JPH0930051A - カラー画像形成装置における色ずれ検知装置 - Google Patents

カラー画像形成装置における色ずれ検知装置

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JPH0930051A
JPH0930051A JP7177591A JP17759195A JPH0930051A JP H0930051 A JPH0930051 A JP H0930051A JP 7177591 A JP7177591 A JP 7177591A JP 17759195 A JP17759195 A JP 17759195A JP H0930051 A JPH0930051 A JP H0930051A
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Satoru Oishi
哲 大石
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誰にでも簡単に、1回で正確な色ずれ量の判
断を可能とする。 【解決手段】 各印刷ステーションで印刷した色の色ず
れ量を検知する際、その色ずれ量検知方向に1ドット分
の間隔を開けて並べた1対の基準色矩形マーク対をさら
にその直角方向に複数並べてなる基準色マークを、補正
の基準となる1つの印刷ステーションにより記録用紙に
印刷し、この基準色矩形マーク対に対応してその基準色
矩形マーク対の間隔よりも短く、かつ1ドット分の幅を
有する被検知色矩形マークを色ずれ量検知方向に1ドッ
トずつずらして複数並べてなる被検知色マークを、この
被検知色マークの基準となる1つの被検知色矩形マーク
が基準色マークの基準となる1対の基準色矩形マーク対
間に位置するようにこれらの位置データを同一にした状
態で、他の印刷ステーションにより基準色マークに重ね
て記録用紙に印刷し、その結果を目視して色ずれ量を検
知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多色間の画像調整
を行うためのカラー画像形成装置における色ずれ検知装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の色ずれ検知装置において
は、カラー複写機、カラーレーザプリンタ等のカラー画
像形成装置に適用される。この画像形成装置は、装置本
体内部に張設した無端帯状の用紙搬送ベルトにイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)の4個の印刷ステーションを連続して配置して構
成される。
【0003】各印刷ステーションは、それぞれ電子写真
プロセス機構を備え、これら印刷ステーションで印刷を
行い、それぞれの色を重ね合せてカラー画像の形成を行
う。この場合、各印刷ステーションは副走査方向に所定
距離の間隔をあけて配設されているため、同時に印刷す
ることはできず、先行する印刷ステーションの露光装置
で印刷された印字結果が、その印刷ステーションから用
紙搬送方向に印刷ステーション間距離だけ搬送されたと
きに、次の印刷ステーションの露光装置で上から重ねて
印刷する。
【0004】このため、各印刷ステーションの取付誤差
等により各印刷結果が正確に重ならない場合がある。こ
れを補正するために、従来、色ずれ検知装置を設け、こ
の検知結果を利用して色ずれ補正を行うようになってい
た。
【0005】具体的には、図10に示すように記録用紙
の主走査方向に均等に並べた3つの十字マークを1組と
して、これを記録用紙の副走査方向に3組並べた同図中
に示す実線のような基準色マークを基準となる印刷ステ
ーションで印刷する。
【0006】この基準色マークに重ねるようにして同図
中に示す点線のような同様の十字マーク、すなわち被検
知色マークを補正の対象となる別の印刷ステーションで
印刷する。
【0007】すると、各印刷ステーションの取付誤差等
がない場合は、すなわち色ずれが生じない場合は、各十
字マークはぴったり重なるが、色ずれがある場合は、そ
の色ずれ量だけ十字マークもずれて印刷される。
【0008】例えば、図10において、記録用紙の最上
部の被検知色マーク(点線)は、基準色マーク(実線)
に対して主走査方向にずれが生じている。このような主
走査方向の色ずれは、印字タイミングをとるために各印
刷ステーションに設けられたスタートセンサの取付誤差
等が原因となる。
【0009】また、記録用紙の中間部及び最下部の被検
知色マーク(点線)は、基準色マーク(実線)に対して
副走査方向にずれが生じている。このような副走査方向
の色ずれは、各印刷ステーションの取付誤差等が原因と
なる。
【0010】このような被検知色マーク(点線)の基準
色マーク(実線)に対する色ずれ量を調整者が目視して
判断し、副走査方向に色ずれが生じていた場合は、例え
ば印刷ステーションの取付位置を調整してその色ずれを
補正したり、また主走査方向に色ずれが生じていた場合
は上記スタートセンサに入力してから実際に印字出力を
行うタイミングを調整してその色ずれを補正していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなカ
ラー画像形成装置における色ずれ検知装置においては、
被検知色マーク(点線)の基準色マーク(実線)に対す
る色ずれ量を調整者が目視して判断していたため、色ず
れ量の判断が調整者によって異なるという問題があっ
た。
【0012】また、色ずれ量の判断には、ある程度の習
熟が必要であり、さらに色ずれ量からずれ補正量を正確
に判断するのは困難であるため、基準色マーク及び被検
知色マークの印刷及び色ずれ量の判断を複数回繰返し行
わなければならない場合もあって煩わしいという問題が
あった。
【0013】そこで、本発明は、誰にでも簡単に色ずれ
量の判断ができ、しかも1回で正確な色ずれ量を判断す
ることができるカラー画像形成装置における色ずれ検知
装置を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、一様に帯電させた静電潜像保持体に露光により印字
ドットデータに基づく静電潜像を形成し、その静電潜像
をトナーにより現像して可視像化する印刷ステーション
を一方向に複数配置してなり、各印刷ステーションによ
り記録用紙に複数色の画像を重ねて転写するカラー画像
形成装置において、記録用紙へ転写する画像の色ずれ量
を検知する際、その色ずれ量を検知したい方向に少なく
とも1ドット分の間隔を開けて並べた1対の基準色単位
マーク対をさらにその直角方向に複数並べてなる基準色
マークを、色ずれ量の補正の基準となる1つの印刷ステ
ーションにより記録用紙に印刷する基準色マーク印刷手
段と、この基準色単位マーク対の間隔よりも短く、かつ
少なくとも1ドット分の幅を有する被検知色単位マーク
をさらに色ずれ量を検知したい方向に少なくとも1ドッ
トずつずらして複数並べてなる被検知色マークを、この
被検知色マークの基準となる1つの被検知色単位マーク
が基準色マークの基準となる1対の基準色単位マーク対
間に位置するようにこれらの位置データを同一にした状
態で、他の印刷ステーションにより各基準色単位マーク
対に重ねて記録用紙に印刷する被検知色マーク印刷手段
とを設けたものである。
【0015】請求項2記載の本発明は、基準色単位マー
ク対間よりも幅の広いフィルタ色単位マークから構成さ
れたフィルタ色マークを、基準色マーク及び被検知色マ
ークを印刷する印刷ステーション以外の印刷ステーショ
ンにより基準色単位マーク対にまたがった状態で重ねて
記録用紙に印刷するフィルタ色マーク印刷手段を設けた
請求項1記載のカラー画像形成装置における色ずれ検知
装置である。
【0016】請求項3記載の本発明は、一様に帯電させ
た静電潜像保持体に露光により印字ドットデータに基づ
く静電潜像を形成し、その静電潜像をトナーにより現像
して可視像化させる電子写真プロセスを複数回行い、記
録用紙に複数色の画像を重ねて転写するカラー画像形成
装置において、記録用紙へ転写する画像の色ずれ量を検
知する際、その色ずれ量を検知したい方向に少なくとも
1ドット分の間隔を開けて並べた1対の基準色単位マー
ク対をさらにその直角方向に複数並べてなる基準色マー
クを印刷用紙に印刷し、この基準色単位マーク対の間隔
よりも短く、かつ少なくとも1ドット分の幅を有する被
検知色単位マークをさらに色ずれ量を検知したい方向に
少なくとも1ドットずつずらして複数並べてなる被検知
色マークを、この被検知色マークの基準となる1つの被
検知色単位マークが基準色マークの基準となる1対の基
準色単位マーク対間に位置するようにこれらの位置デー
タを同一にした状態で、各基準色単位マーク対に重ねて
記録用紙に印刷するものである。
【0017】請求項4記載の本発明は、基準色単位マー
ク対間よりも幅の広いフィルタ色単位マークから構成さ
れたフィルタ色マークを、基準色単位マーク対にまたが
った状態で重ねて記録用紙に印刷する請求項3記載のカ
ラー画像形成装置における色ずれ検知装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明をカラーレーザプリ
ンタに適用した場合の実施の形態を図面を参照して説明
する。
【0019】図1は、本実施の形態にかかるカラーレー
ザプリンタ画像形成装置の構成を示す断面図で、21 〜
24 は装置本体内部に張設した無端帯状の用紙搬送ベル
ト1に連続して配置された4個の印刷ステーションであ
る。
【0020】各印刷ステーション21 〜24 は、感光ド
ラム3の周囲に帯電器4、露光装置5、現像装置6、ド
ラムクリーナ7、除電ランプ8を対向配置し、かつ感光
ドラム3に用紙搬送ベルト1を介して転写ローラ9を対
向配置している。
【0021】各印刷ステーション21 〜23 の現像装置
6はそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)のカラートナーを収納し、また、印刷ステーショ
ン24 の現像装置6はブラック(K)のトナーを収納
し、下部に回転自在に設けた現像ローラ10により感光
ドラム3にトナーを供給するようになっている。
【0022】用紙搬送ベルト1の搬送開始位置にはベル
ト帯電器11を配置し、また用紙搬送ベルト1に所定の
張力を与えるテンションローラ12を配置している。こ
の用紙搬送ベルト1は導電材からなり、その表面を絶縁
層で被覆している。そして導電材が接触するように1対
のガイドローラ14,15に掛け渡されている。
【0023】上記用紙搬送ベルト1の下方には、記録用
紙18を積層して収納した給紙装置19を着脱自在に設
けている。この給紙装置19の上側には記録用紙18を
ピックアップする給紙ローラ23及び搬送路13へ記録
用紙18を導く搬送ローラ24等を設けている。
【0024】一方のガイドローラ14近傍には、給紙装
置19から用紙搬送ベルト1の端部へ記録用紙18を案
内する搬送路13を設けている。また、他方のガイドロ
ーラ15の外側に定着装置20を近接して配置してい
る。
【0025】この装置は、給紙装置19から送り込まれ
る記録用紙18をベルト帯電器11で用紙搬送ベルト1
に吸着した後、印刷ステーション21 でイエローの画像
転写を行い、印刷ステーション22 でマゼンタの画像転
写を行い、印刷ステーション23 でシアンの画像転写を
行うことにより、色を重ね合わせてカラー印刷を行い、
定着装置20で熱定着して排紙部21又は22へ排紙す
るようになっている。
【0026】図2は、図1に示すカラー画像形成装置の
回路構成を示すブロック図で、25は制御部本体を構成
するCPU(中央処理装置)、26はこのCPU25が
各部を制御するためのプログラムデータ等を格納したR
OM(リード・オンリー・メモリ)、27はデータ処理
のために使用されるメモリ等を設けたRAM(ランダム
・アクセス・メモリ)、28はI/O(入出力)ポー
ト、29はI/F(インタフェース)である。上記CP
U25とROM26、RAM27、I/Oポート28、
I/F29とはバスライン31により電気的に接続され
ている。
【0027】上記I/Oポート28には、上記印刷ステ
ーション21 〜24 、定着装置20が接続している他、
記録用紙18のジャムを検出するセンサ等の各種センサ
32、調整者が色ずれ量の補正等の各種操作を行うため
の操作パネル33が接続している。また、I/F29に
はホストコンピュータ34が通信回線を介して接続され
ている。
【0028】各印刷ステーション21 〜24 の露光装置
5は、ホストコンピュータ34からの印字データ等に応
じて感光ドラム3へレーザ光を照射して静電潜像を形成
するためのものであり、図3に示すようにレーザダイオ
ード35からのレーザ光を感光ドラム3へ向けて走光走
査するポリゴンミラー36、感光ドラム3への印字デー
タ出力開始のタイミングをとるスタートセンサ37を備
える。
【0029】上記レーザダイオード35はこれを駆動す
るダイオードドライバ38が接続している。このダイオ
ードドライバ38と上記スタートセンサ37はI/Oポ
ートに接続している。また、ダイオードドライバ38に
は基準光量測定器41が接続しいる。
【0030】上記CPU25は、操作パネル33からの
操作等により図7に示すような色ずれ量を検知するため
のマーキング処理を行うようになっている。すなわち、
ST(ステップ)1にて基準色マーク41の印刷を行う
(基準色マーク印刷手段)。
【0031】この基準色マーク41は、基準とする印刷
ステーションで印刷し、他の印刷ステーションはすべて
この基準色マーク41からの色ずれ量を検知して補正す
る。基準色マーク41は、具体的には図4に示すように
主走査方向にNドット(図4の場合はN=1ドットの場
合)の間隔Xを開けて並べた1対の基準色矩形マーク対
(基準色単位マーク対)42を副走査方向に複数並べて
構成される。この基準色矩形マーク対42の側部近傍に
は±0を中心に±A(図4ではA=3の場合)の色ずれ
量43の数字を置く。
【0032】なお、この基準色矩形マーク対42の間隔
は、2ドット以上開けてもよい。この場合は1つの数字
の変化は色ずれ量の2ドット分に相当する。また、基準
色矩形マーク対42をいくつ並べるか、すなわちAの値
をいくつにするかは、プリンタのメカ特性や色ずれの補
正手段の補正限界量等によって決定される。すなわち、
色ずれ量が大きそうな場合はAを大きく設定し、色ずれ
量が小さそうな場合はAも小さく設定する。
【0033】次に、ST2にて被検知色マーク44の印
刷を行う(被検知色マーク印刷手段)。この被検知色マ
ーク44は、基準とする印刷ステーション以外の印刷ス
テーションで基準色マーク41に重ねて印刷する。
【0034】被検知色マーク44は、具体的には図5
(a)に示すように幅YがNドットの被検知色矩形マー
ク45を同図(b)に示すように副走査方向に各基準色
矩形マーク対42に対応してNドットずつ主走査方向に
ずらして斜めに並べて構成される。
【0035】被検知色マーク44を印刷するとき、被検
知色マーク44の基準となる中間の被検知色矩形マーク
45を印刷する位置データを色ずれ量±0の基準色矩形
マーク対42間の位置データと同一にする。これによ
り、基準となる印刷ステーションと色ずれ補正の対象と
なる印刷ステーションとの間で副走査方向の色ずれがな
ければ、基準色マーク41の基準となる色ずれ量±0の
基準色矩形マーク対42間に被検知色マーク44の中間
の被検知色矩形マーク45が印刷されることになる。
【0036】これに対し、副走査方向の色ずれがあった
場合は、基準色マーク41の色ずれ量±0以外の基準色
矩形マーク対42間に被検知色矩形マーク45が印刷さ
れる。この場合、被検知色マーク44はNドットずつず
らして印刷されているため、基準色矩形マーク対42間
に被検知色矩形マーク45が印刷されたところの色ずれ
量43の数字にNドットを掛合わせたものが実際の色ず
れ量に相当する。例えば、N=1の場合には、そのまま
色ずれ量43の数字が実際の色ずれ量に相当することに
なる。
【0037】なお、被検知色矩形マーク45は基準色矩
形マーク対42の間隔よりも短くする。これは、この間
隔方向に色ずれがある場合でも被検知色矩形マーク45
が基準色矩形マーク対42の間隔内に収まるようにする
ためである。
【0038】続いて、ST3にてフィルタ色マーク46
を印刷するか否かを判断する。このフィルタ色マーク4
6は、基準色又は記録用紙18に近い色を被検知色とす
る場合、例えば記録用紙18がホワイトで被検知色がイ
エローの場合、図9(a)に示すように被検知色矩形マ
ーク45の輪郭が分かりにくいため、同図(b)に示す
ように被検知色矩形マーク45の色をフィルタ色マーク
46内で変化させてその輪郭を目視し易くするためのも
のである。
【0039】フィルタ色マーク46は、具体的には図6
(a)にも示すように基準色矩形マーク対42の間隔X
よりも大きい幅Zのフィルタ色矩形マーク47を副走査
方向に各基準色矩形マーク対42に対応するように並べ
て構成される。また、フィルタ色矩形マーク47は、同
図(b)に示すように基準色矩形マーク対42の間隔X
に両方の基準色矩形マーク対42の一部にまたがって重
ねて印刷する。
【0040】このようなフィルタ色マーク46は、被検
知色マーク44の色によっては不要の場合もあるため、
このフィルタ色マーク46を印刷するか否かは、任意に
設定できるようにしている。例えば調整者が上記操作パ
ネル33からフィルタ色マーク46を印刷するか否かを
設定してこれをCPU25が判断するものであってもよ
く、また予めフィルタ色マーク46が必要な被検知色マ
ーク44の色を決めておき、この被検知色マーク44の
色で色ずれ検知を行うかをCPU25が判断するもので
あってもよい。
【0041】ST3にてフィルタ色マーク46を印刷す
ると判断した場合は、ST4にてフィルタ色マーク46
を各基準色矩形マーク対42に一部重なるように印刷し
て(フィルタ色マーク印刷手段)、ST5の処理に移
る。また、フィルタ色マーク46を印刷しないと判断し
た場合は、ST5の処理に移る。
【0042】このとき調整者は、上記基準色マーク41
及び被検知色マーク44(必要な場合はフィルタ色マー
ク46)に基づいて副走査方向の色ずれ量を目視で検知
することができる。この後、調整者はこの副走査方向の
色ずれ量に応じて実際の色ずれ量の補正量を入力する。
【0043】ST5にて実際の色ずれ量の補正量が入力
されたか否かを判断し、色ずれ量の補正量が入力された
と判断した場合は、ST6にてこの補正量を上記RAM
27や書込可能なものであればROM26等のメモリに
記憶して、このマーキング処理を終了する。
【0044】その後、実際にカラー印刷を行う場合は、
この補正量をメモリから読出し、この補正量に基づいて
スタートセンサ37からの印刷タイミング等を変えて色
ずれを補正する。これにより、副走査方向の色ずれが補
正される。
【0045】このような構成の本発明の実施の形態にお
いては、色ずれ量を検知する際、調整者の操作パネル3
3からの操作等により基準色マーク41、被検知色マー
ク44のマーキング処理が開始する。このマーキングの
位置については、例えば記録用紙の主走査方向に均等に
並べた複数の各マークを1組として、これを記録用紙の
副走査方向に複数組並べて印刷する。これにより、記録
用紙上の部分的な色ずれを検知することができる。
【0046】先ず、基準とする印刷ステーションで図4
に示すような基準色マーク41が印刷され、続いて色ず
れ量の補正の対象となる印刷ステーションで図5に示す
ような被検知色マーク44が基準色マーク41に重ねて
印刷される。すると、図8に示すような印刷結果が得ら
れる。
【0047】例えば、記録用紙上に複数マークしたうち
の1つのマークが図8(a)に示すように基準色マーク
41の色ずれ量±0の基準色矩形マーク対42間に被検
知色矩形マーク45が印刷されたような場合は、基準と
なる印刷ステーションと色ずれ補正の対象となる印刷ス
テーションとの間で副走査方向の色ずれが±0ドットで
ある、すなわち色ずれがないと判断できる。
【0048】また、図8(b)に示すように基準色マー
ク41の色ずれ量+1の基準色矩形マーク対42間に被
検知色マーク44が印刷されたような場合は、基準とな
る印刷ステーションと色ずれ補正の対象となる印刷ステ
ーションとの間で副走査方向の色ずれが+1ドットであ
ると判断できる。
【0049】さらに、図8(c)に示すように基準色マ
ーク41の色ずれ量−2の基準色矩形マーク対42間に
被検知色矩形マーク45が印刷されたような場合は、基
準となる印刷ステーションと色ずれ補正の対象となる印
刷ステーションとの間で副走査方向の色ずれが−2ドッ
トであると判断できる。
【0050】このようなマーキングを行うことにより、
被検知色矩形マーク45がどの基準色矩形マーク対42
間に印刷されているかを目視するだけで、主走査方向の
色ずれ量をNドット単位で定量的に検知できるため、従
来のようにどれだけ色ずれしているかの検知を経験に頼
っていた場合に比して、簡単に、また誰にでも色ずれ量
の判断を確実にすることができる。また、主走査方向の
色ずれ量をNドット単位で定量的に検知できるため、1
回で正確な色ずれ量を判断することができる。
【0051】ところで、図9(a)に示すように基準色
又は記録用紙18に近い色を被検知色とする場合、例え
ば記録用紙18がホワイトで被検知色がイエローの場
合、図6(a)に示すようなフィルタ色マーク46が基
準色マーク41に重ねて印刷される。すると、図9
(b)に示すように、被検知色マーク44の色がフィル
タ色マーク46内で変化して被検知色マーク44の輪郭
がはっきりする。
【0052】これにより、被検知色マーク44の色が記
録用紙に近い色であっても、その輪郭が目視しやすくな
り、色ずれ量の判断を容易に行うことができる。
【0053】また、フィルタ色マーク46を基準色矩形
マーク対42の間隔Xに両方の基準色矩形マーク42の
一部にまたがって重ねて印刷するようにしたため、フィ
ルタ色マーク46以外の基準色矩形マーク42の部分で
被検知色矩形マーク45を確認することができるととも
に、フィルタ色マーク46を基準色矩形マーク42全体
に重ねた場合に比してフィルタ色マーク46を印刷する
インクやトナーなどの色材を節約することができる。
【0054】なお、本発明の実施の形態においては、主
走査方向にNドット間隔で離間した基準色矩形マーク対
42に主走査方向にNドットずつずらした被検知色矩形
マーク45を重ねて印刷することにより、主走査方向の
色ずれ量を検知するものについて述べたが、必ずしもこ
れに限定されるものではなく、基準色マーク41、被検
知色マーク44、必要な場合はフィルタ色マーク46の
すべてを90度回転させて印刷してもよい。これによ
り、副走査方向の色ずれ量を検知することができる。
【0055】また、本実施の形態においては、装置本体
内部に張設した無端帯状の用紙搬送ベルト1に印刷ステ
ーション21 〜24 を連続して用紙搬送ベルト1の一方
向に配置したものに適用した場合について述べたが、必
ずしもこれに限定されるものではなく、装置本体内部に
1つの共通の感光ドラムを設け、現像装置6、露光装置
5等を備える印刷ステーション21 〜24 を感光ドラム
の回転の一方向に配置したものに適用してもよい。これ
によっても、上記実施の形態と同様の効果を得ることが
できる。
【0056】さらに、この場合には、印刷ステーション
21 〜24 を配置する代りに露光装置5等を共通にして
現像装置6を複数配置したものや、ドラムクリーナ7等
を共通とし、露光装置5及び現像装置6を複数配置した
もの等に適用してもよい。これによっても、上記実施の
形態と同様の効果を得ることができる。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、被
検知色単位マークが基準色単位マーク対間に印刷された
ところを目視することによって、その基準色単位マーク
対が基準となる基準色単位マーク対からいくつ離れたも
のであるかによって色ずれ量が判断できるため、誰にで
も簡単に色ずれ量の判断ができ、しかも1回で正確な色
ずれ量を判断することができるカラー画像形成装置にお
ける色ずれ検知装置を提供できるものである。
【0058】また、被検知色マークの色が記録用紙に近
い色であっても、フィルタ色マークに重なることによっ
て色が変わるため、その輪郭が目視しやすくなり、色ず
れ量の判断を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示す断面図。
【図2】図1に示す装置の回路構成を示すブロック図。
【図3】図2に示す装置の回路構成の詳細を示すブロッ
ク図。
【図4】同実施の形態における基準色マークの構成を示
す図。
【図5】同実施の形態における被検知色マークの構成を
示す図。
【図6】同実施の形態におけるフィルタ色マークの構成
を示す図。
【図7】図2に示すCPUが行うマーキング処理を示す
流れ図。
【図8】同実施の形態における作用を説明する図。
【図9】同実施の形態における作用を説明する図。
【図10】従来のカラー画像形成装置における色ずれ検
知装置の作用を説明する図。
【符号の説明】
21 〜24 …印刷ステーション 3…感光ドラム(静電潜像保持体) 4…帯電器(帯電手段) 5…露光装置(露光手段) 6…現像装置(現像手段) 8…除電手段 9…転写器(転写手段) 18…記録用紙 25…CPU 41…基準色マーク 42…基準色矩形マーク対(基準色単位マーク対) 44…被検知色マーク 45…被検知色矩形マーク(被検知色単位マーク) 46…フィルタ色マーク 47…フィルタ色矩形マーク(フィルタ色単位マーク)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/60 H04N 1/40 D 1/46 1/46 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一様に帯電させた静電潜像保持体に露光
    により印字ドットデータに基づく静電潜像を形成し、そ
    の静電潜像をトナーにより現像して可視像化する印刷ス
    テーションを一方向に複数配置してなり、前記各印刷ス
    テーションにより前記記録用紙に複数色の画像を重ねて
    転写するカラー画像形成装置において、 前記記録用紙へ転写する画像の色ずれ量を検知する際、
    その色ずれ量を検知したい方向に少なくとも1ドット分
    の間隔を開けて並べた1対の基準色単位マーク対をさら
    にその直角方向に複数並べてなる基準色マークを、色ず
    れ量の補正の基準となる1つの印刷ステーションにより
    前記記録用紙に印刷する基準色マーク印刷手段と、この
    基準色単位マーク対の間隔よりも短く、かつ少なくとも
    1ドット分の幅を有する被検知色単位マークをさらに色
    ずれ量を検知したい方向に少なくとも1ドットずつずら
    して複数並べてなる被検知色マークを、この被検知色マ
    ークの基準となる1つの被検知色単位マークが前記基準
    色マークの基準となる1対の基準色単位マーク対間に位
    置するようにこれらの位置データを同一にした状態で、
    他の印刷ステーションにより前記各基準色単位マーク対
    に重ねて前記記録用紙に印刷する被検知色マーク印刷手
    段とを設けたことを特徴とするカラー画像形成装置にお
    ける色ずれ検知装置。
  2. 【請求項2】 前記基準色単位マーク対間よりも幅の広
    いフィルタ色単位マークから構成されたフィルタ色マー
    クを、前記基準色マーク及び前記被検知色マークを印刷
    する印刷ステーション以外の印刷ステーションにより前
    記基準色単位マーク対にまたがった状態で重ねて前記記
    録用紙に印刷するフィルタ色マーク印刷手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置にお
    ける色ずれ検知装置。
  3. 【請求項3】 一様に帯電させた静電潜像保持体に露光
    により印字ドットデータに基づく静電潜像を形成し、そ
    の静電潜像をトナーにより現像して可視像化させる電子
    写真プロセスを複数回行い、記録用紙に複数色の画像を
    重ねて転写するカラー画像形成装置において、前記記録
    用紙へ転写する画像の色ずれ量を検知する際、その色ず
    れ量を検知したい方向に少なくとも1ドット分の間隔を
    開けて並べた1対の基準色単位マーク対をさらにその直
    角方向に複数並べてなる基準色マークを前記印刷用紙に
    印刷し、この基準色単位マーク対の間隔よりも短く、か
    つ少なくとも1ドット分の幅を有する被検知色単位マー
    クをさらに色ずれ量を検知したい方向に少なくとも1ド
    ットずつずらして複数並べてなる被検知色マークを、こ
    の被検知色マークの基準となる1つの被検知色単位マー
    クが前記基準色マークの基準となる1対の基準色単位マ
    ーク対間に位置するようにこれらの位置データを同一に
    した状態で、前記各基準色単位マーク対に重ねて前記記
    録用紙に印刷することを特徴とするカラー画像形成装置
    における色ずれ検知装置。
  4. 【請求項4】 前記基準色単位マーク対間よりも幅の広
    いフィルタ色単位マークから構成されたフィルタ色マー
    クを、前記基準色単位マーク対にまたがった状態で重ね
    て前記記録用紙に印刷することを特徴とする請求項3記
    載のカラー画像形成装置における色ずれ検知装置。
JP7177591A 1995-07-13 1995-07-13 カラー画像形成装置における色ずれ検知装置 Pending JPH0930051A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6219517B1 (en) 1998-10-30 2001-04-17 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus for correcting superimposition error
US6439684B1 (en) 1998-11-19 2002-08-27 Sharp Kabushiki Kaisha Serial printer adjusting record displacement caused by transport of record sheet, and adjustment method thereof
JP2004287089A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Fuji Xerox Co Ltd カラーレジずれ検出用チャート及びこれを用いたカラーレジずれ補正装置、並びにカラー画像形成装置
DE102005063538B4 (de) * 2004-05-05 2015-01-15 Heidelberger Druckmaschinen Ag Verfahren zum Einstellen einer Einrichtung zur Bebilderung von Druckplatten

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