JP2002215001A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002215001A
JP2002215001A JP2001009295A JP2001009295A JP2002215001A JP 2002215001 A JP2002215001 A JP 2002215001A JP 2001009295 A JP2001009295 A JP 2001009295A JP 2001009295 A JP2001009295 A JP 2001009295A JP 2002215001 A JP2002215001 A JP 2002215001A
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JP2001009295A
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English (en)
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Kazuhisa Maruyama
和久 丸山
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジストパターンの検出で一部パターンの検
出欠落が生じたような場合でも、検出されたデータを有
効に利用して各色の色ずれ量を計算し、色ずれ補正を可
能とする。 【解決手段】 搬送ベルト3の両端部にレジストパター
ンを複数セット形成し、搬送ベルト両端部上方に近接設
置した1対の検出手段6a、6bでパターンを検出し
て、補正装置により色ずれ量を算出し、感光ドラムの画
像書き出し位置の調整などにより色ずれ補正を行う。パ
ターンの検出で検出パターン数が不足したセットがあっ
た場合、そのセットを除く残りの正常に検出されたセッ
トのパターンデータにより色ずれ量を計算し、色ずれ補
正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に複数の画像形
成部を有する電子写真方式のカラープリンタ、カラー複
写機等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式のカラー画像形成装置とし
て、高速化のために複数の画像形成部を有し、搬送ベル
ト上に保持された記録材(用紙等)上に順次異なる色の
画像を転写して、記録材にカラー画像を得る方式の装置
が各種提案されている。
【0003】この複数の画像形成部を有する画像形成装
置の問題点として、機械精度等の原因により、複数の感
光ドラムの回転むらや搬送ベルトの移動むら、各画像形
成部の転写位置での感光ドラム外周面と搬送ベルトの移
動量の関係等が各色毎にバラバラに発生し、用紙上で各
色画像を重ね合わせたときに一致せず、位置ずれ、すな
わち色ずれを生じることが挙げられる。
【0004】特にレーザスキャナと感光ドラムを有する
複数の画像形成部を備えた装置では、各画像形成部でレ
ーザスキャナと感光ドラム間の距離に誤差があり、この
誤差が各画像形成部間で異なると、感光ドラム上でのレ
ーザの走査幅に違いが発生し、色ずれが発生する。
【0005】色ずれのいくつかの例を図6に示す。図6
(a)〜(d)において線7は本来の画像位置を、線8
は色ずれが発生している場合の画像位置を示す。このう
ち、図6(a)〜(c)はいずれも主走査方向に色ずれ
がある場合を示し、本来の画像位置の線7と色ずれの画
像位置の線8は実際は重なるが、説明のため2つの線を
用紙搬送方向に離して描いてある。図6(d)は副走査
方向(用紙搬送方向)の書出し位置誤差による色ずれを
示す。
【0006】図6(a)は主走査線の傾きずれを示し、
光学部と感光ドラム間に傾きがある場合等に発生する。
この色ずれは、たとえば光学部や感光ドラムの位置ある
いはレンズの位置を調整することにより、矢印方向に修
正することで解消される。図6(b)は主走査線幅のバ
ラツキによる色ずれを示し、光学部と感光ドラム間の距
離の違い等によって発生する。光学部がレーザスキャナ
の場合に発生しやすい。この色ずれは、たとえば画像周
波数を微調整して(走査幅が長い場合は周波数を速くす
る)、走査線の長さ変えることより、矢印方向に修正す
ることで解消される。図6(c)は主走査方向の書出し
位置誤差により発生する。この色ずれは、たとえば光学
部がレーザスキャナであれば、ビーム検出位置からの書
出しタイミングを調整することによって、矢印方向に修
正することで解消する。図6(d)は副走査方向の書き
出し位置誤差により発生する。この色ずれは、たとえば
用紙先端検出からの各色の書出しタイミングを調整する
ことによって、矢印方向に修正することで解消する。
【0007】これらの色ずれを解消するためにレジスト
補正処理が行われ、搬送ベルト3の両端部上に各色毎に
色ずれ検出用パターン(レジストパターン)を形成し、
これを搬送ベルト下流部の両サイドに設けられた1対の
光センサで検出し、検出した色ずれ量に応じて、前記の
ような各種調整を実施して、色ずれをなくしている。
【0008】図2にレジストパターンの例を示す。パタ
ーン9と10は副走査方向の色ずれ量を検出するための
パターンである。パターン11と12は副走査方向と直
交する主走査方向の色ずれ量を検出するためのパターン
で、この例では45度の傾きに形成されている。通常、
このようなパターン9〜12を1セットして、搬送ベル
トの移動方向に沿って複数セット形成される。
【0009】上記のパターン9〜12において、数字に
対する添え字a、b、c、dは、その数字のパターンの
色が各々ブラック(Bk)、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)であることを示す。tsf1〜tsf4
はパターン9a〜9d、tmf1〜tmf4はパターン11a
〜11d、tsr1〜tsr4はパターン10a〜10d、tm
r1〜tmr4はパターン12a〜12dの検出タイミング
を示し、矢印は搬送ベルト3の移動方向(用紙搬送方
向)を示す。
【0010】今、ブラックを基準色とし、副走査方向用
のイエロー、マゼンタ、シアン各色のパターンとブラッ
クパターンの間の理論距離をdsY(mm)、dsM(m
m)、dsC(mm)とし、各色の副走査方向用パターン
と主走査方向用パタ―ン間の実測距離を、左側でdmfB
k(mm)、dmfY(mm)、dmfM(mm)、dmfC
(mm)、右側でdmrBk(mm)、dmrY(mm)、dm
rM(mm)、dmrC(mm)とする。
【0011】ブラックを基準色とし、副走査方向の各色
の位置ずれ量δesは、搬送ベルト3の移動速度をv(m
m/s)として、 δesY=v×{(tsf2−tsf1)+(tsr2−tsr1)}/2−dsY ・・・(1) δesM=v×{(tsf3−tsf1)+(tsr3−tsr1)}/2−dsM ・・・(2) δesC=v×{(tsf4−tsf1)+(tsr4−tsr1)}/2−dsC ・・・(3) となる。
【0012】主走査方向の各色の左右各々の位置ずれ量
δemf、δemrは、 dmfBk=v×(tmf1−tsf1) ・・・(4) dmfY =v×(tmf2−tsf2) ・・・(5) dmfM =v×(tmf3−tsf3) ・・・(6) dmfC =v×(tmf4−tsf4) ・・・(7) と、 dmrBk=v×(tmr1−tsr1) ・・・(8) dmrY =v×(tmr2−tsr2) ・・・(9) dmrM =v×(tmr3−tsr3) ・・・(10) dmrC =v×(tmr4−tsr4) ・・・(11) とから、左側δemfが、 δemfY=dmfY−dmfBk ・・・(12) δemfM=dmfM−dmfBk ・・・(13) δemfC=dmfC−dmfBk ・・・(14) となり、右側δemrが、 δemrY=dmrY−dmrBk ・・・(15) δemrM=dmrM−dmrBk ・・・(16) δemrC=dmrC−dmrBk ・・・(17) となる。
【0013】このδemf、δemrの計算結果の正負からず
れ方向が判断でき、δemfから書出し位置を、δemr−δ
emfから主走査幅を補正する。なお、主走査幅に誤差が
ある場合は、書出し位置はδemfのみでなく、主走査幅
補正に伴い変化した画像周波数の変化量を加味して算出
する。
【0014】図7は、色ずれ検出手段6により搬送ベル
ト3上のレジストパターンを検出する様子を示す図であ
る。検出手段6はたとえばLEDからなる発光素子51
と、たとえばフォトセンサからなる受光素子52とを備
えてなり、発光素子51からの発光光53をパターン1
00(上記のパターン9、10、11、12)が形成さ
れた搬送ベルト3上に照射して、その搬送ベルト3から
の反射光54を受光素子52で受光する。
【0015】図7の検出手段6は、発光部と受光部とが
搬送ベルト3を反射面とする乱反射光学系を構成してい
る。この検出手段6の受光部の回路構成を図8に、レジ
ストパターンを検出した出力波形を図9に示す。
【0016】図8において、受光素子52は、搬送ベル
ト3からの反射光を受光すると電流を出力し、I/V変
換器60で出力電流を電圧に変換(I/V変換)し、I
/V変換された出力電圧と基準電圧設定器61で設定さ
れた基準電圧(閾値)とを比較部62で比較する。図9
に示すように、検出手段6が搬送ベルト3上のレジスト
パターン100の部分を検出すると、搬送ベルト3の部
分を検出したときに対し出力電圧が高くなって、出力電
圧が基準電圧よりも高い期間だけ、比較部62から正の
パルスが出力される。このパルス出力よりレジストパタ
ーンの検出タイミングを求めることができる。
【0017】乱反射光学系の検出手段構成では、発光部
(発光素子)の光量のうち受光部(受光素子)で受光す
る光量は僅かであるため、検出するのに十分な光量が得
にくい。このため、例えば発光素子51を複数個用い
る。さらに搬送ベルト3およびレジストパターン100
の分光感度の影響を受けるため、発光素子51の波長や
搬送ベルト3の色、レジストパターンの形成方法に種々
の制約が生じる。
【0018】このため、例えば発光素子51には、搬送
ベルト3には吸収されやすく、レジストパターンには反
射する波長特性の赤外LEDを用いる。搬送ベルト3は
一般にブラックが多いが、ブラックのレジストパターン
を検出可能とするためにはグレーにする。または搬送ベ
ルト3がブラックの場合は、ブラックのレジストパター
ンの下地に、シアンのベタパターンを形成する。この場
合の受光素子52の出力電圧および検出パルスは、図9
の場合と、上下逆(極性が逆)になり、閾値も他の色と
異なる値とする必要がある。
【0019】上記のような乱反射光学系での問題点を解
決するため、検出手段を正反射光学系で構成する方法が
ある。発光部と受光部とが搬送ベルトを反射面とする正
反射光学系を構成した検出手段を図10に示す。この検
出手段6の受光部の回路構成を図11に、レジストパタ
ーンを検出した出力波形を図12に示す。
【0020】図11に示すように、搬送ベルト3からの
反射光を受光すると電流を出力し、I/V変換器60で
出力電流を電圧に変換(I/V変換)し、I/V変換さ
れた出力電圧と基準電圧設定器61で設定された基準電
圧(閾値)とを比較部62で比較する。図12に示すよ
うに、検出手段6が搬送ベルト3上のレジストパターン
100の部分を検出すると、搬送ベルト3の部分を検出
したときに対し出力電圧が高くなって、出力電圧が基準
電圧よりも高い期間だけ、比較部62から正のパルスが
出力される。このパルス出力よりレジストパターンの検
出タイミングを求めることができる。
【0021】上記の正反射光学系の検出手段6の場合、
搬送ベルト3とレジストパターンの正反射率の差、すな
わちグロスの差によって、レジストパターンの位置を検
出している。搬送ベルト3はグロスが高く、発光光53
の大部分が正反射光54となり、受光素子52に受光さ
れる。トナー像であるレジストパターンはグロスが低
く、発光光53の大部分が散乱され、受光素子52で受
光される正反射光54は僅かである。即ち、受光素子5
2の出力は、搬送ベルト3を検出しているとき高く、レ
ジストパターンを検出しているとき低くなる。搬送ベル
ト3からの正反射光は十分な光量があり、受光素子52
では、検出するのに十分な振幅の出力波形が得られる。
このため、発光素子51は1個で十分である。さらに、
搬送ベルト3およびレジストパターン100の分光感度
の影響を受けないため、発光部51の波長は任意で良
く、例えば、安価な赤色LEDを用いることができる。
搬送ベルト3は一般にブラックが多いが、搬送ベルト3
がブラックの場合でも、ブラックのレジストパターンを
他色と同様に検出可能である。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、正反射
光学系の検出手段を用いても、従来は以下のような欠点
があった。
【0023】レジストパターン100は、画像形成条件
の変化等により搬送ベルト3上に淡く形成されることが
あり、レジストパターンを検出する受光素子52への受
光量が大きくなり、その結果、パターンが認識できない
場合が存在する。
【0024】またレジストパターンを形成する搬送ベル
ト3には、図示しないクリーニング部材や感光ドラム1
等が当接している。長時間の画像形成動作を行うと、こ
れら当接部材への影響や経時変化等で、レジストパター
ンとそれ以外の搬送ベルト部分との読み込みレベルの差
が小さくなって、パターン検出レベルの閾値が、パター
ンおよびそれ以外の搬送ベルト部分の読み込みレベルに
近接することで、正確にレジストパターンを読み込みで
きない、つまり検出できない場合も存在する。
【0025】上記のレジストパターン検出で一部パター
ンの検出欠落が生じると、異常値の検出データによる演
算をすることになるので、色ずれ量の補正が正しく行な
われない可能性がある。
【0026】レジストパターン検出の一部欠落の場合、
再測定を行う等の方法もあるが、再測定を実施すると、
画像形成装置を使用できない時間が増大し、使用者に不
都合が生じる。
【0027】したがって、本発明の目的は、レジストパ
ターンの検出で一部パターンの検出欠落が生じたような
場合でも、検出されたデータを有効に利用して各色の色
ずれ量を計算し、色ずれ補正を可能とした画像形成装置
を提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
像が形成される複数の像担持体と、記録材担持体と、前
記複数の像担持体から転写して前記記録材担持体に形成
した複数色の色ずれ検出用の像を検出する検出手段と、
前記検出結果に基づいて画像形成条件を補正する補正手
段とを有する画像形成装置において、前記記録材担持体
に複数色の検出用の像を複数組み形成し、前記検出手段
により前記複数組みの複数色の検出用の像を検出して、
検出できない検出用の像があったときは、その検出用の
像を検出できない特定の組みを除いた残りの組みの検出
用の像の検出結果に基づいて、前記画像形成条件の補正
を行うことを特徴とする画像形成装置である。
【0029】また本発明は、像が形成される複数の像担
持体と、中間転写体と、前記複数の像担持体から転写し
て前記中間転写体に形成した複数色の色ずれ検出用の像
を検出する検出手段と、前記検出結果に基づいて画像形
成条件を補正する補正手段とを有する画像形成装置にお
いて、前記中間転写体に複数色の検出用の像を複数組み
形成し、前記検出手段により前記複数組みの複数色の検
出用の像を検出して、検出できない検出用の像があった
ときは、その検出用の像を検出できない特定の組みを除
いた残りの組みの検出用の像の検出結果に基づいて、前
記画像形成条件の補正を行うことを特徴とする画像形成
装置である。
【0030】本発明によれば、前記残りの組みが所定組
み以上あったときに、前記残りの組みの検出用の像の検
出結果に基づく画像形成条件の補正を行う。また、検出
できない検出用の像が所定数以下のときは、その検出用
の像を検出できない特定の組みについて、残りの検出用
の像の検出結果から検出できない検出用の像の検出結果
を推定し、前記推定された特定の組みを含めた全組みの
検出用の像の検出結果に基づいて、前記画像形成条件の
補正を行うようにすることもできる。前記検出できない
検出用の像に同色の検出用の像についての検出タイミン
グと理論検出タイミングの比が、前記検出できない検出
用の像についての検出タイミングと理論検出タイミング
の比と同じであるとして、前記検出できない検出用の像
の検出結果を演算する。もしくは、前記検出できない検
出用の像の理論検出タイミングが、前記検出できない検
出用の像に同色の検出用の像の検出タイミングに、前記
検出できない検出用の像とこれに同色の検出用の像との
間の理論時間間隔を加減したものと同じであるとして、
前記検出できない検出用の像の検出結果を演算する。も
しくは前記検出できない検出用の像の理論検出タイミン
グが、前記検出できない検出用の像に副走査方向に対し
て同位置で主走査方向に対して異なる位置の検出用の像
に対する検出タイミングと同じであるとして、前記検出
できない検出用の像の検出結果を推定する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。
【0032】実施例1 図1は、本発明の画像形成装置の一実施例の主要部を示
す斜視図である。
【0033】本実施例は、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の4色の画像
形成部を有するカラーのプリンタで、無端状の記録材搬
送ベルト3に沿って配置されている。イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの画像形成部は、それぞれ像担持
体としての感光ドラム(ドラム状電子写真感光体)1
a、1b、1c、1d、および画像信号に応じて露光を
行い感光ドラム1a、1b、1c、1d上に静電潜像を
形成するレーザスキャナ2a、2b、2c、2d、潜像
を現像する図示しない現像器等を備える。
【0034】搬送ベルト3は、用紙(記録材)を担持し
て各画像形成部に順次搬送するためのもので、駆動ロー
ラ4および従動ローラ5に懸架して設置されている。駆
動ローラ5は、図示しないモータおよびギア等による駆
動手段と接続され、駆動手段による駆動で回転して、搬
送ベルト3を矢印方向に回転駆動する。従動ローラ5
は、その軸を押圧するバネ等の押圧部材を有し、押圧部
材による従動ローラ5の外方向への付勢により、搬送ベ
ルト3に一定の張力が付与されている。従動ローラ5は
搬送ベルト3の移動に従って回転する。
【0035】図示しないパソコンからプリントすべき画
像データがプリンタに送られ、プリンタエンジンの方式
に応じた画像形成準備が終了し、画像形成可能状態とな
ると、図示しない用紙カセットから用紙(記録材)が供
給され、用紙は搬送ベルト3に到達してその表面に担持
され、搬送ベルト3により各画像形成部に順次搬送され
る。搬送ベルト3による用紙の搬送と合せて所定のタイ
ミングで、各色の画像信号が各レーザスキャナ2(2a
〜2d)に送られ、レーザースキャナ2による露光で感
光ドラム1(1a〜1d)上に静電潜像が形成され、対
応する現像器によりトナーで現像され、各感光ドラム1
上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像
が形成される。
【0036】各感光ドラム1上に得られたトナー像は、
感光ドラム1と搬送ベルト3とが対向した各転写部で図
示しない転写帯電器により用紙上に順次重ねて転写され
る。その後用紙は搬送ベルト3から分離され、図示しな
い定着器に送って熱により4色のトナー像が用紙上に定
着され、フルカラーの定着画像に形成された後、プリン
タの機外へ排出される。
【0037】本実施例のプリンタは、図示しない色ずれ
補正装置を備え、各感光ドラム1へのレジストパターン
(色ずれ検出用パターン)の形成、感光ドラムからの搬
送ベルト3への転写により、搬送ベルト3の両端部にレ
ジストパターンを形成し、搬送ベルト3の両端部の上方
に近接設置した1対の検出手段6a、6bで、レジスト
パターンを検出して、補正装置により感光ドラム1の画
像書き出し位置(露光開始位置)の調整など、画像形成
条件を補正することにより、色ずれ補正を行っている。
【0038】搬送ベルト3上には図2に示すようなレジ
ストパターンを、図3に示すように複数セット形成す
る。また検出手段6(6a、6b)には、先の図10に
示すように、発光素子51と受光素子52とが搬送ベル
ト3を反射面とする正反射光学系を構成するタイプのも
のを使用し、図11に示す受光回路で信号処理を行って
いる。色ずれ検出用のレジストパターンおよび検出手段
6については、従来技術の項で説明したので、以下、詳
しい説明は省略する。
【0039】本発明では、色ずれ補正装置に図4に示す
ようなパターン読取り処理部を設けて、各色の色ずれ補
正を行っている。パターン読取り処理部は、検出手段6
のLED発光素子51と受光素子52等からなるパター
ン検出部200と、検出データを演算処理して色ずれ量
および補正量を算出する演算部214と、演算結果に従
って画像形成を行う画像出力部216と、各部のタイミ
ング調整や各種設定を行うタイマ212およびCPU2
20と、パターン検出に使用されるデータを格納したメ
モリ218とを備える。
【0040】正反射光学系の検出手段6は、従来技術の
項で述べたように、搬送ベルト3とその上のレジストパ
ターン100(図2のパターン9、10、11、12)
の正反射率の差、すなわちグロスの差によって、レジス
トパターンの位置を検出する。レジストパターン100
を検出した検出手段6は、同様に、図11の受光回路に
よって信号処理を受け、図5(a)に示すように、正の
パルスを出力する。
【0041】しかしながら、パターン100が正常に形
成されず、たとえば図5(b)に示すように、パターン
濃度が薄くなってしまう等の理由で、受光素子52に入
射する光量が低下し、出力電圧がパターン検出レベルの
閾値まで到達せず、検出パルスが出力されないことがあ
る。
【0042】そこで、本発明では、図2に示すパターン
を1セットし、これを複数セット組み合わせたものを1
回の検出で使用する。
【0043】色ずれ検出動作が開始すると、プリンタ
は、画像形成動作に必要な各部を起動し、画像形成が可
能な状態にする。画像形成可能な状態になった後、レジ
ストパターンの書き込みを開始し、図4のパターン読取
り処理部のCPU220で色ずれパターンの検出を行
う。CPUは、レジストパターンを検出した場合、検出
した時点の時間情報(検出タイミング)をメモリ218
に順次格納していく。
【0044】レジストパターンは、図2に示したよう
に、予め決められたパターンであり、検出動作を開始し
てから、全パターンの検出が終了するまでの時間は、予
めCPU220に接続されているメモリ218に格納さ
れている。CPUでは、レジストパターンの検出を行う
とともに、メモリ218に格納されているデータとタイ
マ212のデータとの比較により、検出開始から全パタ
ーン検出終了までの時間監視を行う。そして時間監視に
より検出開始から全パターン検出終了までの時間が経過
したことを判断した時点で、CPUはレジストパターン
の検出を終了し、検出された各パターンに対する時間情
報から、各色の色ずれ量を算出する。
【0045】各色の色ずれ量を算出するには、まず1セ
ットのレジストパターンに対して、検出されたパターン
数が正常か否かを判定する。図13に検出されたパター
ン数が正常か否かを判定する場合のフローチャートをス
テップS1301〜S1303で示す。パターン数が正
常な場合は、正常であることをメモリに記憶する。図5
(b)のように、パターン100が正常に形成されない
ときは、検出パルスが正常に出力されず、パターン数が
不足する。パターン数が足りない場合には、そのセット
を無効として、その旨をメモリに記憶する。
【0046】さらに、全セットが正常であったか否かを
判定する。図14に全セットが正常であったか否かを判
定する場合のフローチャートを示す。全セットに対して
検出されたパターン数が正常か否かを判定した後、全セ
ットが正常であった場合には、全セットで検出された検
出結果を使用して、各色の色ずれ量を算出する。
【0047】本実施例の特徴は、全セットの中で、正常
に検出されなかったセットが存在した場合に、正常でな
かったセットのパターンデータを除いて、残りの正常に
検出されたセットのパターンデータにより、各色の色ず
れ量を算出するようにしたことである。
【0048】この場合、色ずれ量が算出可能な最低セッ
ト数を予め決定して、これをメモリに記憶しておき、正
常に検出されたセット数が、最低セット数以上であった
場合にのみ、各色の色ずれ量を算出するようにすれば、
色ずれ補正精度をより向上することが可能になる。
【0049】以上のように、本実施例によれば、レジス
トパターンの検出で一部パターンの検出欠落が生じたよ
うな場合でも、色ずれ補正を行うことができる。また再
測定を必要としないので、画像形成装置が使用不可にな
る時間が増す宇ことがなく、使用者に待ち時間が増大す
る不都合を生じることもない。
【0050】実施例2 本実施例は、レジストパターンの検出により、1セット
内のレジストパターンのうちの検出できないパターン数
が所定数以下であったときに、その検出できないパター
ンデータを同一セットの残りの検出できたパターンデー
タから推定して復元し、パターンデータを復元したセッ
トを含めた全セットのパターンデータを使用して、色ず
れ補正を行うようにしたことが特徴である。
【0051】本実施例では、図2に示す1セットのレジ
ストパターンのうち1つのパターン、例えばパターン1
2bが検出不可能になった場合に、パターン12bの検
出データを推定演算した。
【0052】1セットのパターン内でパターン数が足り
ないことを検出した場合、検出されたパターンの時間情
報から、検出されなかったパターンを推定する。そのた
めに、検出されたパターンの時間情報から各パターン間
の時間間隔値を算出し、その各パターン間の時間間隔値
と予めメモリに記憶されている最大間隔時間値と比較す
る。そして最大間隔時間値以上の間隔時間値があった場
合に、その最大間隔時間値以上の間隔時間値のパターン
間に、検出されるべきパターンがあったものと判断し、
これを検出されなかったパターンと推定する。検出され
るべきパターンがあったものと判断された場合、そのパ
ターンの時間情報を算出する。
【0053】図2の1セットのレジストパターンにおい
て、パターン12bはイエロートナーによるパターンで
ある。副走査方向に対してのイエロートナーによるパタ
ーンは、1セット内にパターン10bとしても存在して
いる。そこで、予めメモリに記憶されている検出パター
ン書き込み開始からパターン10bの検出点までの時間
の理論値(理論検出タイミング)TSR2と、実際のパタ
ーン10bの検出タイミングtsr2の比nを算出する。
【0054】nは、 n=tsr2/TSR2 ・・・(18) の式で算出される。
【0055】つぎに、予めメモリに記憶されているパタ
ーン書き込み開始からパターン12bの検出点までの時
間の理論値(理論検出タイミング)TMR2と、実際のパ
ターン12の検出されたであろう検出タイミングtmr2
の比Nは、上記のパターン10bでの比nと理論上同じ
になるから、これから、tmr2は、 tmr2=n×TMR2 ・・・(19) と演算される。
【0056】このように推定演算した結果を、検出され
なかったパターンの検出データとして復元し、全セット
のパターンデータを使用して各色の色ずれ量を計算し、
色ずれ補正を行う。
【0057】本実施例によれば、検出されなかったパタ
ーンデータを推定演算して復元し、色ずれ量の計算に使
用するので、誤った補正を排除して色ずれ補正を行うこ
とができる。また再測定を必要としないので、画像形成
装置が使用不可になる時間が増することがなく、使用者
に待ち時間が増大する不都合を生じることもない。
【0058】実施例3 本実施例は、実施例2と同様、1セットのレジストパタ
ーンのうちのパターン12bが検出不可能になった場合
に、パターン12bのパターンデータの別の算出法を示
す。
【0059】実施例2と同様、図2の1セットのレジス
トパターンにおいて、パターン12bはイエロートナー
によるパターンであり、副走査方向に対してのイエロー
トナーによるパターンは、パターン10bとしても存在
している。そこで、パターン10bの検出タイミングts
r2に予めメモリに記憶されているパターン10bと1
2bとの時間間隔の理論値(理論時間間隔)Δlを足し
た時間を、検出されなかったパターンの検出されるであ
ろう検出タイミングtmr2とする。
【0060】予めメモリに記憶されているパターン10
bと12bとの理論時間間隔をΔl=TMR2−TSR2とす
ると、検出されなかったパターンの検出タイミングtmr
2は、 tmr2=tsr2+Δ1 ・・・(20) の式で演算される。
【0061】このように検出できなかったパターンデー
タを推定演算して復元したら、パターンデータを復元し
たセットを含めた全セットのパターンデータを使用し
て、色ずれ量を算出し、色ずれ補正を行う。
【0062】本実施例によっても、検出されなかったパ
ターンの検出データを推定演算して復元し、色ずれ量の
計算に使用するので、誤った補正を排除して色ずれ補正
を行うことができ、また使用者に画像形成装置の待ち時
間が増大する不都合を生じることもない。
【0063】実施例4 本実施例は、実施例2〜3とはさらに別のパターンデー
タの求め方を示す。
【0064】図2の1セットのレジストパターンにおい
て、イエローのパターン12bは、副走査方向に対して
パターン11bと同位置に形成されるはずの対応するパ
ターンである。
【0065】そこで、本実施例では、パターン12bが
検出されなかったとき、パターン11bの検出タイミン
グtmf2をパターン12bの検出されるであろう検出タ
イミングtmr2同じであるとして、パターン12bの検
出タイミングtmr2を推定し、色ずれ量の算出に使用す
る。
【0066】本実施例によっても、検出されなかったパ
ターンの検出データを推定して復元し、色ずれ量の計算
に使用するので、誤った補正を排除して色ずれ補正を行
うことができ、使用者に画像形成装置の待ち時間が増大
する不都合を生じることもない。
【0067】以上の実施例1〜4では、いずれも、記録
材搬送ベルトを有し、感光ドラム上のトナー像を搬送ベ
ルトで担持搬送した記録材に転写して、記録材に画像を
得る画像形成装置について、その搬送ベルトに形成した
色ずれ補正用のレジストパターンの検出データの取り扱
い方を説明したが、本発明は、中間転写ベルトを有し、
感光ドラム上のトナー像を記録材に転写する前に一旦、
中間転写ベルトに転写し、ついで中間転写ベルトから記
録材に転写して、記録材に画像を得る画像形成装置にも
適用することができ、中間転写ベルトに形成した色ずれ
補正用のレジストパターンの検出データについて同様に
取り扱うことにより、同様の効果を得ることができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置では、複数色のレジストパターンを形成した組みの
複数組み分について、正反射光学系の検出手段によるパ
ターンの検出で、一部パターンの検出欠落が生じた場合
に、検出できないパターンを除く残りのパターンデータ
を各色の色ずれ量の計算に使用し、もしくは残りのパタ
ーンデータにより検出できないパターンデータを推定し
て復元し、復元した組みを含む全組みのパターンデータ
を各色の色ずれ量の計算に使用するようにしたので、一
部パターンの検出欠落が生じても、色ずれ補正を実施す
ることができる。またパターンの再測定を必要としない
ので、画像形成装置が使用不可になる時間が増すること
がなく、使用者に待ち時間が増大する不都合を生じるこ
ともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例の主要部を示
す斜視図である。
【図2】本発明で使用する色ずれ補正用のレジストパタ
ーンを示す説明図である。
【図3】図2のパターンを搬送ベルト上に複数セット形
成したところを示す説明図である。
【図4】図1の画像形成装置に設置された色ずれ補正装
置のパターン読取り処理部を示すブロック図である。
【図5】本発明で使用する正反射光学系の検出手段によ
る検出でレジストパターンが正常か/正常でないかによ
って検出/不検出が生じることを説明する出力波形図で
ある。
【図6】従来生じていた色ずれの諸例を示す説明図であ
る。
【図7】乱反射光学系の色ずれ検出手段により搬送ベル
ト上のレジストパターンを検出するところを示す説明図
である。
【図8】図7の検出手段の受光部の回路構成を示すブロ
ック図である。
【図9】図7の検出手段による出力波形を示す図であ
る。
【図10】正反射光学系の色ずれ検出手段により搬送ベ
ルト上のレジストパターンを検出するところを示す説明
図である。
【図11】図10の検出手段の受光部の回路構成を示す
ブロック図である。
【図12】図10の検出手段による出力波形を示す図で
ある。
【図13】本発明の一実施例における検出パターン数判
定のフローチャート図である。
【図14】本発明の一実施例における正常に検出された
セット数判定のフローチャート図である。
【符号の説明】
1a〜1d 感光ドラム 2a〜2d レーザースキャナ 3 搬送ベルト 6a、6b 色ずれ検出手段 9〜12 レジストパターン 100 レジストパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 BA52 BA71 BB46 BB47 BB49 BB50 CA22 CA23 CA39 CB73 CB80 2H027 DA20 DA38 DE02 DE07 DE10 EB04 EC03 EC06 EC07 EC10 ED04 ED24 EE07 ZA07 2H030 AA01 AB02 AD17 BB02 BB16 BB42 BB44 BB56 BB63 BB71

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像が形成される複数の像担持体と、記録
    材担持体と、前記複数の像担持体から転写して前記記録
    材担持体に形成した複数色の色ずれ検出用の像を検出す
    る検出手段と、前記検出結果に基づいて画像形成条件を
    補正する補正手段とを有する画像形成装置において、 前記記録材担持体に複数色の検出用の像を複数組み形成
    し、前記検出手段により前記複数組みの複数色の検出用
    の像を検出して、検出できない検出用の像があったとき
    は、その検出用の像を検出できない特定の組みを除いた
    残りの組みの検出用の像の検出結果に基づいて、前記画
    像形成条件の補正を行うことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 像が形成される複数の像担持体と、中間
    転写体と、前記複数の像担持体から転写して前記中間転
    写体に形成した複数色の色ずれ検出用の像を検出する検
    出手段と、前記検出結果に基づいて画像形成条件を補正
    する補正手段とを有する画像形成装置において、 前記中間転写体に複数色の検出用の像を複数組み形成
    し、前記検出手段により前記複数組みの複数色の検出用
    の像を検出して、検出できない検出用の像があったとき
    は、その検出用の像を検出できない特定の組みを除いた
    残りの組みの検出用の像の検出結果に基づいて、前記画
    像形成条件の補正を行うことを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記残りの組みが所定組み以上あったと
    きに、前記残りの組みの検出用の像の検出結果に基づく
    画像形成条件の補正を行うことを特徴とする請求項1ま
    たは2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 像が形成される複数の像担持体と、記録
    材担持体と、前記複数の像担持体から転写して前記記録
    材担持体に形成した複数色の色ずれ検出用の像を検出す
    る検出手段と、前記検出結果に基づいて画像形成条件を
    補正する補正手段とを有する画像形成装置において、 前記記録材担持体に複数色の検出用の像を複数組み形成
    し、前記検出手段により前記複数組みの複数色の検出用
    の像を検出して、検出できない検出用の像が所定数以下
    のときは、その検出用の像を検出できない特定の組みに
    ついて、残りの検出用の像の検出結果から検出できない
    検出用の像の検出結果を推定し、前記推定された特定の
    組みを含めた全組みの検出用の像の検出結果に基づい
    て、前記画像形成条件の補正を行うことを特徴とする画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 像が形成される複数の像担持体と、中間
    転写体と、前記複数の像担持体から転写して前記中間転
    写体に形成した複数色の色ずれ検出用の像を検出する検
    出手段と、前記検出結果に基づいて画像形成条件を補正
    する補正手段とを有する画像形成装置において、 前記中間転写体に複数色の検出用の像を複数組み形成
    し、前記検出手段により前記複数組みの複数色の色ずれ
    検出用の像を検出して、検出できない検出用の像が所定
    数以下のときは、その検出用の像を検出できない特定の
    組みについて、残りの検出用の像の検出結果から検出で
    きない検出用の像の検出結果を推定し、前記推定された
    特定の組みを含めた全組みの検出用の像の検出結果に基
    づいて、前記画像形成条件の補正を行うことを特徴とす
    る画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記検出できない検出用の像に同色の検
    出用の像についての検出タイミングと理論検出タイミン
    グの比が、前記検出できない検出用の像についての検出
    タイミングと理論検出タイミングの比と同じであるとし
    て、前記検出できない検出用の像の検出結果を演算する
    ことを特徴とする請求項4または5の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記検出できない検出用の像の理論検出
    タイミングが、前記検出できない検出用の像に同色の検
    出用の像の検出タイミングに、前記検出できない検出用
    の像とこれに同色の検出用の像との間の理論時間間隔を
    加減したものと同じであるとして、前記検出できない検
    出用の像の検出結果を演算することを特徴とする請求項
    4または5の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記検出できない検出用の像の理論検出
    タイミングが、前記検出できない検出用の像に副走査方
    向に対して同位置で主走査方向に対して異なる位置の検
    出用の像に対する検出タイミングと同じであるとして、
    前記検出できない検出用の像の検出結果を推定すること
    を特徴とする請求項4または5の画像形成装置。
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