JP2001318502A - 画像形成装置および画像形成装置の色ずれ処理方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の色ずれ処理方法

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JP2001318502A
JP2001318502A JP2000139612A JP2000139612A JP2001318502A JP 2001318502 A JP2001318502 A JP 2001318502A JP 2000139612 A JP2000139612 A JP 2000139612A JP 2000139612 A JP2000139612 A JP 2000139612A JP 2001318502 A JP2001318502 A JP 2001318502A
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Juntaro Oku
淳太郎 奥
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正反射光学系を用いた色ずれ検出機構で、色
ずれ検出パターンが形成される搬送体のキズ等によるグ
ロスムラの影響による色ずれパターン検出誤差を、簡単
な構成で低減することである。 【解決手段】 搬送ベルト3上に形成された前記一連の
色ずれ検知パターンのパターン長とほぼ同長となる受光
面を形成する光センサ6a,6bを備える正反射光学系
を介して読み取りパターン検出信号を生成し、該生成さ
れる前記読み取りパターン検出信号に基づき、コントロ
ールユニットCONTが各色画像間の色ずれ量を演算
し、該演算された色ずれ量に基づいて、基準色以外の各
画像形成ステーションによる画像の位置を補正制御する
構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の画像形成ス
テーションを並置して、各画像形成ステーションで形成
された画像を搬送体により搬送される記録用紙に順次重
ね転写してカラー画像を形成可能な画像形成装置および
画像形成装置の色ずれ処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式のカラー画像形成装置にお
いては、高速化のために複数の画像形成部を有し、搬送
ベルト上に保持された記録材上に順次異なる色の像を転
写する方式が各種提案されている。
【0003】ところで、複数の画像形成部を有する装置
の問題点としては、機械精度等の原因により、複数の感
光ドラムや搬送ベルトの移動むらや、各画像形成部の転
写位置での感光ドラム外周面と搬送ベルトの移動量の関
係等が各色毎にバラバラに発生し、画像を重ね合わせた
ときに一致せず、色ずれを生じることが挙げられる。
【0004】特に、レーザスキャナと感光ドラムを有す
る複数の画像形成部(画像形成ステーション)を有する
カラー画像形成装置では、各画像形成部でレーザスキャ
ナと感光ドラム間の距離に誤差があり、この誤差が各画
像形成部でそれぞれ異なると、感光ドラム上でのレーザ
の走査幅に違いが発生し色ずれが発生する。
【0005】図16は、この種のカラー画像形成装置に
おける色ずれ状態を説明する図である。
【0006】図16において、7は本来の画像位置を、
8aは色ずれが発生している場合の画像位置を示す。な
お、図16中において、(a)、(b)、(c)は主走
査方向に色ずれがある場合であるが、説明の為、2つの
線を搬送方向に離して描いてある。
【0007】特に、(a)は主走査線の傾きずれを示
し、光学部と感光ドラム間に傾きがある場合等に発生す
る。例えば、光学部や感光ドラムの位置や、レンズの位
置を調整することによって矢印方向に修正する。
【0008】また、(b)は主走査線幅のバラツキによ
る色ずれを示し、光学部と感光ドラム間の距離の違い等
によって発生する。光学部がレーザスキャナの場合に発
生し易い。例えば、画像周波数を微調整(走査幅が長い
場合は、周波数を速くする。そして、走査線の長さを変
えることよって矢印方向に修正する。
【0009】(c)は主走査方向の書出し位置誤差を示
す。例えば、光学部がレーザススキャナであれば、ビー
ム検出位置からの書出しタイミングを調整することによ
って矢印方向に修正する。
【0010】(d)は用紙搬送方向の書出し位置誤差を
示す。例えば、用紙先端検出からの各色の書出しタイミ
ングを調整することによって矢印方向に修正する。
【0011】これら色ずれを修正する為に、搬送ベルト
上に、各色毎に色ずれ検出パターンを形成し、このパタ
ーンを搬送ベルト下流部の両サイドに設けられた1対の
光センサで検出し、検出したずれ量に応じて、図示しな
いコントローラが前記の様な各種調整を電気的あるいは
機械的に色ずれ補正制御を実施している。
【0012】図17は、この種のカラー画像形成装置の
搬送ベルトに形成される色ずれパターンの検出機構を説
明する図である。なお、図17は、発光素子51と受光
素子52が搬送ベルト3を反射面として、乱反射光学系
で構成されている場合を示す。
【0013】図において、51は発光素子で、例えばL
EDで構成される。52は受光素子で、例えばフォトセ
ンサである。3は搬送ベルトで、9a〜9d,10a〜
10d、11a〜11d,12a〜12dは色ずれ検出
パターンである。なお、パターン9、l0、11、12
を1つのものとして図示してあるが、受光素子52の直
下を通過する状態に対応するもので、本来は、所定の間
隔を以て転写ベルトに形成されているものとする。
【0014】53は前記発光素子51からの発光光で、
54bは搬送ベルト又は、色ずれ検出パターン9、1
0、11、12からの反射光の内、受光素子52にて受
光される受光光である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】図18は、この種の画
像形成装置における色ずれ検出回路の一例を示す図であ
り、受光素子が乱反射光学系を採用した場合に対応す
る。
【0016】図18において、2001は受光素子で、
搬送ベルト上に形成された色ずれパターンを検出する。
2002はI/V変換回路で、受光素子2001で受光
された反射光量に応じた電流を電圧値に変換する。20
04は比較部で、設定される基準電圧2003とI/V
変換された電圧値とを比較して、該基準電圧2003を
I/V変換された電圧値を越えた場合に、色ずれ検知状
態を示すパルス信号を出力する。
【0017】図19は、図18に示した乱反射光学系を
介した色ずれ検知時の検出状態を説明する図であり、横
軸は時間tを示す。
【0018】図19において、(a)は受光素子52の
搬送ベルト3の搬送方向の幅を時間tで示す。(b)は
受光素子52の出力波形(c)の閾値で、基準電圧20
03に対応する。(d)は受光素子52の出力波形
(c)と閾値(b)から得られるパルス出力波形であ
る。なお、図19に示すI/V変換回路2002からの
I/V変換出力が図20に示す出力波形(c)に、基準
電圧2003が閾値(b)に、比較部2004の出力が
パルス出力(d)に相当する。
【0019】図19に示す様に、受光素子2001で検
出した色ずれ検出パターンはI/V変換回路2002に
より電流から電圧に変換(I/V変換)され、比較部2
004で基準電圧2003と比較され、I/V変換出力
が基準電圧より高い期間は、正のパルスが出力される。
【0020】そして、パルス出力(d)より、色ずれ検
出パターンの検出タイミングを求める。
【0021】この際、受光素子2001が乱反射光学系
で構成されている場合、発光部の光量の内、受光素子2
001で受光する光量は僅かである為、検出するのに十
分な光量が得にくい。この為に、例えば、発光素子を複
数個用いる。さらに、搬送ベルト3及び色ずれ検出パタ
ーン9、 10、 11、12の分光感度の影響を受け
る為、発光部51の波長や、搬送ベルト3の色、色ずれ
検出パターンの形成方法に種々の制約が生じる。
【0022】この為に、例えば、発光素子2001の波
長は、搬送ベルト3では吸収され、色ずれ検出パターン
では反射する赤外LEDを用いる。なお、搬送ベルト3
は一般にブラックが多いが、ブラックの色ずれ検出パタ
ーンを検出可能とする為に、グレーにするか、又は、搬
送ベルト3がブラックの場合は、ブラックの色ずれ検出
パターンの下に、シアンのべタパターンを形成する。
【0023】この場合の受光素子2001の検出波形は
図20に示す出力波形(c)とパルス信号(d)の極性
が逆になり、閾値(b)も、他の色と異なる値とする必
要がある。
【0024】上記の様な乱反射光学系での問題点を解決
する為、反射型光学系においては受光部の検知光量を大
きくできる正反射光学系で構成する方法が提案されてい
るが、反面、正反射光学系はグロス値(搬送ベルト3と
色ずれ検出パターンの正反射光の反射率の差)の大小に
反応するため、像担持体上に出来たキズによって生じる
グロス値の減少に対しても敏感に検知してしまう。この
ため、使用を重ねてキズが多くなった像担持体では、搬
送体上のキズをレジマークと誤検知するケースが生じ
て、色ずれ補正を正確に行えなくなる等の問題点があっ
た。
【0025】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、複数の画像形成ステ
ーションのうち、所定の画像形成ステーションによる基
準色線パターン像と他の画像形成ステーションによる色
ずれ検知パターン像とを前記搬送体の搬送方向に所定幅
をもつパターンとして形成するように各画像形成ステー
ションの画像形成を制御し、搬送体上に形成された前記
一連の色ずれ検知パターンのパターン長とほぼ同長とな
る受光面を形成する受光素子を備える正反射光学系を介
して読み取りパターン検出信号を生成し、該生成される
前記読み取りパターン検出信号に基づき、各色画像間の
色ずれ量を演算し、該演算された色ずれ量に基づいて、
基準色以外の各画像形成ステーションによる画像の位置
を補正制御することにより、正反射光学系を用いた色ず
れ検出機構で、色ずれ検出パターン形成される搬送体の
キズ等によるグロスムラの影響による色ずれパターン検
出誤差を、簡単な構成で低減し、高精度なレジストレー
ション補正を行い、色ずれのない鮮明な画像を形成でき
る画像形成装置および画像形成装置の色ずれ処理方法を
提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、複数の画像形成ステーションを並置して、各画像形
成ステーションで形成された画像を搬送体により搬送さ
れる記録用紙に順次重ね転写してカラー画像を形成可能
な画像形成装置であって、前記複数の画像形成ステーシ
ョンのうち、所定の画像形成ステーションによる基準色
線パターン像と他の画像形成ステーションによる色ずれ
検知パターン像とを前記搬送体の搬送方向に所定幅をも
つパターン(図5の(a)に示すパターン)として形成
するように各画像形成ステーションの画像形成を制御す
るパターン形成手段(図3に示すCPU31に相当)
と、前記パターン形成手段により前記搬送体上に形成さ
れた前記一連の色ずれ検知パターンのパターン長とほぼ
同長となる受光面を形成する受光素子を備える正反射光
学系を介して読み取りパターン検出信号を生成するパタ
ーン検知手段(図2,図3に示すパターン検出部32に
相当)と、前記パターン検知手段により生成される前記
読み取りパターン信号に基づき、各色画像間の色ずれ量
を演算する演算手段(図3に示すCPU31に相当)
と、前記演算手段により演算された色ずれ量に基づい
て、基準色以外の各画像形成ステーションによる画像の
位置を補正制御する制御手段(図3に示すCPU31に
相当)とを有するものである。
【0027】本発明に係る第2の発明は、複数の画像形
成ステーションを並置して、各画像形成ステーションで
形成された画像を搬送体により搬送される記録用紙に順
次重ね転写してカラー画像を形成可能な画像形成装置で
あって、前記複数の画像形成ステーションのうち、所定
の画像形成ステーションによる基準色線パターン像と他
の画像形成ステーションによる色ずれ検知パターン像と
を前記搬送体の搬送方向に所定幅をもつパターン(図1
0に示すパターン)として形成するように各画像形成ス
テーションの画像形成を制御するパターン形成手段(図
3に示すCPU31に相当)と、前記パターン形成手段
により前記搬送体上に形成された前記一連の色ずれ検知
パターンのパターン長とほぼ同長となる受光面を形成す
る2つの受光素子を備える正反射光学系を介して読み取
りパターン検出信号を生成するパターン検知手段(図
3,図8に示すパターン検出部32に相当)と、前記パ
ターン検知手段により生成される前記読み取りパターン
信号に基づき、各色画像間の色ずれ量を演算する演算手
段(図3に示すCPU31に相当)と、前記演算手段に
より演算された色ずれ量に基づいて、基準色以外の各画
像形成ステーションによる画像の位置を補正制御する制
御手段(図3に示すCPU31に相当)とを有するもの
である。
【0028】本発明に係る第3の発明は、前記パターン
検知手段は、前記読み取られるパターン画像出力と前記
パターン幅に基づき高設定可能な基準値とを比較して前
記読み取りパターン検出信号を生成するものである。
【0029】本発明に係る第4の発明は、前記高設定さ
れる基準値は、前記受光素子が検知可能な最大レベルに
基づいて設定されるものである。
【0030】本発明に係る第5の発明は、前記正反射光
学系の発光部の光量に応じて前記基準値を調整する調整
手段(図3に示すCPU31に相当)を有するものであ
る。
【0031】本発明に係る第6の発明は、前記パターン
形成手段は、1つの受光素子の前記搬送体の搬送方向の
長さよりも長く、かつ、2つの受光素子の前記搬送体の
搬送方向に短くなるパターンとなるように所定の画像形
成ステーションによる基準色線パターン像と他の画像形
成ステーションによる色ずれ検知パターン像とを前記搬
送体に形成するものである。
【0032】本発明に係る第7の発明は、複数の画像形
成ステーションを並置して、各画像形成ステーションで
形成された画像を搬送体により搬送される記録用紙に順
次重ね転写してカラー画像を形成可能な画像形成装置に
おける色ずれ処理方法であって、前記複数の画像形成ス
テーションのうち、所定の画像形成ステーションによる
基準色線パターン像と他の画像形成ステーションによる
色ずれ検知パターン像とを前記搬送体の搬送方向に所定
幅をもつパターンとして形成するように各画像形成ステ
ーションの画像形成を制御するパターン形成工程(図1
5に示すステップ(3),(4))と、前記パターン形
成工程により前記搬送体上に形成された前記一連の色ず
れ検知パターンのパターン長とほぼ同長となる受光面を
形成する受光素子を備える正反射光学系を介して読み取
りパターン検出信号を生成するパターン検知工程(図1
5に示すステップ(5)〜(9))と、前記パターン検
知工程により生成される前記読み取りパターン検出信号
に基づき、各色画像間の色ずれ量を演算する演算工程
(図15に示すステップ(10))と、前記演算工程に
より演算された色ずれ量に基づいて、基準色以外の各画
像形成ステーションによる画像の位置を補正制御する制
御工程(図15に示すステップ(11))とを有するも
のである。
【0033】本発明に係る第8の発明は、複数の画像形
成ステーションを並置して、各画像形成ステーションで
形成された画像を搬送体により搬送される記録用紙に順
次重ね転写してカラー画像を形成可能な画像形成装置の
色ずれ処理方法であって、前記複数の画像形成ステーシ
ョンのうち、所定の画像形成ステーションによる基準色
線パターン像と他の画像形成ステーションによる色ずれ
検知パターン像とを前記搬送体の搬送方向に所定幅をも
つパターンとして形成するように各画像形成ステーショ
ンの画像形成を制御するパターン形成工程(図15に示
すステップ(3),(4))と、前記パターン形成工程
により前記搬送体上に形成された前記一連の色ずれ検知
パターンのパターン長とほぼ同長となる受光面を形成す
る2つの受光素子を備える正反射光学系を介して読み取
りパターン検出信号を生成するパターン検知工程(図1
5に示すステップ(5)〜(9))と、前記パターン検
知工程により生成される前記読み取りパターン検出信号
に基づき、各色画像間の色ずれ量を演算する演算工程
(図15に示すステップ(10))と、前記演算工程に
より演算された色ずれ量に基づいて、基準色以外の各画
像形成ステーションによる画像の位置を補正制御する制
御工程(図14に示すステップ(11))とを有するも
のである。
【0034】本発明に係る第9の発明は、前記パターン
検知工程は、前記読み取られるパターン画像出力と前記
パターン幅に基づき高設定可能な基準値とを比較して前
記読み取りパターン検出信号を生成するものである。
【0035】本発明に係る第10の発明は、前記高設定
される基準値は、前記受光素子が検知可能な最大レベル
に基づいて設定されるものである。
【0036】本発明に係る第11の発明は、前記正反射
光学系の発光部の光量に応じて前記基準値を調整する調
整工程(図示しない)を有するものである。
【0037】本発明に係る第12の発明は、前記パター
ン形成工程は、1つの受光素子の前記搬送体の搬送方向
の長さよりも長く、かつ、2つの受光素子の前記搬送体
の搬送方向に短くなるパターンとなるように所定の画像
形成ステーションによる基準色線パターン像と他の画像
形成ステーションによる色ずれ検知パターン像とを前記
搬送体に形成するものである。
【0038】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
の第1実施形態を示すカラー画像形成装置の一例を説明
する概略斜視図であり、例えば4色すなわち、イエロー
Y、マゼンタM、シアンC、ブラックKの画像形成手段
(画像形成ステーション)を並置したカラー画像形成装
置に対応する。
【0039】図において、1(1a、1b、1c、1
d)は静電潜像を形成する感光ドラム(a、b、c、d
は各々K、C、M、Y用を示す)、2(2a、2b、2
c、2d)は画像信号に応じて露光を行い感光ドラム1
上に静電潜像を形成するレーザスキャナ、3は用紙を各
色の画像形成部に順次搬送する転写ベルトを兼ねた無端
状の搬送ベルトで、図示しないベルトモータにより駆動
される駆動ローラ4により回転駆動する。
【0040】なお、駆動ローラ4は、図示しないモータ
とギア等でなる駆動手段と接続され、搬送ベルト3を所
定速度で駆動する。5は従動ローラで、搬送ベルト3の
移動に従って回転し、かつ搬送ベルト3に―定の張力を
付与する。6a,6bは1対の光センサで、搬送ベルト
3上に形成された色ずれ検知用パターンを検出するもの
であり、搬送ベルト3の搬送方向に対して直交するよう
にベルト端側に設けられている。CONTはコントロー
ルユニットで、図示しないCPU,RAM,ROMを備
え、該ROMに記憶される制御プログラムを実行するこ
とにより、図示しない入力ポートを介して入力されるセ
ンサ信号,画像データ等を処理して、エンジン部の駆動
制御,レーザスキャナ2の駆動制御等を行う。
【0041】図示しないホストコンピュータで構成され
るパーソナルコンピュータ(PC)からプリントすべき
データがプリンタに送られ、プリンタエンジンの方式に
応じた画像形成が終了しプリント可能状態となると、図
示しない用紙カセットから用紙が供給され搬送ベルト3
に到達し、搬送ベルト3により用紙が各色の画像形成部
に順次搬送される。
【0042】そして、搬送ベルト3による用紙搬送とタ
イミングを合せて、各色の画像信号が各レーザスキャナ
2に送られ、感光ドラム3上に静電潜像が形成され、図
示しない現像器でトナーが現像され、図示しない転写部
で用紙上に転写される。
【0043】図1では、Y、M、C、Kの順に順次画像
形成される。その後用紙は搬送ベルトから分離され、図
示しない定着器で熱によってトナー像が用紙上に定着さ
れ、外部へ排出される。以下、本実施形態の動作につい
て説明する。
【0044】なお、色ずれを低減させる為、上述したよ
うに搬送ベルト3上には、図4に示す様な色ずれ検出用
パターンを各画像形成ステーションにて形成し、搬送ベ
ルト3の両サイド側に設けられた1対の光センサ6a,
6bで読み取り、各色間の色ずれ量を検出する。
【0045】図2は、図1に示した光センサ6a,6b
の詳細構成を説明する概略説明図であり、パターン読み
取り系が正反射光学系で構成されている場合に対応す
る。
【0046】図において、51は発光素子で、例えばL
EDで構成されている。52は受光素子で、例えばフォ
トセンサである。3は搬送ベルトで、9、10、11、
12は色ずれ検出パターンである。
【0047】53は発光素子51からの発光光で、54
aは受光光で、搬送ベルト3又は、色ずれ検出パターン
9、10、11、12からの反射光のうち、受光素子5
2にて受光される。
【0048】なお、本実施形態では、発光部と受光部は
搬送ベルト3を反射面として、正反射光学系で構成され
ていて、搬送ベルト3と色ずれ検出パターンの正反射光
の反射率の差、即ち、グロスの差によって、色ずれ検出
パターンの位置を精度よく検出する。従って、搬送ベル
ト3上に黒色のトナーがのっていても、そのパターンを
グロスの差から検出することができ、従来のような黒色
用に、他の現像色トナーで下地画像(パッチ画像)を形
成する必要がなくなり、色ずれ補正時に回収すべきトナ
ー量を格段に減らすことが可能となる。
【0049】また、グロス値の高い物体に対して光を照
射すると、非常に大きな正反射光を得ることが出来、例
えば搬送ベルト3の表面に鏡面加工を施すことで、グロ
ス値を高めることも出来る。そして、搬送ベルト3上に
トナー像を作成すると、その部分の鏡面性が失われてグ
ロス値が減少する。このグロス値の変動を正反射光学系
を用いた光センサ6a,6bで検知することで色ずれ検
出パターンの検出を行うように構成してもよい。
【0050】さらに、本実施形態においては、図2に示
すように、色ずれ検出パターンの搬送方向の長さと、色
ずれ検出パターンを検出するセンサ52の搬送方向長
(搬送ベルト3上に投影した受光素子の搬送方向の長
さ)とが略同じ(PL≒DL)になるように色ずれ検出
用のパターンが形成されている。
【0051】図3は、本発明に係るカラー画像形成装置
における色ずれ処理機構を説明するためのブロック図で
ある。
【0052】図3に示すようにLED発光部とフォトセ
ンサ受光部等からなるパターン検出部32により検出さ
れる検出データを演算処理し、色ずれ量及び補正値を算
出する演算部34と、演算結果に従って画像形成を行う
画像出力部55、及び、各部のタイミング調整や各種設
定を行うタイマ33とCPU31,図示しないRAM,
ROMを備えている。上記タイマ33とCPU31,演
算部34,画像出力部55,パターン検出部32は、図
1に示したコントロールユニットCONTに設けられて
いるものとする。
【0053】図4は、図1に示した搬送ベルトに形成さ
れる色ずれ検出パターン例を示す図である。以下、図3
に示した演算部34による色ずれ補正処理等いついて詳
述する。
【0054】図4において、9a〜9d,10a〜10
dは用紙搬送方向の色ずれ量を検出する為のパターンで
あり、11a〜11d,12a〜12dは用紙搬送方向
と直交する主走査方向の色ずれ量を検出する為のパター
ンで、この例では45度の傾きである。なお、a〜dは
各々ブラック(以下Bk)、イエロー(以下Y)、マゼ
ンタ(以下M)、シアン(以下C)を示す。
【0055】tsfl〜tsf4、tmfl〜tmf
4、tsrl〜tsr4、tmrl〜tmr4、は各パ
ターンの検出タイミングを、矢印は搬送ベルト3の移動
方向を示す。搬送ベルト3の移動速度をVmm/s、B
kを基準色とし、用紙搬送方向用パターンの各色とBk
パターン間の理論距離をdsYmm、dsMmm、ds
Cmm、各色の用紙搬送方向用パターンと主走査方向用
パターン間の実測距離を、左右各々、dmfBkmm、
dmfYmm、dmfMmm、dmfCmm、dmrB
kmm、dmrYmm、dmrMmm、dmrCmmと
し、さらに、Bkを基準色とし、搬送方向に関して、各
色の色ずれ量δesは下記第(1)〜(17)式の通
り、 δesY=v*{(tsf2−tsfl)+(tsr2−tsrl)}/2− dsY……(1) δesM=v*t(tsf3−tsfl)+(tsr3−tsrl)}/2− dsM……(2) δesC=v*{(tsf4−tsfl)+(tsr4−tsrl)}/2− dsC……(3)となる。
【0056】一方、主走査方向に関して、左右各々の各
色の色ずれ量δemf、δemrは、 dmfBk=v*(tmfl−tsfl)……(4) dmfY =v*(tmf2−tsf2)……(5) dmfM =v*(tmf3−tsf3)……(6) dmfC =v*(tmf4−tsf4)……(7) dmrBk=v*(tmrl−tsrl)……(8) dmrY =v*(tmr2−tsr2)……(9) dmrM =v*(tmr3−tsr3)……(10) dmrC =v*(tmr4−tsr4)……(11)
から、 δemfY=dmfY−dmfBk ……(12) δemfM=dmfM−dmfBk ……(13) δemfC=dmfC−dmfBk ……(14)
と、 δemrY=dmrY−dmrBk ……(15) δemrM=dmrM−dmrBk ……(16) δemrC=dmrC−dmrBk ……(17)
となり、計算結果の正負からずれ方向が判断出来、上記
δemfから書出し位置を、δemr−δemfから主
走査幅を補正する。
【0057】なお、主走査幅に誤差がある場合は、書出
し位置はδemfのみでなく、主走査幅補正に伴い変化
した画像周波数の変化量を加味して算出する。
【0058】図5は、図2に示した受光素子52を含む
受光処理回路の一例を示すブロック図である。
【0059】図5において、受光素子52で検出した色
ずれ検出パターンはI/V変換回路101により電流か
ら電圧に変換(I/V変換)され、クランプ回路110
にて、色ずれ検出パターンが無い場合の搬送ベルト3の
検出レベル(下地レベル)が一定値になる様に変換さ
れ、比較部102で基準電圧103と比較され、信号レ
ベルが基準電圧より低い期間(後述するように例えば色
ずれパターン検知中あるいは搬送ベルト3上のキズを検
知中)、正のパルスが出力される。
【0060】図6は、図5に示した比較部102に入力
される出力波形と搬送ベルトに形成されるパターン幅と
の関係を説明する図であり、(a)は図2に示したよう
にパターン幅が受光素子52のベルト搬送方向長とがほ
ぼ一致する場合(搬送ベルト3に投影した受光素子52
の搬送方向の長さ(以下、受光面)と、パターン幅が略
同じ場合)の出力波形に対応し、(b)はパターン幅が
受光素子52のベルト搬送方向長よりも短い場合(パタ
ーン幅が、受光面の1/4程度の場合)の出力波形に対
応する。横軸は時間tである。
【0061】図6において、tlはパターンの先端が受
光素子に入る時間、t2はパターンが全て受光素子に入
った時間、t3はパターンの先端が受光素子から出る時
間、t4はパターンが全て受光素子から出た時間を示
す。
【0062】501は図2に示した受光素子52の搬送
ベルト3の搬送方向の幅を時間tで現し、検出波形の推
移と受光素子52の位置関係を示す。502、503は
色ずれ検出パターンを示す。
【0063】図1に示す搬送ベルト3はグロスが高く、
発光光53の大部分が正反射光54bとなり、受光素子
52にて受光される。
【0064】一方、トナー像である色ずれ検出パターン
はグロスが低く、発光光53の大部分が散乱され、受光
素子52にて受光される正反射光54aは僅かである。
検出波形は、搬送ベルト3を検出している時高く、色ず
れ検出パターンを検出している時低くなる。
【0065】ところで、搬送ベルト3にキズがあると、
発光光53は散乱され、受光素子52にて受光される正
反射光54aが低下し、検出波形は低くなる。
【0066】但し、搬送ベルト3のキズ等によるグロス
ムラの部分は、狭い(細い)範囲となる。そこで、搬送
ベルト3のキズによるグロスムラの影響を除去する為
に、受光部の倍率を下げる方法が考えられる。しかし、
これは、受光部の解像度を下げることになり、検出精度
の悪化を招く。
【0067】ところで、比較部102に入力される検出
波形の立上がり、立下がり時間は、搬送ベルト3の移動
速度、パターン幅、発光部の光量、パターンの表面(グ
ロス)の状態による。パターン幅以外が一定の場合は、
パターン幅が大い程、立上がり時間は長くなるが、波形
の傾きは、パターン幅に関係なく一定で、パターン幅が
大い方が、振幅が大きくなる。振幅は、受光面が全てパ
ターンで覆われた時最大となる。
【0068】しかし、受光面より太いパターンは、振幅
には変化はなく、トナー消費量が増大すると共に、各パ
ターン間の間隔を広げる必要が生じるので適当でない。
図4に示した比較部102に入力する波形の傾きが同じ
であれば、検出精度は同じである。又、振幅が大きけれ
ば、基準電圧を大きく設定出来る。
【0069】そこで、パターン幅を受光面と略同じに設
定し、基準電圧を、受光面と略同じ幅のパターンが検出
出来る範囲で大きく設定することにより、搬送ベルト3
のキズに対応した検出波形は、図4に示した比較部10
2で基準電圧より小さく(高い電圧)なり、比較部から
は正パルスは出力されない。
【0070】図7は、図5に示した比較部102に入力
される出力波形と搬送ベルトに形成されるパターン幅と
の関係を説明する図であり、図1に示した搬送ベルト3
上に形成される色ずれ検出パターンを検出した場合の検
出波形を示す。なお、図中の左側から第2番目は、搬送
ベルト3上の経時変化等に伴うキズを正反射系の光学系
が検出している場合に対応する。なお、横軸は時間tで
ある。
【0071】図7において、(a)は受光素子52の搬
送ベルト3の搬送方向の幅を時間tで示し、(b)は受
光素子52が検出する正反射光量に基づいて比較部10
2に入力される入力波形を示し、当該入力波形(b)に
は3つの谷が存在する。この内、図中の左側から第1番
目と第3番目は、受光面と略同じ幅の、正規の色ずれ検
出パターン(搬送ベルト3上に形成される)が受光素子
52を通過した場合の波形で、図中の左側から第2番目
のパルス波形は、搬送ベルト3のキズの部分が受光素子
52を通過した場合の波形である。
【0072】なお、第1番目が基準色の色ずれ検出パタ
ーンで、第3番目が検出色の色ずれ検出パターンに相当
する。
【0073】(c)は図5に示した基準電圧103で、
色ずれ検出パターンの検出閾値として設定される。これ
により、図6に示す入力波形(b)中の第1番目と第3
番目の谷は、検出閾値となる基準電圧103より低くな
り、第2番目の谷は、検出閾値となる基準電圧103よ
り高くなり、誤検出がなくなる。
【0074】(d)は図5に示した比較部102から生
成される色ずれ検出状態を示す正パルス信号であり、該
正パルス信号はCPU104から演算部34に出力され
る。
【0075】これにより、各画像形成ステーションによ
り搬送ベルト3上に形成された正規の色ずれ検出パター
ンが受光素子52を通過した場合のみ、正パルスが出力
される。そして、図3に示した演算部34で、図7に示
す正パルス信号(d)の第1番目と第2番目の各々のパ
ルスの中心位置を求め、さらに、各中心位置の時間差を
求める。そして、求めた時間差と予め設定してある時間
差の値の差から、色ずれ量を算出する。
【0076】従って、例えば搬送ベルト3の表面に発生
したキズ等によるグロスムラの影響を受けたとしても、
受光素子52からの出力については当該キズに対応する
パルスが正パルス信号(d)としては出力されることが
なくなり、本来の色ずれ検出パターンからの波形に対し
てのみ、正パルス信号(d)が出力されることとなり、
搬送ベルト3の色や状態に左右されることなく、基準色
となる画像形成ステーションと他の画像形成ステーショ
ンとの色ずれ量を精度よく算出して、色ずれ補正を確実
に実行して、色ずれのないカラー画像を形成することが
できる。
【0077】〔第2実施形態〕上記実施形態では、正反
射光学系を構成する受光素子54が1つの場合を示した
が、複数の受光素子を配設して色ずれを検出する場合に
も本発明を適用することが可能である。以下、その実施
形態について説明する。
【0078】図8は、本発明の第2実施形態を示す画像
形成装置における色ずれ検出機構の一例を示す図であ
り、図2と同一のものには同一の符号を付してある。
【0079】図において、51は発光素子で、例えばL
EDで構成されている。52a,52bは、搬送ベルト
3の搬送方向に隣接して設けられた2つの受光素子で、
例えば、フォトセンサで構成されている。
【0080】3は搬送ベルトで、9、10、11、12
は色ずれ検出パターンである。53は発光素子51から
の発光光で、54aは搬送ベルト3又は、色ずれ検出パ
ターン9、10、11、12からの反射光の内、受光素
子52a,52bにて受光される受光部である。
【0081】なお、発光部と受光部は搬送ベルト3を反
射面として、正反射光学系で構成されていることは第1
実施形態と同じであり、以下、第1実施形態と異なる点
のみ説明する。
【0082】図9は、本発明の第2実施形態を示すカラ
ー画像形成装置における色ずれ検出処理回路の一例を示
すブロック図である。
【0083】図9において、受光素子52a、52bに
対応する受光素子120,130で検出した色ずれ検出
パターンは、対応するI/V変換回路121,131に
より各々電流から電圧信号に変換される。なお、2つの
受光素子52a,52bの受光感度の差はI/V変換回
路121,131の変換率を調整することにより、I/
V変換後は同じになる。
【0084】次に、クランプ回路122,132にて、
色ずれ検出パターンが無い場合の搬送ベルト3の検出レ
ベル(下地レベル)が一定値になる様に変換される。な
お、クランプ回路122,132のレベルは、同じ値に
設定するものとする。
【0085】そして、クランプ後に、受光素子120に
対応した信号のみクリップ回路123にて、高レベルが
クリップされる。
【0086】そして、比較部124では、受光素子12
0と受光素子130に対応した信号レベルが互いに比較
され、受光素子130に対応する信号レベルの方が受光
素子120に対応する信号レベルより低い期間、正パル
スが出力される。
【0087】一方、比較部134では、受光素子130
に対応した信号と基準電圧が比較され、受光素子130
に対応する信号レベルが基準電圧より低い期間、正パル
スが出力される。
【0088】パルス生成部125では、比較部134か
ら正パルスが出力されている時、比較部124から正パ
ルス立上がりが出力された場合に限り、一定幅の正パル
スが出力される。
【0089】図10〜図12は、図7に示した色ずれ検
出機構により検出されるパターン幅と検出波形との関係
を説明する図であり、図10は、搬送ベルト3に投影し
た受光素子52a,52bの搬送方向の長さの和(以
下、2つの受光面)より、パターン幅が若干細い場合を
示し、図11は、搬送ベルト3に投影した、各受光素子
52a,52bの搬送方向の長さ(以下、1つの受光
面)と、パターン幅が略同じ場合を示す。なお、受光素
子52a,52b)の搬送方向の長さは同じである。横
軸は時間tである。図12はパターン幅が、1つの受光
面の1/2程度の場合を示す。
【0090】また、図中において、704、705は受
光素子52a,52bの、搬送ベルト3の搬送方向の幅
を時間tで現し、検出波形の推移と受光素子52a,5
2bの位置関係を示す。706、707、708は色ず
れ検出パターンである。
【0091】tlはパターンの先端が1つ目の受光素子
に入る時間t2はパターンが全て1つ目の受光素子に入
った時間(図11,図12参照)又は1つ目の受光素子
が全てパターンで覆われた時間(=パターンの先端が2
つ目の受光素子52bに入る時間(図11、図12参
照))、t3はパターンの先端が1つ目の受光素子から
出る時間(=2つ目の受光素子に入る時間(図11,図
12参照))、又は1つ目の受光素子の後端がパターン
で覆われなくなった時間(図10,図11参照)、t4
はパターンが全て2つ目の受光素子に入った時間(図1
1,図12参照)、又は2つ目の受光素子が全てパター
ンで覆われた時間(図10、図11参照)、t5はパタ
ーンの先端が2つ目の受光素子から出る時間(図10,
図12参照)、又は2つ目の受光素子の後端がパターン
で覆われなくなった時間(図10、図12参照)、t6
はパターンが全て2つ目の受光素子から出た時間を示
す。なお、振幅は、1つの受光面が全てパターンで覆わ
れた時最大となるものとする。
【0092】図11,図12に示すように、搬送ベルト
3上に形成されたパターンが1つの受光面と略同じか細
い場合は、受光素子52a,52bに対応する検出波形
の振幅の中間レベルで、立上がりと立下がりが交差す
る。
【0093】一方、図10に示すように、搬送ベルト3
上に形成されたパターンが1つの受光面より太く、2つ
の受光面より細い場合は、受光素子52a,52bに対
応する検出波形の振幅の中間レベルより大きい位置(低
い電圧)で、立上がりと立下がりが交差する。
【0094】一方、パターンが2つの受光面と略同じか
太い場合は、立上がりと立下がりが交差しなくなってし
まう。
【0095】なお、立上がりと立下がりの交点は、色ず
れ検出パターン9、10、11、12の中心が受光素子
52a,52bの中心部を通過したタイミングを示す。
このタイミングは、色ずれ検出パターン9、10、1
1、12の線幅の変動や、発光部51の光量変動の影響
を受けない。パターンの太さが検出精度に影響が無いこ
とは、第1実施形態で述べた通りである。
【0096】以下、図9に示す検出回路例を参照して、
さらに色ずれ信号処理動作について説明する。
【0097】受光素子52a,52bは搬送ベルト3の
搬送方向に沿って隣接して配置されているので、色ずれ
検出パターン9、10、11、12が、搬送ベルト3の
搬送により、受光素子52a,52bを通過すると、受
光素子52aでの検出波形の信号レベルが立上がる時、
同時に、受光素子52bでの検出波形の信号レベルが立
下がる。
【0098】この時、図9に示すI/V変換回路12
1,131では、2つの受光素子52a,52bの受光
感度の差が調整され、クランプ回路122,132のレ
ベルが同じ値に設定されているので、受光素子52a,
52bに対応する信号の振幅が同じレベルで、立上がり
と立下がりが交差する。
【0099】そこで、例えば図10に示すようにパター
ン幅を1つの受光面より太く、2つの受光面より細く設
定し、図9に示した基準電圧133を立上がりと立下が
りの交点より若干小さい位置(高い電圧)に設定するこ
とにより、搬送ベルト3のキズに対応した検出波形の立
上がりと立下がりの交点は、図9に示した比較部134
の基準電圧より小さくなり、パルス生成部125からは
搬送ベルト3上のキズ等による正パルスは出力されなく
なる。
【0100】図13は、図9に示したパルス生成部12
5より生成される色ずれ検出パルスの一例を説明する図
であり、横軸は時間tを示す。
【0101】図13において、(a)は受光素子52
a,52bの搬送ベルト3の搬送方向の幅を時間tで示
し、(b),(c)は各受光素子52a,52bに対応
した図9に示す比較部124,134に対する入力波形
である。なお、入力波形(c),(b)には各々3つの
谷が存在するが、図中左側より内、第1番目と第3番目
の谷は、2つの受光面より若干細い幅の、正規の色ずれ
検出パターンが、受光素子52a,52bを通過した場
合の入力波形で、第2番目は搬送ベルト3のキズの部分
が受光素子52a,52bを通過した場合の波形であ
る。なお、第1番目が基準色の色ずれ検出パターンで、
第3番目が検出色の色ずれ検出パターンに相当する。
【0102】(d)は図9に示した基準電圧133を決
定する色ずれ検出パターンの検出閾値である。(e)は
図9に示した比較部134の出力に対応し、(f)は比
較部124の出力に対応する。(g)は図9に示したパ
ルス生成部125の正パルス信号である。
【0103】このように構成された色ずれ検出機構によ
り、例えば図13に示すようなパターンが検出された場
合、受光素子52bに対応した第1番目と第3番目の谷
は、基準電圧133の閾値(d)より低くなり、第2番
目の谷は、閾値(d)より高くなり、受光素子52bに
対応した、第1番目と第3番目の谷に対してのみ、正パ
ルス信号が図9に示した比較部134から出力される。
【0104】そして、受光素子52a,52bに対応し
た第1番目から第3番目の全ての谷に対し、振幅の大小
に関わらず、 入力波形(c),(b)の立上がりと立
下がりの交点に対応して、比較部124の出力(f)の
正パルスが立上がり、図9に示した比較部124から出
力される。そして、第1番目と第3番目の谷に対応した
比較部124の出力(f)の正パルスの立上がり時の
み、比較部134の出力である正パルス信号(e)が出
力されているので、第1番目と第3番目の谷に対しての
み、正パルス信号(g)が図9に示したパルス生成部1
25から出力される。すなわち、正規の色ずれ検出パタ
ーンが受光素子52a,52bを通過した場合のみ正パ
ルス信号(g)が出力される。
【0105】これにより、演算部34が色ずれ量を演算
する処理で、図13に示す正パルス信号(g)の立上が
りが色ずれ検出パターンの検出位置を示しているので、
図3に示す演算部34の演算処理量は、第1実施形態に
比べ格段に少なくなり、色ずれ演算処理時間が短縮さ
れ、結果として色ずれ補正全体にわたる処理時間が短縮
される。
【0106】〔第3実施形態〕なお、上記実施形態で
は、光センサ6a,6bの発光素子の光量が一定である
場合に、図9に示した基準電圧133を所定の値に固定
設定する場合について説明したが、発光素子の光量も使
用状態に基づいて経時変化を起こす場合があるので、当
該発光素子の光量をモニタして基準電圧133の値を可
変設定するように構成してもよい。以下、その実施形態
について説明する。
【0107】図14は、本発明の第3実施形態を示す画
像形成装置における他の色ずれ検出機構を説明する図で
ある。
【0108】図14において、71は発光素子で、例え
ば赤色のLED等で構成される。なお、発光素子71
は、光センサ6a,6bとして機能するものである。7
2は光量モニタ部で、光センサ6a,6bの発光素子の
光量をモニタし、光量に基づく光量信号をCPU104
に出力する。
【0109】そして、第1及び第2実施形態において、
初期設定における閾値設定時に、発光素子71の光量を
光量モニタ部72によりモニタし、該光量に応じて、閾
値の値を可変設定する。これにより、反射光量を検出可
能な受光素子の検出範囲に対する余裕分をより少なくし
た閾値の設定が可能となる。
【0110】なお、本実施形態では、色ずれパターン検
出部からは、I/V変換してパルス信号が出力されてい
る場合について説明したが、光量に比例したアナログ信
号をCPU104に入力する際にA/D変換し、該A/
D変換した出力レベルに応じて上記同様の処理を行って
も良い。
【0111】図15は、本発明に係る画像形成装置にお
ける画像処理手順の一例を示すフローチャートである。
なお、(1)〜(14)は各ステップを示す。
【0112】先ず、コントロールユニットCONTは、
各画像形成ステーションのレジスト補正タイミングかど
うかを判定し(1)、レジスト補正タイミングでないと
判定した場合には、ステップ(12)へ進み、出力すべ
き画像データを受信するのを待機し、画像データを受信
したら、コントロールユニットCONT内の不揮発性メ
モリに記憶されている現在の補正タイミングで、各画像
形成ステーションでの画像書き出しを制御しながら、受
光素子の搬送方向長と同長となるように色ずれ検知用の
パターン画像を形成する(13)。そして、画像形成終
了と判定されるまで画像形成を繰り返し(14)、画像
形成が終了したら、処理を終了する。なお、画像形成に
より形成された画像形成数は、上記不揮発性メモリに記
憶され、次のレジスト補正タイミング時に参照される。
【0113】なお、ステップ(1)におけるレジスト補
正タイミングの判定は、一定の画像形成枚数毎、あるい
は、図示しない操作パネルや外部ホストからのレジスト
補正指示や、前回のレジスト補正実行時からの経過時
間,プリント枚数等を基準としてレジスト補正タイミン
グを判定するものとする。
【0114】一方、ステップ(1)で、レジスト補正タ
イミングであると判定された場合には、コントロールユ
ニットCONTは、色ずれ補正モードを設定して、色ず
れ検知パターンデータをROM等から読み出して
(2)、各画像形成ステーションで各色に対応する色ず
れ検知パターン(図3参照)を形成する(3)。
【0115】次に、各画像形成ステーションで形成され
た色ずれ検知パターンを搬送ベルト3に転写したら
(4)、色ずれパターン画像を正反射光学系、例えば図
2に示した読み取りトナー像検出センサを構成する受光
素子52により色ずれ検知パターンを検出し(5)、検
出したパターン画像に基づく電流値をI/V変換回路1
01によりI/V変換する(6)。
【0116】次に、I/V変換回路101によりI/V
変換された出力波形と基準電圧値(上述した手順により
そのレベルが可変設定される)とを比較して基準電圧値
が出力波形した値(I/V変換値)を越えるかどうかを
判定して(7)、越えたと判定した場合には、各色毎の
パターン検出パルス信号を生成し(8)、搬送ベルト3
上に転写された色ずれ検知パターンの読み取りがN回終
了するのを待機し(9)、読み取りが終了したら、該各
色毎のパターン検出パルス信号に演算処理を加えて、C
PU31が基準色である黒色線パターンと他の色の線パ
ターンとの色ずれ量を算定する(10)。
【0117】次に、算定された色ずれ量に基づき、各画
像形成ステーションの画像書き出しタイミングを決定し
て、例えば不揮発性メモリに記憶される前回の補正タイ
ミングデータを今回算定された補正タイミングデータに
書き換えて(11)、処理を終了する。
【0118】上記実施形態によれば、正反射光学系を用
いた色ずれ検出手段で反射光量を大きく確保できるた
め、光源の発光量を押さえることが出来る。さらに、Y
MCK4色のトナーを同様に検知できるので、光源の発
光周波数を自由に選択することが可能となる。さらに、
色ずれ検出手段からの出力信号の1点が色ずれ検出パタ
ーンの位置情報を示すので、少ない演算量で色ずれ量を
算出可能である。
【0119】また、基準電圧値の補正機構を設けること
で、像担持体上のキズによるレジマーク誤検知を防止で
きる。
【0120】さらに、色ずれ検出手段からの出力信号の
1点が色ずれ検出パターンの位置情報を示すので、少な
い演算量で、色ずれ量を算出出来る。
【0121】また、色ずれ検出パターン幅を検出精度に
影響が無い範囲で最大限大きくし、検出可能な最大レベ
ルに閾値を調整するので、色ずれ検出パターン形成媒体
のキズ等によるグロスムラの影響による検出誤差を、簡
単な構成で低減出来る。
【0122】さらに、色ずれ検出手段からの出力信号の
1点が色ずれ検出パターンの位置情報を示すので、少な
い演算量で、色ずれ量を算出出来る。
【0123】さらに、発光光量をモニタして、閾値を設
定するので、検出可能な範囲に対する余裕分を、より少
なくした閾値を設定し、より効果的に、色ずれ検出パタ
ーン形成媒体のキズ等によるグロスムラの影響による検
出誤差を低減出来る。
【0124】以下、図16に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る画像形成装置を適用可能な画像処理シス
テムで読み出し可能なデータ処理プログラムの構成につ
いて説明する。
【0125】図16は、本発明に係る画像形成装置を適
用可能な画像処理システムで読み出し可能な各種データ
処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説
明する図である。
【0126】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0127】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0128】本実施形態における図15に示す機能が外
部からインストールされるプログラムによって、ホスト
コンピュータにより遂行されていてもよい。そして、そ
の場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記
憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記
憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給
される場合でも本発明は適用されるものである。
【0129】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0130】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0131】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,C
D−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリ
カード,ROM,EEPROM等を用いることができ
る。
【0132】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0133】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
〜第12の発明によれば、複数の画像形成ステーション
のうち、所定の画像形成ステーションによる基準色線パ
ターン像と他の画像形成ステーションによる色ずれ検知
パターン像とを前記搬送体の搬送方向に所定幅をもつパ
ターンとして形成するように各画像形成ステーションの
画像形成を制御し、搬送体上に形成された前記一連の色
ずれ検知パターンのパターン長とほぼ同長となる受光面
を形成する受光素子を備える正反射光学系を介して読み
取りパターン検出信号を生成し、該生成される前記読み
取りパターン検出信号に基づき、各色画像間の色ずれ量
を演算し、該演算された色ずれ量に基づいて、基準色以
外の各画像形成ステーションによる画像の位置を補正制
御することにより、正反射光学系を用いた色ずれ検出機
構で、色ずれ検出パターンが形成される搬送体のキズ等
によるグロスムラの影響による色ずれパターン検出誤差
を、簡単な構成で低減し、高精度なレジストレーション
補正を行い、色ずれのない鮮明な画像を形成できる等の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すカラー画像形成装
置の一例を説明する概略斜視図である。
【図2】図1に示した光センサの詳細構成を説明する概
略説明図である。
【図3】本発明に係るカラー画像形成装置における色ず
れ処理機構を説明するためのブロック図である。
【図4】図1に示した搬送ベルトに形成される色ずれ検
出パターン例を示す図である。
【図5】図2に示した受光素子を含む受光処理回路の一
例を示すブロック図である。
【図6】図5に示した比較部に入力される出力波形と搬
送ベルトに形成されるパターン幅との関係を説明する図
である。
【図7】図5に示した比較部に入力される出力波形と搬
送ベルトに形成されるパターン幅との関係を説明する図
である。
【図8】本発明の第2実施形態を示す画像形成装置にお
ける色ずれ検出機構の一例を示す図である。
【図9】本発明の第2実施形態を示すカラー画像形成装
置における色ずれ検出処理回路の一例を示すブロック図
である。
【図10】図8に示した色ずれ検出機構により検出され
るパターン幅と検出波形との関係を説明する図である。
【図11】図8に示した色ずれ検出機構により検出され
るパターン幅と検出波形との関係を説明する図である。
【図12】図8に示した色ずれ検出機構により検出され
るパターン幅と検出波形との関係を説明する図である。
【図13】図9に示したパルス生成部より生成される色
ずれ検出パルスの一例を説明する図である。
【図14】本発明の第3実施形態を示す画像形成装置に
おける他の色ずれ検出機構を説明する図である。
【図15】本発明に係る画像形成装置における画像処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図16】本発明に係る画像形成装置を適用可能な画像
処理システムで読み出し可能な各種データ処理プログラ
ムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図であ
る。
【図17】この種のカラー画像形成装置における色ずれ
状態を説明する図である。
【図18】この種のカラー画像形成装置の搬送ベルトに
形成される色ずれパターンの検出機構を説明する図であ
る。
【図19】この種の画像形成装置における色ずれ検出回
路の一例を示す図である。
【図20】図19に示した乱反射光学系を介した色ずれ
検知時の検出状態を説明する図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 レーザスキャナ 3 搬送ベルト 6 光センサ 9〜12 色ずれ検出パターン 51 発光素子 52 受光素子 CONT コントロールユニット

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像形成ステーションを並置し
    て、各画像形成ステーションで形成された画像を搬送体
    により搬送される記録用紙に順次重ね転写してカラー画
    像を形成可能な画像形成装置であって、 前記複数の画像形成ステーションのうち、所定の画像形
    成ステーションによる基準色線パターン像と他の画像形
    成ステーションによる色ずれ検知パターン像とを前記搬
    送体の搬送方向に所定幅をもつパターンとして形成する
    ように各画像形成ステーションの画像形成を制御するパ
    ターン形成手段と、 前記パターン形成手段により前記搬送体上に形成された
    前記一連の色ずれ検知パターンのパターン長とほぼ同長
    となる受光面を形成する受光素子を備える正反射光学系
    を介して読み取りパターン検出信号を生成するパターン
    検知手段と、 前記パターン検知手段により生成される前記読み取りパ
    ターン信号に基づき、各色画像間の色ずれ量を演算する
    演算手段と、 前記演算手段により演算された色ずれ量に基づいて、基
    準色以外の各画像形成ステーションによる画像の位置を
    補正制御する制御手段と、を有することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 複数の画像形成ステーションを並置し
    て、各画像形成ステーションで形成された画像を搬送体
    により搬送される記録用紙に順次重ね転写してカラー画
    像を形成可能な画像形成装置であって、 前記複数の画像形成ステーションのうち、所定の画像形
    成ステーションによる基準色線パターン像と他の画像形
    成ステーションによる色ずれ検知パターン像とを前記搬
    送体の搬送方向に所定幅をもつパターンとして形成する
    ように各画像形成ステーションの画像形成を制御するパ
    ターン形成手段と、 前記パターン形成手段により前記搬送体上に形成された
    前記一連の色ずれ検知パターンのパターン長とほぼ同長
    となる受光面を形成する2つの受光素子を備える正反射
    光学系を介して読み取りパターン検出信号を生成するパ
    ターン検知手段と、 前記パターン検知手段により生成される前記読み取りパ
    ターン信号に基づき、各色画像間の色ずれ量を演算する
    演算手段と、 前記演算手段により演算された色ずれ量に基づいて、基
    準色以外の各画像形成ステーションによる画像の位置を
    補正制御する制御手段と、を有することを特徴とする画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記パターン検知手段は、前記読み取ら
    れるパターン画像出力と前記パターン幅に基づき高設定
    可能な基準値とを比較して前記読み取りパターン検出信
    号を生成することを特徴とする請求項1または2記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記高設定される基準値は、前記受光素
    子が検知可能な最大レベルに基づいて設定されることを
    特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記正反射光学系の発光部の光量に応じ
    て前記基準値を調整する調整手段を有することを特徴と
    する請求項3または4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記パターン形成手段は、1つの受光素
    子の前記搬送体の搬送方向の長さよりも長く、かつ、2
    つの受光素子の前記搬送体の搬送方向の短くなるパター
    ンとなるように所定の画像形成ステーションによる基準
    色線パターン像と他の画像形成ステーションによる色ず
    れ検知パターン像とを前記搬送体に形成することを特徴
    とする請求項2記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 複数の画像形成ステーションを並置し
    て、各画像形成ステーションで形成された画像を搬送体
    により搬送される記録用紙に順次重ね転写してカラー画
    像を形成可能な画像形成装置における色ずれ処理方法で
    あって、 前記複数の画像形成ステーションのうち、所定の画像形
    成ステーションによる基準色線パターン像と他の画像形
    成ステーションによる色ずれ検知パターン像とを前記搬
    送体の搬送方向に所定幅をもつパターンとして形成する
    ように各画像形成ステーションの画像形成を制御するパ
    ターン形成工程と、 前記パターン形成工程により前記搬送体上に形成された
    前記一連の色ずれ検知パターンのパターン長とほぼ同長
    となる受光面を形成する受光素子を備える正反射光学系
    を介して読み取りパターン検出信号を生成するパターン
    検知工程と、 前記パターン検知工程により生成される前記読み取りパ
    ターン検出信号に基づき、各色画像間の色ずれ量を演算
    する演算工程と、 前記演算工程により演算された色ずれ量に基づいて、基
    準色以外の各画像形成ステーションによる画像の位置を
    補正制御する制御工程と、を有することを特徴とする画
    像形成装置の色ずれ処理方法。
  8. 【請求項8】 複数の画像形成ステーションを並置し
    て、各画像形成ステーションで形成された画像を搬送体
    により搬送される記録用紙に順次重ね転写してカラー画
    像を形成可能な画像形成装置の色ずれ処理方法であっ
    て、 前記複数の画像形成ステーションのうち、所定の画像形
    成ステーションによる基準色線パターン像と他の画像形
    成ステーションによる色ずれ検知パターン像とを前記搬
    送体の搬送方向に所定幅をもつパターンとして形成する
    ように各画像形成ステーションの画像形成を制御するパ
    ターン形成工程と、 前記パターン形成工程により前記搬送体上に形成された
    前記一連の色ずれ検知パターンのパターン長とほぼ同長
    となる受光面を形成する2つの受光素子を備える正反射
    光学系を介して読み取りパターン検出信号を生成するパ
    ターン検知工程と、 前記パターン検知工程により生成される前記読み取りパ
    ターン信号に基づき、各色画像間の色ずれ量を演算する
    演算工程と、 前記演算工程により演算された色ずれ量に基づいて、基
    準色以外の各画像形成ステーションによる画像の位置を
    補正制御する制御工程と、を有することを特徴とする画
    像形成装置の色ずれ処理方法。
  9. 【請求項9】 前記パターン検知工程は、前記読み取ら
    れるパターン画像出力と前記パターン幅に基づき高設定
    可能な基準値とを比較して前記読み取りパターン検出信
    号を生成することを特徴とする請求項7または8記載の
    画像形成装置の色ずれ処理方法。
  10. 【請求項10】 前記高設定される基準値は、前記受光
    素子が検知可能な最大レベルに基づいて設定されること
    を特徴とする請求項9記載の画像形成装置の色ずれ処理
    方法。
  11. 【請求項11】 前記正反射光学系の発光部の光量に応
    じて前記基準値を調整する調整工程を有することを特徴
    とする請求項7または8記載の画像形成装置の色ずれ処
    理方法。
  12. 【請求項12】 前記パターン形成工程は、1つの受光
    素子の前記搬送体の搬送方向の長さよりも長く、かつ、
    2つの受光素子の前記搬送体の搬送方向の短くなるパタ
    ーンとなるように所定の画像形成ステーションによる基
    準色線パターン像と他の画像形成ステーションによる色
    ずれ検知パターン像とを前記搬送体に形成することを特
    徴とする請求項8記載の画像形成装置。
JP2000139612A 2000-05-12 2000-05-12 画像形成装置および画像形成装置の色ずれ処理方法 Withdrawn JP2001318502A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006256047A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2009015349A (ja) * 2002-06-06 2009-01-22 Konica Minolta Holdings Inc 画像形成方法
JP2009109822A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Brother Ind Ltd 画像形成装置

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JP2009015349A (ja) * 2002-06-06 2009-01-22 Konica Minolta Holdings Inc 画像形成方法
JP2006256047A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
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