JP2003280317A - 位置ずれ補正パターン形成方法及び位置ずれ補正方法並びにカラー画像形成装置 - Google Patents
位置ずれ補正パターン形成方法及び位置ずれ補正方法並びにカラー画像形成装置Info
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Abstract
成により、高精度の色ずれ検知が可能な位置ずれ補正パ
ターンを形成する。 【解決手段】 所定ピッチで複数のラインを基準色であ
る黒トナーにより形成した基準パターンに対し、この基
準パターンと等ピッチで複数のラインからなるカラート
ナーの補正対象色パターンとを重ね合わせたパターンを
ひとつのパッチとし、前記ラインの相対的な位置関係を
該ラインのピッチ方向に任意量シフトさせたパッチを複
数個、検出センサの読み取り方向に対し、連続的に形成
したパッチ群を形成し、基準色である黒トナーは転写体
上で重ね合わさせる最終色であり、かつ、補正対象色パ
ターンが基準パターンに対し完全に重なった、もしくは
完全にずれたパターンを基準パッチPAとし、この基準
パッチPAに対して複数のパッチを、センサの読み取り
方向に対し、前後に連続的に並べてパッチ群を形成す
る。
Description
ビームプリンタ等の4連タンデム構成のカラー画像形成
装置における色ずれ補正用のパターン,及びその補正技
術に関する。
化及び高機能化の流れにより、従来は中間転写体を用い
たカラー画像形成装置が主流であったのに対し、最近で
は複数の像担持体及び現像装置を含む画像形成ユニット
を転写ベルトに対向させた位置並列に並べ、像担持体上
のトナー像を転写紙(あるいは転写ベルト)上に順次転
写させる構成の4連タンデム方式のカラー画像形成装置
が主流を占めるようにになってきた。このような方式を
用いたカラー画像形成装置にあっては、各色の像担持体
上に形成されたトナー像を一括に転写できるために、プ
リント速度の高速化がはかれる利点があるもの、従来の
中間転写体を用いたカラー画像形成装置に比べ、その構
成上、各色の色ずれが発生しやすくなってしまう。
000−81745号公報、特開2001−24951
3号公報などに開示された発明が公知である。これらの
公報には、4連タンデム方式のカラー画像形成装置にお
ける位置ずれパターン及びその検出方法について開示さ
れている。
課題に対し、これまでに幾つものこの色ずれに対する補
正方法が多数考案されている。その1つに、転写ベルト
上に複数の各色ライン画像を作像し、このライン画像の
絶対的な位置から色ずれを補正するような補正方法があ
る。このように各色ライン像の基準色ラインに対する色
ずれ量を検出し、これを補正するような方式をとった場
合、その具体的な方法としては、ラインに照射した光の
反射光出力から、ラインのエッジを検出する方法がとら
れる。しかし、この方法では、エッジの検出精度を向上
させるために、サンプリング周波数を(機械の高速化に
合わせて)高くしなければならず、またこれに加え高い
処理速度が必要となるために、色ずれ補正のためにかか
るコストが機械の高速化にほぼ比例して高くなってしま
ういう問題があった。
ために、高精度、高分解能を持つCCDセンサにて検出
するような方法もこれまでに考案されているが、このよ
うな手段を用いた場合にも、機械の複雑化、及びコスト
アップ等の技術課題があった。
号公報には、ラインのエッジを検出せずに、異なるパタ
ーンピッチを持つ基準色と補正対象となる測定色のを重
合形成した後、この重合色パターンの1周期分に対応す
る光量変化を検知し、この検知情報に基づき両者間の色
ずれを検知し、補正する方法が開示されている。このよ
うな方法を用いた場合には、ラインの読みとり方法のず
れ(すなわち副走査ずれ)、及び主走査方向のずれ(す
なわちスキュー)の検出が行えるものの、主走査のずれ
に対する補正は難しいと思われ、またこれについての具
体的な方法も明示されていない。
報には、等幅の複数のラインとこれに等しいライン間隔
からなるパターンを基準色と補正対象色とを重ね合わ
せ、この重ね合わせパターンの濃度の濃度検出値と、パ
ターン画像がぴったり重なり合った理想状態の時の濃度
値D0と比較することにより、色ずれを補正する方法が
開示されている。
ような単一パッチを作成することにより、主走査方向及
び副走査方向のずれ量を検知できることが示されている
が、実際上は、この基準濃度D0と検出値との差分は、
各色のトナー濃度、検出センサであるLEDの発光電
流、及びセンサの検出距離(測定対象〜センサまでの距
離)により大きくかわってしまうこと、また仮に基準パ
ターン(基準色と補正対象色とが重なりあったパター
ン)の濃度D0の値をその時のトナー濃度値で補正する
ために、基準色のみでパターンを作成したとしても、こ
れと基準パターン濃度D0とではトナーの総厚が異なる
ため、両者は等しくならず、これが色ずれ補正量の検出
誤差につながるものと考えられる。
ライン画像の重ね合わせにより作られたパッチ画像の濃
度検出値により色ずれ量を補正する方法の従来技術に対
する解決手段としてなされたもので、その目的は、装置
のコストアップをおさえ、かつ簡単な構成により、高精
度の色ずれ検知が可能な位置ずれ補正パターンの形成方
法を提供することにある。
出した結果に基づいて高精度の位置ずれ補正が可能な位
置ずれ補正方法を提供することにある。
成し、高精度の位置ずれ補正が可能なカラー画像形成装
置を提供することにある。
め、複数色の画像を中間転写体上に形成して多色のカラ
ー画像を形成するときの各色の位置ずれを補正する位置
ずれ補正パターンの形成方法において、所定ピッチで複
数のラインを基準色である黒トナーにより形成した基準
パターンに対し、この基準パターンと等ピッチで複数の
ラインからなるカラートナーの補正対象色パターンとを
重ね合わせたパターンをひとつのパッチとし、前記ライ
ンの相対的な位置関係を該ラインのピッチ方向に任意量
シフトさせたパッチを複数個、検出センサの読みとり方
向に対し、連続的に形成したパッチ群を形成し、基準色
である黒トナーは転写体上で重ね合わさせる最終色であ
り、かつ、補正対象色パターンが基準パターンに対し完
全に重なった、もしくは完全にずれたパターンを基準パ
ッチとし、この基準パッチに対して複数のパッチを、セ
ンサの読み取り方向に対し、前後に連続的に並べてパッ
チ群を形成することを特徴とする。
中間転写体が転写ベルトからなり、前記転写ベルトが前
記基準色と同じ黒色であることを特徴とする。
検出センサが発光素子と受光素子とからなる反射型フォ
トセンサからなることを特徴とする。
いて、前記検出センサの中間転写体上のスポット径が、
複数のラインにより構成されたパターンのライン間隔以
上であることを特徴とする。
検出センサ読み取り方向の長さである各パッチ長と検出
センサの転写体上のスポット径とが、パターン長≧パッ
チ長の関係にあることを特徴とする。
の手段に係る補正パターン形成方向で形成した補正パタ
ーンにおける連続した各パッチ群の任意のシフト量に対
する各パッチの光学的検出値の変曲点の両側に得られる
出力の2つの直線の交点を計算し、その結果に基づいて
色ずれ補正を行うことを特徴とする。
交点の計算の際、検出値の最小値または最大値以外の検
出を使用することを特徴とする。
センサは正反射光出力を持ち、前記センサの各パッチの
拡散光出力の検出開始タイミングを、正反射光の立ち下
がりタイミングを基準とし、所定時間経過後にある所定
サンプリング周期にて、所定点数サンプリングし、その
出力平均値を各パッチのセンサ検出値して、色ずれ補正
を行うことを特徴とする。
持体上に形成されたトナー像を、順次転写することによ
りカラー画像出力を得るカラー画像形成装置において、
所定ピッチで複数のラインを基準色である黒トナーによ
り形成した基準パターンに対し、この基準パターンと等
ピッチで複数のラインからなるカラートナーの補正対象
色パターンとを重ね合わせたパターンをひとつのパッチ
とし、前記ラインの相対的な位置関係を該ラインのピッ
チ方向に任意量シフトさせたパッチを複数個、検出セン
サの読みとり方向に対し、連続的に形成したパッチ群を
形成するパターン形成手段と、この連続的なパッチ群の
拡散光出力成分を検出するための検出センサと、基準色
である黒トナーは転写体上で重ね合わさせる最終色であ
り、かつ、補正対象色パターンが基準パターンに対し完
全に重なった、もしくは完全にずれたパターンを基準パ
ッチとし、この基準パッチに対し、複数のパッチを、セ
ンサの読みとり方向に対し、前後に連続的に並べた構成
としたパッチ群を色ずれ補正パターンとすることを特徴
とする。
記トナー像転写体が転写ベルトからなり、前記転写ベル
トが前記基準色と同じ黒色であることを特徴とする。
記検出センサが発光素子と受光素子とからなる反射型フ
ォトセンサからなることを特徴とする。
センサ読み取り方向の長さである各パッチ長と検出セン
サの転写体上のスポット径とが、パターン長≧パッチ長
の関係にあることを特徴とする。
及び検出センサの転写体上のスポット径とが、パッチ長
+パッチ間隔>センサの転写体上のスポット径×2との
関係にあることを特徴とする。
て、前記トナー像は1成分現像装置によって形成される
ことを特徴とする。
施形態について説明する。
像形成装置の概略構成図である。
トレイ36、2つの給紙カセット34(第1給紙トレ
イ)、34(第2給紙トレイ)の3つの給紙トレイを持
ち、手差しトレイ36より給紙された転写紙は給紙コロ
37により直接レジストローラ23へ、また第1及び第
2給紙トレイ34から給紙された転写紙は、給紙コロ3
5により中間ローラ39を経て、レジストローラ23に
搬送され、感光体上に作像された画像が転写紙の先端に
ほぼ一致するタイミングでレジストクラッチ(不図示)
がONされ、転写ベルト18へと搬送され、この転写ベ
ルト18とこれに当接した紙吸着ローラ41とで構成さ
れる紙吸着ニップ通過する際、吸着ローラ41に印加さ
れたバイアスにより転写ベルト18に吸着され、プロセ
ス線速125mm/secにて搬送される。
には、転写ベルト18をはさんで各色の感光体ドラム1
4B、14C、14M、14Yと対向した位置に配置さ
れた転写ブラシ21B、21C、21M、21Yにトナ
ーの帯電極性(マイナス)と逆極性の転写バイアス(プ
ラス)が印加される事により、各感光体ドラム14B、
14C、14M、14Yに作像された各色のトナー像が
Yellow→Magenta→Cyan→Bkの順で
転写される。
ベルトユニットの駆動ローラ19で転写ベルト18から
曲率分離され、定着部24に搬送され、定着ベルト25
と加圧ローラ26により構成される定着ニップ通過によ
り、トナー像が転写紙に定着され、その後、片面プリン
トの場合には、FDトレイ30へと排出される。
た場合には、定着部24を通過した転写紙は、両面反転
ユニット(不図示)に送られ、同ユニット部にて転写紙
の表裏を反転されてから、転写ユニット下部に位置する
両面搬送ユニット33に搬送され、再び中間ローラ39
を経て、レジストローラ23に搬送され、以降は、片面
プリント時に行なわれるプロセス動作と同様の動作を経
て、定着部24を通過し、FDトレイ30へと排出され
る。
おける動作を詳述する。
14B、14C、14M、14Y、帯電ローラ、クリー
ニング部を持つ作像ユニット12B、12C、12M、
12Yと、現像ユニット13B、13C、13M、13
Yにより構成されている。画像形成時、感光体ドラム1
4B、14C、14M、14Yはメインモータ(不図
示)により回転駆動され、帯電ローラに印加されたAC
バイアス(DC成分はゼロ)により除電され、その表面
電位が略−50vの基準電位となる。
M、14Yは、帯電ローラにACバイアスを重畳したD
Cバイアスを印加することによりほぼDC成分に等しい
電位に均一に帯電されて、その表面電位がほぼ−500
v〜−700v(目標帯電電位はプロセス制御部により
決定される)に帯電される。プリンタ画像としてコント
ローラ部より送られてきたデジタル画像情報は、各色毎
の2値化されたLD発光信号に変換されシリンダレン
ズ、ポリゴンモータ、fθレンズ、第1〜第3ミラー、
及びWTLレンズを介して(書き込みユニット16)、
各色の感光体ドラム14B、14C、14M、14Y上
に照射されることにより、照射された部分の感光体上表
面電位が略−50vとなり、画像情報に対応した静電潜
像が作像される。
像は現像ユニット13B、13C、13M、13Yによ
る現像工程では、現像スリーブにACバイアスを重畳し
たDC:−300〜−500vが印加される事により、
LD書き込みにより電位が低下した画像部分にのみトナ
ー(Q/M:−20〜−30μC/g)が現像され、ト
ナー像が形成される。
ナー画像は、レジストローラ23より搬送され、紙吸着
ローラ41のニップ通過により転写ベルト18上に吸着
された転写紙上に、この転写ベルトをはさんで感光体と
対向した位置に配置されている転写ブラシ21B、21
C、21M、21Yに印加されるトナーの帯電極性とは
逆極性のバイアス(転写バイアス)により転写紙上に転
写される。
うな画像形成動作に先立ち、色ずれ調整動作が行われ
る。
サは、図1における40であり、転写ベルト上に作像さ
れた色ずれパッチ群P(図2)を、このセンサにより読
みとり、その読みとった出力値より、演算処理を行い、
色ずれ補正を実施する。その実施タイミングは、具体的
には、電源ON時、また光学系の温度上昇がある所定以
上となった場合に実施される。図2は色ずれパターンを
示す図である。
ずれ補正パターンであり、副走査方向の色ずれ補正用パ
ターンとしては、図7に示すようにこれに対し垂直方向
にパッチ群を補正パターンとすればよい。
動作原理を説明する。
るひとつのパッチは、図3に示すように、補正対象色で
あるカラー色トナー(C、M、Y)を、ある所定のライ
ン幅:aと、これに等しいライン間隔:b(=a)で複
数本形成したパターンの上に、基準色であるBkトナー
の等ライン幅:a、等ライン間隔:bパターンを重ね合
わせた構成とする。
両者が完全に重なったパッチを基準パッチPAとし、こ
れに対しセンサの読みとり方向の手前側に、ラインの形
成方向と平行にある任意量だけその相対的な位置関係を
ずらした複数の連続的なパッチ群を作成し、また基準パ
ッチに対しセンサの読みとり方向の後側にも、これと逆
方向に任意量だけその相対的な位置関係をずらした複数
の連続的なパッチ群を形成し、これらのパッチ群Pを色
ずれ補正パターンとする。
ンサの拡散光出力にて読みとった場合、基準パッチで
は、このパッチの地肌である転写ベルトからの拡散光
と、黒のライン複数のライン部からの拡散光の合成出力
となるが、今ここで、転写ベルト18は高い表面性が要
求されるものであるために拡散光出力が小さく、また黒
ライン部では光を吸収してしまうために、その合成出力
は非常に小さいものとなる。なお、検出センサの読み取
り方向の長さである各パッチ長(パッチ幅)パッチ間隔
及び検出センサの転写体上のスポット径とは、パッチ長
+パッチ間隔>センサの転写体上のスポット径×2との
関係にしておく。
けどちらかの色(これは基準色であるBkであっても、
補正対象色であっても良い)をシフトさせた場合、補正
対象色であるカラートナーからは、所定の拡散光出力が
戻ってくるために、これを徐々に任意量だけシフトさせ
たパッチ群Pからの得られる拡散光出力値は、そのシフ
ト量に応じて大きくなる。また、基準パッチPAに対
し、逆側に任意量だけシフトさせたパッチを考えた場合
でも、これと同等の出力値が得られるために、この検出
値を、このあらかじめ設定された任意のシフト量に対し
プロットすると図4に示すような出力結果が得られる。
黒トナー、カラートナーからの拡散光出力に対し、黒ト
ナーからの出力≦転写ベルトからの出力<カラートナー
からの出力の関係が成立していることを利用している。
である黒トナーのラインパターンの上に、カラートナー
のラインパターンを重ね合わせた構成を考えた場合、両
者が完全に重なり合ったパッチからの拡散光出力値と、
両者が完全に重なり合っていないパッチからのパッチか
らの拡散光出力値との差は、「黒トナーからの出力≦転
写ベルトからの出力」との関係があるために、図4に示
すように、非常に小さいものとなってしまう。
色ずれを検知し、補正を行う場合には、黒トナーが上側
にあることが望ましいため、転写ベルト18上における
各色トナー像の作像順序の関係を考えると、黒トナーの
作像ステーションが最下流であることが望ましい。更に
は、転写ベルト18、黒トナー、カラートナーからの拡
散光出力値の間に成立する反射率の違いを利用し、転写
ベルト18自身を黒色とした場合には、「黒トナーから
の出力≒転写ベルトからの出力」の関係が得られるため
に、より高い出力差が得られ、それ故、より高精度な色
ずれ検知が可能となる。
Bkの作像ユニットを転写搬送ベルト18の最下流に配
置し、転写ベルト18としては、黒色のポリイミドベル
トとした。
れ量を算出する方法は以下のようになる。
いては、図4に示すように基準パッチPAにおいて出力
が最小値となるために、この出力最小値の両側にできる
2つの線分の交点となるX軸の値を求めることにより、
ずれ量が計算できる。すなわち、 y=ax+b y=cx+d の2つの1次式の連立方程式から、 x=(d−b)/(a−c) が算出できる。
チの出力値は、その色ずれ量に応じて変化するために、
各出力値から得られる2つの線分の交点を求めれば、同
様にして色ずれ量が計算できることとなる。
00μmピッチとし、ずれ量が50μmであった場合に
ついての色ずれ量の計算について図示しているため、出
力最小値は横軸における0μm、100μmの点となっ
たために、全データを計算値として用いても問題はない
が、仮にずれ量が75μmであった場合には、最小値の
値が2つの線分のどちらの計算に用いれば良いのかを判
断する処理が必要となるために、最小値の値(または最
大値の値は)計算から除外することが望ましい。
及び計算手段により、本実施例におていは、各ライン幅
を0.5mm、ライン間隔を0.5mmとし、各パッチ
のシフトを量を100μmとしたもの、またひとつのパ
ッチのサイズを12mm×12mmのものを10個形成
し、色ずれ量の検出を行った。
時間、縦軸は出力値)。本実施形態においては、色ずれ
検出用センサとして、正反射光出力/拡散光出力の両方
が得られるLED発光素子と受光素子とからなる反射型
フォトセンサを用いた。ここで、正反射光出力はBkト
ナーのトナー濃度検知センサとして設けたものであるが
(何故ならば、Bkトナーでは拡散光出力が得られない
ため)、このように得られる出力値が各パッチ毎に異な
るためにある拡散光出力の立ち上がりタイミングを検出
開始タイミングとすることは難しいので、各パッチの拡
散光出力の検出開始タイミングは、正反射光の立ち下が
りタイミングを基準とし、所定時間経過後にある所定の
サンプリング周期によって所定点数サンプリングし、そ
の出力平均値を各パッチのセンサ出力値とした。このよ
うにして得られた出力値を、シフト量に対してプロット
したものを図6に示す。この2つの線分の交点の計算値
は1.31μmであった。 また、シフト量を任意にず
らしたものパターンを作成し、このずれ量の理想値に対
する誤差を求めたが、いずれも10μm以下であること
から、このような方式でも十分に色ずれを検出できるこ
とが確認できた。
18の両側に形成し、そのパッチから得られるセンサ出
力を得ることにより、主走査ずれ、副走査ずれの補正に
加え、スキュー量の補正も容易に行うことができる。
には、従来の横ラインと斜めラインの組み合わせで色ず
れ量を検出する方法に比べ、主走査ずれに関して、ダイ
レクトにそのずれ量を計算できるために、検出誤差を非
常に小さくできる。
ることにより、各パッチにおいて、正反射光の立ち下が
り出力を得ることができるために、拡散光出力の各パッ
チ毎に異なる出力値の検出が容易に行える。
ることにより色ずれ量を算出する方式をとれば、図9に
示されるようなセンサ取り付け面の距離に対する出力値
の依存性、または図10に示されるようなLED電流設
定値に対する出力値の依存性等の影響を一切受けること
がないために、非常に安定した色ずれ補正が行える。
成、パターン検知及び検知したパターンに基づいた位置
ずれ補正の制御は、図示しない制御回路のCPUが図示
しないROMに記憶されたプログラムにしたがって図示
しないRAMをワークエリアとして使用しながら実行す
る。
所定ピッチで複数のラインを基準色である黒トナーによ
り形成した基準パターンに対し、この基準パターンと等
ピッチで複数のラインからなるカラートナーの補正対象
色パターンとを重ね合わせたパターンをひとつのパッチ
とし、前記ラインの相対的な位置関係を該ラインのピッ
チ方向に任意量シフトさせたパッチを複数個、検出セン
サの読み取り方向に対し、連続的に形成したパッチ群を
形成し、基準色である黒トナーは転写体上で重ね合わさ
せる最終色であり、かつ、補正対象色パターンが基準パ
ターンに対し完全に重なった、もしくは完全にずれたパ
ターンを基準パッチとし、この基準パッチに対して複数
のパッチを、センサの読み取り方向に対し、前後に連続
的に並べてパッチ群を形成するようにしたので、高精度
の色ずれ検知が可能な補正パターンを形成することがで
きる。
ーンにおける連続した各パッチ群の任意のシフト量に対
する各パッチの光学的検出値の変曲点の両側に得られる
出力の2つの直線の交点を計算し、その結果に基づいて
色ずれ補正を行うので、高精度の位置ずれ補正が可能と
なる。
ーンを形成し、その補正パターンに基づいて色ずれを検
知し、検知された色ずれに基づいて補正することによ
り、高精度の位置ずれ補正が行えるカラー画像形成が可
能となる。
概略構成図である。
補正パターンである。
の詳細を示す図である。
下層にある場合とでシフトさせたパッチ群からの検出出
力を示す図である。
間隔を0.5mmとし、各パッチのシフトを量を100
μmとしたもの、またひとつのパッチのサイズを12m
m×12mmのものを10個形成し、色ずれ量の検出を
行ったときのセンサ出力波形を示す図である。
所定時間経過後にある所定のサンプリング周期によって
所定点数サンプリングし、その出力平均値を各パッチの
センサ出力値として得られた出力値を、シフト量に対し
てプロットした図である。
補正用パターンである。
センサとの関係を示す平面図である。
る。
Claims (14)
- 【請求項1】 複数色の画像を中間転写体上に形成して
多色のカラー画像を形成するときの各色の位置ずれを補
正する位置ずれ補正パターンの形成方法において、 所定ピッチで複数のラインを基準色である黒トナーによ
り形成した基準パターンに対し、この基準パターンと等
ピッチで複数のラインからなるカラートナーの補正対象
色パターンとを重ね合わせたパターンをひとつのパッチ
とし、前記ラインの相対的な位置関係を該ラインのピッ
チ方向に任意量シフトさせたパッチを複数個、検出セン
サの読み取り方向に対し、連続的に形成したパッチ群を
形成し、 基準色である黒トナーは転写体上で重ね合わさせる最終
色であり、かつ、補正対象色パターンが基準パターンに
対し完全に重なった、もしくは完全にずれたパターンを
基準パッチとし、この基準パッチに対して複数のパッチ
を、センサの読み取り方向に対し、前後に連続的に並べ
てパッチ群を形成することを特徴とする位置ずれ補正パ
ターン形成方法。 - 【請求項2】 前記中間転写体が転写ベルトからなり、
前記転写ベルトが前記基準色と同じ黒色であることを特
徴とする請求項1記載の位置ずれ補正パターン形成方
法。 - 【請求項3】 前記検出センサが発光素子と受光素子と
からなる反射型フォトセンサからなることを特徴とする
請求項1記載の位置ずれ補正パターン形成方法。。 - 【請求項4】 前記検出センサの中間転写体上のスポッ
ト径が、複数のラインにより構成されたパターンのライ
ン間隔以上であることを特徴とする請求項1または3記
載の位置ずれ補正パターン形成方法。 - 【請求項5】 前記検出センサの読み取り方向の長さで
ある各パッチ長と検出センサの転写体上のスポット径と
が、 パターン長≧パッチ長 の関係にあることを特徴とする請求項1記載の位置ずれ
補正パターン形成方法。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
の補正パターン形成方向で形成した補正パターンにおけ
る連続した各パッチ群の任意のシフト量に対する各パッ
チの光学的検出値の変曲点の両側に得られる出力の2つ
の直線の交点を計算し、その結果に基づき、色ずれ補正
を行うことを特徴とする位置ずれ補正方法。 - 【請求項7】 前記交点の計算の際、検出値の最小値ま
たは最大値以外の検出を使用することを特徴とする請求
項6記載の位置ずれ補正方法。 - 【請求項8】 前記検出センサは正反射光出力を持ち、
前記検出センサの各パッチの拡散光出力の検出開始タイ
ミングを、正反射光の立ち下がりタイミングを基準と
し、所定時間経過後にある所定サンプリング周期にて、
所定点数サンプリングし、その出力平均値を各パッチの
センサ検出値して、色ずれ補正を行うことを特徴とする
請求項6記載の位置ずれ補正方法。 - 【請求項9】 複数の像担持体と、各像担持体上に形成
されたトナー像を、順次転写することによりカラー画像
出力を得るカラー画像形成装置において、 所定ピッチで複数のラインを基準色である黒トナーによ
り形成した基準パターンに対し、この基準パターンと等
ピッチで複数のラインからなるカラートナーの補正対象
色パターンとを重ね合わせたパターンをひとつのパッチ
とし、前記ラインの相対的な位置関係を該ラインのピッ
チ方向に任意量シフトさせたパッチを複数個、検出セン
サの読みとり方向に対し、連続的に形成したパッチ群を
形成するパターン形成手段と、 この連続的なパッチ群の拡散光出力成分を検出するため
の検出センサと、基準色である黒トナーは転写体上で重
ね合わさせる最終色であり、かつ、補正対象色パターン
が基準パターンに対し完全に重なった、もしくは完全に
ずれたパターンを基準パッチとし、この基準パッチに対
し、複数のパッチを、センサの読みとり方向に対し、前
後に連続的に並べた構成としたパッチ群を色ずれ補正パ
ターンとすることを特徴とするカラー画像形成装置。 - 【請求項10】 前記トナー像転写体が転写ベルトから
なり、前記転写ベルトが前記基準色と同じ黒色であるこ
とを特徴とする請求項9記載のカラー画像形成装置。 - 【請求項11】 前記検出センサが発光素子と受光素子
とからなる反射型フォトセンサからなることを特徴とす
る請求項9記載のカラー画像形成装置。 - 【請求項12】 センサ読み取り方向の長さである各パ
ッチ長と検出センサの転写体上のスポット径とが、 パターン長≧パッチ長 の関係にあることを特徴とする請求項9記載のカラー画
像形成装置。 - 【請求項13】 各パッチ長、パッチ間隔及び検出セン
サの転写体上のスポット径とが、 パッチ長+パッチ間隔>センサの転写体上のスポット径
×2 との関係にあることを特徴とする請求項9記載のカラー
画像形成装置。 - 【請求項14】 前記トナー像は1成分現像装置によっ
て形成されることを特徴とする請求項9記載のカラー画
像形成装置。
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