JPH1165209A - カラーレジストレーションずれ補正方法 - Google Patents

カラーレジストレーションずれ補正方法

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JPH1165209A
JPH1165209A JP9224814A JP22481497A JPH1165209A JP H1165209 A JPH1165209 A JP H1165209A JP 9224814 A JP9224814 A JP 9224814A JP 22481497 A JP22481497 A JP 22481497A JP H1165209 A JPH1165209 A JP H1165209A
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color
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Application number
JP9224814A
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English (en)
Inventor
Satoshi Usui
聡 臼井
Mamoru Kido
衛 城戸
Shigehisa Kitano
賀久 北野
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写ベルトに周期的変動があっても、人間の
視覚特性に適合した高画質な画像が得られ、カラーレジ
ストレーションずれの補正に関する演算や制御の高速化
を図ったカラーレジストレーションずれ補正方法を提供
する。 【解決手段】 レジストレーションずれ量の補正目標値
を人間の視覚特性上カラーレジストレーションずれが目
立たない範囲に設定しておく。レジずれ検出部15は、
複数の画像形成ユニットによって形成されたパターン画
像に基づいてカラーレジストレーションずれ量を検出す
ると、レジずれ補正量演算部18は、レジずれ検出部1
5によって検出されたカラーレジストレーションずれ量
に基づいて、カラーレジストレーションずれ量が補正目
標値となるようにカラーレジストレーションずれの補正
量を演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の色材の画像
を中間転写体あるいは記録媒体に多重転写してカラー画
像を形成するカラー画像形成装置に適用されるカラーレ
ジストレーションずれ補正方法に関し、特に、人間の視
覚特性に適合したカラーレジストレーションずれ補正方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像形成装置に適用される従来の
カラーレジストレーションずれ補正方法としては、例え
ば、特開平7−306565号公報および特開平8−1
18737号公報に示されるものがある。
【0003】特開平7−306565号公報に示された
カラーレジストレーションずれ補正方法は、複数の色に
対応する画像データに基づいて複数の画像形成部によっ
てそれぞれ形成された複数の色のトナー像を転写ベルト
によって搬送されてくる記録媒体に多重転写してカラー
画像を形成するカラー画像形成装置において、レジずれ
測定用のパターン画像に基づいてカラーレジストレーシ
ョンずれ(以下「レジずれ」という。)量を検知し、補
正する色の順序が異なる全ての組合せについて補正演算
を行い、その演算結果のうち最も各色の相対的なレジず
れの小さいものを決定し、その決定した演算結果に基づ
いて画像形成タイミングを補正するものである。これに
より、各色の相対的なレジずれを最も小さくすることが
できる。
【0004】特開平8−118737号公報に示された
カラーレジストレーションずれ補正方法は、複数の色に
対応する画像データに基づいて複数の画像形成部によっ
てそれぞれ形成された複数の色のトナー像を転写ベルト
によって搬送されてくる記録媒体に多重転写してカラー
画像を形成するカラー画像形成装置において、転写ベル
トが搬送する記録媒体の領域毎にレジずれ量の平均値を
求め、この平均値に基づいて画像の書き込み位置を補正
するものである。これにより、記録媒体の位置によら
ず、レジずれのない良好な画像が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平7−3
06565号公報に示された従来のカラーレジストレー
ションずれ補正方法によると、色の順序が異なる全ての
組合せについて補正演算を行っているため、レジずれの
補正量の演算や補正量に基づく制御が遅くなるという問
題がある。また、各色の相対的なレジずれ量を最も小さ
くすることが、人間の視覚特性に必ずしも合わない場合
がでてくるため、結果として最適なレジずれ補正とはな
らず、十分な高画質を得ることができないという問題が
ある。
【0006】また、特開平8−118737号公報に示
された従来のカラーレジストレーションずれ補正方法に
よると、転写ベルトが搬送する記録媒体の領域毎に求め
たレジずれ量の平均値に基づいて補正を行うものである
ため、記録媒体の1枚の領域内で周期変動がある程度大
きい場合には対応できず、十分な高画質を得ることがで
きないという問題がある。
【0007】従って、本発明の目的は、人間の視覚特性
に適合した高画質な画像が得られ、カラーレジストレー
ションずれの補正に関する演算や制御の高速化を図った
カラーレジストレーションずれ補正方法を提供すること
にある。また、本発明の他の目的は、転写ベルトに周期
的変動があっても、カラーレジストレーションずれの少
ない良好な画像が得られるカラーレジストレーションず
れ補正方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、画像データに基づき複数の画像形成部によ
ってそれぞれ形成された複数の色材の画像を周回移動す
る転写ベルト、あるいは転写ベルトによって搬送されて
くる記録媒体に多重転写してカラー画像を形成するカラ
ー画像形成装置において、前記複数の画像形成部によっ
て形成されたパターン画像に基づいてカラーレジストレ
ーションずれ量を検知する検知ステップと、前記カラー
レジストレーションずれ量の補正目標値を人間の視覚特
性上カラーレジストレーションずれが目立たない範囲に
設定する設定ステップと、前記検知ステップにて検知さ
れた前記カラーレジストレーションずれ量に基づいて、
前記カラーレジストレーションずれ量が前記補正目標値
に近付くようにカラーレジストレーションずれの補正量
を演算する演算ステップと、前記演算ステップにて演算
された前記補正量に基づいて前記カラーレジストレーシ
ョンずれを補正する補正ステップを含むことを特徴とす
るカラーレジストレーションずれ補正方法を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
るカラーレジストレーションずれ補正方法を適用したプ
リンタの例を示す。このプリンタ1は、駆動ローラ2お
よび従動ローラ3に張架され、同図矢印方向(ベルト移
動方向)Aに周回移動する透明の中間転写ベルト4を有
している。この中間転写ベルト4には、ブラック
(K),イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン
(C)の各色の画像信号に基づいて中間転写ベルト4上
にK,Y,M,Cの各色のトナーからなるプリント画像
およびレジずれ測定用のパターン画像をそれぞれ形成す
る画像形成ユニット5K,5Y,5M,5Cを等間隔で
配設し、その下流には、中間転写ベルト4上に形成され
たレジずれ測定用のパターン画像を検出するパターン検
出器6と、従動ローラ3に圧接して中間転写ベルト4上
に形成されたプリント画像を記録用紙Pに転写・定着す
る転写定着ローラ7とを設け、さらにその下流には、中
間転写ベルト4を除電するベルト除電器8と、中間転写
ベルト4の表面を清掃するベルトクリーニングユニット
9とを設けている。駆動ローラ2は、転写定着を同時に
行うためのヒータ2aを内蔵しており、駆動ローラ2と
転写定着ローラ7とから2次転写同時定着部を構成して
いる。
【0010】画像形成ユニット5K,5Y,5M,5C
は、K,Y,M,Cの各色の画像信号に基づいて変調し
たレーザ光を出射する半導体レーザ素子(LD)50
a、LD50aからのレーザ光を偏向するポリゴンミラ
ー50b、およびポリゴンミラー50bからのレーザ光
を所定の方向に反射するミラー50cを各々備えた光書
き込み装置50と、帯電器51によって帯電され、光書
き込み装置50からのレーザ光を受けながら回転するこ
とにより表面に静電潜像を形成する感光体ドラム52
と、感光体ドラム52に形成された静電潜像をそれぞれ
K,Y,M,Cの各色のトナーで現像する現像ユニット
53と、感光体ドラム52上に形成されたトナー像を中
間転写ベルト4に転写するコロトロン等の転写器54
と、感光体ドラム52上に残留する未転写トナーを除去
するドラムクリーニングユニット55と、未転写トナー
が除去された感光体ドラム52の表面を除電するイレー
ズランプ56とを備えている。
【0011】パターン検出器6は、中間転写ベルト4の
表側のベルト幅方向の両側に配列されたハロゲンランプ
等からなる一対のランプユニット6aと、中間転写ベル
ト4の裏側のベルト幅方向の両側に一対のランプユニッ
ト6aに対向するように配列された一対の検出ユニット
6bとからなる。各検出ユニット6bは、CCDセンサ
と、CCDセンサを駆動する駆動回路と、CCDセンサ
に必要な入射光量が得られるように構成されたセルフォ
ックレンズ等の光学系とを備えている。
【0012】図2は、中間転写ベルト4に形成されるレ
ジずれ測定用のパターン画像を示す。中間転写ベルト4
の表側のベルト幅方向Bの両側には、同図に示すよう
に、レジずれ測定用のパターン画像40,40がK,
Y,M,Cの各色のトナーで形成され、各パターン画像
40,40に対応する位置にCCDセンサ15A,15
Bが配置されている。パターン画像40は、ベルト幅方
向Bのレジずれ量を主として測定するためのベルト幅方
向パターン画像41と、ベルト移動方向Aのレジずれ量
を主として測定するためのベルト移動方向パターン画像
42とからなる。ベルト幅方向パターン画像41は、ベ
ルト移動方向Aに沿うラインKK1 ,YY1,MM1
CC1 からなり、ベルト移動方向パターン画像42は、
ベルト幅方向Bに沿うラインKK2 ,YY2 ,MM2
CC2 からなる。ラインKK1 ,KK 2 は基準となるK
色のトナーで形成され、ラインYY1 ,YY2 はY色の
トナーで形成され、ラインMM1 ,MM2 はM色のトナ
ーで形成され、ラインCC1 ,CC2 はC色のトナーで
形成される。
【0013】図3は、このプリンタ1の制御系を示す。
このプリンタ1は、パーソナルコンピュータ(PC)1
0から出力されたプリント画像データを入力するデータ
入力部11と、データ入力部11に入力されたプリント
画像データから色文字領域、色文字の大きさ等の以降の
レジずれ補正演算に必要な視覚要因を認識する画像認識
部12と、PC10からのプリント画像データに所定の
処理を施す画像処理部13と、各光書き込み装置50に
走査タイミング信号を出力する画像出力部14と、CC
Dセンサ15A,15Bからのパターン検出信号、およ
びエンコーダ15Cからの中間転写ベルト4の位置を示
すエンコーダ信号を入力して中間転写ベルト4の1周分
のレジずれ量(レジずれ情報)を検出するレジずれ検出
部15と、レジずれ検出部15が検出したレジずれ情報
を記憶するレジずれ情報メモリ16と、レジずれ情報メ
モリ16が記憶するレジずれ情報に基づいてレジずれ量
を演算するレジずれ量演算部17と、画像認識部12が
認識した視覚要因、およびレジずれ量演算部17が演算
したレジずれ量に基づいてレジずれ補正量を演算するレ
ジずれ補正量演算部18と、このプリンタ1の機械系を
制御する機械制御部19と、このプリンタ1の各部を制
御する図示しないCPUとを備えている。
【0014】PC10は、文字コードおよび付帯情報か
らなるデジタルの画像データをプリンタ1に出力するも
のである。付帯情報には、フォント、文字の大きさ、座
標、色情報等がある。
【0015】画像認識部12は、データ入力部11に入
力された画像データから、色文字領域、色文字の大き
さ、色文字黒文字等の座標、文字の方向、色情報等の視
覚要因を認識するものである。
【0016】画像処理部13は、PC10からのプリン
ト画像データをプリント可能なビットマップデータに変
換するとともに、画像データの色変換,色分解等を行う
ものである。また、画像処理部13はレジずれ測定用の
パターン画像データを記憶するメモリを備えており、レ
ジずれ測定用のパターンを形成する際に、パターン画像
データを画像出力部14に出力するようになっている。
【0017】図4は、レジずれ量の変動を示す。実際の
レジずれ量は、図4に示すように、各種の周波数を含ん
だ変位(絶対位置からのずれ)を持っている。レジずれ
情報メモリ16には、図4に示すような中間転写ベルト
4の1周分のレジずれ量がレジずれ情報として記憶され
る。このレジずれ情報は、図示しないCPUの制御によ
って一定のサイクル、例えば、100プリントあるいは
1日毎に更新されるようになっている。
【0018】レジずれ量演算部17は、基準となるK色
のラインKK1 ,KK2 からの他の色Y,M,Cのライ
ンYY1 ,YY2 ,MM1 ,MM2 ,CC1 ,CC2
ベルト移動方向Aおよびベルト幅方向Bのレジずれ量を
演算するものである。
【0019】レジずれ補正量演算部18は、レジずれ情
報メモリ16に記憶されているレジずれ情報、および画
像認識部12で認識された以下の(a) 〜(d) に示す視覚
要因に基づいて、PC10からの画像データのうち図示
しないCPUによって指定された所定のデータ領域につ
いてレジずれを補正するためのレジずれ補正量(目標値
−レジずれ量)を演算するものである。さらに、この演
算部18は、以下の視覚要因のうち、色文字領域、色文
字の大きさ、色文字の方向、色の順で優先的に補正演算
を行うようになっている。なお、「所定のデータ領域」
とは、例えば、まんべくなくカラーレジストレーション
ずれを無くしたいA4サイズ1面分(またはA4サイズ
の一部分)のデータ領域、あるいは後述するベルト駆動
モータやベルトエッジガイド駆動モータの速度制御によ
りレジずれを補正する場合に、ある座標の補正のために
連動して変化する他の座標のデータ領域をいう。 (a) 色文字領域 (b) 色文字の大きさ (c) 色文字の方向 (d) 色
【0020】以下、上記視覚要因に関する補正演算を説
明する。 (a) 色文字領域 図5は、色文字領域を有するプリント画像の一例を示
す。人間の視覚特性上、色文字,絵,黒文字のうち、色
文字のレジずれが最も目立つ傾向にある。従って、演算
部18は、PC10から出力されたプリント画像データ
(出力対象)内に色文字領域20が認識された場合は、
色文字21を構成する座標を優先して補正演算を行う。
例えば、図5に示すように、A4縦送りモードを実行す
る装置において、ある部分に色文字領域20がある場合
は、2次元的座標内でレジストレーション補正を行うと
きに色文字領域20のレジずれ補正量の演算をまず行
い、その結果を受けてその他の領域のレジずれ補正量の
演算を行う。このような補正を行うことにより、視覚的
に目立ちやすい色文字においてレジずれによる画質の劣
化を確実に抑制することができ、欠陥のない高画質を得
ることができる。
【0021】(b) 色文字の大きさ 図6は、大きさの異なる色文字からなるプリント画像の
一例を示す。人間の視覚特性上、色文字の大きさが小さ
いほど同じレジずれ量でもレジずれが目立つ傾向にあ
る。従って、演算部18は、出力対象内に色文字21が
認識された場合は、小さい文字21ほど補正の目標値を
小さく設定するテーブルを使用して、補正演算を行う。
例えば、図6に示すように、色文字21でも文章中では
いろいろな大きさで使用される場合があり、後述する実
験結果から小さい文字21ほど同じレジずれ量でも視覚
的評価のレベルが下がることが明らかになっている。そ
こで、色文字の大きさに関しては補正の目標値を文字の
大きさに対応して小さくしたテーブルを用いる。
【0022】表1は、上記テーブルの一例を示す。な
お、表1において、垂直方向とは文字の縦方向を示し、
水平方向とは文字の横方向を示す。
【表1】 このような補正演算を行うことにより、視覚特性的には
一様に悪い部分のない最終画像を得ることができる。
【0023】(c) 色文字の方向 図7は、文字列が横書きのプリント画像の一例を示す。
人間の視覚特性上、水平方向(横方向)より垂直方向
(縦方向)のレジずれが目立つ傾向にある。従って、演
算部18は、補正すべき方向の優先順位を文字出力方向
に対して垂直方向Dv、水平方向Dhの順とする。例え
ば、図7に示すように、A4縦送りモードで得られたプ
リント画像の文字列が横書きの場合は、画像形成装置の
送り方向に対する補正を優先する。このような補正演算
を行うことにより、色文字の視覚的劣化度合いは少なく
とも垂直方向Dvを水平方向Dhのそれよりも小さくす
ることができ、レジずれによる明らかな文字の欠陥の発
生を抑制することができる。
【0024】(d) 色 人間の視覚特性上、プリント画像がK(クロ),C(シ
アン),M(マゼンタ),Y(イエロー)の4色からな
る場合は、K,C,M,Yの順にレジずれが目立つ傾向
にあり、プリント画像がK,C,M,薄いK(灰色),
薄いC,薄いM,Yの7色からなる場合は、K,C,
M,薄いK(灰色),薄いC,薄いM,Yの順にレジず
れが目立つ傾向にある。従って、演算部18は、プリン
ト画像が上記4色からなる場合は、K,C,M,Yの順
で補正演算を行い、プリント画像が上記7色からなる場
合は、K,C,M,薄いK,薄いC,薄いM,Yの順で
補正演算を行う。例えば、Kとの相対なレジずれ量を補
正する場合に、どの色間から調整を始めても結果的に所
定のレジずれ内に収まる補正ができればよいが、そうで
ない場合は、K−C間の補正演算を行い、その結果変位
したK−M、K−Y間の補正演算を行う。同様に7色の
場合はK−C間の補正の後、優先順位に従って演算補正
するものである。
【0025】これを確認するため、比較的大きなレジず
れ量を有する画像データを用いて従来方式との演算時間
の比較を行った。ここで、従来方式とは、色順に関して
最適化する方式であり、ある色に関しレジずれを目標値
まで補正し、その他の色の連動部分を更に修正していく
ものである。この結果、本発明の方式は、従来方式に比
べて1/5の時間で演算を終了した。すなわち、本発明
においては余計な演算を避け、指定された順序に従って
演算すればよく、補正演算時間の短縮が可能となる。ま
た、同時に誤差の累積があっても視覚的には影響力の少
ない色に配分されるため、画像劣化のない高画質を得る
ことができる。
【0026】機械制御部19は、レジずれ補正量演算部
18が求めたベルト幅方向Bの補正量に基づいて、ベル
トエッジガイドをベルト幅方向Bへ駆動する図示しない
ベルトエッジガイド駆動モータを制御し、レジずれ補正
量演算部18が求めたベルト移動方向Aの補正量に基づ
いて、中間転写ベルト4を回転駆動する図示しないベル
ト駆動モータを制御するものである。
【0027】図8(a) は、ベルトエッジガイドを示し、
同図(b) は、中間転写ベルト4のベルト幅方向Bの変動
を示す。なお、同図(b) において、点線は補正後の中間
転写ベルト4のベルト幅方向Bのずれ量を示す。ベルト
エッジガイド30は、図8(a) に示すように、従動ロー
ル3の近傍にベルト幅方向Bに移動可能に設けられてい
る。機械制御部19は、ベルトエッジガイド駆動モータ
を制御してベルトエッジガイド30をベルト幅方向Bに
移動させ、中間転写ベルト4のベルト幅方向Bの変動を
制御するとともに、ベルト幅方向Bのレジずれを補正す
るものである。ベルトエッジガイド30をベルト幅方向
Bに移動させると、図8(b) に示すように、その動作に
応じて一点あるいは1ラインでなく、2次元的な座標変
動が発生する。
【0028】ここで、レジずれの補正を行う際の目標値
を上記表1の値とした根拠について説明する。この根拠
となるデータを得るために以下の実験を行った。
【0029】<実験方法> (イ) 視覚要因と水準 表2は、視覚要因と水準を示す。
【表2】
【0030】図9は、実験に用いた色文字の例を示す。
色文字は、同図に示すように、2色以上の色の重ね文字
を用いた。
【0031】(ロ) サンプル作成方法(印刷方法) 図10は、サンプルを示す。サンプルの画像データは、
同図に示すように、英小文字,英大文字,ひらがな,漢
字を横方向に並べ、色は上から順にブラック,プロセス
ブラック(イエロー+マゼンタ+シアン),レッド(イ
エロー+マゼンタ),グリーン(イエロー+シアン),
ブルー(マゼンタ+シアン)で各々作成し、外周に黒縁
を配した。また、文体は使用頻度の高い明朝体を使用し
た。このデータを直接CEPS(Color Electric Prepre
ss System ;印刷用電子製版システム)で取り込み、位
置決定された情報を2540dpiでフィルムに出力し
た。刷版,印刷のレベルはいわゆる高精細印刷に相当す
るものを使用した。濃度はシアン1.76、マゼンタ
1.42、イエロー1.21、ブラック1.91であっ
た。用紙は白色度の高いアート紙を使用した。
【0032】印刷方法は、6ポイントプロセスブラック
文字の”T”に各色をすべて10μm以内に合わせ、マ
ゼンタのみを用紙を流しながら版胴を移動することによ
りレジずれを発生させた。50枚程度流して安定させ5
枚のサンプルを入手した。送り量は用紙送り方向(垂直
方向)、及び横方向(水平方向)各々−60μm〜30
0μmの範囲で13段階に調整した。
【0033】実際のレジずれ量は、用紙面内むらにより
評価サンプルの取り出し位置毎に変化しているので、得
られたサンプルを図示しないレジずれ測定方法で実測
し、水準に相当するものを官能評価サンプルとして抽出
した。
【0034】(ハ) レジずれ測定方法 CCDカメラで500倍に拡大したサンプルをモニター
上の目盛りから10μm単位で測定した。
【0035】(ニ) 官能評価方法 表3は、レジずれに対する評価値を示す。
【表3】 レジずれによる許容レベルの評価は、カテゴリー法を用
い、表3に示すような5段階で行った。但し、表現内容
はカラーレジレベルが許容できるかどうかの観点で行っ
た。被験者には、このサンプルがカラープリンタで出力
されたものと想定してもらい、使える使えないは自分自
身の基準で判断してもらった。評価人数はプリンタ関連
技術者27名、サンプル数は64枚と十分大きく取り、
通常蛍光灯の居室条件で実施した。
【0036】(ホ) 重回帰分析 官能評価値とレジずれ量等を関係づけるために、重回帰
分析を用いた。目的変量はサンプル毎の官能評価値の平
均値、説明変量はレジずれ量、文字サイズ(ポイント
数)、レジずれ方向(数値化)とした。
【0037】<実験結果> (イ) データの分布 図11(a) は水平方向のレジずれ量と官能評価値との関
係を示す図、同図(b)は垂直方向のレジずれ量と官能評
価値との関係を示す図である。
【0038】(ロ) 回帰曲線 色文字の重回帰プロファイルは、図11(a) ,(b) に示
すように、逆S字の近似の良いカーブとなる。変曲点は
75〜110μm付近にあり、この変曲点付近のレジず
れ量の変動が官能評価値を大きく左右する。
【0039】(ハ) 視覚要因の効果 (1) レジずれ量 レジずれ量に対する官能評価値の変化は、文字サイズ6
ポイントについて調べてみると、水平方向の場合、70
〜170μmの範囲で大きく、許容レベルを官能評価値
3.3としたときは92μm、認知レベルを官能評価値
4.3としたときは53μmとなった。また、垂直方向
の場合、50〜150μmの範囲で大きく、許容レベル
を官能評価値3.3としたときは75μm、認知レベル
を官能評価値4.3としたときは31μmとなった。 (2) 文字サイズ 文字の大きさに関しては小さい程、官能評価値が厳しく
なる。つまり、文字が精細になる程、同じレジずれ量で
も文字品質の評価が下がることになる。 (3) レジずれ方向 同じレジずれ量では水平方向のずれより垂直方向のずれ
の方が認知され易いことが分かった。
【0040】図12は、背景色と文字とのレジずれの一
例を示す。上述したのと同様の評価方法で図12に示す
ように背景に1次色を持ち、その中にクロの文字21を
配置し、カラーレジストレーションを起こしたときの背
景色22による効果を評価した。その結果、背景色22
がC、M、薄いC、 薄いM、 Yの順にレジずれが目
立たなくなった。これは明度差によるものであることが
明らかになった。
【0041】次に、このプリンタ1のレジずれの補正動
作を説明する。記録用紙Pに記録されるフルカラーのプ
リント画像は、各画像形成ユニット5K,5Y,5M,
5Cで形成されたトナー像を転写器54により中間転写
ベルト4に順次多重転写して形成される。その後、中間
転写ベルト4上のプリント画像は、2次転写同時定着部
にて記録用紙Pに溶融転写される。ところで、画像形成
ユニット5Kで形成されたトナー像が転写位置に到達す
るのと同時に中間転写ベルト4上の仮想画像位置が同じ
く転写位置に到達するように中間転写ベルト4の駆動、
感光体ドラム52の駆動、光書き出しタイミング等が設
定されている。同様に画像形成ユニット5Y,5M,5
Cについても順次転写タイミングが揃うように初期設定
されている。しかし、実際には使用する装置の温度によ
る寸法変化、劣化、装置自身の周期的変動等によりレジ
ずれが発生する。そこで、本実施の形態では、以下のよ
うにレジずれの補正動作を行う。
【0042】まず、各画像形成ユニット5K,5Y,5
M,5Cは、画像出力部14の制御の下に、図2に示す
ような所定のレジずれ測定用のパターン画像40を中間
転写ベルト4上に転写する。CCDセンサ15A,15
Bは、パターン画像40の通過に基づくパターン検出信
号をレジずれ検出部15に出力する。これと同時に、エ
ンコーダ15Cは、中間転写ベルト4の位置を示すエン
コーダ信号をレジずれ検出部15に出力する。レジずれ
検出部15は、CCDセンサ15A,15Bからのパタ
ーン検出信号およびエンコーダ15Cからのエンコーダ
信号を入力して中間転写ベルト4の1周分のレジずれ量
を検出し、それをレジずれ情報としてレジずれ情報メモ
リ16に格納する。
【0043】PC10からプリント画像データがデータ
入力部11に出力されると、画像認識部12は、データ
入力部11に入力されたプリント画像データから色文字
領域、色文字の大きさ等の以降のレジずれの補正演算に
必要な視覚要素を認識する。一方、レジずれ量演算部1
7は、レジずれ情報メモリ16が記憶するレジずれ情報
に基づいてレジずれ量を演算する。レジずれ補正量演算
部18は、画像認識部12が認識した視覚要因、および
レジずれ量演算部17が演算したレジずれ量に基づいて
ベルト移動方向Aおよびベルト幅方向Bのレジずれ補正
量を演算し、その補正信号を機械制御部19に出力す
る。機械制御部19は、レジずれ補正量演算部18から
の補正信号に基づいてベルトエッジガイド駆動モータお
よびベルト駆動モータを制御してレジずれを補正する。
【0044】図13は、本実施の形態によるレジずれ補
正結果を示す。なお、同図は、6ポイントの大きさの色
文字における垂直方向Dvのレジずれ量を示し、同図
(a) は、Kを基準としたときのベルト移動方向Aのある
位置における補正前の各色のレジずれ量を示している。
同図(b) はCのレジずれ量を0にした場合の補正演算結
果、同図(c) はCのレジずれ量を人間の視覚特性上許容
される目標値(例えば75μm)にした場合の補正演算
結果をそれぞれ示す。
【0045】この場合のレジずれ補正において、従来、
一つの座標でのレジずれ量を0にしたり、ある区切られ
た範囲での平均値を経験値あるいは0にしたりしていた
ため、ある場所でのレジずれ量は小さくなるが、ある場
所ではより大きくなっていた。例えば、図13(b) は、
Cに対してK−Cの色間のレジずれ量を0とした場合の
演算結果であって、連動して変化するK−M、K−Yの
色間ずれは悪化してしまった例である。これは補正時の
必要最低限の目標値が、先に述べた従来の経験値あるい
は0に設定されていたため、必要以上の補正をかけたこ
とにより全体での補正がうまく行かないことによる。
【0046】これに対し、本実施の形態によると、図1
3(c) に示すように、Cは目標値になり、連動するM、
Yもそれぞれ補正されて移動するが、大きな補正が与え
られないので、急激な悪化は起こらない。この例では、
Yは現状が維持され、Mは改善された。目標値を人間の
視覚特性から設定された75μmにすることにより、必
要最小限の補正で目的の画質が得られる。
【0047】これを確認するためにA4サイズ1枚分の
既知のレジずれ量を用いて従来の補正方法で色間誤差0
μmとした場合の補正量を加味したときの画像上位置ず
れ量と、本実施の形態による補正方法で色間誤差60μ
mとした場合の補正量を加味したときの画像上位置ずれ
量を比較した。この結果、従来方式では部分的な位置変
動は小さいものの、視覚的には欠陥としてみられるよう
なレジずれを発生する座標領域が50カ所以上みられる
のに対し、本実施の形態の演算結果では4カ所であっ
た。すなわち、本実施の形態によれば、人間が知覚する
最低必要限までの補正あるいは人間が知覚しやすい画像
に対して優先的に補正することにより、必要最小限の補
正(演算,制御)で視覚的に十分満足する画質が得られ
る。また、レジずれ量の演算を行う際、色、方向、色文
字、文字の大きさに対して優先条件を設定することによ
り、組み合わせ数の低減が見込め、必要以上の演算およ
び制御を行わずに十分効果的なレジずれ量の補正値を算
出することができ、プリント上での高画質画像を得るこ
とができる。
【0048】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れず、種々な実施の形態が可能である。例えば、図1で
は、ゼログラフィーでの4連画像形成ユニット方式(1
度のパスでフルカラーを得るいわゆるタンデム方式)を
示したが、IJ(インクジェット)アレイ方式によるタ
ンデム装置、TTP(サーマルトランスファプリンタ)
でのラインヘッドによるタンデム方式等他のタンデム方
式での色重ねに関しても同様のプロセスが適用できる。
また、いわゆる繰り返し印字方式にも本発明を適用でき
る。図14は、この繰り返し印字方式のカラー画像形成
装置を示す。このカラー画像形成装置は、感光体ドラム
52上に形成したK,Y,M,Cのうち1色のトナー像
を中間転写ベルト4に転写する工程を4回繰り返し、得
られたカラー画像を記録用紙P上に定着器31で定着す
るものである。この繰り返し印字方式でも、本発明の原
理でレジずれ補正を行うことにより、必要以上の演算及
び制御を行わずに高画質画像を得ることができる。ま
た、上記実施の形態では、カラーレジストレーションず
れを補正する制御方法として、中間転写ベルトに対する
制御について説明したが、記録用紙を搬送する用紙搬送
ベルトの速度制御、Image on Image におけるP/R
(感光体)速度制御、高速感熱記録方式における用紙搬
送ドラムの速度制御に適用してもよい。
【0049】
【実施例】表4は、画像の種類によるレジずれ試験結果
を示す。
【表4】 試験装置は、本実施の形態に係るプリンタ1を用いた。
また、レジずれの補正目標値を60μmとし、A4サイ
ズを演算対象とした。優先順位は方向、色をこれに付与
している。比較例として、従来使用されている目標値以
外の優先順位を持たずに、一定の範囲での平均値から色
間のずれの最適値を求める方法も用い画像形成試験を行
った。この試験の結果、表4から明らかなように、画像
(絵柄)により結果は異なるが、特に文字を含む画像で
は本発明により欠陥のない十分満足のいく画像を得るこ
とができた。
【0050】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のカラーレジ
ストレーションずれ補正方法によれば、カラーレジスト
レーションずれの補正目標値を人間の視覚特性上カラー
レジストレーションずれが目立たない範囲に設定してい
るので、人間の視覚特性上最低限必要とされるカラーレ
ジストレーションずれ量の演算および制御を行えばよい
ため、人間の視覚特性に適合した高画質な画像が得ら
れ、カラーレジストレーションずれの補正に関する演算
や制御の高速化を図ることができる。また、転写ベルト
の1周分のカラーレジストレーションずれ量に基づい
て、画像データのうちの所定のデータ領域についてカラ
ーレジストレーションずれの補正量を演算することで、
転写ベルトの記録媒体の領域内の変動に応じてカラーレ
ジストレーションずれの補正が可能になる。この結果、
転写体ベルトに周期的変動があっても、カラーレジスト
レーションずれの少ない良好な画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの構成図である。
【図2】本発明に係るレジずれ測定用のパターン画像を
示す図である。
【図3】本発明に係る制御系を示すブロック図である。
【図4】レジずれ量の変動を示す図である。
【図5】色文字領域を有するプリント画像の一例を示す
図である。
【図6】大きさの異なる色文字からなるプリント画像の
一例を示す図である。
【図7】文字列が横書きのプリント画像の一例を示す図
である。
【図8】(a) はベルトエッジガイドを示す図、(d) は中
間転写ベルトのベルト幅方向の変動を示す図である。
【図9】色文字の概念図である。
【図10】官能評価サンプルを示す図である。
【図11】(a) は水平方向のレジずれ量と官能評価値と
の関係を示す図、同図(b) は垂直方向のレジずれ量と官
能評価値との関係を示す図である。
【図12】背景色と色文字のレジずれの一例を示す図で
ある。
【図13】(a) はレジずれ補正前のレジずれ量を示す
図、(b) はCを0にした場合の補正後のレジずれ量を示
す図、(c) はCのレジずれ量を人間の視覚特性上許容さ
れる目標値にした場合のレジずれ量を示す図である。
【図14】繰り返し方式によるカラー画像形成装置を示
す図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 駆動ローラ 2a ヒータ 3 従動ローラ 4 中間転写ベルト 5K,5Y,5M,5C 画像形成ユニット 6 パターン検出器 6a ランプユニット 6b 検出ユニット 7 転写定着ローラ 8 ベルト除電器 9 ベルトクリーニングユニット 10 パーソナルコンピュータ(PC) 11 データ入力部 12 画像認識部 13 画像演算部 14 画像出力部 15 レジずれ検出部 15A,15B CCDセンサ 15C エンコーダ 16 レジずれ情報メモリ 17 レジずれ量演算部 18 レジずれ補正量演算部 19 機械制御部 20 色文字領域 21 色文字 22 背景色 30 ベルトエッジガイド 31 定着器 40 レジずれ測定用のパターン画像 41 ベルト幅方向パターン画像 42 ベルト移動方向パターン画像 50 光書き込み装置 50a 半導体レーザ素子(LD) 50b ポリゴンミラー 50c ミラー 51 帯電器 52 感光体ドラム 53 現像ユニット 54 転写器 55 ドラムクリーニングユニット 56 イレーズランプ KK1 ,YY1 ,MM1 ,CC1 ,KK2 ,YY2 ,M
2 ,CC2 ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/04 106 G03G 21/00 372

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データに基づき複数の画像形成部によ
    ってそれぞれ形成された複数の色材の画像を周回移動す
    る転写ベルト、あるいは転写ベルトによって搬送されて
    くる記録媒体に多重転写してカラー画像を形成するカラ
    ー画像形成装置において、前記複数の画像形成部によっ
    て形成されたパターン画像に基づいてカラーレジストレ
    ーションずれ量を検知する検知ステップと、 前記カラーレジストレーションずれ量の補正目標値を人
    間の視覚特性上カラーレジストレーションずれが目立た
    ない範囲に設定する設定ステップと、 前記検知ステップにて検知された前記カラーレジストレ
    ーションずれ量に基づいて、前記カラーレジストレーシ
    ョンずれ量が前記補正目標値に近付くようにカラーレジ
    ストレーションずれの補正量を演算する演算ステップ
    と、 前記演算ステップにて演算された前記補正量に基づいて
    前記カラーレジストレーションずれを補正する補正ステ
    ップを含むことを特徴とするカラーレジストレーション
    ずれ補正方法。
  2. 【請求項2】前記設定ステップは、前記補正目標値を1
    8〜82μmの範囲に設定する構成の請求項1記載のカ
    ラーレジストレーションずれ補正方法。
  3. 【請求項3】前記演算ステップは、前記複数の画像形成
    部によって形成される前記画像の色の組合せが、クロ、
    シアン、マゼンタおよびイエローである場合は、クロ、
    シアン、マゼンタ、イエローの優先順位で前記補正量を
    演算する構成の請求項1記載のカラーレジストレーショ
    ンずれ補正方法。
  4. 【請求項4】前記演算ステップは、前記複数の画像形成
    部によって形成される前記画像の色の組合せが、クロ、
    シアン、マゼンタ、薄いクロ(灰色)、薄いシアン、薄
    いマゼンタおよびイエローである場合は、クロ、シア
    ン、マゼンタ、薄いクロ(灰色)、薄いシアン、薄いマ
    ゼンタ、イエローの優先順位で前記補正量を演算する構
    成の請求項1記載のカラーレジストレーションずれ補正
    方法。
  5. 【請求項5】前記演算ステップは、前記画像データに少
    なくも2色からなる色文字が含まれている場合は、主た
    る文字列の横方向より縦方向を優先して前記補正量を演
    算する構成の請求項1記載のカラーレジストレーション
    ずれ補正方法。
  6. 【請求項6】前記演算ステップは、前記画像データに少
    なくも2色からなる色文字領域が含まれている場合は、
    前記色文字領域を優先して前記補正量を演算する構成の
    請求項1記載のカラーレジストレーションずれ補正方
    法。
  7. 【請求項7】前記設定ステップは、少なくも2色からな
    る色文字の大きさが小さい程前記補正目標値が小さくな
    るテーブルを設定し、 前記演算ステップは、前記画像データに前記色文字が含
    まれる場合は、前記テーブルを用いて前記補正量を演算
    する構成の請求項1記載のカラーレジストレーションず
    れ補正方法。
  8. 【請求項8】前記補正ステップは、前記画像データに少
    なくも2色からなる色文字領域が含まれている場合は、
    前記色文字領域、前記色文字の大きさ、前記色文字の縦
    横方向、色の優先順位で前記補正量を演算する構成の請
    求項1記載のカラーレジストレーションずれ補正方法。
  9. 【請求項9】前記検知ステップは、前記転写ベルトの1
    周分の前記カラーレジストレーションずれ量を検知し、 前記演算ステップは、前記検知ステップにて検知された
    前記転写ベルトの1周分の前記カラーレジストレーショ
    ンずれ量に基づいて、前記画像データのうち指定された
    所定のデータ領域について前記カラーレジストレーショ
    ンずれの補正量を演算する構成の請求項1記載のカラー
    レジストレーションずれ補正方法。
  10. 【請求項10】前記補正ステップは、前記転写ベルトを
    前記転写ベルトの移動方向および前記移動方向に垂直な
    方向に位置制御することによって前記カラーレジストレ
    ーションずれを補正する構成の請求項1記載のカラーレ
    ジストレーションずれ補正方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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