JP5333432B2 - 画像形成装置及び制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成媒体に画像を形成する際の画像形成条件を補正する技術に関する。
画像形成装置として、例えば、複数の画像形成ユニットが用紙搬送用のベルトに沿って並んで配置されており、ベルト上に搬送される用紙に対して各画像形成ユニットから順次、各色画像を形成する方式のものが知られている。こうした画像形成装置では、各画像形成ユニット間で用紙に対する各色の画像形成位置のずれが生じるのを抑制するために、レジストレーションと呼ばれる技術が採用されている(特許文献1)。
この技術が採用された画像形成装置は、投光部及び受光部を有する光学センサを備え、投光部によりベルトに光を照射しつつ、その反射光を受光部にて受光し、受光部はその受光量に応じた受光信号を出力する。そして、レジストレーションの実行時には、各画像形成ユニットによってベルト上にマークを形成し、受光部からの受光信号に基づき、ベルト表面とマーク表面との反射率または反射光量の違いを読み取ることでマークの位置を判定し、その判定結果に基づいて画像形成位置を補正する。
特開2008−225192号公報
ところで、画像形成装置では、画像形成ユニットの副主走査方向と、ベルトの搬送方向との角度差が生じることがあり、このような角度差が生じた場合には、上記レジストレーションでは解決しきれない画像形成の不具合が生じ得る。しかし、従来は、この角度差に対する対策が十分に検討されていなかった。
本明細書では、上記画像形成ユニットのような画像形成部の副走査方向と、上記ベルトのような搬送体の搬送方向との角度差に起因して生じる画像形成の不具合が生じることを抑制する技術を開示する。
本明細書によって開示される画像形成装置は、回転駆動される搬送体と、前記搬送体上に検出エリアを有し、当該検出エリア内に到来した画像形成条件補正用のマークに応じた検出信号を出力する検出部と、画像形成媒体への印刷時に、印刷画像を、前記搬送体に或いは当該搬送体に搬送される画像形成媒体に形成し、前記検出部によるマーク検出時に、前記マークを、前記搬送体に或いは当該搬送体に搬送される画像形成媒体に形成する画像形成部と、前記画像形成部の主走査方向における前記印刷画像の形成位置を定める基準である印刷基準位置と、前記主走査方向における前記マークの形成位置及びサイズの少なくとも一方を定める基準であるマーク基準位置との間のオフセット量を、前記画像形成部の副走査方向と前記搬送体の搬送方向との間の角度差が大きいほど大きくするよう、前記印刷基準位置及び前記マーク基準位置の少なくとも一方を変更する変更部とを備える。
上記画像形成装置では、前記角度差を特定する特定部を備え、前記変更部は、前記オフセット量を、前記特定部が特定した角度差が大きいほど大きくするよう、前記印刷基準位置及び前記マーク基準位置の少なくとも一方を変更する構成でもよい。
上記画像形成装置では、前記特定部は、前記角度差を、前記検出信号に基づき前記マークの検出位置から特定する構成でもよい。
上記画像形成装置では、前記画像形成部は、前記副走査方向に並ぶ複数の画像形成ユニットを有し、前記複数の画像形成ユニットそれぞれが前記印刷画像及び前記マークを個別に形成する構成であり、前記特定部は、前記検出信号に基づき、少なくとも2つの画像形成ユニットがそれぞれ形成したマーク同士の検出位置関係から前記角度差を特定する構成でもよい。
上記画像形成装置では、前記検出部は、前記主走査方向において互いに異なる位置に検出エリアを有する複数の検出センサを有する構成であり、前記画像形成部は、前記主走査方向において少なくとも2つの検出センサの検出エリアそれぞれに対応する位置に前記マークを形成し、前記特定部は、前記角度差を、前記少なくとも2つの検出センサの検出信号に基づき前記主走査方向における前記マークの検出位置から特定する構成でもよい。
上記画像形成装置では、前記検出部は、前記主走査方向において互いに異なる位置に検出エリアを有する複数の検出センサを有する構成であり、前記マーク基準位置が、前記複数の検出センサそれぞれに対応して複数有り、前記変更部は、前記複数のマーク基準位置それぞれについて、前記印刷基準位置と当該マーク基準位置との間のオフセット量を、前記角度差が大きいほど大きくするよう、前記印刷基準位置及び前記マーク基準位置の少なくとも一方を変更する構成でもよい。
上記画像形成装置では、前記画像形成部は、前記副走査方向に並ぶ複数の画像形成ユニットを有し、前記複数の画像形成ユニットそれぞれが前記印刷画像を個別に形成する構成であり、前記印刷基準位置及び前記マーク基準位置の一方の基準位置だけを、少なくとも2つの画像形成ユニットそれぞれに対応して2つ記憶し、且つ、前記オフセット量を前記少なくとも2つの画像形成ユニットに共通して1つ記憶する記憶部を備える構成でもよい。
上記画像形成装置では、前記変更部は、変更後の前記マーク基準位置に従って前記マークを形成すると、当該マークの少なくとも一部が前記画像形成部の形成可能エリア外になる場合には、前記マークの形成位置を前記形成可能エリア側に移動させるよう、前記マーク基準位置を修正する構成でもよい。
上記画像形成装置では、前記変更部は、変更後の前記印刷基準位置に従って前記印刷画像を形成すると、当該印刷画像の少なくとも一部が前記画像形成部の形成可能エリア外になる場合には、前記印刷画像の形成位置を前記形成可能エリア側に移動させるよう、前記印刷基準位置を修正する構成でもよい。
上記画像形成装置では、前記マーク基準位置は、前記検出エリア内に前記マークの中心を到来させる位置である構成でもよい。
なお、この発明は、制御装置、制御方法、印刷装置、印刷方法、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
本発明によれば、画像形成部の副走査方向と、搬送体の搬送方向との角度差に起因して生じる画像形成の不具合が生じることを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るプリンタの概略構成を示す側断面図 プリンタの電気的構成を概略的に示すブロック図 マークセンサ及びベルトの斜視図 マークセンサの回路構成を示す図 補正用パターンと受光信号の波形との関係図 角度差が存在する状態で直線画像を形成していく過程を示した模式図 角度差が存在する状態で補正用パターンを、印刷基準位置を基準として形成した場合を示す図 角度差が存在する状態で補正用パターンを、マーク基準位置を基準として形成した場合を示す図 補正処理を示すフローチャート マーク検出用算出処理を示すフローチャート 角度差が存在する状態でシアンマークを形成したときの模式図 印刷用算出処理を示すフローチャート 各色のマークMの位置関係を示す簡略図
一実施形態について図を参照して説明する。
(プリンタの全体構成)
図1は、本実施形態のプリンタ1(画像形成装置の一例)の概略構成を示す側断面図である。プリンタ1は、例えばブラックK、イエローY、マゼンタM、シアンCの4色のトナーを用いてカラー画像を形成する多重転写方式のタンデム方式のカラープリンタである。
図1の紙面左側がプリンタ1の前側(各図では矢印Fで図示)であり、紙面奥行き方向がプリンタ1の左右方向である。なお、以下の説明では、プリンタ1の各構成部品や用語を色ごとに区別する場合には、その構成部品等の符号末尾に各色を意味するK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)を付すものとする。
プリンタ1は、ケーシング2を備えており、そのケーシング2内の底部には、複数枚のシート3(具体的には用紙やOHPシートなど 画像形成媒体の一例)を積載可能なトレイ4が設けられている。トレイ4の前端上方にはピックアップローラ5が設けられており、このピックアップローラ5は、回転駆動され、トレイ4内の最上位に積載されたシート3をレジストレーションローラ6へ送り出す。レジストレーションローラ6は、シート3の斜行補正を行った後、そのシート3をベルトユニット11上へ搬送する。
また、レジストレーションローラ6の下流側には吸着ローラ7が設けられている。この吸着ローラ7は、ベルトユニット11の前端上方に回転可能に軸支されており、レジストレーションローラ6から搬送されてきたシート3の上面に接触することで、当該シート3の先端側をベルトユニット11に向けさせてベルト13表面上に押し当てる。なお、吸着ローラ7によりシート3の先端が押し当てられるベルト13上の位置を押し当て位置X(基準点の一例)という。
ベルトユニット11は、一対の支持ローラ12A、12B間に環状のベルト13(搬送体の一例)を張架した構成となっている。ベルト13は、ポリカーボネート等の樹脂材からなり、その表面は鏡面加工されている。このベルト13は、後側の支持ローラ12Bが回転駆動されることにより紙面時計回りに循環移動して、その上面に載せたシート3を後方へ搬送する。ベルト13の内側には、4つの転写ローラ14が設けられており、各転写ローラ14は、後述する各プロセス部19K〜19Cの感光体28に対してベルト13を挟んで対向している。
また、ベルト13の後端側には、後述する補正処理の実行時にベルト13表面上に形成されたマークM(図3参照)の位置を検出するためのマークセンサ15(検出部、検出センサの一例)が設けられている。更に、ベルトユニット11の下側には、ベルト13表面に付着したトナー(後述する補正用パターンPを含む)や紙粉等を回収するクリーニング装置16が設けられている。
ベルトユニット11の上方には、4つの露光部17K,17Y,17M,17Cと、4つのプロセス部19K,19Y,19M,19Cとが前後方向に並んで設けられている。露光部17K〜17C、プロセス部19K〜19C及び既述の転写ローラ14を、それぞれ一つずつ含んで一組の画像形成ユニット20(画像形成部の一例)が構成されており、プリンタ1全体では、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色に対応した4組の画像形成ユニット20K,20Y,20M,20Cが設けられている。
各露光部17K〜17CはLEDヘッド18を備え、LEDヘッド18には、図示しない複数のLEDが、プリンタ1の左右方向に一列状に配置されている。各露光部17K〜17Cは、形成すべき画像データに基づいて発光制御され、LEDヘッド18から、対向する感光体28の表面に一ラインごとに光を照射することで露光を行う。
本実施形態では、各露光部17の複数のLEDの並び方向(図1の紙面奥行き方向)が主走査方向である。また、その主走査方向に直交する方向であって、4つのプロセス部19K,19Y,19M,19C、換言すれば4つの感光体28の並び方向が副走査方向である。
各プロセス部19K〜19Cは、着色剤である各色のトナーを収容するトナー収容室23を備える。トナー収容室23内のトナーは、供給ローラ24上に供給され、その供給ローラ24上のトナーは、現像ローラ25に供給されつつ、現像ローラ25との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ25上のトナーは、層厚規制ブレード26との間でさらに摩擦帯電されて、一定厚さの薄層にされる。
また、各プロセス部19K〜19Cは、表面が正帯電性の感光層によって覆われた感光体28と、スコロトロン型の帯電器29とを備える。マーク検出時及び印刷時には、感光体28が回転駆動され、それに伴って感光体28の表面が帯電器29により一様に正帯電される。そして、その正帯電された部分が露光部17K〜17Cにより露光されて、感光体28の表面に静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ25上のトナーが上記静電潜像に供給され、これにより当該静電潜像が可視像化されてトナー像が形成される。その後、各感光体28の表面上に担持されたトナー像は、シート3が感光体28と転写ローラ14との間の各転写位置を通過する間に、転写ローラ14に印加される負極性の転写電圧によってシート3上に順次転写される。トナー像が転写されたシート3は、次に定着器31に搬送され、そこでトナー像が熱定着され、その後、そのシート3は上方へ搬送され、ケーシング2の上面に排出される。
(プリンタの電気的構成)
図2は、プリンタ1の電気的構成を概略的に示すブロック図である。プリンタ1は、同図に示すように、CPU40(特定部、変更部の一例)、ROM41、RAM42、NVRAM43(不揮発性メモリ)、ネットワークインターフェイス44を備え、これらに既述の画像形成ユニット20K〜20C、マークセンサ15や、表示部45、操作部46、駆動機構47が接続されている。
ROM41には、後述する補正処理など、このプリンタ1の各種の動作を実行するためのプログラムが記憶されており、CPU40は、ROM41から読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAM42またはNVRAM43に記憶させながら各部の制御を行う。ネットワークインターフェイス44は、通信回線を介して外部のコンピュータ(図示せず)等に接続され、これにより相互のデータ通信が可能となっている。
表示部45は、液晶ディスプレイやランプ等を備え、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示することが可能である。操作部46は、複数のボタンを備え、ユーザにより各種の入力操作が可能である。駆動機構47は、駆動モータ等を備え、ベルト13等を回転駆動する。
(マークセンサの構成)
マークセンサ15は、図3に示すように、ベルト13の後側下方において1または複数台(本実施形態では例えば2台)設けられ、これら2台のマークセンサ15が左右方向に並んで配置されている。各マークセンサ15は、発光素子51(例えばLED)と受光素子52(例えばフォトトランジスタ)とを備える反射型の光学センサである。具体的には、発光素子51は、ベルト13の表面に対して斜め方向から光を照射し、そのベルト13の表面からの反射光を受光素子52が受光する。発光素子51からの光が、ベルト13上に形成するスポットエリアが、マークセンサ15の検出エリアEとなる。
図4は、マークセンサ15の回路図である。受光素子51からの受光信号S1は、受光素子52での受光量レベルが高いほど低いレベルとなり、受光量レベルが低いほど高いレベルとなる。そして、上記受光信号S1はヒステリシスコンパレータ53に入力される。ヒステリシスコンパレータ53は、受光信号S1レベルを閾値(第1閾値TH1、第2閾値TH2)と比較し、この比較結果に応じてレベル反転する二値化信号S2(検出信号の一例)を出力する。
(補正用パターンの構成)
図5は、上段に補正用パターンPの構成が示され、下段に当該補正用パターンPを構成する各色のマークMが上記検出エリアEに進入したときにおける受光信号S1の波形を示す。また、同図中、紙面左右方向が副走査方向である。
この補正用パターンPは、各画像形成ユニット20によって形成される色画像同士における主走査方向及び副走査方向の位置ずれ量、更に、副走査方向とベルト13の搬送方向との間の角度差θを特定するために使用される。後述するように、この特定結果により、印刷時の印刷条件(露光部17の露光開始タイミング等)が補正される。
補正用パターンPは、ブラックマークMK、イエローマークMY、マゼンタマークMM、シアンマークMCを、この順番で並べてなるマーク群が、1組または複数組(図5では1組のみ図示)、ほぼ副走査方向に沿って並んだ構成となっている。各マークMは、1対の棒状マークを有し、これら1対の棒状マークは、それぞれが上記主走査方向に沿った直線に対して所定の角度だけ傾き、同直線に対して線対称に配置されている。
本実施形態のベルト13は、前述したように鏡面加工されており、上記4色いずれのトナーよりも反射率が高い。従って、図5下段に示すように、発光素子51からの光がベルト13の下地(マークMが形成されていないベルト13の表面)に照射されているとき、受光信号S1レベルが最も低くなる。これに対して、発光素子51からの光がベルト13上に形成されたマークM上に照射されると、受光素子52での受光量レベルが低くなり、受光信号S1レベルは高くなる。
CPU40は、例えば二値化信号S2の立下りエッジと立上りエッジとの中間位置(中間タイミング)を算出し、この中間位置を各棒状マークの位置Q1とする。また、両棒状マークの位置Q1,Q1の中間位置を、各マークMの副走査方向における位置Q2とする。
以下、各マークMについて、棒状マーク同士の位置偏差(Q1K−Q1K、Q1Y−Q1Y、Q1M−Q1M、Q1C−Q1C)を、マーク幅D1という。このマーク幅D1は、各マークMの主走査方向における位置に応じて変化する。また、ブラックマークMKに対する他色マークMY、MM、MCの副走査方向における位置偏差(Q2K−Q2Y、Q2K−Q2M、Q2K−Q2C)を、マーク間距離D2という。このマーク間距離D2は、ブラック画像に対する他色画像の副走査方向における位置ずれ量に応じて変化する。
(角度差θによる印刷画像の画像端ずれ)
図6は、副走査方向とベルト13の搬送方向との間に角度差θが存在する状態で、各画像形成ユニット20によりシート3(3A〜3E)に例えば直線画像G(印刷画像の一例)を形成していく過程を示した模式図である。同図中、点線で示した余白ラインL1は、シート3上の印刷エリアと余白エリアとの境界線である。なお、余白エリアは、例えば主走査方向の幅が4.2mm(100ドット)が好ましいが、0mmでもよい。また、先端が押し当て位置Xに達した、換言すれば、先端がベルト13上に着地したシート3Aの余白ラインL1を、特に基準余白ラインL2というものとする。
また、形成可能エリアNは、各画像形成ユニット20(感光体28)の直下のベルト13上に位置し、シート3やベルト13に画像を形成可能な範囲であり、主走査方向の幅は、露光部17の全LED列の全長に略一致する。図6では、各画像形成ユニット20が形成可能エリアNにて、右端が基準余白ラインL2に略一致した直線画像Gを形成する場合が示されている。この場合、仮に上記角度差θが略ゼロであれば、シート3は、余白ラインL1が基準余白ラインL2に略一致した状態で各画像形成ユニット20の形成可能エリアNに搬送されるので、全色の直線画像Gの右端が余白ラインL1に略一致した正常な画像をシート3上に形成することができる。
ところが、角度差θが存在する場合には、シート3上に形成された各色の直線画像Gの右端は、余白ラインL1からずれる画像端ずれが生じると共にばらつく。具体的には、角度差θが存在する場合、シート3は、その先端辺が主走査方向に沿った姿勢を維持しつつ、副走査方向に対して上記角度差θだけ傾いた方向(ベルト13の搬送方向)に搬送される。このため、シート3Bのように、その先端がブラック用の形成可能エリアNを超えた時点で、余白ラインL1は基準余白ラインL2から右側にずれる。以下、このずれ量を余白ずれ量という。従って、シート3B上において、ブラックの直線画像GKの右端は、余白ラインL1から余白ずれ量WK分だけ左側にずれる、画像端ずれが生じてしまう。
その後、シート3Cのように、その先端がイエロー用の形成可能エリアNを超えた時点で、余白ずれ量は更に大きくなり、シート3C上において、イエローの直線画像GYの右端は、余白ラインL1から、ブラックの直線画像GKよりも更に大きい余白ずれ量WY分だけ左側ずれる。以下同様に、シート3Dのように、マゼンタの直線画像GMの右端は、余白ラインL1から、イエローの直線画像GYよりも更に大きい余白ずれ量WM分だけ左側ずれ、シート3Eのように、シアンの直線画像GCの右端は、余白ラインL1から、マゼンタの直線画像GMよりも更に大きい余白ずれ量WC分だけ左側ずれる。
(角度差θ、印刷基準位置及びマーク基準位置の関係)
印刷基準位置とは、ベルト13に搬送されるシート3上への印刷画像の形成位置を定める基準とされる主走査方向の位置であり、具体的には、印刷時に上記画像端ずれを抑制するために、各色の印刷画像の端部(本説明では右端)を揃える基準となる主走査方向の位置である。この印刷基準位置は、搬送方向上流側の画像形成ユニット20K、20Yが形成する印刷画像端部の形成位置に設定することが好ましく、基準余白ラインL2に設定することがより好ましい。印刷基準位置を搬送方向上流側に設定するほど、上記押し当て位置Xとの距離が近くなるため、図6に示すように余白ずれ量が小さく、角度差θの変化による余白ずれ量の変動も確率的に小さいと想定されるからである。
マーク基準位置とは、ベルト13への上記補正用パターンPのマークMの形成位置を定める基準とされる主走査方向の位置であり、具体的には、後述する補正処理におけるマーク検出時にマークセンサ15での検出精度の低下を抑制するために、検出エリアE内に、各色のマークM、例えばマークMの主走査方向における中心(上記マーク幅D1に応じた位置)を到来させる基準となる主走査方向の位置である。このマーク基準位置は、搬送方向下流側の画像形成ユニット20M、20Cが形成するマークMの形成位置に設定することが好ましい。マーク基準位置を搬送方向下流側に設定するほど、検出エリアEとの距離が近くなるため、マークMの形成位置と検出エリアEとの主走査方向におけるずれ量である検出ずれ量が小さく、角度差θの変化による検出ずれ量の変動も確率的に小さいと想定されるからである。
図7は、角度差θが存在する状態で補正用パターンPを、印刷基準位置を基準としてベルト13上に形成した場合を示す図であり、図8は、角度差θが存在する状態で補正用パターンPを、マーク基準位置を基準としてベルト13上に形成した場合を示す図である。なお、各図では、各画像形成ユニット20がその形成可能エリアNにて形成したマークMのみが示されている。また、一点鎖線矢印VPは、印刷基準位置を基準として形成したマークMの中心位置Qを結んだラインであり、以下、このラインを印刷基準ラインVPといい、点線矢印VSは、マーク基準位置を基準として形成したマークMの中心位置QK〜QCを結んだラインであり、以下、このラインをマーク基準ラインVSという。なお、印刷基準ラインVP及びマーク基準ラインVSは、いずれもベルト13の搬送方向に略平行である。
図7に示すように、補正用パターンPを、印刷基準位置を基準としてベルト13上に形成すると、マークMの中心を検出エリアE内に到来させることができなくなり、マークMの検出精度が低下してしまうおそれがある。一方、図8に示すように、補正用パターンPを、マーク基準位置を基準としてベルト13上に形成すれば、各形成エリアEにて形成されたマークMの中心を、検出エリアE内に到来させることができ、マークMの検出精度の低下を抑制することができる。逆に、印刷画像を、マーク基準位置を基準としてベルト13上に形成すると、画像端ずれが生じてしまうおそれがある。
以上のように、印刷基準ラインVPとマーク基準ラインVSとは必ずしも一致せず、換言すれば、印刷基準位置とマーク基準位置とは必ずしも一致せず、両者間にオフセット量を設けることが好ましい。そして、図7,8からも分かるように、このオフセット量は、角度差θが大きいほど大きくすることが好ましい。なお、本実施形態では、マーク基準位置は、ベルト13の左側に形成する補正用パターンPに対して1つ、ベルト13の右側に形成する補正用パターンPに1つそれぞれ設けられている。
(補正処理)
図9は補正処理を示すフローチャートである。CPU40は、例えば画像形成ユニット20やベルトユニット11の交換や、前回の補正処理の実行時から所定時間経過や画像形成したシート3の枚数が所定枚数に到達など、所定条件を満たしたときに図9に示す補正処理を実行する。この補正処理の実行により、印刷画像の形成位置の補正、更に上記オフセット量、印刷基準位置及びマーク検出位置の変更を行うことができる。
CPU40は、まず駆動機構47を起動させてベルト13を回転駆動する(S1)。但し、シート3の搬送はしない。次に、CPU40は、NVRAM43から、副走査方向の補正値を読み出すと共に、後述する印刷用補正値及びオフセット量を読み出して主走査方向の右マーク検出用補正値及び左マーク検出用補正値を算出する(S2)。ここで、各補正値の初期値は、角度差θがゼロ度であり、且つ、主走査方向及び副走査方向において各色間での位置ずれ(色ずれ)が生じてないときの値(補正値がゼロ)であり、例えばプリンタ1の製造段階で設定される。また、オフセット量の初期値は、角度差θがゼロ度のときの印刷基準位置と検出エリアEの中心位置との主走査方向における距離に略一致する。
次に、CPU40は、副走査方向の補正値及び右マーク検出用補正値に基づき、補正用パターンPをベルト13の右側に形成し、副走査方向の補正値及び左マーク検出用補正値に基づき、補正用パターンPをベルト13の左側に形成し始めるよう各画像形成ユニット20を制御し(S3)、左右のマークセンサ15それぞれからの二値化信号S2の取得を開始する(S4)。そして、CPU40は、マーク検出用算出処理(S5)及び印刷用算出処理(S6)を実行する。なお、両処理は、図9とは逆の順序でも実行しても、並行して実行してもよい。
(1)マーク検出用算出処理
図10は、マーク検出用算出処理を示すフローチャートである。CPU40は、次に説明するように、左右の補正用パターンPに対応する二値化信号S2に基づき、各色の副走査方向の補正値を算出する(S11)。
図11は角度差θが存在する状態でシアンマークMを形成した結果を示した模式図である。画像形成ユニット20Kは、ブラック用の形成可能エリアNにてブラックマークMを形成し、その後、画像形成ユニット20Yは、ブラックマークMKがイエロー用の形成可能エリアNを超えた時点でイエローマークMYを形成する。このとき、ブラックマークMKは、イエローマークMYに対して上記角度差θに応じて副走査方向にずれた位置に移動する。
その後、画像形成ユニット20Mは、イエローマークMYがマゼンタ用の形成可能エリアNを超えた時点でマゼンタマークMMを形成する。このとき、ブラックマークMK及びイエローマークMYは、マゼンタマークMYに対して上記角度差θに応じて副走査方向にずれた位置に移動する。更に、図11に示すように、画像形成ユニット20Cは、マゼンタマークMMがシアン用の形成可能エリアNを超えた時点でシアンマークMCを形成する。このとき、ブラックマークMK、イエローマークMY及びマゼンタマークMMは、シアンマークMCに対して上記角度差θに応じて副走査方向にずれた位置に移動する。
その結果、CPU40は、二値化信号S2に基づき、各マークMのマーク幅D1K、D1Y、D1M、D1C、及び、上記マーク間距離D2Y、D2M、D2Cを検出し、これらの検出結果に基づき、各色マーク間における副走査方向の位置ずれ量を測定する。
具体的には、CPU40は、補正用パターンPのマーク群ごとに、マーク間距離D2Y、D2M、D2Cを検出し、イエローマークMY、マゼンタマークMM、シアンマークMCそれぞれについて、全マーク群における上記マーク間距離D2の平均値を算出する。各色マークごとの平均値と規定値(ブラック画像に対する他色画像の副走査方向の位置ずれ量が略ゼロであるときのマーク間距離)との偏差を、ブラックマークMKに対する他色マークMY、MM、MCの副走査方向の位置ずれ量であるとする。
そして、この副走査方向の位置ずれ量を相殺するように、他色用の露光部17Y、17M、17Cの発光開始タイミング(例えば他色画像の先頭ラインを露光するためのLEDヘッド18の発光開始タイミング)を変更するための副走査方向の補正値を求めて、例えばRAM42に一時的に記憶する(S11)。
次に、CPU40は、右側のマークセンサ15からの二値化信号S2に基づき、各色マークについて、右マーク基準位置を基準として、主走査方向の右マーク検出用補正値を算出する。また、左側のマークセンサ15からの二値化信号S2に基づき、各色マークについて、左マーク基準位置を基準として、主走査方向の左マーク検出用補正値を算出する(S12)。ここでは、マーク基準位置は、最下流の画像形成ユニット20Cが形成したシアンマークMCの中心(例えば主走査方向の中心)を、検出エリアEの中心に到来させる主走査方向の位置(図8参照)とする。
マーク基準位置は、シアン用の画像形成ユニット20Cと右側のマークセンサ15との位置関係により予め定めることができる。但し、外部からの衝撃等により同位置関係が変化し得るため、シアンマークMCのマーク幅D1Cの検出値と、図8に示すようにシアンマークMCの中心を検出エリアEの中心に到来させたときのマーク幅D1の想定値との差から、マーク基準位置を逐次定めることが好ましい。
具体的には、CPU40は、右側のマークセンサ15からの二値化信号S2に基づき、各色ごとに、マーク幅D1の平均値を算出し、この平均値に基づき主走査方向の検出位置を求める。そして、各色マークの検出位置と上記マーク基準位置との偏差を主走査方向の右側位置ずれ量とし、この右側位置ずれ量を相殺するように、各色用の露光部17K〜17Cの発光開始タイミング(例えば各色画像の先頭ラインの一端点を露光するためのLED)を変更するための主走査方向の右マーク検出用補正値を求める。左マーク検出用補正値も同様に求める。
CPU40は、マーク基準位置を基準とする各色の右マーク検出用補正値のうちの最大補正値が閾値を超えるかどうかを判断する(S13)。閾値は、主走査方向における補正量の上限値であり、これは各画像形成ユニット20の形成可能エリアNの主走査方向の端部位置により定まる。最大補正値が閾値以下の場合(S13:NO)、上記右マーク検出用補正値に基づき補正用パターンPを形成しても、各マークMが欠落することはないとみなすことができる。そこで、マーク基準位置を基準とする右マーク検出用補正値を、マーク検出時の主走査方向の補正値として例えばRAM42に一時的に記憶し(S16)、図9のS6に進む。
一方、最大補正値が閾値を超える場合(S13:YES)、上記右マーク検出用補正値に基づき補正用パターンPを形成すると、マークMの一部または全部が欠落するおそれがある。そこで、CPU40は、マーク基準位置を基準とする右マーク検出用補正値を用いずに、中間基準位置を基準とする主走査方向の右マーク検出用補正値を新たに算出する(S14)。
中間基準位置は、右側の各色マークMの中から、主走査方向において互いの検出位置が最も離れた2色のマークの検出位置を抽出し、両検出位置の間の値とすることが好ましく、特に両検出位置の間の中心値とすることがより好ましい。この中間基準位置を基準とすれば、マーク基準位置を基準とする場合に比べて、最大補正値を小さくすることができ、マークMの欠落を抑制することができる。
CPU40は、各色マークの検出位置と中間基準位置との偏差を主走査方向の右側位置ずれ量とし、この右側位置ずれ量を相殺するための主走査方向の右マーク検出用補正値を求める。そして、CPU40は、中間基準位置を基準とする各色の右マーク検出用補正値のうちの最大補正値が閾値を超えるかどうかを判断する(S15)。最大補正値が閾値以下の場合(S15:NO)、中間基準位置を基準とする右マーク検出用補正値を、主走査方向の補正値としてRAM42に一時的に記憶し(S16)、図9のS6に進む。
一方、最大補正値が閾値を超える場合(S15:YES)、中間基準位置に基づき補正用パターンPを形成しても、マークMの一部または全部が欠落するおそれがある。そこで、CPU40は、補正ができない等のエラーを表示部45に表示するなどの報知処理を実行し(S17)、マーク基準位置及び中間基準位置を基準とする右マーク検出用補正値をいずれもRAM42に記憶せずに、図9のS6に進む。
なお、左マーク検出用補正値についても同様に、マーク基準位置を基準とする左マーク検出用補正値の最大値が閾値以下の場合(S13:NO)、当該左マーク検出用補正値を主走査方向の補正値としてRAM42に一時的に記憶する(S16)。同最大値が閾値を超える場合(S13:YES)、中間基準位置を基準とする左マーク検出用補正値の最大値が閾値以下の場合(S15:NO)、当該左マーク検出用補正値を主走査方向の補正値としてRAM42に一時的に記憶し(S16)、同最大値が閾値を超える場合(S15:YES)、いずれの補正値も記憶しない。
(2)印刷用算出処理
図12は、印刷用算出処理を示すフローチャートである。CPU40は、上記図10のS11と同様、左右の補正用パターンPに対応する二値化信号S2に基づき、各色の副走査方向の補正値を算出する(S21)。
次に、CPU40は、4色のマークMの位置関係に基づき角度差θを特定する(S22 特定処理の一例)。このとき、CPU40は特定部として機能する。ここで、ブラック用の形成可能エリアNと他色の形成可能エリアNとの距離を、エリア間距離D3Y、D3、D3Cとする。なお、エリア間距離D3Y、D3、D3Cプリンタ1の構造上定まるものであり、本実施形態では、隣り合う形成可能エリアN間の距離は略均一に設計されている。
図13は、図11に示す各色のマークMの位置関係を、上記エリア間距離D3を考慮して変換した位置関係を示す簡略図である。同図中のZY、ZM、ZCは、ブラックマークMKに対する他色マークMY、MM、MCの主走査方向の位置ずれ量をそれぞれ示す。図13に示すように、イエローマークMYは、ベルト13がブラックマークMKの形成位置から、マーク間距離D2Y及びエリア間距離D3Yの合計距離だけ副走査方向に移動したときに形成され、且つ、ブラックマークMKに対して主走査方向に位置ずれ量ZYだけずれる。
マゼンタマークMMは、ベルト13がブラックマークMKの形成位置から、マーク間距離D2M及びエリア間距離D3Mの合計距離だけ副走査方向に移動したときに形成され、且つ、ブラックマークMKに対して主走査方向に位置ずれ量ZMだけずれる。シアンマークMCは、ベルト13がブラックマークMKの形成位置から、マーク間距離D2C及びエリア間距離D3Cの合計距離だけ副走査方向に移動したときに形成され、且つ、ブラックマークMKに対して主走査方向に位置ずれ量ZCだけずれる。
そして、図13に示す各色マークMK〜MCは、ベルト13の搬送方向に沿った直線上にほぼ並ぶ。従って、各色マークMK〜MCのうち2つのマークの位置を結ぶ直線をベルト13の搬送方向とし、上記角度差θを特定してもよい。但し、各色の画像形成ユニット20間で主走査方向の位置ずれが生じている場合には、角度差θを特定するために使用する2つのマークMの組合せによって角度差θの特定精度がばらつくおそれがある。
そこで、マークMK〜MCのうち3つ以上のマークMの位置について近似直線Jを、例えば最小二乗法により求め、この近似直線Jの方向を搬送方向とし、上記角度差θを特定することが好ましい。なお、左右の補正用パターンPの一方だけについて角度差θを特定してもよいし、左右の補正用パターンPそれぞれについて個別に角度差θを算出し、これらの平均値を、角度差θとして最終的に特定してもよい。
角度差θを特定すると、CPU40は、左右両マークセンサ15からの二値化信号S2に基づき、各色マークについて、印刷基準位置を基準として、主走査方向の印刷用補正値を算出する(S23)。ここでは、印刷基準位置は、最上流のブラック用の画像形成ユニット20Kが形成する印刷画像の右端を、シート3の余白ラインL1に略一致させる主走査方向の位置(図6,11参照)とする。
印刷基準位置は、図6の例では、ブラックの直線画像GKの右端の形成位置から左側に、余白ずれ量WKだけずれた位置である。余白ずれ量WKは、押し当て位置Xからブラック用の形成可能エリアNまでの副走査方向の距離L3、及び、シート3の副走査方向の余白幅L4(余白幅L4はゼロでもよい)の合計距離(=L3+L4)と、角度差θとから算出することができる。また、他色の余白ずれ量WY〜WCは、ブラックの直線画像GKに対する他色の直線画像GY〜GCの主走査方向の位置ずれ量に、上記余白ずれ量WKを加算して算出することができる。
なお、図6を例に挙げて説明したが、図11に示すマークMについても同様の方法により、余白ずれ量を算出することができる。CPU40は、左右両のマークセンサ15からの二値化信号S2に基づき、各色ごとに、マーク幅D1の平均値を算出し、この平均値に基づき主走査方向の検出位置を求め、各色の検出位置から、ブラックマークMKに対する他色マークMY〜MCの主走査方向の位置ずれ量を算出する。
そして、CPU40は、主走査方向の位置ずれ量を相殺するように、各色用の露光部17K〜17Cの発光開始タイミングを変更するための主走査方向の印刷用補正値を求める。
CPU40は、印刷基準位置を基準とする各色の印刷用補正値のうち最大補正値が閾値以下である場合(S24:NO)、当該印刷用補正値を、印刷時の主走査方向の補正値としてRAM42に一時的に記憶し(S27)、図9のS7に進む。最大補正値が閾値を超える場合(S24:YES)、CPU40は、印刷基準位置を基準とする印刷用補正値を用いずに、中間基準位置を基準とする主走査方向の印刷用補正値を新たに算出する(S25)。
中間基準位置を基準とする印刷用補正値のうちの最大補正値が閾値以下の場合(S26:NO)、当該印刷用補正値を、印刷時の主走査方向の補正値としてRAM42に一時的に記憶し(S27)、図9のS7に進む。一方、最大補正値が閾値を超える場合(S26:YES)、CPU40は、補正ができない等のエラーを表示部45に表示するなどの報知処理を実行し(S28)、印刷基準位置及び中間基準位置を基準とする印刷用補正値をいずれもRAM42に記憶せずに、図9のS7に進む。
図9のS7では、CPU40は、右マーク基準位置と印刷基準位置とのオフセット量αR、左マーク基準位置と印刷基準位置とのオフセット量αLをそれぞれ算出する。これらのオフセット量αは、角度差θが大きいほど大きい値に変更される(変更処理の一例)。このとき、CPU40は変更部として機能する。
各色ごとの印刷用補正値と右マーク検出用補正値との差はオフセット量αRに一致し、各色ごとの印刷用補正値と左マーク検出用補正値との差はオフセット量αLに一致する。このため、印刷用補正値とマーク検出用補正値のいずれか一方の補正値と、オフセット量αとを例えばNVRAM43に記憶しておけば、他方の補正値を記憶しなくても算出することができる。そこで、本実施形態では、各色の印刷用補正値、オフセット量αL、αRだけをNVRAM43に記憶する。そして、本補正処理を終了する。
なお、プリンタ1は、例えば作業者が実際の印刷結果を見て余白を調整するために、操作部46での入力操作により、印刷用補正値を調整することができる機能を有する。但し、この調整量は、あくまでも印刷用補正値を調整するためのものなので、印刷用補正値には反映させるが、マーク検出用補正値には反映させないことが好ましい。
(本実施形態の効果)
(1)角度差θが生じると、印刷基準位置、及び、マーク基準位置の少なくとも一方が不適切な位置となり、その結果、印刷精度やマーク検出精度が低下して画像形成の不具合が生ずるおそれがある。ここで、上述したように、本願発明者は、角度差θが大きいほど、適切な印刷基準位置と適切なマーク検出基準位置との間のオフセット量αが大きくなることを見出した。そこで、本実施形態によれば、上記オフセット量αを、角度差θが大きいほど大きくするよう、印刷基準位置及びマーク検出基準位置の少なくとも一方を変更する構成にした。これにより、角度差θに起因する画像形成の不具合が生じることを抑制することができる。
(2)角度差θを、二値化信号S2に基づきマークMの検出位置から特定する。これにより、専用の角度センサ等を要することなく角度差θを特定し、角度差θに起因して生じる画像端ずれなどの画像変動を抑制することができる。
(3)1つの画像形成ユニット20が形成したマークMの検出位置からでも角度差θを特定することは可能である。しかし、上記主走査方向において複数の画像形成ユニット20の位置バラツキがある場合には、本実施形態のように、少なくとも2つの画像形成ユニット20がそれぞれ形成したマークM同士の検出位置関係から角度差θを特定する構成が好ましい。これにより、上記画像形成ユニット20の位置バラツキに起因する角度差θの測定精度の低下を抑制することができる。
(4)本実施形態によれば、主走査方向において少なくとも2つのマークセンサ15の検出エリアEそれぞれに対応する位置にマークMを形成し、それらのマークの検出位置から角度差θを特定する。これにより、1つの検出センサによるマークの検出位置から角度差を特定する構成に比べて、角度差の特定精度を向上させることができる。
(5)本実施形態によれば、2つのマークセンサ15それぞれについて、印刷基準位置とマーク基準位置との間のオフセット量αR、αLが角度差θに応じて変更される。これにより、複数の検出センサについて1つのマーク基準位置のみ有る構成に比べて、複数の検出センサそれぞれについてマーク基準位置を適切な位置にすることができる。
(6)本実施形態によれば、印刷基準位置及びマーク基準位置の一方の基準位置だけを、少なくとも2つの画像形成ユニットそれぞれに対応して2つ記憶し、且つ、オフセット量を少なくとも2つの画像形成ユニットに共通して1つ記憶する。これにより、印刷基準位置及びマーク基準位置の両基準位置を、少なくとも2つの画像形成ユニットそれぞれに対応して2つ記憶する構成に比べて記憶部の記憶負担を軽減することができる。
(7)本実施形態によれば、オフセット量に応じた変更後のマーク基準位置に従ってマークを形成すると、当該マークの少なくとも一部が形成可能エリア外になる場合には、マークの形成位置を形成可能エリア側に移動させるよう、マーク基準位置を修正する(図10のS14、図12のS25参照)。これにより、マーク検出の際に、マークの欠落によるマークの検出不能、或いは、検出精度の低下を抑制することができる。
(8)本実施形態によれば、オフセット量に応じた変更後の印刷基準位置に従って印刷画像を形成すると、当該印刷画像の少なくとも一部が形成可能エリア外になる場合には、印刷画像の形成位置を形成可能エリア側に移動させるよう、印刷基準位置を修正する。これにより、印刷の際に、印刷画像の欠落による画像品質の低下を抑制することができる。
(9)本実施形態によれば、マーク基準位置は、検出エリア内にマークの中心部を到来させる位置である。これにより、マーク基準位置が、検出エリア内にマークの中心部以外の部分を到来させる位置である場合に比べて、マークの検出ミスの発生を抑制することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、多重転写方式のタンデム方式のプリンタを例に挙げたが、本発明の画像形成装置はこれに限られない。多重転写方式の転写体方式や、多重現像方式(多回転方式、シングルパス方式)のプリンタでもよく、この場合、感光体が静電潜像及びトナー像を搬送するものであって搬送体の一例であり、現像器及び帯電器が画像形成部の一例である。また、多重転写・中間転写方式(中間転写体方式・タンデム方式)のプリンタでもよく、この場合、中間転写体や感光体が静電潜像及びトナー像を搬送するものであって搬送体の一例であり、現像器及び帯電器が画像形成部の一例である。
更に、ポリゴンスキャニング方式など、他の電子写真方式のプリンタでもよく、更にインクジェット方式のプリンタでもよい。この場合、インクヘッドの搬送方向が主走査方向であり、ライン型の場合にはそのライン方向が主走査方向である。また、カラープリンタでなく、単色(モノクロ)プリンタでもよい。この場合、予め定めた画像形成部の形成位置(例えば特定のLEDの位置)と、検出センサによるマークの検出位置との主走査方向の偏差を求め、この偏差と、上記形成位置から検出センサの検出エリアまでの副走査方向の距離とから、角度差を特定することができる。
(2)上記実施形態では、吸着ローラ7によってシート3をベルト13上に押し当てる構成であったが、当該吸着ローラ7はベルト13に接触していてもよい。また、吸着ローラ7のようなローラ体でなくてもよく、例えば板部材でもよく、要するにシート3をベルト13上に押し当てる押し当て部材であればよい。
(3)上記実施形態では、マークMを検出するものとしてマークセンサ15を例に挙げたが、本発明の検出部、検出センサはこれに限られない。例えばCCDカメラでもよく、この場合、CCDカメラの撮像結果からマークMを検出する。
(4)上記実施形態では、線対称に配置された一対の棒状マークからなるマークMを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られない。一対の棒状マークが非線対称に配置されたものでもよい。また、1本の棒状マークを有し、当該棒状マークの副走査方向における幅(太さ)が、主走査方向の各位置において異なるマーク(例えば主走査方向に向かうに連れて太くなるマーク)でもよい。要するに、主走査方向に向かうに連れて互いの距離が変位する一対のエッジ部を有するマークであればよく、このようなマークであれば濃度補正用のマーク(濃度パッチ)などでもよい。
また、各色マーク同士の主走査方向の位置ずれ量を検出可能なマークであれば、ずれ角度を測定することが可能である。従って、基準色マークと調整色マークとの重なり具合が互いに異なる複数組のマーク対を有するずらしパターン(例えば特開2008−292811、特開2008−292812参照)でもよい。
(5)上記実施形態では、印刷基準位置は、画像端ずれを抑制するための位置としたが、本発明はこれに限られない。例えばシート3と印刷画像との主走査方向における中心位置のずれ(ページ : 1
[0]センターずれ)を抑制するための位置でもよい。
(6)上記実施形態では、上記マーク基準位置は、マークMの主走査方向位置を定める基準としたが、本発明はこれに限られない。例えばマークMを検出エリアE内に到来させるように、マークMの主走査方向寸法を増減させる構成では、その主走査方向寸法を定める基準でもよい。
(7)上記実施形態では、マーク基準位置を、左右の補正用パターンPそれぞれに1つずつ設けたが、本発明はこれに限られない。例えば上記右マーク基準位置と左マーク基準位置との平均位置を、共通のマーク基準位置として設ける構成でもよい。但し、上記実施形態によれば、左右それぞれのマークセンサ15の検出エリアEに、左右の補正用パターンPのマークMを精度よく到来させることができる。
(8)上記実施形態では、マークMの位置関係に基づき角度差θを特定したが、本発明の特定部はこれに限られない。例えばベルト13の近傍に角度センサを設け、当該角度センサにより上記角度差θを特定する構成でもよい。また、ベルト13の一部を撮像するCCD等の撮像素子を設けて、その撮像結果から上記角度差を特定してもよい。また、特定部を有さず、ユーザが操作部46での入力操作により角度差θを入力する構成でもよい。
(9)上記実施形態では、補正処理において印刷基準位置及びマーク検出位置を個別に検出し、その差分を算出することで、オフセット量を、角度差θに応じて変更したが、本発明の変更部はこれに限られない。例えば予めオフセット量と角度差θとの対応情報(テーブルまたは演算式)をNVRAM43等に記憶しておき、印刷基準位置及びマーク検出位置の一方の位置だけを定めると共に、特定した角度差θに対応するオフセット量を変更してもよい。
(10)上記実施形態では、画像変動として、センターずれ及び位置ずれを補正する構成を説明したが、本発明はこれに限られない。角度差θの存在により各色画像が変形してしまうことがある。例えば各画像形成ユニット20により正方形状の画像を形成しようとても、シート3に形成した画像はひし形状に変形してしまう。従って、上記実施形態において、各色画像について、上記角度差θによる画像変形を相殺するように、ラインごとの書き出し位置(露光開始位置)を補正する処理を加えても良い。
(11)上記実施形態では、ベルト13の搬送方向を、最小二乗法による近似直線から求めたが、本発明はこれに限られない。例えば4色のマークMのうち2色のマークMの位置を通過する直線方向をベルト13の搬送方向としてもよい。この場合、上記2色のマークMは、ベルト13の搬送方向において最上流と最下流にそれぞれ位置する画像形成ユニット20K、20Cによって形成されるマークであることがより好ましい。
(12)上記実施形態では、1つのCPU40が補正処理を全て実行したが本発明はこれに限られず、複数のCPUや、専用回路ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などで実行してもよい。例えばマーク検出用演算処理と印刷用演算処理とを別々のCPUに実行させてもよい。また、角度差の特定処理と、オフセット量の変更処理と別々のCPUに実行させてもよい。
1:プリンタ 3:シート 15:マークセンサ 20:画像形成ユニット 40:CPU E:検出エリア M:マーク N:形成可能エリア P:補正用パターン S2:二値化信号

Claims (11)

  1. 回転駆動される搬送体と、
    前記搬送体上に検出エリアを有し、当該検出エリア内に到来した画像形成条件補正用のマークに応じた検出信号を出力する検出部と、
    画像形成媒体への印刷時に、印刷画像を、前記搬送体に或いは当該搬送体に搬送される画像形成媒体に形成し、前記検出部によるマーク検出時に、前記マークを、前記搬送体に或いは当該搬送体に搬送される画像形成媒体に形成する画像形成部と、
    前記画像形成部の主走査方向における前記印刷画像の形成位置を定める基準である印刷基準位置と、前記主走査方向における前記マークの形成位置及びサイズの少なくとも一方を定める基準であるマーク基準位置との間のオフセット量であって、且つ、前記印刷基準位置が前記マークの形成位置に対して一方側に位置する場合に正の値を示す前記オフセット量を、前記画像形成部の副走査方向と前記搬送体の搬送方向との間の角度差であって、且つ、前記搬送方向が前記副走査方向に対して前記一方側に傾いた場合に正の値を示す前記角度差が大きいほど大きくするよう、前記印刷基準位置及び前記マーク基準位置の少なくとも一方を変更する変更部とを備える画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記角度差を特定する特定部を備え、
    前記変更部は、前記オフセット量を、前記特定部が特定した角度差が大きいほど大きくするよう、前記印刷基準位置及び前記マーク基準位置の少なくとも一方を変更する構成である画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記特定部は、前記角度差を、前記検出信号に基づき前記マークの検出位置から特定する画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記画像形成部は、前記副走査方向に並ぶ複数の画像形成ユニットを有し、前記複数の画像形成ユニットそれぞれが前記印刷画像及び前記マークを個別に形成する構成であり、
    前記特定部は、前記検出信号に基づき、少なくとも2つの画像形成ユニットがそれぞれ形成したマーク同士の検出位置関係から前記角度差を特定する画像形成装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記検出部は、前記主走査方向において互いに異なる位置に検出エリアを有する複数の検出センサを有する構成であり、
    前記画像形成部は、前記主走査方向において少なくとも2つの検出センサの検出エリアそれぞれに対応する位置に前記マークを形成し、
    前記特定部は、前記角度差を、前記少なくとも2つの検出センサの検出信号に基づき前記主走査方向における前記マークの検出位置から特定する構成である画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記検出部は、前記主走査方向において互いに異なる位置に検出エリアを有する複数の検出センサを有する構成であり、
    前記マーク基準位置が、前記複数の検出センサそれぞれに対応して複数有り、
    前記変更部は、前記複数のマーク基準位置それぞれについて、前記印刷基準位置と当該マーク基準位置との間のオフセット量を、前記角度差が大きいほど大きくするよう、前記印刷基準位置及び前記マーク基準位置の少なくとも一方を変更する構成である画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記画像形成部は、前記副走査方向に並ぶ複数の画像形成ユニットを有し、前記複数の画像形成ユニットそれぞれが前記印刷画像を個別に形成する構成であり、
    前記印刷基準位置及び前記マーク基準位置の一方の基準位置だけを、少なくとも2つの画像形成ユニットそれぞれに対応して2つ記憶し、且つ、前記オフセット量を前記少なくとも2つの画像形成ユニットに共通して1つ記憶する記憶部を備える画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記変更部は、変更後の前記マーク基準位置に従って前記マークを形成すると、当該マークの少なくとも一部が前記画像形成部の形成可能エリア外になる場合には、前記マークの形成位置を前記形成可能エリア側に移動させるよう、前記マーク基準位置を修正する画像形成装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記変更部は、変更後の前記印刷基準位置に従って前記印刷画像を形成すると、当該印刷画像の少なくとも一部が前記画像形成部の形成可能エリア外になる場合には、前記印刷画像の形成位置を前記形成可能エリア側に移動させるよう、前記印刷基準位置を修正する画像形成装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記マーク基準位置は、前記検出エリア内に前記マークの中心を到来させる位置である画像形成装置。
  11. 回転駆動される搬送体と、前記搬送体上に検出エリアを有し、当該検出エリア内に到来した画像形成条件補正用のマークに応じた検出信号を出力する検出部と、画像形成媒体への印刷時に、印刷画像を、前記搬送体に或いは当該搬送体に搬送される画像形成媒体に形成し、前記検出部によるマーク検出時に、前記マークを、前記搬送体に或いは当該搬送体に搬送される画像形成媒体に形成する画像形成部と、を備える画像形成装置が有するコンピュータに、
    前記画像形成部の主走査方向における前記印刷画像の形成位置を定める基準である印刷基準位置と、前記主走査方向における前記マークの形成位置及びサイズの少なくとも一方を定める基準であるマーク基準位置との間のオフセット量であって、且つ、前記印刷基準位置が前記マークの形成位置に対して一方側に位置する場合に正の値を示す前記オフセット量を、前記画像形成部の副走査方向と前記搬送体の搬送方向との間の角度差であって、且つ、前記搬送方向が前記副走査方向に対して前記一方側に傾いた場合に正の値を示す前記角度差が大きいほど大きくするよう、前記印刷基準位置及び前記マーク基準位置の少なくとも一方を変更する変更処理を実行させる制御プログラム。
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