JP4877371B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置として、例えば、複数の形成ユニットが用紙搬送用のベルトに沿って並んで配置されており、ベルト上に搬送される用紙に対して各形成ユニットから順次、各色画像を形成する方式のものが知られている。こうした画像形成装置では、各形成ユニット間で用紙に対する各色の画像形成位置のずれ(位置ずれ)が生じるのを防ぐために、レジストレーションと呼ばれる技術が採用されている(特許文献1)。
この技術が採用された画像形成装置は、投光部及び受光部を有する光学センサを備え、投光部によりベルトに光を照射しつつ、その反射光を受光部にて受光し、受光部はその受光量に応じた受光信号を出力する。そして、レジストレーションの実行時には、各形成ユニットによってベルト上にマークを形成し、受光部からの受光信号に基づき、ベルト表面とマーク表面との反射率(反射光量)の違いを読み取ることでマークの位置を判定し、その判定結果に基づいて画像形成位置のずれを補正する。
特開2008−225192号公報
ところで、画像形成装置では、上記複数の形成ユニットの並び方向と、ベルトの搬送方向との相対的なずれ角度が生じることがあり、このようなずれ角度が生じた場合には、上記レジストレーションでは解決しきれない画像形成の不具合が生じ得る。しかし、従来は、このずれ角度に対する対策が十分に検討されていなかった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、複数の形成ユニットの並び方向と、各形成ユニットにより形成された画像(着色剤像)の移動体(上記ベルトを含む)の移動方向との相対的なずれ角度を測定すること、および、そのずれ角度に起因して生じる画像変動を抑制することの少なくとも一方を達成することが可能な画像形成装置を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、第1発明に係る画像形成装置は、所定方向に移動する移動体と、前記移動体に対向配置され、当該移動体に直接あるいは画像形成媒体を介して間接的に画像を順次形成する複数の形成ユニットと、前記各形成ユニットにより前記移動体に直接あるいは画像形成媒体を介して間接的に形成されたマークの位置に応じた検出信号を出力する検出部と、前記検出信号に基づき、少なくとも2つの形成ユニットがそれぞれ形成した各マークの位置関係を特定し、当該位置関係に基づき、前記複数の形成ユニットの並び方向と前記移動体の移動方向との相対的なずれ角度を測定する測定部と、を備える。
この発明によれば、検出部からの検出信号に基づき、少なくとも2つの形成ユニットに形成された各マークの位置関係を特定し、その位置関係に基づき、複数の形成ユニットの画像形成位置の並び方向と移動体の移動方向との相対的なずれ角度を測定することができる。
第2の発明は、第1の発明の画像形成装置であって、前記測定部は、前記検出信号に基づき、3つ以上の形成ユニットがそれぞれ形成した各マークの位置関係を特定し、当該位置関係の近似直線に基づき、前記ずれ角度を測定する。
この発明によれば、3つ以上の形成ユニットがそれぞれ形成した各マークの位置関係の近似直線に基づき、ずれ角度を測定する。従って、例えば隣り合う2つの形成ユニットがそれぞれ形成した各マークの位置関係に基づきずれ角度を測定する構成に比べて、精度よくずれ角度を測定することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明の画像形成装置であって、前記測定部により測定された前記ずれ角度に基づき、当該ずれ角度に起因して生じる画像変動を抑制するよう、前記複数の形成ユニットの少なくとも1つの画像形成位置を補正する補正部を備える。
この発明によれば、ずれ角度に起因して生じる画像変動(例えば搬送方向に直交する方向の位置ずれ、ずれ角度に応じた画像の変形)を抑制することができる。
第4の発明は、第1または第2の発明の画像形成装置であって、前記補正部は、前記ずれ角度に基づき、前記移動体に搬送される画像形成媒体が基準点から前記並び方向に直交する方向に変位する変位量を特定し、その変位量に応じて生ずる、前記画像形成媒体に対する前記画像形成位置の前記直交する方向のずれ量を軽減するように前記画像形成位置を補正する。
ずれ角度が生じると、画像形成の際、画像形成媒体は、移動体による搬送が進行するに連れて、複数の形成ユニットの並び方向に直交する方向に変位するため、画像形成媒体に対する画像の位置が予定した位置からずれてしまうという画像形成の不具合が生じることがある。
そこで、この発明によれば、ずれ角度に基づき、画像形成媒体が基準点から上記直交する方向への変位量を特定し、その変位量に応じて生ずる、画像形成媒体に対する画像形成位置のずれ量を軽減するように画像形成位置を補正する。これにより、ずれ角度による上記画像形成の不具合を抑制することができる。
第5の発明は、第4の発明の画像形成装置であって、前記基準点は、前記複数の形成ユニットのうち前記移動方向における最上流の形成ユニットの画像形成位置よりも上流側の位置に設定されている。
この発明によれば、最上流の形成ユニットの画像形成位置よりも上流側における上記変位量による画像形成の不具合をも抑制することができる。
第6の発明は、第5の発明の画像形成装置であって、前記最上流の形成ユニットの画像形成位置よりも上流側には、前記画像形成媒体を前記移動体に押し当てるための押し当て部材が設けられ、前記基準点は、前記押し当て部材による押し当て位置、あるいは、それよりも下流側の位置に設定されている。
この発明によれば、基準点を、画像形成媒体が移動体上に確実に押し当てられる位置に設定することにより、上記変位量をより正確に特定することができる。
第7の発明は、第4から第6のいずれか一つの発明の画像形成装置であって、前記補正部は、前記変位量が基準量を超えた場合には、前記画像形成媒体に形成すべき画像を縮小する。
この発明によれば、変位量が大きい場合であっても、画像を縮小することにより、画像を欠けることになく画像形成媒体上の予定した位置に正常に形成することができる。
第8の発明は、第1から第7のいずれか一つの発明の画像形成装置であって、前記制御部は、前記ずれ角度が基準角度を超えた場合に、前記移動体の交換指示を報知する報知部を有する。
この発明によれば、ずれ角度が大きい場合には、例えば移動体の劣化が考えられるので、使用者への報知により、ずれ角度に起因して生じる画像変動の発生を抑制することができる。
第9の発明は、第1から第8のいずれか一つの発明の画像形成装置であって、前記マークは、前記並び方向に直交する方向に向かうに連れて互いの距離が変位する一対のエッジ部を有し、前記測定部は、前記一対のエッジ部間の距離に応じて変化する前記検出信号に基づき、予め定めた規定位置に対する前記各マークの絶対的な位置関係を特定する。
この発明によれば、例えば画像形成位置の補正(従来のレジストレーションを含む)を実行した前回補正時からのマークの相対的な位置関係ではなく、予め定めた規定位置に対する絶対的な位置関係を特定することができる。このため、前回補正時以前までの位置関係の積み上げ処理を要することなく、ずれ角度を容易に測定することができる。
本発明によれば、複数の形成ユニットにおける各画像形成位置の並び方向と、各形成ユニットにより形成された画像(着色剤像)の移動体(上記ベルトを含む)の移動方向との相対的なずれ角度を測定すること、および、そのずれ角度に起因して生じる画像変動を抑制することの少なくとも一方を達成することができる。
本発明の一実施形態に係るプリンタの概略構成を示す側断面図 プリンタの電気的構成を概略的に示すブロック図 マークセンサ及びベルトの斜視図 マークセンサの回路構成を示す図 補正用パターンと受光信号の波形との関係図 シートがベルト表面に押し当てられた状態をベルト上方から見た模式図 ブラックの直線画像をシートに形成した状態をベルト上方から見た模式図 イエローの直線画像をシートに形成した状態をベルト上方から見た模式図 マゼンタの直線画像をシートに形成した状態をベルト上方から見た模式図 シアンの直線画像をシートに形成した状態をベルト上方から見た模式図 補正処理を示すフローチャート ずれ角度が存在した状態でブラックマークを形成したときの模式図 ずれ角度が存在した状態でイエローマークを形成したときの模式図 ずれ角度が存在した状態でマゼンタマークを形成したときの模式図 ずれ角度が存在した状態でシアンマークを形成したときの模式図 各マークの位置関係を示す模式図
次に本発明の一実施形態について図を参照して説明する。
(プリンタの全体構成)
図1は、本実施形態のプリンタ1(画像形成装置の一例)の概略構成を示す側断面図である。プリンタ1は例えば4色(ブラックK、イエローY、マゼンタM、シアンC)のトナーを用いてカラー画像を形成する直接転写方式のカラープリンタである。
図1の紙面左側がプリンタ1の前側(各図では矢印Fで図示)であり、紙面奥行き方向がプリンタ1の左右方向である。なお、以下の説明では、プリンタ1の各構成部品や用語を色ごとに区別する場合には、その構成部品等の符号末尾に各色を意味するK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)を付すものとする。
プリンタ1は、ケーシング2を備えており、そのケーシング2内の底部には、複数枚のシート3(具体的には用紙やOHPシートなど 画像形成媒体の一例)を積載可能なトレイ4が設けられている。トレイ4の前端上方にはピックアップローラ5が設けられており、このピックアップローラ5は、回転駆動され、トレイ4内の最上位に積載されたシート3をレジストレーションローラ6へ送り出す。レジストレーションローラ6は、シート3の斜行補正を行った後、そのシート3をベルトユニット11上へ搬送する。
また、レジストレーションローラ6の下流側には、吸着ローラ7(押し当て部材の一例)が設けられている。この吸着ローラ7は、ベルトユニット11の前端上方に回転可能に軸支されており、レジストレーションローラ6から搬送されてきたシート3の先端側をベルトユニット11に向けさせてベルト13表面上に押し当てる。なお、吸着ローラ7によりシート3の先端が押し当てられるベルト13上の位置を「押し当て位置X」(基準点の一例)という。
ベルトユニット11は、一対の支持ローラ12A、12B間に環状のベルト13(移動体の一例)を張架した構成となっている。ベルト13は、ポリカーボネート等の樹脂材からなり、その表面は鏡面加工されている。このベルト13は、後側の支持ローラ12Bが回転駆動されることにより紙面時計回りに循環移動して、その上面に載せたシート3を後方へ搬送する。ベルト13の内側には、4つの転写ローラ14が設けられており、各転写ローラ14は、後述する各プロセス部19K〜19Cの感光体28に対してベルト13を挟んで対向している。
また、ベルト13の後端側には、下記補正処理の実行時にベルト13表面上に形成されたマークMの位置を判定するためのマークセンサ15(検出部の一例)が設けられている。更に、ベルトユニット11の下側には、ベルト13表面に付着したトナーや紙粉等を回収するクリーニング装置16が設けられている。
ベルトユニット11の上方には、4つの露光部17K,17Y,17M,17Cと、4つのプロセス部19K,19Y,19M,19Cとが前後方向に並んで設けられている。露光部17K〜17C、プロセス部19K〜19C及び既述の転写ローラ14を、それぞれ一つずつ含んで一組の形成ユニット20が構成されており、プリンタ1全体では、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色に対応した4組の形成ユニット20K,20Y,20M,20Cが設けられている。
各露光部17K〜17Cは、複数のLEDが一列に並んで設けられたLEDヘッド18を備えている。各露光部17K〜17Cは、形成すべき画像データに基づいて発光制御され、LEDヘッド18から、対向する感光体28の表面に一ラインごとに光を照射することで露光を行う。
以下、4つのプロセス部19K,19Y,19M,19C(4つの感光体28)の並び方向を「副走査方向」(形成ユニットの並び方向の一例)という。また、その副走査方向に直交する方向を「主走査方向」(並び方向に直交する方向の一例)といい、本実施形態では上記複数のLEDの並び方向に一致するものとする。
各プロセス部19K〜19Cは、現像剤である各色のトナーを収容するトナー収容室23を備え、その下側に供給ローラ24、現像ローラ25、層厚規制ブレード26等を備えている。トナー収容室23から放出されたトナーは、供給ローラ24の回転により現像ローラ25に供給され、供給ローラ24と現像ローラ25との間で正に摩擦帯電される。
さらに、現像ローラ25上に供給されたトナーは、現像ローラ25の回転に伴って、層厚規制ブレード26と現像ローラ25との間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定厚さの薄層として現像ローラ25上に担持される。
また、各プロセス部19K〜19Cは、表面が正帯電性の感光層によって覆われた感光体28と、スコロトロン型の帯電器29とが設けられている。画像形成時には、感光体28が回転駆動され、それに伴って感光体28の表面が帯電器29により一様に正帯電される。そして、その正帯電された部分が露光部17K〜17Cにより露光されて、感光体28の表面に静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ25上のトナーが上記静電潜像に供給され、これにより当該静電潜像が可視像化されてトナー像が形成される。その後、各感光体28の表面上に担持されたトナー像は、シート3が感光体28と転写ローラ14との間の各転写位置を通過する間に、転写ローラ14に印加される負極性の転写電圧によってシート3上に順次転写される。トナー像が転写されたシート3は、次に定着器31に搬送され、そこでトナー像が熱定着され、その後、そのシート3は上方へ搬送され、ケーシング2の上面に排出される。
(プリンタの電気的構成)
図2は、プリンタ1の電気的構成を概略的に示すブロック図である。プリンタ1は、同図に示すように、CPU40(測定部、補正部の一例)、ROM41、RAM42、NVRAM43(不揮発性メモリ)、ネットワークインターフェイス44を備え、これらに既述の形成ユニット20K〜20C、マークセンサ15や、表示部45、操作部46、駆動機構47が接続されている。
ROM41には、後述する補正処理など、このプリンタ1の各種の動作を実行するためのプログラムが記憶されており、CPU40は、ROM41から読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAM42またはNVRAM43に記憶させながら各部の制御を行う。ネットワークインターフェイス44は、通信回線を介して外部のコンピュータ(図示せず)等に接続され、これにより相互のデータ通信が可能となっている。
表示部45は、液晶ディスプレイやランプ等を備え、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示することが可能である。操作部46は、複数のボタンを備え、ユーザにより各種の入力操作が可能である。駆動機構47は、駆動モータ等を備え、ベルト13等を回転駆動させる。
(マークセンサの構成)
マークセンサ15は、図3に示すように、ベルト13の後側下方において1または複数台(本実施形態では例えば2台)設けられ、これら2台のマークセンサ15が左右方向に並んで配置されている。各マークセンサ15は、発光素子51(例えばLED)と受光素子52(例えばフォトトランジスタ)とを備える反射型の光学センサである。具体的には、発光素子51は、ベルト13の表面に対して斜め方向から光を照射し、そのベルト13の表面からの反射光を受光素子52が受光する。発光素子51からの光が、ベルト13上に形成するスポット領域が、マークセンサ15の検出領域Eとなる。
図4は、マークセンサ15の回路図である。受光素子51からの受光信号S1は、受光素子52での受光量レベルが高いほど低いレベルとなり、受光量レベルが低いほど高いレベルとなる。そして、上記受光信号S1はヒステリシスコンパレータ53に入力される。ヒステリシスコンパレータ53は、受光信号S1レベルを閾値(第1閾値TH1、第2閾値TH2)と比較し、この比較結果に応じてレベル反転する2値化信号S2(検出信号の一例)を出力する。
(補正用パターンの構成)
図5は、上段に補正用パターンPの構成が示され、下段に当該補正用パターンPを構成する各色のマークMが上記検出領域Eに進入したときにおける受光信号S1の波形を示す。また、同図中、紙面左右方向が副走査方向である。
この補正用パターンPは、各形成ユニット20によって形成される色画像同士における主走査方向及び副走査方向の位置ずれ量、更に、副走査方向とベルト13の移動方向との間における相対的なずれ角度θを測定するために使用される。なお、本実施形態では、ブラックが基準色とされ、イエロー、マゼンタ、シアンが調整色とされ、基準色の画像形成位置を基準に、各調整色の画像形成位置を調整することにより位置ずれを補正する。
補正用パターンPは、ブラックマークMK、イエローマークMY、マゼンタマークMM、シアンマークMCを、この順番で並べてなるマーク群が、1組または複数組(図5では1組のみ図示)、ほぼ副走査方向に沿って並んだ構成となっている。各マークMは、1対の棒状マークを有し、これら1対の棒状マークは、それぞれが上記主走査方向に沿った直線に対して所定の角度だけ傾き、同直線に対して線対称に配置されている。
本実施形態のベルト13は、前述したように鏡面加工されており、上記4色いずれのトナーよりも反射率が高い。従って、図5下段に示すように、発光素子51からの光がベルト13の下地(マークMが形成されていないベルト13の表面)に照射されているとき、受光信号S1レベルが最も低くなる。これに対して、発光素子51からの光がベルト13上に形成されたマークM上に照射されると、受光素子52での受光量レベルが低くなり、受光信号S1レベルは高くなる。
CPU40は、例えば2値化信号S2の立下りエッジと立上りエッジとの中間位置Q(中間タイミング)を算出し、この中間位置を各棒状マークの位置Q1とし、両棒状マークの位置Q1の中間位置を、各マークMの副走査方向における位置Q2とする。
以下、各マークMについて、棒状マーク同士の位置偏差(Q1K−Q1K、Q1Y−Q1Y、Q1M−Q1M、Q1C−Q1C)を、マーク幅D1という。このマーク幅D1は、各マークMの主走査方向における位置に応じて変化する。また、基準色マークMKに対する調整色マークMY、MM、MCの副走査方向における位置偏差(Q2K−Q2Y、Q2K−Q2M、Q2K−Q2C)を、マーク間距離D2という。このマーク間距離D2は、基準色画像に対する調整色画像の副走査方向の位置ずれ量に応じて変化する。
(ずれ角度による画像変動について)
図6A〜図6Eは、副走査方向とベルト13の移動方向とが相対的にずれ角度θだけずれている状態で、各形成ユニット20によりシート3に例えば直線画像Gを形成していく過程を示した模式図である。各直線画像Gは、主走査方向に沿って延び、且つ、その中央位置が各形成ユニット20(感光体28)の画像形成可能領域NのセンターラインL1に略一致する画像である。
このように副走査方向とベルト13の移動方向とがずれている場合(ずれ角度θが存在する場合)、当該ずれ角度θに応じて画像変動、即ち、「センターずれ」、「位置ずれ(各色画像間の位置ずれ)」が生じる。なお、本実施形態では、画像全体を、主走査方向においてシート3の中央位置に形成するのが理想であるとし、上記「センターずれ」とは、シート3の中央位置に対する画像全体の位置ずれをいう。以下、具体的に説明する。
まず図6Aは、シート3の先端が、吸着ローラ7により上記押し当て位置Xに押し当てられたときの状態を示す。同図に示すように、この時点までは、画像形成可能領域NのセンターラインL1と、シート3のセンターラインL2とが略一致しているものとする。従って、仮に上記ずれ角度θが略ゼロであれば、それ以降も、センターラインL1とシート3のセンターラインL2とが略一致した状態でシート3が各形成ユニット20の画像形成可能領域Nに搬送される。このため、上記のセンターずれ、位置ずれが生じていない正常な画像を形成することができる。
ところが、ずれ角度θが存在する場合には、シート3は、その先端辺が主走査方向に沿った姿勢を維持しつつ、副走査方向に対して上記ずれ角度θだけ傾いた方向(ベルト13の移動方向)に搬送される。このため、図6Bに示すようにシート3の先端がブラック用の画像形成可能領域Nを超えた時点で、センターラインL1に対してセンターラインL2が変位量(以下、センター変位量Wという)だけずれる。従って、ブラックの直線画像GKは、シート3に対して上記センター変位量Wに応じてずれた位置に形成されてしまう。即ち、センターずれが生じてしまう。
その後、図6Cに示すように、シート3の先端がイエロー用の画像形成可能領域Nを超えた時点で、センター変位量Wは更に大きくなり、イエローの直線画像GYは、ブラックの直線画像GKに対して主走査方向にずれた位置に形成されてしまう。以下同様に、図6Dに示すように、マゼンタの直線画像GMは、イエローの直線画像GYに対して主走査方向にずれた位置に形成され、図6Eに示すように、シアンの直線画像GCは、マゼンタの直線画像GMに対して主走査方向にずれた位置に形成されてしまう。即ち、位置ずれが生じてしまう。
(補正処理)
図7は補正処理を示すフローチャートであり、図8A〜図8Dはずれ角度θが存在した状態で、各色のマークMを形成していく過程を示した模式図である。
CPU40は、例えば形成ユニット20やベルトユニット11の交換や、前回の補正処理の実行時から所定時間経過や画像形成したシート3の枚数が所定枚数に到達など、所定条件を満たしたときに補正処理を実行する。この補正処理の実行により、センターずれ、主走査方向及び副走査方向の位置ずれを補正することができる。
CPU40は、まず駆動機構47を起動させてベルト13を回動させる(S10)。但し、シート3の搬送はしない。そして、上述した補正用パターンPをベルト13上において各マークセンサ15の検出領域Eに対応した位置にそれぞれ形成し始めるよう各形成ユニット20を制御し(S12)、マークセンサ15からの2値化信号S2の取得を開始する(S14)。
ここで、図8Aに示すように、ブラック用の画像形成可能領域NにてブラックマークMを形成した後、図8Bに示すように、ブラックマークMKがイエロー用の画像形成可能領域Nを超えた時点でイエローマークMYを形成する。このとき、ブラックマークMKは、イエローマークMYに対して上記ずれ角度θに応じて副走査方向にずれた位置に移動している。
その後、図8Cに示すように、イエローマークMYがマゼンタ用の画像形成可能領域Nを超えた時点でマゼンタマークMMを形成する。このとき、ブラックマークMK及びイエローマークMYは、マゼンタマークMYに対して上記ずれ角度θに応じて副走査方向にずれた位置に移動している。更に、図8Dに示すように、マゼンタマークMMがシアン用の画像形成可能領域Nを超えた時点でシアンマークMCを形成する。このとき、ブラックマークMK、イエローマークMY及びマゼンタマークMMは、シアンマークMCに対して上記ずれ角度θに応じて副走査方向にずれた位置に移動している。
その結果、CPU40は、2値化信号S2に基づき、各マークMのマーク幅D1K、D1Y、D1M、D1C、及び、上記マーク間距離D2Y、D2M、D2Cを検出することができる(図8D参照)。そして、これらの検出結果に基づき主走査方向及び副走査方向の位置ずれ量を測定する(S16)。
具体的には、CPU40は、各マークMごとに、マーク幅D1の平均値を算出し、基準色マークMKと各調整色マークMY、MM、MCとのマーク幅D1の相対値に応じた量を、基準色画像に対する調整色画像の主走査方向の位置ずれ量Z1であるとする。そして、この位置ずれ量Z1を相殺するように、調整色用の露光部17Y、17M、17Cの発光開始タイミング(例えば調整色画像の先頭ラインの一端点を露光するためのLED)を変更するための位置ずれ補正値を求めて、例えばNVRAM43に記憶する。
また、CPU40は、補正用パターンPのマーク群ごとに、マーク間距離D2Y、D2M、D2Cを検出し、イエローマークMY、マゼンタマークMM、シアンマークMCそれぞれについて、全マーク群における上記マーク間距離D2の平均値を算出する。この各色マークごとの平均値と規定値(基準色画像に対する調整色画像の副走査方向の位置ずれ量が略ゼロであるときのマーク間距離)との偏差を、基準色画像に対する調整色画像の副走査方向の位置ずれ量Z2であるとする。
そして、この位置ずれ量Z2を相殺するように、調整色用の露光部17Y、17M、17Cの発光開始タイミング(例えば調整色画像の先頭ラインを露光するためのLEDヘッド18の発光開始タイミング)を変更するための位置ずれ補正値を求めて、例えばNVRAM43に記憶する。
次にCPU40は、4色のマークMの位置関係に基づきずれ角度θを測定する(S18)。まず上記各主走査方向の位置ずれ量Z2は、基準色画像を形成した時点から、ベルト13が基準色と各調整色との画像形成可能領域N間の距離L3、および、上記マーク間距離D2の合算距離(=L3+D2)分だけ移動したときにおける、基準色画像の副走査方向における移動量を示しているとみることができる。なお、上記画像形成可能領域N間の距離L3はプリンタ1の構造上定まるものであり、本実施形態では、隣合う画像形成可能領域N間の距離は略均一に設定されている。
図9は、上記位置ずれ量Z2、距離L3及びマーク間距離D2に基づく各色マークM同士の位置関係を示す模式図である。これらの位置関係により定まる各マークMの位置から近似直線Jを例えば最小二乗法により求め、この近似直線Jをベルト13の移動方向であるとみなす。ここで、4つのマークMの位置は必ずしも一直線上に並ぶとは限らない。例えば各色の露光部17の配置バラツキなどによって画像形成可能領域Nが副走査方向において互いにずれていることがあるからである。そこで、近似直線Jにより、4つのマークMの細かい位置バラツキよりも全体的な配列傾向を重視することで、露光部17同士の配置バラツキなどの影響を軽減し、ベルト13の移動方向をより正確に求めるようにしている。そして、この近似直線Jと副走査方向との間の角度を、ずれ角度θとして求めることができる。
続いて、このずれ角度θが基準角度を超えるかどうかを判断し(S20)、超えると判断した場合には(S20:YES)、例えば画像がシート3内に収まらなくなるなど画質に大きく影響を与えるほどベルト13が副走査方向に対して傾斜しているとみなし、報知処理を実行し(S22)、本補正処理を終了する。
このような場合、ベルト13が劣化して左右に大きく蛇行したり、ベルトユニット11自体が大きく傾いた状態で配置されていたりしていることが予想される。このため、報知処理では、例えばベルト13の交換指示やベルトユニット11の再配置指示を表示部45(報知部の一例)に画像表示させてユーザに知らせる。このように交換指示等を使用者に報知することにより、ずれ角度θに起因して生じる画像変動(位置ずれ、センターずれ)の発生を抑制することができる。なお、プリンタ1に通信可能に接続された端末装置(例えばパーソナルコンピュータ)に上記指示を通知してもよい。なお、報知方法としては、画像表示に限らず、音声や、ランプの点灯等によるものでもよい。
一方、ずれ角度θが基準角度以下であると判断した場合には(S20:NO)、シート3の先端が押し当て位置Xに達した時点から、シート3の先端側余白の終了位置(換言すれば先頭の画像ラインを形成すべき位置)が基準色の画像形成可能領域Nに達するまでのセンター変位量W(これを特にセンター変位量W'という)を特定する(S24)。具体的には、図6Bに示すように、押し当て位置Xから基準色の画像形成可能領域Nまでの距離L4及びシート3の余白幅L5の合算距離(余白幅L5を考慮しない構成でもよい)と、上記ずれ角度θとからセンター変位量W'を特定することができる。
そして、センター変位量W'が基準量以下である場合には(S26:NO)、当該センター変位量W'に応じて生ずる、シート3に対する基準色の画像形成位置のずれ量を軽減するように、基準色用の露光部17Kの発光開始タイミング(例えば基準色画像の先頭ラインの一端点を露光するためのLED)を変更するためのセンターずれ補正値を求めて、例えばNVRAM43に記憶する(S28)。また、NVRAM43に記憶された各調整色についての上記主走査方向の位置ずれ補正値を、それにセンターずれ補正値を加算した値に更新し、本補正処理を終了する。
センター変位量W'が基準量を超えた場合には(S26:YES)、このままシート3への画像形成を行うと、画像がシート3からはみ出るおそれがある。そこで、以後実行する画像形成において画像を縮小する画像縮小モードに設定し(S30)、S28に進む。なお、縮小倍率は、例えば予め定めた固定倍率や、センター変位量W'と基準量との差に応じた倍率であってもよい。
以上のような補整処理後に、シート3に対する画像形成が実行されると、上記センターずれ補正値及び位置ずれ補正値に応じた画像形成位置にて画像が形成され、これによりセンターずれや位置ずれが抑制された画像をシート3に形成することができる。
(本実施形態の効果)
本実施形態によれば、マークセンサ15からの2値化信号に基づき、4色のマークMの位置関係を特定し、その位置関係に基づき、副走査方向とベルト13の移動方向との相対的なずれ角度θを測定することができる。
また、このずれ角度θに基づきセンターずれを補正することができる。ここで、上述したように吸着ローラ7の押し当て位置Xでは、ずれ角度θによる影響はほとんどない。そこで、この押し当て位置を基準としてセンター変位量Wを求め、このセンター変位量Wに基づきセンターずれ補正値を求めることにより、センターずれをより正確に補正することができる。
また、1対の棒状マークを有するマークMを利用することにより、前回補正時からのマークの相対的な位置関係ではなく、予め定めた規定位置に対する絶対的な位置関係を特定することができる。このため、前回補正時以前までの位置関係の積み上げ処理を要することなく、ずれ角度を容易に測定することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、カラー画像を形成する直接転写方式のカラープリンタに本発明を適用した例を説明したが、本発明はこれに限られない。中間転写方式のプリンタでもよい。この場合、中間転写体が「移動体」の一例である。また、ポリゴンスキャニング方式など、他の電子写真方式の画像形成装置でもよく、更にインクジェット方式でもよい。
(2)上記実施形態では、吸着ローラ7によってシート3をベルト13上に押し当てる構成であったが、当該吸着ローラ7はベルト13に接触していてもよい。また、吸着ローラ7のようなローラ体でなくてもよく、例えば板部材でもよく、要するにシート3をベルト13上に押し当てる押し当て部材であればよい。
(3)上記実施形態では、線対称に配置された一対の棒状マークからなるマークMを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られない。一対の棒状マークが非線対称に配置されたものでもよい。また、1本の棒状マークを有し、当該棒状マークの副走査方向における幅(太さ)が、主走査方向の各位置において異なるマーク(例えば主走査方向に向かうに連れて太くなるマーク)でもよい。要するに、主走査方向に向かうに連れて互いの距離が変位する一対のエッジ部を有するマークであれば、基準色マークと調整色マークとの相対的な位置関係だけでなく、各色マークMの絶対的な位置関係(ベルト13上における主走査方向の位置)を特定することができる。
また、各色マーク同士の主走査方向の位置ずれ量を測定可能なマークであれば、ずれ角度を測定することが可能である。従って、基準色マークと調整色マークとの重なり具合が互いに異なる複数組のマーク対を有するずらしパターン(例えば特開2008−292811、特開2008−292812参照)でもよい。
(4)上記実施形態では、画像変動として、センターずれ及び位置ずれを補正する構成を説明したが、本発明はこれに限られない。ずれ角度θの存在により各色画像が変形してしまうことがある。例えば各形成ユニット20により正方形状の画像を形成しようとても、シート3に形成した画像はひし形状に変形してしまう。従って、上記実施形態において、各色画像について、上記ずれ角度θによる画像変形を相殺するように、ラインごとの書き出し位置(露光開始位置)を補正する処理を加えても良い。
(5)上記実施形態では、ベルト13の移動方向を、最小二乗法による近似直線から求めたが、本発明はこれに限られない。例えば4色のマークMのうち2色のマークMの位置を通過する直線方向をベルト13の移動方向としてもよい。この場合、上記2色のマークMは、ベルト13の移動方向において最上流と最下流にそれぞれ位置する形成ユニット20K、20Cによって形成されるマークであることがより好ましい。
(6)上記実施形態では、主走査方向の位置ずれ量Z2、距離L3及びマーク間距離D2によりずれ角度を測定したが、本発明はこれに限られない。例えば主走査方向の位置ずれ量とずれ角度との対応関係を予め求めてNVRAM43に記憶しておき、位置ずれ量と対応関係とに基づきずれ角度を測定してもよい。また、マーク間距離D2は、ずれ角度測定に与える影響が小さいとして、マーク間距離D2を考慮しない構成でもよい。
(7)上記実施形態では、測定したずれ角度を、センターずれ補正やベルト交換指示の判断に使用したが、本発明はこれに限られない。例えばずれ角度に応じた信号(ずれ角度の測定信号、ずれ角度と基準角度との大小判定結果に応じた信号など)を外部機器(例えばプリンタ1に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ)に出力する構成でもよい。
1...プリンタ
3...シート
7...吸着ローラ
13...ベルト
15...マークセンサ
20...形成ユニット
40...CPU
45...表示部
M...マーク
S2...2値化信号
X...押し当て位置

Claims (9)

  1. 所定方向に移動する移動体と、
    前記移動体に対向配置され、当該移動体に直接あるいは画像形成媒体を介して間接的に画像を順次形成する複数の形成ユニットと、
    前記各形成ユニットにより前記移動体に直接あるいは画像形成媒体を介して間接的に形成されたマークの位置に応じた検出信号を出力する検出部と、
    測定部とを備え、
    前記測定部は、
    前記検出信号に基づき、少なくとも2つの形成ユニットがそれぞれ形成した各マークについて、前記複数の形成ユニットのユニット並び方向における第1位置ずれ量と、当該ユニット並び方向に直交する方向における第2位置ずれ量とを測定し、
    前記少なくとも2つの形成ユニットの画像形成可能領域の距離に前記第1位置ずれ量を加えた合算距離と、前記第2位置ずれ量とに基づきマークの位置関係を特定し、
    当該マークの位置関係から、前記ユニット並び方向と前記移動体の移動方向との相対的なずれ角度を測定する、画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記測定部は、前記検出信号に基づき、3つ以上の形成ユニットがそれぞれ形成した各マークの位置関係を特定し、当該位置関係の近似直線に基づき、前記ずれ角度を測定する、画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記測定部により測定された前記ずれ角度に基づき、当該ずれ角度に起因して生じる画像変動を抑制するよう、前記複数の形成ユニットの少なくとも1つの画像形成位置を補正する補正部を備える、画像形成装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記補正部は、前記ずれ角度に基づき、前記移動体に搬送される画像形成媒体が基準点から前記並び方向に直交する方向に変位する変位量を特定し、その変位量に応じて生ずる、前記画像形成媒体に対する前記画像形成位置の前記直交する方向のずれ量を軽減するように前記画像形成位置を補正する、画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記基準点は、前記複数の形成ユニットのうち前記移動方向における最上流の形成ユニットの画像形成位置よりも上流側の位置に設定されている、画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置であって、
    前記最上流の形成ユニットの画像形成位置よりも上流側には、前記画像形成媒体を前記移動体に押し当てるための押し当て部材が設けられ、
    前記基準点は、前記押し当て部材による押し当て位置、あるいは、それよりも下流側の位置に設定されている、画像形成装置。
  7. 請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記補正部は、前記変位量が基準量を超えた場合には、前記画像形成媒体に形成すべき画像を縮小する、画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記ずれ角度が基準角度を超えた場合に、前記移動体の交換指示を報知する報知部を有する、画像形成装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記マークは、前記並び方向に直交する方向に向かうに連れて互いの距離が変位する一対のエッジ部を有し、
    前記測定部は、前記一対のエッジ部間の距離に応じて変化する前記検出信号に基づき、予め定めた規定位置に対する前記各マークの絶対的な位置関係を特定する、画像形成装置。
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