JP2002072612A - カラー画像形成位置調整装置 - Google Patents

カラー画像形成位置調整装置

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JP2002072612A
JP2002072612A JP2000267923A JP2000267923A JP2002072612A JP 2002072612 A JP2002072612 A JP 2002072612A JP 2000267923 A JP2000267923 A JP 2000267923A JP 2000267923 A JP2000267923 A JP 2000267923A JP 2002072612 A JP2002072612 A JP 2002072612A
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JP2000267923A
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Shuichi Yamazaki
修一 山崎
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Casio Electronics Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価な構成でカラー画像の形成位置及び濃度の
調整を精度よく行うカラー画像形成位置調整装置を提供
する。 【解決手段】調整色の位置ずれ量が、−5、−4、・・
・、0、+1、・・・、+5である11個の基準パッチ
1、2、3、・・・、11を、順番の両端から内側に向
けて、パッチ1、パッチ11、パッチ2、パッチ10、
パッチ3、パッチ5、パッチ7、パッチ6と交互に入れ
換えて出力し、得られる直線d1とd2の交点kを求
め、この交点kを補正値とする。これにより、パッチ
1、パッチ2、・・・と順番に出力したとき種々の要因
が重なって連続するパッチに部分的に集中して起きる濃
度変動のために検出補正値がばらつくことを回避でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安価な構成でカラ
ー画像の形成位置及び濃度の調整を精度よく行うカラー
画像形成位置調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの販売台
数の増加に連動して、カラープリンタ装置(カラー画像
形成装置)が広く使用されるようになっている。特に画
像形成ユニットが多段式に配置されている所謂タンデム
方式のカラー画像形成装置が、印字速度に優れているた
め今日では特に注目されている。
【0003】図23は、そのような従来のタンデム式カ
ラープリンタの主要部の構成を模式的に示す図である。
同図に示すように、タンデム式カラープリンタ1は、用
紙Pを積載収納した給紙カセット2、この給紙カセット
2から用紙Pを一枚ごとに取り出す不図示の給紙コロ、
この給紙コロによって給紙される用紙Pを図の矢印Aで
示すように案内する不図示の用紙搬送ガイド、この用紙
搬送ガイドの終端に配置された不図示の待機ローラ対、
この待機ローラ対により印字タイミングに合わせて給送
される用紙を図の反時計回り方向に循環移動して搬送す
る搬送ベルト3、この搬送ベルト3を駆動する駆動ロー
ラ4a及び4bを備えている。
【0004】更に、上記搬送ベルト3の用紙搬送面に近
接して、用紙搬送方向上流側から下流側へ4つの画像形
成部5(5−1、5−2、5−3、5−4)が多段式に
並設され、搬送ベルト3の図の矢印Bで示す用紙搬送方
向下流側には、不図示の定着器が配設されている。
【0005】上記4つの画像形成部5は、いずれも同一
の構成であり、感光体ドラム6を中心にして、その周面
近傍に、クリーナ7、帯電器8、記録ヘッド9、現像器
10及び搬送ベルト3を挟んで転写器11が順次配設さ
れている。上記の現像器10には、減法混色の三原色で
あるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の
カラートナー及び主として文字部分に専用されるクロ
(K)のトナーがそれぞれ収容されており、下部側面の
開口部には現像ローラ12が配設されている。
【0006】上記の感光体ドラム6は、矢印Cで示す時
計回り方向に回転し、その周面をクリーナ7によって清
掃され、その清掃された周面に帯電器8によって一様な
マイナス高電荷を与えられて初期化され、その初期化さ
れた周面を記録ヘッド9によって露光されて、上記初期
化によるマイナス高電位部と上記露光によって電位が減
衰したマイナス低電位部とからなる静電潜像を形成され
る。
【0007】このマイナス低電位部に、現像器10に収
容されているトナーが現像ローラ12によって転写され
て、上記の静電潜像が顕像化(現像)される。この現像
されたトナー像は、搬送ベルト3によって搬送されてく
る用紙Pに、転写器11によって順次重ね合わせて転写
される。このように4色のトナー像を順次重ね合わせて
転写された用紙Pは、定着器に搬入され、熱と圧力でト
ナー像を紙面に定着されて、不図示の排紙ローラによっ
て機外に排出される。これにより、4色のトナーの合成
色によるカラー画像が用紙Pに形成される。
【0008】このようにタンデム式カラープリンタは、
4色のトナー像を順次転写して重ね合わせる方式である
ため、印字の副走査方向に移動する用紙Pに正しい画像
形成を行うためには、各色の位置合わせに精度を要す
る。また、カラー画像の形成においては色合いも重要で
あり、4色のトナー像の中で一色のトナー濃度でも基準
よりずれていると合成色の色合いが異なったものとな
る。
【0009】このため、タンデム式カラープリンタにお
いては、画像の整合や色合いの整合を行うための種々の
方法が提案されている。一つには、テストチャートを実
際に印字して目視によって補正量を判断し、これによっ
て色合い等の調整を行う方式がある。また、他の方法と
して、センサを配置し、テスト印字した画像をセンサで
検知し、自動的に補正量を算出して、これによって色合
い等の調整を行う方式がある。
【0010】図24(a),(b) は、上記テストチャートの
例を示す図である。通常、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)シアン(C)、クロ(K)の4色印刷では、クロ
(K)を基準として、1ドットのラインチャートa又は
a′を印字(印刷)し、これに対して他の調整しようと
する色、例えばマゼンタ(M)の、1ドットずつ位置ず
れさせたラインチャートb(b1、b2、b3、b4、
b5、但しb3はクロのラインチャートaと重なってい
るため見えない)又はラインチャートc(c1、c2、
c3、c4、c5)を印字する。
【0011】そして、クロ(K)のラインチャートa又
はa′に対する調整対象色のラインチャートb又はcの
ずれ量を、目視によって割り出し、又はレーザセンサ等
で検出する。同図(a) に示す調整対象色のラインチャー
トbでは、中央のラインチャートb3がクロ(K)のラ
インチャートaと上下の位置が一致しているので、この
ラインチャートb3の印字条件を正とする。また、同図
(b) に示す調整対象色のラインチャートcでは、先頭の
ラインチャートc1がクロ(K)のラインチャートa′
と上下の位置が一致しているので、このラインチャート
c1の印字条件を正とする。
【0012】図のラインチャートのパターンの上下方向
を、X方向(主走査方向)に向けて印字するか、Y方向
(副走査方向)に向けて印字するかによって、X方向の
位置ずれが判明し、あるいはY方向の位置ずれが判明す
る。また、このようなラインチャートによる判定を主走
査方向の両端で行うことによってθ方向(傾きの方向)
のずれが判明する。従来は、この判明したずれ量に基づ
いて位置調整するための補正値を算出していた。
【0013】
【発明が課題するための課題】しかしながら、上記従来
の目視方法は、ルーペ等の拡大鏡を用いて視認して行う
ものであり、判断と精度に個人差が生じるうえに、補正
方法も煩雑で手数がかかるため、これを個人ユーザが行
うことは至難のわざであって、不可能に近いという問題
を有している。
【0014】また、テスト印字した画像をセンサで検知
して自動的に補正量を算出する方式は、精度の高いセン
サを用いる必要があり、そのような精度の高いセンサは
構成が複雑で高価であるため、装置本体のコストアップ
を招くという問題を有している。
【0015】また、従来のモノクロトナー用正反射型ト
ナー濃度センサは、これをカラートナーの濃度測定セン
サとして用いた場合、高濃度領域においてトナー自身の
乱反射によりセンサ出力の逆転現象が起きるという不具
合な特性を有している。したがって、カラートナー用の
トナー濃度センサとしては、乱反射検出型のトナー濃度
センサを用いていたが、この乱反射検出型のトナー濃度
センサは、トナー高濃度領域での検出精度は正反射型セ
ンサより優れているが、検出角度や検出距離の変動によ
るセンサ出力の変化が大きく、このためセンサ個々のバ
ラツキやセンサ取り付けバラツキを別途に調整する必要
があり、極めて高度の取付け調整技術を要するという面
倒を伴うものであった。
【0016】このため、黒トナー用として別に正反射型
のセンサを設けるか、あるいは測定用トナーパターンの
下地を白色(乱反射面)とする必要があって、いずれも
出力処理方法を黒とカラーで切り換える必要があり、こ
の点でも、極めて面倒な手数を要するという問題を有し
ていた。
【0017】また、上記の自動的に補正量を算出する方
式は、単に自動化するという技術思想のみでは現実に装
置に採用することは困難である。すなわち、従来の自動
化の調整では、単に装置の電源投入時に行う又は装置の
メンテナンス時に行うことのみが想定されており、実際
に自動化を行うために重要な要件である「印字位置調整
や濃度調整を具体的にどのようなタイミングで行うか」
又は「どのようなパターン(ラインチャートやパッチ
等)を用いて行うか」が特定されていないという問題も
あった。
【0018】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
安価な構成でカラー画像の形成位置及び濃度の調整を精
度よく行うカラー画像形成位置調整装置を提供すること
である。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー画像形成
位置調整装置は、駆動ローラと従動ローラの少なくとも
2つのローラに掛け渡され循環移動する転写搬送ベルト
と、装置本体に着脱自在に設けられ上記転写搬送ベルト
の外周面に沿って配設されたそれぞれ異なる色トナーで
画像形成する複数の画像形成ユニットとを有し、上記転
写搬送ベルト上に順次重ね画像を形成した後用紙に一括
転写するか上記転写搬送ベルト上に担持される用紙上に
順次重ね画像を形成する電子写真カラー画像形成装置に
おけるカラー画像形成位置調整装置であって、画像形成
空白領域を有し画像形成位置の基準となる印刷色で画像
形成される複数種類の基準色テスト印字パターンと、該
基準色テスト印字パターンの上記画像形成空白領域を印
字位置ずれ方向に対して種々の割合で埋めるべく上記基
準色テスト印字パターンに対応し画像形成位置を調整す
る所定の被調整色で画像形成される複数種類の調整色テ
スト印字パターンとを少なくとも記憶する記憶手段と、
該記憶手段から上記複数種類の基準色テスト印字パター
ンと上記複数種類の調整色テスト印字パターンとを所定
の順序で呼び出して対応色の上記画像形成ユニットに転
送して上記転写搬送ベルトの移動方向に沿って該転写搬
送ベルト上に順次上記基準色テスト印字パターンと上記
調整色テスト印字パターンとの重ね画像を形成すべく制
御するテスト印字パターン画像形成制御手段と、上記転
写搬送ベルト上に形成された上記重ね画像の濃度を検出
する近赤外線正反射型のトナー濃度センサと、該トナー
濃度センサに基づく各上記重ね画像パターン毎のパター
ン全体濃度平均値を比較し、その値が極値となる特定の
重ね画像パターンを少なくとも比較判断することに基づ
いて、上記画像ユニットによる上記調整色の画像形成位
置の位置ずれ方向と補正すべき補正値を判断する補正値
演算手段と、該補正値演算手段による補正値に応じて、
上記調整色の画像ユニットにおける画像形成処理を調整
する自動位置ずれ補正手段と、を備え、上記所定の順序
での呼出しは、上記重ね画像パターンが上記基準色テス
ト印字パターンに対し上記調整色テスト印字パターンが
所定のずれ量で順次ずれていく配列で順番付けられてい
るとき、該配列の順番の一方の端部の重ね画像パター
ン、他方の端部の重ね画像パターン、一方の端部の重ね
画像パターンの次の重ね画像パターン、他方の端部の重
ね画像パターンの一つ手前の重ね画像パターンというよ
うに、交互に上記配列の順番の両側から内側に向けて重
ね画像が順に呼び出されるように構成される。
【0020】上記所定の順序での呼出しは、例えば請求
項2記載のように、主走査方向の上記重ね画像パターン
と副走査方向の上記重ね画像パターンとを少なくとも1
個毎に交互に配置した形状で印字出力されるように呼び
出される。また、上記テスト印字パターン画像形成制御
手段は、例えば請求項3記載のように、呼出した上記重
ね画像パターンの先頭の重ね画像パターンの前、中間の
重ね画像パターンの前後、及び後端の重ね画像パターン
の後に、所定の空白部を置いて並べるように画像形成す
る。
【0021】また、上記補正値演算手段は、例えば請求
項4記載のように、主走査方向の位置ずれ補正のための
重ね画像パターンの並びから得られた濃度傾向の傾きの
係数をaとし、次に生成された副走査方向の位置ずれ補
正のための重ね画像パターンの並びから得られる濃度傾
向の中から主走査方向を基準として、+aと−aの傾き
をもつ直線y=ax+bとy=−ax+cに対し、各重
ね画像パターンの濃度との差が最小となるbとcを求
め、これらが成立する2つの直線の交点から副走査方向
の位置ずれ補正値とする。
【0022】また、上記テスト印字パターン画像形成制
御手段は、例えば請求項5記載のように、上記基準色テ
スト印字パターンに対し上記調整色テスト印字パターン
の印字位置が所定範囲内で上方にずれたときのずれ量に
したがって濃度が変化する第1の重ね画像パターンと上
記基準色テスト印字パターンに対し上記調整色テスト印
字パターンの印字位置が所定範囲内で下方にずれたとき
のずれ量にしたがって濃度が変化する第2の重ね画像パ
ターンとを対にして複数対を副走査方向に所定の間隔で
画像形成する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明のカラー画像
形成位置調整装置を備えたカラー画像形成装置(以下、
単にプリンタという)の外観を示す斜視図である。本例
のプリンタは、タンデム方式のカラープリンタの例を示
している。また、本例のプリンタは、両面印刷用のカラ
ープリンタの例を示している。
【0024】同図において、プリンタ13はケーブルに
よって不図示のパーソナルコンピュータ等のホスト機器
に接続されている。このプリンタ13は装置本体上部1
4と装置本体下部15によって構成され、装置本体上部
14にはオペレーションパネル16が配設され、また、
その上面には印字用紙の排紙部17も形成されている。
オペレーションパネル16は複数のキーが配設されたキ
ー操作部16aと、不図示のCPUから出力される表示
情報に基づき表示を行う液晶ディスプレイ16bで構成
されている。また、排紙部17には、排紙ローラ18の
回転によって後述する画像形成ユニットによりカラー画
像を形成された用紙が排出され、排紙部17上に順次積
載される。
【0025】装置本体下部15には、後述する両面印刷
用搬送ユニットや給紙カセットがセットされ、例えばプ
リンタ13の側面に設けられた不図示の蓋を開放するこ
とによって、後述する両面印刷用搬送ユニットを着脱で
きる構成である。また、装置本体下部15には、その前
面に開閉可能なフロントカバー19及び装置本体下部1
5より着脱自在な給紙カセット20が設けられ、例えば
フロントカバー19はジャム処理やメンテナンス等にお
いて開放される。
【0026】また、装置本体下部15の右側面には、M
PF(マルチペーパーフィーダー)の装着部21、及び
カバー22が設けられている。但し、図1において上記
装着部21にMPFトレイは装着されていない。また、
カバー22は後述する用紙搬送路確認用のカバーであ
り、このカバー22を開放して、用紙詰まり等のメンテ
ナンスを行う。
【0027】尚、本例のプリンタ13の最下段には前述
のように給紙カセット20が収納され、給紙カセット2
0に用紙を補給する際、例えば取手20aを手前に引く
ことによって、給紙カセット20を矢印方向に引き出す
ことができる。図2は、上記の外観構成を有するプリン
タ13の内部構成を説明する断面図である。同図に示す
ように、プリンタ13は、画像形成部23、両面印刷用
搬送ユニット24、及び給紙部25で構成されている。
上記の画像形成部23は、4個の画像形成ユニット26
(26−1、26−2、26−3、26−4)を多段式
に並設した構成からなる。
【0028】上記4個の画像形成ユニット26のうち用
紙搬送方向上流側の3個の画像形成ユニット26−1、
26−2及び26−3は、それぞれ減法混色の三原色で
あるマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の
色トナーによるモノカラー画像を形成し、画像形成ユニ
ット26−4は、主として文字等のクロ(K)トナーに
よるのモノクロ画像を形成する。
【0029】上記の各画像形成ユニット26は、それぞ
れドラムセットC1(第1のプロセスユニット)とトナ
ーセットC2(第2のプロセスユニット)で構成され、
現像容器に収納された現像剤(の色)を除き同じ構成で
ある。したがって、以下イエロー(Y)用の画像形成ユ
ニット26−3を例にしてその構成を説明する。
【0030】ドラムセットC1には、感光体ドラム3
0、帯電器31a、クリーナ31fが組付けられてお
り、トナーセットC2は、現像容器31cからなり、現
像容器31cにはトナーが収容され、その下部側面の開
口部には現像ローラ31dが配設されている。
【0031】感光体ドラム30は、その周面が例えば有
機光導電性材料で構成されており、この感光体ドラム3
0の周面近傍には、帯電器31a、印字ヘッド31b、
現像ローラ31d、転写器31e、クリーナ31fが順
次配置されている。上記の感光体ドラム30は、図の時
計回り方向に回転する。そして先ず帯電器31aからの
電荷付与により、感光体ドラム30の周面が一様に帯電
する。次に、印字ヘッド31bからの印字情報に基づく
光書き込みにより、感光体ドラム30の周面に静電潜像
が形成される。そして、この静電潜像は、現像ローラ3
1dによる現像処理によって、現像容器31cに収納し
たイエロー(Y)色のトナーによりトナー像化される。
【0032】このようにして感光体ドラム30の周面に
形成されるトナー像は、感光体ドラム30の回転に伴わ
れて、感光体ドラム30と転写器31eとが対向する転
写部に到達する。転写部に達したトナー像は、感光体ド
ラム30の直下を用紙搬送方向上流側から下流側へ移動
する用紙上に転写される。
【0033】上記の用紙は、給紙コロ35の一回転によ
って給紙カセット20から搬出されて待機ローラ対32
に給送される。あるいは、開成された装着部21に装着
されたMPFトレイ21a上から給紙コロ21bによっ
て給送される。待機ローラ対32は、用紙の印字開始位
置が紙搬送方向最上流の画像形成ユニット26−1の感
光体ドラム30のトナー像の先端に一致するタイミング
で搬送ベルト33上に給送する。
【0034】搬送ベルト33は、駆動ローラ34と従動
ローラ34′に掛け渡されて、駆動ローラ34により駆
動され、図の反時計回り方向に循環移動する。用紙は、
この循環移動する搬送ベルト33の上面に吸着されて搬
送され、画像形成ユニット26−1の転写部でマゼンタ
(M)のトナー像を転写され、画像形成ユニット26−
2の転写部でシアン(C)のトナー像を転写され、画像
形成ユニット26−3の転写部でイエロー(Y)のトナ
ー像を転写され、そして、画像形成ユニット26−4の
転写部でクロ(K)のトナー像を転写される。
【0035】このように4色のトナー像を重ねて転写さ
れた用紙は、定着ユニット36に搬入される。定着ユニ
ット36は、熱ローラ36a、押圧ローラ36b、及び
クリーナ36cで構成され、用紙を上述の熱ローラ36
aと押圧ローラ36b間に挟持して搬送しながら、トナ
ー像を溶融し紙面に圧着して定着する。また、クリーナ
36cは熱ローラ36aに残留するトナーを除去する。
【0036】このように、定着ユニット36によってト
ナー像を定着された用紙は、切換板41が上に回動して
いるときは、搬出ローラ42によって画像形成面を上に
して機外に排出され、切換板41が下に回動していると
きは、搬送ローラ43により上に案内され排紙ローラ1
8によって画像形成面を下にして排紙部17に排出され
る。
【0037】一方、両面印刷用搬送ユニット24は、装
置本体に対して着脱自在に構成され、本例のプリンタ1
3によって両面印刷を行う際装着するユニットであり、
内部に複数の搬送ローラ40a〜40eが配設されてい
る。両面印刷の場合には、上記切換板41によって一旦
上方に用紙が送られ、例えば用紙の後端が搬送ローラ4
3に達した時、用紙の搬送を停止し、更に用紙を逆方向
に搬送する。この制御によって、用紙は点線で示す位置
に設定された切換板41の左側を下方に搬送され、両面
印刷用搬送ユニット24の用紙搬送路に搬入され、搬送
ローラ40a〜40eによって用紙が送られ、待機ロー
ラ対32に達し、前述と同様トナー像と一致するタイミ
ングで転写部に送られ、トナー像が用紙の裏面に転写さ
れる。
【0038】尚、本例においては、駆動ローラ34の近
傍に、近赤外線正反射型のトナー濃度測定センサ45が
設けられる。この近赤外線正反射型トナー濃度測定セン
サ45((以下、CTDセンサという)は、搬送ベルト
33の周面に形成されたトナー像(後述するパッチ)の
濃度を測定する。
【0039】図3は、装置本体上部14を開成した状態
を示す図である。同図に示すように、装置本体上部14
は、装置本体下部15に対し略水平を保ったまま開成さ
れる。よって、その開成時には、ドラムセットC1、ト
ナーセットC2は、略水平方向で抜き差し可能となる。
【0040】図4は、上記のドラムセットC1を交換す
る場合の状態を示す図である。同図に示すように、ドラ
ムセットC1を手前に抜き出して、新たなドラムセット
C1を挿入することが容易にできる。図5は、上記のト
ナーセットC2を交換する場合の状態を示す図である。
同図に示すように、トナーセットC2を手前に抜き出
し、新たなトナーセットC2を挿入することが容易にで
きる。このように、本例のプリンタ13は、画像形成ユ
ニット26のドラムセットC1やトナーセットC2を個
々に交換することが容易である。
【0041】図6は、上記のごとき機構と構成を有する
プリンタ13における内部の回路構成を示す図である。
同図において、回路構成はインターフェイス(I/F)
51、CPU52、EEPROM53、ROM54、プ
リントコントローラ55、プリンタ印字部56、及び前
述の操作パネル16、CTDセンサ45で構成されてい
る。インターフェイス(I/F)51は不図示のホスト
機器から送られてくる印刷データを入力し、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、クロ(K)の
ビットマップデータを作成する。このビットマップデー
タは、フレームメモリ57に記憶される。
【0042】このフレームメモリ57は、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、クロ(K)に
対応して57Y、57M、57C、57Kで構成されて
いる。そして、イエロー(Y)のビットマップデータは
フレームメモリ57の記憶エリア57Yに記憶され、マ
ゼンタ(M)のビットマップデータはフレームメモリ5
7の記憶エリア57Mに記憶され、シアン(C)のビッ
トマップデータはフレームメモリ57の記憶エリア57
Cに記憶され、クロ(K)のビットマップデータはフレ
ームメモリ57の記憶エリア57Kに記憶される。
【0043】また、上記のフレームメモリ57Y、57
M、57C、及び57Kは、上記のように通常印字の際
にビットマップデータを一時的に記憶する領域の他に、
後述するテスト印字用パターンを予め記憶しておく領域
も備えている。CPU52は、本例のプリンタ13の印
刷制御及びシステム制御を行う中央制御部であり、RO
M54に記憶するプログラムに従って制御を行う。ま
た、EEPROM53には後述する色ずれ補正の調整値
が記憶され、ROM54には印刷プログラムや、制御プ
ログラムが記憶されている。尚、CPU52は前述の操
作パネル16に設けられたキー操作部16aからの操作
信号を入力し、また表示部に表示信号を出力する。
【0044】プリンタコントローラ55は、インターフ
ェイス(I/F)51から供給されるビットマップデー
タをプリンタ印字部56に出力する。ここで、プリンタ
コントローラ55はイエロー(Y)、マゼンタ(M)、
シアン(C)、クロ(K)毎にデータをプリンタ印字部
56に出力する。例えば、イエロー(Y)のデータは前
述の画像形成ユニット26−3の印字ヘッド31bに供
給され、マゼンタ(M)のデータは画像形成ユニット2
6−1の印字ヘッド31bに供給され、シアン(C)の
データは画像形成ユニット26−2の印字ヘッド31b
に供給され、クロ(K)のデータは画像形成ユニット2
6−4の印字ヘッド31bに供給される。
【0045】プリンタ印字部56は、それぞれ対応する
色の印字ヘッド31b等で構成され、各印字ヘッド31
bは、対応するドラムセットC1の感光体ドラム30
に、上記のビットマップデータに基づく露光を行って静
電潜像を形成し、トナーセットC2によって前述の各色
の印字が行われる。
【0046】図7は、上述した近赤外線正反射型トナー
濃度測定センサ45(CTDセンサ)について説明する
図である。同図に示すCTDセンサ45は、1個の発光
部61と3個の受光部62(62−1、62−2、62
−3)と2個の偏向ビームスプリッタ63(63−1、
63−2)とで構成されている。
【0047】上記の発光部61には、赤外発光ダイオー
ド(以下、LEDという)が配設されており、受光部6
2にはそれぞれランプタイプ又はチップタイプのフォト
ダイオード(以下、PDという)が配設されている。ま
た、偏向ビームスプリッタ(以下、PBSという)63
は、薄膜蒸着ガラスで形成されており、発光部61のL
ED(以下、LED61という)からの投光64および
検出面65からの反射光66を分離する。
【0048】上記受光部62の各PDの出力電流は、不
図示のI−V変換アンプにより電圧に変換される。この
CTDセンサ45の電圧に変換される出力は、受光部6
2−2のPD(以下、PD62−2という)の出力から
受光部62−3のPD(以下、PD62−3という)の
出力を減算した出力(以下、センサ出力という)の他
に、受光部62−1のPD(以下、PD62−1とい
う)の発光出力モニタ用の出力(以下、モニタ出力とい
う)が外部出力となっている。このこのCTDセンサ4
5は、上記のモニタ出力を利用して発光素子駆動電流に
フィードバックをかけることで、電源投入時の出力安定
性の向上や温度特性の補正などを行うようになってい
る。
【0049】これにより、このCTDセンサ45は、電
源投入直後からの使用が可能(安定時間1秒以内)であ
り、周囲の温度変化の影響を受けず(変動率は0〜60
℃で±5%)、LED61の長期的な出力性能の低下に
対して補償が利くという利点を有している。
【0050】このCTDセンサ45の動作原理は、検出
面65が正反射で、トナー表面(不図示)が乱反射であ
るという検出面65とトナー表面との反射特性の違いを
利用して、検出面65からの反射光66がトナーによっ
てどの程度遮光されるかを検出するものである。
【0051】このとき、LED61から放射された投光
64は、ランダムな偏光状態であるが、PBS63−1
によって、入射面に対して垂直方向に振動する光成分
(以下、S波光という)と入射面に対して平行方向に振
動する光成分(以下P波光)とに分離される。
【0052】S波光67はPBS63−1で反射してP
D62−1に入射し、P波光68はPBS63−1を透
過して検出面65に投光される。検出面65にトナーが
ない場合、P波光68は検出面65で正反射するため偏
光状態は変化せず、そのままPBS63−2を透過し
て、PD62−2に入射する。
【0053】一方、検出面65にトナーが付着している
場合、トナーに照射された投光68は、乱反射によって
偏光状態がランダムになり、PBS63−2によってP
波光とS波光とに分離比率1:1で分離される。そし
て、P波光69はPBS63−2を透過してPD62−
2に入射し、S波光71はPBS63−2で反射してP
D62−3に入射する。
【0054】よって、PD62−3には検出面65から
の反射光とトナーからの反射光の半分が入射し、PD6
2−2にはトナーからの反射光の半分だけが入射するこ
とになる。ここで、PD62−2の出力からPD62−
3の出力を減算することでトナーからの反射光をキャン
セルし、検出面65からの反射光の増減だけをセンサ出
力として取り出し、これによってトナー量を検出する。
【0055】すなわち、検出面のトナー量が増えれば検
出面からの反射光が減少するためセンサ出力が減少し、
トナー量が減少すれば検出面からの反射光が増加してセ
ンサ出力が増加する。上記のようにトナーからの反射光
はキャンセルされているためセンサ出力はトナーの反射
率には影響を受けない。したがって、イエロー、マゼン
タ、シアン、クロの各色とも、同様のトナー量に対して
同様のセンサ出力カーブとなる。
【0056】このように、CTDセンサ45は、前述し
た従来の正反射検出型又は乱反射検出型のトナー濃度セ
ンサとは異なり、正反射型でありながらトナー高濃度領
域においてもセンサ出力が逆転することがなく、従っ
て、高濃度領域まで検出が可能である。また、検出角度
や検出範囲の変動については、検出角度や検出範囲が変
動してもセンサ出力に変化が少なく、乱反射型のように
高い取り付け精度を要しないという利点がある。
【0057】また、各色トナー毎に補正係数を乗算する
という若干の修正手続きは必要ではあるが、黒、カラー
も含めて全てのトナーを同一に処理可能であり、前述し
た従来型の正反射検出型又は乱反射検出型のトナー濃度
センサでは出力変動の方向や程度が大きく異なるため補
正係数を用いることさえ出来ないことに比べると、同一
に処理を行って各色トナー毎の補正係数を乗算するだけ
で補正値を得ることができる本例のCTDセンサ45を
用いる方法は、極めて取り扱いが容易であって信頼性の
高い方法であるといえる。
【0058】このCTDセンサ45と図6に示した回路
とにより、本発明のカラー画像形成位置調整装置が構成
される。このカラー画像形成位置の調整では、先ずプリ
ンタ13の電源を投入する。電源が入ると装置のイニシ
ャル処理が行われ、例えばRAMやフレームメモリに残
るデータが消去され、メインモータが駆動を開始し、定
着ユニットが加熱される。
【0059】次に、図6に示すCPU52が濃度調整設
定の判断を行う。この濃度調整の設定は、濃度調整モー
ドを実行することによって成される。この濃度調整モー
ドは以下のように行う。先ず、前述のEEPROM53
又はROM54に記憶する濃度情報に従ってプリンタ印
字部56に印字処理を行わせる。
【0060】図8は、上記印字処理によって印字される
濃度調整用パッチの例であり、Y方向(副走査方向)に
8個のパッチが形成され、各パッチの濃度が異なってい
る。また、各パッチの大きさは例えばY方向(副走査方
向)が10mm、X方向(主走査方向)が14mmであ
る。この場合、パッチP1の濃度が例えば255階調で
あるとすれば、パッチP2の濃度は142階調であり、
パッチP3の濃度は130階調であり、パッチP4の濃
度は117階調であり、パッチP5の濃度は109階調
であり、パッチP6の濃度は102階調であり、パッチ
P7の濃度は95階調であり、パッチP8の濃度は85
階調である。
【0061】また、上記濃度が8レベルの8個の濃度調
整用パッチは、各色毎に生成される。但し、本例におい
ては上記構成の8個の濃度調整用パッチを直ちに印字す
るのではなく、これに先立って濃度確認用パッチを生成
する。図9(a) は、濃度確認用パッチを搬送ベルト33
上に生成した状態を示す図であり、同図(b) は、その濃
度確認用パッチの例を示す図である。同図(b) に示すよ
うに、濃度確認用パッチは8個で構成され、例えば
(M)P4はマゼンタ(M)の濃度レベル4(上記11
7階調)のパッチである。また、(C)P4はシアン
(C)の濃度レベル4(上記117階調)のパッチであ
り、(C)P8はシアン(C)の濃度レベル8(上記8
5階調)のパッチである。以下、イエロー(Y)及びク
ロ(K)についても同様である。
【0062】このように、本例においては、先ず、同図
(b) に示す濃度確認用パッチを搬送ベルト33に生成
(印字、印刷)する。尚、本例においては、濃度確認用
パッチは、同図(a) に示すように、搬送ベルト33の中
心から8mmずれた位置を中心として生成される。
【0063】上記の濃度確認用パッチはCTDセンサ4
5によって検出され、順次濃度の確認が行われる。例え
ば、最初の(M)P4はマゼンタ(M)の階調数117
の濃度であり、CTDセンサ45はこのパッチの濃度を
測定し、予め設定された範囲内であるか判断する。ま
た、次の(M)P8はマゼンタ(M)の階調数85の濃
度であり、CTDセンサ45はこのパッチの濃度を測定
し、予め設定された範囲内であるか判断する。
【0064】以下、同様にして濃度を確認し、シアン
(C)、イエロー(Y)、クロ(K)について同様に判
断する。そして、何れかの色について濃度が所定の範囲
内でなければ、当該色に対する詳細な濃度確認(本濃度
確認)を行う。この本濃度確認は図8で説明した8個の
濃度調整用パッチを使用する。これら8個の濃度調整用
パッチは、上記の濃度確認用パッチと同様に搬送ベルト
33上に生成し、これによって、濃度調整のための本濃
度確認を行う。
【0065】尚、この処理は問題となる色が複数存在す
る場合には、色毎に行い、例えば2色である場合16個
のパッチを生成し、3色の場合24個のパッチを生成
し、4色全ての場合36個のパッチを生成する。CTD
センサ45では上記濃度調整用パッチから濃度を検出
し、濃度の調整を行う。この調整は、例えば印字ヘッド
31bの光量を可変し、又は現像バイアスの電圧値を可
変し、又はその他の各種方法によって印字濃度の調整を
行う。そして、この濃度調整モードの実行を終了する
と、次に印字位置調整を実行する。尚、この印字位置
(以下、レジストともいう)調整についても、レジスト
確認用パッチによって予め予備的な印字位置調整(レジ
スト調整)を行う。
【0066】図10は、印字位置確認用パッチであり、
L1はマゼンタ(M)用のパッチであり、L2はシアン
(C)用のパッチであり、L3はイエロー(Y)用のパ
ッチであり、L4はブラック(K)用のパッチである。
そして、この4個のパッチはY方向(副走査方向)に平
行に形成され、X方向(主走査方向)の印字ずれを検出
するためのパッチである。
【0067】他方、L5〜L8はY方向(副走査方向)
のずれ量を検出するパッチであり、L5はマゼンタ
(M)用のパッチであり、L6はシアン(C)用のパッ
チであり、L7はイエロー(Y)用のパッチであり、L
8はブラック(K)用のパッチである。尚、上記各パッ
チの構成は同じであり、搬送ベルト33への印字位置確
認用パッチの生成も図9(a) に示すように行われる。
【0068】上記パッチがCTDセンサ45により検出
されると、CPU52は、パッチL1から順次その濃度
を測定し、例えば位置ずれが生じているパッチにおいて
濃度が低下することを検知する。そして、予め設定した
範囲を越えている場合、詳しい印字位置調整に移行す
る。例えば、パッチL1が問題であればマゼンタ(M)
に対するX方向(主走査方向)の詳しい調整を行う。ま
た、パッチL2が問題であればシアン(C)に対するX
方向(主走査方向)の詳しい調整を行い、パッチL3が
問題であればイエロー(Y)に対するX方向(主走査方
向)の詳しい調整を行い、パッチL4が問題であればブ
ラック(K)に対するX方向(主走査方向)の詳しい調
整を行う。
【0069】一方、パッチL5〜L8についても同様で
あり、パッチL5が問題であればマゼンタ(M)に対す
るY方向(副走査方向)の詳しい調整を行い、パッチL
6が問題であればシアン(C)に対するY方向(副走査
方向)の詳しい調整を行い、パッチL7が問題であれば
イエロー(Y)に対するY方向(副走査方向)の詳しい
調整を行い、パッチL8が問題であればブラック(K)
に対するY方向(副走査方向)の詳しい調整を行う。
【0070】図11(a),(b) は印字位置調整用パッチで
ある。同図(a) に示す印字位置調整用パッチはX方向
(主走査方向)の印字位置のずれ量を検出するためのパ
ッチであり、11個のパッチで構成されている。同図
(b) に示す印字位置調整用パッチはY方向(副走査方
向)のずれ量を検出するパッチであり、同様に11個の
パッチで構成されている。
【0071】図12(a) 〜(e) は、図11(a) に示すX
方向の印字位置調整用パッチの構成を更に詳しく説明す
る図であり、ブラック(K)とマゼンタ(M)の組み合
わせを示している。すなわち、図12(a) はブラック
(K)のパッチ構成を示し、X方向(主走査方向)14
mmに256ピクセル形成され、その256ピクセル
を、同図(d) に示すように、22ピクセルを黒印字し、
10ピクセルを非印字とし、この黒印字と非印字の連続
で構成している。
【0072】他方、マゼンタ(M)は、同図(b) に示す
ように、上記ブラック(K)の非印字領域を当該色で印
字する。すなわち、同図(e) に示すように、22ピクセ
ルの非印字と10ピクセルのマゼンタ(M)印字の繰り
返し構成であり、この同図(a) のブラック(K)と同図
(b) マゼンタ(M)の合成画像が同図(c) 示すパターン
である。尚、上記マゼンタ(M)用のパッチは、例えば
2ピクセル毎にX方向(主走査方向)にずらして形成さ
れる。
【0073】図13(a),(b),(c) は、上記の構成の印字
位置調整用パッチと同パッチによる印字結果との関係を
説明する図である。同図(a),(b),(c) は、前述の図12
(d)に示すブラック(K)のパッチの詳細、及び図12
(e) に示すマゼンタ(M)のパッチの詳細を示してい
る。そして、図13(a) に示す状態がずれがない印字状
態であり、図13(b) に示す状態がマゼンタ(M)の印
字を2ピクセル右方にずらした印字であり、画像形成ユ
ニットに配設ずれ等がなければ同図(b) に示すように非
印字領域が生じる。
【0074】また、図13(c) に示す状態がマゼンタ
(M)の印字を2ピクセル左方にずらした印字であり、
画像形成ユニットに配設ずれ等がなければ、この場合に
も同図(c) に示すように非印字領域が生じる。次に、図
11(b) に示したY方向(副走査方向)の印字位置調整
用パッチについて説明する。
【0075】図14(a) 〜(e) は、図11(b) に示した
Y方向の印字位置調整用パッチの構成を更に詳しく説明
する図であり、ブラック(K)とマゼンタ(M)の組み
合わを示している。すなわち、図14(a) はブラック
(K)のパッチ構成を示し、Y方向(副走査方向)に2
2ピクセル黒印字を行い、10ピクセル非印字とし、こ
れを連続生成する。また、図14(b) はマゼンタ(M)
のパッチ構成を示し、同様にY方向に22ピクセルの非
印字と10ピクセルのマゼンタ(M)印字の繰り返し、
同図(c) に示すように、上記ブラック(K)とマゼンタ
(M)の合成パターンが生成される。尚、Y方向(副走
査方向)の印字位置調整用パッチについても、例えばマ
ゼンタ(M)用のパッチは、例えば2ピクセル毎にY方
向(副走査方向)にずらして形成される。
【0076】上記構成の印字位置調整用パッチを前述の
搬送ベルト33に生成する。但し、本例においては、前
述のように予め印字位置確認パッチによって問題のある
パッチのみが対象である。図15はこの場合の処理順序
を説明するシーケンス図である。先ず、前述のように図
10に示す印字位置確認用パッチによってX方向(主走
査方向)、及びY方向(副走査方向)の位置ずれの確認
が行われており、図15に示す判断の後、問題のある色
に対してX方向(主走査方向)又はY方向(副走査方
向)のレジスト調整を行う。尚、図15に示す処理では
X方向(主走査方向)のマゼンタ(M)、X方向(主走
査方向)のイエロー(Y)、Y方向(副走査方向)のマ
ゼンタ(M)に対する詳しいレジスト調整が行われてい
る。
【0077】図16は上記レジスト調整を行う際の処理
手順を説明する図である。図17は上記調整の結果生成
されるパッチ(X方向(主走査方向)調整用)の例を示
す図である。同図は、真ん中のパッチが最も濃度が濃
く、ブラック(K)に対するずれがないことを示す。但
し、通常は上記確認調整によってずれが存在する場合に
本レジスト調整を行うので、真ん中のパッチではなく、
上か下にずれたパッチが最も濃くなり、ずれ量を知るこ
とができる。そして、上記のようにして得たずれ量のデ
ータはCPU52によって処理され、実際の印字の際X
方向(主走査方向)、又はY方向(副走査方向)にずら
したデータが供給され、自動的に印字ずれが調整された
印字を行うことができる。
【0078】このような方法でレジスト調整モードが完
了すると、本例におけるプリンタ13においては、上記
印字ずれが調整された印刷データによって用紙への印刷
処理が行われる。そして、印字枚数カウンタのカウント
値が所定値(例えば3000枚)に達したか判断し、上
述の濃度調整処理後、3000枚の印刷が完了した場合
は、再び濃度調整モードを実行(印刷枚数の変化に伴う
濃度変化を想定している)した後、レジスト調整モード
を行うことなく(印刷枚数の変化での位置ずれはないの
で実行しない)、通常の印刷処理を行う。
【0079】他方、上述の濃度調整処理後、3000枚
の印刷が完了していないときは、装置本体上部14を装
置本体下部15に対して開閉したか、開閉したとすれ
ば、用紙詰まり等の復元のためであるか、又は画像形成
ユニット26の交換のためかを判断し、用紙詰まり等の
ための開閉は画像形成ユニット26の変更はないので、
濃度調整モードは実行しない。
【0080】他方、画像形成ユニット26を交換した場
合は、画像形成ユニット26の位置ずれを確認調整する
ことが望ましく、すなわち、前述した濃度調整の設定を
判断し必要であれば濃度調整を行い、更にレジスト調整
の必要を判断し必要であればレジスト調整を行う。この
ように、画像形成ユニット26の交換が行われた場合に
はレジスト調整が行われ、印字位置ずれを確実に防止で
きる。
【0081】尚、上記画像形成ユニット26の交換は、
本例においては前述のドラムセットC1、又はトナーセ
ットC2の交換であり、いずれか一方が交換された場合
でも上記レジスト調整が行われる。次に、上記濃度の読
み取り処理について更に説明する。先ず、図17に示す
11個のレジストパッチを搬送ベルト33上に生成し、
次に、この搬送ベルト33上に生成された11個のレジ
ストパッチをCTDセンサ45によって読み取る。そし
て、濃度が極値となるレジストパッチのナンバーP
(P:1、2、3、・・・、11)を求める。
【0082】本例の場合、先ず最小濃度となるレジスト
パッチのナンバーPは、Pの濃度Dpと、P−1の濃度
Dp-1と、P+1の濃度Dp+1を求め、濃度DpとDp
-1の差を△Lとし、濃度DpとDp+1の差を△Rとす
る。そして、上記△Rと△Lの大小を比較する。ここ
で、△R>△Lである場合は「{(△R−△L)/△
R}/2)を求める。
【0083】図18(a),(b) は、上記のように真の補正
値を検出するための処理を行う場合の例を模式的に説明
する図であり、同図(a) は検出濃度のプロット図、同図
(b)はそのプロット地に基づく下記の式を説明する図で
ある。同図(a) は、後述する直線a1、a2及びそれら
直線の交点kを示している。
【0084】同図(b) に示すように、可能補正値単位が
パッチで検出可能なずれ量より小さい場合である。例え
ば、パッチのずらし量(V)が1ドットである場合、V
×((△R−△L)/△R)/2)=1×(1/1)/
2)=0.5となり、例えば、パッチのずらし量(V)
が2ドットである場合、V×((△R−△L)/△R)
/2)=2×(1/1)/2)=1となり、例えば、パ
ッチのずらし量(V)が3ドットである場合、V×
((△R−△L)/△R)/2)=3×(1/1)/
2)=1.5となる。
【0085】次に、各パッチの濃度値からレジスト補正
値を検出する場合、レジストパッチの中で極値となるパ
ッチを見つけ、その両端のパッチ濃度との差を取得す
る。そして、上記濃度差の大きい方のパッチ群に最小濃
度となるパッチを加える。そして、最小濃度となるパッ
チを加えなかった方のパッチ群とあわせて2つのパッチ
群を作成し、このパッチ群から2つの近似直線a1及び
a2を見つけ、当該2つの近似直線a1及びa2の交点
kの横軸座標を真の補正値とする。
【0086】ところで、上述したレジスト調整の方法中
における濃度調整は本発明のレジスト調整方法における
濃度調整の基本を説明したものであるが、上述した濃度
調整を繰り返し実地に行って実験してみると、搬送ベル
ト33上に生成されたパッチ群から検出される濃度がラ
ンダムに変化する様子が観察された。これでは期待され
る濃度直線に対して外れた濃度情報が得られることにな
って不都合である。
【0087】このような検出濃度がランダムに変化する
理由を考察すると、先ず搬送ベルト33の下地、つまり
搬送ベルト33の周回移動の周期によって生じる搬送ベ
ルト33の下地の具合の変化が考えられる。そして、こ
れには、先ず、ベルトの走行方向(Y方向)については
X方向と比べて変動がありうる。そして、その変動によ
って、搬送ベルト33に生成されたパッチにも濃度変動
があるうる。つまり、本来同じ濃度のパッチ(調整用の
パッチ群として記憶装置に記憶されているパッチパター
ンに基づくパッチ)として生成しても厳密には濃度に変
動がある。
【0088】そして、このような変動は、搬送ベルト3
3の周回移動の周期によるものばかりでなく、感光体ド
ラム30の周期的な変動、現像ローラ31dの周期的な
変動など、複数の要因が重なり合って複雑な周期で変化
する。これらのことを踏まえて考察すると、上述した方
法では、下記の問題が未だ残っている。
【0089】すなわち、レジストパッチを順番に生成
すると、大きな周波数成分の濃度変動が生じた場合、レ
ジストパッチの2つの直線のうち片方の濃度が全体的に
高くなれば、その直線は上(または下)に変化し、もう
一方の直線との交点の位置は変化してしまう。これによ
り正しいレジスト補正値は検出できない。Xレジスト
とYレジストパッチを別々に生成すると、Yレジストパ
ッチの長さ分という短い範囲の送りムラを元に補正値を
検出してしまう。パッチを近接させて生成すると、本
来ベルト濃度補正はベルト一周後のパッチのあったとこ
ろの濃度を読み取って補正するので、ベルト一周分の時
間が必要となり、何らかの他の要因によるトナー濃度の
変動には対応できない。Yレジストだけで補正値を検
出しようとすると、送りムラ等の要因による濃度変動が
大きく、真の補正値を検出するには多くのパッチを生成
する必要がある。YレジストをXレジストと同じ方法
のパッチにすると、数多くのパッチを生成する必要があ
る。
【0090】そこで、上述したレジスト調整における本
発明の基本的な濃度調整方法に加えて、更に、パッチの
生成順序に変化を与えるようにする。以下、これについ
て第1の実施の形態として説明する。図19(a),(b),
(c) は、第1の実施の形態におけるレジストパッチの生
成順とその結果を説明する図である。同図(a) に実線の
横線プロットで示す濃度カーブとなる同図(a) の下方に
示すパッチ1、2、・・・、11を生成する場合に、前
述した基本的方法の通りにパッチの生成順番をパッチ
1、パッチ2、パッチ3、・・・、パッチ11として、
これらのパッチの濃度から前述した2本の直線の交点か
らレジスト補正値を検出すると、パッチ1からパッチ6
の間で何らかの要因でたまたま濃度が全体に低めに(又
は高めに)なった場合に検出される補正値は、同図(a)
の横破線のプロットで描かれる一点鎖線で示す2つの直
線b1及びb2のように、パッチ1からパッチ6の側の
直線b1は下側(又は上側)にシフトし、パッチ7から
パッチ11の側の直線b2は上側(又は下側)にシフト
するから、本来あるべき交点k1はk2で示す左(又は
右)に移動してしまう。つまり、検出補正値がばらつい
てしまう。
【0091】そこで、このようにパッチ1、2、・・
・、11をパッチ1から順番に生成するのではなく、交
互に両側から内側に向けて順に生成する。すなわち、同
図(b)に示すように、パッチ1、パッチ11、パッチ
2、パッチ10、パッチ3、パッチ5、パッチ7、パッ
チ6と交互に入れ換えて生成する。これによって、同図
(c) に示すように、本来あるべき直線c1と直線c2
は、濃度に変動がある(又はその虞のある)11個のパ
ッチの出力順を入れ換えて得られる直線d1とd2に変
換されるが、交点kは変化しない。尚、本例はXパッチ
の例を示している。
【0092】このように、第1の実施の形態によれば、
種々の要因が重なって部分的に集中して起きる濃度変動
に対しても正確な補正値を検出することが可能となる。
図20は、第2の実施の形態におけるレジストパッチの
生成順を示す図である。本来、Y方向レジストは各種要
因により、また場所により、ずれ量が一定ではない、こ
のためずれ量の平均値を検出し、全体的にみた場合に最
適の補正値を検出するのが好ましい。
【0093】このため、例えば図19(a) の下方に示す
ようなパッチ1〜11を生成する場合に、特定の小さい
箇所、例えば搬送ベルト33上のベルト走行方向の長さ
的に短い部分にパッチが生成されたのでは、全体的な補
正値を正確に検出することは出来ない。パッチの数を増
やすことによって全体的な補正値を検出することができ
るが、これではパッチの数量が増加しトナー消費量が増
大してしまうので好ましくない。
【0094】そこで、本例では、基本方法で示したよう
に、複数で構成されるY側レジストパッチとX側レジス
トパッチをそれぞれ纏めて順番に生成するのではなく、
図20に示すように、Xパッチ1、Yパッチ1、Xパッ
チ2、Yパッチ2、・・・というようにXパッチとYパ
ッチを交互に生成する。
【0095】このように他のパッチ、つまりXパッチ
(この場合、Xパッチは例えばXレジストパッチあるい
はX濃度パッチいずれでもよい)の間にYレジストパッ
チを生成することによって、より広範囲な位置及び時間
での変動を検出することができる。すなわち、少ないパ
ッチと短い時間で全体的な補正値を検出することができ
る。
【0096】図21は、第3の実施の形態におけるレジ
ストパッチの生成方法を示す図である。尚、本例はXパ
ッチ及びYパッチに共通である。本実施の形態における
パッチの生成は、同図に示すように、パッチを密着させ
て並べるのではなく、パッチとパッチの間に所定の間隔
つまり空白SPn(n:1、2〜5)を置いて並べるよ
うにする。この空白SPn部分の幅は各パッチの幅と同
一の幅でよい。
【0097】そして、パッチ濃度の補正はパッチ間の濃
度も含めた濃度によって行う。すなわち、空白SPnの
濃度をパッチ同様に測定し、「空白SP1+パッチ1+
空白SP2」の濃度、「空白SP2+パッチ2+空白S
P3」の濃度、「空白SP3+パッチ3+空白SP4」
の濃度、「空白SP4+パッチ4+空白SP5」の濃度
をそれぞれ取得し、それらの内の最大濃度Max−dと
最小濃度Min−dとの差が或る値以下であるときは補
正しないようにし、その或る値よりも大きい場合に補正
するようにする。
【0098】濃度を補正する場合は、検出した隣接する
濃度間の比率に従って補正し、その補正値を当該パッチ
(「空白SP1+パッチ1+空白SP2」の場合はパッ
チ1)の補正値として使用する。尚、この場合、絶対的
な濃度補正は必要ではなく、11個のパッチ内での補正
ができればそれでよい。
【0099】次に、第4の実施の形態について説明す
る。本例においては、Yレジストの補正値を検出するに
際し、Yレジストパッチよりも先にXレジストパッチを
生成する。そして、Xレジストで得られたパッチ傾き、
すなわち、Xレジストの補正値を検出する際に使用する
図18(a) に示した直線a1及びa2の傾きaをYレジ
ストの補正値検出に使用する。
【0100】そもそも、補正値検出に使用するパッチは
Xレジスト用パッチもYレジスト用パッチも同じもので
あり、Yレジスト用パッチはXレジスト用パッチを90
度回転させたものであるから、XYの各11個のパッチ
間の濃度差は同じ、つまり図18(a) に示される直線a
1及びa2の傾きが示す傾向は本質的に同一である。そ
して、XレジストはYレジストよりも比較的安定してい
るので、これに基づき、Xレジストの濃度傾向の傾きを
Yレジストの補正に利用しようとすることはYレジスト
の補正値検出に効果的である。
【0101】処理手順としては、Xレジストパッチを
生成、Xの補正値が判明するとともに濃度傾向の傾き
示す直線の関数xの係数aも判明する、Yレジストパ
ッチを生成し読み取る(Xレジストと同時に生成して読
み取ってもよい)、x方向を基準として、+aと−a
の傾きをもつ直線y=ax+bとy=−ax+cに対
し、各パッチ濃度との差が最小となるbとcを求める。
ここで、図18(a) において、上記の式でa>0であれ
ばy=−ax+cはパッチ1からパッチ7で示される直
線a1であり、y=ax+bは他方の直線a2である。
これら2つの直線a1及びa2の交点からXレジスト
同様に補正値を検出する。
【0102】続いて、第5の実施の形態について説明す
る。本例においては、Xレジストパッチから計算上求め
られるレジストずれの無い場合のセンタパッチ(図17
に示すパッチ7)の濃度(最高濃度になる)からYレジ
スト補正量を求める。図22(a) 〜(h) は、第5の実施
の形態において用いられる印字位置調整用パッチ(レジ
ストパッチ)を説明する図である。同図(a) は基準のク
ロ(K)パッチ、同図(b) は調整色(例えばマゼンタ)
の色用第1パッチ、同図(c) は同じく色用第2パッチ、
同図(d) は同図(a) のクロ(K)パッチの構成単位を拡
大して示す図、同図(e) は同図(b) の色用第1パッチの
構成単位を拡大して示す図、同図(f) は色用第2パッチ
の構成単位を拡大して示す図、同図(g) は同図(a) のク
ロ(K)パッチと同図(b) の色用第1パッチの重ね画像
パッチ(レジストパッチA)、そして、同図(h) は同図
(a) のクロ(K)パッチと同図(c) の色用第2パッチの
重ね画像パッチ(レジストパッチB)である。
【0103】同図(g) に示すレジストパッチAは、同図
(d),(e) に示すように、色用第1パッチの10ピクセル
の幅の印字部分がクロ(K)パッチの22ピクセルの印
字部分の下端部に重ねて印字されている。したがって、
調整色(マゼンタ)の印字位置が上方向にずれると、1
〜12ピクセルまでの範囲ではレジストパッチ1の濃度
は変化しないが、下方向にずれた場合は、1〜10ピク
セルの範囲で濃度が変化する。
【0104】一方、同図(h) に示すレジストパッチB
は、同図(d),(f) に示すように、色用第2パッチの10
ピクセルの幅の印字部分がクロ(K)パッチの22ピク
セルの印字部分の上端部に重ねて印字されている。した
がって、調整色(マゼンタ)の印字位置が下方向にずれ
ると、1〜12ピクセルまでの範囲ではレジストパッチ
2の濃度は変化しないが、上方向にずれた場合は、1〜
10ピクセルの範囲で濃度が変化する。
【0105】ここで、先ず、Xレジストパッチの図17
に示す11個の基準パッチを生成しずれ量「0」の場合
のパッチ6の濃度と、その他のパッチ(1〜5、7〜1
1)のずれ量に応じた濃度値を取得しておく。同図(g),
(h) に示すレジストパッチA及びレジストパッチBの位
置ずれが無い場合の濃度は共に上記のXレジストパッチ
のパッチ1及びパッチ11の濃度に等しい。
【0106】次に、そのレジストパッチA及びパッチB
を、対で複数個、適宜の間隔で生成し、それらの濃度を
読み取る。色パッチ(色用第1パッチ及び色用第2パッ
チ)の印字位置が上方にずれていると、レジストパッチ
Aは10ドットずれたとしても濃度は変化しないが、レ
ジストパッチBはずれ量に従って濃度があがっていく。
逆に色パッチの印字位置が下方にずれていると、レジス
トパッチBは10ドットずれたとしても濃度は変化しな
いが、レジストパッチAはずれ量に従って濃度があがっ
ていく。
【0107】上記読み取られたレジストパッチA及びB
の濃度値は共にXレジストパッチで判明している濃度値
が描くグラフの直線上に存在する。そして、レジストパ
ッチA又はBのどちらのパッチの濃度が変化したかによ
って位置ずれの方向が判明する。また、それぞれのずれ
量に符号を付加して全レジストパッチの平均値を算出
し、この算出した平均値をもってYレジスト補正量とす
る。
【0108】尚、上記実施の形態では、図2に示すよう
に搬送ベルト33を使用したプリンタ装置について説明
したが、中間転写媒体として中間転写ベルトを使用する
プリンタ装置においても適用することができる。この場
合には、中間転写ベルトに前述の各種パッチを生成し、
CTDセンサ45によって濃度の読み取り処理を行わせ
るようにする。
【0109】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、主走査方向及び副走査方向の印字ずれ調整と濃度
調整を容易に行うことができる。特に、所定のずれ量で
順次ずれていく配列の検出用重ね画像パターンを配列の
順番の一方の端部と他方の端部とから夫々中央へ交互に
呼び出して印字出力することにより種々の要因が重なっ
て部分的に集中して起きる濃度変動に対しても適正なレ
ジスト補正量を検出することができる。
【0110】また、主走査方向の重ね画像パターンと副
走査方向の重ね画像パターンとを少なくとも1個毎に交
互に配置した形状で印字出力することにより、最短時間
でより広範囲なレジスとむらに対する副走査方向のレジ
スト補正値を検出することができる。
【0111】また、先頭の重ね画像パターンの前と中間
の重ね画像パターンの前後と後端の重ね画像パターンの
後とに所定の空白部を置いて並べるように印字出力する
ことにより、レジストパッチを生成する際に起きる濃度
誤差の補正が可能になり、より正確なレジスト補正値を
取得することができると共にベルト一周分の補正を行う
必要がなくなり検出時間の短縮が可能となる。
【0112】また、主走査方向の重ね画像パターンから
得られた濃度傾向の傾きの係数を使用して副走査方向の
重ね画像パターンから得られた濃度傾向の傾きを算出す
ることにより、正確な検出が困難な副走査方向のレジス
ト補正値をより正確に検出することが可能となる。
【0113】また、基準色テスト印字パターンに対し調
整色テスト印字パターンの印字位置が所定範囲内で上方
にずれたときのみずれ量にしたがって濃度が変化する重
ね画像パターンと基準色テスト印字パターンに対し調整
色テスト印字パターンの印字位置が所定範囲内で下方に
ずれたときのみずれ量にしたがって濃度が変化する重ね
画像パターンとを対にして複数対を所定の間隔で印字出
力することにより、正確な検出が困難とされる副走査方
向の位置ずれを、より正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像形成位置調整装置を備えた
カラー画像形成装置(プリンタ)の外観を示す斜視図で
ある。
【図2】プリンタの内部構成を説明する断面図である。
【図3】プリンタの装置本体上部を開成した状態を示す
図である。
【図4】プリンタのドラムセットを交換する場合の状態
を示す図である。
【図5】プリンタのトナーセットC2を交換する場合の
状態を示す図である。
【図6】プリンタの内部の回路構成を示す図である。
【図7】プリンタに配設される近赤外線正反射型のトナ
ー濃度測定センサについて説明する図である。
【図8】プリンタの印字処理によって印字される濃度調
整用パッチの例を示す図である。
【図9】(a) は濃度確認用パッチを搬送ベルト上に生成
した状態を示す図、(b) はその濃度確認用パッチの例を
示す図である。
【図10】印字位置(レジスト)確認用パッチの例を示
す図である。
【図11】(a),(b) はそれぞれX方向(主走査方向)及
びY方向(副走査方向)の印字位置調整用パッチの構成
例である。
【図12】(a) 〜(e) は図11(a) に示すX方向の印字
位置調整用パッチの構成を更に詳しく説明する図であ
る。
【図13】(a),(b),(c) は印字位置調整用パッチの構成
と同パッチによる印字結果との関係を説明する図であ
る。
【図14】(a) 〜(e) は図11(b) に示したY方向の印
字位置調整用パッチの構成を更に詳しく説明する図であ
る。
【図15】レジスト調整の際のシーケンスを説明する図
である。
【図16】レジスト調整の際の処理手順を説明する図で
ある。
【図17】パッチ印字の際の具体例を示す図である。
【図18】(a),(b) は真の補正値を検出するための処理
を行う場合の例を模式的に説明する図である。
【図19】(a),(b),(c) は第1の実施の形態におけるレ
ジスタストパッチの生成順とその結果を説明する図であ
る。
【図20】第2の実施の形態におけるレジストパッチの
生成順を示す図である。
【図21】第3の実施の形態におけるレジストパッチの
生成方法を示す図である。
【図22】(a) 〜(h) は第5の実施の形態において用い
られるレジストパッチを説明する図である。
【図23】従来のタンデム式カラープリンタの主要部の
構成を模式的に示す図である。
【図24】(a),(b) は従来の画像形成位置調整用のテス
トチャートの例を示す図である。
【符号の説明】
1 タンデム式カラープリンタ 2 給紙カセット P 用紙 3 搬送ベルト 4a、4b 駆動ローラ 5(5−1、5−2、5−3、5−4) 画像形成部 6 感光体ドラム 7 クリーナ 8 帯電器 9 記録ヘッド 10 現像器 11 転写器 12 現像ローラ 13 カラープリンタ 14 装置本体上部 15 装置本体下部 16 オペレーションパネル 16a キー操作部 16b 液晶ディスプレイ 17 排紙部 18 排紙ローラ 19 フロントカバー 20 給紙カセット 21 装着部 21a MPFトレイ 21b 給紙コロ 22 カバー 22a 取手 23 画像形成部 24 両面印刷用搬送ユニット 25 給紙部 26(26−1、26−2、26−3、26−4) 画
像形成ユニット C1 ドラムセット C2 トナーセット 30 感光体ドラム 31a 帯電器 31b 印字ヘッド 31c 現像容器 31d 現像ローラ 31e 転写器 31f クリーナ 32 待機ローラ対 33 搬送ベルト 34 駆動ローラ 34′ 従動ローラ 35 給紙コロ 36 定着ユニット 36a 熱ローラ 36b 押圧ローラ 36c クリーナ 40a〜40e 搬送ローラ 41 切換板 42 搬出ローラ 43 搬送ローラ 45 近赤外線正反射型トナー濃度測定センサ(CTD
センサ) 51 インターフェイス(I/F) 52 CPU 53 EEPROM 54 ROM 55 プリントコントローラ 56 プリンタ印字部 57(57Y、57M、57C、57K) フレームメ
モリ 61 発光部(LED) 62(62−1、62−2、62−3) 受光部(P
D) 63(63−1、63−2) 偏向ビームスプリッタ
(PBS) 64 投光 65 検出面 66 反射光 67、69 入射面垂直方向振動光成分(S波光) 68、71 入射面平行方向振動光成分(P波光)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/29 B41J 3/00 D Fターム(参考) 2C362 BA52 BA68 BA71 CA22 CA39 CB73 CB80 DA04 2H027 DA09 DE02 DE07 EB04 EC03 EC18 ED04 EE08 2H030 AA01 AB02 AD16 BB36 BB56 5C062 AA05 AB05 AB42 AC61 AE03 BA01 5C074 AA10 AA20 BB02 DD01 DD15 DD16 DD24 DD28 EE04 FF15 GG14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動ローラと従動ローラの少なくとも2
    つのローラに掛け渡され循環移動する転写搬送ベルト
    と、装置本体に着脱自在に設けられ前記転写搬送ベルト
    の外周面に沿って配設されたそれぞれ異なる色トナーで
    画像形成する複数の画像形成ユニットとを有し、前記転
    写搬送ベルト上に順次重ね画像を形成した後用紙に一括
    転写するか前記転写搬送ベルト上に担持される用紙上に
    順次重ね画像を形成する電子写真カラー画像形成装置に
    おけるカラー画像形成位置調整装置であって、 画像形成空白領域を有し画像形成位置の基準となる印刷
    色で画像形成される複数種類の基準色テスト印字パター
    ンと、該基準色テスト印字パターンの前記画像形成空白
    領域を印字位置ずれ方向に対して種々の割合で埋めるべ
    く前記基準色テスト印字パターンに対応し画像形成位置
    を調整する所定の被調整色で画像形成される複数種類の
    調整色テスト印字パターンとを少なくとも記憶する記憶
    手段と、 該記憶手段から前記複数種類の基準色テスト印字パター
    ンと前記複数種類の調整色テスト印字パターンとを所定
    の順序で呼び出して対応色の前記画像形成ユニットに転
    送して前記転写搬送ベルトの移動方向に沿って該転写搬
    送ベルト上に順次前記基準色テスト印字パターンと前記
    調整色テスト印字パターンとの重ね画像を形成すべく制
    御するテスト印字パターン画像形成制御手段と、 前記転写搬送ベルト上に形成された前記重ね画像の濃度
    を検出する近赤外線正反射型のトナー濃度センサと、 該トナー濃度センサに基づく各前記重ね画像パターン毎
    のパターン全体濃度平均値を比較し、その値が極値とな
    る特定の重ね画像パターンを少なくとも比較判断するこ
    とに基づいて、前記画像ユニットによる前記調整色の画
    像形成位置の位置ずれ方向と補正すべき補正値を判断す
    る補正値演算手段と、 該補正値演算手段による補正値に応じて、前記調整色の
    画像ユニットにおける画像形成処理を調整する自動位置
    ずれ補正手段と、 を備え、 前記所定の順序での呼出しは、前記重ね画像パターンが
    前記基準色テスト印字パターンに対し前記調整色テスト
    印字パターンが所定のずれ量で順次ずれていく配列で順
    番付けられているとき、該配列の順番の一方の端部の重
    ね画像パターン、他方の端部の重ね画像パターン、一方
    の端部の重ね画像パターンの次の重ね画像パターン、他
    方の端部の重ね画像パターンの一つ手前の重ね画像パタ
    ーンというように、交互に前記配列の順番の両側から内
    側に向けて重ね画像が順に呼び出されることを特徴とす
    るカラー画像形成位置調整装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の順序での呼出しは、主走査方
    向の前記重ね画像パターンと副走査方向の前記重ね画像
    パターンとを少なくとも1個毎に交互に配置した形状で
    印字出力されるように呼び出すことを特徴とする請求項
    1記載のカラー画像形成位置調整装置。
  3. 【請求項3】 前記テスト印字パターン画像形成制御手
    段は、呼出した前記重ね画像パターンの先頭の重ね画像
    パターンの前、中間の重ね画像パターンの前後、及び後
    端の重ね画像パターンの後に、所定の空白部を置いて並
    べるように画像形成することを特徴とする請求項1記載
    のカラー画像形成位置調整装置。
  4. 【請求項4】 前記補正値演算手段は、主走査方向の位
    置ずれ補正のための重ね画像パターンの並びから得られ
    た濃度傾向の傾きの係数をaとし、次に生成された副走
    査方向の位置ずれ補正のための重ね画像パターンの並び
    から得られる濃度傾向の中から主走査方向を基準とし
    て、+aと−aの傾きをもつ直線y=ax+bとy=−
    ax+cに対し、各重ね画像パターンの濃度との差が最
    小となるbとcを求め、これらが成立する2つの直線の
    交点から副走査方向の位置ずれ補正値とすることを特徴
    とする請求項1記載のカラー画像形成位置調整装置。
  5. 【請求項5】 前記テスト印字パターン画像形成制御手
    段は、前記基準色テスト印字パターンに対し前記調整色
    テスト印字パターンの印字位置が所定範囲内で上方にず
    れたときのずれ量にしたがって濃度が変化する第1の重
    ね画像パターンと前記基準色テスト印字パターンに対し
    前記調整色テスト印字パターンの印字位置が所定範囲内
    で下方にずれたときのずれ量にしたがって濃度が変化す
    る第2の重ね画像パターンとを対にして複数対を副走査
    方向に所定の間隔で画像形成することを特徴とする請求
    項1記載のカラー画像形成位置調整装置。
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