JP2003264697A - データ処理速度を高めるための方法 - Google Patents

データ処理速度を高めるための方法

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JP2003264697A
JP2003264697A JP2002365718A JP2002365718A JP2003264697A JP 2003264697 A JP2003264697 A JP 2003264697A JP 2002365718 A JP2002365718 A JP 2002365718A JP 2002365718 A JP2002365718 A JP 2002365718A JP 2003264697 A JP2003264697 A JP 2003264697A
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Thomas B Pritchard
トーマス・ビー・プリチャード
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    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
    • H04N1/4051Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a dispersed dots halftone pattern, the dots having substantially the same size
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Abstract

(57)【要約】 【課題】誤差拡散ハーフトーン処理を実行する効率を高
めることにより、画像化システムの性能を高める方法を
提供する。 【解決手段】方法は、1群の値に対応する1群の画素を
複数のセグメント(500〜506)に分割して、それ
ぞれのセグメントが画素の複数の行(628〜634)
を含むようにする。この方法は、さらに、複数のセグメ
ントのうちの第1のセグメント内の複数の行のうちの第
1の行に対応する第1の複数の値にハーフトーン処理を
行って、第1の複数の誤差項を生成する段階を含む。さ
らに、この方法は、第1の複数の誤差項のうちの少なく
とも1つを使用して、第1の複数の値のハーフトーン処
理が完了した後、複数のセグメントのうちの第2のセグ
メント内の複数の行のうちの第2の行に対応する第2の
複数の値にハーフトーン処理を行って、第2の複数の誤
差項を生成する段階を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】電子写真式画像化装置やイン
クジェット画像化装置のような画像化装置を含むような
画像化システムは、媒体上に画像データに対応する画像
を構成する機能を含む。 【0002】 【従来の技術】通常、画像データは、画像内の色をRG
B色空間で指定する。画像化装置内または画像化装置の
外部で実行することができる画像データのレンダリング
によって、画像を構成する各画素に対応する24ビット
RGB値が生成される。通常、画像データの処理におけ
るある段階で、24ビット/画素RGB値が、32ビッ
ト/画素CMYK値への色空間の変換を受ける。32ビ
ットCMYK値は、対応する画素の色C、M、Yおよび
Kのそれぞれについて、色値を定義する8ビットを含
む。一般に、画像化装置には、画素に指定することがで
きる色レベルの数に対応する数の階調を再現する能力は
ない。例えば、32ビット/画素CMYK値の場合は、
各画素ごとの各色に256の階調レベルを指定すること
ができる。しかしながら、インクジェット・プリンタや
電子写真式プリンタなどの画像化装置には、通常画素上
に256の階調レベルの着色剤を形成する能力はない。 【0003】画像化装置は、提供される画像データに厳
密に対応する画像を生成する能力を有することが望まし
い。色値によって指定された一連の階調レベルを再現し
て、画像データに対応する画像を再現する能力は限られ
ているため、一般に、CMYK値に何らかの変換が行わ
れる。使用されることがある変換の1つのタイプに、ハ
ーフトーン処理操作がある。ハーフトーン処理操作では
画素の色値が、比較的多数の可能な階調レベルから比較
的少数の階調レベルに変換される。これまでに開発され
た1つのクラスのハーフトーン処理プロセスは、誤差拡
散ハーフトーン処理として知られている。誤差拡散ハー
フトーン処理操作では、様々な色の画素の色値を所定の
値と比較することによって誤差項が生成される。誤差項
は、媒体上に形成される画像の品質を高めるためにまわ
りの画素に分散される。誤差拡散ハーフトーン処理を実
行するには高度な計算が必要である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】誤差拡散ハーフトーン
処理を実行する効率を高めることにより、画像化システ
ムの性能を高めることができる。 【0005】 【課題を解決するための手段】方法は、1群の値に対応
する1群の画素を複数のセグメントに分割して、それぞ
れのセグメントが画素の複数の行を含むようにする。こ
の方法は、さらに、複数のセグメントのうちの第1のセ
グメント内の複数の行のうちの第1の行に対応する第1
の複数の値にハーフトーン処理を行って、第1の複数の
誤差項を生成する段階を含む。さらに、この方法は、第
1の複数の誤差項のうちの少なくとも1つを使用して、
第1の複数の値のハーフトーン処理が完了した後、複数
のセグメントのうちの第2のセグメント内の複数の行の
うちの第2の行に対応する第2の複数の値にハーフトー
ン処理を行って、第2の複数の誤差項を生成する段階を
含む。 【0006】装置は、第1組の画素の一部の画素が第2
組の画素の近くにあり、第2組の画素の一部の画素が第
1組の画素の近くにあり、第1組の画素に対応する第1
組の値にハーフトーン処理を実行する第1の処理装置
と、第2組の画素に対応する第2組の値にハーフトーン
処理を実行する第2の処理装置とを含む。装置は、さら
に、第1組の画素の一部の画素に対応する第1組の値の
うちの一部の値のハーフトーン処理による第3組の値を
第2の処理装置に転送し、かつ第2組の画素の一部の画
素に対応する第2組の値のうちの一部の値のハーフトー
ン処理による第4組の値を第1の処理装置に転送するよ
うに構成されたバスを含む。 【0007】この処理システムの実施形態のより完全な
理解は、添付図面と関連して行われる以下の詳細な説明
を検討することによって得ることができる。 【0008】 【発明の実施の形態】処理システムの実施形態をインク
ジェット・プリンタの文脈で説明するが、この処理シス
テムの実施形態は、電子写真式プリンタ、ディジタル複
写機、ファクシミリ装置などの他のタイプの画像化装置
にも有効に適用できることを理解されたい。さらに、こ
の処理システムの実施形態は、他の画像処理アプリケー
ションに有効に適用することができる。例えば、隣り合
った画素からの情報を使って画素の画像処理を行う画像
処理操作に、本明細書で開示する技術を有効に応用する
ことができる。 【0009】図1は、処理システムの実施形態を構成す
る回路を含む画像化装置、カラー・インクジェット・プ
リンタ100の実施形態である。カラー・インクジェッ
ト・プリンタ100は、カバー102、画像化操作に使
用される媒体106を保持する媒体入力トレイ104、
画像が形成された媒体ユニット106を受け取る媒体出
力トレイ108、カラー・インク・カートリッジ110
(シアン・カートリッジ110a、マジェンタ(M)カ
ートリッジ110b、黄(Y)カートリッジ110c、
および黒(K)カートリッジ110dを含む)、および
スライド・バー114に沿ってスライドし1つまたは複
数のカラー・カートリッジ110からの着色剤を画素上
に配置する走査キャリッジ112を含む。カラー・イン
クジェット・プリンタ100において、カラー・カート
リッジ110に蓄えられている着色剤はインクを含む。 【0010】図2に、媒体106上に画像を構成するた
めに使用されるシステムを表す簡略化したブロック図を
示す。このシステムは、コンピュータ200を含む。コ
ンピュータ200は、アプリケーション・プログラムを
実行して、モニタ202(CRTなど)に表示された画
像に対応するデータを生成したり、アプリケーション・
プログラムによって、コンピュータ200に含まれる記
憶装置から画像に対応するデータを取り出したりするこ
とができる。通常、モニタ202は、各モニタ画素ごと
に色値を指定するためにRGB色空間と24のビット
(各原色に8ビット)を使用して画像を表示する。画像
化装置の実施形態において、プリンタ204は、コンピ
ュータ200に結合されている。プリンタ204は、処
理システムの実施形態、すなわち画像を構成する画素の
色値からハーフトーン・データを生成するように構成さ
れたハーフトーン処理装置206を含む。 【0011】プリンタ204は、カラー・インクジェッ
ト・プリンタ100あるいは電子写真式プリンタなどの
他のタイプのプリンタでよい。プリンタ204は、色空
間(例えば、シアン、マジェンタ、および黄、ならびに
オプションとして黒)を構成する1組の着色剤(インク
やトナーなど)を使用して媒体106上に色画像を構成
する機能を含む。プリンタ204は、300dpi、6
00dpi、1200dpiまたは他の解像度で画像を
構成するように構成することができる。コンピュータ2
00において実行することができるプリンタ・ドライバ
・プログラムが、アプリケーション・プログラムから受
け取ったデータ(画像に対応する)を、ページ記述言語
(PDL)ファイルなど、プリンタ204が使用可能な
形式に変換する。PDLファイルは、例えば、ヒューレ
ット・パッカード社のPCL−5フォーマットで定義さ
れたファイルを含む。 【0012】プリンタ204は、PDLファイルをレン
ダリングして、画像を構成する各色平面の各画素の色値
を含む画素データを生成する。例えば、プリンタ204
の実施形態は、シアン、マジェンタ、黄および黒の色平
面を構成する画素の色値を生成することができる。色平
面の各画素の色値は、例えば0〜255の範囲である。
色平面の色値に誤差拡散型ハーフトーン処理操作を実行
して、画像のハーフトーン・データを生成することがで
きる。ハーフトーン・データは、各色平面内の各画素に
ついて、その色平面の着色剤を画素上に配置するかどう
かを指定する2値データを含む。いくつかのタイプのイ
ンクジェット・プリンタでは、着色剤の量が、画素に対
応する媒体の領域に配置される特定色のインク滴の数に
よって制御されることがある。他のタイプのインクジェ
ット・プリンタは、画素に対応する媒体の領域に配置さ
れる特定色のインク滴の量を変化させることによって、
着色剤の量を制御することができる。電子写真式プリン
タの場合、着色剤の量は、露光し現像する画素に対応す
る光導電体上の領域の断片部分によって制御される。 【0013】プリンタ204には、画像形成機構、すな
わち画像化機構208の実施形態が含まれる。画像化機
構208は、ハーフトーン処理装置206から提供され
るハーフトーン・データによって媒体106上に着色剤
を配置するのに必要なハードウェアを含む。例えば、電
子写真式プリンタの場合、画像化機構208は、光導電
体、シアン、マジェンタ、黄、および黒のトナー(この
画像化機構208の実施形態では着色剤)を現像するた
めの現像装置、光導電体上に静電気潜像を形成する光導
電体露光システム、光導電体を帯電させる帯電装置、光
導電体から媒体106にトナーを転写する転写装置、お
よび媒体106にトナーを定着する定着装置を含むこと
ができる。 【0014】画像化機構208に結合されたコントロー
ラ210などのコントローラの実施形態は、各色平面を
構成する画素のハーフトーン・データを利用して、画像
化機構208による媒体106上への着色剤の配置を制
御する。コンピュータ200で実行されるプリンタ・ド
ライバ・ソフトウェアからの出力は、インタフェース2
12を介してコントローラ210に渡される。コントロ
ーラ210は、コンピュータ200から受け取ったPD
Lファイルをレンダリングして画像を構成する各画素の
画素データを生成する機能を含む。コントローラ210
は、ファームウェアまたはソフトウェアを実行するよう
に構成されたプロセッサ214、あるいはハーフトーン
処理装置206によって生成されたハーフトーン・デー
タに従った画像化機構208による媒体106上への着
色剤の配置を制御する特定用途向けIC(ASIC)な
どの処理装置の実施形態を含む。メモリ216などのメ
モリ装置の実施形態は、プロセッサ214に結合され、
画像を構成する画素のハーフトーン・データまたは色値
を記憶する。 【0015】カラー電子写真式画像化装置に使用される
画像化機構の実施形態のさらなる詳細は、「IMAGE
DEVELOPMENT AND TRANSFER
APPARATUS WHICH UTILIZED
AN INTERMEDIATE TRANSFER
FILM」と題し、Storlieらに発行され、ヒ
ューレット・パッカード社に譲渡された米国特許第5,
291,251号と、「METHOD AND APP
ARATUS FOR DEVELOPINGCOLO
R IMAGES USING DRY TONERS
AND AN INTERMEDIATE TRAN
SFER MEMBER」と題し、Camisに発行さ
れ、ヒューレット・パッカード社に譲渡された米国特許
第5,314,774号に見ることができる。 【0016】カラー・インクジェット・プリンタの場
合、画像化機構208は、ステッパ・モータによって駆
動されるベルトによって位置が正確に制御された可動キ
ャリッジに取り付けられたインク・カートリッジを含む
ことができる。コントローラとインク・カートリッジと
に結合されたインク・カートリッジ・ドライバ回路が、
各色平面を構成する画素のハーフトーン・データまたは
色値に従って、コントローラから受け取った信号に基づ
いてインク・カートリッジ内のノズルを発射して媒体1
06上に着色剤を配置する。カラー・インクジェット・
プリンタに使用される画像化機構の実施形態のさらなる
詳細は、「MODULAR INK−JET HARD
COPY APPARATUS AND METHO
DOLOGY」と題し、Axtellらに発行され、ヒ
ューレット・パッカード社に譲渡された米国特許第6,
082,854号と、「INK−JET PRINTE
RWITH PRECISE PRINT ZONE
MEDIA CONTROL」と題し、Gilesらに
発行され、ヒューレット・パッカード社に譲渡された米
国特許第5,399,039号とに見ることができる。 【0017】図3に、図2のシステムを使用して媒体上
に画像を構成する方法のハイ・レベルなフローチャート
を示す。まず、段階300で、ユーザは、コンピュータ
200内で実行されているアプリケーション・プログラ
ムを使用して、モニタ202上の画像に対応するデータ
を作成する(または、データを取り出す)。次に、段階
302で、ユーザは、画像化操作を開始するために、ア
プリケーション・プログラムによってコンピュータ20
0内にあるプリンタ・ドライバ・プログラムを実行し始
める。次に、段階304で、ドライバ・プログラムは、
データを、プリンタ204が使用可能な画像データを含
むPDLファイルに変換する。画像データは、モニタ2
02上の画像に対応し、RGB色空間で表現される。次
に、段階306で、PDLファイルをレンダリングし
て、R、GおよびB色平面の各画素の画素データを生成
する。この画素データは、各画素の色値を含む。コンピ
ュータ200またはプリンタ204内でレンダリング操
作を実行することができることを理解されたい。次に、
段階308で、R、GおよびB色平面内の各画素の色値
を、C、M、YおよびK平面内の各画素の色値に変換す
る色空間変換が行われる。シアン、マジェンタ、黄およ
び黒の着色剤を利用して画像を構成するプリンタ204
の文脈で画像を構成する方法を考察しているが、この処
理システムの実施形態は、他のタイプの着色剤を使用し
て画像を構成する画像化装置に有効に適用することがで
きることを理解されたい。例えば、この処理システムの
実施形態を、染料負荷の低いシアン着色剤と染料負荷の
低いマジェンタ着色剤を利用するインクジェット画像化
装置に使用することができる。あるいは、この処理シス
テムの具体形態を、他の着色剤に加えてオレンジの着色
剤と緑の着色剤を利用する画像化装置に使用することが
できる。 【0018】次に、段階310で、誤差拡散ハーフトー
ン処理方法の実施形態が、画像を構成するC、M、Yお
よびK平面内の画素の色値に適用され、ハーフトーン・
データが生成される。ハーフトーン・データは、画像内
のすべての画素について、シアン、マジェンタ、黄また
は黒の各着色剤を画素に付着させるべきかどうかを、2
値方式またはマルチビット方式で示し、データが、マル
チビットのハーフトーン・データの場合、ハーフトーン
・データは、画素上に配置する着色剤の量を示す。最後
に、段階312で、ハーフトーン・データを使用して、
プリンタ204により媒体106上に画像が形成され
る。 【0019】段階310で説明したハーフトーン処理操
作は、画像を構成する各画素および各色平面ごとに実行
される。各画素について、ハーフトーン処理を実行する
色平面の色値が所定の値と比較される。この所定の値
は、画像内のそれぞれの画素で同じもよく、所定の値
は、一般にしきい値マトリクスとして知られる所定の値
のマトリクス内の1つの値でもよい。しきい値マトリク
スを使用する場合、しきい値マトリクスは、画像を構成
する各画素をしきい値マトリクス内の1つの値と比較す
るように画像内の画素全体にわたって繰り返し適用され
る。適切に設計されたしきい値マトリクスを使用するこ
とによって、得られる画像の品質が高まる。 【0020】色平面の画素色値の比較は、画素の色値か
ら、しきい値マトリクス内の対応するしきい値を減算す
る(または、しきい値マトリクスを使用せずに誤差拡散
を実行する場合は、しきい値を減算する)ことを含む。
画素色値が、しきい値よりも大きいかまたは等しい場合
に、その色平面の着色剤が、画素上に配置される。マル
チビット・ハーフトーン処理操作の場合は、画素上に配
置される着色剤の量は、画素の色値としきい値の差の大
きさに基づいて設定され、対応するハーフトーン色平面
内の画素に関して、対応するマルチビット値が記憶され
る。画素上に配置することができる着色剤の量のレベル
数は、画像化機構の実施形態の能力によって決まる。例
えば、画像化機構のいくつかの実施形態は、画素上に最
大4滴の単一着色剤を配置する能力を有する。この種の
インクジェット画像化機構に使用されるマルチビット・
ハーフトーン処理操作は、2つのビットを使用して各色
平面の画素上に配置される着色剤の量を指定し、画素上
に4つのレベルの着色剤(0、1つ、2つまたは4つの
液滴に対応する)を配置することができる。画像化機構
が、画素上に実質的に一定量の着色剤を配置するかまた
はしない2値方式で動作する場合は、画素上に着色剤を
配置するかどうかを指定するために、ハーフトーン色平
面内の各画素に対してシングル・ビットが使用される。 【0021】図4に、段階310で使用される例示的な
誤差拡散ハーフトーン処理操作がどのように実行される
かを示す簡略化した図を示す。図4に示したそれぞれの
正方形は、代表が正方形400であり、画素に対応す
る。図4に示した矢印は、正方形400へのハーフトー
ン処理操作の適用と関連した誤差値が、近くの画素にど
のように分散されるかを表している。画素と関連した誤
差値は、シングル・ビット・ハーフトーン処理操作を行
うかマルチビット・ハーフトーン処理操作を行うかによ
り計算が異なる。 【0022】シングル・ビット・ハーフトーン処理操作
において、(ハーフトーン処理が実行される色平面の)
色値がしきい値よりも小さい場合は、ハーフトーン処理
した色平面の着色剤は、画素上に配置されない。近くの
画素に分散される誤差値(矢印402、404、406
および408で示したような)は、画素の色値にその画
素のために他の画素から受け取った累積誤差値を加えた
ものと等しい。色値がしきい値よりも大きい場合は、近
くの画素に分散される誤差値は、色値から最大色値(8
ビット色値の場合は255)を引いたものと等しく、誤
差は負の値となる。 【0023】可能な4つのレベルの着色料(例えば、イ
ンク0滴、インク1滴、インク2滴およびインク4滴)
を使用するマルチビット・ハーフトーン処理操作におい
て、色値とまわりの画素から受け取った誤差値を使用し
て、可能な4つのレベルの着色料のうちのどれを画素上
に配置するかが決定される。この決定は、色値と誤差値
の組合せがブレークポイント値によって定義された範囲
のどこにあるかによって行われる。例えば、1組のブレ
ークポイント値は、第1、第2、第3および第4のレベ
ルの着色剤にそれぞれ対応する色値0、63、127、
および191(各色に8ビット/画素を使用するシステ
ムの場合)である。他の画素に拡散する誤差値は、その
画素の色値と組み合わされた誤差値と、色値と組み合わ
された誤差値がある範囲の最初のブレークポイント値と
の差を使用して決定される。マルチビット・ハーフトー
ン処理の実施形態に関するさらなる詳細は、米国特許第
6,057,933号に開示されている。 【0024】近くの画素(矢印402、404、406
および408が指している)間の誤差値(シングル・ビ
ットまたはマルチビット・ハーフトーン処理に関する前
の段落で誤差を例示的に決定した)の分割は、必ずしも
等しくない。近くの画素に分散される誤差値の断片部分
は、誤差拡散フィルタと呼ばれる。フロイド=スタイン
バーグ(Floyd−Steinberg)アルゴリズ
ムとして知られる1つの可能な誤差拡散フィルタは、矢
印402に係数3/16を関連付け、矢印404に係数
5/16を関連付け、矢印406に係数1/16を関連
付け、および矢印408に係数7/16を関連付ける。
近くの画素に誤差値を分散する他の方法を使用すること
ができることを理解されたい。例えば、計算の容易な誤
差拡散ハーフトーン処理プロセスは、近くの2つの画素
に等しく誤差値を分散することを含む(高速誤差拡散[f
ast error diffusion]と呼ばれる)。図4から分かるよ
うに、誤差拡散ハーフトーン処理プロセスを実行するに
は、画像を構成する多数の画素をハーフトーン処理する
前に誤差項を計算しなければならない。画像を構成する
画素の処理をセグメント化し、セグメントの処理が時間
的に重なるように実行すると、誤差拡散ハーフトーン処
理プロセスを実行する時間を短縮することができる。誤
差拡散ハーフトーン処理プロセスをこの方式で実行する
には、画像を分割する画素のセグメント間の境界を横切
って誤差項(誤差値に誤差拡散フィルタを適用して修正
した)を転送する必要がある。セグメントをより迅速に
処理できるようにするためには、境界の隣りの画素の処
理が始まるときに誤差項が利用可能になるように、画素
がセグメントの境界を越えて誤差項を使用できるように
することが有効である。 【0025】図5に、誤差拡散型ハーフトーン処理操作
を実行するのに必要な時間を短縮するのに役立つ媒体ユ
ニット上に画像を構成する画素の区分を示す。説明を容
易にするために、図5に示した画素は、ページに比例し
て実際よりも大きいサイズのものである。画像を構成す
る画素を分割してセグメントにし、そのセグメントに誤
差拡散ハーフトーン処理プロセスを時間的に重なるよう
に実行することによって、誤差拡散ハーフトーン処理プ
ロセスを実行するのに必要な時間が、画素をセグメント
に分割せずに誤差拡散ハーフトーン処理プロセスを実行
する場合よりも短縮される。図5は、画像を、第1のカ
ラム500、第2のカラム502、第3のカラム50
4、第4のカラム506などの4つのセグメントに形成
する画素の分割を示しているが、画像を構成する画素
は、それよりも多い数または少ない数のセグメントに分
割することができることを理解されたい。画像を構成す
る画素を分割して異なる数のセグメントにすることによ
って、誤差拡散ハーフトーン処理プロセスを実行するこ
とができる速度を調整することができる。相対的に迅速
に終了させるには、相対的に多数のセグメントが使用さ
れる。セグメントの数が多いと、時間が重なった処理を
実行するために、セグメントが少ない場合よりも多くの
ハードウェアが利用される。 【0026】図5において画像をセグメント化した軸
は、縦長の向きの画像の垂直方向になる向きに対応して
いるが、このセグメント化方法は、横長の向きのような
他の向きに適用できることを理解されたい。画像を構成
する画素の様々な分割を使用することができ、その場
合、誤差拡散ハーフトーン処理操作のために画像を構成
する画素が処理される画像上の方向は、画像がセグメン
トに分割される主方向に対して垂直である。例えば、セ
グメント間に形成される境界は、画素の行または列に沿
ってセグメント間に境界を形成するセグメント化ではな
く、不規則に形成された画素の区分でもよい。さらに、
画素のセグメント化は、同じ形または同じ数の画素を有
するセグメントの文脈で考察されるが、セグメントは、
異なる数の画素を含むように形成されてもよいことを理
解されたい。図5を参照して分かるように、誤差拡散ハ
ーフトーン処理操作は、画素のラインを越えて左から右
に水平方向に実行され、画像のセグメントへの分割は、
垂直方向に行われている。画素群508と画素群510
は、セグメントの境界を越えた誤差項の分散を示す。図
5は、左から右で上から下に実行される誤差拡散ハーフ
トーン処理プロセスを示しているが、これと異なる順序
で誤差拡散ハーフトーン処理プロセスを実行するために
この明細書に開示する技術を適用できることを理解され
たい。例えば、適切な修正によって、誤差拡散ハーフト
ーン処理を右から左で上から下、左から右で下から上、
または右から左で下から上に実行するように、開示した
技術を適用することができる。 【0027】本明細書において開示した技術は、多くの
様々なタイプの画像化装置において誤差拡散ハーフトー
ン処理プロセスを実行する時間を短縮するために有効に
適用することができるが、これらの技術は、特に、いわ
ゆるページ幅アレイ・フォーマットと呼ばれる媒体ユニ
ットの幅全体にわたる複数の印字ヘッドを使用して画像
を構成する能力を有するインクジェット画像化装置に有
用である。ページ幅アレイ・フォーマットにおいて、画
像は、画像化装置内の媒体の移動方向と実質的に垂直な
媒体の寸法の全体にわたるカラムに分割される。画像の
幅全体にわたる多数の印字ヘッドを使用することによっ
て、それぞれの色平面ごとに、媒体上に着色剤を迅速に
配置することができる。印字ヘッドは、カラム内で、媒
体が媒体経路内を移動するときに、画像を構成する色平
面の着色剤が連続的に媒体上に配置されるように構成さ
れることがある。この構成により、画像の各カラムを構
成する画素に関して、駆動信号を生成するC、M、Yお
よびK平面の色値の処理を実質的に別々に行うことがで
きる。異なるカラム内の画素の色値を実質的に別々の仕
方で処理する能力によって、処理操作の効率が改善さ
れ、画像化装置を大幅に設計変更することなく、媒体の
幅全体にわたる印字ヘッドの数を増減する設計の調整が
可能になる。 【0028】図5に対応する誤差拡散ハーフトーン処理
操作を実施することができる1つの方法は、図5に示し
た4つのカラムの1つに誤差拡散ハーフトーン処理操作
をそれぞれ実行する4つの特定用途向けIC(ASI
C)を使用することを含む。図5に示した画素の分割に
よって誤差拡散ハーフトーン処理操作を実行するには、
カラム間の境界の両側にある画素間で誤差項を転送する
必要がある。4つのASICの実施態様において、カラ
ム間の境界を越えた誤差項の転送は、ASIC間の誤差
項の転送に対応する。境界を越えて転送される誤差項の
数は、使用される誤差拡散ハーフトーン処理操作の特定
の実施態様によって決まる。例えば、図4に対応するタ
イプの誤差拡散ハーフトーン処理操作の場合(左から
右、上から下に移動して計算が行われる)、境界に沿っ
たほとんどの画素のハーフトーン処理のために、境界を
越えて3つの誤差項が転送される。3つの誤差項は、境
界の左隣りの画素のハーフトーン処理と、境界の右隣り
の画素のハーフトーン処理により生じる。3つの誤差項
のうちの2つは、境界の左隣りの画素のハーフトーン処
理により生じる。これらの2つの誤差項は、境界の右隣
りの同じライン上の画素をハーフトーン処理し、境界の
右隣りにある画像下方の次のライン上の画素をハーフト
ーン処理するために使用される。境界を越える誤差項の
1つは、境界の左隣りにある画像下方の次のラインをハ
ーフトーン処理するために使用される。様々なタイプの
誤差拡散ハーフトーン処理操作は、各画素に対して境界
を越えて転送される様々な数の誤差項を含むことを理解
されたい。例えば、ハーフトーン処理を実行する画素
の、隣りの画素のさらに先の画素に誤差を分散させる誤
差拡散ハーフトーン処理操作の場合は、境界の隣りにあ
るそれぞれの画素のために、より多数の値が境界を越え
て転送される。 【0029】図5に対応する誤差拡散ハーフトーン処理
操作を実行する事例を検討する。ハーフトーン処理操作
は、ライン内で左から右にラインずつ上から下に移動し
て実行される。画像の上縁、下縁、左縁および右縁の画
素は、画像の内部を構成する画素と異なるハーフトーン
演算で処理される。図4から分かるように、画素のいく
つかが縁上にあるので、それらの画素は、内部の画素と
同じ数の誤差項(他の画素をハーフトーン処理する際に
使用される)の供給源ではなく、また内部の画素と同じ
数の誤差項を受け取ることはない。誤差拡散ハーフトー
ン処理操作は、縁上の画素の特別な取り扱いを考慮す
る。 【0030】前述のように、図5に対応する誤差拡散ハ
ーフトーン処理操作は、セグメントの処理が実質的に時
間が重なって実行され、ハーフトーン処理操作を完了す
る時間が短縮される。ハーフトーン処理操作を実行する
時間をさらに短縮するためには、セグメント間の境界を
越えて転送される値が、セグメント間の境界上の画素に
ハーフトーン処理が行われる時間よりも少し前に使用可
能になるように、セグメントのハーフトーン処理操作の
実行を調整することが有効である。図6に、第1のカラ
ム500、第2のカラム502、第3のカラム504、
および第4のカラム506の部分を示し、これらは、誤
差拡散ハーフトーン処理操作を実行する際の遅延を減少
させるようにセグメント間の誤差項の転送を達成するた
めに、カラムの幅を全体にわたる画素のラインの処理の
開始タイミングをどのように調整するかを示す。図6に
おいて、第1のカラム500、第2のカラム502、第
3のカラム504および第4のカラム506内のライン
のハーフトーン処理は、画像を横切って左から右に移動
する各カラムが次々と遅れた開始時間となるように開始
される。ハーフトーン処理は、最初に、第1のカラム5
00の画素のライン602の左端の画素600で開始さ
れる。ライン602の右端の画素604がハーフトーン
処理されるとき、4つの誤差項が生成される。画素60
4からの4つの誤差項のうちの2つが、第2のカラム5
02内のライン610の左端の画素608と第2のカラ
ム502内の画素608の下の画素のハーフトーン処理
に使用するために境界606を越えて転送される。誤差
項が画素608に利用可能な場合、ライン610のハー
フトーン処理を始めることができる。4つの誤差項のう
ちの2つは、カラム500のライン602の下のライン
のハーフトーン処理に使用される。ライン610の右端
の画素612のハーフトーン処理が終了した後で、2つ
の誤差項が、第3のカラム504内のライン618の左
端の画素616とその下の画素のハーフトーン処理に使
用するために、境界614を越えて転送される。画素6
16の誤差項が使用可能な場合、ライン618のハーフ
トーン処理を始めることができる。ライン618の右端
の画素620のハーフトーン処理が終了した後で、2つ
の誤差項が、第4のカラム506内のライン626の右
端の画素624とその下の画素のハーフトーン処理に使
用するために、境界622を越えて転送される。画素6
24の誤差項が使用可能な場合、ライン626のハーフ
トーン処理を始めることができる。ライン626のハー
フトーン処理が始まった後、ハーフトーン処理操作は、
第1のカラム500、第2のカラム502、第3のカラ
ム504および第4のカラム506のそれぞれに次々と
進む。カラム内の画素のラインのハーフトーン処理は、
誤差項がハーフトーン処理に使用できるように時間差で
開始される(すなわち、ライン602、次にライン61
0、次にライン618、次にライン626)。このた
め、第1のカラム500、第2のカラム502、第3の
カラム504および第4のカラム506を次々と処理す
るハーフトーン処理は、カラム間のハーフトーン処理に
1ラインのずれがあるように進行する。このことは、図
6において、ライン628、630、632および63
4に関して、カラムの端から端までのハーフトーン処理
における1ラインのずれによって示されている。そのよ
うな各ラインのハーフトーン処理は、実質的に同時に開
始される。ハーフトーン・プロセスは、カラム500の
最後のラインの右端の画素がハーフトーン処理されるま
で各カラムに同時に実行される。この場合、カラム50
0のハーフトーン処理操作が完了した後、カラム50
2、カラム504およびカラム506のハーフトーン処
理操作は、当該カラムの最後のラインが完了したときに
連続して完了する。上述の仕方によって、カラム50
0、カラム502、カラム504およびカラム506に
ハーフトーン処理操作を実行することによって、ライン
の処理が始まったときに、境界の隣りのカラム内の右端
の画素を処理するために使用される誤差項が使用可能に
なり、それにより、カラムにハーフトーン処理操作を実
行する時間が増えない。 【0031】図7に、ハーフトーン処理装置、すなわち
ハーフトーン処理装置700の実施形態の簡略化したブ
ロック図を示す。ハーフトーン処理装置700は、画像
を構成する色平面に誤差拡散ハーフトーン処理操作を実
行するように構成されている。ハーフトーン処理装置7
00は、ハーフトーン・プロセッサ702、ハーフトー
ン・プロセッサ704、ハーフトーン・プロセッサ70
6およびハーフトーン・プロセッサ708などの処理装
置の実施形態を含む。ハーフトーン処理装置700は、
誤差拡散ハーフトーン処理を実行するために4つのハー
フトーン・プロセッサを使用するが、これよりも多いか
または少ないハーフトーン・プロセッサを使用できるこ
とを理解されたい。例えば、ハードウェアの量を少なく
するため、2つのハーフトーン・プロセッサを使用し
て、2つのセグメントに分割された画像に誤差拡散ハー
フトーン処理を実行することができる。あるいは、5つ
のハーフトーン・プロセッサを使用して、5つのセグメ
ントに分割された画像に誤差拡散ハーフトーン処理を実
行することができる。一般的に、使用するハーフトーン
・プロセッサの数が多いほど、誤差拡散ハーフトーン処
理操作をより迅速に実行することができる。ハーフトー
ン・プロセッサは、誤差拡散ハーフトーン処理プロセス
の実施形態を実行するように設計されたASICを含む
ことができる。あるいは、ハーフトーン・プロセッサ
は、誤差拡散ハーフトーン処理プロセスの実施形態を実
施するファームウェアを実行するマイクロプロセッサを
含むことができる。ハーフトーン・プロセッサ702〜
708のそれぞれに組み込むために、当業界において、
以前から開発されている誤差拡散ハーフトーン処理ハー
ドウェアの設計が入手可能である。ハーフトーン・プロ
セッサ702〜708はそれぞれ、各色平面の画像のセ
グメントに誤差拡散ハーフトーン処理操作の実施形態を
実行する構成を含む。例えば、ハーフトーン・プロセッ
サ702〜708は、シングル・ビット誤差拡散ハーフ
トーン処理操作またはマルチビット誤差拡散ハーフトー
ン処理操作を実行するように構成される。メモリ710
〜716は、ハーフトーン処理操作の実施形態を実行す
るために使用されるデータを記憶する。バス718など
の通信経路の実施形態によって、各ハーフトーン・プロ
セッサ702〜708は、ハーフトーン・プロセッサ7
02〜708間とハーフトーン処理装置700の外部の
装置間で、データ、アドレス、および制御信号を送受信
することができる。セグメントの色値は、プロセッサ7
20によって、バス718を介して、ハーフトーン・プ
ロセッサ702〜708とそれぞれのメモリ710〜7
16に送られる。プロセッサ720が色値を生成する画
像データは、インタフェース722を介して受け取られ
る。色値に誤差拡散ハーフトーン処理操作を実行するた
めに、セグメントの色値が、必要に応じて1ラインず
つ、それぞれメモリ710〜716からハーフトーン・
プロセッサ702〜708に送られる。誤差拡散ハーフ
トーン処理操作が完了した後で、得られたハーフトーン
・データが、バス718を介して、ハーフトーン・デー
タが対応する色平面(シアン、マジェンタ、黄または
黒)にしたがって、メモリ・コントローラ724〜73
0と、メモリ732〜738内に送られる。印字ヘッド
・ドライバ740〜746は、メモリ732〜738に
記憶されたハーフトーン・データを使用して、対応する
シアン印字ヘッド748、マジェンタ印字ヘッド75
0、黄印字ヘッド752および黒印字ヘッド754にハ
ーフトーン・データに対応するインクの量を媒体上に放
出させるのに必要な駆動信号を生成する。 【0032】ハーフトーン・プロセッサ702〜708
は、セグメント間の境界の隣りにある画素にハーフトー
ン処理操作を実行するのと関連した誤差項を記憶するた
めに、入力バッファ756と出力バッファ758に代表
される入力バッファと出力バッファを含む。それぞれの
ハーフトーン・プロセッサ702〜708に含まれる入
力バッファと出力バッファは、誤差拡散ハーフトーン処
理プロセスの特定の実施形態に関して、セグメントの境
界を越えて転送される誤差項の数を維持するのに十分な
容量を有するように選択される。そのような誤差項をバ
ス718を介して適切な時間に転送することによって、
誤差項の生成を待つことなく、ハーフトーン・プロセッ
サ702〜708のそれぞれによって操作されるセグメ
ント内の画素をハーフトーン処理することができる。ハ
ーフトーン・プロセッサ704〜708はそれぞれ、境
界の隣りの左端の画素と関連した色値をハーフトーン処
理するために、それぞれの入力バッファに受け取った誤
差項を使用するように構成される。さらに、ハーフトー
ン・プロセッサ702〜706はそれぞれ、境界の隣り
の右端の画素と関連した色値のハーフトーン処理によっ
て生成された誤差項を、それぞれの出力バッファに記憶
するように構成されている。このように動作するハーフ
トーン・プロセッサ702〜708の構成は、バス71
8に結合され、ハーフトーン処理装置700の外部にあ
るプロセッサ720などの処理装置によって実行され
る。代替として、ハーフトーン・プロセッサ702〜7
08の構成をなすハードウェアは、ハーフトーン・プロ
セッサ702〜708のハードウェア内に組み込まれた
設計でもよく、ハーフトーン・プロセッサ702〜70
8内で動作するファームウェアの管理下で実行されても
よい。バス718は、種々様々な転送プロトコルのうち
の1つを利用することができる。例えば、バス718の
実施形態にPCIバスを使用することができる。ハーフ
トーン処理装置700において、PCIバスを使用し
て、ハーフトーン・プロセッサ702〜708からメモ
リ・コントローラ724〜730に大量のハーフトーン
・データと色値を迅速に転送することができ、この場
合、ハーフトーン・プロセッサ702〜708は、バス
・マスタとして動作する機能を含む。さらに、このPC
Iバスを使用して、ハーフトーン・プロセッサ702〜
708間で誤差項を転送することができるが、開示した
ようにハーフトーン・プロセッサ702〜708間で誤
差拡散ハーフトーン処理操作を分割することにより、ハ
ーフトーン・プロセッサ702〜708間で大量のデー
タを転送することなくハーフトーン・プロセッサ702
〜708内でハーフトーン処理操作を実行することがで
きる。したがって、ハーフトーン・プロセッサ702〜
708間で誤差項を転送するために、PCIバスよりも
かなり帯域幅の小さいタイプのバスを使用することがで
きる。例えば、ハーフトーン・プロセッサ702〜70
8間で誤差項を転送するために、色値とハーフトーン・
データを転送するために使用されるものと異なるシリア
ル・バスまたは帯域幅の小さいパラレル・バスを有効に
使用することができる。この帯域幅の小さいタイプのバ
スは、ハーフトーン・プロセッサ702〜708のうち
の、画像の隣り合ったセグメントにハーフトーン処理を
実行するハーフトーン・プロセッサ間で接続されている
が、ハーフトーン・プロセッサ702〜708のうち
の、隣り合っていないセグメントにハーフトーン処理を
実行するハーフトーン・プロセッサ間では接続されてい
ないように実現することができる。 【0033】ハーフトーン処理装置700によって実行
される誤差拡散ハーフトーン処理プロセスの開示した実
施形態は、ハーフトーン処理操作が実行される画素のま
わりの単一の画素層に誤差項を分散させているが、ハー
フトーン処理装置700を修正することによって、誤差
項を多数の画素層に分散させる誤差拡散ハーフトーン処
理プロセスの実施形態を使用できることを理解された
い。この修正は、誤差項を保持する追加の入力および出
力バッファと、カラム内の連続するラインのハーフトー
ン処理に備えてそのようなバッファとの間のデータをや
りとりを管理する追加のハードウェアまたはファームウ
ェアを含む。 【0034】画像品質を高めるために、画像を構成する
画素の領域に、ある一定の範囲処理(area treatment)
が加えられる。画像の領域に加えることができる範囲処
理の1つの例は、エッジ強調である。エッジ強調では、
エッジの鮮明度を高めるために、画像内の物体の縁にあ
ると判定された画素の色値が修正される。範囲処理を加
える部分は、画像内の物体のエッジに遭遇したかどうか
の判定を必要とする。ハーフトーン処理操作をより迅速
に実行するために、形成された画像のセグメント間の境
界にある画素上に物体のエッジがある事例を検討する。
その画素が、実際に物体の縁と一致しているかどうかを
判定するために、隣り合った画素の色値を調べる。調べ
た、隣り合った画素は、画像の隣り合ったセグメント内
の領域に対応することがある。 【0035】ハーフトーン処理の実行速度を高めるため
に画素をセグメントに分割した画像化装置の実施形態に
おいて、ハーフトーン処理操作のために画素をセグメン
トに分割するのにしたがって範囲処理の実施を分割する
ことも有効である。しかしながら、物体の縁が、セグメ
ント間の境界の画素上にある場合を考慮するため、セグ
メントを構成する画素は、セグメントの重なりがあるよ
うに選択される。画素のなんらかの重複した処理が行わ
れるが(例えば、ハーフトーン処理操作の繰り返し)、
セグメント間で大量のデータを転送する必要なしに、エ
ッジ強調の範囲処理を各セグメントに実行することがで
きる。 【0036】このように色値の処理を実施するために、
使用されるハーフトーン処理装置の実施形態のハードウ
ェアとファームウェアは、ハーフトーン処理を行ってい
るセグメントの境界の近くにある、隣り合ったセグメン
トの画素にハーフトーン処理操作を実行するように構成
される。さらに、このハードウェアとファームウェア
は、隣り合ったセグメント内の画素の誤差項を生成し使
用するように構成される。隣り合ったセグメントの画素
から色値をロードし、必要な誤差項をバッファとの間で
やりとりする構成を備えることによってハーフトーン処
理操作をこのように実行するように、ハーフトーン処理
装置700を修正することができる。 【0037】図8に、ハーフトーン処理装置の実施形態
を含む画像化装置、すなわちインクジェット・プリンタ
800の実施形態のハイ・レベルなブロック図を示す。
インクジェット・プリンタ800は、ページ幅アレイ構
成の画像化装置に使用するように適応されている。前述
のように、ページ幅アレイ画像化装置においては、媒体
ユニットの幅全体にわたる複数の印字ヘッドが使用され
る。形成される画像を規定するデータに実行される画像
処理機能を分割することによって、画像の形成に使用さ
れる時間を短縮することができる。インクジェット・プ
リンタ800は、処理ブロック802、処理ブロック8
04、処理ブロック806および処理ブロック808の
処理ブロックを含む。処理ブロックはそれぞれ、実質的
に同じハードウェアを含む。バス810などのバスの実
施形態によって、処理ブロックがそれぞれ、画像データ
を受け取り、制御信号を送受信することができる。さら
に、バス810は、必要に応じて処理ブロック間でデー
タを転送して画像処理機能を実行するために使用され
る。前述のように、各処理ブロックは、画像を構成する
画素のセグメントに作用するので、処理ブロック間のデ
ータの転送は重要ではない。具体的には、ハーフトーン
処理によって得られ処理ブロック間で転送される誤差項
は、セグメント間の境界の近くにある画素からのもので
ある。このため、バス810は、処理ブロック間で誤差
項を転送するのに使用される時間の割合は比較的少な
い。代替として、隣り合ったセグメント内の画素に対応
する色値に対して作用する誤差項を処理ブロック間で転
送するために、バス810と別の専用の低帯域幅バス
(破線812に対応する)を使用できることを理解され
たい。 【0038】プロセッサ814〜820は、それぞれの
処理ブロックに関して、圧縮画像データの展開のような
画像処理、色空間変換、処理ブロック内での他の機能ブ
ロックの構成、およびバス810とメモリ822〜82
8のメモリ装置の実施形態間のインタフェース機能と関
連した機能を実行する。前述のように、ハーフトーン・
プロセッサ830〜836は、プロセッサ814〜82
0からそれぞれ受け取った色値に、誤差拡散ハーフトー
ン処理操作の実施形態を実行する。セグメント間の境界
の近くにある画素に対応する値のハーフトーン処理によ
る誤差項は、必要に応じて、バス810によってハーフ
トーン・プロセッサ830〜836間で転送される。メ
モリ・コントローラ838〜844は、対応するメモリ
822〜828と対応するプロセッサ814〜820間
ならびに対応するメモリ822〜828と対応するハー
フトーン・プロセッサ830〜836間のデータの転送
を制御する。ドライバ・インタフェース846〜852
は、それぞれハーフトーン・プロセッサ830〜836
からの出力を使用して印刷データを生成する。ドライバ
・インタフェース846〜852によって生成された印
刷データは、それぞれ印字ヘッド・ドライバ854〜8
60によって使用され、それぞれ印字ヘッド862〜8
68内のノズルを発射させる信号が生成され、媒体上に
画像データに対応する画像が形成される。 【0039】印字ヘッド862〜868は、得られた画
像のアーティファクトを減少させるように画素の適用範
囲に重なりがあるように構成されることがある。例え
ば、それぞれの印字ヘッド862〜868は、隣り合っ
た各セグメントの1つの画素上にインクを放出できるよ
うに位置決めされ、それに十分なノズルを含むことがで
きる。この結果、処理の際に、隣り合った印字ヘッド間
で2つの画素が重なることになる。誤差拡散ハーフトー
ン処理における重なりを達成するには、隣りのセグメン
トとの境界の隣りにある1つのセグメント内の画素の色
値を、隣りのセグメントを処理する処理ブロックに提供
する必要があり、それにより、誤差拡散ハーフトーン処
理操作をそれらの画素に実行することができる。さら
に、重なり領域内の画素に誤差拡散ハーフトーン処理を
実行するために使用される誤差項は、処理ブロック間で
転送されて隣り合ったセグメントに作用する。 【0040】処理システムとその操作方法の実施形態を
示し説明したが、併記の特許請求の範囲から逸脱するこ
となくこれらの実施形態に様々な修正を行うことができ
ることは、当業者には容易に明らかである。 【0041】本発明の態様を以下に例示する。 【0042】1.1群の値に対応する1群の画素を複数
のセグメント(500〜506)に分割し、前記セグメ
ント(500〜506)がそれぞれ、画素の複数の行
(628〜634)を含むようにする段階と、前記複数
のセグメント(500〜506)のうちの第1のセグメ
ント内の前記複数の行(628〜634)のうちの第1
の行に対応する第1の複数の値をハーフトーン処理し
て、第1の複数の誤差項(402〜408)を生成する
段階と、前記第1の複数の値のハーフトーン処理が完了
した後で、前記第1の複数の誤差項(402〜408)
のうちの少なくとも1つを使用して、前記複数のセグメ
ント(500〜506)のうちの第2のセグメント内の
前記複数の行(628〜634)のうちの第2の行に対
応する第2の複数の値をハーフトーン処理して、第2の
複数の誤差項(402〜408)を生成する段階とを含
む方法。 【0043】2.前記複数のセグメント(500〜50
6)のうちの前記第1のセグメントと前記複数のセグメ
ント(500〜506)のうちの前記第2のセグメント
が、等しい数の画素を含む上記1に記載の方法。 【0044】3.前記複数のセグメント(500〜50
6)によって構成された画像(図5)内で、前記複数の
セグメント(500〜506)のうちの第1のセグメン
トが、前記複数のセグメント(500〜506)のうち
の前記第2のセグメントの隣りにあり、前記画像(図
5)内で、前記複数のセグメント(500〜506)の
うちの前記第1のセグメントと前記複数のセグメント
(500〜506)のうちの第2のセグメントとの間の
境界面にある境界(606,614,622)が実質的
に直線をなし、前記境界(606,614,622)
が、前記画素の前記複数の行(628〜634)と実質
的に垂直になっている上記2に記載の方法。 【0045】4.前記画像(図5)内で、前記複数の行
(628〜634)のうちの前記第1の行と前記複数の
行(628〜634)のうちの前記第2の行が一直線に
なっており、前記ハーフトーン処理が誤差拡散ハーフト
ーン処理を含む上記3に記載の方法。 【0046】5.前記複数のセグメント(500〜50
6)のうちの前記第1のセグメント内の前記複数の行
(628〜634)のうち、前記複数の行(628〜6
34)のうちの前記第1の行以外の行のハーフトーン処
理が、前記複数のセグメント(500〜506)のうち
の前記第2のセグメント内の前記複数の行(628〜6
34)のうち、前記複数の行(628〜634)のうち
の前記第2の行以外の行のハーフトーン処理と同時に行
われる上記4に記載の方法。 【0047】6.第1組の画素(500)に対応する第
1組の値にハーフトーン処理を実行する第1の処理装置
(702,830)と、前記第1組の画素(500)の
一部の画素が、第2組の画素(502)の隣りにあり、
前記第2組の画素(502)の一部の画素が、前記第1
組の画素(500)の隣りにあり、前記第2組の画素
(502)に対応する第2組の値に、ハーフトーン処理
を実行する第2の処理装置(704,832)と、前記
第1組の画素(500)の前記一部の画素に対応する前
記第1組の値のうちの一部の値の前記ハーフトーン処理
による第3組の値を、前記第2の処理装置(704,8
32)に転送し、前記第2組の画素(502)の前記一
部の画素に対応する第2組の値のうちの一部の値の前記
ハーフトーン処理による第4組の値を、前記第1の処理
装置(702,830)に転送するバス(718,81
0)と、を含む装置。 【0048】7.前記ハーフトーン処理が、誤差拡散ハ
ーフトーン処理を含み、前記第3組の値が、前記第1組
の画素(500)の前記一部の画素の前記誤差拡散ハー
フトーン処理によって生成された誤差項(402〜40
8)を含み、前記第4組の値が、前記第2組の画素(5
02)の前記一部の画素の前記誤差拡散ハーフトーン処
理によって生成された誤差項(402〜408)を含む
上記6に記載の装置。 【0049】8.画像(図5)内に含まれる前記第1組
の画素(500)と第2組の画素(502)がそれぞれ
等しい数の画素を含み、画像(図5)内で、前記第1組
の画素(500)の前記一部の画素が、前記第2組の画
素(502)の前記一部の画素と隣り合っており、前記
画像(図5)内で、前記第1組の画素(500)の前記
一部の画素と前記第2組の画素(502)の前記一部の
画素の間の境界面にある境界(606,614,62
2)が実質的に直線をなし、前記第1組の画素(50
0)が、前記画像(図5)の第1のセグメントを構成す
る第1の複数の行(628〜634)内への空間的配置
を含み、前記第2組の画素(502)が、前記画像(図
5)の第2のセグメントを構成する第2の複数の行(6
28〜634)へ空間的配置を含み、第1のカラム(5
00)を構成する前記第1組の画素(500)の画素
が、前記第2組の画素(502)の画素から構成された
第2のカラム(502)の隣りにあり、前記境界(60
6,614,622)が、前記第1のカラム(500)
と前記第2のカラム(502)の間の境界面にある上記
7に記載の装置。 【0050】9.コンピュータから、画像(図5)に対
応するデータを受け取るように構成されたインタフェー
ス(212)と、前記インタフェース(212)から受
け取った前記データを使用して、前記画像(図5)を構
成する画素に対応する色値を生成するように構成された
プロセッサ(214)と、前記色値を受け取るように構
成されており、前記画像(図5)を構成する前記画素に
含まれる第1組の画素(500)に対応する前記色値に
含まれる第1組の値にハーフトーン処理を実行して、第
1組のハーフトーン値を生成する第1の処理装置(70
2,830)と、前記画像(図5)を構成する前記画素
に含まれる第2組の画素(502)に対応する前記色値
に含まれる第2組の値にハーフトーン処理を実行して、
第2組のハーフトーン値を生成する第2の処理装置(7
04,832)とを含み、前記第1組の画素(500)
の一部の画素が、前記第2組の画素(502)の隣りに
あり、前記第2組の画素(502)の一部の画素が、前
記第1組の画素(500)の隣りにあり、さらに前記第
1組の画素(500)の一部の画素の前記ハーフトーン
処理による第3組の値を前記第2の処理装置(704,
832)に転送し、前記第2組の一部の画素(502)
の画素の前記ハーフトーン処理による第4組の値を前記
第1の処理装置(702,830)に転送するために、
前記第1の処理装置(702,830)と前記第2の処
理装置(704,832)を結合するバス(718,8
10)とを含む処理システムと、前記第1組のハーフト
ーン値と前記第2組のハーフトーン値を使用して、前記
画像(図5)を形成するように構成された画像(図5)
形成機構と、前記色値、前記第1組のハーフトーン値、
および前記第2組のハーフトーン値を記憶するメモリと
を含む画像化装置(204)。 【0051】10.前記ハーフトーン処理が、誤差拡散
ハーフトーン処理を含み、前記第3組の値が、前記第1
組の画素(500)の前記一部の画素の前記誤差拡散ハ
ーフトーン処理により生成された誤差項(402〜40
8)を含み、前記第4組の値が、前記第2組の画素(5
02)の前記一部の画素の前記誤差拡散ハーフトーン処
理によって生成された誤差項(402〜408)を含
み、前記第1組の画素(500)と前記第2組の画素
(502)がそれぞれ、前記第1組の画素(500)と
前記第2組の画素(502)と等しい数の画素を含み、
前記第1組の画素(500)の前記一部の画素が、前記
画像(図5)内の前記第2組の画素(502)の前記一
部の画素の隣りにあり、前記画像(図5)で、前記第1
組の画素(500)の前記一部の画素と前記第2組の画
素(502)の前記一部の画素との境界面にある境界
(606,614,622)が実質的に直線をなす上記
9に記載の画像化装置(204)。
【図面の簡単な説明】 【図1】インクジェット・プリンタの実施形態を示す図
である。 【図2】画像化装置の実施形態のハイ・レベルなブロッ
ク図である。 【図3】媒体上に画像を形成する方法のハイ・レベルな
フローチャートである。 【図4】誤差拡散ハーフトーン処理プロセスの実施形態
を実行する際に近くの画素に誤差値を分散することがで
きる方法を表す図である。 【図5】セグメントへの画像の1つの可能な分割を示す
図である。 【図6】誤差拡散ハーフトーン処理プロセスの実施形態
を実行するように処理システムの実施形態がどのように
機能するかを説明するために図5に示した分割の一部分
を示す図である。 【図7】画像化装置に使用するように適応された処理シ
ステムの実施形態を示す図である。 【図8】インクジェット画像化装置に使用するように適
応された処理システムの実施形態の簡略化したブロック
図である。 【符号の説明】 204 画像化装置 400 画素 402,404,406,408 誤差項 500,502,504,506 セグメント 606,614,622 境界 628,630,632,634 行 702,704,830,832 処理装置 718,810 バス
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】 【提出日】平成14年12月20日(2002.12.
20) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】特許請求の範囲 【補正方法】変更 【補正内容】 【特許請求の範囲】 【請求項1】1群の値に対応する1群の画素を複数のセ
グメントに分割し、前記セグメントがそれぞれ、画素の
複数の行を含むようにする段階と、 前記複数のセグメントのうちの第1のセグメント内の前
記複数の行のうちの第1の行に対応する第1の複数の値
をハーフトーン処理して、第1の複数の誤差項を生成す
る段階と、 前記第1の複数の値のハーフトーン処理が完了した後
で、前記第1の複数の誤差項のうちの少なくとも1つを
使用して、前記複数のセグメントのうちの第2のセグメ
ント内の前記複数の行のうちの第2の行に対応する第2
の複数の値をハーフトーン処理して、第2の複数の誤差
項を生成する段階とを含む方法。 【請求項2】前記複数のセグメントのうちの前記第1の
セグメントと前記複数のセグメントのうちの前記第2の
セグメントが、等しい数の画素を含む請求項1に記載の
方法。 【請求項3】前記複数のセグメントによって構成された
画像内で、前記複数のセグメントのうちの第1のセグメ
ントが、前記複数のセグメントのうちの前記第2のセグ
メントの隣りにあり、前記画像内で、前記複数のセグメ
ントのうちの前記第1のセグメントと前記複数のセグメ
ントのうちの第2のセグメントとの間の境界面にある境
界が実質的に直線をなし、前記境界が、前記画素の前記
複数の行と実質的に垂直になっている請求項2に記載の
方法。 【請求項4】前記画像内で、前記複数の行のうちの前記
第1の行と前記複数の行のうちの前記第2の行が一直線
になっており、前記ハーフトーン処理が誤差拡散ハーフ
トーン処理を含む請求項3に記載の方法。 【請求項5】前記複数のセグメントのうちの前記第1の
セグメント内の前記複数の行のうち、前記複数の行のう
ちの前記第1の行以外の行のハーフトーン処理が、前記
複数のセグメントのうちの前記第2のセグメント内の前
記複数の行のうち、前記複数の行のうちの前記第2の行
以外の行のハーフトーン処理と同時に行われる請求項4
に記載の方法。 【請求項6】第1組の画素に対応する第1組の値にハー
フトーン処理を実行する第1の処理装置と、前記第1組
の画素の一部の画素が、第2組の画素の隣りにあり、前
記第2組の画素の一部の画素が、前記第1組の画素の隣
りにあり、前記第2組の画素に対応する第2組の値に、
ハーフトーン処理を実行する第2の処理装置と、前記第
1組の画素の前記一部の画素に対応する前記第1組の値
のうちの一部の値の前記ハーフトーン処理による第3組
の値を、前記第2の処理装置に転送し、前記第2組の画
素の前記一部の画素に対応する第2組の値のうちの一部
の値の前記ハーフトーン処理による第4組の値を、前記
第1の処理装置に転送するバスと、を含む装置。 【請求項7】前記ハーフトーン処理が、誤差拡散ハーフ
トーン処理を含み、前記第3組の値が、前記第1組の画
素の前記一部の画素の前記誤差拡散ハーフトーン処理に
よって生成された誤差項を含み、前記第4組の値が、前
記第2組の画素の前記一部の画素の前記誤差拡散ハーフ
トーン処理によって生成された誤差項を含む請求項6に
記載の装置。 【請求項8】画像内に含まれる前記第1組の画素と第2
組の画素がそれぞれ等しい数の画素を含み、画像内で、
前記第1組の画素の前記一部の画素が、前記第2組の画
素の前記一部の画素と隣り合っており、前記画像内で、
前記第1組の画素の前記一部の画素と前記第2組の画素
の前記一部の画素の間の境界面にある境界が実質的に直
線をなし、前記第1組の画素が、前記画像の第1のセグ
メントを構成する第1の複数の行内への空間的配置を含
み、前記第2組の画素が、前記画像の第2のセグメント
を構成する第2の複数の行へ空間的配置を含み、第1の
カラムを構成する前記第1組の画素の画素が、前記第2
組の画素の画素から構成された第2のカラムの隣りにあ
り、前記境界が、前記第1のカラムと前記第2のカラム
の間の境界面にある請求項7に記載の装置。 【請求項9】コンピュータから、画像に対応するデータ
を受け取るように構成されたインタフェースと、前記イ
ンタフェースから受け取った前記データを使用して、前
記画像を構成する画素に対応する色値を生成するように
構成されたプロセッサと、前記色値を受け取るように構
成されており、前記画像を構成する前記画素に含まれる
第1組の画素に対応する前記色値に含まれる第1組の値
にハーフトーン処理を実行して、第1組のハーフトーン
値を生成する第1の処理装置と、前記画像を構成する前
記画素に含まれる第2組の画素に対応する前記色値に含
まれる第2組の値にハーフトーン処理を実行して、第2
組のハーフトーン値を生成する第2の処理装置とを含
み、前記第1組の画素の一部の画素が、前記第2組の画
素の隣りにあり、前記第2組の画素の一部の画素が、前
記第1組の画素の隣りにあり、さらに前記第1組の画素
の一部の画素の前記ハーフトーン処理による第3組の値
を前記第2の処理装置に転送し、前記第2組の一部の画
素の画素の前記ハーフトーン処理による第4組の値を前
記第1の処理装置に転送するために、前記第1の処理装
置と前記第2の処理装置を結合するバスとを含む処理シ
ステムと、前記第1組のハーフトーン値と前記第2組の
ハーフトーン値を使用して、前記画像を形成するように
構成された画像形成機構と、前記色値、前記第1組のハ
ーフトーン値、および前記第2組のハーフトーン値を記
憶するメモリとを含む画像化装置。 【請求項10】前記ハーフトーン処理が、誤差拡散ハー
フトーン処理を含み、前記第3組の値が、前記第1組の
画素の前記一部の画素の前記誤差拡散ハーフトーン処理
により生成された誤差項を含み、前記第4組の値が、前
記第2組の画素の前記一部の画素の前記誤差拡散ハーフ
トーン処理によって生成された誤差項を含み、前記第1
組の画素と前記第2組の画素がそれぞれ、前記第1組の
画素と前記第2組の画素と等しい数の画素を含み、前記
第1組の画素の前記一部の画素が、前記画像内の前記第
2組の画素の前記一部の画素の隣りにあり、前記画像
で、前記第1組の画素の前記一部の画素と前記第2組の
画素の前記一部の画素との境界面にある境界が実質的に
直線をなす請求項9に記載の画像化装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA02 AB19 BB01 BB08 BB38 GA29 GA45 GA47 5B057 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB07 CB08 CB12 CB16 CC01 CE13 CE18 CH05 CH08 CH11 5C077 LL19 MP08 NN02 NN11 PP32 PP33 PQ13 PQ22 RR08 SS02 TT05

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】1群の値に対応する1群の画素を複数のセ
    グメントに分割し、前記セグメントがそれぞれ、画素の
    複数の行を含むようにする段階と、 前記複数のセグメントのうちの第1のセグメント内の前
    記複数の行のうちの第1の行に対応する第1の複数の値
    をハーフトーン処理して、第1の複数の誤差項を生成す
    る段階と、 前記第1の複数の値のハーフトーン処理が完了した後
    で、前記第1の複数の誤差項のうちの少なくとも1つを
    使用して、前記複数のセグメントのうちの第2のセグメ
    ント内の前記複数の行のうちの第2の行に対応する第2
    の複数の値をハーフトーン処理して、第2の複数の誤差
    項を生成する段階とを含む方法。
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