JP2006251406A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 装置本体の使用状態及び使用履歴の少なくとも一方を含む装置状態の認識結果に応じて、中間転写ベルト8上に転写して形成する複数色のトナー付着パターンの配列(配列A、配列B、配列C)を切り換える。更に、そのトナー付着パターンの配列に応じて、複数色のトナー付着パターンの作像タイミングの順序を切り換える。
【選択図】 図4
Description
この種の画像形成装置においては、像担持体上の非画像領域にトナー付着パターンを形成し、このトナー付着パターンの濃度を光反射型フォトセンサによって検出し、その検出結果に応じてトナー補給装置から現像器へのトナー補給を制御するトナー濃度制御方式が従来から一般に利用されている。
また、上記の各種制御動作についても、それらの動作をシリアルではなくパラレルに行う並列処理を実行し、短時間で作像条件制御および前記トナー濃度制御基準値設定等のその他の条件設定を完了させる必要がある。この並列処理によって制御動作の実行時間を短縮する方法として、複数色分の作像条件を同時に設定するセンサ複数配列方式が従来より考えられている。このセンサ複数配列方式は、上記転写部材(中間転写ベルト等)の幅方向に各色用の複数の光反射型フォトセンサを配置しておく方式である。そして、上記転写部材(中間転写ベルト等)の幅方向に、各色のトナー付着パターンを並べて形成し、それら各色のトナー付着パターンの画像濃度を上記複数の光反射型フォトセンサで同時に検知し、複数色の帯電印加電圧や現像バイアス電圧等の作像条件を設定する。
そこで、本出願人は、上記センサ複数配列方式を採用した場合に、画像形成装置の装置状態に応じた最適なトナー付着パターンを形成して作像条件制御を実行できる画像形成装置を提案した(特願2005−033386号参照)。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記複数の像担持体は、黒トナーのトナー像が形成される像担持体と、黒トナー以外の互いに色が異なるカラートナーのトナー像が形成される複数の像担持体とからなり、上記切り換え可能なトナー付着パターンの配列は、上記複数の画像濃度検知手段に1対1で対応するように互いに異なる色のトナーで形成される複数列のトナー付着パターンからなる第1の配列と、上記黒トナー専用の一つの画像濃度検知手段に対応するように黒トナーで形成される1列の黒用トナー付着パターンと上記カラートナー用の一つの画像濃度検知手段に対応するように複数色のカラートナーで順次形成される1列のカラー用トナー付着パターンからなる第2の配列と、一つの画像濃度検知手段に対応するように上記複数色のトナーで順次形成される1列のトナー付着パターンからなる第3の配列とを含むことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の画像形成装置において、上記第1の配列に切り換えた場合、上記転写部材の表面移動方向における最上流側の像担持体からその下流側の像担持体へ順番に上記トナー付着パターンの作像を開始し、上記第2の配列に切り換えた場合、上記カラー用トナー付着パターンについて、上記転写部材の表面移動方向における最下流側の像担持体からその上流側の像担持体へ順番に上記トナー付着パターンの作像を開始し上記第3の配列に切り換えた場合、上記転写部材の表面移動方向における最下流側の像担持体からその上流側の像担持体へ順番に上記トナー付着パターンの作像を開始することを特徴とするものである。
ここで、複数の像担持体は転写部材の表面移動方向に並ぶように配置され、各像担持体に作像されたトナー付着パターンは、各像担持体と対向する位置を通過する転写部材の表面に順次転写される。従って、各色の像担持体に対するトナー付着パターンの作像タイミングが変わると、転写部材に転写される各色のトナー付着パターンの位置が変わる。そのため、各色のトナー付着パターンの作像タイミングの設定の仕方によっては、上記切り換え対象の配列それぞれについてトナー付着パターンのすべてを作成したり検知したりするための時間が必要以上に長くなってしまう事態が発生することがある。そこで、本発明では、上記トナー付着パターンの配列に応じて、複数色のトナー付着パターンの作像タイミングの順序を切り換えている。このトナー付着パターンの作像タイミングの順序の切り換えにより、各配列のトナー付着パターンを、上記トナー付着パターンの配列に応じて必要最小限の時間で作成したり検知したりできるようになる。従って、上記作像条件制御に用いるトナー付着パターンの作成及び検知の実行時間の短縮を図ることが可能になるという効果がある。
まず、図1に基づいて、本実施形態における画像形成装置としての電子写真方式のレーザー複写機(以下「複写機」という。)の概要を説明する。この複写機の通常の画像形成動作は、以下に示す通り一般的なものである。すなわち、図示しない露光ランプによってコンタクトガラス上の原稿を露光し、その反射光がスキャナーで読み取られる。このスキャナーで読み取ったアナログ信号は、図示しないAD変換装置でデジタル信号に変換され、原稿の画像データとなる。そして、帯電装置4によって一様に帯電された感光体1上に、露光装置7によって画像データに基づき変調された光源(例えば半導体レーザ:LD)からのレーザが照射され、原稿の画像に対応した静電潜像が感光体1に形成される。この感光体1上の静電潜像は現像装置5によって顕像化され、トナー像となる。感光体1上のトナー像は転写部材としての中間転写体である一次転写ベルト6上に転写され、さらに二次転写工程にて記録材としての転写紙P上に転写される。トナー像が転写された転写紙Pは、最後に定着装置20を通して排紙される。
帯電装置4Yは、図示しない駆動手段によって図中時計回りに方向に回転駆動される感光体1Yの表面を、一様に帯電させられる。一様に帯電した感光体1Yの表面は、レーザー光(LD光)によって露光走査されてY用の静電潜像を担持する。このYの静電潜像は、Yトナーを用いる現像装置5YによってYトナー像に現像され、転写部材としてのエンドレスベルト状の中間転写体である中間転写ベルト(一次転写ベルト)8上に一次転写される。
ドラムクリーニング装置2Yは、中間転写工程を経た後の感光体1Yの表面に残留したトナーを除去する。また、上記除電装置は、クリーニング後の感光体1Yの残留電荷を除電する。この除電により、感光体1Yの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。
他の作像ステーション6C、6M、6Kにおいても、同様の構成を有しており、同様にして感光体1C、1M、1K上にC、M、Kトナー像が形成され、中間転写ベルト8上に転写される。他の作像ステーション6C、6M、6Kについては、対応する符号を付して説明は省略する。
また、K、M、C、Y、の4色のトナー付着パターンの検知を極力短時間で実施するようにしているため、中間転写ベルト8上の主走査方向に各色専用にトナー付着パターン検知ができるように、合計4個のフォトセンサ40K、40Y、40C、40Mが配列され、それらのトナー付着パターンを同時に検知可能になっている。
感光体周りの作像条件を自動的に調整する作像条件制御の動作として、次のような項目がある。
(1)フォトセンサ40の初期設定:
中間転写ベルト8の表面の地肌部について検知したフォトセンサ40の出力(Vsg)を4.0vに設定する。この地肌部に対する出力Vsgは、フォトセンサ40の感度や中間転写ベルト40の表面の反射率によって変化するので、この初期設定動作は、中間転写ベルト8やフォトセンサ40の交換時には必須の動作である。
(2)感光体表面電位制御:
通常の作像時よりも低目の帯電電圧を印加し、地肌汚れが発生する領域を転写後の中間転写ベルト8上でフォトセンサ40によって検出する。この検出結果を帯電電圧出力にフィードバックする。経時や環境で感光体膜削れ、感度劣化等により感光体1の表面電位変動が発生するため、逐次実行する必要がある。
(3)現像ポテンシャル電位制御:
光源(LD)のパワーおよび帯電印加電圧を固定して、現像バイアス電圧出力を多段階に変化させることで、トナー付着量の異なる複数個のトナーパターン像を作像し、フォトセンサ40で検出したトナー付着量がそれぞれ目標値となるように現像バイアス電圧を調整して決定する。
(4)トナー濃度制御の基準値の設定:
画像形成装置を長時間放置した場合のトナー帯電量の低下により、トナー濃度制御レベルが変化する場合がある。そこで、フォトセンサ40にてトナー付着パターンを検出し、その結果に応じて現像装置5内のトナー濃度を検出するトナー濃度センサの制御基準値を最適化する。
(5)現像剤攪拌:
上記(4)の場合と同様に画像形成装置の放置後に低下したトナー帯電量を回復させるために、現像装置5内の攪拌部材を回転駆動させて現像剤を攪拌する。
(6)トナー補給制御:
トナー濃度センサの出力、トナー濃度制御の基準値および画素検知データより、トナー補給時間を算出し、トナー補給モータを駆動する。
(7)中間調補正制御:
所定の現像バイアス電圧と帯電電圧を出力し、光源(LD)のパワーを変化させながら、複数のトナー付着パターンを作像し、フォトセンサ40にて検知する。このフォトセンサ40の出力より現像入出力特性を求め、この特性が目標特性になるように光源(LD)のパワーを変更する。
本実施形態では、上記のように作像条件制御動作の実行時間の短縮を図るため、4個のフォトセンサ40K、40Y、40C、40Mを並列配置しており、それらを使って、以下の3通りの制御仕様で動作が実行できるようにしている。
4個のフォトセンサ40K、40Y、40C、40M全てがそれぞれ対応する色のトナー付着パターンを検知する。フォトセンサ40の配列は図1の手前からB、Y、C、M用としており、それぞれのフォトセンサ40の位置に対応させて、各色のトナー付着パターンを副走査方向に10個の異なる作像条件で作成している。そして、各々のトナー付着量の異なるトナー付着パターンを検知して、トナー付着量を算出する。
この配列Aの場合、4色分のトナー付着パターンを同時に検知するため、パターン検知に要する時間は実質的に1色分のみと同等である。このように配列Aは、動作時間の短縮に対して最も効果的なトナー付着パターン配列であるが、各色毎に検知するフォトセンサ40が異なるため、フォトセンサ40の特性値ばらつきの影響は受けやすく、グレーバランス等の画質劣化に対して、やや不利な面を有する。この配列Aを初期設定状態とする。
この配列Bでは、中間転写ベルト幅方向における両端のフォトセンサ40K、40Mの2個のみ使用する。図1中の手前側に位置するフォトセンサ10Kは、K用として使用する。このフォトセンサ10Kの位置に対応させて黒のトナー付着パターンを作像する。一方、図1中の奥側に位置するフォトセンサ40MをY、C、Mのカラー用として使用する。このフォトセンサ40Mの位置に対応させて、イエロー、シアン、マゼンタの各トナー付着パターンを10個ずつ直接に並べた1列のトナー付着パターンを作像する。この配列Bでは、合計2列のトナー付着パターンになる。
このトナー付着パターン配列Bは、奥側のフォトセンサ40Mの1個で3色分(パターン30個)の検知を行う。そのため、トナー付着パターン検知に要する時間は上記配列Aの場合と比較して3倍となるデメリットがある。しかしながら、フォトセンサ40Mの1個でM、C、Yの3色に関して検知するため、3色のトナー付着パターンの検知結果にはフォトセンサの特性ばらつきが無く、3色のトナー付着量を均等に制御することが可能である。
また、このトナー付着パターン配列Bは、例えば(i)複数のフォトセンサ40のうち1個乃至2個のフォトセンサが故障或いはトナー飛散等で検知不能となった場合や、(ii)時間的に余裕がある状態で且つ上記のようなフォトセンサ間の特性ばらつきを避けたい場合、などの積極的な活用を目的とするときに使用される。
なお、図3の配列Bの例では、作像条件制御に使用するフォトセンサが両端のフォトセンサ40K、40Mである場合について示したが、他のフォトセンサを選択して使用してもよい。
上記配列Bに対して、更にKも一緒に一つのフォトセンサ40Mで検知する場合である。このフォトセンサ40Mの位置に対応させて、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各トナー付着パターンを10個ずつ直接に並べた1列のトナー付着パターン群を作像する。
この配列Cを採用した場合は、フォトセンサ40Mの1個で4色分の検知を行うため、トナー付着パターン検知に要する時間は上記配列Aの場合と比較して4倍となるデメリットがある、しかしながら、万一フォトセンサ40が例えば3個も故障または検知不能となった場合でも、残りのフォトセンサによって、作像条件制御が可能となるメリットがある。
なお、図3の配列Cの例では、作像条件制御に使用するフォトセンサが奥側のフォトセンサ40Mである場合について示したが、他のフォトセンサ40K,40Y,40Cのいずれか1つを用いてもよい。
(1)フルカラー作像頻度:フルカラー作像カウンタ、全作像カウンタ
本実施形態では主制御部30がフルカラー作像カウンタ、全作像カウンタの機能を兼ねている。
(2)プリント動作直後であるか否かという情報:プリントジョブ受付信号
プリントジョブ受付信号は主制御部30により記憶されている。したがって、ここでは、主制御部30が装置状態認識手段である。
(3)現在時刻:装置本体の内蔵時計
装置本体の内蔵時計は制御手段30がその機能を兼ねることができる。したがって、ここでは、主制御部30が装置状態認識手段である。
(4)前回の作像動作終了後からの経過時間:装置本体の内蔵時計、またはタイマー
装置本体の内蔵時計、またはタイマーは主制御部30がその機能を兼ねることができる。したがって、ここでは、主制御部30が装置状態認識手段である。
(5)フォトセンサ出力の正常/異常:フォトセンサ出力信号(初期調整値など)
フォトセンサ出力信号に基づいて、装置状態認識手段としての主制御部30により正常、異常が判断される。
例えば、作像速度を優先するような装置状態を認識した場合は、各フォトセンサ40K、40Y、40C、40Mそれぞれが、互いに色が異なるトナー付着パターンの画像濃度を並列的に検知できる上記配列Aに切り換える。
また例えば、精度の高いプロセス制御やトナー補給精度を行うために精度の高い作像条件制御を優先するような装置状態を認識した場合は、フォトセンサの検知特性にばらつきがあることを考慮し、一つのフォトセンサですべての色のトナー付着パターンの画像濃度を検知できる上記配列Cに切り換える。
また例えば、複数のフォトセンサのいずれかが故障や使用不能になった装置状態を認識した場合は、使用可能な他のフォトセンサですべての色のトナー付着パターンの画像濃度を検知できるような上記配列B又は配列Cに切り換える。
すなわち、壽機認識結果に応じて、上記3種類の配列A、配列B及び配列Cから最適なトナー付着パターンの配列に切り換えられる(ステップ2)。
最終プリントの画像後端が二次転写工程を通過後に二次転写ローラ19の離間動作が開始され、その後各色のトナー付着パターンを作成する。ここで、最下流側(本例ではブラック)の作像に比べて、最上流側(本例ではイエロー)の作像が作像ステーション間距離分だけ上流側にある、そのため、全色のトナー付着パターンをフォトセンサ40Y、40M、40C、40Kで検知を終了するまでに、上記作像ステーション間距離の3倍(イエロー作像ステーション6Y〜ブラック作像ステーション6K間距離)の移動時間分がロスタイムとなる。
一方、各色の作像ステーション6Y、6M、6C、6Kにおいて、最終プリントの画像後端が作像終了した直後にトナー付着パターンを作像していく、すなわち最上流側(イエロー)から最下流側(ブラック)に向かって、順次プリント画像後端直後にトナー付着パターンを作成開始すれば、中間転写ベルト8上では各色のトナー付着パターンが、プリント画像と同じように先頭位置が合った状態で形成される。そのため、上記のようなロスタイムは発生しない。
二次転写ローラの離間動作は、プリント画像後端が二次転写工程を通過した直後に離間すれば、トナー付着パターン像を転写することはなく、例え離間動作時に衝撃が発生した場合でも、トナー付着パターンに与える影響は二次転写離間動作時の一瞬だけである。そのため、そのタイミングで作像したトナー付着パターンのみ検知対象から外すことで、中間調補正制御に大きな影響を与えることなく短時間で実行することができる。または、前記二次転写ローラ離間タイミングで、各色のトナー付着パターン作成を行わないようにしてもよい。
以上のように、配列[A]の場合のような複数のフォトセンサ40Y、40M、40C、40Kによる並列処理を実行する場合には、中間転写ベルト8の回転方向(表面移動方向)の上流側から下流側に順次作像していくことで、複数のトナー付着パターン検知のロスタイムを低減させて、その実行時間を短縮化することができる。
この場合、フォトセンサが一つしかないので、主走査方向に同時に複数のトナー付着パターンを作成することはできない。従って、各色のトナー付着パターンは副走査方向に一直線上に並ぶことになるが、配列[A]と同じ作像順であっても、その逆のどちらであっても、一色のトナー付着パターンが一次転写ベルト上に形成し終わる直後に次の色のトナー付着パターンが形成されるように、作像タイミングを図ることでロスタイムは発生しない。
ところが、二次転写ローラ離間時の衝撃の影響を避けるためには、最終プリントの画像後端が二次転写工程を通過直後に二次転写ローラを一次転写ベルトから離間させ、その直後からトナー付着パターンを作成、検知するという動作順序が必須となる。
この場合、最上流側(イエロー)からトナー付着パターン作成を開始すると、最下流側(ブラック)の作像位置までの距離移動分だけロスタイムが発生してしまう。
一方、最下流側(ブラック)からトナー付着パターンを作成した場合には、最も二次転写工程に近いところからトナー付着パターンの形成、検知が開始されるため、ロスタイムが無くなる。
以上のように、配列[C]のような一つのフォトセンサによる直列パターン作成、検知を実行する場合には、中間転写ベルト8の回転方向の下流側から上流側に[ブラック→マゼンタ→シアン→イエロー]と順次作像していくこで、複数のトナー付着パターン検知のロスタイムを低減させて、その実行時間を短縮化することができる。
なお、一色のトナー付着パターン10個目の作像が完了してから、次の色のトナー付着パターンを作像開始すると、作像ステーション間距離の移動時間分だけロスタイムが発生してしまうので、このロスタイムの発生を抑えるために、作像ステーション間距離分の移動時間を前倒しして、次の色のトナー付着パターン作像動作を開始する必要がある。
この配列[B]の場合は、[マゼンタ]、[シアン]、[イエロー]に関しては配列[C]と同様に最下流側(マゼンタ)から最上流側(イエロー)の順で作像し、[ブラック]は黒専用のフォトセンサ40Kによって1色だけ検知するため、そのトナー付着パターンを作成開始するタイミングも、最終プリントの画像後端直後から、一次転写ベルト上で[イエロー]のトナー付着パターンと主走査方向が並ぶような作像タイミングの間であればどこでも良い。
この場合、二次転写ローラ19の中間転写ベルト8からの離間タイミングは、最終プリントの画像後端が二次転写位置を通過した直後から[マゼンタ]のトナー付着パターンが二次転写位置を通過する直前までとなる。
しかも、上記トナー付着パターンの配列A、配列B及び配列Cそれぞれに応じて、複数色のトナー付着パターンの作像タイミングの順序を切り換えている。このトナー付着パターンの作像タイミングの順序の切り換えにより、各配列のトナー付着パターンを、上記トナー付着パターンの配列に応じて必要最小限の時間で作成したり検知したりできるようになる。従って、上記作像条件制御に用いるトナー付着パターンの作成及び検知の実行時間の短縮を図ることが可能になる。
6 作像ステーション
8 中間転写ベルト
19 二次転写ローラ
30 主制御部
40K、40Y、40C、40M 反射型フォトセンサ
P 転写紙
Claims (3)
- 複数の像担持体と、各像担持体にそれぞれ互いに異なる色のトナーからなる複数色のトナー像を形成するトナー像形成手段と、各像担持体と対向する転写位置を移動する転写部材の表面又は該転写部材の表面に担持されて移動する記録材に、各像担持体に形成されたトナー像を転写する転写手段と、各像担持体に形成し該転写部材上に転写した複数色の画像調整用のトナー付着パターンそれぞれのトナー付着量を検知する複数の画像濃度検知手段と、該複数色のトナー付着パターンのトナー付着量の検知結果に基づいて、画像形成条件を変えるプロセス制御及びトナー補給量を変えるトナー濃度制御の少なくとも一方を行う制御手段とを備え、
該複数の像担持体は、該転写部材の表面移動方向に並ぶように配置され、
該複数の画像濃度検知手段は、該転写部材の表面移動方向と交差する方向に並ぶように配置された画像形成装置であって、
装置本体の使用状態及び使用履歴の少なくとも一方を含む装置状態を認識する装置状態認識手段を備え、
該装置状態の認識結果に応じて、上記転写部材上に転写して形成する複数色のトナー付着パターンの配列を切り換え、
該トナー付着パターンの配列に応じて、上記複数色のトナー付着パターンの作像タイミングの順序を切り換えることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1の画像形成装置において、
上記複数の像担持体は、黒トナーのトナー像が形成される像担持体と、黒トナー以外の互いに色が異なるカラートナーのトナー像が形成される複数の像担持体とからなり、
上記切り換え可能なトナー付着パターンの配列は、
上記複数の画像濃度検知手段に1対1で対応するように互いに異なる色のトナーで形成される複数列のトナー付着パターンからなる第1の配列と、
上記黒トナー専用の一つの画像濃度検知手段に対応するように黒トナーで形成される1列の黒用トナー付着パターンと上記カラートナー用の一つの画像濃度検知手段に対応するように複数色のカラートナーで順次形成される1列のカラー用トナー付着パターンからなる第2の配列と、
一つの画像濃度検知手段に対応するように上記複数色のトナーで順次形成される1列のトナー付着パターンからなる第3の配列と
を含むことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2の画像形成装置において、
上記第1の配列に切り換えた場合、上記転写部材の表面移動方向における最上流側の像担持体からその下流側の像担持体へ順番に上記トナー付着パターンの作像を開始し、
上記第2の配列に切り換えた場合、上記カラー用トナー付着パターンについて、上記転写部材の表面移動方向における最下流側の像担持体からその上流側の像担持体へ順番に上記トナー付着パターンの作像を開始し
上記第3の配列に切り換えた場合、上記転写部材の表面移動方向における最下流側の像担持体からその上流側の像担持体へ順番に上記トナー付着パターンの作像を開始することを特徴とする画像形成装置。
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