JP2005352366A - 現像濃度制御方法および画像形成装置 - Google Patents

現像濃度制御方法および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 画像形成時に必要とされる画像形成条件の制御に要する時間の短縮化により画像形成処理が中断されてしまうダウンタイムを短くすることができるとともに現像剤の濃度検知精度を安定させることが可能な現像濃度制御方法を提供する。
【解決手段】 像担持体上において階調毎に形成される複数の濃度検知用トナーパターンPに生じている検知無効領域に相当するエッジ部の長さ領域b,cに現像バイアス切り換えに要する時間に相当する長さを含めることにより像担持体の進行方向での濃度検知用トナーパターンP同士の間隔を短くして濃度検知用トナーパターンの検知に要する時間を短縮することを特徴としている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、現像濃度制御方法および画像形成装置に関し、さらに詳しくは、現像濃度制御の際に用いられる濃度検知用トナーパターンの形成方法に関する。
電子写真方式を用いた複写機、レーザビームプリンタ等の画像形成装置では、常に安定した画像濃度が得られるようにするために、感光体等の像担持体上に濃度検知用トナーパターン(以下、トナーパッチともいう)を作成し、そのパターン濃度を光学的検知手段により検知し、その検知結果に基づいて現像ポテンシャルを変更(具体的には、LDパワー、帯電バイアス、現像バイアスの変更)して画像濃度に影響する現像濃度を制御するようになっている。
また、2成分現像方式の場合には、現像器内のトナー濃度制御目標値を変更することにより最大目標付着量(目標IDを得るための付着量)が狙いの値となるような画像濃度制御を行っている。
このような濃度検知用トナーパターンの検出手段としては、発光素子(発光手段)としてLEDを、受光素子(受光手段)としてPD(フォトダイオード)又はPTr(フォトトランジスタ)を組み合わせた反射型光センサが一般的に知られている。
従来、反射型光センサの構成としては、濃度検知用トナーパターンからの正反射光のみを検出対象とする構成(例えば、特許文献1)、濃度検知用トナーパターンからの拡散反射光のみを検出対象とする構成(例えば、特許文献2)、両方の反射光を検知対象とする構成(例えば、特許文献3)が知られている。
正反射光を検出して得られる正反射光出力とは、検知対象面で鏡面反射する光(入射角と反射角とが等しい)のことであり、検知対象面がつるつる(=鏡面光沢度が高い)の場合、照射された光が検知対象面で僅かに拡散されるのみで、殆どが正反射光として鏡面反射される。
一方、正反射光出力が得られる検知対象面の状態(鏡面光沢度が高い状態)とは異なり、トナーなどの粉体が付着している場合には、入射光がトナー内で拡散されるために正反射光が減少し、逆に拡散反射光、換言すれば、正反射にならない反射光の量が増加する。このような拡散反射光はカラートナーを検知対象とした場合に顕著であり、黒トナーの場合には、照射された光が殆ど吸収されるためさほど増加することはない。
従来、黒色だけでなく複数色のトナーを用いてカラー画像を得るような場合には、黒色および黒色以外の色のトナーを対象として正反射光、拡散反射光をそれぞれ組み合わせて潜像担持体である感光体あるいは転写ベルト上でのトナーの付着量を検出することが行われている(例えば、特許文献4)。
一方、正反射光出力と拡散反射光出力とを組み合わせて黒および黒以外の色のトナーを用いたカラー画像を対象とした各色のトナーの付着量を検出する方法としては、例えば、正反射光出力および拡散反射光出力がそれぞれ得られる受光センサの出力において、正反射光出力から拡散反射光出力を差し引くことで正反射光出力として得られる出力の中で純粋な正反射光成分に対応する出力を割り出す方法が提案されている(例えば、特許文献4)。
特開2001−324840号公報(段落「0035」欄) 特開平5−249787号公報(段落「0019」欄) 特開2001−194843号公報(段落「0004」欄) 特開平10−319669号公報(段落「0018」欄)
濃度検知用トナーパターンの濃度を検知し、検知結果に応じて現像バイアス制御や現像剤の補充など必要な現像剤特性を維持するための処理が実行され、この処理は、通常、画像形成装置での画像形成シーケンス処理に含まれるプロセスコントロール処理において実行される。
プロセスコントロールは、電源投入時や所定枚数の画像形成毎あるいは所定タイミング毎などのように、画像形成処理に直接作用する時期に相当しない時点で実行されるが、画像形成時、いわゆるプリントジョブ中に上述した開始条件が成立した場合に実行されると画像形成処理ができなくなり、その間、ユーザは待機状態におかれることになる。
従って、プロセスコントロールがプリントジョブ中に行われると、画像形成モードへの立ち上がりが遅いことやダウンタイムが長いことさらにはダウンタイムが頻繁に発生することなどの弊害が発生し、プリントランタイムの長大化を招き、ユーザに対して使い勝手が悪い印象を与える。
プロセスコントロールは、画像品質低下を防止するために重要な処理であり、これを省くことは現状ではできないために、上述した弊害の発生を抑制することが望まれる。
一方、プロセスコントロールの際に実行される現像剤の付着量検知に際しては、光学的に検知される濃度検知用パターンが用いられるが、濃度検知に要する時間は濃度検知用パターンの数に比例して長大化する。しかも、長大化を招く要因としては、濃度検知用トナーパターンのサイズやパターン間の間隔の設定そして光学検知素子からのスポット径がある。つまり、濃度検知用トナーパターンの数は形成される画像の色数などにより増加することから、光学検知素子からの検知光スポットが隣接するトナーパターン同士にオーバーラップしないように各トナーパターンの配置間隔を設定することが誤検知防止の上で重要となる。このため、トナーパターン同士の配置間隔を大きくすると、各トナーパターン検知に要する時間が多くなり、結果として検知時間の長大化を招く。
一方、現像装置において実行される現像バイアス制御は、パターンの階調性に応じて現像バイアスを切り換えることが行われる。このため、現像バイアス切り換えに際して所定のバイアス値が得られるまでのタイムラグが発生する。つまり、電源の特性にもよるが、現像バイアスの立ち上がりあるいは立ち下がりの際に所定の時間が必要となる。例えば、現像バイアスの立ち上がり・立ち下がり時間が50msであるとすると、シーケンス制御プログラムの処理に必要な時間が30ms程度となることを考慮した場合、これら各所要時間を付加した時間(80ms)が隣接するトナーパターンを形成開始するまでの間隔に相当することになる。このため、現像バイアス切り換えに要する時間によっては、トナーパターンの濃度検知に必要な時間が長大化する傾向となる場合がある。
ところで、現像装置によりトナー像とされた画像は、一般に縁端部(エッジ部)において濃度が高くなるエッジ効果を生じる場合がある。このことは濃度検知用トナーパターンにおいても生じる。
エッジ効果は帯電・露光・現像のバラツキが主な要因となって発生する。このエッジ部はパターン本来の濃度と異なる部分であり、この部分を除く範囲で安定したパターン濃度を検知することができる。
図6はエッジ効果を生じた画像の検知状態を示す図であり、同図においてエッジ部に相当する符号b、cで示す部分の領域がエッジ効果を生じる部分(例えば、2±1mm)に相当して濃度が高くなっているので、この部分を除外して符号aで示す領域を対象として検知することになる。
従って、検知対象となるトナーパターンは検知対象から除外する部分であるエッジ部を含む長さであるので、本来検知対象とする領域aよりもトナーパターンの進行方向長さ(L)が長くなる。これにより、検知に必要とされない部分を含む領域を検知するために要する時間はエッジ部を除く部分を検知対象とする場合に比べて長くなり、これが検知時間の長大化の原因となる。
本発明の目的は、上記従来の現像濃度制御方法における問題に鑑み、画像形成時に必要とされる画像形成条件の制御に要する時間の短縮化により画像形成処理が中断されてしまうダウンタイムを短くすることができるとともに現像剤の濃度検知精度を安定させることが可能な現像濃度制御方法および画像形成装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、像担持体上に濃度検出用のトナーパターンを形成し、このトナーパターン濃度を濃度検知手段によって検出し、その検出結果に基づいて画像形成条件の一つである現像バイアスが制御される現像濃度制御方法において、前記トナーパターンを形成するために用いられる現像バイアスは、濃度検出用の階調パターンに対応させて切り換えられて複数形成するのに用いられ、複数形成されるトナーパターン同士は、前記像坦持体の進行方向の間隔が前記現像バイアスの切り換えに要する時間よりも短い時間に相当する間隔に設定されて形成されることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の現像濃度制御方法において、前記トナーパターンは、前記像担持体の進行方向において検知に使用されない領域の長さと隣接するトナーパターンとの間の間隔とを合わせた長さが、前記像担持体の進行速度と前記現像バイアスの切り換えに要する所定時間から決まる長さに対して、少なくともそれと同等以上となる長さに設定されて形成されていることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の現像濃度制御方法において、濃度検知手段には反射型光センサが用いられ、該反射型光センサは、少なくとも1つの拡散反射光出力の得られるセンサであり、像坦持体の進行方向におけるトナーパターン同士の間隔が、拡散反射光受光センサのスポット径よりも長く設定されていることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のうちの一つに記載の現像濃度制御方法において、前記濃度検知手段として用いられる拡散反射光センサは、スポット径が、そのセンサを構成するレンズと遮光部材によって小さく絞れる構成が用いられることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のうちの一つに記載の現像濃度制御方法において、前記像坦持体の進行方向と垂直方向のトナーパターン長を短く(エッジ効果+スポット径以上、できるだけ小さく)することを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至4のうちの一つに記載の現像濃度制御方法において、像坦持体の進行方向のトナーパターン長を短くすることを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項1乃至6のうちの一つに記載の現像濃度制御方法において、前記濃度検知手段には反射型光センサが用いられ、パターンのエッジ検出は正反射光センサで行ない、トナー濃度検知は拡散光センサで行うことを特徴としている。
請求項8記載の発明は、請求項1乃至7のうちの一つに記載の現像濃度制御方法を画像形成装置に用いることを特徴としている。
請求項1および2記載の発明によれば、複数形成されるトナーパターン同士の間隔を現像バイアスの切り換えに要する時間より短い時間に相当する間隔に設定し、請求項2記載の発明においては、トナーパターンの検知に使用されない領域の長さと隣接するトナーパターンとの間の間隔が現像バイアス切り換えに要する時間に相当する間隔に対して少なくとも同等以上となるように設定されることにより、通常のトナーパターン同士の形成間隔以下で複数のトナーパターンが形成されることになり、結果として、複数のトナーパターンを検知するのに要する時間を短縮することができる。これにより、画像形成条件制御、いわゆるプロセスコントロールに要する時間を短くすることが可能となる。
請求項3記載の発明によれば、像担持体の進行方向におけるトナーパターン同士の間隔が拡散反射光センサのスポット径よりも長く設定されていることにより隣接するトナーパターン同士に光スポットがオーバーラップするような事態を防ぐことができ、誤検知を防止することが可能となる。
請求項4および5記載の発明によれば、トナーパターンのサイズを小さくしてトナーパターンの形成に用いられるトナーの消費用の低減およびクリーニングに際しての負荷軽減が可能となる。特に請求項4記載の発明においては光スポット径を小さく絞ることができる構成という簡単な構成により、また請求項5記載の発明においてはトナーパターンのサイズを決める要因の一つである像担持体の進行方向と垂直な方向での長さを短くするだけの簡単な構成によりそれぞれ上述した効果を得ることが可能となる。
請求項6記載の発明によれば、像担持体の進行方向におけるトナーパターンの長さを短くすることによりトナーパターンに生じるエッジ効果の領域のサイズを小さくすることができ、検知に要する時間および上記プロセスコントロールに要する時間を短くすることが可能となる。
請求項7記載の発明によれば、トナーパターンのエッジ検出には正反射光が、そしてトナー濃度検知には拡散反射光がそれぞれ用いられるので、エッジ部の検知に拡散反射光を用いた場合の検知の困難性を解消できる。これにより、エッジ部とこれ以外の領域、つまり生起のトナー濃度検知領域との区別のためにエッジ検出用のパターンを敢えても受ける必要がなくなることによりトナーパターン検知のために要する時間短縮が可能となる。
請求項8記載の発明によれば、トナーパターンの検知に要する時間を短縮することによりプロセスコントロールに要する時間の短縮を図ることが可能となる。
以下、図示実施例により本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明実施例による現像濃度制御方法が適用される画像形成装置の構成を示す図である。同図に示す画像形成装置20は、異なる色毎の画像情報に対応したレーザ光による書き込みが可能なカラーレーザプリンタであるが、本発明はこれに限らず、複写機、印刷機およびファクシミリ装置なども画像形成装置として含む。
図1に示す画像形成装置20は、色分解毎の画像を転写体として用いられる転写ベルトに吸着した紙などの記録シート重畳転写することによりカラー画像が潜像担持体から直接記録シートに形成される方式が用いられている。
図1において、画像形成装置20は、次に挙げる各装置を備えている。
原稿画像に応じた各色毎の画像を形成する作像装置21M、21C、21Y、21BKと、各作像装置21M、21C、21Y、21BKに対向して配置された転写装置22と、各作像装置21M、21C、21Y、21BKおよび転写装置22とが対向する転写領域に記録シートを供給するシート供給手段としての手差しトレイ23と、給紙装置24に装備されている第1給紙カセット24Aおよび第2給紙カセット24Bと、該手差しトレイ23あるいは給紙カセット24、24から搬送されてきた記録シートを作像装置21M、21C、21Y、21BKによる作像タイミングに合わせて供給するレジストローラ30と、転写領域において転写後のシート状媒体の定着を行う定着装置1とが備えられている。
定着装置1は、詳細を説明しないが、画像と対向する側に加熱されたベルトが配置されているベルト定着方式を採用した構成とされている。このため、定着装置1には、ベルトを加熱するための熱源およびベルトに対向してシートを挟持搬送しながら定着領域であるニップ部を構成する定着ローラおよび加圧ローラが装備され、ベルトは定着ローラと熱源との間に掛け回されて上記ニップ部を通過する構成とされている。
転写装置22は、転写体として複数のローラに掛け回されているベルト(以下、これを転写ベルトという)22Aが用いられたベルト装置に相当しており、詳細は図2において説明するが、各作像装置における感光体ドラムと対向する位置には転写バイアスを印加する転写バイアス手段22M、22C、22Y、22BKがそれぞれ配置され、さらに転写ベルト22Aの移動方向(図1中、矢印Aで示す方向)において第1色目を転写される側には、第1色目の転写に先立ち記録シートを転写ベルト22Aに吸着させるための吸着用バイアスを印加する吸着用バイアス手段31が転写ベルト22Aに当接可能に配置されている。
画像形成装置20は、一般にコピー等に用いられる普通紙と、OHPシートや、カード、ハガキといった90K紙、坪量約100g/m相当以上の厚紙や、封筒等の、用紙よりも熱容量が大きないわゆる特殊シートとの何れをも記録シートとして用いることが可能である。
図2は、転写装置22の構成を概略的に示す模式図であり、同図において転写ベルト22Aは、体積抵抗率が10〜1011Ωcmである高抵抗の無端状単層ベルトで構成されており、その材質はPDVDF(ポリフッ化ビニリデン)が用いられている。なお、転写ベルト22に用いられる材質としては、上述したポリフッ化ビニリデンに限らず、高い光沢度が得られる材質を選ぶことが可能である。例えば、カーボンブラックを分散させたポリイミド(PI)も選択できる。
ポリイミドは、高い耐久性に特徴があり、この材質中にブラックカーボンを分散させると環境依存性が少なく、経時抵抗安定性が良好な、いわゆる電子導電系の抵抗特性が得られる。この場合の体積抵抗率はおおよそ、10〜10Ω・cmである。
ポリイミドにカーボンブラックを分散させた場合には、転写ベルト22が黒色になるものの、前述したポリフッ化ビニリデンよりも光学度は高く、いわゆる、鏡面反射しやすい状態が得られ、この反射特性を利用することで光センサの検知精度に悪影響を及ぼさないようにできる。また、耐久性が高いことが摩耗しにくいことに繋がり、経時での光沢度低下が少ないという利点もあることがポリイミドを用いる際の理由としてあげられる。なお、光センサを用いた場合の転写ベルト22の材質には、カーボンを含まない透明な材質を転写ベルト22に用いることも可能であり、この場合にはベルトの裏側に反射部材としての金属板を位置させて裏側の金属板からの反射光を光センサにより検知することになる。
転写ベルト22Aは、各作像部に位置する感光体ドラム25M、25Y、25C、25Kに接触対向する各転写位置を通過できるように支持ローラ32〜37に掛け回されている。
支持ローラのうちで、各感光体と対向する転写ベルト22Aの展張面側で記録シートの移動方向上流側の入り口ローラ37と対向する位置には、電源38からの所定電圧が印加された吸着用バイアス手段31としてのローラ転写ベルト22Aの外周面に配置されている。
支持ローラのうち、符号33で示すローラは、転写ベルト22Aを摩擦駆動する駆動ローラであり、図示しない駆動源に接続されて図示矢印方向に回転することができる。
転写ベルト22Aを挟んで各感光体と対向するベルト内側の位置には、転写ベルト22Aのり面に接触するように転写バイアス印加部材39Y、39M、39C、39Kが設けられている。これらバイアス印加部材は、スポンジなどを外周に有するバイアスローラであり、各転写バイアス電源40Y、40M、40C、40Kからローラ芯金に転写バイアスが印加されるようになっている。印加された転写バイアスの作用により、転写ベルト22Aに転写電荷が付与され、各転写位置において該転写ベルト22Aと感光体ドラム表面との間に所定強度の転写電界が形成される。また上記転写が行なわれる領域での記録シートと感光体との接触を適切に保ち、最良の転写ニップを得るために、バックアップローラ41が設けてある。
転写バイアス印加部材39Y、39M、39Cとその近傍に配置されるバックアップローラ41は、回転可能に揺動ブラケット42に一体的に保持され、回動軸42Aを中心として回動が可能である。この回動は、カム43が矢印の方向に回動することで時計方向に回動する。
入り口のローラ37とローラからなる吸着用バイアス手段31は、入り口ローラブラケット44により支持されており、ローラ軸36Aを回動中心として、図2の状態から時計方向に回動可能である。
揺動ブラケット42に設けた穴42Bと、入り口ローラブラケット44に固植されたピン44Aとが係合しており、揺動ブラケット42の回動と連動して回動する。これらのブラケット42,44の時計方向の回動により、バイアス印加部材39Y、39M、39Cとその近傍に配置されるバックアップローラ41とは感光体25Y,25M,25Cから離され、入り口ローラ37と吸着用バイアス手段31も下方に移動する。ブラックのみの画像形成時に、感光体25Y,25M,25Cと転写ベルト22Aとの接触を避けることが可能となっている。
一方、転写ベルト22Aにおける展張面で記録シートの移動方向下流側に位置する転写バイアス部材39Kとこれに隣接するバックアップローラ41は、出口ローラ32の回転軸を支点として回動可能な出口ブラケット45に支持されており、転写装置22を画像形成装置本体に着脱する際には図示されないハンドルの操作により時計方向に回動することができ、黒色画像形成用の感光体25Kから転写バイアス部材39Kおよびバックアップローラ41を離間させることができるようになっている。
図1において、駆動ローラ33に捲装されている転写ベルト22Aの外側には、転写ベルト22Aに接触可能なブラシローラとクリーニングブレードとを備えたクリーニング装置46が設けられており、転写ベルト22Aに付着しているトナーなどの異物を除去できるようになっている。
転写ベルト22Aの移動方向で駆動ローラ33より下流に、転写ベルト22Aの外周面を押し込む方向にローラ34が設けられ、駆動ローラ33への転写ベルト22Aの巻きつけ角を確保している。ローラ34より更に下流の転写ベルト22Aのループ内に位置するローラ35は、押圧部材(ばね)47による押圧力を転写ベルト22Aに付与してテンションを与えるテンションローラとして機能するようになっている。
図1に示す画像形成装置20は、転写装置22が斜めに延在させてあるので、水平方向での転写装置22の占有スペースを小さくすることができる。
上記構成を備えた画像形成装置20では、次の行程および条件に基づき画像形成が行われる。なお、以下の説明では、各作像装置を代表して符号21Mで示したマゼンタトナーを用いて画像形成が行われる作像装置を対象として説明するが、他の作像装置も同様であることを前置きしておく。
画像形成時、感光体ドラム25Mは、図示されないメインモータにより回転駆動され、帯電装置27Mに印加されたACバイアス(DC成分はゼロ)により除電され、その表面電位が所定電位(例えば略−50V)の基準電位に設定される。
次に感光体ドラム25Mは、帯電装置27MにACバイアスを重畳したDCバイアスを印加されることによりほぼDC成分に等しい電位に均一に帯電される。
感光体ドラム25Mは、一様帯電されると書き込み行程が実行される。書き込み対象となる画像は、図示しないコントローラ部からのデジタル画像情報に応じて書き込み装置29を用いて静電潜像形成のために書き込まれる。つまり、書き込み装置29では、デジタル画像情報に対応して各色毎で2値化されたレーザダイオード用発光信号に基づき発光するレーザ光源からのレーザ光がシリンダレンズ(図示されず)、ポリゴンモータ29A、fθレンズ(図示されず)、第1〜第3ミラー、およびWTLレンズを介して、各色毎の画像を担持する感光体ドラム、この場合には、便宜上、感光体ドラム25M上に照射され、照射された部分の感光体ドラム表面での表面電位が所定電位(例えば略−50V)となり、画像情報に対応した静電潜像が作像される。
感光体ドラム25M上に形成された静電潜像は、現像装置26Mにより色分解色と補色関係にある色のトナーを用いて可視像処理されるが、現像行程では、現像スリーブにACバイアスを重畳したDCバイアス(−300〜−500V)が印加されることにより、書き込み光の照射により電位が低下した画像部分にのみトナー(Q/M:−20〜−30μC/g)が現像され、トナー像が形成される。
現像行程により可視像処理された各色のトナー画像は、レジストローラ30によりレジストタイミングを設定されて繰り出される記録シートに転写されることになるが、記録シートは、転写ベルト22Aに達する前にローラで構成されたシート吸着用バイアス手段31による吸着用バイアスの印加によって転写ベルト22Aに静電吸着されるようになっている。
転写ベルト22Aに静電吸着されて転写ベルト22Aと共に搬送移動する記録シートは、各作像装置での感光体ドラムに対向する位置で転写装置22に装備されている転写バイアス部材39Y、39M、39C、39Kによるトナーと逆極性のバイアス印加によって感光体ドラムからトナー像を静電転写される。
各色の転写工程を経た記録シートは、出口ローラ32の曲率を利用した曲率分離され、定着装置1(図1参照)に向けて搬送され、定着ベルトと加圧ローラとにより構成される定着ニップを通過することにより、トナー像が転写紙に定着され、その後、片面プリントの場合には、胴内排紙トレイ20A(図1参照)に向けた第1の排紙方向B、または、外部排紙トレイに向けた第2の排紙方向Cのいずれかの方向に排出切り換え爪48によって切り換えられることで排出される。
第1の排紙方向Bが選択されると、記録シートは画像面が下を向くフェースダウンの状態でスタックされ、第2の排紙方向Cが選択されると、図示しないが、外侮に装備されている後処理装置(ソータや綴じ装置など)に向けてあるいはスイッチバックを経て両面への画像形成のための再循環路のいずれかに搬送される。
なお、本実施例におけるカラーレーザプリンタでは、上記のような画像形成モードとは別に、電源投入時、またはある所定枚数通紙後に各色の画像濃度を適正化するためにプロセスコントロール動作(以下、プロコン動作と略す)が実行される。
このプロコン動作では、各色のトナーを対象とした階調パターンを構成された標準被検知物に相当する濃度検知用トナーパターン(以下、Pパターンと略す)を、帯電バイアス、現像バイアスを適当なタイミングで順次切り換えることにより転写ベルト上に作像し、これらPパターンの出力電圧を、転写ベルト22Aの駆動ローラの一つの近傍、図1および2では、各感光体が並置されている位置を転写ベルト22Aが通過した位置の外部に配置された濃度検知センサ(以下Pセンサと略す)50により検知し、説明は省くが、その出力値を付着量変換アルゴリズム(粉体付着量変換方法)により付着量変換して、現在の現像能力を表す(現像γ、Vk)の算出し、この算出値に基づき、現像バイアス値及びトナー濃度制御目標値の変更をする制御を行っている。なお、濃度検知センサ、いわゆる、Pセンサ50は、上述した転写ベルト22Aを対象とした位置に限らず、各感光体を対象とする位置に設けることも可能である。
Pセンサ50は、本実施例による現像濃度制御方法を実行するために用いられる部材であり、図3に示すように、素子ホルダ50Aに内蔵されたLED51と、正反射受光素子52と、拡散反射受光素子53とを備え、検知対象面54に形成されたトナーパターンが用いられるPパターン55に対して照射された光の反射成分をそれぞれの受光素子により検出するようになっている。なお、受光素子としては、フォトトランジスタやフォトダイオードが用いられる。
本実施例では、Pセンサ50による検知対象となるPパターン55が次に挙げる方式により形成される。
本実施例におけるPパターン55は、図6において説明したように、濃度検知に寄与しないエッジ効果が生じている端縁が検知の無効領域であるので、感光体の進行方向における無効領域を現像バイアス切り換え時間に相当する領域に重ね合わせることでPパターン55同士の間隔を狭くすることができ、これにより、Pパターン55の検知に要する時間を短縮することができる。
つまり、感光体の移動方向におけるPパターン55の長さ方向で隣接するPパターン55同士の間隔を隣接するPパターン間で設定される現像バイアスの切り換え時間と感光体の移動速度とで得られる長さ分をオーバーラップさせることによりトナーパッチ同士を近接させることができる。
図4は、この状態を説明するための図A相当のタイミングチャートであり、同図(A)は、図Aに示した現像バイアスと感光体上での表面電位との関係を示し、同図(B)が本実施例における現像バイアスと感光体上での表面電位との関係を示している。
現像バイアスは、長さLのPパターンを形成する間、符号Vb1で示す現像バイアスを維持され、次のPパターンを形成する際にそのPパターンの濃度に対応した現像バイアスVb2に切り換えられる。
現像バイアスをVb1からVb2に切り換えるために必要な時間はt1である。現像バイアスの切り換え時間t1を短縮させることは各Pパターン同士の検知に要する時間を短縮する上で有効ではあるが、実際には、現像バイアスを切り換えるための電源を交換するなどの手順が必要となり容易には行えない。このため、上述したトナーパッチ同士の間隔Dは現像バイアスの切り換えに要する時間t1に相当する距離よりも長い間隔Dに設定されている。
これに対して本実施例では、図4(B)に示すように、トナーパッチにおける濃度検知に寄与しない領域であるエッジ効果が生じている領域(符号a,bで示す領域)を利用してこの領域内にPパターン55同士の間隔の一部をオーバーラップさせることで、間隔D’<t1となるようにし、b+c+D’を現像バイアスの切り換えに要する時間t1と同等とする。つまり、図5に示すように、Pパターン55の数が10個である場合、プロセス速度が150mm/cmであるとすると、図6に示したエッジ効果による無効領域b(=c=3mm)の長さは、20msec相当となる。このため、従来は間隔Dの長さLが80msecに相当していたのに対して、図4(B)に示すように、無効領域b,cの両方に15mmsecずつ振り分けることによりPパターン55同士の間隔D’=80−(2×30)=50msecとすることができる。これにより、図5に示すように、Pパターン55の数が10個である場合には、30×(10−1)=270msecの時間短縮が可能となる。
このような時間短縮を実現するには、一定の現像バイアスを印加する時間t2’をt2‘<t2とすることなど現像バイアスの印加時間について工夫が必要であるが、例えば、無効領域aより長くするなどの方法で対処できる。
以上のようにPパターン55同士の間隔を縮小することで、Pパターン55の読取に要する時間を削減することが可能となる。
本実施例では、上述したようなPパターン55同士の間隔を狭くした場合、隣接するPパターン55同士の一部が拡散光センサからの光スポット内にオーバーラップすることが原因する誤検知を防止できるようになっている、以下この構成について説明する。
本実施例では、隣接するPパターン55光スポットがオーバーラップするのを防止するために、Pパターン55同士の間隔D’を光スポット径φよりも大きく設定している。これにより、Pパターン55同士の間隔D’が光スポット径φよりも小さい場合に発生するPパターン55同士の境界が検知しにくくなることを防止でき、境界付近に形成されるエッジ効果による検知無効領域b,cを割り出す精度を高めることができる。
つまり、Pパターン55同士の間隔D’が光スポット径φよりも小さいと、隣接するPパターン55を共に検知することになり、明確な境界が割り出せなくなるので、少なくとも、間隔D’>φの関係を成立させてPパターン55が形成されていないPパターン55間の領域(地肌部)をサンプリングできるようにする。
本実施例においては、Pパターン55同士の間隔を狭くする方式として、トナーパッチ55に照射される光スポット径を絞り込んで小さくすることが行われる。以下これについて説明する。
図3(A)において、Pセンサ50に設けてある発光素子としてのLED51と正反射受光素子52とは、検知対象面54に対する法線Zの方向に沿って互いに配置位置がずらされて設けてある。これにより、LED51と正反射受光素子52とは検知対象面54に沿った方向で近接させても互いに接触することがなく、しかも、法線Zを境にした入射角θ0と反射角θ1とのなす角度がきわめて小さい角度、本実施例では、従来の構成では困難とされていた25°以下、好ましくは20°以下に設定するようになっている。
また、LED51と正反射受光素子52とは法線Zの方向に沿って互いの配置位置を近接させることには限界があり、これにより入射角θ0と反射角θ1とでなす角度を上述した25°以下に設定することが困難となることがある。
本実施例では、図3(B)に示すように、法線Zの方向に沿って互いに位置をずらさない場合などのように、検知対象面54に沿ってLED51と正反射受光センサ52との配置位置を近接させることが困難な場合には、入射光路および反射光路のうちの少なくともいずれかの光路に光の進行方向を変化させる進行方向偏光手段55,55’を設ける。これによりLED51からの光が正反射受光センサ52に至る光路の入射角θ0と反射角θ1とのなす角度を上述した25°以下に設定することができる。この構成に関しては、本出願人の先願である特願2003−102745号および特願2003−102766号の願書に添付した明細書において詳細が説明されている。
このようなスポット径を小さく絞ることによりスポット径に対応したサイズのPパターン55を形成することができるので、Pパターン55のサイズ縮小化によりPパターン55を検知するに要する時間を短くすることができる。
一方、光スポット径を小さくする構成としては、センサに対する光路内に集光可能なレンズを配置して光スポットを絞る構成とすることも可能である。本実施例の場合、拡散光スポット径を従来の4〜5mmに対して2〜3mmに縮小できる光学レンズを備えさせている。
このような構成によりPパターン55のサイズを小さくできることでPパターン同士の間隔も短くでき、そしてPパターン55の長さも短くすることができるので、制御部側でのサンプリング周期やサンプリング間隔の変更に比べて簡単な構成により検知に要する時間短縮が可能となる。つまり、Pパターンの移動方向における長さLは、少なくともL=Ts×Vs×(N−1)+φ+b+c以上の長さが必要となる(但し、Ts;サンプリング周期、Vs=プロセス速度)。
サンプリング周期やサンプリング間隔は、本体側での処理内容、つまり、画像形成に係る各装置の特性との絡みもあり、変更することは容易ではない。また、サンプリング数を減らすと、検知精度が下がってしまう。そこで、スポット径φの小さいセンサを使用することにより、その分パターンの縮小が可能となる。
本実施例に関して本発明者が実験したところ、従来のスポット径5mmのセンサを用いていた場合に比べて、スポット径3mmのセンサにすると2mmの縮小が実現できた。
ところで、像坦持体の進行方向と垂直の方向のパターンサイズは、プロセスコントロールの時間短縮には直接的には寄与しない。しかし、パターンの進行方向の長さだけでなく、パターンサイズ全体を小さくすることは、トナーの消費量を減らすとともに、作成したPパターンを除去するクリーニングの負荷を軽減させることになり、重要な項目である。進行方向と垂直方向のパターン長として必要なのは、エッジ効果、帯電・露光・現像のばらつき、像坦持体の搬送による位置ずれなどである。よって、センサのスポット径を小さいセンサを用いることで、像坦持体の進行方向と垂直方向のパターンサイズを縮小させることができ、パターンのサイズ全体を縮小させることが可能となる。
スポット径が3mmのセンサを使用した場合、両端のエッジ効果を3mmと、位置ずれ等のメカ的な余裕度1mmを見込んで算出するとW=10mmとなり、従来のスポット径5mmのセンサを用いていた場合のW=12mmに比べると2mmの縮小が実現できる。
現像バイアスを切り換えることにより複数のトナー階調パターンを作成する場合には現像バイアスを上げるのは容易であるが、現像バイアスを下げるのは下がるのを待つしかないため、現像バイアスを低い方から高い方へ、すなわち、トナー濃度の薄い方から濃い方へ作像する方法が容易である。
しかし、濃度が薄いPパターンは、時には検知できない場合もあるため、第一に検知するPパターンとしてはあまり適していない。
そこで、トナー濃度のサンプリングを開始するトリガとなるのは、ソフト上の所定の起点が相当する場合、またはトナー検知開始を知る為のエッジ検出用パターンを作成する場合もある。後者の場合、トナー濃度検出用のパターンの他に、エッジ検出用のパターンが必要となり、トナー濃度検知に要する時間がその分延びることになる。
本実施例ではこのような現状を踏まえ、トナーのエッジ検出には正反射光センサの出力値を用い、トナー濃度検知は拡散光センサで行う方式によって解決できることを見出した。
これにより、正反射光センサはトナーの有/無のみによって判断できるので、薄いPパターンを検知する場合には拡散光でエッジ検出をするよりは精度高いエッジ検出ができる。
本実施例は以上のような構成により、Pパターンを複数形の階調により形成し、各トナーパッチの濃度を検知する際には、各Pパターン55に生じているエッジ部が相当する検知に無効な領域内に現像バイアス切り換えに要する時間に相当する長さを含めることでPパターン同士の間隔を短くして、換言すれば、Pパターン同士の間隔を狭くして接近させることでPパターンの検知に要する時間を短縮することができる。
しかも、隣接するPパターンの検知に用いられる光スポットの径に対して上述したPパターン同士の間隔を大きくし、さらには、光スポットを絞ることで小さくすることにより、隣接するPパターン同士に光スポットがオーバーラップするような事態を避けて一つのPパターンを対象とした濃度検知を正確に行うことが可能となる。
本発明実施例による光センサを用いた画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの概要正面図である。 図1に示した画像形成装置に用いられる転写装置の構成を説明するための図である。 本実施例による光センサの構成として用いられる、正反射光と拡散反射光を同時に検出するタイプの光学的検知手段の構成図であり、(A)は検知対象面の法線に沿って配置位置がずらされている場合を、(B)は検知対象面の法線を境にしてセンサ同士を近接させることができない場合をそれぞれ示している。 本実施例による現像濃度制御方法に用いられる濃度検知用パターン(トナーパッチ)の形成条件を説明するための現像バイアスと感光体上の表面電位との関係を示すタイミングチャートであり、(A)は従来例を、(B)は本実施例をそれぞれ示している。 図4に示したタイミングチャートで説明した形成条件により形成された濃度検知用パターン(トナーパッチ)の形成状態を示す図である。 現像濃度制御方法に用いられる濃度検知用トナーパターン(トナーパッチ)の形成条件に関する従来例を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
20 画像形成装置
50 光センサ
51 LED
52 正反射受光素子
53 拡散反射受光素子
54 検知対象面
55 濃度検知用トナーパターンであるPパターン
L Pパターン長
D’ Pパターン同士の間隔

Claims (8)

  1. 像担持体上に濃度検出用のトナーパターンを形成し、このトナーパターン濃度を濃度検知手段によって検出し、その検出結果に基づいて画像形成条件の一つである現像バイアスが制御される現像濃度制御方法において、
    前記トナーパターンを形成するために用いられる現像バイアスは、濃度検出用の階調パターンに対応させて切り換えられて複数形成するのに用いられ、
    複数形成されるトナーパターン同士は、前記像坦持体の進行方向の間隔が前記現像バイアスの切り換えに要する時間よりも短い時間に相当する間隔に設定されて形成されることを特徴とする現像濃度制御方法。
  2. 請求項1記載の現像濃度制御方法において、
    前記トナーパターンは、前記像担持体の進行方向において検知に使用されない領域の長さと隣接するトナーパターンとの間の間隔とを合わせた長さが、前記像担持体の進行速度と前記現像バイアスの切り換えに要する所定時間から決まる長さに対して、少なくともそれと同等以上となる長さに設定されて形成されていることを特徴とする現像濃度制御方法。
  3. 請求項1記載の現像濃度制御方法において、
    濃度検知手段には反射型光センサが用いられ、該反射型光センサは、少なくとも1つの拡散反射光出力の得られるセンサであり、像坦持体の進行方向におけるトナーパターン同士の間隔が、拡散反射光受光センサのスポット径よりも長く設定されていることを特徴とする現像濃度制御方法。
  4. 請求項1乃至3のうちの一つに記載の現像濃度制御方法において、
    前記濃度検知手段として用いられる拡散反射光センサは、スポット径が、そのセンサを構成するレンズと遮光部材によって小さく絞れる構成が用いられることを特徴とする現像濃度制御方法。
  5. 請求項1乃至4のうちの一つに記載の現像濃度制御方法において、
    前記像坦持体の進行方向と垂直方向のトナーパターン長を短く(エッジ効果+スポット径以上、できるだけ小さく)することを特徴とする現像濃度制御方法。
  6. 請求項1乃至4のうちの一つに記載の現像濃度制御方法において、
    像坦持体の進行方向のトナーパターン長を短くすることを特徴とする現像濃度制御方法。
  7. 請求項1乃至6のうちの一つに記載の現像濃度制御方法において、
    前記濃度検知手段には反射型光センサが用いられ、パターンのエッジ検出は正反射光センサで行ない、トナー濃度検知は拡散光センサで行なうことを特徴とする現像濃度制御方法。
  8. 請求項1乃至7のうちの一つに記載の現像濃度制御方法を用いることを特徴とする画像形成装置。
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