JP2001109218A - 多色画像形成装置及びレジストレーション補正方法 - Google Patents

多色画像形成装置及びレジストレーション補正方法

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JP2001109218A
JP2001109218A JP28527499A JP28527499A JP2001109218A JP 2001109218 A JP2001109218 A JP 2001109218A JP 28527499 A JP28527499 A JP 28527499A JP 28527499 A JP28527499 A JP 28527499A JP 2001109218 A JP2001109218 A JP 2001109218A
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JP
Japan
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color
test pattern
test
pattern
image
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Application number
JP28527499A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Tanaka
靖幸 田中
Atsushi Kitagawara
淳志 北川原
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジストレーションずれの補正を容易且つ安
価で実現する。 【解決手段】 K(ブラック)のテストパターンは、複
数のラインを平行に並べられたパターンであり、C(シ
アン)のテストパターンは、Kのラインに直交する方向
に段差を設けて形成された階段状のパターンを、Kのラ
インと平行な方向に複数並べたパターンである。レジス
トレーション補正時には、現在の設定状態(レジストレ
ーションずれがないと仮定した状態)で、Cの各階段状
パターンを形成している中央の短ラインが、対応するK
のラインと重なるように、CのテストパターンとKのテ
ストパターン描き、用紙上にテスト画像50Aを形成す
る。ユーザは、テスト画像50A上で、Cのテストパタ
ーンとKのテストパターンが重なって、Cの色目が消え
ている列を目視確認することにより、補正量を把握する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多色画像形成装置
及びレジストレーション補正方法に係り、特に、互いに
異なる色の画像を形成する複数の画像形成手段を備え、
複数の前記画像形成手段によって少なくとも2色以上の
画像を記録媒体上に重ね合わせて記録して多色画像を形
成する多色画像形成装置及びレジストレーション補正方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー画像を印刷する機能を備え
た電子写真複写機やレーザープリンタ等の多色画像形成
装置が急速に普及している。カラー画像を印刷する多色
画像形成装置では、印刷の3原色であるシアン(C)、
マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(Bk)
の各色成分のトナー像を感光体ドラム等の潜像担持体上
に形成し、これら各色成分のトナー像を記録媒体上に重
ねあわせて転写するようになっている。
【0003】多色プリントを行う際に各色の書き出し位
置が微妙にずれていると、各色のトナー像を重ね合わせ
て記録用紙に転写した時に色ずれとして現れ、プリント
品質を低下させることになる。これを解消し、高精度の
多色プリントを行うためには、色ずれ(「レジストレー
ションずれ」とも言う)を補正する書き出し位置制御技
術が必要となる。一般には、中間転写ベルト等に特定の
パタ一ンのトナー像を形成し、CCDカメラ等によって
そのパターンを検出し、パターン検出結果から色ずれ量
を算出して各補正システムに補正量のデータを送出し、
書き出し位置を調整している。
【0004】例えば、特開平5−221069号公報に
は、主にドットインパクトプリンタにおける印字ライン
間での印字ずれを補正するために、チェック用の印字パ
ターンを印字し、この印字結果をCCDカメラで読み取
ってずれ量を求め、このずれ量から補正量を算出して書
き出し位置を調整する技術が開示されている。印字パタ
ーンには、用紙の搬送方向と平行な線(ライン)が提案
されており、撮像した画像から印字したライン間のずれ
量を直接求めるようになっている。
【0005】また、特開平8−286523号公報に
は、タンデム構成の多重画像形成装置において、転写ベ
ルト上に印字した色ずれ検査用パターンをCCDカメラ
を用いて読み取り、レジストレーション補正量を算出
し、書き出し位置を調整する技術が開示されている。
【0006】さらに、特開平10−329381号公報
には、インクジェットプリンタのように往復するプリン
タヘッドを有するプリント装置において、所定量ずらし
た複数の印字パターン(階調ステップパッチ)を印字さ
せ、その光学的濃度によって書き出し位置を調整する技
術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、人間が目視によって、色ずれやその補正量を確
認することは困難であり、自動的に特定のパタ一ンを読
み取って色ずれを検出し、検出した色ずれから補正量を
算出し、書き出し位置を調整する手段が必要であるの
で、コスト的にも、装置の小型化にも不利であった。
【0008】例えば、特開平5−221069号公報及
び特開平8−286523号公報に示される技術では、
特定のパタ一ンを読み取るためにCCDカメラ等のカメ
ラが必要とされる。特に、カメラの解像度には、印字ず
れを保証する精度の2倍程度の光学的精度が必要とさ
れ、解像度が高くなった場合、より一層のコストアップ
につながる。
【0009】また、特開平10−329381号公報に
示される技術では、光学的濃度を検知するセンサが必要
であるとともに、センサに応じて検出する光学的濃度が
理想的な状態になるようにパターンを最適なものに変更
しなければならず手間がかかる。また、解像度が高くな
った場合、色ずれが生じても光学的濃度が変わらなくな
り、判定が困難になる問題がある。
【0010】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、レジストレーションずれの補正を容易且つ
安価で実現できる多色画像形成装置及びレジストレーシ
ョン補正方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、互いに異なる色の画像を
形成する複数の画像形成手段を備え、複数の前記画像形
成手段によって少なくとも2色以上の画像を記録媒体上
に重ね合わせて記録して多色画像を形成する多色画像形
成装置であって、第1の色を使って、所定の方向に亘
り、所定パターンの第1のテストパターンを生成する第
1のテストパターン生成手段と、第2の色を使って、前
記第1のテストパターンを前記所定の方向に複数に分割
し、分割された複数のパターンを前記所定の方向と直交
する方向に互いに段階的にずらした第2のテストパター
ンを生成する第2のテストパターン生成手段と、前記第
1のテストパターン生成手段で生成された前記第1のテ
ストパターンと、前記第2のテストパターン生成手段で
生成された前記第2のテストパターンとを同一の前記記
録媒体上に記録する記録制御手段と、を有することを特
徴としている。請求項1に記載の発明によれば、第1の
パターン生成部によって、第1の色による第1のテスト
パターンが生成され、第2のパターン生成部によって、
第2の色による第2のテストパターンが生成される。記
録制御手段によって、この第1のテストパターンと第2
のテストパターンが同一記録媒体上に記録される。すな
わち、第1の色によって第1のテストパターンが描か
れ、第2の色によって第2のテストパターンが描かれた
記録媒体が得られる。なお、記録媒体は、用紙等の最終
的な記録媒体でもよいし、最終的な記録媒体上に画像を
形成するために、この最終的な記録媒体を搬送する記録
媒体搬送体、最終的な記録媒体に画像を形成する前に、
一旦画像を記録する中間記録媒体でもよい。
【0012】第1のテストパターンは、所定方向に亘る
所定のパターンであり、第2のテストパターンは、第1
のテストパターンを所定の方向に複数に分割し、所定の
方向と直交する方向に、分割された複数のパターン(以
下、「分割パターン」という)を互いに段階的にずらし
たパターンとなっている。従って、記録媒体上では、当
該2色間の所定の方向と直交する方向に色ずれに応じ
て、第2のテストパターンの複数の分割パターンのうち
の第1のテストパターンと一致する分割パターンが変化
する。すなわち、第2のテストパターンの第1のテスト
パターンと一致する位置に基づいて、所定の方向と直交
する方向への第1の色と第2の色間の色ずれを把握する
ことができる。
【0013】なお、請求項2に記載されているように、
前記第1のテストパターンが、前記所定の方向へ延びる
ラインであり、前記第2のテストパターンが、前記所定
の方向と直交する方向の位置を段階的に変化させて複数
のラインを描く階段状のパターンであり、前記記録制御
手段が、前記第1の色及び前記第2の色間に色ずれがな
いと仮定したときに、前記第2のテストパターンを構成
する複数のラインのうちの1つが、前記第1のテストパ
ターンのラインと一致するように記録するとよい。
【0014】更に、請求項3に記載されているように、
前記記録制御手段が、前記第1の色及び前記第2の色間
に色ずれがないと仮定したときに、前記第1のテストパ
ターンと前記第2のテストパターンとがほぼ中央で一致
するように記録するとよい。
【0015】また、請求項4に記載されているように、
前記記録制御手段が、前記第1のテストパターンと前記
第2のテストパターンを、前記所定の方向と直交する方
向に複数並べて記録するとよい。
【0016】また、請求項5に記載されているように、
前記第1のテストパターンと前記第2のテストパターン
とで形成された第1のテスト画像に基づいて、前記第1
の色と前記第2の色の画像形成すべき位置を相対的に補
正する補正手段を更に有するようにするとよい。このと
き、請求項6に記載されているように、前記階段状のパ
ターンの段差分が目盛として機能するようにするとよ
い。
【0017】また、請求項7に記載の発明は、互いに異
なる色の画像を形成する複数の画像形成手段を備え、複
数の前記画像形成手段によって少なくとも2色以上の画
像を記録媒体上に重ね合わせて記録して多色画像を形成
する多色画像形成装置であって、第1の色を使って、共
通の1点を通る複数のラインで構成された第3のテスト
パターンを生成する第3のテストパターン生成手段と、
第2の色を使って、前記第3のテストパターンと同一形
状の第4のテストパターンを生成する第4のテストパタ
ーン生成手段と、前記第3のテストパターン生成手段で
生成された前記第3のテストパターンと、前記第4のテ
ストパターン生成手段で生成された前記第4のテストパ
ターンとを同一の前記記録媒体上に記録する記録制御手
段と、を有することを特徴としている。
【0018】請求項7に記載の発明によれば、第3のパ
ターン生成部によって、第1の色による第3のテストパ
ターンが生成され、第4のパターン生成部によって、第
2の色による第4のテストパターンが生成される。記録
制御手段によって、この第3のテストパターンと第4の
テストパターンが同一記録媒体上に記録される。この第
3と第4のテストパターンは同様のパターンであり、共
通の1点を通る複数のラインで構成された放射線状のパ
ターンとなっている。
【0019】従って、第1の色と第2の色間の僅かな色
ずれに応じて、記録媒体上の第3及び第4のテストパタ
ーンからなるテスト画像が変化する。例えば、第1の色
と第2の色間に色ずれがないと仮定したときに第3と第
4のテストパターンが一致するように描いた場合、僅か
にでも当該2色間に色ずれがあると、記録媒体上の第3
のテストパターンと第4のテストパターンとがずれて、
当該2色の干渉縞、所謂モアレ模様が発生する。また、
このモアレ模様が生じる位置は2色間の色ずれ方向に依
存する。すなわち、このモアレ模様(モアレ模様の発生
/消失/発生位置)に基づいて、第1の色と第2の色間
の色ずれを把握することができる。
【0020】なお、請求項8に記載されているように、
前記記録制御手段が、第1の色及び前記第2の色間に色
ずれがないと仮定したときに、前記第3のテストパター
ンと前記第4のテストパターンとが一致するように記録
するとよい。
【0021】また、請求項9に記載されているように、
前記記録制御手段が、前記第3のテストパターン及び前
記第4のテストパターンを、前記第1の色及び前記第2
の色間に色ずれがないと仮定したときに、互いに所定方
向に所定量だけずれるように更に記録するようにすると
よい。
【0022】また、請求項10に記載されているよう
に、前記第1の色と前記第2の色間の色ずれによって、
前記第3のテストパターンと前記第4のテストパターン
とで形成された第2のテスト画像に生じるモアレ模様に
基づいて、前記第1の色と前記第2の色の画像形成すべ
き位置を相対的に補正する補正手段を更に有するとを有
するとよい。
【0023】さらに、請求項5又は請求項10の多色画
像形成装置は、請求項11に記載されているように、前
記記録媒体上に形成された前記第1のテスト画像又は前
記第2のテスト画像の光学的特性を測定する測定手段を
更に有し、前記補正手段が、前記測定手段により測定さ
れた光学的特性に基づいて、自動的に、前記第1の色と
前記第2の色の画像形成すべき位置を相対的に補正する
ようにするとよい。
【0024】このとき、請求項12に記載されているよ
うに、前記光学的特性が彩度であるとよい。また、請求
項13に記載されているように、前記記録媒体の色が、
第1の色及び第2の色のうち、後から重ねられる色と略
同一であるとよい。
【0025】また、請求項14に記載されているよう
に、前記第1の色及び第2の色の何れか一方を黒色とす
るとよい。
【0026】また、請求項15に記載の発明は、互いに
異なる色の画像を形成する複数の画像形成手段を備え、
複数の前記画像形成手段によって少なくとも2色以上の
画像を記録媒体上に重ね合わせて記録して多色画像を形
成する多色画像形成装置における、前記多色画像の互い
に異なる色間の色ずれを補正するレジストレーション補
正方法であって、第1の色を使って、所定の方向に亘
り、所定パターンの第1のテストパターンを生成し、第
2の色を使って、前記第1のテストパターンを前記所定
の方向に複数に分割し、分割された複数のパターンを前
記所定の方向と直交する方向に互いに段階的にずらした
第2のテストパターンを生成し、前記第1のテストパタ
ーンと前記第2のテストパターンとを同一の前記記録媒
体上に記録し、前記第1のテストパターンと前記第2の
テストパターンとで形成された第1のテスト画像に基づ
いて、前記第1の色と前記第2の色の画像形成すべき位
置を相対的に補正する、ことを特徴としている。
【0027】請求項15に記載の発明によれば、レジス
トレーション補正時に、前述の請求項1に記載の発明と
同様に、第1の色によって、所定の方向に亘り、所定の
パターンの第1のテストパターンが描かれ、第2の色に
よって、第1のテストパターンを所定の方向に複数に分
割し、所定の方向と直交する方向に、分割された複数の
パターンを互いに段階的にずらした第2のテストパター
ンが、同一記録媒体上に描かれる。これにより、記録媒
体上には、第1のテストパターンと第2のテストパター
ンとからなる第1のテスト画像が形成される。
【0028】当該2色間に、所定の方向と直交する方向
に色ずれが生じると、第1のテスト画像における、第1
のテストパターンと一致する第2のテストパターンの位
置が変化する。すなわち、第2のテストパターンの第1
のテストパターンと一致する位置により、所定の方向と
直交する方向への第1の色と第2の色間の色ずれを把握
することができる。これにより、第1のテスト画像上に
基づいて、第1の色と第2の色の画像形成すべき位置を
相対的に補正して、当該2色間の色ずれに応じたレジス
トレーション補正を行うことができる。
【0029】また、請求項16に記載の発明は、互いに
異なる色の画像を形成する複数の画像形成手段を備え、
複数の前記画像形成手段によって少なくとも2色以上の
画像を記録媒体上に重ね合わせて記録して多色画像を形
成する多色画像形成装置における、前記多色画像の互い
に異なる色間の色ずれを補正するレジストレーション補
正方法であって、第1の色を使って、共通の1点を通る
複数のラインで構成された第3のテストパターンを生成
し、第2の色を使って、前記第3のテストパターンと同
一形状の第4のテストパターンを生成し、前記第3のテ
ストパターンと前記第4のテストパターンとを同一の前
記記録媒体上に記録し、前記第1の色と前記第2の色間
の色ずれによって、前記第3のテストパターンと前記第
4のテストパターンとで形成された第2のテスト画像に
生じるモアレ模様に基づいて、前記第1の色と前記第2
の色の画像形成すべき位置を相対的に補正することを特
徴としている。
【0030】請求項16に記載の発明によれば、レジス
トレーション補正時に、前述の請求項7に記載の発明と
同様に、第1の色及び第2の色によって、同様の放射線
状のパターンである第3及び第4のテストパターンが同
一記録媒体上に形成される。これにより、記録媒体上に
は、第3のテストパターンと第4のテストパターンとか
らなる第2のテスト画像が形成される。
【0031】第3と第4のテストパターンは僅かでもず
れて形成されると、第2のテスト画像上にはモアレ模様
が発生する。また、このモアレ模様が生じる位置は2色
間の色ずれ方向に依存する。すなわち、このモアレ模様
(モアレ模様の発生/消失/発生位置)により、第1の
色と第2の色間の色ずれを把握することができる。これ
により、第2のテスト画像上に基づいて、第1の色と第
2の色の画像形成すべき位置を相対的に補正して、当該
2色間の色ずれに応じたレジストレーション補正を行う
ことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明に係
る第1の実施形態について詳細に説明する。
【0033】(第1の実施の形態) (全体構成)図1には、本発明が適用された多色画像形
成装置の概略構成が示されている。図1に示されている
ように、多色画像形成装置10は、シアン(C)、マジ
ェンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色
の画像を形成するために、1つの画像データからC、
M、Y、Kの各色毎の書込み用画像データを生成するI
PS(Image Processing System:画像処理システム)
12を備えている。
【0034】また、多色画像形成装置10には、C、
M、Y、Kの各色用に、矢印A方向(図1において、時
計回り)に定速回転する円筒状の感光体14C、14
M、14Y、14Kが、図1における右から左へと順に
並んで配設されている。また、各感光体14C、14
M、14Y、14Kに対応して、順に光走査装置(以
下、「ROS」という)16C、16M、16Y、16
Kが設けられている。
【0035】IPS12によって生成されたC、M、
Y、Kの各色毎の書込み用の画像データは、それぞれR
OSI/F(インタフェース)18C、18M、18
Y、18Kを介して、ROS16C、16M、16Y、
16Kへ送信されるようになっている。ROS16C、
16M、16Y、16Kは、各々この画像データに基づ
いて、レーザビームを出射し、図1の紙面に対して垂直
な方向に走査しながら、感光体14C、14M、14
Y、14Kに向けて照射するようになっている。
【0036】以下、感光体14C、14M、14Y、1
4Kの周辺について説明するが、感光体14C、14
M、14Y、14Kの周辺部は同様の構成であるため、
特に区別しないときは、符号末尾の各色を示す英字(C
/M/Y/K)省略して説明する。
【0037】感光体14の周面近傍で、ROS16によ
るレーザビームの照射位置(矢印B参照)よりも感光体
14の回転方向上流側には、帯電器20が配設されてい
る。帯電器20は、感光体14を一様に帯電させる。帯
電器20により一様に帯電された感光体14は、図1に
示される矢印A方向に回転することによってレーザビー
ムの副走査がなされ、感光体14上に潜像が形成され
る。すなわち、感光体14上にIPS12からの書込み
用画像データに対応するラスタ画像が形成される。
【0038】また、ROS16によるレーザビームの照
射位置よりも感光体14の回転方向下流側には、感光体
14の周面に対向して、感光体14にトナーを供給する
現像器22が配設されている。詳しくは、感光体14C
にはシアンのトナー、感光体14Mにはマジェンダのト
ナー、感光体14Yにはイエローのトナー、感光体14
Kにはブラックのトナーが供給される。
【0039】現像器22から供給されたトナーは、RO
S16によってレーザビームが照射された部分に付着す
るようになっている。これにより感光体14にトナー像
が形成される。感光体14C、14M、14Y、14K
には、それぞれマジェンダ、シアン、ブラックのトナー
像が形成される。
【0040】各感光体14の現像器22の配設位置より
も回転方向下流側(図1における感光体14C、14
M、14Y、14Kの軸芯垂下位置)には、有色又は透
明のフィルムからなる無端ベルト状の転写ベルト24が
配置されている。この転写ベルト24は、複数の巻きか
けローラ26に張架され、モータ28の駆動により矢印
C方向に搬送されるようになっている。
【0041】また、転写ベルト24上には、用紙30
が、用紙吸着ローラ32によって給紙トレイ(図示省
略)から吸着されて、供給されるようになっている。転
写ベルト24上に供給された用紙30は、転写ベルト2
4の搬送によって、感光体14C、14M、14Y、1
4Kの順に案内される。
【0042】転写ベルト24を挟んで各感光体14と対
向する位置には、転写用帯電体34が配設されている。
転写用帯電体34は、転写ベルト24によって軸芯垂下
位置に案内された用紙30に、感光体14に形成された
トナー像を転写する。すなわち、用紙30上には、シア
ン、マジェンダ、イエロー、ブラックのトナー像が順番
に重ねあわせて転写され、多色トナー像が形成される。
多色トナー像が転写された用紙30は、定着器(図示省
略)へと搬送され、定着処理が施された後、装置外へと
排出される。これにより、IPS12からの書込み用画
像データに対応するカラー画像が形成された用紙30が
得られる。
【0043】また、転写用帯電体34の配設位置よりも
感光体14の回転方向下流側には、感光体14に対向し
て、クリーナー36が配設されている。クリーナー36
により、転写後に感光体14の表面に残留しているトナ
ーが除去される。
【0044】また、多色画像形成装置10には、IOT
(Image Output Terminal)コントローラ38、モータ
・コントローラ40、レジ・コントローラ42が備えら
れている。
【0045】IOTコントローラ38は、画像形成処理
が開始されると、各ROSI/F18C、18M、18
Y、18Kに画像データの書込み開始を指示する信号
(以下、「書込み開始信号」という)を送信するととも
に、モータ・コントローラ40にモータ28の駆動開始
を指示する信号(以下、「駆動開始信号」という)を送
信するようになっている。また、画像形成処理が終了す
ると、モータ・コントローラ40にモータ28の駆動停
止を指示する信号(以下、「駆動停止信号」という)を
送信するようになっている。モータ・コントローラ40
は、IOTコントローラ38による制御を受けて、モー
タ28を駆動開始/停止させるようになっている。
【0046】各ROSI/F18C、18M、18Y、
18Kは、IOTコントローラ38からの書込み開始信
号を受けると、各々予め設定されている書込み開始タイ
ミングに従って、IPS12からの書込み用画像データ
をROS16C、16M、16Y、186へ供給する。
これにより、感光体14C、14M、14Y、14K上
に、IPS12からの書込み用画像データに対応するラ
スタ画像の形成が開始される。
【0047】なお、各ROSI/F18C、18M、1
8Y、18Kに設定されている書込み開始タイミング
(詳しくは、各ROSI/F18がROS16へ画像デ
ータを供給するタイミング)は、レジ・コントローラ4
2によって、設定(修正)されるようになっている。詳
しくは、レジ・コントローラ42は、コンソール44を
介してユーザにより入力された補正量に基づいて、書込
み開始タイミングが設定(修正)されるようになってい
る。すなわち、レジ・コントローラ42が、本発明の補
正手段に対応する。
【0048】なお、この書込み開始タイミングの設定
(修正)処理は、ユーザによって、コンソール44を介
して、レジストレーション補正処理の実行指示が入力さ
れると行われるようになっている。
【0049】IOTコントローラ38は、レジストレー
ション補正処理の実行が指示されると、レジ・コントロ
ーラ42に対して、予め記憶されている所定のレジスト
レーションずれ検知用のパターンデータ(以下「テスト
パターンデータ」と略す)の発生を指示するようになっ
ている。レジ・コントローラ42は、この指示を受け
て、テストパターンデータを発生させ、C、M、Y、K
の各色毎のテストパターンデータを、各ROSI/F1
8C、18M、18Y、18Kに送信するようになって
いる。すなわち、レジ・コントローラ42が、本発明の
第1及び第2のテストパターン生成手段に対応する。
【0050】テストパターンを受信した各ROSI/F
18C、18M、18Y、18Kは、IPS12からの
書込み用画像データの代わりに、このテストパターンデ
ータを、設定されている書込み開始タイミングに従って
ROS16へと送信する。これにより、テストパターン
データに対応するラスタ画像が感光体14上に形成さ
れ、設定されている書込み開始タイミングに基づいて、
テストパターンデータに対応するカラー画像(「テスト
画像」という)50が形成された用紙30が得られる。
すなわち、各ROSI/F18C、18M、18Y、1
8Kが、本発明の記録制御手段に対応し、用紙30が記
録媒体に対応する。
【0051】(テスト画像)次に、テスト画像50Aに
ついて説明する。図2、3には、Kを基準色とした場合
の、Kに対するCのずれを補正するためのテスト画像5
0Aの概略図が示されている。図2、3に示されるよう
に、テスト画像50Aは、Kのテストパターン52とC
のテストパターン54とを重ね合わせて形成されてい
る。
【0052】Kのテストパターン52は、図2(A)に
示されるように、複数のライン(以下、「長ライン」と
いう)が平行に並べられたパターンになっている(すな
わち、各ラインが、本発明の第1のテストパターンに対
応している)。なお、各ラインの幅(太さ)は1画素と
なっている。
【0053】Cのテストパターン54は、図2(B)に
示されるように、Kのラインと平行な所定の長さの複数
のライン(以下、「短ライン」という)を、Kのライン
に直交する方向に段差を設けて配置することにより形成
された階段状のパターンが、Kのラインと平行な方向に
複数並べられたパターンとなっている(すなわち、各階
段状のパターンが、本発明の第2のテストパターンに対
応している)。Cの各階段状パターンは、Kの各長ライ
ンと対応しており、レジストレーションずれがない場合
は、Cの各階段状パターンを形成している中央の短ライ
ンが、対応するKの長ラインと重なるようになってい
る。なお各短ラインの幅は1画素となっており、階段状
パターンの段差も1画素になっている。
【0054】用紙30には、図2(C)に示されるよう
に、このKのテストパターン52とCのテストパターン
54を重ね合わせた画像が、テスト画像50Aとして形
成される(すなわち、テスト画像50Aが、本発明の第
1のテスト画像に対応する)。このテスト画像50Aの
拡大図を図3に示す。
【0055】通常、レジストレーションずれが無い場合
は、図3に示されているように、Cのテストパターン5
4の各階段状パターンを形成している中央の短ライン
が、Kのテストパターン52を形成している各長ライン
の中央で重なり、この部分でCの色目が消えるようにな
っている。また、Kの長ラインの中央から左右に離れる
に従って、Kの長ラインに対してCの短ラインが1画
素、2画素…とずれて、Cの色目が確認されるようにな
っている。
【0056】ユーザは、用紙30に形成されたテスト画
像50Aにおいて、Cの色目が中央で消えている場合
は、Kのラインと直交する方向へ、Kに対してCがはず
れていない状態、すなわちレジストレーションずれなし
と判断できる。中央以外の部分でCの色目が消えている
場合は、色目が消えている位置に対応する画素分だけ、
Kに対してCが、Kのラインと直交する方向へずれてい
ると判断することができる。
【0057】なお、Kの長ラインとCの階段状パターン
とは各1つずつでもよいが、これらを複数並べて描くこ
とにより、上記の現象が平面的に広がりを持って(面積
を持って)現れるので、目視確認し易い。また、後述す
るCCD等の光学センサを用いて自動的に補正量を算出
する場合に、多色画像形成装置10の高解像度化に伴っ
て光学センサに対する解像度の要求が高くなることもな
い。
【0058】M、YについてもCと同様のテストパター
ン54を形成して、Kのテストパターン52と重ね合わ
せてテスト画像50Aを得ることにより、レジストレー
ションずれを検知することができる。本実施の形態で
は、一例として、図4に示されるように、用紙30に
は、Kに対するC、M、Y各色のテスト画像50Aが、
用紙30の搬送方向(すなわち、副走査方向を示し、以
下、「Y方向」という)、及びそれに直交する方向(す
なわち主走査方向を示し、以下、「X方向」という)に
それぞれ形成されるようになっている。なお、用紙30
には、これら6つのテスト画像50A全てが形成されな
くてもよく、何れか1つのテスト画像50Aだけが形成
されるようにしてよいし、2つ以上のテスト画像50A
の組合せが形成されるようにしてもよい。
【0059】図4に示す例では、各テスト画像50Aの
下方に、「C」、「M」、「Y」の何れかの文字が印字
されており、当該テスト画像50Aが、Kに対するC、
M、Yのうちの何れの色のずれ(レジストレーションず
れ)を検知するためのテスト画像50Aであるのかを示
している。
【0060】KのラインがX方向と平行なテスト画像5
0A(図4の上部に示される3つのパターン)では、K
に対するC、M、Y各色のY方向の色ずれに対する補正
量を把握することができる。各パターンの下方には、K
に対する補正量が何画素分であるのかを示す目盛56A
が印字されている。
【0061】ユーザはC、M、Yの色目が消えている列
の目盛56Aを読み取ることにより、Kに対するC、
M、YのY方向の色ずれに対する補正量を、目視によっ
て容易に把握できるようになっている。この補正量は、
副走査方向の書出しタイミングの設定に利用される。な
お、図4では、Kに対してC、M、YがY方向にずれて
いる場合を正、Y方向と逆方向へずれている場合を負と
している。
【0062】Kのラインが、Y方向と平行なテスト画像
50A(図4の下部に示される3つのパターン)では、
Kに対するC、M、Y各色のX方向の色ずれに対する補
正量を把握することができる。各パターンの右方には、
Kに対する補正量が何画素分であるのかを示す目盛56
Bが印字されている。
【0063】ユーザは、C、M、Yの色目が消えている
列の目盛56Bを読み取ることにより、Kに対するC、
M、YのX方向の色ずれに対する補正量を、目視によっ
て容易に把握することができる。この補正量は、主走査
方向の書出しタイミングの設定に利用される。なお、図
4では、Kに対してC、M、YがX方向へずれている場
合を正、X方向と逆方向へずれている場合を負としてい
る。
【0064】(作用)次に、本実施の形態の作用を説明
する。まず、通常のカラー画像形成処理について説明す
る。
【0065】通常のカラー画像形成処理時は、多色画像
形成装置10では、IPS12によって、所望のカラー
画像データからC,M、Y、Kの各色毎の書込み用画像
データが生成される。生成されたC、M、Y、K各色の
書込み用画像データは、それぞれ、ROSI/F18
C、18M、18Y、18Kへ送信される。
【0066】また、IOTコントローラ38から、RO
SI/F18C、18M、18Y、18Kへ書込み開始
信号が送信される。ROSI/F18C、18M、18
Y、18Kは、IOTコントローラ38から書込み開始
信号を受信すると、各々設定されている書込みタイミン
グで、IPS12からの書込み用画像データをROS1
6C、16M、16Y、16Kへ送信する。ROS16
C、16M、16Y、16Kでは、受信した書込み用画
像データに基づいてレーザビームを出射する。これによ
り、感光体14C、14M、14Y、14K上に書込み
用画像データに対応するラスター画像の潜像が形成され
る。感光体14C、14M、14Y、14Kには、現像
器22によって形成された潜像に対してそれぞれC、
M、Y、Kのトナーが供給され、トナー像が形成され
る。
【0067】また、IOTコントローラ38からは、所
定のタイミングで駆動開始信号がモータ・コントローラ
40へと送信され、モータ・コントローラ40は駆動開
始信号を受けてモータ28の駆動を開始する。これによ
り、転写ベルト24が矢印C方向へと駆動され、用紙吸
着ローラ32によって転写ベルト上に供給された用紙3
0が感光体14C、14M、14Y、14Kと順に案内
され、C、M、Y、Kのトナー像が順番に重ね合わせて
用紙30に転写され、多色トナー像が形成される。多色
トナー像が形成された用紙30は、定着処理が施され
て、装置外へと排出される。
【0068】次に、レジストレーションずれ補正処理に
ついて説明する。
【0069】レジストレーションずれ補正処理時は、多
色画像形成装置10では、IOTコントローラ38によ
って、レジ・コントローラ42に対してテストパターン
データの生成が指示される。レジ・コントローラ42
は、C、M、Y、Kの各色毎にテストパターンデータを
生成する。生成されたC、M、Y、K各色のテストパタ
ーンデータは、それぞれROSI/F18C、18M、
18Y、18Kに送信される。
【0070】また、IOTコントローラ38から、RO
SI/F18C、18M、18Y、18Kへ書込み開始
信号が送信される。ROSI/F18C、18M、18
Y、18Kは、IOTコントローラ38から書込み開始
信号を受信すると、IPS12からの書込み用データの
代わりに、レジ・コントローラ42からのテストパター
ンデータを、各々設定されている書込みタイミングで、
ROS16C、16M、16Y、16Kへ送信する。以
降、通常のカラー画像形成処理と同様の処理によって、
図4に示されるテスト画像50Aが形成された用紙30
が得られる。
【0071】図5には、Y方向へのCの色ずれに対する
補正量を把握するためのテスト画像50A(図4の左上
のパターン)の拡大図が示されている。図5において、
(A)はレジストレーションずれが無い場合、(B)、
(C)はレジストレーションずれが生じている場合に、
用紙30に形成されるテスト画像50Aである。
【0072】レジストレーションずれが無い場合は、図
5(A)に示されるように、中央でCの色目が消えてい
ることが確認できる。これに対して、図5(B)では、
中央から右2列目、すなわち中央よりもCのラインが2
画素分前方に形成される列で、Cの色目が消えているこ
とが確認できる。したがって、ユーザは、Kに対してC
を2画素分前方(Y方向)にずらすことにより、レジス
トレーションずれを補正できると判断することができ
る。
【0073】また、図5(C)では、中央とその右隣の
列において、ほぼ同等にCの色目が消えていることが確
認でき、ユーザはKに対してCが0.5画素分前方(Y
方向)にずらすことにより、レジストレーションずれを
補正することができると判断することができる。
【0074】ユーザは、同様に、テスト画像50Aが形
成された用紙30から、Kに対するC、M、Y各色のX
方向及びY方向の色ずれに対する補正量を目視判断す
る。ユーザは、この各補正量を、コンソール44を介し
て多色画像形成装置10に入力する。
【0075】例えば、コンソール44がディスプレイ等
の表示手段とキーボード等の入力手段からなる場合、図
6に示されるような、レジストレーション調整画面60
をディスプレイに表示させ、キーボードを操作すること
によって、Kに対するC、M、Y各色のX方向及びY方
向の補正量を入力する。例えば、図5(B)のように、
Kに対してCが2画素分前方(Y方向)にずれた位置で
Cの色目が消えている場合は、CのY方向に「2」と入
力する。
【0076】レジ・コントローラ42は、入力された補
正量に従って、ROSI/F18C、18M、18Y、
18Kの主走査方向及び副走査方向の書込みタイミング
を設定(修正)する。以降、この設定された書込みタイ
ミングに従って、通常のカラー画像形成処理が行われ
る。
【0077】このように、第1の実施の形態では、目視
によって、レジストレーションずれの補正量を容易に把
握することができ、CCDカメラ等のパターンを検知す
る手段や、その検知結果から自動的に色ずれを検出して
補正量を算出する手段が不要となる。したがって、低コ
スト化、及び装置の小型化を図ることができる。
【0078】なお、上記では、C、M、Yのテストパタ
ーン54、すなわち階段状パターンの段差を1画素と
し、約0.5画素単位でのレジストレーションずれの補
正が可能となっているが、本発明はこれに限定されるも
のではない。必要に応じて、段差を2画素以上に設定す
れば、位置合わせの精度を下げることもできる。これ
は、ラインの幅や、階段状パターンの段差を2画素以上
にすることだけで実施できる。また、複数のパターンを
組み合わせて、粗調用、微調整用のパターンとして利用
することもできる。
【0079】また、上記では、目視確認し易いように、
Kを基準色として、Kに対する他の色(C、M、Y)の
色すれを補正する例を示したが、K以外の色を基準色と
してもよい。ただし、K以外の色を基準色とした場合、
基準色とその他の色が重なっても、その他の色の影響が
画像上に残って目視確認し難いため、Kを基準色とする
ことが望ましい。
【0080】また、テスト画像は、上記で説明したテス
トパターン(図2、3参照)により形成されるものに限
定されるものではなく、目視によって色ずれ(補正量)
を把握できればよい。他のテストパターンにより形成さ
れるテスト画像ついて、第2の実施の形態として以下に
説明する。
【0081】(第2の実施の形態)図7には、第2の実
施の形態におけるテスト画像50Bが示されている。な
お、以下では、Kを基準色とした場合の、Kに対するC
のずれを補正するためのテスト画像50Bについて説明
する。
【0082】テスト画像50Bは、Kのテストパターン
62とCのテストパターン64とを重ね合わせて形成さ
れる。Kのテストパターン62もCのテストパターン6
4も同一形状同一サイズであり、図7に示されるように
円中心を通る複数のラインで構成された放射線状パター
ンとなっている(この放射線状パターン62、64が、
本発明の第3及び第4のテストパターンに対応する)。
【0083】レジストレーション補正処理時には、この
放射線状パターンに対応するテストパターンデータが、
第1の実施の形態と同様に、レジ・コントローラ42に
よって生成され、ROS/IF18C、18Kへと送信
される。なお、Kに対するM、Yの色ずれを補正する場
合は、ROS/IF18Kとともに、ROS/IF18
M、18Yへ同様にテストパターンデータが送信され
る。すなわち、レジ・コントローラ42が、本発明の第
3、第4のテストパターン生成手段に対応する。
【0084】用紙30には、このKのテストパターン6
2とCのテストパターン64が一致するように重ねて転
写され、テスト画像50Bが形成されるようになってい
る(テスト画像50Bが、本発明の第2のテスト画像に
対応する)。
【0085】すなわち、レジストレーションずれが無い
場合は、用紙30上には、Cのテストパターン64の上
に、Kのテストパターン62が正確に重ねられて形成さ
れるようになっており、KとCの放射線状パターンが一
致する。したがって、Cの色目が消え、目視では、Kの
放射線状パターンだけが確認される。
【0086】一方、レジストレージョンずれが生じてい
る場合は、用紙30上のKの放射線状パターンとCの放
射線状パターンとの間にずれが生じ、そのずれ量が微小
であっても、Kの色目とCの色目によって所謂モアレ模
様(KとCの干渉縞)が形成されるようになっている。
このモアレ模様は平面的に広がりを持った(面積を有す
る)パターンであるので、目視でも容易に確認すること
ができる。このモアレ模様は、円中心に対して、Kに対
するCの色ずれ方向(レジストレーションずれ方向)と
直交する方向に顕著に表れる。
【0087】例えば、Kに対してCがX方向(主走査方
向)にずれている場合は、図8(A)に示されるよう
に、テスト画像50Bには、円中心を挟んで、Y方向
(副走査方向)にモアレ模様が略点対称に発生する。K
に対してCがY方向にずれている場合は、図8(B)に
示されるように、円中心を挟んで、X方向にモアレ模様
が略点対称に発生する。また、Kに対してCがX方向に
もY方向にもずれている場合は、図8(C)のように、
円中心を挟んで、斜め方向にモアレ像が点対称に発生す
る。
【0088】このように、Kに対するCの色ずれ方向に
よって、テスト画像50Bのモアレ模様が発生する場所
が異なるようになっている。ユーザは、モアレ模様が発
生する場所により、目視によって、Kに対するCの色ず
れ方向、すなわち色ずれを補正するためにCをずらす方
向を把握することができる。
【0089】また、Kに対する色ずれ方向によって、テ
スト画像50Bのモアレ模様が発生する場所が異なる性
質を利用して、予めKとCのテストパターンを8方向に
所定量だけずらして、複数のテスト画像50Bを形成す
ることにより、より定量的に色ずれに対する補正量を把
握することもできる。
【0090】例えば、図9には、用紙30中央を中心に
して、縦横斜めに5個ずつ並べられて、計17個のテス
ト画像50Bが形成されている。なお、図9において、
縦方向がY方向(副走査方向)、横方向がX方向(主走
査方向)に対応している。
【0091】図9において、中央のテスト画像50B
が、Kに対するCのテストパターンがX方向にもY方向
にもずらされていないテスト画像となっている。
【0092】中央のテスト画像50Bを含むX方向並ん
だ5個のテスト画像50Bは、Y方向には、Kに対する
Cのテストパターンのずれは0であるが、X方向には、
左から順に、−2、−1、0、1、2画素分だけ、予め
Kに対してCのテストパターンがずらされている。
【0093】また、中央のテスト画像50Bを含むY方
向並んだ5個のテスト画像50Bは、X方向には、Kに
対するCのテストパターンのずれは0であるが、Y方向
には、下から順に、−2、−1、0、1、2画素分だ
け、予めKに対してCのテストパターンがずらされてい
る。
【0094】また、中央のテスト画像50Bを含む右上
がりに斜め方向に並んだ5個のテスト画像50Bは、右
下から順に、−2、−1、0、1、2画素分だけX方向
にもY方向にも、予めKに対してCのテストパターンが
ずらされている。左上がりに斜め方向に並んだ5個のテ
スト画像50Bは、左下から順に、X方向には2、1、
0、−1、−2画素分だけ、Y方向には、−2、−1、
0、1、2画素分だけ予めKに対してCのテストパター
ンがずらされている。
【0095】図9のように、複数のテスト画像50Bを
用紙30に形成する場合、レジストレーションずれが生
じていない場合は、中央のテスト画像50Bでは、Kと
Cのテストパターン62、64が一致するので、モアレ
模様は生じないが、他のテスト画像50Bでは、予めK
とCのテストパターン62、64がずらされているの
で、モアレ模様が発生する。すなわち、ユーザは、中央
の中央のテスト画像50Bにモアレ模様が発生していな
い場合は、レジストレーションずれが生じていないと判
断することができる。
【0096】レジストレーションずれが生じている場合
は、このレジストレーションずれの方向及びずれ量に応
じて、中央以外のテスト画像50Bの何れかにおいて、
KとCのテストパターン62、64が一致し、Cの色目
が消えて、モアレ模様が消えるパターンができる。ユー
ザはモアレ模様が発生していないテスト画像50Bか
ら、Kに対するCの色ずれの補正量を把握することがで
きる。
【0097】例えば、Kに対してCがX方向に2画素分
だけずれている場合は、Kのテストパターン62に対し
てCのテストパターン64を予めX方向に−2画素分だ
けずらしたテスト画像50B(図9の左中央)におい
て、モアレ模様が消える。ユーザはKに対してCの画像
形成位置を−2画素分だけずらすことで、レジストレー
ションずれを補正できると判断することができる。ユー
ザは、第1の実施の形態と同様に、コンソール44を介
して、把握したこの補正量を多色画像形成装置10に入
力すればよい。
【0098】なお、Cの代わりにMやYのテストパター
ンを同様に形成して、Kのテストパターンと重ねてテス
ト画像を形成すれば、ユーザは、同様に、Kに対するM
やYの色ずれの補正量を把握することができる。
【0099】このように、第2の実施の形態において
も、目視によって、レジストレーションずれの補正量を
容易に把握することができ、CCDカメラ等のパターン
を検知する手段や、その検知結果から自動的に色ずれを
検出して補正量を算出する手段が不要となる。したがっ
て、低コスト化、及び装置の小型化を図ることができ
る。
【0100】なお、上記第1及び第2の実施の形態で
は、ユーザが目視によって補正量を把握して、当該補正
量を多色画像形成装置10に入力する場合を例に説明し
たが、自動的に補正量が算出されるようにしてもよい。
この場合の多色画像形成装置について、第3の実施の形
態として以下に説明する。
【0101】(第3の実施の形態)図10には、第3の
実施の形態の多色画像形成装置10が示されている。な
お、図10では、図1と同様の部材については同一の符
号を付与しており、ここでは詳細な説明は省略する。
【0102】この多色画像形成装置10は、レジストレ
ーション補正時に用紙を転写ベルト24上に供給せず、
転写ベルト24上に各感光体14のトナー像が転写され
るようになっている。すなわち、転写ベルト24上に、
各色のテストパターンが順に重ね合わされてテスト画像
形成される。すなわち転写ベルト24が、本発明の記録
媒体に対応する。なお、前述の第1、第2の実施の形態
と同様に、用紙30上にテストパターンを形成するよう
にしても構わない。
【0103】図10に示されるように、多色画像形成装
置10には、感光体14Kよりも転写ベルト24の搬送
方向下流側に、本発明の測定手段に対応する光学センサ
70が設けられている。この光学センサ70は、RGB
の各色成分毎に色を測定するカラーセンサであり、その
測定面は転写ベルト24に向けて配置されている。例え
ば、光学センサ70としては、光入射側にR、G、Bの
何れかの色分解フィルタを設けられた複数のCCDを利
用することができる。
【0104】すなわち、この光学センサ70によって、
転写ベルト24上に形成されたテスト画像を、RGBの
各色成分毎に読み取ることができる。なお、この読み取
り結果は、R、G、Bの色信号として、レジ・コントロ
ーラ42Aへと送信されるようになっている。
【0105】レジ・コントローラ42Aは、前述のレジ
・コントローラ42の機能を担う手段の他に、図11に
示されるように、色空間変換処理部72、彩度変換処理
部74、色ずれ判定部76を含んで構成されている。
【0106】色空間変換処理部72には、光学センサ7
0からのR、G、Bの色信号が入力され、RGB表色系
で表現したテスト画像の色が得られる。色空間変換処理
部72では、このRGB表色系の色を、均等色空間であ
るL***表色系へ変換して、明度指数L*、知覚色度
*、b*を求める。
【0107】彩度変換処理部74では、色空間変換処理
部72で求められた明度指数L*、知覚色度a*、b*
ら、式(1)の演算により彩度C*が求められる。
【0108】
【数1】
【0109】なお、無彩色(グレイカラーで、白や黒も
含む)の場合、この彩度C*の値は0になる。
【0110】色ずれ判定部76では、彩度変換処理部7
4で求められた彩度C*に基づいて、色ずれ(レジスト
レーションずれ)が発生しているかを判断し、色ずれが
発生している場合は、ROS/IFに当該色ずれを補正
する補正量を設定するようになっている。
【0111】なお、彩度C*により色ずれ判定を行うた
めに、転写ベルト24は、無彩色のフィルムとすること
が望ましい。また、レジ・コントローラ42Aによっ
て、自動的に補正量が求められるので、コンソール44
は不要となる。
【0112】また、光学センサ70よりも、更に転写ベ
ルト24の搬送方向下流側には、クリーナー78が設け
られている。クリーナー78は、転写ベルト24表面に
残っているトナー等をクリーニングする。すなわち、転
写ベルト24上に形成されたテスト画像は、光学センサ
70で読み取られた後、クリーナー78によって取り除
かれるようになっている。
【0113】図12には、上記構成の多色画像形成装置
10によって、第1の実施の形態で説明したテスト画像
50Aを形成した場合の様子が示されている。なお、こ
こでは、一例として、転写ベルト24の用紙30が載置
される位置よりも外側の両端部に、搬送方向下流側から
順に、Kに対するC、M、K各色のY方向(副走査方
向)のレジストレーションずれを測定するためのテスト
画像50Aが形成される場合について説明する。
【0114】光学センサ70では、転写ベルト24の搬
送によって、Kに対するC、M、K各色のY方向のレジ
ストレーションずれを測定するためのテスト画像50A
を順次読み取って、R、G、Bの色信号をレジ・コント
ローラ42へ送信する。レジ・コントローラ42では、
このR、G、Bの色信号から彩度C*を求め、彩度C*
略0となる列を検出し、当該列をC、M、Yの色目が消
えている列と判断して、補正量が決定される。なお、上
記では説明の簡便さのために、Y方向のレジストレーシ
ョンずれを測定する場合についてのみ説明したが、X方
向についても同様に行うことができる。
【0115】また、第2の実施の形態で説明したテスト
画像50Bを用いる場合も、同様に、光学センサ70で
形成したテスト画像50Bを読み取り、彩度C*を求め
ることで、レジずれを検出し補正量を決定することがで
きる。例えば、図9で示したように、予めKのテストパ
ターン62とC、M、Yのテストパターン64間に所定
のずれを与えた複数のテスト画像50Bを形成し、彩度
*が略0となるテスト画像50Bを検出することによ
り補正方向及び補正量を決定することができる。
【0116】また、例えば、図13に示されるように、
光学センサ70を主走査方向(X方向)に3つ並べて配
置し、転写ベルト24の搬送によって、テスト画像50
Bの8ポイント(P−NW、P−N、P−NE、P−
W、P−E、P−SW、P−S、P−SE)の色を読み
取る。レジ・コントローラ42によって、これら8つの
R、G、Bの色信号(RGB−NW、RGB−N、RG
B−NE、RGB−W、RGB−E、RGB−SW、R
GB−S、RGB−SE)をそれぞれ彩度C*に変換す
ると、モアレ模様が発生しているポイントでは色目が観
測されるので彩度C*の値が略0とならず、モアレ模様
が発生していないポイントは彩度C*の値が略0とな
る。色ずれ判定部76において、モアレ模様が発生して
いるポイントにはフラグ1が立ち、その他が0になるよ
うに設定すると、表1のように、フラグの状態によって
色ずれ方向(図14参照)を求めることができ、この色
ずれ方向に対して所定の補正量を設定する。
【0117】
【表1】
【0118】全てのポイントのフラグ状態が0になるま
で、すなわち全てのポイントでモアレ模様なくなるま
で、上記を繰り返し行うことによって、レジストレーシ
ョン補正を高精度で行うことができる。
【0119】このように、光学センサ70によってテス
ト画像を読み取ることにより、自動的にレジストレーシ
ョン補正を行うことができる。このとき、平面的に広が
りを持つ現象(色目の消えた列、モアレ模様)を観測す
ることにより色ずれを判定するので、低解像度の光学セ
ンサ70で実現可能である。
【0120】また、上記ではC、M、Yのテストパター
ン(トナー像)の上にKのテストパターン(トナー像)
が形成されるので、転写ベルト24を反射率の低い黒色
のフィルムで形成すれば、光学センサ70は白黒の濃淡
を測定できればよい。これにより、例えば光学センサ7
0を白黒のCCDカメラとすることができ、またレジ・
コントローラ42Aの構成をさらに簡略化することがで
き、低コスト化を図ることができる。また、光学センサ
70に、特定波長域をカットあるいは特定波長域のみを
パスする光学フィルタを設け、特定の色(例えばC等)
のみを測定されるようにすることによっても、白黒のC
CDカメラとすることができ、レジ・コントローラ42
Aの構成をさらに簡略化することができる。
【0121】また、従来より、濃度及び階調再現制御に
もカラーCCDカメラ等の光学センサを用いてプロセス
制御を行っており、テスト画像を読み取る光学センサ7
0として、濃度及び階調再現制御用の光学センサを利用
してもよい。
【0122】また、上記では基準色をKとした場合につ
いて説明したが、当然ながらK以外の色を基準色として
もよい。K以外の色を基準色とする場合は、色度を求め
る(彩度と色相から計算する)ことにより色ずれを把握
することができる。
【0123】上記第1、2、3の実施の形態では、タン
デム型の多色画像形成装置について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、2色以上で画像を形
成する多色画像形成装置であればよい。例えば、図15
に示されるような、感光体ドラム80上で、色重ねを行
うIOI(Image On Image)方式の多色画像形成装置8
2に本発明を適用してもよい。この場合、感光体ドラム
80上に、Y、M、Cのトナー像が形成され、その上に
Kのトナー像が形成される構成となっており、テスト画
像も、転写ベルト24上ではなく、感光体ドラム80上
に形成される。従って、光学センサ84によって、感光
体ドラム80上のテスト画像を検知するように変更して
いる。
【0124】
【発明の効果】上記に示したように、本発明では、レジ
ストレーションずれの補正を容易且つ安価で実現できる
という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1及び第2の実施の形態における多色画像
形成装置の概略構成図である。
【図2】 第1の実施の形態におけるレジストレーショ
ンずれを検知するためのパターン(テストパターン)を
説明するための図である。
【図3】 第1の実施の形態におけるレジストレーショ
ンずれを検知するためのパターンの拡大図である。
【図4】 第1の実施の形態におけるレジストレーショ
ンずれを検知するためのパターンを用紙上に形成した例
を示す図である。
【図5】 第1の実施の形態におけるレジストレーショ
ンずれを検知するためのパターンにおける、レジストレ
ーションずれと色目の消える列の関係について説明する
ための図であり、(A)はレジストレーションずれが生
じていない場合、(B)、(C)はレジストレーション
ずれが生じている場合のパターンの拡大図を示す。
【図6】 レジストレーション調整画面の例である。
【図7】 第2の実施の形態におけるレジストレーショ
ンずれを検知するためのパターンを示す図である。
【図8】 第2の実施の形態におけるレジストレーショ
ンずれを検知するためのパターンにおける、レジストレ
ーションずれとモアレ模様の関係について説明するため
の図であり、(A)はX方向、(B)はY方向、(C)
はX方向及びY方向にレジストレーションずれが生じて
いる場合のパターンである。
【図9】 第2の実施の形態におけるレジストレーショ
ンずれを検知するためのパターンを用紙上に形成した例
を示す図である。
【図10】 第3の実施の形態における多色画像形成装
置の概略構成図である。
【図11】 第3の実施の形態におけるレジ・コントロ
ーラの構成を示すブロック図である。
【図12】 第3の実施の形態において、第1の実施の
形態のパターンを用いてレジストレーションずれを補正
する場合を説明するための図である。
【図13】 第3の実施の形態において、第2の実施の
形態のパターンを用いてレジストレーションずれを補正
する場合を説明するための図である。
【図14】 表1に示される方向を定義するための図で
ある。
【図15】 その他の実施の形態における多色画像形成
装置の概略構成図である。
【符号の説明】
10 多色画像形成装置 14C、14M、14Y、14K 感光体 16C、16M、16Y、16K ROS 18C、18M、18Y、18K ROSI/F(記
録制御手段) 20 帯電器 22 現像器 24 転写ベルト(記録媒体) 28 モータ 30 用紙(記録媒体) 34 転写用帯電体 38 IOTコントローラ 40 モータ・コントローラ 42、42A レジ・コントローラ(第1、
第2、第3、第4のテストパターン生成手段、補正手
段) 44 コンソール 50A テスト画像(第1のテスト画像) 50B テスト画像(第2のテスト画像) 52、54 テストパターン 62、64 テストパターン 70 光学センサ(測定手段) 72 色空間変換処理部 74 彩度変換処理部 76 色ずれ判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/00 303 B41J 3/10 101J 5C074 H04N 1/29 3/12 C 5C079 1/46 H04N 1/46 Z 9A001 Fターム(参考) 2C061 AP04 AQ06 AR01 AS02 KK12 KK18 KK26 KK27 KK28 2C062 AB00 2C480 CA46 2H027 EB04 EC03 2H030 AA01 AB02 AD12 5C074 AA10 AA11 BB17 BB26 CC26 DD22 DD24 DD28 FF15 GG12 GG14 5C079 HB01 HB03 JA23 KA17 LA21 MA10 NA02 NA25 NA27 9A001 BB01 BB03 BB04 HH28 HH31 HH34 JJ35 KK16 KK31 KK37 KK42 LL02 LL05

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なる色の画像を形成する複数の
    画像形成手段を備え、複数の前記画像形成手段によって
    少なくとも2色以上の画像を記録媒体上に重ね合わせて
    記録して多色画像を形成する多色画像形成装置であっ
    て、 第1の色を使って、所定の方向に亘り、所定パターンの
    第1のテストパターンを生成する第1のテストパターン
    生成手段と、 第2の色を使って、前記第1のテストパターンを前記所
    定の方向に複数に分割し、分割された複数のパターンを
    前記所定の方向と直交する方向に互いに段階的にずらし
    た第2のテストパターンを生成する第2のテストパター
    ン生成手段と、 前記第1のテストパターン生成手段で生成された前記第
    1のテストパターンと、前記第2のテストパターン生成
    手段で生成された前記第2のテストパターンとを同一の
    前記記録媒体上に記録する記録制御手段と、 を有することを特徴とする多色画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のテストパターンが、前記所定
    の方向へ延びるラインであり、 前記第2のテストパターンが、前記所定の方向と直交す
    る方向の位置を段階的に変化させて複数のラインを描く
    階段状のパターンであり、 前記記録制御手段が、前記第1の色及び前記第2の色間
    に色ずれがないと仮定したときに、前記第2のテストパ
    ターンを構成する複数のラインのうちの1つが、前記第
    1のテストパターンのラインと一致するように記録す
    る、 ことを特徴とする請求項1に記載の多色画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記記録制御手段が、前記第1の色及び
    前記第2の色間に色ずれがないと仮定したときに、前記
    第1のテストパターンと前記第2のテストパターンとが
    ほぼ中央で一致するように記録する、 ことを特徴とする請求項2に記載の多色画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記記録制御手段が、前記第1のテスト
    パターンと前記第2のテストパターンを、前記所定の方
    向と直交する方向に複数並べて記録する、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に
    記載の多色画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のテストパターンと前記第2の
    テストパターンとで形成された第1のテスト画像に基づ
    いて、前記第1の色と前記第2の色の画像形成すべき位
    置を相対的に補正する補正手段を更に有する、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に
    記載の多色画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記階段状のパターンの段差分が目盛と
    して機能する、 ことを特徴とする請求項5に記載の多色画像形成装置。
  7. 【請求項7】 互いに異なる色の画像を形成する複数の
    画像形成手段を備え、複数の前記画像形成手段によって
    少なくとも2色以上の画像を記録媒体上に重ね合わせて
    記録して多色画像を形成する多色画像形成装置であっ
    て、 第1の色を使って、共通の1点を通る複数のラインで構
    成された第3のテストパターンを生成する第3のテスト
    パターン生成手段と、 第2の色を使って、前記第3のテストパターンと同一形
    状の第4のテストパターンを生成する第4のテストパタ
    ーン生成手段と、 前記第3のテストパターン生成手段で生成された前記第
    3のテストパターンと、前記第4のテストパターン生成
    手段で生成された前記第4のテストパターンとを同一の
    前記記録媒体上に記録する記録制御手段と、 を有することを特徴とする多色画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記記録制御手段が、第1の色及び前記
    第2の色間に色ずれがないと仮定したときに、前記第3
    のテストパターンと前記第4のテストパターンとが一致
    するように記録する、 ことを特徴とする請求項7に記載の多色画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記記録制御手段が、前記第3のテスト
    パターン及び前記第4のテストパターンを、前記第1の
    色及び前記第2の色間に色ずれがないと仮定したとき
    に、互いに所定方向に所定量だけずれるように更に記録
    する、 ことを特徴とする請求項8に記載の多色画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の色と前記第2の色間の色ず
    れによって、前記第3のテストパターンと前記第4のテ
    ストパターンとで形成された第2のテスト画像に生じる
    モアレ模様に基づいて、前記第1の色と前記第2の色の
    画像形成すべき位置を相対的に補正する補正手段を更に
    有する、 ことを特徴とする請求項7乃至請求項9の何れか1項に
    記載の多色画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記記録媒体上に形成された前記第1
    のテスト画像又は前記第2のテスト画像の光学的特性を
    測定する測定手段を更に有し、 前記補正手段が、前記測定手段により測定された光学的
    特性に基づいて、自動的に、前記第1の色と前記第2の
    色の画像形成すべき位置を相対的に補正する、ことを特
    徴とする請求項5又は請求項10に記載の多色画像形成
    装置。
  12. 【請求項12】 前記光学的特性が彩度である、 ことを特徴とする請求項11に記載の多色画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】 前記記録媒体の色が、前記第1の色及
    び前記第2の色のうち、後から重ねられる色と略同一で
    ある、 ことを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の多
    色画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記第1の色及び前記第2の色の何れ
    か一方が黒色である、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項13の何れか1項
    に記載の多色画像形成装置。
  15. 【請求項15】 互いに異なる色の画像を形成する複数
    の画像形成手段を備え、複数の前記画像形成手段によっ
    て少なくとも2色以上の画像を記録媒体上に重ね合わせ
    て記録して多色画像を形成する多色画像形成装置におけ
    る、前記多色画像の互いに異なる色間の色ずれを補正す
    るレジストレーション補正方法であって、 第1の色を使って、所定の方向に亘り、所定パターンの
    第1のテストパターンを生成し、 第2の色を使って、前記第1のテストパターンを前記所
    定の方向に複数に分割し、分割された複数のパターンを
    前記所定の方向と直交する方向に互いに段階的にずらし
    た第2のテストパターンを生成し、 前記第1のテストパターンと前記第2のテストパターン
    とを同一の前記記録媒体上に記録し、 前記第1のテストパターンと前記第2のテストパターン
    とで形成された第1のテスト画像に基づいて、前記第1
    の色と前記第2の色の画像形成すべき位置を相対的に補
    正する、 ことを特徴とするレジストレーション補正方法。
  16. 【請求項16】 互いに異なる色の画像を形成する複数
    の画像形成手段を備え、複数の前記画像形成手段によっ
    て少なくとも2色以上の画像を記録媒体上に重ね合わせ
    て記録して多色画像を形成する多色画像形成装置におけ
    る、前記多色画像の互いに異なる色間の色ずれを補正す
    るレジストレーション補正方法であって、 第1の色を使って、共通の1点を通る複数のラインで構
    成された第3のテストパターンを生成し、 第2の色を使って、前記第3のテストパターンと同一形
    状の第4のテストパターンを生成し、 前記第3のテストパターンと前記第4のテストパターン
    とを同一の前記記録媒体上に記録し、 前記第1の色と第2の色間の色ずれによって、前記第3
    のテストパターンと前記第4のテストパターンとで形成
    された第2のテスト画像に生じるモアレ模様に基づい
    て、前記第1の色と前記第2の色の画像形成すべき位置
    を相対的に補正する、 ことを特徴とするレジストレーション補正方法。
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