JP2008268885A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1動作で、第1パターン91A及び第2パターン91Bのうち少なくとも一方のパターンを像担持体29上において第1領域29A内に形成し、且つ、少なくとも他方のパターンを第2領域29B内に形成する。第2動作で、第1動作で第1パターン91Aを形成した位置に第2パターン91Bを形成し、第1動作で第2パターン91Bを形成した位置に第1パターン91Aを形成する。
【選択図】図7
Description
この発明によれば、像担持体の回転方向(以下、「第1方向」という)における画像形成位置のずれを検出するための第1パターンが、第1動作と第2動作とで像担持体上の異なる領域内に形成される。また、上記第1方向に直交する方向(以下、「第2方向」という)における画像形成位置のずれを検出するための第2パターンも第1動作と第2動作とで像担持体上の異なる領域内に形成される。従って、第1パターン及び第2パターンを、第1動作と第2動作とで同一位置に形成する構成に比べて、像担持体上の変動ばらつきによる影響を抑制できる。しかも、第1動作と第2動作とで第1パターンの形成領域と第2パターンの形成領域とを入れ替える構成であるから、第1方向の画像形成位置の補正と第2方向の画像形成位置の補正との精度の相違を抑制できる。
この発明によれば、状況に応じて、第1動作及び第2動作における検出結果を利用して補正を行うのか、第1動作及び第2動作のいずれか一方だけにおける検出結果を利用して補正を行うのかを切り替えることができる。
第2補正よりも第1補正の方が多くの検出結果を利用している分だけ補正の精度が高い。そこで、第2補正が実行された場合には、形成手段の実行条件を緩くして第1動作が実行された場合に比べて早期に次回の形成動作を行うようにすることが望ましい。
この発明によれば、無駄に第2動作を行うことを防止できる。
この発明によれば、着色剤の残量に応じて適切なパターン形成や補正を行うことができる。
この発明によれば、着色剤の回収量に応じて適切なパターン形成や補正を行うことができる。
この発明によれば、第1補正を行うのか、第2補正を行うのかを、ユーザの判断で切り替えることができる。
この発明によれば、第2動作における検出結果が正常でない場合に、再度、第2動作を行うことなく、第1動作に対する検出結果を利用して迅速に補正を行うことができる。
(プリンタの全体構成)
図1は、本実施形態のプリンタ1の概略構成を示す側断面図である。なお、以下の説明においては、図1における右側(右方)をプリンタ1の前側(前方)とする。
図2は、上述のプリンタ1の電気的構成を示すブロック図である。
プリンタ1は、CPU61、ROM63、RAM65、EEPROM(不揮発性メモリ)67、操作部69、表示部71、既述の画像形成部17、ネットワークインターフェイス73、光学センサ81等を備えている。
プリンタ1では、被記録媒体7に対する各色の画像形成位置(転写位置)がずれると、色ずれが生じたカラー画像が形成されてしまうため、各色の画像形成位置の合わせが重要である。そして、この色ずれを補正するための処理が位置ずれ補正処理である。なお、図3から図6は、各動作過程におけるベルト29上へのパターンを示した模式図である。各図には、上からベルト29の上面図、側面図、下面図の順で示されている。
図4〜図6には、第1レジストレーションパターン(以下、単に「第1パターン91A」という。)が示されている。この第1パターン91Aは、上記ベルト29の回転方向(プリンタ1の前後方向 以下、「副走査方向」という。)における画像形成位置のずれ量を検出するために使用される。具体的には、第1パターン91Aは、左右方向に延びる棒状の複数のマーク93が、ベルト29の移動方向に沿って並べられた構成となっている。また、ブラックのマーク93K、イエローのマーク93Y、マゼンタのマーク93M、シアンのマーク93Cが、この順番で並べられてなるマーク群が、1組または複数組、副走査方向に沿って並んだ構成となっている。
CPU61は図7に示す位置ずれ補正処理を実行する。まずS1で、実行条件を満たしたかどうかを判断する。ここで、実行条件の例としては、前回の位置ずれ補正処理からの経過時間または、画像形成を行った被記録媒体の枚数などが、ある基準値に達したことが挙げられる。
(1)ユーザが操作部69で、第1動作のみの測定値で画像形成位置の補正を行う設定をしていた場合。
(2)ユーザが操作部69で、速度重視モード及び画質重視モードのうち速度重視モードを設定していた場合。
(3)CPU61がトナー残量が所定量以下になっているトナー収容室39があることを、上記第1トナーセンサ83からの検出信号に基づき検出したとき。このときは、位置ずれ補正処理におけるトナーの使用量を抑えるために、上記第2補正を行うことが望ましい。
(4)CPU61が回収ボックス85内のトナー回収量が所定量以上になっていることを上記第2トナーセンサ87からの検出信号に基づき検出したとき。このときは、位置ずれ補正処理におけるトナーの使用量を減らして回収ボックス85へのトナー回収量を抑えることで、トナー回収量が回収ボックス85の収容限度を超えないようにすべきである。従って、上記第2補正を行うことが望ましい。
上記条件が満たされていないと判断した場合(S6:N)、S7で第1動作の測定値をRAM65に一時的に格納し、S8でベルト29が1,2周回転する間に上記クリーニングローラ31を起動させてベルト29から第1パターン91A及び第2パターン91Bを除去する。
S6の条件が満たされた場合には(S6:Y)、S19へ進んで第1動作のみの測定値に基づく第2補正を行う。このとき、第2動作は行わないから、無駄にトナーが消費されることを防止できる。
本実施形態によれば、第1パターン91Aが、第1動作と第2動作とでベルト29上の異なる位置に形成される。また、第2パターン91Bも第1動作と第2動作とでベルト29上の異なる位置に形成される。従って、第1パターン91A及び第2パターン91Bを、第1動作と第2動作とで同一位置に形成する構成に比べて、ベルト29の変動ばらつきによる影響を抑制できる。しかも、第1動作と第2動作とで第1パターン91Aの形成位置と第2パターン91Bの形成位置とを入れ替える構成であるから、副走査方向の画像形成位置の補正と主走査方向の画像形成位置の補正とを略均一な精度で行うことができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、画像形成装置として、直接転写方式のカラーレーザプリンタを示したが、本発明は、例えば中間転写方式のレーザプリンタ等にも適用することができ、さらにはインクジェット方式のプリンタにも適用することができる。また、着色剤を2色、3色或いは5色以上有するプリンタであってもよい。また、モノクロのプリンタでもあっても本発明を適用することで、被記録媒体に対して正確な位置に画像を形成することができる。
19...スキャナ部(形成手段)
21...プロセス部(形成手段)
29...ベルト(像担持体)
29A...第1領域
29B...第2領域
31...クリーニングローラ(回収手段)
61...CPU(形成手段、検出手段、判断手段、補正手段、決定手段)
81...光学センサ(検出手段)
91A...第1パターン
91B...第2パターン
Claims (8)
- 回転駆動される像担持体と、
前記像担持体の回転方向における画像形成位置のずれを検出するための第1パターンと、前記回転方向に直交する方向における画像形成位置のずれを検出するための第2パターンとを、前記像担持体上に形成可能な形成手段と、
前記像担持体上に形成された前記第1パターン及び前記第2パターンを検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果に基づき、前記形成手段における画像形成位置を補正する補正手段と、を備え、
前記形成手段は、第1動作を実行し、その後、第2動作を実行する構成とされ、
前記第1動作は、前記第1パターン及び前記第2パターンのうち少なくとも一方のパターンを前記像担持体上の半周分に対応する第1領域内に形成し、且つ、少なくとも他方のパターンを前記第1領域とは異なる、残り半周分に対応する第2領域内に形成する動作であり、
前記第2動作は、前記第1動作で前記第1パターンを形成した領域内に前記第2パターンを形成し、前記第1動作で前記第2パターンを形成した領域内に前記第1パターンを形成する動作である画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置であって、
前記補正手段は、前記第1動作及び前記第2動作の両方における前記検出手段の検出結果に基づく第1補正と、前記第1動作及び前記第2動作のいずれか一方における前記検出手段の検出結果に基づく第2補正とを行うことが可能な構成とされ、
前記補正手段に前記第1補正及び前記第2補正のいずれを実行させるかを決定する決定手段を備える。 - 請求項2に記載の画像形成装置であって、
前記形成手段は、実行条件を満たした場合に前記第1パターン及び前記第2パターンの形成動作をする構成とされ、
前記補正手段が前記第2補正をした場合に、前記第1補正をした場合に比べて次回の形成動作を早期にさせる条件に前記実行条件を変更する変更手段を備える。 - 請求項2または請求項3に記載の画像形成装置であって、
前記決定手段は、前記第1補正及び前記第2補正のどちらにするかを、前記第2動作前までに最終的に決定する構成とされ、
前記形成手段は、前記決定手段にて前記第1動作における前記検出手段の検出結果に基づく第2補正に決定された場合には、前記第2動作を実行しない。 - 請求項2または請求項3に記載の画像形成装置であって、
前記決定手段は、前記形成手段における着色剤の残量に基づき決定する。 - 請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
前記像担持体上に付着した着色剤を回収する回収手段を備え、
前記決定手段は、前記回収手段による前記着色剤の回収量に基づき決定する。 - 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
前記決定手段は、ユーザによる操作に基づき決定する。 - 請求項2から請求項7のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
前記検出手段の検出結果が正常であるかどうかを判断する判断手段を備え、
前記補正手段は、前記判断手段で前記第2動作に対応する検出結果が正常でないと判断された場合には、前記第2補正のうち前記第1動作における検出結果に基づく補正を行う。
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