JP2010120193A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】試し印刷を行った後の正式印刷での画像処理時間を短縮させる。
【解決手段】入力データの属性情報が試し印刷指示か正式印刷指示のいずれかを判定する判定手段と、前記入力データを一以上のブロックに展開し、そのブロック毎に第1の展開データおよびその第1の展開データに基づいて第2の展開データを生成する画像生成手段と、前記入力データおよび前記第1の展開データを記憶する記憶手段と、正式印刷指示データを、試し印刷指示データと比較する比較手段とを設け、前記判定手段が試し印刷指示と判定したとき、前記記憶手段が前記入力データに関連付けて該第1の展開データを記憶し、前記判定手段が正式印刷指示と判定したとき、前記比較手段が入力された入力データを前記記憶手段に記憶された入力データと比較して一致することを検知した場合、前記記憶手段に記憶された第1の展開データを出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置から入力された入力データに基づいて画像を形成する画像形成装置に関する。
従来のプリンタなどの画像形成装置においては、実際にどのような正式な画像が印刷されるかを確認するため、正式に印刷される画像を容易に推察でき、正式な画像を印刷する場合よりもインクやトナー等の媒体の消費を少ない試しモードで印刷を行うようにしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−323644号公報(段落「0017」〜段落「0018」、図4)
しかしながら、上述した従来の技術においては、試しモードでの印刷(以下、「試し印刷」という。)を行った後に正式な印刷(以下、「正式印刷」という。)を行う場合、試し印刷での画像形成と正式印刷での画像形成とでは異なる手順で画像を形成するため、試し印刷で生成した画像を正式印刷で利用することができず、元の画像に殆ど差異がないにも拘らず、正式印刷時に処理時間の長い画像処理を行う必要があるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、試し印刷を行った後の正式印刷での画像処理時間を短縮させることを目的とする。
そのため、本発明は、画像処理装置から入力された入力データに基づいて画像を形成する画像形成装置において、入力データの属性情報が試し画像形成指示か正式画像形成指示かのいずれであるかを判定する判定手段と、前記入力データを一以上のブロックに展開し、そのブロック毎に第1の展開データおよびその第1の展開データに基づいて第2の展開データを生成する画像生成手段と、前記入力データおよび前記第1の展開データを記憶する記憶手段と、画像処理装置から入力され、属性情報が正式画像形成指示の入力データを、前記記憶手段に記憶され、属性情報が試し画像形成指示の入力データと、比較する比較手段とを設け、前記判定手段が試し画像形成指示と判定したとき、前記画像生成手段が第1の展開データおよび第2の展開データを生成して該第2の展開データを出力するとともに前記記憶手段が前記入力データに関連付けて該第1の展開データを記憶し、前記判定手段が正式画像形成指示と判定したとき、前記比較手段が入力された入力データを前記記憶手段に記憶された入力データと比較して一致することを検知した場合、前記記憶手段に記憶された第1の展開データを出力することを特徴とする。
このようにした本発明は、試し印刷を行った後の正式印刷での画像処理時間を短縮させることができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明による画像形成装置の実施例を説明する。
図2は第1の実施例における画像形成装置の接続形態を示す説明図である。
図2において、100は画像形成装置としてのプリンタであり、また200は画像処理装置としてのホストコンピュータであり、プリンタ100とホストコンピュータ200とはインターフェイスケーブル300で通信可能に接続されている。
このプリンタ100は、ホストコンピュータ200から入力された入力データ(受信した印刷データ)にしたがって画像を形成し、その画像を記録用紙に印刷する。
図1は第1の実施例における画像形成装置の構成を示すブロック図である。
図1において、画像形成装置としてのプリンタ100は、ホストインターフェイス1、印刷機構部2、受信バッファ3、ブロック抽出部4、キャッシュバッファ5、データ比較部6、PDL変換部7、ドラフト変換部8、ラスタ選択部9、印刷モード判定部10、ラスタバッファ11、時計15、およびドラフト選択部16を含み構成されている。
ホストインターフェイス1は、インターフェイスケーブル300を介してホストコンピュータ200との間の通信の制御を行うものである。
印刷機構部2は、記録用紙を搬送する機構やその記録用紙に文字、図形等を印刷する機構を制御するものである。
受信バッファ3は、ホストインターフェイス1がホストコンピュータ200から受信した印刷データを保存するメモリ等の記憶手段である。
ブロック抽出部4は、受信バッファ3に保存された印刷データから文字、矩形や線などの構成ブロック単位でページ記述言語データとしてのPDL(Page Description Language)データを抽出するものである。
キャッシュバッファ5は、PDLデータおよびそのPDLデータから変換されたラスタデータを関連付けて保存するメモリ等の記憶手段である。このキャッシュバッファ5は、PDLデータおよびラスタデータを関連付ける管理情報が保存されるキャッシュタグ12、PDLデータが保存されるPDLキャッシュ13、およびラスタデータが保存されるラスタキャッシュ14で構成されている。
データ比較部6は、ブロック抽出部4が抽出したPDLデータとキャッシュバッファ5のPDLキャッシュ13に保存されたPDLデータとを比較する比較手段である。
PDL変換部7は、PDLデータからラスタデータ(第1の展開データ)へ変換する画像生成手段であり、またドラフト変換部8は、そのラスタデータを試し印刷向けの印刷イメージデータ(第2の展開データ)へ変換する画像生成手段である。
ラスタ選択部9は、キャッシュバッファ5のラスタキャッシュ14に保存されたラスタデータおよびPDL変換部7で変換されたラスタデータのふたつのラスタデータを択一選択する選択手段である。
印刷モード判定部10は、ホストコンピュータ200から受信した印刷データに含まれる属性情報としての印刷指示が試し印刷(試し画像形成指示)か正式印刷(正式画像形成指示)かのいずれであるかを判定する判定手段である。
ドラフト選択部16は、印刷モード判定部10の判定に応じてドラフト変換部8で変換したラスタデータまたはドラフト変換部8で変換する前のラスタデータのいずれか一つを選択する選択手段である。
ラスタバッファ11は、印刷単位の印刷イメージデータを生成する前に初期化され、構成ブロック単位の印刷イメージデータを合成して保存する記憶手段である。
時計15は、時刻を計時する計時手段である。
このように構成されたプリンタ100は、図示しないメモリや磁気ディスク等の記憶手段に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない中央処理装置(CPU)等の制御手段により制御される。
次に、プリンタ100の動作の概略を以下に説明する。
プリンタ100のホストインターフェイス1は、ホストインターフェイスケーブル300を介してホストコンピュータ200から受信した印刷データ401を出力し、受信バッファ3へ逐次保存する。
ブロック抽出部4は、受信バッファ3から印刷データを受信入力データ402として読出し、文字、矩形や線などの構成ブロック単位に分解し、分解した構成ブロックのブロック識別子403をキャッシュタグ12へ入力し、構成ブロックのPDLデータをカレントPDLデータ404としてPDLキャッシュ13へ入力し、またデータ比較部6、およびPDL変換部7へ入力する。
キャッシュバッファ5は、キャッシュタグ12にブロック識別子403と一致する情報が登録されている場合に有効となるヒット405をデータ比較部6へ入力する。
また、キャッシュバッファ5は、キャッシュタグ12にブロック識別子403と一致する情報が登録されていれば、PDLキャッシュ13から対応したPDLデータを保存PDLデータ406としてデータ比較部6へ入力するとともにラスタキャッシュ14から対応したラスタデータを保存ラスタデータ407としてラスタ選択部9へ入力する。
データ比較部6は、入力されたヒット405が有効を示し、かつカレントPDLデータ404と保存PDLデータ406とを比較し、一致する場合に一致を示し、それ以外は不一致を示す一致結果408をキャッシュバッファ5、PDL変換部7、およびラスタ選択部9へ入力する。
PDL変換部7は、一致結果408が不一致を示す場合にカレントPDLデータ404に基づいてカレントラスタデータ409へ変換し、そのカレントラスタデータ409をラスタキャッシュ14およびラスタ選択部9へ入力する。
ラスタ選択部9は、一致結果408が一致を示す場合に保存ラスタデータ407を選択し、一致結果408が不一致を示す場合にカレントラスタデータ409を選択し、選択したデータをラスタデータ410としてドラフト変換部8およびドラフト選択部16へ入力する。
印刷モード判定部10は、受信バッファ3の受信入力データ402を読出し、ホストコンピュータ200からの印刷指示が試し印刷または正式印刷のいずれかを判定し、試し印刷である場合は試し印刷モード411を有効にする。
ドラフト変換部8は、入力されたラスタデータ410から試し印刷向けに変換したドラフトラスタデータ415を生成し、ドラフト選択部16へ入力する。
ドラフト選択部16は、入力された試し印刷モード411が有効の場合に入力されたドラフトラスタデータ415を印刷イメージデータ412として出力し、試し印刷モード411が無効の場合に入力されたラスタデータ410を印刷イメージデータ412として出力し、ラスタバッファ11のデータへ合成する。
印刷機構部2は、ラスタバッファ11の印刷イメージデータ413を読出し、その印刷イメージデータ413にしたがった印刷を行う。
なお、時計15は、時刻414をキャッシュタグ12へ入力する。
このようにしてプリンタ100は、ホストコンピュータ200から受信した印刷指示にしたがって試し印刷または正式印刷を行う。
次に、キャッシュバッファ5の構成を図3の第1の実施例におけるキャッシュバッファの構成を示す説明図に基づいて説明する。
図3において、キャッシュバッファ5は、上述したようにキャッシュタグ12、PDLキャッシュ13、およびラスタキャッシュ14で構成されている。
キャッシュタグ12は、ブロック識別子F1、PDLキャッシュポインタF2、ラスタキャッシュポインタF3、有効フラグF4、削除可能フラグF5、および更新情報F6をひとつのエントリExとした複数のエントリ(E1、E2、・・・、En)からなる。
キャッシュタグ12の中でブロック識別子F1と入力されたブロック識別子403が一致するエントリが存在するとヒット405が有効となる。
PDLキャッシュポインタF2は、エントリExに対応するPDLキャッシュ13のPDLデータの先頭位置を示し、ラスタキャッシュポインタF3は、エントリExに対応するラスタキャッシュ14のラスタデータの先頭位置を示している。
有効フラグF4は、エントリExが有効な値であるか否かを示し、削除可能フラグF5は、エントリExが削除候補であるか否かを示し、また更新情報F6は、エントリExが更新された時刻414を示している。
上述した構成の作用を図4〜図6の第1の実施例における画像形成処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。
なお、以下に説明する各実施例における各部位の動作は、図示しないメモリや磁気ディスク等の記憶手段に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない中央処理装置等の制御手段により制御される。
まず、プリンタ100がホストコンピュータ200から1回目の試し印刷が指示された場合の動作を説明する。
S001:プリンタ100は、ホストコンピュータ200から印刷データを受信する。
S002:印刷データを受信するとプリンタ100は、ラスタバッファ11のデータを初期化する。
S003:ホストインターフェイス1は、ホストインターフェイスケーブル300を介してホストコンピュータ200から印刷データを受信し、受信バッファ3へ印刷データ401として保存する。
S004:ホストインターフェイス1は、ホストコンピュータ200からすべての印刷データの受信が終了するまで印刷データの受信を継続(S003)し、受信バッファ3へ逐次保存する。すべての印刷データの受信が終了すると処理をS005へ移行する。
S005:すべての印刷データを受信すると印刷モード判定部10は受信バッファ3から印刷データを受信入力データ402として読出し、その受信入力データ402に含まれるホストコンピュータ200からの印刷指示を抽出する。
S006:印刷モード判定部10は、印刷指示が試し印刷または正式印刷のいずれかを判定する。試し印刷と判定されると処理をS007へ移行し、正式印刷と判定されると処理をS008へ移行する。本説明では、1回目の試し印刷であるので処理をS007へ移行する。
S007:印刷モード判定部10は、試し印刷モード411を有効にする。
S009:ブロック抽出部4は、受信バッファ3の受信入力データ402から構成ブロック単位でひとつのPDLデータを抽出する。本実施例では、構成ブロックは文字、矩形や線などの単位を示すが等間隔に分割された領域単位でも良く、また文章や画像単位でも良く、その構成ブロックの単位は限定されるものではない。
S010:ブロック抽出部4は、抽出した構成ブロックを特定するブロック識別子403をキャッシュバッファ5のキャッシュタグ12へ出力する。このブロック識別子403は、異なる構成ブロックで重複しない数値または文字列とする。
本実施例では、例えば図7に示すように、文字「A」は1バイトフォントを示す「F」、ASCII文字コードの「0041」を結合して「F0041」をブロック識別子403とし、線分は線分を示す「L」、角度を示す「30」、線長を示す「90」を結合して「L3090」をブロック識別子403とし、矩形は矩形を示す「B」、幅を示す「50」、高さを示す「25」を結合して「B5025」をブロック識別子403とする。
このように本実施例では、ブロック識別子403は、図形種類と識別コードを組み合わせた文字列で示すものとするが、この表現方法に限定されるものではない。
S011:ブロック抽出部4は、抽出した構成ブロックのPDLデータであるカレントPDLデータ404をキャッシュバッファ5のPDLキャッシュ13、データ比較部6、およびPDL変換部7へ出力する。
S012:キャッシュバッファ5のキャッシュタグ12は、有効フラグF4が有効、かつブロック識別子F1がブロック識別子403と一致するエントリExが存在すればヒット405を有効にし、存在しなければ有効とはしない。
S013:1回目の試し印刷では、キャッシュバッファ5のキャッシュタグ12に一致するエントリExが存在しないのでヒット405は有効とはならず、処理をS014(図5)へ移行する。
S014:ヒット405が有効とならなかったデータ比較部6は、保存PDLデータ406およびカレントPDLデータ404に関わらず一致判定408を不一致とする。
S015:PDL変換部7は、カレントPDLデータ404からカレントラスタデータ409を生成し、キャッシュバッファ5のラスタキャッシュ14およびラスタ選択部9へ出力する。
S016:ラスタ選択部9は、一致判定408が不一致であるため、ラスタデータ410としてカレントラスタデータ409を出力する。
S017:試し印刷モード411が有効か否かが判定され、本説明では有効と判定されるため処理をS018へ移行する。
S018:キャッシュタグ12は、有効フラグF4が無効であるエントリExの存否を確認する。有効フラグF4が無効であるエントリExが存在しない場合、処理をS019へ移行し、存在する場合、処理をS024へ移行する。
S019:キャッシュタグ12に有効フラグF4が無効であるエントリExが存在しない場合、次にキャッシュタグ12に削除可能フラグF5が有効であるエントリExの存否を確認する。
S020:削除可能フラグF5が有効であるエントリExが存在する場合、そのエントリExの有効フラグF4を無効とする。
S021:一方、削除可能フラグF5が有効であるエントリExが存在しない場合、キャッシュタグ12の中で更新情報F6が最も古いエントリExの有効フラグF4を無効とする。
S022:削除可能フラグF5または更新情報F6から特定のエントリExの有効フラグF4を無効とするとそのエントリExのPDLキャッシュポインタF2が示すPDLデータを破棄する。
S023:また、そのエントリExのラスタキャッシュポインタF3が示すラスタデータを破棄する。
S024:特定のエントリExの有効フラグF4を無効とし、そのエントリExに関連付けられたPDLデータおよびラスタデータが破棄されるか(S022、S023)、またはキャッシュタグ12に有効フラグF4が無効であるエントリExの存在を確認する(S018)とキャッシュタグ12の有効フラグF4が無効であるエントリExのブロック識別子F1へブロック識別子403を格納し、有効フラグF4を有効とし、削除可能フラグF5を無効とし、更新情報F6に時刻414を格納して更新する。
S025:PDLキャッシュ13にカレントPDLデータ404を保存し、その先頭位置をエントリExのPDLキャッシュポインタF2へ格納する。
S026:また、ラスタキャッシュ14にカレントラスタデータ409を保存し、その先頭位置をエントリExのラスタキャッシュポインタF3へ格納し、S027(図6)へ移行する。
S027:ドラフト変換部8は、ラスタデータ410を出力する画素を減少させたドラフト印刷向けのドラフトラスタデータ415へ変換する。ドラフト変換部8でのドラフト印刷向けのドラフトラスタデータ415へ変換は、例えば有効画素(ドット)の間引き、画像縮小、塗りつぶしの無効化や簡素化、カラーからモノクロ画像への変換や低解像度化などが挙げられる。
S028:ドラフト選択部16は、試し印刷モード411が有効であるため、ドラフトラスタデータ415を選択して印刷イメージデータ412として出力する。
S029:出力された印刷イメージデータ412は、ラスタバッファ11上のラスタデータと合成される。
S030:以上により、ひとつの単位ブロックに対する処理が完了し、すべての単位ブロックが抽出されたことを確認する。抽出されていない単位ブロックが存在すればブロック抽出部4によるブロックの抽出(S009)から繰り返される。
S031:すべての単位ブロックの抽出が完了すると印刷機構部2はラスタバッファ11から印刷イメージデータ413を読出し、印刷を行い、プリンタ100はホストコンピュータ200から1回目の試し印刷が指示された場合の動作を終了する。
次に、プリンタ100がホストコンピュータ200から一部修正された2回目の試し印刷が指示された場合の動作を説明する。
図8(a)は1回目の試し印刷のデータを示し、図8(b)は2回目の試し印刷のデータを示している。図8に示すように2回目の試し印刷のデータは、1回目の試し印刷のデータと線分の太さのみが異なるものとして説明する。
まず、2回目の試し印刷で1回目の試し印刷と同じ文字や矩形を抽出した場合の動作を説明する。
S001〜S012:上述した1回目の試し印刷の動作と同様のため、その説明を省略する。
S013:2回目の試し印刷では、キャッシュバッファ5のキャッシュタグ12はブロック識別子403と一致するエントリExが存在するため、ヒット405は有効となり、処理をS033へ移行する。
S033:キャッシュバッファ5は、一致したエントリExのPDLキャッシュポインタF2で示されるPDLデータを保存PDLデータ406としてデータ比較部6へ出力する。
S034:また、キャッシュバッファ5は、一致したエントリExのラスタキャッシュポインタF3で示されるラスタデータを保存ラスタデータ407としてラスタ選択部9へ出力する。
S035:データ比較部6は、カレントPDLデータ404と保存PDLデータ406とを比較し、一致結果408を出力する。そして、処理をS036(図6の)へ移行する。
S036:文字や矩形はPDLデータも同一であるので一致結果408は一致となり、処理をS037へ移行する。
S037:一致結果408が一致の場合、ラスタ選択部9はラスタデータ410として保存ラスタデータ407を出力する。
S038:キャッシュバッファ5は、試し印刷モード411が有効か否かを確認する。本説明の場合、有効であるので処理をS039へ移行する。
S039:キャッシュタグ12は、ブロック識別子403とブロック識別子F1が一致したエントリExの更新情報F6に時刻414を格納する。
以降の動作は、1回目の試し印刷におけるS027〜S031の動作と同様なのでその説明を省略する。
次に、2回目の試し印刷で1回目の試し印刷と太さのみ異なる線分を抽出した場合の動作を説明する。
本実施例では、図7に示すように線分は、角度と線長でブロック識別子が定義されることから太さが異なってもブロック識別子は同一となる。
S001〜S013、S033〜S035:上述した動作と同様なのでその説明を省略する。
S036:データ比較部6の比較により、カレントPDLデータ404と保存PDLデータ406は線分の太さが異なることから一致せず、一致結果408は不一致となり、処理をS040へ移行する。
S040:一致結果408が不一致の場合、PDL変換部7はカレントPDLデータ404からカレントラスタデータ409を生成し、キャッシュバッファ5のラスタキャッシュ14およびラスタ選択部9へ出力する。
S041:ラスタ選択部9がラスタデータ410としてカレントラスタデータ409を出力する。
S042:キャッシュバッファ5は試し印刷モード411が有効であるか否かを確認し、本説明では有効なので処理をS043へ移行する。
S043:キャッシュバッファ5は、キャッシュタグ12でブロック識別子403とブロック識別子F1が一致したエントリExのPDLキャッシュポインタF2で指定されるPDLデータをカレントPDLデータ404に置換する。
S044:また、キャッシュバッファ5は、キャッシュタグ12でブロック識別子403とブロック識別子F1が一致したエントリExのラスタキャッシュポインタF3で指定されるラスタデータをカレントラスタデータ409に置換する。
S045:さらに、キャッシュバッファ5は、キャッシュタグ12の更新情報F6に時刻414を格納する。
以降の動作は、1回目の試し印刷におけるS027〜S031の動作と同様なのでその説明を省略する。
次に、プリンタ100がホストコンピュータ200から2回目の試し印刷に対して一部追加された正式印刷が指示された場合の動作を説明する。
図9(a)は2回目の試し印刷のデータを示し、図9(b)は正式印刷のデータを示している。図9に示すように正式印刷のデータは、2回目の試し印刷のデータに新たな文字「Z」のみが追加されたものとして説明する。
まず、正式印刷で2回目の試し印刷と同じ文字、矩形や線を抽出した場合の動作を説明する。
S001〜S005:上述した2回目の試し印刷の動作と同様のため、その説明を省略する。
S006:印刷モード判定部10は、印刷指示が試し印刷または正式印刷のいずれかを判定する。正式印刷と判定されると処理をS008へ移行する。本説明では、正式印刷であるので処理をS008へ移行する。
S008:印刷モード判定部10は、試し印刷モード411を無効にする。
S009〜S013、S033〜S037:2回目の試し印刷の動作と同様なのでその説明を省略する。
S038:キャッシュバッファ5は、試し印刷モード411が有効か否かを確認する。本説明の場合、無効であるので処理をS046へ移行する。
S046:キャッシュバッファ5は、キャッシュタグ12でブロック識別子403とブロック識別子F1が一致したエントリExの削除可能フラグF5を有効にする。
S047:ドラフト選択部16は、試し印刷モード411が無効であるため、ラスタデータ410を印刷イメージデータ412として出力する。
以降の動作は、2回目の試し印刷におけるS029〜S031の動作と同様なのでその説明を省略する。
次に、正式印刷で新たに追加された文字「Z」が抽出された場合の動作を説明する。
S001〜S016:1回目の試し印刷における動作と同様なのでその説明を省略する。
S017:試し印刷モード411が有効か否かが判定され、本説明では無効と判定されるため、キャッシュバッファ5へのデータの追加を行うことなく処理をS047へ移行する。
S047:ドラフト選択部16は、試し印刷モード411が無効であるため、ラスタデータ410を印刷イメージデータ412として出力する。
以降の動作は、2回目の試し印刷におけるS029〜S031の動作と同様なのでその説明を省略する。
このようにプリンタ100は、試し印刷において正式印刷と同じラスタデータをキャッシュバッファ5へすべて保存しておき、試し印刷では、そのラスタデータを試し印刷向けのラスタデータへ変換するようにしたことにより、試し印刷後の正式印刷では、キャッシュバッファ5に保存しておいたラスタデータを用いて印刷を行うため、高速に印刷することができるようになる。
また、キャッシュヒットの頻度が低下したラスタデータをキャッシュバッファ5から削除するようにしたことにより、キャッシュヒット率を向上させることができるようになる。
なお、本実施例では、正式印刷の場合、キャッシュバッファ5へのデータの追加を行わないようにするが、有効フラグF4が無効のエントリExが存在するとき、削除可能フラグF5を有効にして追加するようにしてもよい。
また、本実施例では、S013のPDLデータの比較において、ブロック識別子の比較を行うようにしたが、この構成に替え、ブロック抽出部4が構成ブロック単位でPDLデータのハッシュ値を生成するようにし、このハッシュ値を比較対象とするようにしてもよい。この場合、ハッシュ値の生成については、例えば生成アルゴリズムMD5を利用して行うことができる。
以上説明したように、第1の実施例では、試し印刷において正式印刷と同じラスタデータをキャッシュバッファへすべて保存しておき、試し印刷では、そのラスタデータを試し印刷向けのラスタデータへ変換するようにしたことにより、試し印刷後の正式印刷では、キャッシュバッファに保存しておいたラスタデータを用いて印刷を行うため、高速に印刷することができるという効果が得られる。
また、キャッシュヒットの頻度が低下したラスタデータをキャッシュバッファから削除するようにしたことにより、キャッシュヒット率を向上させることができるという効果が得られる。
第2の実施例の構成は、第1の実施例の構成における画像形成装置としてのプリンタの構成が異なるものである。そのプリンタ101の構成を説明する。
図10は第2の実施例における画像形成装置の構成を示すブロック図である。
図10において、画像形成装置としてのプリンタ101は、ホストインターフェイス1、印刷機構部2、受信バッファ3、ブロック抽出部4、ドラフト変換部8、印刷モード判定部10、ラスタバッファ11、時計15、ドラフト選択部16、一次キャッシュバッファ17、二次キャッシュバッファ21、一次データ比較部25、二次データ比較部26、PDL変換部27、キャッシュ選択部28、およびラスタ選択部29を含み構成されている。
なお、ホストインターフェイス1、印刷機構部2、受信バッファ3、ブロック抽出部4、ドラフト変換部8、印刷モード判定部10、ラスタバッファ11、時計15、ドラフト選択部16は、上述した第1の実施例と同様なので同一の符号を付してその説明を省略する。
一次キャッシュバッファ17は、PDLデータおよびそのPDLデータから変換されたラスタデータを関連付けて保存するメモリ等の記憶手段であり、二次キャッシュバッファ21は、PDLデータおよびそのPDLデータから変換されたラスタデータを関連付けて保存するメモリ等の補助記憶手段である。
この一次キャッシュバッファ17は、PDLデータおよびラスタデータを関連付ける管理情報が保存される一次キャッシュタグ18、PDLデータが保存される一次PDLキャッシュ19、およびラスタデータが保存される一次ラスタキャッシュ20で構成されている。
また、二次キャッシュバッファ21も同様に、PDLデータおよびラスタデータを関連付ける管理情報が保存される二次キャッシュタグ22、PDLデータが保存される二次PDLキャッシュ23、およびラスタデータ(第3の展開データ)が保存される二次ラスタキャッシュ24で構成されている。
一次データ比較部25は、ふたつのPDLデータを比較する比較手段であり、二次データ比較部26は、ふたつのPDLデータを比較する補助比較手段である。
PDL変換部27は、PDLデータからラスタデータへ変換する画像生成手段である。
キャッシュ選択部28およびラスタ選択部29は、ふたつのラスタデータを択一選択する選択手段である。
このように構成されたプリンタ101は、図示しないメモリや磁気ディスク等の記憶手段に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない中央処理装置(CPU)等の制御手段により制御される。
次に、プリンタ101の動作の概略を以下に説明する。
プリンタ101のホストインターフェイス1は、ホストインターフェイスケーブル300を介してホストコンピュータ200から受信した印刷データ401を出力し、受信バッファ3へ逐次保存する。
ブロック抽出部4は、受信バッファ3から印刷データを受信入力データ402として読出し、文字、矩形や線などの構成ブロック単位に分解し、分解した構成ブロックのブロック識別子403を一次キャッシュタグ18および二次キャッシュタグ22へ入力し、構成ブロックのPDLデータをカレントPDLデータ404として一次PDLキャッシュ19へ入力し、また一次データ比較部25、およびPDL変換部27へ入力する。
一次キャッシュバッファ17は、一次キャッシュタグ18にブロック識別子403と一致する情報が登録されている場合に有効となる一次ヒット416を一次データ比較部25へ入力する。
また、二次キャッシュバッファ21は、二次キャッシュタグ22にブロック識別子403と一致する情報が登録されている場合に有効となる二次ヒット419を二次データ比較部26へ入力する。
一次キャッシュバッファ17は、一次キャッシュタグ18にブロック識別子403と一致する情報が登録されていれば、一次PDLキャッシュ19から対応したPDLデータを一次保存PDLデータ417として一次データ比較部25および二次キャッシュバッファ21の二次PDLキャッシュ23へ入力するとともに一次ラスタキャッシュ20から対応したラスタデータを一次保存ラスタデータ418としてキャッシュ選択部28および二次キャッシュバッファ21の二次ラスタキャッシュ24へ入力する。
二次キャッシュバッファ21は、二次キャッシュタグ22にブロック識別子403と一致する情報が登録されていれば、二次PDLキャッシュ23から対応したPDLデータを二次保存PDLデータ420として二次データ比較部26へ入力するとともに二次ラスタキャッシュ24から対応したラスタデータを二次保存ラスタデータ421としてキャッシュ選択部28へ入力する。
一次キャッシュバッファ17は、一次キャッシュタグ18のエントリを削除する場合に二次キャッシュバッファ21の同じブロック識別子403を持つエントリの削除を指示する削除情報424を二次キャッシュバッファ21へ入力する。
一次データ比較部25は、入力された一次ヒット416が有効を示し、かつカレントPDLデータ404と一次保存PDLデータ417とを比較して一致する場合、一致を示し、それ以外は不一致を示す一次一致結果422を一次キャッシュバッファ17、PDL変換部27、キャッシュ選択部28、およびラスタ選択部29へ入力する。
二次データ比較部26は、入力された二次ヒット419が有効を示し、かつカレントPDLデータ404と二次保存PDLデータ420とを比較して一致する場合、一致を示し、それ以外は不一致を示す二次一致結果423をPDL変換部27およびラスタ選択部29へ入力する。
PDL変換部27は、一次一致結果422が不一致を示す場合にカレントPDLデータ404に基づいてカレントラスタデータ425へ変換し、そのカレントラスタデータ425を一次ラスタキャッシュ20およびラスタ選択部29へ入力する。
キャッシュ選択部28は、一次一致結果422が一致を示す場合に一次保存ラスタデータ418を選択し、一次一致結果422が不一致を示す場合に二次保存ラスタデータ421を選択し、選択したデータを保存ラスタデータ426としてラスタ変換部29へ入力する。
ラスタ選択部29は、一次一致結果422および二次一致結果423のいずれかが一致を示す場合に保存ラスタデータ426を選択し、一次一致結果422および二次一致結果423がともに不一致を示す場合にカレントラスタデータ425を選択し、選択したデータをラスタデータ410としてドラフト変換部8およびドラフト選択部16へ入力する。
印刷モード判定部10は、受信バッファ3の受信入力データ402を読出し、ホストコンピュータ200からの印刷指示が試し印刷または正式印刷のいずれかを判定し、試し印刷である場合は試し印刷モード411を有効にする。
ドラフト変換部8は、入力されたラスタデータ410から試し印刷向けに変換したドラフトラスタデータ415を生成し、ドラフト選択部16へ入力する。
ドラフト選択部16は、入力された試し印刷モード411が有効の場合に入力されたドラフトラスタデータ415を印刷イメージデータ412として出力し、試し印刷モード411が無効の場合に入力されたラスタデータ410を印刷イメージデータ412として出力し、ラスタバッファ11のデータへ合成する。
印刷機構部2は、ラスタバッファ11の印刷イメージデータ413を読出し、その印刷イメージデータ413にしたがった印刷を行う。
なお、時計15は、時刻414を一次キャッシュタグ18へ入力する。
このようにしてプリンタ101は、ホストコンピュータ200から受信した印刷指示にしたがって試し印刷または正式印刷を行う。
次に、一次キャッシュバッファ17および二次キャッシュバッファ21の構成を説明する。なお、一次キャッシュバッファ17の構成は、第1の実施例のキャッシュバッファ5と同様なのでその説明を省略する。
図11は第2の実施例における二次キャッシュバッファの構成を示す説明図である。
図11において、二次キャッシュバッファ21は、上述したように二次キャッシュタグ22、二次PDLキャッシュ23、および二次ラスタキャッシュ24で構成されている。
二次キャッシュタグ22は、ブロック識別子F7、PDLキャッシュポインタF8、ラスタキャッシュポインタF9、および有効フラグF10をひとつのエントリExとした複数のエントリ(E1、E2、・・・、En)からなる。
二次キャッシュタグ22の中でブロック識別子F7と入力されたブロック識別子403が一致するエントリが存在すると二次ヒット419が有効となる。
一次キャッシュタグ18のエントリと二次キャッシュタグ22のエントリの関係は、一次キャッシュタグ18と二次キャッシュタグ22の双方にブロック識別子403と同じものが存在しないか、一次キャッシュタグ18のみにブロック識別子403と同じものが存在するか、それとも一次キャッシュタグ18と二次キャッシュタグ22の双方にブロック識別子403と同じものが存在するかの3通りとする。
したがって、一次キャッシュバッファ17により出力された一次ヒット416が無効である場合、二次ヒット419も必然的に無効となる。
PDLキャッシュポインタF8は、エントリExに対応する二次PDLキャッシュ23のPDLデータの先頭位置を示し、ラスタキャッシュポインタF9は、エントリExに対応する二次ラスタキャッシュ24のラスタデータの先頭位置を示している。
有効フラグF10は、エントリExが有効な値であるか否かを示している。
上述した構成の作用を図12〜図15の第2の実施例における画像形成処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。
まず、プリンタ101がホストコンピュータ200から1回目の試し印刷が指示された場合の動作を説明する。
S101〜S109:第1の実施例の図4におけるS001〜S009と同様なのでその説明を省略する。
S110:ブロック抽出部4は、抽出した構成ブロックを特定するブロック識別子403を一次キャッシュバッファ17の一次キャッシュタグ18へ出力する。なお、ブロック識別子403は、第1の実施例と同様なのでその説明を省略する。
S111:ブロック抽出部4は、抽出した構成ブロックのPDLデータであるカレントPDLデータ404を一次キャッシュバッファ17の一次PDLキャッシュ19、一次データ比較部25、二次データ比較部26、およびPDL変換部27へ出力する。
S112:一次キャッシュバッファ17の一次キャッシュタグ18は、有効フラグF4が有効、かつブロック識別子F1がブロック識別子403と一致するエントリExが存在すれば一次ヒット416を有効にし、存在しなければ有効とはしない。
S113:1回目の試し印刷では、一次キャッシュバッファ17の一次キャッシュタグ18に一致するエントリExが存在しないので一次ヒット416は有効とはならず、処理をS114(図13)へ移行する。
S114:一次ヒット416が有効とならなかった一次データ比較部25は、一次保存PDLデータ417およびカレントPDLデータ404に関わらず一次一致結果422を不一致とする。
また、一次ヒット416が無効である場合、二次ヒット419も無効となり、二次データ比較部26はニ次一致結果423を不一致とする。
S115:PDL変換部27は、一次一致結果422およびニ次一致結果423の双方が不一致であるので、カレントPDLデータ404からカレントラスタデータ425を生成し、一次キャッシュバッファ17の一次ラスタキャッシュ20およびラスタ選択部29へ出力する。
S116:ラスタ選択部29は、一次一致結果422およびニ次一致結果423の双方が不一致であるため、ラスタデータ410としてカレントラスタデータ425を出力する。
S117:試し印刷モード411が有効か否かが判定され、本説明では有効と判定されるため処理をS118へ移行する。
S118:一次キャッシュタグ18は、有効フラグF4が無効であるエントリExの存否を確認する。有効フラグF4が無効であるエントリExが存在しない場合、処理をS119へ移行し、存在する場合、処理をS129へ移行する。
S119:一次キャッシュタグ18に有効フラグF4が無効であるエントリExが存在しない場合、次に一次キャッシュタグ18に削除可能フラグF5が有効であるエントリExの存否を確認する。
S120:削除可能フラグF5が有効であるエントリExが存在する場合、そのエントリExの有効フラグF4を無効とする。
S121:一方、削除可能フラグF5が有効であるエントリExが存在しない場合、一次キャッシュタグ18の中で更新情報F6が最も古いエントリExの有効フラグF4を無効とする。
S122:削除可能フラグF5または更新情報F6から特定のエントリExの有効フラグF4を無効とするとそのエントリExのPDLキャッシュポインタF2が示すPDLデータを破棄する。
S123:また、そのエントリExのラスタキャッシュポインタF3が示すラスタデータを破棄する。
S124:一次キャッシュタグ18は、有効フラグF4を無効としたエントリExの削除情報424を二次キャッシュタグ22へ出力する。
S125:二次キャッシュタグ22は、削除情報424に一致するエントリExの存否を確認する。一致するエントリExが存在しない場合、処理をS129へ移行し、存在する場合、処理をS126へ移行する。
S126:削除情報424に一致するエントリExが存在する場合、二次キャッシュタグ22は、一致したエントリExの有効フラグF10を無効へ変更する。
S127:有効フラグF10を無効とするとそのエントリExのPDLキャッシュポインタF8が示すPDLデータを破棄する。
S128:また、そのエントリExのラスタキャッシュポインタF9が示すラスタデータを破棄する。
S129:一次キャッシュタグ18の特定のエントリExの有効フラグF4を無効とし、そのエントリExに関連付けられたPDLデータおよびラスタデータが破棄されるか(S127、S128)、または一次キャッシュタグ18に有効フラグF4が無効であるエントリExの存在を確認した際(S118)に有効フラグF4が無効であるエントリExが存在した場合は、一次キャッシュタグ18の有効フラグF4が無効であるエントリExのブロック識別子F1へブロック識別子403を格納し、有効フラグF4を有効とし、削除可能フラグF5を無効とし、更新情報F6に時刻414を格納する。
S130:一次PDLキャッシュ19にカレントPDLデータ404を保存し、その先頭位置をエントリExのPDLキャッシュポインタF2へ格納する。
S131:また、一次ラスタキャッシュ20にカレントラスタデータ425を保存し、その先頭位置をエントリExのラスタキャッシュポインタF3へ格納し、S132(図15)へ移行する。
S132〜S136:第1の実施例の図6におけるS027〜S031と同様なのでその説明を省略する。
以上により、プリンタ101は、ホストコンピュータ200から1回目の試し印刷が指示された場合の動作を終了する。
次に、プリンタ101がホストコンピュータ200から一部修正された2回目の試し印刷が指示された場合の動作を説明する。
第1の実施例の図8と同様に、2回目の試し印刷のデータは、1回目の試し印刷のデータと線分の太さのみが異なるものとして説明する。
まず、2回目の試し印刷で1回目の試し印刷と変化のない文字や矩形等を抽出した場合の動作を説明する。
S101〜S112:上述した1回目の試し印刷の動作と同様のため、その説明を省略する。
S113:2回目の試し印刷では、一次キャッシュバッファ17の一次キャッシュタグ18はブロック識別子403と一致するエントリExが存在するため、一次ヒット416は有効となり、処理をS138へ移行する。
S138:一次キャッシュバッファ17は、一致したエントリExのPDLキャッシュポインタF2で示されるPDLデータを一次保存PDLデータ417として一次データ比較部25および二次PDLキャッシュ23へ出力する。
S139:また、一次キャッシュバッファ17は、一致したエントリExのラスタキャッシュポインタF3で示されるラスタデータを一次保存ラスタデータ418としてキャッシュ選択部28および二次ラスタキャッシュ24へ出力する。
S140:一次データ比較部25は、カレントPDLデータ404と一次保存PDLデータ417とを比較し、一次一致結果422を出力する。そして、処理を図14のS141へ移行する。
S141:文字や矩形はPDLデータも同一であるので一次一致結果422は一致となり、処理をS142へ移行する。
S142:一次一致結果422が一致の場合、キャッシュ選択部28が一次保存ラスタデータ418を保存ラスタデータ426として出力する。
S143:ラスタ選択部29は、ラスタデータ410として保存ラスタデータ426を出力する。
S144:一次キャッシュバッファ17は、試し印刷モード411が有効か否かを確認する。本説明の場合、有効であるので処理をS145へ移行する。
S145:一次キャッシュタグ18は、ブロック識別子403とブロック識別子F1が一致したエントリExの更新情報F6に時刻414を格納する。
以降の動作は、1回目の試し印刷におけるS027〜S031の動作と同様なのでその説明を省略する。
次に、2回目の試し印刷で1回目の試し印刷と太さのみ異なる線分を抽出した場合の動作を説明する。
第1の実施例と同様に、図7に示すように線分は、角度と線長でブロック識別子が定義されることから太さが異なってもブロック識別子は同一となる。
S101〜S113、S138〜S140:上述した動作と同様なのでその説明を省略する。
S141:一次データ比較部25の比較により、カレントPDLデータ404と一次保存PDLデータ417は線分の太さが異なることから一致せず、一次一致結果422は不一致となり、処理をS146へ移行する。
S146:一次一致結果422が不一致の場合、二次キャッシュバッファ21は有効フラグF10が有効、かつブロック識別子403と一致するブロック識別子F7を有するエントリExが存在すれば二次ヒット419を有効にする。
S147:1回目の試し印刷により、ブロック識別子403と一致するエントリExは一次キャッシュバッファ17だけに存在するため、二次ヒット419は無効になり、処理をS153へ移行する。
S153:PDL変換部27は、一次一致結果422および二次一致結果423の双方が不一致であるので、カレントPDLデータ404からカレントラスタデータ425を生成し、一次キャッシュバッファ17の一次ラスタキャッシュ20およびラスタ選択部29へ出力する。
S154:ラスタ選択部29は、一次一致結果422および二次一致結果423の双方が不一致であるので、ラスタデータ410としてカレントラスタデータ425を出力する。
S155:二次キャッシュバッファ21は試し印刷モード411が有効であるか否かを確認し、本説明では有効なので処理を図15のS156へ移行する。
S156:二次キャッシュバッファ21は、二次キャッシュタグ22の有効フラグF10が無効のエントリExのブロック識別子F7へブロック識別子403を格納し、有効フラグF10を有効とする。
S157:二次PDLキャッシュ23へ一次保存PDLデータ417を保存し、その先頭位置をエントリExのPDLキャッシュポインタF8へ格納する。
S158:二次ラスタキャッシュ24へ一次保存ラスタデータ418を保存し、その先頭位置をエントリExのラスタキャッシュポインタF9へ格納する。
S159:一次キャッシュバッファ17は、一次キャッシュタグ18でブロック識別子403とブロック識別子F1が一致したエントリExのPDLキャッシュポインタF2で指定されるPDLデータをカレントPDLデータ404に置換する。
S160:また、一次キャッシュバッファ17は、一次キャッシュタグ18でブロック識別子403とブロック識別子F1が一致したエントリExのラスタキャッシュポインタF3で指定されるラスタデータをカレントラスタデータ409に置換する。
S161:さらに、一次キャッシュバッファ17は、一次キャッシュタグ18の更新情報F6に時刻414を格納する。
以降の動作は、1回目の試し印刷におけるS132〜S136の動作と同様なのでその説明を省略する。
次に、プリンタ101がホストコンピュータ200から2回目の試し印刷に対して一部追加され、さらに一部が1回目の試し印刷の状態へと戻された正式印刷が指示された場合の動作を説明する。
図16(a)は1回目の試し印刷のデータを示し、図16(b)は2回目の試し印刷のデータを示し、図16(c)は正式印刷のデータを示している。図16に示すように正式印刷のデータは、2回目の試し印刷のデータに新たな文字「Z」が追加され、線分の太さが1回目の試し印刷と同じになっているものとして説明する。
S101〜S109:第1の実施例の図4における正式印刷の動作のS001〜S009と同様のため、その説明を省略する。
S110〜S113、S138〜143:上述した2回目の試し印刷の動作と同様のため、その説明を省略する。
S144:一次キャッシュバッファ17は、試し印刷モード411が有効か否かを確認する。本説明の場合、無効であるので処理をS162へ移行する。
S162:一次キャッシュバッファ17は、一次キャッシュタグ18でブロック識別子403とブロック識別子F1が一致したエントリExの削除可能フラグF5を有効にし、図15のS163へ移行する。
S163:ドラフト選択部16は、試し印刷モード411が無効であるため、ラスタデータ410を印刷イメージデータ412として出力する。
以降の動作は、2回目の試し印刷におけるS134〜S136の動作と同様なのでその説明を省略する。
次に、正式印刷で新たに追加された文字「Z」が抽出された場合の動作を説明する。
S101〜S116:1回目の試し印刷における動作と同様なのでその説明を省略する。
S117:試し印刷モード411が有効か否かが判定され、本説明では無効と判定されるため、一次キャッシュバッファ17へのデータの追加を行うことなく処理を図15のS163へ移行する。
S163:ドラフト選択部16は、試し印刷モード411が無効であるため、ラスタデータ410を印刷イメージデータ412として出力する。
なお、本実施例では、正式印刷の場合、一次キャッシュバッファ17へのデータの追加を行わないようにするが、有効フラグF4が無効のエントリExが存在するとき、削除可能フラグF5を有効にして追加するようにしてもよい。
次に、正式印刷で1回目の試し印刷と同一の線分が抽出された場合の動作を説明する。
S101〜S113、S138〜S141:上述した2回目の試し印刷で変化のない文字や矩形等を抽出した場合の動作と同様のため、その説明を省略する。
S146:一次データ比較部25の比較により、カレントPDLデータ404と一次保存PDLデータ417は線分の太さが異なることから一致せず、一次一致結果422は不一致となる。
二次キャッシュバッファ21は、有効フラグF10が有効、かつブロック識別子403と一致するブロック識別子F7を有するエントリExが存在すれば二次ヒット419を有効にする。
S147:2回目の試し印刷により、1回目の試し印刷の線分に関するPDLデータとラスタデータは二次キャッシュバッファ21に保存されているため、二次ヒット419は有効になり、処理をS148へ移行する。
S148:二次キャッシュバッファ21は、ブロック識別子403と一致したブロック識別子F7を有するエントリExのPDLキャッシュポインタF8で示されるPDLデータを二次保存PDLデータ420として出力する。
S149:また、二次キャッシュバッファ21は、一致したエントリExのラスタキャッシュポインタF9で示されるラスタデータを二次保存ラスタデータ421として出力する。
S150:二次データ比較部26は、カレントPDLデータ404と二次保存PDLデータ420とを比較し、二次一致結果423を出力する。ここでは1回目の試し印刷の線分と正式印刷の線分は同一であるので二次一致結果423は一致となる。
S151:二次一致結果423は一致となり、処理をS152へ移行する。
S152:キャッシュ選択部28は、一次一致結果422が不一致であるので保存ラスタデータ426として二次保存ラスタデータ421を出力し、処理をS143へ移行する。
S143:ラスタ選択部29は、ラスタデータ410として保存ラスタデータ426を出力する。
以降の動作は、上述したS144、S162、S163、S134〜S136と同様なのでその説明を省略する。
このようにプリンタ101は、複数回の試し印刷においてPDLデータが異なる場合に二次キャッシュバッファへ過去のPDLデータおよびそのPDLデータに基づくラスタデータを保存するようにしたことにより、印刷データの構成ブロックが一時的に変更された後、さらに元に戻された場合であっても、試し印刷後の正式印刷では二次キャッシュバッファに保存されたラスタデータを用いて印刷を行うため、高速に印刷することができるようになる。
また、ブロック識別子あたりの保存数を複数にしたことにより、ブロック識別子が同一で近似の構成ブロックがあった場合に片方の構成ブロックに保存により、他方の構成ブロックの保存が失われる問題を解決することができる。
なお、本実施例では、一次キャッシュバッファ17に対して二次キャッシュバッファ21を追加したものとして説明したが、二次キャッシュバッファ21に対して三次キャッシュバッファを設け、図14におけるS146からS151までの処理を入れ子の処理とすることにより多次キャッシュによるPDLデータおよびラスタデータの保存が可能となる。
また、本実施例では、S113のPDLデータの比較において、ブロック識別子の比較を行うようにしたが、この構成に替え、ブロック抽出部4が構成ブロック単位でPDLデータのハッシュ値を生成するようにし、このハッシュ値を比較対象とするようにしてもよいのは第1の実施例と同様である。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、複数回の試し印刷においてPDLデータが異なる場合に二次キャッシュバッファへ過去のPDLデータおよびそのPDLデータに基づくラスタデータを保存するようにしたことにより、印刷データの構成ブロックが一時的に変更された後、さらに元に戻された場合であっても、試し印刷後の正式印刷では二次キャッシュバッファに保存されたラスタデータを用いて印刷を行うため、高速に印刷することができるという効果が得られる。
また、ブロック識別子あたりの保存数を複数にしたことにより、ブロック識別子が同一で近似の構成ブロックがあった場合に片方の構成ブロックの保存により、他方の構成ブロックの保存が失われる問題を解決することができるという効果が得られる。
なお、第1の実施例および第2の実施例において、本発明を画像形成装置としてのプリンタに適用するものとして説明したが、それに限られるものでなく画像複写装置や画像記録装置に適用することも可能である。
第1の実施例における画像形成装置の構成を示すブロック図 第1の実施例における画像形成装置の接続形態を示す説明図 第1の実施例におけるキャッシュバッファの構成を示す説明図 第1の実施例における画像形成処理を示すフローチャート(1/3) 第1の実施例における画像形成処理を示すフローチャート(2/3) 第1の実施例における画像形成処理を示すフローチャート(3/3) 第1の実施例におけるブロック識別子の説明図 第1の実施例における1回目および2回目の試し印刷結果の説明図 第1の実施例における2回目の試し印刷結果と正式印刷結果の説明図 第2の実施例における画像形成装置の構成を示すブロック図 第2の実施例における二次キャッシュバッファの構成を示す説明図 第2の実施例における画像形成処理を示すフローチャート(1/4) 第2の実施例における画像形成処理を示すフローチャート(2/4) 第2の実施例における画像形成処理を示すフローチャート(3/4) 第2の実施例における画像形成処理を示すフローチャート(4/4) 第2の実施例における1回目、2回目の試し印刷結果および正式印刷結果の説明図
符号の説明
1 ホストインターフェイス
2 印刷機構部
3 受信バッファ
4 ブロック抽出部
5 キャッシュバッファ
6 データ比較部
7、27 PDL変換部
8 ドラフト変換部
9、29 ラスタ選択部
10 印刷モード判定部
11 ラスタバッファ
12 キャッシュタグ
13 PDLキャッシュ
14 ラスタキャッシュ
16 ドラフト選択部
17 一次キャッシュバッファ
18 一次キャッシュタグ
19 一次PDLキャッシュ
20 一次ラスタキャッシュ
21 二次キャッシュバッファ
22 二次キャッシュタグ
23 二次PDLキャッシュ
24 二次ラスタキャッシュ
25 一次データ比較部
26 二次データ比較部
28 キャッシュ選択部
100、101 プリンタ
200 ホストコンピュータ
300 インターフェイスケーブル

Claims (10)

  1. 画像処理装置から入力された入力データに基づいて画像を形成する画像形成装置において、
    入力データの属性情報が試し画像形成指示か正式画像形成指示かのいずれであるかを判定する判定手段と、
    前記入力データを一以上のブロックに展開し、そのブロック毎に第1の展開データおよびその第1の展開データに基づいて第2の展開データを生成する画像生成手段と、
    前記入力データおよび前記第1の展開データを記憶する記憶手段と、
    画像処理装置から入力され、属性情報が正式画像形成指示の入力データを、前記記憶手段に記憶され、属性情報が試し画像形成指示の入力データと、比較する比較手段とを設け、
    前記判定手段が試し画像形成指示と判定したとき、前記画像生成手段が第1の展開データおよび第2の展開データを生成して該第2の展開データを出力するとともに前記記憶手段が前記入力データに関連付けて該第1の展開データを記憶し、
    前記判定手段が正式画像形成指示と判定したとき、前記比較手段が入力された入力データを前記記憶手段に記憶された入力データと比較して一致することを検知した場合、前記記憶手段に記憶された第1の展開データを出力することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    前記判定手段が正式画像形成指示と判定したとき、前記比較手段が入力された入力データを前記記憶手段に記憶された入力データと比較して一致しないことを検知した場合、一致しないブロックの第1の展開データを生成し、その第1の展開データを出力することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2の画像形成装置において、
    前記判定手段が正式画像形成指示と判定したとき、前記記憶手段に記憶された入力データが存在しない場合、前記画像生成手段が、入力された入力データから第1の展開データを生成し、その第1の展開データを出力することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3の画像形成装置において、
    前記記憶手段は、記憶した第1の展開データが有効/無効および削除可否を示す情報を有し、
    前記判定手段が試し画像形成指示と判定したとき、前記記憶手段が前記入力データおよび前記ブロックに関連付けて前記第1の展開データを記憶するとともに有効を示す情報を記憶し、
    前記判定手段が正式画像形成指示と判定したとき、前記記憶手段に記憶された入力データが存在する場合、前記記憶手段が削除可能を示す情報を記憶することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4の画像形成装置において、
    時刻を計時する計時手段を備え、
    前記記憶手段は、前記入力データおよび前記ブロックに関連付けて第1の展開データを記憶した時刻を記憶することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項の画像形成装置において、
    前記第1の展開データを、ラスタデータとし、
    前記第2の展開データを、前記第1の展開データから出力する画素を減少させたデータとしたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6の画像形成装置において、
    前記第2の展開データを、前記第1の展開データの、有効画素を間引いたデータ、画像を縮小したデータ、塗りつぶしを無効化したデータ、塗りつぶしを簡素化したデータ、カラー画像をモノクロ画像へ変換したデータ、および解像度を低下させたデータのいずれか又はこれらの組み合わせとしたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項の画像形成装置において、
    前記ブロックは、文字、線分、矩形、画像および領域のいずれか又はこれらの組み合わせに分割されていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項の画像形成装置において、
    前記記憶手段に記憶された入力データおよび第1の展開データを記憶する補助記憶手段と、
    画像処理装置から入力され、属性情報が正式画像形成指示の入力データを、前記補助記憶手段に記憶され、属性情報が試し画像形成指示の入力データと比較する補助比較手段とを設け、
    前記判定手段が試し画像形成指示と判定し、かつ前記比較手段が入力された入力データと前記記憶手段に記憶された入力データを比較して一致しないことを検知した場合、前記記憶手段に記憶された入力データおよび第1の展開データを前記補助記憶手段に記憶し、
    前記判定手段が正式画像形成指示と判定し、かつ前記補助比較手段が入力された入力データを前記補助記憶手段に記憶された入力データと比較して一致することを検知した場合、前記補助記憶手段に記憶された第1の展開データを出力することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9の画像形成装置において、
    前記補助比較手段は、前記比較手段で一致しない場合に比較することを特徴とする画像形成装置。
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