JP3553979B2 - 画像記録装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は画像記録装置に関し、特に、ページメモリを有する画像記録装置の画像記録速度を向上させる画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ページメモリを有し、ページメモリに読み取った画像情報に基づいてレーザビームにより感光ドラム上に潜像を形成して記録紙に画像記録を行う画像記録装置では、メモリの書込み先頭アドレスは決まっており、最大原稿サイズの半分以下の小さい原稿がADF(Automatic Document Feeder:自動原稿送り装置)などにより連続して読込まれてもメモリの同一のアドレスに画像データが入出力されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、メモリサイズの半分以下の画像原稿を連続して読み書きする場合には、最後の画像出力がメモリからの読出しを開始するまで(画像を消去する恐れがあるので)、次の画像原稿のメモリへの書込みができなかった。そのために、ある程度の時間待ちが発生し、その間にも出力中の記録紙は搬送されるので、次の画像原稿を記録するための記録紙をフィードするまでに2つの記録紙間が広がっていた。これは、特に、ADF(Automatic Document Feeder:自動原稿送り装置)などを用いて連続的に画像原稿を読み取って画像を形成する場合、処理速度が遅さとなって表われていた。
【0004】
これを具体的に説明するために、自動原稿送り装置(ADF)が装備されたカラーコピー装置のリーダ部とプリンタ部が動作する場合で、例えば、画像メモリ部がA3フルページに相当する画像データを格納できる容量のメモリを有しており、A4用紙をADFを使って高速で連続使用する場合を考える。また、このようなカラーコピー装置はマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、及び、ブラツク(K)の各色成分に対応する画像形成部と感光ドラムを有しており、記録用紙は内蔵するレーザプリンタのレーザ光の副走査方向に搬送されるものとする。
【0005】
この場合、図12に示すような副走査イネーブルのタイミングチヤートが描ける。即ち、1枚の画像イメージをメモリに対して書き込み副走査イネーブル信号WPEがオンとなったタイミングで書き込み、プリンタ部のM,C,Y,Kそれぞれの画像形成部の部分をプリント用紙が通過し、M,C,Y,Kの各色に対応して、それぞれマゼンタ成分読出し副走査イネーブル信号MPE、シアン成分読出し副走査イネーブル信号CPE、イエロー成分読出し副走査イネーブル信号YPE、ブラック成分読出し副走査イネーブル信号KPEがオンとなったタイミングでメモリから画像データが読出される。続いて、2枚目、3枚目と同様のシーケンスで繰返される。
図4において、d1はプリント用紙の先端を検知しリーダ部からプリンタ部にビデオ信号を送る際の副走査同期信号を発信する紙先端センサからマゼンタ(M)の画像形成部の感光ドラムの中心までの距離、d2、d3、及び、d4はそれぞれ、マゼンタ(M)に対する感光ドラムとシアン(C)に対する感光ドラムとの距離、シアン(C)に対する感光ドラムとイエロー(Y)に対する感光ドラムとの距離、イエロー(Y)に対する感光ドラムとブラツク(K)に対する距離を示す。
また、図12におけるtd 1 、td 2 、td 3 、td 4 はそれぞれ図4のプリンタ部を用紙が等速(Vo)で搬送される場合に、d 1 、d 2 、d 3 、及び、d 4 の区間を通過するのに要する時間である。
【0006】
ところが、画像データをメモリに書き込む際に、常にメモリ内の同じアドレスから書き込むようにすると、図12に示すように2枚目の原稿読み取り開始のタイミングは、K(黒)色成分の出力を開始した後でなくてはならない。即ち、1枚目の原稿読み取り終了から2枚目の原稿読み取り開始までの時間tl 2 (但し、それに相当する距離をl 2 とする)をあける必要がある。画像データのメモリへの書き込み完了までの時間に用紙が搬送される距離をl1とし、それに要する時間をtl1とすると、常に以下の関係、
l1+l2=d1+d2+d3+d4+d5,d5≧0 …… (1)
即ち、tl1+tl2≧td1+td2+td3+td4
を満足する必要がある。従つて、ドラム間距離(d2、d3、d4)によつてコピースピードが制限されてしまう。それ故に、ADFを用いて連続コピーを行う場合で、ドラム間距離(d2、d3、d4)による制限のため、たとえ画像メモリ容量に余裕があってもコピースピード増加が妨げられるという問題があった。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、画像記録速度を向上させる画像記録装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の画像記録装置は以下の様な構成からなる。
即ち、複数同一サイズの原稿を連続的に読み取って、該読み取りにより得られた画像データに基づいて画像を記録するフルカラー画像記録装置において、原稿画像を読み取る読み取り手段と、形成可能な像の最大サイズに相当する画像データを格納する容量を有し、前記読み取り手段によって読み取った画像データを格納する記憶手段と、前記原稿画像のサイズを示すサイズデータを発生するサイズデータ発生手段と、前記サイズデータが前記最大サイズの半分以下の小さい所定のサイズの場合、前記記憶手段を2N個(Nは自然数)で、且つ夫々が前記所定サイズに相当する容量以上の領域に分割し、分割された前記2N個の領域に順次、別々の原稿画像に対応した画像データを書き込む書き込み手段と、前記記憶手段の前記分割された領域から順次、前記画像データを読み出して各々別々の記録媒体に画像を形成する、複数の色成分各々に対応した複数の画像形成手段と、前記複数の画像形成手段の最初の画像形成手段よりも上流側の所定位置に設けられ、搬送された記録媒体の先端を検知するセンサからの検知信号を、画像形成開始のために前記読み取り手段から画像データを送る際の同期信号として用いる同期信号発生手段とを有し、前記複数の画像形成手段各々を記録媒体が順次通過することによりフルカラー画像が形成され、前記センサが記録媒体の先端を検知する位置から前記複数の画像形成手段の最後の画像形成手段までの距離を記録媒体が搬送されるのに要する時間が、1枚目の原稿を読み取って得られた画像データを前記記憶手段に書き込みを開始してから書き込み終了までに要する時間と前記1枚目の原稿の読み取り終了から2枚目の原稿の読み取り開始までに要する時間との和の時間の2N倍以下になるように、前記1枚目の原稿の読み取り終了から前記2枚目の原稿の読み取り開始までに要する時間が設定されることを特徴とする画像記録装置を備える。
【0010】
【実施例】
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細に説明する。
【0011】
図4は本発明の代表的な実施例である原稿を読取り記録紙に記録するカラー画像記録装置の構成を示すブロック図である。図4において、カラー画像記録装置は原稿読取部(以下、リーダ部という)101と、ADF(Automatic DocumentFeeder:自動原稿送り装置)部102、プリンタ部103とで構成される。
【0012】
<リーダ部構成>
図4において、リーダ部101には原稿の複写を指示するコピースタートキー1102、原稿サイズを指定するキー1103、1104があり、各々A3サイズ、A4サイズを指定する。これらキーの信号は後述するI/O部32を介してCPU31に入力される。
【0013】
図1は、リーダ部101の制御部の構成を示すブロック図である。
図1において、原稿画像は、RGB3色のフイルタを設けたCCD151により読み取られ、A/D&S/H部152で画像データを各色成分が8ビットで構成されるデジタルデータに変換し、シエーデイング補正部153と入力マスキング部154により画像データを補正する。変倍機能時には変倍処理部155で変倍処理を行う。次に、3つの色成分(RGB)をもつ画像データを圧伸部156で一度格納し、マスキング・UCR部160にてマスキング処理を行う。更に、γ補正161とエツジ強調162によりYMCKの出力画像データを作り、ビデオ処理部163を通してプリンタ103で記録紙に画像を記録する。ビデオ処理部163ではリーダ部101を介して送られてきたYMCKのビデオ信号を処理し、PWM変調されたレーザ光信号を生成する。
【0014】
<プリンタ構成>
プリンタ部103には、図4に示すようにビデオ処理部163において生成されたレーザ光を感光ドラム上に走査されるポリゴンスキヤナ301、初段のマゼンタ(M)の画像形成部302、同様の構成でシアン(C)、イエロー(Y)、ブラツク(K)の各色についての画像形成部303、304、及び、305がある。
【0015】
画像形成部302において、318はレーザ光の露光により潜像を形成する感光ドラムであり、313はドラム318上にトナー現像を行う現像器であり、現像器313内の314は現像バイアスを印加し、トナー現像の行うスリーブであり、315は感光ドラム318を所望の電位に帯電させる1次帯電器であり、317は転写後のドラム318の表面を清掃するクリーナであり、316はクリーナ317で清掃されたドラム318の表面を除電し、1次帯電器315において良好な帯電を得られるようにする補助帯電器であり、330はドラム318上の残留電荷を消去する前露光ランプであり、319は転写ベルト306の背面から放電を行ない、ドラム318上のトナー画像を転写部材に転写する転写帯電器である。
【0016】
309,310は、各々サイズの異なる転写部材、例えば、A3サイズ、A4サイズの紙を収納するカセツトであり、308はカセツト309,310から転写部材を供給する給紙部であり、311は給紙部308により給紙された転写部材を転写ベルト306に吸着させる吸着帯電器であり、312は転写ベルト306の回転に用いられると同時に吸着帯電器311と対になつて転写ベルト306に転写部材を吸着帯電させる転写ベルトローラである。
【0017】
324は、転写部材を転写ベルト306から分離しやすくするための除電帯電器であり、325は転写部材が転写ベルトから分離する際の剥離放電による画像乱れを防止する剥離帯電器であり、326,327は分離後の転写部材上のトナーの吸着力を補い、画像乱れを防止する定着前帯電器であり、322,323は転写ベルト306を除電し、転写ベルト306を静電的に初期化するための転写ベルト除電帯電器であり、328は転写ベルト306の汚れを除去するベルトクリーナである。
【0018】
307は転写ベルト306から分離され、定着前帯電器326,327で再帯電された転写部上のトナー画像を転写部材上に熱定着させる定着器である。
【0019】
329は給紙部308により転写ベルト上に給紙された転写部材の先端を検知する紙先端センサであり、紙先端センサからの検出信号は、プリンタ部からリーダ部に送られ、リーダ部からプリンタ部にビデオ信号を送る際の副走査同期信号として用いられる。
【0020】
<リーダ部主要ブロツク構成>
さて、リーダ部101に戻って圧伸部156において、変倍処理が施されたRGB画像データはエンコーダ部157によりデータ圧縮される。例えば、図2に示す太枠斜線部の部分について考える。ここでは、矩形の1マスが1画素に相当し、この1画素にはRGB3色のデータがそれぞれ8ビットずつ存在するものとする。このようなデータを4画素×4ライン、即ち、16画素分(16画素×3色×8ビット=384ビット)のデータを1ブロツク(太枠斜線部に対応)として、L* a* b* 変換し、この384ビットのデータを1/12に圧縮し、32ビットデータとする。これを、画像データ(A)208としてメモリ部158に格納する。これを4色同時処理のためにYMCKの各色成分に対応するそれぞれのデコーダ部159に画像データ(B)209として送り、YMCK各色成分それぞれ24ビットにデータ伸長する。このとき、メモリ部158には読取り原稿あるいは記録紙に応じたメモリ空間を持つており、図3に示すように1つのアドレスカウンタ204でアクセス可能な同一アドレス空間上に画像メモリ201(32ビットデータ)と、ビットマップメモリ202(1ビット)を持つこととする。本実施例において画像メモリ201とビットマップメモリ202はDRAMとして説明するが、それ以外の記憶素子や装置でも構わない。
【0021】
そして、画像メモリ201とビットマップメモリ202はアドレスバスが共通であり、アドレスカウンタ204は4画素×4ラインを1単位としてメモリ空間上の1アドレスとみなす。そのアドレスに前述の圧縮された32ビットのデータを、図5の501に示すWE(Write Enable:書き込み可能)信号がオンとなるタイミングに従って格納し、502〜505のようにMCYK各色成分それぞれのタイミング信号がオンとなるタイミングに従って読出す。
ここで、画像メモリ201から画像データを4回読み出すのは、以下の必要性に答えるためである。即ち、MCYKの各像形成部では、記録媒体が各感光体を通過するタイミングで画像位置を合せる必要があり、M,C,Y,Kの各色成分の画像データが所定のタイミングで必要となる。このため、MCYKの各像形成部でそれぞれの色成分画像データを得るために、画像メモリ201からMCYKの各色成分をそれぞれを読出し、L * a * b * 変換された画像データからMを、L * a * b * 変換された画像データからYを、L * a * b * 変換された画像データからCを、L * a * b * 変換された画像データからKをそれぞれ生成する。この結果合計4回画像メモリ201から画像データを読み出すことになる。
【0022】
<回転させた画像イメージの生成>
上述したように、4画素×4ラインを1単位としてメモリ空間上の1アドレスとみなすメモリアクセス制御に替えて、1単位の画像データ(4画素×4ライン)を図6〜図7に示すように8コのブロツクに時分割し、それぞれのブロツクでメモリへの画像データの書き込みや、各色の読出しタイミングなどをあらかじめ決めておき、それぞれ独立してメモリ空間のアドレスへアクセスする様にしても良い。このように画像データ(4画素×4ライン)を8コのブロツクに時分割し、それぞれのブロツクで独立してメモリ空間のアドレスへアクセスする系を考える。
【0023】
この系においては、図8に示すように、ラツチ80〜87に不図示のCPUから主走査アドレスの初期値をラツチさせる。例えば、順に000H,810H,020H,830H,040H,850H,060H,870Hをラツチさせたとする。ここで、添え字のHは16進表記であることを示す。
【0024】
次に、セレクタ88で時分割により図6〜図7に示すように各ブロツクごとにラツチさせた初期値を選択していく。また、カウンタ89は各ラインの先頭の同期信号Lsyncでカウント値を000H として4画素毎にカウントアツプしていき、アダー91により2つの値を加減算してXADRを出力する。このとき、それぞれの初期値の最上位ビツトをXOFF信号とし、これが“0”のとき加算とし、“1”のとき減算とすると、
ブロツクaでは000H ,001H ,002H …とカウントアツプし、
ブロツクbでは010H ,00FH ,00EH …とカウントダウンし、
以下同様にして、
ブロツクhでは070H ,06FH ,06EH …とカウントダウンする。
【0025】
次に、図9でも同様にして、ラツチ90〜97にもCPUから副走査方向の初期値をラツチさせ、主走査方向と同様に最上位ビツトをYOFF信号として、これが“0”ならばアダー108を加算とし、“1”ならば減算させる。次に、カウンタ99は、電源投入時のRST信号と共にクリアされ、電源OFFまで4ライン毎に1つカウントアツプする。そして、前述の初期値Y0 とカウンタ99のカウント値C1 をアダー100〜107により加減算し、その計算値Y0 ±C1 を図6の副走査方向のイネーブル信号の立上がりの同期信号PS0〜PS7でラツチ110〜117にて、記録紙1枚につき1コずつラツチする。これをセレクタ98にて、時分割し、計算値Y0 ±C1 を出力する。
【0026】
更にアダー108にてラツチされた計算値Y0 ±C1 と4ライン毎にアツプするカウンタ値C2 とを加減算し、YADR=Y0 ±C1 ±C2 となる。即ち、YOFF=“0”のときは、YADR=Y0 +(C2 −C1 )、YOFF=“1”のときはY0 −(C2 −C1 )となり、初期値Y0 と実際のカウント値(C2 −C1 )とを加減算した値がYADRより出力される。
【0027】
このようにしてXADRとYADRを生成することができる。そして、図10の構成を備えることにより、CPUから図7に示すブロツクa〜hの各々のブロックごとにXADRとYADRを入れ替える信号XYCHG(“0”のときはXADRとYADRをそのままにして出力し、“1”のときはXADRとYADRを入れ替える)をラツチ41にCPUからあらかじめ入力しておくことにより、各ブロツクごとにセレクタ43、44により選択して、Dフリツプフロツプ45、46を経て、主走査方向アドレスとしてXMAを副走査方向アドレスとしてYMAを出力することが可能となる。
【0028】
また、前述のXYCHG信号、XOFF信号、YOFF信号の3つの信号をDフリツプフロツプ47〜49のD入力端子に入力することにより、XMA、YMAと同期して、信号ROT<0>,ROT<1>,ROT<2>を得ることが可能となる。
【0029】
そして、この3ビツトのROT信号により、図11(a)〜(h)に示すような任意の方向に回転させた画像を得ることができる。
【0030】
<メモリ部の分割使用>
次に、自動原稿送り装置(ADF)102が装備されて、このリーダ部101とプリンタ部103を動作させるとき、例えば、メモリ部158がA3フルページに相当する画像データを格納できるメモリであり、A4用紙をADF102を使って高速で連続使用する場合について考える。
【0031】
本実施例では、ADF102により原稿サイズがA4であることを検知するならば、図14に示すように自動的にフルページA3に相当する容量があるメモリ部158をフルページメモリ(A3分)を2分割して、それぞれをA面,B面とする。そして、奇数枚目の原稿はA面に、偶数枚目の原稿はB面に入出力する。このようにすれば、タイミングチヤートは図12から図13のようになり、l2 を小さくとることができる。即ち、メモリ部158を2分割するゆえに、(1)式は、
2(l1 +l2 )=d1 +d2 +d3 +d4 +d5 ,d5 ≧0 ……(3)
となり、
l2 ≧ (d1 +d2 +d3 +d4 )/2 − l1 ……(4)
の条件を満たせばよく、紙間の制限はかなり小さくなる。
【0032】
しかしながら、A面に画像データを格納するときと、B面に画像データを格納するときとでは、副走査方向アドレスのオフセツト値をそれぞれのタイミングで変更しなくてはならない。それで本実施例においては、図15のようにCPU31で、I/O部32を通して5つの副走査イネーブル信号(WPE,MPE,CPE,YPE,KPE)をモニタし、副走査イネーブルの立上りでラツチ90〜97にラツチさせ、すぐさまラツチ110〜117にラツチさせる。このようにすれば、CPU31は次の副走査イネーブルの立上りまでの間にA面の場合は次のB面の先頭アドレスをセツトし、B面の場合は次のA面の先頭アドレスをラツチ90〜97にセツトすればよいため、CPU31の処理はかなり余裕をもって実行することができる。
【0033】
従って本実施例に従えば、A3サイズに相当する画像データを格納するメモリがあり、A4サイズ以下の画像原稿複数枚を連続的に読み取って画像形成してプリント出力する場合に、画像原稿サイズを検知してメモリを分割して使用し画像データを収容するようにできるので、画像原稿間の待ち時間が短くなり、高速かつ連続に画像プリント出力を行うことができる。
【0034】
なお、本実施例においてはメモリ部158を2分割した場合について説明したが本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図16に示すようにメモリを葉書サイズ4枚分に分割し、分割したメモリそれぞれからの画像データ出力を順次同様にして記録紙に転写すれば、記録紙の紙間は更に縮まり、更に高速化が実現できる。なお、図16において、401〜404はYMCK各色に対応する感光ドラムである。
【0035】
また、A4のページ連写(例えば、A3の画像原稿を読み取って、左右に分割し、それぞれをA4サイズのプリント用紙に出力すること)をする場合、従来は2回スキヤンして画像原稿読み取りを行っていたが、本発明に従って、図17に示すタイミングで1回のスキヤンでA3分の画像原稿を読み込み(例えば、A3原稿の左側半分をA面に、右側半分をB面に)、出力すれば、ページ連写時も高速化が図られることになる。
【0036】
本実施例においてはADF102によって原稿サイズを検出したが、本発明はこれに限定されるものではなく、リーダ部101のキー1103、1104によって指定される原稿サイズ情報であっても良い。また、本実施例ではプリンタとして図4に示したものを挙げたが、本発明はかかるプリンタに限定されるものではなく、他のプリンタ、例えば、サーマルプリンタ、インクジェットプリンタであっても同様に適用することができる。
【0037】
尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログラムを供給することによつて達成される場合にも適用できることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、先行する記録媒体と後続する記録媒体との間隔が大きくなることなく、連続的に高速に画像形成して出力できる効果がある。この効果は、例えば、ADF(Automatic Document Feeder:自動原稿送り装置)などを利用した連続読込み、連続出力を行う場合に顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー画像記録装置のリーダ部の構成を示すブロック図である。
【図2】圧縮する画像データの4画素×4ラインを表わす模式図である。
【図3】メモリ部のアクセスを表すブロツク図である。
【図4】本発明の代表的な実施例であるカラー画像記録装置の構成を示すブロック図である。
【図5】副走査イネーブル信号タイミングチヤートである。
【図6】
【図7】メモリ部のアクセスの時分割処理を表す図である。
【図8】主走査方向アドレスカウンタ回路図である。
【図9】副走査方向アドレスカウンタ回路図である。
【図10】主副アドレスカウンタ出力とROT信号の回路構成を示すブロック図である。
【図11】ROT信号の違いによる出力画像例を示す図である。
【図12】従来の画像記録装置に従う連続的に画像データのメモリ入出力がある場合の副走査方向のイネーブル信号のタイミングチヤートである。
【図13】連続的に画像データのメモリ入出力がある場合の副走査方向のイネーブル信号のタイミングチヤートである。
【図14】画像メモリの分割を示す図である。
【図15】副走査方向のイネーブル信号の状態検知回路を示すブロック図である。
【図16】画像メモリを4分割した場合の画像メモリからデータ出力と記録紙の搬送状態の関係を示す図である。
【図17】ページ連写ある場合の副走査方向のイネーブル信号のタイミングチヤートである。
【符号の説明】
31 CPU
32 I/Oポート
41、80〜87、90〜97、110〜107 ラツチ
42〜44、88、98 セレクタ
45〜49 Dフリツプフロツプ
89、99 カウンタ
91、100〜108 アダー
101 リーダ部
102 ADF(Automatic Document Feeder:自動原稿送り装置)部
103 プリンタ部
156 圧伸部
157 エンコーダ部
158 メモリ部
159 デコーダ部
201 画像メモリ
202 ビットマップメモリ
203 画像編集部
204 アドレスカウンタ
206〜207 RAS/CAS/WE発生部
208 画像データ(A)
209 画像データ(B)
210 CPUによる設定データ
Claims (1)
- 複数同一サイズの原稿画像を連続的に読み取って、該読み取りにより得られた画像データに基づいて画像を記録するフルカラー画像記録装置において、
原稿画像を読み取る読み取り手段と、
形成可能な像の最大サイズに相当する画像データを格納する容量を有し、前記読み取り手段によって読み取った画像データを格納する記憶手段と、
前記原稿画像のサイズを示すサイズデータを発生するサイズデータ発生手段と、
前記サイズデータが前記最大サイズの半分以下の小さい所定のサイズの場合、前記記憶手段を2N個(Nは自然数)で、且つ夫々が前記所定サイズに相当する容量以上の領域に分割し、分割された前記2N個の領域に順次、別々の原稿画像に対応した画像データを書き込む書き込み手段と、
前記記憶手段の前記分割された領域から順次、前記画像データを読み出して各々別々の記録媒体に画像を形成する、複数の色成分各々に対応した複数の画像形成手段と、
前記複数の画像形成手段の最初の画像形成手段よりも上流側の所定位置に設けられ、搬送された記録媒体の先端を検知するセンサからの検知信号を、画像形成開始のために前記読み取り手段から画像データを送る際の同期信号として用いる同期信号発生手段とを有し、
前記複数の画像形成手段各々を記録媒体が順次通過することによりフルカラー画像が形成され、
前記センサが記録媒体の先端を検知する位置から前記複数の画像形成手段の最後の画像形成手段までの距離を記録媒体が搬送されるのに要する時間が、1枚目の原稿を読み取って得られた画像データを前記記憶手段に書き込みを開始してから書き込み終了までに要する時間と前記1枚目の原稿の読み取り終了から2枚目の原稿の読み取り開始までに要する時間との和の時間の2N倍以下になるように、前記1枚目の原稿の読み取り終了から前記2枚目の原稿の読み取り開始までに要する時間が設定されることを特徴とする画像記録装置。
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