JP2004004919A - 画像形成装置及びこれに用いるトナーパターン像濃度検出装置 - Google Patents
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Abstract
【目的】像担持体上に付着したカラートナーの量を光学的に高い精度で検出することができる、特に、トナーが像担持体表面を完全被覆するような高付着領域で高精度に検出できること。
【構成】像担持体1上に形成されたトナーパターン像に発光素子2の光を照射し、その反射光を受光素子3で検出した結果によって作像条件を制御するトナー濃度検出装置であって、発光素子2と受光素子3は、共に指向特性を有し、且つ、発光素子2と受光素子3の光軸が交わる点Pが、像担持体1の表面上近傍にあり、この点Pにおける法線hに対して前記光軸を含む光軸平面S1を所定の条件の下に角ψだけ傾斜させる。
【選択図】 図3
【構成】像担持体1上に形成されたトナーパターン像に発光素子2の光を照射し、その反射光を受光素子3で検出した結果によって作像条件を制御するトナー濃度検出装置であって、発光素子2と受光素子3は、共に指向特性を有し、且つ、発光素子2と受光素子3の光軸が交わる点Pが、像担持体1の表面上近傍にあり、この点Pにおける法線hに対して前記光軸を含む光軸平面S1を所定の条件の下に角ψだけ傾斜させる。
【選択図】 図3
Description
【特許請求の範囲】
【請求項1】像担持体上に形成されたトナーパターン像に発光素子の光を照射し、その反射光を受光素子で検出するトナーパターン像濃度検出装置において、
前記発光素子と前記受光素子の光軸が交わる点が、略前記像担持体表面上にあり、この交点を通る前記像担持体表面に対する法線と前記発光素子の光軸と前記受光素子の光軸を含む光軸平面の成す角ψが
15°≦ψ<90°
の条件を満たすトナーパターン像濃度検出装置。
【請求項2】請求項1記載のトナーパターン像濃度検出装置を具備した画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、カラー複写機で代表される画像形成装置、及びこれに用いられ、発光素子と受光素子によって像担持体上のトナー濃度を検出し、それに応じて作像条件を制御するトナー濃度検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、トナーを含む現像剤を用いて像担持体たる感光体の表面に形成された静電潜像を現像する複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、静電潜像の現像に伴って現像器内に収容されている現像剤中に含まれているトナーが消費されるため、複写画像の濃度を常時一定に保つには、現像剤の消費量に応じて新たなトナーが補給されなければならない。
そのため、従来、現像剤中のトナー濃度と現像濃度(感光体へのトナー付着量)とが一定の比例関係にあることに着目して、複写すべき原稿を載せるための原稿台ガラスの近傍に設けた一定の濃度を有する基準チャートを、感光体上に露光、現像してトナー濃度検出用の基準パターン像を形成し、その濃度を光学的に検出して、検出値に応じてトナーの補給量を制御するようにしている。具体的には、基準パターン像の所定の9設定値の濃度と、トナー補給制御のために検出された基準パターン像の濃度とを比較し、後者の方が高ければトナー補給を止めるか補給量を減少させ、低ければトナー補給の再開あるいは補給量を増加させる。
【0003】
一方、近年においては、赤、青等のモノカラーの複写器の開発が進められ、この種の複写機では、黒トナーの現像器とカラートナーの現像器とを任意に交換する方式、あるいは両現像器を併設してその作動を任意に切り替え制御する方式が採用されている。
従来、黒トナーの複写機において使用されている基準パターン像の濃度を検出する光学手段は、発光素子と受光素子とからなり、受光素子が発光素子からの正反射光を検出するように構成され、受発光光束の各光軸を含む光軸平面は像担持体の法線を含む平面と一致しいる。
しかし、カラートナーでの現像に際しては、カラートナーは乱反射を生じるため、像担持体としての感光体とカラートナーとの反射率にほとんど差がなく、図13に示すように、破線で示すカラートナー(実線は黒トナー)は、トナー濃度と受光素子出力(正反射光量)との間で相関関係を得ることができず、カラートナーによる基準パターン像の濃度を検出することは不可能である。
【0004】
その対策として、特開昭61−209470号公報には、発光素子又は受光素子の少なくとも一方を、現像に黒トナーを使用している場合には受光素子が正反射光を受光するように、そして現像にカラートナーを使用している場合には、受光素子が乱反射光を受光するように上記光軸平面内で回転させて切り替え可能としたトナー濃度検出装置が開示されている。
また、特開昭62−164066号公報には、像担持体上でのトナー付着量に応じて2次曲線状の赤外線フォトセンサ出力特性を有するモノカラートナーについて、画像濃度が増す時に、センサ出力も増すようなカラー特性領域で制御し、センサ出力が一定値を上まわるときはトナーの補給を制限する方法が、また、特開昭62−209476号公報には、受光素子を2個用い、一方を正反射光、他方を乱反射光を受光するように配置し、両受光素子の出力信号の差に対応して現像装置のトナー供給量を制御する方法がそれぞれ開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のカラー濃度検出方法または装置においては、何れにしても、発光素子と受光素子の各光軸を含む光軸平面は、像担持体の法線を含む構成となっており、この光軸平面内で各素子の角度を変える方法を採っているため、狭いスペース内に機構を組み込まなければならない点や、構成が複雑になる等の問題点があり、さらなる簡単な構成が望まれるところであった。
そこで、この発明の目的は、上述した従来の問題点を解消して、像担持体上に付着したカラートナーの量(面密度)を光学的に高い精度で検出することができる、特に、トナーが像担持体表面を完全被覆するような高付着領域で高精度に検出できる簡単な構成のカラー濃度検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、像担持体上に形成されたトナーパターン像に発光素子の光を照射し、その反射光を受光素子で検出するトナーパターン像濃度検出装置において、前記発光素子と前記受光素子の光軸が交わる点が、略前記像担持体表面上にあり、この交点を通る前記像担持体表面に対する法線と前記発光素子の光軸と前記受光素子の光軸を含む光軸平面の成す角ψが、15°≦ψ<90°の条件を満たすことを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、画像形成装置において、請求項1記載のトナーパターン像濃度検出装置を具備したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
請求項1又は2の発明では、発光素子と受光素子の光軸が交わる点が、像担持体の略表面上にあり、この交点を通過する前記像担持体表面に対する法線と前記発光素子と前記受光素子の光軸を含む光軸平面の成す角をψとすると、受光素子のカラートナーからの乱反射光に対する感度は、15°≦ψ<90°の範囲で顕著に表れる。このため、前記光軸平面を回転させて、ψをこの範囲、例えば30°以内に設定することにより、像担持体上に付着したカラートナーの量が光学的に高い精度で検出される。
【0009】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。図1は、この発明が適用されるカラー画像形成装置を示しており、同図において、図示しないスキャナ部において、デジタル信号に変換された画像情報は、顕像パターンを形成する書込みユニット22に送られる。この書込みユニット22は、各色の画像情報を含むレーザ光22Y、22M、22C、22BKを記録ユニット23Y、23M、23C、23BKに射出するものであり、記録ユニット23Y、23M、23C、23BKは同一平面上に一定の間隔で配置されている。各記録ユニット23Y、23M、23C、23BKは、それぞれ現像色が異なるものの電子写真方式の同一構成を有しており、例えば、記録ユニット23Cは、感光体ドラム24Cを帯電チャージャ25Cによって何れかの階調に対応する電位で一様帯電し、書込みユニット22からのレーザ光22Cにより画像情報に応じた変調光を照射して感光体ドラム4Cを露光し、これによって感光体ドラム4Cに形成したシアン光像の静電潜像に対して、現像ユニット26Cにより現像を行って顕像化する。
【0010】
図示しない給紙部より送られた転写紙は、レジストローラ30によりタイミングを合わせて駆動ローラ34と従動ローラ35に支張された転写ベルト1に送り出され、図中左方向に搬送されながら、感光体ドラム4BK、4C、4M、4Yによって順にトナー像が転写された後、定着ローラ32によって定着されて排紙される。
この転写ベルト1において、図2に示すように、発光素子2と受光素子3が、同ベルト1上の所定の点Pにおける垂線sとその光軸2aと3aとがなす角がそれぞれθ1とθ2となるように配置されている。この実施例で用いている発光素子2と受光素子3は、共に比較的広い指向性を有し、発光素子2の射出光の光量、又は受光素子3の受光域の感度が1/2になる角、つまり広がり角を各々φ1,φ2(例えば、φ1=30°、φ2=20°)としたとき、
(φ1+φ2)/2=25°
の関係を持っている。
【0011】
そして、図2の矢印A方向から見た図3に示すように、点Pにおける法線hと光軸2a(3a)を含む平面S1とが角度ψをなすように発光素子2と受光素子3とが配置され、この実施例ではψ=30°に設定されている。この構成において、点Pにおける法線hと平面S1とのなす角度ψを変化させていったとき、図4に示すように、転写ベルト1をカラートナーが完全被覆している場合の特性線40とトナー付着がない場合の特性線41の比較から分かるように、カラートナーは乱反射であるため、角度ψが−10度〜10度の範囲では受光素子3の出力電圧の変化はあまり見られないが、上記の範囲の外側では、その変化は2つの特性線の値の差として最も顕著に表れている。したがって、この実施例のように、例えば、角度ψ=30°とすることにより、転写ベルト1上のトナー濃度が高感度に検知される。また、黒トナーを用いた場合は、正反射光であるので、角度ψ=0°で最も感度良く検知できるため、黒トナーを用いた場合とカラートナーを用いた場合とで、ψの値を0°と30°とで必要に応じて切り替える構成にすることもできる。
【0012】
参考例1について説明する。図5に示すように、発光素子2と受光素子3が、感光体ドラム4C(図1に示す感光体ドラムBK、4C、4M、4Yのうちの一例として用いる)上の所定の点Pにおける感光体ドラム4Cに対する垂線sとその光軸2aと3aとが成す角がそれぞれθ1とθ2となるように配置されている。この例で用いている発光素子2と受光素子3は、共に比較的受発光光束の広がりの狭い、つまり狭い指向性を有し、発光素子2の射出光の光量、又は受光素子3の受光域の感度が1/2になる角、すなわち広がり角を各々φ1,φ2(例えば、φ1=8°、φ2=12°)としたとき、
(φ1+φ2)/2=10°
の関係を持っている。
【0013】
そして、図5の矢印A方向から見た図6に示すように、点Pにおける法線(接線に垂直な直線)hと光軸2a(3a)を含む平面S1とが角度ψをなすように発光素子2と受光素子3とが配置され、この例ではψ=30°に設定されている。
この構成において、点Pにおける法線hと平面S1とが成す角度ψを変化させていったとき、図7に示すように、感光体ドラム4Cをカラートナーが完全被覆している場合の特性曲線42、いくらかトナー付着がある場合の特性曲線43、及びトナー付着がない場合の特性曲線44の比較からわかるように、カラートナーは乱反射であるため、角度ψが0゜近傍、あるいは±30°の近傍では受光素子3の出力電圧の変化は3つの特性曲線の値の差として顕著に表れているが、±10°近傍では、その変化はあまり見られない。
角度ψ=0°の時の受光素子3の出力とトナー濃度との関係は、図8に示すように、トナー付着量が0.5mg/cm2以上の多い所では、カラートナーの特性線50と黒トナーの特性線51から分かるように、受光素子3の出力はほとんど変化せず感度を持たない。したがって、この例のように、例えば、角度ψ=30°とすることにより、感光体ドラム4C上のトナー濃度が感度良く検知される。
【0014】
参考例2について説明する。この例の構成は、参考例1と略同様である。異なっている点は、図10に示すように、発光素子2の光軸2aと受光素子3の光軸3aを含む平面S1が、感光体ドラム4Cの回転軸を含む平面Saに対して角度ψをなすように限定されている点である。
図9に示すように、発光素子2と受光素子3が、感光体ドラム4C上の所定の点Pにおける垂線sとその光軸2aと3aとがなす角がそれぞれθ1とθ2となるように配置されている。この例に用いられている発光素子2と受光素子3は、共に比較的狭い指向性を有し、発光素子2の射出光の光量、又は受光素子3の受光域の感度が1/2になる角、つまり広がり角を各々φ1,φ2(例えば、φ1=8°、φ2=12°)としたとき、
(φ1+φ2)/2=10°
の関係を持っている。
そして、図9の矢印A方向から見た図10に示すように、感光体ドラム4Cの回転軸を含む平面Saと光軸2a(3a)を含む平面S1とが角度ψをなすように発光素子2と受光素子3とが配置され、この例ではψ=30°に設定している。動作の説明は、参考例1と同様であるので省略する。
【0015】
参考例3について説明する。この例の構成は、参考例1の例と略同様であるが、異なっているのは、図12に示すように、発光素子2の光軸2aと受光素子3の光軸3aを含む平面S1が、感光体ドラム4Cの回転軸に直交する平面Stに対して角度ψを成すように限定し、且つ、発光素子2の光軸2aと受光素子3の光軸3aとが交わる点P’は、感光体ドラム1表面上の点Pに限定されず、この点Pより感光体ドラム1の表面から内側にずれた位置、すなわち感光体ドラム1表面の近傍に設定されている点である。
【0016】
図11において、発光素子2と受光素子3の光軸2aと3aとが交わる点P’は、感光体ドラム4C上の法線hとの交点Pより感光体ドラム1の内側にずれた位置にあり、この点Pを通る法線hとその光軸2aと3aがなす角がそれぞれθ1とθ2となるように配置されている。この例で用いている発光素子2と受光素子3は、共に比較的狭い指向性を有し、発光素子2の射出光の光量、又は受光素子3の受光域の感度が1/2になる角、つまり広がり角を各々φ1,φ2(例えば、φ1=8°、φ2=12°)としたとき、
(φ1+φ2)/2=10°
の関係を持っている。
【0017】
そして、図11の矢印A方向から見た図12に示すように、点Pを含む感光体ドラム4Cの回転軸に直交する平面Stと光軸2a(3a)を含む平面Sとが角度ψを成すように発光素子2と受光素子3とが配置され、この例では、例えば、ψ=30°に設定している。
動作の説明は参考例1と同様であるので省略する。この場合、光軸2aと3aとが交わる点がP’の位置にずれているが、乱反射光を受光するので、受光素子3の感度には問題ない。但し、正反射センサとしては使用することができない。
【0018】
参考例4について説明する。
発光素子2と受光素子3は、図14に示すように、受発光素子ユニット60の支持部材61に固定支持されている。発光素子2の前方には集光光学系としてのフレネルレンズ62が、そして受光素子3の前方には防塵ガラス63がそれぞれ配置されている。フレネルレンズ62は、像担持体1の表面に細く絞った光束をP点に照射し、P点における光スポットを受光素子3が防塵ガラス63を介して受光する。
ここで、発光素子2の指向性φ1を2°、受光素子3の指向性φ2を30°、受光素子3の円形受光面の直径dを1.2mm、発光素子2からの光が像担持体1上の点Pで反射され受光素子3に到るまでの最短の光路長ρを16mmとすると、
φ1<φ2
であるから、
min(φ1,φ2)/2=φ1/2=1°
但し、min(φ1,φ2)はφ1,φ2の小さい方を意味する。
であり、また、
である。
【0019】
図15に、図3の像担持体1の交点Pにおける法線hと平面S1のなす角ψとセンサ出力電圧(検出光量に対応する)の関係を示す。曲線70は、トナーがないときの出力電圧の特性曲線であって、B´ABは像担持体1の正反射が主に検知できる領域であり、C´B´及びBCは像担持体1の乱反射のみが検知でできている領域である。曲線71は、トナーが全面に付着しているときの特性を示す。出力電圧の特性曲線71は、角ψにほとんど依存しない。トナーがないときの像担持体1の乱反射光成分も同様である。
【0020】
ここで、角ψを1°よりも大きい値である2°に設定とすることで、発光素子2からの光が像担持体1で正反射して受光素子3に入ることはない。従って、図13に示すような、既に説明した特性を得ることができる。
【0021】
参考例5について説明する。
【0022】
発光素子2と受光素子3は、図16に示すように、受発光素子ユニット160の支持部材161に固定支持されている。発光素子2の前方には防塵ガラス163が、そして受光素子3の前方には集光光学系としてのフレネルレンズ162がそれぞれ配置されている。フレネルレンズ162は、発光素子2により防塵ガラス163を介して像担持体1の表面に照射された光束の狭い領域からの光のみを受光素子3に入射させる。
ここで、発光素子2の円形発光面の直径dを1.6mm、指向性φ1を30°、そして受光素子3の指向性φ2を2°、発光素子2からの光が像担持体1上の点Pで反射され受光素子3に到るまでの最短の光路長ρを20mmとすると、
φ1>φ2
であるから、
min(1φ,φ2)/2=φ1/2=1°
但し、min(φ1,φ2)はφ1,φ2の小さい方を意味する。
【0023】
であり、また、
である。
【0024】
図18に、図3の像担持体1の交点Pにおける法線hと平面S1のなす角ψとセンサ出力電圧(検出光量に対応する)の関係を示す。曲線170は、トナーがないときの出力電圧の特性曲線であって、B´ABは像担持体1の正反射が主に検知できる領域であり、C´B´及びBCは像担持体1の乱反射のみが検知でできている領域である。曲線171は、トナーが全面に付着しているときの特性を示す。
ここで、角ψ(図3の像担持体1の交点Pにおける法線hと平面S1のなす角)を1.2°よりも大きい値である2°に設定とすることで、発光素子2からの光が像担持体1で正反射して受光素子3に入ることはない。従って、図13に示すような、既に説明した特性を得ることができる。
【0025】
また、図17に示すように、センサーとしての受発光素子ユニット160を像担持体1に関して回転可能に支持し、これを像担持体1に対して回転させ、正反射光と乱反射光をそれぞれ検知するようにすることもできる。図18の特性曲線171は、像担持体1の法線hに対するセンサー光軸面(発光素子と受光素子の光軸を含む平面)の角度ηを回転させた時の受光素子出力特性を示す。図15の特性曲線71に対して、角度の大きいところでセンサ出力が下がる。これは、像担持体1とセンサーの距離が大きくなるからである。すなわち、センサ角度ηが変わると像担持体と受発光素子との距離も変化するため、角度ηの絶対値の大きい所でトナーが全面に付着している時の出力電圧が低下する。図18からみて、η=0°で正反射光を、η>2°で乱反射光を検知すると良い。
【0026】
参考例6について説明する。
【0027】
発光素子2と受光素子3は、図14に示すように、受発光素子ユニット60の支持部材61に固定支持されている。発光素子2の前方にはフレネルレンズ62が、そして受光素子3の前方には防塵ガラス63がそれぞれ配置されている。フレネルレンズ62は、円筒状の像担持体4c(図11)の表面に細く絞った光束をP点に照射し、P点における光スポットを受光素子3が受光する。
【0028】
ここで、発光素子2の指向性φ1を2°、受光素子3の指向性φ2を30°、受光素子3の円形受光面の直径dを1.2mm、発光素子2からの光が像担持体4cの表面で反射され受光素子3に到るまでの最短の光路長ρを16mmとすると、
φ1<φ2
であるから、
min(φ1,φ2)/2=φ1/2=1°
但し、min(φ1,φ2)はφ1,φ2の小さい方を意味する。
【0029】
であり、また、
である。
図15に、図12に示す像担持体4cの点Pにおいて、回転中心軸と直交する平面Stと平面S1のなす角ψとセンサ出力電圧の関係を示す。
ここで、角ψを1.1°よりも大きい値である2°に設定とすることで、発光素子2からの光が像担持体で正反射して受光素子3に入ることはない。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1又は2記載の発明によれば、発光素子と受光素子の光軸が交わる点が、略前記像担持体表面上にあり、この交点を通る前記像担持体表面に対する法線と前記発光素子の光軸と前記受光素子の光軸を含む光軸平面の成す角ψが15°≦ψ<90°の条件を満たす構成としたので、簡単な構成により、像担持体上に付着したカラートナーの量を光学的に高い精度で検出することができ、特に、トナーが像担持体表面を完全被覆するような高付着領域でも高精度に検出することができる。
また、従来のように、発光素子と受光素子を光軸平面内で回転させるのに比べて、光軸平面自体を回転させるので、比較的大きいスペースが取れて、しかも簡単な構成であり、組立て作業が容易になる。
さらに、ψ=0°で正反射センサ、ψ=x°(xは上記範囲内)で乱反射センサとして、光軸平面を回転させるだけで使い分けることにより、正反射センサと乱反射センサの機能を同じ素子に兼ね備えさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る実施例のカラー画像形成装置を示す概略構成図である。
【図2】請求項1に基づく実施例のカラー濃度検出装置を構成する発光素子と受光素子を示す構成図である。
【図3】図2をA方向から見たカラー濃度検出装置を示す構成図である。
【図4】像担持体の法線と光軸平面の成す角と受光素子の出力電圧の関係を示す特性線図である。
【図5】参考例1の発光素子と受光素子を示す構成図である。
【図6】図5をA方向から見たカラー濃度検出装置を示す構成図である。
【図7】像担持体の法線と光軸平面の成す角と受光素子の出力電圧の関係を示す特性線図である。
【図8】像担持体上のトナー付着量と受光素子からの出力電圧の関係を示す特性線図である。
【図9】参考例2の発光素子と受光素子を示す構成図である。
【図10】図9をA方向から見た発光素子と受光素子を示す構成図である。
【図11】参考例3の発光素子と受光素子を示す構成図である。
【図12】図11をA方向から見た発光素子と受光素子を示す構成図である。
【図13】従来の受光素子の出力電圧と像担持体上のトナー付着量との関係を示す特性線図である。
【図14】発光素子と受光素子とを支持部材で一体化した受発光素子ユニットの一例を示す側面図である。
【図15】濃度検知センサの像担持体表面に対する傾き角ψとセンサ出力電圧の関係を示す特性曲線である。
【図16】発光素子と受光素子とを支持部材で一体化した受発光素子ユニットの他の例を示す側面図である。
【図17】像担持体表面に対して回転させる受発光素子ユニットの一例を示す側面図である。
【図18】濃度検知センサの像担持体表面に対する傾き角ψとセンサ出力電圧の関係を示す特性曲線である。
【符号の説明】
1、4c 像担持体
2 発光素子
3 受光素子
4C,4M,4Y,4BK 像担持体
60、160 受発光素子ユニット
61、161 支持部材
62、162 フレネルレンズ
63、163 防塵ガラス
ψ 濃度検知センサの傾き角
S1 光軸平面
d 受発光素子の受発光面の直径
ρ 像担持体から受光素子までの最短距離
【請求項1】像担持体上に形成されたトナーパターン像に発光素子の光を照射し、その反射光を受光素子で検出するトナーパターン像濃度検出装置において、
前記発光素子と前記受光素子の光軸が交わる点が、略前記像担持体表面上にあり、この交点を通る前記像担持体表面に対する法線と前記発光素子の光軸と前記受光素子の光軸を含む光軸平面の成す角ψが
15°≦ψ<90°
の条件を満たすトナーパターン像濃度検出装置。
【請求項2】請求項1記載のトナーパターン像濃度検出装置を具備した画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、カラー複写機で代表される画像形成装置、及びこれに用いられ、発光素子と受光素子によって像担持体上のトナー濃度を検出し、それに応じて作像条件を制御するトナー濃度検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、トナーを含む現像剤を用いて像担持体たる感光体の表面に形成された静電潜像を現像する複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、静電潜像の現像に伴って現像器内に収容されている現像剤中に含まれているトナーが消費されるため、複写画像の濃度を常時一定に保つには、現像剤の消費量に応じて新たなトナーが補給されなければならない。
そのため、従来、現像剤中のトナー濃度と現像濃度(感光体へのトナー付着量)とが一定の比例関係にあることに着目して、複写すべき原稿を載せるための原稿台ガラスの近傍に設けた一定の濃度を有する基準チャートを、感光体上に露光、現像してトナー濃度検出用の基準パターン像を形成し、その濃度を光学的に検出して、検出値に応じてトナーの補給量を制御するようにしている。具体的には、基準パターン像の所定の9設定値の濃度と、トナー補給制御のために検出された基準パターン像の濃度とを比較し、後者の方が高ければトナー補給を止めるか補給量を減少させ、低ければトナー補給の再開あるいは補給量を増加させる。
【0003】
一方、近年においては、赤、青等のモノカラーの複写器の開発が進められ、この種の複写機では、黒トナーの現像器とカラートナーの現像器とを任意に交換する方式、あるいは両現像器を併設してその作動を任意に切り替え制御する方式が採用されている。
従来、黒トナーの複写機において使用されている基準パターン像の濃度を検出する光学手段は、発光素子と受光素子とからなり、受光素子が発光素子からの正反射光を検出するように構成され、受発光光束の各光軸を含む光軸平面は像担持体の法線を含む平面と一致しいる。
しかし、カラートナーでの現像に際しては、カラートナーは乱反射を生じるため、像担持体としての感光体とカラートナーとの反射率にほとんど差がなく、図13に示すように、破線で示すカラートナー(実線は黒トナー)は、トナー濃度と受光素子出力(正反射光量)との間で相関関係を得ることができず、カラートナーによる基準パターン像の濃度を検出することは不可能である。
【0004】
その対策として、特開昭61−209470号公報には、発光素子又は受光素子の少なくとも一方を、現像に黒トナーを使用している場合には受光素子が正反射光を受光するように、そして現像にカラートナーを使用している場合には、受光素子が乱反射光を受光するように上記光軸平面内で回転させて切り替え可能としたトナー濃度検出装置が開示されている。
また、特開昭62−164066号公報には、像担持体上でのトナー付着量に応じて2次曲線状の赤外線フォトセンサ出力特性を有するモノカラートナーについて、画像濃度が増す時に、センサ出力も増すようなカラー特性領域で制御し、センサ出力が一定値を上まわるときはトナーの補給を制限する方法が、また、特開昭62−209476号公報には、受光素子を2個用い、一方を正反射光、他方を乱反射光を受光するように配置し、両受光素子の出力信号の差に対応して現像装置のトナー供給量を制御する方法がそれぞれ開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のカラー濃度検出方法または装置においては、何れにしても、発光素子と受光素子の各光軸を含む光軸平面は、像担持体の法線を含む構成となっており、この光軸平面内で各素子の角度を変える方法を採っているため、狭いスペース内に機構を組み込まなければならない点や、構成が複雑になる等の問題点があり、さらなる簡単な構成が望まれるところであった。
そこで、この発明の目的は、上述した従来の問題点を解消して、像担持体上に付着したカラートナーの量(面密度)を光学的に高い精度で検出することができる、特に、トナーが像担持体表面を完全被覆するような高付着領域で高精度に検出できる簡単な構成のカラー濃度検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、像担持体上に形成されたトナーパターン像に発光素子の光を照射し、その反射光を受光素子で検出するトナーパターン像濃度検出装置において、前記発光素子と前記受光素子の光軸が交わる点が、略前記像担持体表面上にあり、この交点を通る前記像担持体表面に対する法線と前記発光素子の光軸と前記受光素子の光軸を含む光軸平面の成す角ψが、15°≦ψ<90°の条件を満たすことを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、画像形成装置において、請求項1記載のトナーパターン像濃度検出装置を具備したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
請求項1又は2の発明では、発光素子と受光素子の光軸が交わる点が、像担持体の略表面上にあり、この交点を通過する前記像担持体表面に対する法線と前記発光素子と前記受光素子の光軸を含む光軸平面の成す角をψとすると、受光素子のカラートナーからの乱反射光に対する感度は、15°≦ψ<90°の範囲で顕著に表れる。このため、前記光軸平面を回転させて、ψをこの範囲、例えば30°以内に設定することにより、像担持体上に付着したカラートナーの量が光学的に高い精度で検出される。
【0009】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。図1は、この発明が適用されるカラー画像形成装置を示しており、同図において、図示しないスキャナ部において、デジタル信号に変換された画像情報は、顕像パターンを形成する書込みユニット22に送られる。この書込みユニット22は、各色の画像情報を含むレーザ光22Y、22M、22C、22BKを記録ユニット23Y、23M、23C、23BKに射出するものであり、記録ユニット23Y、23M、23C、23BKは同一平面上に一定の間隔で配置されている。各記録ユニット23Y、23M、23C、23BKは、それぞれ現像色が異なるものの電子写真方式の同一構成を有しており、例えば、記録ユニット23Cは、感光体ドラム24Cを帯電チャージャ25Cによって何れかの階調に対応する電位で一様帯電し、書込みユニット22からのレーザ光22Cにより画像情報に応じた変調光を照射して感光体ドラム4Cを露光し、これによって感光体ドラム4Cに形成したシアン光像の静電潜像に対して、現像ユニット26Cにより現像を行って顕像化する。
【0010】
図示しない給紙部より送られた転写紙は、レジストローラ30によりタイミングを合わせて駆動ローラ34と従動ローラ35に支張された転写ベルト1に送り出され、図中左方向に搬送されながら、感光体ドラム4BK、4C、4M、4Yによって順にトナー像が転写された後、定着ローラ32によって定着されて排紙される。
この転写ベルト1において、図2に示すように、発光素子2と受光素子3が、同ベルト1上の所定の点Pにおける垂線sとその光軸2aと3aとがなす角がそれぞれθ1とθ2となるように配置されている。この実施例で用いている発光素子2と受光素子3は、共に比較的広い指向性を有し、発光素子2の射出光の光量、又は受光素子3の受光域の感度が1/2になる角、つまり広がり角を各々φ1,φ2(例えば、φ1=30°、φ2=20°)としたとき、
(φ1+φ2)/2=25°
の関係を持っている。
【0011】
そして、図2の矢印A方向から見た図3に示すように、点Pにおける法線hと光軸2a(3a)を含む平面S1とが角度ψをなすように発光素子2と受光素子3とが配置され、この実施例ではψ=30°に設定されている。この構成において、点Pにおける法線hと平面S1とのなす角度ψを変化させていったとき、図4に示すように、転写ベルト1をカラートナーが完全被覆している場合の特性線40とトナー付着がない場合の特性線41の比較から分かるように、カラートナーは乱反射であるため、角度ψが−10度〜10度の範囲では受光素子3の出力電圧の変化はあまり見られないが、上記の範囲の外側では、その変化は2つの特性線の値の差として最も顕著に表れている。したがって、この実施例のように、例えば、角度ψ=30°とすることにより、転写ベルト1上のトナー濃度が高感度に検知される。また、黒トナーを用いた場合は、正反射光であるので、角度ψ=0°で最も感度良く検知できるため、黒トナーを用いた場合とカラートナーを用いた場合とで、ψの値を0°と30°とで必要に応じて切り替える構成にすることもできる。
【0012】
参考例1について説明する。図5に示すように、発光素子2と受光素子3が、感光体ドラム4C(図1に示す感光体ドラムBK、4C、4M、4Yのうちの一例として用いる)上の所定の点Pにおける感光体ドラム4Cに対する垂線sとその光軸2aと3aとが成す角がそれぞれθ1とθ2となるように配置されている。この例で用いている発光素子2と受光素子3は、共に比較的受発光光束の広がりの狭い、つまり狭い指向性を有し、発光素子2の射出光の光量、又は受光素子3の受光域の感度が1/2になる角、すなわち広がり角を各々φ1,φ2(例えば、φ1=8°、φ2=12°)としたとき、
(φ1+φ2)/2=10°
の関係を持っている。
【0013】
そして、図5の矢印A方向から見た図6に示すように、点Pにおける法線(接線に垂直な直線)hと光軸2a(3a)を含む平面S1とが角度ψをなすように発光素子2と受光素子3とが配置され、この例ではψ=30°に設定されている。
この構成において、点Pにおける法線hと平面S1とが成す角度ψを変化させていったとき、図7に示すように、感光体ドラム4Cをカラートナーが完全被覆している場合の特性曲線42、いくらかトナー付着がある場合の特性曲線43、及びトナー付着がない場合の特性曲線44の比較からわかるように、カラートナーは乱反射であるため、角度ψが0゜近傍、あるいは±30°の近傍では受光素子3の出力電圧の変化は3つの特性曲線の値の差として顕著に表れているが、±10°近傍では、その変化はあまり見られない。
角度ψ=0°の時の受光素子3の出力とトナー濃度との関係は、図8に示すように、トナー付着量が0.5mg/cm2以上の多い所では、カラートナーの特性線50と黒トナーの特性線51から分かるように、受光素子3の出力はほとんど変化せず感度を持たない。したがって、この例のように、例えば、角度ψ=30°とすることにより、感光体ドラム4C上のトナー濃度が感度良く検知される。
【0014】
参考例2について説明する。この例の構成は、参考例1と略同様である。異なっている点は、図10に示すように、発光素子2の光軸2aと受光素子3の光軸3aを含む平面S1が、感光体ドラム4Cの回転軸を含む平面Saに対して角度ψをなすように限定されている点である。
図9に示すように、発光素子2と受光素子3が、感光体ドラム4C上の所定の点Pにおける垂線sとその光軸2aと3aとがなす角がそれぞれθ1とθ2となるように配置されている。この例に用いられている発光素子2と受光素子3は、共に比較的狭い指向性を有し、発光素子2の射出光の光量、又は受光素子3の受光域の感度が1/2になる角、つまり広がり角を各々φ1,φ2(例えば、φ1=8°、φ2=12°)としたとき、
(φ1+φ2)/2=10°
の関係を持っている。
そして、図9の矢印A方向から見た図10に示すように、感光体ドラム4Cの回転軸を含む平面Saと光軸2a(3a)を含む平面S1とが角度ψをなすように発光素子2と受光素子3とが配置され、この例ではψ=30°に設定している。動作の説明は、参考例1と同様であるので省略する。
【0015】
参考例3について説明する。この例の構成は、参考例1の例と略同様であるが、異なっているのは、図12に示すように、発光素子2の光軸2aと受光素子3の光軸3aを含む平面S1が、感光体ドラム4Cの回転軸に直交する平面Stに対して角度ψを成すように限定し、且つ、発光素子2の光軸2aと受光素子3の光軸3aとが交わる点P’は、感光体ドラム1表面上の点Pに限定されず、この点Pより感光体ドラム1の表面から内側にずれた位置、すなわち感光体ドラム1表面の近傍に設定されている点である。
【0016】
図11において、発光素子2と受光素子3の光軸2aと3aとが交わる点P’は、感光体ドラム4C上の法線hとの交点Pより感光体ドラム1の内側にずれた位置にあり、この点Pを通る法線hとその光軸2aと3aがなす角がそれぞれθ1とθ2となるように配置されている。この例で用いている発光素子2と受光素子3は、共に比較的狭い指向性を有し、発光素子2の射出光の光量、又は受光素子3の受光域の感度が1/2になる角、つまり広がり角を各々φ1,φ2(例えば、φ1=8°、φ2=12°)としたとき、
(φ1+φ2)/2=10°
の関係を持っている。
【0017】
そして、図11の矢印A方向から見た図12に示すように、点Pを含む感光体ドラム4Cの回転軸に直交する平面Stと光軸2a(3a)を含む平面Sとが角度ψを成すように発光素子2と受光素子3とが配置され、この例では、例えば、ψ=30°に設定している。
動作の説明は参考例1と同様であるので省略する。この場合、光軸2aと3aとが交わる点がP’の位置にずれているが、乱反射光を受光するので、受光素子3の感度には問題ない。但し、正反射センサとしては使用することができない。
【0018】
参考例4について説明する。
発光素子2と受光素子3は、図14に示すように、受発光素子ユニット60の支持部材61に固定支持されている。発光素子2の前方には集光光学系としてのフレネルレンズ62が、そして受光素子3の前方には防塵ガラス63がそれぞれ配置されている。フレネルレンズ62は、像担持体1の表面に細く絞った光束をP点に照射し、P点における光スポットを受光素子3が防塵ガラス63を介して受光する。
ここで、発光素子2の指向性φ1を2°、受光素子3の指向性φ2を30°、受光素子3の円形受光面の直径dを1.2mm、発光素子2からの光が像担持体1上の点Pで反射され受光素子3に到るまでの最短の光路長ρを16mmとすると、
φ1<φ2
であるから、
min(φ1,φ2)/2=φ1/2=1°
但し、min(φ1,φ2)はφ1,φ2の小さい方を意味する。
であり、また、
である。
【0019】
図15に、図3の像担持体1の交点Pにおける法線hと平面S1のなす角ψとセンサ出力電圧(検出光量に対応する)の関係を示す。曲線70は、トナーがないときの出力電圧の特性曲線であって、B´ABは像担持体1の正反射が主に検知できる領域であり、C´B´及びBCは像担持体1の乱反射のみが検知でできている領域である。曲線71は、トナーが全面に付着しているときの特性を示す。出力電圧の特性曲線71は、角ψにほとんど依存しない。トナーがないときの像担持体1の乱反射光成分も同様である。
【0020】
ここで、角ψを1°よりも大きい値である2°に設定とすることで、発光素子2からの光が像担持体1で正反射して受光素子3に入ることはない。従って、図13に示すような、既に説明した特性を得ることができる。
【0021】
参考例5について説明する。
【0022】
発光素子2と受光素子3は、図16に示すように、受発光素子ユニット160の支持部材161に固定支持されている。発光素子2の前方には防塵ガラス163が、そして受光素子3の前方には集光光学系としてのフレネルレンズ162がそれぞれ配置されている。フレネルレンズ162は、発光素子2により防塵ガラス163を介して像担持体1の表面に照射された光束の狭い領域からの光のみを受光素子3に入射させる。
ここで、発光素子2の円形発光面の直径dを1.6mm、指向性φ1を30°、そして受光素子3の指向性φ2を2°、発光素子2からの光が像担持体1上の点Pで反射され受光素子3に到るまでの最短の光路長ρを20mmとすると、
φ1>φ2
であるから、
min(1φ,φ2)/2=φ1/2=1°
但し、min(φ1,φ2)はφ1,φ2の小さい方を意味する。
【0023】
であり、また、
である。
【0024】
図18に、図3の像担持体1の交点Pにおける法線hと平面S1のなす角ψとセンサ出力電圧(検出光量に対応する)の関係を示す。曲線170は、トナーがないときの出力電圧の特性曲線であって、B´ABは像担持体1の正反射が主に検知できる領域であり、C´B´及びBCは像担持体1の乱反射のみが検知でできている領域である。曲線171は、トナーが全面に付着しているときの特性を示す。
ここで、角ψ(図3の像担持体1の交点Pにおける法線hと平面S1のなす角)を1.2°よりも大きい値である2°に設定とすることで、発光素子2からの光が像担持体1で正反射して受光素子3に入ることはない。従って、図13に示すような、既に説明した特性を得ることができる。
【0025】
また、図17に示すように、センサーとしての受発光素子ユニット160を像担持体1に関して回転可能に支持し、これを像担持体1に対して回転させ、正反射光と乱反射光をそれぞれ検知するようにすることもできる。図18の特性曲線171は、像担持体1の法線hに対するセンサー光軸面(発光素子と受光素子の光軸を含む平面)の角度ηを回転させた時の受光素子出力特性を示す。図15の特性曲線71に対して、角度の大きいところでセンサ出力が下がる。これは、像担持体1とセンサーの距離が大きくなるからである。すなわち、センサ角度ηが変わると像担持体と受発光素子との距離も変化するため、角度ηの絶対値の大きい所でトナーが全面に付着している時の出力電圧が低下する。図18からみて、η=0°で正反射光を、η>2°で乱反射光を検知すると良い。
【0026】
参考例6について説明する。
【0027】
発光素子2と受光素子3は、図14に示すように、受発光素子ユニット60の支持部材61に固定支持されている。発光素子2の前方にはフレネルレンズ62が、そして受光素子3の前方には防塵ガラス63がそれぞれ配置されている。フレネルレンズ62は、円筒状の像担持体4c(図11)の表面に細く絞った光束をP点に照射し、P点における光スポットを受光素子3が受光する。
【0028】
ここで、発光素子2の指向性φ1を2°、受光素子3の指向性φ2を30°、受光素子3の円形受光面の直径dを1.2mm、発光素子2からの光が像担持体4cの表面で反射され受光素子3に到るまでの最短の光路長ρを16mmとすると、
φ1<φ2
であるから、
min(φ1,φ2)/2=φ1/2=1°
但し、min(φ1,φ2)はφ1,φ2の小さい方を意味する。
【0029】
であり、また、
である。
図15に、図12に示す像担持体4cの点Pにおいて、回転中心軸と直交する平面Stと平面S1のなす角ψとセンサ出力電圧の関係を示す。
ここで、角ψを1.1°よりも大きい値である2°に設定とすることで、発光素子2からの光が像担持体で正反射して受光素子3に入ることはない。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1又は2記載の発明によれば、発光素子と受光素子の光軸が交わる点が、略前記像担持体表面上にあり、この交点を通る前記像担持体表面に対する法線と前記発光素子の光軸と前記受光素子の光軸を含む光軸平面の成す角ψが15°≦ψ<90°の条件を満たす構成としたので、簡単な構成により、像担持体上に付着したカラートナーの量を光学的に高い精度で検出することができ、特に、トナーが像担持体表面を完全被覆するような高付着領域でも高精度に検出することができる。
また、従来のように、発光素子と受光素子を光軸平面内で回転させるのに比べて、光軸平面自体を回転させるので、比較的大きいスペースが取れて、しかも簡単な構成であり、組立て作業が容易になる。
さらに、ψ=0°で正反射センサ、ψ=x°(xは上記範囲内)で乱反射センサとして、光軸平面を回転させるだけで使い分けることにより、正反射センサと乱反射センサの機能を同じ素子に兼ね備えさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る実施例のカラー画像形成装置を示す概略構成図である。
【図2】請求項1に基づく実施例のカラー濃度検出装置を構成する発光素子と受光素子を示す構成図である。
【図3】図2をA方向から見たカラー濃度検出装置を示す構成図である。
【図4】像担持体の法線と光軸平面の成す角と受光素子の出力電圧の関係を示す特性線図である。
【図5】参考例1の発光素子と受光素子を示す構成図である。
【図6】図5をA方向から見たカラー濃度検出装置を示す構成図である。
【図7】像担持体の法線と光軸平面の成す角と受光素子の出力電圧の関係を示す特性線図である。
【図8】像担持体上のトナー付着量と受光素子からの出力電圧の関係を示す特性線図である。
【図9】参考例2の発光素子と受光素子を示す構成図である。
【図10】図9をA方向から見た発光素子と受光素子を示す構成図である。
【図11】参考例3の発光素子と受光素子を示す構成図である。
【図12】図11をA方向から見た発光素子と受光素子を示す構成図である。
【図13】従来の受光素子の出力電圧と像担持体上のトナー付着量との関係を示す特性線図である。
【図14】発光素子と受光素子とを支持部材で一体化した受発光素子ユニットの一例を示す側面図である。
【図15】濃度検知センサの像担持体表面に対する傾き角ψとセンサ出力電圧の関係を示す特性曲線である。
【図16】発光素子と受光素子とを支持部材で一体化した受発光素子ユニットの他の例を示す側面図である。
【図17】像担持体表面に対して回転させる受発光素子ユニットの一例を示す側面図である。
【図18】濃度検知センサの像担持体表面に対する傾き角ψとセンサ出力電圧の関係を示す特性曲線である。
【符号の説明】
1、4c 像担持体
2 発光素子
3 受光素子
4C,4M,4Y,4BK 像担持体
60、160 受発光素子ユニット
61、161 支持部材
62、162 フレネルレンズ
63、163 防塵ガラス
ψ 濃度検知センサの傾き角
S1 光軸平面
d 受発光素子の受発光面の直径
ρ 像担持体から受光素子までの最短距離
Claims (10)
- 像担持体上に形成されたトナーパターン像に発光素子の光を照射し、その反射光を受光素子で検出した結果によって作像条件を制御するトナー濃度検出装置を具備する画像形成装置において、
前記発光素子と前記受光素子は、共に指向特性を有し、且つ、発光素子と受光素子の光軸が交わる点が、略前記像担持体表面上にあり、この交点における法線と前記光軸を含む光軸平面の成す角ψが
15°≦ψ<90°
の条件を満たすトナー濃度検出装置を具備した画像形成装置。 - 像担持体上に形成されたトナーパターン像に発光素子の光を照射し、その反射光を受光素子で検出した結果によって作像条件を制御するトナー濃度検出装置を具備する画像形成装置において、
前記発光素子と前記受光素子は、共に比較的狭い指向特性を有していて、その広がり角は各々φ1、φ2であり、且つ、発光素子と受光素子の光軸が交わる点が、略前記像担持体表面上にあって、この交点における法線と前記光軸を含む光軸平面の成す角ψは、
ψ>(φ1+φ2)/2
の条件を満たすトナー濃度検出装置を具備した画像形成装置。 - 像担持体上に形成されたトナーパターン像に発光素子の光を照射し、その反射光を受光素子で検出した結果によって作像条件を制御するトナー濃度検出装置を具備する画像形成装置において、
前記発光素子と前記受光素子は、共に比較的狭い指向特性を有していて、その広がり角は各々φ1、φ2であり、且つ、発光素子と受光素子の光軸が交わる点が、略前記像担持体表面の近傍にあって、像担持体の回転軸を含む平面と前記光軸を含む光軸平面の成す角ψは、
ψ>(φ1+φ2)/2
の条件を満たすトナー濃度検出装置を具備した画像形成装置。 - 像担持体上に形成されたトナーパターン像に発光素子の光を照射し、その反射光を受光素子で検出した結果によって作像条件を制御するトナー濃度検出装置において、
前記発光素子と前記受光素子は、共に比較的狭い指向特性を有していて、その広がり角は各々φ1、φ2であり、且つ、発光素子と受光素子の光軸が交わる点が、略前記像担持体表面の近傍にあって、像担持体の回転軸に直交する平面と前記光軸を含む光軸平面の成す角ψは、
ψ>(φ1+φ2)/2
の条件を満たすことを特徴とするトナー濃度検出装置。 - 像担持体上に形成された着色粒子パターンに発光素子の光を照射し、その反射光を受光素子で検出した結果によって作像条件を制御する装置において、上記発光素子の発光光束の広がりである指向性をφ1、上記受光素子の受光光束の広がりである指向性をφ2とし、上記発光光束と上記受光光束の各光軸が略同一平面としての光軸平面S1上に在り、かつ、上記発光素子と受光素子の光軸が互いに交わる交点Pが、上記像担持体表面上またはその近傍に在り、交点Pにおける上記像担持体の面と垂直をなす面と光軸平面S1のなす角をψとし、上記の受発光光束の広がりの広い方の素子の受発光面の直径をd、上記発光素子からの光が上記像担持体で反射され上記受光素子に到るまでの最短の光路長をρとしたとき、
ψ≧min(φ1,φ2)/2,
但し、min(φ1,φ2)はφ1,φ2の小さい方を表わす。
かつ、
ψ≧ tan− 1(d/2ρ)/2
を満たすことを特徴とするトナー濃度検出装置。 - 円筒状の像担持体上に形成されたトナーパターンに発光素子の光を照射し、その反射光を受光素子で検出した結果によって作像条件を制御する装置において、上記発光素子の発光光束の広がりである指向性をφ1、上記受光素子の受光光束の広がりである指向性をφ2とし、上記発光光束と上記受光光束の各光軸が略同一平面としての光軸平面S1上に在り、かつ、上記発光素子と受光素子の光軸が互いに交わる交点Pが、上記像担持体表面上またはその近傍に在り、前記像担持体の回転中心軸と前記点Pとを含む平面をSa、平面S1とSaのなす角をψ、上記受発光光束の広がりの広い方の素子の受発光面の直径をd、上記発光素子からの光が上記像担持体で反射され上記受光素子に到るまでの最短の光路長をρとしたとき、
ψ≧min(φ1,φ2)/2,
但し、min(φ1,φ2)はφ1,φ2の小さい方を表わす。
かつ、
ψ≧ tan− 1(d/2ρ)/2
を満たすことを特徴とするトナー濃度検出装置。 - 円筒状の像担持体上に形成されたトナーパターンに発光素子の光を照射し、その反射光を受光素子で検出した結果によって作像条件を制御する装置において、上記発光素子の発光光束の広がりである指向性をφ1、上記受光素子の受光光束の広がりである指向性をφ2とし、上記発光光束と上記受光光束の各光軸が略同一平面としての光軸平面S1上に在り、かつ、上記発光素子と受光素子の光軸が互いに交わる交点Pが、上記像担持体表面上またはその近傍に在り、前記像担持体の回転中心軸と直交する平面をSt、平面S1とStとのなす角をψ、上記受発光光束の広がりの広い方の素子の受発光面の直径をd、上記発光素子からの光が上記像担持体で反射され上記受光素子に到るまでの最短の光路長をρとしたとき、
ψ≧min(φ1,φ2)/2,
但し、min(φ1,φ2)はφ1,φ2の小さい方を表わす。
かつ、
ψ≧ tan− 1(d/2ρ)/2
を満たすことを特徴とするトナー濃度検出装置。 - 上記発光素子と受光素子の各光軸が一平面内に含まれるように上記発光素子と受光素子を支持部材でユニット化し、上記発光素子の前方に集光光学素子を設けた請求項5、6又は7記載のトナー濃度検出装置。
- 上記発光素子と受光素子の各光軸が一平面内に含まれるように上記発光素子と受光素子を支持部材でユニット化し、上記受光素子の前方に集光光学素子を設けた請求項5、6又は7記載のトナー濃度検出装置。
- 上記発光素子と受光素子の各光軸が一平面内に含まれるように上記発光素子と受光素子を支持部材でユニット化し、この受発光素子ユニットを上記像担持体に対して回転可能に支持した請求項5、6、7又は8記載のトナー濃度検出装置。
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-
2003
- 2003-07-07 JP JP2003193168A patent/JP2004004919A/ja active Pending
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