11に示すように、
原稿台ガラス203を〜の9個の領域に分けて補正
係数を求めるようにしている。図12は本実施の形態に
よる輝度データ補正回路116を示す図であり、図1と
対応する部分には同一番号を付して重複する説明を省略
する。図12においては、代表値算出手段306を設け
た点が図1と異なっている。
【0033】次に動作について図13のフローチャート
を用いて説明する。まず輝度補正算出モードを設定する
(Step1300)。次に圧板200を閉じて補正用
白色板901をスキャンする(Step1301)。続
いて代表値算出手段306により各領域〜の代表値
を求める。
【0034】代表値を求める方法の一例をの領域につ
いて説明する。代表値算出手段306は主走査方向の輝
度データを格納するためのラインメモリを3本持ってい
る。そしてCPU113からの領域のイネーブル信号
により、主走査方向の領域と副走査方向に3ラインサン
プリングしたデータを得る。サンプリングする3ライン
の決定方法としては、例えば図14に示すように、予め
ROM150に格納されている副走査のスタート位置a
とエンド位置bから、 第1サンプリング位置s1=a 第2サンプリング位置s2=(a+b)/2 第3サンプリング位置s3=b ───(4) として求める。
【0035】代表値算出手段306では、上記サンプリ
ングされたデータに基づいて、図15に示すように、ま
ず各ラインの平均値aves1(第1ライン)、ave
s2(第2ライン)、aves3(第3ライン)を算出
する(Step1501)。次に各ラインの上記平均値
から3ライン分の平均値を求める(Step150
2)。 ave=(aves1+aves2+aves3)/3 ───(5) を求めて注目する領域の代表値を算出する。尚、主走査
方向にもサンプリングを行ってそのデータを用いて算出
してもよい。
【0036】以降は、第1の実施の形態と同様にSte
p1303〜1305により、上記代表値を用いて補正
係数算出手段302で補正係数を算出して記憶した後、
通常の読み取りモードとなる。上記通常の読み取りモー
ドにおける補正処理は注目する領域毎に、上記記憶され
ている補正係数を用いて上記(3)式により読み取り信
号の補正が行われる。またこの補正は、RGB信号につ
いてそれぞれ行われる。
【0037】次に第3の実施の形態を説明する。上記第
2実施の形態では、原稿台ガラスを複数領域に分け、各
領域の代表値を求めることで原稿台ガラス全面の補正を
行うものであるが、本実施の形態は、各領域を補正する
ことによりその境界部分で輝度むらが発生することを防
ぐことを目的としている。
【0038】図16は本実施の形態の特徴的な処理を示
す。本実施の形態では、補正係数算出手段302の処理
が第2の実施の形態と異なっている。代表値の算出方法
は図15のStep1501、Step1502に関し
ては同じであるが、図16において、まず9個の領域の
代表値の平均を求め(Step1601)、次に各領域
の平均値の平均値求めて全領域同一の補正係数を求める
(Step1602)。上記の処理により、全画素につ
いて一定の補正係数で補正が行われることになる。
【0039】上記のようにして求めた上記一定の補正係
数を用いた通常読み取り時の補正は第1、第2の実施の
形態と同様に行われる。
【0040】尚、本実施の形態では、9個の領域の平均
値を用いて全画素に対する代表補正係数を求めたが、一
つの領域、例えば図11の領域のみに注目してその補
正係数の平均値を用いてもよい。また、各実施の形態に
おいては、補正用白色板901を圧板200に設ける構
成としているが、色度が既知の補正用白色板を別途用意
しておき、補正時に原稿台ガラス203の上に載置して
補正係数を求めるようにしてもよい。
【0041】次に本発明による記憶媒体について説明す
る。図1、図6、図12の各ブロックから成るシステム
は、CPU113、。ROM150等のメモリを含むコ
ンピュータシステムに構成されるが、その場合、上記メ
モリは本発明による記憶媒体を構成する。この記憶媒体
には、図2、図9、図13、図15、図16等のフロー
チャートについて前述した動作を制御するための処理手
順を実行するためのプログラムが記憶される。
【0042】また、この記憶媒体としては、ROM、R
AM等の半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、
磁気媒体等を用いてよく、これらをCD−ROM、フロ
ッピィディスク、磁気媒体、磁気カード、不揮発性メモ
リカード等に構成して用いてよい。
【0043】従って、この記憶媒体を上記各図に示した
システムや装置以外の他のシステムや装置で用い、その
システムあるいはコンピュータがこの記憶媒体に格納さ
れたプログラムコードを読み出し、実行することによっ
ても、前述した各実施の形態と同等の機能を実現できる
と共に、同等の効果を得ることができ、本発明の目的を
達成することができる。
【0044】また、コンピュータ上で稼働しているOS
等が処理の一部又は全部を行う場合、あるいは、記憶媒
体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータ
に挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続され
た拡張機能ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、
そのプログラムコードの指示に基づいて、上記拡張機能
ボードや拡張機能ユニットに備わるCPU等が処理の一
部又は全部を行う場合にも、各実施の形態と同等の機能
を実現できると共に、同等の効果を得ることができ、本
発明の目的を達成することができる。
【0045】さらに、補正係数算出手段302で算出し
た補正係数を記憶する補正係数記憶手段304は、本発
明によるデータを記憶した記憶媒体を構成する。この記
憶媒体を他のシステムや装置に用いることにより、スキ
ャナ等から入力される画像データを補正することができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シェーディング補正用のガラスと原稿台ガラスとの厚さ
の違い等により、原稿読み取り時に発生する輝度レベル
の変化を補正することができる。また、原稿台ガラスに
塗布されたコーティング材料により、原稿台ガラスから
の反射光が吸収されることにより発生する輝度レベルの
変化も補正することができる。さらに、算出した補正係
の代表値を用いることにより、補正係数の記憶手段の容
量を小さくしてコストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による輝度データ補
正回路を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態による補正係数算出処理を示
すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態による画像読み取り装置の
イメージスキャナ部の構成図である。
【図4】原稿の圧板に設けた補正用白色板を示す構成図
である。
【図5】ラインセンサの外観図である。
【図6】本発明の実施の形態による画像読み取り装置の
ブロック図である。
【図7】主走査読み取りの同期信号と画像データ転送ク
ロックを示すタイミングチャートである。
【図8】シェーディング補正回路を示すブロック図であ
る。
【図9】シェーディング補正処理を示すフローチャート
である。
【図10】シェーディング補正用の基準白色板の白補正
値を得るための読み取り位置を示す構成図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態による補正領域を
説明するための構成図である。
【図12】第2の実施の形態による輝度データ補正回路
を示すブロック図である。
【図13】第2の実施の形態による補正係数算出処理を
示すフローチャートである。
【図14】各領域毎に副走査方向にサンプリングする位
置を求めることを説明する構成図である。
【図15】各領域毎に補正係数を求めるためのフローチ
ャートである。
【図16】第3の実施の形態による代表補正係数を求め
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
101〜103 ラインセンサ 108〜110 A/D変換器 113 CPU 116 輝度データ補正回路 122 操作部 200 圧板 201 イメージスキャナ部 203 原稿台ガラス 204 原稿 210 ラインセンサ 301 セレクタ 302 補正係数算出手段 303 R基準画像データ 304 補正係数記憶手段 305 輝度値補正手段 306 代表値算出手段 901 補正用白色板

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を読み取り画像データを出力する読
    み取り手段と、 上記読み取り手段が基準画像を読み取って得られる画像
    データと基準画像データとを比較して補正係数を算出す
    る補正係数算出手段と、 上記算出した補正係数を記憶する記憶手段と、 上記読み取り手段が原稿画像を読み取って得られる画像
    データを上記記憶した補正係数で補正する補正手段とを
    設けたことを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 上記読み取り手段は、原稿台ガラス上に
    設置された上記基準画像及び原稿画像を上記原稿台ガラ
    スを介して読み取るものであることを特徴とする請求項
    1記載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 上記補正係数算出手段は、上記補正係数
    を画素毎に算出することを特徴とする請求項1記載の画
    像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 上記補正係数算出手段は、原稿読み取り
    領域を複数領域に分け、各領域についてそれぞれその領
    域内の補正係数の代表値を算出することを特徴とする請
    求項1記載の画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】 上記補正係数算出手段は、原稿読み取り
    領域を複数領域に分け、この複数領域のうちの所定領域
    内の補正係数の代表値を算出することを特徴とする請求
    項1記載の画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 上記補正係数算出手段は、上記各領域に
    ついてそれぞれ算出した補正係数の各代表値のさらに代
    表値を算出することを特徴とする請求項4記載の画像読
    み取り装置。
  7. 【請求項7】 上記基準画像を有する基準画像手段を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装
    置。
  8. 【請求項8】 上記基準画像データは、上記基準画像を
    上記読み取り手段が理想的に読み取ったとした場合の値
    であることを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装
    置。
  9. 【請求項9】 上記読み取り手段は、複数の色成分毎に
    それぞれ上記画像データを出力するものであり、上記補
    正係数算出手段は、各色毎に上記補正係数を算出するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  10. 【請求項10】 読み取り手段が基準画像を読み取って
    得られる画像データと基準画像データとを比較して補正
    係数を算出する算出処理と、 上記算出した補正係数を記憶する記憶処理と、 上記読み取り手段が原稿画像を読み取って得られる画像
    データを上記記憶した補正係数で補正する補正処理とを
    実行するためのプログラムを記憶したコンピュータ読み
    取り可能な記憶媒体。
  11. 【請求項11】 上記読み取り手段は、原稿台ガラス上
    に設置された上記基準画像及び原稿画像を上記原稿台ガ
    ラスを介して読み取るものであることを特徴とする請求
    項10記載の画像読み取り装置。
  12. 【請求項12】 上記算出処理は、上記補正係数を画素
    毎に算出することを特徴とする請求項10記載のコンピ
    ュータ読み取り可能な記憶媒体。
  13. 【請求項13】 上記算出処理は、原稿読み取り領域を
    複数領域に分け、各領域についてそれぞれその領域内の
    補正係数の代表値を算出することを特徴とする請求項1
    0記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  14. 【請求項14】 上記算出処理は、原稿読み取り領域を
    複数領域に分け、この複数領域のうちの所定領域内の補
    正係数の代表値を算出することを特徴とする請求項10
    記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  15. 【請求項15】 上記算出処理は、上記各領域について
    それぞれ算出した補正係数の各代表値のさらに代表値を
    算出することを特徴とする請求項13記載のコンピュー
    タ読み取り可能な記憶媒体。
  16. 【請求項16】 上記基準画像データは、上記基準画像
    を上記読み取り手段が理想的に読み取ったとした場合の
    値であることを特徴とする請求項10記載のコンピュー
    タ読み取り可能な記憶媒体。
  17. 【請求項17】 上記読み取り手段は、複数の色成分毎
    にそれぞれ上記画像データを出力するものであり、上記
    算出処理は、各色毎に上記補正係数を算出することを特
    徴とする請求項10記載コンピュータ読み取り可能な記
    憶媒体。
  18. 【請求項18】 読み取り手段が基準画像を読み取って
    得られる画像データと基準画像データとを比較して算出
    された補正係数データを記憶した記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102821224A (zh) * 2011-06-09 2012-12-12 汉王科技股份有限公司 一种扫描图像亮度均衡的方法和装置
CN106791268A (zh) * 2017-02-27 2017-05-31 深圳怡化电脑股份有限公司 一种扫描图像的修正方法及装置
CN109842735A (zh) * 2019-01-23 2019-06-04 深圳小牛动漫科技有限公司 一种将扫描图转换为高清图的处理方法和装置

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