JP6069892B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、位置ずれを補正して画像を形成する画像形成装置において、着色剤の消費を抑制する技術に関する。
従来から、画像形成装置において、回転動作する転写ベルトにトナーを用いてマークを形成し、そのマークを検出することで、転写ベルトと当該マークを転写ベルトに供給する感光ドラムとの間の相対的な位置ずれを検出する技術が知られている(例えば、特許文献1)。この技術では、転写ベルトの回転方向に複数のマークを繰り返し形成するとともに、転写ベルトの回転方向と直交する直交方向に重複した複数のマーク群を形成し、これらのマーク群を検出する。この技術によれば、転写ベルトの回転方向に形成された複数のマークを用いて、回転方向における転写ベルトと感光ドラムの間の相対的な位置ずれが検出される。また、転写ベルトの直交方向に重複して形成された複数のマーク群を用いて、直交方向における転写ベルトと感光ドラムの間の相対的な位置ずれが検出される。
特開2003−98793号公報
転写ベルトなどの対象物にマークを形成し、対象物と感光ドラムを含む形成部との間の相対的な位置ずれを検出し、補正することは、精度良く画像を形成するために有効な技術である。しかし、対象物にマークを形成する際にもトナーなどの着色剤が使用されることから、対象物と形成部との間の相対的な位置ずれを検出する際に、対象物に形成されるマークの数を減らし、着色剤の使用量を減らす技術が切望されていた。
本明細書に開示される発明は、位置ずれを補正して画像を形成する画像形成装置において、対象物と形成部との間の相対的な位置ずれを検出する際に、着色剤の消費を抑制する技術に関する。
本明細書によって開示される画像形成装置は、着色剤を用いて相対移動する対象物にマークを含む画像を形成する形成部と、前記形成部が前記対象物に形成した前記マークを検出する検出部と、前記形成部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記形成部の副走査方向に複数のマークが配置された第1パッチを含み、前記第1パッチよりも多くの数のマークが前記副走査方向に配置された第1マーク群と、前記第1パッチの各々のマークに対応するマークが前記副走査方向に直交する主走査方向おいて異なる位置に配置された第2パッチと、が前記対象物に形成されるように前記形成部を制御し、前記第1マーク群及び前記第2パッチを検出するように前記検出部を制御する。
従来、対象物に形成されるマークは、副走査方向の第1範囲に、主走査方向において重複するように形成されていた。そして、副走査方向の第1範囲に亘って形成されたマークを用いて、形成部と対象物の副走査方向における相対的な位置ずれを検出し、主走査方向において重複して形成されたマークを用いて、形成部と対象物の主走査方向における相対的な位置ずれを検出していた。
しかし、従来技術では、副走査方向における位置ずれを検出するために対象物に形成される副走査方向のマークの形成範囲(つまり、第1範囲)については検討されているものの、主走査方向における位置ずれを検出するために対象物に形成される副走査方向のマークの形成範囲(つまり、第2範囲)については、検討が行われていなかった。発明者は、この点について検討を重ねた結果、主走査方向における位置ずれを検出するために、対象物に形成される副走査方向のマークの形成範囲を指定することで、着色剤の消費を抑制することができることを見出した。
この画像形成装置では、副走査方向における位置ずれを検出するための第1マーク群を、対象物の副走査方向において第1範囲で形成し、副走査方向における位置ずれを検出するための第2パッチを、対象物の副走査方向において第1マーク群に含まれる第1パッチ程度に短縮して形成する。つまり、この画像形成装置では、第1マーク群が、第1パッチに対して対象物の副走査方向に形成される一方、第2パッチが第1範囲に亘って重複するように形成されない。そのため、第2パッチが第1範囲に亘って重複するように形成されていた従来技術に比べて、対象物に形成するマークの数を減らすことができ、着色剤の消費を抑制することができる。
この画像形成装置では、マークの減数を許容するか判定するための減数基準値を用いて前記検出部が検出した検出値を判定する減数判定部とを備え、前記第1マーク群は、前記第2パッチよりも前記副走査方向の上流側に位置する第3パッチを含み、前記制御部は、前記検出部が前記第3パッチを検出した第1検出値が、前記減数判定部により前記減数基準値以下と判定された場合、前記第1パッチ及び第2パッチの少なくとも一方に含まれるマークが減数されて形成されるように前記形成部を制御する構成としても良い。この画像形成装置によれば、第1検出値が基準値以下と判定された場合に、対象物に形成するマークの数を減らすことができ、着色剤の消費を抑制することができる。
この画像形成装置では、マークの追加の要否を判定するための追加基準値を用いて前記検出部が検出した検出値を判定する追加判定部とを備え、前記第1マーク群は、前記第2パッチよりも前記副走査方向の下流側に位置する第4パッチを含み、前記制御部は、前記検出部が前記第2パッチを検出した第2検出値が、前記追加判定部により前記追加基準値よりも大きいと判定された場合、前記第4パッチの各々のマークに対応するマークを含み、前記第2パッチに対して前記副走査方向において異なる位置にある第5パッチが前記対象物に形成されるように前記形成部を制御する構成としても良い。この画像形成装置によれば、第2パッチを用いた第1検出値が基準値よりも大きいと判定され、主走査方向における位置ずれが基準のずれ量よりも多いと判定された場合に、第5パッチを形成し、第4パッチと第5パッチを用いて主走査方向における位置ずれを再度検出することができ、主走査方向における位置ずれの検出精度を向上させることができる。
この画像形成装置では、前記制御部は、前記着色剤の濃度を検出する濃度検出マーク群が前記対象物に形成されるように前記形成部を制御し、前記濃度検出マーク群は、前記第2パッチに対して前記副走査方向において異なる位置であり、前記副走査方向において前記第1マーク群が形成される範囲内に形成される構成としても良い。この画像形成装置によれば、第2パッチに対して副走査方向において異なる位置であり、第1マーク群に対して主走査方向に広がるスペースを有効活用して、濃度検出マーク群を形成することができる。
この画像形成装置では、前記制御部は、前記検出部が前記第2パッチを検出した結果に基づいて、前記対象物に前記濃度検出マーク群が形成される前記主走査方向における位置及び幅を決定する構成としても良い。この画像形成装置では、第2パッチを用いて検出された主走査方向における位置ずれの情報を用いて、濃度検出マーク群の主走査方向における位置及び幅を決定する。そのため、濃度検出マーク群を形成する際に、濃度検出マーク群の主走査方向における幅を、検出部の検出に必要な幅にまで狭めて形成することができ、着色剤の消費を抑制することができる。
この画像形成装置では、前記制御部は、前記着色剤の濃度を検出する濃度検出マーク群が前記対象物に形成されるように前記形成部を制御し、前記濃度検出マーク群は、前記第2パッチに対して前記副走査方向の下流側に形成され、前記制御部は、前記濃度検出マーク群を検出するように前記検出部を制御し、前記検出部が前記濃度検出マーク群を検出した結果に基づいて、前記形成部に前記第2パッチを形成させる構成としても良い。この画像形成装置では、濃度検出マーク群を用いて検出された濃度ずれの情報を用いて第2パッチを形成する。そのため、第2パッチを形成する際に、第2パッチの濃度ずれを補正した状態で形成することができ、主走査方向における位置ずれを精度よく検出することができる。
この画像形成装置では、前記形成部は複数個存在し、温度及び湿度の少なくとも一方を計測する計測部と、前記計測部が計測した結果に基づいて各形成部の前記マークに濃度ずれが生じる可能性があるか否かを判断する判断部と、を更に備え、前記制御部は、前記判断部により濃度ずれが生じる可能性があると判断された前記形成部の前記マークの濃度を検出する濃度検出マーク群である濃度ずれマーク群が、前記第2パッチに対して前記副走査方向の上流側に形成され、前記判断部により濃度ずれが生じる可能性がないと判断された前記形成部の前記着色剤の濃度を検出する濃度検出マーク群である非濃度ずれマーク群が、前記第2パッチに対して前記副走査方向の下流側に形成されるように前記形成部を制御する構成としても良い。この画像形成装置では、濃度ずれが生じる可能性があると判断される形成部については、濃度ずれマーク群を用いて検出された濃度ずれの情報を用いて、第2マーク群を濃度ずれを補正した状態で形成することができ、主走査方向における位置ずれを精度よく検出することができる。
この画像形成装置では、前記制御部は、前記検出部が前記濃度ずれマーク群を検出した結果に基づいて、前記形成部に前記第2パッチを形成させ、前記検出部が前記第2パッチを検出した結果に基づいて、前記対象物に前記非濃度ずれマーク群が形成される前記主走査方向における位置及び幅を決定する構成としても良い。この画像形成装置では、濃度ずれマーク群を用いて検出された濃度ずれの情報を用いて、第2パッチを濃度ずれを補正した状態で形成することができ、主走査方向における位置ずれを精度よく検出することができる。そして、第2パッチを用いて検出された主走査方向における位置ずれの情報を用いて、非濃度ずれマーク群の主走査方向における幅を検出部の検出に必要な幅にまで狭めて形成することができ、着色剤の消費を抑制することができる。
この画像形成装置では、前記形成部は、前記主走査方向に沿って設けられる軸周りに回転し、前記対象物に対峙して前記対象物に画像を供給する供給部を含み、前記第2パッチの前記副走査方向における長さは、前記供給部の全周長さに等しい構成としても良い。この画像形成装置によれば、第2パッチを用いて、供給部の回転に起因する位置ずれを検出することができる。
この画像形成装置では、前記対象物はリング形状であり、前記副走査方向において回転動作をしており、前記第1範囲の前記副走査方向における長さは、前記対象物の全周長さに等しい構成としても良い。この画像形成装置によれば、第1マーク群を用いて対象物の回転に起因する位置ずれを検出することができる。
本明細書に開示される発明によれば、位置ずれを補正して画像を形成する画像形成装置において、対象物と形成部との間の相対的な位置ずれを検出する際に、着色剤の消費を抑制することができる。
プリンタの断面図 プリンタのブロック図 光学センサ及びベルトユニットの斜視図 補正処理を示すフローチャート 第2マーク群設定処理を示すフローチャート 第3マーク群設定処理を示すフローチャート パターンAのマーク群を示す図 パターンBのマーク群を示す図 パターンCのマーク群を示す図 パターンDのマーク群を示す図 パターンAのマーク群の変形例を示す図 パターンAのマーク群の変形例を示す図
<実施形態1>
実施形態1を、図1ないし図10を用いて説明する。
1.プリンタの機械的構成
図1に示すように、プリンタ10は、4色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナーを用いてカラー画像を形成する直接転写タンデム方式のカラーレーザプリンタであって、ケーシング12内に構成されている。ケーシング12の内底部には供給トレイ14が設けられており、供給トレイ14に、用紙等のシート材(対象物の一例)16が積載されている。トナーは、着色剤の一例である。
シート材16は、ユーザによって供給トレイ14に供給され、ケーシング12内に格納されると、押圧板18によって上方に持ち上げられ、ピックアップローラ20に押圧される。シート材16は、ピックアップローラ20の回転によって、レジストローラ22へ送られる。シート材16は、レジストローラ22によって斜行補正が行われた後に、ベルトユニット30及び画像形成ユニット40へと送り出される。
ベルトユニット30は、一対の支持ローラ32、34と、ベルト(対象物の別例)36と、複数の転写ローラ38を含んで構成されている。ベルト36は、支持ローラ32、34の間に架設されており、その両端が接合されてリング形状をしている。転写ローラ38は、リング状のベルト36内部に等間隔に配置されている。支持ローラ32、34は図示されていないモータによって反時計方向に回転し、それに伴ってベルト36が回転移動する。ベルトユニット30へと送り出されたシート材16は、ベルト36の回転に伴ってベルト36と共に移動する。
ベルトユニット30の上側には、画像形成ユニット40が設けられている。画像形成ユニット40は、スキャナ部42とプロセス部44を含んで構成されている。スキャナ部42(プロセス部44)は、4色のトナーに対応した4つのスキャナ部42(プロセス部44)を含んでいる。各スキャナ部42(プロセス部44)を特定して示す場合には、図示番号の後に1又は2文字で示した各色を識別するアルファベット(イエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:C、ブラック:BK)を付して示す。各プロセス部44は、ベルトユニット30の転写ローラ38に対応した位置に等間隔に配置されており、各スキャナ部42は、対応する各プロセス部44の上側に配置されている。各スキャナ部42と対応するプロセス部44とをあわせたものが、形成部の一例である。
画像形成ユニット40は、スキャナ部42とプロセス部44を含んで構成されている。プロセス部44は、感光ドラム50、現像カートリッジ52等を含んで構成されており、ケーシング12の上部に設けられたカバー13を開くことで、交換可能に構成されている。現像カートリッジ52内にはトナーが充填されているとともに、現像ローラ51が設けられている。現像カートリッジ52では、高圧電源(図示されていない)から現像ローラ51に現像バイアスが印加されて、現像カートリッジ52のトナーが感光ドラム50に供給される。感光ドラム50は、供給部の一例である。
スキャナ部42は、カバー13に取り付けられており、対応するプロセス部44の感光ドラム50の上部に配置されている。スキャナ部42は、後述する中央処理装置(図2参照、以下、CPU)62によってRAMやROM等のメモリ64から送られる画像データに基づき、プロセス部44の感光ドラム50に光線Lを照射する。これによって、感光ドラム50の表面に静電潜像が形成される。そして、感光ドラム50の表面に形成された静電潜像に現像カートリッジ52のトナーが供給されることで、感光ドラム50の表面にトナー像が形成される。
感光ドラム50は、ベルト36の回転に伴って軸Z周りに回転する。そして、感光ドラム50の表面に形成されたトナー像が、感光ドラム50とベルト36とが対峙する転写位置Iを通過する際、高圧電源から転写ローラ38に転写バイアスが印加され、感光ドラム50上のトナー像が、シート材16(ベルト36)上に転写される。この結果、シート材16上に画像が形成される。あるいは、ベルト36上に複数のマークXを含むマーク群92、94(図3参照)等が形成される。ベルト36(ベルト36)の移動に伴って、シート材16には各色の画像が連続して形成される。シート材16上に形成された画像は、定着器54に送られて定着し、搬送ローラ56によってケーシング12外に形成された排紙トレイ58へと排出される。
画像形成ユニット40の現像カートリッジ52の近傍には、プリンタ10内の温度を計測する温度センサ46、及びプリンタ10内の湿度を測定する湿度センサ48が設けられている。温度センサ46及び湿度センサ48は、計測部の一例である。
また、ベルトユニット30の前側には、光学センサ24、26が設けられている。光学センサ24、26は、ベルト36上に形成されたマーク群92、94等を検出する。光学センサ24、26は、反射式光学センサであり、図3に示すように、矢印90で示すベルト36の移動方向に直交する方向に並んで配置されている。光学センサ24、26は、検出部の一例である。
さらに、ベルトユニット30の下側には、クリーニングローラ28が設けられている。クリーニングローラ28は、ベルト36に付着したトナーや紙粉等を除去する。ここで、「付着したトナー」には、意図せずにベルトに付着したトナーの他、意図的にベルト36上に形成されたマーク群92、94が含まれる。
2.プリンタの電気的構成
図2に示すように、プリンタ10は、CPU62と、メモリ64と、モータドライバ66と、を主要部として備える。そして、CPU62と、メモリ64と、モータドライバ66とは、バス68を介して接続され、これらに画像形成ユニット40と、光学センサ24、26と、温度センサ46と、湿度センサ48とがバス68を介して接続されている。CPU62は、制御部、減数判定部、追加判定部、判断部の一例である。
メモリ64には、プリンタ10の動作を制御するための各種のプログラムが記憶されており、CPU62はメモリ64から読み出したプログラムに従って、制御部、減数判定部、追加判定部、判断部として機能し、各部の制御を行う。
モータドライバ66は、図示されないモータに接続されており、CPU62からの命令に基づいてパルス信号をモータに送信する。モータは、パルス信号の1パルスで、1ステップの回転角度分、回転駆動する。モータが1ステップ分駆動すると、支持ローラ32、34等が駆動し、ベルトユニット30のベルト36が回転移動する。
3.マーク群
プリンタ10では、様々な理由で、各スキャナ部42(プロセス部44)がシート材16に形成する画像の位置である画像形成位置がずれることがある。例えば、各スキャナ部42は、カバー13の開閉によって、ベルト36の移動方向に対して傾いて配置されることがある。また、使用によりベルト36が劣化し、ベルト36が移動方向と直交する方向に歪むことがある。
各スキャナ部42(プロセス部44)による画像形成位置がずれると、シート材16に形成される画像の品質が劣化してしまう。そのため、メモリ64には、画像形成位置等を補正するためのプログラムが記憶されており、CPU62は、シート材16に画像を形成させるに先立って、あるいはシート材16に画像を形成させる際に、後述する補正処理を実行する。以下の説明では、ベルト36の移動方向に直交する方向を主走査方向と呼び、ベルト36の移動方向を副走査方向と呼ぶ(図3参照)。
補正処理において、CPU62は、図3に示すように、各スキャナ部42(プロセス部44)を制御して、ベルト36にマーク群92、94等を形成させ、このマーク群を光学センサ24、26で検出することで画像形成位置を補正する。以下、補正処理の説明に先だって、補正処理において形成されるマーク群について説明する。図7〜10に、補正処理において形成されるマーク群の例を示す。補正処理において、ベルト36には、第1マーク群92、第2マーク群94、第3マーク群96、濃度検出マーク群98等が形成される。
第1マーク群92は、副走査方向に配置された複数のマークXを含む。詳細には、図7に示すように、紙面右斜め上方向に傾く第1斜行パターンSH1のマークXが、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に略等間隔に配置され、その第1斜行パターンSH1の4色のマークXが2回に亘って繰り返し配置されている。次に、紙面右斜め下方向に傾く第2斜行パターンSH2の4色のマークXが2回に亘って繰り返し配置されている。以後、第1斜行パターンSH1の4色のマークXが2回に亘って繰り返し配置され、続いて第2斜行パターンSH2の4色のマークXが2回に亘って繰り返し配置されたマーク群をパッチPと呼ぶ。
第1マーク群92では、副走査方向にパッチPが繰り返し配置され、第1マーク群92が形成される第1範囲H1の副走査方向における長さL1が、ベルト36の全周長さに等しくなるように設定されている。すなわち、第1マーク群92の副走査方向における長さはベルト36の全周長さに等しい。また、第2マーク群94は、第1マーク群92に含まれる1つのパッチPと、当該パッチPに対して主走査方向において異なる位置に配置されたパッチPを含む。
以後、第1マーク群92及び第2マーク群94の両方に含まれるパッチPを第1パッチP1と呼び、第2マーク群94のうち、第1パッチP1と主走査方向において異なる位置にあるパッチPを第2パッチP2と呼ぶ。第1マーク群92のうち、第1パッチP1よりも副走査方向の上流側に配置されたパッチPを第3パッチP3と呼び(図9参照)、第1パッチP1よりも副走査方向の下流側に配置されたパッチPを第4パッチP4と呼ぶ(図8参照)。
つまり、第1マーク群92は、第1パッチP1を含むとともに、第1パッチP1に含まれるマークXよりも多くのマークXが副走査方向に配置されている。また、第2マーク群94は、第1パッチP1と第2パッチP2を含む。第2マーク群94が形成される副走査方向における第2範囲H2の長さL2は、感光ドラム50の軸Z周りの全周長さに等しくなるように設定されており、副走査方向における第1範囲H1の長さL1よりも短い。すなわち、第2パッチP2の副走査方向における長さは、感光ドラム50の軸Z周りの全周長さに等しい。
第3マーク群96は、第2パッチP2に対して副走査方向の下流側に形成され、第1マーク群92に含まれる1つのパッチPに対して主走査方向において異なる位置に配置される(図8(B)参照)。第3マーク群96は、副走査方向において第1範囲H1内に形成される。第3マーク群96は、第5パッチP5の一例である。
濃度検出マーク群98は、方形状を有するマークXが、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に略等間隔に配置されている(図8〜10参照)。濃度検出マーク群98に含まれるマークXは、副走査方向においてパッチPに含まれるマークXよりもマークひとつあたりの長さが長く形成されている。そのため、光学センサ24、26は、濃度検出マーク群98のマークXを検出することで、第2パッチP2のような位置検出マークによりもひとつのマークから濃度に関するデータが多く得られることで、当該マークXの濃度を検出することができる。
補正処理では、ベルト36に少なくとも第1マーク群92が形成され、第1マーク群92を用いて副走査方向における各スキャナ部42(プロセス部44)による画像形成位置が補正される。また、第1マーク群92に加えて第2マーク群94や第3マーク群96が形成されることで、主走査方向における各スキャナ部42(プロセス部44)による画像形成位置が補正される。補正処理では、さらに、濃度検出マーク群98が形成されることで、画像形成位置とともに、各スキャナ部42(プロセス部44)が形成する画像の濃度である画像濃度が補正される。
4.補正処理
図4を参照して、画像形成位置等の補正処理について説明する。
CPU62は、補正処理を開始すると、前回の補正処理から今回の補正処理までの間にカバー13が開閉されたか否かを確認する(S2)。CPU62は、カバー開閉があった場合(S2:YES)、カバー13の開閉に伴って各スキャナ部42が傾いて配置された可能性があることから、第1マーク群92に加え第2マーク群94を形成するモードに設定し(S4)、主走査方向における画像形成位置を補正する。
一方、CPU62は、カバー開閉がなかった場合(S2:NO)、各スキャナ部42の傾きに変動が無いことから、第2パッチP2を形成しないことで第2マーク群94を形成しないモードに設定し(S6)、主走査方向における画像形成位置を補正しない。CPU62は、第1マーク群92を用いて副走査方向における画像形成位置を補正し(S7)、補正処理を終了する。具体的には、副走査方向に画像形成位置がずれている場合には、各スキャナ部42(プロセス部44)による画像形成タイミングを早めるように補正する。
次に、CPU62は、温度センサ46及び湿度センサ48を用いてプリンタ10内の温度及び湿度を計測し、前回の補正処理において計測された温度及び湿度からの変化量を算出し、算出された温度及び湿度の変化量が環境変化閾値KS1よりも大きいか否かを判断する(S8)。CPU62は、算出された温度及び湿度の変化量が環境変化閾値KS1よりも大きい場合(S8:YES)、各プロセス部44の画像濃度が変化する可能性があることから、第1マーク群92及び第2マーク群94に加え濃度検出マーク群98を形成するモードに設定する。ここで、環境変化閾値KS1とは、濃度補正を行う必要があるか否かを判断するための閾値であり、さらに詳細には、画像形成位置の補正に先立って濃度補正を行わなければ、画像形成位置の補正の精度が保証できないような、温度等の大きな変化があったか否かを判断するための閾値を意味する。
さらに、CPU62は、各プロセス部44の現像カートリッジ52のトナー残量を確認し、確認したトナー残量が残量閾値ZSよりも多いか否かを判断する(S10)。CPU62は、確認したトナー残量が残量閾値ZSよりも多い場合(S10:YES)、図10(A)に示すパターンDを用いた補正処理を実行する(S14)。
(パターンDを用いた補正処理)
図10(A)に示すように、パターンDは、第1マーク群92と第2パッチP2と濃度検出マーク群98とを含む。パターンDでは、ベルト36の主走査方向側に第1マーク群92が形成され、ベルト36の主走査方向において異なる位置に濃度検出マーク群98及び第2パッチP2が形成される。濃度検出マーク群98は、第1範囲H1の副走査方向の最も上流側に配置される。また、第2パッチP2は、第1マーク群92に含まれる複数のパッチPのうち、副走査方向の最も下流側に配置されたパッチP1に対して主走査方向における異なる位置に配置される。
つまり、第1マーク群92に含まれる複数のパッチPのうち、副走査方向の最も下流側に配置されたパッチPが第1パッチP1であり、副走査方向の最も上流側に配置されたパッチPが第3パッチP3である。また、第2マーク群94は、第1範囲H1の副走査方向の最も下流側に配置され、濃度検出マーク群98は、第2パッチP2に対して副走査方向の上流側に形成される。
CPU62は、パターンDを用いた補正処理を開始すると、各スキャナ部42(プロセス部44)を制御して、ベルト36に第3パッチP3及び濃度検出マーク群98を形成させ、光学センサ24、26を用いてこれらのマーク群92、98を検出する。CPU62は、濃度検出マーク群98を検出した濃度検出結果を用いて、画像濃度を補正する(S16)。以後、CPU62は、この補正を反映させて、第2パッチP2及び第1マーク群92の残りのパッチPを形成させる。つまり、第2パッチP2及び第1マーク群92の残りのパッチPは、補正後の濃度でプロセス部44を用いて形成される。また、CPU62は、第1マーク群92に含まれる複数の第3パッチP3のうち、副走査方向の最も上流側に配置された第3パッチP3を検出した第3パッチ検出結果を用いて、第2マーク群設定処理を実行する(S18)。第3パッチ検出結果は、第1検出値の一例である。
図5に示すように、第2マーク群設定処理において、CPU62は、メモリ64に記憶された減数基準値KGを用いて、第3パッチ検出結果を判定する(S52)。第3パッチ検出結果は、副走査方向における画像形成位置のずれ量を示しており、各スキャナ部42(プロセス部44)による副走査方向の画像形成位置のずれ量が大きい場合に、第3パッチ検出結果が大きくなり、副走査方向の画像形成位置のずれ量が小さい場合に、第3パッチ検出結果が小さくなる。CPU62は、第3パッチ検出結果が減数基準値KGよりも大きい場合(S52:YES)、副走査方向における画像形成位置のずれ量が規定量以上であることが予想されることから、図10(A)に示すように、第2パッチP2として通常のパッチPを形成するモードに設定する(S54)。
一方、CPU62は、第3パッチ検出結果が減数基準値KG以下の場合(S52:NO)、副走査方向における画像形成位置のずれ量が規定量よりも小さいことが予想されることから、図10(B)に示すように、第2パッチP2として副走査方向においてマークXを減数したパッチPを形成するモードに設定する(S56)。減数したパッチPでは、図10(B)に示すように、第1斜行パターンSH1の4色のマークXと、第2斜行パターンSH2の4色のマークXとを1組ずつ含む。そのため、通常のパッチPを形成するモードに比べて、トナーの消費が抑制される。
CPU62は、第1マーク群92の形成を継続させているとともに、第2マーク群設定処理において設定された第2パッチP2を有する第2マーク群94をベルト36に形成させ、光学センサ24、26を用いてこれらのマーク群92、94を検出する。CPU62は、第1マーク群92を検出した第1マーク群検出結果を用いて副走査方向における画像形成位置を補正し、第2マーク群94を検出した第2マーク群検出結果を用いて、主走査方向における画像形成位置を補正し(S20)、補正処理を終了する。具体的には、主走査方向に画像形成位置がずれている場合には、各スキャナ部42が対応するプロセス部44に照射する光線Lの位置を主走査方向と逆方向にシフトさせる。例えば、各スキャナ部42が、光源として主走査方向に複数個並んで配置されたLEDを有している場合には、発光させるLEDを主走査方向にシフトさせる。第2マーク群検出結果は、第2検出値の一例である。
(パターンCを用いた補正処理)
また、CPU62は、確認したトナー残量が残量閾値ZS以下の場合(S10:NO)、図9に示すパターンCを用いた補正処理を実行する(S22)。図9に示すように、パターンCは、第1マーク群92と第2マーク群94と濃度検出マーク群98とを含む。パターンCでは、第1マーク群92に含まれる複数のパッチPのうち、副走査方向の上流側から2つ目以降のパッチPに対して、第2パッチP2が主走査方向と逆方向に配置されている点と、濃度検出マーク群98が、第2パッチP2に対して副走査方向の上流側及び下流側に分かれて配置される点とで、パターンDと異なる。
パターンCにおいて、第2パッチP2に対して副走査方向の上流側に配置された濃度検出マーク群98を、第1濃度検出マーク群98Aと呼び、副走査方向の下流側に配置された濃度検出マーク群98を、第2濃度検出マーク群98Bと呼ぶ。第1濃度検出マーク群98Aは、濃度ずれマーク群の一例であり、第2濃度検出マーク群98Bは、非濃度ずれマーク群の一例である。
CPU62は、パターンCを用いた補正処理を開始すると、各スキャナ部42(プロセス部44)を制御して、ベルト36にマーク群92、94、98を形成させるに先だって、判断処理を実行する(S24)。判断処理において、CPU62は、S8において算出された温度及び湿度の変化量から、温度及び湿度の変化により画像濃度が変化する可能性があるプロセス部44を判断する。温度及び湿度の変化に伴い、各プロセス部44の作像条件が変化した場合、同じバイアスで作像したとしても、トナーの供給量が変化し、画像濃度が変化することがあるからである。メモリ64には、環境変化閾値KS1とともに各プロセス部44毎の濃度変化閾値NS1〜4が記憶されている。CPU62は、算出された温度及び湿度の変化量が濃度変化閾値NS1〜4よりも大きくなるプロセス部44を、画像濃度が変化する可能性が高いプロセス部44として判断し、後述するように当該プロセス部44を用いて第1濃度検出マーク群98Aを形成する。算出された温度及び湿度の変化量が濃度変化閾値NS1〜4以下となるプロセス部44を、画像濃度が変化する可能性が低いプロセス部44として判断し、後述するように当該プロセス部44を用いて第2濃度検出マーク群98Bを形成する。
CPU62は、判断処理後、ベルト36に第3パッチP3及び第1濃度検出マーク群98Aを形成させる。第1濃度検出マーク群98Aは、判断処理において画像濃度が変化する可能性があると判断されたプロセス部44を用いて形成される濃度検出マーク群98である。CPU62は、第1濃度検出マーク群98Aを検出した濃度検出結果を用いて、該当するプロセス部44の画像濃度を補正する(S26)。以後、CPU62は、この補正を反映させて、第2パッチP2及び第1マーク群92の残りのパッチPを形成させる。つまり、第2パッチP2及び第1マーク群92の残りのパッチPは、画像濃度が変化する可能性が高いと判断された色についてはS26の補正後の濃度でプロセス部44を用いて形成され、画像濃度が変化する可能性が低いと判断された色についてはS26の補正前の濃度でプロセス部44により形成される。
CPU62は、第1パッチP1及び第2パッチP2を形成後、光学センサ24、26を用いて第1パッチP1及び第2パッチP2を検出し、第1パッチP1及び第2パッチP2検出結果を用いて、主走査方向における画像形成位置を補正する(S28)。そして、CPU62は、濃度パターン設定処理を実行する(S30)。濃度パターン設定処理では、第2濃度検出マーク群98Bが形成される主走査方向の位置及び幅の設定が行われる。なお、第2濃度検出マーク群98Bは、判断処理において画像濃度が変化する可能性が低いと判断されたプロセス部44を用いて形成される濃度検出マーク群98である。
主走査方向における画像形成位置を補正した後では、CPU62により主走査方向における画像形成位置が検知されている。そのため、CPU62は、第2濃度検出マーク群98Bを形成させる際に、主走査方向において、画像形成位置のずれを考慮して広く設ける必要がなく、第2濃度検出マーク群98Bの濃度を検出するのに必要最小限の幅まで狭めて形成されるように、主走査方向の位置及び幅を設定する。
CPU62は、第1マーク群92の形成を継続させているとともに、濃度パターン設定処理後、濃度パターン設定処理において設定された位置及び幅を用いてベルト36に第2濃度検出マーク群98Bを形成させ、光学センサ24、26を用いて第1マーク群92及び第2濃度検出マーク群98Bを検出する。CPU62は、第1マーク群検出結果を用いて、副走査方向における画像形成位置を補正し、第2濃度検出マーク群98Bを検出した濃度検出結果を用いて、該当するプロセス部44の画像濃度を補正し(S31)、補正処理を終了する。
一方、CPU62は、算出された温度及び湿度の変化量が環境変化閾値KS1以下の場合(S8:NO)、各プロセス部44の画像濃度が変化する可能性が少ないことから、濃度検出マーク群98よりも第2パッチP2を優先して形成するモードに設定する。
さらに、CPU62は、S8において算出された温度及び湿度の変化量を環境変化閾値KS1よりも小さい値に設定された環境変化閾値KS2と比較し、算出された温度及び湿度の変化量が環境変化閾値KS2よりも大きいか否かを判断する(S12)。環境変化閾値KS2は、濃度補正を行う必要があるか否かを判断するための閾値であり、さらに詳細には、画像形成位置の補正に先立って濃度補正を行わなくても画像形成位置の補正の精度を保証できるものの、濃度補正を全く行わなくてもよいか否かを判断するための閾値である。CPU62は、算出された温度及び湿度の変化量が環境変化閾値KS2よりも大きい場合(S12:YES)、図8(A)に示すパターンBを用いた補正処理を実行する(S32)。
(パターンBを用いた補正処理)
パターンBは、第1マーク群92と第2パッチP2と濃度検出マーク群98とを含む。パターンBでは、第1マーク群92に含まれる複数のパッチPのうち、副走査方向の最も上流側に配置された第1パッチP1に対して、第2パッチP2が主走査方向の異なる位置に配置されている点と、濃度検出マーク群98が、第2パッチP2に対して副走査方向の下流側に配置される点とで、パターンDと異なる。
CPU62は、パターンBを用いた補正処理を開始すると、各スキャナ部42(プロセス部44)を制御して、ベルト36に第1パッチP1及び第2パッチP2を形成させ、光学センサ24、26を用いてこれらの第1パッチP1及び第2パッチP2を検出する。CPU62は、第1パッチP1及び第2パッチP2の検出結果を用いて、主走査方向における画像形成位置を補正する(S34)。また、CPU62は、第1パッチP1及び第2パッチP2の検出結果を用いて、第3マーク群設定処理を実行する(S36)。
図6に示すように、第3マーク群設定処理において、CPU62は、メモリ64に記憶された追加基準値KTを用いて、第1パッチP1及び第2パッチP2の検出結果から得られる主走査方向におけるずれ量を判定する(S62)。CPU62は、第1パッチP1及び第2パッチP2の主走査方向におけるずれ量が追加基準値KT以下の場合(S62:NO)、主走査方向において画像形成位置が規定量よりもずれていないことから、図8(A)に示すように、第3マーク群96を形成しないモードに設定する(S66)。
一方、CPU62は、第1パッチP1及び第2パッチP2の主走査方向におけるずれ量が追加基準値KTよりも大きい場合(S62:YES)、主走査方向において画像形成位置に規定量以上のずれが生じていることから、図8(B)に示すように、第3マーク群96を形成するモードに設定し(S64)、第3マーク群96を形成する。第3マーク群96は、第1マーク群92において副走査方向の上流側から3つ目以降のパッチPである第4パッチP4に対して主走査方向の異なる位置に配置され、第2パッチP2に対して副走査方向の下流側に形成される。CPU62は、光学センサ24、26を用いて上記第4パッチP4及び第3マーク群96を検出し、これらの検出結果を用いて、主走査方向における画像形成位置を再度補正する(S37)。
CPU62は、主走査方向における画像形成位置を補正後、濃度パターン設定処理を実行し(S38)、濃度検出マーク群98が形成される主走査方向の位置及び幅を設定する。CPU62は、第1マーク群92の形成を継続させているとともに、濃度パターン設定処理後、濃度パターン設定処理において設定された位置及び幅を用いてベルト36に濃度検出マーク群98を形成させる。濃度検出マーク群98は、第2パッチP2、そして第3マーク群96が形成された場合には第3マーク群96に対して副走査方向の下流側に位置し、副走査方向において第1範囲H1内に形成される。
CPU62は、光学センサ24、26を用いてこれらのマーク群92、98を検出する。CPU62は、ベルト36の一周分の第1マーク群検出結果を用いて副走査方向における画像形成位置を補正し、濃度検出結果を用いて画像濃度を補正し(S41)、補正処理を終了する。
(パターンAを用いた補正処理)
また、CPU62は、S12において算出された温度及び湿度の変化量が環境変化閾値KS2以下の場合(S12:NO)、画像濃度が変化する可能性が低いから、図7に示すパターンAを用いた補正処理を実行する(S42)。パターンAは、第1マーク群92と第2マーク群94とを含む。パターンAでは、濃度検出マーク群98が形成されない点で、パターンBと異なる。
CPU62は、パターンAを用いた補正処理を開始すると、各スキャナ部42(プロセス部44)を制御して、ベルト36に第1マーク群92及び第2マーク群94を形成させ、光学センサ24、26を用いてこれらのマーク群92、94を検出する。CPU62は、第1マーク群検出結果を用いて副走査方向における画像形成位置を補正し、第2マーク群検出結果を用いて主走査方向における画像形成位置を補正し(S44)、補正処理を終了する。
5.本実施形態の効果
(1)本実施形態のプリンタ10では、補正処理において、第2マーク群94が形成される副走査方向における第2範囲H2の長さL2が、第1マーク群92が形成される副走査方向における第1範囲H1の長さL1よりも短い。つまり、このプリンタ10では、補正処理において、第2範囲H2に亘ってマークXが主走査方向に重複して形成され、第2範囲H2よりも長い第1範囲H1に亘ってマークXが主走査方向に重複して形成されない。そのため、第1範囲H1に亘ってマークXが主走査方向に重複して形成されていた従来技術に比べて、ベルト36に形成するマークXの数を減らすことができ、トナーの消費を抑制することができる。
(2)本実施形態のプリンタ10では、パターンDを用いた補正処理において、濃度検出結果を用いて画像濃度を補正した後に、第2マーク群94を形成するので、画像濃度が補正された第2マーク群94を用いて、主走査方向における画像形成位置を精度良く補正することができる。
(3)本実施形態のプリンタ10では、パターンDを用いた補正処理において、第3パッチ検出結果が減数基準値KG以下の場合に、副走査方向における画像形成位置のずれがほとんど発生していないと考えられるため、第2パッチP2を減数して形成する。そのため、第2パッチP2を形成する際のトナーの消費を抑制することができる。
(4)本実施形態のプリンタ10では、パターンCを用いた補正処理において、画像濃度が変化する可能性があると判断されたプロセス部44については、第2マーク群94が形成される前に、第1濃度検出マーク群98Aを用いて画像濃度を補正するので、主走査方向における画像形成位置を精度良く補正することができる。
(5)本実施形態のプリンタ10では、パターンCを用いた補正処理において、第1濃度検出マーク群98Aを検出した濃度検出結果を用いて画像濃度を補正した後に、第2マーク群94を形成するので、画像濃度が補正された第2マーク群94を用いて、主走査方向における画像形成位置を精度良く補正することができる。また、第2マーク群検出結果を用いて、第2濃度検出マーク群98Bが形成される主走査方向の位置及び幅を設定するので、第2濃度検出マーク群98Bを形成する際のトナーの消費を抑制することができる。
(6)本実施形態のプリンタ10では、パターンBを用いた補正処理において、第2マーク群検出結果が追加基準値KTよりも大きい場合に、第3マーク群96を更に形成し、第4パッチP4と第3マーク群96を用いて主走査方向における画像形成位置を再度補正するので、主走査方向における画像形成位置を精度良く補正することができる。
(7)本実施形態のプリンタ10では、パターンBを用いた補正処理において、第3マーク群96を副走査方向において1範囲H1内に形成するので、第1マーク群92に対して主走査方向の下流側に広がるスペースを有効活用して、第3マーク群を形成することができる。
(8)本実施形態のプリンタ10では、パターンBを用いた補正処理において、濃度検出マーク群98を第2パッチP2に対して副走査方向の下流側であり、第1マーク群92に対して主走査方向と逆方向に広がるスペースに形成するので、当該スペースを有効活用して、濃度検出マーク群を形成することができる。
(9)本実施形態のプリンタ10では、パターンBを用いた補正処理において、第2マーク群検出結果を用いて、濃度検出マーク群98が形成される主走査方向の位置及び幅を設定するので、濃度検出マーク群を形成する際のトナーの消費を抑制することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、プリンタ10を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られない。例えば、プリント機能に加えて、読取機能、コピー機能、ファクシミリ機能などのうちの少なくとも1つの機能を更に備えた複合機であっても良い。
(2)上記実施形態では、パターンDを用いた補正処理において、第3パッチ検出結果が減数基準値KG以下の場合、第2パッチP2を減数して形成する例を用いて説明を行ったが、第1パッチP1を減数して形成してもよい。さらには、第1パッチP1及び第2パッチP2の両方を減数して形成しても良い。
(3)上記実施形態のそれぞれのパターンにおいて、第1マーク群92のいずれのパッチPが第1パッチP1であるか、あるいは、第2パッチP2及び濃度検出マーク群98が副走査方向のいずれの位置に配置されるかは、適宜変更可能である。例えば、パターンAを用いた補正処理において、副走査方向の最も上流側に配置されたパッチPが第1パッチP1であり、第2マーク群94が、第1範囲H1の副走査方向の最も上流側に配置された例を用いて説明を行ったが、これに限らない。図11に示すように、第1パッチP1が、第1マーク群92に含まれる複数のパッチPのうち、副走査方向の上流側から2つ目以降のパッチPでもよければ、図12に示すように、第1パッチP1が、副走査方向の最も下流側に配置されたパッチPであってもよい。第2パッチP2は、それぞれの場合において、第1パッチP1の主走査方向において異なる位置に配置されてもよければ、副走査方向において第1パッチP1と異なる位置に配置されても良い。
(4)上記実施形態では、プリンタ10が1つのCPU62によって各種処理を実行する例を用いて示したが、本発明はこれに限られない。例えば、お互いに異なる複数のCPUやASICなどによって各種処理が分担されていても良い。
(5)また、CPU62が実行するプログラムが必ずしもメモリ64に記憶されている必要はなく、CPU62自身に記憶されていてもよければ、他の記憶装置に記憶されていても良い。
10:プリンタ、24、26:光学センサ、36:ベルト、42:スキャナ部、44:プロセス部、50:感光ドラム、92:第1マーク群、94:第2マーク群、96:第3マーク群、98:濃度検出マーク群、H1:第1範囲、H2:第2範囲、P:パッチ

Claims (16)

  1. 着色剤を用いて相対移動する対象物にマークを含む画像を形成する形成部と、
    前記形成部が前記対象物に形成した前記マークを検出する検出部と、
    前記形成部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    位置ずれ補正をするためのマークであって、前記形成部の副走査方向にシアン色のマーク、マゼンタ色のマーク、イエロー色のマーク及びブラック色のマークが前記副走査方向に配置された第1パッチを含み、複数の前記第1パッチが前記副走査方向に配置された第1マーク群と、
    位置ずれ補正をするためのマークであって、前記第1パッチの各々のマークに対応するマークが前記副走査方向に直交する主走査方向おいて異なる位置に配置され、シアン色のマーク、マゼンタ色のマーク、イエロー色のマーク及びブラック色のマークを含む第2パッチと、
    が前記対象物に形成されるように前記形成部を制御し、
    前記第1マーク群及び前記第2パッチを検出するように前記検出部を制御し、
    前記第1パッチ及び前記第2パッチの検出結果に基づいて、位置ずれを補正し、
    前記第2パッチは、前記第1マーク群よりもマークの数が少ない、画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であり、
    マークの減数を許容するか判定するための減数基準値を用いて前記検出部が検出した検出値を判定する減数判定部とを備え、
    前記第1マーク群は、前記第2パッチよりも前記副走査方向の上流側に位置する第3パッチを含み、
    前記制御部は、
    前記検出部が前記第3パッチを検出した第1検出値が、前記減数判定部により前記減数基準値以下と判定された場合、前記第1パッチ及び第2パッチの少なくとも一方に含まれるマークが減数されて形成されるように前記形成部を制御する、画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置であり、
    マークの追加の要否を判定するための追加基準値を用いて前記検出部が検出した検出値を判定する追加判定部とを備え、
    前記第1マーク群は、前記第2パッチよりも前記副走査方向の下流側に位置する第4パッチを含み、
    前記制御部は、
    前記検出部が前記第2パッチを検出した第2検出値が、前記追加判定部により前記追加基準値よりも大きいと判定された場合、前記第4パッチの各々のマークに対応するマークを含み、前記第2パッチに対して前記副走査方向において異なる位置にある第5パッチが前記対象物に形成されるように前記形成部を制御する、画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像形成装置であり、
    前記制御部は、
    前記着色剤の濃度を検出する濃度検出マーク群が前記対象物に形成されるように前記形成部を制御し、
    前記濃度検出マーク群は、前記第2パッチに対して前記副走査方向において異なる位置であり、前記副走査方向において前記第1マーク群が形成される範囲内に形成される、画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置であり、
    前記制御部は、
    前記検出部が前記第2パッチを検出した結果に基づいて、前記対象物に前記濃度検出マーク群が形成される前記主走査方向における位置及び幅を決定する、画像形成装置。
  6. 請求項2ないし4に記載の画像形成装置であり、
    前記制御部は、
    前記着色剤の濃度を検出する濃度検出マーク群が前記対象物に形成されるように前記形成部を制御し、
    前記濃度検出マーク群は、前記第2パッチに対して前記副走査方向の上流側に形成され、
    前記制御部は、
    前記濃度検出マーク群を検出するように前記検出部を制御し、
    前記検出部が前記濃度検出マーク群を検出した結果に基づいて、前記形成部に前記第2パッチを形成させる、画像形成装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の画像形成装置であり、
    前記形成部は複数個存在し、
    温度及び湿度の少なくとも一方を計測する計測部と、
    前記計測部が計測した結果に基づいて各形成部の前記マークに濃度ずれが生じる可能性があるか否かを判断する判断部と、
    を更に備え、
    前記制御部は、
    前記判断部により濃度ずれが生じる可能性があると判断された前記形成部の前記マークの濃度を検出する濃度検出マーク群である濃度ずれマーク群が、前記第2パッチに対して前記副走査方向の上流側に形成され、
    前記判断部により濃度ずれが生じる可能性がないと判断された前記形成部の前記着色剤の濃度を検出する濃度検出マーク群である非濃度ずれマーク群が、前記第2パッチに対して前記副走査方向の下流側に形成されるように前記形成部を制御する、画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置であり、
    前記制御部は、
    前記検出部が前記濃度ずれマーク群を検出した結果に基づいて、前記形成部に前記第2パッチを形成させ、前記検出部が前記第2パッチを検出した結果に基づいて、前記対象物に前記非濃度ずれマーク群が形成される前記主走査方向における位置及び幅を決定する、画像形成装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか一項に記載の画像形成装置であり、
    前記形成部は、前記主走査方向に沿って設けられる軸周りに回転し、前記対象物に対峙して前記対象物に画像を供給する供給部を含み、
    前記第2パッチの前記副走査方向における長さは、前記供給部の全周長さに等しい画像形成装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか一項に記載の画像形成装置であり、
    前記対象物はリング形状であり、前記副走査方向において回転動作をしており、
    前記第1マーク群の前記副走査方向における長さは、前記対象物の全周長さに等しい、画像形成装置。
  11. ベルトと、
    前記ベルトに対してマークを形成する画像形成部と、
    前記ベルトに形成されたマークに向けて光を発光する第1発光部と、前記ベルトまたは前記ベルトに形成されたマークに反射された光を受光する第1受光部とを備える第1センサと、
    主走査方向において、前記第1センサと異なる位置にあり、前記ベルトに形成されたマークに向けて光を発光する第2発光部と、前記ベルトまたは前記ベルトに形成されたマークに反射された光を受光する第2受光部とを備える第2センサと、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記ベルトに所定のマークを形成させるマーク形成処理と、
    前記マーク形成処理により、前記ベルト及び前記ベルトに形成された前記マークに対して、前記第1センサ及び前記第2センサに光を発光させ、前記ベルトまたは前記マークに反射された光を受光することで、前記ベルトに形成されたマークを検出する検出処理と、
    前記第1センサ及び前記第2センサが受光した光に基づいて、マークを形成する位置またはマークの濃度を補正する補正処理と、を実行し、
    前記マークは、位置ずれを補正するためのマークであって、少なくともシアン色のマーク、マゼンタ色のマーク、イエロー色のマーク及びブラック色のマークから構成される第1パッチを含み、複数の前記第1パッチからなる第1マーク群と、位置ずれを補正するためのマークであって、少なくともシアン色のマーク、マゼンタ色のマーク、イエロー色のマーク及びブラック色のマークから構成される第2パッチとを含み、
    前記第1マーク群は、前記ベルトにおいて、前記第1センサにより光を受ける位置に形成され、
    前記第2パッチは、前記ベルトにおいて、前記第2センサにより光を受ける位置に形成され、
    前記第2パッチは、前記第1マーク群よりもマークの数が少ない、画像形成装置。
  12. 請求項11に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、
    前記補正処理において、前記ベルト、前記第1パッチまたは前記第2パッチに反射された光に基づいて、位置ずれを補正する、画像形成装置。
  13. 請求項11に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、
    前記マークの濃度を補正するためのマークである濃度検出マーク群を、前記ベルトに形成させ、
    前記濃度検出マーク群は、前記ベルトにおいて、前記第2センサにより光を受ける位置であって、前記副走査方向において前記第1マーク群が形成される範囲内に形成される、画像形成装置。
  14. 着色剤を用いて相対移動する対象物にマークを含む画像を形成する形成部と、
    前記形成部が前記対象物に形成した前記マークを検出する検出部と、
    前記形成部を制御する制御部と、
    マークの減数を許容するか判定するための減数基準値を用いて前記検出部が検出した検出値を判定する減数判定部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    位置ずれを補正するためのマークであって、前記形成部の副走査方向に複数のマークが配置された第1パッチを含み、前記第1パッチよりも多くの数のマークが前記副走査方向に配置された第1マーク群と、
    位置ずれを補正するためのマークであって、前記第1パッチの各々のマークに対応するマークが前記副走査方向に直交する主走査方向おいて異なる位置に配置された第2パッチと、
    が前記対象物に形成されるように前記形成部を制御し、
    前記第1マーク群及び前記第2パッチを検出するように前記検出部を制御し、
    前記第1マーク群は、位置ずれを補正するためのマークであって、前記第2パッチよりも前記副走査方向の上流側に位置する第3パッチを含み、
    前記制御部は、
    前記検出部が前記第3パッチを検出した第1検出値が、前記減数判定部により前記減数基準値以下と判定された場合、前記第1パッチ及び第2パッチの少なくとも一方に含まれるマークが減数されて形成されるように前記形成部を制御する、画像形成装置。
  15. 着色剤を用いて相対移動する対象物にマークを含む画像を形成する形成部と、
    前記形成部が前記対象物に形成した前記マークを検出する検出部と、
    前記形成部を制御する制御部と、
    マークの追加の要否を判定するための追加基準値を用いて前記検出部が検出した検出値を判定する追加判定部と、を備え、
    前記制御部は、
    位置ずれを補正するためのマークであって、前記形成部の副走査方向に複数のマークが配置された第1パッチを含み、前記第1パッチよりも多くの数のマークが前記副走査方向に配置された第1マーク群と、
    位置ずれを補正するためのマークであって、前記第1パッチの各々のマークに対応するマークが前記副走査方向に直交する主走査方向おいて異なる位置に配置された第2パッチと、
    が前記対象物に形成されるように前記形成部を制御し、
    前記第1マーク群及び前記第2パッチを検出するように前記検出部を制御し、
    前記第1マーク群は、位置ずれを補正するためのマークであって、前記第2パッチよりも前記副走査方向の下流側に位置する第4パッチを含み、
    前記制御部は、
    前記検出部が前記第2パッチを検出した第2検出値が、前記追加判定部により前記追加基準値よりも大きいと判定された場合、位置ずれを補正するためのマークであって、前記第4パッチの各々のマークに対応するマークを含み、前記第2パッチに対して前記副走査方向において異なる位置にある第5パッチが前記対象物に形成されるように前記形成部を制御する、画像形成装置。
  16. 着色剤を用いて相対移動する対象物にマークを含む画像を形成する形成部と、
    前記形成部が前記対象物に形成した前記マークを検出する検出部と、
    前記形成部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    位置ずれを補正するためのマークであって、前記形成部の副走査方向に複数のマークが配置された第1パッチを含み、前記第1パッチよりも多くの数のマークが前記副走査方向に配置された第1マーク群と、
    位置ずれを補正するためのマークであって、前記第1パッチの各々のマークに対応するマークが前記副走査方向に直交する主走査方向おいて異なる位置に配置された第2パッチと、
    が前記対象物に形成されるように前記形成部を制御し、
    前記第1マーク群及び前記第2パッチを検出するように前記検出部を制御し、 前記着色剤の濃度を検出する濃度検出マーク群が前記対象物に形成されるように前記形成部を制御し、
    前記濃度検出マーク群は、前記第2パッチに対して前記副走査方向において異なる位置であり、前記副走査方向において前記第1マーク群が形成される範囲内に形成され、
    前記制御部は、
    前記検出部が前記第2パッチを検出した結果に基づいて、前記対象物に前記濃度検出マーク群が形成される前記主走査方向における位置及び幅を決定する、画像形成装置。
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