JP2010134127A - トナー情報検出方法および反射型光学センサ装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発光部E1〜E9を有する照射手段と、受光部D1〜D9を有する受光手段を用い、照射手段におけるr(≦9)個の発光部を発光させてトナーパターンYP1の位置範囲情報を予備的に検出する予備検出工程を行ない、予備検出工程による検出結果に基づき、照射手段において発光させるs(<r)個の発光部を選択して発光させ、トナーパターンの位置および/またはトナー濃度に関する情報を検出する本検出工程を行なう。
【選択図】図1
Description
また、トナー濃度が高すぎるときは、形成されるべき画像の濃度分布が「高濃度側」に偏り、やはり見づらいトナー画像となってしまう。このように、適正なトナー画像が形成されるためには「トナー濃度が適正な範囲」になければならない。
しかしながら、静電潜像形成部における光走査領域や反射型光学センサの取り付け位置が「主方向に経時的に変動」したり、転写ベルトが蛇行したりすることにより、トナーパターンと反射型光学センサの「主方向における位置関係」は、必ずしも理想状態とはならない。
受光部が「転写ベルト表面での正反射光を受光する」ように配置されている場合、検出光のスポットがトナーパターンから「はみ出す」ことなくトナーパターンを適正に照射している場合には、受光部の受光する光量は「転写ベルト表面での正反射光を受光するときよりも小さく」なり、正反射光を受光する場合との受光量の差によって、トナーパターンのトナー濃度を適正に検出できる。
静電潜像の形成は、均一帯電した光導電性の潜像担持体に対して「光走査等の露光プロセス」を実行することにより行われる。
「トナーパターンとなるべき静電潜像」は、所定の濃度パターンの像を露光して形成することもできるし、光走査による書き込みにより形成することもできる。
即ち、トナー情報の検出に用いられる手段として、照射手段と受光手段とを有する。
「照射手段」は、検出光を放射する検出光用の発光部をM(≧3)個、支持部材に検出光のスポットをM箇所で照射できるように、且つ、副方向に直交する方向において隣接するスポットの間が、上記直交する方向におけるトナーパターンの大きさ以下となるように、副方向に交わる1方向に配置して構成される。
「予備検出工程」は、照射手段におけるr(≦M)個の発光部を発光させてトナーパターンの位置範囲情報を予備的に検出する工程である。
即ち、予備検出工程では、照射手段を構成するM個の発光部の全て、もしくはM個の発光部に含まれるr(<M)個の発光部が発光される。そして、支持部材上のトナーパターンの「位置範囲情報」が検出される。
r個あるいはs個の発光部を順次に発光させるとは、発光部を個別的に順次に点滅させることを意味する。この場合、r個の発光部のうちに「同時に点滅するものが複数存在」する場合もある。
「副方向に直交する方向において隣接するスポットの間」は、M個の発光部のそれぞれから放射される検出光が支持部材表面に形成する「M個のスポットの1方向の配列」を、副方向に直交する方向、即ち「主方向」に射影したとき、この射影状態において隣接するスポットの間を意味する。
このとき、支持部材上において、M個のスポットは主方向に3mmピッチで配列するが、隣接するスポットの間は「主方向に1mm」であって、この1mmの領域は検出光により照射されることがない。
隣接するスポットが主方向に於いて互いにオーバラップする場合には、検出光のスポットが照射される領域は「主方向に於いて連続した領域」となるので、トナーパターンの主方向の大きさは原理的にはいくらでも小さくできる。
従って、検出光が支持部材表面に照射されるときと、トナーパターンに照射されるときとでは、反射特性に「正反射と拡散反射」の差があり、この差が「3個以上の受光部の検出する光量に変化を齎す」ので、3個以上の受光部の出力によりトナーパターンに関するトナー情報を検出できる。
前述の如く、支持部材上に形成するトナーパターンは1以上であり、予備検出工程で位置範囲情報の検出に供されるトナーパターンと、本検出工程で検出に供されるトナーパターンとは、同一のパターンとすることもできるが、請求項1〜3の任意の1に記載のトナー情報検出方法において「予備検出工程により位置範囲情報を検出するための予備検出工程専用のトナーパターン」を支持部材表面に形成することは好ましい。
さらに高密度に配列したり、受光部の数を発光部の2倍としたり(N=2×M)、カバーする検出領域が大きくなったりすれば、M、Nは大きくなる。実用的な値としては、MおよびNは数10〜数100程度である。
このように複数のトナー画像として形成される場合には、一つ一つのトナー画像がトナーパターンであるが、これら複数のトナー画像の集合を「トナーパターン」と呼ぶ場合もある。また、上記複数のトナー画像によるトナーパターンは「全体として単一のパターンとして形成」される場合もある(この場合には単一のトナーパターンの内部でトナーの色やトナー濃度、トナー画像の位置が副方向に変化している)。
また、トナーパターンのサイズを小さくできるので、不寄与トナーの消費量を軽減できる。さらに、発光部の点滅回数を減少させることが可能となり、トナー情報検出に対する省エネルギ化を図ることが可能である。
先ず、図1を参照して、画像形成装置の実施の形態を説明する。
図1に示す画像形成装置は「カラー画像」を形成するものである。カラー画像はイエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:C、黒:Kの4色のトナーにより形成される。
図1において、符号20で示す部分は「光走査装置」である。光走査装置20は、従来から知られた公知の種々のものを用いることができる。
符号11Y〜11Kは「光導電性の潜像担持体」であるドラム状の感光体であり、感光体11Yはイエロートナーによるトナー画像の形成に用いられ、感光体11M、11C、11Kはそれぞれ、マゼンタトナー、シアントナー、黒トナーによるトナー画像の形成に用いられる。
感光体11Y〜11Kは何れも時計回りに等速回転され、帯電手段をなす帯電ローラTY、TM、TC、TKにより均一帯電され、光走査装置20により「それぞれ対応する光走査」を受けてイエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色画像を書き込まれ対応する静電潜像(ネガ潜像)を形成される。
記録シートは、担持したカラー画像を定着装置19により定着されて装置外へ排出される。
また、図2の左右方向の左向きが副方向であり、転写ベルト17の表面の移動方向(図中に矢印Aで示す。)である。
トナーパターンDP1〜DP4は上記4色のトナーにより、濃度の異なる複数のトナーパターン(図では5種のパターン)が「副方向に近接」して配列形成されている。
即ち、トナーパターンDP1はイエロートナーの濃度を検出するためのパターンであり、トナーパターンDP2、DP3、DP4はそれぞれマゼンタトナー、シアントナー、黒トナーの濃度を検出するためのパターンである。
上記の如く、説明中の実施の形態において転写ベルト17が「支持部材」であり、以下、転写ベルト17を「支持部材17」とも言う。トナーパターンは支持部材たる転写ベルト17に形成され、転写ベルト17の回転により「副方向」に移動し、反射型光学センサOS1〜OS4よりトナー情報の検出が行われる。
図3(a)において、符号OS1は上に説明した反射型光学センサを示している。先に説明した4個の反射型光学センサOS1〜OS4は構造的には同一のものであるので、反射型光学センサOS1による検出を例にとって説明する。
そしてハウジングは、図1に示した「転写ベルト17の下方の位置」に所定の位置関係で配置される。
発光部E1〜E9の配列ピッチは、各発光部から放射される検出光が転写ベルト17の表面に、主走査方向に配列する9箇所をスポットとして照射し、隣接するスポットの間がトナーパターンYP1、PP1およびDP1の「主方向の幅」より小さくなるように定められている。
予備検出工程専用のトナーパターンYP1は「主方向の大きさ」が発光部Eiのピッチ(0.5mm)と等しく形成されている。
このとき主方向に隣接するスポットの間は0.2mmで、トナーパターンYP1の主方向の大きさ:0.5mmよりも小さい。
即ち、予備検出工程専用のトナーパターンYP1は、このトナーパターン列における副方向の先頭に形成され、支持部材である転写ベルト17の表面が副方向へ変位するにつれて、他のトナーパターンPP1、DP1に先立って、反射型光学センサOS1の検出領域に近づいていく。
トナーパターンYP1は「形成される時点」が定まっており、形成されてから上記検出領域に到達する時間も略定まっている。そこで、トナーパターンYP1が検出領域に近づく適当なタイミングで発光部(LED)E1〜E9を点滅制御する。
即ち、先ず、発光部E1が点灯して消灯し、続いて発光部E2が点灯して消灯する。次いで発光部E3の点灯・消灯が続き、さらに発光部E4、発光部E5、発光部E6、発光部E7、発光部E8、発光部E9の順に点灯・消灯が行われる。
これら発光部E1〜E9の点灯・消灯は高速で繰り返される。従って、転写ベルト17の表面は、検出光の9つのスポットで「主方向に繰り返して走査」される。これを、以下「検出光によるスポット走査」と謂う。
説明の簡単のため、受光部D1〜D9は、発光部Ei(i=1〜9)からの検出光がトナーパターン以外の部分に照射されたとき、受光部Di(i=1〜9)が、発光部Eiからの検出光の正反射光のみを受光するようになっているとする。
これに対し、発光部E5が点灯して検出光がトナーパターンYP1を照射すると、図3(c)に示すように、検出光はトナーパターンYP1により正反射されると共に拡散反射される。
拡散反射の影響で、受光部D5が受光する正反射光成分が減少する一方、拡散反射光成分は他の受光部D1〜D9でも受光される。
反射型光学センサの構成によっては、受光部D5から大きく離れた受光部(受光部D1やD9等)では拡散反射光を受光しない場合もあり得るが、ここでは簡単のため、これらの受光部でも受光できるものとする。
受光部D5の受光量が「トナーパターンYP1がないときに比して、トナーパターンYP1があるときの方が低くなる」ことが本質であって、他の受光部の受光量は問題ではない。
このような受光部Di(i=1〜9)の受光出力の結果から、トナーパターンYP1が、主方向において発光部E5の位置にあることが分る。
トナーパターンYP1が、主方向において発光部E5とE6との間にある場合には、発光部E5が点灯するときに受光部D5の出力が低くなり、発光部E6が点灯するときには受光部D6の出力も低くなる。
これにより、トナーパターンYP1が主方向に於いて、発光部E5とE6の間にあることが分る。このとき、受光部D5の出力の方が受光部D6の出力よりも小さければ、トナーパターンYP1は「発光部E5に寄った側」にあることが分る。
上の例においては、予備検出工程で「順次に点滅させる発光部」の個数:rがM個である場合を説明したが、トナーパターンYP1の形成位置が「主方向に大きく変動する」ことが無く、予め、反射型光学センサOS1の端部の発光部E1、E9による検出光のスポット位置には無いことが知られていれば、上記個数:r=M−2とする(発光部E2〜E8を点滅させる。)ことが可能であるし、発光部E3〜E7の配列領域にあることが知れている場合であれば、点滅させる発光部の個数:r=M−4とする(発光部E3〜E7を点滅させる。)ことも可能である。
即ち、予備検出工程により、トナーパターンPP1、DP1が「主方向において存在する位置の目安」である「位置範囲情報」が検出されたことになる。
前述のように、発光部Eiのピッチ:0.5mm、発光部から放射された検出光が転写ベルト17の表面に形成するスポットの大きさ:0.3mmである。
予備検出工程でトナーパターンYP1の主方向の位置が「発光部E5の位置」にあることが位置範囲情報として分かっており、トナーパターンPP1、DP1の主方向の中心部が「トナーパターンYP1の主方向の中心部と略同位置」であることが、トナーパターンYP1、PP1、DP1の主方向の位置関係として分かっている。
従って本検出工程では、トナーパターンPP1、DP1がそれぞれ検出領域を通過する間に、発光部E5とその両側の発光部E4、E6との3個の発光部の点滅により「検出光によるスポット走査」を繰り返せば、図3(d)に示すように、トナーパターンPP1、DP1は、これら3個の発光部から放射された検出光が転写ベルト17の表面に形成するスポットS4、S5、S6により照射されて拡散反射光を発生させる。
以下、トナーパターンPP1、DP1等を用いる各色トナー画像相互の副方向・主方向の位置関係の検出、即ち、トナーパターンの位置情報・トナー濃度情報の検出について説明する。
前述の如く、トナーパターンPP1は、図3(e)に示す如く、主方向に平行なライン状パターンLPY1、LPM1、LPC1、LPB1と、主方向に対して斜めに傾斜したライン状パターンLPY2、LPM2、LPC2、LPB2とにより構成されている。
ライン状パターンLPY1とLPY2はペアをなし、イエロートナーで形成される。
同様に、ライン状パターンLPM1とLPM2はペアをなしてマゼンタトナーで形成され、ライン状パターンLPC1とLPC2はペアをなしてシアントナーで形成され、ライン状パターンLPB1とLPB2はペアをなして黒トナーで形成される。
即ち「これらのペアが副方向に一定間隔で配列形成」される状態であれば、画像形成に供されるイエロー〜黒の各トナー画像は「副方向に適正な位置関係」をなすように形成される。
位置検出パターンPP1が移動するのに従って、発光部E5からの検出光によるスポットは支持部材に対して副方向に変位し、まず、ライン状パターンLPY1〜LPB1を順次に照射する。発光部E5のパルス発光は「周期を十分に短く」し、これらライン状パターンをもれなく照射できるようにする。
従って、受光部D1〜D9の出力を時間的に追跡することにより、検出光が4本のライン状パターンを照射する時間の間隔を検出することができる。説明中の例では、予備検出工程によりトナーパターンLPY1〜LPB1は、発光部E5からの検出光のスポットにより確実に照射されることが分かっており、検出光がトナーパターンを照射するときに、受光部D5の出力が減少することが分かっているので、基本的には受光部D5の出力を追跡するのみに出十分である。
上記時間間隔が等間隔であれば、トナー画像相互の副方向の位置関係は適正であり、等間隔でなければ相互の位置関係にずれがあり、そのずれ量を知ることもでき、このずれを補正するように画像形成用の光走査開始のタイミングを制御できる。
図3(g)は、イエロートナー画像が「主方向に於いてΔSだけずれた場合」を示している。ライン状パターンLPY2はLPY1に対して傾いているので、このとき発光部E5からの検出光のスポットがライン状パターンLPY1を照射してからライン状パターンLPY2を照射するまでの時間はT+ΔTとなり、適正な位置にあるときの時間:Tとの時間差:ΔTにより「主方向におけるずれ量」を知ることができる。
ΔS・tanθ=V・ΔT
であるから、主方向のずれ量:ΔSは、
ΔS=V・ΔT・cotθ
として知ることができる。
前述の如く、トナー濃度検知用のトナーパターンDP1〜DP4は、イエロー、マゼンタ、シアン、黒のトナーの色ごとに形成される。
トナーパターンDP1は、濃度を複数階調(図の例で5階調)に変化させて濃度ごとの各パターンを矩形状に形成したものである。
トナーパターンDP1も「形成される時点」が定まっており、形成されてから上記検出領域に到達する時間も略定まっている。そこで、トナーパターンDP1が検出領域に近づいた適当なタイミングで3個(s=3)の発光部を順次点滅制御する。
勿論、副方向に移動するトナーパターンDP1の「個々の矩形状のトナーパターン」が反射型光学センサOS1の検出領域を通過する時間内に、3個(s=3)の発光部を「主方向に少なくとも1回は走査」することが必要である。
そこで、トナーパターンDP1が検出領域に近づいた適当なタイミングで3個の発光部E4、E5、E6を順次点滅制御すると、発光部E4、E5、E6から放射された検出光がトナーパターンDP1を照射しない状態では、検出光は転写ベルト17の表面で正反射し、それぞれ受光部D4、D5、D6で受光される。このとき、発光されない発光部に対応する受光部Dj(j=1、2、3、7、8、9)の受光量は0である。
拡散反射の影響で、受光部D5が受光する正反射光成分が減少する一方で、拡散反射光成分は他の受光部D1〜D9でも受光されるようになる。発光部E4、E6からの検出光でトナーパターンDP1が照射された場合も同様である。
このような小さい反射型光学センサを用いることにより、トナーパターンPP1およびDP1の「副方向の大きさ」を従来と同じとしたとしても、従来の主方向幅が15mm〜25mmであるので、トナーパターンの面積は1/10〜1/16となり、トナーパターンに消費される不寄与トナー量も面積に応じて減少できる。
なお、トナーパターンYP1の主方向(および/または副方向)の大きさは、トナーパターンPP1およびDP1の大きさと等しくしてもよい。
しかし、これに限らず、複数の発光部(上の例では発光部E1〜E9)の断続的な発光を同時に行なうこともできる。
各受光部Di(i=1〜9)は、発光部Ei(i=1〜9)からの検出光がトナーパターン以外の部分に照射されたとき、発光部Eiからの検出光の正反射光のみを受光するようになっているので、発光部E1が点灯した場合には受光部D1のみが受光し、発光部E2、E3、E4、E6、E7、E8、E9についても同様に、受光部D2、D3、D4、D6、D7、D8、D9のみが受光する。
発光部E5が点灯すると、トナーパターンYP1による拡散反射光のため、受光部D5の受光量は他の受光部より小さくなる。
発光部E1〜E9を同時に発光させた場合には、各受光部Diにおける受光量は「支持部材による正反射部分とトナーパターンによる拡散反射部分」の和になる。
即ち、各受光部が受光する受光量は、スポット走査において「各発光部が個別に発光しているときの受光量を全発光部について重ね合わせた」ものである。
検出光の出力Sjがもっとも小さくなるときには、トナーパターンYP1は受光部Djの位置にあることが分かる。出力Sk、Sk±1が小さくなった場合には、トナーパターンが主方向において受光部DkとDk±1との間にあることが分かる(SkとSk±1の大小関係により、受光部DkとDk±1のどちらよりにあるかも分かる。)。
別の例として、図3の形態例において、トナーパターンYP1を除き、トナーパターンPP1の副方向先頭のトナーパターン(ライン状パターンLPY1)を対象として予備検出工程を行なうようにすることもできる。
トナーパターンPP1よりも、トナーパターンDP1の方が副方向の下流側に位置する場合には、トナーパターンDP1のうちで副方向の先頭部にある矩形状パターンに対して予備検出工程を実行するようにすればよい。
発光部E5から放射された検出光がトナーパターンを照射すると、検出光はトナーパターンにより拡散反射され、他の受光部D1、D2、D3、D4、D6、D7、D8、D9にも受光される。
図4(a)は、発光部E5から放射された検出光が、トナーパターンが存在しない支持部材表面を照射して正反射されて受光部D5のみに受光され、他の受光部D1、D2、D3、D4、D6、D7、D8、D9には受光されない場合における「受光部Di(i=1〜9)の出力分布」を示している。
前述の如く、図3において、転写ベルト17の表面は滑らかで、トナーパターンが形成されていない部分に検出光が照射されたときの反射光は正反射光であるとする。
また、順次に発光する発光部Ei(i=1〜9)からの検出光が、トナーパターン以外の部分に照射されたとき、正反射光は、発光部Eiに対応する受光部Diとこれに隣接する受光部Dj(j=i±1)とにより受光されるものとする。
受光部D4、D5、D6は「転写ベルト17による正反射光」を受光しているが、受光部D1、D2、D3、D7、D8、D9の出力はゼロである。
この場合、発光部E1から放射された検出光は転写ベルト17の表面で正反射し、受光部D1とD2で受光され、発光部E2から放射された検出光は受光部D1とD2とD3で受光される。発光部E3から放射された検出光は受光部D2とD3とD4で受光され、発光部E4から放射された検出光は受光部D3とD4とD5で受光される。
そしてトナーパターンDP1による拡散反射の影響により「受光部D4とD5とD6が受光する正反射光成分」が減少する一方、拡散反射光は受光部D5以外の他の受光部D1、D2、D3、D4、D6、D7、D8、D9によっても受光される。
演算に関連して、簡単に説明する。
反射特性として「正反射寄与出力のみ」に着目し、「支持部材による受光部D5の出力とトナーパターンによる受光部D5の出力との差」と「トナーパターンの画像濃度」との相関関係を算出したり、別例として、反射特性として「拡散反射寄与出力のみ」に着目し、「支持部材による受光部D1、D2、D3、D7、D8、D9の出力和(=0)とトナーパターンによる受光部D1、D2、D3、D7、D8、D9の出力和との差」と「トナーパターンの画像濃度」との相関関係を算出したりすることによりトナー濃度を検出することができる。
一方、上記検出光が支持部材表面を照射しているとき、支持部材表面からの正反射光は図5(a)に示すような出力分布で受光部D4、D5、D6により受光される。
図6において「白い棒」はトナーパターンの反射特性(図5(b))、「黒棒」はトナーパターンの反射特性のうちの「正反射寄与分」と考えることができる。規格化により、受光部D5の出力は、正反射特性の値と拡散反射特性の値とが等しくなっている。
即ち、図5(b)の「トナーパターンの反射特性」を、正反射寄与分と拡散反射寄与分に分けると図7に示すようになる。図7に「白棒」で示す拡散反射寄与分は、図6における各「白棒」から「黒棒」を差し引いたものであり、図7における「黒棒」は、図6における「黒棒」と同一である。
9つの受光部Di(i=1〜9)の出力を用い、支持部材の反射特性(正反射寄与出力である受光部D4、D5、D6の出力(黒棒))と、トナーパターンの反射特性(正反射寄与出力である受光部D4、D5、D6の出力と、拡散反射寄与出力である受光部D1、D2、D3、D4、D6、D7、D8、D9の出力(白棒))の差(正反射寄与出力の差と拡散反射出力の差)に基づき、トナー濃度を検出できる。
今まで説明してきた例では、個々の発光部Eiから放射された検出光の転写ベルト表面での正反射光が、対応する受光部Diと、これに隣接する受光部Dj(j=i±1)とで受光されるものとした。
前述したように、支持部材が中間転写ベルト等の場合には「支持体表面で検出光を拡散反射させる場合」もある。
しかし、支持体による拡散反射と「トナーパターンによる拡散反射」とに、反射特性の差があれば「複数受光部の出力の分布」が、支持体での拡散反射とトナーパターンによる拡散反射に応じて異なるので、上記出力の分布の差異から「トナー濃度の検出」が可能である。
図8に示す例では、反射型光学センサの発光部Eiの数:M=受光部Diの数=N=7の場合を示している。
なお、図示の簡単のため「中間転写ベルトよりもトナーパターンの方が拡散反射による拡散の度合いが大きい」場合を想定している。逆の場合、即ち「中間転写ベルトの方がトナーパターンよりも拡散反射による拡散の度合いが大きい」場合には、以下の説明において「中間転写ベルトとトナーパターンを入れ替えて」考えればよい。
受光部D2〜D6では「中間転写ベルトによる正反射光および拡散反射光」を受光しているが、受光部D1、D7の出力はゼロである。
この例では「中間転写ベルトよりもトナーパターンの方が拡散反射光の拡散の度合いが大きいと」しているため、図8(a)よりも図8(b)の方が「受光部の出力分布の拡がり」が大きくなっている。
図8の(a)と(c)を比較することにより、図8(a)における受光部D4の出力は「中間転写ベルトによる正反射に起因する正反射寄与出力」を表し、受光部D2とD6の出力は「中間転写ベルトによる拡散反射に起因する拡散反射寄与出力」である。
また、図8(a)において受光部D1とD7の出力はゼロであるが、これは「拡散反射に起因する出力」がゼロと捉えることもできる。受光部D3とD5の出力は「正反射と拡散反射に起因する出力」が混合している。
また、発光部E4に対応しない2つの受光部D3とD5の出力は「正反射成分と拡散反射成分」が混合しているのでトナー濃度の演算に取り入れない。
この場合、拡散反射の寄与する受光部の数は(N−3)個(両端部の発光部では(N−2)個)となる。すなわち、特に「発光部や受光部のピッチが小さく」なり、支持部材により反射された検出光のスポット径が受光部のピッチより大きくなった場合でも「支持部材による正反射光が入射するのは「発光部に対応する受光部とその両隣りのみ」であり、拡散反射寄与出力となる受光部の数を最大とすることができ「拡散反射寄与の検出効率」を向上させることができる。
前述の如く、図3(a)〜(c)に即して説明したトナーパターンの検出では、反射型光学センサOS1において、発光部E1〜E9が順次に点滅した。この場合、発光部E1が点灯・消灯してから発光部E9が点灯して消灯するまでには有限の時間がかかる。
この時間を「スキャン時間」と呼ぶことにする。
しかし、上述したように、トナーパターンの形成時間を小さくして画像形成作業の作業効率を低下させないようにし、且つ、不寄与トナーの消費量を有効に軽減するには、トナーパターンを小サイズ化する必要がある。
小サイズのトナーパターンに適正に検出光を照射してトナー濃度を検出できるためには、トナーパターンが主方向に小さくなるほど、発光部・受光部の配列ピッチを小さくしなければならない。
トナーパターンと反射型光学センサとの「主方向の相対的位置ずれ」に対する許容量として10mm程度以上を取ると、配列ピッチが小さくなれば、配列する発光部の数:Mも相当数(例えば200個)に増大する。
そして、発光部の数:Mが大きくなると上記スキャン時間も長くなる。
この発明では、本検出工程において位置検出用のトナーパターンPP1や、トナー濃度検出用のトナーパターンDP1に対するトナー情報を検出する際には、これらトナーパターンの支持部材上の位置が、予備検出工程により得られた位置範囲情報に基づき、予めある程度絞り込まれており、それに応じて少数のS個の発光部を発光させるのみであるので、トナー情報を検出する本検出工程ではスキャン時間を有効に短縮できる。
図9(a)、(b)に示す実施の形態では、反射型光学センサは15個の発光部E1〜E15と、これに1:1で対応する15個の受光部D1〜D15を有している。
なお、発光部・受光部の数を15個としたのは図が複雑になるのを避けるためであり、15個という個数は単に説明の便宜上のものである。実際には発光部・受光部の個数として数10〜数100を想定している。
発光部E1〜E15は、E1からE15まで順次に点灯・消灯を行うが、このとき、図示されないトナーパターンYP1は副方向へ速度:Vで移動している。
この場合、スキャン時間を「st」とすれば、発光部E1〜E5が順次の点灯・発光を完了するのに要する時間は「st/3」であり、発光部E6〜E10が順次の点灯・発光を完了するのに要する時間も、発光部E11〜E15が順次の点灯・発光を完了するのに要する時間も「st/3」である。
ΔL=V・st/3
を満足するように設定すれば、発光部E1〜E15によるトナーパターンYP1のスポット走査をスキャン時間内に適正に終了させることができる。
Z・tanα=V・st
を満足するように、角:αを設定すれば、発光部E1〜E15によるトナーパターンYP1(図示されず)のスポット走査をスキャン時間内に適正に終了させることができる。
受光部・発光部対G1は、発光部E11〜E15の5個の発光部と、これに1:1で対応する5個の受光部D11〜D15により構成され、受光部・発光部対G2は、発光部E21〜E25の5個の発光部と、これに1:1で対応する5個の受光部D21〜D25により構成され、受光部・発光部対G3は、発光部E31〜E35の5個の発光部と、これに1:1で対応する5個の受光部D31〜D35により構成されている。
そして、15個の発光部はトナー濃度検知を行う状態において、3対の発光部・受光部対G1〜G3における互いに対応する3個の発光部が同時、且つ、順次に点滅される。
このような場合の実施の形態を3例、図11に示す。
発光手段は発光部E11〜E1i〜E115が主方向(図面の上下方向)に1列等ピッチで配列され、発光部E21〜E2i〜E215が主方向に1列等ピッチで配列され、これら2列の発光部の配列は、主方向においては対応するもの同士が同じ位置にある。
i=1〜15について、主走査方向に同一位置にある発光部E1iとD2iとを各列において、同時且つ順次に点灯・消灯させることにより、支持部材およびトナーパターンを照射する検出光の出力を約2倍にできる。
発光部として一般に用いられるLEDの発光出力は発光部面積には依らず、注入電流密度に依存する。
発光出力を増大させるために注入電流密度を大きくすると、LEDの短寿命化が生じることから、注入電流密度をあるレベル以上に大きくすることはできない。この場合、発光部面積を大きくして(注入電流密度を大きくせずに)、注入電流量を増やすこともできるが、発光部面積の拡大は「支持部材・トナーパターンに照射するスポットの増大を招く。
15個の発光部E1〜Ei〜E15は主方向に1列等ピッチで配列し、30個の受光部は15個ずつの2グループにわけ、受光部D11〜D1i〜D115を主方向に1列等ピッチで配列し、受光部D21〜D2i〜D215を主方向に1列等ピッチで配列し、これら2列の受光部列で、発光部列を副方向に挟むようにしている。
i=1〜15として、対応する発光部Eiと受光部D1i、D2iとは、主走査方向において同一位置に位置する。
しかし、発光部の配列ピッチと受光部の配列ピッチとは、互いに異ならせることもできる。
この形態例では、7つの発光部E1〜Ei〜E7に対し、14個の受光部D1〜Dj〜D14を対応させており、受光部の配列ピッチを発光部の配列ピッチの1/2にすることにより、各発光部Ei(i=1〜7)にそれぞれ2個の受光部が対応するようになっている。このように、LEDの配列ピッチに対して、PDの配列ピッチを小さくすることにより「主方向の空間分解能を高める」ことが可能である。
即ち、主走査方向に対する反射型光学センサの傾き(発光部・受光部の配列方向の傾き)の角を「β」とすれば、反射型光学センサにおける受光部・発光部の配列ピッチ:ptは、主方向への射影が「tp・cosβ」に小さくなって空間分解能が高まる。
超小型のLEDやPDを用いれば各々の素子サイズは「ミリオーダ」であり、配列ピッチとしては1mm程度の実装が可能である。
なお、各々独立したLEDやPDを集積するよりも、半導体プロセスで製造されるLEDアレイやPDアレイの方が、発光部・受光部の位置精度を大きく向上させることができる。
図12(b)の形態例では、LEDアレイがPDアレイと共に同一基板上に一体的に形成されるので、照射手段・受光手段相互の位置精度も大きく向上させることができる。
従って、反射型光学センサにおける照射手段の発光部は上記波長領域の光を放射するものが好ましく、また、反射型光学センサにおいて照射手段を構成する複数のLEDが同一の発光波長で発光するのが好ましい。
照射手段としてLEDアレイを用いる場合は、加工プロセス上から同一波長となるので好都合である。
従って、受光手段の受光部を構成するPDのピーク感度波長が「受光手段内の受光部ごとにばらつかない」ことが好ましいが、これは受光手段として、ピーク感度波長が加工プロセス上から同一になる「PDアレイ」を用いることにより実現できる。
発光部の具体例である「独立したLED」には「放射光を集束させるレンズ機能を持つ部分」が一体化されており、上記レンズ機能によりスポットを形成することもできる。
「素子自体としてはこのような機能を持たないLEDアレイ」を照射手段に用いる場合には、反射型光学センサは、発光部から放射される検出光を、支持部材表面に向けて集光的に導光する照明用光学系および/または支持部材表面からの反射光を受光手段に向けて集光的に導光する受光用光学系を有することで、検出光のスポット照射を実現できる。
図13に示す実施の形態について説明すると、図13(a)は実施形態の反射型光学センサOSを主方向から見た構造を説明図的に示している。
照射手段は、独立した5個の発光部E1〜E5を主方向に等ピッチで1列に配列してなり、照射手段は、独立した5個の受光部D1〜D5を、発光部の配列と同ピッチで配列してなる。
発光部E1〜E5の個々はLED、受光部D1〜D5の個々はPDである。発光部をなすLEDは「放射光を集束させるレンズ機能」を備えている。
符号17は支持部材、具体的には転写ベルトを示し、符号DPはトナー濃度検出用のトナーパターンを示す。
個々の発光部(LED)Ei(i=1〜5)が点灯・消灯を行うとき、放射される検出光は、照明用光学系LEにより副方向に「より集光性を高められ」て、支持部材17またはトナーパターンDPに照射される。そして反射光は、受光用光学素子LDにより副方向に集光性を高められて受光部Di(i=1〜5)に向かい受光される。
照明用光学系と受光用光学系を同一形状とすれば、これら光学系のコストダウンが図れる。図13において、受光部・発光部を5個としたのも、図の複雑化を避け、説明の便宜上の理由による。
図14に示す実施の形態では、反射型光学素子OSAは、(a)に示すように、5個の発光部(LED)E1〜E5を配列した発光部の各発光部Eiに1:1に対応させて、照明用集光レンズLEi(i=1〜5)を設け、発光部Eiから照射された発散光の集光度合いを変え、支持部材17への照明効率を高める機能を有する。
図14に示した照明用光学系であるシリンドリカルレンズの場合に対し、主走査方向の集光用のパワーを持たせることにより「さらなる照明効率の向上」が可能である。
また、照明用集光レンズLEi(i=1〜5)は「主方向と副方向のパワーが異なるアナモフィックレンズ」としてもよい。
図15(a)に示す例では、反射型光学センサOSBは、照射手段が6個の発光部(LEDである。)E1〜E6を有し、これら発光部の個々に対応して集光パワーを持つ凸レンズ面をアレイ配列して一体化した照明用光学系LEAを有する例である。
照明用光学系LEAではLED側のみに集光パワーを持たせ、射出側は平面としているが、勿論、射出側面にもパワーを持たせることも可能である。この例の照明用光学系LEAは一体構造であるので、発光部ごとに別個のレンズを反射型光学センサ本体に組付けるよりも、組みつけが容易であり、またレンズ面間の配置精度を高めることができる。
図15(b)は、照明用光学系をなす6個の集光レンズLE1〜LE6と、受光用光学系をなす6個の集光レンズLD1〜LD6を、相互の位置関係を適切に定めて一体化した照明受光用光学系LEDAを示している。
このような照明受光用光学系LDEAを用いることにより、照明用の各集光レンズと、受光用の各集光レンズの配置精度をさらに高めることが可能となる。図15に示すような集光レンズの配列は、フォトリソグラフィーやナノインプリントなどの加工法を用いてガラス基板や樹脂基板上に形成できる。
図15において受光部・発光部を6個としたのも、図の複雑化を避け、説明の便宜上の理由による。
反射型光学センサ装置は、反射型光学センサ141と演算処理部142とを有する。
反射型光学センサ141は、先に図3、図4、図6、図7等に即して説明した物を用いることができる。
E1〜E5 発光部(LED)
D1〜D5 受光部(PD)
YP1 予備検出工程用のトナーパターン
DP1 トナー濃度検出用のトナーパターン
17 支持部材(転写ベルト)
Claims (12)
- トナーによる画像を形成する画像形成方法において、所定の副方向へ移動する支持部材の表面に所定のトナーパターンを1以上形成し、上記支持部材に照射手段により検出光を照射し、上記支持部材および/またはトナーパターンによる反射光を受光手段により受光し、上記検出光に対する上記支持部材の反射特性と上記トナーパターンの反射特性の差に基づき上記トナーパターンの位置および/またはトナー濃度に関する情報を検出するトナー情報検出方法であって、
検出光を放射する検出光用の発光部をM(≧3)個、上記支持部材に検出光のスポットをM箇所で照射できるように、且つ、副方向に直交する方向において隣接するスポットの間が、上記直交する方向における上記トナーパターンの大きさ以下となるように、副方向に交わる1方向に配置して照射手段とするとともに、N(≧3)個の受光部を上記支持部材および/またはトナーパターンによる検出光の反射光を受光できるように、上記照射手段に対応させ、且つ、上記支持部材に対向させて1方向に配列して受光手段とし、
上記照射手段におけるr(≦M)個の発光部を発光させてトナーパターンの位置範囲情報を予備的に検出する予備検出工程と、
この予備検出工程による検出結果に基づき、上記照射手段において発光させるs(<r)個の発光部を選択して発光させ、トナーパターンの位置および/またはトナー濃度に関する情報を検出する本検出工程と、を行なうことを特徴とするトナー情報検出方法。 - 請求項1記載のトナー情報検出方法において、
トナーパターンが副方向において検出光の照射領域を通過する時間内に、r個の発光部および/またはs個の発光部を順次に発光させることを特徴とするトナー情報検出方法。 - 請求項1または2記載のトナー情報検出方法において、
予備検出工程に際して、トナーパターンの位置範囲情報を検出できるr(<M)個の発光部を選択することを特徴とするトナー情報検出方法。 - 請求項1〜3の任意の1に記載のトナー情報検出方法において、
予備検出工程により位置範囲情報を検出するための予備検出工程専用のトナーパターンを、支持部材表面に、他のトナーパターンよりも副方向の先頭に形成することを特徴とするトナー情報検出方法。 - 請求項1〜3の任意の1に記載のトナー情報検出方法において、
本検出工程によりトナーパターンの位置および/またはトナー濃度に関する情報を検出するためのトナーパターンが、予備検出工程で位置範囲情報を検出するためのトナーパターンを兼ねていることを特徴とするトナー情報検出方法。 - 請求項1〜5の任意の1に記載のトナー情報検出方法において、
検出対象としてのトナー情報が、少なくとも、トナーパターンの支持部材上における位置情報であることを特徴とするトナー情報検出方法。 - 請求項6記載のトナー情報検出方法において、
検出対象としてのトナー情報が、トナー濃度と位置情報とであり、
本検出工程において、検出対象としてのトナー情報が、トナー濃度のときと位置情報のときとで、発光させるs個の発光部の個数を異ならせることを特徴とするトナー情報検出方法。 - 請求項6または7記載のトナー情報検出方法において、
検出対象としてのトナー情報が位置情報であるとき、発光させる発光部の数:s=1であることを特徴とするトナー情報検出方法。 - 請求項6〜8の任意の1に記載のトナー情報検出方法において、
検出対象としてのトナー情報がトナー濃度であるとき、発光させる発光部の数:s>1であることを特徴とするトナー情報検出方法。 - 請求項1〜9の任意の1に記載のトナー情報検出方法の実施に用いられる反射型光学センサ装置であって、
独立してもしくは同時に点滅可能なM(≧3)個の発光部を1方向に配列してなる照射手段と、
N(≧3)個の受光部を上記照射手段に対応させて1方向に配列してなる受光手段と、
上記M個の発光部の発光を予備検出工程および本検出工程に応じて制御する制御手段と、を有する反射型光学センサ装置。 - トナーによる画像を形成する画像形成装置において、
トナー情報を検出するための反射型光学センサとして、請求項10に記載の反射型光学センサ装置を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項11記載の画像形成装置において、
形成される画像が、色の異なる複数種のトナーによる多色画像もしくはカラー画像であり、色ごとのトナー情報が検出されることを特徴とする画像形成装置。
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