JP5999487B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置に関するものである。
一方、電子写真方式を用いた複写機、レーザビームプリンタ等の画像形成装置では、所望の画像濃度が安定して得られるようにすることが重要である。そのため、多くの画像形成装置では、像担持体上に複数種類の濃度検知用トナーパッチからなるトナーパターン(以下「濃度検知パターン」という。)を形成する。そして、そのパッチ濃度を光学的検知手段により検知して、その検知結果に基づいて作像条件(具体的には、トナー濃度、LDパワー、帯電バイアス、現像バイアスなど)を調節し、トナー付着量が目標量となるように調整する濃度調整制御を行っている。
この濃度調整制御は、電源立ち上げ後のタイミングや、一定の間隔で印刷ジョブ終了後のタイミングで行われることもあるが、連続印刷時の画像濃度を安定させる目的で、連続印刷ジョブ中に濃度調整制御を行う場合もある(特許文献1)。連続印刷ジョブ中に濃度調整制御を行う場合は、連続印刷を行うときの先行用紙の後端と後続用紙の先端との間に対応する中間転写ベルト上の紙間領域に濃度検知パターンが形成される。
用紙対応性や画像位置精度を上げるために中間転写ベルトを採用する中間転写方式の画像形成装置では、感光体上に形成した濃度検知パターンを中間転写ベルトへ一次転写した後、中間転写ベルト上の濃度検知パターンを検知して濃度調整制御が行われる。
中間転写方式の画像形成装置では、二次転写部材である二次転写ローラと中間転写ベルトとの間の二次転写領域に用紙を搬送し、中間転写ベルト上の画像を用紙上に二次転写する。中間転写ベルト上の紙間領域に形成される濃度検知パターンは、画像が形成される用紙を濃度検知パターンを構成するトナーで汚さないように、二次転写領域において用紙と接触しないように形成される。そのため、濃度検知パターンが二次転写領域を通過するときに、二次転写領域には用紙が存在しないので、濃度検知パターンは、二次転写領域において中間転写ベルトと対向している二次転写ローラと接触することになる。これにより、二次転写ローラが濃度検知パターンを構成するトナーで汚れてしまう。よって、何らかの対策を施さないと、二次転写ローラに付着したトナーが二次転写領域へ後から搬送されてくる用紙の裏面に付着し、用紙裏汚れが生じてしまう。
特許文献1に記載の画像形成装置には、二次転写ローラ表面をクリーニングするクリーニング装置が設けられている。このクリーニング装置は、二次転写ローラ表面に接触させて設けられたブラシ部材またはブレード部材を有している。そして、中間転写ベルト上の紙間領域に形成した濃度検知パターンが二次転写領域を通過することで二次転写ローラ表面に付着したトナーを、ブラシ部材またはブレード部材で掻き取って除去することにより、前記用紙裏汚れが生じるのを抑制している。
ここで、二次転写ローラは、二次転写領域を通過した用紙の二次転写ローラからの分離性能を向上させるために、比較的小径のローラ部材とすることがあるが、細いローラ状の部材表面をブラシ部材やブレード部材などでクリーニングすることは難しい。濃度検知パターンは、多くのトナーが二次転写ローラ表面に付着するため、二次転写ローラ表面に付着したトナーをクリーニング装置で十分に除去しきれずに、前記用紙裏汚れが生じる虞がある。
特許文献2に記載の画像形成装置では、中間転写ベルト上の紙間領域に形成した濃度検知パターンが二次転写領域を通過するときに、二次転写ローラを中間転写ベルトから離間させる。これにより、用紙が二次転写領域に進入していない紙間で二次転写ローラと中間転写ベルトとが離間するので、中間転写ベルト上の紙間領域に形成した濃度検知パターンが二次転写ローラ表面に付着することはない。よって、中間転写ベルト上の紙間領域に形成した濃度検知パターンによる用紙裏汚れを抑制することができる。
一方、二次転写ローラ表面にトナーが付着することで生じ得る用紙裏汚れは、中間転写ベルト上の紙間領域に形成した濃度検知パターンによるものだけではない。近年、用紙の全周の縁またはいずれかの縁に余白がなくなるように、用紙の端まで画像を形成する所謂縁無し印刷を行う画像形成装置が提案されている(特許文献3)。縁無し印刷では、用紙の端まで画像を形成しようとした場合、二次転写領域に搬送されてくる用紙の端の位置に合わせて中間転写ベルト上にトナー像を形成すればよいが、少なからず二次転写領域に進入する用紙の搬送位置にずれが生じるため困難である。そのため、特許文献3に記載の画像形成装置では、用紙の縁からはみ出すように中間転写ベルト上に画像が形成される。
しかしながら、用紙の縁からはみ出すように画像を形成すると、用紙の縁からはみ出したトナーは中間転写ベルト上に付着する。そのため、二次転写領域で中間転写ベルトから用紙に画像を転写するときに、そのはみ出したトナーが中間転写ベルトから二次転写ローラ表面に付着してしまう。よって、二次転写ローラに付着したトナーが二次転写領域へ後から搬送されてくる用紙の裏面に付着し、前記はみ出したトナーによる用紙裏汚れが生じてしまう。
また、感光体等の潜像担持体から中間転写体を介さずに用紙へ直接転写する直接転写方式の画像形成装置でも、上述したのと同様の問題が生じ得る。
また、以上の説明では、濃度調整制御の目的で濃度検知パターンを中間転写ベルト上の紙間領域に形成したときの用紙裏汚れに関して説明したが、用紙へは転写しない非転写トナーを像担持体上の紙間領域に付着させたときに生じる用紙裏汚れに関しても同様である。前記非転写トナーを像担持体上の紙間領域に付着させる例としては、現像装置内の劣化したトナーを新しいトナーに入れ替える目的で、現像装置内のトナーを像担持体上の紙間領域に強制的に排出させることが挙げられる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、用紙の縁からはみ出したトナーと、像担持体上の紙間領域に付着させた非転写トナーとによる用紙裏汚れが生じるのを抑制できる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、画像情報に応じたトナー像が形成される像担持体と、前記像担持体に対して接離可能に設けられた転写部材と、前記像担持体と前記転写部材とが対向する転写部を用紙が通過するように搬送する用紙搬送手段と、前記転写部材と前記像担持体とを接離させる接離手段とを備え、用紙の全周の縁またはいずれかの縁に余白がなくなるように該用紙の端までトナー像を形成可能な画像形成装置において、前記転写部材の表面をクリーニングするクリーニング手段と、連続して画像を形成する連続画像形成期間中に前記像担持体上に存在する紙間領域のうちの一部の紙間領域に、用紙へは転写しない非転写トナーを付着させる非転写トナー付着手段とを有し、前記非転写トナー付着手段により非転写トナーを付着させた前記紙間領域が、前記転写部を通過するときに、前記接離手段によって前記転写部材を前記像担持体から離間させるものであり、用紙の全周の縁に余白があるように用紙にトナー像を形成する第一画像形成モードと、用紙の全周の縁またはいずれかの縁に余白がなくなるように該用紙の端までトナー像を形成する第二画像形成モードとを備えており、前記第二画像形成モードで画像形成を行う場合は、上記非転写トナー付着手段による非転写トナーの上記紙間領域への付着タイミングと、前記接離手段によって前記転写部材を前記像担持体から離間させる離間タイミングとを、上記第一画像形成モードで画像形成を行う場合よりも遅らせることを特徴とするものである。
本発明においては、用紙の全周の縁またはいずれかの縁に余白がなくなるように用紙の端までトナー像を形成する際に、用紙の縁からはみ出したトナーが転写部材表面に付着しても、クリーニング手段によって転写部材表面からトナーを除去することができる。これにより、転写部材表面に付着したトナーが、転写部へ後から搬送されてくる用紙の裏面に付着するのを抑制することができる。よって、前記はみ出したトナーによる用紙裏汚れが生じるのを抑制できる。
また、連続画像形成期間中、像担持体上の紙間領域に非転写トナーを付着させるが、この非転写トナーが付着した前記紙間領域が転写部を通過する際には、転写部材を像担持体から離間させるので、前記非転写トナーによって転写部材表面が汚染されることはない。よって、転写部材表面に非転写トナーが付着して、転写部へ後から搬送されてくる用紙の裏面に付着する用紙裏汚れが発生しない。
以上、本発明によれば、用紙の縁からはみ出したトナーと、像担持体上の紙間領域に付着させた非転写トナーとによる用紙裏汚れが生じるのを抑制できるという優れた効果がある。
実施例1における縁無し印刷での二次転写ローラの接離動作の制御内容を示す説明図。 実施形態に係る画像形成装置を示す全体構成図。 画像形成部を示す図。 中間転写ベルト上に濃度調整制御用のトナーパターンTPが形成されている状態を示す図。 トナーパターンTPを用いたトナー濃度制御の説明に用いる図。 (a)縁あり印刷を示す図、(b)縁無し印刷を示す図。 二次転写領域を拡大した二次転写クリーニング構成の概略図。 (a)二次転写ローラと中間転写ベルトとが接触状態であるときを示した図、(b)二次転写ローラと中間転写ベルトとが離間状態であるときを示した図。 接離動作の制御内容を示す説明図。 二次転写ローラの接離制御の流れを説明するためのフローチャート。 縁あり印刷を行う場合と縁無し印刷を行う場合とでの制御の一例を示すフローチャート。 実施例2における接離動作の制御内容を示す説明図。 比較例における接離動作の制御内容を示す説明図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図2は、実施形態に係る画像形成装置を示す全体構成図であり、ここではその一例としてカラー複写機を示している。このカラー複写機は、像担持体としての中間転写ベルト10を用いた中間転写方式でタンデム型の電子写真装置であり、最下部に給紙テーブル2を、その上方に複写機本体1を、さらにその上部にスキャナ3及び原稿自動給送装置(ADF)4がそれぞれ設けてある。
複写機本体1には、ほぼ中央に無端状の中間転写ベルト10を備えた転写装置20が設けてあり、中間転写ベルト10は駆動ローラ14と従動ローラ15,16とにより張架され、図中時計回り方向に回転(表面移動)する。従動ローラ15の左方には、中間転写ベルトクリーニング装置17が設けられており、この中間転写ベルトクリーニング装置17によって、画像転写後に中間転写ベルト10の表面に残留する残留トナーが除去されて次回の画像形成に備えられる。
駆動ローラ14と従動ローラ15との間に架け渡された中間転写ベルト10の直線状部分の上方には、中間転写ベルト10の表面移動方向に沿って、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4つの画像形成部18Y,18M,18C,18Kが設けられている。
図3に4つの画像形成部18Y,18M,18C,18K及びその近傍の拡大図を示す。各画像形成部18Y,18M,18C,18Kは、潜像担持体としてのドラム状の感光体40Y,40M,40C,40K(以下、色分け場合には、色分け符号であるY、M、C、Kを省略する。)が設けられている。各感光体40は、それぞれ、図中反時計回り方向に回転可能に設けられており、その周囲には、帯電装置60、現像装置61、一次転写手段を構成する一次転写装置62、感光体クリーニング装置63、及び、除電装置64がそれぞれ設けられている。また、図1に示すように感光体40の上方には露光装置21が設けられている。
中間転写ベルト10の下側には、二次転写手段を構成する転写部材としての二次転写ローラ22が設けられている。この二次転写ローラ22が中間転写ベルト10を介して従動ローラ16に圧接するようになっている。そして、二次転写ローラ22と中間転写ベルト10とが対向する二次転写領域に送り込まれた用紙Pに、中間転写ベルト10上のトナー画像を一括転写する。なお、従動ローラ16には、二次転写領域で中間転写ベルト10上のトナー画像を用紙側に転移させるための転写電界を形成すべく転写バイアスが、転写バイアス印加手段である二次転写バイアス印加電源90によって印加される。
なお、バイアス印加による中間転写ベルト10から用紙へのトナー画像の転写は、従動ローラ16に中間転写ベルト10の裏側からトナーの正規帯電極性と同極性のバイアスを印加する方法がある。また、二次転写バイアス印加電源90によって二次転写ローラ22に用紙の裏側からトナーと逆極性のバイアスを印加する方法がある。バイアス印加方法はどちらかに限定するものではなく、本実施形態では、従動ローラ16に、二次転写バイアス印加電源90によって、トナーの正規帯電極性であるマイナス極性と同極性のマイナスバイアスを印加する。
二次転写ローラ22の用紙搬送方向下流側には、無端状の定着ベルト26に加圧ローラ27を圧接させて形成した定着ニップで熱と圧力とにより、用紙上に形成されたトナー画像を定着する定着装置25が設けられている。画像転写後の用紙が、張架ローラ23aと張架ローラ23bとに架け渡された無端状の搬送ベルト24によって定着装置25の定着ニップへと搬送される。
二次転写ローラ22の下側には、用紙表裏両面に画像を形成する際に用紙の表裏を反転させる用紙反転装置28が設けてある。
本実施形態のカラー複写機でカラーのコピーをとるときは、原稿自動給送装置4の原稿台30上に原稿をセットするか、原稿自動給送装置4を開いてスキャナ3のコンタクトガラス32上に原稿をセットする。なお、コンタクトガラス32上に原稿をセットした場合、原稿自動給送装置4を閉じることで原稿がコンタクトガラス32へ押圧される。そして、図示しないスタートスイッチを押すと、原稿自動給送装置4に原稿をセットしたときは原稿が自動でコンタクトガラス32上に給送される。一方、コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ3が作動し、第一走行体33及び第二走行体34が走行を開始する。これにより、第一走行体33の光源からの光が原稿に向けて照射され、原稿面からの反射光が第一走行体33のミラーにより第二走行体34の方向に反射される。そして、さらに第二走行体34の一対のミラーにより180度方向を変えて結像レンズ35を通り、読み取りセンサ36に入射して原稿の内容が読み取られる。
また、上述したスタートスイッチの押下により、中間転写ベルト10が回動を開始すると同時に各感光体40も回動を開始して、それぞれの感光体40上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各単色トナー像が形成される。このようにして各感光体40上に形成された各単色トナー像は、図中時計回り方向に回動する中間転写ベルト10上に重ね合わせて順次転写されてフルカラーの合成カラー画像が形成される。
一方、給紙テーブル2内の選択された給紙段の給紙ローラ42が回転し、ペーパーバンク43内の選択された給紙カセット44から用紙Pが繰り出され、分離ローラ45により一枚に分離されて給紙路46に搬送される。繰り出された用紙Pは搬送ローラ47により複写機本体1の給紙路48に搬送され、レジストローラ対49に当接して一旦停止状態になる。なお、手差し給紙の場合には、手差しトレイ51上にセットされた用紙Pが給紙ローラ50の回転により繰り出され、分離ローラ52により一枚に分離されて手差し給紙路53に搬送され、レジストローラ対49に当接して一旦停止状態になる。
いずれの場合でもレジストローラ対49は、中間転写ベルト10上のカラー画像に合わせた正確なタイミングで回転を開始し、停止状態にあった用紙Pを中間転写ベルト10と二次転写ローラ22との間に送り込む。これにより、二次転写ローラ22に印加された転写バイアスによる転写電界の作用によって、中間転写ベルト10上から用紙上にカラー画像が転写される。カラー画像が転写された用紙Pは、搬送ベルト24により、定着装置25へ搬送され、加熱、加圧されて転写画像が定着された後、切換爪55により排出側に案内され、排出ローラ56により排紙トレイ57上に排出されてスタックされる。
なお、両面コピーモードが選択されている場合には、表面に画像を形成した用紙Pは切換爪55により用紙反転装置28側に搬送され、反転して再び転写位置へ導かれ、裏面に画像が形成された後、排出ローラ56により排紙トレイ57上に排出される。
また、ブラック単色画像を中間転写ベルト10上に形成する場合には、駆動ローラ14以外の従動ローラ15,16を移動させてイエロー、マゼンタ、シアンの感光体40Y,40M,40Cを中間転写ベルト10から離間させるようにしている。なお、図2に示したようなタンデム型でなく、感光体40が一つしかない所謂1ドラム型の画像形成装置にあっては、ファーストコピー速度を早くするために、最初にブラック作像をするのが一般的である。そして、その後、原稿がカラーの場合のみ残りの色の作像を行うようにしている。
レジストローラ対49は、通常接地されて用いられることが多いが、用紙の紙粉除去のためにバイアスを印加することもできる。例えば、直径18[mm]で表面を厚さ1[mm]の導電性NBRゴムで被覆した導電性のゴムローラを用いてバイアスを印加する場合、次のように電圧を印加すれば良い。すなわち、ゴム材の体積抵抗は10[Ω・cm]程度であり、レジストローラ対49のトナーを転写する側(表面側)のローラに−800[V]程度の電圧を印加し、用紙裏面側のローラには+200[V]程度の電圧を印加する。
一般的に中間転写方式では紙粉が感光体40にまで移動しにくいため、紙粉転写を考慮する必要が少なく、アースになっていても差支えない。また、印加電圧として一般にDCバイアスが印加されているが、用紙をより均一に帯電させるため、DCオフセット成分を持ったAC電圧を印加することも可能である。このようにバイアスを印加したレジストローラ対49を通過した後の用紙表面は、若干マイナス側に帯電しているため、中間転写ベルト10から用紙Pへの転写では、レジストローラに電圧を印加しなかった場合に比して転写条件が変わり、転写条件を変更する場合もある。
また、本実施形態の複写機には、中間転写ベルト10上のトナー付着量(濃度)を検出するための付着量検知手段としてのトナー付着量センサ5が設けられている。今回使用したトナー付着量センサ5は、発光部に赤外発光ダイオード、拡散反射光受光部にフォトダイオードを使用し、受光量に応じた電圧を出力するタイプのものである。
図4は、中間転写ベルト10上に複数種類の濃度検知用トナーパッチからなる濃度調整制御用のトナーパターンTPが形成されている状態を示している。感光体40上に作像されたトナーパターンTPが、感光体40と中間転写ベルト10との接触位置である一次転写領域で、一次転写装置62により中間転写ベルト10上に転写され、中間転写ベルト10上に付着している状態である。
濃度調整制御用のトナーパターンTPは、通常、各色について、互いに目標濃度が異なるようにトナーパッチが複数形成され、各トナーパッチのトナー付着量(トナー濃度)が中間転写ベルト10に対向して取り付けられたトナー付着量センサ5により検出される。トナーパターンTPによるトナー付着量の検出作業は、次の二通りのタイミングで行われる。すなわち、画像形成動作とは別のプロセスコントロールモード(濃度調整制御モード)において実施されるか、あるいは、連続画像形成期間中(連続印刷中)における中間転写ベルト10上の紙間領域(トナー画像間領域)を利用して行われる。
なお、トナーパターンTPは、通常のトナー像と同じ原理で紙間領域に作像される。具体的には図3に示される、感光体40、帯電装置60、現像装置61などによってトナー像が形成される。
このトナーパターンTPを用いたトナー濃度制御について説明する。図5で示されるトナー付着量センサ5でトナーパターンTPの各トナーパッチそれぞれのトナー付着量を検知する。そして、検知した値に基づいて濃度調整制御部80は、トナー補給モータ76、現像バイアス印加装置81、帯電バイアス印加装置82のいずれか、あるいはそれら複数を制御し、画像濃度の調整を実行する。トナー補給モータ76の制御で調整する場合は、トナー補給装置75によるトナー補給の加減によってトナー濃度を調節することにより画像濃度の調節を行う。現像バイアス印加装置81や帯電バイアス印加装置82の制御で、現像バイアスや帯電バイアスの調整する場合は、そのバイアス値の加減によって画像濃度の調整を行う。なお、図5ではブラックの画像形成部18Kだけを示して説明したが、実際の制御は全ての色に対して行う。
また、低画像面積の画像形成動作が続くと、現像装置61内に長時間とどまりつづける古いトナーが増えてくるため、トナー帯電特性が劣化し画像形成に用いると画像品質が悪くなる(現像能力低下、転写性低下)。このような古いトナーが現像装置61内に滞留しないように一定のタイミングで感光体40上の紙間領域に吐き出させ、吐き出し後にトナー濃度が低下した現像装置61に新しいトナーを補給して現像装置61内をリフレッシュするリフレッシュモードを備えている。
不図示の制御部は、各現像装置61Y,M,C,Kのトナー消費量と、各現像装置61Y,M,C,Kの動作時間とを記憶しておく。そして、所定のタイミングで、現像装置61の所定期間の動作時間に対して、トナー消費量が閾値以下である否かを各現像装置61について調べる。そして、閾値以下の現像装置61について、リフレッシュモードを実行する。
リフレッシュモードが実行されると、感光体40上の紙間領域にトナー消費パターンが形成され、中間転写ベルト10に転写される。トナー消費パターンの付着量は、現像装置61の所定期間の動作時間に対するトナー消費量に基づき決定され、単位面積当りの最大付着量が、1.0[mg/cm]ほどになることがある。また、中間転写ベルト10に転写されたトナー消費パターンのトナーQ/d分布を測定すると、ほぼ正規帯電極性に揃っている。
また、このように感光体40上の紙間領域に形成されたトナー消費パターンは、中間転写ベルト10の紙間領域に転写され、中間転写ベルトクリーニング装置17によって中間転写ベルト10から除去される。
次に、縁あり印刷と縁無し印刷とについて説明する。図6(a)は縁あり印刷を示しており、図6(b)は縁無し印刷を示している。
本実施形態のカラー複写機では、用紙の全周の縁に余白があるように用紙にトナー像を形成する縁あり印刷モードと、用紙のいずれかの縁に余白がなくなるように用紙にトナー像を形成する縁無し印刷モードとを備えている。そして、例えば、操作者が複写機本体1に設けられた不図示の操作部で、縁あり印刷モードと縁無し印刷モードとのいずれかを選択して、縁あり印刷または縁無し印刷を実行する。
縁あり印刷では、中間転写ベルト10上に形成されたトナー像が用紙内に全て収まり、図6(a)に示すように、用紙の全周(上下左右)に余白(上余白、下余白、左余白、右余白)が存在する。一方、縁無し印刷では、用紙の縁からはみ出すように中間転写ベルト10上にトナー像を形成し、図6(b)に示すように、用紙の端までトナー像が存在し、用紙の全周(上下左右)の縁に余白がない状態である。ここで、図6(b)では、用紙の全周(上下左右全て)の縁に余白がない状態を図示しているが、本実施形態では、用紙の上下左右のいずれかの縁のうち、一箇所以上の縁に余白が無ければ縁無し印刷とする。
なお、縁無し印刷の画像形成に係る画像形成装置の制御方法については、公知であり、本発明は縁無し印刷の制御方法を限定するものではないため、制御方法の実施例説明は省略する。
次に、上記構成の電子写真装置を用いて、本発明に対応する実施例を説明する。
[実施例1]
本実施例では、二次転写ローラ22に、金属性芯金部材の周りにゴム層を形成したローラ部材を用いた。ゴム層の材料としては、特に限定するものではないが、ここではNBRゴムを用いた。発泡タイプのローラを用いることもできる。
図7は二次転写ローラクリーニング装置85の概略図である。なお、図7(a)と図7(b)とは、二次転写ローラクリーニング装置85の2形態を説明する図であるが、二次転写ローラクリーニング装置85の構成を限定するものではない。
図7(a)は二次転写ローラ芯金部材22aの周りに二次転写ローラゴム層22bが形成された二次転写ローラ22の表面を、ブラシ部材を用いてクリーニングする二次転写ローラクリーニング装置85の一例を示したものである。
この二次転写ローラクリーニング装置85には、回転可能に設けられ二次転写ローラ22の表面をクリーニングするクリーニングブラシローラ22cが設けられている。また、クリーニングブラシローラ22cにクリーニングバイアスを印加するクリーニングバイアス印加電源91と、クリーニングブラシローラ22cに溜まったトナーを叩き落とフリッカー22dとを有している。
クリーニングブラシローラ22cは、二次転写ローラ22の表面にブラシを所定量食い込ませて接触しており、クリーニングブラシローラ22cが回転することでブラシが二次転写ローラ22の表面を摺擦する。また、クリーニングブラシローラ22cには、クリーニングバイアス印加電源91によってトナーの正規帯電極性であるマイナス極性とは逆極性のプラス極性のバイアスが印加される。これにより、二次転写ローラ22の表面に付着したマイナス帯電トナーを、静電的な力によってクリーニングブラシローラ22cに引き付ける。よって、二次転写ローラ22の表面に付着したトナーは、ブラシとの摺擦による機械的な力と、クリーニングバイアスによる静電的な力とによって、クリーニングブラシローラ22cにより二次転写ローラ22の表面から除去される。
また、クリーニングブラシローラ22cに溜まったトナーは、フリッカー22dによって掻き落とされ、図示しない廃トナー容器に搬送される。
図7(b)は二次転写ローラ芯金部材22aの周りに、二次転写ローラゴム層22bと二次転写ローラ表層22eとが形成された二次転写ローラ22の表面を、ブレード部材を用いてクリーニングする二次転写ローラクリーニング装置85の一例を示したものである。
この二次転写ローラクリーニング装置85は、二次転写ローラ22の表面に接触させてゴム製のブレード部材であるクリーニングブレード22fが設けられている。そして、二次転写ローラ22の回転に伴って二次転写ローラ22の表面に付着したトナーが、クリーニングブレード22fによって掻き取られる。二次転写ローラ表層22e、クリーニングブレード22fによって掻き取られたトナーは、図示しない廃トナー容器に搬送される。
ここで、図7(a)に示した二次転写ローラ22とは異なり、二次転写ローラ22の表面に二次転写ローラ表層22eを設けているのは、二次転写ローラゴム層22bなどのゴム表面は一般的に摩擦係数が高い。そのため、一般的なゴム製のブレード部材をクリーニングブレード22fとして用いた場合には、二次転写ローラゴム層22bとクリーニングブレード22fとの間で生じる摩擦力で、クリーニングブレード22fのめくれが発生しやすくなる。そして、このようにクリーニングブレード22fがめくれることで、クリーニング不良が生じる虞がある。そのため、二次転写ローラゴム層22bの表面に、これよりも摩擦係数の低い二次転写ローラ表層22eを設けている。これにより、クリーニングブレード22fのめくれが発生するのを抑えて、クリーニング不良が発生するのを抑制している。なお、クリーニングブレード22fとして、金属製のブレード部材を用いても良い。
図8は、二次転写ローラ22を中間転写ベルト10から離間させる二次転写接離機構70の構成及び動作を説明するための模式図である。なお、図8(a)は、二次転写ローラ22と中間転写ベルト10とが接触状態であるときのものであり、図8(b)は、二次転写ローラ22と中間転写ベルト10とが離間状態であるときのものである。
本実施例の二次転写接離機構70は、二次転写ローラ22に設けられたカム当接位置Sにカム面が当接するように配置されたカム部材としての接離カム71と、接離カム71を回転させる回転駆動手段としての図示しない駆動装置(接離モータ)とから構成されている。
本実施例では、接離カム71の回転軸71aから最も離れたカム面部分が二次転写ローラ22のカム当接位置Sに当接した状態となる回転位置に接離カム71が回転した状態で、図8(a)に示すように二次転写ローラ22と中間転写ベルト10とが接触状態となる。また、接離カム71の回転軸71aから最も近接したカム面部分が二次転写ローラ22のカム当接位置Sに当接した状態となる回転位置に接離カム71が回転した状態で、図8(b)に示すように二次転写ローラ22と中間転写ベルト10とが離間状態となる。なお、接離カム71の回転軸71aから最も近接したカム面部分が二次転写ローラ22のカム当接位置Sに当接した状態となる回転位置とは、図8(a)の回転位置から180度回転した位置である。
接触状態から接離カム71を回転させるとき、二次転写ローラ22は、自重によって接離カム71のカム面に当節した状態が維持される。したがって、接触状態から接離カム71を回転させると、二次転写ローラ22は、回動軸29を中心に図中時計回り方向へ回転し、図8(b)に示すように中間転写ベルト10から離間した状態になる。
本実施形態では、トナーパターンTPが形成された中間転写ベルト10上の紙間領域が二次転写領域を通過するときに、二次転写接離機構70によって、二次転写ローラ22を中間転写ベルト10から離間させる。そして、次の用紙が二次転写領域に進入する前に、二次転写接離機構70によって、二次転写ローラ22を中間転写ベルト10に当接させる。
図9は、本実施例における縁あり印刷での二次転写ローラ22の接離動作の制御内容を示す説明図であり、横軸を時間とし、用紙P、トナー画像、トナーパターンTPが二次転写領域を通過するタイミングと、二次転写ローラ22の接離タイミングとを示している。
本実施例においては、連続印刷中における所定のタイミングで中間転写ベルト10上のトナー画像間領域にトナーパターンTPを形成し、これをトナー付着量センサ5により検出してプロセスコントロール(濃度調整制御)を実行する。このときに中間転写ベルト10上に形成されるトナーパターンTPが二次転写領域を通過する際、二次転写領域には用紙Pが存在しない。そのため、二次転写ローラ22が中間転写ベルト10に接触したままであると、トナーパターンTPが二次転写ローラ22の表面に接触して付着する。そして、その二次転写ローラ22の表面に付着したトナーが、後から二次転写領域に搬送されてくる用紙上に二次転写ローラ22から転移して、用紙裏汚れが発生する。
そのため、本実施例では、図示しない制御部により接離カム71の接離モータを制御して図9に示すような接離制御を行う。そして、トナーパターンTPが二次転写領域を通過しているトナーパターン通過期間(非転写トナー通過期間)中は、二次転写ローラ22と中間転写ベルト10とを離間状態とする。
具体的には、まず、図8(a)に示すように二次転写ローラ22と中間転写ベルト10とを接触状態にし、二次転写領域においてトナーパターンTPの形成直前のトナー画像を先行用紙P1に二次転写する。その後、先行用紙P1の後端が二次転写領域を抜けた後に、制御部は、接離カム71の接離モータを制御して接離カム71の回転を開始させる(図9中の時刻A)。このときの接離カム71の回転開始タイミングは、トナーパターンTPの先端が二次転写領域に進入する前に、接離カム71の半回転が完了して二次転写ローラ22と中間転写ベルト10とが図8(b)に示すような離間状態になるように(図9中の時刻B)、設定される。その後、トナーパターンTPの後端が二次転写領域部を抜けた後に、制御部は、接離カム71の接離モータを制御して接離カム71の回転を開始させる(図9中の時刻C)。このときの接離カム71の回転開始タイミングは、後行用紙P2の先端が二次転写領域に進入する前に、接離カム71の半回転が完了して二次転写ローラ22と中間転写ベルト10とが図8(a)に示すような接触状態になるように(図9中の時刻D)、設定される。
次に、二次転写ローラ22の接離制御の一例について説明する。図10は、二次転写ローラ22の接離制御の流れを説明するためのフローチャートである。
まず、制御部に印刷ジョブが通知されたら(S1のYES)、用紙Pが二次転写領域に進入する前のタイミングで、接離カム71を半回転して図8(b)に示す離間状態から図8(a)に示す接触状態にする(S2)。そして、当該用紙Pに対する印刷動作を開始する(S3)。その後、次に印刷すべき画像が無くこれが最後の印刷である場合には(S4のYES)、当該用紙Pの後端が二次転写領域を通過するのを待って(S10)、接離カム71を半回転し、図8(a)に示す接触状態から図8(b)に示す離間状態にする(S11)。
一方、次に印刷すべき画像が有る場合(S4のNO)、印刷している画像と次の画像との間にトナーパターンTPを形成するか否かを確認する(S5)。トナーパターンTPを形成しない場合には(S5のNO)、通常どおり、次の画像についての印刷動作を所定のタイミングで開始する。このとき、印刷している画像と次の画像との間の領域(画像間領域)が二次転写領域を通過する期間でも、二次転写ローラ22と中間転写ベルト10との接触状態が維持される。よって、この画像間領域の二次転写領域通過時間は、二次転写接離機構の接離動作速度に制限されずに、本カラー複写機において出来る限り短い時間に設定することができる。
次の紙間領域でトナーパターンTPを形成する場合(S5のYES)、当該用紙Pの後端が二次転写領域を通過するのを待つ(S6)。その後、トナーパターンTPが二次転写領域に進入する前のタイミングで、接離カム71を半回転させて図8(a)に示す接触状態から図8(b)に示す離間状態にする(S7)。その後、トナーパターンTPの後端が二次転写領域を通過するのを待って(S8)、次の用紙Pが二次転写領域に進入する前のタイミングで、接離カム71を半回転し、図8(b)に示す離間状態から図8(a)に示す接触状態にする(S9)。その後、次の画像についての印刷動作を所定のタイミングで開始する。このとき、印刷している画像と次の画像との間の領域(画像間領域)に形成されているトナーパターンTPが二次転写領域を通過する期間は、二次転写ローラ22と中間転写ベルト10との離間状態が維持される。したがって、トナーパターンTPが二次転写ローラ22と接触することがなく、トナーパターンTPのトナーが二次転写ローラ22を介して以後の用紙の裏面に付着する用紙裏汚れが防止される。
図1は、本実施例における縁無し印刷での二次転写ローラ22の接離動作の制御内容を示す説明図であり、横軸を時間とし、用紙P、トナー画像、トナーパターンTPが二次転写領域を通過するタイミングと、二次転写ローラ22の接離タイミングとを示している。
図11は、縁あり印刷時と縁無し印刷時とにおける印刷開始から二次転写領域での離間動作までにかかる制御の一例を示すフローチャートである。
まず、印刷が開始された後、感光体40上の画像領域後端が書き込み領域を通過するタイミングであるか否かを判断する(S2)。前記画像領域後端が前記書き込み領域を通過したと判断した場合に(S2でYES)、縁あり印刷が選択されているか否かを判断する(S3)。なお、縁あり印刷と縁無し印刷との選択は、例えば操作者が複写機本体1に設けられた操作部で、縁あり印刷を実行する画像形成モードと、縁無し印刷を実行する画像形成モードとを切り替えるボタンを押すことで選択する。
縁あり印刷が選択されている場合には(S3でYES)、前記画像領域の後端から一定の間隔をあけて感光体40上の紙間領域にトナーパターンTPを形成する(S4)。
なお、紙間領域にトナーパターンTPを形成する際に、前記画像領域後端から一定の間隔をあけるのは、用紙後端直後にトナーパターンTPがあると、二次転写領域での離間動作が間に合わず、トナーパターンTPのトナーが二次転写ローラ22に付着する虞がある。そのため、二次転写領域における二次転写ローラ22と中間転写ベルト10との離間が完了するまでの間隔を、前記画像領域後端からあけてから紙間領域にトナーパターンTPを形成する必要がある。
一方、縁無し印刷が選択されている場合には(S3でNO)、前記画像領域の後端から二次転写ローラ1回転分の間隔をあけるとともに(S8)、さらに一定の間隔をあけて感光体40上の紙間領域にトナーパターンTPを形成する(S4)。
次に、二次転写領域に送られてきた用紙の後端が、二次転写領域を通過するタイミングであるか否かを判断する(S5)。なお、この判断は、二次転写領域で用紙後端を検知するのは困難であるため、例えば、二次転写領域へ用紙を搬送させるレジストローラ対49を駆動してからの経過時間に基づいて行うことができる。
用紙後端が二次転写領域を通過したと判断した場合(S5でYES)、縁あり印刷が選択されていれば(S6でYES)、用紙後端が二次転写領域を通過してから一定の間隔をあけて二次転写ローラ22を中間転写ベルト10から離間させる。
なお、二次転写ローラ22を中間転写ベルト10から離間させるのに、一定の間隔をあけるのは、次のような不具合が生じ得るからである。すなわち、用紙後端が二次転写領域を通過した直後に二次転写領域での離間動作を行うと、用紙搬送タイミングのばらつきによっては、用紙がまだ二次転写領域にある状態で離間動作が行われる可能性があり、画像不良を引き起こす虞があるからである。
一方、縁無し印刷が選択されていれば(S6でNO)、用紙後端が二次転写領域を通過してから二次転写ローラ1回転分の間隔をあけるとともに、一定の間隔をあけて二次転写ローラ22を中間転写ベルト10から離間させる。
本実施例では、縁無し印刷において紙間領域に形成するトナーパターンTPの形成タイミングと、用紙間で二次転写ローラ22を中間転写ベルト10から離間させるタイミングとを、縁あり印刷に比べて、少なくとも二次転写ローラ1回転分遅らせる。
本実施例では、縁無し印刷おいても縁あり印刷と同様に、図示しない制御部により接離カム71の接離モータを制御して、図1に示すような接離制御を行う。そして、トナーパターンTPが転写領域を通過しているパッチ通過期間(非転写トナー通過期間)中は、二次転写ローラ22と中間転写ベルト10とを離間状態とする。
具体的には、まず、図8(a)に示すように二次転写ローラ22と中間転写ベルト10とを接触状態にし、二次転写領域においてトナーパターンTPの形成直前のトナー画像を先行用紙P1に二次転写する。その後、先行用紙P1の後端が二次転写領域を抜けた後に、少なくとも二次転写ローラ1回転分待ってから、制御部は、接離カム71の接離モータを制御して接離カム71の回転を開始させる(図9中の時刻A)。このときの接離カム71の回転開始タイミングは、トナーパターンTPの先端が二次転写領域に進入する前に、接離カム71の半回転が完了して二次転写ローラ22と中間転写ベルト10とが図8(b)に示すような離間状態になるように(図9中の時刻B)、設定される。
その後、トナーパターンTPの後端が二次転写領域部を抜けた後に、制御部は、接離カム71の接離モータを制御して接離カム71の回転を開始させる(図9中の時刻C)。このときの接離カム71の回転開始タイミングは、後行用紙P2の先端が二次転写領域に進入する前に、接離カム71の半回転が完了して二次転写ローラ22と中間転写ベルト10とが図8(a)に示すような接触状態になるように(図9中の時刻D)、設定される。
縁無し印字時に用紙の縁からはみ出したトナーは、中間転写ベルト10上に付着する。そのため、二次転写領域で中間転写ベルト10から用紙に画像を転写するときに、そのはみ出したトナーが中間転写ベルト10から二次転写ローラ表面に付着して、二次転写ローラ22の表面が汚れてしまう。
ここで、図7(b)に示したようなブレード部材を用いる二次転写ローラクリーニング装置85では、二次転写ローラ22を駆動モータなどの駆動手段よって回転駆動させていれば、二次転写ローラ22の表面をクリーニングすることができる。すなわち、二次転写ローラ22を中間転写ベルト10から離間させても、二次転写ローラ22を回転させてブレード部材であるクリーニングブレード22fによりクリーニングすることができる。
一方、二次転写ローラ22を駆動手段によって回転させず、中間転写ベルト10の回転に従動させる場合は、二次転写ローラ22を中間転写ベルト10から離間させると二次転写ローラ22の回転が停止する。このように二次転写ローラ22の回転が停止すると、クリーニングブレード22fで二次転写ローラ22の表面に付着したトナーを掻き落すことができなくなる。そのため、用紙の後端が二次転写領域を通過した後すぐに二次転写ローラ22を中間転写ベルト10から離間させると、二次転写ローラ22の表面がクリーニングされずトナーで汚れた状態で再度、中間転写ベルト10に接触させることにある。そして、二次転写ローラ22を中間転写ベルト10に接触させた後、すぐに後行用紙P2が二次転写領域に侵入すると、用紙裏汚れやコバ面汚れが発生してしまう。
そこで、縁無し印刷を行う場合は、縁あり印刷を行う場合よりも用紙間でのトナーパターンTPの形成タイミングを遅らせるとともに、二次転写ローラ22の用紙間での離間タイミングを同様に遅らせる。これにより、二次転写ローラ表面に付着したトナーを用紙間でクリーニング装置によって除去してから、二次転写ローラ22を中間転写ベルト10から離間させることになる。そして、その離間している間に、中間転写ベルト10上の紙間領域に形成したトナーパターンTPを通過させることができる。よって、縁無し印字時のはみ出しトナーによる用紙裏面汚れと、中間転写ベルト10上の紙間領域に形成したトナーパターンTPによる用紙裏面汚れとの両方を抑制することができる。
また、縁無し印刷を行う場合も縁あり印刷を行う場合と同様に、中間転写ベルト10上のトナーパターンTPを形成していない紙間領域が二次転写領域を通過するときには、二次転写ローラ22と中間転写ベルト10との接触状態を維持させる。これにより、この紙間領域の二次転写領域通過時間は、二次転写接離機構の接離動作速度に制限されずに、本カラー複写機において出来る限り短い時間に設定することができ、生産性の低下を抑えることができる。
なお、本実施例においては、現像装置61内に収容されたトナーをリフレッシュするためのトナー消費パターンが付着した中間転写ベルト10の紙間領域が、二次転写領域を通過するときにも、二次転写ローラ22を中間転写ベルト10から離間させる。これにより、二次転写領域でトナー消費パターンのトナーが二次転写ローラ22の表面に付着するのを抑えて、用紙裏汚れが生じるのを抑制することができる。
[実施例2]
本実施例では、二次転写ローラ22を中間転写ベルト10から離間している間は、二次転写バイアス印加電源90により印加される二次転写バイアスを、通常の印刷時とは逆極性のバイアス(プラス極性のバイアス)に切り替える構成とした。
また、この際、中間転写ベルト10上の紙間領域には濃度調整制御用のトナーパターンTPを形成することとし、上記逆極性のバイアスによって、このトナーパターンTPの二次転写ローラ22への付着を防止する構成とした。
図12は、本実施例における接離動作の制御内容を示す説明図である。この図では、横軸を時間とし、用紙P、トナー画像、トナーパターンTPが二次転写領域を通過するタイミングと、二次転写ローラ22の接離タイミングと、二次転写バイアス印加電源90による二次転写バイアスの切り替えタイミングとを示している。
本実施例における二次転写バイアスの切り替えは、まず、用紙後端が二次転写ローラ22と中間転写ベルト10との二次転写領域を抜けた後に、二次転写バイアスをマイナスからプラスに切り替える(図12中の時刻A)。そして、トナーパターンTPが二次転写領域に入力されるときには二次転写バイアスがプラスになっているようにする(図12中の時刻B)。次に、トナーパターンTPが二次転写領域を抜けた後に、二次転写バイアスをプラスからマイナスに切り替える(図12中の時刻C)。そして、次の用紙先端が二次転写領域に入力される前に二次転写バイアスが通常出力になっているようにする(図12中の時刻D)。
次に比較例として、二次転写ローラ22を中間転写ベルト10から離間する際、二次転写バイアスを逆極性のバイアス(プラス極性のバイアス)に切り替えるのではなく、出力をオフにした場合について説明する。図13は、比較例における接離動作の制御内容を示す説明図であり、横軸を時間とし、用紙P、トナー画像、トナーパターンTPが二次転写領域を通過するタイミングと、二次転写ローラ22の接離タイミングとを示している。
比較例における二次転写バイアスの切り替えは、まず、用紙後端が二次転写領域を抜けた後に、二次転写バイアスをオフにする(図13中の時刻A)。すると、トナーパターンTPが二次転写領域に入力されるときに、二次転写バイアスが0まで落ちきらない場合がある(図13中の時刻B)。次に、トナーパターンTPが二次転写領域を抜けた後、二次転写バイアスをオンにする(図13中の時刻C)。そして、次の用紙先端が二次転写領域に入力される前に二次転写バイアス切り替えが完了しているようにする(図13中の時刻D)。
比較例のような二次転写バイアスの切り替えを行うと、電源の性能にもよるが、本実施例のような逆極性のバイアスに切り替える場合と比べて、二次転写バイアスが0になるまでに時間がかかりやすい。そのため、図13中の時刻Bのように、トナーパターンTPが二次転写領域に入力されるときに二次転写バイアスが0まで落ちきらない場合がある。この場合、中間転写ベルト10と二次転写ローラ22との間の電位差によってトナーが二次転写ローラ22の方向に力を受け、トナーが二次転写ローラ22に飛翔して汚してしまうといった問題が生じ得る。
これに対して、本実施例のように用紙間で二次転写ローラ22を中間転写ベルト10から離間している間は、二次転写バイアスを通常とは逆極性に切り替える。これにより、中間転写ベルト10上のトナーパターンTPに加わる電界による力が、二次転写ローラ22とは逆方向に働く。そのため、中間転写ベルト10上から二次転写ローラ22に向かってトナーが飛翔し難くなり、二次転写ローラ22のトナー汚れを抑制することができる。また、電源性能にもよるが、二次転写バイアスが逆極性バイアスに切り替わるには多少時間がかかる。一方で、比較例のような二次転写バイアスをオフにする場合に比べて、図12中の時刻Bのように、二次転写ローラ22と中間転写ベルト10との電位差が0になるのを早くすることができる。
ここで、二次転写バイアスは、用紙や二次転写ローラ22などの抵抗が変化しても転写電界を一定に保つため、定電流制御することが一般的に行われている。しかしながら、二次転写ローラ22と中間転写ベルト10とが離間しているときに二次転写バイアスを逆極性に切り替える場合、二次転写ローラ22と中間転写ベルト10とが離間していることで電流が流れ難くなったり、流れなくなったりする。そのため、二次転写ローラ22と中間転写ベルト10とを離間している間に印加する逆極性の二次転写バイアスが定電流制御されていると、所定の電流が流れるようにするため電圧が非常に大きくなる。これにより、別の場所に電流がリークして画像を乱したり装置を損傷したりする虞がある。
一方、本実施例では、二次転写ローラ22と中間転写ベルト10とを離間している間に印加する逆極性の二次転写バイアスを定電圧制御している。これにより、上述したような電圧の異常上昇に伴う不具合を抑制することができるとともに、中間転写ベルト10上から二次転写ローラ22へのトナーの飛翔を抑えることができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
画像情報に応じたトナー像が形成される中間転写ベルト10などの像担持体と、像担持体に対して対向配置される二次転写ローラ10などの転写部材と、像担持体と転写部材とが対向する二次転写領域などの転写領域を通過するように用紙を搬送するレジストローラ対49などの用紙搬送手段と、転写部材と像担持体とを接離させる二次転写接離機構70などの接離手段とを備え、用紙の全周の縁またはいずれかの縁に余白がなくなるように用紙の端までトナー像を形成可能な画像形成装置において、転写部材の表面をクリーニングする二次転写ローラクリーニング装置85などのクリーニング手段と、連続して画像を形成する連続画像形成期間中に像担持体上に存在する紙間領域のうちの一部の紙間領域に、用紙へは転写しない非転写トナーを付着させる画像形成部18などの非転写トナー付着手段とを有し、非転写トナー付着手段により非転写トナーを付着させた前記紙間領域が、前記転写領域を通過するときに、接離手段によって転写部材を像担持体から離間させる。これよれば、上記実施形態について説明したように、縁無し印字時のはみ出しトナーと用紙間に付着させた非転写トナーとによる用紙裏汚れを抑制できる。
(態様B)
(態様A)において、用紙の全周の縁に余白があるように用紙にトナー像を形成する第一画像形成モードと、用紙の全周の縁またはいずれかの縁に余白がなくなるように該用紙の端までトナー像を形成する第二画像形成モードとを備えており、前記第二画像形成モードで画像形成を行う場合は、上記非転写トナー付着手段による非転写トナーの上記紙間領域への付着タイミングと、前記接離手段によって前記二次転写部材を前記像担持体から離間させる離間タイミングとを、上記第一画像形成モードで画像形成を行う場合よりも遅らせる。これによれば、上記実施形態について説明したように、縁無し印刷時で転写部材表面に付着したトナーを用紙間でクリーニングしてから、転写部材を像担持体から離間させるので、その間に用紙間に形成したトナーパターンTPを通過させることができるので、縁無し印字時のはみ出しトナーによる用紙裏汚れをより確実に抑制できる。
(態様C)
(態様B)において、上記転写部材は回転可能に設けられたローラ部材であり、上記第二画像形成モードで画像形成を行う場合での、上記付着タイミングと上記離間タイミングとを、上記第一画像形成モードで画像形成を行う場合よりも、前記転写部材の1回転分遅らせる。これによれば、上記実施形態について説明したように、二次転写部材表面のトナーを全て除去して次の用紙の裏汚れとコバ面汚れを確実に抑制するとともに、用紙間距離の延長を最低限に留めることで、生産性の低下を最低限に留めることができる。
(態様D)
(態様A)、(態様B)または(態様C)において、上記転写領域で上記像担持体上のトナー像を用紙側に転移させるための転写電界を形成すべく転写バイアスを印加する二次転写バイアス印加電源90などの転写バイアス印加手段を有しており、上記非転写トナー付着手段により非転写トナーを付着させた上記紙間領域が前記転写領域を通過するときに、上記接離手段によって上記転写部材を上記像担持体から離間している間は、通常の印刷時とは逆極性のバイアスを前記転写バイアス手段が印加する。これによれば、上記実施形態について説明したように、像担持体上から転写部材に向かってトナーが飛翔し難くなり、転写部材のトナー汚れを抑制することができる。
(態様E)
(態様D)において、上記転写部材を上記像担持体から離間している間に、上記転写バイアス印加手段によって印加する上記転写バイアスは、定電圧制御される。これによれば、上記実施形態について説明したように、トナーの転写部材への飛翔を抑えるとともに、電圧の異常上昇に伴う不具合を抑制することができる。
(態様F)
(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様E)または(態様D)において、上記非転写トナー付着手段は、上記非転写トナーとして濃度調整制御用のトナーパターンTPを形成するものであり、上記トナーパターンTPを構成する複数のトナーパターンTPにそれぞれ付着するトナー付着量を検知するためのトナー付着量検知手段と、上記トナー付着量検知手段の検知結果に基づいて画像の濃度調整制御を実行する濃度調整制御手段とを有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、連続印刷中の画像濃度を安定させることができる。しかも、そのトナーパターンTPによる用紙裏汚れは発生しない。
(態様G)
(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様E)または(態様D)において、上記非転写トナー付着手段は、上記非転写トナーとして該非転写トナー付着手段に収容されたトナーを入れ替えるためのトナー消費パターンを形成する。これによれば、上記実施形態について説明したように、劣化したトナーを新しいトナーにリフレッシュすることができ、画像品質を安定させることができる。しかも、そのトナー消費パターンによる用紙裏汚れは発生しない。
1 複写機本体
2 給紙テーブル
3 スキャナ
4 原稿自動給送装置
5 トナー付着量センサ
10 中間転写ベルト
14 駆動ローラ
15 従動ローラ
16 従動ローラ
17 中間転写ベルトクリーニング装置
18 画像形成部
20 転写装置
21 露光装置
22 二次転写ローラ
22a 二次転写ローラ芯金部材
22b 二次転写ローラゴム層
22c クリーニングブラシローラ
22d フリッカー
22e 二次転写ローラ表層
22f クリーニングブレード
23a 張架ローラ
23b 張架ローラ
24 搬送ベルト
25 定着装置
26 定着ベルト
27 加圧ローラ
28 用紙反転装置
29 回動軸
30 原稿台
32 コンタクトガラス
33 第一走行体
34 第二走行体
35 結像レンズ
36 読み取りセンサ
40 感光体
42 給紙ローラ
43 ペーパーバンク
44 給紙カセット
45 分離ローラ
46 給紙路
47 搬送ローラ
48 給紙路
49 レジストローラ対
50 給紙ローラ
51 手差しトレイ
52 分離ローラ
53 給紙路
55 切換爪
56 排出ローラ
57 排紙トレイ
60 帯電装置
61 現像装置
62 一次転写装置
63 感光体クリーニング装置
64 除電装置
70 二次転写接離機構
71 接離カム
71a 回転軸
75 トナー補給装置
76 トナー補給モータ
80 濃度調整制御部
81 現像バイアス印加装置
82 帯電バイアス印加装置
85 二次転写ローラクリーニング装置
90 二次転写バイアス印加電源
91 クリーニングバイアス印加電源
特開2001−312154号公報 特開2007−286176号公報 特開2004−45457号公報

Claims (6)

  1. 画像情報に応じたトナー像が形成される像担持体と、
    前記像担持体に対して対向配置される転写部材と、
    前記像担持体と前記転写部材とが対向する転写領域を通過するように用紙を搬送する用紙搬送手段と、
    前記転写部材と前記像担持体とを接離させる接離手段とを備え、
    用紙の全周の縁またはいずれかの縁に余白がなくなるように該用紙の端までトナー像を形成可能な画像形成装置において、
    前記転写部材の表面をクリーニングするクリーニング手段と、
    連続して画像を形成する連続画像形成期間中に前記像担持体上に存在する紙間領域のうちの一部の紙間領域に、用紙へは転写しない非転写トナーを付着させる非転写トナー付着手段とを有し、
    前記非転写トナー付着手段により非転写トナーを付着させた前記紙間領域が、前記転写領域を通過するときに、前記接離手段によって前記転写部材を前記像担持体から離間させるものであり、
    用紙の全周の縁に余白があるように用紙にトナー像を形成する第一画像形成モードと、用紙の全周の縁またはいずれかの縁に余白がなくなるように該用紙の端までトナー像を形成する第二画像形成モードとを備えており、
    前記第二画像形成モードで画像形成を行う場合は、上記非転写トナー付着手段による非転写トナーの上記紙間領域への付着タイミングと、前記接離手段によって前記転写部材を前記像担持体から離間させる離間タイミングとを、上記第一画像形成モードで画像形成を行う場合よりも遅らせることを特徴とする画像形成装置
  2. 求項の画像形成装置において、
    上記転写部材は回転可能に設けられたローラ部材であり、
    上記第二画像形成モードで画像形成を行う場合での、上記付着タイミングと上記離間タイミングとを、上記第一画像形成モードで画像形成を行う場合よりも、前記転写部材の1回転分遅らせることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2の画像形成装置において、
    上記転写領域で上記像担持体上のトナー像を用紙側に転移させるための転写電界を形成すべく転写バイアスを印加する転写バイアス印加手段を有しており、
    上記非転写トナー付着手段により非転写トナーを付着させた上記紙間領域が前記転写領域を通過するときに、上記接離手段によって上記転写部材を上記像担持体から離間している間は、通常の印刷時とは逆極性のバイアスを前記転写バイアス手段が印加することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項の画像形成装置において、
    上記転写部材を上記像担持体から離間している間に、上記転写バイアス印加手段によって加する上記転写バイアスは、定電圧制御されることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1、2、3または4の画像形成装置において、
    上記非転写トナー付着手段は、上記非転写トナーとして濃度調整制御用のトナーパターンを形成するものであり、
    上記トナーパターンを構成する複数のトナーパッチにそれぞれ付着するトナー付着量を検知するためのトナー付着量検知手段と、
    上記トナー付着量検知手段の検知結果に基づいて画像の濃度調整制御を実行する濃度調整制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1、2、3または4の画像形成装置において、
    上記非転写トナー付着手段は、上記非転写トナーとして該非転写トナー付着手段に収容されたトナーを入れ替えるためのトナー消費パターンを形成することを特徴とする画像形成装置。
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