JP3728152B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真装置等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子写真装置等の画像形成装置は、高速化、高機能化、カラー化が進められてきており、各種方式のものが市場に出されている。
【0003】
画像形成装置の高速化の観点から、画像形成部として異なる色の画像を形成する複数の電子写真ユニット(画像形成ユニット)を直列に配置し、これらを同時に駆動することによって画像形成を行うインライン方式の装置の研究・開発が進んでおり、高速のカラー画像形成が可能なことからビジネスユースでの広い可能性が期待されている。
【0004】
このインライン方式の画像形成装置は、中間転写方式をとるものと、静電転写ベルト方式をとるものに大きく二分される。前者は、複数色のトナー像を一旦中間転写体上に重ね合わせ(一次転写)、その後複数色のトナー像を一括して紙等の転写材上に転写して(二次転写)、転写材に最終画像を形成する。後者は、静電転写ベルトに転写材を吸着し、転写材上で複数色のトナー像を重ね合わせて転写し、最終画像を形成する。
【0005】
どちらの方式も長所、短所を有しているが、中間転写方式は、一次転写の色重ね時に転写材の厚みや表面性の影響を受けにくい点が、静電転写ベルト方式は、転写が一回で済むため画像の劣化が抑制できる点が、それぞれ利点の一つである。
【0006】
また最近では、プロセス構成要素が少なく、小型化、低コスト化が容易であることから、搬送ベルトを兼ねた転写ベルトに転写材を吸着させて、複数の画像形成ユニットから転写材に複数色のトナー像を重ね合わる、転写ベルト方式のインラインタイプの画像形成装置が数多く開発されている。さらに、設置面積の低減を図るために、画像形成ユニットを縦に配置した、インラインタイプの縦パスの画像形成装置が開発されている。
【0007】
画像形成装置は、一般にいくつかの異なったプリントモードやシーケンスを備えることが多い。これは、異なった目的のプリントを可能にすることや、総合的に見て効率的なプリントを選択可能にするためで、普通、通常モードや低速モードが設けられている。通常モードは標準的なプリントを行う場合に用いられ、低速モードは転写材として転写条件や定着条件の異なるOHTシートや厚紙を使用する場合に使われることを想定している。
【0008】
またインライン方式の画像形成装置では、通常のフルカラー画像形成を行うフルカラーモードと、特定の色(主に黒)のみの画像形成を行い、他の色のユニットの劣化防止のためにこれらを転写ベルトから離間し、停止させるモノカラーモード等を有することが一般的である。
【0009】
なお、本明細書において、エンジンスピードや画像形成ユニットと像担持体との当接状態に関する画像形成条件のことを、必要に応じ「プリントモード」と称し、特定のタイミングで特定のバイアスを印加するような画像形成条件のことを「シーケンス」と称する。
【0010】
インライン方式の装置では、良好な画像を形成するために新たな制限が存在する。つまり、中間転写方式、転写ベルト方式のいずれにおいても、異なった画像形成ユニットでそれぞれの色の画像を形成するために、カラーバランスが崩れやすかったり、色ごとのレジストレーションが合いにくいという欠点を有している。
【0011】
従来は、ユニットごとのカラーバランスに関しては、中間転写体(ITB)や静電転写ベルト(ETB)上に各色の濃度パッチを形成し、これを光学センサー(濃度センサー)で読み取って、現像バイアスやレーザーパワーといった画像形成条件(プロセス条件)にフィードバックすることにより、画像濃度を制御して各色の最大濃度、ハーフトーン階調特性を合わせる手法が用いられている。
【0012】
カラーレジストレーションについても同様で、中間転写体や転写ベルト上にレジスト検知用パッチを形成し、これを光学センサーで読み取って、画像の書き出し位置等にフィードバックすることにより、レジスト補正を行う手法が用いられている。
【0013】
濃度センサーは、光源からの光で濃度パッチを照射して、その反射光の強度を受光部で受光して、濃度パッチの画像濃度を光強度情報として捉え、電気的に処理して濃度を求めるものである。画像濃度制御は、各色の最大濃度(Dmax)を一定に保つことと、ハーフトーン階調特性を画像信号に対してリニアに保つことにより行われる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、濃度検知やレジスト検知を行えるためには、各画像形成部(ステーション)の全てが転写ベルトに当接されて、それぞれにバイアスを印加されている必要がある。
【0015】
先に述べたように、モノカラーモードでは、画像形成ユニットの劣化を防止するために、黒なら黒以外の残りの色のステーションを転写ベルトから離間しており、残りの色の濃度検知やレジスト検知を行うことができない。
【0016】
実際には、モノカラープリントを行っているときは、他の色の濃度制御やレジスト制御を行う必要がないが、長期間にわたってモノカラープリントを行った後にフルカラープリントを行うと、長期間の放置によるトナーの摩擦帯電電荷(トリボ)の低下や、装置の機内昇温によるトナーの特性変化があり、カラーバランスが崩れが発生する。したがって、モノカラープリント時にも、定期的に他の色の濃度制御やレジスト制御を行い、フルカラープリントに備えることが好ましい。
【0017】
またOHPや厚紙を使用するときは、通常モードのプロセススピードを1/2〜1/4に減速した低速モードで画像形成を行い、OHPの透過性や厚紙の定着性を確保するが、この低速のプロセススピードで濃度検知やレジスト検知を実行すると、検知に要する時間が非常に長くなって、実行が容易でなくなる。
【0018】
通常のプロセススピードで最適化した濃度検知条件、レジスト検知条件(帯電、現像、転写のバイアス等)を低速モードに適用できればよいが、低速モードに対しては検知条件が最適にならないために検知不良が発生する。
【0019】
本発明の目的は、どのようなプリントモードにおいても、検知シーケンスが必要と判断された場合には速やかに検知シーケンスを実行し、濃度制御、レジスト制御を短時間に効率よくかつ精度よく行うことを可能とした画像形成装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明の一態様によれば、所定のプロセススピードで画像形成する第1プリントモードと、前記第1プリントモードよりも遅いプロセススピードで画像形成する第2プリントモードを有し、該プリントモードのうちいずれかのプリントモードで画像を形成する画像形成装置において、
基準画像を形成して該基準画像の濃度を検知することにより濃度に関わる画像形成条件を変更する検知シーケンスを実行する検知シーケンス実行手段と、
前記検知シーケンスの実行の必要性を判断する判断手段と、
前記判断手段により前記検知シーケンスを実行する必要があると判断されたとき、現在のプリントモードが特定のプリントモードでなかった場合には、プリントモードを前記特定のプリントモードへ切り替えるモード切替手段を有し、
前記モード切替手段により前記特定のモードへ切り替えた後に、前記検知シーケンスを実行することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0021】
本発明の他の態様によれば、所定のプロセススピードで画像形成する第1プリントモードと、前記第1プリントモードよりも遅いプロセススピードで画像形成する第2プリントモードを有し、該プリントモードのうちいずれかのプリントモードで画像を形成する画像形成装置において、
基準画像を形成して該基準画像の位置を検知することにより画像形成位置を変更する検知シーケンスを実行する検知シーケンス実行手段と、
前記検知シーケンスの実行の必要性を判断する判断手段と、
前記判断手段により前記検知シーケンスを実行する必要があると判断されたとき、現在のプリントモードが特定のプリントモードでなかった場合には、プリントモードを前記特定のプリントモードへ切り替えるモード切替手段を有し、
前記モード切替手段により前記特定のモードへ切り替えた後に、前記検知シーケンスを実行することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0022】
上記本発明の一実施態様によれば、前記検知シーケンス終了後に、元のプリントモードへ復帰し、画像形成を継続する。
他の実施態様によれば、前記低速モードにおいて前記検知シーケンスを実行する必要があると判断された場合に、前記通常モードへ切り替える
更に他の実施態様によれば、前記検知シーケンスは、転写材を搬送するための転写ベルト上に前記基準画像を形成する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施例を図面に則して更に詳しく説明する。
【0024】
実施例1
図1は、本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略断面図である。本装置は、電子写真プロセスを利用した複写機もしくはレーザープリンタとされるカラー画像形成装置で、画像形成部(画像形成ステーション)として4つの独立した画像形成ユニットを縦一列に配置してなっている。
【0025】
4つの画像形成ユニットは、下からそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成を担当しており、像担持体として回転ドラム型の電子写真感光体、すなわち感光ドラム11、12、13、14を有している。感光ドラム11〜14は負帯電性のOPC感光体からなり、直径30mmに形成されている。感光ドラム11〜14は、矢印の時計方向に100mm/秒の周速度(プロセススピード)で回転駆動される。
【0026】
感光ドラム11、12、13、14は回転過程で表面を、それぞれの一次帯電ローラ21、22、23、24により所定の極性・電位に一様帯電され、ついで画像露光手段31、32、33、34により画像露光を受けて、それぞれ目的のカラー画像の第1、第2、第3、第4色成分像、たとえばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)成分像に対応した静電潜像が形成される。
【0027】
上記の帯電ローラ21〜24は、実抵抗106Ωのローラからなり、これに−1.2kVのDC電圧を印加して、それぞれの感光ドラム11〜14に総圧9.8N(ニュートン)で当接し、感光ドラムに従動回転させることにより、DC接触帯電方式で帯電する。感光ドラム11〜14の表面は−600Vに帯電される。
【0028】
また画像露光手段31〜34は、レーザーダイオード、ポリゴンスキャナー、レンズ群等から構成され、画像信号により変調されたレーザービームを感光ドラム11〜14上に結像して静電潜像を形成する。
【0029】
レーザーの露光開始、すなわち画像の書き出しを、主走査方向(感光ドラムの長手方向、転写材の進行方向と直交する方向)では、各走査ラインごとにBDと呼ばれるポリゴンスキャナー内の位置信号から、副走査方向(感光ドラムの周方向、転写材の進行方向)は転写材搬送路内のスイッチを起点とするTOP信号から、所定の時間だけ遅延させて行うことにより、常に各ユニットの感光ドラムに対し、転写材の同位置に相当する位置で露光を行えるようになっている。
【0030】
ついで感光ドラム11、12、13、14上の静電潜像は、現像器41、42、43、44により現像され、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックトナー像として可視化される。
【0031】
現像器41〜44は一成分接触現像方式を採用しており、感光ドラムに当接した現像ローラ上にトナーを担持して現像部へ搬送し、画像形成装置のコントローラからの信号によって現像ローラに印加した現像バイアスにより、潜像を現像する。現像ローラ(現像剤担持体)は弾性ローラからなり、感光ドラムに対し順方向に170%の周速で回転した。またトナーは磁性体を含まない所謂ノンマグトナーを使用した。
【0032】
縦方向軌道の静電転写ベルト8が、鉛直の軌道部分を4つの画像形成ユニットに沿って位置させて配置されている。転写ベルト8は駆動ローラ102と2つのテンションローラ101とに掛け回して設置され、矢印の反時計方向に感光ドラム11〜14と同じ周速度で回転駆動される。この転写ベルト8は、1011Ωcmに抵抗調整された厚さ100μmの無端のPVDF単層樹脂ベルトとされ、その背面(内側面)の両側部に接着されたリブによって、蛇行や片側への寄りを規制するようになっている。
【0033】
各画像形成ユニットには、転写部材として体積抵抗率105Ωcmに調整した高圧印加が可能な樹脂製の転写ブレード51、52、53、54が設置され、それぞれ転写ベルト8の背面から感光ドラム11、12、13、14のニップ部(転写ニップ部)に当接している。本実施例では、各転写ブレード51〜54はカーボンブラックで抵抗値を105Ωcmに調整したPVDFシートからなり、厚さ100μm、長さ5mmの寸法を有している。これを転写ベルト8対して角度45°、侵入量2mmで当接して、ベルト進行方向への当接ニップ幅を1.5mmに得ている。
【0034】
なお、本実施例では、上記各画像形成ユニットの転写ブレードを除く感光ドラム等は、装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジに構成している。また画像形成装置は、設置面積の最小化やカートリッジ交換、ジャム処理のために、前扉のみの開閉で目的が達成できるよう、縦形配列のカートリッジと転写ベルト8との間で装置本体を分割可能に構成している。
【0035】
転写ベルト8には、図示しない用紙カセットから給紙された転写材が、図示しないレジストローラおよび転写入口ガイドを介して供給され、転写材は転写ベルト8の表面に吸着により保持され、転写ベルト8の回転にともない縦方向に搬送される。このため転写材を転写ベルト8の表面に十分に吸着することが必要であり、転写ベルト8の下部の転写材との接触点付近に吸着ローラ7を設置して、これに+1kVのバイアスを印加して転写材に吸着電荷を与えることにより、転写材を転写ベルト8の表面に静電吸着している。
【0036】
吸着ローラ7は芯金上にソリッドゴムを成型してなっており、芯金に吸着用の高圧バイアスを印加する。本実施例では、直径6mmの芯金上に、カーボンブラックを分散して抵抗調整したEPDMゴムを成型した直径12mmのソリッドゴムローラを用いた。その抵抗値は、幅1cmの金属箔をローラ外周に巻き付け、これと芯金の間に500Vの電圧を印加したときの値で105Ωとした。
【0037】
吸着ローラ7により静電吸着力を与えられて、転写ベルト8上にしっかりと保持された転写材は、最下端の1色目の画像形成ユニットに入り、感光ドラム11との転写ニップ部で、図示しない高圧電源から転写ブレード51に印加した+1.5kVのDCバイアスにより、感光ドラム11上の1色目のイエロートナー像が転写材上に転写される。
【0038】
以下、転写材がその上の2色目、3色目、4色目の各画像形成ユニットを通過するごとに、感光ドラム52上のマゼンタトナー像、感光ドラム53上のシアントナー像、感光ドラム54上のブラックトナー像が転写されて、転写材上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像を重畳したフルカラー画像が得られる。
【0039】
全色の転写が終了した転写材は、転写ベルト8の上端からベルトの曲率によって分離され、ついで熱ローラ定着器9に送って定着することにより最終的なプリントとされた後、装置の機外に排出される。
【0040】
転写が終了した感光ドラム11、12、13、14は、表面に残留した転写残りトナーをクリーナ61、62、63、64のブレードで掻き取って清浄にされ、つぎの画像形成に備える。また転写材が分離された後の転写ベルト8は、表面に付着したトナーをベルトに当接するウレタン製のブレード(図示せず)で掻き取られて清浄にされ、掻き取られたトナーは廃トナーとして、転写ベルトユニットに設けられた廃トナー容器(図示せず)に回収される。
【0041】
本画像形成装置における濃度制御について述べる。
【0042】
ベタ濃度を制御する場合、ベタのパターンパッチの濃度を測定する方が望ましいが、一般にベタ濃度は現像特性上で飽和した領域を用いることが多く、バイアス条件を変化させてもあまり変化しないので、ベタパッチによる濃度制御が高濃度領域の飽和等を反映しないことが多い。このため、画像濃度1.0近辺のハーフトーンのパッチ濃度、本例では、9/16の画像比率のハーフトーンのパッチ濃度を一定に制御することにより、Dmax制御(最大濃度制御)を行う。Dmax制御は、各色のカラーバランスを一定に保つと同時に、トナーの載りすぎによる色重ねした文字の飛び散りや定着不良を防止できる意味も大きい。
【0043】
濃度制御を行うために、まず、感光ドラム11〜14にハーフトーンパッチを形成し、これを転写ベルト8上に転写し、このようにして転写ベルト8上に形成されたパッチに光学センサー(濃度センサー)2の光照射部(光源)から光を照射し、その反射光をセンサーの受光部で受光して反射光量を測定し、これに基づきパッチの濃度検知を行う。ついで、この検知濃度(反射光量)を一定に保つように、現像バイアス等の画像形成条件(プロセス条件)を調整して、画像濃度を一定に保つように制御する。
【0044】
本画像形成装置では、検知した濃度のフィードバック先を現像バイアスとし、ハーフトーンパッチ濃度が光学濃度1.0に相当するように、現像バイアスの高圧電源にフィードバック制御を行う。
【0045】
またハーフトーンの階調制御は、画像比率の異なる8つのハーフトーンパッチを転写ベルト8上に形成し、これを光学センサーで読み取って、得られた濃度データvs画像濃度の入出力特性の逆関数を求め、実際の画像形成時に画像データにこの逆関数をかけあわせて出力することにより行っており、最終的にリニアな入出力特性、言い換えれば適正なハーフトーン階調特性を得ることができる。
【0046】
ハーフトーンの階調制御は、電子写真特有の非線形的な入出力特性(γ特性)によって、入力画像信号に対して出力濃度がずれて自然な画像が形成できないことを防止するため、γ特性を打ち消して入出力特性をリニアに保つような画像処理を行うことが一般的である。
【0047】
つぎにカラーレジスト制御について説明する。インライン方式の画像形成装置では、装置製造時の部品の組付け誤差、部品公差、部品の熱膨張等で機械寸法が設計位置からずれた場合には,主走査位置ずれや副走査位置ずれ等の色ごとのレジストズレが発生してしまう。
【0048】
またポリゴンスキャナーを用いた走査光学系では、OPCドラムとスキャナとの位置関係で主走査倍率ずれが発生しやすい。LED等の固定光学素子では、露光素子から出射される露光ビームは、各発光点からある程度の広がりを持ちつつ感光ドラムに結像されるが、主走査全体倍率が大きく変動することは少ない。これに対して、主走査光学系であるポリゴンスキャナーでは、露光ビームがスキャナーから放射状に走査されるため、スキャナーとOPCドラムの距離関係が変化してしまった場合は、主走査方向の画像倍率が画像形成ユニットごとに顕著に異なってしまう。
【0049】
またレーザースキャナー内での基準位置であるBDからのレーザー書き出し位置を各ユニットごとに一定にしても、同様の理由から各色ごとに書き出し位置が変化する可能性は高く、主走査方向の位置ずれが発生する。
【0050】
レジストズレの主な項目である副走査位置ずれ、主走査位置ずれ、主走査倍率については、転写ベルト上にレジストパッチを形成して、光学センサーで検知し、主走査、副走査書き出し位置や画像クロックを各ユニットごとに微調整することによって、精度、再現性に優れたレジスト合わせを行うことができる。
【0051】
そこで、本画像形成装置では、転写ベルト8上にライン画像の形態のレジストパッチを形成し、これを光学センサーで読み取ってレジストパッチの通過を検知し、その通過の受光信号の時間的な強度変化を位置ずれ情報として電気的に検知する。
【0052】
そして、各色ごとに検知された主走査方向のずれ情報に基づき、BDからのレーザー書き出しタイミングにフィードバックを行い、主走査レジスト補正を行う。また各色ごとに検知された副走査方向のずれ情報に基づき、TOP信号からの走査ライン書き出しタイミングにフィードバックを行い、副走査レジスト補正を行う。
【0053】
濃度検知、レジスト検知に使用する光学センサーについて述べる。濃度検知、レジスト検知のどちらの光学センサーも、検知する反射光の種類によって正反射タイプと乱反射タイプの二種類に分類される。乱反射タイプは光源からパッチに照射された全方向への散乱光を検知するもので、反射光は弱く、トナーの分光感度等によって反射率が変化する。
【0054】
一方、正反射タイプは、LED等の光源からパッチに照射する光の光軸と反射光の光軸が対象面となす角度が等しくなる、いわゆる鏡面反射光を検知するものである。正反射光を検知する場合は、対象面である転写ベルトからの鏡面反射光がトナーによって隠されることによる光量の減少でトナー量を検知するものであり、トナーの分光感度によらず、また光強度の絶対値が高いという特徴を有する。
【0055】
レジスト検知を行う場合は、光照射もしくは受光光のスポット径を小さくして、空間的な分解能を向上させて検知する必要があるため、センサーのダイナミックレンジを確保する観点から正反射タイプを使用することが望ましい。正反射光は、乱反射光と比較して受光光量を多く取れるため、検知のダイナミックレンジが広く、かつ黒色のベルト上でも黒色トナーのレジストパッチの検知を行うことができる。
【0056】
濃度検知、レジスト検知の両検知は、基本的に同じ光学原理に基づいているため、同じタイプの光学センサーで行うことも可能である。本画像形成装置では、濃度検知、レジスト検知をそれぞれ同じ正反射タイプの光学センサーで行った。図1中、この2つのセンサー2を、最下流の4色目のユニットを過ぎた位置、たとえば駆動ローラ102を若干廻った位置に、転写ベルト8の幅方向中央の手前側と向う側の2箇所に配置した。
【0057】
2つのセンサー2は、使用するイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック各色ごとの吸収がほぼ一定であるような波長950nmのLEDを光源としており、照射光量はセンサーユニット内のフォトダイオード(PD)でフィードバックして一定に保たれる。センサー2からの照射光をレンズによって転写ベルト8上に結像し、この部分を通過するレジストパッチの正反射光量を受光部の受光素子で検知する。
【0058】
トナーがない場合の背景部の信号出力の絶対値は、センサーの取付け精度やベルトの表面性によって変化するため、信号の絶対値を持ってトナー濃度を正確に検知することは困難であるが、トナーがある場合の出力信号を、背景部の出力信号で除算して正規化した値を用いることにより、これらの外乱によらずにトナー濃度を精度よく検知することが可能となる。
【0059】
これらの検知シーケンスは、画像形成装置本体の電源投入時、本体ドア開閉時、一定プリント枚数ごと(本実施例では500枚)に実行し、またユーザーから特に指定があったときにも実行する。したがって、低速モードやモノカラーモード時にも、レジスト検知を実施することになる。
【0060】
つぎにモノカラープリントを行う場合について述べる。本画像形成装置は、黒色単独のモノカラープリントを行うモノカラーモードを有している。モノカラーモードでは、残りのイエロー、マゼンタ、シアンの3色の感光ドラム等の劣化を防止するために、これらの画像形成ユニットの部材や機器の回転、バイアス印加を停止し、転写ベルト8と感光ドラムを離間する。モノカラープリント時に残りのユニットを動作させると、そのユニットでトナーが消費されないにもかかわらず感光ドラムや現像ローラ等が回転するため、感光ドラムの寿命や現像ローラの摩耗、傷、トナー融着が発生し、初期のカートリッジ寿命を全うできなくなる。
【0061】
モノカラーモードの指定は、ホストコンピュータからの操作によって行われる。モノカラーモードが指定されると、最下端の1色目のイエローのユニットとその上の2色目のマゼンタのユニットの間、および2色目のマゼンタのユニットとその上の3色目のシアンのユニット間に設置された2つの解除ローラ1が、転写ベルト8を転写ブレード51〜53方向に押し込み、これらイエロー、マゼンタ、シアンのユニットの感光ドラム11、12、13から転写ベルト8を離間する。
【0062】
解除ローラ1は転写ベルト8を逃がす役目の他に、モノカラーモード時の転写材の搬送ローラの役割も受け持ち、転写材の安定搬送に寄与する。
【0063】
しかし、モノカラーモード時に濃度検知、レジスト検知を実行するシーケンスを起動した場合には、イエロー、マゼンタ、シアンの画像形成ユニットの感光ドラム11、12、13が転写ベルト8と接触していないので、検知を実行することができない。
【0064】
そこで、本実施例では、モノカラーモード指定時に4色の濃度検知、レジスト検知の必要が生じた場合、図2に示すように、解除ローラ1による転写ベルト8の離間を解除して(OFF)、フルカラーモードに移行し、その後、検知シーケンスを起動して、4色全色の濃度検知、レジスト検知を行う。
【0065】
濃度検知完了後は、その後のプリント指示に従って、再度モノカラーモードに復帰することも可能であるし、フルカラーモードのままつぎの指示を待つこともできる。
【0066】
以上述べたように、本実施例では、モノカラーモードにおいて濃度検知、レジスト検知を行う際、一旦イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの全画像形成ユニットの感光ドラム11〜14が転写ベルト8に当接するフルカラーモードに移行させ、そこで検知シーケンスを起動して濃度検知、レジスト検知を実施するようにしたので、モードによらずに良好な濃度検知、レジスト検知を行うことができるようになり、モノーカラープリント時の画像濃度を確保できるとともに、つぎのフルカラープリントに迅速に移行して、カラーバランスの崩れのないカラー画像を得ることができるようになった。
【0067】
実施例2
本実施例では、OHT等の通常モードとプロセススピードが異なるモードにおいても、短時間で確実な濃度検知やレジスト検知を行得るようにしたことが特徴である。
【0068】
OHTや厚紙を使用する場合、OHP画像の透過性や厚紙画像の定着性を確保するために、通常モードの1/2〜1/4のプロセススピードの低速モードで画像形成を行う。このような低速モードでのプリント中に、濃度検知制御やレジスト検知制御の必要性が発生した場合、これを実行すると検知に要する時間が非常に長くなり、実行の容易性(ユーザビリティー)の観点から無視できない。
【0069】
また、濃度検知やレジスト検知で用いた転写バイアス等の通常モードで最適な検知条件を低速モードに適用したのでは、検知性能が低下し、誤検知等の検知不良を発生する。たとえばプロセススピードが通常モードの1/3速のOHP用の低速モード(OHPモード)を例にとると、実施例1に示した転写バイアス条件のDC1.5kVでは、バイアスが強すぎていわゆる再転写現象が発生し、間違った検知濃度を与える。
【0070】
以上から、本実施例では、検知シーケンスの実行に時間がかかり、かつバイアス条件の手直しが必要である低速モード時の面倒を止めて、一旦通常モードに切り替えて、通常のプロセススピードで検知シーケンスを実行させるようにした。
【0071】
本実施例のシーケンスを図3に示す。低速モードでの画像形成中に濃度検知、レジスト検知の必要が生じた場合、解除ローラ1による転写ベルト8の離間を解除して、通常モードに移行し、必要に応じて画像形成ユニットの感光ドラムを転写ベルト8に当接し、濃度検知、レジスト検知を行う。
【0072】
濃度制御については、通常モードと低速モードで、プロセススピードの違いに起因するプロセス条件の違いが発生する可能性があるが、予め求めておいた両者の相関に基づき低速モード時の最適条件を予測して、低速モード時に適用することで問題ない検知を行うことができる。
【0073】
また低速モードでモノカラープリントを行っていた場合は、実施例1のように、必要に応じてフルカラーモードに切り替えて、全色の画像形成ユニットを転写ベルトに当接させて検知を行うことが可能である。
【0074】
シーケンス終了後、さらに低速モードで画像形成を行う必要がある場合は、再度プロセススピードを低速に切り替えて画像形成を継続する。
【0075】
以上述べたように、本実施例では、プロセススピードの異なる、特に低速モード実行時に、濃度検知やレジスト検知の必要性が生じた場合に、通常モードに切り替えて検知シーケンスを実行するので、短時間で確実な検知が行えるようになった。
【0076】
以上説明したように、本実施例によれば、複数のプリントモードを有する画像形成装置において、濃度検知やレジスト検知を行うに際し、モノカラーモード時に全ての色の検知の必要が生じた場合は、一旦装置をフルカラーモードに移行してから検知を実行し、低速モード等の特殊モード時に検知の必要が生じた場合は、一旦装置を通常モードに移行してから検知を実行するようにしたので、どのようなプリントモードにおいても、濃度制御、レジスト制御を短時間に効率よくかつ精度よく行うことができるようになった。
【発明の効果】
本発明によれば、どのようなプリントモードにおいても、検知シーケンスが必要と判断された場合には速やかに検知シーケンスを実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略断面図である。
【図2】図1の実施例における検知時のプリントモードの切り替えを示すシーケンスである。
【図3】本発明の他の実施例における検知時のプリントモードの切り替えを示すシーケンスである。
【符号の説明】
1 転写ベルト解除ローラ
2 光学センサー
8 転写ベルト
11〜14 感光ドラム

Claims (5)

  1. 所定のプロセススピードで画像形成する第1プリントモードと、前記第1プリントモードよりも遅いプロセススピードで画像形成する第2プリントモードを有し、該プリントモードのうちいずれかのプリントモードで画像を形成する画像形成装置において、
    基準画像を形成して該基準画像の濃度を検知することにより濃度に関わる画像形成条件を変更する検知シーケンスを実行する検知シーケンス実行手段と、
    前記検知シーケンスの実行の必要性を判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記検知シーケンスを実行する必要があると判断されたとき、現在のプリントモードが特定のプリントモードでなかった場合には、プリントモードを前記特定のプリントモードへ切り替えるモード切替手段を有し、
    前記モード切替手段により前記特定のモードへ切り替えた後に、前記検知シーケンスを実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 所定のプロセススピードで画像形成する第1プリントモードと、前記第1プリントモードよりも遅いプロセススピードで画像形成する第2プリントモードを有し、該プリントモードのうちいずれかのプリントモードで画像を形成する画像形成装置において、
    基準画像を形成して該基準画像の位置を検知することにより画像形成位置を変更する検知シーケンスを実行する検知シーケンス実行手段と、
    前記検知シーケンスの実行の必要性を判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記検知シーケンスを実行する必要があると判断されたとき、現在のプリントモードが特定のプリントモードでなかった場合には、プリントモードを前記特定のプリントモードへ切り替えるモード切替手段を有し、
    前記モード切替手段により前記特定のモードへ切り替えた後に、前記検知シーケンスを実行することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記検知シーケンス終了後に、元のプリントモードへ復帰し、画像形成を継続することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記低速モードにおいて前記検知シーケンスを実行する必要があると判断された場合に、前記通常モードへ切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 前記検知シーケンスは、転写材を搬送するための転写ベルト上に前記基準画像を形成することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
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