JP2003230020A - 画像処理装置、印刷装置および画像処理方法 - Google Patents
画像処理装置、印刷装置および画像処理方法Info
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- JP2003230020A JP2003230020A JP2002028783A JP2002028783A JP2003230020A JP 2003230020 A JP2003230020 A JP 2003230020A JP 2002028783 A JP2002028783 A JP 2002028783A JP 2002028783 A JP2002028783 A JP 2002028783A JP 2003230020 A JP2003230020 A JP 2003230020A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 印刷装置の画像処理において、印刷すべき画
像の種類などに応じて色変換処理で生成する色数を変更
し、色変換処理時間の短縮を図る。 【解決手段】 セレクト信号309が“H”で高速に色
変換処理を行ない、4色の変換データC1、M1、Y
1、K1のみが出力されるときは、セレクト信号によっ
てセレクタ307、308は、色変換103からの変換
データC1、M1をそれぞれLc、Lm用のLUT30
5、306にも入力する。Lc、Lm用のLUT30
5、306は、これにより、濃度データLc2、Lm2
をそれぞれ出力する。
像の種類などに応じて色変換処理で生成する色数を変更
し、色変換処理時間の短縮を図る。 【解決手段】 セレクト信号309が“H”で高速に色
変換処理を行ない、4色の変換データC1、M1、Y
1、K1のみが出力されるときは、セレクト信号によっ
てセレクタ307、308は、色変換103からの変換
データC1、M1をそれぞれLc、Lm用のLUT30
5、306にも入力する。Lc、Lm用のLUT30
5、306は、これにより、濃度データLc2、Lm2
をそれぞれ出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置、印
刷装置および画像処理方法に関し、特に、プリンタ、複
写機などの印刷装置で、通常用いられる色材に加え画質
向上などのために別の色材を用いる場合の、これら色材
の印刷データ生成のための画像処理に関するものであ
る。
刷装置および画像処理方法に関し、特に、プリンタ、複
写機などの印刷装置で、通常用いられる色材に加え画質
向上などのために別の色材を用いる場合の、これら色材
の印刷データ生成のための画像処理に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータなどで処理された種
々の情報を印刷出力する装置として、数色のインクをプ
リントヘッドから吐出して印刷を行う、比較的低コスト
で簡易な構成のインクジェット方式のプリンタが普及し
ている。このようなインクジェットプリンタでは、一方
で、より高画質の印刷を行うことが求められるものがあ
る。これを満たす一構成として、色材であるシアンやマ
ゼンダのインクについて、これらに加えて染料等の色材
の濃度がより薄い、いわゆる淡インクを用いるものが知
られている。これにより、例えば印刷画像のハイライト
部分など比較的濃度が薄い部分におけるインクドットの
粒状感を低減し画質を向上を図るものである。
々の情報を印刷出力する装置として、数色のインクをプ
リントヘッドから吐出して印刷を行う、比較的低コスト
で簡易な構成のインクジェット方式のプリンタが普及し
ている。このようなインクジェットプリンタでは、一方
で、より高画質の印刷を行うことが求められるものがあ
る。これを満たす一構成として、色材であるシアンやマ
ゼンダのインクについて、これらに加えて染料等の色材
の濃度がより薄い、いわゆる淡インクを用いるものが知
られている。これにより、例えば印刷画像のハイライト
部分など比較的濃度が薄い部分におけるインクドットの
粒状感を低減し画質を向上を図るものである。
【0003】ところで、このようなプリンタで用いる各
色インクのデータは、一般に、コンピュータやスキャナ
などのホスト装置で処理されるときのデータの形態であ
る、例えば、R、G、Bの輝度データに対し色変換処理
を行うことによって得ることができる。そして、この色
変換処理は、通常、変換のための演算が煩雑で、また膨
大になるなどの理由から、ルックアップテーブル(以
下、単に「LUТ」ともいう)と補間演算とを併用して行
われている。例えば、上述のように、プリンタで通常用
いるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラッ
ク(K)他に、色材濃度の薄い、淡シアン(以下、「Lc」
とも記す)と淡マゼンタ(以下、「Lm」とも記す)のイン
クを用いる場合には、これら6色分のLUТを用意し、
個々の色のインクについてLUТからのデータの読み出
しおよびそのデータを用いた補間演算が行われる。
色インクのデータは、一般に、コンピュータやスキャナ
などのホスト装置で処理されるときのデータの形態であ
る、例えば、R、G、Bの輝度データに対し色変換処理
を行うことによって得ることができる。そして、この色
変換処理は、通常、変換のための演算が煩雑で、また膨
大になるなどの理由から、ルックアップテーブル(以
下、単に「LUТ」ともいう)と補間演算とを併用して行
われている。例えば、上述のように、プリンタで通常用
いるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラッ
ク(K)他に、色材濃度の薄い、淡シアン(以下、「Lc」
とも記す)と淡マゼンタ(以下、「Lm」とも記す)のイン
クを用いる場合には、これら6色分のLUТを用意し、
個々の色のインクについてLUТからのデータの読み出
しおよびそのデータを用いた補間演算が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
色変換処理は、基本的に、一連の画像処理の中でも処理
時間が長いものである。特に、インクジェトプリンタの
ように簡易な構成で低コストのものでは、LUТやその
後段処理の補間演算に関するハードウエアについても、
それらを構成する要素数などを限った比較的簡易な構成
とすることが一般的である。このため、ほとんどの処理
が並列的ではなく時系列的に行われ、その結果として色
変換処理に要する時間は長大になる。
色変換処理は、基本的に、一連の画像処理の中でも処理
時間が長いものである。特に、インクジェトプリンタの
ように簡易な構成で低コストのものでは、LUТやその
後段処理の補間演算に関するハードウエアについても、
それらを構成する要素数などを限った比較的簡易な構成
とすることが一般的である。このため、ほとんどの処理
が並列的ではなく時系列的に行われ、その結果として色
変換処理に要する時間は長大になる。
【0005】一方、印刷する画像によっては、精度の良
い画像処理を必要としない場合がある。例えば、ユーザ
のプリンタの利用目的は様々であり、使用目的によって
求めるがものが異なる。写真画像などを印刷する場合に
は、印刷速度よりも画質の方を優先する一方、テキスト
などを印刷する場合や試し印刷等に係わるドラフト印刷
の場合には、画質はある程度で満足されれば印刷速度の
ほうを優先する場合が多い。上述の6色のインクを用い
る例では、ドラフト印刷で写真画像の試し印刷を行うと
き6色のインクを用いてそのカラー写真画像を印刷する
が、精度の良い色変換処理を行って忠実な色再現をする
必要性は低い。また、テキストはほとんどがブラックの
文字で、その中に比較的小さな範囲でカラー画像が含ま
れるようなものであり、同様に精度の良い色変換は必要
としないことが多い。
い画像処理を必要としない場合がある。例えば、ユーザ
のプリンタの利用目的は様々であり、使用目的によって
求めるがものが異なる。写真画像などを印刷する場合に
は、印刷速度よりも画質の方を優先する一方、テキスト
などを印刷する場合や試し印刷等に係わるドラフト印刷
の場合には、画質はある程度で満足されれば印刷速度の
ほうを優先する場合が多い。上述の6色のインクを用い
る例では、ドラフト印刷で写真画像の試し印刷を行うと
き6色のインクを用いてそのカラー写真画像を印刷する
が、精度の良い色変換処理を行って忠実な色再現をする
必要性は低い。また、テキストはほとんどがブラックの
文字で、その中に比較的小さな範囲でカラー画像が含ま
れるようなものであり、同様に精度の良い色変換は必要
としないことが多い。
【0006】また、プリンタによっては、ホスト装置か
らのデータ転送の高速化やプリンタエンジンの高速化に
対応できるものがあり、このような場合には色変換処理
を含めた画像処理についてもそれに応じて処理速度が向
上することが望ましい。
らのデータ転送の高速化やプリンタエンジンの高速化に
対応できるものがあり、このような場合には色変換処理
を含めた画像処理についてもそれに応じて処理速度が向
上することが望ましい。
【0007】しかしながら、従来のプリンタは、上記の
とおり簡易な構成による色変換自体が本来的に処理に時
間を要するのに加え、上記のように画質向上などのため
に色材が追加される場合にはさらに処理時間が増大する
ものである。このため、従来の色変換処理は、印刷すべ
き画像の種類やプリンタの構成に拘わらず、常に処理時
間が長大となり、印刷する画像などに応じて印刷速度を
増すことの妨げとなっている。
とおり簡易な構成による色変換自体が本来的に処理に時
間を要するのに加え、上記のように画質向上などのため
に色材が追加される場合にはさらに処理時間が増大する
ものである。このため、従来の色変換処理は、印刷すべ
き画像の種類やプリンタの構成に拘わらず、常に処理時
間が長大となり、印刷する画像などに応じて印刷速度を
増すことの妨げとなっている。
【0008】図1は、ルックアップテーブルと補間演算
を用いた色変換処理を概念的に説明する図である。
を用いた色変換処理を概念的に説明する図である。
【0009】同図(a)に示すように、3次元のルックア
ップテーブル(LUT)は、R、G、Bの各値によって
特定される格子点ごとに、その格子点に対応した格子点
データを格納したものとして説明できる。そして、LU
Тを、変換されるべきR、G、Bデータによって参照す
ることにより、上記格子点データがY、M、Cなどの変
換データとして読み出され、補間演算に供される。
ップテーブル(LUT)は、R、G、Bの各値によって
特定される格子点ごとに、その格子点に対応した格子点
データを格納したものとして説明できる。そして、LU
Тを、変換されるべきR、G、Bデータによって参照す
ることにより、上記格子点データがY、M、Cなどの変
換データとして読み出され、補間演算に供される。
【0010】具体的には、変換されるべきデータR、
G、Bは、同図(b)に示すように、上記テーブルである
立方体における単位立方体の中の点p(r,g,b)と
して示される。この点は一般に格子点上にないため、上
記データR、G、Bの所定の上位ビットによって特定さ
れる、その点の周囲の格子点に対応する格子点データを
用い、補間演算によりその点の変換データを求めるもの
である。補間演算に用いる周囲の格子点としては、例え
ば、同図(c)に示すように点p(r,g,b)を含む4
面体を補間立体としその上の4つの格子点が用いられ
る。
G、Bは、同図(b)に示すように、上記テーブルである
立方体における単位立方体の中の点p(r,g,b)と
して示される。この点は一般に格子点上にないため、上
記データR、G、Bの所定の上位ビットによって特定さ
れる、その点の周囲の格子点に対応する格子点データを
用い、補間演算によりその点の変換データを求めるもの
である。補間演算に用いる周囲の格子点としては、例え
ば、同図(c)に示すように点p(r,g,b)を含む4
面体を補間立体としその上の4つの格子点が用いられ
る。
【0011】より詳細には、同図(b)に示す単位立方体
は、6つの4面体に分割することができ、上記点pがこ
の6つの4面体のいずれに属するかを、上記の変換され
るべきデータR、G、Bの所定の下位ビット(点pと格
子点との距離に対応)の大小関係から決定する。
は、6つの4面体に分割することができ、上記点pがこ
の6つの4面体のいずれに属するかを、上記の変換され
るべきデータR、G、Bの所定の下位ビット(点pと格
子点との距離に対応)の大小関係から決定する。
【0012】そして、決定した四面体の格子点を用い、
点p(r,g,b)に対する出力である変換データ
(C,M,Y)rgbを、色ごとに次ぎのような補間演
算によって求める。例えば、点pが格子点(r0,g
0,b0)を原点する単位立方体の中にあるとすると以
下の式で求めることができる。なお、本明細書で(C,
M,Y)rgbは、上記のとおり色変換によって変換さ
れた変換データを単に意味するものであり、この変換デ
ータが変換された濃度データC、M、Yのみを意味する
ものではない。後述の実施形態でも説明されるように、
例えば変換データとしては、上記の濃度データの他にブ
ラックKや淡インクのLc、Lmについて変換された濃
度データがある。 (C,M,Y)rgb=(C,M,Y)r0g0b0+c1*∇r/(r1 −r0)+c2*∇g/(g1−g0)+c3*∇b/(b1−b0) ……(A)
点p(r,g,b)に対する出力である変換データ
(C,M,Y)rgbを、色ごとに次ぎのような補間演
算によって求める。例えば、点pが格子点(r0,g
0,b0)を原点する単位立方体の中にあるとすると以
下の式で求めることができる。なお、本明細書で(C,
M,Y)rgbは、上記のとおり色変換によって変換さ
れた変換データを単に意味するものであり、この変換デ
ータが変換された濃度データC、M、Yのみを意味する
ものではない。後述の実施形態でも説明されるように、
例えば変換データとしては、上記の濃度データの他にブ
ラックKや淡インクのLc、Lmについて変換された濃
度データがある。 (C,M,Y)rgb=(C,M,Y)r0g0b0+c1*∇r/(r1 −r0)+c2*∇g/(g1−g0)+c3*∇b/(b1−b0) ……(A)
【0013】ここで、(C,M,Y)r0g0b0は、
原点である格子点(r0、g0、b0)について読み出さ
れる格子点データを表わし、また、c1、c2、c3
は、以下に示されるようにLUTから読み出される、4
つの格子点データの差を表わす。さらに、∇r、∇g、
∇bは、 ∇r=r−r0、 ∇g=g−g0、 ∇b=b−b0 で定義され、これら∇r等は,点pと原点である格子点
の距離に対応し,補間立体である4面体を定めるもので
ある。すなわち、これらの値の大小関係に応じてc1,
c2,c3が決まる。すなわち、 (1)∇r>∇g>∇bの場合 c1=(C,M,Y)r1g0b0−(C,M,Y)r0g0b0、 c2=(C,M,Y)r1g1b0−(C,M,Y)r1g0b0、 c3=(C,M,Y)r1g1b1−(C,M,Y)r1g1b0 (2)∇r>∇b>∇gの場合 c1=(C,M,Y)r1g0b0−(C,M,Y)r0g0b0、 c2=(C,M,Y)r1g1b1−(C,M,Y)r1g0b1、 c3=(C,M,Y)r1g0b1−(C,M,Y)r1g0b0 (3)∇b>∇r>∇gの場合 c1=(C,M,Y)r1g0b1−(C,M,Y)r0g0b1、 c2=(C,M,Y)r1g1b1−(C,M,Y)r1g0b1、 c3=(C,M,Y)r0g0b1−(C,M,Y)r0g0b0 (4)∇g>∇r>∇bの場合 c1=(C,M,Y)r1g1b0−(C,M,Y)r0g1b0、 c2=(C,M,Y)r0g1b0−(C,M,Y)r0g0b0、 c3=(C,M,Y)r1g1b1−(C,M,Y)r1g1b0 (5)∇g>∇b>∇rの場合 c1=(C,M,Y)r1g1b1−(C,M,Y)r0g1b1、 c2=(C,M,Y)r0g1b0−(C,M,Y)r0g0b0、 c3=(C,M,Y)r0g1b1−(C,M,Y)r0g1b0 (6)∇b>∇g>∇rの場合 c1=(C,M,Y)r1g1b1−(C,M,Y)r0g1b1、 c2=(C,M,Y)r0g1b1−(C,M,Y)r0g0b1、 c3=(C,M,Y)r0g0b1−(C,M,Y)r0g0b0
原点である格子点(r0、g0、b0)について読み出さ
れる格子点データを表わし、また、c1、c2、c3
は、以下に示されるようにLUTから読み出される、4
つの格子点データの差を表わす。さらに、∇r、∇g、
∇bは、 ∇r=r−r0、 ∇g=g−g0、 ∇b=b−b0 で定義され、これら∇r等は,点pと原点である格子点
の距離に対応し,補間立体である4面体を定めるもので
ある。すなわち、これらの値の大小関係に応じてc1,
c2,c3が決まる。すなわち、 (1)∇r>∇g>∇bの場合 c1=(C,M,Y)r1g0b0−(C,M,Y)r0g0b0、 c2=(C,M,Y)r1g1b0−(C,M,Y)r1g0b0、 c3=(C,M,Y)r1g1b1−(C,M,Y)r1g1b0 (2)∇r>∇b>∇gの場合 c1=(C,M,Y)r1g0b0−(C,M,Y)r0g0b0、 c2=(C,M,Y)r1g1b1−(C,M,Y)r1g0b1、 c3=(C,M,Y)r1g0b1−(C,M,Y)r1g0b0 (3)∇b>∇r>∇gの場合 c1=(C,M,Y)r1g0b1−(C,M,Y)r0g0b1、 c2=(C,M,Y)r1g1b1−(C,M,Y)r1g0b1、 c3=(C,M,Y)r0g0b1−(C,M,Y)r0g0b0 (4)∇g>∇r>∇bの場合 c1=(C,M,Y)r1g1b0−(C,M,Y)r0g1b0、 c2=(C,M,Y)r0g1b0−(C,M,Y)r0g0b0、 c3=(C,M,Y)r1g1b1−(C,M,Y)r1g1b0 (5)∇g>∇b>∇rの場合 c1=(C,M,Y)r1g1b1−(C,M,Y)r0g1b1、 c2=(C,M,Y)r0g1b0−(C,M,Y)r0g0b0、 c3=(C,M,Y)r0g1b1−(C,M,Y)r0g1b0 (6)∇b>∇g>∇rの場合 c1=(C,M,Y)r1g1b1−(C,M,Y)r0g1b1、 c2=(C,M,Y)r0g1b1−(C,M,Y)r0g0b1、 c3=(C,M,Y)r0g0b1−(C,M,Y)r0g0b0
【0014】図1に示す例の点p(r,g,b)は、上
記大小関係(6)に対応する4面体内にあるため、格子
点(r0,g0,b0)、(r0、g0、b1)、(r
0,g1,b1)、(r1,g1,b1)の格子点デー
タを用いて補間演算を行い、変換データ(C,M,Y)
rgbを求めることができる。
記大小関係(6)に対応する4面体内にあるため、格子
点(r0,g0,b0)、(r0、g0、b1)、(r
0,g1,b1)、(r1,g1,b1)の格子点デー
タを用いて補間演算を行い、変換データ(C,M,Y)
rgbを求めることができる。
【0015】以上のように、色変換処理では、LUTの
読出し処理や補間演算における乗算や加算のための処理
時間が、ほぼその処理速度を決定する。
読出し処理や補間演算における乗算や加算のための処理
時間が、ほぼその処理速度を決定する。
【0016】例えば、上記のような6色の色変換データ
を得るには、一色毎にその点を含む4面体を判別するた
め、この判別のための格子点データの読み出しでは少な
くとも4回LUTをアクセスする必要があり、そのた
め、格子点データの読み出しに少なくとも24サイクル
の処理時間を要する。ところが、4色の変換データを得
る場合は、読み出しのための時間は16サイクル分にな
り、6色の場合の処理に比べて処理時間の軽減を図るこ
とができる。なお、各色について例えば2つのLUTを
用い並列に読み出しをする場合でも、6色では少なくと
も12サイクル要するのに対し、4色の場合は8サイク
ルで済むことになる。このように4色処理は、テーブル
の読み出しのための処理時間の短縮においてその効果は
大きい。
を得るには、一色毎にその点を含む4面体を判別するた
め、この判別のための格子点データの読み出しでは少な
くとも4回LUTをアクセスする必要があり、そのた
め、格子点データの読み出しに少なくとも24サイクル
の処理時間を要する。ところが、4色の変換データを得
る場合は、読み出しのための時間は16サイクル分にな
り、6色の場合の処理に比べて処理時間の軽減を図るこ
とができる。なお、各色について例えば2つのLUTを
用い並列に読み出しをする場合でも、6色では少なくと
も12サイクル要するのに対し、4色の場合は8サイク
ルで済むことになる。このように4色処理は、テーブル
の読み出しのための処理時間の短縮においてその効果は
大きい。
【0017】また、補間演算についても、例えばハード
ウエアでその演算を実行する場合、前述したようにその
構成を簡易なものとするため、LUTを各色について一
つとする他、乗算器や加算器を各色について共通に用い
ることが一般的である。この場合、各色のLUTについ
て四つの格子点を時系列的に順次に読み出す必要があ
り、また、LUTからの格子点データの読み出しを色ご
とに順次に行う必要がある。このため、6色の色変換デ
ータはある時間遅れを持って順次に生成されることにな
り、また、その結果、6色のデータが全て生成されるま
でにその色数分に応じた時間遅れもしくは時間差が生じ
ることになる。
ウエアでその演算を実行する場合、前述したようにその
構成を簡易なものとするため、LUTを各色について一
つとする他、乗算器や加算器を各色について共通に用い
ることが一般的である。この場合、各色のLUTについ
て四つの格子点を時系列的に順次に読み出す必要があ
り、また、LUTからの格子点データの読み出しを色ご
とに順次に行う必要がある。このため、6色の色変換デ
ータはある時間遅れを持って順次に生成されることにな
り、また、その結果、6色のデータが全て生成されるま
でにその色数分に応じた時間遅れもしくは時間差が生じ
ることになる。
【0018】このように、従来の並列的な構成を持たな
い色変換処理の構成では、印刷する画像の種類などに拘
わらず、常に生成する色の数に応じた処理時間の増大を
不可避的に生じている。
い色変換処理の構成では、印刷する画像の種類などに拘
わらず、常に生成する色の数に応じた処理時間の増大を
不可避的に生じている。
【0019】本発明は、上述の課題を解決するためのも
のであり、その目的とするところは、印刷すべき画像の
種類などに応じて色変換処理で生成する色数を変更し、
これにより、色変換処理時間の短縮を図ることができる
画像処理装置、印刷装置および画像処理方法を提供する
ことにある。
のであり、その目的とするところは、印刷すべき画像の
種類などに応じて色変換処理で生成する色数を変更し、
これにより、色変換処理時間の短縮を図ることができる
画像処理装置、印刷装置および画像処理方法を提供する
ことにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明で
は、画像データの変換を行う画像処理装置であって、画
像データの処理速度に係わる情報を得る処理速度情報取
得手段と、L色それぞれの画像データを前記処理速度情
報取得手段が得た情報に応じてM色またはN色(M>N)
それぞれの画像データに変換して出力する手段であっ
て、MとNとの差に応じた処理時間の差をもって前記M
色またはN色の画像データに変換して出力する第1の変
換手段と、該変換手段が出力したM色またはN色の画像
データをM色の画像データに変換して出力する第2の変
換手段と、を具えたことを特徴とする。
は、画像データの変換を行う画像処理装置であって、画
像データの処理速度に係わる情報を得る処理速度情報取
得手段と、L色それぞれの画像データを前記処理速度情
報取得手段が得た情報に応じてM色またはN色(M>N)
それぞれの画像データに変換して出力する手段であっ
て、MとNとの差に応じた処理時間の差をもって前記M
色またはN色の画像データに変換して出力する第1の変
換手段と、該変換手段が出力したM色またはN色の画像
データをM色の画像データに変換して出力する第2の変
換手段と、を具えたことを特徴とする。
【0021】別の形態では、画像データの変換を行う画
像処理装置であって、画像データの処理速度に係わる情
報を得る処理速度情報取得手段と、L色それぞれの画像
データを前記処理速度情報取得手段が得た情報に応じて
M色またはN色(M>N)それぞれの画像データに変換し
て出力する手段であって、MとNとの差に応じた処理時
間の差をもって前記M色またはN色の画像データに変換
して出力する変換手段と、を具えたことを特徴とする。
像処理装置であって、画像データの処理速度に係わる情
報を得る処理速度情報取得手段と、L色それぞれの画像
データを前記処理速度情報取得手段が得た情報に応じて
M色またはN色(M>N)それぞれの画像データに変換し
て出力する手段であって、MとNとの差に応じた処理時
間の差をもって前記M色またはN色の画像データに変換
して出力する変換手段と、を具えたことを特徴とする。
【0022】また、画像データの変換を行ない、該変換
データに基づいて印刷を行う印刷装置であって、画像デ
ータの処理速度に係わる情報を得る処理速度情報取得手
段と、L色それぞれの画像データを前記処理速度情報取
得手段が得た情報に応じてM色またはN色(M>N)それ
ぞれの画像データに変換して出力する手段であって、M
とNとの差に応じた処理時間の差をもって前記M色また
はN色の画像データに変換して出力する第1の変換手段
と、該変換手段が出力したM色またはN色の画像データ
をM色の画像データに変換して出力する第2の変換手段
と、を具えたことを特徴とする。
データに基づいて印刷を行う印刷装置であって、画像デ
ータの処理速度に係わる情報を得る処理速度情報取得手
段と、L色それぞれの画像データを前記処理速度情報取
得手段が得た情報に応じてM色またはN色(M>N)それ
ぞれの画像データに変換して出力する手段であって、M
とNとの差に応じた処理時間の差をもって前記M色また
はN色の画像データに変換して出力する第1の変換手段
と、該変換手段が出力したM色またはN色の画像データ
をM色の画像データに変換して出力する第2の変換手段
と、を具えたことを特徴とする。
【0023】別の形態では、画像データの変換を行な
い、該変換データに基づいて印刷を行う印刷装置であっ
て、画像データの処理速度に係わる情報を得る処理速度
情報取得手段と、L色それぞれの画像データを前記処理
速度情報取得手段が得た情報に応じてM色またはN色
(M>N)それぞれの画像データに変換して出力する手段
であって、MとNとの差に応じた処理時間の差をもって
前記M色またはN色の画像データに変換して出力する変
換手段と、を具えたことを特徴とする。
い、該変換データに基づいて印刷を行う印刷装置であっ
て、画像データの処理速度に係わる情報を得る処理速度
情報取得手段と、L色それぞれの画像データを前記処理
速度情報取得手段が得た情報に応じてM色またはN色
(M>N)それぞれの画像データに変換して出力する手段
であって、MとNとの差に応じた処理時間の差をもって
前記M色またはN色の画像データに変換して出力する変
換手段と、を具えたことを特徴とする。
【0024】さらに、画像データの変換を行うための画
像処理方法であって、画像データの処理速度に係わる情
報を得るステップと、L色それぞれの画像データを前記
処理速度情報取得ステップで得た情報に応じてM色また
はN色(M>N)それぞれの画像データに変換して出力す
るステップであって、MとNとの差に応じた処理時間の
差をもって前記M色またはN色の画像データに変換して
出力する第1の変換ステップと、該変換ステップで出力
したM色またはN色の画像データをM色の画像データに
変換して出力する第2の変換ステップと、を有したこと
を特徴とする。
像処理方法であって、画像データの処理速度に係わる情
報を得るステップと、L色それぞれの画像データを前記
処理速度情報取得ステップで得た情報に応じてM色また
はN色(M>N)それぞれの画像データに変換して出力す
るステップであって、MとNとの差に応じた処理時間の
差をもって前記M色またはN色の画像データに変換して
出力する第1の変換ステップと、該変換ステップで出力
したM色またはN色の画像データをM色の画像データに
変換して出力する第2の変換ステップと、を有したこと
を特徴とする。
【0025】別の形態では、画像データの変換を行うた
めの画像処理方法であって、画像データの処理速度に係
わる情報を得るステップと、L色それぞれの画像データ
を前記処理速度情報取得ステップで得た情報に応じてM
色またはN色(M>N)それぞれの画像データに変換して
出力するステップであって、MとNとの差に応じた処理
時間の差をもって前記M色またはN色の画像データに変
換して出力する変換ステップと、を有したことを特徴と
する。
めの画像処理方法であって、画像データの処理速度に係
わる情報を得るステップと、L色それぞれの画像データ
を前記処理速度情報取得ステップで得た情報に応じてM
色またはN色(M>N)それぞれの画像データに変換して
出力するステップであって、MとNとの差に応じた処理
時間の差をもって前記M色またはN色の画像データに変
換して出力する変換ステップと、を有したことを特徴と
する。
【0026】以上の構成によれば、L色それぞれの画像
データをM色またはN色それぞれの画像データに変換す
る場合に、画像データの処理速度に係わる情報に応じ
て、MとNとの差に応じた処理時間の差をもってM色ま
たはN色それぞれの画像データを変換出力し、さらにこ
の出力したM色またはN色の画像データをM色の画像デ
ータに変換して出力するので、上記画像データの処理速
度に係わる情報が高速である旨の情報のときはより少な
い色のN色のみの変換を行い出力できる。
データをM色またはN色それぞれの画像データに変換す
る場合に、画像データの処理速度に係わる情報に応じ
て、MとNとの差に応じた処理時間の差をもってM色ま
たはN色それぞれの画像データを変換出力し、さらにこ
の出力したM色またはN色の画像データをM色の画像デ
ータに変換して出力するので、上記画像データの処理速
度に係わる情報が高速である旨の情報のときはより少な
い色のN色のみの変換を行い出力できる。
【0027】また、このようにN色のみが得られた場合
でもさらなる第2の変換によって印刷装置で用いるM色
の画像データを得ることができ、結果として第一の変換
による色の再現精度は低下するものの、所定のカラー画
像を印刷することが可能となる。
でもさらなる第2の変換によって印刷装置で用いるM色
の画像データを得ることができ、結果として第一の変換
による色の再現精度は低下するものの、所定のカラー画
像を印刷することが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
施形態を詳細に説明する。
【0029】<実施形態1>図2は、本発明の一実施形
態に係わるインクジェットプリンタにおける主に画像処
理部の構成を示すブロック図である。
態に係わるインクジェットプリンタにおける主に画像処
理部の構成を示すブロック図である。
【0030】本実施形態のプリンタは、ホストコンピュ
ータ110から画像データR1、G1、B1が転送され
てこれに基づいて印刷を行なうものである。すなわち、
プリンタの画像処理部112はこの転送された画像デー
タに対する一連の画像処理を行い、エンジン111の印
刷動作に用いる印刷データを生成し、エンジン111は
これに基づき印刷用紙などの媒体に印刷を行なう。ま
た、ホストコンピュータ110からはそのプリンタドラ
イバ(図示せず)によって設定された印刷モードの情報
を含む各種設定パラメータが、画像処理で用いられるテ
ーブルデータなどとともに転送される。
ータ110から画像データR1、G1、B1が転送され
てこれに基づいて印刷を行なうものである。すなわち、
プリンタの画像処理部112はこの転送された画像デー
タに対する一連の画像処理を行い、エンジン111の印
刷動作に用いる印刷データを生成し、エンジン111は
これに基づき印刷用紙などの媒体に印刷を行なう。ま
た、ホストコンピュータ110からはそのプリンタドラ
イバ(図示せず)によって設定された印刷モードの情報
を含む各種設定パラメータが、画像処理で用いられるテ
ーブルデータなどとともに転送される。
【0031】画像処理部112において、画像処理制御
部107による制御に従い、最初に、入力I/F(イン
ターフェース)101は、ホストコンピュータ110か
らR、G、Bの順序で所定数の画素について転送された
シリアルの画像データを、画素ごとのR、G、Bパラレ
ルデータに変換する。この変換された画像データは、入
力γ補正102によってその階調数が拡大された画像デ
ータR2,G2,B2に変換される。例えば、8ビット
で256階調のデータを10ビットで1024階調の画
像データに変換する。なお、この入力γ補正102は本
実施形態では上記のようなデータの拡大を行なうが、入
力γ補正は、CRTなどの発光特性を補正するために用
いられることもある。
部107による制御に従い、最初に、入力I/F(イン
ターフェース)101は、ホストコンピュータ110か
らR、G、Bの順序で所定数の画素について転送された
シリアルの画像データを、画素ごとのR、G、Bパラレ
ルデータに変換する。この変換された画像データは、入
力γ補正102によってその階調数が拡大された画像デ
ータR2,G2,B2に変換される。例えば、8ビット
で256階調のデータを10ビットで1024階調の画
像データに変換する。なお、この入力γ補正102は本
実施形態では上記のようなデータの拡大を行なうが、入
力γ補正は、CRTなどの発光特性を補正するために用
いられることもある。
【0032】次に、色変換103は、基本的に図1を参
照して説明したように、LUTと補間演算を用いてR、
G、Bの輝度データを本プリンタで使用するC、M、Y
濃度データに変換する。この際データC、M、Yの他
に、ブラックKやシアンとマゼンタの淡インクに係るデ
ータLc、Lmも生成する。これらの変換処理のため色
変換部103は、上記各色に応じた6つのLUTを備え
る。
照して説明したように、LUTと補間演算を用いてR、
G、Bの輝度データを本プリンタで使用するC、M、Y
濃度データに変換する。この際データC、M、Yの他
に、ブラックKやシアンとマゼンタの淡インクに係るデ
ータLc、Lmも生成する。これらの変換処理のため色
変換部103は、上記各色に応じた6つのLUTを備え
る。
【0033】さらに、図3にて後述されるように、本プ
リンタで実行する印刷モードに対応したセレクト信号s
electの状態に応じて、6色全ての変換データC
1、M1、Y1、K1、Lc1、Lm1または4色のみ
の変換データC1、M1、Y1、K1を出力する。そし
て、この6色の変換データを出力する場合と4色の変換
データを出力する場合とでは、1画素あたりの色変換に
関して所定の時間差があり、これにより、印刷モードに
対応した上記セレクト信号に応じて色変換処理に要する
時間を変更することができる。すなわち、色変換の精度
をそれほど必要としないモードでは、4色のみの変換デ
ータを出力するようにして色変換処理に要する時間を短
縮することができる。
リンタで実行する印刷モードに対応したセレクト信号s
electの状態に応じて、6色全ての変換データC
1、M1、Y1、K1、Lc1、Lm1または4色のみ
の変換データC1、M1、Y1、K1を出力する。そし
て、この6色の変換データを出力する場合と4色の変換
データを出力する場合とでは、1画素あたりの色変換に
関して所定の時間差があり、これにより、印刷モードに
対応した上記セレクト信号に応じて色変換処理に要する
時間を変更することができる。すなわち、色変換の精度
をそれほど必要としないモードでは、4色のみの変換デ
ータを出力するようにして色変換処理に要する時間を短
縮することができる。
【0034】このようにして色変換103で変換された
濃度データは、次ぎに出力γ補正104によってそれぞ
れのγ補正が行われる。すなわち、各色の濃度データが
持つ階調特性をリニアな特性に補正するものであり、こ
れにより、各階調間の量子化精度を均一にすることがで
きる。
濃度データは、次ぎに出力γ補正104によってそれぞ
れのγ補正が行われる。すなわち、各色の濃度データが
持つ階調特性をリニアな特性に補正するものであり、こ
れにより、各階調間の量子化精度を均一にすることがで
きる。
【0035】このγ補正14ではさらに、図4にて後述
されるように、色変換103から4色のみの変換データ
が出力されるモードでは、この4色の濃度データから6
色の濃度データを生成する処理も行なう。具体的には、
濃度データC1、M1に基づきγ補正を行い、それらの
データC2、M2を出力するとともに淡インクの濃度デ
ータLc2、Lm2を出力するものである。これによ
り、色変換103で4色のみの変換データを得、その処
理時間を短縮した場合でも、プリンタエンジン111で
は、その色再現精度は低下するものの6色のデータに基
づいた印刷を行うことができる。
されるように、色変換103から4色のみの変換データ
が出力されるモードでは、この4色の濃度データから6
色の濃度データを生成する処理も行なう。具体的には、
濃度データC1、M1に基づきγ補正を行い、それらの
データC2、M2を出力するとともに淡インクの濃度デ
ータLc2、Lm2を出力するものである。これによ
り、色変換103で4色のみの変換データを得、その処
理時間を短縮した場合でも、プリンタエンジン111で
は、その色再現精度は低下するものの6色のデータに基
づいた印刷を行うことができる。
【0036】γ補正104で処理されたデータは多値誤
差拡散105によって、多値データに変換される。本実
施形態では、上記のとおり出力γ補正102で得られた
11ビットのデータが、濃度パターン展開108に必要
となるビット数に階調変換(縮退)される。そして、濃
度パターン展開108では,予め画像処理制御部107
に設定してあるインデックスデータを利用し、各インク
色の1ビットの印刷データ(2値データ)に展開し、最
後にエンジンI/F106を介してエンジン111にこ
の2値データが転送される。
差拡散105によって、多値データに変換される。本実
施形態では、上記のとおり出力γ補正102で得られた
11ビットのデータが、濃度パターン展開108に必要
となるビット数に階調変換(縮退)される。そして、濃
度パターン展開108では,予め画像処理制御部107
に設定してあるインデックスデータを利用し、各インク
色の1ビットの印刷データ(2値データ)に展開し、最
後にエンジンI/F106を介してエンジン111にこ
の2値データが転送される。
【0037】図3は、色変換103における補間演算を
実行するハードウエアの一部を示す図である。同図は、
前述した補間演算式(A)のうち、4つの項の加算のみを
各色ごとに示すものである。すなわち、LUTの読み出
し、およびそれによる格子点データを用いた加算(減算)
および乗算(除算)を行って得られる、4つの項(C,
M,Y)r0g0b0、c1*∇r/(r1−r0)、
c2*∇g/(g1−g0)、およびc3*∇b/(b
1−b0)を加算し、最終的な変換データとして出力す
る部分を示している。なお、同図において、[Cy]、
[Mg]、[Ye]、[K]、[Lc]、[Lm]は、
上記のうち補間立体の原点の格子点データ(C,M,
Y)r0g0b0を表わす。また、r[Cy]、g[C
y]、b[Cy]は、Cについての、∇r/(r1−r
0)、∇g/(g1−g0)、∇b/(b1−b0)を
表わしたものであり、その他の色についても同様であ
る。
実行するハードウエアの一部を示す図である。同図は、
前述した補間演算式(A)のうち、4つの項の加算のみを
各色ごとに示すものである。すなわち、LUTの読み出
し、およびそれによる格子点データを用いた加算(減算)
および乗算(除算)を行って得られる、4つの項(C,
M,Y)r0g0b0、c1*∇r/(r1−r0)、
c2*∇g/(g1−g0)、およびc3*∇b/(b
1−b0)を加算し、最終的な変換データとして出力す
る部分を示している。なお、同図において、[Cy]、
[Mg]、[Ye]、[K]、[Lc]、[Lm]は、
上記のうち補間立体の原点の格子点データ(C,M,
Y)r0g0b0を表わす。また、r[Cy]、g[C
y]、b[Cy]は、Cについての、∇r/(r1−r
0)、∇g/(g1−g0)、∇b/(b1−b0)を
表わしたものであり、その他の色についても同様であ
る。
【0038】図3に示すように、本実施形態の補間演算
回路は、上記4つの項を加算するための3つの加算器
、、を各色について共用する。従って、この加算
は各色について時系列的に行われることになる。そし
て、この時系列的な加算による変換データの生成の順序
について、最初にC、M、Y、Kの変換データが出力さ
れるようにし、その後、Lc、Lmの変換データが出力
されるように構成する。
回路は、上記4つの項を加算するための3つの加算器
、、を各色について共用する。従って、この加算
は各色について時系列的に行われることになる。そし
て、この時系列的な加算による変換データの生成の順序
について、最初にC、M、Y、Kの変換データが出力さ
れるようにし、その後、Lc、Lmの変換データが出力
されるように構成する。
【0039】具体的には、同図に示すように、各色間の
加算タイミングのずれはフリップフロップなどのディレ
イ要素によって調整し、最初に、演算クロックのタイミ
ング(a)で上記4色の変換データを出力できるように
し、次に、それより時間Tdだけ遅いタイミング(b)で
6色の変換データを出力できるように構成する。そし
て、スイッチ要素を用い、ドラフトモードやテキスト印
刷などの高速モードで“H”となり、写真画像や標準の
印刷モードで“L"となるセレクト信号selectに
より、上記タイミング(a)とタイミング(b)それぞれに
おける加算結果を出力するように構成する。これによ
り、セレクト信号が“H”のときは、上記4色の変換デ
ータがタイミング(a)で出力され、一方、“L"のとき
は、6色の変換データがそれより時間Td(2演算サイ
クルもしくは2演算クロック)だけ遅いタイミング(b)
で出力される。
加算タイミングのずれはフリップフロップなどのディレ
イ要素によって調整し、最初に、演算クロックのタイミ
ング(a)で上記4色の変換データを出力できるように
し、次に、それより時間Tdだけ遅いタイミング(b)で
6色の変換データを出力できるように構成する。そし
て、スイッチ要素を用い、ドラフトモードやテキスト印
刷などの高速モードで“H”となり、写真画像や標準の
印刷モードで“L"となるセレクト信号selectに
より、上記タイミング(a)とタイミング(b)それぞれに
おける加算結果を出力するように構成する。これによ
り、セレクト信号が“H”のときは、上記4色の変換デ
ータがタイミング(a)で出力され、一方、“L"のとき
は、6色の変換データがそれより時間Td(2演算サイ
クルもしくは2演算クロック)だけ遅いタイミング(b)
で出力される。
【0040】このように、演算回路の要素数を節約して
補間演算の構成を簡易なものとする場合、各色について
演算を時系列的に順次に行うことが生じるが、本実施形
態ではこれを利用し、プリンタでプリントが高速に行わ
れるのに応じてより少ない色の変換データを出力するモ
ードでは、時系列的な演算でそれらの色の変換データ
が、余分な色分の演算サイクルだけ先に生成されるよう
にするとともに、その生成された時点で出力できるよう
に構成するものである。換言すれば、出力する色が少な
い分その出力タイミングが速くなるように構成するもの
である。そして、この色変換の構成により、印刷モード
に応じて色変換処理に要する時間を変更でき、色変換の
精度がそれほど必要ないモードでは色変換処理に要する
時間を短縮することが可能となる。
補間演算の構成を簡易なものとする場合、各色について
演算を時系列的に順次に行うことが生じるが、本実施形
態ではこれを利用し、プリンタでプリントが高速に行わ
れるのに応じてより少ない色の変換データを出力するモ
ードでは、時系列的な演算でそれらの色の変換データ
が、余分な色分の演算サイクルだけ先に生成されるよう
にするとともに、その生成された時点で出力できるよう
に構成するものである。換言すれば、出力する色が少な
い分その出力タイミングが速くなるように構成するもの
である。そして、この色変換の構成により、印刷モード
に応じて色変換処理に要する時間を変更でき、色変換の
精度がそれほど必要ないモードでは色変換処理に要する
時間を短縮することが可能となる。
【0041】なお、上記の時間差Tdは、図3に示され
る例に限られないことはもちろんである。補間演算の同
図に示す回路のさらに前段における乗算器や加算器が同
様に共用される場合には上記時間差はさらに大きくな
る。
る例に限られないことはもちろんである。補間演算の同
図に示す回路のさらに前段における乗算器や加算器が同
様に共用される場合には上記時間差はさらに大きくな
る。
【0042】また、このような時系列的な演算構成にお
いて、LUTの読み出し自体を、上記印刷のモードに対
応したセレクト信号に応じて、上記4色についてのみ読
み出す場合と6色について読み出す場合とに切替えても
よく、これにより、読み出し時間の短縮化によってさら
に上記時間差は大きくなる。
いて、LUTの読み出し自体を、上記印刷のモードに対
応したセレクト信号に応じて、上記4色についてのみ読
み出す場合と6色について読み出す場合とに切替えても
よく、これにより、読み出し時間の短縮化によってさら
に上記時間差は大きくなる。
【0043】図4は、出力γ補正104のハードウェア
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【0044】出力γ補正104は、そのγ補正処理に伴
い、前述したとおり上記のように色変換処理からより少
ない4色のみの変換データが出力された場合に、その4
色にない色の濃度データLcおよびLmを新たに生成す
るものである。
い、前述したとおり上記のように色変換処理からより少
ない4色のみの変換データが出力された場合に、その4
色にない色の濃度データLcおよびLmを新たに生成す
るものである。
【0045】すなわち、出力γ補正104は、画像処理
制御部107(図2)に格納されている出力γ補正用のL
UT301〜306を参照し、データC1、M1、Y
1、K1、Lc1、Lm1のそれぞれに対し、上記のセ
レクト信号(select)309に応じて補正のための
変換を行ない濃度データC2、M2、Y2、K2、Lc
2、Lm2を出力する。具体的には、セレクト信号30
9が“H”のときは、この信号によってセレクタ30
7、308は、色変換103からの変換データC1、M
1をそれぞれLc、Lm用のLUT305、306に入
力する。そして、それぞれのLUTでγ補正を行ってL
cのデータを出力し、また、γ補正を行ってLmのデー
タを出力する。なお、このとき、データC1、M1はそ
れぞれに対応したLUT301、302にも入力する。
Lc、Lm用のLUT305、306は、これにより、
濃度データLc2、Lm2をそれぞれ出力する。一方、
セレクト信号が“L"のときは、色変換103から出力
される変換データLc1、Lm1がLc、Lm用のLU
T305、306に入力し、同様にそれぞれのLUTを
参照して濃度データLc2、Lm2をそれぞれ出力す
る。
制御部107(図2)に格納されている出力γ補正用のL
UT301〜306を参照し、データC1、M1、Y
1、K1、Lc1、Lm1のそれぞれに対し、上記のセ
レクト信号(select)309に応じて補正のための
変換を行ない濃度データC2、M2、Y2、K2、Lc
2、Lm2を出力する。具体的には、セレクト信号30
9が“H”のときは、この信号によってセレクタ30
7、308は、色変換103からの変換データC1、M
1をそれぞれLc、Lm用のLUT305、306に入
力する。そして、それぞれのLUTでγ補正を行ってL
cのデータを出力し、また、γ補正を行ってLmのデー
タを出力する。なお、このとき、データC1、M1はそ
れぞれに対応したLUT301、302にも入力する。
Lc、Lm用のLUT305、306は、これにより、
濃度データLc2、Lm2をそれぞれ出力する。一方、
セレクト信号が“L"のときは、色変換103から出力
される変換データLc1、Lm1がLc、Lm用のLU
T305、306に入力し、同様にそれぞれのLUTを
参照して濃度データLc2、Lm2をそれぞれ出力す
る。
【0046】このように、色変換103が4色の変換デ
ータのみ出力するときは、エンジンで用いるインクL
c、Lmのデータが存在しないため、上記4色の変換デ
ータのうちC1、M1を用いてそれらのデータを生成す
る。これにより、色変換の処理速度を上げるために省略
された色の生成をこの出力γ補正によって生成し、エン
ジンにおいて色変換の精度は充分でないはないものの、
6色全てを用いた印刷動作が可能となる。
ータのみ出力するときは、エンジンで用いるインクL
c、Lmのデータが存在しないため、上記4色の変換デ
ータのうちC1、M1を用いてそれらのデータを生成す
る。これにより、色変換の処理速度を上げるために省略
された色の生成をこの出力γ補正によって生成し、エン
ジンにおいて色変換の精度は充分でないはないものの、
6色全てを用いた印刷動作が可能となる。
【0047】図5は、上記で説明した画像処理部112
による画像処理手順の概略を示すフローチャートであ
る。
による画像処理手順の概略を示すフローチャートであ
る。
【0048】画像処理制御部107は、最初に、ホスト
コンピュータ110で設定された印刷モードの情報を受
け取るとともに、そのモードを判別する(S401、S
402)。具体的には、設定されている印刷モードが高
速モードか否かを判断する。ここで、高速モードと判断
すると、セレクト信号309を"H"に設定する(S40
3)。そして、これに応じて色変換103では、上述し
たように、ライトシアン(Lc)、ライトマゼンダ(Lm)
の色を除いた4色のみを変換出力し(S404)、さら
に出力γ補正104において、色変換103から出力さ
れたシアン(C)、マゼンタ(M)の変換データLc1、L
m1を用いて、それぞれライトシアン、ライトマゼンタ
用のLUT305、306を参照しγ補正されたデータ
Lc2、Lm2をライトシアン、ライトマゼンダを出力
する(S405)。
コンピュータ110で設定された印刷モードの情報を受
け取るとともに、そのモードを判別する(S401、S
402)。具体的には、設定されている印刷モードが高
速モードか否かを判断する。ここで、高速モードと判断
すると、セレクト信号309を"H"に設定する(S40
3)。そして、これに応じて色変換103では、上述し
たように、ライトシアン(Lc)、ライトマゼンダ(Lm)
の色を除いた4色のみを変換出力し(S404)、さら
に出力γ補正104において、色変換103から出力さ
れたシアン(C)、マゼンタ(M)の変換データLc1、L
m1を用いて、それぞれライトシアン、ライトマゼンタ
用のLUT305、306を参照しγ補正されたデータ
Lc2、Lm2をライトシアン、ライトマゼンダを出力
する(S405)。
【0049】一方、ステップS402で高速モードでな
い、すなわちそれ以外のモード(標準、高画質モードな
ど)であると判断すると、セレクト信号309を"L"に
設定する(S406)。これにより、色変換103で
は、上述したように、6色全てを変換し(S407)、
さらに出力γ補正104では、色変換103から出力さ
れた変換データをそれぞれの対応するLUTに入力して
補正データを出力する。ライトシアン、ライトマゼンダ
の変換データLc1、Lm1についても、それぞれの対
応のLUT305、306に入力し、補正データLc
2、Lm2を出力する(S408)。
い、すなわちそれ以外のモード(標準、高画質モードな
ど)であると判断すると、セレクト信号309を"L"に
設定する(S406)。これにより、色変換103で
は、上述したように、6色全てを変換し(S407)、
さらに出力γ補正104では、色変換103から出力さ
れた変換データをそれぞれの対応するLUTに入力して
補正データを出力する。ライトシアン、ライトマゼンダ
の変換データLc1、Lm1についても、それぞれの対
応のLUT305、306に入力し、補正データLc
2、Lm2を出力する(S408)。
【0050】なお、上述した実施形態では、一連の画像
処理をプリンタ側で実行する例について説明したが、こ
れをホスト装置としてのパーソナルコンピュータで実行
しても良いことはもちろんである。本明細書では、この
ような、上記の処理を実行する回路またはホスト装置、
あるいはこれらとプリンタ、複写機などの印刷装置とを
有して構成されるシステムを「画像処理装置」という。
処理をプリンタ側で実行する例について説明したが、こ
れをホスト装置としてのパーソナルコンピュータで実行
しても良いことはもちろんである。本明細書では、この
ような、上記の処理を実行する回路またはホスト装置、
あるいはこれらとプリンタ、複写機などの印刷装置とを
有して構成されるシステムを「画像処理装置」という。
【0051】また、本発明の適用が上述した色変換およ
びγ補正に限られないことももちろんである。ルックア
ップテーブルと補間演算を用いる構成において、出力す
るデータの数の削減がその処理時間の短縮につながる構
成であれば本発明を適用することができる。
びγ補正に限られないことももちろんである。ルックア
ップテーブルと補間演算を用いる構成において、出力す
るデータの数の削減がその処理時間の短縮につながる構
成であれば本発明を適用することができる。
【0052】<実施形態2>図6は、本発明の第二の実
施形態に係るプリンタの、画像処理部112を含むプリ
ンタコントローラ502の構成を主に示すブロック図で
ある。
施形態に係るプリンタの、画像処理部112を含むプリ
ンタコントローラ502の構成を主に示すブロック図で
ある。
【0053】プリンタコントローラ502は,ホストコ
ンピュータ110からの画像データに画像処理などを施
し、エンジン部106へ転送する。プリンタコントロー
ラ502は、CPU510、ROM511、RAM51
2、ASIC形態の画像処理部112、標準インターフ
ェース(I/F)514、拡張インターフェース(I/
F)516を有して構成される。CPU510はROM
511に格納されたプログラムに従いホストコンピュー
タ510から転送されたデータをRAM551などに一
旦格納し、解凍などのデータ変換を行い画像処理部51
2へ送るなどの各種制御を行う。画像処理部512は、
上述した実施形態1について示したの図2のような構成
によって色変換、2値化などの画像処理を行う。
ンピュータ110からの画像データに画像処理などを施
し、エンジン部106へ転送する。プリンタコントロー
ラ502は、CPU510、ROM511、RAM51
2、ASIC形態の画像処理部112、標準インターフ
ェース(I/F)514、拡張インターフェース(I/
F)516を有して構成される。CPU510はROM
511に格納されたプログラムに従いホストコンピュー
タ510から転送されたデータをRAM551などに一
旦格納し、解凍などのデータ変換を行い画像処理部51
2へ送るなどの各種制御を行う。画像処理部512は、
上述した実施形態1について示したの図2のような構成
によって色変換、2値化などの画像処理を行う。
【0054】本プリンタコントローラ502は、標準イ
ンターフェース514と拡張インターフェース516の
双方を介してホストコンピュータ110とデータ接続で
き、これらインターフェースはホストコンピュータ11
0からの画像データ等の転送制御を行う。ここで、標準
インターフェースは製造時から本プリンタに備わったも
のを意味し、比較的転送速度の遅いインターフェースで
ある。これに対し、拡張インターフェース516は、拡
張カード506をシステムコントローラ502に後付け
することで使用可能になり、標準インターフェース51
4に比べて転送速度が速いものである。
ンターフェース514と拡張インターフェース516の
双方を介してホストコンピュータ110とデータ接続で
き、これらインターフェースはホストコンピュータ11
0からの画像データ等の転送制御を行う。ここで、標準
インターフェースは製造時から本プリンタに備わったも
のを意味し、比較的転送速度の遅いインターフェースで
ある。これに対し、拡張インターフェース516は、拡
張カード506をシステムコントローラ502に後付け
することで使用可能になり、標準インターフェース51
4に比べて転送速度が速いものである。
【0055】拡張インターフェース516を使用する場
合は、データ転送速度が速く、大量のデータが一度に画
像処理部112に転送されるため、高速に処理を行う必
要がある。本実施形態では、ホストコンピュータ110
がそのプリンタドライバ上でどのインターフェースを使
用するについて指定し、その情報を実施形態1の印刷モ
ード情報と同じように、画像処理部112の画像処理制
御部107へ転送する。そして、画像処理制御部107
は同様にセレクト信号の状態を設定するとともに、実施
形態1と同様に色変換103および出力γ補正104を
構成する。これにより、高速データ転送に合わせて色変
換処理の速度を増すことが可能となる。
合は、データ転送速度が速く、大量のデータが一度に画
像処理部112に転送されるため、高速に処理を行う必
要がある。本実施形態では、ホストコンピュータ110
がそのプリンタドライバ上でどのインターフェースを使
用するについて指定し、その情報を実施形態1の印刷モ
ード情報と同じように、画像処理部112の画像処理制
御部107へ転送する。そして、画像処理制御部107
は同様にセレクト信号の状態を設定するとともに、実施
形態1と同様に色変換103および出力γ補正104を
構成する。これにより、高速データ転送に合わせて色変
換処理の速度を増すことが可能となる。
【0056】図7は、本実施形態の画像処理の手順を示
すフローチャートであり、実施形態1に関して図5に示
した処理と同様の処理である。
すフローチャートであり、実施形態1に関して図5に示
した処理と同様の処理である。
【0057】画像処理制御部107は、ホストコンピュ
ータ110からの画像転送で使われたインターフェース
の情報を読み込み(S601)、これに基づき、拡張イン
ターフェースか否かを判別する(S602)。ここで、
拡張インターフェース516を使用していると判断する
と、ステップS603でセレクト信号309を"H"に設
定する。このセレクト信号309が"H"と判断した後の
処理は、実施形態1と同様であり、その説明は省略す
る。
ータ110からの画像転送で使われたインターフェース
の情報を読み込み(S601)、これに基づき、拡張イン
ターフェースか否かを判別する(S602)。ここで、
拡張インターフェース516を使用していると判断する
と、ステップS603でセレクト信号309を"H"に設
定する。このセレクト信号309が"H"と判断した後の
処理は、実施形態1と同様であり、その説明は省略す
る。
【0058】一方、拡張インターフェースでない、すな
わち標準インターフェース514を使用していると判断
したときは、セレクト信号309を"L"に設定し(S6
06)、以下、実施形態1と同様の処理を行う。
わち標準インターフェース514を使用していると判断
したときは、セレクト信号309を"L"に設定し(S6
06)、以下、実施形態1と同様の処理を行う。
【0059】なお、本実施形態では、一つのホストコン
ピュータ110に対し、標準インターフェース514と
拡張インターフェース516の二つのインターフェース
がシステムコントローラに接続している例を示したが、
これは複数のホストコンピュータで複数のインターフェ
ースが接続している場合においても本発明を適用できる
ことはもちろんである。
ピュータ110に対し、標準インターフェース514と
拡張インターフェース516の二つのインターフェース
がシステムコントローラに接続している例を示したが、
これは複数のホストコンピュータで複数のインターフェ
ースが接続している場合においても本発明を適用できる
ことはもちろんである。
【0060】<実施形態3>図8は、本発明の第三の実
施形態を説明する図である。
施形態を説明する図である。
【0061】図8に示すように、本実施形態は、プリン
タ(A)710が一分間に6枚カラー出力できる高速イ
ンクジェットプリンタであり、プリンタ(B)720が
1分間に2枚カラー出力できる比較的低速のインクジェ
ットプリンタであるような、複数のプリンタの印刷出力
速度が異なる場合に本発明を適用した例である。具体的
には、プリンタ(A)710は高速に動作するエンジン
(A)701とプリンタコントローラ502とを有して
構成され、一方、プリンタ(B)720は比較的低速に
動作するエンジン(B)702と、プリンタ(A)と同じ
プリンタコントローラ502を有して構成される。この
ようにプリンタの中で比較的コストの割合が高いプリン
タコントローラ502を複数の機種で共通に使用し、シ
ステムコントローラ502の価格を抑えるということが
よく行われている。この場合、プリンタコントローラ5
02は、高速エンジン(A)701とそれより低速のエ
ンジン(B)702に対応できるものが求められる。
タ(A)710が一分間に6枚カラー出力できる高速イ
ンクジェットプリンタであり、プリンタ(B)720が
1分間に2枚カラー出力できる比較的低速のインクジェ
ットプリンタであるような、複数のプリンタの印刷出力
速度が異なる場合に本発明を適用した例である。具体的
には、プリンタ(A)710は高速に動作するエンジン
(A)701とプリンタコントローラ502とを有して
構成され、一方、プリンタ(B)720は比較的低速に
動作するエンジン(B)702と、プリンタ(A)と同じ
プリンタコントローラ502を有して構成される。この
ようにプリンタの中で比較的コストの割合が高いプリン
タコントローラ502を複数の機種で共通に使用し、シ
ステムコントローラ502の価格を抑えるということが
よく行われている。この場合、プリンタコントローラ5
02は、高速エンジン(A)701とそれより低速のエ
ンジン(B)702に対応できるものが求められる。
【0062】本実施形態では、高速エンジン(A)70
1が接続されている場合には、プリンタコントローラ5
02内の画像処理部112において、上記実施形態1お
よび2で説明した高速処理の構成とする。具体的には、
プリンタコントローラ512の画像処理制御部107
は、どのエンジンが接続されているかを示す情報を接続
しているエンジンからへ転送される構成とし、画像処理
制御部107はそれに応じてセレクト信号309の設定
を行う。
1が接続されている場合には、プリンタコントローラ5
02内の画像処理部112において、上記実施形態1お
よび2で説明した高速処理の構成とする。具体的には、
プリンタコントローラ512の画像処理制御部107
は、どのエンジンが接続されているかを示す情報を接続
しているエンジンからへ転送される構成とし、画像処理
制御部107はそれに応じてセレクト信号309の設定
を行う。
【0063】図9は、本実施形態の画像処理を示すフロ
ーチャートであり、実施形態1、2について図5、図7
で説明した処理と同様である。
ーチャートであり、実施形態1、2について図5、図7
で説明した処理と同様である。
【0064】異なる点は、画像処理制御部107は、ま
ず接続されているエンジンの情報を得(S801)、こ
れに基づき接続されているエンジンが高速エンジンか否
かを判断する(S802)。ここで、高速エンジン(A)
701が接続されていると判断したときは、セレクト信
号309を"H"に設定する(S803)。一方、低速エ
ンジン(B)702が接続されていると判断したとき
は、セレクト信号309を"L"に設定する(S80
6)。以下は同様である。
ず接続されているエンジンの情報を得(S801)、こ
れに基づき接続されているエンジンが高速エンジンか否
かを判断する(S802)。ここで、高速エンジン(A)
701が接続されていると判断したときは、セレクト信
号309を"H"に設定する(S803)。一方、低速エ
ンジン(B)702が接続されていると判断したとき
は、セレクト信号309を"L"に設定する(S80
6)。以下は同様である。
【0065】なお、本実施形態では,2つのエンジンに
対して共通のプリンタコントローラを接続した例を示し
たが,特に2つのエンジンに限ることなく複数のエンジ
ンを接続できるプリンタコントローラにおいても本発明
を適応できることは明らかである。
対して共通のプリンタコントローラを接続した例を示し
たが,特に2つのエンジンに限ることなく複数のエンジ
ンを接続できるプリンタコントローラにおいても本発明
を適応できることは明らかである。
【0066】以上説明したように、本発明の各実施例に
よれば、データ変換を行う画像処理部において、印刷モ
ードや使用するインターフェース特性、さらにはプリン
タエンジン性能に応じてその処理時間を短縮した処理を
行うことができる。例えば,高速処理を要求する場合に
は色変換は4色変換(CMYK)だけ行い、後段の出力
γ補正で6色に変換することで高速性を重視し、また高
品位処理を要求する場合には色変換で6色変換すること
で画質を重視することが可能になる。
よれば、データ変換を行う画像処理部において、印刷モ
ードや使用するインターフェース特性、さらにはプリン
タエンジン性能に応じてその処理時間を短縮した処理を
行うことができる。例えば,高速処理を要求する場合に
は色変換は4色変換(CMYK)だけ行い、後段の出力
γ補正で6色に変換することで高速性を重視し、また高
品位処理を要求する場合には色変換で6色変換すること
で画質を重視することが可能になる。
【0067】<他の実施形態>本発明は上述のように、
複数の機器(たとえばホストコンピュータ、インターフ
ェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシス
テムに適用しても一つの機器(たとえば複写機、ファク
シミリ装置)からなる装置に適用してもよい。
複数の機器(たとえばホストコンピュータ、インターフ
ェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシス
テムに適用しても一つの機器(たとえば複写機、ファク
シミリ装置)からなる装置に適用してもよい。
【0068】また、前述した実施形態の機能を実現する
ように各種のデバイスを動作させるように該各種デバイ
スと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータ
に、前記実施形態機能を実現するための、図5、図7、
図9に示したソフトウェアのプログラムコードを供給
し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPU
あるいはMPU)を格納されたプログラムに従って前記
各種デバイスを動作させることによって実施したものも
本発明の範疇に含まれる。
ように各種のデバイスを動作させるように該各種デバイ
スと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータ
に、前記実施形態機能を実現するための、図5、図7、
図9に示したソフトウェアのプログラムコードを供給
し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPU
あるいはMPU)を格納されたプログラムに従って前記
各種デバイスを動作させることによって実施したものも
本発明の範疇に含まれる。
【0069】またこの場合、前記ソフトウェアのプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、およびそのプロ
グラムコードをコンピュータに供給するための手段、例
えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発
明を構成する。
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、およびそのプロ
グラムコードをコンピュータに供給するための手段、例
えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発
明を構成する。
【0070】かかるプログラムコードを格納する記憶媒
体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハ
ードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R
OM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等
を用いることができる。
体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハ
ードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R
OM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等
を用いることができる。
【0071】またコンピュータが供給されたプログラム
コードを実行することにより、前述の実施形態の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と
共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもか
かるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれるこ
とは言うまでもない。
コードを実行することにより、前述の実施形態の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と
共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもか
かるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれるこ
とは言うまでもない。
【0072】さらに供給されたプログラムコードが、コ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後その
プログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボード
や機能格張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一
部または全部を行い、その処理によって前述した実施形
態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言
うまでもない。
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後その
プログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボード
や機能格張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一
部または全部を行い、その処理によって前述した実施形
態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言
うまでもない。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、L
色それぞれの画像データをM色またはN色それぞれの画
像データに変換する場合に、画像データの処理速度に係
わる情報に応じて、MとNとの差に応じた処理時間の差
をもってM色またはN色それぞれの画像データを変換出
力し、さらにこの出力したM色またはN色の画像データ
をM色の画像データに変換して出力するので、上記画像
データの処理速度に係わる情報が高速である旨の情報の
ときはより少ない色のN色のみの変換を行い出力でき
る。
色それぞれの画像データをM色またはN色それぞれの画
像データに変換する場合に、画像データの処理速度に係
わる情報に応じて、MとNとの差に応じた処理時間の差
をもってM色またはN色それぞれの画像データを変換出
力し、さらにこの出力したM色またはN色の画像データ
をM色の画像データに変換して出力するので、上記画像
データの処理速度に係わる情報が高速である旨の情報の
ときはより少ない色のN色のみの変換を行い出力でき
る。
【0074】また、このようにN色のみが得られた場合
でもさらなる第2の変換によって印刷装置で用いるM色
の画像データを得ることができ、結果として第一の変換
による色の再現精度は低下するものの、所定のカラー画
像を印刷することが可能となる。
でもさらなる第2の変換によって印刷装置で用いるM色
の画像データを得ることができ、結果として第一の変換
による色の再現精度は低下するものの、所定のカラー画
像を印刷することが可能となる。
【0075】この結果、印刷装置の画像処理において、
印刷すべき画像の種類などに応じて色変換処理で生成す
る色数を変更し、色変換処理時間の短縮を図ることが可
能となる。
印刷すべき画像の種類などに応じて色変換処理で生成す
る色数を変更し、色変換処理時間の短縮を図ることが可
能となる。
【図1】ルックアップテーブルと補間演算を用いた色変
換処理を概念的に説明する図である。
換処理を概念的に説明する図である。
【図2】本発明の一実施形態に係わるインクジェットプ
リンタにおける主に画像処理部の構成を示すブロック図
である。
リンタにおける主に画像処理部の構成を示すブロック図
である。
【図3】上記画像処理部の色変換における補間演算を実
行するハードウエアの一部を示す図である。
行するハードウエアの一部を示す図である。
【図4】上記画像処理部の出力γ補正104のハードウ
ェア構成を示すブロック図である。
ェア構成を示すブロック図である。
【図5】上記画像処理部による画像処理手順の概略を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図6】本発明の第二の実施形態に係るプリンタの、画
像処理部を含むプリンタコントローラの構成を主に示す
ブロック図である。
像処理部を含むプリンタコントローラの構成を主に示す
ブロック図である。
【図7】上記実施形態の画像処理の手順を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図8】本発明の第三の実施形態を説明する図である。
【図9】上記第三の実施形態の画像処理を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
101 入力I/F(インターフェース)
102 入力γ補正
103 色変換
104 出力γ補正
105 多値誤差拡散
106 エンジンI/F(インターフェース)
107 画像処理制御部
108 濃度パターン展開
110 ホストコンピュータ
111 エンジン
112 画像処理部
301〜306 γ補正用LUT
307、308 セレクタ
309 セレクト信号
502 プリンタコントローラ
514 標準インターフェース
516 拡張インターフェース
701 高速エンジン
702 低速エンジン
フロントページの続き
Fターム(参考) 2C087 AA03 AA09 AA15 AB05 AC07
BD24 BD36
2C262 AA02 AA24 AB19 AC02 BA02
BB16 BC01 BC05 BC19 EA04
EA16
5B057 AA11 CA01 CA08 CA12 CA16
CB01 CB08 CB12 CB16 CC01
CE18
5C077 LL19 MP08 PP15 PP32 PP33
PP37 PQ08 PQ12 PQ23 SS02
TT02
5C079 HB01 HB03 HB12 KA15 LA12
LB01 MA04 MA11 NA03 PA03
Claims (28)
- 【請求項1】 画像データの変換を行う画像処理装置で
あって、 画像データの処理速度に係わる情報を得る処理速度情報
取得手段と、 L色それぞれの画像データを前記処理速度情報取得手段
が得た情報に応じてM色またはN色(M>N)それぞれの
画像データに変換して出力する手段であって、MとNと
の差に応じた処理時間の差をもって前記M色またはN色
の画像データに変換して出力する第1の変換手段と、 該変換手段が出力したM色またはN色の画像データをM
色の画像データに変換して出力する第2の変換手段と、
を具えたことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 画像データの変換を行う画像処理装置で
あって、 画像データの処理速度に係わる情報を得る処理速度情報
取得手段と、 L色それぞれの画像データを前記処理速度情報取得手段
が得た情報に応じてM色またはN色(M>N)それぞれの
画像データに変換して出力する手段であって、MとNと
の差に応じた処理時間の差をもって前記M色またはN色
の画像データに変換して出力する変換手段と、を具えた
ことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項3】 前記変換手段は、M色それぞれの画像デ
ータ変換に係る共通の演算を色ごとに所定時間ずらして
実行し出力すべき画像データを順次に得る演算構成を有
し、前記処理速度情報に応じた信号の状態に応じて、N
色の画像データが出力可能となる時点で当該N色の画像
データを出力し、また、M色の画像データが出力可能と
なる時点で当該M色の画像データを出力することを特徴
とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記第1変換手段または前記変換手段
は、前記処理速度情報が高速処理の情報であるときは、
L色それぞれの画像データをN色それぞれの画像データ
に変換して出力し、前記処理速度情報が前記高速処理で
ある旨の情報より処理速度がより小さい旨の情報である
ときは、L色それぞれの画像データをM色それぞれの画
像データに変換して出力することを特徴とする請求項1
ないし3のいずれかに記載の画像処理装置。 - 【請求項5】 前記第2の変換手段はγ補正手段である
ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。 - 【請求項6】 前記L色は、R(レッド)、G(グリー
ン)、B(ブルー)の3色であることを特徴とする請求
項1ないし5のいずれかに記載の画像処理装置。 - 【請求項7】 前記N色は、C(シアン),M(マゼン
タ),Y(イエロー),K(ブラック)の4色であるこ
とを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の画
像処理装置。 - 【請求項8】 前記M色は、前記4色にLc(ライトシ
アン)、Lm(ライトマゼンダ)を加えた6色であるこ
とを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。 - 【請求項9】 前記処理速度情報は、当該変換データを
用いて印刷を行う印刷装置における印刷モードの情報で
あることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記
載の画像処理装置。 - 【請求項10】 前記処理速度情報は、画像データを受
け取るインターフェースのデータ転送速度情報であるこ
とを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の画
像処理装置。 - 【請求項11】 前記処理速度情報は、当該変換データ
を用いて印刷を行う印刷装置の印刷動作速度の情報であ
ることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載
の画像処理装置。 - 【請求項12】 画像データの変換を行ない、該変換デ
ータに基づいて印刷を行う印刷装置であって、 画像データの処理速度に係わる情報を得る処理速度情報
取得手段と、 L色それぞれの画像データを前記処理速度情報取得手段
が得た情報に応じてM色またはN色(M>N)それぞれの
画像データに変換して出力する手段であって、MとNと
の差に応じた処理時間の差をもって前記M色またはN色
の画像データに変換して出力する第1の変換手段と、 該変換手段が出力したM色またはN色の画像データをM
色の画像データに変換して出力する第2の変換手段と、
を具えたことを特徴とする印刷装置。 - 【請求項13】 画像データの変換を行ない、該変換デ
ータに基づいて印刷を行う印刷装置であって、 画像データの処理速度に係わる情報を得る処理速度情報
取得手段と、 L色それぞれの画像データを前記処理速度情報取得手段
が得た情報に応じてM色またはN色(M>N)それぞれの
画像データに変換して出力する手段であって、MとNと
の差に応じた処理時間の差をもって前記M色またはN色
の画像データに変換して出力する変換手段と、を具えた
ことを特徴とする印刷装置。 - 【請求項14】 前記変換手段は、M色それぞれの画像
データ変換に係る共通の演算を色ごとに所定時間ずらし
て実行し出力すべき画像データを順次に得る演算構成を
有し、前記処理速度情報に応じた信号の状態に応じて、
N色の画像データが出力可能となる時点で当該N色の画
像データを出力し、また、M色の画像データが出力可能
となる時点で当該M色の画像データを出力することを特
徴とする請求項13に記載の印刷装置。 - 【請求項15】 前記第1変換手段または前記変換手段
は、前記処理速度情報が高速処理の情報であるときは、
L色それぞれの画像データをN色それぞれの画像データ
に変換して出力し、前記処理速度情報が前記高速処理で
ある旨の情報より処理速度がより小さい旨の情報である
ときは、L色それぞれの画像データをM色それぞれの画
像データに変換して出力することを特徴とする請求項1
2ないし14のいずれかに記載の印刷装置。 - 【請求項16】 前記第2の変換手段はγ補正手段であ
ることを特徴とする請求項15に記載の印刷装置。 - 【請求項17】 前記L色は、R(レッド)、G(グリ
ーン)、B(ブルー)の3色であることを特徴とする請
求項12ないし16のいずれかに記載の印刷装置。 - 【請求項18】 前記N色は、C(シアン),M(マゼ
ンタ),Y(イエロー),K(ブラック)の4色である
ことを特徴とする請求項12ないし17のいずれかに記
載の印刷装置。 - 【請求項19】 前記M色は、前記4色にLc(ライト
シアン)、Lm(ライトマゼンダ)を加えた6色である
ことを特徴とする請求項18に記載の印刷装置。 - 【請求項20】 前記処理速度情報は、当該変換データ
を用いて印刷を行う印刷装置における印刷モードの情報
であることを特徴とする請求項12ないし19のいずれ
かに記載の印刷装置。 - 【請求項21】 前記処理速度情報は、画像データを受
け取るインターフェースのデータ転送速度情報であるこ
とを特徴とする請求項12ないし19のいずれかに記載
の印刷装置。 - 【請求項22】 前記処理速度情報は、当該変換データ
を用いて印刷を行う印刷装置の印刷動作速度の情報であ
ることを特徴とする請求項12ないし19のいずれかに
記載の印刷装置。 - 【請求項23】 画像データの変換を行うための画像処
理方法であって、 画像データの処理速度に係わる情報を得るステップと、 L色それぞれの画像データを前記処理速度情報取得ステ
ップで得た情報に応じてM色またはN色(M>N)それぞ
れの画像データに変換して出力するステップであって、
MとNとの差に応じた処理時間の差をもって前記M色ま
たはN色の画像データに変換して出力する第1の変換ス
テップと、 該変換ステップで出力したM色またはN色の画像データ
をM色の画像データに変換して出力する第2の変換ステ
ップと、を有したことを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項24】 画像データの変換を行うための画像処
理方法であって、 画像データの処理速度に係わる情報を得るステップと、 L色それぞれの画像データを前記処理速度情報取得ステ
ップで得た情報に応じてM色またはN色(M>N)それぞ
れの画像データに変換して出力するステップであって、
MとNとの差に応じた処理時間の差をもって前記M色ま
たはN色の画像データに変換して出力する変換ステップ
と、 を有したことを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項25】 画像データの変換を行うための画像処
理を情報処理装置に実行させるプログラムであって、前
記画像処理は、 画像データの処理速度に係わる情報を得るステップと、 L色それぞれの画像データを前記処理速度情報取得ステ
ップで得た情報に応じてM色またはN色(M>N)それぞ
れの画像データに変換して出力するステップであって、
MとNとの差に応じた処理時間の差をもって前記M色ま
たはN色の画像データに変換して出力する第1の変換ス
テップと、 該変換ステップで出力したM色またはN色の画像データ
をM色の画像データに変換して出力する第2の変換ステ
ップと、を有したことを特徴とするプログラム。 - 【請求項26】 画像データの変換を行うための画像処
理を情報処理装置に実行させるプログラムであって、前
記画像処理は、 画像データの処理速度に係わる情報を得るステップと、 L色それぞれの画像データを前記処理速度情報取得ステ
ップで得た情報に応じてM色またはN色(M>N)それぞ
れの画像データに変換して出力するステップであって、
MとNとの差に応じた処理時間の差をもって前記M色ま
たはN色の画像データに変換して出力する変換ステップ
と、を有したことを特徴とするプログラム。 - 【請求項27】 画像データの変換を行うための画像処
理を情報処理装置に実行させるプログラムを情報処理装
置に読取り可能に格納した記憶媒体であって、前記画像
処理は、 画像データの処理速度に係わる情報を得るステップと、 L色それぞれの画像データを前記処理速度情報取得ステ
ップで得た情報に応じてM色またはN色(M>N)それぞ
れの画像データに変換して出力するステップであって、
MとNとの差に応じた処理時間の差をもって前記M色ま
たはN色の画像データに変換して出力する第1の変換ス
テップと、 該変換ステップで出力したM色またはN色の画像データ
をM色の画像データに変換して出力する第2の変換ステ
ップと、を有したことを特徴とする記憶媒体。 - 【請求項28】 画像データの変換を行うための画像処
理を情報処理装置に実行させるプログラムを情報処理装
置に読取り可能に格納した記憶媒体であって、前記画像
処理は、 画像データの処理速度に係わる情報を得るステップと、 L色それぞれの画像データを前記処理速度情報取得ステ
ップで得た情報に応じてM色またはN色(M>N)それぞ
れの画像データに変換して出力するステップであって、
MとNとの差に応じた処理時間の差をもって前記M色ま
たはN色の画像データに変換して出力する変換ステップ
と、を有したことを特徴とする記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002028783A JP2003230020A (ja) | 2002-02-05 | 2002-02-05 | 画像処理装置、印刷装置および画像処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002028783A JP2003230020A (ja) | 2002-02-05 | 2002-02-05 | 画像処理装置、印刷装置および画像処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003230020A true JP2003230020A (ja) | 2003-08-15 |
Family
ID=27749856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002028783A Pending JP2003230020A (ja) | 2002-02-05 | 2002-02-05 | 画像処理装置、印刷装置および画像処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003230020A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005328386A (ja) * | 2004-05-14 | 2005-11-24 | Sharp Corp | ホワイトバランス補正回路の設定システム及び方法、該システムに使用するlsi回路、及び液晶テレビ |
WO2007105683A1 (ja) | 2006-03-14 | 2007-09-20 | Canon Kabushiki Kaisha | 色分解方法および画像処理装置 |
JP2009154365A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体 |
JP2010120193A (ja) * | 2008-11-17 | 2010-06-03 | Oki Data Corp | 画像形成装置 |
WO2016075961A1 (ja) * | 2014-11-14 | 2016-05-19 | 株式会社沖データ・インフォテック | インクジェットプリンター |
US11521302B2 (en) | 2019-07-10 | 2022-12-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus and image processing method |
-
2002
- 2002-02-05 JP JP2002028783A patent/JP2003230020A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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